JP5444810B2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機に内蔵されて飲料商品を収容する商品収容棚内に取り付けられている商品搬出装置に関するものである。
従来の自動販売機用の商品収容棚内に取り付けられている商品搬出装置として、下記特許文献1に開示されているものが知られている。
缶商品や近年ではPETボトル商品などのさまざまな飲料商品を扱う自動販売機は、次のような構造となっているのが一般的である。
以下、図面を参照しながら特許文献1に記載の自動販売機の商品収容棚内に取り付けられている商品搬出装置について説明する。
図10は従来の自動販売機の商品搬出装置の要部断面図である。図において、自動販売機内には、投入口傾斜板などで構成される商品投入口部と、蛇行上に上下方向に伸びた商品通路100、可動側板および商品搬出装置101とで構成される商品収容棚が複数収納されている。
自動販売機で販売される飲料商品102は、この商品収容棚に一旦収容され、その後販売される構造となっており、収容から販売までの流れとしては、商品投入口部に水平状態で投入された飲料商品102は投入口傾斜板から水平状態を保持しながら商品通路100へ収容され、収容された商品は商品通路100の下端部に取り付けられた商品搬出装置の主商品支持部材107の上に水平状態で積み上げられていき販売待機状態となる。
その後、販売信号に応じて下から2本目の飲料商品102を次期商品支持部材103と商品通路板104で一旦保持し、その間に最下部商品を商品搬出装置101の主商品支持部材107の回動動作により払い出すことで購入者に飲料商品102を提供する構造となっている。
その際、下から2本目の飲料商品102には、上方に積み上げられた飲料商品の荷重がかかるため変形を生じる。
自動販売機で販売される飲料商品は、缶商品やPETボトル商品やびん商品といった容器種類の違い、中身飲料の容量の違いからさまざまな種類の飲料商品が販売されており、また、一方で原材料の削減を目的とした缶商品やPETボトル商品の容器の薄肉化が進んでいる。
そのため、自動販売機では前述したような多種多様な飲料商品が販売可能であることが望まれている。
前述のような多種多様な飲料商品、特に薄肉化の進んだ脆弱容器を商品収容棚で正常に販売するためには、販売信号に応じて下から2本目の飲料商品を、次期商品支持部材103と商品通路板104で一旦保持する際に生じる下から2本目の飲料商品102の変形によっても、異常を発生することなく正常に販売することのできる商品搬出装置が必要とされている。
図10に示す従来の商品搬出装置101においては、商品搬出装置101のフレーム105に商品保持補助板106が取り付けられており、次期商品支持部材103が商品通路100の壁面側から中央側に向かって突出した時に、商品保持補助板106を次期商品支持部材103の商品保持面を覆うように配置させ、商品保持面の有する隙間を小さくする構造となっている。
特開2003−196726号公報
上記特許文献1に開示されている商品搬出装置101は、商品搬出装置101のフレーム105に商品保持補助板106が取り付けられており、次期商品支持部材103が商品通路100の壁面側から中央側に向かって突出した時に、商品保持補助板106を次期商品支持部材103の商品保持面を覆うように配置させ、商品保持面の有する隙間を小さくする構造となっている。
しかしながら、上記従来の構造の商品搬出装置101では、商品保持補助板106が販売時に次期商品支持部材103が商品通路100の壁面側から中央側に向かって突出する動作を妨げないような大きさにする必要があるため、次期商品支持部材103の先端にある商品保持面を完全に覆うことができない。
また、次期商品支持部材103の商品保持面は、商品搬出装置101に収納される際に、背中合わせに配置された商品搬出装置の部品との干渉をさける必要があるため、本体部と爪部によって構成されている。
すなわち、次期商品支持部材103の先端に形成される商品保持面は、次期商品支持部材103の本体部と爪によって構成されるため、商品保持面に空間を有することが避けられない構造となっており、販売信号に応じて下から2本目の飲料商品を、次期商品支持部材103と商品通路板104で一旦保持する際に生じる下から2本目の飲料商品102の変形によって、飲料商品が次期商品支持部材103の本体部と爪部によって形成される商品保持面に存在する隙間に入り込み、次期商品支持部材103が動作不能になるといった販売異常が発生する可能性がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、販売信号に応じて下から2本目の飲料商品を、次期商品支持部材と商品通路板で一旦保持する際に生じる下から2本目の飲料商品の変形を抑え、正常に販売を行うことのできる自動販売機の商品搬出装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機の商品搬出装置は、自動販売機の商品収容棚の商品通路に取り付けられ、商品通路の壁面側から中央側に向かって突出・後退して最下流側に位置する商品を保持する主商品支持部材と、前記主商品支持部材の上流側に位置して、揺動軸を中心として揺動し、商品通路中央側へ突出・後退することによって下流側から二番目の商品を保持する次期商品支持部材を備えた商品搬出装置において、次期商品支持部材に構成される商品保持面に本体部と商品保持爪と商品保持補助爪とを備え、前記商品搬出装置を背中合わせに配置した際、前記商品保持爪は、背中合わせに配置された他方の前記商品搬出装置の前記次期商品支持部材の前記本体部まで伸長した形状となっており、前記商品保持補助爪は、前記商品保持爪に近接、あるいは連続して前記商品保持爪よりも短く設けられると共に、背中合わせに配置された他方の前記商品搬出装置の前記次期商品支持部材の前記商品保持補助爪と互いに突き合う構造になっているものである。
これによって、商品搬出装置を背中合わせに配置した際の収納スペースを有効活用しながら、下から2本目の飲料商品を保持する次期商品支持部材の商品保持面の隙間による飲料商品の変形を小さくすることができる。
本発明の自動販売機の商品搬出装置は、次期商品支持部材に構成される商品保持面に本体部と商品保持爪と商品保持補助爪とを備え、前記商品搬出装置を背中合わせに配置した際、前記商品保持爪は、背中合わせに配置された他方の前記商品搬出装置の前記次期商品支持部材の前記本体部まで伸長した形状となっており、前記商品保持補助爪は、前記商品保持爪に近接、あるいは連続して前記商品保持爪よりも短く設けられると共に、背中合わせに配置された他方の前記商品搬出装置の前記次期商品支持部材の前記商品保持補助爪と互いに突き合う構造になっていることにより、商品搬出装置を背中合わせに配置した際の収納スペースを有効活用しながら、下から2本目の飲料商品を保持する次期商品支持部材の商品保持面の隙間による飲料商品の変形を小さくすることができ、飲料商品を正常に販売することができる自動販売機の商品搬出装置を提供できる。
本発明の実施の形態1における自動販売機を示す斜視図 本発明の実施の形態1における商品収容棚の斜視図 本発明の実施の形態1における商品収容棚の側面図 本発明の実施の形態1における商品搬出装置の正面図 本発明の実施の形態1における商品搬出装置の主商品支持部材の説明図 本発明の実施の形態1における商品搬出装置の後退阻止部材の説明図 本発明の実施の形態1における商品搬出装置の次期商品支持部材の説明図 本発明の実施の形態1における商品搬出装置が背中合わせに配置された時の説明図 本発明の実施の形態1における商品搬出装置の販売動作説明図 従来の自動販売機の商品搬出装置の要部断面図
請求項1に記載の発明は、自動販売機の商品収容棚の商品通路に取り付けられ、商品通路の壁面側から中央側に向かって突出・後退して最下流側に位置する商品を保持する主商品支持部材と、前記主商品支持部材の上流側に位置して、揺動軸を中心として揺動し、商品通路中央側へ突出・後退することによって下流側から二番目の商品を保持する次期商品支持部材を備えた商品搬出装置において、次期商品支持部材に構成される商品保持面に本体部と商品保持爪と商品保持補助爪とを備え、前記商品搬出装置を背中合わせに配置した際、前記商品保持爪は、背中合わせに配置された他方の前記商品搬出装置の前記次期商品支持部材の前記本体部まで伸長した形状となっており、前記商品保持補助爪は、前記商品保持爪に近接、あるいは連続して前記商品保持爪よりも短く設けられると共に、背中合わせに配置された他方の前記商品搬出装置の前記次期商品支持部材の前記商品保持補助爪と互いに突き合う構造になっているものであり、商品搬出装置を背中合わせに配置した際の収納スペースを有効活用しながら、下から2本目の飲料商品を保持する次期商品支持部材の商品保持面の隙間による飲料商品の変形を小さくすることができ、飲料商品を正常に販売することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の
形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1にかかる自動販売機の商品搬出装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、特に断りのない限り上下方向、幅方向、奥行き方向等の位置関係については、自動販売機やこれに組み込まれる商品収納棚の通常の設置状態を基準として説明する。
図1は本発明の実施の形態1における自動販売機を示す斜視図である。自動販売機1は、図1に示すように断熱性を有する箱状の本体部2の内部に複数の商品収納棚3や、図示しない商品搬出装置、制御装置等を内蔵した構成とされている。
図2は、本発明の実施の形態1における自動販売機の商品収容棚の斜視図である。商品収容棚3は、図2に示すように、対向して配置され商品収容棚3を構成する各部品を取り付けるための複数の穴を設けた側壁4と、商品収容棚3の前面に上下方向に複数配置された投入口傾斜板5と、上下方向に連続して配置された商品通路6を形成するセグメント7と、搬出口部8によって構成されている。
図3は、本発明の実施の形態1における自動販売機の商品収容棚の側面図である。
図3に示すように、商品収容棚3は飲料商品9が収容される複数の商品通路6によって構成されている。
商品投入口部11は飲料商品9が自重で転がるまたは滑ることのできる程度の傾斜を有し、側壁4に設けた異形溝12内を動作可能に係合された投入口傾斜板5と、投入口傾斜板5上を幅方向に移動可能に係合された投入口幅規制部材13と、投入口傾斜板5と商品通路6の境界部に設けた投入口規制部材14によって構成される。
図3に示す商品通路6は、上下方向に複数蛇行するように配置された円弧状のセグメント7と、飲料商品9が商品通路6内を落下する際の落下速度の抑制と姿勢制御の機能を有したフラッパ15、収容される飲料商品9の全長にあわせて商品通路幅を変えるために、投入口幅規制部材13を設定するのと連動するように投入口幅規制部材13に係合された可動側板16、商品通路6の最下部には商品搬出装置17と商品搬出装置17に対向するように配置された通路規制板18で構成された搬出口部8によって構成されている。
ここで、飲料商品9が商品収容棚3に収容され販売されるまでの一連の流れについて説明する。
図3に示すように、投入口傾斜板5の上端部から水平状態で投入された飲料商品9は、水平状態を保ちながら投入口傾斜板5上を転動し投入口傾斜板5の下端部に至る。投入口傾斜板5の下端部から投げ出された飲料商品9は、進行方向を変え商品通路6内を落下し始める。
投入口傾斜板5から商品通路6への移行の際に進行方向が大きく変わり飲料商品9は姿勢を崩しやすいため、投入口傾斜板5の下端部上方に投入口規制部材14が設けられている。
この投入口規制部材14を介することで、投入口傾斜板5から商品通路6への移行の際に、飲料商品9は水平状態を保つことができる。
商品通路6は前述したように、上下方向に複数蛇行するように配置された円弧状のセグメント7とフラッパ15によって構成されており、飲料商品9はセグメント7とフラッパ15によって落下速度を抑制すると同時に、姿勢制御されながら商品通路6内を蛇行上に水平状態を保ちながら落下していく。
次に、飲料商品9は商品通路6を経て商品通路6の下部に設けられた搬出口部8に移行する。
前述したように、搬出口8は商品搬出装置17と商品搬出装置17に対向するように配置された通路規制板18で構成されており、飲料商品9は商品搬出装置17のストッパーによって落下の終点を迎える。
この一連流れで飲料商品9は商品収容棚3内に次々に収容されていき、商品搬出装置17に積みあがった状態で販売待機状態となる。
その後、販売信号に応じて商品搬出装置17は最下部の商品のみを下方に払い出すことで指定商品を消費者へと提供する。
図4は、本発明の実施の形態における自動販売機の商品搬出装置の正面図である。
図4に示すように、商品搬出装置17の枠上のフレーム17aには、開口部19が設けられており、この開口部19に次期商品支持部材20および主商品支持部材21が、フレーム17aおよび支持棒22a、支持棒22bによって軸支されたピン23c、ピン23dによって回転自在に設けられている。
ここで、主商品支持部材21は、商品通路内の最も下流にある商品を保持し、次期商品支持部材20は商品通路内の下から2番目の商品を保持する機能を有している。
なお、主商品支持部材21には後退阻止部材24が配備されている。また、本実施の形態1の商品搬出装置17は、他にソレノイド25、連動部材26を持つ。
フレーム17aの開口部19には板状部27が設けられており、開口部19の下部の一部を閉鎖している。板状部27が設けられた位置は、フレーム17aの中心から向かって右側であり、商品搬出装置17を背中合わせに重ねた時に、相手側の商品搬出装置17に設けられた連動部材26に、動作を妨げる荷重がかかることのないように保護する位置に定められている。また、フレーム17aの正面側の開口部19の上部には、商品を後述する通路規制板側に寄せるための突起28が設けられている。
図5は、本発明の実施の形態における自動販売機の商品搬出装置の主商品支持部材の説明図である。
図5に示すように、主商品支持部材21は略長方形の板状部材で、樹脂製の接合部材29が一体化されたものである。
主商品支持部材21の一辺側には、主商品支持部材21を回転自在に軸支するためのピン23dを挿通するための軸孔30aが設けられ、図5に示す樹脂製の接合部材29を係合するための切り欠き部21aおよび略L字型のL曲げ部21bがある。
一方、接合部材29は、板状部29aに軸孔30bが設けられており、さらに板状29aの平面に対して垂直な面にガイド溝31が設けられたものである。
このガイド溝31は、図5に示すように長穴状になっており、後退阻止部材24の一端に挿通されているピン23eをガイドするものである。
主商品支持部材21と接合部材29は、上記した主商品支持部材21の略L字型の曲げ部21bで嵌め合いによって一体化されており、主商品支持部材21の軸孔30aと接合部材の軸孔30bは、ピン23dによって挿通、回転自在に軸支されている。
図6は、本発明の実施の形態における自動販売機の商品搬出装置の後退阻止部材の説明図である。
図6に示すように、後退阻止部材24は平面部24aと両端がL状曲げされて、L曲げ部の上下端にピンを挿通するための軸孔を設けた帯状部24bと、平面部24aに設けられた切り起こし部24cと、平面部24aに設けられた切り起こし部24cの挿通穴に回転可能に取り付けられ、支持棒22aおよび支持棒22bに設けた異形溝内22cをガイドされながら移動するピン23fを挿通するための軸孔32aを有するロック部材32によって構成される。
また、上述したようにロック部材32に挿通されたピン23fは、支持棒22aおよび支持棒22bに設けた異形溝内22cを移動可能に取り付けられており、同時に後述する連動部材26の下端部に係合され連動部材26に連動して動作する構造となっている。
連動部材26は板状の部材であり、フレーム17aに設けられたソレノイド25にプランジャー33を介して係合されており、フレーム17aに対して上下方向に往復動する。
また、連動部材26の中間部には次期商品支持部材20の突出を制御するピン23gが挿通軸支されており、ピン23gは支持棒22bに設けられた長穴およびフレーム17a内に設けられた長穴を往復動する。
図7は、本発明の実施の形態における自動販売機の商品搬出装置の次期商品支持部材の説明図である。
図7に示すように、次期商品支持部材20は、高剛性のエンジニアリングプラスチックや金属のダイガストで成形されたものであり、本体部20aと商品保持爪20bと商品保持補助爪20cからなる商品保持面と複数の板状突起部20dからなる。
連動部材26の中間部に挿通軸支されたピン23gが連動部材26と伴って往復動する際に、ピン23gと板状突起部20dが当接することにより、次期商品支持部材20が回転、押し出される。
すなわち、次期商品支持部材20の板状突起部20dの形状によって、ピン23gが連動部材26と伴に往復動する際の次期商品支持部材20の商品通路側への突出量を決定することができる。
ここで、商品搬出装置は背中合わせに配置されて商品収容棚に取り付けられており、商品収用棚の奥行き方向への寸法制限と商品通路寸法の確保のため、商品搬出装置は可能な限り奥行き方向の寸法を小さくする必要があり、背中合わせに配置された商品搬出装置の厚みはおおよそ20mm程度になっている。
そのため、商品搬出装置に構成される各部品は、取り付けられている商品搬出装置の他
の構成部品との干渉を回避し、さらには、背中合わせに配置された他方の商品搬出装置の構成部品との干渉も回避する必要がある。
図8は、本発明の実施の形態1における自動販売機の商品搬出装置の次期商品支持部材が背中合わせに配置された時の上方からの要部断面図である。
図8に示すように、次期商品支持部材20の商品保持爪20bは取り付けられている商品搬出装置17の支持棒22と連動部材26と干渉せず、また、背中合わせに配置された他方の商品搬出装置17の支持棒22と連動部材26との干渉もしない形状になっている。
商品保持面は次期商品支持部材20が商品通路に回転、押し出された後、下から2本目の飲料商品を保持する時の飲料商品と次期商品支持部材20の接触部分である。
前述したように自動販売機で販売される飲料商品は、缶商品やPETボトル商品やびん商品といった容器種類の違い、中身飲料の容量の違いからさまざまな種類の飲料商品が販売されており、また、飲料商品の容器は原材料の削減を目的とし薄肉化が進んでいるため、商品搬出装置での安定した商品販売を行うためには、商品保持面をできるだけ大きくし飲料商品の変形を緩和することで、容器形状の違いや容器強度の弱い飲料商品の販売に対応する必要がある。
そのため、図8に示すように次期商品支持部材20に構成される商品保持爪20bは、背中合わせに配置された他方の商品搬出装置17の次期商品支持部材20の本体部20aまで伸長した形状となっている。
具体的には、次期商品支持部材20に構成される商品保持爪20bの先端部と背中合わせに配置された他方の商品搬出装置17の次期商品支持部材20の本体部とは0.5mm程度のクリアランスが設けられている。
また、次期商品支持部材20に構成される商品保持爪20bの横幅方向の大きさは、商品保持面をできるだけ大きくし飲料商品の変形を緩和する必要があることから、できるだけ大きくしなければならないが、前述したように商品搬出装置17のその他の構成部品および背中合わせに配置された他方の商品搬出装置17の構成部品との干渉を回避するために、自由に構成することはできず、図8に示すように次期商品支持部材20の商品保持爪20bが互いに噛み合うように配置されている。
このように商品搬出装置17の次期商品支持部材20の商品保持面は、限られたスペースを分け合う構造であるため、本体部20aと商品保持爪20bの大きさには制限がある。
例えば、次期商品支持部材20の商品保持爪20bの一つの横幅を大きくすると、背中合わせに配置された他方の商品搬出装置17の次期商品支持部材20の商品保持爪20bは、互いに噛み合うように配置されていることから、小さくなるまたはその位置で構成することができなくなる。
また、次期商品支持部材20の商品保持爪20bの横幅が大きくなると、背中合わせに配置された他方の商品搬出装置17の次期商品支持部材20の商品保持爪20bは、互いに噛み合うように配置されていることから同じように大きくなる。
そうすると、次期商品支持部材20は背中合わせに配置された他方の商品搬出装置17
の次期商品支持部材20に構成される商品保持爪20bとの干渉を避け、互いに噛み合うように構成されることから、商品保持爪間の距離は大きくなってしまい、次期商品支持部材20が商品通路に回転、押し出された後、下から2本目の飲料商品を保持した際に、商品保持爪間が大きくなることで商品保持爪間での飲料商品のたわみ変形が大きくなり、次期商品支持部材20の販売動作を妨げ正常に販売できなくなる恐れがある。
一方で、次期商品支持部材20に構成される商品保持爪20bの横幅を小さくすると、先に述べた商品保持爪間の距離を小さくすることは可能だが、次期商品支持部材20が商品通路に回転、押し出された後、下から2本目の飲料商品を保持した際に、例えば低強度容器のPETボトル飲料などは商品保持爪が容器に局所的な変形を与えてしまい、次期商品支持部材20の回転復帰する動作を妨げ正常に販売できなくなる恐れがある。
そのため、本発明の商品搬出装置では、図8に示すように次期商品支持部材20に構成される商品保持面を本体部20aと商品保持爪20bと商品保持補助爪20cで構成することで上記課題の解決を図っている。
次期商品支持部材20に構成される商品保持面の商品保持補助爪20cは、商品保持爪20bよりも短くなっており、商品保持面の本体部20aと商品保持爪20bの先端部までの間で任意に設定可能だが、本発明の実施の形態の商品搬出装置17においては、具体的には商品保持爪20bの半分程度の長さになっている。
この次期商品支持部材20に構成される商品保持面の商品保持補助爪20cは、背中合わせに配置された他方の商品搬出装置17の次期商品支持部材20に構成される商品保持面の商品保持補助爪20cと互いに突き合う構造になっている。
これにより、背中合わせに配置された他方の商品搬出装置17の次期商品支持部材20に構成される商品保持爪20bとの干渉を避け互いに噛み合うようになり、商品保持爪20bの横幅を大きくすることができ、また、商品保持爪20bと商品保持補助爪間あるいは商品保持補助爪間の距離を小さくすることができ、次期商品支持部材20が商品通路に回転、押し出された後、下から2本目の飲料商品を保持した際に、商品保持爪間での飲料商品のたわみ変形を小さくでき、さらには爪幅を大きくすることで低強度容器のPETボトル飲料などを次期商品支持部材20で保持した際に、商品保持爪20bおよび商品保持補助爪20cによる容器への局所的な変形を与えることなく正常に販売動作が行うことができる。
ここで、図8に示すように次期商品支持部材20に構成される商品保持爪20bは、背中合わせに配置された他方の商品搬出装置17の次期商品支持部材20の本体部20aまで伸長した形状となっている。
これは、次期商品支持部材20が商品通路に回転、押し出された後、下から2本目の飲料商品を保持した際に、例えば低強度容器のPETボトル容器が商品保持爪によって保持された時に、容器が変形し、商品保持爪の先端部にまわり込むことがないようにできるだけ長く構成する必要があるためである。
本発明の商品搬出装置においては、背中合わせに配置された他方の商品搬出装置17の次期商品支持部材20の本体部20aまで伸長した形状となっている商品保持爪20bと近接、あるいは連続して商品保持補助爪20cを構成することで、次期商品支持部材20が商品通路に回転、押し出された後、下から2本目の飲料商品を保持した際に、低強度容器のPETボトル容器が商品保持爪あるいは商品保持補助爪20cによって保持された時のPETボトル容器の変形を緩和し、商品保持爪20bの先端部にまわり込むような変形
を緩和することで上記課題を解決し、正常に販売動作を行うことが可能となっている。
図9は、本発明の実施の形態1における自動販売機の商品搬出装置の動作説明図である。
販売信号によって商品搬出装置に通電が行われると、商品搬出装置に取り付けられたソレノイド25がプランジャー33を上方に引き上げる吸引動作を始める。
この時、プランジャー33に係合された連動部材26も同時に上方に引き上げられ、また、連動部材26によってピン23fおよびピン23gが上方に引き上げられる。
連動部材の中間部に挿通軸支されたピン23gが上方に引き上げられると、前述したように次期商品支持部材20に設けられた板状突起部20bにピン23gが当接することにより、次期商品支持部材20が回転、押し出される。
ここで、次期商品支持部材20の商品保持爪の一部は待機状態において、連動部材26の上下動と干渉する位置に構成されているが、次期商品支持部材20に設けられた板状突起部20bにピン23gが当接することにより、次期商品支持部材20が回転、押し出されることで、連動部材26の上下動を妨げないような構造となっている。
これによって、連動部材26の構成位置に次期商品支持部材20の商品保持爪20bを構成することが可能となる。
板状突起部20dにピン23gが当接することにより、次期商品支持部材20が回転、押し出され、主商品支持部材21上に積み上げられた下から2本目の飲料商品が、次期商品支持部材20の先端部に設けられた商品保持面20cと商品搬出装置17に対向して配置された通路規制板37によって一旦保持される。
一方、連動部材26によってロック部材32に挿通されたピン23fが上方に引き上げられると、ピン23fは支持棒22aおよび支持棒22bに設けた異形溝内22cを上方に移動することで、後退阻止部材24によるロックが解除される。
これによって、後退阻止部材24の帯状部24bの上端側の軸孔に挿通されたピン23jが、接合部材29の板状部29aの平面に対して垂直な面に設けられたガイド溝29b内を商品通路と逆方向に移動する。
この動作に伴い、後退阻止部材24の帯状部24bの上端側の軸孔に挿通されたピン23jによって回転不能に固定されていた主商品支持部材21と接合部材29が、主商品支持部材21と接合部材29に設けられた軸孔に挿通されたピン23dを軸に図9で時計回りに回転可能な状態になる。
そして、主商品支持部材21上に積み上げられた最下部の飲料商品の自重によって、主商品支持部材21が図9で時計回りに回転し、主商品支持部材上21に積み上げられた最下部の飲料商品のみを下方に払い出し、商品収容棚の下方に設けられた搬出傾斜板を経て、飲料商品が購入者のもとに飲料商品がわたる構造となっている。
この時、販売信号は継続して出ており、次期商品支持部材20は下から2本目の飲料商品を保持する動作を継続している。
主商品支持部材21上に積み上げられた最下部の飲料商品のみを下方に払い出しが終わ
ると、主商品支持部材21にかかる負荷がなくなることで、主商品支持部材21は商品支持部材21と接合部材29に設けられた軸孔に挿通されたピン23dに挿通軸支され、主商品支持部材21を図9で反時計回りに付勢しているねじりコイルバネ36aによって、待機状態つまり販売前の状態に復帰することになる。
その後、販売信号による商品搬出装置17への通電が終了し、商品搬出装置17に取り付けられたソレノイド25の吸引動作が終了し、プランジャー33が待機状態に戻り、プランジャー33に係合された連動部材26および、連動部材26に係合されているピン23fおよびピン23gも待機状態へと戻る。
これによって、次期商品支持部材20に設けられた板状突起部20dにピン23gが当接することにより、回転、押し出されていた次期商品支持部材20が、次期商品支持部材20を商品搬出装置17に収納される側、図9において反時計回りに、次期商品支持部材20の軸孔に挿通固定され、次期商品支持部材20を付勢したねじりコイルバネ36bによって次期商品支持部材20が商品搬出装置17内に収納され、飲料商品の保持が終了することで、下から2本目の商品が主商品支持部材21上に落下し販売待機商品となる。
この時、主商品支持部材21はロック部材32に挿通されたピン23fが待機状態に戻り、回転不能に固定されていることで、飲料商品が主商品支持部材21上に落下しても主商品支持部材21が回転することなく飲料商品を主商品支持部材21上に積み上げることが可能となっており、販売待機状態となる。
この一連の動作を繰り返すことで、自動販売機の商品収容棚に保管されている飲料商品は、購入者へ販売されることになる。
以上のように、本発明の自動販売機の商品収容棚に取り付けられている商品搬出装置は、次期商品支持部材に構成される商品保持面に商品保持爪と商品保持補助爪とを備え、前記商品搬出装置を背中合わせに配置した際、前記商品保持補助爪を対向して配置したことにより、商品搬出装置を背中合わせに配置した際の収納スペースを有効活用しながら、下から2本目の飲料商品を保持する次期商品支持部材の商品保持面の隙間による飲料商品の変形を小さくすることができ、飲料商品を正常に販売することができるので、次期商品支持部材を備えたあらゆる自動販売機器の商品搬出装置に適用できる。
1 動販売機
3 商品収納棚
6 商品通路
17 商品搬出装置
20 次期商品支持部材
20a 本体部
20b 商品保持爪
20c 商品保持補助爪
21 主商品支持部材

Claims (1)

  1. 自動販売機の商品収容棚の商品通路に取り付けられ、商品通路の壁面側から中央側に向かって突出・後退して最下流側に位置する商品を保持する主商品支持部材と、前記主商品支持部材の上流側に位置して、揺動軸を中心として揺動し、商品通路中央側へ突出・後退することによって下流側から二番目の商品を保持する次期商品支持部材を備えた商品搬出装置において、次期商品支持部材に構成される商品保持面に本体部と商品保持爪と商品保持補助爪とを備え、前記商品搬出装置を背中合わせに配置した際、前記商品保持爪は、背中合わせに配置された他方の前記商品搬出装置の前記次期商品支持部材の前記本体部まで伸長した形状となっており、前記商品保持補助爪は、前記商品保持爪に近接、あるいは連続して前記商品保持爪よりも短く設けられると共に、背中合わせに配置された他方の前記商品搬出装置の前記次期商品支持部材の前記商品保持補助爪と互いに突き合う構造になっていることを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
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