JP2007079775A - 自動販売機の商品払出装置 - Google Patents

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Hiroyuki Tachikawa
裕之 立川
Kazuya Nakayama
和哉 中山
Yukihiro Takano
幸裕 高野
Noriya Satou
律哉 佐藤
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Abstract

【課題】紙パックを含め缶,ビン等の商品を安定して販売できるようにする。
【解決手段】積上げ収納した商品を最下位から順に払出すようにした払出装置で、販売待機状態で最下位の商品を載置保持し商品払出し時に下方へ回動して商品通路を開放するフラッパ31と、該フラッパと連動して商品払出し時に商品通路へ突出して2番目以降の商品を一時的に下支えする補助ストッパ32とからなり、通路幅調整板には前記補助ストッパに対向して2番目の商品を担持する保持突起6を備えたものにおいて、払出機構3のハウジング前面に、補助ストッパ32の上方位置から商品通路2に突き出して上位から落下して来る紙パック商品8を前記保持突起6の上方位置に寄せる幅寄せガイドとしてテーパーガイド板9を設け、該ガイド板で幅寄せした2番目の商品を、商品払出し動作の前半工程で保持突起6と反対側から商品通路2に突き出た補助ストッパ32とで保持させるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、缶,ビン,ペットボトル,紙パックなどの各種商品を販売する自動販売機に搭載した商品収納ラックの商品払出装置に関する。
周知のように、頭記した缶,ビン,ペットボトル,紙パック商品の自動販売機では、機内に例えばサーペンタイン式商品収納ラックを搭載して商品販売を行うようにしており、ここでサーペンタイン式商品収納ラックの構成概要を図15に示す。図において、1はラックケース、1aはラックケース1の上部前面に開口した商品投入口、1bはラックケース1の下端に開口した商品払出口、2は前記した商品投入口1aと商品払出口1bとの間を連ねてラックケース1の内部に画成した蛇行形状の商品通路、2aはラックケース1の左右側壁間に架設して蛇行状の商品通路2を画成する円弧状のレールセグメント、3は商品通路2の下端側に配置した商品払出機構(ベンドメック)、4は商品通路2を挟んで商品払出機構3と向かい合わせに配置した商品通路幅調整板であり、商品5(図示例は缶商品)は前記の商品通路2に沿って上下一列に積み上げ収納されている。なお、図示してないが、商品収納ラック1の下方には自動販売機の商品取出口に通じるシュータが敷設されており、商品収納ラックから払出した商品はシュータを経て商品取出口に送出される。
ここで、前記の商品払出機構を、販売待機状態で商品通路の払出口を閉塞して最下位に並ぶ商品を販売待機位置に載置保持し、商品払出し時に下方へ回動して商品通路を開放するフラッパと、該フラッパと連動して商品払出し時に退避位置から商品通路に突き出して最下位商品の上に積載した2番目以降の商品を一時的に下支えする補助ストッパと、常時はフラッパを販売待機位置にロックし、指令によりフラッパのロックを釈放するソレノイド式の操作機構とで構成したものが従来知られている(例えば、特許文献1参照)。
次に、前記した商品払出機構3の詳細構造、および缶商品(円形容器),角形ペットボトル商品(角形容器の四隅コーナーが面取りされた形状)の払出し動作を図16(a),(b)と図17(a),(b)により説明する。なお、図中で商品通路2に積み上げ収納した商品のうち、最下位に並ぶ商品を#1,最下位から2番目,3番目に並ぶ商品をそれぞれ#2,#3で表示する。
図16(a)において、商品払出機構3は、販売待機時にラックの商品払出口1b(図15参照)を閉塞して商品通路2に収納した商品5を積載保持し、商品払出し時に下方へ垂下回動して商品通路を開放するフラッパ31と、該フラッパ31と連動して商品払出し時に後退位置から商品通路2に突き出して最下位から2番目以降の商品を一時的に下支えする回動式の補助ストッパ32と、常時はフラッパ31を閉塞位置にロックし、販売指令により作動してフラッパ31のロックを釈放する操作機構からなり、この操作機構はるプランジャ形ソレノイド(駆動部)33と、該ソレノイド33のプランジャに連結して下方に延在する上下動式の操作ロッド34と、前記フラッパ31,補助ストッパ32に対向して操作ロッド34の軸上に配した制御カム35,36と、ソレノイド33の非励磁状態で操作ロッド34を下方に引き下げる付勢ばね37からなる。また、前記フラッパ31は、その裏面側に設けた軸受台31aの傾斜長穴にフラッパの支え棒として機能するリンク38の上端をピン結合し、かつリンク38は下端を固定枠に枢支して該リンクを反時計方向に付勢する復帰バネ(トーションコイルバネ)39を配しており、図16(a)に示す販売待機状態では、リンク38の背面に形成した係合溝に前記制御カム35の先端を掛止してフラッパ31を閉塞位置(水平姿勢)に拘束保持し、このフラッパ31の上に積載した収納商品5を保持している。なお、補助ストッパ32はその枢軸に配した復帰バネ(トーションコイルバネ)の付勢で図示位置に退避している。
また、前記の補助ストッパ32と略同じ高さ位置に対向して商品通路幅調整板4の内面(商品通路側)には、商品払出し時に最下位から2番目に並ぶ商品#2に当ててその自由落下を一時的に遅延させるように突き出た台形形状の商品保持突起6を備えている。
上記の構成で、販売待機の状態では図16(a),図17(a)で表すようにフラッパ31が水平姿勢にロックされてその上に缶商品5,角形ペットボトル商品7を積載保持している。ここで、販売指令を受けて商品払出機構3のソレノイド33が吸引動作すると、図16(b),図17(b)で示すように操作ロッド34とともに制御カム35,36が上昇移動する。これにより、制御カム35とリンク38との係合が外れ、フラッパ31は最下位の商品#1を載せたまま下方に回動して商品払出口12を開き、商品#1を払出す。同時に制御カム36が補助ストッパ32を後退位置から商品通路2に突き出し、補助ストッパ32は最下位の商品#1と2番目の商品#2との間のコーナースペースP(缶商品5の周面間のスペース,角形ペットボトル商品7の面取り部間のスペース)進入する。これにより、2番目の商品#2は先記の保持突起6と補助ストッパ32との間にまたがって下支えされ、2番目の商品#2およびその上位に並ぶ収納商品が図示の収納位置に一時的に保持される。
そして、最下位の商品#1が下方に払出されると空(無荷重)になったフラッパ31は後復帰バネ39の付勢により水平姿勢に戻り、ここで商品払出機構3のソレノイド33がリセットされると、フラッパ31は再び制御カム35,リンク38を介して閉塞位置にロックされると同時に補助ストッパ32が商品通路2より後退する。これにより、いままで、補助ストッパ32と保持突起6とで保持していた2番目以降の商品がフラッパ31の上に落下して販売待機状態に復帰する。
特許第3422778号公報
上記した従来構造の商品払出装置は、商品払出し動作の前半工程で2番目の商品#2およびその上位に積載した収納商品を最下位の商品#1から切り離して保持突起6と商品払出機構3の補助ストッパ32とにより一時的に下支え保持し、フラッパのロック解除により最下位の商品#1を下方に払出すようにしている。
このことから、商品収納ラック1に収納する商品が図16に示した缶商品5などの円柱形の商品,あるいは図17に示した角形ペットボトル商品7であれば、商品払出機構3から商品通路2に突き出した補助ストッパ32の先端が上下に並ぶ収納商品の間のコーナースペースPに進入して2番目の商品#2を一時的に下支え保持できるものの、販売商品が図18(a),(b)に示した紙パック商品8のように、容器の四隅コーナー部分が面取りされてない箱形形状の商品をフラッパ31の上に積載した場合には、最下位の商品#1と2番目の商品#2との間には前記したコーナースペースPが形成されず、商品の払出し動作で商品通路2に突き出した補助ストッパ32が2番目の商品#2の下側に潜り込めない。
このために、2番目の商品#2を最下位の商品#1と切り離して補助ストッパ32と保持突起6とで下支えすることができず、その結果として図18(b)のようにフラッパ31が開いて最下位の商品#1が下方に払出される際に、2番目の商品#2が補助ストッパ32と保持突起6との間を擦り抜けて下降し、商品#1と一緒に払出されてしまう2個出しの販売トラブルが発生するおそれがある。なお、3番目の商品#3は補助ストッパ32に押されて商品通路幅調整板4の方に片寄りしてそのまま商品の左側端部が保持突起6の上に担持されるので、保持突起6と補助ストッパ32との間を擦り抜けることなない。
つまり、従来構造の商品払出装置は、缶,ビン,円形のペットボトル,四隅コーナーを面取りした角形ペットボトルなどの商品の販売には適正に対応できるものの、紙パック商品のような箱形容器の商品の販売にはそのままでは対応できない。
なお、紙パック商品の販売に適用する自動販売機の商品ラックとして、縦積式の商品ラックが知られている(例えば、特開2002−183822号公報の図3〜図6参照)が、この縦積式商品ラックでは、商品払出し動作時に商品通路に突き出す商品払出機構の補助ストッパで最下位から2番目の商品をラック側壁へ押し付けて保持するようにしているために、軟質な紙パック容器が押し潰されて変形し、商品価値が低下するといった問題がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は販売対象となる商品の種類,容器の形状に制約されることなく、紙パック商品を含めて缶,ビン,ペットボトルの各種商品をトラブルなしに安定した動作で販売できるように改良した信頼性の高い自動販売機の商品払出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、ラックケース内に画成した商品通路の下端側に該商品通路を挟んで商品払出機構と商品通路幅調整板とを向かい合わせに配備し、前記商品通路に沿って積み上げ収納し商品を商品払出機構の動作により最下位から順に払出すようにした自動販売機の商品払出装置であり、
前記商品払出機構が、販売待機状態で商品通路の払出口を閉塞して最下位に並ぶ商品を販売待機位置に載置保持し、商品払出し時に下方へ回動して商品通路を開放するフラッパと、該フラッパと連動して商品払出し時に退避位置から商品通路に突き出して最下位商品の上に積載した2番目以降の商品を一時的に下支えする補助ストッパと、常時はフラッパを販売待機位置にロックし、販売指令により作動してフラッパのロックを釈放する操作機構とからなり、
一方、商品通路幅調整板には前記商品払出機構の補助ストッパに対向して最下位から2番目に並ぶ商品の端部を担持するよう商品通路に突き出す商品保持突起を備えたものにおいて、
前記の商品払出機構には、補助ストッパの上方位置から商品通路に突き出して上位から落下して来る収納商品を前記商品通路幅調整板に設けた商品保持突起の上方位置に寄せる幅寄せガイドを備え、該ガイドで幅寄せした最下位から2番目の商品を、商品払出し動作の前半工程で前記の商品保持突起と商品通路に突き出た補助ストッパとの間に保持させるようにするものとし(請求項1)、その幅寄せガイドは具体的に次記のような態様で構成する。
(1)前記の幅寄せガイドとして、商品払出機構のハウジング前面に凸状のテーパーガイド板を架設する(請求項2)。
(2)商品払出機構に設けた前記の幅寄せガイド,ないし商品通路幅調整板に設けた商品保持突起の設置位置を、収納商品の外形サイズに合わせて調整可能にする(請求項3)。
(3)前記の幅寄せガイドを、商品払出機構のフラッパ,補助ストッパと連動して商品通路に向けて前進,後退するプッシャ機構で構成する(請求項4)。
(4)商品通路幅調整板に設けた商品保持突起の上方側に、前記の幅寄せガイドと段違いに対峙して上位に並ぶ収納商品を商品払出機構側に幅寄せする第2の幅寄せガイドを備える(請求項5)。
上記構成によれば、商品収納ラックの商品通路に積み上げ収納した商品が販売動作の進行に連れて商品通路内を順に下降移動する際に、最下位から2番目の商品以降に並ぶ上位の商品は商品払出機構側に設けた幅寄せガイドに案内されて商品通路幅調整板側に片寄り移行し、該板の内面に設けた商品保持突起の上方に位置するようになる。これにより、次回の商品払出し動作で販売位置に待機している最下位の商品が払出されると、2番目の商品はその端部が前記保持突起の上に当たって自由落下が一時的に抑止されるとともに、この間に商品払出機構から商品通路に突き出た補助ストッパが保持突起と反対側から商品を支えて該商品をこの位置に保持する。
したがって、缶, ビン,ペットボトル商品は勿論のこと、販売商品が紙パック商品であっても、商品払出し動作の前半工程では商品保持突起と補助ストッパとが協働して最下位から2番目の商品を最下位の商品から切り離して確実に保持させることかできる。これにより、図18(b)で述べたような最下位から2番目に並ぶ紙パック商品の擦り抜けを回避して商品払出し動作を安定よく遂行できる。
ここで、前記の幅寄せガイドとして商品払出機構のハウジング前面に凸状のテーパーガイド板を架設することにより、上方から落下して来る商品をガイド板のテーパー面に沿って商品通路幅調整板の方に幅寄せでき、また、このガイド板もしくは通路幅調整板に設けた商品保持突起の設置位置を収納商品のサイズに応じて上下に調整するようにすることで、商品通路に突き出た幅寄せガイドが最下位から2番目に並ぶ商品と不要に干渉するのを避けることができる。
また、前記幅寄せガイドを、商品払出機構のフラッパ,補助ストッパと連動して商品通路に向けて前進,後退するプッシャ機構で構成することで、収納商品のサイズに関係なく、しかも商品の幅寄せを円滑に行うことができ、かつ後退位置では商品との不要な干渉を避けることができる。
さらに、前記の幅寄せガイドに加えて、商品通路幅調整板に設けた商品保持突起の上方側に、前記幅寄せガイドと段違いに対峙して上位に並ぶ収納商品を商品払出機構側に幅寄せする第2の幅寄せガイドを備え、商品通路の上位に並ぶ商品を商品払出機構側に幅寄せすることにより、商品払出し動作時に前記の保持突起と補助ストッパとで保持した2番目の商品に対して、その上位に積載した収納商品の荷重が2番目の商品の重心位置に立てた垂線によりも補助ストッパ側に偏って作用するようになる。これにより、2番目の商品が保持突起と補助ストッパとの間を擦り抜けて下方に脱落するのを防止して商品払出し動作の安定,信頼性向上が図れる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図14に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図16〜図18に対応する部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
まず、本発明の請求項1〜3に対応する商品払出装置の構成を図1〜図3示し、また販売商品として紙パック商品8を商品通路2に積み上げ収納した場合を例に、その商品払出し動作を図4(a)〜(c)で説明する。
すなわち、図示実施例の商品払出装置は、図18〜図20に示した従来構造と基本的に同様であるが、この従来構成に加えて図示実施例では幅寄せガイドとして、商品通路幅調整板4に設けた商品保持突起6と段違いに対峙して商品払出機構3のハウジング3aから商品通路2に向けて突出する凸状のテーパーガイド9が補助ストッパ32の上方位置に新しく追加装備されている。この幅寄せ用のガイド板9は、図2,図3で示すように断面L字形の板で、その頂部に形成した掛止フック9aをハウジング3aの前面に開口した上下段に並ぶ調整用掛け穴3a−1,穴3a−2を選択して吊り下げ支持している。
上記の構成により、図15の商品収納ラックにローディングした商品は、商品通路2を落下する過程で、商品払出機構3に設けた前記ガイド板9のテーパー面に沿って商品が点線矢印Aのように商品通路幅調整板4の方に幅寄せされる。したがって、図1に示す販売待機状態で商品払出機構3のフラッパ31の上に積み上げ収納された商品8(紙パック商品)について見ると、最下位から2番目の商品#2はその上位の商品#3とともにその左側端部が商品通路2に突き出した台形状の商品保持突起6の上方に位置するようになる。
したがって、この販売待機状態から販売指令を受けた商品払出機構3が動作して図4(a)で示すようにフラッパ31が開放すると、2番目の商品#2はその左側端部が保持突起6の上に乗って自由落下が一時的に遅延され、その間に商品通路2に突き出した補助ストッパ32が商品#2の右側面に当たって該商品#2を左側に押す。これにより、2番目の商品#2は保持突起6を擦り抜けて下方へ脱落することなく、図4(b)の位置に確実に保持されて最下位の商品#1のみが払出される。続いて、図4(c)のように商品払出機構3がリセットされてフラッパ31が販売待機位置に復帰し、同時に補助ストッパ32が商品通路2から後退すると、2番目の商品#2は保持突起6の先端を擦り抜けてその上位に並ぶ商品とともに落下してフラッパ31の上に着地し、これで再び販売待機状態に戻る。
一方、図5において、点線で表す小形サイズの収納商品(紙パック商品8)に合わせて幅寄せ用のガイド板9を点線位置にセットした状態で、収納商品を実線で表す大形サイズの紙パック商品8に変更すると、このままでは商品8の右側上端部がガイド板9と干渉して商品が通路途中でブリッジするなど、商品の払出し動作が阻害されるおそれがある。かかる点、図2,図3で述べたように商品払出機構3のハウジング3aに高さ位置を変えて上下段に並ぶ調整用掛け穴3a−1,穴3a−2を開口しておき、ここでガイド板9を上段の掛け穴を選択して図5の実線位置に移動することで、2番目の商品#2とガイド板9との不要な干渉を防止できる。
また、収納商品の変更による幅寄せガイドとの不要な干渉を避ける手段として、図5のようにガイド板9の取付位置を上下に調整する代わりに、図6のように商品通路幅調整板4に設けた商品保持突起6を点線位置から実線位置に移動調整することでも、前記と同様に2番目の商品#2とガイド板9との不要な干渉を回避できる。
そのほか、図7(a),(b)で示すように、前記の商品通路幅調整板4を固定基板として、商品通路側に可動調整板4aを追加して該板に商品保持突起6を設けた上で、この可動調整板4aを固定基板に平行リンク機構4bを介して連結し、収納商品のサイズ(横幅寸法)に合わせて平行リンク機構4bの操作端4cを上下に移動調節することで、商品通路2の通路幅を商品サイズに合わせて適正に調整し、図5で述べたような商品#2と幅寄せ用ガイド板9との不要な干渉を回避できる。
なお、図8(a),(b)は、図1の構成で収納商品を缶商品5,角形ペットボトル商品7に変更した場合の商品払出し動作を表した図であり、この場合は商品払出し動作の前半工程で、先記の幅寄せ用ガイド板9により商品保持突起6の上方に幅寄せした2番目の商品#2の右側端部を商品通路2に突き出した補助ストッパ32が下支えして保持させることができる。
次に本発明の請求項4に係わる実施例を図9(a)〜(d)で説明する。この実施例においては、収納商品の幅寄せガイドとして、先記実施例1のテーパーガイド板9の代わりに商品通路2に向けて出没するプッシャ機構10を商品払出機構3に設け、商品払出し動作時にプッシャ機構10の押し出し操作で2番目の商品#2を商品通路幅調整板4に向けて幅寄せし、実施例1のガイド板9と同様な機能を果たすようにしている。
すなわち、プッシャ機構10は商品払出機構3のハウジングから商品通路2に向けて出没可能に案内支持し、そのプッシャ本体の後部に傾斜カム10aを形成した上で復帰バネ(引っ張りバネ)10bを介して後退方向に付勢されており、商品払出機構3のプッシャ31,補助ストッパ32に対応する制御カム35,36と連動するよう操作ロッド34の軸上に設けた制御カム11を前記傾斜カム10aに対向させて出没操作するようにしている。
上記の構成で、図9(a)に示す販売待機状態では、プッシャ機構10のプッシャ本体が商品通路2に突き出して最下位から2番目に並ぶ商品#2を押し、該商品#2を商品通路幅調整板4に幅寄せしてその左側端部を商品保持突起6の上に待機位置させている。この状態から販売指令を受けて商品払出機構3が作動すると、その前半工程では図9(b),(c)で示すようにフラッパ31のロック釈放と連動してプッシャ機構10が商品通路2から後退し、これに入れ代わって補助ストッパ32が突き出して商品#2を保持突起6と補助ストッパ32とで図示位置に保持する。そして、最下位の商品#1を払出して商品払出機構3がリセットされると、図9(d)のようにフラッパ31が水平姿勢に復帰するとともに補助ストッパ32が後退し、これに入れ代わってプッシャ機構10が商品通路2に突き出す。これにより、2番目の商品#2は保持突起6を擦り抜けてフラッパ31の上に着地するとともに、3番目の商品#3はプッシャ機構10の突き押し操作により商品通路幅調整板4の方に幅寄せされ、商品保持突起6の上方に位置して販売待機の状態に復帰する。
上記構成により、商品払出し動作の前半工程ではプッシャ機構10が先記実施例1の幅寄せ用のテーパーガイド板9と同様に収納商品を商品通路幅調整板4の方に幅寄せする。これにより、収納商品が紙パック商品であっても2番目に並ぶ商品#2を最下位の商品#1から切り離して商品保持突起6と補助ストッパ32との間に確実に保持させることができる。しかも、商品払出機構3のハウジングに固定設置した実施例1のガイド板9とは異なり、商品の幅寄せ後はプッシャ機構10が商品通路2から自動的に後退するので、図5で述べたような収納商品と不要に干渉するおそれはない。
次に本発明の請求項5に係わる実施例を図10〜図14で説明する。すなわち、先記実施例1で述べた幅寄せガイドとしてテーパーガイド板9を商品払出機構3の前面に設けた構成では、ガイド板9の突き出し高さ分だけ商品通路2の通路幅は収納商品のサイズ(横幅)よりも大きくなる。そのために、図10(a)で示すように商品#2,#3(紙パック商品8)を商品通路幅調整板4側に幅寄せした状態では、その上位に並ぶ商品が商品通路2の左側に片寄りして積載された場合がある。この積み上げ状態では、商品保持突起6と補助ストッパ32とで保持した商品#2の重心位置に立てた垂線Oに対して、上位に並ぶ商品の重量Wが垂線Oの左側に寄って商品#2の上に荷重されるようになる。
しかもこのような状態になると、商品保持突起6と補助ストッパ32との間に保持されている商品#2に対して前記荷重が重心の回りに反時計方向のモーメント荷重Fとして作用し、このモーメント荷重Fを受けた商品#2は図10(b)の拡大図で表すように姿勢が左方向に傾いて左端の角部が商品保持突起6の斜面を滑り、補助ストッパ32との間を擦り抜けて下方に脱落し、その結果として商品払出し動作時に図18(b)で述べたような商品の払出トラブルを引き起こすことがある。しかも、このような商品の払出しトラブルは、商品ラックの部品,組立,調整にバラツキがあると発生確率も大きくなって信頼性が低下する。
そこで、この実施例では図11で示すように、商品払出機構3の内面に設けた幅寄せガイド9と段違いに対峙させて商品通路幅調整板4の内面には、商品通路2の上位に並ぶ収納商品を商品払出機構3側に向けて幅寄せする第2の幅寄せガイド12を商品通路2に向けて突き出すように追加装備している。なお、この第2の幅よけガイド12は、図2に示したテーパーガイド板9とは逆に下向きのテーパー面を形成した形状になり、商品通路幅調整板4の内面に固定する。
上記の構成により、商品通路2に収納商品(紙パック商品8)を積み上げ収納し、2番目の商品#2を保持突起6と補助ストッパ32との間に保持した状態では、図12(a)で表すように商品#3より上位に並ぶ商品が第2の幅寄せガイド12により商品払出機構3の方に幅寄せされてその商品の重量Wが商品#2の重心位置に立てた垂線Oに対して垂線の右側に偏るようになる。したがって、商品#2に対しては、図10の場合とは逆に時計方向のモーメント荷重Fが加わり、このモーメント荷重Fを受けた商品#2は右側に傾いて図示点線の姿勢に変わろうとするが、商品8の右端面には補助ストッパ32が当接して左方向へ押圧しており、しかも商品保持突起6と補助ストッパ32との間の間隔は商品8の対角線よりも短小であることから、商品#2は図10(b)のように保持位置から下方に擦り抜けるおそれはない。これにより、商品の払出し動作が安定して商品収納ラックの信頼性が向上する。
また、図12(b)は前記した第2の幅寄せガイド12の商品通路2への突き出し高さを図12(a)よりも大きく設定した実施例であり、このように幅寄せガイド12の突き出し高さを大きく設定すると、前記垂線Oに対する上位に並ぶ商品の荷重偏りが増して商品#2に作用する時計方向のモーメント荷重Fが大きくなって商品#2の保持が一層安定する。
なお、図13,図14は、図11の構成で商品収納商品を缶商品5,角形ペットボトル商品7に変更した場合での商品払出し動作を表す図であり、収納商品を紙パック商品8から缶商品5,角形ペットボトル商品7に変更しても、前記した第2の幅寄せガイド12の機能により、図12で述べたと同様に商品払出し動作の前半工程で保持突起6と補助ストッパ32とで保持した2番目の商品#2aを安定した姿勢に保持することができる。
なお、以上述べた実施例の構成で、商品払出機構3に設けたフラッパ31,商品通路幅調整板4に設けた商品保持突起6,およびその上方に追加装備して収納商品を幅寄せするテーパーガイド板9,第2の幅寄せガイド12の各部品については、部品の表面にフッ素樹脂などの摩擦係数の低い材料をコーティングして商品の滑動性を高めるようにおくのがよい。
本発明の実施例1に係わる商品払出装置の構成図で、販売商品として紙パック商品を積み上げ収納した販売待機の状態を表す図 図1における幅寄せガイドとして商品払出機構に付設したテーパーガイド板の取付構造を表す斜視図 図2の要部拡大断面図 図1の実施例による紙パック商品の払出し動作の説明図で、(a),(b),(c)はそれぞれ商品払出し動作の工程推移を表す図 図1における幅寄せ用テーパーガイド板の位置調整に関する補足説明図 図1における商品保持突起の位置調整に関する補足説明図 商品通路幅の調整機構に関する補足説明図で、(a),(b)はそれぞれ通路幅を拡大,縮小した状態を表す図 実施例1の構成で収納商品を紙パック商品から別な種類の商品を変更した商品払出し動作の説明図で、(a),(b)はそれぞれ収納商品が缶商品,角形ペットボトル商品である場合の商品払出し動作を表す図 本発明の実施例2に係わる商品払出装置の構成ならびに商品払出し動作の説明図で、(a)〜(d)は販売商品として紙パック商品を収納した販売動作の工程推移を表す図 図4(b)に示す商品保持状態で上位に並ぶ商品が商品通路幅調整板側に片寄りした場合おける商品挙動の補足説明図で、(a)は2番目の商品に作用する上位の商品荷重の分布を表す図、(b)は(a)の要部拡大図 本発明の実施例3に係わる商品払出装置の構成図で、(a),(b)はそれぞれ販売待機,商品払出し動作の前半工程での状態を表す図 図11の構成による商品払出し動作の補足説明図で、(a),(b)はそれぞれ第2の幅寄せガイドを異なる突き出し高さに設定した場合で2番目の商品に作用する上位の商品荷重の分布を表す図 実施例2の構成で缶商品を収納した場合での商品払出し動作を表す図 実施例2の構成で角形ペットボトル商品を収納した場合での商品払出し動作を表す図 本発明の実施対象となるサーペンタイン式商品収納ラックの略示構成図 図15の商品収納ラックに装備した商品払出装置の従来構成,および缶商品を収納した場合での商品払出し動作の説明図で、(a),(b)はそれぞれ販売待機,商品払出し動作時の状態を表す図 図16の従来構成に角形ペットボトル商品を収納した場合での商品払出し動作の説明図で、(a),(b)はそれぞれ販売待機,商品払出し動作時の状態を表す図 図16の従来構成に紙パック商品を収納した場合での商品払出し動作の説明図で、(a),(b)はそれぞれ販売待機,商品払出し動作時の状態を表す図
符号の説明
1 ラックケース
2 商品通路
3 商品払出機構
31 フラッパ
32 補助ストッパ
33 ソレノイド
35,36 制御カム
4 商品通路幅調整板
5 缶商品
6 商品保持突起
7 角形ペットボトル商品
8 紙パック商品
9 テーパーガイド板(幅寄せガイド)
10 プッシャ機構(幅寄せガイド)
12 第2の幅寄せガイド
#1 最下位の商品
#2 最下位から2番目の商品
#3 3番目の商品

Claims (5)

  1. ラックケース内に画成した商品通路の下端側に該商品通路を挟んで商品払出機構と商品通路幅調整板とを向かい合わせに配備し、前記商品通路に沿って積み上げ収納し商品を商品払出機構の動作により最下位から順に払出すようにした自動販売機の商品払出装置であり、
    前記商品払出機構が、販売待機状態で商品通路の払出口を閉塞して最下位に並ぶ商品を販売待機位置に載置保持し、商品払出し時に下方へ回動して商品通路を開放するフラッパと、該フラッパと連動して商品払出し時に退避位置から商品通路に突き出して最下位商品の上に積載した2番目以降の商品を一時的に下支えする補助ストッパと、常時はフラッパを販売待機位置にロックし、販売指令により作動してフラッパのロックを釈放する操作機構とからなり、
    一方、商品通路幅調整板には前記商品払出機構の補助ストッパに対向して最下位から2番目に並ぶ商品の端部を担持するよう商品通路に突き出す商品保持突起を備えたものにおいて、
    前記の商品払出機構には、補助ストッパの上方位置から商品通路に突き出して上位から落下して来る収納商品を前記商品通路幅調整板に設けた商品保持突起の上方位置に寄せる幅寄せガイドを備え、該ガイドで幅寄せした最下位から2番目の商品を、商品払出し動作の前半工程で商品保持突起と商品通路に突き出た補助ストッパとの間に保持させるようにしたことを特徴とする自動販売機の商品払出装置。
  2. 請求項1記載の商品払出装置において、幅寄せガイドとして、商品払出機構のハウジング前面に凸状のテーパーガイド板を架設したことを特徴とする自動販売機の商品払出装置。
  3. 請求項1または2記載の商品払出装置において、商品払出機構に設けた前記の幅寄せガイド,ないしは商品通路幅調整板に設けた商品保持突起の設置位置を、収納商品の外形サイズに合わせて調整可能に設置したことを特徴とする自動販売機の商品払出装置。
  4. 請求項1記載の商品払出装置において、幅寄せガイドを、商品払出機構のフラッパ,補助ストッパと連動して商品通路に向けて前進,後退するプッシャ機構で構成したことを特徴とする自動販売機の商品払出装置。
  5. 請求項1ないし4記載の商品払出装置において、商品通路幅調整板に設けた商品保持突起の上方側に、前記の幅寄せガイドと段違いに対峙して上位に並ぶ収納商品を商品払出機構側に幅寄せする第2の幅寄せガイドを備えたことを特徴とする自動販売機の商品払出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102682526A (zh) * 2011-03-16 2012-09-19 富士电机零售设备系统株式会社 自动售货机
CN109493519A (zh) * 2019-01-08 2019-03-19 苏州市小蜜蜂食品有限公司 一种自动售卖机储货下料结构
CN113205634A (zh) * 2021-05-17 2021-08-03 郑州铁路职业技术学院 一种智能财务纸质票据自动识别分类处理装置

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