JP2001229447A - 自動販売機の商品収納搬送装置 - Google Patents
自動販売機の商品収納搬送装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 PETボトル等の角状商品に対しても1つず
つ確実に払出動作を行うことのできる自動販売機の商品
収納搬送装置を提供する。 【解決手段】 商品収納搬送路1において積み重ねられ
た商品3群の全荷重Wが作用している最下端の商品3
を、商品搬出装置10が設けられている側から第1のス
トッパ11で斜め下方から支持するだけでなく、払出通
路幅調整板20が設けられている側から商品受け体30
の受け突出部32で斜め下方から支持する。全荷重Wを
両者により2箇所に分けてそれぞれ斜め下方から支持す
るので、これらの第1のストッパ11と受け突出部32
とからの商品3に対する各反力も小さくなる。この結
果、第1のストッパ11の回転止めを外すための力が少
なくて済んで動作不良を起こすことが防止され、商品の
払出動作を確実に行える。
つ確実に払出動作を行うことのできる自動販売機の商品
収納搬送装置を提供する。 【解決手段】 商品収納搬送路1において積み重ねられ
た商品3群の全荷重Wが作用している最下端の商品3
を、商品搬出装置10が設けられている側から第1のス
トッパ11で斜め下方から支持するだけでなく、払出通
路幅調整板20が設けられている側から商品受け体30
の受け突出部32で斜め下方から支持する。全荷重Wを
両者により2箇所に分けてそれぞれ斜め下方から支持す
るので、これらの第1のストッパ11と受け突出部32
とからの商品3に対する各反力も小さくなる。この結
果、第1のストッパ11の回転止めを外すための力が少
なくて済んで動作不良を起こすことが防止され、商品の
払出動作を確実に行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角形のPETボト
ル等の商品を取扱う自動販売機の商品収納搬送装置に関
する。
ル等の商品を取扱う自動販売機の商品収納搬送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より周知のサーペンタイン式の商品
収納搬送装置を備えた自動販売機において、缶飲料など
の丸形の商品だけでなく、略四角形などの角形のペット
ボトルを含む商品も取扱うものが提案されている。
収納搬送装置を備えた自動販売機において、缶飲料など
の丸形の商品だけでなく、略四角形などの角形のペット
ボトルを含む商品も取扱うものが提案されている。
【0003】この商品収納搬送装置は、図12、図13
に示すように、蛇行した商品収納搬送路1の下端部に設
けられた払出通路2の通路幅方向の一方側に、最下端の
商品3の落下を規制する出退自在の第1のストッパ11
と下から2番目の商品3の落下を規制する出退自在の第
2のストッパ12とを備えて最下端の商品3を一つずつ
払い出す周知の商品搬出装置10を配設するとともに、
払出通路2の他方側に、払出通路2の通路幅を調整する
払出通路板20を配設し、さらに、払出通路板20に着
脱自在の角形PETボトル(以下、角PETと略す)用
のスペーサ21を設けている。スペーサ21は、下から
2番目の商品3に臨む高さに取付けられる。
に示すように、蛇行した商品収納搬送路1の下端部に設
けられた払出通路2の通路幅方向の一方側に、最下端の
商品3の落下を規制する出退自在の第1のストッパ11
と下から2番目の商品3の落下を規制する出退自在の第
2のストッパ12とを備えて最下端の商品3を一つずつ
払い出す周知の商品搬出装置10を配設するとともに、
払出通路2の他方側に、払出通路2の通路幅を調整する
払出通路板20を配設し、さらに、払出通路板20に着
脱自在の角形PETボトル(以下、角PETと略す)用
のスペーサ21を設けている。スペーサ21は、下から
2番目の商品3に臨む高さに取付けられる。
【0004】商品収納搬送路1において商品3は横倒姿
勢で上下に積み重ねられた状態で収納されており、待機
時には、図12に示すように、第1のストッパ11を払
出通路2に突出させて、商品3群が落下することを防止
している。また、図14に示すように、商品3群の全荷
重Wが作用している最下端の商品3に対しては、第1の
ストッパ11により商品3の角部分を斜め下方から支持
力Bで支持し、また払出通路板20により真横から支持
力Cで受けており、商品3群の全荷重Wをほぼ全て第1
のストッパ11で受けている。そして、商品3を払い出
す際には、図13に示すように、第2のストッパ12を
払出通路2に突出させて下から2番目以上の商品3群が
落下することを規制しながら、最下端の商品3を支持し
ていた第1のストッパ11を払出通路2より後退させる
ことで、最下端の商品3を払出通路2より落下させる。
なお、商品3群を受ける第1のストッパ11には、図示
しないが待機時には回転止めがかけられており、払出時
には、この回転止めを、商品搬出装置10に内蔵されて
いるソレノイドなどの動力源の力により強制的に外して
第1のストッパ11の回転を可能とする構造とされてい
る。
勢で上下に積み重ねられた状態で収納されており、待機
時には、図12に示すように、第1のストッパ11を払
出通路2に突出させて、商品3群が落下することを防止
している。また、図14に示すように、商品3群の全荷
重Wが作用している最下端の商品3に対しては、第1の
ストッパ11により商品3の角部分を斜め下方から支持
力Bで支持し、また払出通路板20により真横から支持
力Cで受けており、商品3群の全荷重Wをほぼ全て第1
のストッパ11で受けている。そして、商品3を払い出
す際には、図13に示すように、第2のストッパ12を
払出通路2に突出させて下から2番目以上の商品3群が
落下することを規制しながら、最下端の商品3を支持し
ていた第1のストッパ11を払出通路2より後退させる
ことで、最下端の商品3を払出通路2より落下させる。
なお、商品3群を受ける第1のストッパ11には、図示
しないが待機時には回転止めがかけられており、払出時
には、この回転止めを、商品搬出装置10に内蔵されて
いるソレノイドなどの動力源の力により強制的に外して
第1のストッパ11の回転を可能とする構造とされてい
る。
【0005】商品3が角形である場合には、商品3の相
対する側面3a(図12参照)が横方向および上下方向
に沿った場合の横方向寸法よりも、商品3の対角線3b
(図12参照)が横方向および上下方向に沿った場合の
横方向寸法が大きくなるため、次に払い出すべき最下端
の商品3を保持する箇所では、払出通路2の幅が少し広
めになるように払出通路板20の位置を設定して、第1
のストッパ11を払出通路2より後退させて払出動作を
行った際に、最下端の商品3が払出通路2で詰まること
がないようにしている。
対する側面3a(図12参照)が横方向および上下方向
に沿った場合の横方向寸法よりも、商品3の対角線3b
(図12参照)が横方向および上下方向に沿った場合の
横方向寸法が大きくなるため、次に払い出すべき最下端
の商品3を保持する箇所では、払出通路2の幅が少し広
めになるように払出通路板20の位置を設定して、第1
のストッパ11を払出通路2より後退させて払出動作を
行った際に、最下端の商品3が払出通路2で詰まること
がないようにしている。
【0006】一方、第2のストッパ12を払出通路2に
突出させた際に下から2番目以上の商品3が誤って抜け
落ちることを確実に防止するために、商品収納搬送路1
からの商品3を、払出通路2にその側面3aが横方向お
よび上下方向に沿った姿勢で導入させているとともに、
払出通路2に導入された商品3がスペーサ21によっ
て、第2のストッパ12が設けられている商品搬出装置
10側へ寄せ、第2のストッパ12による規制動作を確
実に行うようになっている。なお、21aは、スペーサ
21を払出通路板20に着脱させるための引掛片であ
る。
突出させた際に下から2番目以上の商品3が誤って抜け
落ちることを確実に防止するために、商品収納搬送路1
からの商品3を、払出通路2にその側面3aが横方向お
よび上下方向に沿った姿勢で導入させているとともに、
払出通路2に導入された商品3がスペーサ21によっ
て、第2のストッパ12が設けられている商品搬出装置
10側へ寄せ、第2のストッパ12による規制動作を確
実に行うようになっている。なお、21aは、スペーサ
21を払出通路板20に着脱させるための引掛片であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】角PETの商品3の容
器としては多くの種類のものが存在しているため、その
中には非常に柔らかで変形し易いものがある。しかしな
がら、このような変形し易い商品3を販売しようとする
と、最下端の商品3にこれより上の商品3群を含めた全
ての荷重Wおよびその分力F1,F2が作用し、この荷
重Wによって最下端の商品3が、図14に示すように潰
れて、払出通路板20と第1のストッパ11との間にク
サビのように食い込んでしまい、正規の位置よりも大き
く下がった状態となるため、以下のような不具合を生じ
ていた。
器としては多くの種類のものが存在しているため、その
中には非常に柔らかで変形し易いものがある。しかしな
がら、このような変形し易い商品3を販売しようとする
と、最下端の商品3にこれより上の商品3群を含めた全
ての荷重Wおよびその分力F1,F2が作用し、この荷
重Wによって最下端の商品3が、図14に示すように潰
れて、払出通路板20と第1のストッパ11との間にク
サビのように食い込んでしまい、正規の位置よりも大き
く下がった状態となるため、以下のような不具合を生じ
ていた。
【0008】第1に、最下端の商品3が潰れて払出通路
板20と第1のストッパ11との間にクサビのように食
い込んでしまうと、第1のストッパ11に非常に大きな
分力F1が作用する。したがって、第1のストッパ11
の回転止めを強制的に外すための力として非常に大きな
力が必要となり、この際の力が不足して第1のストッパ
11の動作不良を起こし、払出動作を正常に行えなくな
ることがあった。
板20と第1のストッパ11との間にクサビのように食
い込んでしまうと、第1のストッパ11に非常に大きな
分力F1が作用する。したがって、第1のストッパ11
の回転止めを強制的に外すための力として非常に大きな
力が必要となり、この際の力が不足して第1のストッパ
11の動作不良を起こし、払出動作を正常に行えなくな
ることがあった。
【0009】第2に、最下端の商品3が図12に示すよ
うな正規位置よりも大きく下方に下がってしまうため、
これに伴って下から2番目の商品3も、第2のストッパ
12の先端が回転する際の位置より下方に移動してしま
い、第2のストッパ12が正規の位置まで突出しきれな
いことがある。この結果、第2のストッパ12の先端と
スペーサ21との間の間隔が本来は寸法Dであるべきと
ころが、それよりも大きな寸法Eとなってしまい、下か
ら2番目以上の商品3の荷重を保持するには広すぎる寸
法となり、商品3が第2のストッパ12の先端とスペー
サ21との間をすり抜けて多数本の商品3を一度に払い
出してしまうことがあった。
うな正規位置よりも大きく下方に下がってしまうため、
これに伴って下から2番目の商品3も、第2のストッパ
12の先端が回転する際の位置より下方に移動してしま
い、第2のストッパ12が正規の位置まで突出しきれな
いことがある。この結果、第2のストッパ12の先端と
スペーサ21との間の間隔が本来は寸法Dであるべきと
ころが、それよりも大きな寸法Eとなってしまい、下か
ら2番目以上の商品3の荷重を保持するには広すぎる寸
法となり、商品3が第2のストッパ12の先端とスペー
サ21との間をすり抜けて多数本の商品3を一度に払い
出してしまうことがあった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、PE
Tボトル等の角状商品に対しても1つずつ確実に払出動
作を行うことのできる自動販売機の商品収納搬送装置を
提供することを目的とするものである。
Tボトル等の角状商品に対しても1つずつ確実に払出動
作を行うことのできる自動販売機の商品収納搬送装置を
提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、略上下方向に延びる商品収納
搬送路に商品が積み重ねられて収納され、商品収納搬送
路の下端部に商品が払い出される払出通路が設けられ、
販売待機時には払出通路に突出させた第1のストッパに
て最下端の商品の落下を防止し、商品払出時には、第2
のストッパを払出通路に突出させて下から2番目の商品
の落下を規制しながら、第1のストッパを払出通路から
後退させて最下端の商品を下方に払い出す商品搬出装置
が払出通路の一方側に配設され、払出通路を挟んで他方
側に払出通路板が配設された自動販売機の商品収納搬送
装置であって、払出通路板に、販売待機時において第1
のストッパにて一方側から受けられた最下端の商品の他
方側下部を斜め下方から支持する商品受け体を設けたも
のである。
に請求項1記載の発明は、略上下方向に延びる商品収納
搬送路に商品が積み重ねられて収納され、商品収納搬送
路の下端部に商品が払い出される払出通路が設けられ、
販売待機時には払出通路に突出させた第1のストッパに
て最下端の商品の落下を防止し、商品払出時には、第2
のストッパを払出通路に突出させて下から2番目の商品
の落下を規制しながら、第1のストッパを払出通路から
後退させて最下端の商品を下方に払い出す商品搬出装置
が払出通路の一方側に配設され、払出通路を挟んで他方
側に払出通路板が配設された自動販売機の商品収納搬送
装置であって、払出通路板に、販売待機時において第1
のストッパにて一方側から受けられた最下端の商品の他
方側下部を斜め下方から支持する商品受け体を設けたも
のである。
【0012】請求項2記載の発明は、略上下方向に延び
る商品収納搬送路に商品が積み重ねられて収納され、商
品収納搬送路の下端部に商品が払い出される払出通路が
設けられ、販売待機時には払出通路に突出させた第1の
ストッパにて最下端の商品の落下を防止し、商品払出時
には、第2のストッパを払出通路に突出させて下から2
番目の商品の落下を規制しながら、第1のストッパを払
出通路から後退させて最下端の商品を下方に払い出す商
品搬出装置が払出通路の一方側に配設され、払出通路を
挟んで他方側に払出通路の通路幅を調節する払出通路板
が配設された自動販売機の商品収納搬送装置であって、
払出通路板に、販売待機時において第1のストッパにて
一方側から受けられた最下端の商品の他方側下部を斜め
下方から支持する商品受け体を設けたものである。
る商品収納搬送路に商品が積み重ねられて収納され、商
品収納搬送路の下端部に商品が払い出される払出通路が
設けられ、販売待機時には払出通路に突出させた第1の
ストッパにて最下端の商品の落下を防止し、商品払出時
には、第2のストッパを払出通路に突出させて下から2
番目の商品の落下を規制しながら、第1のストッパを払
出通路から後退させて最下端の商品を下方に払い出す商
品搬出装置が払出通路の一方側に配設され、払出通路を
挟んで他方側に払出通路の通路幅を調節する払出通路板
が配設された自動販売機の商品収納搬送装置であって、
払出通路板に、販売待機時において第1のストッパにて
一方側から受けられた最下端の商品の他方側下部を斜め
下方から支持する商品受け体を設けたものである。
【0013】この請求項1、2の構成により、商品収納
搬送路において積み重ねられた商品群の全荷重が作用し
ている最下端の商品を、商品搬出装置が設けられている
側から第1のストッパで斜め下方から支持するだけでな
く、払出通路板が設けられている側から商品受け体で斜
め下方から支持して、両者により2箇所に分けてそれぞ
れ斜め下方から支持するので、これらの第1のストッパ
と商品受け体とからの商品に対する各反力も小さくな
る。この結果、第1のストッパの回転止めを外すための
力が少なくて済んで動作不良を起こすことが防止され、
商品の払出動作を確実に行うことができる。また、商品
の変形量が減少して、正規位置より下がる量も減少する
ため、商品払出時に第2のストッパが下から2番目の商
品に当接したりすることがなくなって正規の位置まで突
出し、この結果、多数本の商品を一度に払い出してしま
うという不具合を防止できる。
搬送路において積み重ねられた商品群の全荷重が作用し
ている最下端の商品を、商品搬出装置が設けられている
側から第1のストッパで斜め下方から支持するだけでな
く、払出通路板が設けられている側から商品受け体で斜
め下方から支持して、両者により2箇所に分けてそれぞ
れ斜め下方から支持するので、これらの第1のストッパ
と商品受け体とからの商品に対する各反力も小さくな
る。この結果、第1のストッパの回転止めを外すための
力が少なくて済んで動作不良を起こすことが防止され、
商品の払出動作を確実に行うことができる。また、商品
の変形量が減少して、正規位置より下がる量も減少する
ため、商品払出時に第2のストッパが下から2番目の商
品に当接したりすることがなくなって正規の位置まで突
出し、この結果、多数本の商品を一度に払い出してしま
うという不具合を防止できる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載の自動販売機の商品収納搬送装置において、商品
受け体は、払出通路板に設けた回動軸を中心として払出
通路に対してその一部が出退するように回動自在に取付
けられ、回動軸よりも下方の箇所に、商品の他方側下部
を斜め下方から支持する受け突出部を設け、回動軸より
も上方の箇所に、商品に当接して払出通路から後退する
ことで受け突出部を払出通路へ突出させるとともにこの
受け突出部の突出姿勢を維持させる当接突出部を設けた
ものである。
に記載の自動販売機の商品収納搬送装置において、商品
受け体は、払出通路板に設けた回動軸を中心として払出
通路に対してその一部が出退するように回動自在に取付
けられ、回動軸よりも下方の箇所に、商品の他方側下部
を斜め下方から支持する受け突出部を設け、回動軸より
も上方の箇所に、商品に当接して払出通路から後退する
ことで受け突出部を払出通路へ突出させるとともにこの
受け突出部の突出姿勢を維持させる当接突出部を設けた
ものである。
【0015】この構成により、販売待機時には第1のス
トッパで支持された最下端の商品が当接突出部に当接し
て受け突出部が払出通路へ突出され、この受け突出部に
よっても最下端の商品が斜め下方から支持される。一
方、商品払出時には第1のストッパが払出通路から後退
して商品が下方に移動することで、当接突出部から商品
が離反して受け突出部が払出通路板の側へ後退可能な状
態となるため、商品の荷重により受け突出部も払出通路
から後退し、この結果、最下端の商品が払出通路から支
障なく払い出される。
トッパで支持された最下端の商品が当接突出部に当接し
て受け突出部が払出通路へ突出され、この受け突出部に
よっても最下端の商品が斜め下方から支持される。一
方、商品払出時には第1のストッパが払出通路から後退
して商品が下方に移動することで、当接突出部から商品
が離反して受け突出部が払出通路板の側へ後退可能な状
態となるため、商品の荷重により受け突出部も払出通路
から後退し、この結果、最下端の商品が払出通路から支
障なく払い出される。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の自
動販売機の商品収納搬送装置において、商品受け体の受
け突出部と当接突出部とが曲げ面形状に形成されている
ものである。
動販売機の商品収納搬送装置において、商品受け体の受
け突出部と当接突出部とが曲げ面形状に形成されている
ものである。
【0017】この構成により、商品受け体の受け突出部
と当接突出部とが曲げ面形状に形成されているので、商
品受け体の受け突出部や当接突出部にて商品を傷つけた
りすることが防止される。
と当接突出部とが曲げ面形状に形成されているので、商
品受け体の受け突出部や当接突出部にて商品を傷つけた
りすることが防止される。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の自動販売機の商品収納搬送装置において、
商品は略角形の断面形状であるものである。
れかに記載の自動販売機の商品収納搬送装置において、
商品は略角形の断面形状であるものである。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れかに記載の自動販売機の商品収納搬送装置において、
払出通路板における商品受け体よりも上方の箇所に着脱
自在で、角形の商品を商品搬出装置側へ寄せるスペーサ
が設けられているものである。
れかに記載の自動販売機の商品収納搬送装置において、
払出通路板における商品受け体よりも上方の箇所に着脱
自在で、角形の商品を商品搬出装置側へ寄せるスペーサ
が設けられているものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
自動販売機の商品収納搬送装置について、図1〜図11
に基づき説明する。この自動販売機においては断面略四
角形のPETボトルや断面略丸形の太缶や細缶などの複
数種類の形状の商品3を扱う。
自動販売機の商品収納搬送装置について、図1〜図11
に基づき説明する。この自動販売機においては断面略四
角形のPETボトルや断面略丸形の太缶や細缶などの複
数種類の形状の商品3を扱う。
【0021】図1に示すように、蛇行状に略上下方向に
延びる商品収納搬送路1には商品3が積み重ねられて収
納され、商品収納搬送路1の下端部には商品3が払い出
される払出通路2が設けられている。この払出通路2に
臨む一方側(例えば後)には、第1および第2のストッ
パ11、12やこれらを駆動するソレノイド(図示せ
ず)などを備えた周知の商品搬出装置10が配設され、
払出通路2を挟んで他方側(例えば前側)には払出通路
2の通路幅を調節する払出通路板20が配設されてい
る。
延びる商品収納搬送路1には商品3が積み重ねられて収
納され、商品収納搬送路1の下端部には商品3が払い出
される払出通路2が設けられている。この払出通路2に
臨む一方側(例えば後)には、第1および第2のストッ
パ11、12やこれらを駆動するソレノイド(図示せ
ず)などを備えた周知の商品搬出装置10が配設され、
払出通路2を挟んで他方側(例えば前側)には払出通路
2の通路幅を調節する払出通路板20が配設されてい
る。
【0022】第1のストッパ11は、商品搬出装置10
の下部で払出通路奥行方向(例えば左右方向であり、図
1の紙面直交方向)の軸心の第1支軸13を中心として
商品搬出装置10の商品案内面10aから出退自在に設
けられている。第2のストッパ11は、商品搬出装置1
0の第1支軸13よりも上方位置で払出通路奥行方向の
軸心の第2支軸14を中心として商品搬出装置10の商
品案内面10aから出退自在に設けられている。そし
て、販売待機時には払出通路2に突出させた第1のスト
ッパ11にて最下端の商品3の一方側(商品搬出装置1
0寄り側)下部の角部3cを斜め下方から支持して落下
を防止し、商品払出時には、図6に示すように、第2の
ストッパ12を払出通路2に突出させて下から2番目の
商品3の落下を規制しながら、第1のストッパ11を払
出通路2から後退させて最下端の商品3を下方に払い出
すようになっている。なお、商品3群を受ける第1のス
トッパ11には、図示しないが待機時には回転止めがか
けられており、払出時には、この回転止めを、商品搬出
装置10に内蔵されているソレノイドなどの動力源の力
により強制的に外して第1のストッパ11の回転を可能
とする構造とされている。
の下部で払出通路奥行方向(例えば左右方向であり、図
1の紙面直交方向)の軸心の第1支軸13を中心として
商品搬出装置10の商品案内面10aから出退自在に設
けられている。第2のストッパ11は、商品搬出装置1
0の第1支軸13よりも上方位置で払出通路奥行方向の
軸心の第2支軸14を中心として商品搬出装置10の商
品案内面10aから出退自在に設けられている。そし
て、販売待機時には払出通路2に突出させた第1のスト
ッパ11にて最下端の商品3の一方側(商品搬出装置1
0寄り側)下部の角部3cを斜め下方から支持して落下
を防止し、商品払出時には、図6に示すように、第2の
ストッパ12を払出通路2に突出させて下から2番目の
商品3の落下を規制しながら、第1のストッパ11を払
出通路2から後退させて最下端の商品3を下方に払い出
すようになっている。なお、商品3群を受ける第1のス
トッパ11には、図示しないが待機時には回転止めがか
けられており、払出時には、この回転止めを、商品搬出
装置10に内蔵されているソレノイドなどの動力源の力
により強制的に外して第1のストッパ11の回転を可能
とする構造とされている。
【0023】払出通路板20は、図2にも示すように、
この上端部において払出通路奥行方向に貫通する上支持
軸22と、払出通路板20の下端部において払出通路奥
行方向に貫通する下支持軸23とにより上下方向に沿っ
て支持されており、これらの支持軸22、23は、商品
収納搬送路1の奥行方向の壁面をなす仕切板5に形成さ
れた2つの異形孔24、25にも挿通されている。そし
て、支持軸22、23を異形孔24、25に沿わせるよ
うにして払出通路板20を上下ならびに通路幅方向に移
動させることで、払出通路2の通路幅を調整させること
ができ、断面略四角形のPETボトルや断面略丸形の太
缶の商品3を扱う場合には、図1や図7などに示すよう
に、払出通路2の通路幅が広めの寸法L1になるように
設定し、断面略丸形の細缶の商品3を扱う場合には、図
9などに示すように、払出通路2の通路幅が狭めの寸法
L2になるように設定する。
この上端部において払出通路奥行方向に貫通する上支持
軸22と、払出通路板20の下端部において払出通路奥
行方向に貫通する下支持軸23とにより上下方向に沿っ
て支持されており、これらの支持軸22、23は、商品
収納搬送路1の奥行方向の壁面をなす仕切板5に形成さ
れた2つの異形孔24、25にも挿通されている。そし
て、支持軸22、23を異形孔24、25に沿わせるよ
うにして払出通路板20を上下ならびに通路幅方向に移
動させることで、払出通路2の通路幅を調整させること
ができ、断面略四角形のPETボトルや断面略丸形の太
缶の商品3を扱う場合には、図1や図7などに示すよう
に、払出通路2の通路幅が広めの寸法L1になるように
設定し、断面略丸形の細缶の商品3を扱う場合には、図
9などに示すように、払出通路2の通路幅が狭めの寸法
L2になるように設定する。
【0024】また、角形PETボトル(以下、角PET
と略す)の商品3を扱う場合には、図1などに示すよう
に、払出通路板20の払出通路2に臨む面における下か
ら2番目の商品3に臨む高さの箇所に、角PET用のス
ペーサ21をその引掛片21aにより装着する。スペー
サ21は上部に傾斜面21bが設けられており、払出通
路2に導入された商品3を商品搬出装置10側へ寄せる
働きをする。
と略す)の商品3を扱う場合には、図1などに示すよう
に、払出通路板20の払出通路2に臨む面における下か
ら2番目の商品3に臨む高さの箇所に、角PET用のス
ペーサ21をその引掛片21aにより装着する。スペー
サ21は上部に傾斜面21bが設けられており、払出通
路2に導入された商品3を商品搬出装置10側へ寄せる
働きをする。
【0025】さらに、払出通路板20には、販売待機時
において第1のストッパ11にて片側から受けられた最
下端の商品3の他方側(払出通路板20寄り側)下部の
角部3dを斜め下方から支持する商品受け体30が設け
られている。この商品受け体30は、例えば金属板をプ
レス成形して製造され、払出通路板20の裏面に取付け
られた回動軸31を中心として、払出通路2に対して上
部と下部との一方が出退するように回動自在に取付けら
れている。商品受け体30における回動軸31よりも下
方の箇所には、商品3の前記角部3dを斜め下方から支
持する受け突出部32が設けられ、商品受け体30にお
ける回動軸31よりも上方の箇所には、商品3に当接し
て払出通路2から後退することで受け突出部32を払出
通路2へ突出させるとともにこの突出姿勢を維持させる
当接突出部33が設けられている。これらの受け突出部
32と当接突出部33とは、略くの字形状に曲げられて
形成されている。また、払出通路板20における受け突
出部32と当接突出部33とが設けられている箇所に
は、矩形の開口窓25、26が形成されている。なお、
図3、図4に示すように、商品受け体30の回動軸31
は、例えば、払出通路板20に形成された切り起こし部
27と、商品受け体30に設けられた軸受部34とに渡
って挿通されて支持されている。
において第1のストッパ11にて片側から受けられた最
下端の商品3の他方側(払出通路板20寄り側)下部の
角部3dを斜め下方から支持する商品受け体30が設け
られている。この商品受け体30は、例えば金属板をプ
レス成形して製造され、払出通路板20の裏面に取付け
られた回動軸31を中心として、払出通路2に対して上
部と下部との一方が出退するように回動自在に取付けら
れている。商品受け体30における回動軸31よりも下
方の箇所には、商品3の前記角部3dを斜め下方から支
持する受け突出部32が設けられ、商品受け体30にお
ける回動軸31よりも上方の箇所には、商品3に当接し
て払出通路2から後退することで受け突出部32を払出
通路2へ突出させるとともにこの突出姿勢を維持させる
当接突出部33が設けられている。これらの受け突出部
32と当接突出部33とは、略くの字形状に曲げられて
形成されている。また、払出通路板20における受け突
出部32と当接突出部33とが設けられている箇所に
は、矩形の開口窓25、26が形成されている。なお、
図3、図4に示すように、商品受け体30の回動軸31
は、例えば、払出通路板20に形成された切り起こし部
27と、商品受け体30に設けられた軸受部34とに渡
って挿通されて支持されている。
【0026】上記構成において、商品3が断面略四角形
のPETボトルである場合には、販売待機時に、商品収
納搬送路1において積み重ねられた商品3群の重量が作
用している最下端の商品3を、商品搬出装置10が設け
られている側から第1のストッパ11で斜め下方から支
持するだけでなく、払出通路板20が設けられている側
から商品受け体30の受け突出部32で斜め下方から支
持することとなる。なおこの際には、商品3からの反力
によって商品受け体30の受け突出部32が斜め下方に
押す方向に力を受けるが、商品受け体30の当接突出部
33が最下端の商品3の側面に当接しているため、商品
受け体30は回動せず、受け突出部32の突出姿勢は維
持される。
のPETボトルである場合には、販売待機時に、商品収
納搬送路1において積み重ねられた商品3群の重量が作
用している最下端の商品3を、商品搬出装置10が設け
られている側から第1のストッパ11で斜め下方から支
持するだけでなく、払出通路板20が設けられている側
から商品受け体30の受け突出部32で斜め下方から支
持することとなる。なおこの際には、商品3からの反力
によって商品受け体30の受け突出部32が斜め下方に
押す方向に力を受けるが、商品受け体30の当接突出部
33が最下端の商品3の側面に当接しているため、商品
受け体30は回動せず、受け突出部32の突出姿勢は維
持される。
【0027】このように、最下端の商品3からの商品3
群全体の荷重Wは、第1のストッパ11と商品受け体3
0の受け突出部32とによりそれぞれ斜め下方から受け
られるので、従来と同じ荷重Wであっても、比較的小さ
な分力F3、F4が第1のストッパ11と商品受け体3
0の受け突出部32とに作用することとなり、その反力
G,Hも従来より小さいものとなる。実験では、第1の
ストッパ11への分力F3は従来の場合の分力F1の約
50%に減少し、また、商品受け体30の受け突出部3
2への分力F4は、従来の場合の払出通路板20への分
力F2の約65%に減少した。
群全体の荷重Wは、第1のストッパ11と商品受け体3
0の受け突出部32とによりそれぞれ斜め下方から受け
られるので、従来と同じ荷重Wであっても、比較的小さ
な分力F3、F4が第1のストッパ11と商品受け体3
0の受け突出部32とに作用することとなり、その反力
G,Hも従来より小さいものとなる。実験では、第1の
ストッパ11への分力F3は従来の場合の分力F1の約
50%に減少し、また、商品受け体30の受け突出部3
2への分力F4は、従来の場合の払出通路板20への分
力F2の約65%に減少した。
【0028】この後、販売指示があって商品3を払い出
す際には、図5、図6に示すように、第2のストッパ1
2を払出通路2に突出させて下から2番目の商品3の落
下を規制しながら、第1のストッパ11を払出通路2か
ら後退させて最下端の商品3を下方に払い出す。この第
1のストッパ11を払出通路2から後退させる際には、
第1のストッパ11に対する回転止めを強制的に外さな
ければならないが、上記のように第1のストッパ11へ
の分力F3が比較的小さな力であるので、第1のストッ
パ11の回転止めを外すための力が少なくて済んで動作
不良を起こすことが防止され、この結果、商品3の払出
動作を確実に行うことができる。また、第1のストッパ
11の回転止めを外すための動力源を小さい力のものに
代えることも可能となる。
す際には、図5、図6に示すように、第2のストッパ1
2を払出通路2に突出させて下から2番目の商品3の落
下を規制しながら、第1のストッパ11を払出通路2か
ら後退させて最下端の商品3を下方に払い出す。この第
1のストッパ11を払出通路2から後退させる際には、
第1のストッパ11に対する回転止めを強制的に外さな
ければならないが、上記のように第1のストッパ11へ
の分力F3が比較的小さな力であるので、第1のストッ
パ11の回転止めを外すための力が少なくて済んで動作
不良を起こすことが防止され、この結果、商品3の払出
動作を確実に行うことができる。また、第1のストッパ
11の回転止めを外すための動力源を小さい力のものに
代えることも可能となる。
【0029】また、上記したように販売待機時での商品
受け体30の受け突出部32から商品3に作用する反力
G,Hが小さいので、商品3の変形量が減少し、この最
下端の商品3および下から2番目の商品3の正規位置よ
り下がる量もそれぞれ減少する。したがって、図5、図
6に示すように、商品払出時に第2のストッパ12が下
から2番目の商品に当接して突出しきれなくなることが
なくなって正規の位置まで突出し、この結果、多数本の
商品3を一度に払い出してしまうという従来の不具合を
防止できる。
受け体30の受け突出部32から商品3に作用する反力
G,Hが小さいので、商品3の変形量が減少し、この最
下端の商品3および下から2番目の商品3の正規位置よ
り下がる量もそれぞれ減少する。したがって、図5、図
6に示すように、商品払出時に第2のストッパ12が下
から2番目の商品に当接して突出しきれなくなることが
なくなって正規の位置まで突出し、この結果、多数本の
商品3を一度に払い出してしまうという従来の不具合を
防止できる。
【0030】また、商品払出時には第1のストッパ11
が払出通路から後退して商品が下方に移動することで、
図6に示すように、商品受け体30の当接突出部33か
ら商品3が離反して受け突出部32が払出通路板20の
側へ後退可能な状態となるので、商品3の荷重により受
け突出部32が払出通路2から後退し、この結果、最下
端の商品3は払出通路2から支障なく払い出される。
が払出通路から後退して商品が下方に移動することで、
図6に示すように、商品受け体30の当接突出部33か
ら商品3が離反して受け突出部32が払出通路板20の
側へ後退可能な状態となるので、商品3の荷重により受
け突出部32が払出通路2から後退し、この結果、最下
端の商品3は払出通路2から支障なく払い出される。
【0031】さらに、商品受け体30の受け突出部32
と当接突出部33とを曲げ面形状に形成したので、これ
らの箇所で商品3を受けたり、当接したりした場合でも
商品3を傷つけることはない。
と当接突出部33とを曲げ面形状に形成したので、これ
らの箇所で商品3を受けたり、当接したりした場合でも
商品3を傷つけることはない。
【0032】また、商品3が断面略丸形の太缶である場
合、図7に示すように、販売待機時には最下端の商品3
に商品受け体30の当接突出部33や受け突出部32は
当接していないため、商品受け体30が商品3に干渉す
ることがなく、従来と同様に、第1のストッパ11と払
出通路板20とにより、太缶の商品3が支持される。ま
た、図8に示すように、商品払出時に、最下端の商品3
が商品受け体30の受け突出部32に一時的に当接する
ものの、この際は、商品受け体30の当接突出部33が
最下端の商品3と、第2のストッパ12で受けられた下
から2番目の商品3との間に位置するので、商品受け体
30のJ方向への回動動作が規制されることがなく、最
下端の商品3は商品受け体30の受け突出部32を払出
通路板20内に押しのけ、この商品3は払出通路2から
支障なく払い出される。
合、図7に示すように、販売待機時には最下端の商品3
に商品受け体30の当接突出部33や受け突出部32は
当接していないため、商品受け体30が商品3に干渉す
ることがなく、従来と同様に、第1のストッパ11と払
出通路板20とにより、太缶の商品3が支持される。ま
た、図8に示すように、商品払出時に、最下端の商品3
が商品受け体30の受け突出部32に一時的に当接する
ものの、この際は、商品受け体30の当接突出部33が
最下端の商品3と、第2のストッパ12で受けられた下
から2番目の商品3との間に位置するので、商品受け体
30のJ方向への回動動作が規制されることがなく、最
下端の商品3は商品受け体30の受け突出部32を払出
通路板20内に押しのけ、この商品3は払出通路2から
支障なく払い出される。
【0033】また、商品3が断面略丸形の細缶である場
合、図9に示すように、販売待機時には最下端の商品3
が商品受け体30の当接突出部33に当接するものの、
この際は、商品受け体30の受け突出部32には何も当
接していないため、商品受け体30が商品3に干渉する
ことがなく、従来と同様に、第1のストッパ11と払出
通路板20とにより、細缶の商品3が支持される。ま
た、図10に示すように、商品払出時に、最下端の商品
3が商品受け体30の受け突出部32に一時的に当接す
るものの、この際は、商品受け体30の当接突出部33
が最下端の商品3と、第2のストッパ12で受けられた
下から2番目の商品3との間に位置するので、商品受け
体30のK方向への回動動作が規制されることがなく、
最下端の商品3は商品受け体30の受け突出部32を払
出通路板20内に押しのけ、この商品3は払出通路2か
ら支障なく払い出される。
合、図9に示すように、販売待機時には最下端の商品3
が商品受け体30の当接突出部33に当接するものの、
この際は、商品受け体30の受け突出部32には何も当
接していないため、商品受け体30が商品3に干渉する
ことがなく、従来と同様に、第1のストッパ11と払出
通路板20とにより、細缶の商品3が支持される。ま
た、図10に示すように、商品払出時に、最下端の商品
3が商品受け体30の受け突出部32に一時的に当接す
るものの、この際は、商品受け体30の当接突出部33
が最下端の商品3と、第2のストッパ12で受けられた
下から2番目の商品3との間に位置するので、商品受け
体30のK方向への回動動作が規制されることがなく、
最下端の商品3は商品受け体30の受け突出部32を払
出通路板20内に押しのけ、この商品3は払出通路2か
ら支障なく払い出される。
【0034】なお、上記実施の形態においては、商品受
け体30として金属板をプレス成形して製造した場合を
述べたが、図11(a)に示すように、商品受け体30
として厚めの板材を使用し、この商品受け体30に回動
軸31の代わりをなす回動用突設軸部30aを一体形成
してもよく、この場合には、部品点数を減少できるため
製造コストを削減できる。また、図11(b)、(c)
に示すように、商品受け体30を樹脂成形により製造し
てもよく、この場合にも、回転軸が別体のものや一体の
ものを形成することが可能である。また、上記実施の形
態においては、払出通路板20が払出通路2の通路幅を
調節する機能を有する場合を述べたが、これに限るもの
ではなく、払出通路2の通路幅を調節する機能を有しな
いものにも適用可能である。
け体30として金属板をプレス成形して製造した場合を
述べたが、図11(a)に示すように、商品受け体30
として厚めの板材を使用し、この商品受け体30に回動
軸31の代わりをなす回動用突設軸部30aを一体形成
してもよく、この場合には、部品点数を減少できるため
製造コストを削減できる。また、図11(b)、(c)
に示すように、商品受け体30を樹脂成形により製造し
てもよく、この場合にも、回転軸が別体のものや一体の
ものを形成することが可能である。また、上記実施の形
態においては、払出通路板20が払出通路2の通路幅を
調節する機能を有する場合を述べたが、これに限るもの
ではなく、払出通路2の通路幅を調節する機能を有しな
いものにも適用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、下端部の
商品を変形させる力が減少するため、商品の変形量を減
少させることができて、商品が食い込んで下がってしま
うことを最小限に抑えることができ、また、商品払出時
に第2のストッパが下から2番目の商品に当接したりす
ることがなくなって正規の位置まで突出し、この結果、
多数本の商品を一度に払い出してしまうという不具合を
防止できる。
商品を変形させる力が減少するため、商品の変形量を減
少させることができて、商品が食い込んで下がってしま
うことを最小限に抑えることができ、また、商品払出時
に第2のストッパが下から2番目の商品に当接したりす
ることがなくなって正規の位置まで突出し、この結果、
多数本の商品を一度に払い出してしまうという不具合を
防止できる。
【0036】さらに、商品から第1のストッパへ作用す
る力が小さくなるため、第1のストッパの回転不良を起
こすことが防止されて、商品の払出動作を確実に行うこ
とができる。また、第1のストッパの回転止めを外すた
めの動力源を小さい力のものに代えてコストの削減を図
ることも可能となる。
る力が小さくなるため、第1のストッパの回転不良を起
こすことが防止されて、商品の払出動作を確実に行うこ
とができる。また、第1のストッパの回転止めを外すた
めの動力源を小さい力のものに代えてコストの削減を図
ることも可能となる。
【0037】また、商品受け体を備えた払出通路板へ作
用する力や、第1のストッパなどを備えた商品搬出装置
へ作用する力を軽減させることができるため、これらの
機構の耐久性も向上する。
用する力や、第1のストッパなどを備えた商品搬出装置
へ作用する力を軽減させることができるため、これらの
機構の耐久性も向上する。
【0038】また、商品受け体の受け突出部と当接突出
部とを曲げ面形状に形成したので、これらの箇所で商品
を受けたり、当接したりした場合でも商品を傷つけるこ
とがないので、自動販売機の信頼性が向上する。
部とを曲げ面形状に形成したので、これらの箇所で商品
を受けたり、当接したりした場合でも商品を傷つけるこ
とがないので、自動販売機の信頼性が向上する。
【図1】本発明の実施の形態にかかる自動販売機の商品
収納搬送装置の側面図で、角形商品を扱った販売待機時
の状態を示す。
収納搬送装置の側面図で、角形商品を扱った販売待機時
の状態を示す。
【図2】(a)および(b)は同商品収納搬送装置の商
品受け体を有する払出通路板の裏面から見た図および側
面図である。
品受け体を有する払出通路板の裏面から見た図および側
面図である。
【図3】(a)と(b)とは同商品収納搬送装置の商品
受け体と払出通路板とにおける図2におけるM部の箇所
をそれぞれ拡大して示す図である。
受け体と払出通路板とにおける図2におけるM部の箇所
をそれぞれ拡大して示す図である。
【図4】(a)および(b)は図2におけるN−N断面
図およびO−O断面図である。
図およびO−O断面図である。
【図5】同商品収納搬送装置の側面図で、角形商品を扱
った販売待機時から商品払出時へ切り換わる際の状態を
示す。
った販売待機時から商品払出時へ切り換わる際の状態を
示す。
【図6】同商品収納搬送装置の側面図で、角形商品を扱
った商品払出時の状態を示す。
った商品払出時の状態を示す。
【図7】同商品収納搬送装置の側面図で、太缶商品を扱
った販売待機時の状態を示す。
った販売待機時の状態を示す。
【図8】同商品収納搬送装置の側面図で、太缶商品を扱
った商品払出時の状態を示す。
った商品払出時の状態を示す。
【図9】同商品収納搬送装置の側面図で、細缶商品を扱
った販売待機時の状態を示す。
った販売待機時の状態を示す。
【図10】同商品収納搬送装置の側面図で、細缶商品を
扱った商品払出時の状態を示す。
扱った商品払出時の状態を示す。
【図11】(a)〜(c)はそれぞれ本発明の他の実施
の形態にかかる商品収納搬送装置の商品受け体の斜視図
である。
の形態にかかる商品収納搬送装置の商品受け体の斜視図
である。
【図12】従来の自動販売機の商品収納搬送装置の側面
図で、角形商品を扱った販売待機時の状態を示す。
図で、角形商品を扱った販売待機時の状態を示す。
【図13】同従来の商品収納搬送装置の側面図で、角形
商品を扱った商品払出時の状態を示す。
商品を扱った商品払出時の状態を示す。
【図14】同従来の商品収納搬送装置の側面図で、角形
商品を扱った際の課題を説明するための図である。
商品を扱った際の課題を説明するための図である。
1 商品収納搬送路 2 払出通路 3 商品 10 商品搬出装置 11 第1のストッパ 12 第2のストッパ 20 払出通路板 21 スペーサ 30 商品受け体 31 回動軸 32 受け突出部 33 当接突出部
Claims (6)
- 【請求項1】 略上下方向に延びる商品収納搬送路に商
品が積み重ねられて収納され、商品収納搬送路の下端部
に商品が払い出される払出通路が設けられ、販売待機時
には払出通路に突出させた第1のストッパにて最下端の
商品の落下を防止し、商品払出時には、第2のストッパ
を払出通路に突出させて下から2番目の商品の落下を規
制しながら、第1のストッパを払出通路から後退させて
最下端の商品を下方に払い出す商品搬出装置が払出通路
の一方側に配設され、払出通路を挟んで他方側に払出通
路板が配設された自動販売機の商品収納搬送装置であっ
て、払出通路板に、販売待機時において第1のストッパ
にて一方側から受けられた最下端の商品の他方側下部を
斜め下方から支持する商品受け体を設けた自動販売機の
商品収納搬送装置。 - 【請求項2】 略上下方向に延びる商品収納搬送路に商
品が積み重ねられて収納され、商品収納搬送路の下端部
に商品が払い出される払出通路が設けられ、販売待機時
には払出通路に突出させた第1のストッパにて最下端の
商品の落下を防止し、商品払出時には、第2のストッパ
を払出通路に突出させて下から2番目の商品の落下を規
制しながら、第1のストッパを払出通路から後退させて
最下端の商品を下方に払い出す商品搬出装置が払出通路
の一方側に配設され、払出通路を挟んで他方側に払出通
路の通路幅を調節する払出通路板が配設された自動販売
機の商品収納搬送装置であって、払出通路板に、販売待
機時において第1のストッパにて一方側から受けられた
最下端の商品の他方側下部を斜め下方から支持する商品
受け体を設けた自動販売機の商品収納搬送装置。 - 【請求項3】 商品受け体は、払出通路板に設けた回動
軸を中心として払出通路に対してその一部が出退するよ
うに回動自在に取付けられ、回動軸よりも下方の箇所
に、商品の他方側下部を斜め下方から支持する受け突出
部を設け、回動軸よりも上方の箇所に、商品に当接して
払出通路から後退することで受け突出部を払出通路へ突
出させるとともにこの受け突出部の突出姿勢を維持させ
る当接突出部を設けた請求項1または2に記載の自動販
売機の商品収納搬送装置。 - 【請求項4】 商品受け体の受け突出部と当接突出部と
が曲げ面形状に形成されている請求項3記載の自動販売
機の商品収納搬送装置。 - 【請求項5】 商品は角形の断面形状である請求項1〜
4の何れかに記載の自動販売機の商品収納搬送装置。 - 【請求項6】 払出通路板における商品受け体よりも上
方の箇所に着脱自在で、角形の商品を商品搬出装置側へ
寄せるスペーサが設けられている請求項1〜5の何れか
に記載の自動販売機の商品収納搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000038917A JP2001229447A (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | 自動販売機の商品収納搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000038917A JP2001229447A (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | 自動販売機の商品収納搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001229447A true JP2001229447A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18562569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000038917A Pending JP2001229447A (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | 自動販売機の商品収納搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001229447A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008003701A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 商品収納ラック |
-
2000
- 2000-02-17 JP JP2000038917A patent/JP2001229447A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008003701A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 商品収納ラック |
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