JP2003196726A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JP2003196726A
JP2003196726A JP2001401655A JP2001401655A JP2003196726A JP 2003196726 A JP2003196726 A JP 2003196726A JP 2001401655 A JP2001401655 A JP 2001401655A JP 2001401655 A JP2001401655 A JP 2001401655A JP 2003196726 A JP2003196726 A JP 2003196726A
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啓 藤富
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光広 阪
Katsuhiko Fukuda
勝彦 福田
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直之 津崎
Kenzo Hagino
憲三 萩野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品通路幅を調整しなくても小さな駆動力で
種々の径の商品を販売でき、商品を安定的かつ確実に保
持し、商品の詰まりや多本出を防止できる自動販売機の
商品搬出装置を提供すること。 【解決手段】 下から1番目の商品Gを保持する下ペダ
ル5と、2番目の商品を保持する上ペダル4と、各ペダ
ル4,5を開閉制御するためにソレノイド17、リンク
部材19とを備え、径の異なる商品を商品通路10の幅
を変更することなく搬出でき、各ペダル4,5を商品通
路10側に交互に突出させて商品搬出を制御する商品搬
出装置1であり、下ペダル5には、販売待機時に当該下
ペダル5によって保持されている商品Gの位置を上げる
とともに、下から2番目の商品の姿勢を販売時に上ペダ
ル4によって保持され易くなるように制御する突起部5
aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、商品通路幅を調
整しなくても小さな駆動力で種々の径の商品を販売でき
る自動販売機の商品搬出装置に関し、さらに詳しくは、
商品を安定かつ確実に保持でき、商品の詰まりや多本出
を防止できる自動販売機の商品搬出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、種々の自動販売機の商品搬出
装置が提供されており、これらの自動販売機の商品搬出
装置は、最下端の商品を保持する下ペダルと、その上方
に位置し搬出時に下から2番目の商品を保持する上ペダ
ルとを備えて商品通路の下部に配設され、これらのペダ
ルを商品通路側に交互に回動突出させることによって商
品の搬出を制御するものが知られている。 【0003】すなわち、これらの商品搬出装置は、上記
ペダルの突出の有無(突出量が常に一定)によって商品
通路寸法を規制するものであるから、形状や外径寸法が
異なる商品を販売する場合には、あらかじめ商品通路に
その通路幅を規制する部材を別途設けたり、あるいは、
当該商品寸法等に適合する専用の商品搬出装置を設ける
などして対処していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、周知の
通り、缶飲料やペットボトル飲料の容器は、形状や外径
寸法が異なる種々の物が流通しているため、種々の外径
の商品を同じ位置の商品通路で販売しようとすると、商
品径に応じて商品通路幅を調整しなければならず、手間
がかかるとともに、容器の形状によっては商品搬出装置
の機構に適さず、販売できない場合も生じ得るという課
題があった。 【0005】一方、商品通路幅を調整することなく、形
状や外径寸法が異なる商品を販売するためには、あらか
じめ最大径の商品に合わせて商品通路幅を設定する必要
があり、この最大径の商品に合わせた商品通路において
小径の商品を販売するためには、上述した商品保持用の
ペダルの突出量を増やす必要がある。 【0006】そして、この突出量の増えたペダルにかか
る商品荷重に対抗して当該ペダルを駆動するためには、
駆動力の大きなソレノイド等の駆動装置を設けるべきで
あるが、近年における装置の薄型化の要請に反してしま
うため設けることができず、駆動力が不足してしまうと
いう課題があった。 【0007】また、商品は、サーペンタイン式の商品収
納ラックに横倒し姿勢で順次上積みして収納されている
ので、たとえば容器強度の低いペットボトル商品(容器
肉厚の薄い商品)が収納されている場合には、販売待機
状態において下方に位置する商品ほど大きな商品荷重を
受け、下ペダルに保持されている下から1番目の商品等
がつぶれ易くなる。 【0008】その結果、下から2番目の商品の高さ方向
の待機位置が、本来の位置よりも下がるため、販売時に
下ペダルのロックが解除されて当該下ペダルが開き、下
から1番目の商品が落下すると、下から2番目の商品
(次販売商品)は、上ペダルが保持可能な状態となる前
(最大突出位置でロックされる前)に落下してしまう。
このとき、下ペダルもロック前の状態であるので、商品
立ち等が起こると、商品の多本出につながってしまうと
いう課題があった。 【0009】特に、断面が四角形のペットボトル商品に
あっては、対角方向の径が最大径となっており、最小径
部分との寸法差が大きいため、常に適切な商品姿勢(商
品の長手方向を中心軸とした姿勢)にて収納するのが難
しく、販売タイミングのずれ等によって適切な商品姿勢
がとれなくなると、ペダルで商品を通路内に挟み込んで
しまって商品詰まりを起こす可能性があるという課題も
あった。 【0010】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、商品通路幅を調整しなくても小さな駆動力で種
々の径の商品を販売でき、商品を安定的かつ確実に保持
し、商品の詰まりや多本出を防止できる自動販売機の商
品搬出装置を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明にかかる自動販売機の商品搬出装置は、
基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商
品通路側に突出することにより下から1番目の商品を保
持する下ペダルと、前記基板の開口部に回動自在に軸支
され、当該開口部から商品通路側に突出することにより
下から2番目の商品を保持する上ペダルと、前記上ペダ
ルおよび前記下ペダルを開閉制御するために駆動装置に
より往復動するリンク手段とを備え、径の異なる商品を
前記商品通路幅を変更することなく搬出できるように形
成され、前記各ペダルを当該商品通路側に交互に突出さ
せて当該商品の搬出を制御するように形成した自動販売
機の商品搬出装置において、前記下ペダルの上面であっ
て前記回動軸側には、販売待機時に当該下ペダルによっ
て保持されている前記商品の位置を上げるとともに、前
記下から2番目の商品の姿勢を販売時に前記上ペダルに
よって保持され易くなるように制御する突起部を設けた
ものである。 【0012】この下ペダルの突起部により、下から1番
目の商品の回動軸側の部分が若干持ち上がる。これによ
り、この下から1番目の商品の上に載置される下から2
番目の商品の高さ位置が、若干上方に位置することとな
るので、販売時に当該下から2番目の商品が落下し、上
ペダルに到達するまでの時間を、前記突起部を設けない
場合に比べて長くすることができる。 【0013】これにより、上ペダルは、下から2番目の
商品が当接する前に余裕を持って突出でき、商品を確実
に保持することができる。また、突起部は、下ペダルの
リブとしても機能しており、下ペダルの強度向上にも寄
与している。 【0014】また、突起部を下ペダルの上面であって回
動軸側に設けたことにより、下ペダル上の商品の姿勢が
反開口部側に遠ざかるように傾斜するので、上ペダルの
突出空間を確保し易くでき、下から2番目の商品(次販
売商品)を確実に保持できるようになる。 【0015】したがって、商品通路幅を調整しなくても
小さな駆動力で種々の径の商品を販売でき、商品を安定
的かつ確実に保持し、商品の詰まりや多本出を効果的に
防止できる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる自動販売
機の商品搬出装置の実施の形態につき図面を参照しつつ
詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明
が限定されるものではない。 【0017】図1は、この発明の実施の形態にかかる商
品搬出装置の販売待機状態を示す要部断面図、図2は、
下ペダルのロック状態が解除された状態を示す要部断面
図、図3および図4は、上ペダルが商品の位置に追従し
て突出する様子を示す要部断面図、図5は、下から1番
目の商品が搬出され下から2番目の商品が保持されてい
る状態を示す要部断面図、図6は、下ペダルが復帰した
状態を示す要部断面図である。 【0018】商品搬出装置1の基板2には、開口部3が
設けられており、この開口部3に商品搬出制御用の上ペ
ダル4と下ペダル5とが、基板2および1対の軸受部材
12に軸支されたピン6,7によって回動自在に設けら
れている。基板2の開口部3の上縁部には、商品Gを後
述する商品出口通路板100側に寄せて姿勢制御するた
めのガイド突部2aが設けられている。 【0019】この商品出口通路板100は、大径の商品
Gが収納できる通路幅となるように商品搬出装置1と対
向配置されている。商品出口通路板100の突起部10
1は、商品Gを上ペダル4側に寄せて保持され易い姿勢
に制御するために設けたものである。 【0020】上ペダル4は、下ペダル5が閉状態にな
り、下から1番目の商品Gが落下搬出される際に、下か
ら2番目の商品Gを支持するものであり、樹脂(たとえ
ば、ポリアセタール)にて一体成形されている。 【0021】リンク部材19は、上ペダル4および下ペ
ダル5を開閉制御するために、基板2に往復動自在に設
けられ、上端はプランジャ18を介してソレノイド17
に連結され、下端は図示しないばねによって基板2に連
結されて下方に付勢されている。リンク部材19には、
長穴19aと穴19bが設けられ、それぞれ上ペダル4
開閉用のピン22と下ペダル5開閉用のピン24が挿通
されている。これらのピン22,24の両端部は、軸受
部材12の長穴12a,12bに摺動自在に支持されて
いる。 【0022】上ペダル4は、ピン6に装着されたねじり
コイルばね8によって通路側に開くように付勢されてい
る。このねじりコイルばね8の下端部はピン7に巻装さ
れ、上端部は上ペダル4に当接させてある。また、販売
待機状態において上ペダル4は、このねじりコイルばね
8によって、下から1番目の商品Gに当たる位置(所定
角度)まで押し出されている(図1参照)。これは、当
該商品Gを商品出口通路板100側に押しつけ過ぎて、
商品詰まりを起こさない程度の角度と付勢力に設定して
ある。 【0023】上ペダル4にこのようなねじりコイルばね
8を設けたのは、上ペダル4の突出速度を速め、当該上
ペダル4の突出空間を確保(下から1番目の商品Gの販
売時に次販売商品Gが上ペダル4の突出に先行して落下
し、上ペダル4の突出空間をふさいでしまうことのない
ようにする)し、次販売商品Gを確実に保持させるため
である。また、販売待機時に、上述のように上ペダル4
が所定角度押し出された状態とすることで、上ペダル4
を突出させるときのソレノイド17の駆動力を低減でき
ることが確認されている。 【0024】また、上ペダル4の裏面に設けたストッパ
片4bの摺動溝4dは、リンク部材19が上下に往復動
する際にピン22が上下に摺動し、このピン22と摺動
溝4dとの当接によって、上ペダル4を開閉するように
設けたものである。ストッパ面4eは、上ペダル4の最
大開度時にピン22と当接して上ペダル4にかかる商品
荷重を受け、当該上ペダル4の位置を最大開度でロック
するものである。 【0025】カバー30は、基板2に上端部を回動中心
として回動自在に設けられるとともに、下端部は上ペダ
ル4に当接しており、上ペダル4の動作に追従して回動
するようになっている。すなわち、下から2番目の商品
Gの上ペダル4への当接姿勢を制御し、上ペダル4によ
る安定した商品保持を確保するためのものである。 【0026】つぎに、下ペダル5について説明する。下
ペダル5は、開状態において、商品通路10における下
から1番目の商品Gを保持するものであり、金属板の裏
面に樹脂(たとえば、ポリアセタール)製の軸受台11
を備えて構成されている。この下ペダル5は、ピン7に
装着されたねじりコイルばね(図示せず)によって、開
く方向に付勢されている。 【0027】下ペダル5の軸受台11に設けた異形溝1
4は、後述する回動ストッパ20のピン25端部を摺動
させ、このピン25を介して下ペダル5と回動ストッパ
20とが連動するように、ピン25の動作範囲を規制す
るために形成したものである。すなわち、この異形溝1
4は、ピン25のロック位置を定める小径溝部14a
と、ピン25のロック位置以外の動作範囲を定める大径
溝部14bとから形成されている。 【0028】また、下ペダル5の上面であってピン7側
には、販売待機時に当該下ペダル5によって保持されて
いる商品Gの位置を上げるとともに、下から2番目の商
品Gの姿勢を販売時に上ペダル4によって保持され易く
なるように制御する突起部5aを設けてある。 【0029】すなわち、突起部5aを設けることによ
り、下から1番目の商品Gの基板2側の部分が若干持ち
上がる。これにより、この下から1番目の商品Gの上に
載置される下から2番目の商品Gの高さ位置が、若干上
方に位置することとなるので、販売時に当該下から2番
目の商品Gが落下し、上ペダル4に到達するまでの時間
を、突起部5aを設けない場合に比べて長くすることが
できる。 【0030】したがって、上ペダル4は、下から2番目
の商品Gが当接する前に余裕を持って突出でき、商品を
確実に保持することができる。また、突起部5aは、下
ペダル5のリブとしても機能しており、下ペダル5の強
度向上にも寄与している。 【0031】突起部5aを下ペダル5の上面であってピ
ン7側に設けたのは、下ペダル5上の商品Gの姿勢が商
品出口通路板100側に傾斜するようにすることで、上
ペダル4の突出空間を確保し易くし、次販売商品Gを確
実に保持させるためである。また、突起部5aの頂部は
平面状に形成してあり、商品Gが商品荷重により突起部
5aに食い込まないようにしてある。 【0032】つぎに回動ストッパ20について説明す
る。回動ストッパ20は、下ペダル5が商品荷重を受け
られるように下ペダル5を最大開度でロックするととも
に、商品販売時にそのロックが解除され、商品荷重によ
って下ペダル5が開口部3内に押し戻されるときの力を
利用して、ピン24を介してリンク部材19を上方にス
ライドさせることにより、ソレノイド17がリンク部材
19を引いて上ペダル4を開ける際にその駆動力を補助
するためのものである。 【0033】また、この回動ストッパ20は、軸受台1
1とともに、下ペダル5を最大開度でほぼ水平(下ペダ
ル5の先端部が若干下方に傾斜している)に支持できる
ように形成してある。これは、下から2番目の商品Gの
高さ方向の位置は、積み上げられる商品Gの径によって
差が生じるので、この差を、径の異なる商品Gを販売す
るときであっても、できるだけ小さくして、上ペダル4
での保持を確実にするためである。 【0034】この回動ストッパ20は、基板2および軸
受部材12によって保持されたピン23によって下端部
を回動自在に軸支され、このピン23に装着されたねじ
りコイルばね(図示せず)によって開く方向に付勢され
ている。また、回動ストッパ20の上端部には、下ペダ
ル5を最大開度でロックするためのピン25を備えてい
る。 【0035】このピン25の両端部は、下ペダル5の軸
受台11の異形溝14内に配置され、下ペダル5が最大
開度でロックされるときには、ピン25が異形溝14の
小径溝部14aに位置し、それ以外のときには異形溝1
4の大径溝部14bに位置するようになっている。 【0036】また、回動ストッパ20のロック溝20c
は、ピン24を係合させて回動ストッパ20の回動をロ
ックするために設けたものである。下ペダル5のロック
状態、すなわち、ピン24がロック溝20cに係合して
いるときには、ピン25は小径溝部14aに係合してい
る。 【0037】また、回動ストッパ20の傾斜摺動面20
dは、回動ストッパ20の回動時にピン24が摺動する
ように形成したものである。すなわち、商品販売時にソ
レノイド17によりリンク部材19が引かれ、ピン24
がロック溝20cから外されると、下ペダル5のロック
が解除され、商品荷重によって下ペダル5が開口部3内
に押し戻される。このとき、回動ストッパ20もピン2
3を回動中心にして開口部3内に押し戻されるので、ピ
ン24が傾斜摺動面20dによって上方に摺動し、リン
ク部材19を上方に移動させるようになっている。 【0038】なお、上述した各部材は、同一構成の商品
搬出装置1を抱き合わせて設置する際に、相手方の部材
と干渉しないように形成され、配設されている。 【0039】つぎに動作について図1〜図11に基づい
て説明する。ここで、図7〜図11は、図1〜図6に示
す本発明の動作と比較するために、下ペダル5に突起部
5aを設けず、さらに上ペダル4を商品通路10側に押
し出すためのねじりコイルばね8を設けていない商品搬
出装置1の動作例について示してある。 【0040】すなわち、図7は、販売待機状態を示す要
部断面図、図8は、下ペダルのロック解除状態を示す要
部断面図、図9および図10は、下から2番目の商品の
落下タイミングが速く当該商品によって上ペダルが開口
部側に押し戻される状態を示す要部断面図、図11は、
上ペダルおよび下ペダルともにロックがかからず販売異
常となった状態を示す要部断面図である。以下、動作例
を比較しながら説明する。 【0041】図1に示した販売待機状態では、上ペダル
4は、ねじりコイルばね8により下から1番目の商品G
に当接する位置まで押し出されている。また、下ペダル
5の上面であってピン7側に突起部5aを設けたので、
下ペダル5上の商品Gの姿勢が商品出口通路板100側
に傾斜するようになり、上ペダル4の突出空間が確保さ
れ易くなっている。さらに、下から2番目の商品Gの角
部に上ペダル4が当接し易くなり、安定した保持が可能
となる(図3参照)。 【0042】つぎにソレノイド17に通電すると、ソレ
ノイド17がプランジャ18を介してリンク部材19を
引く。すると、図2に示すように、リンク部材19先端
のピン24が、回動ストッパ20のロック溝20cから
外れる。このロックが外れると、回動ストッパ20上端
部のピン25も異形溝14の小径溝部14aから外れて
下ペダル5の開状態のロックが解除され、下ペダル5は
所定の回動角度まで自由に回動できるようになる。 【0043】そして、図3〜図5に順次示すように、商
品Gの荷重によって下ペダル5が開口部3内に押し戻さ
れると、回動ストッパ20もピン23を回動中心にして
開口部3内に押し戻されるので、ピン24が傾斜摺動面
20d上を上方に摺動してリンク部材19を上方に移動
させるとともに、ピン25が大径溝部14bの内面に沿
って移動する。このとき、上ペダル4の摺動溝4dと係
合しているピン22も押し上げられ、リンク部材19と
協働して上ペダル4を開かせる。 【0044】また、下ペダル5に突起部5aを設けたこ
とにより、この上に載置される下から1番目の商品Gお
よび2番目の商品Gの高さ位置が(図1および図2参
照)、この突起部5aを設けない場合(図7および図8
参照)よりも若干上方に位置することとなる。 【0045】したがって、下ペダル5のロックが解除さ
れた時(図2〜図3参照)に、当該下から2番目の商品
Gが落下し、上ペダル4に到達するまでの時間が、突起
部5aを設けない場合(図8〜図9参照)に比べて長く
なる。すなわち、下から2番目の商品Gは、上ペダル4
による商品保持の準備が整ってから余裕を持って当該保
持位置に到達するので、確実に保持されることとなる。 【0046】また、図2〜図4に示すように、上ペダル
4をねじりコイルばね8により商品通路10側に押し出
し、突出速度を速めているので、下から2番目の商品G
は、図8〜図10に示す場合(上ペダル4押し出し用の
ねじりコイルばね8がない場合)よりも時間的余裕を持
って確実に保持される。 【0047】すなわち、図8〜図10に示す場合では、
容器の強度が低くつぶれ易い商品にあっては、当該つぶ
れにより販売待機時における下から2番目の商品の高さ
位置が低くなり、また容器の角部が大きい商品や容器表
面が滑り易い商品にあっては、姿勢制御が困難となるた
め、上ペダル4の突出動作が当該商品Gに妨げられるな
どして、上ペダル4の突出タイミングが遅くなる場合が
ある。 【0048】このような場合、下ペダル5のロック解除
時に、上ペダル4がピン22によりロックされる前に、
下から2番目の商品Gが上ペダル4に到達してしまい、
上ペダル4が開口部3側に押し戻され、商品詰まりや多
本出が起こり易かったが、本発明によれば、これを確実
に防止できることとなる。 【0049】そして、図5〜図6に示すように、商品G
が落下し、下ペダル5への商品荷重がかからなくなる
と、下ペダル5は、図示しないねじりコイルばねの付勢
力によって復帰する。 【0050】さらに、図6に示す状態でソレノイド17
の通電が切られると、リンク部材19がばね(図示せ
ず)の付勢力により引き下げられてピン22による上ペ
ダル4のロックが解除され、上ペダル4は、商品荷重に
より閉じられて販売待機状態に戻る(図1参照)。な
お、上述の図示例においては、四角形状のペットボトル
商品を例にして説明したが、他の形状の商品であっても
上記動作例と同様に販売できる。 【0051】以上のように、この実施の形態にかかる自
動販売機の商品搬出装置1によれば、商品通路10の幅
を調整しなくても小さな駆動力で種々の径の商品Gを販
売でき、商品Gを安定的かつ確実に保持し、商品の詰ま
りや多本出を防止できる。 【0052】 【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
自動販売機の商品搬出装置によれば、基板の開口部に回
動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出す
ることにより下から1番目の商品を保持する下ペダル
と、前記基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口
部から商品通路側に突出することにより下から2番目の
商品を保持する上ペダルと、前記上ペダルおよび前記下
ペダルを開閉制御するために駆動装置により往復動する
リンク手段とを備え、径の異なる商品を前記商品通路幅
を変更することなく搬出できるように形成され、前記各
ペダルを当該商品通路側に交互に突出させて当該商品の
搬出を制御するように形成した自動販売機の商品搬出装
置において、前記下ペダルの上面であって前記回動軸側
には、販売待機時に当該下ペダルによって保持されてい
る前記商品の位置を上げるとともに、前記下から2番目
の商品の姿勢を販売時に前記上ペダルによって保持され
易くなるように制御する突起部を設けたので、商品通路
幅を調整しなくても小さな駆動力で種々の径の商品を販
売でき、商品を安定的かつ確実に保持し、商品の詰まり
や多本出を効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施の形態にかかる商品搬出装置の
販売待機状態を示す要部断面図である。 【図2】下ペダルのロック状態が解除された状態を示す
要部断面図である。 【図3】上ペダルが商品の位置に追従して突出する様子
を示す要部断面図である。 【図4】上ペダルが商品の位置に追従して突出する様子
を示す要部断面図である。 【図5】下から1番目の商品が搬出され下から2番目の
商品が保持されている状態を示す要部断面図である。 【図6】下ペダルが復帰した状態を示す要部断面図であ
る。 【図7】販売待機状態を示す要部断面図である。 【図8】下ペダルのロック解除状態を示す要部断面図で
ある。 【図9】下から2番目の商品の落下タイミングが速く当
該商品によって上ペダルが開口部側に押し戻される状態
を示す要部断面図である。 【図10】下から2番目の商品の落下タイミングが速く
当該商品によって上ペダルが開口部側に押し戻される状
態を示す要部断面図である。 【図11】上ペダルおよび下ペダルともにロックがかか
らず販売異常となった状態を示す要部断面図である。 【符号の説明】 1 商品搬出装置 2 基板 2a ガイド突部 3 開口部 4 上ペダル 4b ストッパ片 4d 摺動溝 4e ストッパ面 5 下ペダル 5a 突起部 6、7 ピン 8 ねじりコイルばね G 商品 10 商品通路 11 軸受台 12 軸受部材 12a、12b 長穴 14 異形溝 14a 小径溝部 14b 大径溝部 17 ソレノイド 18 プランジャ 19 リンク部材 19a 長穴 19b 穴 20 回動ストッパ 20c ロック溝 20d 傾斜摺動面 22、23、24、25 ピン 30 カバー 100 商品出口通路板 101 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 勝彦 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 津崎 直之 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 萩野 憲三 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3E046 BA03 CA11 DA01 EA08 EB02

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 基板の開口部に回動自在に軸支され、当
    該開口部から商品通路側に突出することにより下から1
    番目の商品を保持する下ペダルと、 前記基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部か
    ら商品通路側に突出することにより下から2番目の商品
    を保持する上ペダルと、 前記上ペダルおよび前記下ペダルを開閉制御するために
    駆動装置により往復動するリンク手段と、 を備え、 径の異なる商品を前記商品通路幅を変更することなく搬
    出できるように形成され、前記各ペダルを当該商品通路
    側に交互に突出させて当該商品の搬出を制御するように
    形成した自動販売機の商品搬出装置において、 前記下ペダルの上面であって前記回動軸側には、販売待
    機時に当該下ペダルによって保持されている前記商品の
    位置を上げるとともに、前記下から2番目の商品の姿勢
    を販売時に前記上ペダルによって保持され易くなるよう
    に制御する突起部を設けたことを特徴とする自動販売機
    の商品搬出装置。
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