JP4407086B2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動販売機の商品搬出装置に関し、さらに詳しくは、駆動装置を大型化することなく、上ペダルを確実に駆動できる自動販売機の商品搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、種々の自動販売機の商品搬出装置が提供されており、これらの自動販売機の商品搬出装置は、最下端の商品を保持する下ペダルと、その上方に位置し搬出時に下から2番目の商品を保持する上ペダルとを備えて商品通路の下部に配設され、これらのペダルを商品通路側に交互に回動突出させることによって商品の搬出を制御するものが知られている。
【0003】
すなわち、これらの商品搬出装置は、上記ペダルの突出の有無(突出量が常に一定)によって商品通路寸法を規制するものであるから、形状や外径寸法が異なる商品を販売する場合には、あらかじめ商品通路にその通路幅を規制する部材を別途設けたり、あるいは、当該商品寸法等に適合する専用の商品搬出装置を設けるなどして対処していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、周知の通り、缶飲料やペットボトル飲料の容器は、形状や外径寸法が異なる種々の物が流通しているため、種々の外径の商品を同じ位置の商品通路で販売しようとすると、商品径に応じて商品通路幅を調整しなければならず、手間がかかるとともに、容器の形状によっては商品搬出装置の機構に適さず、販売できない場合も生じ得るという課題があった。
【0005】
一方、商品通路幅を調整することなく、形状や外径寸法が異なる商品を販売するためには、あらかじめ最大径の商品に合わせて商品通路幅を設定する必要があり、この最大径の商品に合わせた商品通路において小径の商品を販売するためには、上述した商品保持用のペダルの突出量を増やす必要がある。
【0006】
そして、この突出量の増えたペダルにかかる商品荷重に対抗して当該ペダル(特に上ペダル)を駆動するためには、駆動力の大きなソレノイド等の駆動装置を設けるべきであるが、近年における装置の薄型化の要請に反してしまうため設けることができず、駆動力が不足してしまうという課題があった。
【0007】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、駆動装置を大型化することなく、上ペダルを確実に駆動できる自動販売機の商品搬出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明にかかる自動販売機の商品搬出装置は、基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより下から1番目の商品を保持する下ペダルと、前記基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより下から2番目の商品を保持する上ペダルと、前記上ペダルおよび前記下ペダルを開閉制御するために駆動装置により往復動するリンク手段とを備え、径の異なる商品を前記商品通路幅を変更することなく搬出できるように形成され、前記各ペダルを当該商品通路側に交互に突出させて当該商品の搬出を制御するように形成した自動販売機の商品搬出装置において、前記下ペダルは、付勢手段により常時商品通路に突出する方向に付勢されており、商品の搬出動作の際には商品荷重により前記付勢手段の付勢力に抗して退避し、該商品荷重がかからなくなってフリーな状態になると前記付勢手段に付勢されて前記商品通路に突出して復帰するよう構成してなり、前記リンク手段は、前記上ペダルの裏面に形成された摺動溝を摺動することによって当該上ペダルを開閉制御するピン手段を備え、前記上ペダルの裏面には、前記リンク手段のピン手段と当接することによって当該上ペダルの開状態を維持するストッパ面を有したストッパ片と、前記ストッパ片との間に前記ピン手段の寸法よりも大きな一定の隙間を形成して立設され、当該ストッパ片とともに前記摺動溝を形成するガイド片とを備え、前記ピン手段は、前記ストッパ面との当接を解除され前記上ペダルが閉じるときに、付勢されて前記ガイド片に当接するように形成したものである。
【0009】
したがって、付勢されたピン手段による衝撃力は、上ペダルを閉じる方向に働くので、この衝撃力を利用することにより、上ペダルをより迅速かつ確実に閉じることができる。特に、偏荷重等により商品が上ペダルに食い込んでいる場合には、上ペダルが待機状態に戻る動作の障害となるが、上記衝撃力が付与されることによって上ペダルの戻り動作に弾みがつくので、上記食い込みから外れ、待機状態に確実に戻れるようになる。よって、駆動装置を大型化することなく、上ペダルを確実に駆動できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる自動販売機の商品搬出装置の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0011】
図1〜図4は、この発明の実施の形態にかかる上ペダルの動作過程を示す要部断面図、図5は、商品搬出装置を示す正面斜視図、図6は、商品搬出装置を示す背面斜視図、図7は、上ペダルを示す正面斜視図、図8は、上ペダルを示す背面斜視図、図9は、下ペダルを示す正面斜視図、図10は、回動ストッパを示す正面斜視図である。
【0012】
また、図11は、販売待機状態を示す要部断面図、図12は、下ペダルのロック状態が解除された状態を示す要部断面図、図13は、下ペダルにかかる商品荷重を利用して上ペダルが開き始めた状態を示す要部断面図、図14は、下ペダルにかかる商品荷重を利用して上ペダルがさらに開いた状態を示す要部断面図、図15は、下から2番目の商品を上ペダルで保持した状態を示す要部断面図、図16は、下ペダルが復帰した状態を示す要部断面図である。
【0013】
図5に示すように、商品搬出装置1の基板2には、開口部3が設けられており、この開口部3に商品搬出制御用の上ペダル4と下ペダル5とが、基板2および軸受部材12,13に軸支されたピン6,7によって回動自在に設けられている。基板2の開口部3の上縁部には、商品Gを後述する商品出口通路板100側に寄せて姿勢制御するためのガイド突部2aが設けられている(図11等参照)。
【0014】
上ペダル4は、下ペダル5が閉状態になり、下から1番目の商品Gが落下搬出される際に、下から2番目の商品Gを支持するものであり(図15参照)、樹脂(たとえば、ポリアセタール)にて一体成形されている。この上ペダル4は、ピン6に装着されたねじりコイルばね8によって閉じる方向に付勢されている。
【0015】
また、図5〜図8に示すように、上ペダル4のピン穴4aは、ピン6を挿通するためのものである。ストッパ片4bのストッパ面4eは、上ペダル4の最大開度時にピン22と当接して上ペダル4にかかる商品荷重を受け、当該上ペダル4の位置を最大開度でロックするものである。ガイド片4cは、ストッパ片4bから所定の隙間D(ピン22の直径よりも大きな間隔)をあけて立設され、リンク部材19が往復動する際に、長穴19aに挿通されたピン22が摺動する摺動溝4dをストッパ片4bとともに形成している。
【0016】
このように、ガイド片4cとストッパ片4bとを所定の間隔で立設したのは、つぎの理由による。すなわち、上ペダル4の開状態のロックを解除するときにソレノイド17の通電を切ると、伸びた状態のばね30の付勢力により、リンク部材19が下方に引き戻される。このとき、上ペダル4のストッパ面4eに位置しているピン22は、ガイド片4cに衝突した後、摺動溝4dに捕捉されるが、ストッパ面4eからガイド片4cまで所定の間隔が形成されているため、ピン22は、当該間隔が形成されていない場合よりも大きな衝撃力でガイド片4cに衝突することとなる。
【0017】
この衝撃力は、上ペダル4を閉じる方向に働くので、この衝撃力を利用することにより、ねじりコイルばね8の付勢力と相俟って上ペダル4をより迅速かつ確実に閉じることができる。特に、偏荷重等により商品が上ペダル4に食い込んでいる場合には、上ペダル4が待機状態に戻る動作の障害となるが、上記衝撃力が付与されることによって上ペダル4の戻り動作に弾みがつくので、上記食い込みから外れ、待機状態に確実に戻れるようになる。
【0018】
また、逃げ溝4fは、上ペダル4の閉状態時にピン22が上ペダル4に当たって閉動作を妨げないように形成したものである。爪部4gは、同一構成の商品搬出装置1を抱き合わせて設置したときに、対向する当該商品搬出装置1の上ペダル4が閉状態のときに互いに噛み合うように形成され、かつ、他方の上ペダル4の上縁部を乗り上げるように形成されている。爪部4gをこのように形成したのは、装置を薄型化した場合であっても、上ペダル4の突出量を十分に確保し、商品保持を確実にするためである。
【0019】
逃げ穴4hは、同一構成の商品搬出装置1を抱き合わせて設置したときに、対向する当該商品搬出装置1の上ペダル4が閉状態のときに、ストッパ片4bの先端部を逃がし、設置時における装置全体の厚みが増加しないように形成したものである。また、突起部4kは、上ペダル4が最大開度の状態になるときに、軸受部材12,13の一部に当接して回動範囲を規制するためのものである。係止穴4mは、ねじりコイルばね8の一端を係止するためのものである。
【0020】
つぎに、下ペダル5について説明する。下ペダル5は、開状態において、商品通路10における下から1番目の商品G(図11参照)を保持するものであり、図9に示すように、金属板の裏面に樹脂(たとえば、ポリアセタール)製の軸受台11を備えて構成されている。この下ペダル5は、ピン7に装着されたねじりコイルばね9によって、開く方向(図11に示す商品通路10側に突出する方向)に付勢されている。なお、図5および図6では、上ペダル4が閉じ、下ペダル5が開いた状態を示している。
【0021】
下ペダル5のピン穴5a,11aは、ピン7を挿通するためのものである。係止爪5bは、軸受台11を係止するためのものである。軸受台11に設けた異形溝14は、後述する回動ストッパ20のピン25端部を摺動させ、このピン25を介して下ペダル5と回動ストッパ20とが連動するように、ピン25の動作範囲を規制するために形成したものである。すなわち、この異形溝14は、ピン25のロック位置を定める小径溝部14aと、ピン25のロック位置以外の動作範囲を定める大径溝部14bとから形成されている。
【0022】
軸受台11に設けた一対のガイド突起部15は、リンク部材19の両側を挟むように形成され、リンク部材19の上下方向の動作が左右方向にずれないように案内するためのものである(図5、図6も併せて参照)。なお、ここでは、ガイド突起部15を軸受台11のみに設けたが、上ペダル4の相当部分(上ペダル4の軸部側の部分)に設けてもよく、また軸受台11と上ペダル4の両者に設けてもよい。
【0023】
なお、図11において、商品出口通路板100は、大径の商品Gが収納できる通路幅となるように商品搬出装置1と対向配置されている。商品出口通路板100の突起部101は、いわゆるドリンク剤入りの瓶商品等の小径商品(図示せず)を、商品搬出装置1の上ペダル4側に寄せて当該商品を保持しやすい姿勢に制御するために設けたものである。
【0024】
つぎに回動ストッパ20について説明する。図5、図6、図10に示すように、回動ストッパ20は、下ペダル5が商品荷重を受けられるように下ペダル5を最大開度でロックするとともに、商品販売時にそのロックが解除され、商品荷重によって下ペダル5が開口部3内に押し戻されるときの力を利用して、ピン24を介してリンク部材19を上方にスライドさせることにより、ソレノイド17がリンク部材19を引いて上ペダル4を開ける際にその駆動力を補助するためのものである。
【0025】
また、この回動ストッパ20は、図11等に示すように、軸受台11とともに、下ペダル5を最大開度でほぼ水平となるように支持できるように形成してある。これは、下から2番目の商品Gの高さ方向の位置は、積み上げられる商品Gの径によって差が生じるので、この差を、径の異なる商品Gを販売するときであっても、できるだけ小さくして、上ペダル4での保持を確実にするためである。
【0026】
この回動ストッパ20は、基板2および軸受部材12,13によって保持されたピン23によって下端部を回動自在に軸支され、このピン23に装着されたねじりコイルばね40によって開く方向(商品通路10側に突出する方向)に付勢されている。また、回動ストッパ20の上端部には、下ペダル5を最大開度でロックするためのピン25を備えている。
【0027】
このピン25の両端部は、下ペダル5の軸受台11の異形溝14内に配置され、下ペダル5が最大開度でロックされるときには、ピン25が異形溝14の小径溝部14aに位置し、それ以外のときには異形溝14の大径溝部14bに位置するようになっている。
【0028】
また、図10に示すように、回動ストッパ20のピン穴20a,20bは、ピン23,25を挿通するためのものである。ロック溝20cは、ピン24を係合させて回動ストッパ20の回動をロックするために設けたものである。ロック溝20cは、ピン24が上方に移動することにより、係合状態から容易に解放される形状にて形成されているので、小さな駆動力で下ペダル5のロック状態を解除でき、ソレノイド17の負担が少なくなるように構成してある。なお、下ペダル5のロック状態、すなわち、ピン24がロック溝20cに係合しているときには、ピン25は小径溝部14aに係合している。
【0029】
また、回動ストッパ20の傾斜摺動面20dは、回動ストッパ20の回動時にピン24が摺動するように形成したものである。すなわち、商品販売時にソレノイド17によりリンク部材19が引かれ、ピン24がロック溝20cから外されると、下ペダル5のロックが解除され、商品荷重によって下ペダル5が開口部3内に押し戻される。このとき、回動ストッパ20もピン23を回動中心にして開口部3内に押し戻されるので、ピン24が傾斜摺動面20dによって上方に摺動し、リンク部材19を上方に移動させるようになっている。
【0030】
このように、回動ストッパ20は、商品荷重によって下ペダル5が開口部3内に押し戻されるときの力を利用してピン24を介してリンク部材19を上方にスライドさせ、ソレノイド17がリンク部材19を引いて上ペダル4を開ける際の補助力を付与できるように構成されている。
【0031】
なお、上述した各部材は、同一構成の商品搬出装置1を抱き合わせて設置する際に、相手方の部材と干渉しないように形成され、配設されている。
【0032】
つぎに動作について図11〜図16に基づいて説明する。図11に示した販売待機状態において、ソレノイド17に通電すると、ソレノイド17がプランジャ18を介してリンク部材19を引く。すると、図12に示すように、リンク部材19先端のピン24が、回動ストッパ20のロック溝20cから外れる。このロックが外れると、回動ストッパ20上端部のピン25も異形溝14の小径溝部14aから外れて下ペダル5の開状態のロックが解除され、下ペダル5は所定の回動角度まで自由に回動できるようになる。
【0033】
そして、図13〜図15に順次示すように、商品Gの荷重によって下ペダル5が開口部3内に押し戻されると、回動ストッパ20もピン23を回動中心にして開口部3内に押し戻されるので、ピン24が傾斜摺動面20d上を上方に摺動してリンク部材19を上方に移動させるとともに、ピン25が大径溝部14bの内面に沿って移動する。
【0034】
このとき、上ペダル4の摺動溝4dと係合しているピン22も押し上げられ、上ペダル4を開かせるので、ソレノイド17がリンク部材19を引く力を補助することができる。これにより、上ペダル4に商品が当接して開きにくい場合であっても、上ペダル4が開く方向に回動力を付与できるから、上ペダル4が開きやすくなり、商品Gを確実に保持できる。
【0035】
このように、回動ストッパ20は、商品荷重によって下ペダル5が開口部3内に押し戻されるときの力を利用して、ピン24を介してリンク部材19を上方にスライドさせ、ソレノイド17がリンク部材19を引いて上ペダル4を開ける際の補助力を付与できる。したがって、ソレノイド17を大型化しなくても、上ペダル4を十分に駆動できる。
【0036】
そして、図15〜図16に示すように、商品Gが落下し、下ペダル5への商品荷重がかからなくなると、下ペダル5は、ねじりコイルばね9の付勢力によって開状態に復帰する。さらに、ソレノイド17の通電を切ると、リンク部材19がばね30の付勢力により引き下げられてピン22による上ペダル4のロックが解除され、上ペダル4は、ねじりコイルばね8の付勢力により閉じられて販売待機状態に戻る(図11参照)。
【0037】
このとき、上ペダル4のストッパ面4eに位置しているピン22は、図1〜図4に示すように、ガイド片4cに衝突した後、摺動溝4dに捕捉されるが、ストッパ面4eからガイド片4cまで所定の隙間Dが形成されているため、ピン22は、当該間隔が形成されていない場合よりも大きな衝撃力でガイド片4cに衝突することとなる。
【0038】
この衝撃力は、上ペダル4を閉じる方向に働くので、この衝撃力を利用することにより、ねじりコイルばね8の付勢力と相俟って上ペダル4をより迅速かつ確実に閉じることができる。特に、偏荷重等により商品が上ペダル4に食い込んでいる場合には、上ペダル4が待機状態に戻る動作の障害となるが、上記衝撃力が付与されることによって上ペダル4の戻り動作に弾みがつくので、上記食い込みから外れ、待機状態に確実に戻れるようになり、装置の信頼性を高めることができる。
【0039】
以上のように、この実施の形態にかかる自動販売機の商品搬出装置によれば、ソレノイド17を大型化することなく、上ペダル4を確実に駆動できるので、装置の薄型化を実現しつつ、種々の径の商品を販売できる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明にかかる自動販売機の商品搬出装置によれば、基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより下から1番目の商品を保持する下ペダルと、前記基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより下から2番目の商品を保持する上ペダルと、前記上ペダルおよび前記下ペダルを開閉制御するために駆動装置により往復動するリンク手段とを備え、径の異なる商品を前記商品通路幅を変更することなく搬出できるように形成され、前記各ペダルを当該商品通路側に交互に突出させて当該商品の搬出を制御するように形成した自動販売機の商品搬出装置において、前記リンク手段は、前記上ペダルの裏面に形成された摺動溝を摺動することによって当該上ペダルを開閉制御するピン手段を備え、前記上ペダルの裏面には、前記リンク手段のピン手段と当接することによって当該上ペダルの開状態を維持するストッパ面を有したストッパ片と、前記ストッパ片と一定の隙間を形成して立設され、当該ストッパ片とともに前記摺動溝を形成するガイド片とを備え、前記ピン手段は、前記ストッパ面との当接を解除され前記上ペダルが閉じるときに、付勢されて前記ガイド片に当接するように形成したので、付勢されたピン手段による衝撃力は、上ペダルを閉じる方向に働く。そして、この衝撃力を利用することにより、上ペダルをより迅速かつ確実に閉じることができる。特に、偏荷重等により商品が上ペダルに食い込んでいる場合には、上ペダルが待機状態に戻る動作の障害となるが、上記衝撃力が付与されることによって上ペダルの戻り動作に弾みがつくので、上記食い込みから外れ、待機状態に確実に戻れるようになる。よって、駆動装置を大型化することなく、上ペダルを確実に駆動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる上ペダルの動作過程を示す要部断面図である。
【図2】上ペダルの動作過程を示す要部断面図である。
【図3】上ペダルの動作過程を示す要部断面図である。
【図4】上ペダルの動作過程を示す要部断面図である。
【図5】商品搬出装置を示す正面斜視図である。
【図6】商品搬出装置を示す背面斜視図である。
【図7】上ペダルを示す正面斜視図である。
【図8】上ペダルを示す背面斜視図である。
【図9】下ペダルを示す正面斜視図である。
【図10】回動ストッパを示す正面斜視図である。
【図11】販売待機状態を示す要部断面図である。
【図12】下ペダルのロック状態が解除された状態を示す要部断面図である。
【図13】下ペダルにかかる商品荷重を利用して上ペダルが開き始めた状態を示す要部断面図である。
【図14】下ペダルにかかる商品荷重を利用して上ペダルがさらに開いた状態を示す要部断面図である。
【図15】下から2番目の商品を上ペダルで保持した状態を示す要部断面図である。
【図16】下ペダルが復帰した状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 商品搬出装置
2 基板
2a ガイド突部
3 開口部
4 上ペダル
4a ピン穴
4b ストッパ片
4c ガイド片
4d 摺動溝
4e ストッパ面
4f 逃げ溝
4g 爪部
4h 逃げ穴
4k 突起部
4m 係止穴
5 下ペダル
5a ピン穴
5b 係止爪
6、7 ピン
8、9 ねじりコイルばね
G 商品
D 隙間
10 商品通路
11 軸受台
11a ピン穴
12、13 軸受部材
12a、12b 長穴
14 異形溝
14a 小径溝部
14b 大径溝部
15 ガイド突起部
17 ソレノイド
18 プランジャ
19 リンク部材
19a 長穴
20 回動ストッパ
20a、20b ピン穴
20c ロック溝
20d 傾斜摺動面
22、23、24、25 ピン
30 ばね
40 ねじりコイルばね
50 売り切れスイッチ
100 商品出口通路板
101 突起部

Claims (1)

  1. 基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより下から1番目の商品を保持する下ペダルと、
    前記基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより下から2番目の商品を保持する上ペダルと、
    前記上ペダルおよび前記下ペダルを開閉制御するために駆動装置により往復動するリンク手段と、
    を備え、
    径の異なる商品を前記商品通路幅を変更することなく搬出できるように形成され、前記各ペダルを当該商品通路側に交互に突出させて当該商品の搬出を制御するように形成した自動販売機の商品搬出装置において、
    前記下ペダルは、付勢手段により常時商品通路に突出する方向に付勢されており、商品の搬出動作の際には商品荷重により前記付勢手段の付勢力に抗して退避し、該商品荷重がかからなくなってフリーな状態になると前記付勢手段に付勢されて前記商品通路に突出して復帰するよう構成してなり、
    前記リンク手段は、前記上ペダルの裏面に形成された摺動溝を摺動することによって当該上ペダルを開閉制御するピン手段を備え、
    前記上ペダルの裏面には、前記リンク手段のピン手段と当接することによって当該上ペダルの開状態を維持するストッパ面を有したストッパ片と、
    前記ストッパ片との間に前記ピン手段の寸法よりも大きな一定の隙間を形成して立設され、当該ストッパ片とともに前記摺動溝を形成するガイド片とを備え、
    前記ピン手段は、前記ストッパ面との当接を解除され前記上ペダルが閉じるときに、付勢されて前記ガイド片に当接するように形成したことを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
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