JP4492020B2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動販売機の商品搬出装置に関し、さらに詳しくは、何らかの理由により下ペダルが待機位置に戻らず、下ペダルに通常のロックがかからないような事態が生じても、簡易な構造にて商品の多本出を防止できる自動販売機の商品搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、種々の自動販売機の商品搬出装置が提供されており、これらの自動販売機の商品搬出装置は、最下端の商品を保持する下ペダルと、その上方に位置し搬出時に下から2番目の商品を保持する上ペダルとを備えて商品通路の下部に配設され、これらのペダルを商品通路側に交互に回動突出させることによって商品の搬出を制御するものが知られている。
【0003】
すなわち、これらの商品搬出装置は、上記ペダルの突出の有無(突出量が常に一定)によって商品通路寸法を規制するものであるから、形状や外径寸法が異なる商品を販売する場合には、あらかじめ商品通路にその通路幅を規制する部材を別途設けたり、あるいは、当該商品寸法等に適合する専用の商品搬出装置を設けるなどして対処していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、周知の通り、缶飲料やペットボトル飲料の容器は、形状や外径寸法が異なる種々の物が流通しているため、種々の外径の商品を同じ位置の商品通路で販売しようとすると、商品径に応じて商品通路幅を調整しなければならず、手間がかかるとともに、容器の形状によっては商品搬出装置の機構に適さず、販売できない場合も生じ得るという課題があった。
【0005】
一方、商品通路幅を調整することなく、形状や外径寸法が異なる商品を販売するためには、あらかじめ最大径の商品に合わせて商品通路幅を設定する必要があり、この最大径の商品に合わせた商品通路において小径の商品を販売するためには、上述した商品保持用のペダルの突出量を増やす必要がある。
【0006】
そして、この突出量の増えたペダルにかかる商品荷重に対抗して当該ペダルを駆動するためには、駆動力の大きなソレノイド等の駆動装置を設けるべきであるが、近年における装置の薄型化の要請に反してしまうため設けることができず、駆動力が不足してしまうという課題があった。
【0007】
また、何らかの理由により下ペダルが待機位置に戻らず、下ペダルに通常のロックがかからないような事態が生じても、簡易な構造にて商品の多本出を防止できる手段の提供が望まれていた。
【0008】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、駆動装置を大型化することなく上ペダルの駆動力を十分に確保でき、商品通路幅を調整しなくても種々の径の商品を販売できる自動販売機の商品搬出装置を提供するとともに、特に、何らかの理由により下ペダルが待機位置に戻らず、下ペダルに通常のロックがかからないような事態が生じても、簡易な構造にて商品の多本出を防止できる自動販売機の商品搬出装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明にかかる自動販売機の商品搬出装置は、基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより下から1番目の商品を保持する下ペダルと、前記基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより下から2番目の商品を保持する上ペダルと、前記上ペダルおよび前記下ペダルを開閉制御するために駆動装置により往復動するリンク手段と、を備え、径の異なる商品を前記商品通路幅を変更することなく搬出できるように形成され、前記各ペダルを当該商品通路側に交互に突出させて当該商品の搬出を制御するように形成した自動販売機の商品搬出装置において、前記下ペダルの回動をストッパピンを介して制御するように形成され、かつ、販売待機状態に下降した前記リンク手段に設けたリンクピンと係合することにより自身の回動がロックされ、前記下ペダルの回動を前記ストッパピンで規制して当該下ペダルの最大開度状態を保持できるように形成した回動ストッパを備え、前記下ペダルは、前記リンク手段に設けたリンクピンが販売待機状態に復帰した場合であって、前記回動ストッパ自身の回動がロックされていない状態で当該下ペダルが商品によって押圧され閉じようとするときに、前記販売待機状態に復帰したリンクピンに当接して当該下ペダルの回動を防止する補助ストッパを備えたことを特徴とする。
【0010】
したがって、何らかの理由で下ペダルが最大開度状態に復帰できず、しかも駆動装置(ソレノイド)の通電が切れ、下ペダルが商品によって押圧され閉じようとする場合でも、補助ストッパにより下ペダルの回動が防止され、下ペダルが開いたままの状態で商品が多本出してしまう事態を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる自動販売機の商品搬出装置の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0012】
図1は、この発明の実施の形態にかかる商品搬出装置を示す背面斜視図、図2は、商品搬出装置を示す正面斜視図、図3は、上ペダルを示す正面斜視図、図4は、上ペダルを示す背面斜視図、図5は、下ペダルを示す正面斜視図、図6は、回動ストッパを示す正面斜視図である。
【0013】
また、図7は、販売待機状態を示す要部断面図、図8は、下ペダルのロック状態が解除された状態を示す要部断面図、図9は、下ペダルにかかる商品荷重を利用して上ペダルが開き始めた状態を示す要部断面図、図10は、下ペダルにかかる商品荷重を利用して上ペダルがさらに開いた状態を示す要部断面図、図11は、下から2番目の商品を上ペダルで保持した状態を示す要部断面図、図12は、下ペダルが復帰した状態を示す要部断面図である。
【0014】
また、図13は、販売待機状態において商品投入時に商品立ちが起こった様子を示す要部断面図、図14は、下ペダルのロック状態が解除された状態を示す要部断面図、図15は、下ペダルにかかる商品荷重を利用して上ペダルが開き始めた状態を示す要部断面図である。
【0015】
また、図16は、下ペダルにかかる商品荷重を利用して上ペダルがさらに開いた状態を示す要部断面図、図17は、下から2番目の商品を上ペダルで保持するとともに、立った状態の商品が下ペダル前方から搬出されるのに時間を要している様子を示す要部断面図、図18は、下ペダルが復帰し始めているものの、正常の場合よりも復帰が遅れている様子を示す要部断面図、図19は、下ペダルが復帰する前にソレノイドの通電が切れ、商品の多本出が始まる状態を示す要部断面図である。
【0016】
まず、商品搬出装置1の全体構成について説明する。図1に示すように、基板2には、開口部3が設けられており、この開口部3に商品搬出制御用の上ペダル4と下ペダル5とが、基板2および軸受部材12,13に軸支されたピン6,7によって回動自在に設けられている。基板2の開口部3の上縁部には、商品Gを後述する商品出口通路板100側に寄せて姿勢制御するためのガイド突部2aが設けられている。
【0017】
上ペダル4は、下ペダル5が閉状態になり、下から1番目の商品Gが落下搬出される際に、下から2番目の商品Gを支持するものであり、樹脂(たとえば、ポリアセタール)にて一体成形されている。この上ペダル4は、ピン6に装着されたねじりコイルばね8によって閉じる方向に付勢されている。
【0018】
また、図1〜図4に示すように、上ペダル4のピン穴4aは、ピン6を挿通するためのものである。ストッパ片4bのストッパ面4eは、上ペダル4の最大開度時にピン22と当接して上ペダル4にかかる商品荷重を受け、当該上ペダル4の位置を最大開度でロックするものである。ガイド片4cは、ストッパ片4bから所定の間隔で立設され、リンク部材19が往復動する際に、ピン22が摺動する摺動溝4dをストッパ片4bとともに形成している。
【0019】
また、逃げ溝4fは、上ペダル4の閉状態時にピン22が上ペダル4に当たって閉動作を妨げないように形成したものである。爪部4gは、同一構成の商品搬出装置1を抱き合わせて設置したときに、対向する当該商品搬出装置1の上ペダル4が閉状態のときに互いに噛み合うように形成され、かつ、他方の上ペダル4の上縁部を乗り上げるように形成されている。
【0020】
逃げ穴4hは、同一構成の商品搬出装置1を抱き合わせて設置したときに、対向する当該商品搬出装置1の上ペダル4が閉状態のときに、ストッパ片4bの先端部を逃がし、設置時における装置全体の厚みが増加しないように形成したものである。また、突起部4kは、上ペダル4が最大開度の状態になるときに、軸受部材12,13の一部に当接して回動範囲を規制するためのものである。係止穴4mは、ねじりコイルばね8の一端を係止するためのものである。
【0021】
つぎに、下ペダル5について説明する。下ペダル5は、開状態において、商品通路10における下から1番目の商品Gを保持するものであり、図5に示すように、金属板の裏面に樹脂(たとえば、ポリアセタール)製の軸受台11を備えて構成されている。この下ペダル5は、ピン7に装着されたねじりコイルばね9によって、開く方向(図7に示す商品通路10側に突出する方向)に付勢されている。
【0022】
下ペダル5のピン穴5a,11aは、ピン7を挿通するためのものである。係止爪5bは、軸受台11を係止するためのものである。軸受台11に設けた異形溝14は、後述する回動ストッパ20のストッパピン25(以下、単にピン25ともいう)端部を摺動させ、このピン25を介して下ペダル5と回動ストッパ20とが連動するように、ピン25の動作範囲を規制するために形成したものである。すなわち、この異形溝14は、ピン25のロック位置を定める小径溝部14aと、ピン25のロック位置以外の動作範囲を定める大径溝部14bとから形成されている。
【0023】
軸受台11に設けた一対のガイド突起部15は、リンク部材19の両側を挟むように形成され、リンク部材19の上下方向の動作が左右方向にずれないように案内するためのものである。
【0024】
軸受台11には、一対の補助ストッパ60を備え、この補助ストッパ60には、リンクピン24(以下、単にピン24ともいう)に当接する当接面60aが設けられている。このような補助ストッパ60を設けたのは、つぎの理由による。すなわち、図13〜図16に示すように、販売待機状態において商品Gが立った状態で投入されることがあり、この立った商品Gは、図17に示すように、横積みされた通常の場合と比べて搬出に時間を要する。したがって、図18に示すように、商品落下後に下ペダル5は商品保持可能状態に復帰し始めるものの、通常よりは時間を要してしまう。一方、ソレノイド17の通電時間は横積みされた通常の商品搬出に要する一定時間に定められ、この一定時間は立った状態の商品が搬出される時間よりも短い時間である。このため、立った商品Gが落下して下ペダル5が最大開度でほぼ水平となって回動ストッパ20のピン25によりロックされる状態に復帰する以前にソレノイド17の通電が切れてしまう。
【0025】
前述したように、下ペダル5が復帰する前にソレノイド17の通電が切れると、下ペダル5は回動フリー状態のままとなり、かつ、上ペダル4も閉じる過程にあるため、商品保持力を有していない。このため、下ペダル5の回動フリー状態を抑制しない場合には多数の商品がつぎつぎと搬出されてしまう、いわゆる多本出が起こってしまう。
【0026】
このような場合に、補助ストッパ60が設けられていると、上ペダル5が商品荷重により開口部3側に押し戻される際、前記ストッパ面60aが、ソレノイド17の通電が切られることによってばね30の付勢力により販売待機状態に下降したリンク部材19先端のピン24に当接して下ペダル5の回動フリー状態を抑制、すなわち、下ペダル5が開口部3内に押し戻されるのを阻止する。これにより、下ペダル5が落下する商品を保持して、多本出を防止できる。
【0027】
なお、図7において、商品出口通路板100は、大径の商品Gが収納できる通路幅となるように商品搬出装置1と対向配置されている。商品出口通路板100の突起部101は、いわゆるドリンク剤入りの瓶商品等の小径商品(図示せず)を、商品搬出装置1の上ペダル4側に寄せて当該商品を保持しやすい姿勢に制御するために設けたものである。
【0028】
つぎに回動ストッパ20について説明する。回動ストッパ20は、下ペダル5が商品荷重を受けられるように下ペダル5を最大開度でロックするとともに、商品販売時にそのロックが解除され、商品荷重によって下ペダル5が開口部3内に押し戻されるときの力を利用して、ピン24を介してリンク部材19を上方にスライドさせることにより、ソレノイド17がリンク部材19を引いて上ペダル4を開ける際にその駆動力を補助するためのものである。
【0029】
また、この回動ストッパ20は、軸受台11とともに、下ペダル5を最大開度でほぼ水平となるように支持できるように形成してある。これは、下から2番目の商品Gの高さ方向の位置は、積み上げられる商品Gの径によって差が生じるので、この差を、径の異なる商品Gを販売するときであっても、できるだけ小さくして、上ペダル4での保持を確実にするためである。
【0030】
この回動ストッパ20は、基板2および軸受部材12,13によって保持されたピン23によって下端部を回動自在に軸支され、このピン23に装着されたねじりコイルばね40によって開く方向に付勢されている。また、回動ストッパ20の上端部には、下ペダル5を最大開度でロックするためのピン25を備えている。
【0031】
このピン25の両端部は、下ペダル5の軸受台11の異形溝14内に配置され、下ペダル5が最大開度でロックされるときには、ピン25が異形溝14の小径溝部14aに位置し、それ以外のときには異形溝14の大径溝部14bに位置するようになっている。
【0032】
また、図6に示すように、回動ストッパ20のピン穴20a,20bは、ピン23,25を挿通するためのものである。ロック溝20cは、ピン24を係合させて回動ストッパ20の回動をロックするために設けたものである。下ペダル5のロック状態、すなわち、ピン24がロック溝20cに係合しているときには、ピン25は小径溝部14aに係合している。
【0033】
また、回動ストッパ20の傾斜摺動面20dは、回動ストッパ20の回動時にピン24が摺動するように形成したものである。すなわち、商品販売時にソレノイド17によりリンク部材19が引かれ、ピン24がロック溝20cから外されると、下ペダル5のロックが解除され、商品荷重によって下ペダル5が開口部3内に押し戻される。このとき、回動ストッパ20もピン23を回動中心にして開口部3内に押し戻されるので、ピン24が傾斜摺動面20dによって上方に摺動し、リンク部材19を上方に移動させるようになっている。
【0034】
なお、上述した各部材は、同一構成の商品搬出装置1を抱き合わせて設置する際に、相手方の部材と干渉しないように形成され、配設されている。
【0035】
つぎに動作について図7〜図12に基づいて説明する。図7に示した販売待機状態において、ソレノイド17に通電すると、ソレノイド17がプランジャ18を介してリンク部材19を引く。すると、図8に示すように、リンク部材19先端のピン24が、回動ストッパ20のロック溝20cから外れる。
【0036】
このロックが外れると、回動ストッパ20上端部のピン25も異形溝14の小径溝部14aから外れて下ペダル5の開状態のロックが解除され、下ペダル5は所定の回動角度まで自由に回動できるようになる。
【0037】
そして、図9〜図11に順次示すように、商品Gの荷重によって下ペダル5が開口部3内に押し戻されると、回動ストッパ20もピン23を回動中心にして開口部3内に押し戻されるので、ピン24が傾斜摺動面20d上を上方に摺動してリンク部材19を上方に移動させるとともに、ピン25が大径溝部14bの内面に沿って移動する。
【0038】
このとき、上ペダル4の摺動溝4dと係合しているピン22も押し上げられ、上ペダル4を開かせるので、ソレノイド17がリンク部材19を引く力を補助することができる。これにより、上ペダル4に商品が当接して開きにくい場合であっても、上ペダル4が開く方向に回動力を付与できるから、上ペダル4が開きやすくなり、商品Gを確実に保持できる。
【0039】
そして、図11〜図12に示すように、商品Gが落下し、下ペダル5への商品荷重がかからなくなると、下ペダル5は、ねじりコイルばね9の付勢力によって開状態に復帰する。さらに、ソレノイド17の通電を切ると、リンク部材19がばね30の付勢力により引き下げられてピン22による上ペダル4のロックが解除され、上ペダル4は、ねじりコイルばね8の付勢力により閉じられて販売待機状態に戻る(図7参照)。
【0040】
以上のように、この実施の形態にかかる自動販売機の商品搬出装置によれば、ソレノイド17を大型化することなく上ペダル4の駆動力を十分に確保できるので、装置の薄型化を実現しつつ、種々の径の商品を販売できる。
【0041】
特に、下ペダル5に補助ストッパ60を備えたので、何らかの理由で下ペダル5が最大開度状態に復帰できず、しかもソレノイド17の通電が切れ、下ペダル5が商品によって押圧され閉じようとする場合でも、補助ストッパ60がピン25に当接し、下ペダル5の回動フリーの状態が防止される。したがって、下ペダル5が開いたままの状態で商品が多本出してしまう事態を防止できる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明にかかる自動販売機の商品搬出装置によれば、基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより下から1番目の商品を保持する下ペダルと、前記基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより下から2番目の商品を保持する上ペダルと、前記上ペダルおよび前記下ペダルを開閉制御するために駆動装置により往復動するリンク手段とを備え、径の異なる商品を前記商品通路幅を変更することなく搬出できるように形成され、前記各ペダルを当該商品通路側に交互に突出させて当該商品の搬出を制御するように形成した自動販売機の商品搬出装置において、前記下ペダルの回動をストッパピンを介して制御するように形成され、かつ、前記リンク手段に設けたリンクピンと係合することにより自身の回動がロックされ、前記下ペダルの回動を前記ストッパピンで規制して当該下ペダルの最大開度状態を保持できるように形成した回動ストッパを備え、前記下ペダルは、前記回動ストッパ自身の回動がロックされていない状態で当該下ペダルが商品によって押圧され閉じようとするときに、前記ストッパピンの位置を規制し、当該下ペダルの回動を防止する補助ストッパを備えたので、何らかの理由で下ペダルが最大開度状態に復帰できず、しかも駆動装置(ソレノイド)の通電が切れ、下ペダルが商品によって押圧され閉じようとする場合でも、補助ストッパにより下ペダルの回動が防止され、下ペダルが開いたままの状態で商品が多本出してしまう事態を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる商品搬出装置を示す正面斜視図である。
【図2】商品搬出装置を示す背面斜視図である。
【図3】上ペダルを示す正面斜視図である。
【図4】上ペダルを示す背面斜視図である。
【図5】下ペダルを示す正面斜視図である。
【図6】回動ストッパを示す正面斜視図である。
【図7】販売待機状態を示す要部断面図である。
【図8】下ペダルのロック状態が解除された状態を示す要部断面図である。
【図9】下ペダルにかかる商品荷重を利用して上ペダルが開き始めた状態を示す要部断面図である。
【図10】下ペダルにかかる商品荷重を利用して上ペダルがさらに開いた状態を示す要部断面図である。
【図11】下から2番目の商品を上ペダルで保持した状態を示す要部断面図である。
【図12】下ペダルが復帰した状態を示す要部断面図である。
【図13】販売待機状態において商品投入時に商品立ちが起こった様子を示す要部断面図である。
【図14】下ペダルのロック状態が解除された状態を示す要部断面図である。
【図15】下ペダルにかかる商品荷重を利用して上ペダルが開き始めた状態を示す要部断面図である。
【図16】下ペダルにかかる商品荷重を利用して上ペダルがさらに開いた状態を示す要部断面図である。
【図17】下から2番目の商品を上ペダルで保持するとともに、立った状態の商品が下ペダル前方から搬出されるのに時間を要している様子を示す要部断面図である。
【図18】下ペダルが復帰し始めているものの、正常の場合よりも復帰が遅れている様子を示す要部断面図である。
【図19】下ペダルが復帰する前にソレノイドの通電が切れ、商品の多本出が始まる状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 商品搬出装置
2 基板
2a ガイド突部
3 開口部
4 上ペダル
4a ピン穴
4b ストッパ片
4c ガイド片
4d 摺動溝
4e ストッパ面
4f 逃げ溝
4g 爪部
4h 逃げ穴
4k 突起部
4m 係止穴
5 下ペダル
5a ピン穴
5b 係止爪
6、7 ピン
8、9 ねじりコイルばね
G 商品
10 商品通路
11 軸受台
11a ピン穴
12、13 軸受部材
12a、12b 長穴
14 異形溝
14a 小径溝部
14b 大径溝部
15 ガイド突起部
17 ソレノイド
18 プランジャ
19 リンク部材
20 回動ストッパ
20a、20b ピン穴
20c ロック溝
20d 傾斜摺動面
22、23、24、25 ピン
30 ばね
40 ねじりコイルばね
50 売り切れスイッチ
60 補助ストッパ
60a ストッパ面
100 商品出口通路板
101 突起部

Claims (1)

  1. 基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより下から1番目の商品を保持する下ペダルと、
    前記基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより下から2番目の商品を保持する上ペダルと、
    前記上ペダルおよび前記下ペダルを開閉制御するために駆動装置により往復動するリンク手段と、
    を備え、
    径の異なる商品を前記商品通路幅を変更することなく搬出できるように形成され、前記各ペダルを当該商品通路側に交互に突出させて当該商品の搬出を制御するように形成した自動販売機の商品搬出装置において、
    前記下ペダルの回動をストッパピンを介して制御するように形成され、かつ、販売待機状態に下降した前記リンク手段に設けたリンクピンと係合することにより自身の回動がロックされ、前記下ペダルの回動を前記ストッパピンで規制して当該下ペダルの最大開度状態を保持できるように形成した回動ストッパを備え、
    前記下ペダルは、前記リンク手段に設けたリンクピンが販売待機状態に復帰した場合であって、前記回動ストッパ自身の回動がロックされていない状態で当該下ペダルが商品によって押圧され閉じようとするときに、前記販売待機状態に復帰したリンクピンに当接して当該下ペダルの回動を防止する補助ストッパを備えたことを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
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