JP2001034830A - 自動販売機の商品払出装置 - Google Patents

自動販売機の商品払出装置

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JP2001034830A
JP2001034830A JP11206481A JP20648199A JP2001034830A JP 2001034830 A JP2001034830 A JP 2001034830A JP 11206481 A JP11206481 A JP 11206481A JP 20648199 A JP20648199 A JP 20648199A JP 2001034830 A JP2001034830 A JP 2001034830A
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gate
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動の規制板などを用いずに、商品通路の通
路幅を商品に応じた適正な幅に自動的に設定でき、様々
なサイズの商品を販売できるとともに、販売可能な商品
のサイズの範囲を拡大できる自動販売機の商品払出装置
を提供する。 【解決手段】 複数の商品Sを支持する突出位置と、販
売商品S1を払い出す退避位置との間で移動自在の下ゲ
ート6と、この下ゲート6を販売待機時に突出位置に保
持し、販売時に退避位置に移動可能にする下ゲート駆動
手段MLと、商品通路2に下方から斜めに突出し、販売
商品S1に当接することで位置決めされ、次販商品S2
を係止可能な突出位置と、次販商品S2の通過を許容す
る退避位置との間で回動可能な上ゲート5と、下ゲート
6の退避位置への移動に先立ち、上ゲート5を突出方向
へ駆動し、下ゲート6が突出位置に復帰した後に、上ゲ
ート5を退避位置に駆動する上ゲート駆動手段MUと、
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向に延びる
商品通路の下端部に設けられ、販売待機時に、商品通路
内に積み重なった状態で収納された複数の商品を保持す
るとともに、販売時に、最下位の販売商品を払い出す自
動販売機の商品払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の商品払出装置として、例
えば図17に示すものが知られている。この自動販売機
では、図示しない販売機本体内にコラム本体81が収容
されており、このコラム本体81内に、左右の側板8
3、83(1枚のみ図示)と、これらの間に上下方向に
多数、配列され、前後方向(同図の左右方向)に互いに
対向する円弧状のガイド板84、84とによって、サー
ペンタイン式の商品通路82が画成されている。この商
品通路82に、複数の商品Sが、図示しない上方の商品
投入口から横倒し姿勢で投入され、積み重なった状態で
収納される。
【0003】商品払出装置80は、商品通路82の下端
部に設けられ、前後方向に互いに対向する商品払出機構
85および規制板86で構成されている。商品払出機構
85は、下ゲート85aおよび上ゲート85bを備えて
おり、これらのゲート85a、85bはそれぞれ、商品
通路82に突出する突出位置と、商品通路82から退避
する退避位置との間で、出没自在に設けられている。販
売待機時には、下ゲート85aは、突出位置にあって、
収納された商品Sを商品通路82内に保持し、上ゲート
85bは退避位置に位置している。一方、販売時には、
上ゲート85bが突出位置に突出することによって、下
から2番目の次販商品を係止し、商品Sを商品通路82
内に保持するとともに、下ゲート85aが退避位置に退
避することによって、最下位の販売商品Sを商品通路8
2の下端の払出口82aから下方に払い出す。その後、
下ゲート85aが突出位置に、上ゲート85bが退避位
置にそれぞれ復帰することによって、商品S全体が下降
し、販売待機状態に復帰する。
【0004】規制板86は、収納する商品Sの幅に応じ
て、商品払出機構85との間の商品通路82の前後方向
の通路幅を規制するためのものである。規制板86の上
下端部には、係合軸86a、86bがそれぞれ取り付け
られている。これらの係合軸86a、86bは、側板8
3に設けられた上下の案内孔83a、83bにそれぞれ
係合しており、上案内孔83aは階段状に、下案内孔8
3bは「コ」字状にそれぞれ形成されている。このよう
な構成により、規制板86を案内孔83a、83bに沿
って移動させ、係合軸86a、86bを案内孔83a、
83bの上縁と下縁に選択的に係止させることが可能で
あり、それにより、商品通路82の通路幅が、図17
(a)(b)にそれぞれ示す太缶商品用および細缶商品
用に、2段階に切り替えて設定される。この切替作業
は、ローディング時などに、オペレータなどが規制板8
6をつかみ、手動で移動させることによって行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の商品払出装置80は、収納する商品Sの幅が変わるた
びに、オペレータなどが手動で商品通路82の通路幅の
切替作業を行わなければならないため、煩雑であるとと
もに、通路幅を誤設定するおそれがある。例えば、収納
する商品Sが太缶商品の場合に、商品通路82の通路幅
を細缶商品用に誤って設定したときには、投入された太
缶商品が、商品通路82内でジャミングしてしまい、最
悪の場合には、商品払出装置80を分解して商品Sを取
り出すなどの困難な修復作業を行わなければならない。
【0006】また、この商品払出装置80では、商品通
路82の通路幅を太缶商品用および細缶商品用の2段階
にしか設定できないため、最近の商品の多様化に伴い、
様々なサイズの商品を自動販売機で販売したいという要
望に対応できないという問題がある。
【0007】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、手動の規制板などを用いること
なく、商品通路の通路幅を、収納する商品に応じた適正
な幅に自動的に設定でき、それにより様々なサイズの商
品を販売できるとともに、販売可能な商品のサイズの範
囲を拡大することができる自動販売機の商品払出装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、上下方向に延びる商品通路の下端部に設
けられ、販売待機時に、商品通路に積み重なった状態で
収納された複数の商品を保持するとともに、販売時に、
複数の商品のうちの最下位の販売商品を払い出す自動販
売機の商品払出装置であって、商品通路に突出し、複数
の商品を支持する突出位置と、商品通路から退避し、販
売商品を払い出す退避位置との間で移動自在の下ゲート
と、この下ゲートを販売待機時に突出位置に保持し、販
売時に退避位置に移動可能にする下ゲート駆動手段と、
下ゲートの上方に設けられ、商品通路に下方から斜めに
突出し、販売商品に当接することにより位置決めされ、
複数の商品のうちの下から2番目の次販商品を係止可能
な突出位置と、商品通路から退避し、次販商品の通過を
許容する退避位置との間で回動可能な上ゲートと、販売
時に下ゲートが退避位置に移動するのに先立ち、上ゲー
トを突出方向へ駆動するとともに、下ゲートが突出位置
に復帰した後に、上ゲートを退避位置に駆動する上ゲー
ト駆動手段と、を備えていることを特徴としている。
【0009】この自動販売機の商品払出装置によれば、
販売待機時、下ゲートは、突出位置に保持されていて、
商品通路内に収納された複数の商品を支持しているとと
もに上ゲートは、退避位置に保持されている。販売時に
は、まず、上ゲートが、上ゲート駆動手段により突出方
向へ駆動され、販売商品に当接することにより位置決め
される。この位置が上ゲートの突出位置であり、このよ
うに、上ゲートの突出量は、販売商品のサイズに応じて
自動的に定められる。その後、下ゲートが、下ゲート駆
動手段により退避位置に移動することによって、最下位
の販売商品が商品通路から払い出される。このとき、突
出位置に位置する上ゲートは、下から2番目の次販商品
を係止し、次販商品およびその上側の商品を商品通路内
に保持する。次いで、下ゲートが突出位置に復帰した後
に、上ゲートが、上ゲート駆動手段により駆動され、退
避位置に回動することにより、次販商品の通過を許容す
ることで、次販商品を含む商品全体が下降し、下ゲート
で支持され、販売待機状態に復帰する。
【0010】以上のように、この商品払出装置では、次
販商品を係止する上ゲートが、販売時に下ゲートが退避
位置に移動するのに先立って突出方向に回動するととも
に、そのときの突出量は、上ゲートが販売商品に当接す
ることによって定められる。したがって、手動の規制板
などを用いることなく、商品通路の通路幅を、収納する
商品のサイズに応じた適正な幅に自動的にきめ細かく設
定でき、それにより、様々なサイズの商品を販売するこ
とができる。また、上ゲートは、商品通路に下方から斜
めに突出するので、これとは逆に上方から斜めに突出す
るものと異なり、上ゲートが次販商品に押圧されて退避
位置側へ押し開かれるおそれは少なく、むしろ次販商品
の押圧力が上ゲートを突出させる(商品通路の通路幅を
狭める)方向に作用する。したがって、次販商品が上ゲ
ートをすり抜けにくく、これをより確実に係止すること
ができる。また、上ゲートは、上ゲート駆動手段によっ
て、突出位置から退避位置に強制的に駆動されるので、
上ゲートを、商品の重さによるジャミングを生じること
なく、退避位置に確実に復帰させることができる。
【0011】この場合、上ゲート駆動手段が、上ゲート
に連結され、上ゲートを突出位置と退避位置の間で駆動
する正逆回転可能なモータと、上ゲートが販売商品に当
接しているか否かを検出する検出手段と、突出方向へ回
動する上ゲートが販売商品に当接したことを検出手段が
検出したときに、モータを停止させるモータ制御手段
と、を有することが好ましい。
【0012】この構成によれば、正逆回転可能な1個の
モータによって、上ゲートを突出位置と退避位置の間で
駆動することができる。また、上ゲートが突出方向に回
動したときに販売商品に当接したことを検出手段で検出
し、それに応じてモータをモータ制御手段により停止さ
せることで、上ゲートを位置決めするので、商品のサイ
ズに応じた上ゲートの突出量の設定を適切に行うことが
できる。
【0013】これらの場合、上ゲートは、販売商品に当
接したときに先端部が販売商品側に回り込むような所定
の曲がり形状を有することが好ましい。
【0014】この構成では、上ゲートは、所定の曲がり
形状を有していることで、販売商品に当接したときに、
その先端部が販売商品側に回り込む。これにより、例え
ば上ゲートが直線状の場合と比較して、上ゲートが突出
位置にあるときにその先端を商品通路内のより先方側に
位置させて、商品通路の通路幅を狭めることができ、し
たがって、より小さなサイズの次販商品を係止すること
ができる。
【0015】さらにこれらの場合、上ゲートの先端部
に、次販商品に係合可能な突出した係合部が形成されて
いることが好ましい。
【0016】この構成によれば、上ゲートの先端部に形
成した係合部が次販商品に係合するので、商品が非円形
の断面の場合、例えばペットボトルのような角形断面の
場合でも、上ゲートで次販商品を確実に係止でき、した
がって、販売可能な商品の形状の範囲を拡大することが
できる。
【0017】さらにこれらの場合、上ゲートと同じ構成
を有し、商品通路を間にして上ゲートに対向して配置さ
れた第2上ゲートをさらに備えていることが好ましい。
【0018】この構成によれば、上ゲートと同じ構成の
第2上ゲートが、商品通路を間にして上ゲートに対向し
て配置されているので、上ゲートだけの場合と比較し
て、より小さなサイズの次販商品を係止することができ
る。また、両ゲートが「ハ」の字状に配置されているこ
とで、次販商品は、これらの間をすり抜けにくい状態
で、両ゲートに良好に係止される。このように、より小
さなサイズの次販商品を確実に係止でき、したがって、
販売可能な商品のサイズの範囲をさらに拡大することが
できる。
【0019】上記の第2上ゲートに代え、商品通路を間
にしてゲートに対向し且つ上ゲートと下ゲートの間の高
さに回動自在に設けられ、商品通路に下方から斜めに突
出した状態で、突出位置に位置する上ゲートと協働して
次販商品を係止可能な補助ゲートと、この補助ゲートを
商品通路に突出する方向に付勢する付勢手段と、補助ゲ
ートの所定の突出角度以上の回動を規制するストッパ
と、上ゲートが退避位置に回動するときに、補助ゲート
を商品通路から退避した退避位置に駆動する補助ゲート
駆動手段と、補助ゲートを退避位置にロックするととも
に、上ゲートが突出方向へ回動するときに、補助ゲート
のロックを解除するロック手段と、をさらに備えている
ことが好ましい。
【0020】この構成によれば、補助ゲートは、販売待
機時には、ロック手段により退避位置にロックされてお
り、販売時、上ゲートが突出方向へ回動するときに、ロ
ックが解除されることで、付勢手段の付勢力により突出
方向に回動する。この補助ゲートの突出方向への回動
は、販売商品のサイズに応じ、それが大きいときには、
販売商品に当接することによって規制される一方、小さ
いときには、ストッパに当接することによって所定の突
出角度に保持される。この状態から、下ゲートの退避位
置への移動により販売商品が払い出されると、補助ゲー
トは、ストッパに当接するまでさらに突出することで、
あるいはストッパに当接した状態が維持されることで、
所定の突出角度に保持される。そして、次販商品は、所
定サイズ以上のときには、突出位置に位置する上ゲート
によって、所定サイズ未満のときには、この上ゲート
と、所定の突出角度に保持された補助ゲートとの協働に
よって、それぞれ係止される。また、補助ゲートは、販
売後、上ゲートが退避位置に回動するときに、補助ゲー
ト駆動手段で退避位置に強制的に駆動されるとともに、
ロック手段で退避位置にロックされることによって、販
売商品の通過を許容する。これにより、販売待機状態に
復帰する。
【0021】以上のように、この商品払出装置では、販
売時、次販商品は、所定サイズ以上のときには上ゲート
で係止され、所定サイズ未満のときには、上ゲートと補
助ゲートとの協働によって係止される。また、この補助
ゲートも、上ゲートと同様、商品通路に下方から斜めに
突出しているので、次販商品は、両ゲートにより、これ
らの間をすり抜けにくい状態で良好に係止される。した
がって、上述した第2上ゲートを有する場合と同様、よ
り小さなサイズの次販商品を確実に係止でき、販売可能
な商品のサイズの範囲を拡大することができる。
【0022】また、この商品払出装置では、販売商品を
払い出した直後、補助ゲートが、付勢手段の付勢力とス
トッパによって、販売商品のサイズにかかわらず、必ず
所定の突出角度に保持され、上ゲートとの協働により所
定サイズ未満の次販商品を係止可能な状態になるので、
例えば、異なるサイズの商品が商品通路に混在して収納
されている場合、特に次販商品のサイズが販売商品より
も小さいときでも、次販商品を確実に係止でき、多本販
売を防止することができる。
【0023】あるいはまた、上記の構成に代えて、商品
通路を間にして上ゲートに対向し且つ上ゲートと下ゲー
トの間の高さに回動自在に設けられ、商品通路に下方か
ら斜めに突出した状態で、突出位置に位置する上ゲート
と協働して次販商品を係止可能な補助ゲートと、この補
助ゲートを商品通路に突出する方向に付勢する付勢手段
と、補助ゲートの所定の突出角度以上の回動を規制する
ストッパと、をさらに備え、補助ゲートは、次販商品が
所定サイズ以上のときには、上ゲートの退避位置への回
動に伴い、次販商品で商品通路から退避する方向に押圧
され、回動するように構成されていることが好ましい。
【0024】この構成によれば、補助ゲートは、上述し
た補助ゲートと同様、販売時、下ゲートの退避位置への
移動により販売商品が払い出されるのに伴い、付勢手段
およびストッパによって所定の突出角度に保持され、次
販商品が大きいときには、販売商品を上ゲートで係止
し、小さいときには、上ゲートと補助ゲートが協働して
次販商品を係止する。また、補助ゲートは、次販商品が
所定サイズ以上のときには、販売後、上ゲートが退避位
置に回動するのに伴い、次販商品で商品通路から退避す
る方向に押圧されて回動することにより、次販商品の通
過を許容する。
【0025】以上のように、この商品払出装置では、上
述した商品払出装置と同様、次販商品のサイズが小さい
ときには、上ゲートと、所定の突出角度に保持された補
助ゲートとが協働して、次販商品を係止する。また、次
販商品が所定サイズ以上のときには、補助ゲートが次販
商品で押圧されることにより退避して、その通過を許容
するので、より小さなサイズの次販商品を確実に係止で
き、販売可能な商品のサイズの範囲を拡大することがで
きる。
【0026】また、この商品払出装置では、上述した商
品払出装置と同様、販売商品を払い出した直後、補助ゲ
ートが、付勢手段の付勢力とストッパによって、販売商
品のサイズにかかわらず、所定の突出角度に保持され、
小さなサイズの次販商品を係止可能な状態になるので、
異なるサイズの商品が商品通路に混在して収納されてい
る場合でも、次販商品を確実に係止でき、多本販売を防
止することができる。さらに、補助ゲートの突出・退避
が、付勢手段の付勢力と商品の重さにより行われるとと
もに、商品のサイズに応じて適宜、制御されるので、こ
れを駆動するための駆動手段やロック手段が不要となる
ことで、構成の簡素化と低コスト化を図れるという利点
がある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい実施形態を説明する。図1〜図5は、本発
明の第1実施形態による商品払出装置を示している。こ
の商品払出装置1は、上下方向に延びる、例えばサーペ
ンタイン式の商品通路2の下端部に設けられている。こ
の商品通路2は、自動販売機に収容されたコラム本体
(いずれも図示せず)内に形成されており、図示しない
上方の商品投入口から横倒し姿勢で投入された缶飲料や
ビン飲料などの複数の商品Sを、積み重なった状態で収
納する。以下、収納された複数の商品Sのうち、特に最
下位のものを販売商品S1、下から2番目のものを次販
商品S2として、説明を行う。商品払出装置1は、販売
待機時に、商品通路2内に収納された複数の商品Sを保
持するとともに、販売時に、販売商品S1を下方に払い
出す。
【0028】図1および図2に示すように、この商品払
出装置1は、所定の間隔Wをもって互いに対向し、商品
通路2の下端部を画成する前後(両図の左右)の通路壁
3、4と、後通路壁4の下端部の所定の高さにそれぞれ
取り付けられた上下のゲート5、6とを備えている。
【0029】下ゲート6は、所定の長さを有する平板状
のものであり、その後端部が後通路壁4に、支点7を中
心として回動自在に支持されている。下ゲート6には、
これを駆動するための正逆回転可能なモータML(下ゲ
ート駆動手段)が連結されており、モータMLは、マイ
クロコンピュータで構成された制御装置10に接続され
ている。下ゲート6は、モータMLの回転が制御装置1
0で制御されることによって、その回動角度が定めら
れ、販売待機時には、図1に示すように、商品通路2に
突出し、複数の商品Sを支持する突出位置に保持される
一方、販売時には、図2に示すように、退避位置に回動
して、販売商品S1を払い出す。また、下ゲート6は、
その突出位置において、後通路壁4に向かって若干斜め
下がりの姿勢で保持されるようになっている。この構成
により、販売商品S1は、投入時に下ゲート6の斜面に
沿って転動し、後通路壁4側に寄せられ、これに当接し
た状態で収納され、それに伴い、次販商品S2は、前通
路壁3側に寄せられ、これに当接した状態で収納され
る。
【0030】上ゲート5は、所定の長さを有する屈曲し
た板状のものであり、その後端部が後通路壁4に、支点
8を中心として回動自在に支持されている。上ゲート5
には、これを駆動するための正逆回転可能なモータMU
(上ゲート駆動手段)が連結されており、モータMUは
制御装置10(モータ制御手段)に接続されている。ま
た、上ゲート5の商品通路2側の面の先端部および基端
部には、感圧センサ11、11(検出手段)が設けられ
ており、これらの感圧センサ11、11は、上ゲート5
が販売商品S1に当接したときに、そのことを示す検出
信号を制御装置10にそれぞれ出力する。
【0031】以上の構成により、上ゲート5は、モータ
MUの回転が制御装置10で制御されることによって、
その回動角度が定められ、販売待機時には、図4(a)
に示すように、商品通路2から退避した退避位置に保持
される。また、販売時には、図1に示すように、上ゲー
ト5は、突出方向に回動するとともに、販売商品S1に
当接したときに、その検出信号が感圧センサ11から出
力されるのに応じ、制御装置10によりモータMUの回
転が停止されることによって、販売商品S1に当接した
状態に保持される。この位置が上ゲート5の突出位置で
あり、図2に示すように、上ゲート5は、下ゲート6の
退避位置への回動による販売商品S1の払出時まで、突
出位置に保持され、次販商品S2を係止する。
【0032】上記のように上ゲート5が販売商品S1に
当接することにより突出位置に位置決めされる結果、そ
のときの上ゲート5の突出量(突出角度)は、販売商品
S1のサイズに応じて変化し、自動的に定められること
になる。図3は、その状況を示しており、商品Sのサイ
ズが大きい場合には、同図に実線で示すように、上ゲー
ト5は先端側で販売商品S1に当接し、その突出量は小
さくなる。一方、商品Sのサイズがより小さい場合に
は、同図に2点鎖線で示すように、上ゲート5はより基
端側で販売商品S1に当接し、その突出量はより大きく
なる。
【0033】また、上ゲート5は、販売商品S1に当接
したときにその先端側が販売商品S1側に回り込むよう
な所定の屈曲した断面形状を有しており、それにより、
上ゲート5が突出位置にあるとき、その先端が商品通路
2のより先方側に位置するようになっている。さらに、
上ゲート5の販売商品S1に当接する側の面の先端部に
は、次販商品S2に係合可能な、側方に突出した山形の
係合部9が形成されている。
【0034】次に、上記構成の商品払出装置1による商
品Sの払出動作を、図4を参照しながら説明する。図4
は、商品Sが販売可能な最大径を有する太缶商品(径6
6mm)の場合の例を示している。なお、同図では、図
面の簡略化のために、符号は(a)にのみ代表して付し
ている。
【0035】まず、同図の(a)は販売待機状態を示し
ており、下ゲート6は、突出位置に保持され、商品通路
2に突出していて、積み重なった状態の商品Sを下方か
ら支持している。この場合、下ゲート6が前述したよう
に傾斜していることにより、販売商品S1は後通路壁4
に当接した状態で、次販商品S2は販売商品S1に積み
重なり且つ前通路壁3に当接した状態で、それぞれ収納
されている。また、上ゲート5は、退避位置に保持され
ていて、商品通路2から完全に退避している。
【0036】販売時には、同図(b)に示すように、ま
ず、上ゲート5が、モータMUの作動により突出方向に
回動するとともに、前述したように販売商品S1に当接
した時点でモータMUが停止されることにより、販売商
品S1に当接した状態で突出位置に位置決めされ、保持
される。次いで、同図(c)に示すように、下ゲート6
がモータMLの回転により退避位置に回動することによ
って、販売商品S1が商品通路2から下方に払い出され
る。また、これに伴って下降してきた次販商品S2が、
突出位置に保持された上ゲート5の係合部9に係合し、
係止されることで、次販商品S2およびその上側の商品
Sが商品通路2内に保持される。
【0037】次いで、下ゲート6が突出位置に復帰した
(同図(d))後、同図(e)に示すように、上ゲート
5がモータMUにより退避位置に回動することによっ
て、次販商品S2の通過が許容され、商品S全体が下降
して、下ゲート6に支持されることで販売待機状態に復
帰する。
【0038】なお、上記は太缶商品の例であるが、細缶
商品(径53mm)の場合にも、図示しないが、前述し
たように上ゲート5の突出量が商品Sのサイズに応じた
より大きな値に定められることにより、次販商品S2を
上ゲート5で係止しながら、上記と同様の払出動作で販
売商品S1の払出を行うことができる。
【0039】以上のように、本実施形態の商品払出装置
1によれば、次販商品S2を係止する上ゲート5が、販
売時に下ゲート6が退避位置に移動するのに先立って突
出方向に回動するとともに、そのときの突出量は、上ゲ
ート5が販売商品S1に当接することによって定められ
る。したがって、手動の規制板などを用いることなく、
商品通路2の通路幅を、収納する商品Sのサイズに応じ
た適正な幅に自動的にきめ細かく設定でき、それによ
り、様々なサイズの商品Sを販売することができる。
【0040】また、上ゲート5は、商品通路2に下方か
ら斜めに突出するので、これとは逆に上方から斜めに突
出するものと異なり、上ゲート5が次販商品S2に押圧
されて退避位置側へ押し開かれるおそれは少なく、むし
ろ次販商品S2の押圧力が上ゲート5を突出させる(商
品通路2の通路幅を狭める)方向に作用する。したがっ
て、次販商品S2が上ゲート5をすり抜けにくく、これ
をより確実に係止することができる。また、上ゲート5
は、モータMUによって、突出位置から退避位置に強制
的に駆動されるので、上ゲート5を、商品Sの重さによ
るジャミングを生じることなく、退避位置に確実に復帰
させることができる。
【0041】さらに、上ゲート5は、所定の屈曲した断
面形状を有していて、販売商品S1に当接したときにそ
の先端側が販売商品S1側に回り込む。これにより、例
えば上ゲートが直線状の場合と比較して、上ゲート5が
突出位置にあるときにその先端を商品通路2内のより先
方側に位置させて、商品通路2の通路幅を狭めることが
でき、したがって、より小さなサイズの次販商品S2を
係止することができる。なお、上ゲート5の断面形状
は、例示した屈曲形状に限らず、所定の曲率の円弧状に
湾曲した形状でもよい。
【0042】図5は、ペットボトルのような角形断面を
有する商品Sを収納した例であり、この場合には、上ゲ
ート5の係合部9が、次販商品S2の後ろ側下角の斜面
部にぴったりと係合するので、このような係合部9を設
けていない場合と異なり、次販商品S2を確実に係止す
ることができる。このように、係合部9を設けることに
よって、商品Sが非円形の断面の場合でも、上ゲート5
で次販商品S2を係止しやすくなり、したがって、販売
可能な商品Sの形状の範囲を拡大することができる。な
お、係合部9は、上述した機能を有するものであれば、
例示した山形に限らず、鈎形やL字形などの他の形状で
もよい。
【0043】図6は、本発明の第2実施形態による商品
払出装置を示している。この商品払出装置21は、上述
した第1実施形態に対し、第2上ゲート22を付加した
点のみが異なるものである。この第2上ゲート22は、
前通路壁3の下ゲート6とほぼ同じ高さに、支点23を
介して回動自在に取り付けられており、構成自体は上ゲ
ート5と同じである。すなわち、第2上ゲート22は、
上ゲート5と同じ断面形状を有し、これと前後対称に配
置されている。また、第2上ゲート22は、図示しない
モータに連結されていて、制御装置10の制御により、
上ゲート5と同時に、退避位置および突出位置にそれぞ
れ駆動される。また、第2上ゲート22の突出位置は、
商品Sのサイズが小さい場合には、前通路壁3を部分的
に切り欠くことにより形成したストッパ24に当接する
ことによって、同図(a)に示す所定の突出角度に保持
されるようになっている。
【0044】したがって、この第2実施形態によれば、
上述した第1実施形態と同様の効果が得られるととも
に、図6(b)に示すように、上ゲート5および第2上
ゲート22が協働して次販商品S2を前後両側から係止
するので、第1実施形態の上ゲート5のみでは係止が不
能あるいは不確実なより小さなサイズの商品Sの場合、
例えば細びん商品(径47mm)の場合でも、次販商品
S2を確実に係止することができる。また、両ゲート
5、22が「ハ」の字状に配置されていることで、次販
商品S2は、これらの間をすり抜けにくい状態で、両ゲ
ート5、22に良好に係止される。このように、より小
さなサイズの次販商品S2を確実に係止でき、したがっ
て、販売可能な商品Sのサイズの範囲をに拡大すること
ができる。
【0045】図7〜図11は、本発明の第3実施形態に
よる商品払出装置を示している。図7に示すように、こ
の商品払出装置31は、前述した第1実施形態に対し、
補助ゲート32を付加した点のみが異なるものである。
この補助ゲート32は、前通路壁3の上ゲート5と下ゲ
ート6の中間の高さに、支点33を介して回動自在に取
り付けられている。また、補助ゲート32は、所定の長
さを有し、その断面には、先端側に向かうにつれて厚さ
が次第に大きくなるようなテーパが付けられているとと
もに、先端面は緩やかに湾曲した円弧面になっている。
【0046】また、補助ゲート32は、ばね34(付勢
手段)によって、矢印Aで示す突出方向に常に付勢され
ており、補助ゲート32の突出方向への回動は、販売商
品S1のサイズが大きい場合には、図9(b)に示すよ
うに、補助ゲート32が販売商品S1に当接することに
よって規制される一方、商品Sが小さい場合には、図7
に示すように、補助ゲート32は、販売商品S1には接
触せず、前通路壁3を部分的に切り欠くことにより形成
したストッパ35に当接することによって、所定の突出
角度に保持される。
【0047】また、補助ゲート32には、図示しないワ
ンウェイクラッチを介して、モータMA(補助ゲート駆
動手段)が連結されており、補助ゲート32は、モータ
MAの回転が制御装置10で制御されることにより、ば
ね34のばね力に抗して、商品通路2から退避した退避
位置(図8(a)の位置)に駆動される。また、前通路
壁3には、補助ゲート32を退避位置にロックするため
のロックピン36、およびこれを駆動する駆動装置(図
示せず)が設けられており、これらのロックピン36お
よび駆動装置が、ロック手段を構成している。ロックピ
ン36は、前通路壁3に、下側のロック位置(図7の破
線位置)と上側のロック解除位置(同図の実線位置)と
の間で上下方向に移動自在に取り付けられている。
【0048】次に、上記構成の商品払出装置31による
商品Sの払出動作を説明する。図8は、商品Sが細びん
商品(径47mm)の場合の例を、図9は、図4と同
様、商品Sが太缶商品(径66mm)の場合の例を、そ
れぞれ示している。なお、これらの図においても、図面
の簡略化のために、符号は各(a)にのみ代表して付し
ている。
【0049】まず、図8(a)に示す細びん商品の販売
待機状態では、第1実施形態での販売待機状態と同様、
下ゲート6は、突出位置に保持されることで、商品Sを
支持しているとともに、上ゲート5は、退避位置に保持
されている。また、補助ゲート32は、退避位置に位置
し、ロックピン36でロックされている。販売時には、
同図(b)に示すように、まず、上ゲート5が突出位置
に回動し、販売商品S1に当接するとともに、これと同
時にロックピン36によるロックが解除されることで、
補助ゲート32が、ばね34のばね力により商品通路2
内に突出する。また、補助ゲート32は、販売商品S1
のサイズが小さいことから、販売商品S1には達しず、
ストッパ35に当接することによって所定の突出角度に
保持されていて、先端面が次販商品S2に臨んだ状態に
なる。
【0050】次いで、同図(c)に示すように、下ゲー
ト6が退避位置に回動することによって、販売商品S1
が商品通路2から下方に払い出されると、これに伴い下
降した次販商品S2は、上ゲート5と補助ゲート32に
当接するようになる。この場合、次販商品S2は、その
中心と支点33の中心を結ぶ直線Bに対して商品通路2
の中央寄りの点Cで、補助ゲート32に当接する。この
ような位置関係から、補助ゲート32には、次販商品S
2によって、同図の矢印D方向すなわち突出方向のモー
メントが作用する。したがって、補助ゲート32は、退
避位置側に回動することなく、ストッパ35により所定
の突出角度に安定して保持され、突出位置に位置する上
ゲート5と協働して、次販商品S2を確実に係止する。
【0051】次いで、下ゲート6が突出位置に復帰した
(同図(d))後、同図(e)に示すように、上ゲート
5が退避位置に回動するとともに、これと同時にモータ
MAを回転させ、補助ゲート32を退避位置に駆動す
る。これにより、次販商品S2が両ゲート5、32間を
通過し、商品S全体が下降する。その後、補助ゲート3
2をロックピン36でロックすることによって、販売待
機状態に復帰する。
【0052】一方、図9に示す太缶商品の場合、(a)
に示す販売待機状態は、上述した細びん商品の場合と同
じである。販売時、ロックピン36によるロックが解除
されると、補助ゲート32は、販売商品S1に当接する
ことで突出方向への回動を規制される(同図(b))。
その後、下ゲート6が退避位置に回動し、販売商品S1
が払い出されるとすぐに、補助ゲート32は、ばね34
のばね力でさらに回動し、ストッパ35により所定の突
出角度に保持される(同図(c))。ただし、この場合
には、商品Sのサイズが大きいことから、次販商品S2
の係止は上ゲート5によってのみ行われ、補助ゲート3
2はこれに関与しない。次いで、下ゲート6が突出位置
に復帰した(同図(d))後、上ゲート5および補助ゲ
ート32を退避位置に駆動することによって、次販商品
S2を含む商品S全体が下降し、販売待機状態に復帰す
る(同図(e))。
【0053】以上のように、本実施形態の商品払出装置
31によれば、次販商品S2が所定サイズ以上のときに
は、上ゲート5のみで次販商品S2を係止し、所定サイ
ズ未満のときには、上ゲート5と補助ゲート32が協働
して、次販商品S2を係止する。また、この補助ゲート
32も、上ゲート5と同様、商品通路2に下方から斜め
に突出しているので、次販商品S2は、両ゲート5、3
2により、これらの間をすり抜けにくい状態で良好に係
止される。したがって、前述した第2実施形態と同様、
より小さなサイズの次販商品S2を確実に係止でき、販
売可能な商品のサイズの範囲を拡大することができる。
【0054】次に、図10および図11を参照しなが
ら、太缶商品と細缶商品(径53mm)を「お好み商
品」として混在して収納したときの商品払出装置41の
払出動作を、説明する。図10は、販売商品S1が太缶
商品、次販商品S2が細缶商品であるときの払出動作を
示している。このときの払出動作は、販売時に上ゲート
5および補助ゲート32が突出した直後までは、図9の
太缶商品の場合と基本的に同じであり(図10(a)
(b))、すなわち、補助ゲート32は、販売商品S1
に当接することによって、突出方向への回動を規制され
る。次いで、販売商品S1が払い出されるとすぐに、補
助ゲート32は、ばね34のばね力でさらに突出し、ス
トッパ35により所定の突出角度に保持される。その後
の払出動作は、同図(c)〜(e)に示すように、図8
の細びん商品の場合と基本的に同じであり、すなわち、
細缶商品である次販商品S2は、上ゲート5と、すでに
所定の突出角度に保持された補助ゲート32とで確実に
係止され、それにより多本販売が防止される。
【0055】図11は、上記とは逆に、販売商品S1が
細缶商品、次販商品S2が太缶商品の場合の払出動作を
示しており、この場合の上ゲート5および補助ゲート3
2の動作は、商品通路2へ突出した直後までは、図8の
細びん商品の場合と同じである(同図(a)(b))。
その後の払出動作は、同図(c)〜(e)に示すよう
に、図9の太缶商品の場合と同じであり、すなわち、販
売商品S1の払出に伴い、太缶商品である次販商品S2
を、上ゲート5のみによって係止することができ、それ
により多本販売が防止される。
【0056】以上のように、この商品払出装置31で
は、販売商品S1を払い出した直後、補助ゲート32
が、ばね34のばね力とストッパ35によって、販売商
品S1のサイズにかかわらず、必ず所定の突出角度に保
持され、所定サイズ未満の次販商品S2を係止可能な状
態になる。したがって、上述したように、異なるサイズ
の商品Sが、「お好み商品」として、あるいは誤って、
商品通路2に収納されている場合でも、次販商品S2を
確実に係止でき、多本販売を防止することができる。
【0057】図12〜図16は、本発明の第4実施形態
による商品払出装置を示している。この商品払出装置4
1は、前述した第3実施形態の補助ゲート32に代え
て、別の構成の補助ゲート42を設けた点のみが異なる
ものである。この補助ゲート42は、その前端部が前通
路壁3の上ゲート5と下ゲート6の中間の高さに、支点
43を介して回動自在に取り付けられていて、ばね44
(付勢手段)によって、図12の矢印E方向に付勢され
ることで、商品通路2に斜め上方に常に突出している。
【0058】また、補助ゲート42は、所定の長さを有
するとともに、断面が先端側に向かって次第に厚くなる
テーパ付きのもので、先端面は斜めにカーブした所定の
形状になっている。以上の構成により、補助ゲート42
の突出方向の回動は、販売商品S1のサイズが大きい場
合には、図14(a)に示すように、補助ゲート42が
販売商品S1に当接することによって規制される一方、
販売商品S1のサイズが小さい場合には、図13(a)
に示すように、補助ゲート42は販売商品S1に達し
ず、前通路壁3に形成したストッパ45に当接すること
によって、所定の突出角度に保持される。
【0059】次に、上記構成の商品払出装置41による
商品Sの払出動作を説明する。図13および図14は、
すでに説明した図8および図9と同様、商品Sが細びん
商品および太缶商品の場合の例をそれぞれ示している。
なお、これらの図においても、図面の簡略化のために、
符号は各(a)にのみ代表して付している。
【0060】まず、図13(a)は、細びん商品の販売
時、上ゲート5が突出位置に駆動された直後の状態を示
しており、下ゲート6は突出位置に保持されるととも
に、上ゲート5は、販売商品S1に当接し、その係合部
9が次販商品S2に近接した状態になっている。一方、
補助ゲート42は、販売商品S1のサイズが小さいこと
から、ストッパ45に当接することにより、所定の突出
角度に保持されていて、その先端面が次販商品S2に近
接し、斜め下方から対向している。
【0061】次いで、同図(b)に示すように、下ゲー
ト6が退避位置に回動することによって、販売商品S1
が商品通路2から下方に払い出されると、これに伴って
下降した次販商品S2が、上ゲート5および補助ゲート
42に当接するようになる。この場合、次販商品S2
は、そのサイズが小さいことから、図8(c)の場合と
同様、その中心と支点43の中心を結ぶ直線Fに対して
商品通路2の中央寄りの点Gで、補助ゲート42に当接
する。このような位置関係から、補助ゲート42には、
次販商品S2によって、同図の矢印H方向すなわち突出
方向のモーメントが作用する。したがって、補助ゲート
42は、退避位置側に回動することなく、ストッパ45
により所定の突出角度に安定して保持され、突出位置に
位置する上ゲート5と協働して、次販商品S2を確実に
係止する。次いで、下ゲート6が突出位置に復帰した
(同図(c))後、上ゲート5が退避位置に回動するこ
とによって、次販商品S2が通過し、同図(d)の販売
待機状態に復帰する。
【0062】一方、図14に示す太缶商品の場合、同図
(a)に示す、上ゲート5の突出直後の状態では、補助
ゲート42は、販売商品S1のサイズが大きいことか
ら、販売商品S1に当接することで突出方向の回動を規
制され、突出角度が小さい状態になっている。次いで、
同図(b)に示すように、下ゲート6が退避位置に回動
して、販売商品S1が払い出されるとすぐに、補助ゲー
ト42は、ばね44のばね力で突出方向に回動し、スト
ッパ45で所定の突出角度に保持される。また、下降し
た次販商品S2は、上ゲート5のみによって係止され、
補助ゲート42はこれに関与しない。
【0063】次いで、下ゲート6が突出位置に復帰した
(同図(c))後、上ゲート5が退避位置に回動すると
(同図(d))、次販商品S2がさらに下降して補助ゲ
ート42に当接するようになる。この場合、次販商品S
2は、そのサイズが大きいことから、図12に示すよう
に、その中心と支点43の中心を結ぶ直線Fに対して前
通路壁3寄りの点Iで、補助ゲート42に当接する。こ
のような位置関係から、補助ゲート42には、次販商品
S2によって、同図の矢印J方向すなわち退避方向のモ
ーメントが作用する。これにより、補助ゲート42が前
通路壁3側に退避し、次販商品S2が上ゲート5と補助
ゲート42の間を通過することによって、同図(e)の
販売待機状態に復帰する。
【0064】次に、図15および図16を参照しなが
ら、図10および図11と同様、太缶商品と細缶商品を
混在して収納したときの商品払出装置41の払出動作
を、説明する。図15は、販売商品S1が太缶商品、次
販商品S2が細缶商品であるときの払出動作を示してい
る。このときの払出動作は、販売時に上ゲート5が突出
した直後までは、図14の太缶商品の場合と同じであり
(図15(a)(b))、すなわち、補助ゲート42
は、販売商品S1に当接することにより、突出方向への
回動を規制されている。
【0065】次いで、販売商品S1が払い出されるとす
ぐに、補助ゲート42は、ばね44のばね力でさらに突
出し、ストッパ45により所定の突出角度に保持され
る。その後の払出動作は、同図(c)〜(e)に示すよ
うに、図13の細びん商品の場合と同じであり、すなわ
ち、細缶商品である次販商品S2が、販売商品S1の払
出に伴って下降し、上ゲート5と、すでに所定の突出角
度に保持された補助ゲート42とによって確実に係止さ
れる。これにより、多本販売が防止される。
【0066】図16は、上記とは逆に、販売商品S1が
細缶商品、次販商品S2が太缶商品の場合の払出動作を
示しており、この場合の動作は、上ゲート5が突出した
直後までは、図13の細びん商品の場合と同じである
(図16(a))。その後は、同図(b)〜(e)に示
すように、図14の太缶商品の場合と同様、販売商品S
1の払出に伴い、太缶商品である次販商品S2を、上ゲ
ート5のみによって係止し、多本販売を防止するととも
に、上ゲート5の退避位置への回動に伴い、補助ゲート
42が次販商品S2に押圧されて退避することにより、
次販商品S2の通過を許容することで、販売待機状態へ
の復帰がなされる。
【0067】以上のように、本実施形態の商品払出装置
41によれば、上述した第3実施形態と同様、次販商品
S2のサイズが小さいときには、上ゲート5と、所定の
突出角度に保持された補助ゲート42とが協働して、次
販商品S2を係止する。また、次販商品S2が所定サイ
ズ以上のときには、補助ゲート42が次販商品S2で押
圧されることにより退避して、その通過を許容する。し
たがって、第3実施形態の場合と同様、より小さなサイ
ズの次販商品S2を確実に係止でき、販売可能な商品S
のサイズの範囲を拡大することができる。
【0068】また、この商品払出装置41においても、
販売商品S1を払い出した直後、補助ゲート42が、ば
ね44のばね力とストッパ45によって、販売商品S1
のサイズにかかわらず、所定の突出角度に保持され、小
さなサイズの次販商品S2を係止可能な状態になるの
で、図15および図16に示したように、異なるサイズ
の商品Sが混在している場合でも、次販商品S2を確実
に係止でき、多本販売を防止することができる。さら
に、この商品払出装置41では、補助ゲート42の突出
・退避が、ばね44のばね力と商品Sの重さにより行わ
れるとともに、商品Sのサイズに応じて適宜、制御され
るので、第3実施形態と異なり、補助ゲートを駆動およ
びロックするためのモータMAやロックピン36が不要
になることで、構成の簡素化と低コスト化を図ることが
できる。
【0069】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、実施形態で示した各商品払出装置の具体的な動
作は、あくまで例示であり、適宜、変更することができ
る。また、実施形態では、本発明をサーペンタイン式の
商品通路を有する自動販売機に適用するものとして説明
したが、本発明は、これに限らず、商品を単純に積み上
げて収納する積上げ式の商品通路に適用することも可能
である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成
を適宜、変更することができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明の自動販売機の商
品払出装置は、手動の規制板などを用いることなく、商
品通路の通路幅を、収納する商品に応じた適正な幅に自
動的に設定でき、それにより様々なサイズの商品を販売
できるとともに、販売可能な商品のサイズの範囲を拡大
することができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による商品払出装置を示
す側断面図である。
【図2】図1の商品払出装置の、次販商品を係止した状
態を示す側断面図である。
【図3】図1の商品払出装置の、特に販売商品と突出位
置にある上ゲートとの位置関係を示す側断面図である。
【図4】図1の商品払出装置による太缶商品の払出動作
を示す側断面図である。
【図5】図1の商品払出装置の、断面角形の次販商品を
係止した状態を示す側断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態の商品払出装置による、
細びん商品の払出動作を収納した状態を示す側断面図で
ある。
【図7】本発明の第3実施形態による商品払出装置を示
す側断面図である。
【図8】図7の商品払出装置による細びん商品の一連の
払出動作を示す側断面図である。
【図9】図7の商品払出装置による太缶商品の一連の払
出動作を示す側断面図である。
【図10】図7の商品払出装置による、太缶商品および
細缶商品を混在して収納したときの一連の払出動作を示
す側断面図である。
【図11】図7の商品払出装置による、太缶商品および
細缶商品が図10とは上下逆に収納されているときの一
連の払出動作を示す側断面図である。
【図12】本発明の第4実施形態の商品払出装置を示す
側断面図である。
【図13】図12の商品払出装置による細びん商品の一
連の払出動作を示す側断面図である。
【図14】図12の商品払出装置による太缶商品の一連
の払出動作を示す側断面図である。
【図15】図12の商品払出装置による、太缶商品およ
び細缶商品を混在して収納したときの一連の払出動作を
示す側断面図である。
【図16】図12の商品払出装置による、太缶商品およ
び細缶商品が図15とは上下逆に収納されているときの
一連の払出動作を示す側断面図である。
【図17】従来の商品払出装置における商品通路の通路
幅の設定状況を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 商品払出装置 2 商品通路 5 上ゲート 6 下ゲート 9 上ゲートの係合部 10 制御装置(モータ制御手段) 11 感圧センサ(検出手段) 21 商品払出装置 22 第2上ゲート 31 商品払出装置 32 補助ゲート 34 ばね(付勢手段) 35 ストッパ 36 ロックピン(ロック手段) 41 商品払出装置 42 補助ゲート 44 ばね(付勢手段) 45 ストッパ ML モータ(下ゲート駆動手段) MU モータ(上ゲート駆動手段) MA モータ(補助ゲート駆動手段) S 商品 S1 販売商品 S2 次販商品

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びる商品通路の下端部に設
    けられ、販売待機時に、当該商品通路に積み重なった状
    態で収納された複数の商品を保持するとともに、販売時
    に、前記複数の商品のうちの最下位の販売商品を払い出
    す自動販売機の商品払出装置であって、 前記商品通路に突出し、前記複数の商品を支持する突出
    位置と、前記商品通路から退避し、前記販売商品を払い
    出す退避位置との間で移動自在の下ゲートと、 この下ゲートを販売待機時に前記突出位置に保持し、販
    売時に前記退避位置に移動可能にする下ゲート駆動手段
    と、 前記下ゲートの上方に設けられ、前記商品通路に下方か
    ら斜めに突出し、前記販売商品に当接することにより位
    置決めされ、前記複数の商品のうちの下から2番目の次
    販商品を係止可能な突出位置と、前記商品通路から退避
    し、前記次販商品の通過を許容する退避位置との間で回
    動可能な上ゲートと、 販売時に前記下ゲートが前記退避位置に移動するのに先
    立ち、前記上ゲートを前記突出方向へ駆動するととも
    に、前記下ゲートが前記突出位置に復帰した後に、前記
    上ゲートを前記退避位置に駆動する上ゲート駆動手段
    と、 を備えていることを特徴とする自動販売機の商品払出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記上ゲート駆動手段が、 前記上ゲートに連結され、当該上ゲートを前記突出位置
    と前記退避位置の間で駆動する正逆回転可能なモータ
    と、 前記上ゲートが前記販売商品に当接しているか否かを検
    出する検出手段と、 突出方向へ回動する前記上ゲートが前記販売商品に当接
    したことを前記検出手段が検出したときに、前記モータ
    を停止させるモータ制御手段と、 を有することを特徴とする、請求項1に記載の自動販売
    機の商品払出装置。
  3. 【請求項3】 前記上ゲートは、前記販売商品に当接し
    たときに先端部が前記販売商品側に回り込むような所定
    の曲がり形状を有することを特徴とする、請求項1また
    は2に記載の自動販売機の商品払出装置。
  4. 【請求項4】 前記上ゲートの先端部に、前記次販商品
    に係合可能な突出した係合部が形成されていることを特
    徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の自動販
    売機の商品払出装置。
  5. 【請求項5】 前記上ゲートと同じ構成を有し、前記商
    品通路を間にして前記上ゲートに対向して配置された第
    2上ゲートをさらに備えていることを特徴とする、請求
    項1ないし4のいずれかに記載の自動販売機の商品払出
    装置。
  6. 【請求項6】 前記商品通路を間にして前記上ゲートに
    対向し且つ当該上ゲートと前記下ゲートの間の高さに回
    動自在に設けられ、前記商品通路に下方から斜めに突出
    した状態で、前記突出位置に位置する前記上ゲートと協
    働して前記次販商品を係止可能な補助ゲートと、 この補助ゲートを前記商品通路に突出する方向に付勢す
    る付勢手段と、 前記補助ゲートの所定の突出角度以上の回動を規制する
    ストッパと、 前記上ゲートが前記退避位置に回動するときに、前記補
    助ゲートを前記商品通路から退避した退避位置に駆動す
    る補助ゲート駆動手段と、 前記補助ゲートを前記退避位置にロックするとともに、
    前記上ゲートが前記突出方向へ回動するときに、前記補
    助ゲートのロックを解除するロック手段と、 をさらに備えていることを特徴とする、請求項1ないし
    4のいずれかに記載の自動販売機の商品払出装置。
  7. 【請求項7】 前記商品通路を間にして前記上ゲートに
    対向し且つ当該上ゲートと前記下ゲートの間の高さに回
    動自在に設けられ、前記商品通路に下方から斜めに突出
    した状態で、前記突出位置に位置する前記上ゲートと協
    働して前記次販商品を係止可能な補助ゲートと、 この補助ゲートを前記商品通路に突出する方向に付勢す
    る付勢手段と、 前記補助ゲートの所定の突出角度以上の回動を規制する
    ストッパと、をさらに備え、 前記補助ゲートは、前記次販商品が所定サイズ以上のと
    きには、前記上ゲートの前記退避位置への回動に伴い、
    前記次販商品で前記商品通路から退避する方向に押圧さ
    れ、回動するように構成されていることを特徴とする、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の自動販売機の商品
    払出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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