JP3855573B2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動販売機の商品搬出装置に関し、さらに詳しくは、装置の薄型化を実現できるとともに、商品販売の汎用性を高めることができ、さらに商品を円滑に搬出できる自動販売機の商品搬出装置(以下、適宜、商品搬出装置という)に関する。
【0002】
【従来の技術】
サーペンタイン式の商品通路を有する自動販売機の商品搬出装置として、たとえば、図20〜図25に示したものが知られている。ここで、図20は、従来における自動販売機の商品搬出装置を示す正面斜視図、図21は、従来における自動販売機の商品搬出装置を示す背面斜視図、図22は、商品荷重とロック解除力を示す説明図、図23は、販売待機状態における商品搬出装置を示す要部断面図、図24は、販売状態における商品搬出装置を示す要部断面図、図25は、販売待機状態における商品搬出装置を示す要部断面図である。
【0003】
図20および図21に示すように、基板101には開口部が設けられており、この開口部に商品搬出制御用の上ペダル110と下ペダル130とが、ピン111,131によって回動自在に設けられている。下ペダル130は、図23に示すように、開状態において商品通路104aにある最下端の商品206を支持するものである。また、上ペダル110は、図24に示すように、下ペダル130が閉状態になり、前記最下端の商品206が搬出される際に、つぎに、最下端に移動することとなる商品206を支持するものである。
【0004】
これらのペダル110,130は、ソレノイド170によって往復動するプランジャ160に連結されたリンク部材151とスプリング155との協働によって開閉されるようになっている。また、上ペダル110のリンク部材151側の端部には、ピン115が設けられている。下ペダル130のリンク部材151側の端部には、ロック部130aが設けられている。
【0005】
これらの部材115,130aは、商品の販売待機状態、すなわち下ペダル130が商品通路側に開いている状態において、互いに当接することによって下ペダル130の開状態(ロック状態)を維持できるように形成されている。なお、売り切れスイッチ180は、商品の売り切れを検出するためのものである。
【0006】
以上のような構成において、商品荷重とロック解除力等との関係は、図22に示したようになっている。ここに、F1,F2は商品荷重Wの分力であり、商品荷重F3=(F1・A)/B、ロック解除力=(F5・C)/Dなる関係を有している。したがって、商品荷重F3<ロック解除力F4なる関係を有している。
【0007】
つぎに、動作について説明する。図23に示した販売待機状態から、ソレノイド170が販売信号により駆動し、プランジャ160が上方に引かれると、スプリング155の引っ張り力に抗してリンク部材151が引かれる。すると、図24に示すように、ロック部130aからロックピン115が抜かれるので、ロック状態が解除され、下ペダル130が商品206の自重によって閉状態となり、最下部の商品206が商品通路104aを落下する。
【0008】
また、上ペダル110にあっては、図24に示すように、上記場合と同時にピン117がリンク部材151に引かれるので、ピン111を回転軸として回動し、商品通路104aに突出して、つぎに、最下段に移動することとなる商品206を保持する。
【0009】
販売信号が停止すると、ソレノイド170の駆動力がなくなるので、スプリング155の圧縮力により上ペダル110が閉じ、下ペダル30が開いて、図23に示した状態に復帰する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の商品搬出装置は、上記のようなリンク機構を有するため、構成部材の動作スペースを確保するためには、薄型化(二つの商品搬出装置の抱き合わせ状態で28mm以下にする)が困難であるという問題点があった。
【0011】
また、上ペダル110の長手方向の長さが、下ペダル130の長手方向の長さよりも短いので、扱える商品サイズに制約があり、商品販売に対する汎用性が低下するという問題点があった。
【0012】
また、ペットボトル等の強度の弱い商品を販売する場合、図21の矢印で示したように、下ペダル130に商品の偏荷重がかかると、当該下ペダル130の剛性が確保できずに変形し、当該商品がペダルに食い込んで商品詰まりを起こすという問題点があった。
【0013】
なお、他の従来技術として、たとえば、特開平8−077430号公報に開示されたものが知られているが、かかる場合も、商品の偏荷重がかかったときにペダルの剛性を確保するのが困難であるという問題点があった。
【0014】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、装置の薄型化を実現できるとともに、商品販売の汎用性を高めることができ、さらに商品を円滑に搬出できる自動販売機の商品搬出装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明の請求項1にかかる自動販売機の商品搬出装置は、基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより当該商品通路内の最下端部に配置された商品を保持する下ペダルと、前記基板の開口部に前記下ペダルと隣接して回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより当該商品通路内の最下端部に配置される直前の商品を保持する上ペダルと、前記上ペダルを開閉する上ペダル用軸部材と前記下ペダルを開閉する下ペダル用軸部材とを保持し、駆動装置の駆動力およびバネ手段の付勢力によって前記両軸部材とともに往復動するリンク部材と、前記下ペダル用軸部材の復動によって回動し、当該下ペダルの一部と当接して当該下ペダルを開くとともに、当該下ペダルの最大開度を維持するところの、前記下ペダルに形成した離脱防止用突片によって離脱が防止された姿勢制御用軸部材を有する回動ストッパと、少なくとも前記各ペダルを軸支する軸部材の中央付近と、前記上ペダル用軸部材の端部と、前記下ペダル用軸部材の端部とを支持するために、前記基板の中央付近に配設された軸受部材とを備え、前記各ペダルを前記商品通路側に交互に突出させて商品の搬出を制御するようにしたものである。
【0016】
駆動装置の駆動力およびバネ手段の付勢力によって、リンク部材とともに上ペダル用軸部材および下ペダル用軸部材が復動すると、回動ストッパが回動することによって、下ペダルの一部と当接して当該下ペダルを開くとともに、当該下ペダルの最大開度を維持する。したがって、薄型化した装置構成であっても、下ペダルの強固なロックと容易なロック解除とを実現でき、商品を円滑に販売できる。
【0018】
また、この発明の請求項2にかかる自動販売機の商品搬出装置は、上ペダル用軸部材および下ペダル用軸部材は、一端を基板に設けた摺動穴にて摺動自在に保持され、他端を軸受部材に設けた摺動穴にて摺動自在に保持され、当該上ペダル用軸部材の端部および下ペダル用軸部材の端部には、当該軸径よりも大きな径の頭部を設けたものである。したがって、両軸部材の前記摺動穴からの離脱を防止するとともに、摺動性を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる自動販売機の商品搬出装置の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0020】
図1は、この発明の実施の形態にかかる商品搬出装置を示す斜視図、図2は、商品収納ラックに固定するためのピンを配設した商品搬出装置を示す斜視図、図3は、二つの商品搬出装置を抱き合わせた状態を示す斜視図、図4は、自動販売機を示す斜視図、図5は、商品収納ラックを示す斜視図である。
【0021】
また、図6は、上ペダルを示す正面斜視図、図7は、上ペダルを示す背面斜視図、図8は、下ペダルを示す正面斜視図、図9は、下ペダルを示す背面斜視図、図10は、リンク部材を示す正面斜視図、図11は、リンク部材を示す背面斜視図、図12は、軸受部材を示す斜視図、図13は、回動ストッパを示す正面斜視図、図14は、回動ストッパを示す背面斜視図である。
【0022】
また、図15は、ピン支持フレームに支持されたピンを示す拡大斜視図、図16は、商品荷重とロック解除力を示す説明図、図17は、販売待機状態における商品搬出装置を示す要部断面図、図18は、販売状態における商品搬出装置を示す要部断面図、図19は、販売待機状態における商品搬出装置を示す要部断面図である。
【0023】
先ず、本発明が適用される自動販売機の商品収納ラックの概略構成について説明する。図4に示すように、自動販売機は、本体1内に複数の商品収納ラック4を備えるとともに、本体1に対して開閉自在な内扉2および外扉3とを備えている。なお、商品取出口3a、開口部2a、シュータ4kは、商品の搬出路となっている。
【0024】
この商品収納ラック4は、図5に示すように、サーペンタイン式の商品通路4aを複数(たとえば、4つ)有し、両側面にはラック側板4bが設けられている。この商品通路4aの下端部には、後述する上ペダル10および下ペダル30が商品通路4aに臨むように二つの商品搬出装置5を抱き合わせてピン201,202を介して設けられており(図3参照)、当該ペダル10,30の開閉制御によって商品の搬出を制御できるようになっている。また、商品通路4aには、出口アジャスタ4cが配されている。なお、ピン201は、図2に示すように、ホルダー211によって保持されている。売り切れスイッチ80は、商品の売り切れを検出するためのものである。
【0025】
つぎに、本発明の全体構成について説明する。図1に示すように、基板6には開口部7が設けられており、この開口部7に商品搬出制御用の上ペダル10と下ペダル30とが、ピン11,31によって回動自在に設けられている。ピン11,31の両端部は、それぞれピン支持フレーム6a,6Pにて支持されている。
【0026】
この下ペダル30は、開状態において商品通路4aにある最下端の商品206(図17参照)を支持するものであり、所定の強度と耐熱性を担保するためにガラス繊維強化プラスチック(たとえば、ガラス繊維強化ポリアセタール)にて形成されている。
【0027】
また、上ペダル10は、下ペダル30が閉状態になり、前記最下端の商品206が搬出される際に、つぎに、最下端に移動することとなる商品206を支持するものであり(図18参照)、たとえば、ポリアセタールにて形成されている。
【0028】
これらのペダル10,30は、リンク機構や回動ストッパ53等からなる開閉機構50によって開閉されるようになっている。この開閉機構50のリンク機構は、ソレノイド70によって往復動するプランジャ60に連結されている。開閉機構50のピン20,21,22,23の一端とピン11,31のほぼ中央部は、軸受部材52によって支持されている。
【0029】
回動ストッパ53は、商品荷重に対抗するために、上ペダル10と下ペダル30の回動範囲を規制するためのものである。すなわち、回動ストッパ53は、ソレノイド70からの駆動力がプランジャ60を介して上記リンク機構に伝達されると、ロックピン22が軸受部材52の摺動穴52e(図12参照)を上方に摺動し、回動ストッパ53の摺動穴53fでも摺動するように構成され、回動ストッパ53がピン20を回転軸にして手前に回動することで、ピン21,22にて下ペダル30のロックを解除するように構成されている。
【0030】
つぎに、上ペダル10について、図1、図6および図7に基づいて説明する。図6に示すように、ピン穴10aは、ピン11を挿通するためのものである。ストッパ部10b,10cは、開閉機構50に設けられたピン23を受けるためのものであり、開閉機構50が動作する際にピン23が摺動する摺動溝10dと、上ペダル10の開状態においてピン23が係合し、ロック状態を維持するためのストッパ面10eとを有している。
【0031】
ストッパ部10bとストッパ部10cとの間に形成された突条部10fは、上ペダル10が閉状態のときに、軸受部材52と当接する接触面積を減少させるために突設したものである。これは、ビン飲料の商品がローディング時あるいは販売時に割れてしまい、飲料物が上ペダル10と軸受部材52との接触面に付着する場合があり、当該飲料成分が所定条件下で粘着性の飴状になると、上ペダル10と軸受部材52とが固着して動作を妨げ、販売トラブルを引き起こす可能性があるため、かかる事態を防止すべく両部材10,52の接触面積を減少させる必要があるからである。
【0032】
また、リブ10g,10h,10kは、上ペダル10の強度を増加させるために設けたものである。また、突起部10m,10nは、上ペダル10が最大開度の状態になるときに軸受部材52の一部に当接して回動範囲(上限)を規制するためのものである。
【0033】
つぎに、下ペダル30について、図1、図8および図9に基づいて説明する。図8に示すように、ピン穴30aは、ピン31を挿通するためのものである。一対のストッパ片30bは、回動ストッパ53に設けられたピン21を受けるためのものであり、回動ストッパ53が回動する際にピン21が摺動する摺動面30cと、下ペダル30の開状態においてピン21が係合し、ロック状態を維持するためのストッパ部30dとを有している。
【0034】
ストッパ片30bの外側に立設した一対のピン抜け防止突片30eは、ストッパ片30b上に位置するピン21が左右方向に抜けるのを防止するためのものである。突起部30fは、プランジャ60がソレノイド70に引かれ、下ペダル30が閉じたときに、ピン21が抜けるのを防止するために設けたものである。
【0035】
変形防止リブ30gは、先端部を所定の傾斜角度で切り欠いて形成したストッパ部30hを備えて形成され、下ペダル30が開状態のときに、ストッパ部30hをロックピン22に係合させて、商品の偏荷重を支持することで、当該下ペダル30にひねりが発生するのを防止し、ロック状態を安定的に維持するためのものである。
【0036】
変形防止リブ30gの突設位置は、商品の偏荷重によって下ペダル30の端部(図1では右側の端部)が変形するのを効果的に防止し、またロックピン22が摺動穴52e(図12参照)を摺動するのを妨げないようにするために、他の商品搬出装置5との抱き合わせ時の寸法制限を勘案して、基板6の中心部に最大限近づくように設定されている。また、ストッパ部30hの傾斜角度は、ロックピン22のロック状態を解除する際に、円滑に解除できるように設定されている。
【0037】
ピン抜け防止突片30eと変形防止リブ30gとの間に形成された突起部30kは、下ペダル30が閉状態のときに、軸受部材52と当接する接触面積を減少させるために突設したものである。これは、ビン飲料の商品がローディング時あるいは販売時に割れてしまい、飲料物が下ペダル30と軸受部材52との接触面に付着する場合があり、当該飲料成分が所定条件下で粘着性の飴状になると、下ペダル30と軸受部材52とが固着して動作を妨げ、販売トラブルを引き起こす可能性があるため、かかる事態を防止すべく両部材30,52の接触面積を減少させる必要があるからである。
【0038】
また、格子状に形成されたリブ30mは、下ペダル30の強度を増加させるために設けたものである。突起部30nは、下ペダル30が最大開度の状態になるときに軸受部材52の一部に当接して回動範囲(上限)を規制するためのものである。
【0039】
つぎに、リンク部材51について、図1、図10および図11に基づいて説明する。リンク部材51は、ステンレスにて長板状に形成され、プランジャ60の係合穴に係止して連結する連結部51aと、ピン23を挿通するピン穴51cを有した一対の係止部51bと、ピン22を挿通するピン穴51eを設けた係止部51dと、スプリング55の端部を挿通してピン穴51e中のピン22に係止するための溝部51fとを備えて一体成形されている。
【0040】
そして、このピン穴51cは、上ペダル10と下ペダル30の動作ストロークの違いに対応できるように、長穴状に形成してある。すなわち、両ペダル10,30が最適なストロークを確保でき、販売トラブルを防止できるようにしたものである。
【0041】
つぎに、軸受部材52について、図2および図12に基づいて説明する。基板6は、軸受部材52を固定するための係止片6m,6hを備え、後述する突起部52g,52hがそれぞれ圧入可能な係止溝を備えている。軸受部材52は、全体を上下非対称のクランク形状に形成され、長手方向のほぼ中央部には、他の商品搬出装置5と抱き合わせたときに、互いに当接することにより基板6どうしの位置ずれを防止する位置決め部52aを備えている。軸受部材52は、たとえば、ポリアセタールにて形成することができる。なお、基板6の位置決め部6nも、位置決め部52aと同様の趣旨で設けられている。
【0042】
また、軸受部材52の位置決め部52aが形成されている部分が、軸受部材52の最大幅を有し、かつ、後述するピン穴52d,52cからほぼ等距離の位置に形成されており、当該部分の背面部にて、上述したペダル10,30の突起部10m,10n,30nを受けるように形成されている。
【0043】
軸受部材52をクランク形状としたのは、下ペダル30が商品(図示せず)を保持している際(販売待機状態)に、回動ストッパ53によって下ペダル30を支持できる範囲を最大限に確保し、商品からの偏荷重によって下ペダル30の端部(図1では右側の端部)が変形するのを防止するためである。
【0044】
また、ピン23の反開閉機構50側の端部を受けるために上ペダル10に設けられたストッパ部10bの幅を、抱き合わせ時の寸法制約のもとで最大限に確保することで、商品からの偏荷重によって上ペダル10の端部(図2では右側の端部)が変形するのを防止するためである。
【0045】
ピン穴52bは、ピン20を回転自在に支持するために形成したものである。ピン穴52cは、ピン31を回転自在に支持するために形成したものである。ピン穴52dは、ピン11を回転自在に支持するために形成したものである。
【0046】
また、摺動穴52eは、回動ストッパ53のピン22を摺動自在に支持するために形成したものである。摺動穴52fは、ピン23を摺動自在に支持するために形成したものである。
【0047】
突起部52gは、軸受部材52の先端部近傍に突設され、係止片6mの係止溝に圧入できるように形成されている。また、突起部52hは、軸受部材52の後端部近傍に突設され、係止片6hの係止溝に圧入できるように形成されている。これらの突起部52g,52hは、前者が後者よりも大きく形成されている。
【0048】
つぎに、回動ストッパ53について、図1、図13および図14に基づいて説明する。回動ストッパ53は、ピン20を挿通するピン穴53aを備えたピン保持部53bと、ピン22が摺動する摺動穴53fを有した一対のアーム部53cと、ピン21を挿通するピン穴53eを有し、両アーム部53cを連結する連結部53dとを備えている。
【0049】
摺動穴53fの形状は、リンク部材51の往復動によりピン22がスライド移動する際に、回動ストッパ53がピン20を回転中心として円滑に回動できるように形成されている。そして、ピン22が摺動穴53fの下部に位置しているときに下ペダル30が開き、上部に位置しているときに下ペダル30が閉じるようになっている。
【0050】
また、ピン22,23は、図15に示すように、ピン支持フレーム6aに形成されたスライド穴6c,6bをスライドするように形成され、皿状のピン頭を備えることにより良好な摺動性を確保している。なお、配線ガイド93は、ピン支持フレーム6aと基板6の側壁部との間にはめ込むことができるように形成され、ピン22,23の摺動スペースを確保するための凹部93g、93fを備えている。
【0051】
つぎに、各ピン20,21,22,23の配設位置関係もしくは回動ストッパ53による作用について図16に基づいて説明する。同図に示すように、下ペダル30が開状態となっているときに、ピン20の軸心とピン21の軸心とを結ぶ線が、商品荷重Wの分力F1に対して所定の微少角度θをなすように形成してある。したがって、商品荷重F3=F1・sinθであるから、従来よりも小さなロック解除力F4にて、ロックを解除できるようになっている。なお、F2は商品荷重Wの水平分力である。
【0052】
また、このとき回動ストッパ53には、手前側に回転して下ペダル30を閉じようとする方向に力F3が発生しているが、その力F3をピン22で止めている。ピン22に作用する力は、この回転力を止めるだけの大きさで済むため、小さくてよい。たとえば、商品荷重F1が10kgであった場合、その分力となる商品荷重F3は1〜2kg程度で済む。
【0053】
つまり、ソレノイド70によって解除するロック解除力F4は、小さくて済む。したがって、ソレノイド70をコンパクトなものにでき、装置の薄型化に寄与する。このように本発明による回動ストッパ53等による下ペダル30のロック機構は、強固なロックと容易なロック解除とを実現している。
【0054】
つぎに、動作について説明する。図17に示した状態から、ソレノイド70が販売信号により駆動し、プランジャ60が上方に引かれると、スプリング55の引っ張り力に抗してリンク部材51が引かれる。このとき、図18に示すように、ピン22が回動ストッパ53の摺動穴53fの上部に移動する。
【0055】
すると、回動ストッパ53は、ピン20を回転中心にして手前側に回動するので、ピン21とストッパ部30dとの係合が解除され、下ペダル30のロック状態が解除されて閉まる。このとき、最下段の商品206は、保持を解かれて商品通路4aを落下する。そして、シュータ4kから開口部2aを経て、商品取出口3aに搬出される(図4参照)。
【0056】
また、上ペダル10にあっては、図18に示すように、上記場合と同時にピン23が上方にスライドするので、ストッパ部10b,10cの摺動溝10dを摺動しながら、上ペダル10を開いていき、ストッパ面10eとピン23が当接したところで止まる。これにより、上ペダル10がロックされ、つぎに、最下段に移動することとなる商品206を保持する。
【0057】
販売信号が停止すると、ソレノイド70の駆動力がなくなり、スプリング55によりリンク部材51が下方にスライドするので、上述した動作と逆の動作をする。すなわち、下ペダル30が開いて上ペダル10が閉じ、それぞれの状態は、上述した要領にてロックされ、図19に示した状態となる。
【0058】
上ペダル10および下ペダル30の動作ストロークは、それぞれ最適な動作ストロークに設定されており、リンク部材51に形成した長穴状のピン穴51cが当該ストロークの違いを吸収して円滑な動作を可能にしている。
【0059】
以上のように、この実施の形態にかかる自動販売機の商品搬出装置5によれば、リンク部材51によって動作する回動ストッパ53を設け、ピン21,22によって下ペダル30をロックするようにしたので、薄型化(抱き合わせ状態で22mm)した装置構成であっても、強固なロックと容易なロック解除とを実現できる。また、ペダル10,30の幅を同一に形成したので、販売対象商品への対応力がアップし、汎用性を向上できる。さらに、回動ストッパ53により、強固にロックできるので、下ペダル30の変形を防止でき、商品の食い込みを防止できる。また、上記ロックの解除力は小さくて済むので、ソレノイド70を小型化でき、コストダウンを図ることもできる。
【0060】
また、ピン抜け防止突片30eを設けたことにより、ストッパ片30b上に位置するピン21が左右方向に抜けるのを防止することができる。また、ピン22,23は、皿状のピン頭を備えているので、スライド穴6c,6bにおいて、良好な摺動性を確保することができる。
【0061】
また、図示しない従来技術にて採用されていたように、摺動穴にピンによる荷重がかかる構造にすると、当該摺動穴が削れてピンの摺動抵抗が増加するようになるが、本発明では、ピン20を支持する回転穴に荷重がかかる構造となっているので、当該回転穴が荷重によって少々削れて長穴になっても、ピン20の回転運動の妨げにはならず、寿命の点で有利である。また、ピン22および摺動穴53f等にかかる荷重は少ないので、これらの削れを効果的に防止できる。
【0062】
また、図4に示した商品取出口3aから手を入れて、開口部2a、シュータ4kを経て、ピン21を動作させて下ペダル30のロック状態を解除させようとしても、ピン22によってロックされているので、商品の盗難を効果的に防止できる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明にかかる自動販売機の商品搬出装置(請求項1)によれば、基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより当該商品通路内の最下端部に配置された商品を保持する下ペダルと、前記基板の開口部に前記下ペダルと隣接して回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより当該商品通路内の最下端部に配置される直前の商品を保持する上ペダルと、前記上ペダルを開閉する上ペダル用軸部材と前記下ペダルを開閉する下ペダル用軸部材とを保持し、駆動装置の駆動力およびバネ手段の付勢力によって前記両軸部材とともに往復動するリンク部材と、前記下ペダル用軸部材の復動によって回動し、当該下ペダルの一部と当接して当該下ペダルを開くとともに、当該下ペダルの最大開度を維持するところの、前記下ペダルに形成した離脱防止用突片によって離脱が防止された姿勢制御用軸部材を有する回動ストッパと、少なくとも前記各ペダルを軸支する軸部材の中央付近と、前記上ペダル用軸部材の端部と、前記下ペダル用軸部材の端部とを支持するために、前記基板の中央付近に配設された軸受部材とを備え、前記各ペダルを前記商品通路側に交互に突出させて商品の搬出を制御するようにしたので、薄型化した装置構成であっても、下ペダルの強固なロックと容易なロック解除とを実現でき、商品を円滑に販売でき、また、回動ストッパによる下ペダルの姿勢制御を確実にお行うことができるとともに姿勢制御用軸部材の脱落による販売トラブルを防止できる。
【0065】
また、この発明にかかる自動販売機の商品搬出装置(請求項2)によれば、上ペダル用軸部材および下ペダル用軸部材は、一端を基板に設けた摺動穴にて摺動自在に保持され、他端を軸受部材に設けた摺動穴にて摺動自在に保持され、当該上ペダル用軸部材の端部および下ペダル用軸部材の端部には、当該軸径よりも大きな径の頭部を設けたので、両軸部材の前記摺動穴からの離脱を防止するとともに、摺動性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる商品搬出装置の構成を示す斜視図である。
【図2】商品収納ラックに固定するためのピンを配設した商品搬出装置の構成を示す斜視図である。
【図3】二つの商品搬出装置を抱き合わせた状態を示す斜視図である。
【図4】自動販売機の構成を示す斜視図である。
【図5】商品収納ラックの構成を示す斜視図である。
【図6】上ペダルの構成を示す正面斜視図である。
【図7】上ペダルの構成を示す背面斜視図である。
【図8】下ペダルの構成を示す正面斜視図である。
【図9】下ペダルの構成を示す背面斜視図である。
【図10】リンク部材の構成を示す正面斜視図である。
【図11】リンク部材の構成を示す背面斜視図である。
【図12】軸受部材の構成を示す斜視図である。
【図13】回動ストッパの構成を示す正面斜視図である。
【図14】回動ストッパの構成を示す背面斜視図である。
【図15】ピン支持フレームに支持されたピンの構成を示す拡大斜視図である。
【図16】商品荷重とロック解除力を示す説明図である。
【図17】販売待機状態における商品搬出装置の構成を示す要部断面図である。
【図18】販売状態における商品搬出装置の構成を示す要部断面図である。
【図19】販売待機状態における商品搬出装置の構成を示す要部断面図である。
【図20】従来における自動販売機の商品搬出装置の構成を示す正面斜視図である。
【図21】従来における自動販売機の商品搬出装置の構成を示す背面斜視図である。
【図22】商品荷重とロック解除力を示す説明図である。
【図23】販売待機状態における商品搬出装置の構成を示す要部断面図である。
【図24】販売状態における商品搬出装置の構成を示す要部断面図である。
【図25】販売待機状態における商品搬出装置の構成を示す要部断面図である。
【符号の説明】
4a 商品通路
5 商品搬出装置
6 基板
6b、6c、52e、52f 摺動穴
7 開口部
10 上ペダル
11、20、21、22、23、31 ピン
30 下ペダル
30e ピン抜け防止突片
51 リンク部材
52 軸受部材
53 回動ストッパ
206 商品
Claims (2)
- 基板の開口部に回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより当該商品通路内の最下端部に配置された商品を保持する下ペダルと、
前記基板の開口部に前記下ペダルと隣接して回動自在に軸支され、当該開口部から商品通路側に突出することにより当該商品通路内の最下端部に配置される直前の商品を保持する上ペダルと、
前記上ペダルを開閉する上ペダル用軸部材と前記下ペダルを開閉する下ペダル用軸部材とを保持し、駆動装置の駆動力およびバネ手段の付勢力によって前記両軸部材とともに往復動するリンク部材と、
前記下ペダル用軸部材の復動によって回動し、当該下ペダルの一部と当接して当該下ペダルを開くとともに、当該下ペダルの最大開度を維持するところの、前記下ペダルに形成した離脱防止用突片によって離脱が防止された姿勢制御用軸部材を有する回動ストッパと、
少なくとも前記各ペダルを軸支する軸部材の中央付近と、前記上ペダル用軸部材の端部と、前記下ペダル用軸部材の端部とを支持するために、前記基板の中央付近に配設された軸受部材とを備え、
前記各ペダルを前記商品通路側に交互に突出させて商品の搬出を制御するようにしたことを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。 - 上ペダル用軸部材および下ペダル用軸部材は、一端を基板に設けた摺動穴にて摺動自在に保持され、他端を軸受部材に設けた摺動穴にて摺動自在に保持され、当該上ペダル用軸部材の端部および下ペダル用軸部材の端部には、当該軸径よりも大きな径の頭部を設けることで、当該両軸部材の前記摺動穴からの離脱を防止するとともに、摺動性を向上させたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品搬出装置。
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