JP3489959B2 - 自動販売機の商品払出装置のばね取付構造 - Google Patents

自動販売機の商品払出装置のばね取付構造

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JP3489959B2 JP08176397A JP8176397A JP3489959B2 JP 3489959 B2 JP3489959 B2 JP 3489959B2 JP 08176397 A JP08176397 A JP 08176397A JP 8176397 A JP8176397 A JP 8176397A JP 3489959 B2 JP3489959 B2 JP 3489959B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の商品を上下
方向に段積みして収納する収納搬送路と、収納搬送路の
下端部に配置された商品払出装置とを備えた自動販売機
における商品払出装置のばね取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動販売機における商品払出装置
のばね取付構造に関しては、例えば図14〜図19に示
す構造のものがある。すなわち、図14〜図16に示す
ように、自動販売機本体(図示せず)の内部には商品収
納棚71が設けられ、この商品収納棚71の内部には、
複数の商品72を上下に段積みした状態で収納する収納
搬送路73が配設されている。
【0003】上記収納搬送路73の下端部には、収納搬
送路73に収納されている商品72を順次払い出す商品
払出装置74が設けられている。上記商品払出装置74
は、上記収納搬送路73に対して入退することによって
最下部の商品72を収納搬送路73から下方へ払い出す
払出位置A(図14参照)と非払出位置B(図15参
照)とに切り換えられるストッパ装置75と、このスト
ッパ装置75に連結されて上下方向Cへ移動自在な駆動
用リンク76と、この駆動用リンク76を下方へ引っ張
って上記ストッパ装置75を非払出位置B(図15参
照)へ付勢する引張コイルばね77と、上記引張コイル
ばね77の引張力に抗して上記駆動用リンク76を上方
へ移動させて上記ストッパ装置75を払出位置A(図1
4参照)へ切り換えるソレノイド装置78とを備えてい
る。
【0004】図17に示すように、上記引張コイルばね
77の両端にはフック79,80が設けられ、このう
ち、上部のフック79が駆動用リンク76の下端部に設
けられたリンクシャフト81に引っ掛けられ、下部のフ
ック80が商品払出装置74のフレーム体82の下部に
形成された取付孔83に挿入されている。尚、上記上部
のフック79は開口部84を通してリンクシャフト81
に係脱可能であり、下部のフック80は開口部85を通
して取付孔83に係脱可能である。
【0005】これによると、ソレノイド装置78が通電
状態になって引張コイルばね77の引張力に抗して上記
駆動用リンク76を上方へ移動させることにより、図1
4に示すように、ストッパ装置75が払出位置Aへ切り
換えられ、最下部の商品72が収納搬送路73から下方
へ払い出されるとともに、下から2番目の商品72の落
下が規制される。
【0006】その後、ソレノイド装置78が非通電状態
になることにより、引張コイルばね77が駆動用リンク
76を下方へ引っ張って、図15に示すように、上記ス
トッパ装置75が非払出位置Bへ切り換えられ、下から
2番目の商品72が下方へ送られて最下部で受け止めら
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、ストッパ装置75を払出位置Aと非払出
位置Bとに切り換える場合、駆動用リンク76が上下方
向Cへ移動するため、かなりの衝撃を受けることにな
り、この衝撃によって、図18に示すように、上部のフ
ック79が駆動用リンク76のリンクシャフト81から
外れてしまうといった問題があった。
【0008】このような問題を回避するため、図19に
示すように、開口部84を閉じた形状の上部のフック9
0を用い、この上部のフック90に横からリンクシャフ
ト81を挿入して、駆動用リンク76と引張コイルばね
77とを接続することが考えられた。しかしながら、組
み立てられた商品払出装置74から引張コイルばね77
を取り外す場合、駆動用リンク76からリンクシャフト
81を取り外さなければならず、リンクシャフト81を
取り外すに際しては商品払出装置74を分解する必要が
生じ、非常に手間がかかった。
【0009】そこで本発明は、衝撃により引張ばねが駆
動用リンクから脱落することを防止し、さらに、引張ば
ねを容易に駆動用リンクに着脱することを目的としたも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、複数の
商品を上下方向に段積みして収納する収納搬送路と、収
納搬送路の下端部に配置された商品払出装置とを備えた
自動販売機における商品払出装置のばね取付構造であっ
て、上記商品払出装置は、上記収納搬送路に対して入退
することによって最下部の商品を収納搬送路から下方へ
払い出す払出位置と非払出位置とに切り換えられるスト
ッパ装置と、このストッパ装置に連結された駆動用リン
クと、この駆動用リンクを一方へ引っ張って上記ストッ
パ装置を非払出位置側へ付勢する引張ばねと、上記引張
ばねの引張力に抗して上記駆動用リンクを引張ばねの引
張方向とは逆方向へ移動させて上記ストッパ装置を払出
位置へ切り換えるソレノイド装置とを備え、上記引張ば
ねの一端に設けられたフックが、駆動用リンクの一端に
設けられた被係止部に引っ掛けられ、上記駆動用リンク
に、被係止部に引っ掛けられたフックがフックの開口部
とは反対方向へ移動することを規制する規制部を設け
上記規制部は、被係止部に対して、フックの開口部とは
反対側に位置し、上記被係止部と規制部との上下間隔は
上記フックの高さよりも狭く形成され、上記被係止部の
位置は規制部の直下位置よりもフックの開口部側へ横方
向に偏移しており、引張ばねを取付方向に対してフック
の周方向へ傾斜させた姿勢で、上記被係止部と規制部と
の間を通してフックを被係止部に係脱可能としたことを
特徴としたものである。
【0011】これによると、ソレノイド装置が通電状態
になって引張ばねの引張力に抗して駆動用リンクを引張
ばねの引張方向とは逆方向へ移動させることにより、ス
トッパ装置が払出位置へ切り換えられ、最下部の商品が
収納搬送路から下方へ払い出される。
【0012】また、ソレノイド装置が非通電状態になる
ことにより、引張ばねが駆動用リンクを一方へ引っ張っ
て、ストッパ装置が非払出位置へ切り換えられ、下から
2番目の商品が下方へ送られて最下部で受け止められ
る。
【0013】このように、ストッパ装置を払出位置と非
払出位置とに切り換える場合、駆動用リンクが往復移動
するため、かなりの衝撃を受けることになる。これに対
して、装着された引張ばねのフックは、駆動用リンクの
被係止部に引っ掛けられた状態で開口部とは反対方向へ
移動した場合、規制部に当接して、それ以上開口部とは
反対方向へ移動することを規制される。したがって、引
張ばねを装着した状態で、被係止部がフックの開口部を
通り抜けることは阻止され、これにより、衝撃を受けて
も、引張ばねが駆動用リンクから脱落することを防止で
きる。
【0014】また、引張ばねの一端を駆動用リンクから
取り外す場合、引張ばねを取付方向に対してフックの周
方向へ傾斜させた姿勢で、フックを被係止部から被係止
部と規制部との間を通して脱抜する。また、引張ばねの
一端を駆動用リンクに取り付ける場合、引張ばねを予め
取付方向に対してフックの周方向へ傾斜させた姿勢で、
フックを被係止部と規制部との間を通して被係止部に引
っ掛け、その後、傾斜していた引張ばねを回転させて取
付姿勢へ戻す。 これにより、商品払出装置を分解するこ
となく、引張ばねを容易に駆動用リンクに着脱すること
ができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図11に基づいて説明する。図11に示すように、前
面扉1により前面開口部が開閉される自動販売機本体2
の内部には、商品収納棚3が前後複数列に設けられ、こ
れら各商品収納棚3の内部には、複数の缶体などの商品
4を上下に段積みした状態で収納する収納搬送路5が前
後2列で蛇行状に配設されている。また、上記商品収納
棚3の下端部には、収納された商品4を最下部のものか
ら順次払い出す商品払出装置6が複数設けられており、
各商品払出装置6にて払い出された商品4はシュート7
により案内されて商品取出口8に払い出されるようにな
っている。
【0023】図10に示すように、上記各商品払出装置
6は収納搬送路5の下端部に前後で隣接するように配置
されている。図5,図7に示すように、上記各商品払出
装置6は収納搬送路5に面するフレーム体10を有し、
このフレーム体10の裏側下部には、上記収納搬送路5
に対して入退することによって最下部の商品4を収納搬
送路5から下方へ払い出す払出位置A(図5参照)と非
払出位置B(図7参照)とに切り換えられるストッパ装
置11が設けられている。
【0024】上記ストッパ装置11は、収納搬送路5に
対して入退自在なアッパーストッパ12とロアストッパ
13と、これら両ストッパ12,13を連動させる連動
装置14とで構成されている。図7〜図9に示すよう
に、上記アッパーストッパ12は、フレーム体10の裏
側に水平に設けられた上部シャフト15にて回動自在に
軸支され、フレーム体10の下部に形成された下部開口
部16から収納搬送路5に対して入退自在である。ま
た、上記ロアストッパ13は、フレーム体10の裏側に
水平に設けられた下部シャフト17にて回動自在に軸支
され、上記下部開口部16から収納搬送路5に対して入
退自在である。
【0025】上記連動装置14は、アッパーストッパ1
2の基端部から奥方へ延びた第1および第2アーム部1
9,20と、上記両アーム部19,20に形成された長
孔21に遊嵌されて両アーム部19,20間に設けられ
たローリングシャフト22と、上記ロアストッパ13の
基端部に形成されかつ上記ローリングシャフト22が嵌
脱自在な凹部23と、この凹部23からさらに奥方へ連
設されかつ上記ローリングシャフト22が摺接自在な摺
接部24とで構成されている。
【0026】図8の(b)で示すように、上記ロアスト
ッパ13が収納搬送路5へ突入している場合、上記ロー
リングシャフト22が凹部23に嵌入し、これにより、
ロアストッパ13の回動が固定される。また、図6の
(b)で示すように、上記ローリングシャフト22が凹
部23から脱抜することにより、ロアストッパ13の回
動固定が解除され、ロアストッパ13は自重により回動
して収納搬送路5から出退する。
【0027】上記アッパーストッパ12の基端部から奥
方へ延びた第2および第3アーム部20,26の先端部
間には、リンクシャフト27を介して、上下方向Cへ往
復移動自在な駆動用リンク28の下部が連結されてい
る。この駆動用リンク28の下方への移動は引張コイル
ばね30により行われ、駆動用リンク28の上方への移
動はソレノイド装置31により上記引張コイルばね30
の引張力に抗して行われる。
【0028】上記ソレノイド装置31は、フレーム体1
0の裏側でかつ上部一側部に設けられ、上下方向Cへ出
退自在なプランジャー部32を下向きに有している。こ
のプランジャー部32の下端と上記駆動用リンク28の
上端とが連結軸33を介して連結されている。
【0029】図1,図2に示すように、上記駆動用リン
ク28は、板金製であり、上記連結軸33を介してプラ
ンジャー部32に連結されたリンクプレート35と、こ
のリンクプレート35の両側から奥方へ折り曲げられて
リンクシャフト27の軸心方向で相対向する一対の側板
36a,36bとで形成されている。そして、上記第3
アーム部26に近い側の側板36aの下端には、もう一
方の対向する側板36bに向かって被係止部37が水平
状に形成されている。
【0030】上記引張コイルばね30の上端には、開口
部38を有するリング状の上部フック39が設けられ、
下端には、開口部40を有するリング状の下部フック4
1が設けられている。上記上部フック39は上記被係止
部37に引っ掛けられている。上記上部フック39の開
口部38は引張コイルばね30が装着された状態におい
て被係止部37に対し奥側に向いており、上記駆動用リ
ンク28のリンクプレート35は被係止部37に対して
手前側に位置している。
【0031】図3に示すように、上記被係止部37とリ
ンクプレート35の下端との上下間隔Dは上部フック3
9の高さHよりも狭く形成されている。これにより、被
係止部37に引っ掛けられた上部フック39は、上記リ
ンクプレート35の下端部35aに当接して、開口部3
8とは反対方向Eへ移動することを規制される。尚、上
記リンクプレート35の下端部35aは、上記上部フッ
ク39が開口部38とは反対方向Eへ移動することを規
制する規制部に相当している。
【0032】また、図1に示すように、上記下部フック
41は取付孔42に上下方向から脱抜可能に挿入されて
おり、この取付孔42はフレーム体10の裏側に設けら
れた取付板部43に形成されている。尚、下部フック4
1の開口部40は、引張コイルばね30が装着された状
態において、上部フック39の開口部38とは逆側すな
わち手前側に向いている。
【0033】また、図4の実線で示すように、上記下部
フック41を取付孔42から脱抜した状態で、引張コイ
ルばね30を上下方向C(すなわち取付方向)に対して
上部フック39の周方向へ約90°回転させてほぼ水平
姿勢にすることで、上記上部フック39は、前後方向J
で、上記被係止部37とリンクプレート35の下端部3
5aとの間を通って被係止部37に係脱可能となるよう
に形成されている。
【0034】以下、上記構成における作用を説明する。
図5に示すように、ストッパ装置11を払出位置Aへ切
り換えた場合、最下部の商品4が収納搬送路5から下方
へ払い出される。すなわち、ソレノイド装置31を通電
状態にすることによって、プランジャー部32が吸着力
により上方へ退入し、図6の(a),(b)で示すよう
に、駆動用リンク28が引張コイルばね30の引張力に
抗して引き上げられ、アッパーストッパ12が回動して
収納搬送路5へ突入し、下から2番目の商品4の落下が
規制されるとともに、ローリングシャフト22が上方へ
回動して凹部23から脱抜され、ロアストッパ13が自
重により回動して収納搬送路5から退出し、その結果、
図5に示すように、最下部の商品4が下方へ払い出され
る。
【0035】また、図7に示すように、ストッパ装置1
1を非払出位置Bへ切り換える場合には、図8の
(a),(b)で示すように、ソレノイド装置31を非
通電状態にすることによって、駆動用リンク28が引張
コイルばね30の引張力により引っ張られて下方へ移動
すると共にプランジャー部32が下方へ突出し、アッパ
ーストッパ12が回動して収納搬送路5から退出し、ロ
ーリングシャフト22が下方へ回動して摺接部24上を
摺接しながら下向きに押圧して凹部23に嵌入し、ロア
ストッパ13が収納搬送路5へ突入する。これにより、
図7に示すように、下から2番目の商品4が落下して最
下部で上記ロアストッパ13にて受け止められる。
【0036】このように、アッパーストッパ12とロア
ストッパ13とを作動させる場合、駆動用リンク28が
上下方向Cへ往復移動するため、かなりの衝撃を受ける
ことになる。これに対して、図1,図3に示すように、
装着された引張コイルばね30の上部フック39が駆動
用リンク28の被係止部37に引っ掛けられ、被係止部
37とリンクプレート35の下端部35aとの上下間隔
Dが上部フック39の高さHよりも狭く形成されている
ため、上部フック39が開口部38とは反対方向Eへ移
動した場合、上部フック39は、リンクプレート35の
下端部35a(規制部に相当)に当接して、それ以上開
口部38とは反対方向Eへ移動することを規制される。
したがって、引張コイルばね30を取り付けた状態で、
被係止部37が上部フック39の開口部38を通り抜け
ることは阻止され、これにより、衝撃を受けても、引張
コイルばね30が駆動用リンク28から脱落することを
防止できる。
【0037】また、引張コイルばね30を取り外す場合
は、先ず、下部フック41を取付孔42から下方へ脱抜
し、その後、図4の実線で示すように、引張コイルばね
30を上下方向C(すなわち取付方向)に対して上部フ
ック39の周方向へ約90°回転させてほぼ水平姿勢に
し、この状態で上部フック39を被係止部37とリンク
プレート35の下端部35aとの間から抜き出せばよ
い。
【0038】また、引張コイルばね30を装着する場合
は、取り外す場合の逆の手順を行う。すなわち、先ず、
引張コイルばね30をほぼ水平姿勢にし、この状態で上
部フック39を被係止部37とリンクプレート35の下
端部35aとの間を通して被係止部37に引っ掛ける。
その後、図4の仮想線で示すように、引張コイルばね3
0を水平姿勢から上下方向Cに沿った取付姿勢まで回転
させ、下部フック41を取付孔42に挿入すればよい。
【0039】これにより、商品払出装置6を分解するこ
となく、引張コイルばね30を容易に着脱することがで
きる。尚、上記実施の形態では、図5に示すように、商
品4の一例として円筒状の缶体を挙げたが、ビンや四角
い容器であってもよい。
【0040】以下、本発明の他の実施の形態を図12,
図13に基づいて説明する。駆動用リンク51は、樹脂
製であり、リンク本体52と、このリンク本体52の下
部に形成されかつ奥方へ向かって突出する突出部53と
で構成されている。上記駆動用リンク51は、突出部5
3に挿通されたリンクシャフト54を介して、アッパー
ストッパ12の第2および第3アーム部20,26の先
端部間に連結されている。また、リンク本体52の上端
部は、連結ピン55を介して、ソレノイド装置31のプ
ランジャー部32に連結されている。
【0041】また、上記リンク本体52の下端部には、
被係止孔56が前後方向に形成されている。この被係止
孔56には、引張コイルばね30の上部フック39が挿
入されている。上記被係止孔56の上下方向C(すなわ
ち駆動用リンク51の移動方向)における大きさFは、
上部フック39の先端から開口部端までの長さGよりも
短く形成されている。これにより、引張コイルばね30
が上下方向Cに向いた取付姿勢の時には、上部フック3
9は被係止孔56を通り抜けることができない。
【0042】また、下部フック41を取付孔42から脱
抜した状態で、図13の実線で示すように、引張コイル
ばね30を上下方向C(すなわち取付方向)に対して上
部フック39の周方向へ約90°回転させてほぼ水平姿
勢にすることで、上記上部フック39は、前後方向J
で、被係止孔56に挿脱可能となるように形成されてい
る。
【0043】これによると、装着された引張コイルばね
30の上部フック39が駆動用リンク51の被係止孔5
6へ挿入され、被係止孔56の上下方向Cの大きさF
は、上部フック39の先端から開口部端までの長さGよ
りも短く形成されているため、引張コイルばね30を装
着した状態で、上部フック39が被係止孔56を通り抜
けることはできず、これにより、衝撃を受けても、引張
コイルばね30が駆動用リンク51から脱落することを
防止できる。
【0044】また、引張コイルばね30を取り外す場合
は、先ず、下部フック41を取付孔42から脱抜し、そ
の後、図13の実線で示すように、引張コイルばね30
を上下方向C(すなわち取付方向)に対して上部フック
39の周方向へ約90°回転させてほぼ水平姿勢にし、
この状態で上部フック39を被係止孔56から抜き出せ
ばよい。
【0045】また、引張コイルばね30を装着する場合
は、取り外す場合の逆の手順を行う。すなわち、先ず、
引張コイルばね30をほぼ水平姿勢にし、この状態で上
部フック39を被係止孔56へ挿入する。その後、図1
3の仮想線で示すように、引張コイルばね30を水平姿
勢から上下方向Cに沿った取付姿勢まで回転させ、さら
に、下部フック41を取付孔42に挿入すればよい。
【0046】これにより、商品払出装置6を分解するこ
となく、引張コイルばね30を容易に着脱することがで
きる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明によると、装着された引張ばねのフック
は、駆動用リンクの被係止部に引っ掛けられた状態で開
口部とは反対方向へ移動した場合、規制部に当接して、
それ以上開口部とは反対方向へ移動することを規制され
る。したがって、引張ばねを装着した状態で、被係止部
がフックの開口部を通り抜けることは阻止され、これに
より、衝撃を受けても、引張ばねが駆動用リンクから脱
落することを防止できる。
【0048】また、引張ばねの一端を駆動用リンクから
取り外す場合、引張ばねを取付方向に対してフックの周
方向へ傾斜させた姿勢で、フックを被係止部から被係止
部と規制部との間を通して脱抜する。また、引張ばねの
一端を駆動用リンクに取り付ける場合、引張ばねを予め
取付方向に対してフックの周方向へ傾斜させた姿勢で、
フックを被係止部と規制部との間を通して被係止部に引
っ掛け、その後、傾斜していた引張ばねを回転させて取
付姿勢へ戻す。 これにより、商品払出装置を分解するこ
となく、引張ばねを容易に駆動用リンクに着脱すること
ができる。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における自動販売機の商品
払出装置のばね取付構造を示す側面の断面図である。
【図2】図1におけるa−a矢視図である。
【図3】同、自動販売機の商品払出装置の駆動用リンク
と引張ばねのフックとの接続部の拡大図である。
【図4】同、自動販売機の商品払出装置の引張ばねの着
脱方法を示す図である。
【図5】同、自動販売機の商品払出装置の側面図で、商
品の払出状態を示す。
【図6】(a),(b)はそれぞれ同自動販売機の商品
払出装置の断面の側面図であり、商品の払出状態を示
す。
【図7】同、自動販売機の商品払出装置の側面図で、商
品の非払出状態を示す。
【図8】(a),(b)はそれぞれ同自動販売機の商品
払出装置の断面の側面図であり、商品の非払出状態を示
す。
【図9】同、自動販売機の商品払出装置の背面図であ
る。
【図10】同、自動販売機の商品収納棚の下部の構成を
示す側面図である。
【図11】同、自動販売機の内部構成を示す側面図であ
る。
【図12】本発明の他の実施の形態における自動販売機
の商品払出装置の駆動用リンクと引張ばねのフックとの
接続部の拡大図である。
【図13】同、自動販売機の商品払出装置の引張ばねの
着脱方法を示す図である。
【図14】従来の自動販売機の商品払出装置の側面図
で、商品の払出状態を示す。
【図15】従来の自動販売機の商品払出装置の側面図
で、商品の非払出状態を示す。
【図16】従来の自動販売機の商品払出装置の背面図で
ある。
【図17】従来の自動販売機の商品払出装置のばね取付
構造を示す側面の断面図である。
【図18】従来の自動販売機の商品払出装置の駆動用リ
ンクと引張ばねのフックとの接続部の拡大図であり、引
張ばねのフックが駆動用リンクのリンクシャフトから外
れてしまう際を示している。
【図19】従来の自動販売機の商品払出装置のばね取付
構造を示す側面の断面図であり、ばねの脱落防止対策と
して、フックの開口部を閉じたものを示している。
【符号の説明】
4 商品 5 収納搬送路 6 商品払出装置 11 ストッパ装置 28 駆動用リンク 30 引張コイルばね 31 ソレノイド装置 35a リンクプレートの下端部(規制部) 37 被係止部 38 開口部 39 上部フック 51 駆動用リンク 56 被係止孔 A 払出位置 B 非払出位置 D 被係止部とリンクプレートの下端部(規制部)と
の間隔 E フックの開口部の反対方向 F 被係止孔の大きさ G フックの先端からフックの開口部端までの長さ H フックの高さ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 11/00 - 11/72 F16F 1/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の商品を上下方向に段積みして収納
    する収納搬送路と、収納搬送路の下端部に配置された商
    品払出装置とを備えた自動販売機における商品払出装置
    のばね取付構造であって、 上記商品払出装置は、上記収納搬送路に対して入退する
    ことによって最下部の商品を収納搬送路から下方へ払い
    出す払出位置と非払出位置とに切り換えられるストッパ
    装置と、このストッパ装置に連結された駆動用リンク
    と、この駆動用リンクを一方へ引っ張って上記ストッパ
    装置を非払出位置側へ付勢する引張ばねと、上記引張ば
    ねの引張力に抗して上記駆動用リンクを引張ばねの引張
    方向とは逆方向へ移動させて上記ストッパ装置を払出位
    置へ切り換えるソレノイド装置とを備え、 上記引張ばねの一端に設けられたフックが、駆動用リン
    クの一端に設けられた被係止部に引っ掛けられ、 上記駆動用リンクに、被係止部に引っ掛けられたフック
    がフックの開口部とは反対方向へ移動することを規制す
    る規制部を設け 上記規制部は、被係止部に対して、フックの開口部とは
    反対側に位置し、 上記被係止部と規制部との上下間隔は上記フックの高さ
    よりも狭く形成され、 上記被係止部の位置は規制部の直下位置よりもフックの
    開口部側へ横方向に偏移しており、 引張ばねを取付方向に対してフックの周方向へ傾斜させ
    た姿勢で、上記被係止部と規制部との間を通してフック
    を被係止部に係脱可能とした ことを特徴とする自動販売
    機の商品払出装置のばね取付構造。
  2. 【請求項2】 駆動用リンクはソレノイド装置に連結さ
    れたリンクプレートを有し、 上記リンクプレートの下端部が規制部である ことを特徴
    とする請求項1記載の自動販売機の商品払出装置のばね
    取付構造。
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