JP5134596B2 - ペットボトル送出装置および物品送出装置 - Google Patents
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Description
これは、自動販売機の進化の推移の中、胴体が円柱構造を持つ缶容器を排出するサーペンタインラックの一般化に伴い、サーペンタインラックの仕組みで販売できる円筒型ペットボトルが自動販売機でのペットボトル販売の大勢を担っている構図といえる。
これらの機構でいう角型ペットボトルには指定サイズがあり、断面対角寸法が略72mmのものを対象としている。この角型ペットボトルのサイズは上記文献が出願された時期に主流とされているものである。
内容量500ml以下ペットボトルの胴体の断面対角寸法に着目してみると、略72mmのみならず、64mm、60mmと小型なものが出現している。
また、ペットボトルの胴体断面形状も正方形ではなく長方形のもの(以降平型と称する。図1(B−1)斜視図参照)、胴体が括れた形状(図12参照)のものなど複雑な形状が出現している。500ml容量以下のペットボトルについて、上記すべての形状のペットボトルを送出できるベンドメカは存在しない。
冷加温の切り替えシーズンなど一度に複数のコラムを変更する際は、一時期にたくさんのベンドメカ確認作業およびアタッチメントや切替レバーの操作が発生し、作業が極めて煩雑になる。アタッチメントの着脱やレバー切替などのオペレーションのミスにより、商品詰りや多本販売を起こすことは少なくない。
更に近年、平型のペットボトル50B(図1(B−1)斜視図参照)や胴体に括れのあるペットボトル55(図12参照)など、ベンドメカのアタッチメント挿着では対応の難しいパッケージも出現している。
またソレノイドを駆動装置としているため、通常のサーペンタイン式自動販売機の電子制御機構をそのまま使うことができる。従って、新品自動販売機に本発明を搭載することはもちろん、既存自動販売機・中古自動販売機のサーペンタインラックを取り外して本発明を置き換えることも可能である。尚ここでは、新品自動販売機とはまだ市場に設置したことのない自動販売機をいい、既存自動販売機とは市場に1度だけ設置したことのある自動販売機をいい、中古自動販売機とは1度設置した自動販売機が整備工場等に引き上げられた状態の自動販売機あるいは市場に2度以上設置したことのある自動販売機のことをいう。
本発明はペットボトルの胴体形状に関わらずペットボトルを送出することを目的としており、その送出方法はペットボトルに共通している形状を利用することによる。図1(Aー1)にはサーペンタインラックでは送出することが困難な角型のペットボトル50A(胴体断面が略正方形のもの)の斜視図、図1(B−1)には平型のペットボトル50B(胴体断面が略長方形)の斜視図を表している。図1の(A−2)および(B−2)に示すとおり、ペットボトルのキャップ51の下部にはフランジ52が設けられており、フランジ52の下部にはフランジ52より径の小さいネック53がある。日本で販売されている殆どのペットボトルは胴体形状に関わらずネック53の径が略26mm、キャップ51の径が略30mmで共通化されている。本発明はキャップ51、フランジ52およびネック53の構造を活用することにより、送出を可能とするものである。
図2で示すとおり、2本のアングル11の一辺を向かい合わせ、その辺と辺の距離L1がネック53の径より大きくフランジ52の径より小さく、辺と辺が並行でかつ同じ高さになるよう、台板12、支持板18および支持板19bで固定されたものをレールとする。
図2で示すとおり、台板12の上にはスライドレール固定部16aがレール方向と垂直になるように固定されており、その上をスライドレール可動部16bがレール方向に対して垂直に可動することができる。なお、スライドレール固定部16aとスライドレール可動部16bの組み合わせをスライドレールという。
駆動装置としてソレノイドを用いる。ソレノイドはソレノイドベース13とプランジャ14で構成される。ソレノイドは電流が流れるとソレノイドベース13の内部にプランジャ14が吸引される力を生む駆動装置であり、多くの自動販売機の駆動装置として使用されている。図2で示すとおりプランジャ14がスライドレール可動部16bと同じくレール方向に対して垂直に可動するようにソレノイドベース13が台板12に固定されている。
図2に示すように、ゲート板15はプランジャ14とスライドレール可動部16bを掛け渡してそれぞれネジ22およびネジ23により取り付けられており、台板12に設けられた孔に一端を掛けたバネ17の別の一端がゲート板15に設けられた孔に掛けられており、プランジャ14の動きがバネ17の弾性力に影響を受ける配置となっている。
図4(A)で示すようにゲート板15は前後2つの下方に延びるゲートを有し、前方に位置するゲートを前方ゲート15a、後方に位置するゲートを後方ゲート15bとし、後方ゲート15bは後方ゲート軸15cから内側方向に伸びて設けられている。2つゲートの位置関係について図4(A)の距離L3が、ペットボトルのキャップ51の径と同程度の距離を有している。また、図5に示すように、前方ゲート15aがレールを閉じている際に後方ゲート15bがペットボトルのレール上の進行を妨げない位置関係にある。
図6に示すとおりペットボトル送出装置10はハウジング40に固定する。ハウジング40は2本の上部フレーム41a、2本の中央フレーム41b、4本の垂直フレーム41c、前方の垂直フレーム41cを架渡す複数の支持フレーム41d、後方の垂直フレーム41cを架渡す複数の支持フレーム41eおよび前方を覆うハウジングカバー42で構成されている。
ペットボトル送出装置10の前方にある支持板19aを支持フレーム41dに、後方にある支持板19bを支持フレーム41eにそれぞれ取付けてペットボトル送出装置10を前方に傾斜するように固定する(図2、図10追加参照)。ハウジング40にペットボトル送出装置10が搭載されたものをハウジングユニットと称する。
尚、ハウジング40を用いることなくパウチラック送出装置10を取り付けるためのフレームを直接自動販売機に設けることもできる。
図6および図10に示すとおり、自動販売機90の天井部に2つ以上の上部固定金具43を固定し、羽部43aに対し上部フレーム41aの水平方向に伸びた出っ張り面を引っ掛けてハウジング40を吊り下げる。ハウジング40を吊下げて奥まで挿入した状態で上部取付金具43および上部フレーム41aに設けた穴を介してネジ等で固定を確実にする。
尚、ハウジング40を自動販売機90に搭載する方法はこれに限らずメーカーごとに異なる自動販売機内部のサーペンタインラック取付け構造に合わせて、ハウジング40の吊り下げる構造を合わせればよい。
ペットボトル送出装置10のレールの後端開口部にペットボトルのネック53を通してペットボトルを装填する(図1、図2参照)。図5に示すように、レールを構成するアングル11の上面にフランジ52が支持され、ペットボトルはレール上に吊り下げられる。ペットボトル送出装置10は前傾しているため、装填されたペットボトルのフランジ52がレール上面を滑って移動し、レール前部に位置してレール開口部を封鎖している前方ゲート15aにキャップ51が進行を遮られてペットボトルがレール上で停止する。複数のペットボトルを装填した場合、前のペットボトルに進行を阻まれ、ペットボトルはレールにそって整列した状態で停止する。
図9(A)に示すように、装填されたペットボトル50Bは前方ゲート15aに進行を遮られることによりレール上に停止し、後続のペットボトル50Bもレールに沿って並んだ状態で停止している。
図9(B)に示すように、販売時にソレノイドベース13へ電流が流れるとプランジャ14がソレノイドベース13内部に引かれる。プランジャ14と連結されてスライドレール可動部16bと同方向に可動状態にあるゲート板15はプランジャ14と連動して移動し、前方ゲート15aが開き、止めていた最前列のペットボトル50Bを開放して前方に落下させる。同時に、後方ゲート15bが閉じてレールを封鎖して二番手にあったペットボトル50Bを停止させ、後続に装填されていたペットボトル50Bを停止させる。
図9(C)に示すように、ソレノイドベース13への電流が停止するとバネ17の弾性復元力によりプランジャ14が引き戻され、プランジャ14と連結しているゲート板15も同方向に移動して後方ゲート15bが開きレールを開放してペットボトル50Bが前方に移動すると同時に前方ゲート15aが閉じてレール開口部を封鎖してペットボトル50Bを停止させる。
図10に示すように、自動販売機90の内部に吊下げ固定されたハウジング40に取付けられたペットボトル送出装置10からペットボトル50Bは販売時に送出され落下する。ペットボトル送出装置10の前端より送出されたペットボトル50Bはハウジングカバー42内の空間を自由落下し、ハウジングカバー42に設けられた下部の傾斜面を滑って移動し、更にシューター91上を滑り、受け口92へ到達する。
ペットボトル50Bが落下する際、下段に位置するペットボトル送出装置10の前方の送出機構部分に衝突して機構を損傷させたり、ペットボトルを傷つける場合がある。機構部分の保護やペットボトルの傷つけ防止および作業安全のため、図3に示すとおり前方に向かって傾斜した面を持つ機構カバー21を台板12に取付けることができる(図8(A)追加参照)。機構カバー21が前方傾斜しているのは落下したペットボトルを停止させることなく前方のハウジングカバー42の空間へ円滑に移動させるためである。
高さのあるペットボトルを送出する際、ペットボトルがハウジングカバー42の内壁と機構カバー21を橋渡した形で停止することがある。従って、機構カバー21はフッ素樹脂加工した金属板などの滑りやすい素材が有効である。また、図8(B)に示すように波型形状をもつ金属あるいは合成樹脂性の滑落板21aを付設することも有効である。
自動販売機を開発する一般的な概念として、ペットボトルを30cm以上の高い場所から落下させるという考え方は商品の破損ということから除外されてきた。しかし本発明において実際にペットボトルを自動販売機内の高所(100cm)から落下させても、ハウジングカバー42の下部に傾斜を持たせているためペットボトルの落下運動がシューターに沿って前方に移行して、通常の自動販売機が取り出し口付近にもつ取出口機構(フラッパーや盗難防止板および緩衝材)により衝撃力が緩和されペットボトルの破損を起こさない。
ペットボトル送出装置10による売切れの検知はセンサーで行う。図5および図2で示すとおりセンターとしてマイクロスイッチ20を使用することが低コストで機能を満たすことができる。マイクロスイッチ20の位置はペットボトルがレール上に存在するとマイクロスイッチ20の感知部位をキャップ51が押すように配置されている。マイクロスイッチ20の位置により、レール上に何個残った状態で売切れになるかを調節することができる。サーペンタインラックでは通常、レール上に飲料容器が1本残った状態で売り切れになる位置にマイクロスイッチの感知位置を設定しているが、これは売切れ後の装填直後において、適温に冷蔵または加温された飲料を販売するためであり、ペットボトル送出装置10のマイクロスイッチ20位置についても同様にペットボトルが1本残った状態で売り切れになる位置に設定することが有効であるがその限りではなく、本図面では1本残しせず売り切りする位置にマイクロスイッチ20を付設している。
図4(B)に示すように後方ゲート15dの形状は平坦な板状であっても機能する。しかしながら、[0035]〜[0037]で表す販売時のゲート板15の連続動作の中、販売時にソレノイドに電流が流れて前方ゲート板15aがレールを開放している短い間にペットボトルはレールの外まで滑っていかなくてはならず、ペットボトルがレール上に滞留すると販売エラーとなってしまう。ペットボトル送出装置10の前傾角度を上げれば滑る速度が早くなるため販売エラーの確率は低くなるが、装填されたペットボトルの本数が多くなればゲート板15への加重が大きくなり、破損の可能性が大きくなる。そこで、図4(A)に示すように後方ゲート15bの形状はレール前方方向に膨らみを持ち、レール中央部に向かって鋭角を有する形状とすることで、販売時にプランジャ14が移動して後方ゲート15bがレールを閉じた際に、前側に位置するペットボトルのキャップ51を後方ゲート15bの膨らみにより前方へ押し出す。この前方に押し出す力により、ペットボトルのレール外への送出を確実にすることができる。
最も一般的な飲料自動販売機はサーペンタインラックを搭載した自動販売機である。サーペンタインラックの下部には送出を制御するベンドメカがあり駆動装置としてソレノイドを有している。販売時に購入ボタンを押すと短い時間ソレノイドに電流を流し、プランジャの移動に際して1本だけを送出する仕組みとなっており、ベンドメカ内部にあるソレノイド電極とマイクロスイッチ電極が自動販売機の電子制御装置に配線されている。ペットボトル送出装置10もベンドメカと同様に、販売時に購入ボタンを押すと短い時間ソレノイドに電流を流し、プランジャの移動に際して1個だけ送出する仕組みであり、ベンドメカと同様にソレノイドベース13の電極とマイクロスイッチ20の電極が電子制御装置に配線されている。サーペンタインラックとペットボトル送出装置10の配線および電子部品構成が同一であることは、パウチ容器送出装置10が最も一般的な飲料自動販売機のサーペンタインラックと容易に置換できることを意味している。既存自動販売機の電子制御装置の改変が不要なことにより、ペットボトル送出装置10の開発は既存自動販売機のわずかな改良で導入を可能とし、低コスト化を約束する。
[0041]に記載の如くサーペンタインラックのベンドメカとペットボトル送出装置10配線構造が同一であることから、既存自動販売機からサーペンタインラックを取外して、取外した箇所の天井部に上部固定金具43を固定し、ハウジングユニット(ペットボトル送出装置10を搭載したハウジング40)を取付け、配線を行い、ペットボトルを販売することができる。即ち、サーペンタインラックを搭載する自動販売機であれば、新品自動販売機であっても既存自動販売機であっても中古自動販売機であってもペットボトル送出装置10を搭載することが可能である。
飲料自動販売機のサーペンタインラックの横幅サイズは大きく2種類ある。自動販売機メーカーや年式により若干の違いはあるが250ml缶が入る基準で定義されている略16cm幅のものと500mlペットボトルが入る基準で定義されている略24cm幅のものとがある。前者を缶サイズ、後者をペットサイズと称する。
缶サイズのサーペンタインラックスペースに取り付ける場合は、缶サイズの横幅に対応したハウジング40を用い、図6に示すとおり上下方向一列にパウチ容器送出装置10を配列する。販売するペットボトルの高さによってハウジング40に搭載できるパウチ容器送出装置10の数は異なり、3〜5台のペットボトル送出装置10を搭載することができる。1列6コラムの缶サイズのサーペンタインラック用スペースにハウジング40を搭載した場合、サーペンタインのベンドメカ用の配線は6本あるのに対して1〜3本の未配線、即ち空きコラムが発生することになる。
ペットサイズのサーペンタインラック用スペースに取り付ける場合は、空間を有効に活用するため、図7に示すとおりペットサイズの横幅に対応したハウジング70を用いる。ハウジング70の基本構造・自動販売機への取付構造は[0030]に示すハウジング40と同じであり、上部フレーム71a・中央フレーム71b・垂直フレーム71cはハウジング40のそれと共用でき、横幅の違いから支持フレーム71d・支持フレーム71e・ハウジングカバー72および上部固定金具73のサイズが異なる。横幅がペットサイズのため、ペットボトル送出装置10の横幅を小さくすることにより、一組の支持フレームに対し左右に2つペットボトル送出装置10を並べて搭載することが可能である。これにより、ハウジング70に対して最低6台のペットボトル送出装置10を搭載することができる。1列6コラムのペットサイズのサーペンタインラックス用ペースにハウジング70を搭載した場合、サーペンタインのベンドメカ用の配線は6本あるのに対してすべての配線をペットボトル送出装置10に接続して空きコラムを発生させることなく運用することができる。
ペットボトル送出装置10の基本的原理を整理すると、間隔を有する2枚の板のレールを傾斜させて支持し、ペットボトルのネックをレール後端の開口部にとおして、レール上にペットボトルを滑らせて前方に移動させ、レール前部にある駆動装置と連動した前方ゲートによりペットボトルは停止し、以降の装填されたペットボトルはその後ろに滞留する。販売時に駆動装置が動くことにより前方ゲートが開きペットボトル1本を送出するとともに、同じく駆動装置と連動した後方ゲートが閉じて送出されたペットボトルより後ろにあったペットボトルを停止させ、駆動装置への電流が停止すると前方ゲートと後方ゲートが元に位置に戻り最前列にあったペットボトルが閉じた前方ゲートにより停止し、以降のペットボトルがレール上に滞留する仕組みである。
本発明であるペットボトル送出装置10を用いて、ペットボトル以外の別の物品を送出することができる。
例えば、図13に示すとおり、ペットボトル型物品容器65は、キャップ51と同径のキャップ部66をもち、その下部にフランジ67をもちネック53と同径のネック部68をもち、物品の出し入れができるよう栓69を有している。ペットボトル型物品容器65の内部に物品を収納する。ペットボトル送出装置10にペットボトル型物品容器65を装填して販売することができる。
更に、ペットボトル送出装置10の排出を決定付ける、キャップ、フランジ、ネックの機能を有するものであれば、キャップ、フランジ、ネックのサイズや形状がペットボトルと同じではない別の容器でも送出することができる。キャップはゲート板15においてレール上の移動を制御させるものであれば良く、ネックはレールに設けられている空間に差し込める形状であればよく、フランジはレール上を滑落できれば良い。レールの間隔、前方ゲート板と後方ゲート板の間隔、後方ゲート板の膨らみの大きさを調整することにより、キャップ(必ずしも開閉が必要ではなく、ゲート板によって進行制御を受ける形状・大きさを有する部位)、フランジ、ネックを有する容器であればペットボトル送出装置にて送出することが可能である。
図11は中古の自動販売機90にペットボトル送出装置10を搭載した状態を表すものである。自動販売機90は元々、缶サイズのサーペンタインラック93が4列、ペットサイズのサーペンタインラック94が2列で構成されている。そのうち中央に位置するペットサイズのサーペンタインラック94を取外した。取外したペットサイズのサーペンタインラック用スペースの天井部に上部取付金具73(図7参照)を固定し、ペットボトル送出装置10を6台搭載したハウジング70を上部取付金具73に固定して、ペットサイズのサーペンタイン用スペースにハウジング70を取付けた。ペットボトル送出装置10の前傾斜角は10度とし、ハウジングカバー72下部の傾斜角は45度にした。
ハウジング70はペットサイズのサーペンタインラック用スペースに収まるようにするため、横幅を240mmとし、その240mm幅の中で2台のペットボトル送出装置10が横に並んで搭載できるようにペットボトル送出装置10の最大横幅を115mmにした。ペットボトル送出装置10の全長は380mmで傾斜角は10度、ハウジング70の前端からペットボトル送出装置10の後端までの長さを520mmとし、自動販売機90の扉の開閉に影響のないようにした。
サーペンタインラック94のベンドメカに接続すべく6本の電子制御用のコネクタをペットボトル送出装置10に接続し、通常の自動販売機コラム数を最大限に活かした配線を行うことができた。
販売動作に関しては、販売ボタンを押すとプランジャ14が引かれてゲート板15が開き、ペットボトルを1本のみ送出し、送出されたペットボトルはハウジングカバー72内の空間を落下し、シューター91上を滑って受け口92にスムーズに到達し、通常の販売が安定的に行われた。
ペットボトルの破損については、最も位置の高い位置にあるペットボトル送出装置に装填した1本のペットボトルを10回送出(落下)させたところ中身に異常はなく、ペットボトルの表面に細かい傷はわずかに発生するが購入者が気に止めるほどの傷ではないことを確認した。尚、この際の落下高低差は約85cmであった。
ペットボトル落下時の騒音について、自動販売機90の扉を閉めている状態においては違和感のある騒音とはならなかった。
11 レール板
12 台板
13 ソレノイドベース
14 プランジャ
15 ゲート板
15a 前方ゲート
15b 後方ゲート
15c 後方ゲート軸
15d 後方ゲート
16a スライドレール固定部
16b スライドレール可動部
17 バネ
18 支持板
19a 支持板
19b 支持板
20 マイクロスイッチ
21 機構カバー
21a 滑落板
22 ネジ
23 ネジ
40 ハウジング
41a 上部フレーム
41b 中央フレーム
41c 垂直フレーム
41d 支持フレーム
41e 支持フレーム
42 ハウジングカバー
43 上部固定金具
43a 羽部
50A ペットボトル
50B ペットボトル
51 キャップ
52 フランジ
53 ネック
55 ペットボトル
65 ペットボトル型物品容器
66 キャップ部
67 フランジ
68 ネック部
69 栓
70 ハウジング
71a 上部フレーム
71b 中央フレーム
71c 垂直フレーム
71d 支持フレーム
71e 支持フレーム
72 ハウジングカバー
73 上部固定金具
73a 羽部
90 自動販売機
91 シューター
92 受け口
93 サーペンタインラック
94 サーペンタインラック
Claims (2)
- 2枚の板の長辺が平行にかつ同じ高さに固定されたものをレールとし、該レール前部には駆動装置としてソレノイドベースとプランジャで構成されるソレノイドを有し、プランジャと連動した2つのゲートがレール方向に対して前後にあり、前方ゲートは該レールを閉じ、後方ゲートは前方に向かって膨らみを有しており該後方ゲートが該レールを開いた状態を定常状態として、
該プランジャの動きにより該前方ゲートと該後方ゲートは反対に作用し、2つのゲートにおけるレール方向の幅は概ねペットボトルのキャップの径であり、該レールは前方を下に傾斜して自動販売機内部に固定されており、ペットボトルのネックを該レールの後端の開口部に差し込みペットボトルを装填するとフランジの一部がレール上面に接してレールに吊下げられた状態で前方に移動し、閉じた該前方ゲートにより該レール上に停止し、該レールの長さに応じて複数のペットボトルを装填することができ、販売時には該ソレノイドに電流が流され該プランジャが移動することにより、該プランジャと連動した該前方ゲートが開いて最前列にあるペットボトルを該レールから落下できる状態とし、同じく該プランジャと連動した該後方のゲートが閉じて、落下した直後のペットボトルおよびそれ以降に装填されているペットボトルを停止させるとともに最前列のペットボトルのキャップに該膨らみの部分が接触して前方に押出すことで確実に該レールからペットボトルを送出し、該ソレノイドへの電流が停止すると該プランジャがバネの弾性力で元の位置に戻り、該プランジャに連動した2つのゲートは定常状態の位置に戻り、該前方ゲートが閉じ、該後方ゲートが開かれ、落下したペットボトルの直後にあったペットボトルが最前列のペットボトルとして該前方ゲートに止められた状態になる動作が一販売動作となることを特徴とするペットボトル送出装置。
- キャップ部、フランジ部およびネック部を有するサイズ又は形状がペットボトルとは異なる他の物品を送出するよう、該レールの間隔および該前方ゲート板と該後方ゲート板の間隔および該後方ゲートの膨らみが該物品を送出するサイズに適合していることを特徴とする請求項1に記載の物品送出装置。
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