JP5134488B2 - パウチ容器送出装置および袋型レール吊下げ補助具および中古自販機のリニューアル方法 - Google Patents
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Description
本発明はパウチ容器を送出することを目的としており、その送出方法はパウチ容器特有の形状を利用することによる。図1に示すとおり、パウチ容器1には大きく2つ形状がある。図1(a)に示すとおり、パウチ容器は内容物が入る袋部2と内容物を注入したり飲用する注出部3から構成されており、注出部3は筒部4を中心軸にして袋部2に近い出っ張りであるフランジA6aとその上方にある出っ張りであるフランジB6bとキャップ5にて構成されている。これが第一の形状である。図1(b)に示すとおり、フランジB5bの上部に更に一つのフランジC5cを有するパウチ容器1があり、これが第二の形状である。いずれの形状においても、フランジA6aとフランジB6bの間であるフランジギャップ7を有しており、フランジギャップ7は一定の幅(5mm程度)を有し、フランジギャップ7にある筒部4は円柱形状ではなく角柱形状をしている。本発明は、この注出部3にあるフランジギャップ7と筒部4およびキャップ5の構造を主として活用することにより、送出を可能とするものである。
図2で示すとおり、2本のアングル20の一辺を向かい合わせ、その辺と辺が図1(b)のL2より大きくL3より小さい距離となり辺と辺が並行でかつ同じ高さになるよう、溝型鋼23により固定されたものをレールとし、辺と辺の間の空間をレール口21とし、当該辺を形成する面をレール部22とする。尚、レール面の厚さは、フランジギャップ7の距離であるL1(図1(b)参照)より薄い。
図2で示すとおり、レールの前方上部には、レール前方に種々の部材を設置できるよう支持板24bをアングル20に固定して設けている。支持板24bの上にはスライドレール固定部25aがレール方向と垂直になるように載置されており、その上をスライドレール可動部25bが左右に可動することができる。
駆動装置としてソレノイド30を用いる。図2で示すとおり支持板24bへ固定された台板24上に、プランジャ31がスライドレール可動部25bと平行可動するようにソレノイド30が載置されている。台板24に設けられた孔28に一端を掛けたバネ33の別の一端がゲート板26に設けられた孔に掛けられており、プランジャ31の動きがバネ33の弾性力に影響を受ける配置となっている。
図2に示すように、ゲート板26はプランジャ31とスライドレール可動部25bを掛け渡してそれぞれ固定具81および固定具80により固定されており、図3で示すようにゲート板26は前後2つの下方に延びるゲートを有し、前方に位置するゲートを前方ゲート26a、後方に位置するゲートを後方ゲート26cとし、後方ゲート26cは後方ゲート軸26bから内側方向に伸びて設けられている。2つゲートの位置関係について図3の距離L4が、パウチ容器1のキャップ5の径と同程度の距離を有している。また、図3の距離L5は図4で示すように、前方ゲート26aが閉じている際に後方ゲート26cがパウチ容器1のレール上の進行を妨げない位置関係にある。
図5に示すようにパウチ容器送出装置10は傾斜設置する。自動販売機の天井部にある金具に吊下げて固定された4本の支持板40の有する支持穴41にパウチ容器送出装置10の支軸36の溝部37ではさむことにより(支軸36の先端は着脱可能)、一定の角度をもって固定する(図2参照)。パウチ容器1の大きさによってパウチ容器送出装置10の高さが調節できるように、支持板40の有する支持穴41は一定間隔で複数設けられている。尚、パウチ容器送出装置10を自動販売機に取り付けるに際しては、固定用の穴を有する箱状の筐体を天井部より吊下げて、その筐体内に取り付ける方法などもある。
図6に示す後方のレール口21からパウチ容器1を装填する。装填はパウチ容器1のフランジギャップ7をレール口21に通すことにより行い、フランジB6bの下面がレール部22上面を滑っていき、レール前部にある前方ゲート26bにパウチ容器1の注出部3が引掛り、停止する。複数の装填は、前のパウチ容器1に進行を阻まれ、パウチ容器1はレールにそって整列した状態で停止する。
図7(a)に示すように、装填されたパウチ容器1aは前方ゲート26aに進行を遮られることにより停止し、後続のパウチ容器もレールに沿って並んだ状態で停止している。
図7(b)に示すように、販売時、ソレノイド30に電流が流れるとプランジャ31がソレノイド30内部に引かれる。プランジャ31と連結されたスライドレール可動部25bにより可動状態にあるゲート板26はプランジャ31と連動して移動し、前方ゲート26aが開き、止めていた最前列のパウチ容器1aを開放して前方に落下させる。同時に、後方ゲート26cが閉じて二番手にあったパウチ容器1bを停止させ、後続のパウチ容器を停止させる。
図7(c)に示すように、ソレノイド30への電流が停止するとバネ33の弾性力によりプランジャ31が引き戻され、プランジャ31と連結しているゲート板26も同方向に移動して後方ゲート26cが開きパウチ容器1bが前方に移動すると同時に前方ゲート26aが閉じてパウチ容器1bおよびその後続のパウチ容器1cを停止させる。
図8に示すようにパウチ容器送出装置10は自動販売機の背面に向かって下方に傾斜させて支持板40に設置する。パウチ容器1の装填は自動販売機の前面の扉を開けて、パウチ容器送出装置10の後方より行う。パウチ容器送出装置10の前端と自動販売機の背面板51とはパウチ容器1が落下するに十分な間がある。販売時に送出され落下するパウチ容器1が落下時に下部のパウチ容器送出装置10に当たらないよう、パウチ容器送出装置10の上下間に保護板42がパウチ容器送出装置10と概ね平行に傾斜するように支持板40に取り付けられている。
図8に示すように、販売時に送出され落下するパウチ容器1は背面板51とパウチ容器送出装置10の前端あるいは保護板42の前端の間を通って落下し、傾斜しているシューター52を滑り、受け口53へ到達する。購入者は取出し口54を経由してパウチ容器1を手にする。
販売時に送出され落下するパウチ容器1が落下時に下部のパウチ容器送出装置10に当たらない措置として、図9に示すように上に設置するパウチ容器送出装置10の前端位置が下に設置するパウチ容器送出装置10の前端位置よりもパウチ容器1の厚み以上前に出る位置に設置する方法もある。
パウチ容器送出装置10による売切れの検知は、図7、図2で示すとおりマイクロスイッチ34で行う。マイクロスイッチ34の位置はパウチ容器1がレール上に存在するとマイクロスイッチ34の感知レバー34aをパウチ容器1の注出部3が押すように配置されている。マイクロスイッチ34の位置により、レール上に何個残った状態で売切れになるかを調節することができる。マイクロスイッチ34の電極はコネクタ35に配線されている。サーペンタインランクでは通常、レール上に飲料容器が1個残った状態で売り切れになる位置にマイクロスイッチの感受位置を設定しているが、これは売切れ後の装填直後において、適温に冷蔵または加温された飲料を販売するためであり、パウチ容器送出装置10のマイクロスイッチ34位置についても同様にパウチ容器1が1個残った状態で売り切れになる位置に設定することが有効であるがその限りではない。
後方ゲート26cの形状は、板状であっても機能するが、パウチ容器送出装置10に装填されたパウチ容器1の数が多くなると、前方にあるパウチ容器1の袋部2が後方のパウチ容器1の袋部2に押されて注出部3の角度が変わり、レールを構成している板をフランジA6aの前上辺とフランジBの後下辺で挟むようになりレール上の滑りが悪くなる場合がある。そこで、後方ゲート26cは前方に膨らみをもつ形状とすることで、後方ゲート26cが閉じた際に、前側にあるパウチ容器1の注出部3を前に押し出すことができ、送出をより確実にする。
最も一般的な飲料自販機は、サーペンタイン装置による送出機構であり下部に駆動装置としてソレノイドを有しており、缶体が1本残った状態で売切れになるようにマイクロスイッチが検知できる位置に配置されている。販売時に購入ボタンを押すと短い時間ソレノイドに電流を流し、プランジャの移動に際して1本だけを送出する仕組みとなっており、サーペンタイン装置(コラム)のソレノイド電極とマイクロスイッチ電極が自動販売機の電子制御装置に配線されている。パウチ容器送出装置10も同様に、販売時に購入ボタンを押すと短い時間ソレノイドに電流を流し、プランジャの移動に際して1個だけ送出する仕組みであり、サーペンタイン装置と同様にソレノイド電極32とマイクロスイッチ34の電極が電子制御装置に配線されている。この配線の同一は本発明であるパウチ容器送出装置10が最も一般的な飲料自動販売機のサーペンタイン装置と容易に置換できることを意味している。従って、パウチ容器送出装置10はパウチ飲料用自動販売機の低コスト化を約束する。
先に述べたとおり、パウチ飲料の需要は拡大傾向にあるとはいえ、中型・大型の自動販売機内すべてがパウチ飲料を販売するほどの販売比率を有していない。従って、図10に示すとおり一台の自動販売機内部を通常のサーペンタイン装置による缶体の送出と本発明であるパウチ容器送出装置10によるパウチ容器の送出に分割して使用する方法が実運用面として有効である。
パウチ容器送出装置10の基本的原理を整理すると、間隔を有する2枚の薄い板のレールを傾斜させて支持し、パウチ容器のフランジギャップをレール口にとおして、レール上にパウチ容器を滑らせて前方に移動させ、レール前部にある駆動装置と連動した前方ゲートによりパウチ容器は停止し、以降の装填されたパウチ容器はその後ろに滞留する。販売時に駆動装置が動くことにより前方ゲートが開きパウチ容器1個を送出するとともに、同じく駆動装置と連動した後方ゲートが閉じて落下したパウチより後ろにあったパウチ容器を停止させ、駆動装置への電流が停止すると前方ゲートと後方ゲートが元に位置に戻り最前列にあったパウチ容器が閉じた前方ゲートにより停止し、以降のパウチ容器がレール上に滞留する仕組みである。
これらの基本原理を実現すれば、パウチ容器送出装置10は多少の形状が変化をしてもパウチ容器1を送出できる。図11に示すとおり、パウチ容器送出装置10bは駆動装置であるソレノイド30を本体の側面に配置し、ゲート板26zを定滑車60とワイヤー61によりプランジャ31と連動させて前方ゲート26aと後方ゲート26cを制御し、プランジャ31位置の復元を定滑車60を介してワイヤー61で繋がったバネ33で行い、上記基本原理の送出動作を行うものである。即ち、駆動装置の位置を変えても連動のための補助機構を用いることにより前方ゲート26aと後方ゲート26cを一定の法則のもとに可動させ、パウチ容器1を送出できる。
また、レールを板で構成するのではなく図14に示すように棒鋼20bでレールを構成したパウチ容器送出装置10cにて上記基本原理の動作を実現してパウチ容器1を送出することができる。パウチ容器送出装置10cはパウチ容器送出装置10と、本体支持ならびに駆動動作の変わりはない。異なるのは、アングル20の代わりに基台20aと棒鋼20bを使用し、2本の棒鋼20bの直線部についてパウチ容器送出装置10にてレールを構成する2枚の板と距離および厚みが同じ条件内で基台20aと溝型鋼23および固定具82にて固定されている点である。もう一点異なるのは、基台20aに台板24aを取り付けてマイクロスイッチ34を固定している点である。
自動販売機の構成上、既存の仕組みに大きな改変がないため、駆動装置としてソレノイド30を使用することが望ましいが、前方ゲート26aと後方ゲート26cを上記基本原理のもとに可動させるに際してモーターを駆動装置とすることも可能である。
最前列のパウチ容器1を送出した際、後続のパウチ容器1の注出部3がレールを滑らず、レール上にパウチ容器1が滞留して送出機構のある前方ゲート26aに達しない場合がある。図15および図16に示す揺動機構を用いることによりパウチ容器がレール上を円滑に移動することができる。図15に示すように、パウチ容器送出装置10dのプランジャ31に固定具81を介してワイヤー90が取り付けられており、ワイヤー90は台板24に付設したガイド92を通り、更に支持板40に取付けるガイド93を通り、ワイヤー止め91に固定されている。図16に示すように、支持板40の支持穴41に支軸36を軸着し、パウチ容器送出装置10dは支軸26を中心に回動可能な状態であり、プランジャ31からガイド92を通って後方に伸びるワイヤー90は、パウチ容器送出装置10dの上方に位置する支持穴41上に固定されたガイド93を通って、ワイヤー止め91に固定され、パウチ容器送出装置10d後方がワイヤー90により吊り下げられた状態となっている(図15参照)。販売時にプランジャ31がソレノイド30本体内に、即ち横方向に引かれると、プランジャ31に連動したワイヤー90はガイド92とガイド93により引く方向が変えられてパウチ容器送出装置10dの後方を持ち上げる。販売後の通電が終わりプランジャ31が元の位置に戻ると、ワイヤー90は後方に送り込まれてパウチ容器送出装置10dは元の位置に戻る。結果、販売時にパウチ容器送出装置10dの傾斜角度が変化することにより、パウチ容器1はレール上を円滑に滑って送出される位置へと移動することができる。尚、この揺動の原理はプランジャ31の動きをパウチ容器送出装置の上下運動に展開するものであり、その動力伝達はワイヤーとガイドの組合せに限らず、クランクを用いることによっても実現できる。
パウチ容器送出装置10を上下に並べて自販機に搭載する場合、図17に示すように送出動作を行う機構部分を覆う直付け保護板43を台板24に固定して動作部分を保護することにより、図8に示す保護板42を使用しなくても、パウチ容器1はパウチ容器送出装置10から送出された後、直下の直付け保護板43を滑落し、円滑に受け口53まで移動する。
本発明であるパウチ容器送出装置1を用いて、パウチ容器1以外の別の物品を送出することができる。図12(a)に示すとおり、穴あき物品用レール吊下げ補助具70は注出部3と同様の形状を有するレールスライド部71の下方に穴を有する物品を引っ掛けることのできる物品吊下げ部72を設けている。図12(b)に示すとおり穴あき物品用レール吊下げ補助具70を使用することで、レールスライド部71を介して穴あき物品74をパウチ容器送出装置1にて送出することができる。
図13(b)に示す物品78は小さな穴を本体にもたない物品である(たとえばカップ麺)。この場合、図13(a)に示すように袋型レール吊下げ補助具75を使用することにより、パウチ容器送出装置1にて送出することが可能となる。袋型レール吊下げ補助具75は注出部3と同様の形状を有するレールスライド部71の下方に例えばポリプロピレンなどの薄い膜素材でできた収納部77と収納した物品78が袋からでないようにする粘着剤の着いたスカート部76を有している。図13(b)に示すように物品78を収納部77に入れ、スカート部76bを収納部77に接着、梱包することにより、レールスライド部71を介して物品78をパウチ容器送出装置1にて送出することができる。
尚、袋型レール吊下げ補助具75のレールスライド部71および穴あき物品用レール吊下げ補助具70のレールスライド部71は、パウチ容器の注出部3と全く同じ形状である必要はなく、レール部22に吊下げられてスライドし、マイクロスイッチ34の感知レバー34aに接触しうる幅を有する基台を持ち、貴台上部にはゲート板26の制御即ち停止および送出しを受けるべく突出部を持てば良い。
図21に示すとおり、自動販売機50では販売できないサイズの物品や、冷却加温の不向きな物品を販売する際に、自動販売機50内部のサーペンタインのベンドメカにつながれるべきコネクタと中継した延長コード56を自動販売補助筐体50aの内部に搭載されたパウチ容器送出装置1の有する電極類と接続する。自動販売機50に自動販売補助筐体50aで販売する物品をディスプレイし、自動販売機50の当該ボタンを押すことにより、自動販売機50に隣接する自動販売補助筐体50aにてパウチ容器送出装置1に装填された物品を販売する。また、自動販売機50と自動販売補助筐体50aに上記の電気的連絡を行い、自動販売機50内部の電子制御装置による当選機能により、自動販売機50で購入した際の当選物品を自動販売補助筐体50aから提供することもできる。
10セレクションの小型の中古自動販売機のサーペンタイン装置をすべてはずし、自動販売機の天井部に支持板40を取り付け、パウチ容器送出装置10を傾斜角20度にして5段の2列、計10台搭載した。パウチ容器送出装置10の上下間には保護板42を支持板40にとりつけた。パウチ容器送出装置10への配線は、既存の電子制御装置からの配線を延長するのみの延長コードの先端にあるコネクタにより、ソレノイド電極32とマイクロスイッチ34のコネクタ35に接続した。自動販売機内のシューター52の角度を既存よりも5度上げてパウチ容器1の受け口53までの動きを確実にした。パウチ容器送出装置10の全長は450mmのものを使用したところ、1台のパウチ容器送出装置10に16個のパウチ容器1が装填できた。販売動作に関しては、通常の販売が安定的に行われた。
既に市場で販売を行っている20セレクションの自動販売機のサーペンタイン装置1列5コラムを取り外した。その天井部に支持板40を取り付け、直付け保護板43を有するパウチ容器送出装置10dを傾斜角20度にして5段の1列、計5台搭載した。パウチ容器送出装置10dへの配線は、既存の電子制御装置からの配線を延長するのみの延長コードの先端にあるコネクタにより、ソレノイド電極32とマイクロスイッチ34のコネクタ35に接続した。パウチ容器送出装置10の下部にシューター52の角度を既存よりも5度上げた別のシューターを取り付けてパウチ容器1の受け口53までの動きを確実にした。パウチ容器送出装置10dの全長は400mmのものを使用したところ、1台のパウチ容器送出装置10に12個のパウチ容器1が装填できた。該自動販売機は缶体を15セレクションとパウチ容器1を5セレクション販売できる自動販売機となり、販売動作に関しては通常の販売が安定的に行われた。
前述[0028]でいう箱状の筐体とは例えば図18および図19に示すハウジング44の如きであり、直付け保護板43を取付けたパウチ容器送出装置10を固定すべく4本の支持板40と上部フレーム材44b、中央フレーム材44c、連結金具44dにて固定された骨格を持ち、更に前方をハウジングカバー44aで覆い、ハウジングカバー44aの下部は自動販売機のシューター52よりも大きな角度の傾斜部を有している。この傾斜角はパウチ容器送出装置10からパウチ商品が送出されるに際して滑落の勢いを衰えさせず、円滑に取出し口54まで到達することを助ける。自販機の天井部に設けられた上部金具固定用の穴に上部固定金具45aをネジ46にて固定し、上部金具45aの羽部45bにハウジング44の上部フレーム材44bを吊下げ、支持板40の一部と自販機内部壁面やサーペンタインを固定していた前面固定板とを連結固定した。
また、中古自動販売機の中には天井部にサーペンタインラックを吊下げるレール溝が設けられているものがあり、図20に示すとおり、ハウジング44の上部フレーム材44bにレール溝への遊挿部45dを有する上部固定金具45cを取り付け、当該レール溝に遊挿部45dを挿入してハウジング44を吊下げ、支持板40の一部と自販機内部壁面やサーペンタインを固定していた前面固定板等とを連結固定した。
更に、パウチ容器送出装置10の支持部位として、パウチ容器送出装置10の着脱を容易にすべく支持板40に有する支持穴41を支持溝41aにした。
1a パウチ容器
1b パウチ容器
1c パウチ容器
2 袋部
3 注出部
4 筒部
5 キャップ
6a フランジA
6b フランジB
6c フランジC
7 フランジギャップ
10 パウチ容器送出装置
10b パウチ容器送出装置
10c パウチ容器送出装置
10d パウチ容器送出装置
20 アングル
20a 基台
20b 棒鋼
21 レール口
22 レール部
23 溝型鋼
24 台板
24a 台板
24b 支持板
25a スライドレール固定部
25b スライドレール可動部
26 ゲート板
26a 前方ゲート
26b 後方ゲート軸
26c 後方ゲート
26z ゲート板
27 孔
28 孔
30 ソレノイド
31 プランジャ
32 ソレノイド電極
33 バネ
34 マイクロスイッチ
34a 感知レバー
35 コネクタ
36 支軸
37 溝部
40 支持板
41 支持穴
41a 支持溝
42 保護板
43 直付け保護板
44 ハウジング
44a ハウジングカバー
44b 上部フレーム材
44c 中央フレーム材
44d 連結金具
45a 上部固定金具
45b 羽部
45c 上部固定金具
45d 遊挿部
46 ネジ
50 自動販売機
50a 自動販売補助筐体
51 背面板
52 シューター
53 受け口
54 取出口
55 サーペンタインコラム
56 延長コード
60 定滑車
61 ワイヤー
70 穴あき物品用レール吊下げ補助具
71 レールスライド部
72 物品吊下げ部
74 穴あき物品
75 袋型レール吊下げ補助具
76 スカート部
77 収納部
78 物品
80 固定具
81 固定具
82 固定具
90 ワイヤー
91 ワイヤー止め
92 ガイド
93 ガイド
Claims (5)
- 2枚の板の長辺がパウチ容器の注出部の筒部の正面幅より大きくフランジの正面幅より小さい間隔を有して平行に並び、2枚の板は最下端のフランジとその上にあるフランジの間隔よりも薄く、かつ同じ高さに並べて固定された状態のものをレールとし、該レール前部には駆動装置としてのソレノイドを載置し、プランジャと連動した2つのゲートが該レール方向に対して前後にあり、前方ゲートは該レールを閉じ、後方ゲートは前方に向かって膨らみをもつ後方ゲートで該レールを開いた状態を定常状態として、
プランジャの動きにより該前方ゲートと該後方ゲートの開閉が反対に作用し、該2つのゲートにおける該レール方向の幅は概ねパウチ容器のキャップの径であり、該レールは前方を下に傾斜して支持されており、
パウチ容器のフランジギャップを後方のレール口に入れてパウチ容器を装填すると、フランジの一部が該レール上面に接して該レールに吊下げられた状態で前方に移動し、閉じた該前方ゲートにより該レール上に停止し、該レールの長さに応じて複数のパウチ容器を装填することができ、パウチ容器の注出部とマイクロスイッチの感知レバーの接触によりパウチ容器の売切れ状態を感知できるよう該レールの前部にマイクロスイッチが位置し、
販売時に該ソレノイドに電流が流され該プランジャが移動することにより、該プランジャと連動した該前方ゲートが開いて最前列にあったパウチ容器を該レールから落下できる状態とし、同じく該プランジャと連動した該後方ゲートが閉じて先頭直後のパウチ容器およびそれ以降に装填されているパウチ容器を停止させるとともに先頭のパウチ容器の注出部に該膨らみの部分が接触して前方に押出すことで確実に該レールからパウチ容器を送出し、該ソレノイドへの電流が停止すると該プランジャがバネの弾性力で元の位置に戻り、該プランジャに連動した該2つのゲートは定常状態の位置に戻り、該前方ゲートが閉じ、該後方ゲートが開かれ、落下したパウチ容器の直後にあったパウチ容器が最前列のパウチ容器として該前方ゲートに止められた状態になる動作が一販売動作となることを特徴とするパウチ容器送出装置。 - 該パウチ容器送出装置は前方の支持板に支えられて支軸を中心に回動可能な状態であり、該プランジャに一端を取付けられたワイヤーが台板に付設したガイドを通り、更に後方の支持板に取付けたガイドを通り、該パウチ容器送出装置後方に位置するワイヤー止めに該ワイヤーの他端が固定されて該パウチ容器送出装置の後方が該ワイヤーにより吊り下げられた状態とし、該ソレノイドへの通電時に該プランジャが該ソレノイド本体内に引かれると、該プランジャに連動した該ワイヤーが該パウチ容器送出装置の後方を持ち上げ、該ソレノイドへの通電が終わると該プランジャが元の位置に戻り、該ワイヤーが後方に送り込まれて該パウチ容器送出装置が元の位置に戻り、結果該パウチ容器送出装置が支軸を中心に上下に揺動することを特徴とする請求項1に記載のパウチ容器送出装置。
- 該パウチ容器送出装置の前方に位置する該ソレノイドおよびスライドレールおよびゲート板の上部に、台板を介して取付けられた直付け保護板を有しており、該パウチ容器送出装置が上下に搭載された際に、上部に位置する該パウチ容器送出装置により送出された物品の落下から直下に位置する該パウチ容器送出装置を保護するとともに、該物品を該パウチ容器送出装置前方へ滑落させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパウチ容器送出装置。
- パウチ容器以外の物品を請求項1乃至請求項3のうちいずれか1つに記載のパウチ容器送出装置より送出するために、パウチ容器の注出部と同様の形状であるレールスライド部と、該レールスライド部の下方に物品を入れる合成樹脂素材でできた収納部と入れた物品が袋から出ないように入り口を閉めることのできる粘着剤の着いたスカート部を有することを特長とする、袋型レール吊下げ補助具
- 中古の自動販売機のサーペンタイン装置の一部あるいは全部を取り外し、該自販機筐体内部に請求項1乃至請求項3のうちいずれか1つに記載のパウチ容器送出装置を取り付け、中古自動販売機の配線を延長して請求項1乃至請求項3のうちいずれか1つに記載のパウチ容器送出装置の電気系統の配線と接続し、中古の自動販売機をリニューアルする方法。
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