JP5316233B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

この発明は、缶入り飲料などの商品を収容する商品収納ラックとしてのサーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機を利用して容器形態が軟弱な商品を販売可能な自動販売機に関する。
缶入り飲料などの容器形態が硬質の商品を収容するサーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機は既に良く知られているところである(例えば、特許文献1、2)。一方、自動販売機で取り扱う商品は多様化しており、容器形態が硬質の商品に加えて、ゼリー状の飲食物を可撓性袋状容器に充填し、可撓性袋状容器に硬質の合成樹脂からなる注出口部としてのスパウトを固着して飲み口とし、前記スパウトにキャップを装着した商品(以下、パウチ商品ともいう)を販売可能とする自動販売機が要求され、このパウチ商品を販売可能とした自動販売機が知られている(例えば、特許文献3)。
特許文献3に開示された自動販売機においては本体キャビネットの庫内に上下複数段に配列された商品収納ラックを備え、それぞれの商品収納ラックの商品載置面に所定の間隔をおいて左右方向に複数の仕切壁を設け、隣接する仕切壁間を商品収納通路として商品を前後(奥行き)方向に並べて収容するとともにそれぞれの商品収納通路に商品を前方に押圧するプッシャ部材を設け、商品選択ボタンの操作によりプッシャ部材を駆動して商品を押出すように構成されている。
特開2005−122596号公報 特開平09−288768号公報 特開2005−228058号公報
特許文献1,2に開示された自動販売機においては上下方向に蛇行した商品通路に横倒し姿勢で積み重ねて収容した商品を下端部に配置された商品払出機構により一個ずつ搬出するようにしたサーペンタイン式商品収納ラックおよび自動販売機の天井面に敷設された本体側フック金具を備えている。そして、特許文献1に開示された自動販売機においては本体側フック金具が天井面に前後方向に敷設され、前記商品収納ラックを構成する左右一対のラック側板の上端にラック側フックが形成されており、当該ラック側フックを本体側フック金具に係合させることよりそれぞれ商品収納ラックが自動販売機の商品収納庫に装着されるように構成されている。また、特許文献2に開示された自動販売機においては本体側フック金具が天井面に左右方向に敷設され、商品収納ラックの左右一対のラック側板にラック側フック金具が架設されており、当該ラック側フック金具を本体側フック金具に係合させることよりそれぞれ商品収納ラックが自動販売機の商品収納庫に装着されるように構成されている。なお、特許文献1,2に開示されたように現行のサーペンタイン式商品収納ラックを搭載するために自動販売機の本体キャビネット側にはその天井面に本体側フック金具敷設されるが、その本体側フック金具の配設方式として前後方向若しくは左右方向に配設する二種類の方式がある。
また、特許文献3に開示された自動販売機においては商品収納ラックが水平に配置されており、当該商品収納ラックの商品収納通路に商品を載置して収容するように構成されている。このため容器形態が軟弱なパウチ商品を収納するとパウチ商品の収納姿勢が乱れ、かつ、パウチ商品を後方からプッシャ部材にて押圧するとパウチ商品が潰れて販売することができないおそれがある。そこで、特許文献3に開示された商品収納ラックにおいてはパウチ商品のスパウトに設けられたフランジを引っ掛け部として支持すれば商品が起立することに着目し、当該フランジ挟んで吊下げ支持する商品支持部材を設け、かつ、前記商品支持部材に近接して前後のスプロケット間に張架された搬送チェーンにパウチ商品のスパウト(若しくはキャップ)を後方から押圧する複数の商品仕切ピンを配設し、販売時に搬送チェーンを駆動して商品仕切ピンによりパウチ商品を押出すように構成されている。このように、容器形態が軟弱なパウチ商品はその姿勢が崩れないように支持して販売せねばならないことから、飲料自動販売機として大半を占めるサーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機とは別個の自動販売機で販売せねばならず、自動販売機のメーカーにおいては自動販売機の設備投資が嵩むとともに自動販売機の種類が増加するので管理が煩雑となる一方、ユーザーにおいては多種多様な商品を販売する場合には複数種類の自動販売機を設置せねばならないという課題を有する。
そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、サーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機を利用して容器形態が軟弱な商品の販売を可能な自動販売機を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、自動販売機の天井面に予め複数の本体側フック金具が敷設され、当該本体側フック金具に取り付けられたサーペンタイン式商品収納ラックが左右方向に複数並設されてなる自動販売機であって、上下左右のフレーム材により商品収納ラックの枠体を構築し、左右のフレーム材に上下方向に複数段架設され、飲み口部分にフランジを有し、かつ、容器形態が軟弱な商品におけるフランジを支持し、かつ、前方側に対して後方側が低くなるよう傾斜して前記商品をその自重により滑らせて吊下げ収容するとともに後端部に商品搬出機構を有する商品支持ユニットを備え、当該商品支持ユニットを商品収納ラックを構築するフレーム材に着脱自在に架設してなるスラント式商品収納ラックを設け、当該スラント式商品収納ラックと前記本体側フック部材とを連結するアダプター部材を設け、左右方向に複数並設されたサーペンタイ式商品収納ラックの少なくとも一つに代えて容器形態が軟弱な商品を収容したスラント式商品収納ラックを前記アダプター部材を介して前記本体側フック金具に取付けることによりサーペンタイ式商品収納ラックおよびスラント式商品収納ラックを並設してなることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は請求項1記載の自動販売機において、自動販売機の天井面に敷設された本体側フック金具が前後方向に延在するものに対してアダプター部材はスラント式商品収納ラックを構築する上部のフレーム材に固着される左右一対のラック固定金具、および前記ラック固定金具に連結され、左右両端に前記本体側フック金具に係合するフックを有するラック側フック金具からなることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は請求項1記載の自動販売機において、自動販売機の天井面に敷設された本体側フック金具が前後方向に延在するものに対してアダプター部材はスラント式商品収納ラックを構築する上部のフレーム材であり、その上縁に本体側フック金具に係合する係合部を備えてなることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は請求項1記載の自動販売機において、自動販売機の天井面に敷設された本体側フック金具が左右方向に延在するものに対してアダプター部材はスラント式商品収納ラックを構築する上部のフレーム材に固着されるとともに前記本体側フック金具に係合するフックを有するラック側フック金具からなることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る自動販売機によれば、自動販売機の天井面に予め複数の本体側フック金具が敷設され、当該本体側フック金具に取り付けられたサーペンタイン式商品収納ラックが左右方向に複数並設されてなる自動販売機であって、上下左右のフレーム材により商品収納ラックの枠体を構築し、左右のフレーム材に上下方向に複数段架設され、飲み口部分にフランジを有し、かつ、容器形態が軟弱な商品におけるフランジを支持し、かつ、前方側に対して後方側が低くなるよう傾斜して前記商品をその自重により滑らせて吊下げ収容するとともに後端部に商品搬出機構を有する商品支持ユニットを備え、当該商品支持ユニットを商品収納ラックを構築するフレーム材に着脱自在に架設してなるスラント式商品収納ラックを設け、当該スラント式商品収納ラックと前記本体側フック部材とを連結するアダプター部材を設け、左右方向に複数並設されたサーペンタイ式商品収納ラックの少なくとも一つに代えて容器形態が軟弱な商品を収容したスラント式商品収納ラックを前記アダプター部材を介して前記本体側フック金具に取付けることによりサーペンタイ式商品収納ラックおよびスラント式商品収納ラックを並設してなることにより、容器形態が軟弱な商品を収容したスラント式商品収納ラックに公知のサーペンタイン式商品収納ラックとの互換性を持たせることができ、サーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機の構成を大幅に変更することなく公知のサーペンタイン式商品収納ラックに代えて容器形態が軟弱な商品を収容したスラント式商品収納ラックを搭載することが可能となる。また、既設のサーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機に対しても容器形態が軟弱な商品を収容したスラント式商品収納ラックをサーペンタイン式商品収納ラックと交換することにより容器形態が軟弱な商品を販売することができるものである。したがって、容器形態が硬質の缶入り飲料等の商品に加えて容器形態が軟弱な商品を一つの自動販売機で販売することができるものである。
また、本発明の請求項2に係る発明のように請求項1記載の自動販売機において、自動販売機の天井面に敷設された本体側フック金具が前後方向に延在するものに対してアダプター部材をスラント式商品収納ラックを構築する上部のフレーム材に固着される左右一対のラック固定金具、および前記ラック固定金具に連結され、左右両端に前記本体側フック金具に係合するフックを有するラック側フック金具により構成、若しくは請求項3に係る発明のように請求項1記載の自動販売機において、自動販売機の天井面に敷設された本体側フック金具が前後方向に延在するものに対してアダプター部材はスラント式商品収納ラックを構築する上部のフレーム材であり、その上縁に本体側フック金具に係合する係合部を備えてなるよう構成し、更に、請求項4に係る発明のように請求項1記載の自動販売機において、自動販売機の天井面に敷設された本体側フック金具が左右方向に延在するものに対してアダプター部材をスラント式商品収納ラックを構築する上部のフレーム材に固着されるとともに前記本体側フック金具に係合するフックを有するラック側フック金具により構成することにより、現行の全てのサーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機に対してアダプター部材を追加するのみでサーペンタイン式商品収納ラックに代えて容器形態が軟弱な商品を収容したスラント式商品収納ラックを搭載することが可能となる。
本発明の実施の形態1である自動販売機の全体構成を示す外扉開放状態の斜視図である。 図1の要部側面断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスラント式商品収納ラックの全体構成の斜視図である。 図3のスラント式商品収納ラックに架設される商品支持ユニットを示し、(a)は前方から見た斜視図であり、(b)は後方から見た斜視図である。 商品支持ユニットに搭載された商品搬出機構を示し、(a)は商品搬出機構の一部を分解した斜視図であり、(b)は商品搬出機構の要部拡大斜視図である。 容器形態が軟弱なパウチ商品を示し、(a)および(b)はそれぞれ種類の異なるパウチ商品の正面図である。 商品支持ユニットに商品を装填する状態を示し、(a)は商品支持ユニットに商品を装填する状態の模式図であり、(b)は商品支持ユニットに商品を装填した状態を示す正面図である。 商品支持ユニットに商品を収容した状態を示す側面図である。 商品支持ユニットに装填されたパウチ商品が滑動する状態を示す説明図である。 商品搬出機構の搬出動作を説明するための平面図である。 サーペンタイン式商品収納ラックとの互換性を持たせるためのアダプター部材を示し、(a)(b)はそれぞれ異なるアダプター部材の組付けを説明するための一部分解斜視図である。 本発明の実施の形態2である自動販売機におけるスラント式商品収納ラックを示し、(a)はその全体構成の斜視図、(b)は要部拡大図である。 本発明の実施の形態3である自動販売機におけるスラント式商品収納ラックを示し、(a)はその全体構成の斜視図、(b)は要部拡大図である。
以下、本発明における実施の形態である自動販売機を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
先ず図1および図2を用いて自動販売機の全体構造を説明する。図において、1は前面が開口した本体キャビネットである。前記本体キャビネット1は鋼板製の外箱の内側、すなわち、上壁,左右側壁,背壁および底壁1aにウレタンフォームからなる断熱ボードを配設して断熱筐体として構成されている。前記本体キャビネット1の断熱ボードで囲まれた商品収納庫内は断熱仕切板11により左右方向に複数、この実施の形態では3つの商品収納室12,13,14に区画されている。左右の商品収納室12,14には従来より良く知られている湾曲したセグメントを上下方向に連接したセグメント列を前後に対向配置して蛇行した商品通路を構成してなるサーペンタイン式商品収納ラック121,141がそれぞれ左右2列ずつ収設されている。中央の商品収納室13には本発明により提供される後述するスラント式の商品収納ラック20がそれぞれ収設されている。前記商品収納ラック121,141,20の下部には前下がりに傾斜し、かつ、無数の穴が形成されたシュータ2が配置されている。前記シュータ2の下部には、それぞれの商品収納室12,13,14を冷却もしくは加熱して商品収納ラック121,141,20に収容した商品をコールド・ホット状態に保存する冷却ユニット若しくは冷却/加熱ユニットが配設されている。また、前記本体キャビネット1の底壁1aの下部は機械室として形成され、この機械室には前記冷却/加熱ユニットの冷却ユニットと冷凍サイクルを構成する圧縮機3(図2参照)、凝縮器4、膨張機構(図では隠れて見えない)および凝縮器4に送風する庫外ファン5が配設されている。前記冷却ユニットのみが配設された商品収納室はコールド専用室、冷却/加熱ユニットが配設された商品収納室はホット/コールド兼用室とされ、図に示す例では商品収納室12がコールド専用室、商品収納室13,14がホット/コールド兼用室とされ、この場合コールド専用室である商品収納室12の庫内下部には機械室の圧縮機3,凝縮器4で圧縮,凝縮された冷媒が循環される蒸発器6、庫内ファン7が冷却ユニットとして設置されており、ホット/コールド兼用室である商品収納室13,14の庫内下部には前記蒸発器6、庫内ファン7に加えて商品加熱用のヒーター8が加熱ユニットとして設置されている。そして、各商品収納室12,13,14の背面には循環用ダクト9が冷却ユニット若しくは冷却/加熱ユニットと連通して配備され、前記循環用ダクト9の上端9aは商品収納庫の略中段位置に開口している。なお、122,142は商品収納ラック121,141を固定する固定金具である。
前記本体キャビネット1の前面に開閉自在に装着された外扉10(図1参照)の前面には良く知られているようにディスプレイ台に載置された商品見本のディスプレイ室が形成され、このディスプレイ室の前面を覆う透明板には各商品見本に対応して設けられた商品選択ボタンを備えた商品選択ボタンユニットが配設されるとともに商品取出口10aに加えて硬貨投入口、紙幣投入口、釣銭返却口、返却レバー、シリンダー錠付きのハンドルロック装置などが組付けられている。前記本体キャビネット1における商品収納庫の前面を閉塞する内扉15は、この例では上下に分割されており、下部側の内扉15には各商品収納室12,13,14のシュータ2と対峙する位置に搬出扉15aにより常時閉塞された商品搬出口が設けられている。前記商品搬出口の搬出扉15aは上端を軸支されて常時商品搬出口を閉塞して冷気若しくは暖気の流出を防止しており、シュート2を介して送出される商品により押し開かれるように形成されている。
さて、前記スラント式の商品収納ラック20の構成について図3を用いて説明する。図に示すように、左右一対の上部支持フレーム材21,21および下部支持フレーム部材22,22には前方および中央付近にそれぞれ一対の縦フレーム材23,23がねじにより固着されている。前記上部支持フレーム材21,21と、下部支持フレーム部材22,22と、前方および中央付近に設けたそれぞれ一対の縦フレーム材23,23が商品収納ラックを構築するフレーム材を構成する。前方の縦フレーム材23,23間には上下方向に複数の梁部材24が固着され、中央付近の縦フレーム材23,23の上端にも梁部材24が固着されている。上部支持フレーム材21,21および下部支持フレーム部材22,22の後方側(図2から理解できるように奥行き側であり、以下後方を奥行きともいう)は背板25と側面板26により閉塞されている。この閉塞された垂直方向に延在する空間は商品が落下する商品通路として形成されている。そして、背板25および両側板26の下方には上方に開放したコ字状の送出部材27が後方側ほど高く前方に向かうにしたがって下方に傾斜するように取付けられている。つまり、送出部材27は、図2に示すように垂直の商品通路をシュート2および内扉15の商品搬出口を介して外扉10の商品取出口10aに連繋させるものである。なお、商品収納ラック20の各部材は厚板鋼板により形成されており、この商品収納ラック20は本体キャビネット1(図1参照)の商品収納庫の天井に敷設したフレーム(不図示)に上部支持フレーム材21,21を直接、または取付部材(アダプター部材)を介して取付けられる。
前記上部支持フレーム材21,21および下部支持フレーム部材22,22に固着された前後の縦フレーム部材23,23には傾斜した商品支持ユニット30が装着されている。この商品支持ユニット30の装着については後述するが、商品支持ユニット30の装着のために後方側の左右一対の縦フレーム材23,23には上下方向にそれぞれ4つの切欠231が形成されている。この切欠231が縦フレーム材23の係合部を構成する。
前記商品支持ユニット30の構成を図4に示す。図に示すように、商品支持ユニット30は左右一対の挟持部材31、この挟持部材31を連結する前後一対の連結部材32,33、後方の連結部材33の上に設置された商品搬出機構34および左右一対の挟持部材31に外側に向かって突出するように固着された取付金具35,35とからなる。
前記左右一対の挟持部材31,31は一方の面に潤滑塗膜が施された薄板の塗膜鋼板(以下、単に薄板鋼板ともいう)によりL字状に形成された長尺の部材からなり、それぞれ所定の間隙tをおいて対向配置されている。前記間隙tを形成する左右一対の挟持部材31,31の脚端部は一方の面(塗膜面)が外側となるように折り曲げによりダブルホールド(参照符合36を付している)されており、間隙tを形成する脚端部の上下両面が塗膜面(すななち、潤滑性が良好な面)となっている。前記左右一対の挟持部材31,31によりパウチ商品を吊下げ支持するのであるが、パウチ商品の装填については後述することとする。前記連結部材32,33は間隙tを残して左右一対の挟持部材31,31を囲繞するように枠体として構成されている。前記左右一対の挟持部材31,31は前記連結部材32,33にそれぞれねじにより強固に固着され、これにより左右一対の挟持部材31,31のそれぞれの脚端部の間に間隙tが一定に保たれている。前方側の連結部材32には正面視T字形の取付片321が一体に形成されている。この取付片321は図3に示した商品収納ラック20の梁部材24に係合するものであり、その上端は鉤状に折り曲げられ、かつ、脚片中央付近にはねじ孔322が形成されている。前記取付金具35は厚板鋼板により断面ハット形に形成され、それぞれの鍔部が挟持部材31にねじ止めされている。取付金具35の頭部には段付ねじ351が螺着されており、この段付ねじ351が図2に示した商品収納ラック20における中央付近の縦フレーム材23,23に形成された切欠231に係合するものである。前記商品搬出機構34はベース341とカバー342とからなる箱体の内部に搬出機構が組み込まれたものであり、その搬出機構を図5に示す。
図5は前記商品搬出機構34のカバー342を取り外した状態の斜め上方から見た斜視図である。図において、40は駆動源としてのソレノイドであり、このソレノイド40のプランジャー41にはストッパ部材42が連結されている。ストッパ部材42はプランジャー41の移動方向に平行な長孔43,43に段付ねじ421,421が遊嵌されており、プランジャー41の移動方向にスライド自在に配設されるとともに復帰ばね44が装着されている。また、前記ストッパ部材42の後端部には下方に延在する第1のストッパ45および第2のストッパ46が形成されている。なお、第2のストッパ46はカバー41および左右の挟持部材31,31を連結する連結部材33に設けた開口(不図示)を貫通して下方に延在している。また、第2のストッパ46には図4に示したように先端に折り曲げにより後方側に向かって傾斜した押圧片462を備えた係止部材461が係止されている。
前記第1のストッパ45は一対の挟持部材31,31の後端部に位置し、第2のストッパ46は第1のストッパ45から所定距離だけ前方側に離れた位置に配置されている。そして、販売待機状態(ソレノイド40の非励磁状態)では第1のストッパ45が一対の挟持部材31,31により形成された間隙tに臨んで位置しており、第2ストッパ46が前記間隙tから左右方向にずれた位置に退避しており、ソレノイド40が励磁された販売時には第1のストッパ45が前記間隙tから退避し、第2のストッパ46が前記間隙tに臨むように移動するものである。なお、47はマイクロスイッチからなる商品検知スイッチ(売切れスイッチ)であり、マイクロスイッチの操作レバー471(図4参照)が一対の挟持部材31,31により形成される間隙tに臨むように配設されている。また、48はソレノイド40および商品検知スイッチ47に電源を供給する電源線と、商品検知スイッチ47からの検知信号を伝達する信号線が接続されたソケットであり、商品支持ユニット30に取付けられたコネクタに装着されるものである。
前述したように構成された商品支持ユニット30は次のようにして商品収納ラック20に装着される。今、図3に示した上下方向に4段のうちの最上段の位置の空き領域に商品支持ユニット30を装着する場合を例に説明すると、商品収納ラック20を構成する前方の縦フレーム材23,23の間から商品支持ユニット30を挿入する。この場合、左右の取付金具35,35が線直線上に並ぶように商品支持ユニット30を倒した状態で挿入する。これは前記左右の取付金具35,35が水平線上に位置する姿勢で商品支持ユニット30を縦フレーム材23,23の間に挿入すると前記取付金具35,35が左右の縦フレーム材23,23に当接することから、これを避けるためである。そして、商品支持ユニット30の取付金具35,35が前方の縦フレーム材23,23の間を通過した段階で商品支持ユニット30を元の姿勢に戻しつつ商品支持ユニット30を後方に移動させる。次いで、商品支持ユニット30の取付金具35,35に螺合された段付ねじ351,351を商品収納ラック20を構成する中央付近の縦フレーム材23,23に形成したそれぞれの切欠231に係合させる。この状態で商品支持ユニット30の前方側の連結部材32に形成されたT字形の取付片321を梁部材24に係合させてねじ止めする。このようにして商品収納ラック20に装着された商品支持ユニット30は前方側(商品投入側)が高く、後方側(商品搬出機構34側)が低くなるように傾斜した状態となる。
前記商品支持ユニット30に装填されるパウチ商品を図6に示す。図6(a)に示すようにパウチ商品100は可撓性袋状容器102に硬質の合成樹脂からなる注出口部としてのスパウト104を固着し、当該スパウト104にキャップ106を装着してなる。前記スパウト104にはフランジ105が形成されており、図6の(a)の例ではフランジ105が1個のパウチ商品100、(b)の例ではフランジ105が2個のパウチ商品200を示している。前記可撓性袋状容器102内にはスパウト104からゼリー状の飲食物が注入されており、可撓性袋状容器102が軟弱であることから起立させることが困難なものである。なお、107はスパウト104に設けられた接合フランジである。
上記のとおり容器形態が軟弱なパウチ商品は起立させることが困難なものであることから本発明においては前述した商品支持ユニット30に吊下げ支持するようにしたものであり、次に前記商品支持ユニット30へのパウチ商品の装填(補充)について図7を用いて説明する。図ではパウチ商品100を装填する場合を示し、前記商品支持ユニット30の前方から白抜き矢印で表すようにパウチ商品100を装填する。すなわち、前記商品支持ユニット30の左右一対の挟持部材31,31の間に形成された間隙tにスパウト104を挿入し、当該スパウト104に形成されたフランジ105を挟持部材31,31に引っ掛ける。ここで、前記左右一対の挟持部材31,31の間に形成された間隙tはパウチ商品100のスパウト104の幅より大きくフランジ105の長さよりも短い所定の寸法に定められている。前記商品支持ユニット30の左右一対の挟持部材31,31にフランジ105を引っ掛けて吊下げられたパウチ商品100はフランジ105が左右一対の挟持部材31,31の上を滑動して自重により後方に移動する。前記商品支持ユニット30の後方に移動したパウチ商品100は商品搬出機構34の第1のストッパ45(図4、図5参照)により係止され、当該位置に停止した状態で吊下げ支持される。次に装填されたパウチ商品100は第1のストッパ45により係止された商品に当接して停止する。このようにして前記商品支持ユニット30にパウチ商品100を補充して収容した状態を図8に示し、パウチ商品100は重力により略鉛直線に沿った姿勢で商品支持ユニット30に吊下げ支持される。
ここで、パウチ商品100は前記商品支持ユニット30の左右一対の挟持部材31,31における間隙tにスパウト104を挿入してフランジ105を引っ掛けて収容されるのであるが、パウチ商品100には図6に示したように、フランジ105以外にもキャップ106の下部が引っ掛け部として存在する。このため、パウチ商品100を商品支持ユニット30に装填する際、キャップ106(の下端)を前記商品支持ユニット30の左右一対の挟持部材31,31に引っ掛けるように誤装填されるおそれがある。このような誤装填があるとキャップ106の下端が左右一対の挟持部材31,31の間隙tの間に嵌り込んで商品詰まりを生じたり、最悪の場合には脱落してしまうことがある。この問題の解決策として、フランジ105と接合フランジ107との間の厚み寸法taに対してキャップ106とフランジ105の間の厚み寸法tbは小さく形成(ta>tb)されていることを利用し、左右一対の挟持部材31,31を構成する鋼板の厚さを厚くしてキャップ106の下端を引っ掛けることができないようにすることが考えられる。しかしながら、左右一対の挟持部材31,31に厚板鋼板を利用すると重量が増加するとともにコストが上昇する。そこで、本発明の実施の形態では薄板鋼板を用いたとしても誤装填を防止することを可能とするため、間隙tをおいて対向配置された挟持部材31,31の脚端部を折り曲げてダブルホールドして厚み規制部材36としている。このように薄板鋼板をダブルホールドすることによってフランジ105の下部を引っ掛けることを許容し、キャップ106の下部を引っ掛けることが困難となるので、引っ掛け部分を間違って装填するような誤装填が防止される。
なお、図6の(b)に示したフランジ105が2個のパウチ商品200においても、下側のフランジ105を引っ掛けて装填せねばならないところ、上側のフランジ105が引っ掛け部として存在していることから上側のフランジ105を引っ掛けるような誤装填のおそれがあるが、下部のフランジ105と接合フランジ107との間の厚み寸法tcに対して2個のフランジ105の間の厚み寸法tdが小さく形成(tc>td)されていることから、左右一対の挟持部材31,31の脚端部を折り曲げてダブルホールドして厚み規制部材36とすることにより誤装填を防止することができる。
また、パウチ商品100はフランジ105を商品支持ユニット30の左右一対の挟持部材31,31の上に乗せ自重により滑らせるように構成されていることから、前記フランジ105と前記商品支持ユニット30の左右一対の挟持部材31,31の脚端部との摩擦抵抗が小さいことが望まれる。この要求に対しても間隙tをおいて対向配置された左右一対の挟持部材31,31の脚端部を折り曲げてダブルホールドした本発明に係る実施の形態の商品収納ラックは有利である。すなわち、一般的に用いられる鋼板は切削加工を容易にするために一方の面に潤滑性の塗膜がコーティングされた塗膜鋼板であるから、この塗膜鋼板の一方の面(潤滑性の塗膜がコーティングされた面)が外側となるようにダブルホールド(図4等に参照符合36を付した部分)することによって、間隙tを形成する挟持部材31,31の脚端部の上下両面が潤滑性の良好な面(摩擦抵抗が小さい面)となる。このため、パウチ商品100のフランジ105と左右一対の挟持部材31,31の脚端部との摩擦抵抗を小さくすることができる。更に、商品支持ユニット30の傾斜角度を大きくすることによりパウチ商品100の自重による滑りが良くなる一方、商品支持ユニット30の傾斜角度を大きくするとパウチ商品100自体は重力により略鉛直線に沿った姿勢を維持し続けるので、図9に示すように左右一対の挟持部材31,31の脚端部の上下両面にパウチ商品100のフランジ105と接合フランジ107が同時に当接するようになる。この場合、左右一対の挟持部材31,31の脚端部をダブルホールドしていない場合にはパウチ商品100のフランジ105または接合フランジ107のいずれか一方と挟持部材31,31との脚端部との摩擦抵抗が大きくなるのであるが、塗膜鋼板の一方の面(塗膜面)が外側となるようにダブルホールドした本発明の実施の形態の挟持部材31,31においては当該挟持部材31,31の脚端部の上下両面にパウチ商品100のフランジ105と接合フランジ107が同時に当接したとしても両者の摩擦抵抗を小さくすることができる。したがって、パウチ商品100の自重による滑りをよくするために商品支持ユニット30の傾斜角度を大きくすることができ、商品支持ユニット30へのパウチ商品の収容をスムーズに行うことができる。なお、挟持部材31,31を構成する塗膜鋼板としてダブルホールドするために薄板であることが望ましく、薄板の塗膜鋼板を用いた場合には重量の軽減化に寄与するものである。
更に、図6に示したようなパウチ商品においては中身飲食物が異なるもの、或いは可撓性袋状容器102に充填された飲食物の内容量の相違によってフランジ105の幅L1,L2(例えば、L1<L2)が異なっている。特に、可撓性袋状容器102に充填された飲食物が同一で内容量の異なるパウチ商品においては外形が類似していることから誤って装填されるおそれがある。そこで、本発明の実施の形態では図7に示したように、左右一対の挟持部材31の脚端部に近接して植設された一対の幅規制部材37,37を設けている。この一対の幅規制部材37,37の間の寸法L0はパウチ商品のフランジ105の幅L1,L2(図6参照)に対してL1<L0<L2(但し、L1<L2である場合)と定められている。したがって、フランジ105の寸法がL0以下のパウチ商品については左右一対の挟持部材31,31の間に挿入して装填することを許容し、フランジ105の寸法がL0以上のパウチ商品については幅規制部材37,37により装填が阻止され、これにより種類の異なるパウチ商品の誤装填が防止される。なお、図7では幅規制部材37,37として専用の部材を植設したものについて説明したが、左右一対の挟持部材31,31と、この挟持部材31,31を連結する連結部材32とを固着するねじを利用することもでき、この場合には部品点数を削減することができる。
次に、本発明の実施の形態である自動販売機における商品収納室12,13,14の冷却・加熱動作について図2を用いて説明する。まず、商品収納室13,14(ホット/コールド兼用室)をコールド室として使用する場合にはヒーター8をオフし、圧縮機3,凝縮器4で圧縮,凝縮された冷媒を蒸発器6に送り、蒸発器6で熱交換した冷気を庫内ファン7でシュート2の下側から庫内に吹き出して商品収納ラック20,141内の商品を冷却して循環用ダクト9を介して蒸発器6に戻すような冷気循環を行う。一方、商品収納室13,14をホット室として使用する場合は前記蒸発器6への冷媒を停止させてヒーター8をオンにし、上記と同様に暖気の循環を行って商品を加熱する。前記商品収納室13,14のホット/コールド室への切り替えは季節の変わり目などに行われる。なお、コールド専用室である商品収納室12は常時、蒸発器6で熱交換した冷気を庫内ファン7でシュート2の下側から庫内に吹き出して商品収納ラック121内の商品を冷却して循環用ダクト9を介して蒸発器6に戻すような冷気循環が行われている。なお、商品収納ラック20が収納された商品収納室13をホット/コールド兼用室としているが、これはパウチ商品としてホット商品として販売する商品が出現した場合に備えたものである。
次に、本発明の実施の形態である自動販売機における販売時に動作について説明する。図10は商品搬出機構34の動作時における第1のストッパ45,第2のストッパ46の動作を示すものであり、商品搬出機構34の全体構成を示す図5をも参照しながら販売動作について説明する。
販売待機状態においてはソレノイド40が非励磁状態にあり、第1のストッパ45が左右一対の挟持部材31,31の間の間隙tの位置に突出して販売順位一番の商品(以下、販売商品ともいう)を係止しており、販売商品と販売順位二番の商品(以下、次販売商品ともいう)との間に位置する第2のストッパ46が左右一対の挟持部材31,31の間の間隙tの位置から退避している。この状態においてマイクロスイッチからなる商品検知スイッチ(売切れスイッチ)47の操作レバー471が販売商品に当接して商品検知信号を出力している。いま、外扉10(図1参照)に設けられた商品選択ボタンが操作されると不図示の制御部から対応する商品払出機構34(ソレノイド40)に所定時間幅の励磁信号が供給される。前記ソレノイド40が励磁されると図5に示したプランジャー41を介してストッパ部材42が左右方向(図5では右方向)に移動する。これにより第1のストッパ45および第2のストッパ46が図10において左方向に移動し、すなわち、第1のストッパ45が間隙tから退避し、第2のストッパ46が間隙tに突出する。前記第1のストッパ45の間隙tからの退避により販売商品は第1のストッパ45による係止が解かれる。これと同時に第2のストッパ46が間隙tに突出するように移動する過程において当該第のストッパ46に設けた係止部材461の押圧片462が販売商品を押圧して販売商品を商品支持ユニット30から排出させた後、第2のストッパ46が間隙tに突出する。販売商品が搬出されると次販売商品以降の商品は支えを失うので順次商品支持ユニット30の後端部に向かって滑動して間隙tに突出した第2のストッパ46に係止されて一旦保持される。
前記ソレノイド40への励磁信号が遮断されるとプランジャー41が復帰ばね44により元の位置(図5の状態)に復帰して第1のストッパ45が間隙tの位置に突出し、第2のストッパ46が間隙tから退避する。前記第2のストッパ46が間隙tから退避すると第2のストッパ46に保持されていた次販売商品以降の商品は商品支持ユニット30の搬出端部に向かって滑動し、間隙tに突出した第1のストッパ45に係止されて販売待機状態となる。なお、前記商品搬出機構34により搬出されて商品支持ユニット30の後端部から落下する商品は図2に示す商品収納ラック20の送出部材27を介してシュート2に送出される。
さて、図1には本発明に係る商品収納ラック20をサーペンタイン式商品収納ラック121,141と並設した自動販売機を示している。これは、自動販売機で多種多様の商品(缶入り飲料などに代表される容器が硬質である商品やパウチ商品で代表される容器が比較的軟弱である商品)を販売可能としたものであるが、多種多様の商品を販売可能とするにあたり既設の自動販売機に対して構成を大幅に変更したのでは既設の自動販売機を新規の自動販売機と置き換えねばならない。そこで、本発明の実施の形態においてはパウチ商品を収容可能な商品収納ラック20をサーペンタイン式商品収納ラックと互換性を持たせて(サーペンタイン式商品収納ラックを搭載した)既設の自動販売機にも本発明に係る商品収納ラック20を搭載可能としたものである。以下、公知のサーペンタイン式商品収納ラックと互換性を持たせるようにした商品収納ラック20について説明する。
図11は公知のサーペンタイン式商品収納ラックと互換性を持たせるようにした商品収納ラック20を示す。公知のサーペンタイン式商品収納ラックを自動販売機の商品収納庫に配設する方法として次の二種類の方式があり、まずその方式について説明する。
先ず、第1の方式は図11の(a)に示すように自動販売機の天井面に前後方向に延在する本体側フック金具50が敷設され、この本体側フック金具50に商品収納ラック121,141を引っ掛ける引っ掛け方式であり、第2の方式は図11の(b)に示すように自動販売機の天井面に左右方向に延在する本体側フック金具55が敷設され、この本体側フック金具55に商品収納ラック121,141を固着する固着方式である。前記引っ掛け方式は例えば特許文献1(特開2005−122596号公報)にも記載されているとおり、商品収納ラック121,141を構成する左右一対のラック側板の上端に前記本体側フック金具50のフック501に係合するラック側フックを設け、当該ラック側フックを前記本体側フック金具50のフック501に係合させたものであり、この引っ掛け方式では本体側フック金具50をガイドとして商品収納ラック121,141をスライドさせることにより庫内に格納、または庫内から引出すことができる。一方、固着方式は例えば特許文献2(特開平9−288768号公報)にも記載されているとおり、商品収納ラック121,141を構成する左右一対のラック側板にラック側フック金具を架設し、このラック側フック金具を前記本体側フック金具55のフック551に係合させて両者をねじ止めしたものである。
前述したとおり公知のサーペンタイン式商品収納ラック121,141は図11に示した本体側フック金具50,55を用いて商品収納庫内に配設されている。そこで発明者等は、前記本体側フック金具50,55に本発明に係る商品収納ラック20を装着可能とすればサーペンタイン式商品収納ラック121,141との互換性を持たせることを突き止め、商品収納ラック20を前記本体側フック金具50,55に装着するアダプター部材の開発に至った。
さて、図11には商品収納ラック20を前記本体側フック金具50,55に装着するアダプター部材を示している。なお、図11に示した商品収納ラック20は図3にて説明したように組立られたものであるので、ここでは重複する説明は省略する。図11の(a)は前述した引っ掛け方式に採用されたアダプター部材51を示しており、アダプター部材51は左右一対のラック固定金具52、およびラック側フック金具53からなる。前記左右一対のラック固定金具52は断面Z字状に形成された厚板鋼板からなり、その一端が商品収納ラック20を構成する左右一対の上部支持フレーム材21,21にねじにより固着されるとともに他端がラック側フック金具53に固着されている。前記ラック側フック金具53は厚板鋼板により下面が開放した箱形に形成されるとともに左右両端に本体側フック金具50のフック501に係合するラック側フック54が形成されてなる。前記商品収納ラック20には予め二組のアダプター部材51が上部支持フレーム材21,21に固着されてなる。前記商品収納ラック20を商品収納庫内に装着する際、まず、後方側のアダプター部材51におけるラック側フック金具53のラック側フック54を本体側フック金具50のフック501に対峙させて両者が係合するように押し込んでスライドさせ、同様に前方側にアダプター部材51のラック側フック金具53のフック54を本体側フック金具50のフック501に係合させてスライドさせて組み付ける。
図11の(b)は前述した固着方式に採用されたアダプター部材56を示しており、アダプター部材56はラック側フック金具57からなる。ラック側フック金具57は圧板鋼板の平板のからなり、その下端に商品収納ラック20を構成する左右一対の上部支持フレーム材21,21の下面に潜り込んでねじ止めされる固定アーム58、および上端に本体側フック金具55のフック551に係合するラック側フック59が形成されている。前記商品収納ラック20には予め二組のアダプター部材56が上部支持フレーム材21,21に固着されてなる。前記商品収納ラック20を商品収納庫内に装着する際、それぞれのアダプター部材56におけるラック側フック59を本体側フック金具55のフック551に対峙させて両者を係合させる。次いで、アダプター部材56と本体側フック金具55をねじ止めして組み付ける。図11に示したようにアダプター部材51,56を設けたことによりパウチ商品を収容する商品収納ラック20を公知のサーペンタイン式商品収納ラック121,141に対して互換性を持たせることができ、既設の自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックと交換することができる。
なお、本発明の実施の形態においては、前述したように本発明に係る商品収納ラック20をサーペンタイン式商品収納ラックと構造上の互換性を持たせ、既設の自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックと交換することができるうえに電気的にも互換性を持たせている。これは、サーペンタイン式商品収納ラックの商品搬出機構においては販売商品を係止する下ストッパと次販売商品を係止する上ストッパとをソレノイドにより駆動することによって前記下ストッパおよび上ストッパを商品通路に交互に突出させることに鑑み、本発明に係る商品収納ラック20においても商品搬出機構34の駆動源としてソレノイド40を用い、このソレノイド40によりストッパ部材42を駆動して販売商品を係止する第1のストッパ45および次販売商品を係止する第2のストッパ46が左右一対の挟持部材31の隙間tに交互に出没するように構成したものである。また、商品収納ラック20に装填された商品を検出する商品検知スイッチ47(図4,図5参照)を備えており、この商品検知スイッチ47から商品の売切れ検知信号を出力するように構成されている。このような商品搬出機構34および商品検知スイッチ47を用いることによりサーペンタイン式商品収納ラックの商品搬出機構に供給される電源や制御信号により商品搬出機構34が商品搬出動作を実行し、商品検知スイッチ47が自動販売機の制御部に売切れ信号を送出する。つまり、サーペンタイン式商品収納ラックを搭載した既設の自動販売機の制御プログラムを何ら変更することなく本発明に係る商品収納ラック20をサーペンタイン式商品収納ラックと交換して配線接続を行うことによって直ちに自動販売機を稼動させることができるものである。
前述したとおり本発明の実施の形態1の自動販売機によれば、自動販売機の天井面に予め複数の本体側フック金具50,55が敷設され、当該本体側フック金具50,55に取り付けられたサーペンタイン式商品収納ラック121,141が左右方向に複数並設されてなる自動販売機であって、上下左右のフレーム材(上部支持フレーム材21,21、下部支持フレーム部材22,22、縦フレーム材23,23)により商品収納ラックの枠体を構築し、左右のフレーム材(縦フレーム材23,23)に上下方向に複数段架設され、飲み口部分にフランジ105を有し、かつ、容器形態が軟弱な商品(パウチ商品100,200)におけるフランジ105を支持し、かつ、奥に向かうにしたがって下方に下がるよう傾斜して前記商品をその自重により滑らせて吊下げ収容するとともに後端部に商品搬出機構34を有する商品支持ユニット30を備え、当該商品支持ユニット30を商品収納ラックを構築するフレーム材に着脱自在に架設してなるスラント式商品収納ラック20を設け、当該スラント式商品収納ラック20と前記本体側フック部材50,55とを連結するアダプター部材51,56を設け、左右方向に複数並設されたサーペンタイ式商品収納ラック121,141の少なくとも一つに代えて容器形態が軟弱な商品を収容したスラント式商品収納ラック20を前記アダプター部材51,56を介して前記本体側フック金具50,55に取付けることによりサーペンタイ式商品収納ラック121,141およびスラント式商品収納ラック20を並設してなることにより、容器形態が軟弱な商品を収容したスラント式商品収納ラック20に公知のサーペンタイン式商品収納ラックとの互換性を持たせることができ、サーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機の構成を大幅に変更することなく公知のサーペンタイン式商品収納ラックに代えて容器形態が軟弱な商品を収容したスラント式商品収納ラック20を搭載することが可能となる。また、既設のサーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機に対しても容器形態が軟弱な商品を収容したスラント式商品収納ラック20をサーペンタイン式商品収納ラックと交換することにより容器形態が軟弱な商品を販売することができるものである。
(実施の形態2)
図12は本発明の実施の形態2である自動販売機におけるスラント式商品収納ラックの斜視図である。この実施の形態2における自動販売機が実施の形態1における自動販売機と主に異なる点はスラント式商品収納ラックを構築する左右一対の上部支持フレーム材21A,21Aの点であり、実施の形態1と同一の部材若しくは同一の機能を有するものには同一の符号を付してその説明を省略する。
図12において、20Aで本発明の実施の形態2における自動販売機のスラント式商品収納ラックを示し、このスラント式商品収納ラック20Aには4段の商品支持ユニット30が実施の形態1と同様の手段により架設されている。21A,21Aは前記スラント式商品収納ラック20Aを構築する左右一対の上部支持フレーム材であり、前記スラント式商品収納ラック20Aを自動販売機の商品収納庫に装着するためのアダプター部材を兼用している。前記上部支持フレーム材は21A,21Aは厚板鋼板により短冊状に形成されるとともに上縁に外側に折り曲げられたラック側フック21Bが形成されている。このラック側フック21Bは図11の(a)に示した本体側フック金具50(自動販売機の天井面に前後方向に敷設されている)のフック501と係合する係合部を構成する
なお、図12において、スラント式商品収納ラック20Aを構築する前方および中央付近(後方ともいう)の一対の縦フレーム材23,23のうち、後方側の縦フレーム材23は上端に対して下端が前方に位置するように傾斜して配設されているが、これは上下4段の商品支持ユニット30の前後方向の長さを下段側ほど短くなるように形成し、下段側の商品支持ユニット30の搬出端が上段側の商品支持ユニット30の搬出端よりも前方側に位置するように架設するためである。すなわち、上下4段の商品支持ユニット30の長さが同一である場合、それらの搬出端が鉛直線上に並ぶことから上段側の商品支持ユニット30から搬出された商品が下段側の商品支持ユニット30の商品搬出機構34(カバー342)に接触して搬出された商品の落下姿勢が変化するおそれがあるが、前述したように商品支持ユニット30を架設することにより商品の落下姿勢が変化するのを避けることが可能となる。
また、図において2Aはシュータであり、この例では図2に示したシュータ2と送出部材27の代わりに用いられている。このシュータ2Aは次のように取付けられている。すなわち、背板25の下方には下方側ほど前方に迫り出すように側面板26,26に係止して取付けられた商品案内部材28が設けられ、この商品案内部材28の下端を下方に折り曲げて形成された係止面(不図示)にシュータ2Aの後端部に形成された爪2A1が挿入される係止溝(不図示)が形成され、シュータ2Aはその後端部の爪2A1を商品案内部材28の係止溝に係合することにより商品収納ラック20Aに係止固定され、また、前記シュータ2Aの前端が図1の本体キャビネット1の底壁1aの前縁に配設される化粧枠を取付けるための取付金具にねじにより固着される。
この実施の形態2に係るスラント式商品収納ラック20Aを商品収納庫内に装着する際、左右一対の上部支持フレーム材21A,21Aにおけるラック側フック21Bを、図11の(a)に示した本体側フック金具50のフック501に対峙させつつ両者が係合するように商品収納ラック20Aを押し込んで庫内の奥側にスライドさせれば装着が完了する。このように左右一対の上部支持フレーム材21A,21Aをアダプター部材として本体側フック金具50のフック501と係合させることによりスラント式商品収納ラック20Aを庫内に装着することが可能となり、パウチ商品を収容するスラント式商品収納ラック20Aを公知のサーペンタイン式商品収納ラック121,141(図1参照)に対して互換性を持たせることができ、既設の自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックと交換することができる。なお、商品収納ラック20Aを庫内に装着する際にはシュータ2Aは取り外されており、庫内の商品収納ラック20Aを装着した後に取り付けられる。
前述した実施の形態2に係る自動販売機においては、スラント式商品収納ラック20Aを構築する左右一対の上部支持フレーム材21A,21Aをアダプター部材として兼用したことにより部品点数を削減できるという利点を有する。しかしながら、左右一対の上部支持フレーム21A,21Aをアダプター部材と兼用することなく、例えば、実施の形態1の左右一対の上部支持フレーム21,21(図3参照)にラック側フック21Bを備えたアダプター部材を別部材として用意して両者を結合してもよいものである。
(実施の形態3)
図13は本発明の実施の形態3である自動販売機におけるスラント式商品収納ラックの斜視図である。この実施の形態3における自動販売機が実施の形態1における自動販売機と主に異なる点はスラント式商品収納ラックを構築する左右一対のラック側板210,210の点であり、実施の形態1と同一の部材若しくは同一の機能を有するものには同一の符号を付してその説明を省略する。
図13において、20Bで本発明の実施の形態3における自動販売機のスラント式商品収納ラックを示し、このスラント式商品収納ラック20Bには4段の商品支持ユニット30が架設されている。210,210は前記スラント式商品収納ラック20Bを構築する左右一対のラック側板である。このラック側板210,210は一枚の平板を図示のように折り曲げて背板210Aを一体に形成してもよく、左右一対のラック側板210,210および背板210Aをそれぞれ別部材として形成してそれぞれ結合してもよいものである。前記左右一対のラック側板210,210の前方側には上下方向に複数の梁部材24をねじにより固着するためのねじ挿通孔211が穿孔され、その後方寄りの位置には上下方向に複数(この実施の形態では4個)の係合孔212が穿孔され、その上縁には外側に折り曲げられたラック側フック213が形成されている。このラック側フック213は図11の(a)に示した本体側フック金具50(自動販売機の天井面に前後方向に敷設されている)のフック501と係合する係合部を構成する。そして、上下方向に4個の係合孔212は下方に位置するものほど前方に位置するように配置されている。理解し易くいえば、これらの係合孔212は図12に示した傾斜した縦フレーム材23に沿った位置に穿孔されている。
前記左右一対のラック側板210,210に穿孔された係合孔212は図に示すようにだるま孔として形成され、大径部に対して小径部が奥側に位置するように形成されている。ここで、前記係合孔212のだるま孔の寸法は商品支持ユニット30の左右一対の挟持部材31,31の左右両側に取付けられた取付金具35,35の頭部に螺着された段付ねじ351の寸法に基づいて定められている。すなわち、前記係合孔212のだるま孔の大径部は前記段付ねじ351の頭部の寸法より大きく、だるま孔の小径部は前記段付ねじ351の頭部の寸法より小さく、かつ、段部の寸法よりも大きく定められ、だるま孔の大径部を段付ねじ351の頭部が挿通可能であり、だるま孔の小径部を段付ねじ351の段部が挿通可能である。
前述した左右一対のラック側板210,210には次のようにして商品支持ユニット30が装着される。図13に示したように最上段の商品支持ユニット30を装着する場合を例に説明すると、商品収納ラック20Bを構成する左右一対のラック側板210,210の間から商品支持ユニット30を挿入する。この場合、左右の取付金具35,35が線直線上に並ぶように商品支持ユニット30を倒した状態で挿入する。これは左右の取付金具35,35が水平線上に位置する姿勢で商品支持ユニット30を縦フレーム材23,23の間に挿入すると前記取付金具35,35から外側に突出する段付ねじ351が左右のラック側板210,210に当接することから、これを避けるためである。そして、商品支持ユニット30の取付金具35,35(段付ねし351)が係合孔212の位置に達した段階で商品支持ユニット30を元の水平な姿勢に戻しつつ取付金具35,35に螺合された段付ねじ351,351の頭部を係合孔202の大径部を通して左右のラック側板210,210の外側に突出させる。次いで、商品支持ユニット30を再び後方に移動させつつ段付ねじ351,351の段部を係合孔202の小径部に係合させる。この状態で商品支持ユニット30の前方側の連結部材32に形成されたT字形の取付片321を予め左右のラック側板210,210に固着された梁部材24に係合させてねじ止めする。このようにして商品収納ラック20に装着された商品支持ユニット30は前方側(商品投入側)が高く、後方側(商品搬出機構34側)が低くなるように傾斜した状態で架設される。このような手順により下段側の商品支持ユニット30も順次左右のラック側板210,210に架設される。なお、図示は省略したが、この実施の形態3に係るスラント式商品収納ラック20Bも実施の形態2に示したシュート2A(図12参照)を備えており、この場合、シュート2Aの後端部に形成された爪2A1を係止固定する係止溝が背板210Aに形成されているものである。
このようにして組立てられたスラント式商品収納ラック20Bを商品収納庫内に装着する際、左右一対のラック側板210,210におけるラック側フック213を、図11の(a)に示した本体側フック金具50のフック501に対峙させつつ両者が係合するように商品収納ラック20Bを押し込んで庫内の奥側にスライドさせれば装着が完了する。このように、左右一対のラック側板210,210のラック側フック213を本体側フック金具50のフック501と係合させることによりスラント式商品収納ラック20Bを庫内に装着することが可能となり、パウチ商品を収容する商品収納ラック20Bを公知のサーペンタイン式商品収納ラック121,141(図1参照)に対して互換性を持たせることができ、既設の自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックと交換することができる。なお、商品収納ラック20Bを庫内に装着する際にはシュータ2Aは取り外されており、庫内の商品収納ラック20Bを装着した後に取り付けられる。
前述したとおり本発明の実施の形態3の自動販売機によれば、自動販売機の天井面に予め本体側フック金具50が前後方向に延在して敷設された自動販売機であって、左右一対のラック側板210,210により商品収納ラック20Bの枠体を構築し、前記左右一対のラック側板210,210に上下方向に複数段架設され、飲み口部分にフランジを有し、かつ、容器形態が軟弱な商品におけるフランジ105を有し、かつ、容器形態が軟弱な商品(パウチ商品100,200)におけるフランジ105を支持し、かつ、奥に向かうにしたがって下方に下がるよう傾斜して前記商品をその自重により滑らせて吊下げ収容するとともに後端部に商品搬出機構34を有する商品支持ユニット30を備え、当該商品支持ユニット30を商品収納ラック20Bを構築する左右一対のラック側板に着脱自在に架設してなるスラント式商品収納ラックを設け、前記左右一対のラック側板210,210の上縁に本体側フック金具50のフック501に係合する係合部(ラック側フック213)を形成したことにより、容器形態が軟弱な商品(パウチ商品100,200)を収容したスラント式商品収納ラック20Bの形態を現行のサーペンタイン式商品収納ラック121,141(図1参照)と同様の形態とすることができるので、サーペンタイン式商品収納ラック121,141を搭載した自動販売機に対してサーペンタイン式商品収納ラック121,141に代えて容器形態が軟弱な商品を収容したスラント式商品収納ラック20Bを搭載することが可能となる。
なお、前述した各実施の形態においては飲み口部分に引っ掛け部を有し、容器形態が軟弱なパウチ商品について説明したが、これに限るものではない。例えば、容器形態が硬質であっても起立させることが困難な商品や横倒し姿勢で転動させることが困難であり、かつ、飲み口部分に引っ掛け部を有する商品や容器形状が異形であって飲み口部分にキャップなどが装着された商品にも本発明に係る商品収納ラックを適用することができるものであり、実施の形態に限定されるものではない。
1…本体キャビネット、2…シュート、3…圧縮機、4…凝縮器、6…蒸発器、9…ダクト、10…外扉、12,13,14…商品収納庫、15…内扉、20,20A,20B…商品収納ラック、21A…上部支持フレーム材(アダプター部材)、21B…フック(係合部)、22…下部支持フレーム材、23…縦フレーム材、24…梁、30…商品支持ユニット、31…挟持部材、32,33…連結部材、34…商品搬出機構、36…厚み規制部材(ダブルホールド)、37…幅規制部材、40…ソレノイド(駆動源)、41…プランジャー、42…ストッパ部材、44…復帰ばね、45…第1のストッパ、46…第2のストッパ、47…商品検知スイッチ(売切れスイッチ)、50,55…本体側フック金具、51,56…アダプター部材、52…ラック固定金具、53,57…ラック側フック金具、54,59…ラック側フック、100,200…パウチ商品、102…可撓性容器、104…スパウト、105…フランジ、106…キャップ、107…固定リング、210…ラック側板、212…係合孔、213…ラック側フック。

Claims (4)

  1. 自動販売機の天井面に予め複数の本体側フック金具が敷設され、当該本体側フック金具に取り付けられたサーペンタイン式商品収納ラックが左右方向に複数並設されてなる自動販売機であって、上下左右のフレーム材により商品収納ラックの枠体を構築し、左右のフレーム材に上下方向に複数段架設され、飲み口部分にフランジを有し、かつ、容器形態が軟弱な商品におけるフランジを支持し、かつ、前方側に対して後方側が低くなるよう傾斜して前記商品をその自重により滑らせて吊下げ収容するとともに後端部に商品搬出機構を有する商品支持ユニットを備え、当該商品支持ユニットを商品収納ラックを構築するフレーム材に着脱自在に架設してなるスラント式商品収納ラックを設け、当該スラント式商品収納ラックと前記本体側フック部材とを連結するアダプター部材を設け、左右方向に複数並設されたサーペンタイ式商品収納ラックの少なくとも一つに代えて容器形態が軟弱な商品を収容したスラント式商品収納ラックを前記アダプター部材を介して前記本体側フック金具に取付けることによりサーペンタイ式商品収納ラックおよびスラント式商品収納ラックを並設してなることを特徴とする自動販売機。
  2. 請求項1記載の自動販売機において、自動販売機の天井面に敷設された本体側フック金具が前後方向に延在するものに対してアダプター部材はスラント式商品収納ラックを構築する上部のフレーム材に固着される左右一対のラック固定金具、および前記ラック固定金具に連結され、左右両端に前記本体側フック金具に係合するフックを有するラック側フック金具からなることを特徴とする自動販売機。
  3. 請求項1記載の自動販売機において、自動販売機の天井面に敷設された本体側フック金具が前後方向に延在するものに対してアダプター部材はスラント式商品収納ラックを構築する上部のフレーム材であり、その上縁に本体側フック金具に係合する係合部を備えてなることを特徴とする自動販売機。
  4. 請求項1記載の自動販売機において、自動販売機の天井面に敷設された本体側フック金具が左右方向に延在するものに対してアダプター部材はスラント式商品収納ラックを構築する上部のフレーム材に固着されるとともに前記本体側フック金具に係合するフックを有するラック側フック金具からなることを特徴とする自動販売機。
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