JP2003217022A - 自動販売機の商品投出部の構造 - Google Patents

自動販売機の商品投出部の構造

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JP2003217022A
JP2003217022A JP2002010404A JP2002010404A JP2003217022A JP 2003217022 A JP2003217022 A JP 2003217022A JP 2002010404 A JP2002010404 A JP 2002010404A JP 2002010404 A JP2002010404 A JP 2002010404A JP 2003217022 A JP2003217022 A JP 2003217022A
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Osamu Tanaka
道 田中
Norihiko Yonehara
典彦 米原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数形状の商品に適用可能であり、商品の搬
出トラブルを防止できる自動販売機の商品投出装置を提
供する。 【解決手段】 商品通路の壁面側に上下のフラッパ8
1,23が設けられている。対向壁106には壁側突起
70が設けられている。壁側突起70の断面形状は、略
三角形であり、対向壁106の壁面に対して45°の傾
斜を持つ。角ペットボトル75の下面のC面取り部15
0が壁側突起70と上部フラッパ81の突出部85によ
って保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機に内蔵
されて商品を排出する商品投出装置に関するものであ
り、特に角筒状の商品の取り扱いが可能な自動販売機の
商品投出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビールやジュース等の飲料を無人販売す
る装置として、自動販売機が多用される。これらの飲料
を販売する自動販売機では、図23に示す様に奥行き方
向に複数の商品収納棚1が設けられている。そしてその
商品通路2の最下部に、商品投出装置7が取り付けられ
ている。ここで商品投出装置7は、商品通路2内の商品
を一個づつ排出するものであり、図24に示すように最
下部(最下流側)に位置する商品を保持する主フラッパ
200と、当該フラッパ200が後退した時、一時的に
二番目の商品を保持する次期商品押さえフラッパ201
を持つ。そして図25(a)の様に主フラッパ200を
商品通路側2に出し、次期商品押さえフラッパ201を
収納した状態で、商品排出信号を待つ。すなわち主フラ
ッパ200によって最も下流にある商品を支持し、次期
商品押さえフラッパ201は邪魔にならないように、収
納されている。
【0003】そして硬貨の投入及び商品の選択により、
図25(b)の様に所定の信号が発せられると、ソレノ
イド等が機能して主フラッパ200を収納し、これと連
動して次期商品押さえフラッパ201を商品通路2側に
出す。その結果、最も下流にあった商品205は主フラ
ッパ200が開放されることにより下部に落下し、その
一つ上にあった商品206は、次期商品押さえフラッパ
201によって一旦支持されてその位置に留まる。より
詳細に説明すると、次期商品押さえフラッパ201は下
端部分が揺動軸203によって軸支されており、下端部
分の揺動軸203を中心として揺動する。すなわち次期
商品押さえフラッパ201は上端部分が商品通路側2に
突出し、その先端部分204が次期商品206と当接し
て支持する。
【0004】したがってただ一つの商品だけが落下し、
購買者に供給される。最下部にあった商品が落下したこ
とが確認されると、主フラッパ200を出し、これと連
動して次期商品押さえフラッパ201を引き込める。そ
の結果、当初、下流から二番目にあった商品206が主
フラッパ200上に載置され、次の排出信号を待つ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでビールやジュ
ースといった飲料の缶には、太缶、中太缶、細缶と称さ
れる三種類のものが一般に普及している。また近年、ペ
ットボトル入りの飲料も自動販売機で販売される様にな
った。そこで自動販売機は直径や形状の異なる複数種類
の商品を取り扱い得ることが大切である。
【0006】しかしながら、缶の直径が異なると、商品
の落下速度や、フラッパが当接する位置・角度が微妙に
異なる。特に近年多用される角形ペットボトル(以下
角ペットボトルと略す)は、商品の落下速度とフラッパ
が当接する位置・角度が、缶とは著しく異なる。そのた
め太缶、中太缶、細缶、ペットボトルといった複数の種
類の商品を単一構造の商品通路及び商品投出装置(以下
商品投出部と総称)を持つ自動販売機に投入すると、
商品詰まりや商品の二個出しといった不具合が発生し
た。特に細缶を扱う商品投出部と、角ペットボトルを扱
う商品投出部の間で互換性をとりにくく、両者を取り違
えると商品の二個出しが発生した。
【0007】また商品通路には単一種類の商品を収納し
て販売するべきであるが、作業者の手違い等で細缶を投
入すべき商品通路に角ペットボトルを投入したり、逆に
角ペットボトルを投入すべき商品通路に細缶を投入して
しまうこともある。すなわち、一つの商品通路に複数種
類の商品が混在してしまうことがあった。この様な場合
に商品の二個出しが発生する危険が高いものであった。
【0008】そこで本発明は、従来技術の上記した問題
点に注目し、複数形状の商品に適用可能であり、商品の
搬出トラブルを防止できる自動販売機の商品投出部の構
造を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明者らは各種の商品投出装置や商品通路を試
作した。そしてこの試作品に基づき、自動販売機の商品
投出部に要求される性能、及びその性能を満足させる為
に起こる構造上の矛盾について検討した。すなわち自動
販売機によって丸缶を販売する場合、細缶から太缶まで
幅広いサイズの缶を取り扱わなければならない。そのた
め主フラッパ200と次期商品押さえフラッパ201は
長くあるべきである。すなわち主フラッパ200が短
く、主フラッパの端部と商品通路の壁面までの隙間が大
きいと、当該隙間から商品が落下してしまう。また次期
商品押さえフラッパ201が短く、次期商品押さえフラ
ッパ201の端部と商品通路の壁面までの隙間が大きい
と、当該隙間から商品がもれ、商品の多数個出しが発生
してしまう。
【0010】一方、角ペットボトルを扱う場合は、角ペ
ットボトルが回転しないように注意することが必要であ
る。すなわち丸缶の場合は、商品が回転しても主フラッ
パ200等との当接関係は変わらないが、角ペットボト
ルは商品の姿勢が変化すると主フラッパ200等との当
接関係が変わってしまう。そして研究の結果、商品通路
2の商品投出装置7に対向する壁面に図26に示すよう
な緩い傾斜を設けると、角ペットボトルを落下させる際
に、角ペットボトルの回転を防ぐことができることを知
った。
【0011】ところが角ペットボトルの回転を防ぐた
め、対向する壁面に緩い傾斜を設けると、角ペットボト
ルが次期商品押さえフラッパ201の近傍を落下すると
き、図26の様に傾斜面220に押されて次期商品押さ
えフラッパ201側に平行移動する。
【0012】ところが、前記した様に細缶から太缶まで
幅広いサイズの缶を売らんが為に次期商品押さえフラッ
パ201を長く設計すると、傾斜面220に押されて角
ペットボトル211が次期商品押さえフラッパ201の
近傍に移動しているため、次期商品押さえフラッパ20
1の揺動範囲に角ペットボトル211が入る。そのため
ソレノイド等を機能させると、前記した様に主フラッパ
200が収納され、次期商品押さえフラッパ201が商
品通路2側に出ようとするが、次期商品押さえフラッパ
201が落下途上の角ペットボトル211の壁面と接
し、揺動することができない。すなわち次期商品押さえ
フラッパ201の先端部分204が商品通路2側に出よ
うとしても、次期商品押さえフラッパ201が落下途上
の角ペットボトル211の壁面に押さえられ、次期商品
押さえフラッパ201が揺動せず、次期商品の角ペット
ボトル211を支持することができない。そのため従来
技術の商品投出装置では、主フラッパ200に支持され
ていた角ペットボトル210のみならず、次期商品たる
角ペットボトル211も同時に排出され、商品の2個出
しが起こってしまう。
【0013】そこで本発明者らは、商品と次期商品押さ
えフラッパ201の間にフラッパ201が移動しうる空
間を確保すれば、商品の2個出しは解消されると考え
た。そのため商品通路2の壁面であって次期商品押さえ
フラッパ201と対向する壁面は概ねストレート状であ
ることが望ましいことが判明した。
【0014】また次期商品押さえフラッパ201を無闇
に長くすることは禁物であり、他の方策を併用して次期
商品を保持しなければならない。そしてそのためには、
次期商品押さえフラッパ201と対向する壁面に、次期
商品押さえフラッパ201の長さを補う突起を設ける必
要が生じた。
【0015】しかしながら、前記した様に角ペットボト
ル211が次期商品押さえフラッパ201側に平行移動
することは避けなければならない。
【0016】そこで本発明者らは、この対策として、小
さな突起によって角ペットボトルの角の面取り部分を保
持することを考えた。すなわち角ペットボトルは、剛性
を確保する為に角に面取り部分を設けなければならな
い。この面取り部分は、当然に45°であり、どのペッ
トボトルにも共通する。そのためこの面取り部分を活用
し、面取り部分に突起を当接させて角ペットボトルの一
端を支持する。
【0017】こうして完成された発明は、商品通路の壁
面側から中央側に向かって突出して商品通路の最下流側
に位置する商品を保持する主商品支持部材と、前記主商
品支持部材の上流側に位置して下流側から二番目の商品
を保持する次期商品支持部材を有した自動販売機の商品
投出部の構造において、商品通路の壁面であって次期商
品支持部材の突出方向と対向する壁面に壁側突起が設け
られ、当該壁側突起は次の条件の少なくともいずれかを
満足することを特徴とする自動販売機の商品投出部の構
造である。 (1)壁面に対して45°±10°の傾斜角度を持つ落
下物が接し得る突起。 (2)壁面に対して45°の傾斜を持つC5〜15の面
が壁面に対して±10°の傾斜角度で落下した時に接し
得る突起。 (3)高さHと傾斜部分の長さLの比が1:0.8から
1:1.2である突起 (4)壁面に対して45°±10°の傾斜角を持つ傾斜
面又はこれと近似の曲面である突起。 (5)突起断面の壁側起点から最高点に至る表面輪郭線
が、幅8mmの45°傾斜範囲に納まる直線又は曲線で
ある突起。
【0018】すなわち請求項1に記載の発明は、商品通
路の壁面側から中央側に向かって突出して商品通路の最
下流側に位置する商品を保持する主商品支持部材と、前
記主商品支持部材の上流側に位置して下流側から二番目
の商品を保持する次期商品支持部材を有した自動販売機
の商品投出部の構造において、商品通路の壁面であって
次期商品支持部材の突出方向と対向する壁面に壁側突起
が設けられ、当該壁側突起は、壁面に対して45°±1
0°の傾斜角度を持つ落下物が接し得る突起であること
を特徴とする自動販売機の商品投出部の構造である。
【0019】請求項2に記載の発明は、商品通路の壁面
側から中央側に向かって突出して商品通路の最下流側に
位置する商品を保持する主商品支持部材と、前記主商品
支持部材の上流側に位置して下流側から二番目の商品を
保持する次期商品支持部材を有した自動販売機の商品投
出部の構造において、商品通路の壁面であって次期商品
支持部材の突出方向と対向する壁面に壁側突起が設けら
れ、当該壁側突起は、壁面に対して45°の傾斜を持つ
C5〜15の面が壁面に対して±10°の傾斜角度で落
下した時に接し得る突起であることを特徴とする自動販
売機の商品投出部の構造である。
【0020】請求項3に記載の発明は、商品通路の壁面
側から中央側に向かって突出して商品通路の最下流側に
位置する商品を保持する主商品支持部材と、前記主商品
支持部材の上流側に位置して下流側から二番目の商品を
保持する次期商品支持部材を有した自動販売機の商品投
出部の構造において、商品通路の壁面であって次期商品
支持部材の突出方向と対向する壁面に壁側突起が設けら
れ、当該壁側突起は、高さHと傾斜部分の長さLの比が
1:0.8から1:1.2であることを特徴とする自動
販売機の商品投出部の構造である。
【0021】請求項4に記載の発明は、商品通路の壁面
側から中央側に向かって突出して商品通路の最下流側に
位置する商品を保持する主商品支持部材と、前記主商品
支持部材の上流側に位置して下流側から二番目の商品を
保持する次期商品支持部材を有した自動販売機の商品投
出部の構造において、商品通路の壁面であって次期商品
支持部材の突出方向と対向する壁面に壁側突起が設けら
れ、当該壁側突起は、壁面に対して45°±10°の傾
斜角を持つ傾斜面又はこれと近似の曲面を有する突起で
あることを特徴とする自動販売機の商品投出部の構造で
ある。
【0022】請求項5に記載の発明は、商品通路の壁面
側から中央側に向かって突出して商品通路の最下流側に
位置する商品を保持する主商品支持部材と、前記主商品
支持部材の上流側に位置して下流側から二番目の商品を
保持する次期商品支持部材を有した自動販売機の商品投
出部の構造において、商品通路の壁面であって次期商品
支持部材の突出方向と対向する壁面に壁側突起が設けら
れ、当該壁側突起は、突起断面の壁側起点から最高点に
至る表面輪郭線が、幅8mmの45°傾斜範囲に納まる
直線又は曲線であることを特徴とする自動販売機の商品
投出部の構造である。
【0023】上記した請求項1乃至5に記載の自動販売
機の商品投出部の構造は、突出方向と対向する壁面に、
小さく、且つ角ペットボトルの面取り部分に適合する突
起を設けたものである。そして当該突起で角ペットボト
ルを保持し次期商品支持部材の長さを補う。本発明の自
動販売機の商品投出部の構造によると、次期商品支持部
材の長さを適切な長さに設計することが可能である。す
なわち本発明の自動販売機の商品投出部の構造による
と、次期商品支持部材に、細缶を保持することができる
程度の長さを確保することができ、且つ次期商品支持部
材の動作範囲に角ペットボトルが入らない。また突起
は、十分に小さいので、角ペットボトルを次期商品支持
部材側に平行移動させる弊害も小さい。
【0024】上記した構成中、「壁面に対して45°±
10°の傾斜角度を持つ落下物」及び「壁面に対して4
5°の傾斜を持つC5〜15の面が壁面」とは、角ペッ
トボトルの角の面取り部を想定している。また±10°
は、角ペットボトルの姿勢の許容量を想定している。す
なわち角ペットボトルは落下する際にある程度の姿勢変
更があるが、その姿勢変更が一定の水準以下であれば、
姿勢は自然に修正される。しかしながら角ペットボトル
の回転角度が一定の水準を越えると、角ペットボトルの
姿勢の修正ができなくなり、角の部分を下にして落下す
ることとなる。この様な姿勢が修正される限界が、概ね
±10°である。
【0025】また突起の高さHと傾斜部分の長さLの比
が1:0.8から1:1.2であれば、突起が十分に小
さいので角ペットボトルを水平移動させることが無い。
また突起が小さいので、角ペットボトルを移動させたり
回転させることはない。すなわち突起の高さHと傾斜部
分の長さLの比が1:0.8未満である場合は、突起の
高さが高く角ペットボトルが通過する際に角ペットボト
ルに回転モーメントを与えてしまう。一方突起の高さH
と傾斜部分の長さLの比が1:1.2を越えると、突起
のすそ野の部分が長すぎ、角ペットボトルを水平移動さ
せてしまう。
【0026】また突起の突起断面の壁側起点から最高点
に至る表面輪郭線が、幅8mmの45°傾斜範囲に納ま
る直線又は曲線である場合も同様であり、突起が十分に
小さいので角ペットボトルを水平移動させることが無
く、且つ突起が小さいので、角ペットボトルを移動させ
たり回転させることはない。
【0027】また請求項6に記載の発明は、次期商品支
持部材が突出状態にあるとき、その突端部は次の条件の
少なくともいずれかを満足することを特徴とする請求項
1に記載の自動販売機の商品投出部の構造。 (1)壁面に対して45°±10°の傾斜角度を持つ落
下物が接し得る。 (2)壁面に対して45°の傾斜を持つC5〜15の面
が壁面に対して±10°の傾斜角度で落下した時に接し
得る。 (3)壁面に対して45°+0°から45°−20°の
傾斜角を持つ傾斜面又はこれと近似の曲面である。 (4)商品通路の上流側に向かう面の断面輪郭線が幅8
mmの35°傾斜範囲に納まる直線又は曲線である。
【0028】本発明の自動販売機の商品投出部の構造
は、次期商品支持部材の突端部についても角ペットボト
ルの面取り部分に適合する形状とし、前記した壁側突起
と共に角ペットボトルを保持させるものである。ただし
次期商品支持部材は、商品通路側に向かって出入りする
ものであるから、出入りの際、特に商品通路から引き込
む際に商品との干渉を避ける必要がある。そのため壁面
に対する傾斜角度は、抜きしろを考慮して角ペットボト
ルの面取り部分よりも緩い角度であることが望ましい。
【0029】また請求項7に記載の発明は、次期商品支
持部材が突出状態にあるとき、その突端部は壁側突起と
略同一の高さに位置することを特徴とする請求項1乃至
6のいずれかに記載の自動販売機の商品投出部の構造で
ある。
【0030】本発明の自動販売機の商品投出部の構造で
は、次期商品支持部材が突出状態にあるとき、その突端
部は壁側突起と略同一の高さに位置する。そのため次期
商品支持部材と壁側突起によって角ペットボトルの下面
側を保持することができる。
【0031】また請求項8に記載の発明は、次期商品支
持部材は、商品通路の上流側を自由端として揺動し、商
品通路の上流側が商品通路の内側に突出することを特徴
とする請求項1乃至7のいずれかに記載の自動販売機の
商品投出部の構造である。
【0032】本発明の自動販売機の商品投出部の構造で
は、次期商品支持部材は、商品通路の上流側を自由端と
して揺動し、商品通路の上流側が商品通路の内側に突出
するものが採用されるが、前記した様に、壁側突起等に
よって角ペットボトルが保持され、次期商品支持部材の
長さを補うので、次期商品支持部材の動作範囲に角ペッ
トボトルが入らない。
【0033】また請求項9に記載の発明は、次期商品支
持部材が取り付けられた壁面であって次期商品支持部材
の上部の位置に商品投出装置側突起が設けられているこ
とを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の自動
販売機の商品投出部の構造である。
【0034】本発明の自動販売機の商品投出部の構造で
は、次期商品支持部材が取り付けられた壁面であって次
期商品支持部材の上部の位置に商品投出装置側突起が設
けられている。本発明の自動販売機の商品投出部の構造
によると、商品投出装置の次期商品支持部材及び主商品
支持部材と、商品との位置関係が適切なものとなり、排
出可能な商品の範囲が広く、太缶、中太缶、細缶等の各
種サイズの商品や、角形あるいは丸形のペットボトル商
品又は瓶を無調整で排出することができる。
【0035】また請求項10に記載の発明は、商品投出
装置側突起は商品通路の上流側から下流側にかけて傾斜
する傾斜部を有し、当該傾斜部の角度は商品通路に対し
て15°以下であることを特徴とする請求項9に記載の
自動販売機の商品投出部構造である。
【0036】前記した様に円筒缶は、商品通路を落下す
る時の回転姿勢がどうであれ商品通路や商品支持部材等
との当接関係は変わらない。これに対して角ペットボト
ルでは、回転姿勢によって商品支持部材等との当接関係
が大きく変化する。具体的に説明すると、角ペットボト
ルの断面形状は略正方形であり、4個の平面と4個の角
を有する。そのため角ペットボトルの各平面が水平及び
垂直状態となって落下する場合と、各平面が水平に対し
て傾斜して落下する場合がある。すなわち角ペットボト
ルの平面部分が最下部となって落下する場合と、角の部
分が最下部となって落下する場合がある。ここで両者を
比較すると後者の様に傾斜姿勢となって角の部分を先頭
に落下した場合は、商品支持部材等との当接関係が不安
定であり、商品を制御しにくい。そのため角ペットボト
ルの様な角状の商品は、平面部分が最下部となる様に落
下させることが望ましい。そして本発明者らの研究によ
ると、商品投出装置側突起の他の平面部分に対する変化
率(勾配)が急激であるとペットボトル等の角が壁側突
起に引っ掛かり、商品が回転して角の部分が最下部とな
ってしまうことが分かった。すなわち商品投出装置側突
起が上流側から段状に突出していたり急傾斜である場合
は商品の向きが変わり、商品が回転して角の部分が最下
部となってしまう。これに対して商品投出装置側突起の
傾斜が緩やかであれば、商品は平面部分が水平及び垂直
となったままの状態を維持して落下する。また当該傾斜
部の角度が商品通路に対して15°以下である場合は、
商品の回転が発生する頻度は極めて少ないものとなる。
【0037】また請求項11に記載の発明は、商品通路
の幅をWとした時、商品投出装置側突起とこれに対向す
る壁間の距離Wa、壁側突起とこれに対向する位置にお
ける商品投出装置との距離Wb及び商品投出装置側突起
と壁側突起の間の最短距離Wcは、いずれも商品通路の
幅Wの85%以上95%未満であり、次期商品支持部材
が突出した状態における次期商品支持部材と壁側突起と
の最短距離Wdは、商品通路の幅Wの65%以下である
ことを特徴とする請求項9又は10に記載の自動販売機
の商品投出部構造である。
【0038】本発明の自動販売機の商品投出部構造で
は、商品通路の幅W、商品投出装置側突起とこれに対向
する壁間の距離Wa、壁側突起とこれに対向する位置に
おける商品投出装置との距離Wb、商品投出装置側突起
と壁側突起の間の最短距離Wc及び次期商品支持部材又
は補助支持部材と壁側突起との最短距離Wdに一定の制
約を設けた。本発明の自動販売機の商品投出部構造は、
これらの間隔が特定の関係にあるため、商品投出装置の
次期商品支持部材及び主商品支持部材と、商品との位置
関係が適切なものとなり、排出可能な商品の範囲が広
く、太缶、中太缶、細缶等の各種サイズの商品を無調整
で排出することができる。
【0039】また請求項12に記載の発明は、壁側突起
の突端部の位置及び高さと主商品支持部材の位置関係
は、商品通路の幅の88%の円筒が主商品支持部材に支
持されたときに当該円筒の一部が壁側突起の突端部と当
接し、商品通路の幅の70%の円筒が主商品支持部材に
支持されたときには当該円筒のいずれの部位も壁側突起
の突端部と接しないことを特徴とする請求項9乃至11
のいずれかに記載の自動販売機の商品投出部構造であ
る。
【0040】本発明の自動販売機の商品投出部構造で
は、比較的大型の商品については主商品支持部材に載置
された際に壁側突起の突端部と当接し、姿勢保持がなさ
れる。一方、比較的小型の商品については、商品通路の
壁と当接し、姿勢保持がなされる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下さらに本発明の実施形態につ
いて説明する。図1は、本発明の実施形態で採用する自
動販売機の商品投出装置の正面図である。図2は、本発
明の実施形態の自動販売機の商品投出部の構造を示す側
面図である。図3は、図1の自動販売機の商品投出装置
の分解斜視図である。図4は、図1の商品投出装置の待
機状態を裏面側から見た斜視図である。図5は、図1の
商品投出装置の商品排出時の状態を裏面側から見た斜視
図である。図6は、図1の商品投出装置の商品排出時の
状態を裏面側から見た斜視図である。図7は、図1の商
品投出装置の商品排出直後の状態を裏面側から見た斜視
図である。図8は、図1の商品投出装置の仮止め部材の
斜視図である。図9は、図2に示す構造を備えた自動販
売機の商品投出部から缶を投出する際の動作を説明する
説明図である。図10は、図2に示す構造を備えた自動
販売機の商品投出部から缶を投出する際の図9に続く動
作を説明する説明図である。図11は、図2に示す構造
を備えた自動販売機の商品投出部から角ペットボトルを
投出する際の動作を説明する説明図である。図12は、
図2に示す構造を備えた自動販売機の商品投出部から角
ペットボトルを投出する際の図11に続く動作を説明す
る説明図である。図13は、図2に示す構造を備えた自
動販売機の商品投出部から角ペットボトルを投出する際
の図12に続く動作を説明する説明図である。図14
は、図2に示す構造を備えた自動販売機の商品投出部か
ら角ペットボトルを投出する動作の中で、最も角ペット
ボトルが上部フラッパ側に寄った状態を示す説明図であ
る。図15〜図18は、図2に示す構造を備えた自動販
売機の商品投出部における壁側突起の説明図である。図
19〜図22は、本発明の自動販売機の商品投出部にお
ける壁側突起の変形例を示す説明図である。
【0042】図1において、20は、本発明の実施形態
で採用する商品投出装置を示す。商品投出装置20は、
枠状のフレーム21を持ち、その上下にフラッパ(商品
支持部材)81,23が設けられたものである。ここで
下部(下流側)のフラッパ23は、商品通路の最も下流
にある商品を保持するものであり、主商品支持部材とし
て機能する。また上部フラッパ81は、下から2個目の
商品を保持するものであり、次期商品支持部材として機
能する。本実施形態の商品投出装置20は、他にソレノ
イド27、連接部材28等を持つ。
【0043】順次説明すると、フレーム21は、鋼板を
曲げ加工して作られたものであり、上下のフラッパ8
1,23が取り付けられる部位に、開口が設けられてい
る。
【0044】またフレーム21の正面側であって、上部
フラッパ81が取り付けられる部位の上部には、商品投
出装置側突起71a,71bが設けられている。商品投
出装置側突起71a,71bは、同一の高さであり、断
面形状も同一である。すなわち商品投出装置側突起71
a,71bの縦断面形状は、図2,9〜14の様に略直
角三角形である。商品投出装置側突起71a,71bの
上部は比較的なだらかな傾斜壁112となっている。商
品投出装置側突起71a,71bの傾斜は、上部に比べ
るときつい。商品投出装置側突起71a,71bの傾斜
壁112は、上流側から下流側にかけて次第に突出量が
増大する様に傾斜する傾斜面(傾斜部)を形成する。そ
してこの傾斜面の角度、すなわち傾斜壁112の傾斜角
度θは、15°以下であり、より好ましくは12°以下
である。
【0045】また本実施形態では、フレーム21の裏面
側に図4〜7の様に二本の支持棒117,118が設け
られている。支持棒117,118は、後記する固定側
部材125を含めて、全て樹脂によって作られている。
支持棒117,118には、図4〜7の様に3個の長穴
124,121,122と、一つの丸穴123が設けら
れている。この内、最も上部に設けられた長穴124
は、直線状であり、連接部材28の軸48をガイドする
ものである。また中間部の長穴121は、リンクBの後
端側を軸128を介して支持するものであり、図4に示
すように弓形をしている。より詳細には、長穴121
は、両端部が直線状であって支持棒117,118の軸
方向にのび、中間部が円弧状をしている。すなわち長穴
121は、両端に直線部121a,bを持ち、その中間
部に円弧部121cを持つ。支持棒117,118の長
穴121は、リンクBの後端側をガイドするものであ
る。最も下部に設けられた長孔122は、リンクAの後
端側を支持する軸132が挿通される。
【0046】また丸孔123には、下部フラッパ23の
揺動軸58が挿通される。ここで本実施形態の商品投出
装置20では、一方の支持棒118の丸孔123に、仮
止め手段115の一部たる固定側部材125が設けられ
ている。固定側部材125は、図8に示すように、丸孔
123の端面に設けられた3個の切欠穴137である。
すなわち商品投出装置20では、支持棒118の、下部
フラッパ23の揺動軸58を挿通する丸孔123端面
に、3個の切欠穴137が等間隔に設けられている。
【0047】次期商品支持部材たる上部フラッパ81
は、高剛性のエンジニアリングプラスチックや金属のダ
イカストで成形されたものであり、図2等の様に本体部
83とガイド溝部34を持つ。上部フラッパ81の本体
部83は概ね板状であり、一辺側(図面 下辺)に軸孔
32が設けられている。そして軸孔32の周囲であっ
て、商品通路2側に面した部位が他の部分に比べて膨ら
んでおり、張出部82が設けられている。上部フラッパ
81の商品通路2に向かう面の断面形状を説明すると、
図2,図11他の様に、上端部分に小さな突出部85が
あり、直線的な部位に繋がっている。そして下端部の軸
孔32の近傍部分が極端に商品通路2側に突出し、張出
部82となっている。
【0048】上部フラッパ81の突出部85は、後記す
る壁側突起70の形状に近似する。すなわち上部フラッ
パ81の突出部85は上部フラッパ81が突出状態にあ
るとき、次の条件のすべてを満足する。
【0049】 (1)壁面に対して45°±10°の傾斜角度を持つ落
下物が接し得る。 (2)壁面に対して45°の傾斜を持つC5〜15の面
が壁面に対して±10°の傾斜角度で落下した時に接し
得る。 (3)壁面に対して45°+0°から45°−20°の
傾斜角を持つ傾斜面又はこれと近似の曲面である。 (4)商品通路の上流側に向かう面の断面輪郭線が幅8
mmの35°傾斜範囲に納まる直線又は曲線である。
【0050】具体的には、上部フラッパ81の突出部8
5は上部フラッパ81が突出状態にあるとき、壁面に対
して35°の傾斜角を持つ。上部フラッパ81が突出状
態にあるときの当該傾斜角度αが45°を越えると、上
部フラッパ81が引き込む時に当該突出部85が角ペッ
トボトルの角を強く押し過ぎ、角ペットボトルを回転さ
せたり、変形させるといった不具合が生じる。また上部
フラッパ81が突出状態にあるときの当該傾斜角度αが
25°未満であると、角ペットボトルの角をしっかりと
保持することができなくなる。したがって上部フラッパ
81の傾斜角αは、45°+0°から45°−20°で
あることが望ましく、より望ましい範囲は、35°±5
°程度である。上部フラッパ81の傾斜角αは35°前
後が理想であり、これより大きい場合は、上部フラッパ
81を戻す際に大きな力を要する。
【0051】また本体部83の背面にガイド溝34が設
けられている。すなわち本体部83の背面には、3個
(1個のみ図示)の板状突起33が設けられ、当該板状
突起33にガイド溝34が形成されている。板状突起3
3の平面は、前記した本体部83の平面に対して垂直で
ある。ガイド溝34は、一端が開放されている。板状突
起33と本体部83を含む平面では、ガイド溝34は本
体部83に対して45°程度の角度を持つ。ガイド溝3
4は奥部がやや広く作られている。そのため連接部材2
8の軸48が抜ける際に、すこし抵抗が生じる。
【0052】張出部82は上部フラッパ81が収納状態
にあるとき、約45°程度の傾斜面を構成する(正確に
は揺動軸を中心とした円弧面)。また上部フラッパ81
が収納状態にあるとき、張出部82は上部フラッパ81
の突出部85よりも中央側に向かって張出している。
【0053】次に主商品支持部材たる下部フラッパ23
について説明する。主商品支持部材たる下部フラッパ2
3は、金属製のフラッパ部材37と、樹脂製の接合部材
38が一体化されたものである。すなわちフラッパ部材
37は、金属製であり、長方形の板状をしている。また
その一辺の両端に軸孔40が設けられている。
【0054】一方、接合部材38は、板状部43の一辺
側の両端及び中央に軸孔41a,41b,41cが設け
られ、さらに下面側にガイド部44が設けられたもので
ある。板状部43の中央の軸孔41bに仮止め手段11
5の一部たる駆動側部材116が設けられている。駆動
側部材116は、図8に示すように、軸穴41bの端面
に設けられた3個の突起138である。すなわち商品投
出装置20では、板状部43の中央の軸孔41bの端面
に3個の突起138が等間隔に設けられている。そして
駆動側部材116を構成する突起138は、特定の回転
姿勢の際に、支持棒118の丸孔123の端面に設けら
れた3個の切欠穴137(固定側部材125)と係合す
る。
【0055】またガイド部44は、板状部43の平面に
対して垂直の面にあり、ガイド溝45が形成されてい
る。ガイド溝45は、図3等の様に直線状をしている。
金属製のフラッパ部材37と、樹脂製の接合部材38
は、図示しない嵌合構造によって一体化されており、フ
ラッパ部材37の軸孔40と接合部材38の軸孔41
a,b,cは連通する。
【0056】後退阻止部材25は、本実施形態では、二
つのリンクA,Bによって構成されている。リンクA
は、一枚の板体を曲げ加工して略「コ」の字状に構成さ
れたものであり、二本の平行な帯状部材61a,61b
を持ち、その一面側(商品通路側)に隠し板62が形成
されたものである。帯状部材61a,61bの一方には
丸孔130が設けられている。また帯状部材61a,6
1bの他方には長孔131が設けられている。
【0057】またリンクAの隠し板62の中央部分は、
二箇所の部分で半円状に切り返されている。当該切り返
し部135は、帯状部材61a,61bと平行に折り立
てられている。そして切り返し部135には、孔136
が設けられている。リンクBは2個の樹脂で作られたリ
ンク片によって構成されている。各リンク片の全体形状
は板状であり、一方の辺部側の部位には側面同士を貫通
する貫通孔126が設けられている。また他辺側には切
欠部が設けられ、前記した貫通孔126と平行にピン1
27が設けられている。
【0058】連動部材28は板状の部材であり、下部に
フック47が設けられ、中間部に軸48が挿通されてい
る。また連動部材28は、フレーム21に設けられたソ
レノイド27に接続されており、フレーム21に対して
上下に昇降する。
【0059】次に各部材の組み立て構造について説明す
る。上記した上部フラッパ81及び下部フラッパ23の
各部材は、いずれもフレーム21に取り付けられてい
る。上部フラッパ81は、その下部に軸50が挿通され
ており、上辺側が自由端となる。また図示しないストッ
パが設けられており、上部フラッパ81は、垂直から約
30°程度の範囲内において揺動する。上部フラッパ8
1がフレーム21に取り付けられた状態においては、上
部フラッパ81の背面側のガイド溝34はフレーム21
の背面側に位置する。そしてガイド溝34には、連接部
材28の軸48が係合している。
【0060】下部フラッパ23は、前記した上部フラッ
パ81の下部(下流側)に位置して取り付けられる。す
なわち下部フラッパ23は、本体部分に設けられた軸孔
40と、接合部材38に設けられた軸孔41の双方に軸
58が挿通され、フレーム21に対して揺動自在に取り
付けられている。
【0061】下部フラッパ23は、下部側が自由端とな
る。また図示しないストッパが設けられており、下部フ
ラッパ23の揺動範囲が規制されている。下部フラッパ
23は、水平よりも5〜10°程度、自由端側が上にな
るまで揺動可能である。また下部フラッパ23は、常時
開き姿勢となる様に図示しないバネからなる付勢手段に
よって付勢されている。
【0062】また本実施形態においては、バネ140に
よって下部フラッパ23が軸方向に付勢されている。す
なわち本実施形態の商品投出装置20では、下部フラッ
パ23を揺動させる軸58にバネ140が挿通されてい
る。当該バネ140の取付け位置は、図3〜6に示すよ
うに支持棒117(固定側部材125が設けられていな
い側)と下部フラッパ23(板状部43)の中央の軸孔
41bの間の部分である。ここで支持棒117は、フレ
ーム21に対して一体的に取り付けられているから、下
部フラッパ23は、バネ140の作用によって他方の支
持棒118側に向かって押圧されている。前記した様に
下部フラッパ23(板状部43)の中央の軸孔41bに
は仮止め手段115の一部たる駆動側部材116が設け
られており、他方の支持棒118には固定側部材125
が設けられているから、バネ140によって駆動側部材
116が、固定側部材125に向かって常時付勢されて
いる。
【0063】また下部フラッパ23側に設けられた駆動
側部材116は、下部フラッパ23の揺動に伴って揺動
し、下部フラッパ23が最も開いた状態の時に駆動側部
材116と固定側部材125が係合する。より具体的に
は、下部フラッパ23が揺動して、自由端側が水平より
も5〜10°程度上位に位置するとき、下部フラッパ2
3に設けられた3個の突起138の位置が、固定側部材
125に設けられた3個の切欠孔137の位置と合致
し、駆動側部材116と固定側部材125が互いに係合
する。
【0064】そして下部フラッパ23のガイド溝45に
リンクAの先端が軸60を介して係合している。すなわ
ちリンクAの帯状部材61a,61bの丸孔130に軸
60が挿通され、さらにその軸60の両端が下部フラッ
パ23のガイド溝45と係合している。従ってリンクA
の先端は、ガイド溝45に沿って摺動自在であり、かつ
軸60を介して回動することもできる。またリンクAの
他端側に設けられた長孔131には、軸132が挿通さ
れ、さらに軸132は、支持棒117,118の端部
(図面下部)の長穴122及びフレームの一部21に設
けられた長孔133に挿通されている。リンクAの他端
側は、前記した様に軸132を介して支持棒117,1
18に取り付けられているので、当該軸132を中心と
して揺動可能である。またさらに軸132が支持される
支持棒117,118及びフレーム21には、長孔12
2,133が設けられているので、リンクAは長孔12
2,133の範囲に限って直線移動することができる。
【0065】リンクBの先端は、リンクAの隠し板62
に設けられた切り返し部135に回動可能に取り付けら
れている。すなわちリンクBの先端に設けられたピン1
27が、切り返し部135に設けられた孔136と係合
している。一方、リンクBの後端側には軸128が挿通
され、支持棒117,118の中間部の長穴121と係
合している。長穴121は、弓状であって僅かに湾曲
し、略垂直方向にのびる。従ってリンクBの後端側は、
長穴121にそって略垂直方向に移動する。
【0066】またリンクBに挿通された軸128には、
図3〜6の様に連動部材28のフック47の下端が係合
可能である。フック47と軸128との関係は先の実施
形態と同様であり、フック47を上昇させると、軸12
8はフックに引っかけられて上に移動するが、軸128
は単独で上昇することもできる。
【0067】下部フラッパ23とリンクA,Bの位置関
係は、図9(a)の通りであり、下部フラッパ23が水
平よりも僅かに自由端側が下にある時、下部フラッパ2
3の揺動中心軸58を中心として、下部フラッパ23の
揺動軌跡の略接線方向にリンクAが位置する。より正確
には、リンクAは、下部フラッパ23の揺動軌跡の接線
方向から僅かに外れており、揺動中心となる軸132を
中心として、他端がフレーム21に近接する方向(図の
反時計回り)に回転力を得る位置にある。ただし、前記
した様に、リンクAの下部フラッパ23の揺動軌跡の接
線方向に対するずれは僅かであり、リンクAに掛かる回
転力はごく小さいものである。また当該位置は、ガイド
溝45の端部であって、リンクAの先端部はガイド溝4
5の端部をストッパーとして停止する。一方、リンクA
の他端は軸132を介してフレーム21に結合される。
したがって、下部フラッパ23、リンクA、フレーム2
1によって閉塞された三角形を構成し、下部フラッパ2
3から受ける力は、主にリンクAに対して軸方向力とし
て作用する。そのため下部フラッパ23が商品から受け
る力は、その大部分がリンクAの軸方向に作用し、下部
フラッパ23が商品から受ける力は、リンクAによって
支持される。またリンクAに僅かに生じる回転力は、リ
ンクBによって支持される。
【0068】すなわちこのとき、リンクBは下端が長穴
121の下端側の直線部121bに位置する。この時の
リンクBの姿勢は、リンクAの揺動軌跡の接線からわず
かに外れており、リンクBは、リンクAの揺動中心軸1
32を中心としてリンクAが閉塞方向(反時計回り)に
回転したとき、リンクBの下端が下方向に力を受ける位
置にある。本実施形態においては、下部フラッパ23が
略水平姿勢にあるとき、下部フラッパ23の荷重は主に
リンクAのみによって支持され、僅かに生じるリンクA
の回転方向分力をリンクBが負担する。そのため下部フ
ラッパ23上の商品の重量によってはリンクAは揺動せ
ず、下部フラッパ23を略水平姿勢に保持する。
【0069】またリンクAを強制的に閉塞方向に移動さ
せると、リンクBの下端が下方向に移動し、長穴121
の下端側の直線部121bの末端に突き当たり、リンク
Aから受ける力をリンクBが負担する。したがって本実
施形態においても、リンクAを操作して下部フラッパ2
3を下げることはできない。
【0070】一方、リンクBの後端側が上昇すると、リ
ンクBはリンクAの揺動軌跡の接線方向を越える。その
ためリンクAから閉塞方向に力を受けるとリンクBの後
端部が長孔121の直線部121bを離れて中間の円弧
部121cに移動する。そのためリンクBの後端側が上
昇すると、リンクBはリンクAの揺動を阻止することが
できない。またリンクBの後端側が上昇すると、前記し
たリンクAの回転方向分力によってリンクAが自然に閉
塞方向に移動し、リンクAは、先端がガイド溝45の末
端部を離れ、さらに下部フラッパ23の揺動軌跡の接線
方向を越える。すなわち本実施形態では、リンクBがリ
ンクAの回動を阻止するストッパとしての機能を果たし
ているが、リンクBの後端側が上昇すると、あたかもス
トッパが外れた状態となる。したがって下部フラッパ2
3を下げる力(下部フラッパ23を時計方向に回転させ
る力)によってリンクAが閉塞方向に力を受け、リンク
Aの先端がガイド溝45に沿って移動し、下部フラッパ
23が傾斜し収納方向に移動する。すなわちリンクAの
移動によってリンクAは下部フラッパ23の揺動を阻止
することができない状態となる。そのため結果的に、リ
ンクBの後端側を上昇させると、下部フラッパ23の揺
動阻止が解除される。
【0071】上記した自動販売機の商品投出装置20
は、図2,図9〜14の様に、自動販売機の商品通路2
の下部に取り付けられる。また商品通路2の対向壁10
6には、図の様に上部フラッパ81が飛び出した状態の
時の、上部フラッパ81の最高高さに相当する位置に、
壁側突起70が設けられている。壁側突起70の断面形
状は、略三角形であり、小さいものである。また壁側突
起70は、図15(a)の様にリブ状にのびる。
【0072】壁側突起70は、次の条件のすべてを満足
する。 (1)対向壁106の壁面に対して45°±10°の傾
斜角度を持つ落下物が接し得る。 (2)対向壁106の壁面に対して45°の傾斜を持つ
C5〜15の面が壁面に対して±10°の傾斜角度で落
下した時に接し得る。 (3)高さHと傾斜部分の長さLの比が1:0.8から
1:1.2である (4)対向壁106の壁面に対して45°±10°の傾
斜角を持つ傾斜面又はこれと近似の曲面である。 (5)突起断面の壁側起点から最高点に至る表面輪郭線
が、幅8mmの45°傾斜範囲に納まる直線又は曲線で
ある。
【0073】すなわち壁側突起70は、図15に示すよ
うに対向壁106の壁面に対して45°の傾斜を持つ。
また壁側突起70の高さHと傾斜部分の長さLの比(図
18)が1:0.8から1:1.2である。さらに壁側
突起70は、図18に示すように突起断面の壁側起点1
11から最高点151に至る表面輪郭線が、幅8mmの
45°傾斜範囲に納まる直線又は曲線である。より詳細
には、壁側突起70は、壁側起点111から最高点15
1に至る表面輪郭線が、幅4mmの45°傾斜範囲に納
まる曲線である。
【0074】また後記する様に対向壁106の壁面に対
して45°±10°の傾斜角度を持つ落下物が接し得、
さらに対向壁106の壁面に対して45°の傾斜を持つ
C5〜15の面が壁面に対して±10°の傾斜角度で落
下した時に接し得る。
【0075】ここで本実施形態の商品投出装置20と、
商品通路の対向壁106の各部の位置関係を、詳細に説
明すると、商品通路2の幅をWとした時、商品投出装置
20に設けられた商品投出装置側突起71a,71bと
対向壁106間の距離Waは、商品通路2の幅Wの85
%以上95%未満である。また対向壁106に設けられ
た壁側突起70の最高点151と、これに対向する位置
における商品投出装置20との距離Wbについても、商
品通路2の幅Wの85%以上95%未満である。さらに
商品投出装置20に設けられた突起71と対向壁側の壁
側突起70との最短距離Wcについても、商品通路の幅
Wの85%以上95%未満である。また上部フラッパ
(次期商品支持部材)81が突出した状態における上部
フラッパ(次期商品支持部材)81と壁側突起70の最
高点151との最短距離Wdは、商品通路2の幅Wの6
5%以下である。
【0076】さらに壁側突起70の最高点151の位置
及び高さと下部フラッパ(主商品支持部材)23の位置
関係は、商品通路2の幅Wの88%の直径を持つ円筒が
下部フラッパ23に支持されたときに当該円筒の一部が
壁側突起70の最高点151と当接し、商品通路2の幅
Wの70%の直径を持つ円筒が下部フラッパ23に支持
されたときには当該円筒のいずれの部位も壁側突起70
の最高点151と接しない関係にある。なお商品通路2
の幅Wの88%は、狙いとする大径商品(太缶)の平均
的な直径に相当する寸法である。また商品通路2の幅W
の70%は、狙いとする小径商品(細缶)の平均的な直
径に相当する寸法である。壁側突起70の最高点151
の位置及び高さと下部フラッパ(主商品支持部材)23
の位置関係を、上記の通りとすることにより、狙いとす
る大径商品及び小径商品の双方を円滑に投出することが
できる。
【0077】次に本実施形態の自動販売機の商品投出装
置20の全体的な作用について説明する。図9,10
は、本実施形態の自動販売機の商品投出装置20によっ
て細缶を投出する場合の様子を示す。また図4〜7は、
この時の商品投出装置20を裏面側から観察したもので
あり、図4は、図9(a)に相当する時期の様子であ
り、図5は、図9(b)に相当する時期の様子であり、
図6は、図10(c)に相当する時期の様子であり、図
7は、図10(d)に相当する時期の様子である。
【0078】また図9,10の下部に設けられた長孔の
図は、支持棒117,118及びフレームの一部21に
設けられた長孔122,133と、リンクAの後端側を
支持する軸132との位置関係を示すものである。さら
にその下部に描かれた図は、下部フラッパ23側に設け
られた駆動側部材116と、支持棒118に設けられた
固定側部材125の関係を図示するものである。すなわ
ち当該図は、仮止め手段115の動作を示すものであ
る。
【0079】本実施形態の商品投出装置20によって缶
の排出に使用する場合は、図9(a)の様に最も下端の
缶76は、下部フラッパ23によって支持される。この
とき、下部フラッパ23は揺動可能範囲の上限よりもや
や下側の位置にある。すなわち本実施形態では、下部フ
ラッパ23は、自由端側が揺動軸58よりも5〜10°
程度上になるまで揺動可能であるが、缶76を支持する
際には、下部フラッパ23は、自由端側が揺動軸58よ
りも下となる様に傾斜している。この時の下部フラッパ
23とリンクAの関係は、下部フラッパ23の揺動中心
軸58を中心として、下部フラッパ23の揺動軌跡の略
接線方向にリンクAが位置するものとなっている。より
正確には、リンクAは、下部フラッパ23の揺動軌跡の
接線方向から僅かに外れており、揺動中心となる軸13
2を中心として、他端が近接する方向(図の反時計回
り)に回転力を得る位置にある。また当該位置は、ガイ
ド溝45の端部であって、リンクAの先端部は ガイド
溝45の端部をストッパーとして停止する。一方、リン
クAの他端は軸132を介してフレーム21に結合され
る。したがって、下部フラッパ23、リンクA、フレー
ム21によって閉塞された三角形を構成し、下部フラッ
パ23の荷重は、その大部分がリンクAの軸方向力によ
って抗され、さらに僅かに生じるリンクAの回転力がリ
ンクBに抗され、リンクAは揺動せず、下部フラッパ2
3を略水平姿勢に保持する。
【0080】なおこの時のリンクAの軸方向荷重は、図
9(a)の上部の図の様にリンクAの長孔131の上端
縁が軸132を押し、さらに当該軸132が、支持棒1
17,118及びフレーム21の長孔122,133の
下端縁を押圧してフレーム21に支持される。
【0081】またこのとき、仮止め手段115は図の様
に係合していない。リンクBは下端が長穴121の下端
部に位置する。
【0082】またこの時、上部フラッパ81は、垂直姿
勢にあり、後退している。
【0083】続いて硬貨の投入及び商品の選択により、
所定の信号が発せられると、ソレノイド27が機能して
連動部材28を引き上げる。このとき連動部材28の下
端に設けられたフック47が、リンクBの揺動中心たる
軸128を引き上げる。そうすると、リンクBの端部が
上昇してリンクAを閉塞側に引き込む。するとリンクA
の先端部は、ガイド溝45の末端を離れ、さらに下部フ
ラッパ23の揺動軌跡の接線方向からも外れる。そのた
め缶76の重量によって下部フラッパ23が傾斜し、さ
らにリンクAの先端部は、ガイド溝45に沿って摺動し
て下部フラッパ23の傾斜が進行し、下部フラッパ23
が傾斜し収納方向に移動する。
【0084】一方、リンクAから受ける力によってリン
クBに揺動方向の力が作用し、リンクBの後端側はその
力によって更に上昇する。すなわち本実施形態において
も、連動部材28のフック47は、軸128を引っかけ
ているのに過ぎず、軸128は、フック47を離れて上
部に移動することができるから、リンクBの後端側は、
連動部材28の上昇よりも早く上昇する。そしてリンク
Bに連れてリンクAが揺動し、リンクAの先端側のピン
60が下部フラッパ23のガイド溝45に沿って移動
し、下部フラッパ23に対する傾斜角度が変わる。その
ため細缶76の荷重によって、下部フラッパ23は、押
し開かれる。そのため最下部に位置する細缶76が落下
し図9(b)の様に商品が排出される。
【0085】そしてソレノイド27によって引き続き連
動部材28が引き上げられ、連動部材28と連動する軸
48と、上部フラッパ81のガイド溝34との位置関係
が変化し、上部フラッパ81が軸50を中心として揺動
する。すなわち図9(b)の様に上部フラッパ81が突
出する。そのため上部フラッパ81の最先端は、図9
(b)の様に2個目の細缶77と接し、細缶77の落下
を防ぐ。
【0086】そのため下部フラッパ23は無荷重とな
り、バネ59の力によって水平姿勢に戻る。また下部フ
ラッパ23の揺動軌跡の接線方向にリンクAが位置し、
さらにリンクBは、リンクAの揺動中心64を中心とし
て、リンクAの揺動軌跡の接線方向に位置して安定す
る。そして最下部の商品の排出が確認されると、ソレノ
イド27が復帰し、上部フラッパ81が戻る。そして細
缶77は、下部フラッパ23に落下し、下部フラッパ2
3に支持される。
【0087】この様に缶77が上部フラッパ81によっ
て保持され、下部フラッパ23は無荷重となるので、下
部フラッパ23は、バネ59の力によって上端まで戻
る。すなわち本実施形態の本実施形態の商品投出装置2
0では、下部フラッパ23は、自由端側が揺動軸58よ
りも5〜10°程度上になるまで揺動可能であるため、
下部フラッパ23は、バネ59の力によって図10
(c)の様に自由端側が揺動軸58よりも上になるまで
揺動する。この時、本実施形態の商品投出装置20で
は、リンクAと支持棒117,118等に長孔131,
122,133が設けられており、この長孔131,1
22,133に挿通された軸132を介してリンクAと
フレーム21が接続されているので、下部フラッパ23
は跳ね上がるが如く動作して上端部に至る。具体的に説
明すると、下部フラッパ23が最も上昇した位置にある
とき、リンクAに生じる引っ張り力は、図10(c)の
上部の図の様にリンクAの長孔131の下端縁が軸13
2を引き、さらに当該軸132が、支持棒117,11
8及びフレーム21の長孔122,133の上端縁を引
いてフレーム21に支持される。従って、実質的にリン
クAが軸方向に移動し、伸び上がる様に移動して迅速に
下部フラッパ23を上端部に至らしめる。
【0088】そして下部フラッパ23が上端部に至る
と、下部フラッパ23と共に仮止め手段115の駆動側
部材116が回転して3個の突起138の位置が、固定
側部材125に設けられた3個の切欠穴137の位置と
合致する。また駆動側部材116は、バネ140によっ
て固定側部材125に向かって常時付勢されているの
で、駆動側部材116と固定側部材125は互いに係合
する。そのため下部フラッパ23は上端部の位置で一旦
停止し、振動しない。
【0089】また下部フラッパ23がバウンドした時
は、駆動側部材116と固定側部材125の係合が一旦
解け、下部フラッパ23は一時的に自由端側が下になる
が、下部フラッパ23はバネによって常時、商品通路2
を閉塞する方向に付勢されているので、下部フラッパ2
3は再度揺動して駆動側部材116と固定側部材125
係合する。これら一連の動作により、下部フラッパ23
の運動エネルギーが消費され、下部フラッパ23は一旦
静止する。
【0090】そして最下部の商品の排出が確認される
と、ソレノイド27が復帰し、上部フラッパ81が戻
る。その結果、缶76が下部フラッパ23の上に落下す
る。すると下部フラッパ23にかかる重みによって下部
フラッパ23が揺動し、バネ140の力に抗して仮止め
手段115の係合が外れる。ここで仮止め手段115を
構成する駆動側部材116及び固定側部材125は、い
ずれも樹脂で作られているので、仮止め手段115は円
滑に係合が解ける。そして結果的に前記した様な、下部
フラッパ23の自由端側が揺動軸58よりもやや下とな
る様に傾斜し、下部フラッパ23の揺動軸58を中心と
して、下部フラッパ23の揺動軌跡の接線方向にリンク
Aが位置することによって缶の重量に耐えて略水平姿勢
を維持する。
【0091】なお上部フラッパ81が戻ると、缶76
は、つっかえが外された状態となって落下するが、本実
施形態では、商品投出装置20と対向壁106の双方に
突起70,71が設けられているので、缶77は、やや
ジグザグ状に移動して下部フラッパ23に載置される。
【0092】以上、細缶を販売する場合を例に商品投出
装置20の動作を説明したが、他の太さの缶を販売する
場合もについても同様に一連の動作が行なわれる。さら
に角ペットボトルを販売する場合も同様の動作をする。
しかしながら、本実施形態の自動販売機の商品投出部
は、商品投出装置20に特殊形状の商品投出装置側突起
71a,71bが設けられ、さらに商品通路2の対向壁
106に、特殊形状の壁側突起70が設けられているの
で、角ペットボトルを販売する際には特有の作用を発揮
する。さらに本実施形態では、上部フラッパ81の揺動
軸50(32)の近傍部分に張出部82が設けられてい
るので、角ペットボトルを販売する際には特有の作用を
発揮する。
【0093】すなわち角ペットボトルを販売する場合の
注意点として角ペットボトルを回転させずに排出するこ
とが挙げられる。前記した様に円筒缶は、商品通路2を
落下する時の回転姿勢がどうであれ商品通路2やフラッ
パ81,23等との当接関係は変わらないが、角ペット
ボトルでは、回転姿勢によって商品支持部材等との当接
関係が大きく変化する。たとえば角ペットボトルが角の
部分を先頭に落下すると、下部フラッパ23に角ペット
ボトルの角の部分が接し、不安定な状態で支持されるこ
ととなる。そのため角ペットボトルの様な角状の商品
は、平面部分が最下部となる様に落下させることが望ま
しい。そこで本実施形態では、商品投出装置側突起71
a,71bの傾斜壁112を15°以下のなだらかなも
のとし、角ペットボトルが回転しない様に配慮してい
る。すなわち本発明者らの研究によると、商品投出装置
側突起71a,71bの変化率(勾配)が急激であると
角ペットボトルの角が商品投出装置側突起71a,71
bに引っ掛かり、角ペットボトルの両側面の落下速度に
違いが生じる。そのため角ペットボトルが回転して角の
部分が最下部となってしまうことが分かった。一方、当
該傾斜面の角度が商品通路2に対して15°以下である
場合は、商品の回転が発生する頻度は極めて少ないもの
となる。すなわち傾斜面の角度が小さい場合は、角ペッ
トボトルの両側面の落下速度の違いが少なく、角ペット
ボトルが回転しない。傾斜面の角度が商品通路2に対し
て15°以下である場合は、角ペットボトルがたとえ回
転したとしても回転角度が小さく、角ペットボトルが下
部フラッパ23と接した時に自然に元の姿勢に復帰す
る。これに対して傾斜面の角度が商品通路2に対して1
5°を越えると、数十回に1回の割合で角ペットボトル
が正規の姿勢に復帰しない場合が生じる。そこで本実施
形態では、商品投出装置側突起71a,71bのの傾斜
壁112を15°以下のなだらかなものとし、角ペット
ボトルの回転を阻止している。
【0094】角ペットボトルを販売する場合において
も、下端の角ペットボトル74が下部フラッパ23によ
って支持され、この時、上部フラッパ81は、垂直姿勢
にあり、後退している。
【0095】また商品通路2の幅Wは、角ペットボトル
74の幅よりも大きいから、角ペットボトル74は商品
通路2の幅方向に自由度を持つが、本実施形態の商品投
出装置20では、上部フラッパ81の揺動軸50(3
2)の近傍部分に張出部82が設けられている。そのた
め本実施形態では、図11(a)の様に上部フラッパ8
1の下端に設けられた先端部分(張出部)82が邪魔を
して角ペットボトル74と上部フラッパ81の次期商品
支持部分(突出部85)との間に空隙46が生じる。す
なわち図14は、最も角ペットボトル75が上部フラッ
パ81側に寄った状態を示す。本実施形態では、上部フ
ラッパ81の下端に設けられた張出部82が角ペットボ
トル75の一部と当接するので、角ペットボトル75の
壁が、直接的に上部フラッパ81と接することはない。
【0096】続いて硬貨の投入及び商品の選択により、
所定の信号が発せられると、ソレノイド27が機能して
下部フラッパ23は、押し開き方向に移動する(図11
b,c)。そのため最下部に位置する角ペットボトル
74が落下し商品が排出される(図12a)。
【0097】そしてソレノイド27によって上部フラッ
パ81が突出する(図11c,図12a)。ここで本実
施形態では、上部フラッパ81に設けられた張出部82
の作用により、角ペットボトル74と上部フラッパ81
の間に空隙46が確保されているので、上部フラッパ8
1の先端側の動作を阻害するものはなく、上部フラッパ
81の動作は円滑である。そのため上部フラッパ81が
突出し、上部フラッパ81の次期商品支持部分(突出部
85)が角ペットボトル75の角の部分と当接し、角ペ
ットボトル75の落下を防ぐ。
【0098】一方、最下部に位置する角ペットボトル7
4が落下したので、その上に載置された角ペットボトル
75が下方向に移動する。ここで本実施形態では、商品
通路2の対向壁106は、基本的にストレート形状であ
るから角ペットボトル75は真下方向に移動することと
なる。そして前記した様に本実施形態では、商品通路2
の対向壁106に小さい壁側突起70が設けられてい
る。壁側突起70は、前記した様に対向壁106の壁面
に対して45°の傾斜を持つ。また壁側突起70の高さ
Hと傾斜部分の長さLの比(図18)が1:0.8から
1:1.2である。さらに壁側突起70は、突起断面の
壁側起点111から最高点151に至る表面輪郭線が、
幅8mmの45°傾斜範囲に納まる直線又は曲線であ
る。
【0099】そのため商品通路2を真っ直ぐに移動する
角ペットボトル75は、壁側突起70と衝突する。そし
て前記した様に壁側突起70は、45°近傍の傾斜角度
を持つので、角ペットボトル75の角のC面取り部15
0が壁側突起70の傾斜面と合致し、角ペットボトル7
5の角のC面取り部150を保持する。
【0100】すなわち本実施形態で採用する壁側突起7
0は、対向壁106の壁面に対して45°±10°の傾
斜角度を持つ落下物が接し得、さらに対向壁106の壁
面に対して45°の傾斜を持つC5〜15の面が壁面に
対して±10°の傾斜角度で落下した時に接し得る。
【0101】また壁側突起70は、上部フラッパ81が
飛び出した状態の時の、上部フラッパ81の最高高さに
相当する位置に設けられており、さらに上部フラッパ8
1の突出部85は、壁側突起70の形状に近似して対向
壁106の壁面に対して35°の傾斜を持つ。また表面
輪郭線が、幅8mmの45°傾斜範囲に納まる直線又は
曲線である。そのため角ペットボトル75の他方のC面
取り部150が上部フラッパ81の突出部85と合致
し、角ペットボトル75の角のC面取り部150を保持
する。したがって本実施形態では、角ペットボトル75
の下面のC面取り部150が壁側突起70と上部フラッ
パ81の突出部85によって保持される。
【0102】そして下部フラッパ23はバネ59の力に
よって水平姿勢に戻る。最下部の商品の排出が確認され
ると、上部フラッパ81が戻り角ペットボトル75は、
下部フラッパ23に落下し、下部フラッパ23に支持さ
れる。なお本実施形態では、上部フラッパ81の突出部
85は、壁側突起70の形状に近似した傾斜角度αを持
つが、当該傾斜角度αは、角ペットボトル75の角のC
面取り部150の角度よりも小さいので、上部フラッパ
81が戻る際における突出部85と角ペットボトル75
の角と干渉は小さい。
【0103】また角ペットボトル75が上部フラッパ8
1に近接した位置に落下すると、角ペットボトル75が
上部フラッパ81の下部に設けられた張出部82と当た
る。ここで本実施形態では、張出部82は上部フラッパ
81が収納状態にあるとき、約45°程度の傾斜面(正
確には揺動軸を中心とした円弧面)を構成しているの
で、角ペットボトル75は張出部82の傾斜面(円弧
面)を滑り、対向壁106側に移動する。そのため角ペ
ットボトル75は、下部フラッパ23の対向壁106側
に近い側に落下し、上部フラッパ81から比較的遠い位
置において下部フラッパ23に載置される。
【0104】以上説明した実施形態では、壁側突起70
として略三角形のものを採用した。しかしながら本発明
は、壁側突起70の形状として三角形のものに限定され
るものではなく、請求項1乃至5に規定される条件を満
たすものであれば相当の効果が期待できる。たとえば図
19に示す壁側突起153の様に円形を基調としたもの
であってもよい。また図20に示す壁側突起154の様
に庇状のものでもよい。さらに図21に示す壁側突起1
55の様に分断された形状のものであってもよい。
【0105】また請求項5に記載の様に、壁側突起は、
突起断面の壁側起点から最高点に至る表面輪郭線が、幅
8mmの45°傾斜範囲に納まる直線又は曲線であれば
足り、例えば図22(a)の様に曲線基調のもの、同
(b)の様に直線基調のもの、同(c)の様なアステロ
イドの一部の様なもの、同(d)の様な段状のもの等の
変形例が考えられる。
【0106】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の自動販売機
の商品投出部の構造は、角ペットボトルを収納した場合
においても2個出しが起こりにくいという効果があり、
複数種類の形状の商品を円滑に排出することができ、商
品の搬出トラブルを防止することができる効果がある。
【0107】そのため本発明の自動販売機の商品投出部
の構造は、複数形状の商品に適用可能であり、商品通路
出口側の設定作業を無くし、且つ商品の搬出トラブルを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態で採用するの自動販売機の商
品投出装置の正面図である。
【図2】本発明の実施形態の自動販売機の商品投出部の
構造を示す側面図
【図3】図1の自動販売機の商品投出装置の分解斜視図
【図4】図1の商品投出装置の待機状態を裏面側から見
た斜視図
【図5】図1の商品投出装置の商品排出時の状態を裏面
側から見た斜視図
【図6】図1の商品投出装置の商品排出時の状態を裏面
側から見た斜視図
【図7】図1の商品投出装置の商品排出直後の状態を裏
面側から見た斜視図
【図8】図1の商品投出装置の仮止め部材の斜視図
【図9】図2に示す構造を備えた自動販売機の商品投出
部から缶を投出する際の動作を説明する説明図
【図10】図2に示す構造を備えた自動販売機の商品投
出部から缶を投出する際の図9に続く動作を説明する説
明図
【図11】図2に示す構造を備えた自動販売機の商品投
出部から角ペットボトルを投出する際の動作を説明する
説明図
【図12】図2に示す構造を備えた自動販売機の商品投
出部から角ペットボトルを投出する際の図11に続く動
作を説明する説明図
【図13】図2に示す構造を備えた自動販売機の商品投
出部から角ペットボトルを投出する際の図12に続く動
作を説明する説明図
【図14】図2に示す構造を備えた自動販売機の商品投
出部から角ペットボトルを投出する動作の中で、最も角
ペットボトルが上部フラッパ側に寄った状態を示す説明
【図15】図2に示す構造を備えた自動販売機の商品投
出部における壁側突起の説明図
【図16】図2に示す構造を備えた自動販売機の商品投
出部における壁側突起の説明図
【図17】図2に示す構造を備えた自動販売機の商品投
出部における壁側突起の説明図
【図18】図2に示す構造を備えた自動販売機の商品投
出部における壁側突起の説明図
【図19】本発明の自動販売機の商品投出部における壁
側突起の変形例を示す説明図
【図20】本発明の自動販売機の商品投出部における壁
側突起の変形例を示す説明図
【図21】本発明の自動販売機の商品投出部における壁
側突起の変形例を示す説明図
【図22】本発明の自動販売機の商品投出部における壁
側突起の変形例を示す説明図
【図23】従来の自動販売機の商品投出装置を搭載した
自動販売機本体の概略構成を示す断面図
【図24】従来の自動販売機の商品投出装置の概略構成
を示す斜視図
【図25】従来の実施形態の自動販売機の商品投出装置
によって缶を投出する際の動作を説明する説明図
【図26】従来の実施形態の自動販売機の商品投出装置
によって角ペットボトルを投出する際の動作を説明する
説明図
【符号の説明】
20 自動販売機の商品投出装置 81 上部フラッパ 82 先端部分(張出部) 85 突出部 46 空隙 70 壁側突起 71a,71b商品投出装置側突起 106 対向壁

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品通路の壁面側から中央側に向かって
    突出して商品通路の最下流側に位置する商品を保持する
    主商品支持部材と、前記主商品支持部材の上流側に位置
    して下流側から二番目の商品を保持する次期商品支持部
    材を有した自動販売機の商品投出部の構造において、商
    品通路の壁面であって次期商品支持部材の突出方向と対
    向する壁面に壁側突起が設けられ、当該壁側突起は、壁
    面に対して45°±10°の傾斜角度を持つ落下物が接
    し得る突起であることを特徴とする自動販売機の商品投
    出部の構造。
  2. 【請求項2】 商品通路の壁面側から中央側に向かって
    突出して商品通路の最下流側に位置する商品を保持する
    主商品支持部材と、前記主商品支持部材の上流側に位置
    して下流側から二番目の商品を保持する次期商品支持部
    材を有した自動販売機の商品投出部の構造において、商
    品通路の壁面であって次期商品支持部材の突出方向と対
    向する壁面に壁側突起が設けられ、当該壁側突起は、壁
    面に対して45°の傾斜を持つC5〜15の面が壁面に
    対して±10°の傾斜角度で落下した時に接し得る突起
    であることを特徴とする自動販売機の商品投出部の構
    造。
  3. 【請求項3】 商品通路の壁面側から中央側に向かって
    突出して商品通路の最下流側に位置する商品を保持する
    主商品支持部材と、前記主商品支持部材の上流側に位置
    して下流側から二番目の商品を保持する次期商品支持部
    材を有した自動販売機の商品投出部の構造において、商
    品通路の壁面であって次期商品支持部材の突出方向と対
    向する壁面に壁側突起が設けられ、当該壁側突起は、高
    さHと傾斜部分の長さLの比が1:0.8から1:1.
    2であることを特徴とする自動販売機の商品投出部の構
    造。
  4. 【請求項4】 商品通路の壁面側から中央側に向かって
    突出して商品通路の最下流側に位置する商品を保持する
    主商品支持部材と、前記主商品支持部材の上流側に位置
    して下流側から二番目の商品を保持する次期商品支持部
    材を有した自動販売機の商品投出部の構造において、商
    品通路の壁面であって次期商品支持部材の突出方向と対
    向する壁面に壁側突起が設けられ、当該壁側突起は、壁
    面に対して45°±10°の傾斜角を持つ傾斜面又はこ
    れと近似の曲面を有する突起であることを特徴とする自
    動販売機の商品投出部の構造。
  5. 【請求項5】 商品通路の壁面側から中央側に向かって
    突出して商品通路の最下流側に位置する商品を保持する
    主商品支持部材と、前記主商品支持部材の上流側に位置
    して下流側から二番目の商品を保持する次期商品支持部
    材を有した自動販売機の商品投出部の構造において、商
    品通路の壁面であって次期商品支持部材の突出方向と対
    向する壁面に壁側突起が設けられ、当該壁側突起は、突
    起断面の壁側起点から最高点に至る表面輪郭線が、幅8
    mmの45°傾斜範囲に納まる直線又は曲線であること
    を特徴とする自動販売機の商品投出部の構造。
  6. 【請求項6】 次期商品支持部材が突出状態にあると
    き、その突端部は次の条件の少なくともいずれかを満足
    することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商
    品投出部の構造。 (1)壁面に対して45°±10°の傾斜角度を持つ落
    下物が接し得る。 (2)壁面に対して45°の傾斜を持つC5〜15の面
    が壁面に対して±10°の傾斜角度で落下した時に接し
    得る。 (3)壁面に対して45°+0°から45°−20°の
    傾斜角を持つ傾斜面又はこれと近似の曲面である。 (4)商品通路の上流側に向かう面の断面輪郭線が幅8
    mmの35°傾斜範囲に納まる直線又は曲線である。
  7. 【請求項7】 次期商品支持部材が突出状態にあると
    き、その突端部は壁側突起と略同一の高さに位置するこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の自動
    販売機の商品投出部の構造。
  8. 【請求項8】 次期商品支持部材は、商品通路の上流側
    を自由端として揺動し、商品通路の上流側が商品通路の
    内側に突出することを特徴とする請求項1乃至7のいず
    れかに記載の自動販売機の商品投出部の構造。
  9. 【請求項9】 次期商品支持部材が取り付けられた壁面
    であって次期商品支持部材の上部の位置に商品投出装置
    側突起が設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれかに記載の自動販売機の商品投出部の構造。
  10. 【請求項10】 商品投出装置側突起は商品通路の上流
    側から下流側にかけて傾斜する傾斜部を有し、当該傾斜
    部の角度は商品通路に対して15°以下であることを特
    徴とする請求項9に記載の自動販売機の商品投出部構
    造。
  11. 【請求項11】 商品通路の幅をWとした時、商品投出
    装置側突起とこれに対向する壁間の距離Wa、壁側突起
    とこれに対向する位置における商品投出装置との距離W
    b及び商品投出装置側突起と壁側突起の間の最短距離W
    cは、いずれも商品通路の幅Wの85%以上95%未満
    であり、次期商品支持部材が突出した状態における次期
    商品支持部材と壁側突起との最短距離Wdは、商品通路
    の幅Wの65%以下であることを特徴とする請求項9又
    は10に記載の自動販売機の商品投出部構造。
  12. 【請求項12】 壁側突起の突端部の位置及び高さと主
    商品支持部材の位置関係は、商品通路の幅の88%の円
    筒が主商品支持部材に支持されたときに当該円筒の一部
    が壁側突起の突端部と当接し、商品通路の幅の70%の
    円筒が主商品支持部材に支持されたときには当該円筒の
    いずれの部位も壁側突起の突端部と接しないことを特徴
    とする請求項9乃至11のいずれかに記載の自動販売機
    の商品投出部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010102520A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 商品搬出装置
CN112652113A (zh) * 2021-01-20 2021-04-13 深圳市石泽安运输有限公司 一种基于重力自动调节角度的输送装置

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