JP2948152B2 - 自動販売機の商品投出装置 - Google Patents

自動販売機の商品投出装置

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JP2948152B2 JP8222382A JP22238296A JP2948152B2 JP 2948152 B2 JP2948152 B2 JP 2948152B2 JP 8222382 A JP8222382 A JP 8222382A JP 22238296 A JP22238296 A JP 22238296A JP 2948152 B2 JP2948152 B2 JP 2948152B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壜や缶に充填され
た飲料等の商品の自動販売機に係り、特に外径の異る複
数種類の商品を各別に収納し、その商品に適合する通路
幅の投出通路を形成して商品の投出を円滑に行わせるた
めの自動販売機の商品投出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機は様々な商品分野にお
いて急速に普及しており、なかでも飲料用の壜や缶の自
動販売機の普及はめざましく、これらの商品は一般消費
者がいつでも自動販売機により手軽に購入することがで
きるようになっている。上記の飲料の壜や缶は商品によ
って外径が異るが、殆んどの商品は自動販売機での販売
が可能となっている。
【0003】ところで上記の自動販売機においては、例
えば小径の商品の外径に適合する通路幅を有する通路内
にその商品より大径の商品が投入されると通路内で詰り
が生じて投出不能となり、また大径の商品の外径に適合
する通路幅を有する通路内にその商品より小径の商品が
投入されるとその商品は素通りして排出され、落ちてし
まうばかりでなく、売出し時に多数の商品が排出されて
しまうことになる。
【0004】このようなことから、自動販売機で取扱う
商品が変更され、商品の外径が変わる場合には、投出通
路の通路幅をその商品の外径に適合する幅に変更する必
要がある。
【0005】従来の上記通路幅の変更には、図19に示
すように自動販売機1の各商品別通路2,2…の下端位
置にある投出通路3,3…の背面側に位置する通路板4
を人手により移動させるか、あるいは厚みの異る通路板
と付け替えることにより通路幅を決定するようになされ
ている。
【0006】すなわち一般的には、商品Aを1個ずつ投
出する機能を有する投出機構5を備えて自動販売機の機
体側に固定的に設けられる固定壁6と、この固定壁6に
相対向して設けられる通路板4とで投出通路3が構成さ
れ、この通路板4は図20に示すようにその上下の側部
に突設されたピン7,8が機体側に設けられた上下の位
置決め孔9,10に嵌合することにより支持されてい
る。下部の位置決め孔10は逆U字状をなして複数連な
り、商品径に対応する位置をとるよう形成され、上部の
位置決め孔9は連続したクランク状をなしていて、下部
のピン8を下部の位置決め孔10のいずれかの下端に位
置させることにより商品Aの外径に適合する位置
「イ」、「ロ」、「ハ」、「ニ」におかれるようになっ
ている。
【0007】あるいは図21に示すように通路板4を図
20の「ロ」、「ニ」に相当する2位置をとるように
し、図20の「イ」、「ハ」に相当する位置を得るには
図22(A)、(B)に示すように通路板4の表面に所
定の板厚の当板11をその背面のフック状の切起し1
2,12を通路板4に設けられた切孔に係合させること
により最小径の商品A1 (図22(A))、中間径の商
品A3 (図22(B))に対応させるようになされてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記商品の外
径変更は、ホット商品とコールド商品との切替え時期や
新商品の市場投入時、売上げ商品成績等によって年間に
頻繁に行われ、その都度通路幅の変更作業が必要とな
り、その変更作業は前述の図19に示したように自動販
売機1の下部において手探り状態で行うことになるので
無理な姿勢での作業が強いられ、重作業となる。
【0009】しかも正しく調整し得たか否かの目視確認
ができないので、切替え不良率はきわめて高いものとな
っていた。それ故、限られたオペレータしか操作するこ
とができない現状にある。そのため通路幅の変更機能は
殆んど使用されずに通路幅を固定のまま使用されるケー
スが多く、調整機能が死蔵されているのが実状である。
【0010】上記飲料商品の自動販売機は、業界推定で
250万台を超えており、実用耐用年数は5〜7年程度
であり、したがって毎年相当な率で新規な機械と入れ替
えられるが、残る機械は耐用期間中継続して使用される
ので、その間での通路幅の調整は欠かせぬものとなる。
特にシーズンにより商品を切替えるときなど短期間に通
路幅の変更を行わなければならず、そのためメーカーと
しては他から要員を確保したうえ必要な研修を行わなけ
ればならないなど、ほか、異径商品の誤投入による詰り
の解除等、これらに要する経費は莫大なものとなる。
【0011】上記の調整作業の軽減を図るため、例えば
特開平7−21457号公報(公知例1)、あるいは特
開平7−160941号公報(公知例2)に記載の技術
が提案されている。
【0012】上記公知例1に記載のものは、小径缶およ
び大径缶用の仮止め用フラップをソレノイドにより動か
すことにより各商品サイズに対応させようとするもので
あり、また公知例2に記載のものは、第1〜第3ストッ
パ部をソレノイドにより調整して各商品サイズに対応さ
せようとするものである。
【0013】しかるに上記いずれの公知技術も、対象と
する商品の太さの種類が限定されるので、外径の異る多
品種の商品を販売する自動販売機には適用することがで
きず、またフラップを動かすものでは、ソレノイドとフ
ラップとの調整関係が十分に機能しないことがあり、そ
のためトラブルの発生原因を内在するものであった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、商品の投出通
路幅をその投出通路を使用する商品自体によって決定
し、外部から人手による調整を一切不要として自動販売
機の管理を容易とすること、および既存の自動販売機の
投出通路への適用が容易であり、かつ投出通路の幅方向
に要する厚みを極小として既設の自動販売機を改造する
必要なくして適用することができるようにすることを課
題としてなされたものである。
【0015】上記課題を解決するための手段として本発
明は、壜、缶等の円筒状乃至はそれに類する形状、例え
ば多角形容器等の商品を積層状に収納し、投出指令に基
づいて商品を投出する自動販売機において、商品の投出
通路の一面を構成し商品を1個ずつ投出する投出機構を
備えた固定壁と、この固定壁に対し相対向して設けられ
る可動壁とを具備し、この可動壁は、自動販売機の機体
側に取付けられる機枠と、この機枠の側壁部にその前後
方向に形成された支持孔に移動軸により枢支された可動
板と、前記機枠の側壁部に形成され前記可動板の少くと
も一端に突設された位置決め片が投出通路を通過する商
品径に応じて選択的に係合する階段状の位置決め係合部
と、前記投出通路に商品が存在しないとき前記可動板を
投出通路方向最前進位置に復帰させるべく付勢する付勢
手段とで構成したことにある。
【0016】好ましくは、上記支持孔を固定壁から離間
するにつれて下降する傾斜状とすれば、前記階段状位置
決め係合部の段差を大きくとれるので望ましく、また上
記機枠の上方に商品の落下加速度を吸収して商品を固定
壁側へ誘導する衝撃吸収手段を設けることが望ましい。
【0017】上記通路の確定をより確実にするため、前
記可動板を上下に2組設けることが好ましい。この場
合、下位の可動板は上下方向の幅を長く形成し、前記位
置決め片を可動板の上下部に一対ずつ設けるとともにこ
の位置決め片が係合する階段状の位置決め係合部を機枠
の側壁部に上下一対ずつ設けるようにすることが望まし
い。
【0018】前記衝撃吸収手段としては、商品の周面が
当接することにより後退する衝撃吸収部材を用い、この
衝撃吸収部材の両端軸部を機枠の側壁部に水平方向に形
成されたガイド孔にスライド自在に支持するようにする
とともに固定壁側の方向にバネ付勢するようにすれば、
上下方向のスペースをとらずに商品の落下時の衝撃を緩
和して投出通路内へスムーズに進入させることができ
る。この場合、衝撃吸収部材の両端に軸部を設けるよう
にし、この軸部がスライド自在に嵌合するガイド孔の前
記固定壁側の端部に軸部が嵌入し得る陥入部を上、下、
または双方に設けるようにして、商品の衝撃時に軸部が
陥入部から抜け出る際の抵抗により一次的に衝撃を吸収
し、次いでガイド孔をスライドすることにより二次的に
衝撃を吸収するようにしてもよい。さらに衝撃吸収部材
とこれを付勢するバネとの間に商品の落下加速度を完全
吸収して商品自重のみに減衰させる空気入り衝撃吸収袋
体を設ければ一層衝撃吸収効果を高めることができる。
【0019】前記可動板の支持孔は、固定壁側の端部に
屈曲した部分を設けて他はストレートな長孔でよいが、
可動板の位置決めをより確実にするため前記階段状の位
置決め係合部の段部と対応する段部を有する階段状の傾
斜孔としてもよい。
【0020】さらに前記衝撃吸収手段を、機枠の側壁部
の上部間に枢支されて固定壁方向に斜め上方を向く支持
板と、この支持板の先端に軸着された衝撃吸収板とで構
成するようにし、前記可動板はその上端が機枠の側壁部
の上部間に枢支された傾斜板の下端に軸着連結し、この
連結軸の両端を側壁部の傾斜した支持孔に移動自在に支
持するとともに前記衝撃吸収板の裏面を前記連結軸部分
の外面にそっておかれるようにする構成とすれば、衝撃
吸収板が商品の落下時の加速度を吸収しながら可動板を
所定の位置へ変位させ、かつ衝撃吸収板が可動板への橋
渡しの役目を果して商品をスムーズに投出通路へ導き、
安定した投出ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。図1は本発明の適用対象であ
る自動販売機1の一例の前面扉13を開けた状態を示し
ており、自動販売機1内には図2に示すような複数個の
ラック14,14…が引出し可能に設けられ、これらラ
ック14,14…の下部に本発明による商品投出装置が
設けられる。
【0022】上記ラック14には、通常4種類の商品が
収納できるようになっており、したがって各商品を投出
するための4つの商品投出通路3,3…が設けられ、そ
の上方位置には各投出通路3,3…へ商品Aを補給する
ための商品投入口3a,3a…があり、ジグザグ状の通
路2,2…内に商品Aが充満する状態に詰められるよう
になっている。
【0023】図3はその一つの投出通路3を取出して示
す断面図であり、同図において6は従来と同じ構成を有
する固定壁を、15は本発明における可動壁を示し、そ
の間が商品Aが通過する投出通路3となる。そして他の
2面は機械本体側の壁で構成されている。
【0024】上記固定壁6は、従来から用いられている
投出機構を備えるもので、板材の両側部が直角に折曲さ
れて横断面が浅いコ字状に形成されており、その上記折
曲された側板16,16の上端と下端とにフック部1
7,18が形成され、上部のフック部17はラック14
側に固定のシャフト19に下方から嵌め、下部のフック
部18はラック14側のシャフト20に落し込んで取付
けられるようになっている。
【0025】上記固定壁6には、図3および図4に示す
ように上部中央位置に商品無しを検知するための売切検
知片21がバネ22の付勢により図3の状態に突出する
特性が与えられて枢支され、この売切検知片21が突出
したとき、すなわち商品が存在しない空の状態時に売切
れの信号を得るスイッチSが設けられており、このスイ
ッチSが作動したとき自動販売機1の前面扉13の該当
する商品の図示しない売切ランプが点灯されるようにな
っている。
【0026】上記売切検知片21より下方位置には、最
下位の商品を受止める商品投出板23と、次位の商品を
留めておくためのストッパ24とが設けられており、こ
れらにより商品を1個ずつ投出する投出機構を構成して
いる。
【0027】上記商品投出板23は、その基部が固定壁
6の背面の軸受部25,25に位置固定に支持されたシ
ャフト26に枢支され、このシャフト26にはコ字状を
なす揺動枠27が揺動自在に支持されており、この揺動
枠27の下端近くに挿通されたクランク状の連通杆28
の端部が固定壁6の背面に取付けられたソレノイド29
のプランジャ29aに連結されていて、ソレノイド29
が励磁されたとき前記連動杆28を介して揺動枠27が
垂直姿勢から水平姿勢に揺動するようになっている。な
お30は戻し用のバネである。
【0028】前記揺動枠27の前記連動杆28には押上
げ部材31の下部が枢支されており、この押上げ部材3
1の上端近くには移動シャフト32が挿通支持されてい
る。この移動シャフト32の両端は固定壁6の背面に切
起こされた軸受片33,33の上下方向の長孔34,3
4に挿通されて上下動が案内されている。
【0029】上記移動シャフト32は、前記商品投出板
23の上端に突出する受部35,35に係合自在とされ
ており、商品投出板23の上端一側寄りには前記移動シ
ャフト32の下降時に当接して該投出板23を投出位置
に揺動させるためのカム36が設けられている。
【0030】前記ストッパ24は、下部の軸受部37,
37が前記シャフト26に枢支され、この軸受部37か
ら上方に延びる部分にカム孔38が形成されており、こ
のカム孔38に前記移動シャフト32が挿通されてい
て、移動シャフト32が下降しているときはストッパ2
4は固定壁6の表面内に退没した位置におかれ、次位の
商品の保持を解き、移動シャフト32が上昇したとき、
すなわち商品投出板23が固定壁6の表面内に退没した
きストッパ24は該表面から突出して次位の商品を留め
るようになっている。
【0031】次に上記固定壁6に正対する位置におかれ
該固定壁6との間で商品投出通路3を構成する可動壁1
5について説明する。図3〜図15に示す可動壁15
は、一つのユニットとして構成され、自動販売機1のラ
ック14内に随時装着することができるようになされて
おり、既存の自動販売機への取付けを可能な構成とした
場合を示している。
【0032】図3〜図15に示す第1実施形態において
は、平面視においてコ字状を有する機枠40の側壁部4
1,41間の上方部に衝撃吸収手段42を、その下位に
上下方向幅の狭い可動板43を、さらにその下位に上下
方向幅が上記可動板43の略2倍程度の長さを有する可
動板44を設けるようにした場合を示すもので、便宜上
実施形態の説明においては上記短い可動板43を第1可
動板、長い可動板44を第2可動板と称して説明する。
【0033】前記衝撃吸収手段42は、前記機枠40の
側壁部41,41の対向面間距離に可及的近似した長さ
を有する衝撃吸収板45を有している。この衝撃吸収板
45は図10に示すように細長い板材からなり、その長
手方向両端には直角に折り立った軸受部46,46を有
し、この軸受部46,46の外面に突設された軸部4
7,47が機枠40の側壁部41,41に水平方向に穿
設されたガイド孔48,48(図3示)に水平方向にス
ライド自在に嵌合支持され、上記軸受部46,46の先
端に外側方へ屈曲するストッパ49,49が前記ガイド
孔48,48の端部に当接することにより前記固定壁6
に対し所定の間隔以上に通路幅が狭まらないようになっ
ている。上記所定の間隔は、その自動販売機で取扱う商
品の最大径のものの半径より若干広い寸法とされる。
【0034】前記衝撃吸収板45の長手方向側縁は背面
側に略直角状に折曲されており、その折曲部45a,4
5aの外隅部のアール部分に商品の外周が当ることによ
り商品の落下当接時の衝撃力が大きい場合であっても商
品に傷や凹み等のダメージを与えないようになってい
る。
【0035】またこの衝撃吸収板45の背面側には、中
央位置が機枠40の背面50にピン止めされた円弧状に
凹曲する板バネ51(図14示)の自由端が当接され、
このバネ51の撓みにより衝撃を吸収する。衝撃吸収板
45の後退ストロークをより大きくするため、機枠40
の背板50には衝撃吸収板45の下側の折曲部45aが
進入し得るスリット52が形成されている。
【0036】上記機枠40の側壁部41,41の上端に
は、商品が側壁部41,41間に落入する際にその商品
の端部が側壁部41,41の上端縁に当って斜め姿勢に
なることがないようにするため、図9に示すように薄い
バネ板からなる案内板53,53がその脚部53a,5
3aを側壁部41,41にスポット溶接等により取付け
られており、左右の案内板53,53で逆ハの字状の誘
導路を構成している。
【0037】前記第1可動板43は、前記衝撃吸収板4
5と同じ横幅を有するもので、その両端上方位置には図
11に一方のみを示すように直角に折り立った軸受部5
4,54を有し、この軸受部54,54の外面に突設さ
れた軸55,55が機枠40の側壁部41,41に形成
された支持孔56,56に嵌合されてこの軸55,55
を中心として揺動自在に支持されている。
【0038】上記支持孔56は、投出通路3から離間す
るにつれて下降するよう階段状に形成されている。
【0039】上記第1可動板43の先端近くの両端部に
は位置決め片57,57が突設されており、この位置決
め片57,57は機枠40の側壁部41,41に形成さ
れた階段状の位置決め係合部58,58の段部の一つに
係合するようになっている。この位置決め係合部58,
58の段部581 ,582 ,583 は均等の高さとさ
れ、これに位置決め片57,57が係合するとき第1可
動板43が「イ」、「ロ」、「ハ」の位置をとり、この
段部581 〜583 による傾斜方向に合わせて前記支持
孔56の傾斜角度が定められており、第1可動板43の
最大移動時(最大径の商品対応時)には機枠40の背板
50に密接する位置となって「ニ」の位置をとる。この
ときは、第1可動板43の上下の折曲部43a,43a
が機枠40の背板50のスリット59,59に嵌入する
ようになっている。
【0040】この第1可動板43の背面側には、中央位
置が機枠40の背板50にピン止めされた円弧状に凹曲
する板バネ60(図14示)の自由端が当接され、この
板バネ60の付勢に抗して第1可動板43が図3のよう
に「ニ」位置に至るまで移動し得るようになっている。
【0041】前記軸受部54,54の付根部分の上部側
は第1可動板43の上端からやや上方に突出していて突
部61とされており、この突部61は第1可動板43の
上端に商品が当った際に図3において時計方向に過剰に
回転しようとするとき商品に当ってその回転を制限し、
速やかに垂直姿勢にして通路幅の決定動作に入るように
するためのものである。この突部61によるほか、前記
軸47と並んでもう1本の軸を設け、この軸が支持孔5
6の下縁に当るようにすることによってもよい。
【0042】上記第1可動板43の下方に設けられる第
2可動板44は、上記第1可動板43の上下方向幅の約
2倍程度の上下方向幅を有する以外は第1可動板43と
同様な構成であり、上下方向幅を広くしたことは商品の
投出通路3の上下方向の長さを確保してより確実な投出
動作がなされるようにするためである。
【0043】上記第2可動板44も図12に一方のみ示
すようにその両端上方位置に直角に折り立った軸受部6
2,62が斜め上方に向けて設けられ、この軸受部6
2,62の外面に突設された軸63,63が機枠40の
側壁部41,41に形成された前記の支持孔56,56
と同構造の支持孔64,64に嵌合されて揺動自在に支
持されている。
【0044】第2可動板44では、上記軸受部62,6
2に近い位置の両端部と先端に近い位置の両端部とに位
置決め片65,66が突設されており、この位置決め片
65,66は機枠40の側壁部41,41に形成された
前記の位置決め係合部58,58と同構造の位置決め係
合部67,67の段部671 ,672 ,673 のいずれ
か一つに係合するようになっている。この第2可動板4
4も最大移動時には機枠40の背板50に密接する位置
をとるため、機枠40の背板50に第2可動板44の上
端の折曲部44aが前記スリット59に嵌入するように
なっており、一方、下端の折曲部44aは背板50の下
端外に位置される。これにより第2可動板44も第1可
動板43と同じく「イ」、「ロ」、「ハ」、「ニ」の各
位置をとることができる。
【0045】この第2可動板44においても、中央位置
が機枠40の背板50にピン止めされた円弧状に凹曲す
る板バネ68(図14示)の自由端が当接され、この板
バネ68の付勢に抗して「イ」〜「ニ」の範囲で移動す
るようになっている。
【0046】ちなみに上記位置「イ」〜「ニ」は、現在
流通している飲料缶の外径47φ(A1 )、53φ(A
2 )、60φ(A3 )、66φ(A4 )と対応させてあ
る。
【0047】したがって上記可動壁15の構成を採用す
ると、第1、第2可動板43,44、衝撃吸収板45が
最も後退した状態時には、これらの板厚と、機枠40の
背板50の板厚と、板バネ51,60,68の板厚との
合計厚に留まり、実質上既存の自動販売機の投出通路3
内における余白スペース内に納まり得る厚さ(数mm程
度)以内とすることができる。
【0048】なお上記の実施形態では、第1、第2可動
板43,44を使用した場合について説明したが、実質
上は第2可動板44のみによる可動壁であってもよく、
また商品の落下時の衝撃を吸収して確実に通路幅を得る
ために上記第2可動板44の上方に衝撃吸収手段42を
設け、衝撃吸収手段42と第2可動板44との組合わせ
とするのが最も好ましい。この衝撃吸収手段42のみに
よって衝撃を吸収しきれない商品の場合には第1可動板
43を設置するのがよい。
【0049】上記可動壁15の自動販売機内への取付け
手段としては、前記機枠40の左右の側壁部41,41
の外面で上下方向略中央位置の固定壁6側の端部に図1
4にみられるように支持アーム69,69の基部をピン
70により枢支し、この支持アーム69の先端には凹部
69aがあって、この凹部69aを前記固定壁6の下部
を支持しているシャフト20に上方から落し込むように
嵌合させることにより取付けられるようになっている。
すなわち図14に示すように固定壁6と自動販売機の投
出通路3部分にある通路壁71との間に下方から矢印Y
のように挿入し、前記支持アーム69,69の下端の凹
部69a,69aをシャフト20に落し込めば図15の
ようにその位置で機枠40は支えられ、商品投出時に機
枠40に加わる下方への押圧力に対しては機枠40の背
板50が通路壁71に押しつけられる力として吸収し、
よって下方への押圧力が加われば加わるほど強固に固定
される状態となる。
【0050】なお、上記機枠40は、上記実施形態では
板金を断面コ字状に形成した場合について説明したが、
側壁部41,41を貫通して設けられる軸群をかしめ等
により側壁部41,41に固定とすれば、背板50は必
ずしも必要としない。また、側板は、自動販売機に備え
られる側板を直接使用するようにしてもよい。
【0051】次に上記実施形態の作用を説明する。投出
通路3内におかれる前記の可動壁15の衝撃吸収手段4
2の衝撃吸収板45は板バネ51の付勢を受けて前進し
た位置におかれ、第1、第2可動板43,44も板バネ
60,68の作用により前進した位置、すなわち軸5
5,63が支持孔56,64の図3において左端に位置
し、かつ第1、第2可動板43,44の下端は投出通路
3内に進出するよう傾斜姿勢におかれていて各位置決め
片57,65,66は位置決め係合部58,67,67
のいずれの段部にも係合しない状態におかれている。
【0052】自動販売機のラック14内に商品Aが装填
されると、その商品Aは衝撃吸収手段42の衝撃吸収板
45の上端上に落ち、商品Aの外周面により衝撃吸収板
45を押しのけて下方へ落ちる。この衝撃吸収板45へ
の衝接により商品Aの落下加速度が衝撃吸収板45がバ
ネ51に抗して移動することにより吸収され、安定化し
て下方へ移行する。
【0053】商品Aが第1可動板43の領域に至ると、
その商品Aの外径に応じて第1可動板43を図3、図7
において右方へ押しのける。このとき最小径の商品A1
であれば、第1可動板43の軸55は支持孔56の最上
段位置で若干右方へ移動したのち、この軸55を中心に
垂直姿勢に変換し、そのとき位置決め片57が位置決め
係合部58の最先の段部581 に当接してそれ以上の移
動が阻止され、「イ」位置で固定される。したがって同
一径の商品A1 が後続すれば第1可動板43は上記
「イ」位置を保ったまま投出通路3の通路壁の一方を構
成し続ける。商品Aの外径がA2 の商品であると、
「ロ」位置に、同じくA3 では「ハ」位置に、A4 では
「ニ」位置となる。
【0054】最初に投入された商品Aが第2可動板44
の領域に至ると、前記第1可動板43の場合と全く同様
にしてその商品AがA1 であるとその外径に対応した位
置の位置決め係合部67,67の段部671 ,671
第2可動板44の位置決め片65,66が係合し、前記
第1可動板43と同じく「イ」位置に固定されて同一面
をなし、通路壁を構成する。
【0055】こうして第2可動板44の位置が商品Aに
よって定められると同時にその商品Aは固定壁6の商品
投出板23で受止められ、投出指令を待つ。
【0056】商品Aの投出動作自体は従来と同様に行わ
れる。すなわち自動販売機1の前面扉13の売出しボタ
ンが押されると、固定壁6のソレノイド29に通電さ
れ、プランジャ29aが戻しバネ30に抗して引かれ、
これに連結されている連動杆28を介して揺動枠27が
水平姿勢となる方向に揺動し、これに伴い押上げ部材3
1が上昇して移動シャフト32が上昇する。これにより
商品投出板23の係止が解かれるので商品投出板23は
商品Aの重量により軸26を中心に揺動し、固定壁6の
表面内に退没した位置となって1個の商品Aが下降して
投出される。
【0057】これと同時に前記移動シャフト32の上昇
によりその移動シャフト32がストッパ24のカム孔3
8を介してストッパ24が固定壁6の表面から突出した
位置に拘束され、これにより2個目の商品がストッパ2
4に係合して留めおかれる。
【0058】商品投出後、ソレノイド29が消磁し、そ
のプランジャ29aが戻しバネ30により引戻され、こ
れにより揺動枠27が垂直姿勢になる方向に揺動し、押
上げ部材31が下降することにより移動シャフト32が
下降し、この移動シャフト32の下降途上で商品投出板
23のカム36を押し、併せて該揺動板23の基部を拘
束して商品投出板23が固定壁6の表面から突出した状
態にロックされる。
【0059】上記移動シャフト32の下降によって拘束
が解かれたストッパ24の位置から次位の商品Aが下降
し、その商品Aが商品投出板23により受止められて保
持され、次回の投出に待機する。
【0060】上記において、ラック14内に異径の商品
が誤って混入したときは、その商品Aが当該商品Aより
大径であると衝撃吸収板45をさらに押しのけ、次いで
第1可動板43の上端に当って第1可動板43を図3に
おいて時計方向回動させ、これにより位置決め片57が
位置決め係合部58の段部581 から外れて図3におい
て右方へ移行し、その異径商品の外径に適合する位置の
段部に係合して止まる。第2可動板44についても全く
同様にして異径商品を受入れることになり、投出指令時
に投出される。消費者は購入しようとした商品と異なっ
てしまうが、その自動販売機の設置店に申し出て希望商
品と交換してもらうことにより解決することができ、自
動販売機の詰りにより何も投出されない従来機の場合の
ように保守要員を招致しての詰まり解消操作に較べれば
遥かに利得がある。
【0061】上記実施の形態における可動壁15では、
衝撃吸収手段42、第1可動板43、第2可動板44の
順に配置した構成としたものにつき説明したが、衝撃吸
収手段42は省略し、第1可動板43を2連として構成
してもよく、または、第1可動板43を3連として用い
るようにしてもよい。さらには第1、第2可動板43,
44を上下で入れ換えた構成とすることもできる。
【0062】いずれにおいてもその投出通路3に商品A
が充填されている限りはその商品Aの外径に見合った通
路幅を構成しており、投出通路3に商品が存在しない場
合は各可動板は最前進位置におかれ、次なる商品の充填
によってのみ通路壁を構成することになることについて
は変りがない。
【0063】なお、正規の商品より大径の商品が混入し
ていた場合、従来機と同様に投出を中止させるようにす
ることもできる。その場合には、可動壁15の取付け位
置を上方に移動させた位置とし、第2可動板44の上端
部と固定壁6の商品売切れ検知片21との位置関係を調
整することにより対応することができる。
【0064】図16(A)〜(C)は、図3に示した衝
撃吸収手段42の変形例を示すもので、衝撃吸収板45
の両端に固定壁6側に向けて側板72が設けられ、この
側板72の外面に前後方向に離間した2本の軸部73,
74が突設されている。
【0065】上記軸部73,74がスライド自在に嵌合
するガイド孔75は、前記固定壁6側の端部に一方の軸
部73が嵌入し得る陥入部76が形成されている。なお
上記陥入部76とガイド孔75との連なり部分には、軸
部73を脱出させるためにアールRを付してある。
【0066】図16(A)は、上記陥入部76をガイド
孔75の端部から上方に形成したものであり、常時はバ
ネ51の付勢により軸部73が陥入部76に入ってお
り、商品Aが衝撃吸収板45に衝接したとき他方の軸部
74が支点となって衝撃吸収板45が図において正時計
方向に回動する力を受け、次いで軸部73が陥入部76
から次第に抜け、やおら衝撃吸収板45がガイド孔75
にそって後退する作用により衝撃を吸収するようになさ
れている。これにより商品の落下時における加速度を段
階的に吸収するので、衝撃吸収効果を高めることができ
る。
【0067】図16(B)は、上記陥入部76を上下に
76,76aとして設け、軸部73を上下の陥入部7
6,76aに出入りさせて衝撃吸収板45の移動を遅ら
せ、然るのち後方へスライドさせるようにしたものであ
り、さらに衝撃吸収効果を挙げている。そして図16
(C)は陥入部76を下側の76aのみとしたもので、
これによっても衝接時に一旦軸部73が下降して陥入部
76aへ入ったのち押し出されるので、同様に衝撃吸収
を計ることができる。
【0068】さらに図16(D)は、衝撃吸収手段42
の他の変形例を示すもので、ポリプロピレン、エラスト
マー、生ゴム等、弾性に富み復元力のある材料により衝
撃吸収板45の長さに略等しい細長い袋体80を用い、
この袋体80に空気出入用の小孔81を穿設して前記衝
撃吸収板45と板バネ51との間に介在させて両者に接
着等により固定して設けるようにすれば、この袋体80
がショックアブソーバとして商品Aの衝接時に内部の空
気が小孔81から排出されながら次第に偏平化すること
により衝撃を吸収し、商品通過後小孔81から空気を吸
入して膨張することを繰返して商品Aの落下時における
加速時における加速度を完全に吸収しながら板バネ51
のたわみ時に厚みを要さない衝撃吸収手段とすることが
できる。
【0069】上記陥入部76,76aは、前記ガイド孔
75の始端位置のみでなく、図8の各位置「イ」〜
「ニ」に対応する位置にも設けるようにし、各位置に至
るまでの間、抵抗を与えるようにしてもよい。
【0070】図17は本発明の第2実施形態を示すもの
で、機枠82の側壁部83,83の上部間に傾斜板84
の上端が軸85により枢支され、この傾斜板84の下端
には可動板86の上端が軸87により連結されており、
この傾斜板84および可動板86の背後は機枠82の背
板88に固定のバネ89,90により前進(固定壁6方
向への移動)する習性が与えられている。
【0071】上記可動板86の上端の軸87の端部は、
機枠82の側壁部83,83に後方に向け水平状態に形
成された支持孔91,91に嵌合され、可動板86の上
下部の両側には位置決め片92,93が突設されてい
て、前記実施形態と同様に機枠82の側壁部83,83
に形成された位置決め係合部94,94の段部941
943 に係合自在とされている。
【0072】一方、衝撃吸収手段42としては、機枠8
2の側壁部83,83間で前記傾斜板84を枢支する軸
85の下方位置に軸95により斜め上方に向いて枢支さ
れた支持板96と、この支持板96の先端に軸97(ま
たは引掛け)により連結された衝撃吸収板98とで構成
され、この衝撃吸収板98は前記可動板86の上端を超
えてその軸87よりやや下方位置まで延びている。そし
て上記衝撃吸収板98の上端は取扱う商品の最も大径の
商品の中心位置より若干機枠82の背板88側に寄った
位置におかれている。99は支持板96の付勢バネであ
る。
【0073】したがってこの実施形態においては、ラッ
ク14に装填された商品Aが投出通路3に進入するとき
最先に衝撃吸収板98の上端に当ってこれを押しのける
ようにして下降し、その間に衝撃吸収板98を商品径に
応じて押圧し、これにより可動板86の上端の軸87が
押されてバネ89,90に抗して後退し、可動板86の
位置決め片92,93が位置決め係合部94,94の該
当する段部841 〜943 または背板88に係合して通
路壁を構成する。
【0074】なお投出通路3に商品が存在しないとき
は、前記実施形態と同様に可動板86はバネ89,90
の付勢により図17に実線で示すように傾斜姿勢におか
れ、位置決め片92,93は位置決め係合部94,94
の段部から外れてその上端の軸87が支持孔91の前端
位置に復帰して初期の状態に戻る。
【0075】次に上述した商品投出装置の制御系の一例
を図18に示すフローチャートを参照して説明する。
【0076】図18においての系は正常販売時、の
系は商品の補充またはサイズ変更時を示している。
【0077】の系において、販売待機時(ステップS
1 )から商品変更の要否が判断され(ステップS2 )、
変更の必要がないきは在庫の有無が判断される(ステッ
プS3 )。商品の変更を要するときはの系へ移行す
る。また在庫が無い場合には売切ランプ表示がなされる
(ステップS4 )。
【0078】在庫有りのときは指定額のコインが投入さ
れ(ステップS5 )、その投入額が指定額と一致してい
るか否かが判断される(ステップS6 )。指定額と一致
していれば商品選択ボタンを押す(ステップS7 )こと
によりソレノイド29に通電され(ステップS8 )、1
個の商品が投出され(ステップS9 )、販売終了とな
る。投出がない場合にはステップS2 へ戻る。
【0079】の系においては、まず前面扉13を開け
(ステップS10)、ラック14を引出し(ステップ
11)、商品変更要か否か(ステップS12)によってこ
れを要するときはラック14内に在庫が有るか否か(ス
テップS13)がみられ、在庫有の場合は在庫を空にする
(ステップS14)。在庫が無い場合は商品表示変更(ス
テップS15)がなされる。
【0080】次いでラック14内に商品を補充し(ステ
ップS16)、他のラックへも商品を補充するか否かがみ
られ(ステップS17)、補充を要するときはステップS
11へ戻る。他商品の補充を要しないときはラック14を
収納し(ステップS18)、前面扉13を閉じる(ステッ
プS19)ことにより補充、変更が終了し、の系へ戻
る。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
壜、缶等の円筒状を有する商品を1個ずつ投出するため
の投出通路を固定壁と可動壁とで構成し、これら壁間を
通る商品の通過によってその都度通路幅が自動決定され
るので、従来のように商品径の変更に伴う通路幅の設定
にいちいち人手により調整する作業が一切不要となり、
自動販売機の管理を容易にすることができる。
【0082】また投出通路を通過する商品の外径ごとに
可動壁がその外径に適合する位置に変位して通路壁を構
成するので、仮に異径の商品が混入していた場合でも詰
りを生じることなく投出され、トラブル解消のために保
安要員を派遣しての修理が不要となり、その結果、派遣
要員の確保や売店等からの苦情処理、修理待ちのロスタ
イム、商品購入者へ与える不快感、企業のイメージダウ
ン、自動販売機本体の破損行為等々を未然に防ぐことが
でき、得られる経済的効果はきわめて大きい。
【0083】さらに第1の実施形態によれば、電気的手
段が一切不要であるため既存の自動販売機への適用が可
能となるので、新機種のみならず旧機種に対しても容易
に取付けることができ、加えて可動壁には信頼性の高い
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する自動販売機の一例を示す前面
扉を開けた状態の斜視図。
【図2】図1におけるラックの一つを取出して示す拡大
斜視図。
【図3】本発明による商品投出装置の一実施形態を示す
断面図。
【図4】図3における固定壁の正面図。
【図5】図3における可動壁の半部の背面図。
【図6】同、平面図。
【図7】図3の作動状態を示す説明図。
【図8】図3、図7における支持孔の形態を示す説明
図。
【図9】図3における可動壁の機枠を示す分解斜視図。
【図10】図3における衝撃吸収部材の一部切欠斜視
図。
【図11】同、第1可動板の一端部を示す斜視図。
【図12】同、第2可動板の一端部を示す斜視図。
【図13】本発明による可動壁の自動販売機への取付け
位置を示す説明図。
【図14】同、取付け過程を示す斜視図。
【図15】同、取付け完了状態を示す斜視図。
【図16】(A)〜(D)は衝撃吸収手段の他の例を示
す説明図。
【図17】本発明の第2実施形態を示す断面図。
【図18】操作のフローチャート。
【図19】従来の投出通路の通路幅の調整の困難性を示
す説明図。
【図20】従来の通路幅調整機構の略示断面図。
【図21】同、他の例を示す略示断面図。
【図22】(A)、(B)は図20の調整機構の中間間
隔調整手段を示す説明図。
【符号の説明】
1 自動販売機 2 商品別通路 3 投出通路 4 通路板 5 投出機構 6 固定壁 13 前扉 14 ラック 15 可動壁 19,20 シャフト 21 売切検知片 23 商品投出板 27 揺動枠 28 連動杆 29 ソレノイド 31 押上げ部材 32 移動シャフト 36 カム 40,72 機枠 41,73 側壁部 42 衝撃吸収手段 43 第1可動板 44 第2可動板 45,88 衝撃吸収板 48 ガイド孔 50,78 背板 53 案内板 56,81 支持孔 57,65,66,82,83 位置決め片 58,67,84 位置決め係合部 69 支持アーム 74 傾斜板 76 可動板 86 支持板 90 袋体

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壜、缶等の円筒状乃至それに類する形状を
    有する商品を積層状に収納し、投出指令に基づいて商品
    を投出する自動販売機において、商品の投出通路の一面
    を構成し商品を1個ずつ投出する投出機構を備えた固定
    壁と、この固定壁に対し相対向して設けられる可動壁と
    を具備し、この可動壁は、自動販売機の機体側に取付け
    られる機枠と、この機枠の側壁部にその前後方向に形成
    された支持孔に移動軸により枢支された可動板と、前記
    機枠の側壁部に形成され前記可動板の少くとも一端に突
    設された位置決め片が投出通路を通過する商品径に応じ
    て選択的に係合する階段状の位置決め係合部と、前記投
    出通路に商品が存在しないとき前記可動板を投出通路方
    向最前進位置に復帰させるべく付勢する付勢手段とで構
    成されていることを特徴とする自動販売機の商品投出装
    置。
  2. 【請求項2】壜、缶等の円筒状乃至それに類する形状を
    有する商品を積層状に収納し、投出指令に基づいて商品
    を投出する自動販売機において、商品の投出通路の一面
    を構成し商品を1個ずつ投出する投出機構を備えた固定
    壁と、この固定壁に対し相対向して設けられる可動壁と
    を具備し、この可動壁は、自動販売機の機体側に取付け
    られる機枠と、この機枠の側壁部に固定壁から離間する
    につれて下降するよう傾斜状に形成された支持孔に移動
    軸により枢支された可動板と、前記機枠の側壁部に形成
    され前記可動板の少なくとも一端に突設された位置決め
    片が投出通路を通過する商品径に応じて選択的に係合す
    る階段状の位置決め係合部と、前記投出通路に商品が存
    在しないとき前記可動板を投出通路方向最前進位置に復
    帰させるべく付勢する付勢手段とで構成されていること
    を特徴とする自動販売機の商品投出装置。
  3. 【請求項3】壜、缶等の円筒状乃至それに類する形状を
    有する商品を積層状に収納し、投出指令に基づいて商品
    を投出する自動販売機において、商品の投出通路の一面
    を構成し商品を1個ずつ投出する投出機構を備えた固定
    壁と、この固定壁に対し相対向して設けられる可動壁と
    を具備し、この可動壁は、自動販売機の機体側に取付け
    られる機枠と、この機枠の上方に位置し商品の落下加速
    度を吸収して商品を固定壁側へ誘導する衝撃吸収手段
    と、この衝撃吸収手段より下位の機枠の側壁部に固定壁
    から離間するにつれて下降するよう傾斜状に形成された
    支持孔に移動軸により枢支された可動板と、前記投出通
    路に商品が存在しないとき前記可動板を投出通路方向最
    前進位置に復帰させるべく付勢する付勢手段とで構成さ
    れていることを特徴とする自動販売機の商品投出装置。
  4. 【請求項4】前記可動壁は、前記可動板を上下に2組有
    している請求項1〜3のいずれか1項記載の自動販売機
    の商品投出装置。
  5. 【請求項5】前記2組の可動板のうち少くとも下位の可
    動板は上下方向の幅が長く形成され、前記位置決め片が
    可動板の上下部に一対ずつ設けられるとともにこの位置
    決め片が係合する階段状の位置決め係合部が機枠の側壁
    部に上下一対ずつ設けられている請求項1〜3のいずれ
    か1項記載の自動販売機の商品投出装置。
  6. 【請求項6】前記衝撃吸収手段は、商品の周面が当接す
    ることにより後退する衝撃吸収部材を有し、この衝撃吸
    収部材はその両端軸部が機枠の側壁部にその前後方向に
    形成されたガイド孔にスライド自在に支持されていると
    ともに投出通路側方向にバネ付勢されている請求項
    載の自動販売機の商品投出装置。
  7. 【請求項7】前記衝撃吸収手段の衝撃吸収部材は、その
    両端に軸部を有し、この軸部がスライド自在に嵌合する
    ガイド孔の前記固定壁側の端部に軸部が嵌入し得る陥入
    部を上、下、または双方に有している請求項6記載の自
    動販売機の商品投出装置。
  8. 【請求項8】前記衝撃吸収部材とこれを付勢するバネと
    の間に、商品の落下加速度を吸収して商品自重のみに減
    衰させる空気入り衝撃吸収袋体が設けられている請求項
    6記載の自動販売機の商品投出装置。
  9. 【請求項9】前記可動板の支持孔は、前記階段状の位置
    決め係合部の段部と対応する段部を有する階段状の傾斜
    孔とされている請求項1〜7のいずれか1項記載の自動
    販売機の商品投出装置。
  10. 【請求項10】前記衝撃吸収手段は、機枠の側壁部の上
    部間に枢支されて固定壁方向に斜め上方を向く支持板
    と、この支持板の先端に軸着された衝撃吸収板とで構成
    され、前記可動板はその上端が機枠の側壁部の上部間に
    枢支された傾斜板の下端に軸着連結されており、この連
    結軸の両端が側壁部の傾斜した支持孔に移動自在に支持
    されているとともに前記衝撃吸収板の裏面は前記連結軸
    部分の外面にそっておかれている請求項3記載の自動販
    売機の商品投出装置。
  11. 【請求項11】前記可動板の上下部に位置決め片が一対
    ずつ設けられるとともにこの位置決め片が係合する階段
    状の位置決め係合部が上下一対ずつ設けられている請求
    項10記載の自動販売機の商品投出装置。
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