JP2974945B2 - 自動販売機の商品投出装置 - Google Patents

自動販売機の商品投出装置

Info

Publication number
JP2974945B2
JP2974945B2 JP7244679A JP24467995A JP2974945B2 JP 2974945 B2 JP2974945 B2 JP 2974945B2 JP 7244679 A JP7244679 A JP 7244679A JP 24467995 A JP24467995 A JP 24467995A JP 2974945 B2 JP2974945 B2 JP 2974945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
movable wall
passage
vending machine
fixing means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7244679A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0991516A (ja
Inventor
豊 高橋
久 舟越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EFU AI SHII KK
Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
EFU AI SHII KK
Kirin Brewery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EFU AI SHII KK, Kirin Brewery Co Ltd filed Critical EFU AI SHII KK
Priority to JP7244679A priority Critical patent/JP2974945B2/ja
Publication of JPH0991516A publication Critical patent/JPH0991516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2974945B2 publication Critical patent/JP2974945B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壜や缶に充填され
た飲料等の商品の自動販売機に係り、特に外径の異る複
数種類の商品を各別に収納し、その商品に適合する幅の
投出通路を形成して円滑な商品の投出を行わせるための
自動販売機の商品投出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において自動販売機は様々な商品分
野で急速に普及しており、なかでも飲料用の壜や缶の自
動販売機の普及はめざましく、これらの商品は一般消費
者がいつでも手軽に購入することができるようになって
いる。上記の飲料の壜や缶は、商品によって外径が異る
が、殆んどの商品は自動販売機により販売されている。
【0003】ところで上記の自動販売機においては、例
えば小径の商品に適合する通路幅を有する通路内にその
商品より大径の商品が投入されると、通路内で詰りが生
じ、その除去が容易でなく、また大径の商品に適合する
通路幅を有する通路内にその商品より小径の商品が投入
されると、その商品は素通りして排出されてしまうこと
になる。さらに小径の商品用から大径の商品用に通路幅
を変更したにも拘らず小径の商品を投入した場合、その
商品がすべて素通りしてしまうなどの問題がある。
【0004】このような場合には、従来商品の投出通路
の背面側の通路板を人手により移動させて通路面を調整
することにより対応するようにしているが、上記の投出
通路の通路板はラックの下方内に位置するので、上記調
整作業は殆んど手探り状態で行うことになり、店頭用の
自動販売機ではその管理者(通常自動販売機を設置して
いる商店主)に困難な作業を強いるものであった。
【0005】そこで上記の調整作業の軽減を図るため、
例えば特開平7−21457号公報(公知例1)、ある
いは特開平7−160941号公報(公知例2)に記載
の技術が提案されている。
【0006】上記公知例1に記載のものは、小径缶およ
び大径缶用の仮止め用フラップをソレノイドにより動か
すことにより各商品サイズに対応させようとするもので
あり、また公知例2に記載のものは、第1〜第3ストッ
パ部をソレノイドにより調整して各商品サイズに対応さ
せようとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記いずれの
公知技術も、対象とする商品の太さの種類が限定される
ので、外径の異る多品種の商品を販売する自動販売機に
は適用することができず、またフラップを動かすもので
は、ソレノイドとフラップとの調整関係が十分に機能し
ないことがあり、そのためトラブルの発生原因を内在す
るものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、商品の投出通
路幅をその投出通路を使用する商品自体によって決定
し、商品外径の変更に際しても外部から人手による調整
を不要として自動販売機の管理を容易とすることを課題
としてなされたものである。その課題の解決手段とし
て、商品の投出通路の一面を構成する固定壁と、この固
定壁に対し離接する方向に移動可能に支持された可動壁
とを具有し、この可動壁と固定壁とでその投出通路を使
用する商品の外径に見合う通路幅を決定するよう形成
し、前記可動壁にはこの可動壁を前記通路幅決定状態に
維持する可動壁固定手段を備え、前記固定壁には商品を
投出する投出機構とを有する構成としたことにある。
【0009】上記可動壁は、上端が機枠に枢支され前記
固定壁に向けて下り傾斜して設けられる上面部材と、こ
の上面部材の下端に連結され前記機枠に平行な可動壁面
部材と、この可動壁面部材の下端に連結され前記上面部
材と平行に傾斜して基端が前記機枠に枢支された下面部
材とで平行四辺形の4節リンクを構成しており、前記上
面部材の下端に連結されその延長方向に延びる状態に付
勢された商品感知部材を有し、商品の通過によって所定
の位置に移動して投出通路幅が決定され、その通路幅決
定と同時に可動壁固定手段により可動壁が拘束され、決
定された通路幅が維持されるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0011】図1(A)は本発明の適用対象である自動
販売機1の一例の前面扉2を開けた状態を示しており、
自動販売機1内には図1(B)に示すような複数個のラ
ック3,3…が引出し可能に設けられ、これらラック
3,3…の下部に本発明による商品投出装置が設けられ
る。
【0012】上記ラック3には、通常4種類の商品が収
納できるようになっており、したがって各商品を投出す
るための4つの商品投出通路4,4…が設けられ、その
上方位置には各投出通路4,4…へ商品Aを補給するた
めの商品投入口3b,3b…があり、ジグザグ状の経路
内に商品Aが充満するように詰められるようになってい
る。
【0013】図2はその一つの投出通路4を取出して示
す断面図であり、同図において5は固定壁を、6は可動
壁を示し、その間が商品Aが通過する投出通路4とな
る。
【0014】上記固定壁5は、従来から用いられている
投出機構を備えるもので、板材の両側部が直角に折曲さ
れて横断面が浅いコ字状に形成されており、その上記折
曲された側板7,7の上端近くと下端とにフック部8,
9が形成され、上部のフック部8はラック3側に固定の
シャフト10に、下部のフック部9はラック3側の切欠
(図示省略)に落し込んで取付けられるようになってい
る。
【0015】上記固定壁5には、図2および図3に示す
ように上部中央位置に商品無しを検知するための売切検
知片11がバネ12の付勢により図2の状態に突出する
特性が与えられて枢支され、この売切検知片11が突出
したとき、すなわち商品が存在しない空の状態時に売切
れの信号を得るスイッチSが設けられており、このスイ
ッチSが作動したとき自動販売機1の前面扉2の該当す
る商品の売切ランプが点灯されるようになっている。
【0016】上記売切検知片11より下方位置には、最
下位の商品を受止める商品投出板13と、次位の商品を
留めておくためのストッパ14とが設けられており、こ
れらにより商品を1個ずつ投出する投出機構を構成して
いる。
【0017】上記商品投出板13は、その基部が固定壁
5の背面の軸受部15,15に位置固定に支持されたシ
ャフト16に枢支され、このシャフト16にはコ字状を
なす揺動枠17が揺動自在に支持されており、この揺動
枠17の下端近くに挿通されたクランク状の連動杆18
の端部が固定壁5の背面に取付けられたソレノイド19
のプランジャ19aに連結されていて、ソレノイド19
が励磁されたとき前記連動杆18を介して揺動枠17が
垂直姿勢から水平姿勢に揺動するようになっている。な
お20は戻し用のバネである。
【0018】前記揺動枠17の前記連動杆18には押上
げ部材21の下部が枢支されており、この押上げ部材2
1の上端近くには移動シャフト22が挿通支持されてい
る。この移動シャフト22の両端は固定壁5の背面に切
起こされた軸受片23,23の上下方向の長孔24,2
4に挿通されて上下動が案内されている。
【0019】上記移動シャフト22は、前記商品投出板
13の上端に突出する受部25,25に係合自在とされ
ており、商品投出板13の上端一側寄りには前記移動シ
ャフト22の下降時に当接して該投出板13を投出位置
に揺動させるためのカム26が設けられている。
【0020】前記ストッパ14は、下部の軸受部27,
27が前記シャフト16に枢支され、この軸受部27か
ら上方に延びる部分にカム孔28が形成されており、こ
のカム孔28に前記移動シャフト22が挿通されてい
て、移動シャフト22が下降しているときはストッパ1
4は固定壁5の表面内に退没した位置におかれ、次位の
商品の保持を解き、移動シャフト22が上昇したとき、
すなわち商品投出板13が固定壁5の表面内に退没した
ときストッパ14は該表面から突出して次位の商品を留
めるようになっている。
【0021】次に上記固定壁5に正対する位置におかれ
該固定壁5との間で商品投出通路4を構成する可動壁6
について説明する。
【0022】図2および図4,図5に示す可動壁6は、
一つのユニットとして構成され、自動販売機1のラック
3内に随時装着することができるようになされており、
既存の自動販売機への取付けを可能な構成とした場合を
示している。
【0023】すなわち、背面にラック3の壁面3aに形
成された取付孔29,29に引掛けてラック3内に取付
けるための上下のフック30,30を備えた機枠31を
有し、この機枠31の左右には側板32,32があって
この側板32,32間の上部位置に上面部材33が前記
固定壁5に向けて下り傾斜姿勢におかれるよう軸34に
より枢支され、また側板32,32間の中間位置には前
記上面部材33と同長の下面部材35の基部が軸36に
より枢支され、これら上,下面部材33,35の先端間
には実質的に投出通路4を構成してかつ通路幅を定める
可動壁面部材37の上下端が軸38,39により連結さ
れていて、これらにより平行四辺形の4節リンクを構成
している。そして上記可動壁面部材37の背面と機枠3
1との間の左右位置には可動壁6を図6(A)の実線図
示状態に弾発する圧縮バネ41、41が介装されてい
る。
【0024】したがって本実施形態における可動壁6
は、機枠31、上面部材33、下面部材35、可動壁面
部材37、圧縮バネ41により構成されている。
【0025】上記上面部材33の先端側の軸38には商
品感知部材40の基部が枢支され、この商品感知部材4
0の背面と機枠31との間の中央位置には別の圧縮バネ
41′が介装されていて、商品感知部材40が図2およ
び図6のように機枠31の側板32から屈曲されたスト
ッパ32aに当って上面部材33の延長方向におかれる
ようになっている。なお上記バネ41′は圧縮コイルバ
ネに限らず、板バネ、線バネによるものであってもよ
く、実質的に商品感知部材40を上記位置に戻すだけの
弾発力を有するものであればよい。
【0026】前記側板32,32の上端32b,32b
は下り傾斜状とされており、この部分の側板32,32
間に商品を受入れて下方へ誘導するように形成されてい
る。
【0027】前記可動壁6には、投出通路4の通路幅が
商品Aの通過によって決定されたとき可動壁面部材37
をその位置に固定するための可動壁固定手段42が設け
られている。図2および図4、図5に示す実施形態にお
ける可動壁固定手段42Aは、可動壁面部材37の背面
側の側部に水平方向に移動自在に支持されバネ43によ
り先端が可動壁面部材37の側方に突出する特性が与え
られた係止ピン44と、前記機枠31の側板32にその
外面側に切起こされて形成された複数個(図では商品外
径47φ用、53φ用、60φ用、66φ用の4個)の
位置決め係止孔45,45…と、前記商品感知部材40
の基部寄りの側部背面側に折曲げられ前記係止ピン44
の先端の突出を拘束し該感知部材40の垂直姿勢へ移動
時に係止ピン44の突出を許容するための切孔46を有
する折曲部47を備え、この折曲部47の端部には前記
係止ピン44の先端に係合して商品感知部材40の投出
通路4側へのはね返りを防ぐための立曲片48を有して
いる。
【0028】前記係止孔45,45…の切起こし片45
a,45a…は、図5に示すように可動壁面部材37が
投出通路4の拡大方向への移動時には係止ピン44の先
端が係止孔45,45…のエッジに引掛って外れないよ
うにし、逆方向への移動時には切起こし片45aに係止
ピン44の先端が乗って係止孔45から抜け出せるよう
にするため側板32の外面に斜め後方に向けて切起こさ
れている。
【0029】図2において可動壁面部材37の移動位置
を点線で示しているが、移動していない実線図示位置
イ′から若干押された位置イが47φ用、符号ロで示す
位置が53φ用、符号ハで示す位置が60φ用、2点鎖
線の符号ニで示す位置が最大径の66φ用の移動位置で
ある。
【0030】次に上記実施の形態の作用を説明する。ラ
ック3内に商品Aが装填されると、その商品Aは可動壁
6の上面部材33上に落ち、その傾斜によりショックが
吸収されたのち商品感知部材40を垂直姿勢に変換さ
せ、続いて固定壁5と可動壁面部材37との間に落ち込
み、固定壁5の商品投出板13で受け止められる。この
とき可動壁面部材37は商品Aにより押され、固定壁5
と可動壁6の可動壁面部材37との間の間隔がその商品
Aの外径寸法に見合う通路幅に決定される。
【0031】上記のように商品Aの落下時に商品感知部
材40が垂直姿勢に変換されるとき、その折曲部47が
図2において右方へ移動するので、この折曲部47によ
り抑えられていた係止ピン44の先端がバネ43の付勢
により折曲部47の切孔46内に進入し、その位置にあ
る係止孔45に嵌入する。これにより可動壁面部材37
の位置が定められ、同一外径の商品Aが投出通路4を流
れる限り上記の通路幅が維持される。
【0032】商品Aの投出動作は従来と同様に行われ
る。すなわち自動販売機1の前面扉2の売出しボタンが
押されると、固定壁5のソレノイド19に通電され、プ
ランジャ19aが戻しバネ20に抗して引かれ、これに
連結されている連動杆18を介して揺動枠17が水平姿
勢となる方向に揺動し、これに伴い押上げ部材21が上
昇して移動シャフト22が上昇する。これにより商品投
出板13の係止が解かれるので商品投出板13は商品A
の重量により軸16を中心に揺動し、固定壁5の表面内
に退没した位置となって1個の商品Aが下降して投出さ
れる。
【0033】これと同時に前記移動シャフト22の上昇
によりその移動シャフト22がストッパ14のカム孔2
8を介してストッパ14が固定壁5の表面から突出した
位置に拘束され、これにより2個目の商品がストッパ1
4に係合して留めおかれる。
【0034】商品投出後、ソレノイド19が消磁し、そ
のプランジャ19aが戻しバネ20により引戻され、こ
れにより揺動枠17が垂直姿勢になる方向に揺動し、押
上げ部材21が下降することにより移動シャフト22が
下降し、この移動シャフト22の下降途上で商品投出板
13のカム26を押し、併せて該揺動板13の基部を拘
束して商品投出板13が固定壁5の表面から突出した状
態にロックされる。
【0035】上記移動シャフト22の下降によって拘束
が解かれたストッパ14の位置から次位の商品Aが下降
し、その商品Aが商品投出板13により受止められて保
持され、次回の投出に待機する。
【0036】投出通路4内に商品Aが残り1個になる
と、売切検知片11が商品によって押されなくなるので
固定壁5から図2のように突出し、これによりスイッチ
Sが作動して売切信号を発信する。これは通常の自動販
売機において、売切後に商品を補充した直後であっても
適温の商品を販売できるようサービス工夫がなされてお
り、本実施形態においてもこれを踏襲しているものであ
る。したがって上記の残る1個の商品により可動壁6は
その商品サイズに適合した位置に留めおかれ、繰返しそ
のサイズの商品を補充しても可動壁6は変位しないまま
継続して所定の通路幅を維持している。その結果、可動
壁6の無用の動作が生じず、商品投出時の信頼性を増す
ことになる。
【0037】上記売切信号により自動販売機1の表示部
の該当する商品の売切ランプが点灯して売切であること
が表示される。
【0038】残り1個の商品を売出しボタンを押して投
出させると、その商品Aにより押されていた商品感知部
材40がバネ41の作用で上面部材33の延長上に進出
し、また可動壁面部材37も同様に固定壁5側へ平行移
動する。このとき係止ピン44はその先端が係止孔45
から切起こし片45aの表面を滑って脱出し、可動壁6
は最小通路幅の状態に自動復帰する。したがって投出通
路4に商品が存在しないときは可動壁6は固定壁5に対
し最も接近した状態(イ′)にあって最小通路幅を構成
し、装填される商品Aの投出通路4内への進入によって
その商品Aの外径に適合する通路幅に自動的に設定さ
れ、かつその位置に可動壁6が固定されて、商品投出中
妄動することがない。
【0039】図6〜図8は上記実施形態における可動壁
固定手段を、より簡素化するとともに、係止ピン等の可
動部材を用いることなく確実な作動をなさしめ得るよう
にした変形例を示すもので、この固定手段42Bは前記
実施形態における商品感知部材40の折曲部47の一側
端に、図8に示すように位置決め片50が立ち曲げら
れ、機枠31の側板32には上記位置決め片50が係合
する位置決め係合部51,51…が階段状に配設されて
おり、商品Aの落ち込みにより可動壁面部材37が押さ
れた位置で、かつ商品感知部材40が垂直姿勢になると
きその位置決め片50がこれと対応する位置にある位置
決め係合部51,51…の一つに係合し、それ以上可動
壁面部材37が後退(通路幅拡大方向への移動)しない
よう拘束されるようになされている。
【0040】上記商品感知部材40は、その上端が軸3
8に巻着されて該軸38の投出通路に面する側から延び
ており、商品Aにより押されたとき軸38の回転中心O
(図6(A)示)が中心となって垂直姿勢に回動され
る。したがって商品Aの外径により可動壁6の可動壁面
部材37がおかれる位置(図6(A)のイ、ロ、ハ、ニ
の位置)における軸38の変位、すなわちO、O′、
O″の各位置において回動することになり、可動壁面部
材40が「イ」の位置にあるときはその位置決め片50
の先端が前記Oを中心として図6(B)の「ホ」で示す
円弧を画き、その円弧軌道が上向きとなる位置に位置決
め係合部51が位置されている。同様に回転中心が前記
O′に位置するときは図6(B)の「ヘ」、O″に位置
するときは「ト」で示す円弧を画き、前記と同様に各係
合部51′、51″に斜め下方から係合して位置決めが
なされる。
【0041】上記位置決め係合部51は、前記機枠31
の側板32に符号52で示すような横長状の角孔を穿設
してその内周上縁に階段状に形成することがプレス加工
によって容易に製作し得るので最も簡単で好ましいが、
側板32の内側面に、下縁に位置決め係合部51,51
…を形成した別片を固着して形成するようにしてもよ
い。
【0042】上記位置決め片50と位置決め係合部5
1,51…とによる固定手段42Bによれば、前記図2
および図4,図5に示した実施形態における係止ピン4
4、その付勢用バネ43等の可動部材が不要となるの
で、構成のより一層のシンプル化を図ることができる。
他の構成部分については前記実施形態と同様であるから
これと対応する部材にはこれと同一の符号を付すに留
め、その説明は省略する。
【0043】上記各実施の形態では、側板32に形成さ
れる位置決め係止孔45,45…または位置決め係合部
51,51…の設置数に相当する種類の外径の商品数に
制限を受けるも、実質的にはこれで十分である。なお、
さらにその種類を増すこともできる他の例として図9以
降に示す可動壁固定手段を用いることができる。
【0044】図9に示す可動壁固定手段42Cは、機枠
31と下面部材35との枢軸36部分に設けられ略半周
の周面に歯形状の多数の溝53,53…が形成された係
合部54と、前記機枠31に基部がピン55により枢支
され先端に前記係合部54の溝53,53…の一つに係
合する爪56を有する係合部材57と、前記商品感知部
材40と係合部材57とを連結する屈曲自在な連結杆5
8,58とで構成され、商品感知部材40が商品Aによ
り押されて垂直姿勢に変換したとき係合部材57が連結
杆58,58を介して押され、その爪56が係合部54
の溝53に係合して下面部材35の回動を拘束し、これ
により可動壁6を構成している4節リンクを固定して可
動壁面部材37の位置が固定されるようになされたもの
である。なお59は連結杆58,58の伸長動作を助け
るための補助バネを示す。
【0045】この固定手段42Cによれば、係合部54
の溝53,53…の数分の固定状態が得られるので、商
品外径の種類に対し殆んど無段階に近い対応が可能とな
る。
【0046】図10(A),(B)は上記固定手段42
Cの変形例を示し、図9では可動壁6を構成する平行四
辺形リンクの内角が鈍角をなす部分にしか適用し得ない
のに対し、鋭角をなす部分であっても適用を可能とする
固定手段42Dを示したもので、例えば下面部材35と
可動壁面部材37との枢軸39部分に、端面に菊座状の
歯部60,60を有する係合部材61,62を設け、下
面部材35側に設けられる係合部材62を軸方向に移動
自在として図示しないバネにより前記歯部60,60が
離間するよう付勢するとともにこの係合部材62の背面
を斜めに削落したカム面63とされ、このカム面63を
作動するカム64を枢軸39の回りに回転自在にかつス
トッパ65aにより抜けとめして設け、このカム64の
軸65の屈曲部にロッド66が連結され、このロッド6
6の他端が商品感知部材40に連結されている。
【0047】したがって商品感知部材40が商品Aによ
り押されていないときは図10(A)のようにカム64
とカム面63とが密着する位置にあって係合部材61,
62の歯部60,60は離間しており、可動壁6は任意
に変形可能な状態におかれ、商品感知部材40が商品A
により押されて垂直姿勢に変換されるとロッド66を介
してカム64が回され、そのカム64の高所が係合部材
62のカム面63の高所へ移行するのでその係合部材6
2が押され、図10(B)のように両係合部材61,6
2の歯部60,60が噛合って可動壁面部材37と下面
部材35とが固定状態となり、可動壁6を構成している
平行四辺形4節リンクを拘束して可動壁面部材37が固
定されるようになっている。
【0048】図11〜図15は、可動壁6を無段階的に
固定状態とすることができる可動壁固定手段を示すもの
で、可動壁6を構成する平行四辺形4節リンクの対角間
に図11に略示するように連結して設けられるものであ
る。
【0049】図12に示す固定手段42Eはオイルダン
パ方式としたもので、可動壁6の枢軸38にシリンダ部
70の基部70aが枢支され、ピストンロッド71の先
端71aが枢軸36に枢支される。このピストンロッド
は内,外二重のピストンロッド71,72の嵌合構造と
され、各内端にはシリンダ部70内を液密に摺動するピ
ストン73,74を有し、これらピストン73,74に
は互いに整合または非整合となる連通孔75,76が穿
設されており、常時はバネ77によりピストンロッド7
1,72がシリンダ部70に対し伸長する方向に付勢さ
れている。そして外側ロッド72にはアーム78が直角
方向に突設されており、このアーム78には商品感知部
材40が連結された連杆79が連結されていて、商品感
知部材40が投出通路4内に伸展しているときはピスト
ン73,74の連通孔75,76が整合状態におかれ、
商品感知部材40が商品Aにより押されて垂直姿勢にな
ったとき連杆79を介して外側ロッド72が回されてピ
ストン73,74の連通孔75,76が非合致の状態
(ロック状態)になるように形成されている。
【0050】したがって商品感知部材40が垂直姿勢と
なったとき、すなわち通路幅が決定したとき可動壁6の
平行四辺形の4節リンクが拘束された状態となり、通路
幅がその商品の外径寸法に見合った幅に保持される。
【0051】図13は上記固定手段42Eの変形例を示
すもので、この固定手段42Fは単一のピストンロッド
80およびピストン81とされ、シリンダ部82の両端
近くがチューブ83により連通され、このチューブ83
の途中に回転式の開閉弁84が介装されており、この開
閉弁84の弁体85を回転させるアーム86と商品感知
部材40とが連杆87により連結されたものである。
【0052】したがって商品感知部材40が投出通路4
内に伸展しているときは前記開閉弁84の弁体85は開
位置におかれ、商品感知部部材40が商品により押され
て垂直姿勢に変換すると連杆87を介して弁体85が閉
位置となり、シリンダ部82内のオイルをロックして可
動壁6の平行四辺形の4節リンクを拘束し、その商品の
外径に適合する通路幅に固定される。
【0053】図14はオイルに代えてバネ力を使用した
固定手段42Gを示すもので、シリンダ部90内に圧縮
バネ91が内装されてロッド92を伸長方向に弾発し、
シリンダ部90から突出する位置のロッド92にリング
状の固定片93が挿通され、この固定片93の一端と商
品感知部材40とが鎖等の連結部材94により連結され
ている。
【0054】したがって、可動壁面部材37が商品によ
り押されることによりロッド92が圧縮バネ91を撓ま
せて縮み、次いで商品感知部材40が商品Aにより押さ
れて垂直姿勢に変換すると連結部材94がたるんで固定
片93がロッド92により傾斜姿勢となり、その位置で
ロッド92が固定される(図14示の状態)。これによ
り圧縮バネ91の弾発力を受けてもロッド92は伸び
ず、したがって可動壁6はその状態に拘束され、通路幅
が維持される。
【0055】図15はさらに他の変形例を示すもので、
この固定手段42Hはシリンダ部95に挿入されるロッ
ド96の挿通部においてロッド96に円錘形のゴム等の
くさび部材97が嵌合され、この楔部材97を保持する
保持部材98のアーム99と商品感知部材40とを連杆
100で連結されており、商品感知部材40が投出通路
4内に伸展しているときくさび部材97はシリンダ部9
5のロッド挿通部から抜けており、商品感知部材40が
商品より押されて垂直姿勢になったときくさび部材97
がシリンダ部95の挿通部に嵌入してロッド96をその
位置にロックし、可動壁6の平行四辺形の4節リングを
拘束して通路幅を継持するようになされている。101
はロッド96の伸長付勢するバネ、102はくさび部材
97の係合バネである。
【0056】図16は、可動壁6の他の実施形態を示す
もので、平行四辺形4節リンク機構を用いず、板バネに
よるバネ力を使用するようにしたものである。
【0057】すなわちこの実施形態における可動壁6′
は、板バネ材により上面部材33に相当する傾斜した上
面部103と、この上面部103に連設され前記実施形
態における可動壁面部材37に相当し垂直方向におかれ
る可動壁面部104とが構成され、前記上面部103の
上方端が機枠31の上方部に固定部105により固着さ
れる。したがってこの可動壁6′が無負荷時にはその可
動壁面部104が固定壁5に最も接近した位置にあって
最小径の商品Aに対応する通路幅を構成するようになっ
ており、この可動壁面部104が商品Aにより押されて
通路幅が拡大されるときその可動壁面部104が垂直姿
勢を極力保つよう可動壁面部104の下端両側部の突出
部105が機枠31の側板32に設けられた傾斜ガイド
106(好ましくは階段状)にそって下降するようにな
されている。
【0058】この実施形態においては、前記突出部10
5と傾斜ガイド106との係合により可動壁6′の可動
壁面部104を拘束し得るが、どちらかというとこの係
合は可動壁面部104の垂直姿勢を確保することに主眼
をおいており、したがって可動壁6′の拘束をより確実
化するためには例えば図16〜図20に示すような固定
手段42Jを用いることができる。すなわち可動壁6′
の下方位置に商品により押されて可動壁面部104内に
退没し得る揺動板107(前記商品感知部材40に相
当)が軸108により取付けられ、この揺動板107の
基部中央位置に山形状にカム部109(図17)が設け
られており、この揺動板107が商品により押されて前
記可動壁面部104の表面内に退没する間の動きによっ
てカム部109の左右のカム面で押される位置に位置決
め係止部材110,110が該可動壁面部104に取付
けられ、この係止部材110,110が機枠31の側板
32に形成された位置決め用の係止孔111(または凹
部)に係合することにより可動壁6′の位置が固定され
るようになされる。
【0059】上記係止部材110,110は、例えば図
18に断面を示すように、可動壁6′の可動壁面部10
4の裏面側に固定されたガイド筒112,112に挿通
支持されるピン状のもので、ガイド筒112内のバネ1
13により係止部材110の端部が前記カム部109の
カム面に常時当接され、揺動板107の退没揺動時にそ
のカム部109により押されたとき係止部材110の先
端のニードル状尖端110aが図19に示すように機枠
31の側板32に列設された係止孔111,111…の
一つに嵌合して可動壁6′をその位置に係止されるよう
になされている。上記係止孔111,111…の配列間
隔は、図5に示した係止孔45,45…と同様である。
また上記係止孔111,111…の開口部分は、係止部
材110の突端110aが嵌入しやすくするため図19
のように面取り111aを施しておくことが好ましい。
【0060】前記カム部109の構成に関しては、山形
状にするほか、図20に示すように揺動板107の基部
にその揺動中心を中心とする円筒カム114を設け、こ
の円筒カム114の周面に形成された螺旋状のカム溝1
15に前記係止部材110の側面に突出するピン116
を嵌合し、揺動板107の揺動により前記カム溝115
を介して係止部材110を側方へ移動させるようにして
もよい。
【0061】なお、図16〜図20に示した可動壁固定
手段は、図2,図6に示した平行四辺形4節リンク構造
の可動壁6に対しても図21に示すように軸34,39
間に引張りバネ117を張装し、可動壁面部材37に揺
動板107を設けることによって実施することができ
る。
【0062】また図2,図6,図16に示した可動壁
6,6′の場合、投入される商品が上面部材33または
上面部103に衝接する際のショックを緩和させるた
め、図22のように可動壁6,6′の直上位置に弾性を
有するショック吸収部材118(コイルバネでもよい)
を設けるようにすることができる。
【0063】次に上述した商品投出装置の制御系の一例
を図23,図24に示すフローチャートを参照して説明
する。
【0064】の系は正常時、の系は売切ランプ点灯
時、の系は商品サイズ(外径)の変更時、の系は商
品不出トラブル発生時をそれぞれ示している。
【0065】の系において、スタート時にはステップ
S1で自動販売機1の前面扉2が施錠されているか否か
がチェックされ、施錠されていなければ施錠を行い、施
錠されていれば前面扉2の商品選択ボタンを押すことが
できる(ステップS2)。次いで指定された商品の在庫
の有無が判断され(ステップS3)、その商品が在庫さ
れていれば、その商品の投出通路6の可動壁8のソレノ
イド19に通電され(ステップS4)、商品の在庫がな
い場合はの系へ移行する。
【0066】の系については従来の手順により商品の
補充を行うもので、の系のステップS3により在庫な
しと判断された場合は前面扉2を開け(ステップS
5)、ラック3を引出し(ステップS6)、セット位置
を確認(ステップS7)したのち商品サイズの変更を要
するか否か(ステップS8)により変更を要しなければ
ラック3に商品を装填し(ステップS9)、変更を要す
る場合はの系へ移行する。
【0067】ラック3に商品を詰め終ったら、ラック3
が押込まれたか否かが判断され(ステップS10)、押
込まれていれば前面扉2を閉じ(ステップS11)、商
品装填セット完了(ステップS12)となっての系へ
戻る。
【0068】前記ステップS8で商品の変更を要すると
された場合は、の系において在庫の有無が判断され
(ステップS13)、在庫があれば売出しボタンを押し
て(ステップS14)商品を払い出し(ステップS1
5)、再びステップS16で在庫の有無がチェックさ
れ、在庫なし(ステップS17)となった場合、新サイ
ズの商品を投入し(ステップS18)、新サイズへの切
替え完了(ステップS19)となりの系へ戻る。
【0069】トラブル発生時は、の系のように前面扉
2の売切ランプが点灯し(ステップS20)、前面扉2
を開けて(ステップS21)内部のラック3を目視によ
り点検し(ステップS22)、次いで在庫の有無がチェ
ックされる(ステップS23)。在庫があればラック3
を引出し、ラック3内で詰っている商品を人手により取
除く(ステップS24)。再び在庫の有無がチェックさ
れ(ステップS25)、在庫無の場合は〜の系へ戻
る。
【0070】在庫有の場合は商品投出ボタンを押してテ
スト投出を行い(ステップS26)、商品を排出させ
(ステップS27)、同一サイズの商品を詰め(ステッ
プS28)、トラブルの解消が完了し、の系へ戻る。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、円
筒状の商品を投出するための投出通路を固定壁と可動壁
とで構成し、これら壁間に商品を通すことでその商品に
適合する通路幅が決定されるので、従来のように商品径
の変更に伴う通路幅の設定にいちいち人手により調整作
業を行う必要がなく、自動販売機の管理を容易にするこ
とができる。また通路幅調整のために電気的手段を一切
使用する必要がないので、既存の自動販売機への適用も
容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明を適用する自動販売機の一例を
示す前面扉を開けた状態の斜視図、(B)はそのラック
の一つを取出して示す拡大斜視図。
【図2】本発明による商品投出装置の一実施形態を示す
断面図。
【図3】図2における固定壁の正面図。
【図4】図2における可動壁の半部の背面図。
【図5】同、可動壁固定手段部分の水平断面図。
【図6】(A)は、可動壁固定手段の他の変形例を示す
側面図、(B)はその要部の拡大図。
【図7】同、平面図。
【図8】同、商品感知部材の一部の斜視図。
【図9】同、可動壁固定手段の他の変形例を示す斜視
図。
【図10】(A)、(B)は可動壁固定手段のさらに他
の変形例を示す斜視図。
【図11】可動壁固定手段を無段階とする場合の設置場
所を示す説明図。
【図12】図11の可動壁固定手段の一例を示す断面
図。
【図13】同、他の例を示す正面図。
【図14】同、さらに他の例を示す斜視図。
【図15】同、さらに他の例を示す断面図。
【図16】本発明における可動壁の他の実施形態を示す
側面図。
【図17】図16の実施形態に用いる可動壁固定手段の
一例を示す斜視図。
【図18】図17の係止部材部分の断面図。
【図19】図17の係止部材が係合する係止孔の一例を
示す断面図。
【図20】図17の係止部材の移動手段の他の例を示す
部分斜視図。
【図21】図2に示した可動壁に係止部材による可動壁
固定手段を設ける場合の例示図。
【図22】商品投入時の衝撃を緩和するショック吸収部
材を設ける場合の例示図。
【図23】本発明の一制御例を示すフローチャート。
【図24】同、フローチャート
【符号の説明】
1 自動販売機 2 前面扉 3 ラック 4 商品投出通路 5 固定壁 6,6′ 可動壁 8,9 フック部 11 売切検知片 13 商品投出板 14 ストッパ 17 揺動枠 18 連動杆 19 ソレノイド 21 押上げ部材 22 移動シャット 26 カム 28 カム孔 30 フック 31 機枠 32 側板 33 上面部材 35 下面部材 37 可動壁面部材 40 商品感知部材 41 圧縮バネ 42 (42A〜42J)可動壁固定手段 44 係止ピン 45 係止孔 46 切孔 47 折曲部 48 立曲片 50 位置決め片 51,51′,51″ 位置決め係合部 54 係合部 57 係合部材 58 連結杆 61,62 係合部材 64 カム 70 シリンダ部 71,72 ピストンロッド 73,74 ピストン 75,76 連通孔 80 ピストンロッド 81 ピストン 82 シリンダ部 83 チューブ 84 開閉弁 85 弁体 90 シリンダ部 92 ロッド 93 固定片 95 シリンダ部 96 ロッド 97 くさび部材 103 上面部 104 可動壁面部 106 傾斜ガイド 107 揺動板 109 カム部 110 係止部材 111 係止孔 114 円筒カム 115 カム溝 118 ショック吸収部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07F 11/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壜、缶等の円筒状を有する商品を積層して
    収納し、商品の投出通路を該通路の一面を構成し商品投
    出機構を有する固定壁と、この固定壁に対し離接する方
    向に移動可能に支持された可動壁とで形成し、投出する
    商品の外径に見合う通路幅が決定されるようにして投出
    指令に基づいて商品を投出する自動販売機において、前
    記可動壁は、上端が機枠に枢支され前記固定壁に向けて
    下り傾斜して設けられる上面部材と、この上面部材の下
    端に連結され前記機枠に平行な可動壁面部材と、この可
    動壁面部材の下端に連結され前記上面部材と平行に傾斜
    して基端が前記機枠に枢支された下面部材とで平行四辺
    形の4節リンクを構成し、前記上面部材の下端に連結さ
    れその延長方向に延びる状態に付勢された商品感知部材
    を有するとともに可動壁を前記通路幅決定状態に維持す
    る可動壁固定手段を備えてなり、商品通過時に前記可動
    壁の前記可動壁面部材が後退移動して当該商品の外径に
    見合う通路幅を確保した時点で前記商品により前記商品
    感知部材が押されて垂直姿勢に変換し前記可動壁がその
    位置で機枠側に可動壁固定手段により拘束されるように
    したことを特徴とする自動販売機の商品投出装置。
  2. 【請求項2】前記可動壁固定手段は、機枠の側板に商品
    外径の種類に対応して所定の間隔をおいて横方向に配列
    され切起しにより穿設された複数の係止孔と、前記可動
    壁側に側方に向けて突出特性が与えられて設けられた係
    止ピンと、前記商品感知部材の基部に形成され前記係止
    ピンの係止孔への嵌入を阻止するピン拘束部とで構成さ
    れ、前記商品感知部材が商品により押されて垂直姿勢に
    なったとき前記ピン拘束部が係止ピンの先端位置から外
    れ、その位置の係止孔に係止ピンが嵌入して通路幅が維
    持されるようにした請求項1記載の自動販売機の商品投
    出装置。
  3. 【請求項3】前記可動壁固定手段は、前記商品感知部材
    の側部に突設された位置決め片と、機枠の側板に設けら
    れ前記位置決め片が選択的に係合するよう階段状に形成
    された位置決め係合部とで構成されている請求項1記載
    の自動販売機の商品投出装置。
  4. 【請求項4】前記可動壁を板バネ材により前記固定壁に
    向けて下り傾斜する上面部と、この上面部に続き垂直方
    向に垂下する可動壁面部とを形成し、この可動壁面部の
    下方位置に商品感知部材および可動壁固定手段を有する
    請求項1記載の自動販売機の商品投出装置。
  5. 【請求項5】前記機枠を含む可動壁は、自動販売機の商
    品投出通路部分に取付け自在なユニットとされている請
    求項1〜4のいずれか1項記載の自動販売機の商品投出
    装置。
JP7244679A 1995-09-22 1995-09-22 自動販売機の商品投出装置 Expired - Fee Related JP2974945B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7244679A JP2974945B2 (ja) 1995-09-22 1995-09-22 自動販売機の商品投出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7244679A JP2974945B2 (ja) 1995-09-22 1995-09-22 自動販売機の商品投出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0991516A JPH0991516A (ja) 1997-04-04
JP2974945B2 true JP2974945B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=17122342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7244679A Expired - Fee Related JP2974945B2 (ja) 1995-09-22 1995-09-22 自動販売機の商品投出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2974945B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000105866A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Sanden Corp 自動販売機の商品収納幅調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0991516A (ja) 1997-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2948152B2 (ja) 自動販売機の商品投出装置
KR19990045287A (ko) 대형 상품 자동판매 시스템
EP0178244B1 (en) Article vendor
JP2974945B2 (ja) 自動販売機の商品投出装置
WO2015083423A1 (ja) 硬貨払出装置
US5509521A (en) Coin mechanism for vending machine for handling magnetic coins
JP4072844B2 (ja) 硬貨処理装置およびその制御方法
US5361938A (en) Automatic vending apparatus adaptable to accommodate different-sized commodity
JPH0991517A (ja) 自動販売機の商品投出装置
JP3018219B2 (ja) 硬貨払出装置
US5062545A (en) Automatic vending machine dispensing mechanism
JPH07262426A (ja) 硬貨払出装置
CA2235539C (en) Article dispensing device for automatic vending machine
JPH11154272A (ja) 自動販売機の商品投出装置
JP2834944B2 (ja) 自動販売機の商品収納棚装置
JP2002358565A (ja) 自動販売機の商品払出装置
JP3711782B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP3706941B2 (ja) 自動販売機の商品投出装置
JP2606574Y2 (ja) 自動販売機
JP5359205B2 (ja) 商品収納装置
JP3720891B2 (ja) 商品投出装置
JP2868055B2 (ja) 直積み式商品払出装置
JP2001307207A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JPS5828636Y2 (ja) 玉貸機における硬貨切装置
JP2708296B2 (ja) 直積み式商品搬出装置付き自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees