JPH07262426A - 硬貨払出装置 - Google Patents

硬貨払出装置

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Publication number
JPH07262426A
JPH07262426A JP6053835A JP5383594A JPH07262426A JP H07262426 A JPH07262426 A JP H07262426A JP 6053835 A JP6053835 A JP 6053835A JP 5383594 A JP5383594 A JP 5383594A JP H07262426 A JPH07262426 A JP H07262426A
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JP
Japan
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coin
slide
payout
coins
hole
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Pending
Application number
JP6053835A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsugi Mikami
貢 三上
Masanori Tanaka
正則 田中
Ryoji Yamagishi
良治 山岸
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Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07262426A publication Critical patent/JPH07262426A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、装置の薄型化を維持しつつ
装置の作動ロックを可及的に排除するようにした硬貨払
出装置を提供することにある。 【構成】この発明の硬貨払出装置20は、チェンジスラ
イド22のコインチューブ2側の一端22bをペイアウ
トスライド3に形成された硬貨収容孔3aの外径に沿っ
て円弧状に延設するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コインチューブ内に
積載収容された硬貨を払い出す硬貨払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動販売機、両替機、サービス
機器等には投入硬貨の正偽を判別し、正貨のみを金種別
に選別収容する硬貨処理装置が装着され、またこの硬貨
処理装置内には選別収容した硬貨を釣銭の金額に応じて
払い出す硬貨払い出し装置が装着されている。
【0003】図7は上述した硬貨払い出し装置(以下単
に装置という)の従来例を示す要部概念断面図である。
【0004】この装置1は、金種別に硬貨を収容する複
数のチューブからなる着脱自在なコインチューブ2と、
このコインチューブ2の下面に形成された硬貨排出孔2
aを開閉すべく、図の左右方向へスライド自在に配設さ
れたペイアウトスライド3と、このペイアウトスライド
3と係合し、このペイアウトスライド3を図の左右方向
へスライドさせるコインスライド4と、このコインスラ
イド4内に出没自在に配設されたチェンジスライド5
と、このチェンジスライド5の移動規制とその解除とを
図るソレノイド6とから構成されている。
【0005】上述した装置1の構成要素のうち、ペイア
ウトスライド3には、図7の初期位置に移動した際にコ
インチューブ2内に積載収容された硬貨(図示せず)の
最下部に位置する硬貨のみを収容する硬貨収容孔3aが
形成されている。なおこのペイアウトスライド3の下面
には、硬貨収容孔3a内に収容された硬貨がそのまま下
方へ落下しないよう、硬貨収容孔3a内に収容された硬
貨の下面を一時支えるコインベース7が配設されてい
る。
【0006】このコインベース7には、コインチューブ
2に形成された孔2aの中心位置Mよりも若干右側へ寄
った位置に外径8aが位置する円弧状の切り欠8が形成
されている。また、この切り欠8とチェンジスライド5
の後端5bとの間には図7のAA概念断面図で示す図8
のように硬貨払い出し孔Bが形成されている。
【0007】なお前記チェンジスライド5は図8で示す
ようにコインスライド4が支点となって後端5bが自由
端となっている。
【0008】なお図7で符号9は装置1を構成する筐体
の後壁であり、この後壁9と装置1の下部に配設された
シュート10との間には硬貨排出口Cが形成されてい
る。
【0009】なお、図7で符号11は装置1を構成する
筐体の前壁である。
【0010】このような装置1によると、図示せぬ自動
販売機等の機器から硬貨払い出し信号が入力されると、
図示せぬモータ及びペイアウトカム等からなる駆動手段
によりコインスライド4が図7の矢印で示すように図面
の右側方向へ移動し、これに連動してペイアウトスライ
ド3も図面の右側方向へ移動する。
【0011】なお、上述したモータ及びペイアウトカム
等からなる駆動手段の基本的構成は実公昭58−605
4号、又は実公平2−19881号等に開示されてい
る。
【0012】一方、硬貨払い出し信号が入力されると、
ペイアウトスライド3は図面の右側方向へ移動して、硬
貨収容孔3a内に収容された硬貨を払い出そうとする
が、その際、硬貨払い出し信号とともに、コインチュー
ブ2に収容された硬貨を払い出す信号が入力されたか否
かによってソレノイドプランジャ6は次の2種類の動作
を行う。
【0013】まず、硬貨払い出し信号とともに、コイン
チューブ2の硬貨を払い出す信号が入力されない場合、
つまりコインチューブ2に収容された硬貨を払い出さな
い場合は、図9で示すようにソレノイドプランジャ6の
プランジャ6aはチェンジスライド先端5aとの係合を
維持して、チェンジスライド5の移動を規制する。
【0014】すると硬貨収容孔3a内に収容された硬貨
Dはその下面をチェンジスライド5の後端5bにより支
承されることとなるため、下方へ落下することはなく硬
貨Dの払い出しは行われない。
【0015】一方、硬貨払い出し信号とともに、コイン
チューブ2の硬貨を払い出す信号が入力された場合は、
図10で示すようにソレノイドプランジャ6のプランジ
ャ6aとチェンジスライド5の先端5aとの係合が解除
されるので、チェンジスライド5はコインスライド4と
ともに図面の右側方向へ移動する。
【0016】すると、図10で示すように硬貨払い出し
孔Bが拡開するので、ペイアウトスライド3の硬貨収容
孔3a内に収容された一枚の硬貨Dは下方に落下し、硬
貨排出口Cを介して装置1の外部に払い出される。
【0017】このような一連の硬貨非払い出し作業、あ
るいは硬貨払い出し作業が終了すると、ペイアウトスラ
イド3、コインスライド4、及びチェンジスライド5は
図示せぬ駆動手段により図7の初期位置にスライド復帰
し、次の硬貨Dを払い出す待機状態となる。
【0018】なお、図10で、符号5cはチェンジスラ
イド5に形成された弾発係合部材で、この弾発係合部材
5cは常時はコインスライド4の凹部4a内に嵌着係合
し、図9で示すように硬貨非払い出し時にのみコインス
ライド4との係合が解除され、また図7で示す初期位
置、及び図10で示す硬貨払い出し時にはその嵌着係合
が維持される。
【0019】なお、上述した装置1の基本構成は上述し
た先願(実公昭58−6054号、又は実公平2−19
881号)に開示されているが、この装置1は複数並設
されたコインチューブ2の下部に、収容硬貨の最下位硬
貨を同時に出し入れするペイアウトスライド3を設け、
このペイアウトスライド3から選択的に所定の硬貨を払
い出すという点にも特徴がある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の硬貨払出装置1では、硬貨非払出時には図9で示す
ように、チェンジスライド5の自由端である後端5bを
ペイアウトスライド3の硬貨収容孔3a内に突出させ、
これにより硬貨Dの下面を支承させ、硬貨Dの落下を防
ぐ構成であるが、この後端5bの前記硬貨収容孔3a内
への突出ストロークLは装置1の薄型達成の観点からあ
まり大きくはなく、このため収容硬貨Dの先端D1下部
のみを下面から支えることとなってしまい、このため図
9と同一部分を同一符号で示す図11のように、硬貨非
払出時において、ペイアウトスライド3が初期位置に復
帰する際に、振動等の要因によって硬貨収容孔3a内に
収容された硬貨Dの後端D2が落ち込んで傾斜した姿勢
となり、このためコインベース7に形成された切り欠の
外径8aと硬貨Dの外周縁とが当接して、ペイアウトス
ライド3の移動をロックさせ、これにより装置1全体の
作動を停止させてしまう虞があった。
【0021】なお、図9で示すチェンジスライド5の自
由端である後端5bの前記硬貨収容孔3a内への突出ス
トロークLを単純に大きくして、上述した問題点を解決
することは可能ではあるが、そうすると、ペイアウトス
ライド3の左右方向への移動ストロークも同時に大きく
確保しなければならならず、このため装置1を構成する
筐体の前壁11をさらに図面の右側へ移動する等の構造
変更が必要で、この場合は装置1の奥行き方向の距離S
を大きくすることとなって装置1の薄型達成が困難とな
る。
【0022】なお、近年歩道等の路上にはみだして自動
販売機等の機器が設置されることのないよう、このよう
な機器の薄型化が求められており、この点からも装置1
の薄型化は、自動販売機等の機器の薄型化を達成する上
で必要不可欠である。
【0023】この発明は上述した事情に鑑み、装置の薄
型化を維持しつつ装置の作動ロックを可及的に排除する
ようにした硬貨払出装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、コインチューブの硬貨排出孔を開
閉すべくスライド自在に配設され、しかも該硬貨排出孔
を拡開した際に、前記コインチューブ内に積載収容され
た硬貨のうちの最下部に位置する硬貨を収容する硬貨収
容孔が形成されたペイアウトスライドと、該ペイアウト
スライドを下面から支承するコインベースと、硬貨非払
出時には前記硬貨収容孔内に突出して該硬貨収容孔内に
収容された硬貨の下面を支え、これにより硬貨非払出時
における前記硬貨収容孔内に収容された硬貨の落下を阻
止するとともに、硬貨払出時には前記硬貨収容孔内から
退避して該硬貨収容孔内に収容された硬貨の落下を許容
するチェンジスライドとを有する硬貨払出装置におい
て、前記チェンジスライドの前記コインチューブ側の一
端を、前記ペイアウトスライドに形成された硬貨収容孔
の外径に沿って円弧状に延設するようにしている。
【0025】
【作用】上述した硬貨払い出し装置によると、チェンジ
スライドのコインチューブ側一端はペイアウトスライド
に形成された硬貨収容孔の外径に沿って円弧状に延設さ
れているため、チェンジスライドの長さを余り長くする
ことなく、硬貨非払出時に硬貨の下面を広い範囲で支え
ることが可能で、このためペイアウトスライドの初期位
置復帰時に、振動等の要因によって硬貨が傾斜してその
姿勢を変化させることがない。
【0026】
【実施例】以下この発明に係わる硬貨払出装置の一実施
例を詳述する。
【0027】図1はこの発明に係わる、硬貨払い出し装
置(以下単に装置という)20を示す要部概念断面図
で、図7乃至図11と同一部分を同一部分で示す。
【0028】この装置20では、コインスライド4内に
出没自在に配設されたチェンジスライド22の後端22
b、即ちコインチューブ2側の一端は、そのEE断面で
示す図2のように円弧状に延設されている。
【0029】なお、この円弧状に延設された後端22b
の曲率半径は後述するように、ペイアウトスライド3に
形成された硬貨収容孔3aの半径と同等か、あるいはそ
れより大きくなるように設定されている。
【0030】なお、図2で示すように、この円弧状に延
設されたチェンジスライド後端22bは、コインスライ
ド4後端から距離Mをもって突出しているが、その距離
Mはコインベース7に形成された円弧状切り欠の外径8
aと当接することのない程度の長さに設定されることは
言うまでもない。
【0031】次に、上述した硬貨払出装置20の作用を
説明し、併せて構成をより詳細に説明する。
【0032】図示せぬ自動販売機等の機器から硬貨払い
出し信号が入力されると、図示せぬモータ及びペイアウ
トカム等からなる駆動手段によりコインスライド4が図
1の矢印で示すように図面の右側方向へ移動し、これに
連動してペイアウトスライド3も図面の右側方向へ移動
する。
【0033】このように硬貨払い出し信号が入力される
と、その硬貨払い出し信号に基づきペイアウトスライド
3は図面の右側方向へ移動して、硬貨収容孔3a内に収
容された硬貨を払い出そうとするが、その際、硬貨払い
出し信号とともに、コインチューブ2に収容された硬貨
を払い出す信号が入力されたか否かによってソレノイド
プランジャ6は次の2種類の動作を行う。
【0034】まず、硬貨払い出し信号とともに、コイン
チューブ2に収容された硬貨を払い出す信号が入力され
ない場合、つまりコインチューブ2に収容された硬貨を
払い出さない場合(硬貨非払出時)は、図3で示すよう
にソレノイドプランジャ6のプランジャ6aはチェンジ
スライド先端22aとの係合を維持して、チェンジスラ
イド22の移動を規制している。従って、図3で示すよ
うに硬貨収容孔3a内に収容された硬貨Dはその下面を
チェンジスライド22の後端22bにより支承されてい
るので、下方へ落下することはなく、このため硬貨Dの
払い出しは行われない。
【0035】なお硬貨非払出時には、図3のFF断面で
示す図4のように、チェンジスライド22の後端22b
は円弧状に延設されているため、硬貨Dの下面を、その
先端から後端に渡る広い範囲で支えることとなり、この
ため図1で示すペイアウトスライド3の初期位置復帰時
に、振動等の要因によって硬貨Dが傾斜して、その姿勢
を変化させ、それによりコインベース7の切り欠の外径
8aと硬貨Dの外周縁とが当接して装置20の作動ロッ
クを生じさせることはない。
【0036】一方、硬貨払い出し信号とともに、コイン
チューブ2に収容された硬貨を払い出す信号が入力され
た場合は、図5で示すようにソレノイドプランジャ6の
プランジャ6aとチェンジスライド22の先端22aと
の係合が解除されるので、チェンジスライド22はコイ
ンスライド4とともに図面の右側方向へ移動し、これに
より硬貨払い出し孔Bを拡開して、硬貨収容孔3a内に
収容された一枚の硬貨Dを硬貨排出口Cを介して装置2
0の外部へ払い出す。
【0037】なお、硬貨払出時には図5のGG断面で示
す図6のように、チェンジスライド22の後端22bは
コインスライド4とともに装置20の前壁11側へスラ
イドするが、その際、チェンジスライド22の円弧状の
後端22bの曲率半径はペイアウトスライド3に形成さ
れた硬貨収容孔3a(図5)の半径と同等か、あるいは
それより大きく形成されているので、円弧状の後端22
bの一部がペイアウトスライド3の硬貨収容孔3aの一
部を塞ぐようなことはなく、よってペイアウトスライド
3の硬貨収容孔3a内に収容された一枚の硬貨Dは図5
で示すようにスムーズに下方へ落下することとなる。
【0038】このような一連の硬貨非払い出し作業、あ
るいは硬貨払い出し作業が終了すると、ペイアウトスラ
イド3、コインスライド4、及びチェンジスライド22
は図示せぬ駆動手段により図1の初期位置にスライド復
帰し、次の硬貨Dを払い出す待機状態となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の硬貨払
い出し装置では、チェンジスライドのコインチューブ側
一端をペイアウトスライドに形成された硬貨収容孔の外
径に沿って円弧状に延設するようにしたため、硬貨非払
出時にチェンジスライドの長さを余り長くすることな
く、硬貨の前後に渡る広い範囲でその下面を支えること
ができ、このためペイアウトスライドの初期位置復帰時
に、振動等の要因によって硬貨の姿勢が変化することは
なく、このため装置の薄型化を維持しつつ装置の作動ロ
ックを可及的に防止して長期間安定した機能を発揮する
硬貨払出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わる硬貨払い出し装置の要
部断面図。
【図2】図2は図1のEE断面図。
【図3】図3はこの発明に係わる硬貨払い出し装置の動
作を示す要部断面図。
【図4】図4は図3のFF断面図。
【図5】図5はこの発明に係わる硬貨払い出し装置の動
作を示す概念断面図。
【図6】図6は図5のGG断面図。
【図7】図7は従来の硬貨払出装置の要部断面図。
【図8】図8は図7のAA断面図
【図9】図9は従来の硬貨払出装置の動作を示す要部断
面図。
【図10】図10は従来の硬貨払出装置の動作を示す要
部断面図。
【図11】図11は従来の硬貨払出装置の動作を示す要
部断面図。
【符号の説明】
2…コインチユーブ 2a…硬貨排出孔 3…ペイアウトスライド 3a…硬貨収容孔 7…コインベース 20…硬貨払出装置 22…チェンジスライド 22b…一端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コインチューブの硬貨排出孔を開閉すべく
    スライド自在に配設され、しかも該硬貨排出孔を拡開し
    た際に、前記コインチューブ内に積載収容された硬貨の
    うち、その最下部に位置する硬貨を収容する硬貨収容孔
    が形成されたペイアウトスライドと、該ペイアウトスラ
    イドを下面から支承するコインベースと、硬貨非払出時
    には前記硬貨収容孔内に突出して該硬貨収容孔内に収容
    された硬貨の下面を支え、これにより硬貨非払出時にお
    ける前記硬貨収容孔内に収容された硬貨の落下を阻止す
    るとともに、硬貨払出時には前記硬貨収容孔内から退避
    して該硬貨収容孔内に収容された硬貨の落下を許容する
    チェンジスライドとを有する硬貨払出装置において、 前記チェンジスライドの前記コインチューブ側の一端
    を、前記ペイアウトスライドに形成された硬貨収容孔の
    外径に沿って円弧状に延設したことを特徴とする硬貨払
    出装置。
JP6053835A 1994-03-24 1994-03-24 硬貨払出装置 Pending JPH07262426A (ja)

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