JP4270809B2 - 硬貨払出装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は硬貨払出装置に関し、特に、自動販売機などに搭載される硬貨取扱装置(コインメカニズム)にあって、種別に収納されている硬貨を釣銭として払い出す硬貨払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機や両替機などには、投入された硬貨を金種別に収納して、釣銭が必要な場合には、収納している硬貨の中からその釣銭の額に応じた金種および枚数の硬貨を払い出すコインメカニズムが搭載されている。
【0003】
図5はコインメカニズムの正面図である。
コインメカニズム100は、投入された硬貨について、その正偽および金種を識別し、正貨と偽貨とを選別するとともに、正貨をその金種別に振り分ける硬貨選別装置101を有している。この硬貨選別装置101の下部には、金種別に振り分けられた硬貨を金種ごとに収納する複数の硬貨チューブを有する硬貨収納装置102が配置されている。各硬貨チューブには、それぞれ500円硬貨、100円硬貨、10円硬貨、50円硬貨、および釣銭専用の硬貨が収納される。そして、この硬貨収納装置102の下部に、各硬貨チューブに収納されている硬貨を釣銭として払い出す硬貨払出装置103が配置されている。
【0004】
このようなコインメカニズム100では、硬貨が投入されると、その硬貨は、硬貨選別装置101で選別されて振り分けられ、硬貨収納装置102の硬貨チューブに下から順に積層収納されていく。硬貨払出装置103は、釣銭が必要となるときには、各硬貨チューブに貯えられた硬貨あるいは釣銭専用の硬貨を、その最下層から払い出していくようになっている。
【0005】
この硬貨払出装置103には、その下面に、硬貨チューブの最下層から払い出されてくる硬貨を受け、その姿勢を安定化し、硬貨排出孔からコインメカニズム100の外部へ排出する払出しベース200が取り付けられている。
【0006】
従来、この払出しベース200は、ねじなどを用いて硬貨払出装置103の下面に固着されていた。しかし、この場合、硬貨払出装置103の保守点検時にはドライバなどの工具を使用する必要があり、保守点検作業が煩雑となるなどの問題点があった。
【0007】
そこで、特開平7−272068号公報では、払出しベース200にラッチ機構を設け、これを操作することで払出しベース200を開閉できるようにし、さらに、この払出しベース200を硬貨払出装置103に着脱できるようにした構成が提案されている。保守点検時には、作業者はラッチ機構を操作し、払出しベース200を拡開して硬貨払出装置103の下面を露出させる、あるいは硬貨払出装置103から払出しベース200を取り外す。このように、払出しベース200の操作のみによって硬貨払出装置103の下面を露出させることができるようにすることで、保守点検作業の効率化が図られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、硬貨払出装置103の下面を簡単な操作で露出させようとする目的で払出しベース200にラッチ機構を設ける場合には、以下に示すような問題点があった。
【0009】
図6は従来の払出しベースの斜視図である。
払出しベース200には、図5に示した硬貨払出装置103の下面に取り付けられたときに外側となる面の側に、合成樹脂で形成された弾性を有する略U形状の操作用ラッチレバー201が配置されている。この操作用ラッチレバー201は、払出しベース200に形成されている軸に回動自在に軸支されている。その先端部201a,201bは、通常、合成樹脂の弾発力によって互いに離間する方向、すなわち図5に示したコインメカニズム100の側面の方向へ付勢されている。
【0010】
操作用ラッチレバー201の先端部201a,201bには、第1固定軸202、第2固定軸203の一端側がそれぞれ固定されており、その他端側は、払出しベース200の側壁を貫通して突出した状態になっている。さらに、この払出しベース200が硬貨払出装置103に取り付けられているときには、第1固定軸202、第2固定軸203の各先端202a,203aは、コインメカニズム100の下部側面に形成された孔に進入するようになっている。
【0011】
主に、これら操作用ラッチレバー201、第1固定軸202および第2固定軸203が、払出しベース200のラッチ機構を構成している。
また、払出しベース200の側面には、固定ガイド204および固定ガイドボス205が突設されている。この固定ガイド204および固定ガイドボス205は、コインメカニズム100の下部側面に形成された切り欠きにそれぞれ嵌挿されるようになっている。
【0012】
保守点検時には、作業者は、操作用ラッチレバー201の先端部201a,201bを、付勢力に抗して互いに接近する方向に操作し、第1固定軸202,第2固定軸203の各先端202a,203aを、コインメカニズム100の孔から退避させる。この状態で、固定ガイド204および固定ガイドボス205を切り欠きに沿って移動させ、払出しベース200を硬貨払出装置103の下面から取り外す。
【0013】
また、払出しベース200を取り付ける際には、作業者は、操作用ラッチレバー201を操作して各先端202a,203aを退避させておき、この状態で、硬貨払出装置103の下面側から固定ガイド204および固定ガイドボス205を切り欠きに挿入し、これに沿って移動させる。移動後、操作用ラッチレバー201の操作をやめ、各先端202a,203aをコインメカニズム100の孔に進入させる。
【0014】
このように、払出しベース200にラッチ機構を設けると、払出しベース200を簡単な操作で硬貨払出装置103と着脱することができる反面、ラッチ機構を実現するのに複数の部品を要する。すなわち、操作用ラッチレバー201、第1固定軸202および第2固定軸203に払出しベース200を含む計4点が最低必要になる。そのため、払出しベース200自体の部品点数が増え、その構造も複雑になるという問題点があった。さらに、部品点数が増えることで、硬貨払出装置103の製造コストが高くなるという問題点があった。
【0015】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、保守点検を容易に行うことができ、少ない部品点数で、低コストで製造可能な硬貨払出装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、投入された硬貨の収納および払出しを行うコインメカニズムに搭載されて、収納硬貨を必要に応じて払い出す硬貨払出装置において、装置本体の下面に配置され、落下してくる硬貨を受けてから前記装置本体の外部へ排出する払出しベースと、前記払出しベースの側壁の外側に突出するよう払出しベースに一体に形成され、かつ、前記装置本体に設けられるとともに下面が開放した逆L字形状に形成された前後一対の切り欠きに案内される前後一対の係合手段と、前記払出しベースに一体に形成され、前記一対の係合手段の間であって前記払出しベースの側壁の外側に突出し前記装置本体に設けられた孔に進入可能に形成された固定フックを有し、前記固定フックを進退させて前記払出しベースを前記装置本体と着脱させる操作ラッチとを備え、前記払出しベースの前記一対の係合手段を前記装置本体の前記一対の切り欠きの開放した下面から挿入するとともに前記操作ラッチにより前記固定フックを退避させた状態で前記払出しベースを前記装置本体に装着した後、前記操作ラッチにより前記固定フックを進出させて前記装置本体に設けられた前記孔に係合させることによって前記払出しベースが前記装置本体に固着され、前記払出しベースが前記装置本体に固着された状態から前記操作ラッチにより前記固定フックを退避させるとともに前記払出しベースの前記一対の係合手段を前記装置本体の前記一対の切り欠きの開放した下面から抜き出すことによって前記払出しベースが前記装置本体から取り外されることを特徴とする硬貨払出装置が提供される。
【0017】
このような硬貨払出装置によれば、装置本体の孔に進退する固定フックを有する操作ラッチが払出しベースに一体に形成される。これにより、ラッチ機構の構成に必要な部品点数が削減され、構造を簡素化することが可能になる。そして、この操作ラッチによって固定フックを装置本体の孔に進入させているときには、払出しベースが装置本体に取り付けられている状態が維持され、固定フックを装置本体の孔から退避させたときには、払出しベースを装置本体から取り外すことが可能な状態となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
まず、硬貨払出装置の下面に配置される払出しベースに操作ラッチが一体に形成された操作ラッチ一体型払出しベースについて説明する。
【0019】
図1は硬貨払出装置の操作ラッチ一体型払出しベースの斜視図である。
操作ラッチ一体型払出しベース10は、ポリカーボネート(PC)およびアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂を用いて形成された払出しベース11と、この払出しベース11に一体に構成された操作ラッチ12とを有している。
【0020】
払出しベース11は、後述するように、硬貨払出装置の下面に取り付けられ、硬貨払出装置の上部に配置された硬貨収納装置の硬貨チューブの最下層から釣銭として順に払い出されてくる硬貨を受け、その姿勢を安定化するようになっている。そして、払出しベース11は、その硬貨を硬貨排出孔11aからコインメカニズムの外部へと排出できるようになっている。
【0021】
操作ラッチ12は、弾性を有するプラスチック材料で形成され、一対の操作ラッチ12が、払出しベース11が硬貨払出装置の下面に取り付けられたときに外側となる面の側に、対向して形成されている。
【0022】
この一対の操作ラッチ12には、それぞれ、払出しベース11の側壁から外側へ突出する固定フック12aが形成されており、払出しベース11上に固定フック12aを支持する支持部12bが一体形成されている。この支持部12bは、作業者が、片手で同時に操作することができる位置に、対向した状態に形成されている。
【0023】
操作ラッチ12は、これに何ら外力が加えられていないときには、固定フック12aを払出しベース11の側壁外側へ突出させた状態を維持している。一方、対向する操作ラッチ12の支持部12b同士が互いに接近する方向、すなわち、操作ラッチ12に付されている矢印12cの方向に外力が加えられると、その外力に応じて変形し、それに伴い、固定フック12aが払出しベース11の側壁内側方向へ退避するようになっている。そして、加えられていた外力が取り除かれると、操作ラッチ12は、その弾性により、再びもとの形状、すなわち固定フック12aを払出しベース11の側壁外側へ突出させた状態に回復するようになっている。
【0024】
また、払出しベース11の側壁には、これをコインメカニズムの下部に取り付けるための固定ボス13(係合手段)および固定ガイドボス14(係合手段)が設けられている。これらのうち、固定ボス13は、操作ラッチ一体型払出しベース10がコインメカニズムに取り付けられたときにはコインメカニズムの正面側に配置され、固定ガイドボス14は、コインメカニズムの背面側に配置されるようになっている。そして、この固定ボス13と固定ボス14との間に、上記操作ラッチ12の固定フック12aが突設されている。
【0025】
上記構成の操作ラッチ一体型払出しベース10を、コインメカニズムの硬貨払出装置の下面に取り付ける。
図2は操作ラッチ一体型払出しベースを取り付けたコインメカニズムの下方斜視図、図3は操作ラッチ一体型払出しベースを取り付けたコインメカニズムの底面図、図4は操作ラッチ一体型払出しベースを取り付けたコインメカニズムの下部側面図である。
【0026】
コインメカニズム20は、投入された硬貨の正偽を選別して正貨をその金種別に振り分ける図示しない硬貨選別装置と、この硬貨選別装置の下部に、硬貨選別装置で金種別に振り分けられた硬貨を金種ごとに設けられた複数の硬貨チューブに収納する硬貨収納装置21とを有している。さらに、コインメカニズム20は、硬貨収納装置21の下部に、収納された硬貨を釣銭として払い出す硬貨払出装置22を有している。この硬貨払出装置22の下面に操作ラッチ一体型払出しベース10が取り付けられるようになっている。
【0027】
この硬貨払出装置22は、硬貨収納装置21が有している各硬貨チューブの下端と硬貨チューブ内に収納された硬貨を支持するベースとの隙間に、それぞれの硬貨が通過可能な径で形成された硬貨収容孔が設けられたスライド板を有している。各硬貨チューブに収納された最下層の硬貨は、スライド板の硬貨収容孔内に収容される。このスライド板は、コインメカニズム20の正面側、背面側へと往復してスライドするようになっており、このスライド板がスライドすることで、硬貨収容孔に収容されている硬貨チューブ最下層の硬貨がその側方へと抜き出される。そして、その硬貨は、ベースの終端から操作ラッチ一体型払出しベース10上へと落下する。
【0028】
このように、硬貨払出装置22は、操作ラッチ一体型払出しベース10と硬貨収納装置21との間に配置されて、硬貨チューブに貯えられている硬貨のうち、釣銭として必要な硬貨を、硬貨チューブの最下層から順に操作ラッチ一体型払出しベース10へ払い出していく。
【0029】
このような硬貨払出装置22の両側面には、操作ラッチ一体型払出しベース10を固定する一対の払出しベース固定カバー23が設けられている。この払出しベース固定カバー23は、硬貨払出装置22の下面側からその背面側へ逆L字形状に形成された切り欠き23a,23bを有している。このうち、切り欠き23aには、操作ラッチ一体型払出しベース10の固定ボス13が嵌挿されるようになっており、また、切り欠き23bには、固定ガイドボス14が嵌挿されるようになっている。
【0030】
さらに、払出しベース固定カバー23には、切り欠き23a,23bの間に、操作ラッチ一体型払出しベース10の固定フック12aが進入する孔である固定フック用孔23cが形成されている。固定フック12aは、操作ラッチ12に外力が加えられることなく操作されていないときに、固定フック用孔23cに進入した状態になる。そして、操作ラッチ12に外力が加えられて操作されることによって、固定フック用孔23cから退避させることができるようになっている。
【0031】
操作ラッチ一体型払出しベース10を取り付ける際には、まず、この操作ラッチ一体型払出しベース10の固定ボス13および固定ガイドボス14を、硬貨払出装置22の下面側から切り欠き23a,23bに挿入する。その際、操作ラッチ12を、これに付されている矢印12cの方向に操作することで、固定フック12aが操作ラッチ一体型払出しベース10の側壁内側方向へと退避し、固定ボス13および固定ガイドボス14の切り欠き23a,23bへの挿入が可能になる。
【0032】
そして、固定ボス13および固定ガイドボス14の挿入後は、払出しベース11に付されている矢印11bの方向と反対の方向に、切り欠き23a,23bに沿って操作ラッチ一体型払出しベース10をスライドさせる。このとき、操作ラッチ12に対する操作をやめることで、操作ラッチ12はその弾性によって再びもとの形状に戻り、固定フック12aが払出しベース固定カバー23の固定フック用孔23cに進入するようになる。
【0033】
このように操作ラッチ一体型払出しベース10が払出しベース固定カバー23に取り付けられることにより、操作ラッチ一体型払出しベース10の移動を阻止することができる。すなわち、固定ボス13および固定ガイドボス14がそれぞれ切り欠き23a,23bに嵌挿されていることで、コインメカニズム20の上方、下方および背面側への移動は阻止される。さらに、固定フック12aが固定フック用孔23cに挿通されていることで、コインメカニズム20の正面側への移動も阻止される。
【0034】
また、このことは同時に、操作ラッチ一体型払出しベース10の固定ボス13および固定ガイドボス14に結果的にかかってくる荷重、例えば硬貨を貯えた硬貨チューブの重量や硬貨払出し時の荷重を、コインメカニズム20の上方、下方および背面側については切り欠き23a,23bで受け、正面側については固定フック用孔23cで受けるようになっているといえる。
【0035】
この固定フック用孔23cに進入する固定フック12aは、これが形成されている操作ラッチ12が払出しベース11と一体に形成されていることで、コインメカニズム20の背面側から荷重かかかってきた場合であっても、従来の固定軸を用いた場合に懸念される座屈を起こさないようになっている。
【0036】
したがって、上記のように操作ラッチ一体型払出しベース10の構造を従来よりも簡素化することで、部品点数の削減と軽量化が図られるが、それによって耐久性が損なわれることはない。
【0037】
一方、操作ラッチ一体型払出しベース10を取り外す際には、まず、操作ラッチ12を、これに付されている矢印12cの方向に操作し、固定フック12aを操作ラッチ一体型払出しベース10の側壁内側方向へ退避させる。これにより、固定フック用孔23cへの固定フック12aの進入が解除され、固定ボス13および固定ガイドボス14が、切り欠き23a,23b内をコインメカニズム20の正面側へスライド可能な状態となる。
【0038】
次いで、矢印11bの方向に操作ラッチ一体型払出しベース10をスライドさせ、固定ボス13および固定ガイドボス14を、コインメカニズム20の下方へ移動できる位置まで、切り欠き23a,23b内をスライドさせる。
【0039】
そして、この固定ボス13および固定ガイドボス14を、コインメカニズム20の下方へと移動させることで、固定ボス13および固定ガイドボス14が切り欠き23a,23bから解放され、操作ラッチ一体型払出しベース10がコインメカニズム20の硬貨払出装置22の下面から取り外される。
【0040】
この操作ラッチ一体型払出しベース10によれば、コインメカニズム20の保守点検を行う作業者は、操作ラッチ一体型払出しベース10の対向する操作ラッチ12を片手で矢印12cの方向へ操作し、そのまま操作ラッチ一体型払出しベース10をスライドさせるだけで、その取付け・取外しを行うことができる。したがって、保守点検を、従来必要であったドライバなどの工具を用いることなく、容易にかつ効率的に行うことができる。
【0041】
このように、この操作ラッチ一体型払出しベース10は、従来に比べて少ない部品点数で形成することができ、かつ、荷重に対する充分な耐久性を有している。また、簡単な操作で着脱可能であるため保守点検作業の効率化も図ることができる。したがって、硬貨払出装置製造に当たり、従来の機能を損なうことなく市場の低価格要求に応えることが可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、払出しベースの側壁の外側に突出するよう払出しベースに一体に形成され、かつ、装置本体に設けられるとともに下面が開放した逆L字形状に形成された前後一対の切り欠きに案内される前後一対の係合手段と、前記払出しベースに一体に形成され、前記一対の係合手段の間であって前記払出しベースの側壁の外側に突出し前記装置本体に設けられた孔に進入可能に形成された固定フックを有し、前記固定フックを進退させて前記払出しベースを前記装置本体と着脱させる操作ラッチとを備え、前記払出しベースの前記一対の係合手段を前記装置本体の前記一対の切り欠きの開放した下面から挿入するとともに前記操作ラッチにより前記固定フックを退避させた状態で前記払出しベースを前記装置本体に装着した後、前記操作ラッチにより前記固定フックを進出させて前記装置本体に設けられた前記孔に係合させることによって前記払出しベースが前記装置本体に固着され、前記払出しベースが前記装置本体に固着された状態から前記操作ラッチにより前記固定フックを退避させるとともに前記払出しベースの前記一対の係合手段を前記装置本体の前記一対の切り欠きの開放した下面から抜き出すことによって前記払出しベースが前記装置本体から取り外されるように構成して払出しベースを装置本体と着脱することができるようにした。これにより硬貨払出装置の部品点数の削減と軽量化および低価格化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】硬貨払出装置の操作ラッチ一体型払出しベースの斜視図である。
【図2】操作ラッチ一体型払出しベースを取り付けたコインメカニズムの下方斜視図である。
【図3】操作ラッチ一体型払出しベースを取り付けたコインメカニズムの底面図である。
【図4】操作ラッチ一体型払出しベースを取り付けたコインメカニズムの下部側面図である。
【図5】コインメカニズムの正面図である。
【図6】従来の払出しベースの斜視図である。
【符号の説明】
10 操作ラッチ一体型払出しベース
11 払出しベース
11a 硬貨排出孔
11b,12c 矢印
12 操作ラッチ
12a 固定フック
12b 支持部
13 固定ボス
14 固定ガイドボス
20 コインメカニズム
21 硬貨収納装置
22 硬貨払出装置
23 ベース固定カバー
23a,23b 切り欠き
23c 固定フック用孔

Claims (3)

  1. 投入された硬貨の収納および払出しを行うコインメカニズムに搭載されて、収納硬貨を必要に応じて払い出す硬貨払出装置において、
    装置本体の下面に配置され、落下してくる硬貨を受けてから前記装置本体の外部へ排出する払出しベースと、
    前記払出しベースの側壁の外側に突出するよう払出しベースに一体に形成され、かつ、前記装置本体に設けられるとともに下面が開放した逆L字形状に形成された前後一対の切り欠きに案内される前後一対の係合手段と、
    前記払出しベースに一体に形成され、前記一対の係合手段の間であって前記払出しベースの側壁の外側に突出し前記装置本体に設けられた孔に進入可能に形成された固定フックを有し、前記固定フックを進退させて前記払出しベースを前記装置本体と着脱させる操作ラッチとを備え、
    前記払出しベースの前記一対の係合手段を前記装置本体の前記一対の切り欠きの開放した下面から挿入するとともに前記操作ラッチにより前記固定フックを退避させた状態で前記払出しベースを前記装置本体に装着した後、前記操作ラッチにより前記固定フックを進出させて前記装置本体に設けられた前記孔に係合させることによって前記払出しベースが前記装置本体に固着され、前記払出しベースが前記装置本体に固着された状態から前記操作ラッチにより前記固定フックを退避させるとともに前記払出しベースの前記一対の係合手段を前記装置本体の前記一対の切り欠きの開放した下面から抜き出すことによって前記払出しベースが前記装置本体から取り外されることを特徴とする硬貨払出装置。
  2. 前記操作ラッチは、弾性を有する材料を用いて形成されて前記固定フックを支持する支持部を有し、前記支持部が、前記固定フックが形成されている側と反対の側へ変形されたときには、前記固定フックが前記孔から退避するようにしたことを特徴とする請求項1記載の硬貨払出装置。
  3. 前記操作ラッチは、前記払出しベースの両側壁の外側に前記固定フックが突出するように対向して前記払出しベースに形成されていることを特徴とする請求項1記載の硬貨払出装置。
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