JP5522291B2 - 自動販売機の直積式商品収納ラック - Google Patents

自動販売機の直積式商品収納ラック Download PDF

Info

Publication number
JP5522291B2
JP5522291B2 JP2013091549A JP2013091549A JP5522291B2 JP 5522291 B2 JP5522291 B2 JP 5522291B2 JP 2013091549 A JP2013091549 A JP 2013091549A JP 2013091549 A JP2013091549 A JP 2013091549A JP 5522291 B2 JP5522291 B2 JP 5522291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
product
product storage
rack
flapper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013091549A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013140641A (ja
Inventor
勝彦 福田
一宏 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2013091549A priority Critical patent/JP5522291B2/ja
Publication of JP2013140641A publication Critical patent/JP2013140641A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5522291B2 publication Critical patent/JP5522291B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Description

この発明は、紙パック入り飲料商品などの箱形商品,ないし缶入り商品を販売する自動販売機の直積式商品収納ラックに関し、詳しくは当該商品収納ラックに商品を補充する際にラックケースのコラム内通路に積み上げた商品が前方に倒れないように支える倒れ防止機構に係わる。
頭記の直積式商品収納ラックは、箱形のラックケース内に画成した商品収納コラムに商品を上下一列に積み上げ収納し、ベンド機構の操作により最下位の商品から順に落下搬出するようにしたものであり、次に直積式商品収納ラックを搭載した自動販売機、および直積式商品収納ラックの構成概要を図7〜図9に示す。まず、図7において、1は自動販売機のキャビネット、2はキャビネット1の外扉、3は断熱内扉、4は外扉の商品取出口(不図示)に通じる断熱内扉の商品搬出口、5はキャビネット1の庫内に搭載した引出式の直積式商品収納ラック、6は商品収納ラック5から払い出した商品を前記商品搬出口4に送出する商品搬出シュータ、7はキャビネット1の庫内を保冷する冷凍機のコンデンシングユニットである。
ここで、直積式商品収納ラック5は、図8で示すように上下の支持フレーム8と9の間に複数(図示例では3基)の箱形ラックケース10を左右に並べて構築され、各ラックケース10にはそのケース内の中央に配した仕切隔壁11,および該仕切隔壁11の下部側にベンド機構12を設けてラックケース10の左右側壁との間に一対の商品収納コラムを画成しており、各コラムの前面には片開き式のコラム扉13を備えている。
また、図9は前記ラックケース10(一基分)の内部構造図である。すなわち、ラックケース10は前面および下面を開放した箱形ケースで、そのケース内の中央に配した仕切隔壁11,ベンド機構12を挟んでケース側壁との間には左右一対の商品収納コラム14が画成されている。また、前記ベンド機構12は、特文献1に記載されているように、コラム14の最下位に並ぶ商品を担持する搬出フラッパ12aと、最下位から二番目に並ぶ商品を販売待機位置に保持する傾動式のストッパ12bを備えてベンドモータ(不図示)に連繋し、商品販売時にフラッパ12a,ストッパ12bを傾動操作して最下位に並ぶ商品15を落下搬出する。なお、12cは前記ストッパ12cの高さ調節機構の操作部、16はコラム14の商品通路幅を調整する可動側板、17はコラム14の商品通路の奥行き寸法を規制する奥行きアタッチメントである。
一方、上記自動販売機の商品収納ラックへの商品補充は次のような手順で行われる。まず、自動販売機の外扉2,内扉3を開放して庫内から商品収納ラック5を引き出した上で(図7参照)、商品を補充するコラム14のコラム扉13(図8参照)を開く。次にラックケース10の前方からコラム14の内部通路に商品15(例えば、紙パック商品)を1個ないし数個ずつ手に持って差込装填し、コラムの通路に下側から順に積み上げ収納する。そして、所定数の商品を装填し終えたところでコラム扉13を閉じ、引出し式の商品収納ラック5を庫内に押し込んで格納する。
ところで、前記のように商品収納ラック5のコラム扉13を開き、コラム14の通路内に商品15を下方から順に積み上げ装填する商品の補充作業中に商品15の積み上げ個数が増えるにしたがい、商品の積み上げ姿勢が不安定になって前方に倒れ、先に装填した商品とともにラックの前方に散乱する事態を引き起こすことがある。このために、係員は片手でコラム内に装填した商品を支えながらその上に次の商品を積み重ねるようにして補充作業を進めるようにしているが、この方法では片手しか自由に使うことができないのですこぶる作業性が悪い。
そこで、商品補充の際にコラム内に積み上げた商品の倒れ防止策として、ラックケース内に設けた仕切隔壁の前縁部に左右のコラムの通路内に向けて側方から突き出して積み上げ商品を前方から支えるようにした突起状の倒れ防止部材を上下方向に適当な間隔を開けて複数個設置した構成のものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−185139号公報 特許第3771612号公報
ところで、前記の特許文献2に開示されている倒れ防止部材(突起部)はラックケースの仕切隔壁に固定設置されており、この突起部はコラムの前面側に突き出したままである。そのために、ラックの前方からコラム内に商品を順に積み上げ装填する補充作業の過程で前記突起部が障害物となり、係員はこの突起部を避けるように補充商品を突起部の上方側からコラム内方に挿入した後、下方に降ろして装填済み商品の上に重ねる面倒な装填作業が必要となり、このことが商品補充の作業性を低下させている。
この発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は商品補充作業の最中にコラム内の通路に積み上げた商品が前方に倒れるのを防止する対策として、商品補充の作業性をいささかも阻害することなしに、コラムに積み上げ装填した商品が前方に倒れないよう支えることができるように倒れ防止機構を改良した自動販売機の直積式商品収納ラックを提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明によれば、前面と下面を開放した箱形のラックケース内に仕切隔壁,ベンド機構を挟んでその左右両側に画成した商品収納コラムに商品を上下一列に積み上げ収納し、前記仕切隔壁に連ねてラックケースの出口側に配置したベンド機構の操作により最下位の商品から順に落下搬出する自動販売機の直積式商品収納ラックにおいて、商品補充の際に商品収納コラムの通路内に積み上げた商品の倒れ防止手段として、前記仕切隔壁に、商品収納コラムの中間ないし上部の高さ位置に合わせてコラム通路内に積み上げた商品を反対側のケース側壁との間に押さえ込む出没自在な倒れ防止部材を設けるものとし(請求項1)、その倒れ防止部材は具体的には次記のような態様で構成することができる。
(1)前記の倒れ防止部材は、その前端側を軸支点としてコラム通路に向けて突き出すようばね付勢されたフラッパで構成する(請求項2)。
(2)前記の倒れ防止用フラッパは、商品収納コラムの中間高さから上部までの範囲をカバーする長尺サイズを有し、かつ上部に行くにしたがって横幅が漸次拡大する台形状のフラッパで構成する(請求項3)。
(3)前記の倒れ防止部材を商品収納コラムの前面に配したコラム扉に連繋し、コラム扉を閉じた際に倒れ防止部材をコラム通路から退避させるようにする(請求項4)。
この発明によれば、コラムの途中高さまで積み上げた商品の最上位に並ぶ商品を、コラム内の通路に向け側方からばね付勢を受けて突き出した倒れ防止用のフラッパと反対側のラック側壁との間に押さえ込んで前方への倒れを防ぎつつ、さらにその上に商品を積み上げて補充作業を行うことができる。しかもこのフラッパは、前方から押込み装填した商品に押されてコラム通路から側方に後退するので、商品補充作業の障害物になることもない。
ここで、フラッパを商品収納コラムの中間高さから上部までの範囲をカバーする長尺で、かつ上部に行くにしたがって横幅が漸次拡大する台形状のフラッパで構成することにより、商品を下から順に積み上げる過程で常に最上位に並ぶ商品のみをフラッパと反対側のラック側壁との間に押さえ込んで保持し、下位に並ぶ商品をフラッパから離間して不要な拘束を回避することができる。また、倒れ防止部材をラックケースの前面に配したコラム扉に連繋し、コラム扉を閉じた際に倒れ防止部材をコラム通路から退避させるようにすることにより、商品補充の作業終了後にコラム扉を閉じた状態ではフラッパがコラム内に積み上げた商品に干渉することがなく、これにより販売再開後の商品搬出動作が円滑に行える。
この発明の第1実施例に係わる直積式商品収納ラックの構成,および商品補充時におけるラック扉開の閉操作手順を表す略示図で、(a)はコラムが空の状態、(b)〜(d)は商品補充作業の進行状況に合わせて開閉操作するコラム扉の状態を表す正面図である。 図1におけるラック主要部の具体構造図で、(a)は前方から見た外観斜視図、(b)は(a)の分解斜視図、(c)は(a)におけるA部の拡大正面図である。 この発明の第2実施例に係わる直積式商品収納ラックを表す略示構成図で、(a)は正面図、(b)はラック内部の平面図である。 この発明の第3実施例に係わる直積式商品収納ラック構成を表す略示正面図である。 この発明の第4実施例に係わる直積式商品収納ラックの内部構造を表す略示平面図で、(a),(b)はそれぞれラック扉を開いた状態,および閉じた状態を表す図である。 この発明の第5実施例に係わる直積式商品収納ラックの略示構成図で、(a)〜(c)は商品の装填に伴う倒れ防止用レバーの挙動を表す図、(d)は仕切隔壁に配した倒れ防止用レバーの構造を表す斜視図である。 直積式商品収納ラックを搭載した自動販売機の外扉の開放状態を表す略示外形図である。 図7における商品収納ラックの外観斜視図である。 図8におけるラックケースの一基分の構造を表す略示外形図である。
以下、この発明の実施の形態を図示の実施例に基づいて説明する。なお、各実施例において、図9に対応する部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
まず、この発明の第1実施例の構成,並びに商品補充の作業手順を図1,図2に示す。
この実施例では、ラックケース10の前面側に配したコラム扉13を、上下二段に分けて商品収納コラム14の前面に側方から出没するスライド式の上段扉13aと下段扉13bとで構成している。ここで、上段扉13aおよび下段扉13bは、仕切隔壁11,ベンド機構12を挟んでその左右両側に画成された商品収納コラム14の双方に跨がる共用扉になり、図2(a)〜(c)で示すようにそれぞれの扉板には上下二箇所にガイド溝13cが形成されており、段付きネジ13dを介して仕切隔壁11,ベンド機構12の前面にスライド移動可能に案内支持している。なお、図示例のガイド溝13cは、その左右両端a,bおよび中央部位cの三箇所に凸状の係止溝部が分岐形成された“山”字形の異形
溝である。また、下段扉13bにはベンド機構12の調節操作部12cと対応する部位に窓部13b−1が開口している。この構成で上下段の扉13a,13bを開閉するには、扉板を若干持ち上げて前記係止溝部から段付きねじ13dを外した上で、ガイド溝13cに沿って扉板を左右方向にスライド操作して開閉位置にセットする。
次に、ラックケース10の左側に画成されたコラム14に商品を補充する場合について、商品補充の進行に合わせて行うラック扉の開閉手順を図1(a)〜(d)を参照して説明する。まず、図1(a)は上段扉13a,下段扉13bが共に閉位置にセットされている商品補充前の状態を表し、前記段付きねじ13dがガイド溝13cの中央の係止溝c(図2(c)参照)に嵌合して扉板の両端部が左右のコラム14の前面に張り出した閉位置に保持している。
そして、左側のコラム14に商品15を補充するには、最初に下段扉13bを右方向にスライド操作して開き、左側コラムの前面から側方に退避させる(図1(b)参照)。なお、この扉開放位置では段付きねじ13dが図2(c)の係止溝aに嵌合して下段扉13bをこの位置に係止保持する。この状態でラックケース10の前方から図示のように商品15をコラム14に底部側から装填して中段高さま位置で順に積み上げる。
ここで、商品15の積み上げ高さが下段扉13bの上縁高さまで達すると、下段扉13bを左側にスライドしてコラム前面に突き出す閉位置にセットする。これにより、コラム内の通路に積み上げた商品15は、前方に倒れないように下段扉13bに支えられる。次に、下段扉13bと入れ替えに上段扉13aを右側にスライドして左側コラム14の上部側前面域を開放した上で、引き続き前方から前記と同様な方法で装填済み商品の上に次の商品15を積み重ねてコラムの上段高さに達するまで収納する(図1(c)参照)。この場合に、前半工程でコラム14の中間高さ位置まで積み上げた商品15は下段扉13bに支えられているので、この上に商品15を積み重ねても前方に倒れることはない。そして、左側のコラム14に所定数の商品15が補充されると、上段扉13aを閉じて左側コラム14への商品補充が完了する(図1(d)参照)。
また、ラックケース10の右側コラム14に商品15を補充する場合の作業についても、前記と同様な手順で上下段の扉13a,13bを交互に開閉操作しながらコラム内に商品を積み上げ装填して行うことができる。なお、図示実施例ではコラム扉13を上下二段に分けているが、コラム14の高さ,商品の形状に対応してコラム扉13の段数を3段以上に分けるようにしてもよい。
上記のようにラックケース10の前面に配したコラム扉13を上下段のスライド扉13a,13bに分けて各コラム14の通路前面に側方から出没するよう配置したことにより、コラム14の中間高さまで積み上げた商品15を下段扉13bにより支えて前方への倒れを防ぎつつ、さらにコラム14の上部まで商品を積み上げ装填することができる。
次に、この発明の請求項1,2に対応する第2実施例を図3(a),(b)に示す。この実施例は、ラックケース10の中央に設けた仕切隔壁11に次記構造になる商品の倒れ防止部材を設け、仕切隔壁11を挟んでその左右両側に画成された商品収納コラム14の通路に積み上げた商品15を前記の倒れ防止部材と反対側のケース側壁との間に押さえ込んで前方に倒れるのを防ぐようにしている。
この倒れ防止部材は、商品収納コラム14の中間ないし上部の高さに位置合わせて仕切隔壁11からコラムに向けて側方から突き出すようにばね付勢された出没自在なフラッパ18で構成され、図示実施例ではこのフラッパ18が左右のコラム14の通路に向けてコラムの上段,および中段高さに位置を合わせて上下二箇所に設置されている。
ここで、前記フラッパ18は、その前端が支軸(縦軸)18aを介して仕切隔壁11の内側に揺動可能に軸支保持され、かつ支軸18aの軸上に架設した比較的ばね力の弱い付勢ばね18b(捩じりコイルばね形のトーションばね)によりフラッパ18の後端側が仕切隔壁11の側面に開口した窓穴(不図示)を通してコラム14の通路に向け実線で表す斜め姿勢に突き出すようにばね付勢されている。
次に、前記のフラッパ18による商品の倒れ防止機能について説明する。まず、商品補充前でコラム14が空の状態では、フラッパ18は付勢ばね18bのばね力を受けてコラム14の通路内に突き出している。この状態から、ラックケース10のコラム14に商品15を下側から順に積み上げ装填していく補充作業の途上で、図3(a)で示すように積み上げた商品の高さが中段のフラッパ18の設置レベルに達すると、図3(b)で表すようにフラッパ18の板面に当接する商品15は付勢ばね18bのばね力を受けて反対側のラック側壁との間に押さえ込み保持される。これにより、中間高さまで積み上げた商品が不測に前方に倒れる事態を防ぎつつ、さらにその上に次の商品15を積み重ねて装填できる。また、商品15の積み上げ高さが上段側に設置したフラッパ18にまで達すると、前記と同様に最上位に並ぶ商品15が上段のフラッパ18とラック側壁との間に押さえ込み保持されて前方への倒れを防止する。そして、コラム14に所定数の商品15が収納されたところでラック扉13を閉じてコラム14への商品補充が終了する。
なお、実機テストでの検証結果から、前記フラッパ18は極く軽いばね力で商品を側方から押さえ込むことで充分な倒れ防止機能を発揮することが確認されている。したがって、付勢ばね18bを最小限必要な弱いばね力に設定しておけば、販売再開後の商品販売動作に支障を来すおそれはない。また、図示実施例では倒れ防止用のフラッパ18をコラム14の上部,中間高さの二箇所に分けて分散配置しているが、三箇所以上に分けて設置してもよい。
次に、この発明の請求項3に対応する第3実施例を図4に示す。この実施例は、先記実施例2(図3参照)で述べたフラッパ18(商品の倒れ防止部材)を、図4で示すように商品収納コラム14の中間高さから上部までの範囲を1枚のフラッパでカバーする長尺サイズを有し、かつ上部に行くにしたがって横幅が漸次拡大する台形状のフラッパで構成しており、フラッパ18の後端側縁が上下方向に沿って傾斜している。このフラッパ18は図3の支持構造と同様に前端を仕切隔壁11の内側に軸支した上で、付勢ばね18b(トーションばね)を介して後端縁がコラム14の通路に向けて側方から突き出すように付勢している。
このように倒れ防止用のフラッパ18を上下方向に長尺な台形状の長尺フラッパで構成することにより、次記のような効果が得られる。すなわち、コラム14の通路に装填した商品15を下から順に積み上げていく途上で、商品の積み上げ高さがコラム14の中間高さまで達すると、その最上位に並ぶ商品15がフラッパ18に当接し、付勢ばね18bのばね力により反対側のラック側壁との間に挟まれて前方に倒れないように保持される。また、ここから次の商品を前方から装填して積み上げると、その都度、最上位に並ぶ商品のみがフラッパ18に当たって前方に倒れないように保持され、同時にフラッパ18は回動角度を変えて下位に並ぶ商品15から離間する。
これにより、商品補充作業の途上でコラム14の上部まで積み上げた商品を1枚のフラッパ18で前方に倒れるのを防ぐことができる。しかも、台形状の長尺フラッパ18はコラム内に積み上げた商品15に対して最上位に並ぶ商品にのみ当たってこれをラック側壁との間に押圧保持し、下位に並ぶ商品はフラッパ18からは離間するので、販売再開後の商品販売動作に伴い通路内を落下する商品の動きを妨げることも回避できる。
次に、この発明の請求項4に対応する第4実施例を図5(a),(b)に示す。この実施例では、先記実施例2,3で述べたフラッパ18を含めて、コラム14の通路に向け側方から出没する商品の倒れ防止用部材とラックケース10の前面に配したコラム扉13との間をインターロックレバー19を介して連繋し、商品補充作業の終了後にコラム扉13を閉じた際に前記フラッパ18をコラム14の通路から仕切隔壁11の内方に退避させるようにしている。
すなわち、図示実施例の構造では一端をコラム扉13に連結したインターロックレバー19の先端をフラッパ18の板面に押し当て、コラム扉13を閉じた際にインターロックレバー19を介してフラッパ18を(a)図の突き出し位置から(b)図のように仕切隔壁11の内側に押し込んでコラム通路から側方に退避させるようにしている。なお、フラッパ18は、その前端を仕切記隔壁11の内側に軸支した上で、付勢ばね(不図示)を介してコラム14の通路に向けて突き出すようにばね付勢されており、コラム扉13を開放した状態(図5(b)参照)では、フラッパ18の後端がコラム通路に向けて突き出して待機し、先記の実施例2,3で述べたように前方から装填してコラム14の通路に積み上げた商品15が前方に倒れないように保持する。
上記の構成により、商品の補充作業が完了してコラム扉13を閉じると、いままでコラム14の通路に突き出して商品15を側方から押さえ込んでいたフラッパ18が仕切隔壁11の内側に退避して商品15から離間する。これにより、販売再開後の商品販売動作に伴いコラム内を落下する商品15の動きをフラッパ18が妨げるトラブルを確実に回避できる。
次に、この発明の第5実施例を図6(a)〜(d)に基づいて説明する。この実施例は、先記実施例2で述べたフラッパ18に代えて、側方からコラム14の前面に出没するレバー形の倒れ防止部材を仕切隔壁11に設け、コラム14の通路に積み上げた商品15を前方から支えて商品が倒れるのを防ぐようにしている。
ここで、前記の倒れ防止部材は、図6(d)で示すように後端を軸支点として先端に形成した爪部20aが側方からコラム14の前面に突き出すようトーションばね(不図示)で付勢されたかぎ形のレバー20で構成し、かつ該レバー20の先端爪部20aにはラックケース10の前方から装填する商品15の押し込みに従動してレバー20を側方に後退させるテーパーカム面を形成している。なお、このレバー20は先記実施例2のフラッパ18と同様に、コラム14の中間ないし上部高さ位置に合わせて上下複数箇所に分けて設置されている。
上記構成において、前記レバー20(倒れ防止部材)は後端の支軸20bを支点にトーションばねの付勢を受けて先端爪部20aが側方からコラム14の前面に突き出すように付勢されている(図6(a)参照)。また、詳細構造は省いているがラックケース10の前面に配したコラム扉13には前記レバー10との干渉を避けるように逃げ溝が切欠き形成されている。
そして、商品補充作業の途上(レバー20の設置高さの下まで積み上げた状態)でラックケース10の前方からコラム14に商品15を押し込むと、商品15がレバー20の先端爪部20aに形成したテーパーカム面を押し、これによりレバー20が側方に後退する(図6(b)参照)。また、商品15がレバー20の先端爪部20aを擦り抜けてコラム14の奥まで進入すると、同時にばね付勢を受けたレバー20の爪部20aがコラム14の前面に突き出すように復帰して装填した商品15の前面に係合する(図6(c)参照)。これにより、商品補充作業の最中にコラム14に積み上げた商品が前方に倒れるのを防ぐことができる。しかも、このレバー20は商品15の押込み装填に従動して側方に後退するので作業の邪魔になることがなく、これにより商品補充作業が楽に行える。
また、この実施例においても、先記実施例4で述べたように倒れ防止部材としてのレバー20をコラム扉13との間にインターロックレバー19(図5参照)を介して連繋し、商品補充作業の終了後にコラム扉13を閉じた際に前記レバー20をコラム14の通路(通路の前面)から退避させることにより、販売再開後の商品販売動作に伴ってコラム内の通路を落下する商品15の動きをレバー20が妨げるトラブルを確実に回避できるものである。
なお、前述した各実施例においては倒れ防止手段を仕切隔壁に設けた例について説明したが、ラックケース10の左右側壁に設けることもでき、実施例の記載の内容に限定されるものではない。
5 直積式商品収納ラック
10 ラックケース
11 仕切隔壁
12 ベンド機構
13 コラム扉
13a 上段扉
13b 下段扉
14 コラム
15 商品
18 フラッパ(倒れ防止部材)
19 インターロックレバー
20 レバー(倒れ防止部材)
20a 先端爪部

Claims (4)

  1. 前面と下面を開放した箱形のラックケース内に仕切隔壁,ベンド機構を挟んでその左右両側に画成した商品収納コラムに商品を上下一列に積み上げ収納し、前記仕切隔壁に連ねてラックケースの出口側に配置したベンド機構の操作により最下位の商品から順に落下搬出する自動販売機の直積式商品収納ラックにおいて、商品補充の際に商品収納コラムの通路内に積み上げた商品の倒れ防止手段として、前記仕切隔壁に、商品収納コラムの中間ないし上部の高さ位置に合わせてコラム通路内に積み上げた商品を反対側のケース側壁との間に押さえ込む出没自在な倒れ防止部材を設けたことを特徴とする自動販売機の直積式商品収納ラック。
  2. 請求項1に記載の商品収納ラックにおいて、倒れ防止部材が、その前端側を軸支点としてコラム通路に向けて突き出すようばね付勢されたフラッパであることを特徴とする自動販売機の直積式商品収納ラック。
  3. 請求項2に記載の商品収納ラックにおいて、倒れ防止用のフラッパが、商品収納コラムの中間高さから上部までの範囲をカバーする長尺サイズを有し、かつ上部に行くにしたがって横幅が漸次拡大する台形状のフラッパになることを特徴とする自動販売機の直積式商品収納ラック。
  4. 請求項2または3のいずれかに記載の直積式商品収納ラックにおいて、倒れ防止部材を商品収納コラムの前面に配したコラム扉に連繋し、コラム扉を閉じた際に倒れ防止部材をコラム通路から強制退避させるようにしたことを特徴とする自動販売機の直積式商品収納ラック。
JP2013091549A 2013-04-24 2013-04-24 自動販売機の直積式商品収納ラック Expired - Fee Related JP5522291B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013091549A JP5522291B2 (ja) 2013-04-24 2013-04-24 自動販売機の直積式商品収納ラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013091549A JP5522291B2 (ja) 2013-04-24 2013-04-24 自動販売機の直積式商品収納ラック

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009073162A Division JP2010225008A (ja) 2009-03-25 2009-03-25 自動販売機の直積式商品収納ラック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013140641A JP2013140641A (ja) 2013-07-18
JP5522291B2 true JP5522291B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=49037943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013091549A Expired - Fee Related JP5522291B2 (ja) 2013-04-24 2013-04-24 自動販売機の直積式商品収納ラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5522291B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108734859A (zh) * 2017-04-14 2018-11-02 富士电机株式会社 香烟自动交出机

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109493519A (zh) * 2019-01-08 2019-03-19 苏州市小蜜蜂食品有限公司 一种自动售卖机储货下料结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108734859A (zh) * 2017-04-14 2018-11-02 富士电机株式会社 香烟自动交出机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013140641A (ja) 2013-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5742397B2 (ja) 自動販売機
JP5810567B2 (ja) 自動販売機の商品収納ラック
JP5659745B2 (ja) 自動販売機
JP5522291B2 (ja) 自動販売機の直積式商品収納ラック
JP2012118902A (ja) 自動販売機
JP2010225008A (ja) 自動販売機の直積式商品収納ラック
JP5561405B2 (ja) 自動販売機の直積式商品収納ラック
JP5277759B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP6711507B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP2006120117A (ja) 自動販売機の商品収納装置
JP2012221242A (ja) 自動販売機の商品収納ラック
JP2007079775A (ja) 自動販売機の商品払出装置
JP2012194798A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP5742405B2 (ja) 自動販売機の商品収納ラック
JP3975836B2 (ja) 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック
JP5949011B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP5444810B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP4389807B2 (ja) 自動販売機の商品収納払出し装置
JP2012118899A (ja) 自動販売機
JP5359205B2 (ja) 商品収納装置
JP2022054069A (ja) 自動販売機
JPS594388Y2 (ja) 自動販売機の商品案内保持装置
JP4924210B2 (ja) 自動販売機
JP4930200B2 (ja) 自動販売機
JP4952383B2 (ja) 自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5522291

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees