JP2022054069A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【課題】異形状商品を良好に商品収納通路に案内させるとともに、商品詰まり等の発生を防止すること。【解決手段】左右一対のベース側板11の間に上下方向に沿って延在する商品収納通路13の上端部に向けて漸次下方に傾斜する態様で設けられ、かつ投入口18より投入された商品を横倒し姿勢で転動させて商品収納通路13に案内するトップトレイ20を備えた自動販売機であって、商品(S)は、胴体部S3において底部S4に近接する第1胴体部分S3aの外径よりも第1胴体部分S3aよりも底部S4から離隔する第2胴体部分S3bの外径が小さい異形状を成しており、案内部31が投入口18から商品収納通路13の上端部に近接するに連れて漸次下方に傾斜しつつトップトレイ20の上面から離隔する態様で配置され、かつ第2胴体部分S3bを案内部31に転動させて案内するトップガイド30を備えている。【選択図】図6
Description
本発明は、自動販売機に関し、より詳細には、例えばペットボトル等の容器に飲料等が入れられた商品を販売する自動販売機に関するものである。
従来、例えば缶やペットボトル等の容器に飲料等が入れられた商品を販売する自動販売機として、サーペンタイン式の商品収納ラックを備えたものが知られている。このような商品収納ラックは、左右に対向して立設された一対のベース側板の間に複数のセグメントが架設されることにより、上下方向に沿って蛇行状に延在する態様で画成された商品収納通路を有している。またこの商品収納ラックには、商品収納通路の下方側に最下位にある商品を切り出して払い出すための払出機構が設けられている一方、商品収納通路の上方側にトップトレイが設けられている。
トップトレイは、一対のベース側板の間で前後方向に沿って、かつ前方から後方に向けて漸次下方に傾斜する態様で設けられた商品投入用のものであり、その上面には、商品収納通路の上端部に連絡する態様で、前方より投入された商品を商品収納通路に案内する商品案内通路が形成されている。
そのような構成を有する商品収納ラックにおいては、商品を補充する場合、前方からトップトレイの上面(商品案内通路)に商品を横倒し姿勢で投入することになる。これにより、商品は、トップトレイの傾斜にしたがって漸次後方に転動し、該トップトレイの後端から商品収納通路を転動しながら落下して払出機構の上に一列に積み上げ収納される。そして、商品を販売する場合、払出機構が販売指令に基づいて駆動して最下位の商品を下方に落下させる。これにより、商品は自動販売機の商品取出口まで送出される。
また上記商品収納ラックには、商品案内通路の左右幅(通路幅)を商品の長さに応じて調整するためのトップガイドが次のようにして設けられている。トップガイドは、底面を構成する水平延在部と、この水平延在部の一側縁部より上方向に延在する態様で設けられ、かつ商品案内通路の左右幅を規制する直上延在部とを有して構成されている。このトップガイドは、水平延在部の前端部分にカール嵌合部が形成されており、かかるカール嵌合部がトップトレイの前端部分に形成されたカール嵌合部にはめ込まれる結果、後端部分が自由端として回動自在、かつ左右方向への移動が可能となる態様でトップガイドに設けられている。このようなトップガイドの裏面、すなわち水平延在部の下面には、トップガイドの上面に形成された複数の係合孔に係合可能な係合爪が設けられている。
このようなトップガイドは、カール嵌合部を中心にしてトップトレイに対して上方に回動させることにより、係合爪を係合孔から離脱させ、すなわち係合爪と係合孔との係合状態を解除させ、その状態で左右方向に沿って移動させることができる。そして、その後にカール嵌合部を中心にしてトップガイドを下方に回動させ、係合爪を新たな係合孔に係合させることによって、商品案内通路の左右幅を調整することができる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、近年の商品の多様化により、商品にも種々の形状のものが利用されている。例えば、図9に示すようにキャップ等の蓋体Hが着脱可能に取り付けられる蓋取付部S1から胴体部S3までの間に括れ部分S2を有し、かつ胴体部S3において底部S4に近接する第1胴体部分S3aと蓋取付部S1に近接する第2胴体部分S3bとの間に、第2胴体部分S3bの外径d2よりも小さい外径を有する胴体括れ部分S3cを有しており、更に第2胴体部分S3bの外径d2が第1胴体部分S3aの外径d1よりも小さい形状を成した小型の異形状商品Sが知られている。
そのような異形状商品Sが、トップガイドにより左右幅が調整されたトップトレイの上面(商品案内通路)に横倒し姿勢で投入されて転動する場合、第2胴体部分S3bの外径d2が第1胴体部分S3aの外径d1よりも小さいために、商品案内通路における第1胴体部分S3aとの接点の摩擦力と、該商品案内通路における第2胴体部分S3bとの接点の摩擦力との違いにより、姿勢が不安定なものとなり、結果として、商品収納通路において起立姿勢等で収納されてしまい、商品詰まり等を発生させてしまう虞れがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、異形状商品を良好に商品収納通路に案内させるとともに、商品詰まり等の発生を防止することができる自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る自動販売機は、左右一対のベース側板の間に上下方向に沿って延在する商品収納通路の上端部に向けて漸次下方に傾斜する態様で設けられ、かつ投入口より投入された商品を横倒し姿勢で転動させて前記商品収納通路に案内するトップトレイを備えた自動販売機であって、前記商品は、胴体部において底部に近接する第1胴体部分の外径よりも該第1胴体部分よりも前記底部から離隔する第2胴体部分の外径が小さい異形状を成しており、底面を構成する案内部が前記投入口から前記商品収納通路の上端部に近接するに連れて漸次下方に傾斜しつつ前記トップトレイの上面から離隔する態様で配置され、かつ前記第2胴体部分を前記案内部に転動させて案内するトップガイドを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記自動販売機において、前記トップガイドは、前記商品収納通路に近接する前記案内部の後端部分が前記トップトレイの後端部分に近接離反する態様で、前記投入口に近接する前記案内部の前端部分が前記トップトレイの前端部分に該トップトレイの幅方向に変位可能に軸支され、かつ前記案内部の後端部分より下方に突出する突片が前記トップトレイの上面に当接することにより、該案内部が前記投入口から前記商品収納通路の上端部に近接するに連れて漸次下方に傾斜しつつ前記トップトレイの上面から離隔する態様で配置されたことを特徴とする。
また本発明は、上記自動販売機において、前記ベース側板に近接離反する態様で設けられ、かつ前記商品収納通路の幅寸法を規定する可動側板を備え、前記トップガイドは、前記案内部の側端部より上方に向けて延在する側部の後端部分に後方に向けて突出する態様で二股状に形成され、かつ前記可動側板を挟み込むようにして係止する係止突起を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記自動販売機において、前記商品は、前記胴体部における前記第1胴体部分と前記第2胴体部分との間に該第2胴体部分よりも外径の小さい胴体括れ部分を有する異形状を成すことを特徴とする。
本発明によれば、底面を構成する案内部が投入口から商品収納通路の上端部に近接するに連れて漸次下方に傾斜しつつトップトレイの上面から離隔する態様で配置されたトップガイドが、商品の第2胴体部分を案内部に転動させて案内するので、商品の第1胴体部分と第2胴体部分との外径差を吸収しつつ、第1胴体部分との接点の摩擦力と、第2胴体部分との接点の摩擦力とを略等しくすることができ、異形状商品を良好に商品収納通路に案内させるとともに、商品詰まり等の発生を防止することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機の内部構造を模式的に示す断面側面図である。ここで例示する自動販売機は、商品を冷却、若しくは加熱した状態で販売するもので、本体キャビネット1、外扉2及び内扉3を備えている。
本体キャビネット1は、複数の鋼板を適宜組み合わせることによって前面に開口を有した直方状に構成されたもので、その内部に断熱構造の商品収容庫4を有している。外扉2は、本体キャビネット1の前面開口を覆うためのもので、本体キャビネット1の一側縁部に開閉可能に設けられている。図には明示していないが、この外扉2の前面には、ディスプレイウィンドウ、商品選択ボタン、紙幣挿通口、硬貨投入口、返却レバー、一体表示器、硬貨返却口、商品取出口2a等々、商品を販売する際に必要となるものが設けられている。内扉3は、商品収容庫4の前面開口を覆うための断熱扉であり、外扉2よりも内方となる位置において本体キャビネット1の一側縁部に開閉可能に設けられている。この内扉3の下方部には、商品を商品収容庫4の外部に搬出するための商品搬出口3aが設けられている。
また上記自動販売機には、商品収容庫4の内部にシュータ5が設けられており、このシュータ5よりも下方となる領域(以下、「熱交換領域」ともいう)に温度調節ユニット6が設けられている一方、シュータ5よりも上方となる領域(以下、「商品収納領域」ともいう)に商品収納装置10が設けられている。
シュータ5は、商品収納装置10から払い出された商品を内扉3の商品搬出口3aに案内するためのプレート状部材であり、前方側に向けて漸次下方に傾斜する態様で設けられている。図には明示していないが、このシュータ5には、熱交換領域と商品収納領域との間を連通させる通気孔(図示せず)が多数穿設されている。
温度調節ユニット6は、商品収容庫4の内部雰囲気を所望の温度状態に維持するためのもので、冷凍サイクルの蒸発器6a、ヒータ6b及び送風ファン6cを備えて構成されている。この温度調節ユニット6においては、例えば冷凍サイクルを運転した状態で送風ファン6cを駆動すると、蒸発器6aにおいて冷却された空気がシュータ5の通気孔を通じて上方に送給されるため、商品収納領域を低温状態に維持することができる。一方、ヒータ6bに通電した状態で送風ファン6cを駆動すると、ヒータ6bによって加熱された空気がシュータ5の通気孔を通じて上方に送給されるため、商品収納領域を高温状態に維持することができる。尚、冷凍サイクルの圧縮機、凝縮器及び膨張弁は、図には明示しないがいずれも商品収容庫4の外部となる機械室7に設けられている。
上記商品収納装置10は、図示の例では前後3列に並ぶように設けられており、図2にも示すように、一対のベース側板11の間に通路形成部材12が配設されることによって上下方向に沿って蛇行状に構成された商品収納通路13を備え、商品収納通路13の内部に上下方向に沿って複数の商品を横倒しの姿勢で収納するものである。より詳細に説明すると、通路形成部材12は、商品収納通路13の前方側と後方側とに互いに対向するよう適宜配設されたものであって、ベース側板11に固定されている。
また通路形成部材12には、姿勢制御板14が設けられている。姿勢制御板14は、商品収納通路13に対して先端部141が進退移動する態様で通路形成部材12に基端部142が揺動可能に設けられている。この姿勢制御板14は、付勢手段(図示せず)に付勢されて常態においては商品収納通路13に先端部141が進出移動した姿勢となる。そして、商品収納通路13を通過する商品に当接することにより自身は付勢手段の付勢力に抗して蛇行状の商品収納通路13に沿うように先端部141が退行移動して該商品の通過姿勢を修正するものである。
このような商品収納装置10においては、商品収納通路13の下方側に払出機構15が設けられている。払出機構15は、対向配置された通路幅規定板16との間において商品の挙動を制御することにより、待機状態においては商品収納通路13に商品を収納する一方、払出指令が与えられた場合には対応する商品を1つずつシュータ5に払い出すように機能するものである。このような払出機構15は、下ペダル部材15aと上ペダル部材15bとを備えて構成されている。
下ペダル部材15aは、商品収納通路13に対して進退移動する態様で揺動可能に配設され、待機状態においては商品収納通路13に進出移動することにより最下位の商品に当接して商品の下方への移動を規制する一方、払出指令が与えられた場合には商品収納通路13から退行移動して該商品の下方への移動を許容するものである。上ペダル部材15bは、商品収納通路13に対し進退移動する態様で揺動可能に配設され、待機状態においては商品収納通路13から退行移動する一方、払出指令が与えられた場合には商品収納通路13に対して進出移動して最下位から2番目の商品に当接して該商品の下方への移動を規制するものである。このような払出機構15は、従来公知のものであり詳細な説明は割愛する。
上記商品収納装置10には、図3及び図4に示すように、商品収納通路13の左右幅(通路幅)を商品長さに応じて調整するための可動側板17が設けられている。可動側板17は、商品収納通路13の形状に合わせて板金加工した薄鋼板製のものである。この可動側板17は、図示しないリンク機構によってベース側板11に近接離反する態様で左右方向に沿って移動可能に配設されている。
また商品収納装置10には、それぞれの商品収納通路13に対してトップトレイ20が設けられている。トップトレイ20は、図3及び図4にも示すように、投入口18から投入された商品を商品収納通路13の上端部に案内するためのプレート状部材である。このトップトレイ20は、投入口18から商品収納通路13に向けて漸次下方に傾斜する態様でベース側板11の間に架設されている。トップトレイ20は、その上面に商品収納通路13の上端部に連絡する態様で、前方より投入された商品を商品収納通路13の上端部に案内する商品案内通路21を形成するものである。このようなトップトレイ20には、複数の係合孔22が左右方向に沿って形成されているとともに、その前端部分には筒状の軸状部23が形成されている。またトップトレイ20には、その左方側に前後方向が長手方向となる保持孔24が形成されている。
上記トップトレイ20の上面には、トップガイド30が設けられている。トップガイド30は、商品案内通路21の左右幅(通路幅)を商品の長さに応じて調整するためのものであり、例えば板金等により成形されている。
このトップガイド30は、図5に示すように、底面を構成する案内部31と、この案内部31の一側縁部より上方向に延在する態様で設けられ、かつ商品案内通路21の左右幅を規制する側端部32とを有して構成されている。
トップガイド30は、案内部31の前端部分にカール嵌合部311が形成されており、かかるカール嵌合部311がトップトレイ20の前端部分に形成された軸状部23にはめ込まれる結果、後端部分がトップトレイ20の上面の後端部分に対して近接離反する態様で回動自在であり、かつ左右方向への移動が可能となる態様でトップトレイ20に設けられている。このようなトップガイド30の裏面、すなわち案内部31の下面には、係合片312及び突片313が設けられている。
係合片312は、案内部31の左側部分の一部を切り欠くことにより構成された舌片状部分を下方に屈曲等させて形成されたものであり、左右方向が長手方向となるものである。この係合片312は、トップガイド30の上面に形成された複数の係合孔22に係合可能なものである。
突片313は、案内部31における後端部分、すなわち係合片312よりも後方側の部分の一部を切り欠くことにより構成された舌片状部分を下方に屈曲等させて形成したものであり、前後方向が長手方向となるものである。
上記側端部32の後端縁部には、後方に向けて突出する態様で左右に分離して形成された二股状の係止突起321,322が形成されている。これら係止突起321,322間の間隙は、可動側板17の上端部が進入可能な大きさとなっている。これら係止突起321,322は、左右一対となっているのではなく段違いに形成されている。
そのようなトップガイド30は、図3及び図4に示したように、係合片312が任意の係合孔22に進入して該係合孔22と係合するとともに、突片313が保持孔24に進入することで、案内部31がトップトレイ20の上面に載置され、側端部32と一方のベース側板11(右側のベース側板11)とで商品案内通路21の左右幅を規定している。またトップガイド30は、係止突起321,322間に可動側板17の上端部が挟まれることにより、該可動側板17と係合している。このようにトップガイド30が可動側板17と係合することにより、トップガイド30の左右方向に沿っての移動に、可動側板17も左右方向に沿って移動することになり、すなわちトップガイド30の移動に伴って可動側板17を従動させることができ、商品収納通路13の左右幅と、商品案内通路21の左右幅との大きさを一致させることが可能である。
以上のような構成を有する自動販売機では、投入口18より商品収納装置10に投入された商品を、横倒し姿勢の状態で商品案内通路21を転動させて商品収納通路13に案内し、商品収納通路13で商品を横倒し姿勢の状態で収納することができる。そして、払出機構15の動作により最下位の商品を払い出して、商品取出口2aより取り出させることができる。
また自動販売機においては、カール嵌合部311を中心にしてトップガイド30をトップトレイ20に対して上方に回動させることにより、係合片312を係合孔22から離脱させつつ突片313を保持孔24から離脱させ、その状態でトップガイド30を左右方向に沿って移動させることができる。このとき、可動側板17も左右方向に沿って移動させることができる。そして、その後にカール嵌合部311を中心にしてトップガイド30を下方に回動させ、係合片312を新たな係合孔22に進入させた場合、図6及び図7に示すように、突片313がトップトレイ20の上面に当接する。これにより、トップガイド30を、案内部31が投入口18から商品収納通路13の上端部に近接するに連れて漸次下方に傾斜しつつトップトレイ20の上面から離隔する態様で配置することができ、トップトレイ20の側端部32と一方のベース側板11とで商品案内通路21の左右幅を規定することができる。
これにより、投入口18より投入された商品が図9に示したような小型の異形状商品Sである場合、図8に示すように、トップトレイ20の上面に該異形状商品Sの第1胴体部分S3aを転動させつつ、案内部31に該異形状商品Sの第2胴体部分S3bを転動させることにより、第1胴体部分S3aと第2胴体部分S3bとの外径差を吸収しつつ、商品案内通路21における第1胴体部分S3aとの接点の摩擦力と、該商品案内通路21における第2胴体部分S3bとの接点の摩擦力とを略等しくすることができる。これにより、異形状商品Sは、商品案内通路21において、自身の長手方向が左右方向に一致する態様で横倒し姿勢で安定して転動することになる。
よって、本発明の実施の形態である自動販売機によれば、案内部31が投入口18から商品収納通路13の上端部に近接するに連れて漸次下方に傾斜しつつトップトレイ20の上面から離隔する態様で配置されたトップガイド30が、第2胴体部分S3bを案内部31に転動させて案内するので、異形状商品Sを良好に商品収納通路13に案内させるとともに、商品詰まり等の発生を防止することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、異形状商品Sは、胴体括れ部分S3cを有していたが、本発明においては、胴体括れ部分を有する商品に限定されず、胴体部が、底部に近接する部分から蓋取付部に近接する部分に向けて漸次外径が小さくなる先細りの異形状であってもよい。つまり、胴体部において、底部に近接する第1胴体部分の外径よりも該第1胴体部分よりも底部から離隔する第2胴体部分の外径が小さい異形状を成していてもよい。
上述した実施の形態では、トップガイド30における案内部31のカール嵌合部311が形成されており、かかるカール嵌合部311がトップトレイ20の軸状部23にはめ込まれる結果、トップガイド30が、後端部分がトップトレイ20の上面の後端部分に対して近接離反する態様で回動自在であり、かつ左右方向への移動が可能となる態様でトップトレイ20に設けられていたが、本発明においては、トップガイドは、トップトレイに対して回動自在に設けられていなくてもよい。
1…本体キャビネット、2…外扉、3…内扉、10…商品収納装置、11…ベース側板、12…通路形成部材、13…商品収納通路、14…姿勢制御板、15…払出機構、17…可動側板、20…トップトレイ、21…商品案内通路、22…係合孔、23…軸状部、30…トップガイド、31…案内部、311…カール嵌合部、312…係合片、313…突片、32…側端部、321,322…係止突起、H…蓋体、S…異形状商品、S1…蓋取付部、S2…括れ部分、S3…胴体部、S3a…第1胴体部分、S3b…第2胴体部分、S3c…胴体括れ部分、S4…底部。
Claims (4)
- 左右一対のベース側板の間に上下方向に沿って延在する商品収納通路の上端部に向けて漸次下方に傾斜する態様で設けられ、かつ投入口より投入された商品を横倒し姿勢で転動させて前記商品収納通路に案内するトップトレイを備えた自動販売機であって、
前記商品は、胴体部において底部に近接する第1胴体部分の外径よりも該第1胴体部分よりも前記底部から離隔する第2胴体部分の外径が小さい異形状を成しており、
底面を構成する案内部が前記投入口から前記商品収納通路の上端部に近接するに連れて漸次下方に傾斜しつつ前記トップトレイの上面から離隔する態様で配置され、かつ前記第2胴体部分を前記案内部に転動させて案内するトップガイドを備えたことを特徴とする自動販売機。 - 前記トップガイドは、前記商品収納通路に近接する前記案内部の後端部分が前記トップトレイの後端部分に近接離反する態様で、前記投入口に近接する前記案内部の前端部分が前記トップトレイの前端部分に該トップトレイの幅方向に変位可能に軸支され、かつ前記案内部の後端部分より下方に突出する突片が前記トップトレイの上面に当接することにより、該案内部が前記投入口から前記商品収納通路の上端部に近接するに連れて漸次下方に傾斜しつつ前記トップトレイの上面から離隔する態様で配置されたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
- 前記ベース側板に近接離反する態様で設けられ、かつ前記商品収納通路の幅寸法を規定する可動側板を備え、
前記トップガイドは、前記案内部の側端部より上方に向けて延在する側部の後端部分に後方に向けて突出する態様で二股状に形成され、かつ前記可動側板を挟み込むようにして係止する係止突起を備えたことを特徴とする請求項2に記載の自動販売機。 - 前記商品は、前記胴体部における前記第1胴体部分と前記第2胴体部分との間に該第2胴体部分よりも外径の小さい胴体括れ部分を有する異形状を成すことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の自動販売機。
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