JP2007122699A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

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Tsutomu Iwako
努 岩子
Kentaro Waki
脇  憲太郎
Katsuhiko Fukuda
勝彦 福田
Naoki Kuwabara
直樹 桑原
Fumio Sato
文男 佐藤
Mitsuhiro Saka
光弘 阪
Kazuhiro Tomita
一宏 冨田
Yuki Ono
雄喜 大野
Takeshi Takasu
武 高須
Takehiko Nagao
岳彦 長尾
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Abstract

【課題】隣接する商品収納通路に悪影響を与えることのない自動販売機の商品搬出装置を提供すること。
【解決手段】商品収納通路53に対し揺動して進退移動し、かつペダル付勢手段により常時進出方向に付勢される一方、商品Gが当接した場合には付勢力に抗して退行移動するペダル部材67と、待機状態の場合には進出位置のペダル部材67の退行移動を阻止することにより商品Gの下方への移動を規制する一方、搬出指令が与えられた場合にペダル部材67の退行移動を許容し、一旦退行移動した後に付勢力によってペダル部材67が再び進出移動した場合にペダル部材67の退行移動を阻止する状態に復帰するペダル制御手段とを備えた商品搬出装置において、ペダル部材67は、待機状態の場合に揺動支持軸64より商品収納通路53に進出方向に延在する基部671と、揺動支持軸64より略上方に延在する係合部672,673とが連続的に形成されて成るものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動販売機の商品搬出装置に関し、より詳細には、上下方向に沿って複数の商品を収納する商品収納通路に配設し、待機状態の場合に商品の下方への移動を規制する一方、搬出指令に応じて駆動した場合には商品の下方への移動を許容する自動販売機の商品搬出装置の改良に関する。
従来、上下方向に沿って複数の商品を収納する商品収納通路に配設し、待機状態の場合に商品の下方への移動を規制する一方、搬出指令に応じて駆動した場合には商品の下方への移動を許容する自動販売機の商品搬出装置が知られている。そのような自動販売機の商品搬出装置は、ペダル部材及びペダル駆動部を備えて構成されている。
ペダル部材は、基端部が揺動自在となる態様で商品収納通路の下部に配設されており、揺動することにより自由端となる先端部が商品収納通路に対して進退移動する。また、ペダル部材は、ばね等の付勢部材により先端部が常時商品収納通路に対して進出する方向に付勢される一方、商品が先端部に当接した場合には付勢部材の付勢力に抗して退行移動するものである。そして、ペダル部材の下面側には弓状の係合部が設けられている。係合部は、詳細は後述するが、ペダル駆動部を構成するストッパ部材と係合するためのものである。
ペダル駆動部は、例えばベンドソレノイドと称されるようなものであり、待機状態の場合にストッパ部材を最下位に位置させ、搬出指令が与えられた場合に駆動してストッパ部材を上方向に向けて移動させるものである。そして、ストッパ部材を一旦上方向に向けて移動させた後は、再びストッパ部材を最下位の位置に移動させて駆動を停止するものである。
より詳細に説明すると、ペダル駆動部は、待機状態にある場合には、ストッパ部材を最下位に位置させる。このとき、ストッパ部材はペダル部材の係合部と係合しており、進出位置に配置されたペダル部材の退行移動を阻止することによりペダル部材に当接した商品の下方への移動を規制する。そして、ペダル駆動部は、搬出指令が与えられた場合には、駆動してストッパ部材を上方向に向けて移動させる。これにより、ストッパ部材と係合部との係合状態が解除されることになり、ペダル部材は商品の自重により付勢部材の付勢力に抗して退行移動する。その後、ペダル駆動部は一旦上方向に向けて移動させたストッパ部材を再び最下位の位置に移動させ、付勢部材の付勢力により進出移動したペダル部材の係合部とストッパ部材とを係合させることにより、ペダル部材の退行移動を阻止する状態に復帰する(例えば、特許文献1参照)。
特許第3422789号公報
ところで、商品収納通路は自動販売機の筐体内で前後に並設されており、組立性等の観点から、後方側に商品搬出装置が配設された商品収納通路の後側に隣接する商品収納通路では前方側に商品搬出装置が配設されるのが一般的である。つまり、商品搬出装置が互いに背中合わせの状態になって配設されている。
そのため、上記商品搬出装置では、退行移動するペダル部材の係合部の端部が隣接する商品収納通路に進入してしまうことになり、該ペダル部材が退行移動した状態で商品詰まり等が発生すると、該ペダル部材の係合部の端部が隣接する商品収納通路に進入した状態が保持される。そして、係合部の端部が進入された商品収納通路に配設された商品搬出装置が搬出指令を与えられた場合、該商品搬出装置のペダル部材が退行移動することになるが、進入した係合部の端部が干渉して満足に退行移動を行うことができない結果、かかる商品収納通路でも商品詰まりが発生して悪影響を与えてしまう虞れがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、隣接する商品収納通路に悪影響を与えることのない自動販売機の商品搬出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機の商品搬出装置は、上下方向に沿って複数の商品を収納する商品収納通路に対して揺動することにより進退移動し、かつペダル付勢手段により常時商品収納通路に対して進出する方向に付勢される一方、商品が当接した場合にはペダル付勢手段の付勢力に抗して退行移動するペダル部材と、待機状態の場合には進出位置に配置されたペダル部材の退行移動を阻止することによりペダル部材に当接した商品の下方への移動を規制する一方、搬出指令が与えられた場合に駆動してペダル部材の退行移動を許容し、一旦退行移動した後にペダル付勢手段の付勢力によってペダル部材が再び進出移動した場合にペダル部材の退行移動を阻止する状態に復帰するペダル制御手段とを備えた自動販売機の商品搬出装置において、前記ペダル部材は、待機状態の場合に揺動軸より前記商品収納通路に進出する方向に向けて延在し、前記商品と当接する当接部と、待機状態の場合に揺動軸より略上方に向けて延在し、端部が前記ペダル制御手段と係合する係合部とが連続的に形成されて成ることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機の商品搬出装置は、上述した請求項1において、ペダル制御手段は販売指令により駆動制御されるアクチュエータと、このアクチュエータに連結されるとともに復帰付勢ばねに接続されたストッパ部材とからなり、前記ストッパ部材がペダル部材の係合凹部に係合することによりペダル部材が進出位置で待機することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る自動販売機の商品搬出装置は、上述した請求項2において、ストッパ部材とペダル部材の係合凹部との間にリンク部材を介在させたことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る自動販売機の商品搬出装置は、上述した請求項1ないし3において、下端部を中心として揺動することにより上端部が前記商品収納通路に対して進退移動し、かつフラッパ付勢手段により常時商品収納通路に対して退行する方向に付勢される一方、前記ペダル制御手段が駆動した場合にはフラッパ付勢手段の付勢力に抗して進出移動し、前記ペダル部材が当接していた商品の直上の商品の下方への移動を規制するフラッパ部材を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る自動販売機の商品搬出装置は、上述した請求項4において、前記フラッパ部材は、前記ペダル部材の揺動軸の軸心回りに揺動することを特徴とする。
本発明によれば、ペダル部材は、待機状態の場合に揺動軸より商品収納通路に進出する方向に向けて延在し、商品と当接する当接部と、待機状態の場合に揺動軸より略上方に向けて延在し、端部がペダル制御手段と係合する係合部とが連続的に形成されて成るので、退行位置にあるときにも、ペダル部材が隣接する商品収納通路に進入する虞れがなく、商品詰まり等の悪影響を与えることがない。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である商品搬出装置を適用した自動販売機を示したものである。ここで例示する自動販売機は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を冷却、若しくは加熱した状態で販売するもので、本体キャビネット10、外扉20及び内扉30を備えている。
本体キャビネット10は、複数の鋼板を適宜組み合わせることによって前面が開口した箱状に構成したもので、その内部に断熱構造の商品収容庫11を有している。外扉20は、本体キャビネット10の前面開口を覆うためのもので、本体キャビネット10の一側縁部に開閉可能に配設してある。図には明示していないが、この外扉20の前面には、ディスプレイウィンドウ、商品選択押ボタン、紙幣挿通口、硬貨投入口、返却レバー、金額表示器、硬貨返却口、商品取出口21等々、商品Gを販売する際に必要となるものが設けてある。内扉30は、商品収容庫11の前面開口を覆うための断熱扉であり、外扉20よりも内方となる位置において本体キャビネット10の一側縁部に開閉可能に配設してある。この内扉30の下方部には、商品Gを商品収容庫11の外部に搬出するための商品搬出口31が設けてある。
また、上記自動販売機には、商品収容庫11の内部に商品シュータ12が設けてあり、この商品シュータ12よりも下方となる領域(以下、「熱交換領域」という)に温度調整ユニット40が配設してある一方、商品シュータ12よりも上方となる領域(以下、「商品収納領域」という)に複数の商品ラック50が配設してある。
商品シュータ12は、後述する商品ラック50の商品収納通路53から払い出された商品Gを内扉30の商品搬出口31に案内するためプレート状部材であり、手前側に向けて下方に傾斜する態様で配設してある。図には明示していないが、この商品シュータ12には、熱交換領域と商品収納領域との間を連通させる通気孔が多数穿設してある。
温度調整ユニット40は、商品収容庫11の内部雰囲気を所望の温度状態に維持するためのもので、冷凍サイクル41の蒸発器41a、電熱ヒータ42及び送風ファン43を備えて構成してある。この温度調整ユニット40においては、例えば冷凍サイクル41を運転した状態で送風ファン43を駆動すると、蒸発器41aにおいて冷却された空気が商品シュータ12の通気孔を通じて上方に送給されるため、商品収納領域を低温状態に維持することができる。一方、電熱ヒータ42に通電した状態で送風ファン43を駆動すると、電熱ヒータ42によって加熱された空気が商品シュータ12の通気孔を通じて上方に送給されるため、商品収納領域を高温状態に維持することができる。尚、冷凍サイクル41の圧縮機41b、凝縮器41c及び膨張弁41dは、いずれも商品収容庫11の外部となる部位に配設してある。
商品ラック50は、一対の側板51の間にセグメントと称される湾曲形状の案内部材52を配設することによって蛇行状に構成した商品収納通路53を備え、商品収納通路53の内部に上下方向に沿って複数の商品Gを収納するものである。商品収納通路53には、上端部にトップトレイ54が設けてある一方、下端部に商品搬出装置60が設けてある。
トップトレイ54は、商品収容庫11の前面開口から投入された商品Gを商品収納通路53の上端開口に案内するためのプレート状部材であり、商品収納通路53の上端から手前側に向けて漸次上方に傾斜する態様で配設してある。
商品搬出装置60は、通路幅規定板55との間において商品Gの挙動を制御することにより、販売待機状態においては商品収納通路53に商品Gを収納する一方、販売指令(搬出指令)が与えられた場合には対応する商品Gを1つずつ商品シュータ12に払い出すように機能するもので、図2に示すように、ベース部材61を備えている。
ベース部材61は、案内基壁62の両側にそれぞれ側壁63を備えて構成したもので、案内基壁62の外表面を通路幅規定板55に対向させる態様で商品収納通路53に配設してある。案内基壁62は、通路幅規定板55と平行となる態様で上下方向に延在したもので、その中間部に挿通孔62aを有している。挿通孔62aは、矩形状の貫通開口であり、案内基壁62の略全幅に亘る部位に形成してある。
このベース部材61には、一対の側壁63の間に揺動支持軸64が架設してあるとともに、案内基壁62の内表面側上部にアクチュエータ65が配設してある。揺動支持軸64は、一対の側壁63の下端部間に略水平方向に沿って配設した軸状部材であり、その中間部にフラッパ部材66及びペダル部材67を支承している。
フラッパ部材66は、図2及び図3に示すように、ベース部材61に形成した挿通孔62aと略同じ幅を有したプレート状部材である。このフラッパ部材66は、基端部に揺動支持軸64を挿通させることによりこの揺動支持軸64の軸心回りに揺動可能となる態様で配設してある。また、フラッパ部材66の基端部の中央領域には、略矩形状の切欠部661が形成してある。フラッパ部材66の先端部は、揺動支持軸64の径外方向に向けて延在しており、揺動支持軸64の軸心回りに揺動した場合に案内基壁62に形成した挿通孔62aを通じて商品収納通路53に進退移動することが可能である。フラッパ部材66には、先端に当接傾斜面662が設けてあり、背面に逃げ凹部663が設けてある。当接傾斜面662は、商品収納通路53に向けて漸次低くなる態様で形成した直線状の傾斜面である。逃げ凹部663は、フラッパ部材66の両側面に開口する態様で形成した略水平に延在する一条の凹部であり、後述するストッパ部材69の上方への移動を許容するものである。この逃げ凹部663の上方には、かかる逃げ凹部663に連続する湾曲状の押圧傾斜面664が形成してある。このフラッパ部材66とベース部材61との間には、図には明示していないフラッパ付勢ばね(フラッパ付勢手段)が設けてある。フラッパ付勢ばねは、商品収納通路53に対してフラッパ部材66を常時退行する方向に向けて付勢するものである。
ここで、フラッパ部材66は、商品収納通路53に対して最も退行した退行位置に配置された場合に、図2に示すように、案内基壁62よりも内方側(図2中では左側)に位置している。また、フラッパ部材66は、商品収納通路53に対して最も進出した進出位置に配置された場合に、揺動支持軸64を通過する鉛直面に対して前傾した状態にあり、通路幅規定板55との間に販売対象となる商品Gの最小外径よりも小さい間隔を確保する長さに設定してある。
ペダル部材67は、図2及び図3に示すように、ベース部材61に形成した挿通孔62aと略同じ幅を有した主部(当接部)671と、フラッパ部材66に形成した切欠部661に進入可能な幅を有した基部672とが連続的に形成されて成るプレート状部材である。このペダル部材67は、基部672に揺動支持軸64を挿通させることによりこの揺動支持軸64の軸心回りに揺動可能となる態様で配設してある。ペダル部材67の主部671は、揺動支持軸64の径外方向に向けて延在しており、揺動支持軸64の軸心回りに揺動した場合に案内基壁62に形成した挿通孔62aを通じて商品収納通路53に進退移動することが可能である。ペダル部材67の基部672には、揺動支持軸64の略上方となる部位に係合凹部(係合部)673が設けてあり、この係合凹部673が基部672の端部となる。係合凹部673は、ペダル部材67の両側面に開口する態様で形成した略水平に延在する一条の凹部である。このペダル部材67とベース部材61との間には、図には明示していないが、ペダル付勢ばね(ペダル付勢手段)が設けてある。ペダル付勢ばねは、商品収納通路53に対してペダル部材67を常時進出する方向に向けて付勢するものである。
ここで、ペダル部材67は、商品収納通路53に対して最も進出した進出位置に配置された場合に、図2に示すように、揺動支持軸64を通過する水平面上に位置した状態にあり、通路幅規定板55との間に販売対象となる商品Gの最小外径よりも小さい間隙を確保する長さに設定してある。また、進出位置に配置されたペダル部材67の主部671の上面に商品収納通路53の商品Gが当接した場合、商品Gからの押圧力によりペダル付勢ばねの付勢力に抗してペダル部材67が退行移動するように設定されている。
アクチュエータ65は、プランジャ65aを下方に向ける態様で配設した電磁ソレノイドである。このアクチュエータ65には、図2に示すように、プランジャ65aの下端部に図示しないリンク部材を介してストッパ部材69が接続してある。ストッパ部材69は、フラッパ部材66及びペダル部材67(主部671)の幅と略同一となる長さを有した長尺の円柱状部材であり、両端部を側壁63の長孔63aに挿通させることにより、上下方向に沿って移動可能となる態様で配設してある。このストッパ部材69とベース部材61との間には、ストッパ付勢ばね70が設けてある。ストッパ付勢ばね70は、ストッパ部材69を常時下方に向けて付勢するものであり、ストッパ付勢ばね70が復帰付勢ばねを構成する。
このストッパ部材69がストッパ付勢ばね70の付勢力により長孔63aの下端部に配置された状態(最下位位置)においては、進出位置に配置されたペダル部材67(基部672)の係合凹部673にストッパ部材69が進入して両者が係合しており、ペダル部材67の退行移動が阻止されることになる。また、ストッパ部材69は、フラッパ部材66の逃げ凹部663にも進入している。
これに対してアクチュエータ65を励磁するとプランジャ65aが縮退動作し、ストッパ部材69が上方に移動することになる。これにより、ストッパ部材69が係合凹部673から離脱すると、ストッパ部材69と係合凹部673との係合状態が解除される結果、ペダル部材67とストッパ部材69との干渉が回避され、ペダル部材67を退行移動させることが可能となる。また、ストッパ部材69は、逃げ凹部663を移動した後に押圧傾斜面664に押圧する結果、フラッパ部材66を、フラッパ付勢ばねの付勢力に抗して進出移動させることが可能となる。
上記のように構成した自動販売機の商品搬出装置60では、販売待機状態においてペダル付勢ばねの付勢力によりペダル部材67が進出位置に保持された状態にある。さらにアクチュエータ65が消磁された状態にあり、図2に示すように、ストッパ付勢ばね70の付勢力によりストッパ部材69が最下位位置に保持されている。この結果、係合凹部673に進入したストッパ部材69によってペダル部材67の退行移動が阻止されているため、ペダル部材67の主部671の上面に当接した最下位の商品G1の下方への移動が規制され、商品ラック50の商品収納通路53に商品Gが収納された状態となる。この間、温度調整ユニット40の駆動により温度調整された後の空気が商品収容庫11の商品収納領域に供給されるため、商品収納通路53に収納した商品Gが所望の温度状態に維持されることになる。
この販売待機状態において利用者の購入操作により販売指令が与えられると、アクチュエータ65が励磁され、ストッパ付勢ばね70の付勢力に抗してストッパ部材69が上方に移動する。これにより、図4に示すように、ストッパ部材69がペダル部材67の係合凹部673から離脱して係合状態が解除され、ペダル部材67が商品Gからの押圧力により退行移動する。また、ストッパ部材69が逃げ凹部663を移動した後に押圧傾斜面664に押圧し、フラッパ部材66がフラッパ付勢ばねの付勢力に抗して進出移動する。
そして、ペダル部材67が退行移動すると、図5に示すように、最下位に位置する商品G1が下方に搬出されることになる。一方、最下位の商品G1の直上の商品、すなわち最下位から2番目の商品G2は、進出移動したフラッパ部材66の当接傾斜面662に当接して下方への移動が規制される。商品収納通路53から搬出された商品Gは、商品シュータ12を通じて商品搬出口31に案内され、さらに外扉20の商品取出口21を介して利用者の手に渡ることになる。この間、アクチュエータ65が消磁された状態に復帰する。
アクチュエータ65が消磁された状態に復帰すると、ストッパ部材69は、ストッパ付勢ばね70の付勢力により下方に移動する。これにより、ストッパ部材69は、押圧傾斜面664を摺動した後に逃げ凹部663に進入することになり、フラッパ部材66が、フラッパ付勢ばねの付勢力により退行移動する。一方、最下位の商品G1が搬出される間、ペダル付勢ばねの付勢力によって付勢されたペダル部材67は、商品G1の中心が通過した直後から進出移動を開始し、上述した進出位置に復帰する。そして、係合凹部673にストッパ部材69が進入して、ペダル部材67の退行移動が規制された状態、つまり、商品搬出装置60が販売待機状態となる。以降、上述した動作が繰り返し行われ、商品収納通路53に収納した商品Gを個別に搬出することができるようになる。
以上説明したような自動販売機の商品搬出装置60によれば、ペダル部材67が、待機状態の場合に揺動支持軸64より商品収納通路53に進出する方向に向けて延在する主部671と、待機状態の場合に揺動支持軸64より略上方に向けて延在する基部672とが連続的に形成されて成るので、退行位置にあるときにはペダル部材67がベース部材61に収納されており、これにより退行位置にあるときでも、ペダル部材67が背面側の隣接する商品収納通路に進入する虞れがなく、商品詰まり等の悪影響を与えることがない。
また、上記商品搬出装置60によれば、フラッパ部材66とペダル部材67とは、共通の揺動支持軸64の軸心回りに揺動する、すなわちフラッパ部材66は、ペダル部材67の揺動支持軸64の軸心回りに揺動することになるので、取扱部品点数の削減によって製造作業の容易化や製造コストの低減化を図ることができるようになる。
次に図2〜図5に示した本発明に係る自動販売機の商品搬出装置における実施の形態の変形例について図6を用いて詳細に説明する。図6において、図2に示すものと同一のものには同一の符号を付してその説明は省略する。
図6に示す変形例が図2に示した実施の形態と相違する点はペダル部材67とストッパ部材69との間にリンク部材71を介在させた点であり、その他の構成は図2に示す実施の形態と実質的に同一である。前記リンク部材71は回動軸711を中心に回動可能に軸支されるとともに当該回動軸711に巻回された不図示のコイルばね(付勢ばね)により反時計方向に付勢されている。また、リンク部材71の一方にはペダル部材67の係合凹部673と係合するロックピン712が植設され、他方にはストッパ部材69が係合する係合溝713と、この係合溝713から抜け出したストッパ部材69が摺動する湾曲した摺動面714が形成されている。なお、ストッパ部材69とアクチュエータ65とは、アクチュエータ65のプランジャー65aにリンク片651を介して接続されている。
図6に示す変形例において、販売待機状態においてはアクチュエータ65が消磁された状態にあり、ストッパ付勢ばね70の付勢力によりストッパ部材69が図示のとおり最下位位置に保持されている。この結果、リンク部材71の係合溝713にストッパ部材69が係合しており、リンク部材71のロックピン712がペダル部材67の係合凹部673に進入してペダル部材67の退行移動が阻止されている。これにより、ペダル部材67により最下位商品G1の下方への移動が規制されている。
前記販売待機状態から販売指令によりアクチュエータ65が励磁されると、ストッパ付勢ばね70の付勢力に抗してストッパ部材69が上方に移動する。これにより、図7に示すように、ストッパ部材69がリンク部材71の係合溝713から離脱して係合状態が解除され、リンク部材71が不図示の付勢ばねにより反時計方向に回動することによりリンク部材71のロックピン712がペダル部材67の係合凹部673から離脱して係合状態が解除される。この結果、ペダル部材67が商品Gからの押圧力により退行移動する。一方、フラッパ部材66は上昇するストッパ部材69が押圧傾斜面664を押圧することにより商品収納通路に進出移動する。
そして、ペダル部材67が退行移動すると、図7に示すように、最下位商品G1が下方に搬出されることになる。一方、最下位から2番目の商品G2は、進出移動したフラッパ部材66により下方への移動が規制される。このとき、リンク部材71は上方位置に移動したストッパ部材69が摺動面714に当接していることによって図7に示す位置で停止しており、リンク部材71のロックピン712はペダル部材67の基部672の回動軌跡から外れた位置に移動しており、ペダル部材67が退行移動する際、および最下位の商品G1が搬出された後にペダル付勢ばね(不図示)によってペダル部材67が商品収納通路に突出した進出位置に復帰移動する際に前記ロックピン712がペダル部材67の回動の邪魔にならないようにされている。
前述した最下位商品G1の搬出後にアクチュエータ65が消磁された状態に復帰すると、ストッパ部材69がストッパ付勢ばね70の付勢力により下方に移動する。ストッパ部材69が下方に移動する際、当該ストッパ部材69がリンク部材71の摺動面714を摺動することによってリンク部材71は付勢ばね(不図示)の付勢力に抗して時計方向に回動する。そして、ストッパ部材69が最下位位置に到達するとリンク部材71の係合溝713にストッパ部材69が係合して保持される。一方、リンク部材71のロックピン712は商品収納通路に突出した進出位置に復帰移動して待機しているペダル部材67の係合凹部673に進入してペダル部材67の退行移動を規制する。
図6に示した本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の変形例によれば、ペダル部材67の揺動支持軸64からストッパ部材69までの距離がペダル部材67の揺動支持軸64からペダル部材67と最下位商品の当接点までの距離に略等しくすることができることから図2に示した実施の形態に対してストッパ部材69にかかる力を小さくすることが可能である。すなわち、図2に示した実施の形態ではペダル部材67の揺動支持軸64からストッパ部材69までの距離がペダル部材67の揺動支持軸64からペダル部材67と最下位商品の当接点(ここに商品荷重がかかる)までの距離に対して短いことからストッパ部材69には大きな力が作用する。このため、ストッパ部材69をペダル部材67の係合凹部673から引き外すのに大きな力を必要とし、アクチュエータ65に大きな駆動力を発生させねばならず、アクチュエータ65が大型化してしまうものである。かかる点、図6の変形例ではリンク部材71を介在させたことによってペダル部材67の揺動支持軸64からストッパ部材69までの距離を長くすることができ、これによりストッパ部材69にかかる力を小さくすることが可能となり、図2に示した実施の形態に対してアクチュエータ65を小型化することができる。
尚、上述した説明では、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品Gを冷却、若しくは加熱した状態で販売する自動販売機の商品搬出装置を例示しているが、その他の商品を販売する自動販売機にももちろん適用することが可能である。また、上下方向に沿って蛇行状に延在する商品収納通路に適用した商品搬出装置を例示しているが、商品収納通路の延在態様は必ずしも蛇行状のものである必要はない。
本発明の実施の形態である商品搬出装置を適用した自動販売機を示す断面側面図である。 図1に示した自動販売機の要部を拡大して示す断面側面図である。 図1に示した自動販売機の要部を拡大して示す斜視図である。 図1に示した自動販売機の動作を示す断面側面図である。 図1に示した自動販売機の動作を示す断面側面図である。 本発明の実施の形態である商品搬出装置の変形例を示す断面側面図である。 図6に示した自動販売機の動作を示す断面側面図である。
符号の説明
50…商品ラック、51…側板、52…案内部材 、53…商品収納通路、 54…トップトレイ、 55…通路幅規定板、 60…商品搬出装置、 61…ベース部材、 62…案内基壁、 62a…挿通孔、 63…側壁、63a…長孔、64…揺動支持軸、65…アクチュエータ、65a…プランジャ、66…フラッパ部材、661…切欠部、662…当接傾斜面、663…逃げ凹部、664…押圧傾斜面、67…ペダル部材、671…主部、672…基部、673…係合凹部、69…ストッパ部材、70…ストッパ付勢ばね、71…リンク部材、712…ロックピン、713…係合溝、G…商品。

Claims (5)

  1. 上下方向に沿って複数の商品を収納する商品収納通路に対して揺動することにより進退移動し、かつペダル付勢手段により常時商品収納通路に対して進出する方向に付勢される一方、商品が当接した場合にはペダル付勢手段の付勢力に抗して退行移動するペダル部材と、待機状態の場合には進出位置に配置されたペダル部材の退行移動を阻止することによりペダル部材に当接した商品の下方への移動を規制する一方、搬出指令が与えられた場合に駆動してペダル部材の退行移動を許容し、一旦退行移動した後にペダル付勢手段の付勢力によってペダル部材が再び進出移動した場合にペダル部材の退行移動を阻止する状態に復帰するペダル制御手段とを備えた自動販売機の商品搬出装置において、前記ペダル部材は、待機状態の場合に揺動軸より前記商品収納通路に進出する方向に向けて延在し、前記商品と当接する当接部と、待機状態の場合に揺動軸より略上方に向けて延在し、端部が前記ペダル制御手段と係合する係合部とが連続的に形成されて成ることを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. ペダル制御手段は販売指令により駆動制御されるアクチュエータと、このアクチュエータに連結されるとともに復帰付勢バネに接続されたストッパ部材とからなり、前記ストッパ部材がペダル部材の係合凹部に係合することによりペダル部材が進出位置で待機することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  3. ストッパ部材とペダル部材の係合凹部との間にリンク部材を介在させたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  4. 下端部を中心として揺動することにより上端部が前記商品収納通路に対して進退移動し、かつフラッパ付勢手段により常時商品収納通路に対して退行する方向に付勢される一方、前記ペダル制御手段が駆動した場合にはフラッパ付勢手段の付勢力に抗して進出移動し、前記ペダル部材が当接していた商品の直上の商品の下方への移動を規制するフラッパ部材を備えたことを特徴とする請求項1ないし3に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  5. 前記フラッパ部材は、前記ペダル部材の揺動軸の軸心回りに揺動することを特徴とする請求項4に記載の自動販売機の商品搬出装置。
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