JP2007141041A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

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Tsutomu Iwako
努 岩子
Kentaro Waki
脇  憲太郎
Katsuhiko Fukuda
勝彦 福田
Naoki Kuwabara
直樹 桑原
Fumio Sato
文男 佐藤
Mitsuhiro Saka
光広 阪
Kazuhiro Tomita
一宏 冨田
Yuki Ono
雄喜 大野
Takeshi Takasu
武 高須
Takehiko Nagao
岳彦 長尾
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Abstract

【課題】販売待機時に全商品の荷重を支える保持部に対して荷重の集中を抑える。
【解決手段】商品通路53に進出したペダル部651の先端部を支持する係止部(第一支持部)652と、当該ペダル部651の基端部を支持する第二ペダル軸(第二支持部)105とを備え、係止部652および第二ペダル軸105で支持したペダル部651によって商品Gを保持する。すなわち、商品通路53に収納した商品Gの荷重をペダル部651の両端部に分散して受けることになる。したがって、商品通路53に収納した商品Gの荷重をペダル部651の両端部に分散させたことで、ペダル65への商品Gの荷重の集中を抑えることが可能になる。この結果、ペダル部651が撓んで変形する事態が生じることがなく、商品Gを安定して搬出できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、商品通路に収納された商品を1つずつ切り出して搬出する自動販売機の商品搬出装置に関するものである。
缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機では、本体キャビネットに構成した断熱構造の商品収納庫に商品ラックが設けられている。商品ラックは、上下方向に沿って複数の商品を収納するための商品収納通路を有したもので、その下端部に商品搬出装置を備えている。
商品搬出装置は、販売待機状態においては商品の下方への移動を規制する一方、販売指令に応じて駆動した場合には商品の下方への移動を許容するもので、上下2つのペダル部材と、これら2つのペダル部材を動作させるための電磁ソレノイドとを備えて構成されたものが一般的である。上ペダル部材及び下ペダル部材は、それぞれ商品収納通路に進退移動する態様で装置本体に揺動可能に配設されている。下ペダル部材に関しては、装置本体との間にバネ部材が介在されており、このバネ部材の弾性力により常時商品収納通路に進出移動される(搬出規制位置)一方、商品の荷重が作用した場合にはバネ部材の弾性力に抗して商品収納通路から退行移動される(搬出許容位置)ようになっている。電磁ソレノイドは、プランジャが上下方向に沿って移動するように設けられたもので、カム機構を介して上ペダル部材と連係されている一方、ストッパ部材を介して下ペダル部材に係合することができる。カム機構は、プランジャが上下方向に移動した場合に上ペダル部材を商品収納通路に進退移動させるものである。ストッパ部材は、下ペダル部材の退行移動を規制するためのものである。
この種の商品搬出装置では、販売待機状態において上ペダル部材が退行移動された状態にある一方、ストッパ部材が係合することによって下ペダル部材が商品収納通路に進出移動された状態に保持されており、下ペダル部材によって商品の下方への移動が規制されている。この販売待機状態において販売指令が与えられると、電磁ソレノイドの駆動により上ペダル部材が前傾するように商品収納通路に進出移動され、上ペダル部材が最下位から2番目の商品に当接することによってその下方への移動が規制される。さらに、上ペダル部材が進出移動した後、ストッパ部材と下ペダル部材との係合状態が解除され、下ペダル部材が下方に向けて揺動することになる。この結果、下ペダル部材が商品収納通路から退行することになり、最下位の商品が下方へ搬出されることになる。その後、下ペダル部材がバネ部材の弾性復元力により商品収納通路に進出移動され、さらにストッパ部材が下ペダル部材に係合する一方、上ペダル部材が退行移動されることにより、上述した販売待機状態に復帰する。
上記のように構成した商品搬出装置によれば、上ペダル部材によって最下位から2番目に位置する商品の下方への移動が規制された状態で下ペダル部材が退行移動するため、常に商品収納通路において最下位に位置する商品のみが下方へ搬出されることになる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−213539号公報
ところで、上述した従来の商品搬出装置では、下ペダルは、基端部が軸支されており自由端が商品収納通路に進出する態様で方持ち状に構成してある。この下ペダルは、自由端が商品収納通路に進出移動した状態で、ストッパ部材が係合することで販売待機状態が維持される。ストッパ部材は、下ペダルの下側に設けてあって、当該下ペダルの裏面から延在したストッパアームに係合する。このため、販売待機状態において、商品収納通路に収納されている全商品の荷重を、方持ち状の下ペダルで受けることになるので、下ペダルの自由端側が撓んで変形して、商品の搬出に支障をきたすおそれがある。
さらに、全商品の荷重は、下ペダルを介してストッパ部材にもかかることになるが、下ペダルが方持ち状に構成してあるため、ストッパ部材において商品の荷重を支えるだけの強度が必要である。このため、ストッパ部材を強固にしなければならず商品搬出装置の大型化が懸念される。
またさらに、商品の荷重は、下ペダルを介してストッパ部材にもかかることになるが、全商品の荷重がかかった状態でストッパアームとストッパ部材との係合を解除するためには、電磁ソレノイドに大きな駆動力が必要である。このため、数十ボルトの電圧で駆動する駆動力の大きい高価で大型なACソレノイドを要するので、コストが嵩むとともに商品搬出装置が大型化してしまうことになる。
本発明は、上記実情に鑑みて、販売待機時に全商品の荷重を支える構成に対して荷重の集中を抑えることができる自動販売機の商品搬出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1にかかる自動販売機の商品搬出装置は、商品を順次並べて収納する商品通路に設けてあって当該商品通路内に進出して商品通路に収納された商品を保持する一方で商品通路から退避して前記商品の保持を解放する保持部を有した自動販売機の商品搬出装置において、商品通路に進出した保持部の先端部を支持する第一支持部と、当該保持部の基端部を支持する第二支持部とを備え、第一支持部および第二支持部で支持した保持部によって商品を保持することを特徴とする。
また、本発明の請求項2にかかる商品搬出装置は、上記請求項1において、前記第一支持部は前記商品通路を構成する一方の壁部に配置してあって前記保持部の先端部を係止する一方で当該係止を解除する係止部をなし、前記第二支持部は前記商品通路を構成する他方の壁部に配置してあって前記保持部の基端部を揺動可能に支承する軸部をなすことを特徴とする。
本発明に係る自動販売機の商品搬出装置は、商品通路に進出した保持部の先端部を支持する第一支持部と、当該保持部の基端部を支持する第二支持部とを備えて、第一支持部および第二支持部で支持した保持部によって商品を保持するようにした。このため、商品通路に収納した商品の荷重を保持部の両端部に分散して受けさせる。したがって、保持部への商品の荷重の集中を抑え、保持部が撓んで変形する事態を防ぎ、商品を安定して搬出することができる。
また、第一支持部は商品通路を構成する一方の壁部に配置してあって保持部の先端部を係止する一方で当該係止を解除する係止部をなし、第二支持部は商品通路を構成する他方の壁部に配置してあって保持部の基端部を揺動可能に支承する軸部をなす。このため、商品の搬出に関して、商品の荷重が分散した係止部を動作させることになる。この結果、係止部を動作させる駆動機構として、十数ボルトの電圧で駆動する駆動力の小さい安価で小型なDCソレノイドを採用できるので、コストを低減するとともに、商品搬出装置の小型化を図ることが可能になる。さらに、商品搬出装置を小型化したことにより、商品通路への商品の収納量を増すことができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である商品搬出装置を適用した自動販売機を示したものである。ここで例示する自動販売機は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品Gを冷却、もしくは加熱した状態で販売するもので、本体キャビネット1、外扉2および内扉3を備えている。
本体キャビネット1は、複数の鋼板を適宜組み合わせることによって前面が開口した箱状に構成したもので、その内部に断熱構造の商品収容庫11を有している。外扉2は、本体キャビネット1の前面開口を覆うためのもので、本体キャビネット1の一側縁部に開閉可能に配設してある。図には明示していないが、この外扉2の前面には、ディスプレイウィンドウ、商品選択押ボタン、紙幣挿通口、硬貨投入口、返却レバー、金額表示器、硬貨返却口、商品取出口21等々、商品Gを販売する際に必要となる構成が設けてある。内扉3は、商品収容庫11の前面開口を覆うための断熱扉であり、外扉2よりも内方となる位置において本体キャビネット1の一側縁部に開閉可能に配設してある。この内扉3の下方部には、商品Gを商品収容庫11の外部に搬出するための商品搬出口31が設けてある。
また、上記自動販売機には、商品収容庫11の内部に商品シュータ12が設けてあり、この商品シュータ12よりも下方となる領域(以下、「熱交換領域」という)に温度調整ユニット4が配設してある一方、商品シュータ12よりも上方となる領域(以下、「商品収納領域」という)に複数の商品ラック5が配設してある。
商品シュータ12は、商品ラック5から払い出された商品Gを内扉3の商品搬出口31に案内するためプレート状部材であり、手前側に向けて下方に傾斜する態様で配設してある。図には明示していないが、この商品シュータ12には、熱交換領域と商品収納領域との間を連通させる通気孔が多数穿設してある。
温度調整ユニット4は、商品収容庫11の内部雰囲気を所望の温度状態に維持するためのもので、冷凍サイクル41の蒸発器41a、電熱ヒータ42および送風ファン43を備えて構成してある。この温度調整ユニット4においては、例えば冷凍サイクル41を運転した状態で送風ファン43を駆動すると、蒸発器41aにおいて冷却された空気が商品シュータ12の通気孔を通じて上方に送給されるため、商品収納領域を低温状態に維持することができる。一方、電熱ヒータ42に通電した状態で送風ファン43を駆動すると、電熱ヒータ42によって加熱された空気が商品シュータ12の通気孔を通じて上方に送給されるため、商品収納領域を高温状態に維持することができる。尚、冷凍サイクル41の圧縮機41b、凝縮器41cおよび膨張弁41dは、いずれも商品収容庫11の外部となる部位に配設してある。
商品ラック5は、商品Gの長手方向に対応して対向する左右側板(左右壁)51の間にセグメントと称される湾曲形状の案内部材52を配設することによって蛇行状に構成した商品通路53を備え、商品通路53の内部に上下方向に沿って複数の商品Gを収納するものである。商品通路53には、それぞれの上端部にトップトレイ54が設けてある一方、それぞれの下端部に商品搬出装置6が設けてある。なお、図1では、1つの商品ラック5に2つの商品通路53を並設し、当該商品ラック5を3つ連結して商品通路53を6連並設した例を示してある。
トップトレイ54は、商品収容庫11の前面開口から投入された商品Gを商品通路53の上端開口に案内するためのプレート状部材であり、商品通路53の上端から手前側に向けて漸次上方に傾斜する態様で配設してある。
商品搬出装置6は、商品通路53の下端部であって当該商品通路53の排出口の部位に取り付けてあり、商品Gの挙動を制御することにより、販売待機状態においては商品通路53に商品Gを収納する一方、販売指令が与えられた場合には対応する商品Gを1つずつ商品シュータ12に払い出すように機能するものである。
図2は本発明に係る商品搬出装置を示す側断面図である。商品搬出装置6は、商品Gの長手方向に対応する左右側板51の間に配置してあり、図2に示すように商品通路53の前後壁(壁部)の一方をなす基板61を備えている。また、前後壁の他方には通路幅規定板62が設けてあり、商品Gの短手方向に対応する態様で基板61と通路幅規定板62とを互いに対向して配置してある。ここで、商品Gの短手方向とは例えば缶入り飲料の場合の径方向(差し渡し方向)を指し、商品Gの長手方向とは例えば缶入り飲料の場合の上下方向を指す。本実施の形態における商品通路53では、商品Gを横向きにして収納するため、左右側板51の間隔が商品Gの長手方向に対応し、前後壁61,62の間隔が商品Gの短手方向に対応することになる。
基板61には、商品通路53の内外に通じる開口部61aが設けてある。また、基板61には、商品通路53側に突出するガイド突起61bが開口部61aの上方の位置に設けてある。この基板61には、軸受部材63、リンク部材64、ペダル65、フラッパ66および売切検出手段67が設けてあって商品搬出装置6を構成してある。
軸受部材63は(図2において一点鎖線で示す)、対をなして構成してあり、それぞれ基板61における開口部61aの上端縁と下端縁との間に架かって上下方向に延在して互いに平行に設けてある。各軸受部材63は、互いに対向配置してあってリンク部材64、ペダル65およびフラッパ66に関わる各軸を支持している。なお、各軸受部材63は、上記各軸を支持する構成をほぼ対称の構成としてある。
軸受部材63には、上下方向に延在する長溝631および長溝632が設けてある。長溝631は軸受部材63の上側に設けてあり、長溝632は軸受部材63の下側に設けてある。各軸受部材63において、長溝631同士、長溝632同士は、それぞれ対向して配置してある。そして、各長溝631には、リンク部材64に関わる上リンク軸101が上下方向に移動可能に支持してある。また、各長溝632には、リンク部材64に関わる下リンク軸102が上下方向に移動可能に支持してある。上リンク軸101と下リンク軸102とは、互いに平行に設けてある。
また、各軸受部材63には、上下方向のほぼ中央の位置に支軸穴633が設けてある。各軸受部材63において、支軸穴633同士は、それぞれ対向して配置してある。そして、各支軸穴633には、ペダル65に関わる第一ペダル軸103が挿通してある。この第一ペダル軸103は、上リンク軸101および下リンク軸102と平行に配置してあって、基板61の開口部61aにおける上下方向のほぼ中央部に位置し、当該開口部61aの側方に渡る態様で開口部61aの両側縁に支持してある。
さらに、各軸受部材63には、上下方向のほぼ中央の位置であって支軸穴633の上方の位置に支軸穴634が設けてある。各軸受部材63において、支軸穴634同士は、それぞれ対向して配置してある。そして、各支軸穴634には、フラッパ66に関わるフラッパ軸104が支持してある。このフラッパ軸104は、上リンク軸101、下リンク軸102および第一ペダル軸103と平行に配置してあって、基板61の開口部61aにおける上下方向のほぼ中央部に位置し、当該開口部61aの側方に渡る態様で開口部61aの両側縁に支持してある。
リンク部材64は、ソレノイド68に対して係合して駆動機構を構成してなる。ソレノイド68は、基板61における商品通路53の外側位置であって開口部61aの上方の位置に配置してある。ソレノイド68は、プランジャ68aを下方に向けて設けてある。プランジャ68aは、ソレノイド68が通電されることによって上方に引かれる。
リンク部材64は、板体からなり、基板61における商品通路53の外側位置であって開口部61aの位置に上下方向に渡って設けてある。リンク部材64は、その上端がプランジャ68aに取り付けてある。このリンク部材64には、上記上リンク軸101に係合する上係合部641が設けてある。上係合部641は、上リンク軸101を上下方向に移動できるように設けてある。また、リンク部材64には、上記下リンク軸102に係合する下係合部642が設けてある。さらに、リンク部材64の下端部には、コイルバネなどからなる弾性手段としてのリンクバネ643が取り付けてある。リンクバネ643は、下リンク軸102と基板61の下端部との間に取り付けてあって基板61を介してリンク部材64を下方に向けて常に付勢する。
ペダル65は、ペダル部(保持部)651と係止部(第一支持部)652とで構成してある。ペダル部651は、商品通路53において商品Gの長手方向に対応する左右側板51の間隔に準じて延在する左右幅を有した板体からなる。また、ペダル部651は、基板61と通路幅規定板62との間に架かる態様で配置してあって、その先端部を基板61側に向けて基端部が通路幅規定板62側に上記各軸101,102,103,104と平行に設けた軸部としての第二ペダル軸(第二支持部)105に回転可能に支承してある。ペダル部651は、第二ペダル軸105を中心として回動して、商品通路53の排出口を閉塞する態様で商品通路53内に進出する進出位置と、商品通路53の排出口を開放する態様で商品通路53から退く退避位置との間を移動可能に設けてある。また、ペダル部651は、例えば第二ペダル軸105に巻装した捩りコイルバネからなる弾性手段としてのペダル部バネ(図示せず)などの弾性付勢力によって進出位置に向けて常に付勢されている。なお、ペダル部651は、従前の通路幅規定板62の下端部のセグメント部位を代替えして構成したものである。
係止部652は、第一ペダル軸103に回動可能に支持してある。係止部652は、商品通路53側に向けて延在した爪部652aを有して断面略L字形状を呈している。この係止部652は、第一ペダル軸103を中心として回動して、爪部652aが商品通路53内に進出する進出位置と、爪部652aが商品通路53から退く退避位置との間を移動可能に設けてある。また、係止部652は、例えば第一ペダル軸103に巻装した捩りコイルバネからなる弾性手段としての係止部バネ(図示せず)などの弾性付勢力によって退避位置に向けて常に付勢されている。さらに、係止部652は、進出位置において下リンク軸102に係合可能に設けた当接部652bを有している。係止部652は、当接部652bが下リンク軸102に係合している状態で係止部バネの弾性付勢力に抗して進出位置を維持される。なお、係止部652は、商品Gの長手方向に対応する左右側板51の間隔に準じて延在して設けてあっても、商品Gの長手方向に対応する方向に部分的に設けてあってもいずれでもよい。
なお、ペダル65は、図2に示すように係止部652が進出位置にあるとき、進出位置にあるペダル部651の先端部が、爪部652aの上面に係止できる状態になる(係止状態)。この係止状態において、図3に示すように爪部652aの上面がペダル部651に向かって下向きに傾斜して、ペダル部651の先端部が当接する。また、係止状態において、図4に示すようにペダル部651が先端部に向かって上向きに傾斜して、爪部652aの上面に当接する。これら図3および図4に示す構成は、商品搬出装置6の後述する動作において、ペダル部651と係止部652との係止状態が解かれた際に、相互の摩擦を低減するように作用する。
フラッパ66は、上記フラッパ軸104に回動可能に支持してある。フラッパ66は、フラッパ軸104を中心として回動して、基板61の開口部61aを開放する態様で商品通路53内に進出する進出位置と、開口部61aを閉塞する態様で商品通路53から退く退避位置との間に移動可能に設けてある。フラッパ軸104には、捩りコイルバネからなる弾性手段としてのフラッパバネ(図示せず)が巻装してある。フラッパ66は、フラッパバネの弾性付勢力によって退避位置に向けて常に付勢されている。
フラッパ66は、進出位置において商品通路53内に延出する先端側の面が商品Gを保持する先端面661として形成してある。また、フラッパ66には、退避位置において上記上リンク軸101を内装する凹溝662が設けてある。この凹溝662には、フラッパ66が退避位置と進出位置とに至る間の過程で上リンク軸101が摺接する摺接面662aが設けてある。
売切検出手段67は、基板61において開口部61aの上方の位置であってソレノイド68に並んで配置してある。売切検出手段67は、検出片671と、当該検出片671によってON/OFFされるスイッチ672とを有している。
検出片671は、その上端に回動軸671aが設けてあり、この回動軸671aを介して基板61側に支承してある。そして、検出片671は、回動軸671aの周りに回動して、商品通路53内に進出する進出位置(図2に一転鎖線で示す)と、商品通路53から退避する退避位置(図2に実線で示す)との間に移動可能に設けてある。この検出片671は、基板61側に設けた検出片バネ(図示せず)に係合しており、当該検出片バネの弾性付勢力によって進出位置に向けて常に付勢されている。また、検出片671の上端には、回動軸671aを間において商品通路53の外側に延在するアーム671bが一体に設けてある。
スイッチ672は、基板61において商品通路53の外側位置に設けてある。このスイッチ672は、本実施の形態ではノーマリオフ型を採用してある。図2に示すようにスイッチ672は、検出片671が退避位置にあるとき、アーム671bがアクチュエータ672aから離間することによってOFF状態になる(図2に実線で示す)。また、スイッチ672は、検出片671が進出位置にあるときに、アーム671bがアクチュエータ672aを押すことによってON状態になる(図2に一点鎖線で示す)。
なお、図には明示しないが上述した軸受部材63、リンク部材64およびソレノイド68は、商品搬出装置6において第一ペダル軸103およびフラッパ軸104の軸方向で一側寄りに配置してある。これは、2つの商品通路53の境に2つの商品搬出装置6を配置する場合に、各商品搬出装置6同士を背合わせにして配置するが、背合わせにした各商品搬出装置6の相互の軸受部材63、リンク部材64およびソレノイド68の構成が当接干渉しないようにして、これにより背合わせにした各商品搬出装置6の小型化を図ってスペース効率をよくするためである。また、2つの商品搬出装置6同士を背合わせにして配置するとき、退避位置にある相互のフラッパ66の先端面661同士が当接干渉する自体を防止するために、当該先端面661の部位を櫛歯状に形成してある。
上述した商品搬出装置の動作について図2および図5に基づいて説明する。
まず、図2に示す形態は、販売待機状態である。販売待機状態は、ソレノイド68が通電されていない状態であって、リンク部材64がリンクバネ643によって下方に付勢されている状態である。すなわち、上リンク軸101が軸受部材63の長溝631に沿って下方に移動し、下リンク軸102が軸受部材63の長溝632に沿って下方に移動している。この販売待機状態において、ペダル65におけるペダル部(保持部)651は、ペダル部バネ(図示せず)の弾性付勢力によって進出位置にある。このペダル部651は、商品通路53の最下位置にある商品Gが当接することで商品Gの荷重を受ける。また、ペダル65における係止部652は、当接部652bに下リンク軸102が当接することによってリンク部材64に係止されて進出位置が維持される。すなわち、ペダル65は、進出位置を維持された係止部652の爪部652aの上面に対して、進出位置にあって商品Gの荷重を受けたペダル部651の先端部が当接することで、係止状態になる。この係止状態において、ペダル65は、ペダル部651の先端部が係止部652を介して第一ペダル軸103で支持され、ペダル部651の基端部が第二ペダル軸105で支持される。このため、ペダル65は、ペダル部651の先端部とペダル部651の基端部とで商品通路53に収納された商品Gの荷重を分散して支持する。一方、販売待機状態において、フラッパ66は、フラッパバネ(図示せず)の弾性付勢力によって退避位置にある。すなわち、販売待機状態では、進出位置を維持されているペダル65のペダル部651に商品通路53の最下位置にある商品Gが保持されていることにともなって全ての商品Gが保持されている。また、販売待機状態では、フラッパ66が退避位置にあるので商品Gには関与していない。
次に、商品搬出装置6は、自動販売機の販売指令に応じて図5に示すように商品Gの搬出を行う。図5に示すように販売指令に応じてソレノイド68が通電されると、プランジャ68aを介してリンク部材64がリンクバネ643の弾性付勢力に抗して上方に引き上げられる。すると、下リンク軸102が、ペダル65の係止部652における当接部652bの当接から外れる。下リンク軸102が当接部652bから外れると、係止部652は、係止部バネ(図示せず)の弾性付勢力によって第一ペダル軸103を中心として退避位置に移動する。ここで、係止部652によって進出位置が維持されているペダル部651には、上述のごとく商品Gの荷重がかかっている。すなわち、係止部652が退避位置への移動を許可されたことによって、ペダル部651も第二ペダル軸105を中心として退避位置への移動を商品Gの荷重によって許可されて、ペダル部バネ(図示せず)の弾性付勢力に抗して退避位置に向けて移動することになる。この結果、最下位置にある商品Gは、ペダル65のペダル部651と基板61との間を通過できる場合に、商品搬出装置6の下側から離脱して自動販売機の商品取出口(図示せず)に至る。
一方、図5に示すように販売待機状態から、リンク部材64が上方に引き上げられると、上リンク軸101は、リンク部材64の上係合部641によって上方に引き上げられて、フラッパ66の凹溝662から離脱するように当該凹溝662の摺接面662aに摺接する。すると、フラッパ66は、上方に移動する上リンク軸101によって摺接面662aが押されることでフラッパ軸104を中心としてフラッパバネ(図示せず)の弾性付勢力に抗して進出位置に向けて移動する。フラッパ66は、ソレノイド68が通電されている間は、摺接面662aに上リンク軸101が当接していることによって進出位置を維持される。そして、進出位置に至るフラッパ66は、先端面661が下から2番目位置にある商品Gに当接して、当該先端面661と通路幅規定板62との間で2番目位置の商品Gを保持する。この結果、最下位置の商品Gのみが搬出されることになる。
最後に、最下位置の商品Gが搬出されると、進出位置にあるフラッパ66によって下から2番目位置の商品Gが保持されているため、ペダル65のペダル部651は、商品Gの荷重から解放される。すると、ペダル部651がペダル部バネ(図示せず)の弾性付勢力によって進出位置に向かって移動する。
また、最下位置の商品Gが搬出されると、図示しない商品搬出検知手段が商品Gの搬出を検知することによってソレノイド68の通電が切られる。すなわち、リンク部材64がリンクバネ643の弾性付勢力によって下方に移動する。すると、下リンク軸102は、リンク部材64の下係合部642によって下方に押し下げられて、軸受部材63の長溝632に沿って下方に移動する。この結果、下リンク軸102がペダル65の係止部652における当接部652bに当接し、係止部バネ(図示せず)の弾性付勢力に抗して係止部652を進出位置(図2に示す販売待機状態の位置)に戻す。
一方、ソレノイド68の通電が切られて、リンク部材64がリンクバネ643の弾性付勢力によって下方に移動すると、上リンク軸101は、リンク部材64の上係合部641によって下方に押し下げられて、軸受部材63の長溝631に沿って下方に移動する。この結果、フラッパ66が、上リンク軸101から解放されてフラッパバネ(図示せず)の弾性付勢力によって退避位置(図2に示す販売待機状態の位置)に戻る。そして、フラッパ66で保持していた下から2番目位置にあった商品Gが解放されて、進出位置に戻っているペダル部651の上に至る。
なお、上述した商品搬出動作において、売切検出手段67は、検出片671が下から2番目の商品Gによって検出片バネ(図示せず)の弾性付勢力に抗して退避位置に押されている。このため、スイッチ672がOFF状態とされて販売できる商品Gがあることが検出される。このように、売切検出手段67は、商品通路53に少なくとも下から2番目位置の商品Gが存在する場合に、販売できる商品Gがあることを検出する。一方、商品通路53に最下位置の商品Gだけが収納されている場合、売切検出手段67は、検出片671を押す商品Gがないため、当該検出片671が検出片バネ(図示せず)の弾性付勢力によって進出位置に至る。このため、スイッチ672がアーム671bで押されてON状態とされて販売できる商品Gがないことが検出される。
このように、本実施の形態における自動販売機の商品搬出装置6は、ペダル65において、商品通路53内に進出して商品通路53に収納された商品Gを保持する一方で商品通路53から退避して商品Gの保持を解放する保持部としてのペダル部651を有している。そして、商品通路53に進出したペダル部651の先端部を支持する係止部(第一支持部)652と、当該ペダル部651の基端部を支持する第二ペダル軸(第二支持部)105とを備え、係止部652および第二ペダル軸105で支持したペダル部651によって商品Gを保持する。すなわち、商品通路53に収納した商品Gの荷重をペダル部651の両端部に分散して受けることになる。
したがって、商品通路53に収納した商品Gの荷重をペダル部651の両端部に分散させたことで、ペダル65への商品Gの荷重の集中を抑えることが可能になる。この結果、ペダル部651が撓んで変形する事態が生じることがなく、商品Gを安定して搬出できる。
また、ペダル部651は、従前の通路幅規定板62の下端部のセグメント部位を代替えしたものであり、基板61側においては、従前のペダルの構成を係止部652に代替えしたものである。この結果、商品搬出装置6を小型化でき、商品通路53への商品Gの収納量を増すことが可能になる。
また、商品Gの搬出に関しては、商品Gの荷重が分散した係止部652を動作させるため、十数ボルトの電圧で駆動する駆動力の小さい安価で小型なDCソレノイドを採用できるので、コストを低減するとともに、商品搬出装置6の小型化を図ることが可能になる。
本発明の実施の形態である商品搬出装置を適用した自動販売機を示す概略断面図である。 本発明に係る商品搬出装置を示す側断面図である。 図2に示す商品搬出装置のペダルを示す側面図である。 図2に示す商品搬出装置のペダルを示す側面図である。 商品搬出装置の動作図である。
符号の説明
1 本体キャビネット
2 外扉
3 内扉
4 温度調整ユニット
5 商品ラック
51 左右側板
53 商品通路
6 商品搬出装置
61 基板(壁部)
61a 開口部
61b ガイド突起
62 通路幅規定板(壁部)
63 軸受部材
64 リンク部材
65 ペダル
66 フラッパ
67 売切検出手段
68 ソレノイド
68a プランジャ
651 ペダル部
652 係止部
652a 爪部
652b 当接部
101 上リンク軸
102 下リンク軸
103 第一ペダル軸
104 フラッパ軸
105 第二ペダル軸
G 商品

Claims (2)

  1. 商品を順次並べて収納する商品通路に設けてあって当該商品通路内に進出して商品通路に収納された商品を保持する一方で商品通路から退避して前記商品の保持を解放する保持部を有した自動販売機の商品搬出装置において、
    商品通路に進出した保持部の先端部を支持する第一支持部と、当該保持部の基端部を支持する第二支持部とを備え、第一支持部および第二支持部で支持した保持部によって商品を保持することを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 前記第一支持部は前記商品通路を構成する一方の壁部に配置してあって前記保持部の先端部を係止する一方で当該係止を解除する係止部をなし、前記第二支持部は前記商品通路を構成する他方の壁部に配置してあって前記保持部の基端部を揺動可能に支承する軸部をなすことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品搬出装置。
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