JP3975836B2 - 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶,びん,ペットボトルなどの商品を販売する自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックに関し、詳しくはコラム内の商品通路幅を商品の長さサイズに合わせて調整する通路幅調整機構に係わる。
【0002】
【従来の技術】
頭記した自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックは、周知のように、左右に対向して立設したラック側板の間に、コラムごとに前後向かい合わせに円弧状のラックセグメントを上下方向に配列してその間に蛇行状の商品通路を画成し、該商品通路内に横置姿勢で上下一列に積み上げ収納した商品を商品通路の出口端側に配したベンド機構の動作により最下位に並ぶ商品から順に落下搬出するようにした構成になる。
【0003】
次に、サーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機を図19に、また自動販売機に搭載したサーペンタイン式商品収納ラックの従来構造を図20(a),(b)に示す。まず、図19において、1は自動販売機のキャビネット、2は前面外扉、3は断熱内扉、4は商品取出口であり、キャビネット1の庫内にはサーペンタイン式商品収納ラック5,商品搬出シュータ6,庫内の冷却/加熱ユニット(図示せず)が装備されている。なお、7は冷凍機のコンデンシングユニットである。
【0004】
また、図20(a),(b)において、8は左右に対向して直立するラック側板、9は前後列に並べて左右のラック側板8の間に架設したラックセグメント列、10は前後向かい合わせに配列したラックセグメント列9の間に画成した蛇行状の商品通路、11は各コラムごとに商品通路10の出口側端部に配したベンド機構、12は各コラムの商品通路10に連ねてラックの上部前面に開口する商品投入口との間に敷設した商品投入用のトップトレー、13は横置姿勢で商品通路10の中に積み上げ収納された商品(缶,びん,ペットボトル)である。
【0005】
かかる構成で、商品補充時に、図19に示した自動販売機の扉を開いた上で、商品収納ラック5の上部前面に開口した商品投入口に商品13を横向き姿勢にして投入すると、商品13はトップトレー12の上を転動し、その終端から商品通路10の中に転がり落ちて一列に積み上げ収納される。この状態で、販売時に選択した商品に対応するコラムのベンド機構11が作動すると、商品通路10の最下位に並ぶ商品から順に落下搬出され、図19に示した商品搬出シュータ6を経て商品取出口4に送出される。
【0006】
また、前記自動販売機で販売する缶,びん,ペットボトルなどの商品13は、その内容量によって容器の長さサイズがロングサイズからショートサイズまで長短様々である。そこで、従来のサーペンタイン式商品収納ラックでは、長さサイズの異なる長短各種サイズの商品販売に対応させるために、図20で示すように、コラムごとに商品通路10およびトップトレー12上の商品投入路に沿って逆L字状に延在する可動側板14を組み込んだ上で、この可動側板14をオフセット式の平行リンク機構15を介して一方のラック側板8に支持し、可動側板14の位置を左右に幅寄せ移動して商品通路10の実効的な通路幅(横幅)Dを商品13の長さサイズLに合わせて規制するようにした通路幅調整方式を採用している。
【0007】
また、この可動側板14を所望の位置に設定する幅寄せ調節手段として、従来のサーペンタイン式商品収納ラックでは、例えば特開2000−348248号公報で述べられているように、商品投入口の内側に敷設したトップトレーの板面に左右複数段の調節溝を開口し、可動側板の上端部には前記調節溝に差し込んで係合する爪部を形成しておき、販売商品の変更に際しては、その商品の長さサイズに対応する調節溝を選択し、この調節溝に可動側板の爪部を差し込んで商品通路幅を設定するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した可動側板の従来における通路幅調整方式は、その操作性および機能性の面で次に記すような問題点がある。すなわち、
(1)可動側板調整作業は、自動販売機のロケーション先を巡回するルートマン(保守員)が設定位置を目視確認しながら手動操作により可動側板を商品サイズに対応する位置に移動してセッティングするようにしており、その作業には手間がかかる。また、その作業は可動側板の位置決め、設定位置の確認を商品サイズと照合して間違いなく行う必要があり、作業ミスで可動側板が正しい位置に設定されていないと、続く商品ローディングの際に商品がラック内の商品通路の途中で起立したり、詰まったりして販売不能を引き起こすおそれがある。
(2)また、商品通路に沿って上下方向に延在する可動側板に対して、商品通路の中に積み上げ収納した商品から加わる荷重は可動側板の上部側よりも下部側の方に多く集中し、特に下端側では商品通路の出口に配したベンド機構の商品搬出動作に伴って可動側板に加わる荷重が大きく変化する。このために、前記のように平行リンク機構で支えた可動側板の上端部をトップトレーの調節溝に嵌入して係止固定した従来の構造では、可動側板の下端側が拘束されずに自由端となるために、商品から加わる荷重により反りが生じるなどして商品通路幅が変化し易く、このことが原因で商品搬送トラブルを生じることがある。
【0009】
そこで、従来では可動側板の下端側においても、ラックセグメントの板面に設けた調節溝に可動側板の下端を嵌合して係止固定する方式も試みられているが、自動販売機に搭載したラックの下端面側は殆ど余裕スペースがなく、かつ外部からは商品通路内を目視確認できないことから、手探りでの作業となるために設定ミスが発生し易い問題がある。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、商品補給時に可動側板の位置決め操作,設定位置確認などの面倒な作業を必要とせずに、可動側板を押し広げて商品を商品投入口に投入するだけで、可動側板を販売商品の長さサイズに適合した位置に自動的にセッティングできるようにして調整作業の簡便化および設定不良が原因で発生する販売トラブルの排除に優れた効果を発揮するよう改良した自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、左右に対向して立設したラック側板の間に、コラムごとに前後向かい合わせに円弧状のラックセグメントを上下方向に配列してその間に蛇行状の商品通路を画成し、該商品通路内に横置姿勢で上下一列に積み上げ収納した商品を商品通路の出口端側に配したベンド機構の動作により最下位に並ぶ商品から順に払出す自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックであり、各コラムごとに前記商品通路の中にその通路幅を販売商品の長さサイズに合わせて規制する左右への移動が可能な可動側板を装備したものであって、前記可動側板を一方向に付勢し、商品通路が空の状態で可動側板を最小サイズの商品に対応する通路幅の初期位置に幅寄せするリセット手段と、商品補充時に通路内に投入した商品がベンド機構に到達したことを検知して可動側板の下部をその商品サイズに対応した幅寄せ位置に係止保持する自動ロック手段とを備えた自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックにおいて、前記可動側板の自動ロック手段として、商品通路を挟んでベンド機構と反対側に配して先端を商品通路内に突き出した商品検知板と、板面に歯列を形成して前記商品検知板に連繋させたロック板と、該ロック板の歯列に対向して可動側板から側方に突き出した係合爪を設け、商品検知板は販売待機位置に到達した投入商品に押されて商品通路から後退し、この動きに従動するロック板が前記係合爪と噛み合って可動側板をその位置に係止保持するものとし(請求項1)、具体的な態様として次記のように構成することができる。
【0014】
(a) ロック板と商品検知板を左右に並べて支軸上に軸支した上で、商品検知板には該商品検知板を商品通路に向けて背後から押圧する付勢ばねを設け、さらに商品検知板とロック板との間をまたがり支軸上に捩じりコイルばねを架設して商品検知板とロック板との間を連繋し、商品検知板の後退移動に従動してロック板を可動側板のロック位置に向けて駆動するようにする(請求項)。
【0015】
(b)商品との不測な接触によりロック板が解除されるのを防止するために、ロック板の商品通路側にロック板保護セグメントを布設し、該ロック板保護セグメントの板面には可動側板の幅寄せ移動に伴う係合爪の移動軌跡に対応する窓穴を開口する(請求項)。
(c)さらに、収納商品が前記のロック板保護セグメントの開口窓穴を通じてロック板に触れるのを阻むために、可動側板には係合爪と並べて干渉防止用の障壁を設ける(請求項)。
【0016】
また、本発明によれば、左右に対向して立設したラック側板の間に、コラムごとに前後向かい合わせに円弧状のラックセグメントを上下方向に配列してその間に蛇行状の商品通路を画成し、該商品通路内に横置姿勢で上下一列に積み上げ収納した商品を商品通路の出口端側に配したベンド機構の動作により最下位に並ぶ商品から順に払出す自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックであり、各コラムごとに前記商品通路の中にその通路幅を販売商品の長さサイズに合わせて規制する左右への移動が可能な可動側板を装備したものであって、前記可動側板を一方向に付勢し、商品通路が空の状態で可動側板を最小サイズの商品に対応する通路幅の初期位置に幅寄せするリセット手段と、商品補充時に通路内に投入した商品がベンド機構に到達したことを検知して可動側板の下部をその商品サイズに対応した幅寄せ位置に係止保持する自動ロック手段とを備えた自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックにおいて、前記可動側板の自動ロック手段として、商品通路を挟んでベンド機構と反対側に配して先端を商品通路内に突き出した商品検知板と、可動側板の側方から前記商品検知板の背後に向けて延在し、板面に歯列を形成したロック部材と、前記商品検知板に連繋して該ロック部材の歯列に係合・離脱するロックばねを設け、販売待機位置に到達した投入商品に押されて商品通路から後退する商品検知板の動きに従動するロックばねが前記ロック部材の歯列と噛み合って可動側板をその位置に係止保持するものとする(請求項)。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図18に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図19に対応する部材には同一符号を付してその説明は省略する。
まず、本発明による通路幅調整機構の基本的な構成,動作を図1(a)〜(e)で説明する。サーペンタイン式商品収納ラック5には、従来と同様にコラムごとにその商品通路10の中に平行リンク機構15を介して可動側板14を装備し、商品通路幅を商品13の長さサイズに合わせて規制するようにした点は同じであるが、図示実施例では、商品13を商品投入口に投入するだけで可動側板14をその商品サイズに対応した位置に自動的にセッティングできるようにするために、次記のように可動側板を一方向に付勢して初期位置に戻すリセット手段と、投入商品を検知して可動側板をその商品サイズに対応した設定位置に保持する自動ロック手段を備えている。
【0018】
すなわち、可動側板14を商品通路幅を狭める方向に付勢し、商品通路10が空(商品無し)の状態では可動側板14をミニマムの通路幅Doに対応する初期位置Poに幅寄せするリセット手段として、駆動ばね16(図示例では圧縮ばね)を備え、さらに商品通路に投入した商品13が商品通路の出口端に配したベンド機構11(図19参照)に到達したことを検知し、可動側板14の下端部を商品の長さサイズに対応した幅寄せ位置に係止保持する自動ロック手段として、商品通路10の下端部にロック機構17(具体的な構造,動作については後述する)を装備している。
【0019】
ここで、コラムの商品通路10が空の状態(図(a)参照)であれば、可動側板14は駆動ばね16の付勢を受けて初期位置Poに移動してこの位置に停止して待機している。この状態から商品をローディングするには、横向きにした商品13の底面を商品投入口に臨む可動側板14に当てて左側に押し広げながらトップトレー12の上に投入する(図1(b)参照)。なお、図示例では可動側板14を左端いっぱいまで押し広げるように描かれているが、商品の長さサイズに対応した位置まで押し広げればよい。
【0020】
これにより、商品13はトップトレー12を転動して商品通路10の中を転動落下する(図1(c)参照)とともに、同時に可動側板14が駆動ばね16の付勢を受けて右側に幅寄せ移動し、落下途上にある商品13を商品通路10の右端に寄せる。そして、商品13が商品通路10の下端に配したベンド機構(図示せず)に到達して販売待機位置に停止すると(図1(d)参照)、この状態でロック機構17が商品13を検知して動作し、可動側板14をこの位置P1から左右へ動かないように自動的にロックし、商品通路幅を収納商品13の長さサイズに対応した通路幅D1に設定する。これで可動側板14のセッティングが終了し、引き続いて後続の商品13を商品投入口に投入すれば、図1(e)のように後続の商品13は可動側板14と右側のラック側板8との間に規制された商品通路10の中に積み上げ収納される。また、販売の進行あるいは販売商品の入替えなどで商品通路10に収納した商品13が全て払出されてコラムが空の状態になると、後述にようにロック機構17が釈放動作して可動側板14の拘束を解く。これにより、可動側板14は駆動ばね16の付勢を受けて図1(a)に示す初期位置Poに戻ってリセットされる。
【0021】
上記説明から判るように、コラムが空の状態で新たに商品13をローディングする場合には、従来のように手動操作で可動側板14を投入商品の長さサイズに対応する位置に位置決めしてセッティングする面倒な調整作業が必要なく、単に商品を商品投入口に投入するだけで可動側板14が自動的に商品サイズに対応した位置に幅寄せ移動して設定されるので、作業が簡便になるとともに、人手作業による可動側板14の設定ミスの発生もなくなる。
【0022】
次に、前記したロック機構17の構造,動作を図2〜図6で説明する。すなわち、商品通路10の出口端側には、該通路を挟んでベンド機構11と反対側にロック機構17が設置されている。このロック機構17は商品検知板17aとロック板17bを主要部品として、ロック板17bと商品検知板17aが左右に並べてラック側板8の間に架設した支軸(スルーピン)17cに軸支されている。
【0023】
ここで、商品検知板17aは、その先端が前傾姿勢で商品通路10に向けて突き出すように背後から付勢ばね(支軸に設けた捩じりコイルばね)17dで付勢されている。これに対して、ロック板17bは商品検知板17aとは逆に先端を上に向けて支軸17cに軸支し、支軸17cに嵌挿した捩じりコイルばね17eを介して商品検知板17aに連繋している。なお、この捩じりコイルばね17eは、コイルばねの両端から側方に突き出したアームが多少の遊びをもって商品検知板17aおよびロック板17bの裏面側に当たるようにしており、図2のように商品検知板17aが商品通路10に突き出している商品無しの状態では、ばね力が働かずにロック板17bは後傾姿勢に後退している。一方、商品検知板17aが後記のようにベンド機構11に到達した商品13に押されて商品通路10から後退する(反時計方向に揺動)と、捩じりコイルばね17eのばね力が働いてロック板17bを背後から押して反時計方向に付勢する。また、ロック板17bの前面には左右方向に櫛歯状の歯列17b-1が形成してあり、ロック板17bが揺動した状態で後記のように可動側板14を係止固定するようにしている。
【0024】
一方、可動側板14の側縁には、図4(b)で示すように前記ロック板17bに向けて突出する係合爪14aおよび商品通路10の中を落下する商品13がロック板17bに当たって干渉(ロックを解除)するのを防ぐためにL字状に屈曲した障壁14bが切り起こし形成されている。さらに、ロック板17bを商品通路10から隔離するために、ロック板17bの前面側にはロック板保護セグメント18を布設するとともに、このセグメント板面には図4(a)で示すように可動側板14の幅寄せ移動に伴う係合爪14aの移動軌跡に対応する箇所に窓穴18aを開口し、この窓穴18aを通して係合爪14aが保護セングメント18の裏面側に位置するロック板17bの歯列17b-1と噛み合うようにしている。
【0025】
次に、前記構成になるロック機構の動作を図5および図6で説明する。ここで、図5(a)〜(c)は商品投入時における動作を表しており、図1で述べたように、商品ローディング時に最初にコラムに投入した商品13が図5(a)のように商品通路10の下端近くまで落下して来ると、ベンド機構11に到達する直前に図5(b)で示すように商品13がロック機構17の商品検知板17aに当たる。これにより、商品検知板17aは商品13に押されて反時計方向に後退し、この動きが先記した捩じりコイルばね17e(図3(a)参照)を撓ませ、ロック板17bを反時計方向に付勢して歯列17b-1を可動側板14の係合爪14aと噛み合せる。この結果、可動側板14はこの位置から左右に動かないようにロックされる。しかも、この場合に可動側板14は図1で説明したようにリセット用駆動ばね16のばね力で商品13を商品通路10の右側いっぱいに幅寄せした位置に移動している。したがって、可動側板14は投入した商品13の長さサイズに対応した位置で自動的にロックされることになる。また、商品13は図5(c)で示すように商品検知板17aを押したままベンド機構11に受け止められて販売待機位置に停止する。
【0026】
一方、図6(a)〜(d)は商品販売動作時における動作を表しており、図6(a)の状態から販売指令に基づきベンド機構11が動作すると、商品通路10に積み上げ収納した最下位の商品13は商品検知板17aを側方に押しながらすり抜けて下方に落下搬出し(図6(b)参照)、続いて上位に並ぶ2番目以降の商品が下降(図6(c)参照)して販売待機状態に戻る(図6(d)参照)。この商品搬出動作過程で商品検知板17aは一時的に商品13からの拘束を解かれて揺動するが、その揺動による変位は捩じりコイルばね17eで吸収されるのでロック板17bのロック機能は維持され、可動側板14の係合爪14aと歯列17b-1とのロック状態が解除されるおそれはない。
【0027】
次に、前記ロック機構17の異なる実施例を図7〜図12で説明する。図7は商品通路の出口側端部の側面図、図8は図7を左側から見た正面図、図9は図7を右から見た背面図、図10〜図12は動作説明図である。
前述した図2〜図6に示す実施例では、板面に歯列17b-1を形成したロック板17bが商品検知板17aに連繋され、前記歯列17b-1に噛み合う係合爪14aを可動側板14に設けているのに対し、この実施例では、前記ロック板17bに対応するロック部材を可動側板に、そして、係合爪14aに対応するロックばねを商品検知板に連繋して設けたものである。すなわち、図7に示すように、商品通路10の出口端側には、該商品通路10を挟んでベンド機構11とロック機構170が対向して設置されている。このロック機構170は商品検知板171とロックばね172とロック部材141を主要部品とし、商品検知板171とロックばね172が左右一対のラック側板8の間に架設した支軸(スルーピン)174に軸支され、ロック部材141は可動側板140(図8,図9参照)に設けられている。なお、図7において、11aはベンド機構11の主ストッパ、11bは補助ストッパ、11cは売切れ検知レバーであり、150は商品通路10を挟んでベンド機構11に対向配置された出口通路板である。
【0028】
ここで、商品検知板171は、その先端が前傾姿勢で商品通路10に向けて突き出すように背後から付勢ばね173(図8,図9参照)で付勢されている。この付勢ばね173は支軸174に巻回された捩じりコイルばねであり、該付勢ばね173の一端のアームがラック側板8に、他端のアームが商品検知板171に係止されている。また、前記支軸174には捩じりコイルばねからなるロックばね172が巻回され、このロックばね172の一端のアームは商品検知板171に係止され、他端のアームを形成するロック片172aがロック部材141と対峙している。このロックばね172は、商品検知板171が待機状態(商品無しの状態)ではばね力は働かず、ロックばね172の一端のアームが商品検知板171に係止されて商品検知板171の動きに連動することから、ロック片172aがロック片141と遊びをもって対峙するように構成されている。なお、商品検知板171が後記のようにベンド機構11に到達した商品13に押されて商品通路10から後退する(時計方向に揺動)と、ロックばね172のばね力が働いてロック片172aがロック部材141の方向に付勢される。
【0029】
一方、ロック部材141は、図8,図9に示すように、可動側板140の側縁に設けられるとともに左右方向に櫛歯状の歯列141aを有する。このロック部材141は可動側板140の幅寄せ移動位置に係わらず、その歯列141aがロックばね172のロック片172aに対峙するように傾斜している。すなわち、図8の例では、可動側板140の右側に平行リンク機構(図1参照)が配置されており、左側のラック側板8と可動側板140との間に商品を投入するために可動側板140を右方向に移動させる際、前記平行リンク機構により可動側板140は右上方向に移動する軌跡を辿るため、ロック部材141はその移動軌跡の延長線上の左下がりに傾斜しており、これによって、可動側板140が販売商品の長さサイズに対応した位置に移動した際に歯列141aがロックばね172のロック片172aに対峙するようにしている。なお、図9において、171a,171bは、ロックばね172,付勢ばね173のアームを商品検知板171に係止するために商品検知板171に形成した切欠きである。
【0030】
次に、前記構成になるロック機構の動作を10〜図12で説明する。ここで、図10(a),(b)は待機状態、すなわち、図1で述べたように、商品通路10が空(商品無し)の状態で可動側板140がミニマムの通路幅Doに対応する初期位置Poに幅寄せされている状態を表しており、(b)は(a)におけるA部分の拡大図である。この状態では、商品検知板171が付勢ばね173の付勢力により商品通路10に向けて突き出しており、ロックばね172のばね力が働かない状態にあることから、ロックばね172のロック片172aはロック部材141(の櫛歯状の歯列141a)に係合することなく遊びをもって対峙している。したがって、可動側板140はロック状態を解除されて左右に移動可能な状態にある。
【0031】
この待機状態から商品をローディングするため、図1で述べたように、横向きにした商品13の底面を商品投入口に臨む可動側板140に当てて左側に押し広げながらトップトレー12の上に投入すると、可動側板140が商品の長さサイズに対応した位置まで押し広げられ、商品13が商品通路10の中を転動落下してベンド機構11に到達する直前に商品検知板171に当たる。これにより、商品検知板171は商品13に押されて支軸174を支点として時計方向に揺動して商品通路10から後退する。この商品検知板171の後退移動によってロックばね172のロック片172aがロック部材141の櫛歯状の歯列141a(図8参照)に係合し、この結果、可動側板140はこの位置から左右に動かないようにロックされる。ロックばね172のロック片172aがロック部材141の櫛歯状の歯列141aに係合した後も商品検知板171は商品13により押され、最終的には図11に示すように出口通路板150に押し付けられる。この時、ロックばね172は圧縮された状態となり、ロック片172aと櫛歯状の歯列141aとの噛み合わせが維持される。したがって、可動側板140は投入した商品13の長さサイズに対応した位置で自動的にロックされ、また、商品13は図11で示すように商品検知板171を押したままベンド機構11の主ストッパ11aに受け止められて販売待機位置に停止する。
【0032】
一方、商品販売動作時における動作を、図12を用いて説明する。図12(a)は販売指令に基づきベンド機構11が動作して補助ストッパ11bが商品通路10に突出するとともに主ストッパ11aが商品通路10を開放して最下位の商品13(点線)を払い出した後、商品通路10を再び閉塞するように復帰する直前の状態を表している。このようにベンド機構11が動作して最下位の商品13が払出されると、商品検知板171は反時計方向に揺動して商品通路10に突き出すように一時的に変位する。しかしながら、商品検知板171は最下位から2番目の商品13への当接によって待機状態の位置にまでは戻らずその途中で停止する。この場合、ロックばね172は圧縮された状態を継続しており、ロックばね172のロック片172aとロック部材141の歯列141aとの係合状態は維持されている。このように商品搬出動作過程で商品検知板171は一時的に商品13からの拘束を解かれて揺動するが、その揺動による変位はロックばね172で吸収されるので、ロック片172aとロック部材141の歯列141aとのロック状態が解除されるおそれはない。
【0033】
次に、可動側板14,140のリセット手段に関する具体的ないくつかの実施例を図13〜図18で説明する。各図では可動側板14を代表して例示しているが、可動側板140の場合も同様である。
まず、図13(a)で示すように、可動側板14は揺動自在な上下のリンクアームからなるオフセット式の平行リンク機構15を介して左側のラック側壁8に支持されている。ここで、可動側板14が左側にラック側板8側へいっぱいに寄せた位置を基準にすると、可動側板14とリンク機構15の自重によるリンクトルク(リンクアーム/ラック側板8のヒンジを支点としてリンクを時計方向に回動しようとする回転力)は図13(b)の自重特性で表すように、左端位置では殆ど0(リンクアームが垂直姿勢に立っていて自重はリンクトルクとして働かない)で、可動側板14の右側への幅寄せ移動(リンクアームの傾き角度が増す)とともに非線形的に増加する。
【0034】
そこで、図13の実施例では、可動側板14を左端いっぱいに幅寄せした場合のリンクトルクの不足を補うように、リセット用の駆動ばねとして左側のラック側板8の内側に短小な圧縮ばね16を設けている。これにより、図13(b)に表した自重特性と圧縮ばね特性とを合計した合成特性は図13(c)のようになり、図1で述べた可動側板14のリセット動作が確実に行える。
【0035】
また、図14に示す実施例では、リセット用の駆動ばねとして引っ張りばね18を採用し、この引っ張りばね18を可動側板14と右側のラック側板8との間に張架している。この実施例により、引っ張りばね特性および自重特性(図13で述べた侍従特性と同じ)、合成特性はそれぞれ図14(b),(c)のようになる。
【0036】
ところで、図1で説明した可動側板14のリセット動作においては、可動側板14を初期位置 Poに戻す力(前記のリンクトルク)が適正な値(力が大きすぎると商品を幅寄せした際に商品が側板に強く押しつけられて商品通路内の転動がスムーズに行えない)であり、かつ可動側板14の円滑な移動を確保するためにも付勢力が可動側板の幅寄せ範囲でできるだけ均等であることが望ましい。この観点から図13(c),図14(c)のリンクトルク特性を見ると、リンクトルクが側板位置によって大きく変化しており、特に初期位置近傍範囲では、可動側板およびリンク機構の自重特性がそのまま加わってリンクトルクが大となる。
【0037】
そこで、この問題を改良した実施例を次に述べる。すなわち、図15に示す実施例は、前記した可動側板14,リンク機構15の自重特性を補償して均等なリンクトルク特性を得るために、リセット用駆動ばねとして捩じりコイルばね19を採用し、この捩じりコイルばね19を平行リンク機構15のリンクアームと左側のラック側板8とのヒンジ部に設けるとともに、さらに自重特性の補償ばねとして、平行リンク機構15のリンクアームと左側のラック側板8との間にトグルばね20を張架している。ここで、捩じりコイルばね19,トグルばね20が図15(b)に示すばね特性となるようにばね定数などを適正に選ぶことにより、自重特性とトグルばね特性とが相殺し合って合成特性は図15(c)のようになり、可動側板14の幅寄せ移動範囲ではほぼ均等なリンクトルクを得ることができる。
【0038】
図16は先記実施例(図15)の応用実施例として、駆動ばねを捩じりコイルばね19の代わりに板ばね21を採用、自重特性の補償ばねとして図15と同様なトグルばね20を設けている。この板ばね21は、一端を左側のラック側板8に固定し、板ばねの先端を平行リンク機構15のリンクアームに押し当てて配置しており、その当接点はリンクの傾き角度、つまり可動側板14の位置によって変化し、その板ばね特性は図16(b)で表すような非線形となる。これにより、自重特性とトグルばね特性とが互いに相殺し合って可動側板14に作用するリンクトルクの合成特性は図16(c)で表すようになる。
【0039】
次に、前記と別な実施例の構成,動作を図17(a)〜(c)に、またそのリンクトルク特性を図18に示す。図17において、可動側板14はその上端部に吊り穴を穿孔し、トップトレー12の上方に配して左右のラック側板8の間に張架したスルーピン22に吊り下げて左右へ移動可能に支持している。一方、平行リンク機構15はそのリンクアームの先端をスライド板15aにヒンジ結合した上で、このスライド板15aを可動側板14の裏面に上下方向へスライド可能に連結している。この構成で平行リンク機構15を傾動すると、これに従動して可動側板14が垂直姿勢を保ったままスルーピン22に沿って左右に平行移動する。
【0040】
また、上記の可動側板14を初期位置Poに向けて付勢するリセット用駆動ばねとして、図示実施例では可動側板14の背面に突き出したばね座とリンク機構15のリンクアームとの間に引っ張りばね23を張架し、さらに左側のラック側板8には可動側板14に向けて突き出すように短小な圧縮ばね24(この圧縮ばね24は図13の実施例に採用した圧縮ばね16と同じ役目を果たす)を設ける。
【0041】
上記構成において、可動側板14を図17(a)のように左側いっぱいに押し寄せたところで釈放すると、圧縮ばね24のばね力で可動側板14が右側に移動開始する。そして、いままで殆ど垂直近い姿勢にあったリンクが図17(b)のように傾斜姿勢になると、引っ張りばね23のばね力が働いてリンク機構15を下方に引下げ、これに従動して可動側板14がスルーピン22に沿って右方向に幅寄せ移動し、最終的には図2,図3で述べたロック機構17の商品検知板17aの側縁に突き当たって初期位置Poに停止する。また、この場合におけるリンクトルク特性は図18(a),(b)に表すようになる。
【0042】
なお、この実施例では、可動側板14はその重量がスルーピン22に担持されるので、先記実施例のように可動側板14の自重によるリンクトルク(自重特性)が発生せず、したがって、図15,図16で述べた補償ばねは必要ない。
【0043】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、左右に対向して立設したラック側板の間に、コラムごとに前後向かい合わせに円弧状のラックセグメントを上下方向に配列してその間に蛇行状の商品通路を画成し、該商品通路内に横置姿勢で上下一列に積み上げ収納した商品を商品通路の出口端側に配したベンド機構の動作により最下位に並ぶ商品から順に払出す自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックであり、各コラムごとに前記商品通路の中にその通路幅を販売商品の長さサイズに合わせて規制する左右への移動が可能な可動側板を装備したものであって、前記可動側板を一方向に付勢し、商品通路が空の状態で可動側板を最小サイズの商品に対応する通路幅の初期位置に幅寄せするリセット手段と、商品補充時に通路内に投入した商品がベンド機構に到達したことを検知して可動側板の下部をその商品サイズに対応した幅寄せ位置に係止保持する自動ロック手段とを備えた自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックにおいて、前記可動側板の自動ロック手段として、商品通路を挟んでベンド機構と反対側に配して先端を商品通路内に突き出した商品検知板と、板面に歯列を形成して前記商品検知板に連繋させたロック板と、該ロック板の歯列に対向して可動側板から側方に突き出した係合爪を設け、商品検知板は販売待機位置に到達した投入商品に押されて商品通路から後退し、この動きに従動するロック板が前記係合爪と噛み合って可動側板をその位置に係止保持するようにしたことにより、商品ローディング時に、従来方式のように手動操作による可動側板の位置決め,目視確認の作業を要さずに、可動側板を押し広げて商品を商品投入口に投入するだけで、可動側板を販売商品の長さサイズに適合した位置に自動的にセッティングすることができ、これにより自動販売機のロケーション先で行う通路幅調整作業を大幅に簡略化でき、また可動側板の設定不良が原因で発生するトラブルの排除に優れた効果を発揮する。
また、本発明によれば、前記可動側板の自動ロック手段として、商品通路を挟んでベンド機構と反対側に配して先端を商品通路内に突き出した商品検知板と、可動側板の側方から前記商品検知板の背後に向けて延在し、板面に歯列を形成したロック部材と、前記商品検知板に連繋して該ロック部材の歯列に係合・離脱するロックばねを設け、販売待機位置に到達した投入商品に押されて商品通路から後退する商品検知板の動きに従動するロックばねが前記ロック部材の歯列と噛み合って可動側板をその位置に係止保持するものとすることにより前述した効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による商品通路幅調整機構の基本的な構成,動作の説明図であり、(a)は可動側板が初期位置にリセットされた状態を表す図、(b)〜(e)は商品投入時における可動側板のリセット動作の推移を表す図
【図2】図1における自動ロック機構およびその周辺構造を表す商品通路の出口側端部の側視断面図
【図3】図2における自動ロック機構の構造図であり、(a)は正面図、(b)はロック板の横断面図
【図4】図2の説明図で、(a)は可動側板,自動ロック機構およびロック板保護セグメントを商品通路側から見た正面図、(b)は可動側板に形成した係合爪および障壁の斜視図
【図5】商品投入時における自動ロック機構の動作説明図であり、(a)〜(c)はその動作の推移を表す図
【図6】商品払出し時における自動ロック機構の動作説明図であり、(a)〜(d)はその動作の推移を表す図
【図7】本発明の自動ロック機構の異なる実施例を示し、その自動ロック機構を表す商品通路の出口側端部の側面図
【図8】図7を左側から見た正面図
【図9】図7を右から見た背面図
【図10】図7の自動ロック機構の待機状態を示し、(a)はその自動ロック機構を表す商品通路の出口側端部の側面図、(b)は(a)のA部分の拡大図
【図11】商品投入時における自動ロック機構の動作説明図であり、(a)はその自動ロック機構を表す商品通路の出口側端部の側面図、(b)は(a)のA部分の拡大図
【図12】商品払出し時における自動ロック機構の動作説明図であり、(a)はその自動ロック機構を表す商品通路の出口側端部の側面図、(b)は(a)のA部分の拡大図
【図13】図1における可動側板のリセット用駆動ばねに圧縮ばねを用いた実施例の説明図であり、(a)はばねの配置図、(b)は圧縮ばね特性,自重特性を表す図、(c)は(b)の合成特性図
【図14】図1における可動側板のリセット用駆動ばねに引っ張りばねを用いた実施例の説明図であり、(a)はばねの配置図、(b)は引っ張りばね特性,自重特性を表す図、(c)は(b)の合成特性図
【図15】図1における可動側板のリセット用駆動ばねとして捩じりコイルばねとトグルばねを組合わせて用いた実施例の説明図であり、(a)は各ばねの配置図、(b)は捩じりコイルばね特性,トグルばね特性および自重特性を表す図、(c)は(b)の合成特性図
【図16】図1における可動側板のリセット用駆動ばねとして板ばねとトグルを組合わせて用いた実施例の説明図であり、(a)は各ばねの配置図、(b)は板ばねのばね特性,トグルばね特性および自重特性を表す図、(c)は(b)の合成特性図
【図17】図1と異なる応用実施例の構成,動作の説明図であり、(a)〜(c)は可動側板のリセット動作の推移を表す図
【図18】図17の構成で可動側板に働くリンクトルクの特性図であり、(a),(b)はそれぞれ図17における圧縮ばね,引っ張りばねのばね特性およびその合成特性を表す図
【図19】サーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機全体の外観図
【図20】図19におけるサーペンタイン式商品収納ラックの従来構造図であり、(a),(b)はそれぞれ可動側板を装備したコラム内部構造を表す側面図および正面図
【符号の説明】
5 サーペンタイン式商品収納ラック
8 ラック側板
10 商品通路
11 ベンド機構
12 トップトレー
13 商品
14 可動側板
14a 係合爪
14b 障壁
15 平行リンク機構
16 駆動ばね
17 ロック機構
17a 商品検知板
17b ロック板
17b-1 歯列
17c 支軸
17d 捩じりコイルばね
18 引っ張りばね(駆動ばね)
19 捩じりコイルばね(駆動ばね)
20 トグルばね(補償ばね)
21 板ばね(駆動ばね)
23 引っ張りばね(駆動ばね)
140 可動側板
141 ロック部材
141a 歯列
170 ロック機構
171 商品検知板
172 ロックばね
172a ロック片
173 付勢ばね
174 支軸
Po 初期位置

Claims (5)

  1. 左右に対向して立設したラック側板の間に、コラムごとに前後向かい合わせに円弧状のラックセグメントを上下方向に配列してその間に蛇行状の商品通路を画成し、該商品通路内に横置姿勢で上下一列に積み上げ収納した商品を商品通路の出口端側に配したベンド機構の動作により最下位に並ぶ商品から順に払出す自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックであり、各コラムごとに前記商品通路の中にその通路幅を販売商品の長さサイズに合わせて規制する左右への移動が可能な可動側板を装備したものであって、前記可動側板を一方向に付勢し、商品通路が空の状態で可動側板を最小サイズの商品に対応する通路幅の初期位置に幅寄せするリセット手段と、商品補充時に通路内に投入した商品がベンド機構に到達したことを検知して可動側板の下部をその商品サイズに対応した幅寄せ位置に係止保持する自動ロック手段とを備えた自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックにおいて、
    前記可動側板の自動ロック手段として、商品通路を挟んでベンド機構と反対側に配して先端を商品通路内に突き出した商品検知板と、板面に歯列を形成して前記商品検知板に連繋させたロック板と、該ロック板の歯列に対向して可動側板から側方に突き出した係合爪を設け、商品検知板は販売待機位置に到達した投入商品に押されて商品通路から後退し、この動きに従動するロック板が前記係合爪と噛み合って可動側板をその位置に係止保持するようにしたことを特徴とする自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック。
  2. 請求項1記載の商品収納ラックにおいて、ロック板と商品検知板を左右に並べて支軸上に軸支し、かつ商品検知板には該商品検知板を商品通路に向けて背後から押圧する付勢ばねを設けるとともに、商品検知板とロック板との間を連繋して支軸上に捩じりコイルばねを架設したことを特徴とする自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック。
  3. 請求項1記載の商品収納ラックにおいて、ロック板の商品通路側にロック板保護セグメントを布設し、該ロック板保護セグメントの板面には可動側板の幅寄せ移動に伴う係合爪の移動軌跡に対応する窓穴を開口したことを特徴とする自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック。
  4. 請求項1記載の商品収納ラックにおいて、可動側板に、係合爪と並べて収納商品がロック板に触れるのを阻む干渉防止用の障壁を設けたことを特徴とする自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック。
  5. 左右に対向して立設したラック側板の間に、コラムごとに前後向かい合わせに円弧状のラックセグメントを上下方向に配列してその間に蛇行状の商品通路を画成し、該商品通路内に横置姿勢で上下一列に積み上げ収納した商品を商品通路の出口端側に配したベンド機構の動作により最下位に並ぶ商品から順に払出す自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックであり、各コラムごとに前記商品通路の中にその通路幅を販売商品の長さサイズに合わせて規制する左右への移動が可能な可動側板を装備したものであって、前記可動側板を一方向に付勢し、商品通路が空の状態で可動側板を最小サイズの商品に対応する通路幅の初期位置に幅寄せするリセット手段と、商品補充時に通路内に投入した商品がベンド機構に到達したことを検知して可動側板の下部をその商品サイズに対応した幅寄せ位置に係止保持する自動ロック手段とを備えた自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックにおいて、
    前記可動側板の自動ロック手段として、商品通路を挟んでベンド機構と反対側に配して先端を商品通路内に突き出した商品検知板と、可動側板の側方から前記商品検知板の背後に向けて延在し、板面に歯列を形成したロック部材と、前記商品検知板に連繋して該ロック部材の歯列に係合・離脱するロックばねを設け、販売待機位置に到達した投入商品に押されて商品通路から後退する商品検知板の動きに従動するロックばねが前記ロック部材の歯列と噛み合って可動側板をその位置に係止保持するようにしたことを特徴とする自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック。
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