JP2001126131A - カード状景品自動払出し機 - Google Patents

カード状景品自動払出し機

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JP2001126131A
JP2001126131A JP28243899A JP28243899A JP2001126131A JP 2001126131 A JP2001126131 A JP 2001126131A JP 28243899 A JP28243899 A JP 28243899A JP 28243899 A JP28243899 A JP 28243899A JP 2001126131 A JP2001126131 A JP 2001126131A
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Japan
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prize
card
opening
prizes
claw
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JP28243899A
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English (en)
Inventor
Chiyuki Kano
千之 加納
Hiroshi Shikasumi
浩 鹿住
Masanori Shimozato
昌典 下里
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Nippon TMI Co Ltd
Original Assignee
Nippon TMI Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 卓上型に適した落下式のカード状景品自動払
出し機において、その収納枚数を増加させるとともに、
補充を簡単にできるようにすること。 【解決手段】 カード状景品自動払出し機1は前後方向
に配列された複数の景品収納部5を備え、各景品収納部
の景品収納筒51の下端開口52は、開閉可能な一対の
支持爪53、54によって封鎖されている。これらの支
持爪53、54は、前後方向に水平に移動する爪押し開
き板41によって開けることができ、下端開口52が開
くと、カード状景品10Aが下方に落下し、直下に位置
している搬送機構によって前方に水平に送り出される。
各景品収納筒の下端は支持爪によって封鎖されカード状
景品は落下しないので、前後に多数の景品収納筒を配列
しても、常に1枚ずつ前方に水平に送り出すことができ
る。各景品収納筒の一つの側面は開口しているので、こ
こからカード状景品の補充を簡単に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店等の遊
戯施設において獲得した遊戯玉、メダル等と交換される
カード状景品の自動払出し機に関するものである。更に
詳しくは、上下に積み重ねた状態でカード状景品を収納
している景品収納筒の下端開口からカード状景品を払出
す卓上型のカード状景品自動払出し機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】卓上型のカード状景品自動払出し機は、
垂直に配置した景品収納筒内に積み上げられているカー
ド状景品を、当該収納筒の下端開口から落下させて払い
出す構造となっている。
【0003】一般的には、種類の異なるカード状景品を
払い出すことができるように、横一列(カード状景品払
出し方向に直交する方向)に複数本の景品収納筒が並べ
られた構造となっており、各収納筒の下端開口から落下
するカード状景品が、その手前側に形成されている払出
し口から取出される。すなわち、各収納筒の下端開口か
ら落下するカード状景品を、その後ろ側に位置している
押し出し機構によって1枚ずつ手前側に水平に押し出
し、払出し口に落下させるようにしている。このような
構造のカード状景品自動払出し機は、例えば、実公昭6
3−24525号公報、実開昭60−87083号公報
に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この形式のカード状景
品自動払出し機には次のような解決すべき課題がある。
まず、各種類のカード状景品は、1本の景品収納筒に収
納されているだけなので、収納枚数が少ない。収納筒の
後ろ側に配置されている押し出し機構によってカード状
景品が手前側に押し出されるので、前後方向に収納筒を
複数本配置すると、1枚ずつカード状景品を手前側に押
し出すことができない。よって、従来の構造では、景品
収納筒を前後方向に増設することにより、同一種類のカ
ード状景品の収納枚数を増加することができない。この
ために、カード状景品を補充する回数が多いという解決
すべき課題がある。
【0005】また、各景品収納筒に対するカード状景品
の補充は、その上端から数枚ずつカード状景品を筒内に
落とし込むことにより行われている。このような補充作
業は手間が掛り効率が悪いという解決すべき課題があ
る。
【0006】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
カード状景品の収納枚数が多い卓上型に適したカード状
景品自動払出し機を提案することにある。
【0007】また、本発明の課題は、景品収納筒に対す
るカード状景品の補充作業を簡単に、しかも、短時間で
行うことのできる卓上型に適したカード状景品自動払出
し機を提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のカード状景品自動払出し機は、カード状
景品を上下に積み重ねた状態で収納可能な景品収納筒
と、この景品収納筒の下端開口からカード状景品が落下
しないように最も下に位置しているカード状景品の両縁
部分を支持している閉じ位置と当該カード状景品から外
れた開き位置の間を開閉可能な状態で前記景品収納筒に
取り付けられているカード状景品支持爪と、このカード
状景品支持爪を常に前記閉じ位置に付勢している付勢手
段を備えた景品収納部を有している。また、水平に移動
して、前記カード状景品支持爪を前記開き位置に押し開
くことが可能な爪押し開き手段と、前記景品収納筒の下
端開口から落下するカード状景品を一枚ずつ水平方向に
搬送する搬送手段とを有している。
【0009】ここで、前記爪押し開き手段は、爪押し開
き板と、この爪押し開き板を水平方向に前進および後退
させる移動機構とを備え、前記爪押し開き板は、その前
進方向に向けて先細りとなっている台形状先端部分と、
前記景品収納筒の下端開口から落下するカード状景品が
通過可能な大きさの開口とを備えた構成とすることがで
きる。この場合には、前記カード状景品支持爪としては
一対のカード状景品支持爪を備え、各支持爪が、前記台
形状先端部分の両端面によって押し広げられる傾斜端面
を備えた構成とすればよい。
【0010】前記搬送手段は、前記景品収納筒の下端開
口の直下を水平方向に延びる景品搬送路と、この景品搬
送路に沿ってカード状景品を搬送する搬送具とを備えた
構成とすることができ、この場合には、当該景品搬送路
の表面と前記景品収納筒の下端開口の間隔を、1枚分の
カード状景品のみが通過可能な寸法に設定すればよい。
【0011】このように構成した本発明のカード状景品
自動払出し機においては、景品収納筒に収納されている
カード状景品はカード状景品支持爪を押し開かない限り
は、そこから落下することはない。よって、前後方向に
複数本の景品収納筒を並べた場合においても、常に1本
の景品収納筒のみからカード状景品を落下させることが
できる。この結果、前後方向に景品収納筒を多数本並べ
ることが可能となるので、カード状景品の収納枚数を簡
単に増やすことができる。
【0012】ここで、前後方向に複数本の景品収納筒を
配列する場合には次の構成を採用することが望ましい。
すなわち、前記爪押し開き板の移動経路の直下に、当該
移動方向に沿って前記搬送手段によるカード状景品の搬
送路を形成し、前記爪押し開き板の移動経路の直上に、
当該移動経路に沿って所定の間隔で、各景品収納筒の下
端開口が位置するように、少なくとも第1および第2の
前記景品収納部を配列することが望ましい。
【0013】次に、各景品収納筒に対するカード状景品
の補充作業等を効率化するためには、複数本の景品収納
筒を払出し機本体に対して着脱可能なカートリッジ式と
することが望ましい。この場合には、第1および第2の
前記景品収納部を保持しているカートリッジと、このカ
ートリッジを着脱可能に収納している装着部とを有する
構成を採用すればよい。
【0014】また、払出し機本体から取出したカートリ
ッジにおける各景品収納筒に対するカード状景品の補充
を簡単に、かつ、効率良く行うことができるようにする
ためには、各景品収納筒の側面に、カード状景品を横方
から装填可能な開口部が形成すると共に、前記カートリ
ッジに形成されている蓋を開けると、各景品収納筒の開
口部が露出するように構成すればよい。このようにする
と、カートリッジの蓋を開けた後は、横方向から各景品
収納筒内にカード状景品を装填できる。
【0015】複数の景品収納筒を備えている場合には、
次の構成により、各景品収納筒の下端開口を開けてカー
ド状景品を落下させるようにすればよい。
【0016】すなわち、前記カートリッジが装着されて
いるか否かを検出するカートリッジセンサと、前記第1
および第2の景品収納部のカード状景品が無くなったこ
とをそれぞれ検出する第1および第2のカード無検出手
段と、前記カートリッジセンサ、第1および第2のカー
ド無センサの出力に基づき、前記爪押し開き板を、前記
第1の景品収納部よりも手前側の初期位置、当該第1の
景品収納部の直下、および前記第2の景品収納部の直下
のいずれかに移動させる移動制御手段とを有すう構成を
採用すればよい。
【0017】また、搬送手段によるカード状景品の払出
しは、次の構成により行うことができる。すなわち、前
記搬送手段によるカード状景品の搬送経路の前端部分に
形成された景品払出し口と、この景品払出し口に搬送さ
れたカード状景品の枚数をカウントするカウンタと、払
い出されるカード状景品の枚数を入力する入力手段と、
入力された枚数および前記カウンタによるカウント値に
基づき、前記搬送手段によるカード状景品の搬送を制御
する搬送制御手段とを有する構成を採用することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した卓上型のカード状景品自動払出し機の例を説
明する。
【0019】図1(a)および(b)には本例のカード
状景品自動払出し機の全体構成およびそこに組み込まれ
ているカートリッジを示してある。本例のカード状景品
自動払出し機1は、説明を簡単にするために単一種類の
カード状景品を払出す構成としてあり、払出し機本体ケ
ース2と、このケース内に着脱可能に装着されている景
品カートリッジ3と、装着されている景品カートリッジ
3の直下に配置されている景品払出し機構4から基本的
に構成されている。
【0020】払出し機本体ケース2の前端面2aの下端
部分には、景品払出し機構4によって払出されるカード
状景品の払出し口2bが形成されている。本体ケース2
の後端面2cには開閉扉2dが取り付けられており、こ
こを開けて、景品カートリッジ3の出し入れが行われ
る。本例では、本体ケース2から後方に引き出し可能な
カートリッジホルダ21が取付けられており、このカー
トリッジホルダ21を図において想像線で示すように引
き出して、ここに景品カートリッジ4を取付け、再び、
カートリッジホルダ21をケース内に押し込むことによ
り、景品カートリッジ3をケース内に装着可能となって
いる。
【0021】本例の景品カートリッジ3は、その上面に
取っ手31が取り付けられているカートリッジケース3
2を備え、この一方の側面は、両開き扉33、34によ
って規定されている。カートリッジケース32の内部に
は、4つの景品収納部5(1)ないし5(4)が配置さ
れている。各景品収納部は同一構造であるので、これら
の構造の説明に当たっては、景品収納部5として説明す
る。
【0022】図2には1つの景品収納部5を取り出して
示してある。本例の景品収納部5は、カード状景品10
を上下に積み重ねた状態で収納可能な景品収納筒51
と、この景品収納筒51の下端開口52からカード状景
品10が落下しないように最も下に位置しているカード
状景品10Aの両縁部分10a、10bを支持している
一対のカード状景品支持爪53、54を有している。
【0023】一対のカード状景品支持爪53、54は、
図において実線で示すように最も下に位置しているカー
ド状景品10Aの両端部分10a、10bを支持してい
る閉じ位置53A、54Aと、図において想像線で示す
ように、カード状景品から外れた開き位置53B、54
Bの間を開閉可能な状態で景品収納筒下端部に取り付け
られている。これら一対のカード状景品支持爪53、5
4は、コイルばね55によって、常に、それらの閉じ位
置53A、54Aに引っ張られている。
【0024】景品収納筒51は、前壁51a、後ろ壁5
1bおよび一方の側壁51cを備え、他方の側壁部分が
開口51dとなっているU字状の断面形状をしている。
開口51dはカートリッジケース3の開閉扉33、34
の側に面しており、これらの蓋33、34によって各景
品収納筒51は閉鎖された状態になり、その中に、上下
に積み重ねられた状態で多数枚のカード状景品10が収
納されている。
【0025】次に、図3および図4を参照して払出し機
本体ケース内に組み込まれている景品払出し機構4を説
明する。本例の景品払出し機構4は、水平に移動して、
一対のカード状景品支持爪53、54を開き位置53
B、54Bに押し開くことが可能な爪押し開き機構と、
景品収納筒51の下端開口52から落下するカード状景
品10を一枚ずつ水平方向に搬送する搬送機構とを有し
ている。
【0026】爪押し開き機構は、爪押し開き板41と、
この爪押し開き板41を水平方向に前進および後退させ
る移動機構42とを備えている。爪押し開き板41は、
その前進方向に向けて先細りとなっている台形状先端部
分41aと、景品収納筒51の下端開口52から落下す
るカード状景品10Aが通過可能な大きさの開口41b
を備えている。
【0027】爪押し開き板41の移動経路は一対のカー
ド状景品支持爪53、54の景品保持部53a、54a
と同一高さ位置を水平方向に延びている。従って、爪押
し開き板41が前進すると、その台形状先端部分41a
の両端面41c、41dが各カード状景品支持爪53、
54における景品保持部53a、54aの傾斜端面53
b、54bに当たる。爪押し開き板41の前進が継続す
ると、一対のカード状景品支持爪53、54は開き位置
53B、54Bに押し広げられ、景品収納筒51の下端
開口52からカード状景品10Aが落下可能になる。爪
押し開き板41は、その開口41bが下端開口52に直
下に位置する状態で停止する。この結果、景品収納筒5
1の下端開口52から落下したカード状景品10Aは、
爪押し開き板41の開口41bから下方に落下する。
【0028】なお、本例では、爪押し開き板41が後退
する時にも、各爪によってその移動が邪魔されることの
ないように、後端部分も同様な台形状部分が形成されて
いる。
【0029】爪押し開き板41の移動機構42は、水平
に延びる上下一対のガイドレール43、44と、これら
に沿って転動すると共に爪押し開き板41の側部から下
方に垂直に延びる側板41eに取り付けられた上下一対
の車輪45、46および47、48と、側板41eが連
結されているタイミングベルト49と、当該タイミング
ベルト49を駆動する駆動モータ(図示せず)とを備え
ている。
【0030】次に、本例の搬送手段は、景品収納筒51
の下端開口52の直下を水平方向に延びる景品搬送面6
1と、この景品搬送面61に沿ってカード状景品10を
搬送する搬送具62とを備えた構成となっている。本例
の景品搬送面61および搬送具62は、ベルトコンベヤ
63によって構成されている。ベルトコンベヤ63の搬
送ベルト64は、爪押し開き板41の直下を、当該板の
搬送路と同一方向に水平に架け渡されている。また、こ
の搬送ベルト64の表面(景品搬送面61)と景品収納
筒51の下端開口下縁、正確には当該開口直下に位置す
る爪押し開き板41の下面との間隔を、1枚分のカード
状景品10のみが通過可能な寸法に設定してある。さら
に、搬送ベルト64の表面には、1枚のカード状景品1
0が収まる間隔で、景品押し出し用突起65(搬送具6
2)が形成されている。
【0031】次に、図5には本例のカード状景品自動払
出し機1の制御系の概要を示してある。制御系はマイク
ロコンピュータから構成される駆動制御装置70によっ
て制御される。この駆動制御装置70の入力側には次の
各部分からの信号が入力される。すなわち、払出し口2
bまで搬出されたカード状景品10を検出するセンサ7
1、4個の第1ないし第4の景品収納部5(1)ないし
5(4)のカード状景品が無くなったことを検出するた
めの第1ないし第4のカード無センサ81ないし84、
本体ケース2に景品カートリッジ3が装填されたことを
検出するセンサ77、押し開き板41の位置を検出する
センサ81aないし84a、景品押し出し用突起65の
位置を検出するためのセンサ71aならびに、払出し枚
数等を入力するための入力部78である。
【0032】また、駆動制御装置70は、モータドライ
バ73、74を介して、爪押し開き板移動用の駆動モー
タ75およびカード状景品搬送用の駆動モータ76を駆
動制御する。
【0033】このように構成した本例のカード状景品自
動払出し機1の払出し動作を説明する。払出し機本体2
に景品カートリッジ3が装填されると、各部分の初期化
が行われる。爪押し開き板41は図5に示すように、第
1の景品収納部5(1)の手前側の初期位置に位置決め
される。入力部78から払出し枚数が入力されると、モ
ータ75が駆動されて、爪押し開き板41が第1の景品
収納部5(1)の景品収納筒51の下端開口52の直下
まで前進する。前進位置はセンサ81aの出力に基づき
制御される。この結果、この下端開口52を封鎖してい
た一対の支持爪53、54が押し開かれて、当該下端開
口52から爪押し開き板41の開口41bを介して最も
下に位置しているカード状景品10Aが落下する。この
開口41bの直下には搬送ベルト64が位置している。
【0034】この時点においては、搬送ベルト64はモ
ータ76によって駆動されている。従って、搬送ベルト
64に落下したカード状景品10Aは、当該搬送ベルト
64に乗り、そこに形成されている景品押し出し用の突
起65によって本体ケース前方側に向けて水平に搬送さ
れる。搬送ベルト64の前端にはセンサ71が位置して
おき、払出し口2bまで搬送されたカード状景品10の
枚数は、当該センサ出力に基づき駆動制御装置70のカ
ウンタ機構によってカウントされる。指定枚数分だけ搬
送されると、センサ71aの出力等に基づき搬送ベルト
64が停止して、払出し動作が終了する。
【0035】ここで、第1の景品収納部5(1)に収納
されているカード状景品10が無くなったことが、セン
サ81によって検出されると、駆動制御装置70はモー
タ75を駆動して、爪押し開き板41を後段側の第2の
景品収納5(2)に向けて前進させ、その下端開口52
の直下に位置決めする。位置決めは、センサ82aの出
力に基づき制御される。この結果、当該景品収納筒51
の下端の支持爪53、54が押し開かれて、当該景品収
納筒51からカード状景品の払出しが開始される。同様
に、第3、第4および第5の景品収納部からもカード状
景品の払出しが順次に行われる。
【0036】このように、本例のカード状景品払出し機
1では、景品収納部を本体ケース2の前後方向に複数配
列すると共に、各景品収納部の景品収納筒の下端開口を
開閉可能な一対の支持爪により封鎖しておき、前後方向
に移動可能な爪押し開き板によって前段側の景品収納筒
の支持爪を開いて、カード状景品を落下可能にしてい
る。
【0037】支持爪を開閉することにより、カード状景
品を景品収納筒の下端開口から落下させているので、前
後に多数の景品収納筒を配置しても、1枚ずつカード状
景品を前方に搬送して払い出すことが可能になる。よっ
て、カード状景品の収納枚数を多くする事が可能にな
る。
【0038】また、本例では、景品カートリッジ3を本
体ケース2に着脱するようにし、しかも、景品カートリ
ッジ3の蓋を開けると、各景品収納筒の側面開口が露出
した状態になる。よって、景品の補充が、上側開口から
落とし込む場合に比べて、格段に簡単かつ、迅速に行う
ことが可能になる。
【0039】これに加えて、カード状景品の補充は、景
品カートリッジ3のすべてのカード状景品が無くなる前
の時点で行うことが可能である。詳細には、各景品収納
筒のカード状景品が無くなれば、景品カートリッジ3を
本体ケースから抜き出して、カード状景品を補充するこ
とができる。すなわち、各景品収納筒の下端開口は、常
に一対の支持爪によって封鎖されている。従って、1つ
の景品収納筒に収納されているカード状景品が無くなる
毎に、必要に応じて、カード状景品を景品カートリッジ
3に補充できるので、便利である。
【0040】しかしながら、次のように、爪押し開き板
41の移動位置を制御することにより、一つの景品収納
筒内にカード状景品が残っている場合でも、景品カート
リッジ3を引き抜くことが可能になる。
【0041】すなわち、図6(a)に示すように、景品
収納部5(1)の景品収納筒51が景品払出しの途中で
あり、中にカード状景品10が残っている場合について
説明する。この場合、爪押し開き板41を景品収納部5
(1)、5(2)における各景品収納筒51の中間位置
に位置決めする。図6(b)にはこの状態を示してあ
る。
【0042】この状態では、双方の景品収納筒におい
て、支持爪53、54が開かれたままの状態になる。し
かし、爪押し開き板41の開口41bに1枚のカード状
景品10Bが位置しているので、このカード状景品10
Bが双方の景品収納筒51の下端開口の一部を封鎖した
状態となり、これにより、双方の景品収納筒51からカ
ード状景品10C、10aが落下することがない。
【0043】この状態を保持したまま、景品カートリッ
ジ3を矢印方向に引き抜くと、爪押し開き板41に残っ
ているカード状景品10Bがガイドとして機能して、景
品カートリッジ3を引き抜くことができる。
【0044】ここで、爪押し開き板41は、前後に台形
状の部分が形成されており、当該部分により支持爪5
3、54が押し開かれると、直ちに、当該爪押し開き板
41によって搬送されているカード状景品10Bが開か
れた支持爪53、54の間に入り込む。よって、景品収
納筒51からカード状景品10C、10aが落下するこ
とはない。すなわち、図6(c)に示すように、双方の
景品収納筒51の中間に位置しているカード状景品10
Bの前後の端部は、それぞれ、F、Eの長さで双方の景
品収納筒51の下端開口に掛っている。このために、支
持爪53、54が開いてもカード状景品10C、10a
が落下することはない。
【0045】以上により、景品収納部5(1)のカード
状景品が残っている場合でも、景品カートリッジ3を引
き抜き、カード状景品を補充可能である。 (その他の実施例)図7には、上記搬送手段の別の例を
示してある。この図に示す搬送手段は、景品収納筒51
の下端開口52の直下を水平方向に延びる景品搬送面6
1が、左右一対のガイドレール91、92によって規定
されている。また、この景品搬送面61に沿ってカード
状景品10を搬送する搬送具62は、チェーンベルト9
3によって搬送されるプッシャブロック94によって規
定されている。上記の例のように搬送ベルトを用いるこ
となく、かかる構成を採用することも可能である。
【0046】なお、上記の例は理解を容易にするため
に、単一種類のカード状景品を払出すものであるが、実
際には複数種類のカード状景品が利用されている。この
場合には、上記の払出し機1と同一構造のものを横に多
数組み接続すればよい。図8には、4種類のカード状景
品を払出し可能なカード状景品自動払出し機100の構
成を示してある。各ユニット1Aないし1Dは上記の払
出し機1と同一構成であり、収納されているカード状景
品の種類が異なっているのみである。
【0047】
【発明の効果】以上説明いたように、本発明のカード状
景品自動払出し機においては、景品収納筒の下端開口を
開閉可能な景品支持爪によって封鎖し、これらの景品支
持爪を爪押し開き板を水平に移動させることにより押し
開き、開いた下端開口からカード状景品を落下可能にし
ている。従って、本発明によれば、複数の景品収納筒を
本体ケースの前後方向に配置し、前側の景品収納筒から
順次、1枚ずつカード状景品を落下させて前方に搬送し
て払出すことができる。よって、卓上型に適した落下式
のカード状景品自動払出し機におけるカード状景品の収
納枚数を多くすることができる。
【0048】また、本発明では、複数の景品収納筒を備
えた景品カートリッジを構成し、これを本体ケースに着
脱可能に装着するとともに、当該景品カートリッジの蓋
を開けると、各景品収納筒の側面開口が露出するように
構成されている。従って、従来のように各景品収納筒に
対してその上端開口から数枚ずつカード状景品を補充す
る場合とは異なり、側面開口から多数枚のカード状景品
を簡単に景品収納筒に補充できる。よって、景品補充作
業を簡単、かつ効率良く行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカード状景品自動払出し機の
構成を示す説明図、およびそこに装填されている景品カ
ートリッジを示す説明図である。
【図2】図1の景品収納部を、その側面開口部の側から
見た場合の側面図、および反対側から見た場合の側面図
である。
【図3】爪押し開き板およびその移動機構を示す平面構
成図、および側面構成図である。
【図4】爪押し開き板の動作を示すための説明図であ
る。
【図5】図1の払出し機の制御系を説明するための説明
図である。
【図6】図1の払出し機において、景品収納筒にカード
状景品が残っている場合に、景品カートリッジを引き抜
く場合の動作を示す説明図である。
【図7】カード状景品の搬送手段の別の構成例を示す説
明図である。
【図8】本発明によるカード状景品自動払出し機の別の
例を示す構成図である。
【符号の説明】
1、100 カード状景品自動払出し機 2 本体ケース 2b 景品払出し口 3 景品カートリッジ 4 景品払出し機構 41 爪押し開き板 41a 台形状先端部分 41c、41d 端面 5、5(1)ないし5(4) 景品収納部 51 景品収納筒 52 下端開口 53、54 景品支持爪 53A,54A 閉じ位置 53B、54B 開き位置 53a、54a 支持部 55 コイルばね 61 カード状景品の搬送面 62 カード状景品の搬送具 71、77、81ないし84 センサ 70 駆動制御装置
フロントページの続き (72)発明者 下里 昌典 長野県松本市大字和田6532番地5 株式会 社日本ティーエムアイ内 Fターム(参考) 2C088 BB03 BB11 3E046 AA10 BA01 BB06 CA11 CA14 CC04 CC06 CD03 DA01 DA03 EA01 EB01 FA01 GA01 GA02 HA06 3F030 AA04 AB04 CA03 CB01 CB03 CC02 EB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード状景品を上下に積み重ねた状態で
    収納可能な景品収納筒、この景品収納筒の下端開口から
    カード状景品が落下しないように最も下に位置している
    カード状景品の両縁部分を支持している閉じ位置と当該
    カード状景品から外れた開き位置の間を開閉可能な状態
    で前記景品収納筒に取り付けられているカード状景品支
    持爪、および前記カード状景品支持爪を常に前記閉じ位
    置に付勢している付勢手段を備えた景品収納部と、 水平に移動して、前記カード状景品支持爪を前記開き位
    置に押し開くことが可能な爪押し開き手段と、 前記景品収納筒の下端開口から落下するカード状景品を
    一枚ずつ水平方向に搬送する搬送手段とを有することを
    特徴とするカード状景品自動払出し機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記爪押し開き手段は、爪押し開き板と、この爪押し開
    き板を水平方向に前進および後退させる移動機構とを備
    え、前記爪押し開き板は、その前進方向に向けて先細り
    となっている台形状先端部分と、前記景品収納筒の下端
    開口から落下するカード状景品が通過可能な大きさの開
    口とを備えており、 前記カード状景品支持爪は左右一対のカード状景品支持
    爪を備え、各カード状景品支持爪は前記台形状先端部分
    の両端面によって押し広げられる傾斜端面を備えている
    ことを特徴とするカード状景品自動払出し機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記搬送手段は、前記景品収納筒の下端開口の直下を水
    平方向に延びる景品搬送路と、この景品搬送路に沿って
    カード状景品を搬送する搬送具とを備えており、当該景
    品搬送路の表面と前記景品収納筒の下端開口の間隔は、
    1枚分のカード状景品のみが通過可能な寸法に設定され
    ていることを特徴とするカード状景品自動払出し機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記爪押し開き板の移動経路の直下に、当該移動方向に
    沿って前記搬送手段によるカード状景品の搬送路が形成
    されており、 前記爪押し開き板の移動経路の直上に、当該移動経路に
    沿って所定の間隔で、各景品収納筒の下端開口が位置す
    るように、少なくとも第1および第2の前記景品収納部
    が配列されていることを特徴とするカード状景品自動払
    出し機。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 第1および第2の前記景品収納部を保持しているカート
    リッジと、 このカートリッジを着脱可能に収納している装着部とを
    有することを特徴とするカード状景品自動払出し機。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 各景品収納筒の側面には、カード状景品を横方から装填
    可能な開口部が形成されており、前記カートリッジに形
    成されている蓋を開けると、各景品収納筒の開口部が露
    出するようになっていることを特徴とするカード状景品
    自動払出し機。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記カートリッジが装着されているか否かを検出するカ
    ートリッジセンサと、前記第1および第2の景品収納部
    のカード状景品が無くなったことをそれぞれ検出する第
    1および第2のカード無検出手段と、 前記カートリッジセンサ、第1および第2のカード無セ
    ンサの出力に基づき、前記爪押し開き板を、前記第1の
    景品収納部よりも手前側の初期位置、当該第1の景品収
    納部の直下、および前記第2の景品収納部の直下のいず
    れかに移動させる移動制御手段とを有していることを特
    徴とするカード状景品自動払出し機。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記搬送手段によるカード状景品の搬送経路の前端部分
    に形成された景品払出し口と、この景品払出し口に搬送
    されたカード状景品の枚数をカウントするカウンタと、
    払い出されるカード状景品の枚数を入力する入力手段
    と、入力された枚数および前記カウンタによるカウント
    値に基づき、前記搬送手段によるカード状景品の搬送を
    制御する搬送制御手段とを有していることを特徴とする
    カード状景品自動払出し機。
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Cited By (5)

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KR101828827B1 (ko) 2016-12-09 2018-02-13 문병철 카드 인출기
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