JP6845661B2 - 払出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、払出命令に応じてたばこ商品の払い出しを自動的に行う払出装置に関する。
一般的なコンビニエンスストアなどの店舗では、様々な銘柄のたばこ商品がいわゆる什器に銘柄毎に陳列されており、(1)購買者が銘柄を指定するとその銘柄のたばこ商品を店員が什器から選び取るか、又は、(2)購買者が自ら所望の銘柄のたばこ商品を什器から取り出して購買するようになっている。なお、ここでいうたばこ商品とは、喫煙に供される個々の紙巻たばこではなく、後述するように複数本の紙巻たばこを収容している直方体状のパッケージや他のたばこ製品を収容する直方体状のパッケージを意味している。
特許文献1には、所望の銘柄のたばこ商品を自動的に払い出す払出装置が記載されている。この装置は、それぞれたばこ商品を縦積みで収容する複数の収容カラムを備えており、一の収容カラムには同一種類(同一銘柄)のたばこ商品が収容されるようになっている。
更に、特許文献1には、払出装置が自動的にたばこ商品を収容カラムに収容させる点が記載されている。すなわち、店員がたばこ商品を商品挿入凹部に挿入し、たばこ商品の側面のバーコードをバーコードリーダに読み取らせることで、払出装置に搬入するたばこ商品の特定を行わせ、その後、店員がたばこ商品を商品投入口(同文献の商品搬出口)に挿入すると、コンベアが駆動されてたばこ商品が対応する収容カラムの側方に搬送され、アームによりたばこ商品が収容カラムに投入される。
特開2011−207578号公報
しかしながら、本願発明者等の検討によれば、特許文献1の技術では、払出装置によるたばこ商品の自動収容に関し、店員による作業の簡便性などについて、なお改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、収容部に対するたばこ商品の自動収容をより好適に行うことが可能な払出装置を提供するものである。
本発明によれば、複数のたばこ商品を水平方向に整列した状態で収容する複数の収容部と、
前記複数の収容部の各々と、各収容部に収容されるたばこ商品の種類と、を対応付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部の記憶内容を参照し、払出命令と対応する種類のたばこ商品を前記収容部から払い出す払出部と、
複数のたばこ商品を貯留する一次貯留部と、
前記一次貯留部に貯留されているたばこ商品を、種類毎に、対応する前記収容部に搬送する搬送部と、
所定個数のたばこ商品を縦積みで貯留する予備貯留部と、
前記予備貯留部から前記一次貯留部に前記たばこ商品を移載する予備貯留商品移載機構と、
を備える払出装置が提供される。
本発明によれば、一次貯留部に貯留されているたばこ商品を、種類毎に、対応する収容部に搬送することができるため、収容部に対するたばこ商品の自動収容をより好適に行うことができる。
第1実施形態に係る払出装置の内部構造を示す斜視図であり、一次貯留部及び収容部にたばこ商品が収容されていない状態を示す。 第1実施形態に係る払出装置の内部構造を示す斜視図であり、一次貯留部及び収容部にたばこ商品が収容された状態を示す。 第1実施形態に係る払出装置の外観を示す斜視図である。 第1実施形態に係る払出装置の正面断面図であり、図5のA−A線に沿った矢視断面図である。 第1実施形態に係る払出装置の平断面図であり、図4のB−B線に沿った矢視断面図である。 第1実施形態に係る払出装置の側断面図あり、図4のC−C線に沿った矢視断面図である。 第1実施形態に係る払出装置の側断面図あり、図4のD−D線に沿った矢視断面図である。 図8(a)及び図8(b)は、搬送ユニットを移動させる移動機構を説明するための模式図である。 図9(a)、図9(b)及び図9(c)は、一次貯留部の貯留領域から搬送ユニットの搬送台にたばこ商品を移載する一連の動作を示す正面図である。 図10(a)、図10(b)及び図10(c)は、搬送ユニットの搬送台から収容部にたばこ商品を移載する一連の動作を示す正面図である。 図11及び図11(b)は、収容部からたばこ商品を払い出す一連の動作を示す正面図である。 第1実施形態に係る払出装置のブロック図である。 図13(a)及び図13(b)はたばこ商品の斜視図である。 図14(a)、図14(b)及び図14(c)は、第1実施形態の変形例1に係る払出装置の一次貯留部の貯留領域から搬送ユニットの搬送台にたばこ商品を移載する一連の動作を示す正面図である。 図15(a)、図15(b)及び図15(c)は、第1実施形態の変形例2に係る払出装置の一次貯留部の貯留領域から搬送ユニットの搬送台にたばこ商品を移載する一連の動作を示す正面図である。 図16(a)、図16(b)及び図16(c)は、第1実施形態の変形例3に係る払出装置の一次貯留部に設けられた貯留商品送り部によるたばこ商品の一連の送り動作を示す平面図である。 図17(a)、図17(b)及び図17(c)は、第1実施形態の変形例4に係る払出装置の一次貯留部の貯留領域から搬送ユニットの搬送台にたばこ商品を移載する一連の動作を示す正面図である。 図18(a)、図18(b)及び図18(c)は、第1実施形態の変形例5に係る払出装置の一次貯留部の貯留領域から搬送ユニットの搬送台にたばこ商品を移載する一連の動作を示す正面図である。 第1実施形態の変形例5に係る払出装置の第2リールを駆動させる構造の例を示す模式図である。 図20(a)、図20(b)及び図20(c)は、第1実施形態の変形例6に係る払出装置の一次貯留部の貯留領域から搬送ユニットの搬送台にたばこ商品を移載する一連の動作を示す平面図である。 図21(a)、図21(b)及び図21(c)は第1実施形態の変形例7に係る払出装置の搬送部の一次貯留部の貯留領域から搬送ユニットの搬送台にたばこ商品を移載する一連の動作を示す平面図である。 図22(a)及び図22(b)は、第2実施形態に係る払出装置の予備貯留部から一次貯留部の貯留領域にたばこ商品を移載する一連の動作を示す正面図である 第3実施形態に係る払出装置の正面断面図である。 図24(a)及び図24(b)は第3実施形態に係る払出装置の一次貯留部から搬送ユニットの搬送台にたばこ商品を移載する一連の動作を示す右側面図である。 図25(a)、図25(b)、図25(c)及び図25(d)は第4実施形態に係る払出装置の搬送部を説明するための図である。 図26(a)、図26(b)、図26(c)及び図26(d)は第4実施形態に係る払出装置の搬送部の第1保持部から第2保持部にたばこ商品を受け渡す一連の動作を示す右側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1実施形態〕
図1及び図2は第1実施形態に係る払出装置100の内部構造を示す斜視図である。このうち図1は一次貯留部20及び収容部10にたばこ商品40が収容されていない状態を示し、図2は一次貯留部20及び収容部10にたばこ商品が収容(貯留)された状態を示す。
図3は第1実施形態に係る払出装置100の外観を示す斜視図である。
図4は第1実施形態に係る払出装置100の正面断面図である。
本実施形態では、図4の紙面に対して直交する方向すなわち払出装置100の奥行き方向をX方向と称し、上下方向(高さ方向)をY方向と称する。また、図4における左右方向をZ方向と称する。
更に、各構成要素の位置関係の説明を簡単にするために、便宜的に、前後左右の方向を規定して説明する場合がある。すなわち、特に断りが無い場合は、図4における右側を右、左側を左、手前側を前、奥側を後と称する。ただし、各図に示される位置関係について説明する場合もある。
図5は第1実施形態に係る払出装置100の平断面図である。
なお、図4は図5のA−A線に沿った矢視断面図であり、図5は図4のB−B線に沿った矢視断面図である。
図6は第1実施形態に係る払出装置100を右側から視た側断面図(図4のC−C線に沿った矢視断面図)である。
図7は第1実施形態に係る払出装置100を左側から視た側断面図(図4のD−D線に沿った矢視断面図)である。
図8(a)及び図8(b)は、搬送ユニット50を移動させる移動機構を説明するための模式図である。このうち図8(a)は移動機構を左側から視た側面図、図8(b)は図8(a)のB−B線に沿った矢視断面図(平断面図)である。
図9(a)、図9(b)及び図9(c)は、一次貯留部20の貯留領域21から搬送ユニット50の搬送台51にたばこ商品40を移載する一連の動作を示す正面図である。
図10(a)、図10(b)及び図10(c)は、搬送ユニット50の搬送台51から収容部10にたばこ商品40を移載する一連の動作を示す正面図である。
図11及び図11(b)は、収容部10からたばこ商品40を払い出す一連の動作を示す正面図である。
図12は第1実施形態に係る払出装置100のブロック図である。
図13(a)及び図13(b)はたばこ商品40の斜視図である。
なお、本発明に係る各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、一つの構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
図1から図7のいずれかに示すように、本実施形態に係る払出装置100は、複数のたばこ商品40を水平方向に整列した状態で収容する複数の収容部10と、複数の収容部10の各々と各収容部10に収容されるたばこ商品40の種類とを対応付けて記憶する記憶部(例えば、図12に示すRAM80c)と、記憶部の記憶内容を参照して払出命令と対応する種類のたばこ商品40を収容部10から払い出す払出部(例えば、収容部10に設けられたコンベア15)と、複数のたばこ商品40を貯留する一次貯留部20と、一次貯留部20に貯留されているたばこ商品40を種類毎に対応する収容部10に搬送する搬送部(搬送ユニット50)と、を備える。
本実施形態の場合、収容部10に収容されているたばこ商品40は、払出部による払い出しが可能であるが、一次貯留部20に貯留されているたばこ商品40は、払出部により払い出されない。
詳細は後述するように、店員などのオペレータが一次貯留部20にたばこ商品40を投入(補充)すると、搬送部がたばこ商品40を種類毎に対応する収容部10に搬送するようになっている。収容部10にたばこ商品40を補充するためにオペレータに要求される主な作業は、必要なたばこ商品40を一次貯留部20に投入することであり、その後は、払出装置100が自動的にたばこ商品40を種類毎に所定の収容部10に整列させ、これらたばこ商品40を販売に供することができるようになる。
ここで、複数の収容部10の各々と各収容部10に収容されるたばこ商品40の種類とを対応付けて記憶することには、(A)各収容部10と、そこに収容されるたばこ商品40の種類と、を直接的に対応付けて記憶することに限らず、(B)各収容部10と、そこに収容されるたばこ商品40の種類と、を間接的に対応付けて記憶することとが含まれる。要は、たばこ商品40の種類に応じて、対応する1つ又は複数の収容部10が定まるようになっていればよい。
(A)の場合、例えば、1番から10番までの10個の収容部10が存在するときに、記憶部は、各収容部10の番号(収容部番号)と、たばこ商品40の銘柄情報とを直接対応付けて記憶する。銘柄情報と収容部番号とが1対1で対応付けられても良いし、一の銘柄情報が複数の収容部番号と対応付けられても良い。
(B)の場合、例えば、収容部番号と、たばこ商品40の銘柄ごとに割り当て可能な商品番号とを用いて、各収容部10とそこに収容されるたばこ商品40の種類とを間接的に対応付ける。すなわち、1番から10番までの10個の収容部10が存在しているとともに、商品番号が1番から10番まで存在する場合に、記憶部は、各収容部番号と各商品番号とを対応付けて記憶するとともに、各商品番号と各銘柄情報とを対応付けて記憶する。これにより、各収容部番号と各銘柄情報とが、対応する商品番号を介して間接的に対応付けられている。このとき、各収容部番号と各商品番号とを対応付けて記憶する記憶手段と、各商品番号と各銘柄情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、が異なる複数の記憶装置によって実現されてもよい。そして、これら複数の記憶装置は、ともに後述の筐体30に収容されていてもよく、または少なくとも一つが筐体30の外部に配置されていてもよい。例えば、各収容部番号と各商品番号とを対応付けて記憶する記憶装置は筐体30の内部に配置され、各商品番号と各銘柄情報とを対応付けて記憶する記憶装置は筐体30の外部(例えば後述する払出命令取得部90を実現する操作タブレットなどの操作端末の内部)に配置されていてもよい。
なお、収容部番号と商品番号とが1対1で対応付けられても良いし、一の商品番号が複数の収容部番号と対応付けられても良い。また、商品番号と銘柄情報とが1対1で対応付けられても良いし、一の銘柄情報が複数の商品番号と対応付けられても良い。
また、ここでは、(B)の場合の例として、収容部番号と銘柄情報とを仲介する情報が商品番号だけである例、すなわち、収容部番号と銘柄情報とが他の1つの情報を介して間接的に対応付けられている例を説明したが、収容部番号と銘柄情報とが他の2つ以上の情報を介して間接的に対応付けられていても良い。
ここで、たばこ商品40は、喫煙に供される個々の紙巻たばこではなく、複数本の紙巻たばこを収容している直方体状のパッケージや、紙巻たばこ以外の他のたばこ製品を収容する直方体状のパッケージを意味している。他のたばこ製品としては、嗅ぎたばこ、パイプたばこのほか、それら他のたばこ製品に用いられる吸引具等の関連物品を挙げることができる。
図13(a)及び図13(b)に示すように、たばこ商品40は、長方形状の第1主面42と、第1主面42に対して平行に対向している長方形状の第2主面43と、それぞれ長方形状の第1側面44、第2側面45(図2)、第1端面46及び第2端面47と、を有している。
第1側面44は、第1主面42の一方の長辺と第2主面43の一方の長辺とに沿って配置されているとともに、第1主面42及び第2主面43に対して直交している。
第2側面45は、第1主面42の他方の長辺と第2主面43の他方の長辺とに沿って配置されているとともに、第1主面42及び第2主面43に対して直交しており、第1側面44に対して平行に対向している。
第1端面46は、第1主面42の一方の短辺と第2主面43の一方の短辺とに沿って配置されているとともに、第1主面42、第2主面43、第1側面44及び第2側面45に対して直交している。
第2端面47は、第1主面42の他方の短辺と第2主面43の他方の短辺とに沿って配置されているとともに、第1主面42、第2主面43、第1側面44及び第2側面45に対して直交しており、第1端面46に対して平行に対向している。
払出装置100は、たばこ商品40からたばこ商品40の種類毎に異なる識別情報を読み取る読取部83(図4)と、読取部83によって読み取られた識別情報に基づいてたばこ商品40と対応する収容部10を判定する判定部(例えば制御部80)と、を備えている。そして、搬送部(搬送ユニット50)は、判定部によって判定された収容部10にたばこ商品40を搬送する。
識別情報とは、たばこ商品40の種類毎(つまり銘柄毎)に固有の情報であり、識別情報に基づいてたばこ商品40の種類(銘柄)を特定することができる。本実施形態の場合、識別情報は、たばこ商品40のパッケージの外面に付されているバーコード41である。バーコード41は、例えば、第1側面44に付されている。
一次貯留部20は、複数のたばこ商品40を水平方向に整列した状態で貯留する複数の貯留領域21を有する。
各貯留領域21は、水平方向における第1方向(左右方向)に延在しており、互いに並列に配置されている。
これら貯留領域21は、上下に並んで配置されている。払出装置100が備える貯留領域21の数は特に限定されないが、払出装置100は、例えば、30段の貯留領域21を備えている。
なお、店員などのオペレータによって1つの貯留領域21に対して一度に投入されるたばこ商品40の種類は、1種類であるものとする。一度に複数種類のたばこ商品40を一次貯留部20に投入する場合には、銘柄毎に別の貯留領域21に投入する作業が行われる。
貯留領域21におけるたばこ商品40の姿勢は特に限定されないが、本実施形態の場合、例えば、図2に示すように、第2側面45が手前側(したがって第1側面44が奥側)、第1主面42が上側(したがって第2主面43が下側)、第1端面46が右側(したがって第2端面47が左側)となる姿勢でたばこ商品40が配置されるものとする。
つまり、各たばこ商品40は、長手方向が左右方向に延在する姿勢で貯留領域21に貯留される。
各貯留領域21に貯留可能なたばこ商品40の個数は特に限定されないが、例えば、10個以上であることが好ましく、10個よりも多い数(例えば12個以上)であることが更に好ましい。本実施形態の場合、いわゆるロングサイズのたばこ商品40であれば、各貯留領域21に15個ずつ貯留可能となっている。
したがって、例えば、一次貯留部20にはロングサイズのたばこ商品40を最大で15×30=450個貯留可能となっている。
貯留領域21において、隣り合うたばこ商品40は、互いの第1端面46と第2端面47とが接する状態で配置される。
図1等に示すように、貯留領域21は、たばこ商品40を支持する水平な底面22と、たばこ商品40の後方移動を規制する鉛直な背面23と、を備えている。底面22の前縁には、例えば、手前側へのたばこ商品40の落下を規制するガードレール24が設けられている。たばこ商品40が貯留領域21において移動する際には、たばこ商品40は、底面22、背面23及びガードレール24に沿って移動する。
各貯留領域21には、前面側からたばこ商品40を投入できるようになっている。上から2段目以降の貯留領域21に対しても前面側からたばこ商品40を投入できるように、各貯留領域21のガードレール24と、当該貯留領域21の1つ上の段の貯留領域21の底面22とは、たばこ商品40の厚み(第1主面42と第2主面43との対向間隔)以上離間している。なお、貯留領域21には、当該貯留領域21の一端部21a又は他端部からたばこ商品40を投入することも可能である。
本実施形態の場合、払出装置100は、貯留領域21に投入されたたばこ商品40が当該貯留領域21の一端部21aから搬送部(搬送ユニット50)に受け渡されるように構成されている。
本実施形態の場合、一端部21aは貯留領域21の右端部である。
本実施形態の場合、各貯留領域21には、図9(a)に示すように、貯留領域21に貯留されているたばこ商品40を一方向(図9(a)における右方)に搬送するコンベア25が設けられており、コンベア25の上面が底面22を構成している。
そして、コンベア25によって一端部21aに搬送されたたばこ商品40が、搬送ユニット50の搬送台51上に受け渡されるようになっている。
このように、払出装置100は、貯留領域21のたばこ商品40を当該貯留領域21の一端部21aに向けて搬送する貯留商品送り部(コンベア25)を有する。
また、貯留領域21には、コンベア25の駆動源である貯留部コンベアモータ82(図12)が設けられている。
図4に示すように、各貯留領域21の一端部21aにはたばこ商品40のバーコード41を読み取る読取部83が設けられている。読取部83は、光学的にバーコード41を読み取るものであり、背面23の前面側に露出している。
各貯留領域21の一端部21aに読取部83が設けられているため、貯留領域21に投入されたたばこ商品40が貯留領域21から搬送ユニット50に受け渡されるまでの間に該たばこ商品40から読取部83によってバーコード41を読み取ることができるようになっている。
なお、払出装置100は、貯留領域21に投入されたすべてのたばこ商品40からバーコード41を読み取るように構成されていても良いが、オペレータによって1つの貯留領域21に対して1種類のたばこ商品40が投入されることが前提のため、1つの貯留領域21から収容部10にたばこ商品40を搬送する一連の動作の開始時に、1つのたばこ商品40からのみバーコード41を読み取るようにしてもよい。
ただし、本発明は、この例に限らず、1つの貯留領域21に複数種類のたばこ商品40が投入されてもよく、この場合、貯留領域21に投入されたすべてのたばこ商品40からそれぞれバーコード41を読み取って、各たばこ商品40を、それぞれ対応する収容部10に搬送する。
払出装置100は、それぞれ水平方向における第1方向に延在していて、水平方向において第1方向に対して直交する第2方向及び上下方向に並ぶアレイ状に配列された複数の収容部10を備えている。
本実施形態の場合、これら収容部10の各々は左右方向(第1方向)に延在しており、互いに並列に配置されている。これら収容部10は、奥行き方向(第2方向)及び上下方向に並ぶアレイ状に配列されている。
ここで、上下方向とは、典型的には鉛直方向であり、アレイ状の配列は、直交格子状の配列である。ただし、本発明は、この例に限らず、上下方向とは、鉛直方向に対して傾斜した方向であってもよい。そして、アレイ状の配列には、直交格子状の配列に限らず、千鳥格子状の配列などが含まれる。
また、搬送部(搬送ユニット50)は、たばこ商品40を第2方向(奥行き方向)に搬送する機能と、たばこ商品40を上下方向に搬送する機能と、を有する。
各収容部10におけるたばこ商品40の姿勢(向き)は特に限定されないが、本実施形態の場合、例えば、貯留領域21における姿勢(向き)と同じ姿勢でたばこ商品40が配置されるようになっている。
また、収容部10においても、隣り合うたばこ商品40は、互いの第1端面46と第2端面47とが接する状態で配置される。
払出装置100が備える収容部10の数は特に限定されないが、本実施形態の場合、例えば、図2に示すように、収容部10は奥行き方向に7列配置されているとともに、上下に30段配置されている。したがって、払出装置100は、合計で7×30=210個の収容部10を備えている。
各収容部10には、同一種類のたばこ商品40が収容されるものとする。よって、本実施形態の場合、最大で210種類のたばこ商品40を払出装置100に収容可能である。
ただし、売れ行きが良好な種類のたばこ商品40については、複数の収容部10が割り当てられるようになっていてもよい。
記憶部であるRAM80cには、各収容部10と対応するたばこ商品40の種類が記憶される。
各収容部10に収容可能なたばこ商品40の個数は特に限定されないが、例えば、10個以上であることが好ましく、10個よりも多い数(例えば12個以上)であることが更に好ましい。本実施形態の場合、いわゆるロングサイズのたばこ商品40であれば、各収容部10に15個ずつ収容可能となっている。
したがって、例えば、払出装置100の複数の収容部10にはロングサイズのたばこ商品40を最大で15×210=3150個収容可能となっている。
図2に示すように、上下に積み重ねられた複数の貯留領域21を含んで構成される一次貯留部20の奥に、複数の収容部10が配置されている。
ここで、払出装置100は、複数の収容部10及び一次貯留部20を収容する筐体30を備えている。
筐体30の形状は特に限定されないが、例えば、直方体形状に形成されている。
筐体30は、水平に配置された底板部31と、底板部31の上方に配置されていて底板部31と平行に対向している天板部32と、底板部31の前側の縁辺から起立している前面壁部33(図5)と、底板部31の後側の縁辺から起立していて前面壁部33と平行に対向している背面壁部34(図5)と、底板部31の右側の縁辺から起立している右側壁部36(図5)と、底板部31の左側の縁辺から起立していて右側壁部36と平行に対向している左側壁部35(図5)と、を備えて構成されている。
例えば、前面壁部33の左端部における下端部には、たばこ商品40を筐体30の内部から外部に取り出すための取出開口38(図7)が形成されている。
取出開口38の外側には、取出開口38を介して外部に取り出されたたばこ商品40を受け容れる取出皿37(図5、図7)が設けられている。
払出装置100は、更に、収容部10から払い出されたたばこ商品40を筐体30の外部に搬出する搬出部(例えば、搬出コンベア60)を備えている。
図7に示すように、搬出コンベア60は、底板部31の上面に沿って前後に延在しており、筐体30の内部から、取出開口38を通して、取出皿37の内部に亘って配置されている。
搬出コンベア60は、当該搬出コンベア60の駆動源である搬出コンベアモータ93(図12)を備えている。
店員は、搬出コンベア60によって取出皿37に搬出されたたばこ商品40を取出皿37から取り出して販売することができる。
ここで、払出装置100は、コンビニエンスストア或いはその他の店舗に設置されて用いられる。通常時は、筐体30の内部の収容部10及び一次貯留部20に収容(貯留)されているたばこ商品40には、店員及び来店客がアクセスできないようになっている。
一次貯留部20へのたばこ商品40の補充は、オペレータ(典型的には店員)が手動で行うようになっている。筐体30のいずれかの部位は、開閉可能な開閉部(開閉蓋又は開閉扉)となっており、開閉部を開くことによって、筐体30の内部空間が外部に開放し、一次貯留部20にたばこ商品40を補充可能な状態となるようになっている。
本実施形態の場合、例えば、前面壁部33の一部分又は全体が開閉扉となっている。
なお、開閉部には図示しない錠が設けられていて、施錠状態では開閉部が開放不能に維持されるようになっていることも好ましい。
払出装置100は、底板部31上に水平に配置された平板状の支持基台39を備えている。
支持基台39上に一次貯留部20と複数の収容部10とが配置されている。
なお、支持基台39の厚み(上下寸法)は、搬送ユニット50の後述する搬送台51の厚み(上下寸法)よりも大きい。これにより、最下段の貯留領域21から搬送台51へのたばこ商品40の移載と、搬送台51から最下段の収容部10へのたばこ商品40の移載と、を好適に行うことができるようになっている。
上述のように、搬送部である搬送ユニット50は、たばこ商品40を奥行き方向(第2方向)に搬送する機能と、たばこ商品40を上下方向に搬送する機能と、を有する。
本実施形態の場合、搬送ユニット50(搬送部)は、たばこ商品40を保持して第2方向及び上下方向に移動する搬送台51(保持部)を有する。
搬送台51は、後述する移動機構によって支持されている。搬送台51は、例えば平盤状に形成されており、水平に配置されている。搬送台51は、その上面でたばこ商品40を保持(支持)して該たばこ商品40を第2方向(X方向)及び上下方向(Y方向)に搬送する。
ここで、搬送ユニット50をX方向及びY方向に移動させる移動機構は、例えば、以下に説明するように構成されている。
図8(a)又は図8(b)に示すように、移動機構は、第1ボールネジ71と、第1回転部72と、一対の第1移動ブロック73と、一対の第1ガイドレール74と、第2ボールネジ75と、第2回転部76と、一対の第2移動ブロック77と、一対の第2ガイドレール78と、を備えている。
一対の第1ガイドレール74のうち、一方の第1ガイドレール74は、例えば、前面壁部33の内面に固定されており、Y方向(上下方向)に延在している。また、他方の第1ガイドレール74は、例えば、背面壁部34の内面に固定されており、Y方向(上下方向)に延在している。一対の第1ガイドレール74は、左右方向(Z方向)においては、互いに同じ位置に配置されている。
一方の第1ガイドレール74には、一方の第1移動ブロック73が設けられており、該第1移動ブロック73は該第1ガイドレール74の長手方向に沿ってスライド可能となっている。
同様に、他方の第1ガイドレール74には、他方の第1移動ブロック73が設けられており、該第1移動ブロック73は該第1ガイドレール74の長手方向に沿ってスライド可能となっている。
第1ボールネジ71は、X方向に延在しており、搬送ユニット50の搬送台51をX方向に貫通している。第1ボールネジ71の前端は、一方の第1移動ブロック73に固定されており、第1ボールネジ71の後端は、他方の第1移動ブロック73に固定されている。これにより、第1ボールネジ71は一対の第1移動ブロック73間に水平に架設されている。
また、第1回転部72は第1ボールネジ71と螺合している。第1回転部72は、搬送台51によって保持されており、X方向に延在する回転軸周りに搬送台51に対して回転可能となっている。
一対の第2ガイドレール78のうち、一方の第2ガイドレール78は、例えば、底板部31の上面に固定されており、X方向に延在している。また、他方の第2ガイドレール78は、例えば、天板部32の下面に固定されており、X方向に延在している。一対の第2ガイドレール78は、左右方向(Z方向)においては、互いに同じ位置に配置されている。
一方の第2ガイドレール78には、一方の第2移動ブロック77が設けられており、該第2移動ブロック77は該第2ガイドレール78の長手方向に沿ってスライド可能となっている。
同様に、他方の第2ガイドレール78には、他方の第2移動ブロック77が設けられており、該第2移動ブロック77は該第2ガイドレール78の長手方向に沿ってスライド可能となっている。
第2ボールネジ75は、Y方向に延在(鉛直に延在)しており、搬送台51をY方向に貫通している。第2ボールネジ75の下端は、一方の第2移動ブロック77に固定されており、第2ボールネジ75の上端は、他方の第2移動ブロック77に固定されている。これにより、第2ボールネジ75は一対の第2移動ブロック77間に鉛直に架設されている。
また、第2回転部76は第2ボールネジ75と螺合している。第2回転部76は、搬送台51によって保持されており、Y方向に延在する回転軸周りに搬送台51に対して回転可能となっている。
なお、一対の第1ガイドレール74と、一対の第2ガイドレール78とは、左右方向において互いに異なる位置に配置されており、例えば、第2ガイドレール78が第1ガイドレール74よりも右に配置されている。
より詳細には、第2回転部76と第1ボールネジ71とが干渉しないように、第2回転部76が第1ボールネジ71よりも右(図8(b)において上)に配置されている(図8(b))。
更に、移動機構は、第1回転部72を一方向及び逆方向に回転させることが可能なX駆動モータ87(図12)と、X駆動モータ87の回転を第1回転部72に伝達する伝達機構と、第2回転部76を一方向及び逆方向に回転させることが可能なY駆動モータ88(図12)と、Y駆動モータ88の回転を第2回転部76に伝達する伝達機構と、を備えている。
X駆動モータ87のモータ軸が一方向に回転することによって、第1回転部72が搬送台51に対して相対的に一方向に回転する。これにより、第1回転部72が第1ボールネジ71に対して一方向(例えば前方)に螺進することで、搬送ユニット50が前方に移動する。
また、X駆動モータ87のモータ軸が逆方向に回転することによって、第1回転部72が搬送台51に対して相対的に逆方向に回転する。これにより、第1回転部72が第1ボールネジ71に対して逆方向(例えば後方)に螺進することで、搬送ユニット50が後方に移動する。
Y駆動モータ88のモータ軸が一方向に回転することによって、第2回転部76が搬送台51に対して相対的に一方向に回転する。これにより、第2回転部76が第2ボールネジ75に対して一方向(例えば上方向)に螺進することで、搬送ユニット50が上昇するようになっている。
また、Y駆動モータ88のモータ軸が逆方向に回転することによって、第2回転部76が搬送台51に対して相対的に逆方向に回転する。これにより、第2回転部76が第2ボールネジ75に対して逆方向(例えば下方向)に螺進することで、搬送ユニット50が下降するようになっている。
搬送ユニット50の移動方向が斜め方向の場合(移動前の位置と移動後の位置とを結ぶ直線が傾斜している場合)、X駆動モータ87の回転とY駆動モータ88の回転とは順次に行うようにしてもよいが、並行して行うことにより、搬送ユニット50を最短パスで移動させることが可能となり、搬送ユニット50の移動時間を短縮することができる。
図9(a)〜図9(c)に示すように、搬送台51の上面には、貯留領域21の一端部21aからたばこ商品40を当該搬送台51上に引き込む(右方に引き込む)ローラ52が設けられている。搬送台51の内部には、ローラ52を回転させる搬送台ローラモータ84(図12)が設けられている。
すなわち、搬送部(搬送ユニット50)は、一次貯留部20からたばこ商品40を引き込む引き込み機構(ローラ52、搬送台ローラモータ84)を有する。
払出装置100は、収容部10の一端部10aに投入されたたばこ商品40が当該収容部10の他端部10bから払い出されるように構成されている。
本実施形態の場合、一端部10aは収容部10の右端部であり、他端部10bは収容部10の左端部である。
そして、搬送部(搬送ユニット50)は、たばこ商品40を対応する収容部10の一端部10aに移載する機能を有する。つまり、搬送部は、収容部10にたばこ商品40が整列している場合、これらたばこ商品40の最後尾にたばこ商品40を投入する機能を有する。
これにより、各収容部10において、たばこ商品40のFIFO(First In、First Out)を好適に実現することができる。
より詳細には、例えば、図10(a)〜図10(c)に示すように、搬送台51には、搬送台51上のたばこ商品40を左方に押し込むことによって、該たばこ商品40を搬送台51上から収容部10の一端部10aに移載するための押込部54が設けられている。
押込部54は、例えば、搬送台51の右端部において支持部53によって支持されており、プッシャモータ86(図12)の駆動によって、支持部53に対して相対的に左方に移動する動作(図10(a)の状態から図10(b)の状態への動作)と、支持部53に対して相対的に右方に移動する動作(図10(b)の状態から図10(c)の状態への動作)と、が可能となっている。
押込部54の形状は特に限定されないが、例えば、図8(b)に示すように、左右(図8(b)において上下)に長尺な棒状部と、棒状部の先端(左端;図8(b)において下端)に設けられていて前後(図8(b)において左右)に長尺な幅広部と、を有する形状とすることが挙げられる。押込部54がこのような形状であることにより、押込部54が支持部53に対して相対的に左方に移動する際に、たばこ商品40を押込部54の幅広部によって安定的に収容部10の一端部10aに向けて押し込むことができる。
また、押込部54の先端(例えば、幅広部の左側面)には、例えば、一次貯留部20の貯留領域21から搬送台51上に正常にたばこ商品40が移載されたことを検出する検出センサ85が設けられている。
検出センサ85によってたばこ商品40が検出された場合に、貯留領域21のコンベア25によるたばこ商品40の搬送と、搬送台51のローラ52によるたばこ商品40の搬送と、が停止されるようになっている。
図11(a)及び図11(b)に示すように、各収容部10には、収容部10に収容されているたばこ商品40を一方向(左方向)に搬送するコンベア15が設けられており、コンベア15の上面が収容部10の底面12を構成している。
そして、コンベア15によって他端部10bに搬送されたたばこ商品40が、他端部10bから落下することで、たばこ商品40が収容部10から払い出されるようになっている。
このように、払出装置100は、収容部10のたばこ商品40を当該収容部10の一端部10aから他端部10bに向けて搬送する送り部(コンベア15)を有する。
また、収容部10には、コンベア15の駆動源である収容部コンベアモータ91(図12)が設けられている。
ここで、各収容部10は、側面視において、矩形枠状に形成されており、それぞれ底面12、背面、前面及び天面を有している。
したがって、各収容部10の集合体は、側面視において格子状となっている。
各収容部10は、一端部10aと他端部10bとにおいてそれぞれ開口している。
ここで、上記の搬出コンベア60は、各収容部10の他端部10bから落下したたばこ商品40を捕捉できる位置に配置されている。
更に、払出装置100は、収容部10からたばこ商品40が落下したこと(払い出されたこと)を検出する払出検出センサ92(図12)を備えている。
払出検出センサ92は、例えば、発光部と受光部とを有する光学式センサであって、発光部と受光部との一方が前面壁部33の内面に、他方が背面壁部34の内面に設けられている。払出検出センサ92は、各段の収容部10毎に設けられており、対応する段の収容部10からたばこ商品40が落下したことを検出する。
払出検出センサ92によってたばこ商品40が検出された場合に、収容部10のコンベア15によるたばこ商品40の搬送が停止されるとともに、搬出コンベア60の動作が開始されるようになっている。
このため、たばこ商品40の長手寸法に対応する距離だけコンベア15がたばこ商品40を搬送することにより、収容部10から1個のたばこ商品40が落下し、コンベア15が停止される。
なお、1つの収容部10から一度に複数個のたばこ商品40を払い出す場合は、払い出すべきたばこ商品40の個数に応じた距離だけコンベア15を駆動させる。
また、搬出コンベア60の動作は、搬出コンベア60上のたばこ商品40を取出皿37に搬出するのに要する所定時間の経過後に停止するようになっても良いし、取出皿37に設けられたセンサによって、たばこ商品40が取出皿37に搬出されたことが検出されることによって停止するようになっていても良い。
図12に示すように、払出装置100は、当該払出装置100の各部の動作を統括的に制御する制御部80を備えている。
すなわち、制御部80は、貯留部コンベアモータ82、読取部83、搬送台ローラモータ84、プッシャモータ86、X駆動モータ87、Y駆動モータ88、収容部コンベアモータ91及び搬出コンベアモータ93の動作を制御する。
制御部80は、制御用プログラムを記憶保持しているROM80bと、この制御用プログラムに従って制御動作を実行するCPU80aと、CPU80aの作業領域などとして機能するRAM80cと、を備えて構成されている。
制御部80には、読取部83により読み取られた識別情報が入力されるようになっている。
CPU80aは、読取部83によって読み取られた識別情報に基づき、たばこ商品40と対応する収容部10を判定する。
更に、払出装置100は、払出命令取得部90を備えている。
払出命令取得部90は、例えば、筐体30の外面に設けられた操作部、又は、筐体30とは離間する位置に設けられる操作タブレットなどである。
払出命令取得部90に対して、店員またはたばこ商品40の購買者が所定の操作を行うことにより、購買者が購買するたばこ商品40の銘柄の指定が可能となっている。
なお、払出命令取得部90に対する操作により、各種のたばこ商品40の銘柄を、例えば、50音検索、ブランド名検索、タール値検索、ニコチン値検索等の各種の検索方法により検索し、指定できるようになっている。或いは、購買者の個人認証情報(声紋認証、静脈認証又は記録媒体の読み取り等により認証される情報)によって購買者を特定し、前回購買した銘柄を検索するようにしてもよい。
ここで、払出命令取得部90に対する操作により、購買者が購買するたばこ商品40の銘柄が指定されることを、払出命令取得部90が払出命令を取得する、と称する。払出命令取得部90が取得した払出命令は、払出命令取得部90から制御部80に通知される。
更に、払出装置100は、筐体30の開閉扉が閉じているか否かを検出する扉スイッチ81を備えている。すなわち、扉スイッチ81は、開閉扉が閉じている場合にその旨を検出するか、又は、開閉扉が開いている場合にその旨を検出するようになっている。
制御部80には、扉スイッチ81による検出結果が随時入力されるようになっており、制御部80は、開閉扉が閉じているか否かを常時監視している。
その他、制御部80には、検出センサ85による検出結果、及び、払出検出センサ92による検出結果が随時入力されるようになっている。
次に、動作を説明する。
先ず、収容部10からのたばこ商品40の払い出し動作を説明する。
払出命令取得部90から制御部80に払出命令が入力されると、制御部80は、RAM80cの記憶内容を参照することによって、払出命令と対応する種類(銘柄)のたばこ商品40がいずれかの収容部10に収容されているか否かを判定する。
収容されている場合、図11(b)に示すように、制御部80は、払出命令と対応する種類のたばこ商品40を収容している収容部10のコンベア15を駆動(当該コンベア15と対応する収容部コンベアモータ91を駆動)させることによって、当該収容部10からのたばこ商品40の払い出しを行わせる。
更に、制御部80は、払出検出センサ92によりたばこ商品40が検出されることに基づき、搬出コンベア60を駆動(搬出コンベアモータ93を駆動)させることによって、収容部10から払い出されたたばこ商品40を取出皿37に搬出させる。
よって、店員は、たばこ商品40を取出皿37から取り出して販売することができる。
なお、払出命令と対応する種類(銘柄)のたばこ商品40が収容部10に収容されていない場合は、払出命令と対応するたばこ商品40を払い出すことができない。この場合、制御部80は、図示しない報知手段を用いて、たばこ商品40の払い出しができない旨の報知を行ってもよい。
ここで、制御部80は、たばこ商品40の種類毎に、払出装置100における残個数をカウントしている。すなわち、制御部80は、各銘柄毎に収容部10における残個数をRAM80cに随時記憶させるようになっており、収容部10から1個のたばこ商品40が払い出される度に、当該収容部10と対応する種類のたばこ商品40の残個数を1つ減算する処理を行う。
また、各銘柄毎に、払出装置100への補充が必要となる残個数(以下、補充閾値)が設定されていてもよい。すなわち、RAM80cには、各銘柄毎の補充閾値が記憶されている。
そして、制御部80は、RAM80cに記憶されている補充閾値と残個数とに基づいて、払出装置100における残個数が補充閾値に近い(補充閾値と残個数との差分が小さい)銘柄、又は、収容部10における残個数が補充閾値を下回る銘柄について、オペレータによる一次貯留部20への補充を促す報知を行うようになっている。
この報知は、例えば、筐体30の前面壁部33の前面に設けられた液晶表示装置などの表示部やスピーカ(発音部)にて行うことができる。
オペレータによるたばこ商品40の補充は、筐体30の開閉扉を開けて、一次貯留部20の貯留領域21にたばこ商品40を上述した姿勢(向き)となるよう手作業で配置し、その後、開閉扉を閉じることによって行うことができる。
ここで、一の貯留領域21には同一種類のたばこ商品40を配置する。上述のように、本実施形態の場合、払出装置100は30個の貯留領域21を有しているため、払出装置100には一度に最大で30種類のたばこ商品40を補充することが可能である。また、各貯留領域21に対するたばこ商品40の補充は、例えば、カートン単位で(例えば10個ずつ)行うことができる。
開閉扉が閉じられると、その旨が扉スイッチ81によって検出されるので、制御部80はその旨を認識することができる。
すると、引き続き、各貯留領域21のたばこ商品40を順番に収容部10に搬送して収容部10に収容させる動作が行われる。一例として、上下に配置されている30段の貯留領域21のうち、一番上の貯留領域21のたばこ商品40から順に、収容部10に搬送する動作が行われる。
先ず、一番上の貯留領域21のたばこ商品40を収容部10に搬送する動作について説明する。
先ず、制御部80は、移動機構のX駆動モータ87及びY駆動モータ88を制御することにより、一番上の貯留領域21の一端部21aの右側近傍の位置に搬送ユニット50を移動させる。図9(a)はその移動後の状態を示す。
次に、図9(b)に示すように、制御部80は、貯留領域21のコンベア25を駆動(貯留部コンベアモータ82を駆動)させるとともに、搬送台51のローラ52を駆動(搬送台ローラモータ84を駆動)させる。これにより、貯留領域21のたばこ商品40が一端部21aに向けて搬送される。たばこ商品40が一端部21aに設けられた読取部83の前を通過する際に、該読取部83によってたばこ商品40のバーコード41が読み取られる。制御部80は、読取部83によって読み取られたバーコード41をRAM80cに記憶させる。ここで、バーコード41をRAM80cに記憶させるとは、バーコード41を読取部83で読み取ることによって得られた情報を記憶することであり、必ずしもバーコード41そのものを記憶することには限らない。
また、貯留領域21の一端部21aから右方に突出したたばこ商品40は、ローラ52によって搬送台51上に引き込まれる。
図9(c)に示すように、搬送台51上に引き込まれたたばこ商品40が検出センサ85に接触することにより、制御部80は、たばこ商品40が搬送台51上に正常に移載されたことを認識し、ローラ52の駆動(搬送台ローラモータ84の駆動)及びコンベア25の駆動(貯留部コンベアモータ82の駆動)を停止させる。なお、ローラ52によるたばこ商品40の搬送速度は、コンベア25によるたばこ商品40の搬送速度よりも十分に速く、次のたばこ商品40が一端部21aから突出するよりも前に、たばこ商品40が検出センサ85に接触するようになっている。
次に、制御部80は、移動機構のX駆動モータ87及びY駆動モータ88を制御することにより、たばこ商品40から読み取られたバーコード41と対応する種類のたばこ商品40を収容する収容部10の一端部10aの右側近傍の位置に搬送ユニット50を移動させる。図10(a)はその移動後の状態を示す。
次に、図10(b)に示すように、制御部80は、プッシャモータ86を駆動させることにより、押込部54によって搬送台51上のたばこ商品40を収容部10の一端部10a上に押し込ませる。
次に、図10(c)に示すように、制御部80は、プッシャモータ86を逆方向に駆動させることにより、押込部54を元の位置に復帰させる。
その後は、図9(a)、図9(b)、9(c)、図10(a)、図10(b)及び図10(c)を用いて説明した動作を必要回数繰り返すことによって、必要数のたばこ商品40を1個ずつ貯留領域21から収容部10に搬送する。
その結果、例えば、図11(a)に示すように、収容部10に最大数(例えば15個)のたばこ商品40を補充することができる。
ここで、上述のように、制御部80は、たばこ商品40の種類毎に、払出装置100における残個数をカウントしている。したがって、制御部80は、一次貯留部20から1個のたばこ商品40が収容部10に搬送される度に、当該収容部10と対応する種類のたばこ商品40の残個数を1つ加算する処理を行う。
続いて、上から2番目以降の貯留領域21のたばこ商品40についても、同様に、当該たばこ商品40と対応する収容部10に搬送する動作を行う。
これにより、一次貯留部20のたばこ商品40をそれぞれ対応する収容部10に搬送することができる。
以上のような第1実施形態によれば、払出装置100は、複数のたばこ商品40を水平方向に整列した状態で収容する複数の収容部10と、複数の収容部10の各々と各収容部10に収容されるたばこ商品40の種類とを対応付けて記憶する記憶部(RAM80c)と、記憶部の記憶内容を参照して払出命令と対応する種類のたばこ商品40を収容部10から払い出す払出部(例えばコンベア15及び搬出コンベア60)と、複数のたばこ商品40を貯留する一次貯留部20と、一次貯留部20に貯留されているたばこ商品40を種類毎に対応する収容部10に搬送する搬送部(搬送ユニット50)と、を備えている。
よって、オペレータがたばこ商品40を一次貯留部20に投入するだけで、払出装置100が自動的にたばこ商品40を種類毎に対応する収容部10に選別して搬送することができる。このように、収容部10に対するたばこ商品40の自動収容をより好適に行うことができるため、オペレータの作業がより簡便となる。
なお、第1実施形態では、払出装置100がローラ52を備えている例を説明したが、コンベア25によってたばこ商品40を搬送台51上に正常に移載することができるなら、ローラ52及び搬送台ローラモータ84は不要である。
<第1実施形態の変形例>
次に、第1実施形態の各変形例に係る払出装置について説明する。これら変形例に係る払出装置は、それぞれ以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る払出装置100と相違しており、その他の点については、上記の第1実施形態に係る払出装置100と同様に構成されている。
<第1実施形態の変形例1>
図14(a)、図14(b)及び図14(c)は、第1実施形態の変形例1に係る払出装置の一次貯留部20の貯留領域21から搬送ユニット50の搬送台51にたばこ商品40を移載する一連の動作を示す正面図である。
上記の第1実施形態では、貯留領域21のたばこ商品40を当該貯留領域21の一端部21aに向けて搬送する貯留商品送り部がコンベア25により構成されている例を説明したが、本変形例では、貯留商品送り部は、図14(a)等に示す押込部110により構成されている。
押込部110は、例えば、左右方向に長尺な棒状体である。押込部110は、図示しないモータ又はシリンダ等のアクチュエータにより右方向に駆動(移動)されることで、貯留領域21上のたばこ商品40を左方から右方に押し込み、該たばこ商品40を一端部21aへ搬送することができる(図14(b)、図14(a))。
また、収容部10のたばこ商品40を一端部10aから他端部10bに向けて搬送する送り部についても、押込部110と同様の構造のものを用いることができる。そして、この送り部によって、収容部10のたばこ商品40を払い出すことができる。
なお、本変形例において、押込部110によってたばこ商品40を貯留領域21から搬送台51上に正常に移載することができるなら、ローラ52及び搬送台ローラモータ84は不要である。
<第1実施形態の変形例2>
図15(a)、図15(b)及び図15(c)は、第1実施形態の変形例2に係る払出装置の一次貯留部20の貯留領域21から搬送ユニット50の搬送台51にたばこ商品40を移載する一連の動作を示す正面図である。
上記の第1実施形態では、貯留領域21のたばこ商品40を当該貯留領域21の一端部21aに向けて搬送する貯留商品送り部がコンベア25により構成されている例を説明したが、本変形例では、貯留商品送り部は、図15(a)等に示す押込部110により構成されている。
押込部110は、それぞれ左右に長尺な複数の棒状体(例えば、第1棒状体111、第2棒状体112及び第3棒状体113の3つの棒状体)を含んで構成されている。
第1棒状体111は筒状の棒状体であり、内部に第2棒状体112を収容可能となっている。また、第2棒状体112は筒状の棒状体であり、内部に第3棒状体113を収容可能となっている。
押込部110は、図示しないモータ又はシリンダ等のアクチュエータにより駆動されることで、伸縮可能となっており、伸長することによって貯留領域21のたばこ商品40を左方から右方に押し込むことによって一端部21aへ搬送可能となっている。すなわち、図15(b)及び図15(c)に示すように、押込部110は、第1棒状体111から第2棒状体112が突出し、第2棒状体112から第3棒状体113が突出することで、伸長可能となっている。
また、押込部110は、第2棒状体112が第1棒状体111に収容されるとともに、第3棒状体113が第2棒状体112に収容されることで、短縮可能となっている。
また、収容部10のたばこ商品40を一端部10aから他端部10bに向けて搬送する送り部についても、押込部110と同様の構造のものを用いることができる。そして、この送り部によって、収容部10のたばこ商品40を払い出すことができる。
なお、本変形例において、押込部110によってたばこ商品40を貯留領域21から搬送台51上に正常に移載することができるなら、ローラ52及び搬送台ローラモータ84は不要である。
<第1実施形態の変形例3>
図16(a)、図16(b)及び図16(c)は、第1実施形態の変形例3に係る払出装置の一次貯留部20に設けられた貯留商品送り部によるたばこ商品40の一連の送り動作を示す平面図である。
上記の第1実施形態では、貯留領域21のたばこ商品40を当該貯留領域21の一端部21aに向けて搬送する貯留商品送り部がコンベア25により構成されている例を説明したが、本変形例では、貯留商品送り部は、図16(a)等に示す送り機構120により構成されている。
送り機構120は、貯留領域21の背面23から貯留領域21の内方に向けて突出している複数の係止突起121と、貯留領域21の前面26から貯留領域21の内方に向けて突出している複数の係止突起122と、を有している。
係止突起121は、たばこ商品40の長手寸法よりも若干長い間隔で等間隔に配置されている。同様に、係止突起122は、たばこ商品40の長手寸法よりも若干長い間隔で等間隔に配置されている。各係止突起121と各係止突起121とは、左右方向において互いに対応する位置に配置されている。
送り機構120は、図示しないモータ又はシリンダ等のアクチュエータによって、右方向及び左方向に移動可能となっている。
図16(b)に示すように、送り機構120が右方に移動する際には、係止突起121及び係止突起122がたばこ商品40に対して係合して該たばこ商品40を貯留領域21の底面22に対して相対的に右方に押し込む。
一方、図16(c)に示すように、送り機構120が左方に移動する際には、係止突起121及び係止突起122がたばこ商品40の側面に押されて背面23及び前面26に埋没することで係止突起121及び係止突起122がたばこ商品40に対して係合せず、たばこ商品40が貯留領域21の底面22に対して相対移動しない。
図16(d)に示すように、係止突起121及び係止突起122が図16(d)におけるたばこ商品40の左側の端面の左側までたばこ商品40に対して相対移動すると、係止突起121及び係止突起122が再び背面23及び前面26から突出し、係止突起121及び係止突起122がたばこ商品40に対して係止状態となる。
したがって、送り機構120をたばこ商品40の長手寸法よりも若干長い距離だけ左右方向に往復移動させることによって、たばこ商品40を段階的に右方に送ることができる。
また、収容部10のたばこ商品40を一端部10aから他端部10bに向けて搬送する送り部についても、送り機構120と同様の構造のものを用いることができる。そして、この送り部によって、収容部10のたばこ商品40を払い出すことができる。
なお、本変形例において、送り機構120によってたばこ商品40を貯留領域21から搬送台51上に正常に移載することができるなら、ローラ52及び搬送台ローラモータ84は不要である。
<第1実施形態の変形例4>
図17(a)、図17(b)及び図17(c)は、第1実施形態の変形例4に係る払出装置の一次貯留部20の貯留領域21から搬送ユニット50の搬送台51にたばこ商品40を移載する一連の動作を示す正面図である。
上記の第1実施形態では、貯留領域21のたばこ商品40を当該貯留領域21の一端部21aに向けて搬送する貯留商品送り部がコンベア25により構成されている例を説明したが、本変形例では、貯留商品送り部は、図17(a)に示す押込部材143等により構成されている。
払出装置100は、貯留領域21の一端部21aと他端部とにそれぞれ配置されている一対のプーリ141と、これらプーリ141に架け渡されている紐等の索体状の連結部材142と、連結部材142の一部分に固定されている押込部材143と、を備えている。各プーリ141の回転軸は水平方向となっている。
図17(b)に示すように、押込部材143は、貯留領域21に貯留されているたばこ商品40のうち最も一端部21aから遠いたばこ商品40(最後尾のたばこ商品40)を一端部21aに向けて(先頭側に向けて)押圧することで、貯留領域21に貯留されているたばこ商品40を一端部21aに搬送する。
押込部材143の駆動は、図示しないモータ等のアクチュエータによって、一対のプーリ141のうちの少なくとも一方を回転させることなどにより行うことができる。
なお、貯留領域21にたばこ商品40を補充する際には、例えば、図17(c)に示すように、押込部材143を貯留領域21の左端のプーリ141の左側に移動させることにより、貯留領域21の左方からたばこ商品40を貯留領域21に投入することも可能となる。
また、収容部10のたばこ商品40を一端部10aから他端部10bに向けて搬送する送り部についても、押込部材143、連結部材142及びプーリ141と同様の構造のものを用いることができる。そして、この送り部によって、収容部10のたばこ商品40を払い出すことができる。
なお、本変形例において、押込部材143、連結部材142及びプーリ141によってたばこ商品40を貯留領域21から搬送台51上に正常に移載することができるなら、ローラ52及び搬送台ローラモータ84は不要である。
また、押込部材143は、一次貯留部20へのたばこ商品40の補充の際において、埋没して補充の邪魔にならないようになっていてもよい。
<第1実施形態の変形例5>
図18(a)、図18(b)及び図18(c)は、第1実施形態の変形例5に係る払出装置の一次貯留部20の貯留領域21から搬送ユニット50の搬送台51にたばこ商品40を移載する一連の動作を示す正面図である。
上記の第1実施形態では、貯留領域21のたばこ商品40を当該貯留領域21の一端部21aに向けて搬送する貯留商品送り部がコンベア25により構成されている例を説明したが、本変形例では、貯留商品送り部は、図18(a)に示す押込部材143等により構成されている。
払出装置100は、押込部材143に搭載されていて押込部材143を貯留領域21の一端部21a側に付勢する第1リール151と、貯留領域21の他端部に設けられていて押込部材143を貯留領域21の他端部側に引っ張り可能な第2リール152と、一次貯留部20の一端部21aに設けられているフラップ部材153と、を備えている。
第1リール151は、紐などの索体状の牽引部材151aを有しており、該牽引部材151aを繰出し可能となっている。牽引部材151aの先端(右端)は貯留領域21の一端部21aに固定されている。第1リール151の内部には、渦巻き状に巻回された板バネと、牽引部材151aを巻回及び繰出し可能なリール部材と、が収容されており、板バネは、牽引部材151aを巻回して第1リール151の内部に引き込む方向にリール部材を付勢している。従って、第1リール151は、常時、貯留領域21の一端部21a側に付勢されている。
第1リール151の構造は、複数のたばこ商品40を前後に並べて搭載可能な周知のマガジンに用いられるリールと同様であり、当業者によく知られているため、第1リール151の詳細な構造の説明は省略する。
フラップ部材153は、貯留領域21の一端部21aの軸支部153aにおいて軸支されている。これにより、フラップ部材153は、X方向に延在する水平な揺動軸周りに揺動可能となっている。フラップ部材153は、図示しないモータ等のアクチュエータによって駆動されて、図18(b)のように水平に倒れた状態又は図18(a)のように鉛直に起立した状態に揺動可能となっている。
常時においては図18(a)に示すようにフラップ部材153が鉛直に起立していて、貯留領域21のたばこ商品40が第1リール151の付勢により搬送ユニット50の搬送台51側に移動することが該フラップ部材153によって規制されている。
一方、貯留領域21のたばこ商品40を搬送ユニット50の搬送台51に移載する際には、フラップ部材153は、図18(b)に示すように水平に倒される。これにより、貯留領域21のたばこ商品40が第1リール151の付勢により搬送ユニット50の搬送台51側に移動することが許容される。
このように、本変形例に係る払出装置は、貯留領域21の一端部21aから搬送部(搬送ユニット50)へのたばこ商品40の排出を規制する第1状態(図18(a)の状態)と排出を許容する第2状態(図18(b)の状態)とに遷移する貯留商品ストッパ部(フラップ部材153)を有する。
第2リール152は、紐などの索体状の牽引部材152aを有しており、該牽引部材152aを繰出し可能となっている。牽引部材152aの先端(右端)は押込部材143に固定されている。
第2リール152の内部には、牽引部材152aを巻回及び繰出し可能なリール部材が収容されている。
図19は本変形例に係る払出装置の第2リール152を駆動させる構造の例を示す模式図である。
図19に示すように、本変形例に係る払出装置は、移動ユニット154を備えている。移動ユニット154は、モータ155と、モータ155のモータ軸155aの先端に設けられた傘歯歯車156と、第2リール152の上記リール部材と同軸に該リール部材に固定されている傘歯歯車157と、を備えている。
傘歯歯車156の軸方向と傘歯歯車157の軸方向とは互いに直交している。
移動ユニット154は、搬送ユニット50をX方向及びY方向に移動させる移動機構と同様の移動機構(不図示)によってX方向及びY方向に移動可能となっている。
図19に示すように傘歯歯車156が傘歯歯車157に対して噛み合う位置に移動ユニット154を移動させた状態で、モータ155を駆動させることにより、第2リール152のリール部材に牽引部材152aを巻き取って押込部材143を貯留領域21の他端部側(左方)に移動させ、貯留領域21にたばこ商品40を補充することができるようになっている(図18(c))。
すなわち、モータ155を駆動させることにより、第2リール152が第1リール151による付勢に抗して押込部材143を左方に牽引する結果、押込部材143とフラップ部材153との対向間隔が拡大するようになっている。
貯留領域21へのたばこ商品40の補充が完了すると、傘歯歯車156と傘歯歯車157との噛み合いが解除される位置に移動ユニット154が移動し、押込部材143がたばこ商品40を貯留領域21の一端部21a側に付勢する状態に移行するようになっている。
なお、本変形例において、押込部材143及び第1リール151によってたばこ商品40を貯留領域21から搬送台51上に正常に移載することができるなら、ローラ52及び搬送台ローラモータ84は不要である。
<第1実施形態の変形例6>
図20(a)、図20(b)及び図20(c)は、第1実施形態の変形例6に係る払出装置の一次貯留部20の貯留領域21から搬送ユニット50の搬送台51にたばこ商品40を移載する一連の動作を示す平面図である。
上記の第1実施形態では、貯留領域21のたばこ商品40を当該貯留領域21の一端部21aに向けて搬送する貯留商品送り部がコンベア25により構成されている例を説明したが、本変形例では、貯留商品送り部は、図20(a)に示す押込部材143等により構成されている。
払出装置100は、貯留領域21の一端部21aと他端部とにそれぞれ配置されている一対のプーリ141と、これらプーリ141に架け渡されている紐等の索体状の連結部材142と、連結部材142の一部分に固定されている押込部材143と、を備えている。各プーリ141の回転軸は鉛直方向となっている。
図20(b)に示すように、押込部材143は、貯留領域21に貯留されているたばこ商品40のうち最も一端部21aから遠いたばこ商品40(最後尾のたばこ商品40)を一端部21aに向けて押圧することで、貯留領域21に貯留されているたばこ商品40を一端部21aに搬送する。
押込部材143の駆動は、図示しないモータ等のアクチュエータによって、一対のプーリ141のうちの少なくとも一方を回転させることなどにより行うことができる。
なお、貯留領域21にたばこ商品40を補充する際には、例えば、図20(c)に示すように、押込部材143を貯留領域21の左端のプーリ141の左側に移動させることにより、貯留領域21の左方からたばこ商品40を貯留領域21に投入することも可能となる。
また、収容部10のたばこ商品40を一端部10aから他端部10bに向けて搬送する送り部についても、押込部材143、連結部材142及びプーリ141と同様の構造のものを用いることができる。そして、この送り部によって、収容部10のたばこ商品40を払い出すことができる。
なお、本変形例において、押込部材143、連結部材142及びプーリ141によってたばこ商品40を貯留領域21から搬送台51上に正常に移載することができるなら、ローラ52及び搬送台ローラモータ84は不要である。
<第1実施形態の変形例7>
図21(a)、図21(b)及び図21(c)は第1実施形態の変形例7に係る払出装置の搬送部の一次貯留部20の貯留領域21から搬送ユニット50の搬送台51にたばこ商品40を移載する一連の動作を示す平面図である。
本変形例の場合、貯留領域21の一端部21aには、一対のフラッパゲート161が配置されている。一方のフラッパゲート161は、鉛直な回転軸において貯留領域21の背面23に対して軸支されており、他方のフラッパゲート161は、鉛直な回転軸において貯留領域21の前面26に対して軸支されている。
これらフラッパゲート161は、図示しないモータ等のアクチュエータによって互いに同期して動作し、図20(a)及び図20(c)に示す閉状態と、図20(b)に示す開状態と、に遷移可能となっている。
閉状態では、貯留領域21の一端部21aから搬送ユニット50の搬送台51へのたばこ商品40の排出が規制され、開状態では、一端部21aから搬送台51へのたばこ商品40の排出が許容される。
このように、本変形例に係る払出装置は、貯留領域21の一端部21aから搬送部(搬送ユニット50)へのたばこ商品40の排出を規制する第1状態(図20(a)、図20(c))と排出を許容する第2状態(図20(b))とに遷移する貯留商品ストッパ部(例えば一対のフラッパゲート161)を有する。
なお、例えば、図21(c)に示すように、一対のフラッパゲート161が閉じた状態では、コンベア25が駆動していても、貯留領域21の一端部21aから搬送部(搬送ユニット50)へのたばこ商品40の排出が規制されるようになっていてもよい。
また、収容部10にも、一対のフラッパゲート161と同様のストッパ部が設けられていてもよい。すなわち、払出部は、収容部10の他端部10bからのたばこ商品40の払い出しを規制する第1状態と払い出しを許容する第2状態とに遷移するストッパ部を有していてもよい。この場合、ストッパ部が開状態となることにより、収容部10のたばこ商品40が払い出される。
なお、1つの収容部10から一度に払い出されるたばこ商品40は複数でも良く、この場合、所定数のたばこ商品40が収容部10から払い出される期間中、フラッパゲート161が継続的に開状態に維持された後、フラッパゲート161が閉状態に遷移する。
〔第2実施形態〕
図22(a)及び図22(b)は、第2実施形態に係る払出装置の予備貯留部170から一次貯留部20の貯留領域21にたばこ商品40を移載する一連の動作を示す正面図である
本実施形態に係る払出装置は、上記の第1実施形態に係る払出装置100の構成に加えて、予備貯留部170と、押込部180と、押込部180のアクチュエータ(不図示)と、を備えている。
予備貯留部170は、内部に所定個数(例えば10個)のたばこ商品40を縦積みで貯留可能な貯留領域172が形成されている本体部171を有している。本体部171の上端には上端開口173が形成されており、オペレータの手作業により上端開口173を介して貯留領域172にたばこ商品40を投入可能となっている。
予備貯留部170の本体部171の下端部において、互いに対向する2つの面には、第1貫通孔174と第2貫通孔175とがそれぞれ形成されている。
第1貫通孔174は、押込部180を挿通可能な形状(例えば円形など)に形成されている。
一方、第2貫通孔175は貯留領域172に貯留されている最下段のたばこ商品40を外部に排出可能な寸法及び形状に形成されている。
予備貯留部170は、第1貫通孔174と第2貫通孔175とのうち第1貫通孔174が左側、第2貫通孔175が右側となるように、貯留領域21の左方に配置されている。
押込部180は、例えば、左右に長尺な丸棒などである。押込部180は、モータ等の図示しないアクチュエータによって左右に進退可能となっている。
図22(b)に示すように、押込部180が右方に移動することによって、押込部180が先端(右端)側から第1貫通孔174及び第2貫通孔175にこの順に挿通され、その過程で、貯留領域172内に貯留されているたばこ商品40のうち最下段のたばこ商品40が、押込部180によって貯留領域21の底面22上に押し込まれ、貯留領域21に移載される。
このように、本実施形態に係る払出装置は、所定個数のたばこ商品40を縦積みで貯留する予備貯留部170と、予備貯留部170から一次貯留部20にたばこ商品40を移載する予備貯留商品移載機構(押込部180とそのアクチュエータとにより構成される)と、を備える。
本実施形態の場合、オペレータは複数のたばこ商品40を貯留領域172に対して縦積み状態で投入すればよいため、たばこ商品40の投入作業がより簡単になる。
なお、共通の予備貯留部170から複数の貯留領域21に対してたばこ商品40を移載可能となるように、予備貯留部170は図示しない昇降機構によって昇降可能となっていても良い。
予備貯留部170の高さ位置を、貯留領域172の底面が所望の貯留領域21の底面22と対応する高さ位置に調節することにより、予備貯留部170から当該貯留領域21に対してたばこ商品40を移載することができる。
〔第3実施形態〕
図23は第3実施形態に係る払出装置100の正面断面図である。
図24(a)及び図24(b)は第3実施形態に係る払出装置100の一次貯留部20から搬送ユニット50の搬送台51にたばこ商品40を移載する一連の動作を示す右側面図である。なお、図24(a)及び図24(b)は、図23のC−C線から左方を視たときの一次貯留部20及び搬送ユニット50の構造を示している。
本実施形態に係る払出装置100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る払出装置100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る払出装置100と同様に構成されている。
上記の第1実施形態では、一次貯留部20は、複数のたばこ商品40を水平方向に整列した状態で貯留する複数の貯留領域21を有する例を説明した。
これに対し、本実施形態の場合、図23に示すように、一次貯留部20は、所定個数のたばこ商品40を縦積みで貯留するように構成されている。
より詳細には、一次貯留部20は、上述した第2実施形態における予備貯留部170の本体部171と同様の構造の貯留領域21を複数個(例えば3個)備えている。
これら貯留領域21は、例えば、左右に並んで配置されている。
このため、3つの貯留領域21からそれぞれたばこ商品40を搬送ユニット50の搬送台51に移載できるよう、搬送ユニット50は、左右方向(Z方向)にも移動可能となっている。
図24(a)に示すように、本体部171は、第1貫通孔174と第2貫通孔175とのうち第1貫通孔174が手前側(図24(a)において左側)、第2貫通孔175が奥側(図24(a)において右側)となるように、搬送ユニット50の移動領域の手前側に配置されている。
本実施形態に係る払出装置100は、押込部180と、押込部180のアクチュエータ(不図示)と、を備えている。
押込部180は、前後に長尺な丸棒などである。押込部180は、モータ等の図示しないアクチュエータによって後方及び前方に進退可能となっている。
図24(b)に示すように、貯留領域172の最下段のたばこ商品40の後方に搬送ユニット50が移動した状態で、押込部180が後方に移動することによって、押込部180が先端(後端)側から第1貫通孔174及び第2貫通孔175にこの順に挿通され、その過程で、貯留領域172内に貯留されているたばこ商品40のうち最下段のたばこ商品40が、押込部180によって搬送ユニット50の搬送台51上に押し込まれ、搬送台51に移載される。
このように、払出装置100は、一次貯留部20から搬送部(搬送ユニット50)にたばこ商品40を移載する貯留商品移載機構(押込部180とそのアクチュエータとにより構成される)を備える。
なお、本実施形態において、貯留領域172から搬送ユニット50の搬送台51へのたばこ商品40の移載は、上述したような押込部180を用いる例に限らず、貯留領域172の底部に配置されたモータユニットにより行うようにしてもよい。モータユニットとは、たばこ商品用の自動販売機における払出機構として一般に用いられているものである。モータユニットにより、貯留領域172における最下段のたばこ商品40を搬送台51側に移動させることができる。また、このようにモータユニットを用いて貯留領域172から搬送ユニット50の搬送台51へのたばこ商品40の移載を行う場合には、搬送ユニット50の搬送台51は、貯留領域172からたばこ商品40を引き込む引き込み機構(例えば、図9(b)等に示すローラ52等)を備えることも好ましい。
本実施形態の場合、図24(a)に示すように、搬送ユニット50に読取部83が設けられている。例えば、搬送ユニット50は、搬送台51から立設された支持部191を備え、支持部191に読取部83が設けられている。読取部83は、支持部191の前面側に露出している。
図24(b)に示すように、搬送台51上にたばこ商品40が移載された状態で、読取部83によってたばこ商品40のバーコード41(図13(b))が読み取られる。
本実施形態の場合、オペレータは複数のたばこ商品40を貯留領域172に対して縦積み状態で投入すればよいため、たばこ商品40の投入作業がより簡単になる。
〔第4実施形態〕
図25(a)、図25(b)、図25(c)及び図25(d)は第4実施形態に係る払出装置の搬送部210を説明するための図である。このうち図25(a)は搬送部210の右側面図、図25(b)は搬送部210の平面図である。
また、図25(c)は搬送部210の第1保持部211と第2保持部212とが相互に噛み合った状態での第1保持部211及び第2保持部212の平面図である。
また、図25(d)は第1保持部211上にたばこ商品40が支持されていて且つ第1保持部211と第2保持部212とが相互に噛み合った状態での第1保持部211及び第2保持部212の平面図である。
また、図26(a)、図26(b)、図26(c)及び図26(d)は第4実施形態に係る払出装置の搬送部210の第1保持部211から第2保持部212にたばこ商品40を受け渡す一連の動作を示す右側面図である。
本実施形態に係る払出装置は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る払出装置100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る払出装置100と同様に構成されている。
上記の第1実施形態では、搬送部が、たばこ商品40を保持して第2方向(X方向)及び上下方向(Y方向)に移動する保持部(搬送台51)を有する例を説明した。
これに対し、本実施形態に係る払出装置においては、搬送部210は、たばこ商品40を保持して第2方向(X方向)に移動する第1保持部211と、たばこ商品40を保持して上下方向に移動する第2保持部212と、を有するとともに、第1保持部211と第2保持部212との間でたばこ商品40を受け渡す機能を有する。
典型的には、第1保持部211によるたばこ商品40の移送範囲と、第2保持部212によるたばこ商品40の移送範囲とが互いに交差しており、それら移送範囲の交差部において第1保持部211と第2保持部212との間でたばこ商品40を受け渡すことができるようになっている。
より詳細には、搬送部210は、複数の第2保持部212を有し、複数の第2保持部212のうちいずれかの第2保持部212が、第1保持部211から受け渡されたたばこ商品40を保持して移動するように構成されている。
第2保持部212は、例えば、収容部10の各列毎に配置されている。
図25(a)及び図25(b)に示すように、搬送部210は、X方向(前後方向)に延在するコンベア213と、コンベア213によって前後に搬送される第1保持部211と、X方向に所定間隔で配置されている複数の第2保持部212と、を有している。
複数の第2保持部212は、図示しないモータ等のアクチュエータによって個別に昇降可能となっている。
また、本実施形態の場合、一次貯留部20の構造は、第3実施形態(図23、図24(a))と同様であり、且つ、各貯留領域21を構成する本体部171は、第1貫通孔174と第2貫通孔175とのうち第1貫通孔174が左側、第2貫通孔175が右側となるように、コンベア213の前端部(図25(a)における左端部)の左方(図25(a)において紙面の奥側)に配置されている。
図25(b)に示すように、第1保持部211は櫛歯状の平面形状に形成されており、各第2保持部212は第1保持部211と噛み合う櫛歯状の平面形状に形成されている(図25(c)参照)。
次に、本実施形態において、第1保持部211から第2保持部212にたばこ商品40を受け渡す動作を説明する。
ここでは、複数の第2保持部212のうち、最も手前側(図26(a)において最も左側)の第2保持部212にたばこ商品40を受け渡す場合について説明する。
先ず、図26(a)に示すように、一次貯留部20(不図示)から第1保持部211上にたばこ商品40を移載する。
次に、図26(b)に示すように、最も手前側(図26(b)において最も左側)の第2保持部212を下降させ、その他の第2保持部212は上方に退避させる。
次に、コンベア213によって第1保持部211を後方に移動させ、第1保持部211と第2保持部212とが噛み合った状態とする(図26(c)、図25(c))。ここで、第2保持部212の厚みは第1保持部211の厚みよりも薄く設定されており、図26(c)に示すように、第2保持部212は第1保持部211上に保持されているたばこ商品40の下側に潜り込んだ状態となる。
次に、第2保持部212を上昇させる。これにより、たばこ商品40は第1保持部211から第2保持部212に受け渡され、第2保持部212に保持された状態で上昇する。すなわち、第2保持部212を第1保持部211に対して相対的に上昇させることによって、第1保持部211から第2保持部212にたばこ商品40を受け渡すことができる。
第1保持部211からたばこ商品40が受け渡された第2保持部212は、たばこ商品40を搬送すべき収容部10の一端部10aの右側近傍の位置まで上昇した後、該第2保持部212から一端部10aへたばこ商品40が移載される。
このように、本実施形態では、たばこ商品40を水平方向である第2方向に移動させる機能と、たばこ商品40を上下方向に移動させる機能とを、第1保持部211と第2保持部212とに分担させることができる。
なお、本発明は、ここで説明した第4実施形態に限らず、搬送部210は、複数の第1保持部211を有し、複数の第1保持部211のうちいずれかの第1保持部211が、第2保持部212から受け渡されたたばこ商品40を保持して移動するように構成されていてもよい。この場合、例えば、収容部10の各段毎に第1保持部211が配置されている。また、第2保持部212から第1保持部211へのたばこ商品40の受け渡しは、第2保持部212を第1保持部211に対して相対的に下降させることによって行うことができる。
そして、第2保持部212からたばこ商品40が受け渡された第1保持部211が、X方向において、たばこ商品40を搬送すべき収容部10の一端部10aの右側近傍の位置まで移動した後、該第1保持部211から一端部10aへたばこ商品40が移載される。
以上、図面を参照して実施形態を説明したが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上記においては、読取部がたばこ商品40からバーコード41を読み取る例を説明したが、読取部は、たばこ商品40の画像を撮像し、その撮像結果に対する画像認証によって、たばこ商品40の種類(銘柄)を光学的に判別するように構成されていてもよい。
また、個々のたばこ商品40が、識別情報を記憶したICタグを有していてもよく、この場合、読取部は、ICタグリーダを含んで構成されている。
また、搬送部は、たばこ商品40を吸着して搬送するように構成されていても良い。この場合、搬送部は、たばこ商品40を吸着する吸着ノズルを備えており、この吸着ノズルは、エアを吸引する吸引源に接続されている。
また、上記においては、一次貯留部20及び収容部10において、第2側面45が手前側、第1主面42が上側、第1端面46が右側となる姿勢でたばこ商品40が配置される例を説明したが、一次貯留部20及び収容部10におけるたばこ商品40の姿勢はこの例に限らない。
また、上記の第1実施形態においては、一次貯留部20及び収容部10において、複数のたばこ商品40が左右方向に整列した状態で配置される例を説明したが、一次貯留部20及び収容部10においてたばこ商品40が整列する向きはこの例に限らず、例えば、前後方向であってもよい。この場合、たばこ商品40の補充は、一次貯留部20の前方から行うようにしてもよいし、一次貯留部20の後方から行うようにしてもよい。また、収容部10からのたばこ商品40の払い出しは、収容部10の前方から行うようにしてもよいし、後方から行うようにしてもよい。
また、上記の第1実施形態においては、複数の収容部10及び一次貯留部20の右側に搬送ユニット50及びその移動機構が配置されている例を説明したが、複数の収容部10及び一次貯留部20の左側に搬送ユニット50及びその移動機構が配置されていても良い。
この場合、収容部10からたばこ商品40を払い出す向き、及び、一次貯留部20の貯留領域21から搬送ユニット50にたばこ商品40を移載する向きは、それぞれ、上記の第1実施形態とは反対向きとなる。
また、上記においては、収容部10からたばこ商品40を落下させて払い出す例を説明したが、収容部10に収容されている先頭のたばこ商品40をアームによって取り出して、該たばこ商品40を取出皿37に搬送するようになっていてもよい。このアームは、例えば、水平方向及び上下方向に移動可能である。
また、上記においては、収容部10から払い出されたたばこ商品40を搬出コンベア60によって搬出する例を説明したが、収容部10から払い出されたたばこ商品40を筐体30の底部に設けられたスロープによって取出皿37に払い出すようにしてもよい。
また、取出皿37は、筐体30の前面ではなく、側面に配置されていてもよい。
また、上記においては、筐体30の前面壁部33に開閉扉が設けられている例を説明したが、筐体30の左側壁部35又は右側壁部36に開閉扉が設けられていて、筐体30の左側又は右側からたばこ商品40を一次貯留部20に投入可能となっていても良いし、天板部32に開閉蓋が設けられていて筐体30の上側からたばこ商品40を一次貯留部20に投入可能となっていても良い。
また、上記においては、一次貯留部20に貯留されているたばこ商品40は、払出部による払い出しに供されない例を説明したが、本発明は、この例に限らず、一次貯留部20に貯留されているたばこ商品40の一部又は全部が払出部による払い出しに供されるようになっていてもよい。例えば、貯留領域21のコンベア25によりたばこ商品40を貯留領域21の他端部に向けて搬送し、貯留領域21の他端部からたばこ商品40を落下させることで、貯留領域21からたばこ商品40を払い出すことができる。
また、上記の各実施形態並びに各変形例は、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、適宜に組み合わせることができる。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)複数のたばこ商品を水平方向に整列した状態で収容する複数の収容部と、
前記複数の収容部の各々と、各収容部に収容されるたばこ商品の種類と、を対応付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部の記憶内容を参照し、払出命令と対応する種類のたばこ商品を前記収容部から払い出す払出部と、
複数のたばこ商品を貯留する一次貯留部と、
前記一次貯留部に貯留されているたばこ商品を、種類毎に、対応する前記収容部に搬送する搬送部と、
を備える払出装置。
(2)それぞれ水平方向における第1方向に延在していて、水平方向において前記第1方向に対して直交する第2方向及び上下方向に並ぶアレイ状に配列された複数の前記収容部を備え、
前記搬送部は、前記たばこ商品を前記第2方向に搬送する機能と、前記たばこ商品を上下方向に搬送する機能と、を有する(1)に記載の払出装置。
(3)前記搬送部は、前記たばこ商品を保持して前記第2方向及び上下方向に移動する保持部を有する(2)に記載の払出装置。
(4)前記搬送部は、前記たばこ商品を保持して前記第2方向に移動する第1保持部と、前記たばこ商品を保持して上下方向に移動する第2保持部と、を有するとともに、前記第1保持部と前記第2保持部との間で前記たばこ商品を受け渡す機能を有する(2)に記載の払出装置。
(5)前記搬送部は、複数の前記第2保持部を有し、
前記複数の第2保持部のうちのいずれかの第2保持部が、前記第1保持部から受け渡された前記たばこ商品を保持して移動する(4)に記載の払出装置。
(6)前記搬送部は、複数の前記第1保持部を有し、
前記複数の第1保持部のうちのいずれかの第1保持部が、前記第2保持部から受け渡された前記たばこ商品を保持して移動する(4)に記載の払出装置。
(7)当該払出装置は、前記収容部の一端部に投入されたたばこ商品が当該収容部の他端部から払い出されるように構成されており、
前記搬送部は、前記たばこ商品を対応する前記収容部の前記一端部に移載する機能を有する(1)から(6)のいずれか一項に記載の払出装置。
(8)前記払出部は、前記収容部のたばこ商品を当該収容部の前記一端部から前記他端部に向けて搬送する送り部を有する(7)に記載の払出装置。
(9)前記払出部は、前記収容部の前記他端部からの前記たばこ商品の払い出しを規制する第1状態と払い出しを許容する第2状態とに遷移するストッパ部を有する(8)に記載の払出装置。
(10)前記搬送部は、前記一次貯留部から前記たばこ商品を引き込む引き込み機構を有する(1)から(9)のいずれか一項に記載の払出装置。
(11)前記一次貯留部は、複数のたばこ商品を水平方向に整列した状態で貯留する複数の貯留領域を有する(1)から(10)のいずれか一項に記載の払出装置。
(12)当該払出装置は、前記貯留領域に投入されたたばこ商品が当該貯留領域の一端部から前記搬送部に受け渡されるように構成されており、
前記貯留領域のたばこ商品を当該貯留領域の前記一端部に向けて搬送する貯留商品送り部を有する(11)に記載の払出装置。
(13)前記貯留領域の前記一端部から前記搬送部への前記たばこ商品の排出を規制する第1状態と排出を許容する第2状態とに遷移する貯留商品ストッパ部を有する(12)に記載の払出装置。
(14)所定個数のたばこ商品を縦積みで貯留する予備貯留部と、
前記予備貯留部から前記一次貯留部に前記たばこ商品を移載する予備貯留商品移載機構と、
を備える(1)から(13)のいずれか一項に記載の払出装置。
(15)前記一次貯留部は、所定個数のたばこ商品を縦積みで貯留し、
当該払出装置は、前記一次貯留部から前記搬送部に前記たばこ商品を移載する貯留商品移載機構を備える(1)から(10)のいずれか一項に記載の払出装置。
(16)前記たばこ商品から、前記たばこ商品の種類毎に異なる識別情報を読み取る読取部と、
前記読取部によって読み取られた識別情報に基づき、前記たばこ商品と対応する前記収容部を判定する判定部と、
を備え、
前記搬送部は、前記判定部によって判定された前記収容部に前記たばこ商品を搬送する(1)から(15)のいずれか一項に記載の払出装置。
(17)前記複数の収容部及び前記一次貯留部を収容する筐体と、
前記収容部から払い出された前記たばこ商品を前記筐体の外部に搬出する搬出部と、
を備える(1)から(16)のいずれか一項に記載の払出装置。
10 収容部
10a 一端部
10b 他端部
12 底面
14 前面
15 コンベア(払出部、送り部)
20 一次貯留部
21 貯留領域
21a 一端部
22 底面
23 背面
24 ガードレール
25 コンベア(貯留商品送り部)
26 前面
30 筐体
31 底板部
32 天板部
33 前面壁部
34 背面壁部
35 左側壁部
36 右側壁部
37 取出皿
38 取出開口
39 支持基台
40 たばこ商品
41 バーコード(識別情報)
42 第1主面
43 第2主面
44 第1側面
45 第2側面
46 第1端面
47 第2端面
50 搬送ユニット(搬送部)
51 搬送台(保持部)
52 ローラ(引き込み機構)
53 支持部
54 押込部
60 搬出コンベア(搬出部)
71 第1ボールネジ
72 第1回転部
73 第1移動ブロック
74 第1ガイドレール
75 第2ボールネジ
76 第2回転部
77 第2移動ブロック
78 第2ガイドレール
80 制御部(判定部)
80a CPU
80b ROM
80c RAM(記憶部)
81 扉スイッチ
82 貯留部コンベアモータ
83 読取部
84 搬送台ローラモータ(引き込み機構)
85 検出センサ
86 プッシャモータ
87 X駆動モータ
88 Y駆動モータ
90 払出命令取得部
91 収容部コンベアモータ
92 払出検出センサ
93 搬出コンベアモータ
100 払出装置
110 押込部
111 第1棒状体
112 第2棒状体
113 第3棒状体
120 送り機構
121、122 係止突起
141 プーリ
142 連結部材
143 押込部材
151 第1リール
151a 牽引部材
152 第2リール
152a 牽引部材
153 フラップ部材(貯留商品ストッパ部)
153a 軸支部
154 移動ユニット
155 モータ
155a モータ軸
156 傘歯歯車
157 傘歯歯車
161 フラッパゲート(貯留商品ストッパ部)
170 予備貯留部
171 本体部
172 貯留領域
173 上端開口
174 第1貫通孔
175 第2貫通孔
180 押込部(貯留商品移載機構)
191 支持部
210 搬送部
211 第1保持部
212 第2保持部
213 コンベア

Claims (15)

  1. 複数のたばこ商品を水平方向に整列した状態で収容する複数の収容部と、
    前記複数の収容部の各々と、各収容部に収容されるたばこ商品の種類と、を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部の記憶内容を参照し、払出命令と対応する種類のたばこ商品を前記収容部から払い出す払出部と、
    複数のたばこ商品を貯留する一次貯留部と、
    前記一次貯留部に貯留されているたばこ商品を、種類毎に、対応する前記収容部に搬送する搬送部と、
    所定個数のたばこ商品を縦積みで貯留する予備貯留部と、
    前記予備貯留部から前記一次貯留部に前記たばこ商品を移載する予備貯留商品移載機構と、
    を備える払出装置。
  2. それぞれ水平方向における第1方向に延在していて、水平方向において前記第1方向に対して直交する第2方向及び上下方向に並ぶアレイ状に配列された複数の前記収容部を備え、
    前記搬送部は、前記たばこ商品を前記第2方向に搬送する機能と、前記たばこ商品を上下方向に搬送する機能と、を有する請求項1に記載の払出装置。
  3. 前記搬送部は、前記たばこ商品を保持して前記第2方向及び上下方向に移動する保持部を有する請求項2に記載の払出装置。
  4. 前記搬送部は、前記たばこ商品を保持して前記第2方向に移動する第1保持部と、前記たばこ商品を保持して上下方向に移動する第2保持部と、を有するとともに、前記第1保持部と前記第2保持部との間で前記たばこ商品を受け渡す機能を有する請求項2に記載の払出装置。
  5. 前記搬送部は、複数の前記第2保持部を有し、
    前記複数の第2保持部のうちのいずれかの第2保持部が、前記第1保持部から受け渡された前記たばこ商品を保持して移動する請求項4に記載の払出装置。
  6. 前記搬送部は、複数の前記第1保持部を有し、
    前記複数の第1保持部のうちのいずれかの第1保持部が、前記第2保持部から受け渡された前記たばこ商品を保持して移動する請求項4に記載の払出装置。
  7. 当該払出装置は、前記収容部の一端部に投入されたたばこ商品が当該収容部の他端部から払い出されるように構成されており、
    前記搬送部は、前記たばこ商品を対応する前記収容部の前記一端部に移載する機能を有する請求項1から6のいずれか一項に記載の払出装置。
  8. 前記払出部は、前記収容部のたばこ商品を当該収容部の前記一端部から前記他端部に向けて搬送する送り部を有する請求項7に記載の払出装置。
  9. 前記払出部は、前記収容部の前記他端部からの前記たばこ商品の払い出しを規制する第1状態と払い出しを許容する第2状態とに遷移するストッパ部を有する請求項8に記載の払出装置。
  10. 前記搬送部は、前記一次貯留部から前記たばこ商品を引き込む引き込み機構を有する請求項1から9のいずれか一項に記載の払出装置。
  11. 前記一次貯留部は、複数のたばこ商品を水平方向に整列した状態で貯留する複数の貯留領域を有する請求項1から10のいずれか一項に記載の払出装置。
  12. 当該払出装置は、前記貯留領域に投入されたたばこ商品が当該貯留領域の一端部から前記搬送部に受け渡されるように構成されており、
    前記貯留領域のたばこ商品を当該貯留領域の前記一端部に向けて搬送する貯留商品送り部を有する請求項11に記載の払出装置。
  13. 前記貯留領域の前記一端部から前記搬送部への前記たばこ商品の排出を規制する第1状態と排出を許容する第2状態とに遷移する貯留商品ストッパ部を有する請求項12に記載の払出装置。
  14. 前記たばこ商品から、前記たばこ商品の種類毎に異なる識別情報を読み取る読取部と、
    前記読取部によって読み取られた識別情報に基づき、前記たばこ商品と対応する前記収容部を判定する判定部と、
    を備え、
    前記搬送部は、前記判定部によって判定された前記収容部に前記たばこ商品を搬送する請求項1から1のいずれか一項に記載の払出装置。
  15. 前記複数の収容部及び前記一次貯留部を収容する筐体と、
    前記収容部から払い出された前記たばこ商品を前記筐体の外部に搬出する搬出部と、
    を備える請求項1から1のいずれか一項に記載の払出装置。
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