JP6842897B2 - 払出装置 - Google Patents

払出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6842897B2
JP6842897B2 JP2016236237A JP2016236237A JP6842897B2 JP 6842897 B2 JP6842897 B2 JP 6842897B2 JP 2016236237 A JP2016236237 A JP 2016236237A JP 2016236237 A JP2016236237 A JP 2016236237A JP 6842897 B2 JP6842897 B2 JP 6842897B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tobacco product
storage
accommodating
payout device
orientation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016236237A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018090394A (ja
Inventor
歩 及川
歩 及川
厚志 尾島
厚志 尾島
織田 稔之
稔之 織田
茂男 柚山
茂男 柚山
隆治 内門
隆治 内門
明 本田
明 本田
正嗣 野宮
正嗣 野宮
和弘 一谷
和弘 一谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Japan Tobacco Inc filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2016236237A priority Critical patent/JP6842897B2/ja
Publication of JP2018090394A publication Critical patent/JP2018090394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6842897B2 publication Critical patent/JP6842897B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

本発明は、払出命令に応じてたばこ商品の払い出しを自動的に行う払出装置に関する。
一般的なコンビニエンスストアなどの店舗では、様々な銘柄のたばこ商品がいわゆる什器に銘柄ごとに陳列されており、(1)購買者が銘柄を指定するとその銘柄のたばこ商品を店員が什器から選び取るか、又は、(2)購買者が自ら所望の銘柄のたばこ商品を什器から取り出して購買するようになっている。なお、ここでいうたばこ商品とは、喫煙に供される個々の紙巻たばこではなく、後述するように複数本の紙巻たばこを収容している直方体状のパッケージや他のたばこ製品を収容する直方体状のパッケージを意味している。
また、特許文献1〜5には、所望の銘柄のたばこ商品を自動的に払い出す払出装置が記載されている。
特開2011−207575号公報 特開2011−207576号公報 特開2011−207577号公報 特開2011−207578号公報 特開2011−209994号公報
しかしながら、本発明者等の検討によれば、特許文献1〜5の払出装置では、たばこ商品のハンドリングに関し、なお改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、たばこ商品のハンドリングをより好適に行うことが可能な払出装置を提供するものである。
本発明によれば、たばこ商品を収容する収容部と、
前記収容部から取り出されたたばこ商品の向きを変える転向機構と、
前記転向機構により向きが変えられた前記たばこ商品を前記収容部に収容し直す再収容機構と、
払出命令と対応する種類の前記たばこ商品を前記収容部から払い出す払出機構と、
を備え
(1)前記収容部には、第1収容領域と、前記第1収容領域とは異なる第2収容領域と、が含まれ、前記再収容機構は、前記第1収容領域から取り出された前記たばこ商品の向きが前記転向機構により変えられた後で、前記第2収容領域に収容し直すか、
又は、
(2)前記再収容機構は、前記収容部から取り出された前記たばこ商品の向きが前記転向機構により変えられた後で、当該取り出しの前に当該たばこ商品が収容されていたのと同じ収容領域に当該たばこ商品を戻す払出装置が提供される。
本発明によれば、収容部から取り出されたたばこ商品の向きを転向機構によって変えることができ、転向機構により向きが変えられたたばこ商品を再収容機構によって収容部に収容し直すことができる。これにより、たばこ商品のハンドリングをより好適に行うことが可能となる。
第1実施形態に係る払出装置の模式的な斜視図である。 第1実施形態に係る払出装置の模式的な平断面図である。 第1実施形態に係る払出装置の移送機構を説明するための模式的な斜視図である。 図2のA−A線に沿った模式的な側断面図である。 図2のB−B線に沿った模式的な側断面図である。 第1実施形態に係る払出装置の移送機構の移送ユニットの模式的な斜視図である。 図7(a)、図7(b)、図7(c)及び図7(d)は、第1実施形態において収容部からたばこ商品を取り出す一連の動作を示す模式的な平面図である。 図8(a)、図8(b)及び図8(c)は、第1実施形態においてたばこ商品の向きを変える一連の動作を示す模式的な側断面図である。 図9(a)、図9(b)、図9(c)及び図9(d)は、第1実施形態において収容部にたばこ商品を収容し直す一連の動作を示す模式的な平面図である。 図10(a)、図10(b)、図10(c)及び図10(d)は、第1実施形態においてたばこ商品を払い出す一連の動作を示す模式的な側断面図である。 第1実施形態に係る払出装置のブロック図である。 図12(a)及び図12(b)はたばこ商品の模式的な斜視図である。 第2実施形態に係る払出装置の移送機構の移送ユニットの模式的な斜視図である。 図14(a)及び図14(b)は第2実施形態に係る払出装置の移送機構の移送ユニットの模式的な正面図である。 第2実施形態に係る払出装置の移送機構の移送ユニットの模式的な斜視図である。 第2実施形態に係る払出装置の移送機構の移送ユニットの模式的な斜視図である。 第2実施形態に係る払出装置の移送機構の移送ユニットの模式的な斜視図である。 第3実施形態に係る払出装置の内部の構造を正面側から視た模式図である。 第3実施形態に係る払出装置の内部の構造を正面側から視た模式図である。 図20(a)、図20(b)、図20(c)及び図20(d)は、第3実施形態に係る払出装置の読取部が設置されている側から視たたばこ商品及び回転台を示す模式的な側面図である。 図21(a)及び図21(b)は、第3実施形態に係る払出装置の移送機構が回転台からたばこ商品を取り出す一連の動作を示す模式的な側面図である。 図22(a)、図22(b)及び図22(c)は、第4実施形態においてたばこ商品の向きを変えて同じ収容スペースに収容し直す一連の動作を示す正面側から視た模式図である。 図23(a)、図23(b)、図23(c)及び図23(c)は、第5実施形態においてたばこ商品の向きを変えて同じ収容スペースに収容し直す一連の動作を示す正面側から視た模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1実施形態〕
図1は第1実施形態に係る払出装置100の模式的な斜視図である。図1は、筐体30の前面扉35を開き、且つ、収容部10の第1収容棚10aを筐体30から前方に引き出した状態を示す。
図2は第1実施形態に係る払出装置100を当該払出装置100の上端部にて切断した模式的な平断面図である。なお、図2においては、第1収容棚10aを前後にガイドするガイドレール21(図1)と、該ガイドレール21にガイドされる被ガイド部14(図1)の図示を省略している。
図3は第1実施形態に係る払出装置100の移送機構を説明するための模式的な斜視図である。
図4は図2のA−A線に沿った模式的な側断面図、図5は図2のB−B線に沿った模式的な側断面図である。
図6は第1実施形態に係る払出装置100の移送機構の移送ユニット50の模式的な斜視図である。
図7(a)、図7(b)、図7(c)及び図7(d)は、第1実施形態において収容部10からたばこ商品40を取り出す一連の動作を示す模式的な平面図である。
図8(a)、図8(b)及び図8(c)は、第1実施形態においてたばこ商品40の向きを変える一連の動作を示す模式的な側断面図であり、図2のA−A線に沿った断面の下部を示す。
図9(a)、図9(b)、図9(c)及び図9(d)は、第1実施形態において収容部10にたばこ商品40を収容し直す一連の動作を示す模式的な平面図である。
図10(a)、図10(b)、図10(c)及び図10(d)は、第1実施形態においてたばこ商品40を払い出す一連の動作を示す模式的な側断面図であり、図2のA−A線に沿った断面の下部を示す。
なお、図4、図5、図8(a)、図8(b)、図8(c)、図10(a)、図10(b)、図10(c)及び図10(d)においては、図3に示す移送機構の構成のうち、移送ユニット50のみを示しており、且つ、移送ユニット50のX軸被ガイド部59については図示を省略している。
また、図7(a)、図7(b)、図7(c)、図7(d)、図9(a)、図9(b)、図9(c)及び図9(d)においては、図3に示す移送機構の構成のうち、移送ユニット50のみを示しており、且つ、移送ユニット50のX軸被ガイド部59及び水平回転ブロック58については図示を省略している。
図11は第1実施形態に係る払出装置100のブロック図である。
図12(a)及び図12(b)はたばこ商品40の模式的な斜視図である。
本実施形態では、図2における左右方向をZ方向と称し、図2の紙面に対して直交する方向すなわち上下方向(高さ方向)をY方向と称する。また、Z方向及びY方向に対して直交する方向、すなわち払出装置100の奥行き方向をX方向と称する。
また、各構成要素の位置関係の説明を簡単にするために、各図には、便宜的に、前、後、左、右、上、下などの方向を示しており、以下の説明は、これらの方向に基づいて行う。
なお、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、一つの構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
本実施形態に係る払出装置100は、たばこ商品40を収容する収容部10と、収容部10から取り出されたたばこ商品40の向きを変える転向機構と、転向機構により向きが変えられたたばこ商品40を収容部10に収容し直す再収容機構と、払出命令と対応する種類のたばこ商品40を収容部10から払い出す払出機構と、を備える。
ここで、たばこ商品40は、喫煙に供される個々の紙巻たばこではなく、複数本の紙巻たばこを収容している直方体状のパッケージや、紙巻たばこ以外の他のたばこ製品を収容する直方体状のパッケージを意味している。他のたばこ製品としては、嗅ぎたばこ、パイプたばこのほか、それら他のたばこ製品に用いられる吸引具等の関連物品を挙げることができる。
図12(a)及び図12(b)に示すように、たばこ商品40は、長方形状の第1主面42と、第1主面42に対して平行に対向している長方形状の第2主面43と、それぞれ長方形状の第1側面44、第2側面45、第1端面46及び第2端面47と、を有している。
第1側面44は、第1主面42の一方の長辺と第2主面43の一方の長辺とに沿って配置されているとともに、第1主面42及び第2主面43に対して直交している。
第2側面45は、第1主面42の他方の長辺と第2主面43の他方の長辺とに沿って配置されているとともに、第1主面42及び第2主面43に対して直交しており、第1側面44に対して平行に対向している。
第1端面46は、第1主面42の一方の短辺と第2主面43の一方の短辺とに沿って配置されているとともに、第1主面42、第2主面43、第1側面44及び第2側面45に対して直交している。
第2端面47は、第1主面42の他方の短辺と第2主面43の他方の短辺とに沿って配置されているとともに、第1主面42、第2主面43、第1側面44及び第2側面45に対して直交しており、第1端面46に対して平行に対向している。
より詳細には、払出装置100は、転向機構、再収容機構及び払出機構を含んで構成されていてたばこ商品40を保持して移送する移送機構と、移送機構に搭載されていてたばこ商品40の外面に付されている識別情報(例えばバーコード41)を読み取る読取部57と、移送機構により収容部10に収容されたたばこ商品40と対応する識別情報を収容部10内におけるたばこ商品40の収容位置情報と対応付けて記憶する記憶部(例えば図11のRAM80c)と、を備えている。そして、移送機構は、記憶部の記憶内容に基づいて、払出命令と対応する種類のたばこ商品40を収容部10から払い出す。
ここで、識別情報とは、たばこ商品40の種類(つまり銘柄)ごとに固有の情報であり、識別情報に基づいてたばこ商品40の種類(銘柄)を特定することができる。本実施形態の場合、識別情報は、たばこ商品40のパッケージの外面に付されているバーコード41である。バーコード41は、例えば、第1側面44に付されている。
なお、識別情報を記憶するとは、バーコード41を読取部57で読み取ることによって得られた情報を記憶することであり、必ずしもバーコード41そのものを記憶することには限らない。
また、収容位置情報は、収容部10に収容される個々のたばこ商品40と1対1で対応している。
ここで、図1に示すように、払出装置100は、筐体30を有しており、筐体30内に収容部10が配置されている。
筐体30の形状は特に限定されないが、例えば、直方体形状に形成されている。
筐体30は、水平に配置された底板部31と、底板部31の上方に配置されていて底板部31と平行に対向している天板部32と、底板部31の左側の縁辺から起立している左側壁部33と、底板部31の右側の縁辺から起立していて左側壁部33と平行に対向している右側壁部34と、底板部31の後側の縁辺から起立している背面壁部36(図2)と、前面扉35と、を備えて構成されている。
前面扉35は、開閉扉となっており、例えば、前面扉35の右側の縁辺部はヒンジ部38を介して右側壁部34の前縁に対して軸支されている。
図2に示すように前面扉35が閉じた状態では、前面扉35は底板部31の前側の縁辺から起立し、背面壁部36と平行に対向する。
図2に示すように、収容部10は、例えば、筐体30内における左側部分に配置される第1収容棚10aと、筐体30内における右側部分に配置される第2収容棚10bと、を含んでいる。
第1収容棚10a及び第2収容棚10bの各々は、例えば、奥行き方向に3列ずつの収容カラム11(第1収容カラム11a〜第6収容カラム11f)を備えている。
すなわち、第1収容棚10aは、手前側から順に、第1収容カラム11a、第2収容カラム11b及び第3収容カラム11cを備えており、第2収容棚10bは、手前側から順に第4収容カラム11d、第5収容カラム11e、第6収容カラム11fを備えている。
各収容カラム11は、上下方向に複数段の棚板13を備えている。一例として、各収容カラム11は、36段の棚板13を有している。
各棚板13上には、たばこ商品40を1個ずつ収容する収容スペース15が形成されている。したがって、各収容カラム11に最大で36個ずつのたばこ商品40を収容可能であり、払出装置100は合計で最大36×6=216個のたばこ商品40を収容可能である。
なお、第1収容棚10aは、当該第1収容棚10aの前面、底面、天面、左側面及び背面を囲むとともに第1収容棚10aの隣り合う収容カラム11どうしを仕切る棚枠12を有しているとともに、この棚枠12に設けられた3列、36段の棚板13を有している。
同様に、第2収容棚10bは、当該第2収容棚10bの前面、底面、天面、右側面及び背面を囲むとともに第2収容棚10bの隣り合う収容カラム11どうしを仕切る棚枠12を有しているとともに、この棚枠12に設けられた3列、36段の棚板13を有している。
各収容スペース15には、収容スペース15にたばこ商品40を出し入れするための出入口15aが形成されている。
図1に示すように、第1収容棚10aの各収容スペース15の出入口15aは、右方に開放している。一方、第2収容棚10bの各収容スペース15の出入口15aは、左方に開放している。
第1収容棚10aが前方に引き出されていない状態(図2等)において、第1収容棚10aと第2収容棚10bとは、左右対称に配置されており、且つ、互いに対向して配置されている。
より詳細には、第1収容カラム11aと第4収容カラム11dとが相互に対向しており、第2収容カラム11bと第5収容カラム11eとが相互に対向しており、第3収容カラム11cと第6収容カラム11fとが相互に対向している。
このように、第1収容棚10a(第1収容領域)と第2収容棚10b(第2収容領域)とは互いに対向して配置されており、第1収容領域において第2収容領域に対向する部位と、第2収容領域において第1収容領域に対向する部位との各々には、たばこ商品40を出し入れするための出入口15aが形成されている。
なお、払出装置100は、一の収容カラム11内においても、複数種類のたばこ商品40を混在させて収容するようになっている。このため、収容位置情報は、個々のたばこ商品40の高さ位置情報を含む。
また、収容部10は、水平方向において互いに異なる位置に配置された複数の収容カラム11を備えて構成されているため、収容位置情報は、高さ位置情報の他に、水平方向におけるたばこ商品40の位置を示す水平位置情報を含んでいる。
払出装置100は、コンビニエンスストア或いはその他の店舗に設置されて用いられる。通常時は、筐体30の内部の収容部10に収容されているたばこ商品40には、店員及び来店客がアクセスできないようになっている。
ここで、収容カラム11のうち、例えば、第1収容カラム11aは、オペレータ(典型的には店員)によってたばこ商品40が補充される補充スペースとなっている。
一方、残りの第2収容カラム11b〜第6収容カラム11fは、払出機構による払い出し対象となるたばこ商品40の収容スペースとなっている。
第1収容カラム11aを有する第1収容棚10aは、図1に示すように、筐体30の内部から前方に引き出し可能となっており、第1収容カラム11aに対するたばこ商品40の補充を容易に行うことができるようになっている。
また、前面扉35には図示しない錠が設けられていて、施錠状態では前面扉35が開放不能に維持されるようになっていることも好ましい。
一方、第1収容カラム11a以外の収容カラム11に対するたばこ商品40の補充は、移送ユニット50を含む移送機構によって自動的に行われるようになっている。
より詳細には、第1収容棚10aの上面には前後方向に延在する被ガイド部14が設けられており、筐体30の上部には被ガイド部14を前後にガイドするガイドレール21が設けられている。同様に、第1収容棚10aの下面にも被ガイド部14(不図示)が設けられており、該被ガイド部14が筐体30の下部に設けられたガイドレール21(図4、図5)によって前後にガイドされるようになっている。これにより、第1収容棚10aを軽い力で前方に引き出すことが可能となっている。
ここで、第1収容棚10aと第2収容棚10bとの対向間隔は、第1収容棚10aと第2収容棚10bとの間隔においては移送ユニット50が水平回転不能な短い間隔に設定されている。すなわち、第1収容棚10aと第2収容棚10bとの対向間隔において移送ユニット50を回転させようとする場合、移送ユニット50が第1収容棚10a及び第2収容棚10bと干渉するようになっている。
ただし、筐体30の下部において、筐体30下部のガイドレール21よりも下側には、移送ユニット50の水平回転を許容する回転スペース30a(図4、図5)が形成されている。
すなわち、回転スペース30aにおいては、移送ユニット50を払出装置100における他の構造体と干渉させずに水平回転させることができる。
また、例えば、回転スペース30aの前端部における底部は、移送ユニット50によってたばこ商品40が払い出される払出領域39を構成している。
また、例えば、前面扉35の下端部には、オペレータがたばこ商品40を筐体30の内部の払出領域39から外部に取り出すための取出開口37が形成されている。
移送機構の移送ユニット50は、第1収容棚10aと第2収容棚10bとの対向間隔において、X方向(前後方向)及びY方向(上下方向)に移動可能となっている。
図6に示すように、移送ユニット50は、例えば、たばこ商品40を収容して保持する収容空間52を内部に有する収容体51と、たばこ商品40を収容空間52に引き込んだりたばこ商品40を収容空間52から取り出して収容部10に収容しなおしたりするための左右一対のアーム部53と、収容体51の下側に設けられているセンサ保持ブロック56と、センサ保持ブロック56に設けられた読取部57と、を備えている。
収容体51は、例えば、直方体形状に形成されており、収容体51の一方の側面に収容空間52の開口52aが配置されている。また、センサ保持ブロック56も例えば直方体形状に配置されており、読取部57は、収容体51において開口52aが配置されている側と同じ側に配置されている。
読取部57は、光学的にバーコード41を読み取るものであり、センサ保持ブロック56の外面に露出している。本実施形態の場合、読取部57は、第1収容カラム11aに収容されているたばこ商品40のバーコード41を読み取る。
より詳細には、収容体51は、収容空間52に収容されたたばこ商品40を支持可能な底面部と、底面部の上方に配置されている天面部と、収容空間52の幅方向において相互に離間している一対の側壁部と、収容空間52の奥行き方向における最深部を閉塞している奥側壁部と、を有している。
一対のアーム部53は、収容空間52の奥行き方向に長尺な板状に形成されており、収容空間52の横幅方向において離間して配置されている。一対のアーム部53は収容体51の一対の側壁部の一方ずつによって保持されている。一対のアーム部53は、互いに同じ高さに配置されている。
図6に示すように、通常は、一対のアーム部53は、収容体51に収納されている。
収容体51には、各アーム部53を開口52aを介して収容体51から突出させる動作(例えば図7(b))と、突出させたアーム部53を再び収容体51に収納させる動作(例えば図7(d))と、を行うアーム駆動機構が設けられている。
すなわち、各アーム駆動機構によって、それぞれ対応するアーム部53の進退動作が行われる。
アーム駆動機構は、例えば、モータと、モータの駆動力をアーム部53に伝達する歯車等により構成された駆動伝達機構と、を含んで構成されている。
より詳細には、例えば、図11に示すアーム駆動モータ86aと図示しない駆動伝達機構が収容体51の一方の側壁部に設けられており、該アーム駆動モータ86aのモータ軸が一方向に回転することによって、一方のアーム部53が収容体51から突出し、該アーム駆動モータ86aのモータ軸が逆方向に回転することによって、一方のアーム部53が再び収容体51に収納されるようになっている。
同様に、例えば、図11に示すアーム駆動モータ86bと図示しない駆動伝達機構が収容体51の他方の側壁部に設けられており、該アーム駆動モータ86bのモータ軸が一方向に回転することによって、他方のアーム部53が収容体51から突出し、該アーム駆動モータ86bのモータ軸が逆方向に回転することによって、他方のアーム部53が再び収容体51に収納されるようになっている。
一対のアーム部53をそれぞれ駆動させるアーム駆動モータ86a、86bの動作は、互いに同期して行われるようになっており、一対のアーム部53は互いに同期して進退するようになっている。
更に、収容体51の一対の側壁部の各々には、突出させたアーム部53の先端部どうしが近づく方向に各アーム部53を水平面内で揺動させる動作(図7(c))と、揺動させたアーム部53を再び元の位置に復帰させる動作と、を行うアーム揺動機構が設けられている。
すなわち、これらアーム揺動機構によって、一対のアーム部53の開閉動作が行われる。
アーム揺動機構は、例えば、アーム部53を揺動方向における一方向に付勢しているバネと、バネの付勢に抗してアーム部53を揺動方向における逆方向に吸引するソレノイドと、を含んで構成されている。
より詳細には、例えば、図11に示すアーム駆動ソレノイド87aと図示しないバネが収容体51の一方の側壁部に設けられており、該アーム駆動ソレノイド87aが作動することによって、一方のアーム部53がバネの付勢に抗して揺動し、当該一方のアーム部53の先端部が他方のアーム部53の先端部に近づくようになっている。また、アーム駆動ソレノイド87aが作動停止することによって、一方のアーム部53がバネの付勢に従って揺動し、当該一方のアーム部53の先端部が他方のアーム部53の先端部から遠ざかるようになっている。
同様に、例えば、図11に示すアーム駆動ソレノイド87bと図示しないバネが収容体51の他方の側壁部に設けられており、該アーム駆動ソレノイド87bが作動することによって、他方のアーム部53がバネの付勢に抗して揺動し、当該他方のアーム部53の先端部が一方のアーム部53の先端部に近づくようになっている。また、アーム駆動ソレノイド87bが作動停止することによって、他方のアーム部53がバネの付勢に従って揺動し、当該他方のアーム部53の先端部が一方のアーム部53の先端部から遠ざかるようになっている。
一対のアーム部53をそれぞれ揺動させるアーム駆動ソレノイド87a、87bの動作は、互いに同期して行われるようになっており、一対のアーム部53は互いに同期して開閉するようになっている。
更に、移送ユニット50は、収容体51の天板部の上面に固定されている水平回転ブロック58と、水平回転ブロック58の上側に設けられているX軸被ガイド部59と、を備えている。
また、移送機構は、移送ユニット50をX方向及びY方向に移動させる移動機構を含んで構成されている。この移動機構は、例えば、以下に説明するように構成されている。
図3に示すように、移動機構は、それぞれ上下に延在する板状に形成されていて互いに対向して配置されている前後一対の支持板61と、これら支持板61における互いの対向面の上端部及び下端部の各々に回転可能に設けられているプーリ62と、前後一対のY駆動用タイミングベルト63と、Y駆動軸64と、Y伝達ベルト65と、Y駆動モータ83と、を備えている。
各プーリ62の回転軸は前後に水平に延在しており、各プーリ62は鉛直面内において回転可能となっている。
図2に示すように、前側の支持板61は、第2収容棚10bの前方に配置されており、後側の支持板61は、第2収容棚10bの後方に配置されている。
図3に示すように、後側の支持板61に設けられた上下のプーリ62間にY駆動用タイミングベルト63が架け渡されており、同様に、前側の支持板61に設けられた上下のプーリ62(図2)間にもY駆動用タイミングベルト63(図2)が架け渡されている。
図3に示すように、後側の支持板61の上側のプーリ62には、棒状のY駆動軸64の後端部が固定されている。同様に、図2に示すように、前側の支持板61の上側のプーリ62には、当該Y駆動軸64の前端部が固定されている。こうして、Y駆動軸64は、前後の支持板61における上側のプーリ62間に架け渡されている。
更に、Y駆動軸64にはY伝達ベルト65の一端部が係合しており、図2に示すように、Y伝達ベルト65の他端部はY駆動モータ83のモータ軸83aに係合している。
Y駆動モータ83は、筐体30の上端部、例えば右側壁部34の上端部又は天板部32の少なくとも一方に固定されている。
更に、移動機構は、水平に配置された支持板66と、支持板66の前端部及び後端部の各々に回転可能に設けられている一対のプーリ67と、これらプーリ67間に架け渡されているX駆動用タイミングベルト68と、X駆動用タイミングベルト68とX軸被ガイド部59とを相互に連結している連結部材69(図2)と、X駆動モータ82と、を備えている。
支持板66の後端部は、後側のY駆動用タイミングベルト63においてプーリ62よりも左側の部分に固定されている。同様に、支持板66の前端部は、前側のY駆動用タイミングベルト63においてプーリ62よりも左側の部分に固定されている。
これにより、支持板66は、前後のY駆動用タイミングベルト63が互いに同期して回転するのに伴い、上下動するようになっている。
一対のプーリ67は、支持板66の上側に配置されている。一対のプーリ67の回転軸は鉛直に延在しており、一対のプーリ67は水平面内において回転可能となっている。
X駆動モータ82は、例えば、支持板66の前端部における上面に固定されている。また、例えば、X駆動モータ82のモータ軸82aが、一対のプーリ67のうち前側のプーリ67に対して同軸に固定されている。
支持板66の下面側には、移送ユニット50のX軸被ガイド部59を前後(X方向)にガイドするX軸ガイドレール66bが形成されている。X軸ガイドレール66bに対してX軸被ガイド部59が係合することにより、移送ユニット50が支持板66に対して前後に移動可能な状態で該支持板66によって吊り下げ支持されている。
支持板66には、当該支持板66を上下に貫通しているとともに前後に延在している連結用スリット66aが形成されている。連結部材69は、連結用スリット66aを介して、X駆動用タイミングベルト68と移送ユニット50のX軸被ガイド部59とを相互に連結している。移送ユニット50が前後に移動する際に、連結部材69は連結用スリット66aに沿って前後に移動する。
Y駆動モータ83のモータ軸83aが一方向に回転することにより、モータ軸83aからY伝達ベルト65を介して駆動力を伝達されたY駆動軸64が軸周りに一方向に回転し、該Y駆動軸64の両端に設けられたプーリ62が一方向に回転する。これに伴い、前後一対のY駆動用タイミングベルト63が一方向に回転する。これにより、支持板66及び移送ユニット50が上昇する。また、Y駆動モータ83のモータ軸83aが逆方向に回転することにより、前後一対のY駆動用タイミングベルト63が逆方向に回転し、これに伴い、支持板66及び移送ユニット50が下降する。
X駆動モータ82のモータ軸82aが一方向に回転することにより、モータ軸82aから一方のプーリ67を介して駆動力を伝達されたX駆動用タイミングベルト68が一方向に回転し、これに伴い、移送ユニット50が前方に移動する。
また、X駆動モータ82のモータ軸82aが逆方向に回転することにより、前後一対のX駆動用タイミングベルト68が逆方向に回転し、これに伴い、移送ユニット50が後方に移動する。
なお、移送ユニット50の移動方向が斜め方向の場合(移動前の位置と移動後の位置とを結ぶ直線が傾斜している場合)、X駆動モータ82の回転とY駆動モータ83の回転とは順次に行うようにしてもよいが、並行して行うことにより、移送ユニット50を最短パスで移動させることが可能となり、移送ユニット50の移動時間を短縮することができる。
移送ユニット50の水平回転ブロック58は、収容体51に対して固定されている一方で、X軸被ガイド部59に対して水平面内で回転可能に、水平回転ブロック58に対して連結されている。すなわち、X軸被ガイド部59に対する水平回転ブロック58の回転軸は鉛直方向に延在している。
払出装置100は、図11に示す回転モータ85を備えている。回転モータ85は、例えば、水平回転ブロック58に設けられている。回転モータ85が一方向に回転することによって、水平回転ブロック58ひいては移送ユニット50におけるX軸被ガイド部59以外の部分の全体が、X軸被ガイド部59に対して水平面内で一方向に回転する。また、回転モータ85が逆方向に回転することによって、水平回転ブロック58ひいては移送ユニット50におけるX軸被ガイド部59以外の部分の全体が、X軸被ガイド部59に対して水平面内で逆方向に回転する。
ただし、水平回転ブロック58は、X軸被ガイド部59に対して固定されている一方で、収容体51に対して水平面内において回転可能となっていてもよい。この場合、回転モータ85が一方向及び逆方向回転することによって、移送ユニット50における水平回転ブロック58及びX軸被ガイド部59以外の部分の全体が、X軸被ガイド部59及び水平回転ブロック58に対して水平面内で一方向及び逆方向に回転する。
なお、本明細書において、移送ユニット50におけるX軸被ガイド部59を除く部分が水平回転すること、又は、移送ユニット50におけるX軸被ガイド部59及び水平回転ブロック58を除く部分が水平回転することを、単に移送ユニット50が回転(水平回転)するという場合がある。
ここで、移送ユニット50の収容体51の収容空間52にたばこ商品40が収容された状態で収容体51が水平面内で回転することにより、たばこ商品40の向きが変わる。
このように、移送機構は、たばこ商品40を保持する保持部(収容体51)と、保持部を回転させることによってたばこ商品40の向きを変える回転機構(水平回転ブロック58及び回転モータ85)と、を備える。
また、本実施形態の場合、回転機構の回転軸は鉛直方向に延在している。
図11に示すように、払出装置100は、当該払出装置100の各部の動作を統括的に制御する制御部80を備えている。
すなわち、制御部80は、X駆動モータ82、Y駆動モータ83、読取部57、回転モータ85、アーム駆動モータ86a、86b、アーム駆動ソレノイド87a、87bの動作を制御する。
制御部80は、制御用プログラムを記憶保持しているROM80bと、この制御用プログラムに従って制御動作を実行するCPU80aと、CPU80aの作業領域などとして機能するRAM80cと、を備えて構成されている。
制御部80には、読取部57により読み取られた識別情報が入力されるようになっている。CPU80aは、個々のたばこ商品40ごとに異なる収容位置情報と対応付けて個々のたばこ商品40の識別情報をRAM80cに記憶させる。
ここで、上記のように、収容位置情報は、例えば、高さ位置情報と水平位置情報とを含んで構成されている。
高さ位置情報は、収容カラム11(第2収容カラム11b〜第6収容カラム11f)における何段目の位置であるかを示す段数情報であってもよいし、高さ方向における座標(つまりY方向における座標であるY座標)を示すY座標情報であってもよい。
Y座標情報としては、例えば、移送ユニット50によって収容カラム11(第2収容カラム11b〜第6収容カラム11f)の収容スペース15にたばこ商品40を収容させるときにおける移送ユニット50のY座標、又は、当該Y座標と所定の相関がある座標を示す情報を用いることができる。
また、水平位置情報は、たばこ商品40がいずれの収容カラム11(第2収容カラム11b〜第6収容カラム11f)に収容されているのかを示すカラム情報であってもよいが、水平方向におけるたばこ商品40の座標を示す情報であってもよい。すなわち、水平位置情報は、X方向におけるたばこ商品40の座標であるX座標を示すX座標情報を含んで構成されていてもよい。
水平位置情報としては、例えば、移送ユニット50によって収容カラム11(第2収容カラム11b〜第6収容カラム11f)の収容スペース15にたばこ商品40を収容させるときにおける移送ユニット50のX座標、又は、当該X座標と所定の相関がある座標を示す情報を用いることができる。ただし、単にこれだけの情報では、互いに向かい合わせとなっている収容カラム11のうちのいずれの収容カラム11に収容されているたばこ商品40の座標であるのかを特定できない。このため、水平位置情報は、例えば、回転モータ85の動作に依存して変化する収容体51の回転角度を示す情報を含んでいる。
更に、払出装置100は、払出命令取得部81を備えている。
払出命令取得部81は、例えば、筐体30の外面に設けられた操作部、又は、筐体30とは離間する位置に設けられる操作タブレットなどである。
払出命令取得部81に対して、店員またはたばこ商品40の購買者が所定の操作を行うことにより、購買者が購買するたばこ商品40の銘柄の指定が可能となっている。
なお、払出命令取得部81に対する操作により、各種のたばこ商品40の銘柄を、例えば、50音検索、ブランド名検索、タール値検索、ニコチン値検索等の各種の検索方法により検索し、指定できるようになっていてもよい。或いは、購買者の個人認証情報(声紋認証、静脈認証又は記録媒体の読み取り等により認証される情報)によって購買者を特定し、前回購買した銘柄を検索するようにしてもよい。
ここで、払出命令取得部81に対する操作により、購買者が購買するたばこ商品40の銘柄が指定されることを、払出命令取得部81が払出命令を取得する、と称する。払出命令取得部81が取得した払出命令は、払出命令取得部81から制御部80に通知される。
更に、払出装置100は、前面扉35が閉じているか否かを検出する扉スイッチ84を備えている。すなわち、扉スイッチ84は、前面扉35が閉じている場合にその旨を検出するか、又は、前面扉35が開いている場合にその旨を検出するようになっている。
制御部80には、扉スイッチ84による検出結果が随時入力されるようになっており、制御部80は、前面扉35が閉じているか否かを常時監視している。
次に、動作を説明する。
先ず、払出装置100の第1収容カラム11aにたばこ商品40が補充される場合の動作を説明する。
第1収容カラム11aに対するたばこ商品40の補充は、第1収容カラム11aに空きがあるときに、オペレータにより行われる。すなわち、図1に示すようにオペレータが前面扉35を開き、第1収容棚10aを筐体30から引き出すことにより、第1収容棚10aにおける最も手前側の位置に配置されている第1収容カラム11aに対して容易にたばこ商品40を補充することができる。
第1収容カラム11aに対するたばこ商品40は、各段の収容スペース15に対して、出入口15aを介してたばこ商品40を挿入し、該たばこ商品40を各段の棚板13によって支持させることにより行うことができる。
ここで、第1収容カラム11aには、オペレータにより、たばこ商品40の第1側面44(バーコード41が付されている面)が右方を向くようにして、たばこ商品40が収容されるものとする。
すなわち、第1収容カラム11aには、出入口15aを介して第1収容カラム11aの外部からバーコード41を認識可能な向きでたばこ商品40が収容される。
第1収容カラム11aにたばこ商品40が補充された後、前面扉35が閉じられると、扉スイッチ84がその旨を検出するため、制御部80はその旨を認識する。
ここで、制御部80は、第2収容カラム11b〜第6収容カラム11fにおける空きスペース16(たばこ商品40を収容していない収容スペース15;図4、図5参照)の有無と、空きスペース16の位置情報とを随時監視している。
前面扉35が閉じられたことを制御部80が認識した際に、第2収容カラム11b〜第6収容カラム11fに空きスペース16が存在する場合には、制御部80は、移送ユニット50を第1収容カラム11aと対向する位置に移動させ、且つ、読取部57が第1収容カラム11aと対向するように収容体51及びセンサ保持ブロック56の回転角度を調節する。
そして、制御部80は、読取部57による第1収容カラム11aのたばこ商品40のバーコード41の読み取りを行わせる。その際、必要に応じて、移送ユニット50を上又は下に移動させる。
制御部80は、読取部57によりバーコード41を読み取ったたばこ商品40について、バーコード41をRAM80cに記憶させ、引き続き、該たばこ商品40を第2収容カラム11b〜第6収容カラム11fに空きスペース16に移送する処理を行う。ここでは、たばこ商品40を第2収容棚10bの収容カラム11(例えば第5収容カラム11e)の空きスペース16に移送する例を説明する。
先ず、図7(a)に示すように、第1収容カラム11aにおいてたばこ商品40を収容している収容スペース15に対して開口52aが対向する位置に移送ユニット50を移動させる。
次に、図7(b)に示すように、一対のアーム部53を、開口52aを介して収容体51から突出させ、収容スペース15に進入させる。
次に、図7(c)に示すように、一対のアーム部53を、互いの先端部どうしが近づく方向に揺動させ、一対のアーム部53によってたばこ商品40を挟持させる。
次に、図7(d)に示すように、一対のアーム部53を再び収容体51に収納させる。この際、一対のアーム部53により挟持されているたばこ商品40は、第1収容カラム11aの収容スペース15から抜き取られ、移送ユニット50の収容空間52に引き込まれる。
次に、図8(a)に示すように、移送ユニット50を回転スペース30aに下降させる。
次に、図8(b)及び図8(c)に示すように、移送ユニット50における水平回転ブロック58及び収容体51等を水平面内で180度回転させることにより、開口52aの反対向きにする。
次に、図9(a)に示すように、第5収容カラム11eの空きスペース16に対して開口52aが対向する位置に移送ユニット50を移動させる。
次に、図9(b)に示すように、たばこ商品40を挟持した状態の一対のアーム部53を、開口52aを介して収容体51から突出させ、それまで空きスペース16だった収容スペース15に進入させる。すなわち、移送ユニット50によって向きが変えられたたばこ商品40を、それまで空きスペース16だった収容スペース15に収容し直す。
次に、図9(c)に示すように、一対のアーム部53を、互いの先端部どうしが離間する方向に揺動させ、一対のアーム部53によるたばこ商品40の挟持状態を解除させる。
次に、図9(d)に示すように、一対のアーム部53を再び収容体51に収納させる。ここで、たばこ商品40は第5収容カラム11eの収容スペース15に残留する。
こうして、第1収容カラム11aから第5収容カラム11eへのたばこ商品40の移送が完了する。
また、制御部80は、第1収容カラム11aから第5収容カラム11eに移送したたばこ商品40の移送後の収容位置情報を、当該たばこ商品40のバーコード41と対応付けてRAM80cに記憶させる。
このように、収容部10には、たばこ商品40を収容する向きが互いに異なる第1収容領域(第1収容棚10a)と第2収容領域(第2収容棚10b)とが含まれ、転向機構は、第1収容領域から取り出されたたばこ商品40の向きを変え、再収容機構は、転向機構により向きが変えられたたばこ商品40を第2収容領域に収容し直す。
ここで、第1収容カラム11aから第2収容棚10bの収容カラム11に向けてたばこ商品40が移送された場合でも、図5に示すように、たばこ商品40の向きは、たばこ商品40のバーコード41を、出入口15aを介して収容カラム11の外部から認識可能な向きとなる。
また、第1収容カラム11aから第1収容棚10aの収容カラム11に向けてたばこ商品40が移送された場合でも、図4に示すように、たばこ商品40の向きは、たばこ商品40のバーコード41を、出入口15aを介して収容カラム11の外部から認識可能な向きとなる。
すなわち、収容部10には、たばこ商品40を出し入れするための出入口15aが形成されており、転向機構は、たばこ商品40の外面の識別情報(バーコード41)を、出入口15aを介して外部から認識可能な向きで、たばこ商品40を収容部10に収容し直す。
次に、移送ユニット50によるたばこ商品40の払い出し動作を説明する。
払出命令取得部81から制御部80に払出命令が入力されると、制御部80は、RAM80cの記憶内容を参照することによって、払出命令と対応する種類(銘柄)のたばこ商品40が収容部10に収容されているか否かを判定する。この判定は、収容位置情報と対応付けて記憶されているバーコード41(識別情報)に基づいて行われる。
収容されていない場合は、払出命令と対応するたばこ商品40を払い出すことができない。この場合、制御部80は、図示しない報知手段を用いて、たばこ商品40の払い出しができない旨の報知を行ってもよい。
収容されている場合、制御部80は、払出命令と対応する種類のたばこ商品40の収容位置情報を読み出す。なお、払出命令と対応する種類のたばこ商品40が収容部10に複数個収容されている場合は、制御部80は、例えば、その中で最も先に(最も早いタイミングで)収容部10に収容されたたばこ商品40の収容位置情報を読み出す。
更に、制御部80は、X駆動モータ82及びY駆動モータ83の動作制御を行い、読み出した収容位置情報と対応する位置に向けて移送ユニット50を移動させる。
更に、制御部80は、収容位置情報と対応する位置に向けて移送ユニット50の開口52aが向くように、回転モータ85を制御する。
なお、以下では、払出命令と対応する種類のたばこ商品40のことを、払出対象のたばこ商品40と称する場合がある。
更に、制御部80は、アーム駆動モータ86a、86b、アーム駆動ソレノイド87a、87bの動作制御を行って、払出対象のたばこ商品40を収容スペース15から収容空間52に取り出させる。この動作は、図7(a)から図7(d)を用いて説明した動作と実質的に同じであるため、動作の詳細な説明を省略する。
次に、図10(a)に示すように、制御部80は、移送ユニット50を回転スペース30aに下降させ、更に、移送ユニット50を払出領域39の近傍に移動させる。
次に、図10(b)に示すように、制御部80は、例えば、回転モータ85を制御して収容体51を回転させ、開口52aを前方に向ける。
次に、図10(c)に示すように、制御部80は、たばこ商品40を挟持した状態の一対のアーム部53を、開口52aを介して収容体51から前方に突出させ、該たばこ商品40を払出領域39の上方に位置させる。
次に、制御部80は、一対のアーム部53を、互いの先端部どうしが離間する方向に揺動させ、一対のアーム部53によるたばこ商品40の挟持状態を解除させる。これにより、図10(d)に示すように、たばこ商品40は払出領域39に落下する。
よって、店員は、筐体30の外部から取出開口37を介して払出領域39に手を差し入れることにより、払出対象のたばこ商品40を把持し、これを筐体30から取り出して販売することができる。
なお、制御部80は、払出対象のたばこ商品40が払出領域39に払い出される度に、それまで当該たばこ商品40が収容されていた収容スペース15に対応する識別情報をクリアし、当該収容スペース15を空きスペース16と認識する。
また、上記のように、制御部80は、第1収容カラム11aから他の収容カラム11(第2収容カラム11b〜第6収容カラム11f)にたばこ商品40を移送する度に、当該たばこ商品40の移送後の収容位置情報をRAM80cに記憶させる。
また、RAM80cには、予め、各収容カラム11の全ての収容スペース15の位置情報が記憶保持されているものとする。
このため、制御部80は、RAM80cの記憶内容に基づいて、第2収容カラム11b〜第6収容カラム11fにおける空きスペース16の有無と、空きスペース16の位置情報とを随時監視することができる。
以上のような第1実施形態によれば、収容部10から取り出されたたばこ商品40の向きを転向機構によって変えることができ、転向機構により向きが変えられたたばこ商品40を再収容機構によって収容部10に収容し直すことができる。これにより、たばこ商品40のハンドリングをより好適に行うことが可能となる。
本実施形態の場合では、例えば、たばこ商品40を収容する向きが互いに異なる(例えば互いに反対向き)の第1収容領域(例えば第1収容棚10a)と第2収容領域(例えば第2収容棚10b)とが収容部10に含まれる場合において、第1収容領域から取り出されたたばこ商品40の向きを変え、そのたばこ商品40を第2収容領域に収容し直すことなどができる。
また、図10(a)〜(d)を用いて説明したように、たばこ商品40を収容部10から取り出すときの向きとは異なる向きで払出領域39に払い出すことなども可能である。
なお、上記の第1の実施形態では、払出対象のたばこ商品40を収容部10から取り出す際には、バーコード41の確認を行わない例を説明したが、この段階でのバーコード41の確認を行うようにしてもよい。
〔第2実施形態〕
図13は第2実施形態に係る払出装置の移送機構の移送ユニット70の模式的な斜視図であり、たばこ商品40を移送ユニット70の収容空間75に導入する開口75aが左側(第1収容棚10a側)を向いた状態を示す。
図14(a)及び図14(b)は第2実施形態に係る払出装置の移送機構の移送ユニット70の模式的な正面図であり、このうち図14(a)は収容部10の収容スペース15から移送ユニット70の収容空間75にたばこ商品40を収容した状態を示し、図14(b)は読取部57によってたばこ商品40のバーコード41を読み取る状態を示す。
図15から図17は第2実施形態に係る払出装置100の移送機構の移送ユニット70の模式的な斜視図である。このうち図15は収容空間75にたばこ商品40を収容した移送ユニット70の開口75aが上側を向いた状態を示す。図16は収容空間75にたばこ商品40を収容した移送ユニット70の開口75a(図13等参照)が右側を向いた状態を示す。図17は収容空間75にたばこ商品40を収容した移送ユニット70の開口75aが下側を向き、開口75aからたばこ商品40が払い出される状態を示す。
本実施形態に係る払出装置は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る払出装置100と相違し、その他の点では、上記の第1実施形態に係る払出装置100と同様に構成されている。
本実施形態に係る払出装置は、移送ユニット50の代わりに、図13に示す移送ユニット70を備えている。
移送ユニット70は、第1実施形態で説明したX軸被ガイド部59(図6)の下側に固定されているX移動ブロック71と、X移動ブロック71の前端部及び下端部から垂下している前後一対の支持ブラケット72と、支持ブラケット72の下端部の軸支部72aにおいて回転可能に軸支されている収容体73と、収容体73の内部に設けられている複数のローラ76と、第1実施形態で説明した一対のアーム部53と、を備えている。
収容体73は、当該収容体73の軸方向が水平に延在する筒形状(例えば円筒形状)に形成されており、収容体73の軸方向における両端部でそれぞれ軸支部72aにより軸支されている。軸支部72aの軸心は、収容体73の軸心と一致している。
本実施形態の場合、収容体73を回転させる回転モータ85は、収容体73又は支持ブラケット72に設けられている。回転モータ85が回転することにより、収容体73が支持ブラケット72に対して、当該収容体73の軸周りに回転する。
すなわち、本実施形態の場合、回転機構の回転軸は水平方向に延在している。
収容体73の内部には、たばこ商品40を収容可能な収容空間75が形成されている。収容空間75は、開口75aを介して収容体73の外部空間と連通している。開口75aを介してたばこ商品40を収容空間75に出し入れ可能であるとともに、開口75aを介して一対のアーム部53が収容体73の外部に突出可能となっている。
ローラ76の軸方向は、収容体73の軸方向に対して平行に配置されている。
移送ユニット70は、たばこ商品40の第1主面42(図12(a)、図12(b))に当接して回転するローラ76と、たばこ商品40の第2主面43(図12(a)、図12(b))に当接して回転するローラ76と、を備えている。
図14(a)に示すように、一対のアーム部53によりたばこ商品40を収容カラム11の収容スペース15から取り出して収容体73の収容空間75に引き込む際には、開口75aが収容スペース15の方を向くように収容体73を配置する。すなわち、開口75aが水平方向を向くように収容体73を配置する。
また、一対のアーム部53によりたばこ商品40を収容カラム11の収容スペース15に収容させる際についても、同様に、開口75aが収容スペース15の方を向くように収容体73を配置する。
図14(a)及び図14(b)に示すように、本実施形態の場合、読取部57は、収容体73の内部(収容空間75)に配置されている。
また、収容体73には、読取部57によってたばこ商品40のバーコード41を読み取るための読取用開口77(図17も参照)が形成されている。
ここで、図14(a)に示すように収容空間75にたばこ商品40を引き込む方向を引込方向と称すると、読取用開口77と読取部57は、左右方向及び上下方向を含む平面内であって引込方向に対して直交する方向における収容体73の両端部にそれぞれ配置されている。
そして、例えば、図14(b)に示すように、収容空間75にたばこ商品40が収容されておらず、且つ、開口75aが下向きとなるように収容体73を回転させた状態で、読取用開口77を介して読取部57によりたばこ商品40の第1側面44に付されているバーコード41(図12(b)等)を読み取ることができるようになっている。
なお、図14(a)に示すように、たばこ商品40の第1主面42に当接して回転するローラ76は、引込方向において互いに離間した複数箇所(例えば3箇所)にそれぞれ配置されている。同様に、たばこ商品40の第2主面43に当接して回転するローラ76も、引込方向において互いに離間した複数箇所(例えば3箇所)にそれぞれ配置されている。
本実施形態の場合、移送ユニット70によりたばこ商品40を移送する際における開口75aの向きは特に限定されないが、例えば、図15に示すように、開口52aを上向きにしてたばこ商品40を移送することができる。
また、図16に示すように、図13の状態とは開口52aの向きが反対向きとなるように収容体73を回転させることにより、第1実施形態と同様に、たばこ商品40を収容する向きが互いに反対向きの第1収容領域(例えば第1収容棚10a)と第2収容領域(例えば第2収容棚10b)とが収容部10に含まれる場合において、第1収容領域から取り出されたたばこ商品40の向きを変え、そのたばこ商品40を第2収容領域に収容し直すことなどができる。
また、本実施形態において、移送ユニット70からたばこ商品40を払い出すときの開口52aの向きは、例えば、図17に示すように、下向きとすることができる。このようにすれば、例えば、一対のアーム部53によるたばこ商品40の挟持状態を解除するだけで、たばこ商品40を自重により収容空間75から落下させて払い出すことができる。
本実施形態の場合、収容体73は筒形(例えば円筒形)であるため、その場で回転しても、第1収容棚10aや第2収容棚10bと干渉しないようにできる。よって、本実施形態に係る払出装置は、収容体73を回転させるための回転スペース30aは不要である。また、移送ユニット70によってたばこ商品40を移送する際に、移送ユニット70が回転スペース30aに移動する手間が省けるため、たばこ商品40の移送スピードが向上する。
〔第3実施形態〕
図18及び図19は第3実施形態に係る払出装置の内部の構造を正面側から視た模式図であり、一部の構成については断面構造を示している。このうち図18は第1収容カラム11aからたばこ商品40が排出される前の状態を示し、図19は第1収容カラム11aから回転台112上にたばこ商品40が排出された状態を示す。
図20(a)、図20(b)、図20(c)及び図20(d)は、第3実施形態に係る払出装置の読取部57(図18、図19)が設置されている側から視たたばこ商品40及び回転台112を示す模式的な側面図である。
図21(a)及び図21(b)は、第3実施形態に係る払出装置の移送機構が回転台112からたばこ商品40を取り出す一連の動作を示す模式的な側面図である。なお、図21(a)及び図21(b)において、筐体30の底板部31については断面を示している。
本実施形態に係る払出装置は、以下に説明する点で、上記の第2実施形態に係る払出装置と相違し、その他の点では、上記の第2実施形態に係る払出装置と同様に構成されている。
上記の第2実施形態では移送機構の移送ユニット70が転向機構を含んで構成されていたのに対し、本実施形態の場合、払出装置は、移送ユニット70とは別に転向機構を備えている。
この転向機構は、図18に示すように、たばこ商品40を載置状態で支持する回転台112と、回転台112を回転させる回転台回転機構(台回転モータ113)と、を含んで構成されている。
より詳細には、本実施形態に係る払出装置は、例えば、底板部31上に設けられた基台111と、基台111に対して水平面内において回転可能(鉛直軸周りに回転可能)に基台111上に設けられている回転台112と、台回転モータ113と、を備えている。
例えば、台回転モータ113の本体部は基台111に設けられていて、台回転モータ113のモータ軸113aは回転台112に固定されている。よって、台回転モータ113のモータ軸113aが回転することにより、回転台112が回転するようになっている。
台回転モータ113の動作は、制御部80によって制御される。
回転台112は、第1収容カラム11aにおける最下段のたばこ商品40の右側近傍に配置されている。
本実施形態の場合、オペレータによりたばこ商品40が補充される領域である第1収容カラム11aは、個々の収容スペース15が互いに仕切られた構造ではなく、複数のたばこ商品40を縦積みで収容するように構成されている。すなわち、第1収容カラム11aにおいては、縦積みされた複数のたばこ商品40のうち、上下に隣接するたばこ商品40どうしが接する状態となる。
また、第1収容カラム11aの下端部には、第1収容カラム11aに収容されているたばこ商品40のうち最下段のたばこ商品40を回転台112上に排出させる排出ユニット90(取出機構)が設けられている。
排出ユニット90は、第1収容カラム11aに収容されているたばこ商品40のうち最下段のたばこ商品40を支持する支持台91と、最下段のたばこ商品40を付勢して支持台91に沿う方向に排出させる付勢機構(付勢部93、コンベア92等)と、を有する。
コンベア92は、当該コンベア92を駆動させる排出モータ(不図示)を含んで構成されており、該排出モータは制御部80によって制御される。
コンベア92は、支持台91の周囲を周回移動するように設けられている。コンベア92には、付勢部93が設けられており、付勢部93は92とともに支持台91の周囲を周回移動可能となっている。
第1収容カラム11aからのたばこ商品40の払い出しが行われない通常時には、図18に示すように、付勢部93は収容カラム11における最下段のたばこ商品40において回転台112側とは反対側の面の近傍に待機している。
第1収容カラム11aからのたばこ商品40の排出の際には、図19に示すように、コンベア92が回転することによって、付勢部93が回転台112側に移動する。
これにより、支持台91上のたばこ商品40は、付勢部93によって回転台112側に付勢されるので、当該たばこ商品40は、回転台112上に排出される。
なお、本実施形態の場合、図18及び図19に示すように、第1収容カラム11aは、棚枠12の下端から下方に垂下している平板状の垂下部17を有しており、この垂下部17に排出ユニット90が設けられている。
排出ユニット90の上面と棚枠12の下端との間には、付勢部93の移動を許容させる空間が存在している。また、第1収容カラム11aにおける回転台112側の面には、第1収容カラム11aから回転台112側に向けてたばこ商品40を排出するための排出開口19(図18)が形成されている。
また、本実施形態の場合、第1収容カラム11aにおける回転台112側の面には、最下段のたばこ商品40に伴って、それよりも上段のたばこ商品40が回転台112側に排出されてしまうことを規制するための壁状のシャッター部材18が設けられている。
第1収容カラム11aにおける回転台112側の面において、棚枠12の下端部であるシャッター支持部12aは、シャッター部材18を支持している。
なお、シャッター部材18は、棚枠12に対して着脱可能であることが好ましい。シャッター部材18が棚枠12に対して着脱可能であることにより、第1収容カラム11aに対して側方(右方)から複数のたばこ商品40をまとめて補充することが容易となる。
例えば、シャッター部材18は、図18及び図19の紙面の手前側に向けて引っ張ることにより、棚枠12から取り外し可能となっている。
また、本実施形態の場合、読取部57は移送ユニット70に設けられておらず、例えば、第4収容カラム11dを支持する基台部121(図18、図19)に設けられている。
すなわち、基台部121において第1収容カラム11aと対向する面に読取部57が露出している。
よって、回転台112上に排出されたたばこ商品40のバーコード41等を読取部57によって読み取り可能である。
ここで、図12(a)、図12(b)及び図20(b)に示すように、たばこ商品40の外面には、例えば、製造情報49が付されている。製造情報49は、例えば、たばこ商品40を製造した製造ラインや製造日時等を特定するための情報を含んでいる。製造情報49は、例えば、複数の文字列(例えば7文字)により構成されている。製造情報49は、例えば、第1端面46に付されている。
払出装置は、製造情報49に基づいて、たばこ商品40が販売に適さない不適格品(不良品等)であるか否かを判別することができ、不適格品のたばこ商品40を販売しないようにする(販売対象から除外する)ことができる。
更に、たばこ商品40の外面には、例えば、当該たばこ商品40の賞味期限を示す賞味期限情報48も付されている。賞味期限情報48は、例えば、第1端面46において、製造情報49の上側に配置されている。
払出装置は、製造情報49に基づいて、販売に適さない不適格品のうち、特に、賞味期限切れ又は賞味期限間近のたばこ商品40を判別することができ、賞味期限切れ又は賞味期限間近のたばこ商品40を販売しないようにする(販売対象から除外する)ことができる。
読取部57は、撮像装置を含んでいる。制御部80は、読取部57により撮像された画像を用いた画像認識により、バーコード41、製造情報49及び賞味期限情報48を認識し、それらをRAM80cに記憶させる。
本実施形態の場合、第1収容カラム11aから回転台112上にたばこ商品40が排出されたとき、読取部57に対して第1側面44が相対する状態(以下、第1回転状態)となる(図20(a)参照)。
したがって、第1回転状態において、読取部57によって第1側面44を撮像することにより、バーコード41を含む画像を取得することができる。
また、上記第1回転状態を基準として、回転台112が平面視において反時計回りに90度回転することにより、読取部57に対して第1端面46が相対する状態(以下、第2回転状態)となる(図20(b)参照)。
したがって、第2回転状態において、読取部57によって第1端面46を撮像することにより、製造情報49及び賞味期限情報48を含む画像を取得することができる。
また、上記第2回転状態を基準として、回転台112が平面視において反時計回りに90度回転することにより、読取部57に対して第2側面45が相対する状態(以下、第3回転状態)となる(図20(c)参照)。
したがって、第3回転状態において、読取部57によって第2側面45を撮像することができる。
また、上記第3回転状態を基準として、回転台112が平面視において反時計回りに90度回転することにより、読取部57に対して第2端面47が相対する状態(以下、第4回転状態)となる(図20(d)参照)。
したがって、第4回転状態において、読取部57によって第2端面47を撮像することができる。
ここで、たばこ商品40の銘柄によっては、バーコード41、製造情報49及び賞味期限情報48が付されている面が異なっている場合があるが、本実施形態のように、たばこ商品40を90度ずつ回転させて、たばこ商品40の第1主面42及び第2主面43を除く4つの面をそれぞれ撮像することにより、バーコード41、製造情報49及び賞味期限情報48をそれぞれ含む画像を取得することができる。
このように、本実施形態の場合、読取部57は、転向機構によってたばこ商品40の向きが第1の向きとなったときと第1の向きとは異なる第2の向きとなったときとのそれぞれにおいて識別情報の読み取り処理を行う。
より詳細には、たばこ商品40が排出ユニット90度ずつ異なる4つの向きとなったときのそれぞれにおいて、識別情報等の読み取り処理(識別情報の読み取りを試みる処理)を行う。
本実施形態の場合、移送ユニット70は、第1の実施形態で説明した水平回転ブロック58(図6)を備えており、水平回転ブロック58がX移動ブロック71(図13等)とX軸被ガイド部59との間に介在している。よって、収容体73は、水平回転も可能となっている。
図21(a)及び図21(b)に示すように、本実施形態の場合、移送ユニット70は、回転台112からたばこ商品40を取り出し、その後、該たばこ商品40を収容部10(第2収容カラム11b〜第6収容カラム11f)に収容し直す。
すなわち、移送機構は、転向機構からたばこ商品40を移送して収容部10に収容し直す。なお、図21(a)及び図21(b)に示す状態では、収容体73は、収容部10に収容する際や、収容部10からたばこ商品40を取り出したりする際と比べて、水平面内で90度回転している。
このように、本実施形態の場合、収容部10は、読取部57により識別情報が読み取られたたばこ商品40を収容する読取後収容領域(第2収容カラム11b〜第6収容カラム11f)と、読取部57により識別情報が読み取られる前のたばこ商品40を収容する読取前収容領域(第1収容カラム11a)と、を含み、読取前収容領域は、複数のたばこ商品40を縦積みで収容し、払出装置は、読取前収容領域のたばこ商品40を転向機構に向けて排出させる取出機構(排出ユニット90)を備え、払出機構は、読取後収容領域(第2収容カラム11b〜第6収容カラム11f)のたばこ商品40を払い出す。
また、本実施形態に係る払出装置100は、再収容機構及び払出機構を含んで構成されていてたばこ商品40を保持して移送する移送機構と、たばこ商品40の外面に付されている識別情報を読み取る読取部57と、移送機構により収容部10に収容されたたばこ商品40と対応する識別情報を、収容部10内における当該たばこ商品40の収容位置情報と対応付けて記憶する記憶部(RAM80c(図11))と、を備えている。
移送機構は、記憶部の記憶内容に基づいて、払出命令と対応する種類のたばこ商品40を収容部10から払い出すものである。
なお、本実施形態の場合、移送ユニット70によるたばこ商品40の払い出しは、例えば、回転台112上に行うことができる。すなわち、回転台112上の領域が、払出領域39を兼ねるようにできる。
ただし、基台111及び回転台112が図示しない架台によって底板部31の上方に離間して配置されていて、基台111の下方には前後に延びる図示しないコンベヤが配置されており、該コンベアが上記架台を前後にくぐり抜けていてもよい。この場合、基台111及び回転台112よりも奥(後方)において移送ユニット70によってコンベア上に払い出されたたばこ商品40を、コンベアによって基台111及び回転台112よりも手前側に搬送することができる。このようにすれば、回転台112上のたばこ商品40と、移送ユニット70によって払い出されたたばこ商品40とが干渉しないようにできるため、回転台112上におけるたばこ商品40の各面の撮像処理と、移送ユニット70によるたばこ商品40の払い出し処理とを、スムーズに並行して行うことが可能となる。
〔第4実施形態〕
図22(a)、図22(b)及び図22(c)は、第4実施形態においてたばこ商品40の向きを変えて同じ収容スペース15に収容し直す一連の動作を示す正面側から視た模式図であり、一部の構成については断面構造を示している。
本実施形態に係る払出装置100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る払出装置100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る払出装置100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、移送ユニット50は、第1実施形態と同様の一対のアーム部53を備えている他に、アーム部53とは段違いに配置されている一対の第2アーム部54を備えている。ただし、収容体51からの第2アーム部54の突出方向は、収容体51からのアーム部53の突出方向とは反対方向である。このため、収容体51は、開口52aと、開口52aとは反対向きに開いている開口52bと、を備えている。
移送ユニット50は、一対のアーム部53を駆動させるためのアーム駆動モータ86a、86b、アーム駆動ソレノイド87a、87bと同様に、一対の第2アーム部54を駆動させるための一対のアーム駆動モータ(不図示)及び一対のアーム駆動ソレノイド(不図示)を備えており、第2アーム部54は、アーム部53と同様に動作する。
本実施形態の場合、収容体51は、開口52aと、開口52aとは反対向きに開いている開口52bと、を備えている。すなわち、移送機構は、第1開口(開口52a)と、第1開口とは反対向きに開いている第2開口(開口52b)と、を備えている。
そして、図22(a)に示すように、開口52aを介して第1収容カラム11aの収容スペース15からたばこ商品40を収容空間52に引き込んで収容体51に保持した後、開口52bを介してたばこ商品40を収容体51から排出して第1収容カラム11aの収容スペース15に収容し直すことができる。
より詳細には、収容空間52にたばこ商品40を引き込んで保持した後、図22(b)に示すように移送ユニット50が水平面内において180度回転し、その後、図22(c)に示すように、一対の第2アーム部54を動作させることにより、たばこ商品40を収容空間52から元の収容スペース15に戻すことができる。
これにより、図22(a)に示すように第1収容カラム11aに対してたばこ商品40を入れる向きが反対向きとなっていた場合でも、図22(c)に示すように、所定の向きにしてたばこ商品40を第1収容カラム11aに配置することができる。
よって、図22(c)の後、更に、回転スペース30aにて移送ユニット50を水平面内において180度回転させて収容スペース15の右隣に移送ユニット50を移動させることにより、第1収容カラム11a内のたばこ商品40のバーコード41を読み取ることが可能である。
すなわち、移送機構は、たばこ商品40の向きを、読取部57により識別情報(バーコード41)を読み取り可能な向きに変える。
〔第5実施形態〕
図23(a)、図23(b)、図23(c)及び図23(d)は、第5実施形態においてたばこ商品40の向きを変えて同じ収容スペース15に収容し直す一連の動作を示す正面側から視た模式図であり、一部の構成については断面構造を示している。
本実施形態に係る払出装置100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る払出装置100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係る払出装置100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、収容体51の底面部には、たばこ商品40を水平面内で回転させるための回転台131が設けられている。収容体51には、回転台131を回転させるための図示しないモータも設けられている。
また、収容空間52内に収容されたたばこ商品40が回転台131上で水平回転する際に、たばこ商品40が収容体51と干渉しないように、収容体51は、開口52aと、開口52aとは反対向きに開いている開口52bと、を備えている。
そして、図23(a)及び図23(b)に示すように、開口52aを介して第1収容カラム11aの収容スペース15からたばこ商品40を収容空間52に引き込んで収容体51に保持した後、図23(c)に示すように、回転台131によってたばこ商品40を水平面内で180度回転させ、その後、図22(d)に示すように、一対の第2アーム部54を動作させることにより、たばこ商品40を収容空間52から元の収容スペース15に戻すことができる。
これにより、図23(a)に示すように第1収容カラム11aに対してたばこ商品40を入れる向きが反対向きとなっていた場合でも、図23(d)に示すように、所定の向きにしてたばこ商品40を第1収容カラム11aに配置することができる。
よって、第1収容カラム11a内のたばこ商品40のバーコード41を読み取ることが可能である。
すなわち、移送機構は、たばこ商品40の向きを、読取部57により識別情報(バーコード41)を読み取り可能な向きに変える。
以上、図面を参照して実施形態を説明したが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、上記の第1実施形態等では、収容部10における収容棚の数が第1収容棚10a及び第2収容棚10bの2つである例を説明したが、収容部10が備える収容棚の数はこの例に限らない。
また、上記の第1実施形態等では、読取部57がたばこ商品40からバーコード41を読み取る例を説明したが、読取部57は、たばこ商品40の画像を撮像し、その撮像結果に対する画像認証によって、たばこ商品40の種類(銘柄)を光学的に判別するように構成されていてもよい。
また、個々のたばこ商品40が、識別情報を記憶したICタグを有していてもよく、この場合は、読取部57は、ICタグリーダを含んで構成されている。
また、上記の第1実施形態等では、第1収容棚10aの全体を筐体30に対して手前側にスライド可能である例を説明したが、オペレータによりたばこ商品40が補充される領域(例えば第1収容カラム11a)のみを筐体30に対してスライドさせて筐体30から引き出し可能であってもよい。
また、上記の第1実施形態等では、移送ユニット50が水平方向に離間して配置された一対のアーム(一対のアーム部53、又は、一対の第2アーム部54)によってたばこ商品40を挟持して収容部10からの取り出し及び再収容を行う例を説明したが、アームの構造はこの例に限らない。例えば、上下方向に離間して配置された一対のアームによりたばこ商品40を上下から挟持するのでもよい。
また、上記の各実施形態では、第1収容カラム11aのたばこ商品40が払い出しに供されない例を説明したが、第1収容カラム11aのたばこ商品40についても、バーコード41の読み取り及び記憶後に払い出しに供されるようになってもよい。
また、例えば、上記の第2実施形態において、第3実施形態と同様の転向機構を備えることにより、第1収容カラム11aにたばこ商品40を収容する向きが反対向きとなっていた場合にも、回転台112上でたばこ商品40を適宜の角度で回転させた後に、移送ユニット70によってたばこ商品40を収容部10(例えば第1収容カラム11a)に収容し直すことによって、第1収容カラム11aに収容されているたばこ商品40のバーコード41を読み取ることが可能となる。
また、上記の各実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、適宜に組み合わせることができる。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)たばこ商品を収容する収容部と、
前記収容部から取り出されたたばこ商品の向きを変える転向機構と、
前記転向機構により向きが変えられた前記たばこ商品を前記収容部に収容し直す再収容機構と、
払出命令と対応する種類の前記たばこ商品を前記収容部から払い出す払出機構と、
を備える払出装置。
(2)前記転向機構、前記再収容機構及び前記払出機構を含んで構成され、前記たばこ商品を保持して移送する移送機構と、
前記移送機構に搭載されていて、前記たばこ商品の外面に付されている識別情報を読み取る読取部と、
前記移送機構により前記収容部に収容された前記たばこ商品と対応する前記識別情報を、前記収容部内における当該たばこ商品の収容位置情報と対応付けて記憶する記憶部と、
を備え、
前記移送機構は、前記記憶部の記憶内容に基づいて、前記払出命令と対応する種類の前記たばこ商品を前記収容部から払い出す(1)に記載の払出装置。
(3)前記移送機構は、第1開口と、前記第1開口とは反対向きに開いている第2開口と、を備え、前記第1開口を介して前記収容部のたばこ商品を引き込んで保持し、前記第2開口を介してたばこ商品を排出して前記収容部に収容し直す(2)に記載の払出装置。
(4)前記移送機構は、前記たばこ商品の向きを、前記読取部により前記識別情報を読み取り可能な向きに変える(2)又は(3)に記載の払出装置。
(5)前記収容部には、前記たばこ商品を出し入れするための出入口が形成されており、
前記転向機構は、前記たばこ商品の外面の前記識別情報を、前記出入口を介して外部から認識可能な向きで、前記たばこ商品を前記収容部に収容し直す(2)から(4)のいずれか一項に記載の払出装置。
(6)前記再収容機構及び前記払出機構を含んで構成され、前記たばこ商品を保持して移送する移送機構と、
前記たばこ商品の外面に付されている識別情報を読み取る読取部と、
前記移送機構により前記収容部に収容された前記たばこ商品と対応する前記識別情報を、前記収容部内における当該たばこ商品の収容位置情報と対応付けて記憶する記憶部と、
を備え、
前記移送機構は、前記記憶部の記憶内容に基づいて、前記払出命令と対応する種類の前記たばこ商品を前記収容部から払い出すものであり、
前記読取部は、前記転向機構によって前記たばこ商品の向きが第1の向きとなったときと前記第1の向きとは異なる第2の向きとなったときとのそれぞれにおいて前記識別情報の読み取り処理を行う(1)に記載の払出装置。
(7)前記転向機構は、
前記たばこ商品を載置状態で支持する回転台と、
前記回転台を回転させる回転台回転機構と、
を含んで構成されている(6)に記載の払出装置。
(8)前記移送機構は、前記転向機構から前記たばこ商品を移送して前記収容部に収容し直す(6)又は(7)に記載の払出装置。
(9)前記収容部は、
前記読取部により前記識別情報が読み取られた前記たばこ商品を収容する読取後収容領域と、
前記読取部により前記識別情報が読み取られる前の前記たばこ商品を収容する読取前収容領域と、
を含み、
前記読取前収容領域は、複数の前記たばこ商品を縦積みで収容し、
当該払出装置は、前記読取前収容領域のたばこ商品を前記転向機構に向けて排出させる取出機構を更に備え、
前記払出機構は、前記読取後収容領域のたばこ商品を払い出す(6)から(8)のいずれか一項に記載の払出装置。
(10)前記移送機構は、
前記たばこ商品を保持する保持部と、
前記保持部を回転させることによって前記たばこ商品の向きを変える回転機構と、
を備える(1)から(9)のいずれか一項に記載の払出装置。
(11)前記回転機構の回転軸は鉛直方向に延在している(10)に記載の払出装置。
(12)前記回転機構の回転軸は水平方向に延在している(10)に記載の払出装置。
(13)前記収容部には、前記たばこ商品を収容する向きが互いに異なる第1収容領域と第2収容領域とが含まれ、
前記転向機構は、前記第1収容領域から取り出された前記たばこ商品の向きを変え、
前記再収容機構は、前記転向機構により向きが変えられた前記たばこ商品を前記第2収容領域に収容し直す(1)から(12)のいずれか一項に記載の払出装置。
(14)前記第1収容領域と前記第2収容領域とは互いに対向して配置されており、
前記第1収容領域において前記第2収容領域に対向する部位と、前記第2収容領域において前記第1収容領域に対向する部位との各々には、前記たばこ商品を出し入れするための出入口が形成されている(13)に記載の払出装置。
10 収容部
10a 第1収容棚
10b 第2収容棚
11 収容カラム
11a 第1収容カラム
11b 第2収容カラム
11c 第3収容カラム
11d 第4収容カラム
11e 第5収容カラム
11f 第6収容カラム
12 棚枠
12a シャッター支持部
13 棚板
14 被ガイド部
15 収容スペース
15a 出入口
16 空きスペース
17 垂下部
18 シャッター部材
19 排出開口
21 ガイドレール
30 筐体
30a 回転スペース
31 底板部
32 天板部
33 左側壁部
34 右側壁部
35 前面扉
36 背面壁部
37 取出開口
38 ヒンジ部
39 払出領域
40 たばこ商品
41 バーコード(識別情報)
42 第1主面
43 第2主面
44 第1側面
45 第2側面
46 第1端面
47 第2端面
48 賞味期限情報
49 製造情報
50 移送ユニット
51 収容体
52 収容空間
52a 開口
52b 開口
53 アーム部
54 第2アーム部
56 センサ保持ブロック
57 読取部
58 水平回転ブロック
59 X軸被ガイド部
61 支持板
62 プーリ
63 Y駆動用タイミングベルト
64 Y駆動軸
65 Y伝達ベルト
66 支持板
66a 連結用スリット
66b X軸ガイドレール
67 プーリ
68 X駆動用タイミングベルト
69 連結部材
70 移送ユニット
71 X移動ブロック
72 支持ブラケット
72a 軸支部
73 収容体
75 収容空間
75a 開口
76 ローラ
77 読取用開口
80 制御部
80a CPU
80b ROM
80c RAM
81 払出命令取得部
82 X駆動モータ
82a モータ軸
83 Y駆動モータ
83a モータ軸
84 扉スイッチ
85 回転モータ
86a、86b アーム駆動モータ
87a、87b アーム駆動ソレノイド
90 排出ユニット(取出機構)
91 支持台
92 コンベア
93 付勢部
100 払出装置
111 基台
112 回転台
113 台回転モータ(回転台回転機構)
113a モータ軸
121 基台部
131 回転台

Claims (14)

  1. たばこ商品を収容する収容部と、
    前記収容部から取り出されたたばこ商品の向きを変える転向機構と、
    前記転向機構により向きが変えられた前記たばこ商品を前記収容部に収容し直す再収容機構と、
    払出命令と対応する種類の前記たばこ商品を前記収容部から払い出す払出機構と、
    を備え
    (1)前記収容部には、第1収容領域と、前記第1収容領域とは異なる第2収容領域と、が含まれ、前記再収容機構は、前記第1収容領域から取り出された前記たばこ商品の向きが前記転向機構により変えられた後で、前記第2収容領域に収容し直すか、
    又は、
    (2)前記再収容機構は、前記収容部から取り出された前記たばこ商品の向きが前記転向機構により変えられた後で、当該取り出しの前に当該たばこ商品が収容されていたのと同じ収容領域に当該たばこ商品を戻す払出装置。
  2. 前記転向機構、前記再収容機構及び前記払出機構を含んで構成され、前記たばこ商品を保持して移送する移送機構と、
    前記移送機構に搭載されていて、前記たばこ商品の外面に付されている識別情報を読み取る読取部と、
    前記移送機構により前記収容部に収容された前記たばこ商品と対応する前記識別情報を、前記収容部内における当該たばこ商品の収容位置情報と対応付けて記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記移送機構は、前記記憶部の記憶内容に基づいて、前記払出命令と対応する種類の前記たばこ商品を前記収容部から払い出す請求項1に記載の払出装置。
  3. 前記移送機構は、第1開口と、前記第1開口とは反対向きに開いている第2開口と、を備え、前記第1開口を介して前記収容部のたばこ商品を引き込んで保持し、前記第2開口を介してたばこ商品を排出して前記収容部に収容し直す請求項2に記載の払出装置。
  4. 前記移送機構は、前記たばこ商品の向きを、前記読取部により前記識別情報を読み取り可能な向きに変える請求項2又は3に記載の払出装置。
  5. 前記収容部には、前記たばこ商品を出し入れするための出入口が形成されており、
    前記転向機構は、前記たばこ商品の外面の前記識別情報を、前記出入口を介して外部から認識可能な向きで、前記たばこ商品を前記収容部に収容し直す請求項2から4のいずれか一項に記載の払出装置。
  6. 前記再収容機構及び前記払出機構を含んで構成され、前記たばこ商品を保持して移送する移送機構と、
    前記たばこ商品の外面に付されている識別情報を読み取る読取部と、
    前記移送機構により前記収容部に収容された前記たばこ商品と対応する前記識別情報を、前記収容部内における当該たばこ商品の収容位置情報と対応付けて記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記移送機構は、前記記憶部の記憶内容に基づいて、前記払出命令と対応する種類の前記たばこ商品を前記収容部から払い出すものであり、
    前記読取部は、前記転向機構によって前記たばこ商品の向きが第1の向きとなったときと前記第1の向きとは異なる第2の向きとなったときとのそれぞれにおいて前記識別情報の読み取り処理を行う請求項1に記載の払出装置。
  7. 前記転向機構は、
    前記たばこ商品を載置状態で支持する回転台と、
    前記回転台を回転させる回転台回転機構と、
    を含んで構成されている請求項6に記載の払出装置。
  8. 前記移送機構は、前記転向機構から前記たばこ商品を移送して前記収容部に収容し直す請求項6又は7に記載の払出装置。
  9. 前記収容部は、
    前記読取部により前記識別情報が読み取られた前記たばこ商品を収容する読取後収容領域と、
    前記読取部により前記識別情報が読み取られる前の前記たばこ商品を収容する読取前収容領域と、
    を含み、
    前記読取前収容領域は、複数の前記たばこ商品を縦積みで収容し、
    当該払出装置は、前記読取前収容領域のたばこ商品を前記転向機構に向けて排出させる取出機構を更に備え、
    前記払出機構は、前記読取後収容領域のたばこ商品を払い出す請求項6から8のいずれか一項に記載の払出装置。
  10. 前記移送機構は、
    前記たばこ商品を保持する保持部と、
    前記保持部を回転させることによって前記たばこ商品の向きを変える回転機構と、
    を備える請求項2から9のいずれか一項に記載の払出装置。
  11. 前記回転機構の回転軸は鉛直方向に延在している請求項10に記載の払出装置。
  12. 前記回転機構の回転軸は水平方向に延在している請求項10に記載の払出装置。
  13. 前記第1収容領域と前記第2収容領域とは、前記たばこ商品を収容する向きが互いに異なり、
    前記転向機構は、前記第1収容領域から取り出された前記たばこ商品の向きを変え、
    前記再収容機構は、前記転向機構により向きが変えられた前記たばこ商品を前記第2収容領域に収容し直す請求項1から12のいずれか一項に記載の払出装置。
  14. 前記第1収容領域と前記第2収容領域とは互いに対向して配置されており、
    前記第1収容領域において前記第2収容領域に対向する部位と、前記第2収容領域において前記第1収容領域に対向する部位との各々には、前記たばこ商品を出し入れするための出入口が形成されている請求項13に記載の払出装置。
JP2016236237A 2016-12-05 2016-12-05 払出装置 Active JP6842897B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016236237A JP6842897B2 (ja) 2016-12-05 2016-12-05 払出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016236237A JP6842897B2 (ja) 2016-12-05 2016-12-05 払出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018090394A JP2018090394A (ja) 2018-06-14
JP6842897B2 true JP6842897B2 (ja) 2021-03-17

Family

ID=62563596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016236237A Active JP6842897B2 (ja) 2016-12-05 2016-12-05 払出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6842897B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113729450B (zh) * 2021-08-19 2022-12-09 深圳易加设计有限公司 一种现代建筑模型专用展示台

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018090394A (ja) 2018-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6997840B2 (ja) 払出装置
KR100964720B1 (ko) 약제불출장치
US6230930B1 (en) Apparatus and method for vending products
JPH0682422B2 (ja) セルフサービス式トランザクション装置と方法
US10431035B2 (en) Picking device and method for retrieving drug compositions from storage
JP6842897B2 (ja) 払出装置
JP4885556B2 (ja) 自動薬剤供給システム
JP6858016B2 (ja) 払出装置
JP6941179B2 (ja) 払出装置
JP6867781B2 (ja) 払出装置
JP7113032B2 (ja) 商品払出システム
WO2018025536A1 (ja) 払出装置
JP6845661B2 (ja) 払出装置
JP6836387B2 (ja) 払出装置
JP5614778B2 (ja) 麻薬保管装置
JP7016427B2 (ja) たばこ商品管理装置及びたばこ商品管理方法
JPH11250342A (ja) 自動販売機の商品搬送装置
US20230334932A1 (en) Item take-out apparatus and item take-out system
US20240021054A1 (en) Lottery ticket vending machine
JP7025169B2 (ja) 払出装置
JP2008257606A (ja) 商品受渡装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6842897

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250