JP4885556B2 - 自動薬剤供給システム - Google Patents

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Description

本発明は自動薬剤供給システムに関し、詳しくは、薬剤をストックしておくボックスを自動的に選別して抽出すると共に、その選別されたボックスに収容されている薬剤の重量を測定するようにして、半自動的に補充できることを可能にした自動薬剤供給システムを提供する。
従来技術における自動薬剤供給システムとして、種々のものが存在する。例えば、錠剤を迅速に排出し充填することができしかも小型の錠剤収納取出装置として特開2005−211540号公報に開示されているものがある。これは筒状のドラム、ドラム駆動手段、ドラムの外面に取り付けた複数の錠剤カセット装着台と、この錠剤カセット装着台に着脱可能に装着される錠剤カセットと、この錠剤カセットから排出される錠剤をドラムの内側に案内する案内通路とを備える。また、ドラムの内側に昇降且つ回転可能に設けられ、アームに把持したバイアル瓶をドラムの上端または下端の開口部より外側に位置する受渡し位置と、案内通路を介して排出される錠剤を充填する錠剤充填位置との間で搬送する搬送ロボットを備える。搬送ロボットで把持したバイアル瓶の開口部が案内通路の出口と一致するように、ドラムと搬送ロボットの少なくとも何れかの位置を制御する。
特開2005−211540号公報(第3頁 図2)
しかしながら、従来技術で説明した錠剤収納取出装置においては、筒状のドラムの外面に複数の錠剤カセット装着台を取付ける構造となっているために、その占有するスペースが結構広くとることになり、小スペースな例えば、調剤店舗に設置するには不向きであるという問題がある。
又、本装置は、患者のレセプト(処方箋)を計算するパソコン等と連動するというものではないため、調剤をする際に作業の簡便化を図る構造となっていないという問題もある。
従って、患者のレセプトを計算するレセプト専用PCとリンクし、各種の薬剤が種別毎に入った引出し箱(ボックス)を、そのレセプト専用PCから取得された薬剤の順次取り出しが自動的に行い、作業の簡便化が図れると共に、装置自体が小スペースにも適応できるような構成にすることに解決しなければならない課題を有する。
上記課題を解決するために、本願発明の自動薬剤供給システムは、次に示す構成にすることである。
(1)自動薬剤供給システムは、薬剤が収容されているボックスを縦横に複数配列すると共に、鉛直方向に移動自在に配置されているボックス収納部と、該ボックス収納部に配置されているボックスを抽出してセットできるボックス選別部に分け、前記ボックス収納部における鉛直方向に一列毎移動させたボックスのうち、選別されたボックスを抽出して前記ボックス選別部方向に搬送するボックス搬送手段と、前記ボックス搬送手段により前記ボックス選別部方向に搬送されたボックスに対して、そのボックスを所定の計量手段に載せることで薬剤も含めたボックスの重量を測定する重量測定手段と、前記重量測定手段により重量測定されたボックスを、前記ボックス選別部のボックス載置部に載置すると共に、ボックス載置部に載置されているボックスを鉛直方向に移動させるボックス移動手段と、前記ボックス移動手段によりボックス取出口から取出せるように鉛直方向に移動したボックスに対して、その収容されている薬剤を分配してトレイに載せると共に、当該薬剤の補充を所定の手順に従って行う薬剤抽出手段と、を備えてなる。
(2)前記薬剤抽出手段において、薬剤を分配してトレイに載せる様子を所定角度から撮像する撮像手段を備えたことを特徴とする(1)に記載の自動薬剤供給システム。
(3)自動薬剤供給システムは、薬剤が収容されているボックスを縦横に複数配列して形成されたボックス収納部と、前記ボックス収納部の前面側を縦方向或いは横方向に移動して、前記ボックス収納部に収容されている特定のボックス自体を抽出すると共に、該抽出したボックス自体を特定位置に設けてある選別棚方向に移動して、取出し自在な選別棚に格納するボックス抽出搬送手段と、前記ボックス抽出搬送手段により搬送されるボックスに対して、そのボックスを所定の計量手段に載せることで薬剤も含めたボックスの重量を測定する重量測定手段と、前記選別棚に格納されているボックスに対して、その収容されている薬剤を分配してトレイに載せると共に、当該薬剤の補充を所定の手順に従って行う薬剤抽出手段と、を備えてなる。
(4)前記薬剤抽出手段において、薬剤を分配してトレイに載せる様子を所定角度から撮像する撮像手段を備えたことを特徴とする(3)に記載の自動薬剤供給システム。
本発明のように、ボックス(引出し箱)を収納する収納部と、指示された薬剤を選別しておく選別部のそれぞれの棚を設け、この間を自動的に引出し箱を移動させ、指示された薬剤を選択部にまとめることで作業者が間違った錠剤を選択しないように工夫されている。
又、引出し箱(ボックス)に、ICタグを付け、収納されている薬剤の種類、その使用期限、収納されている重量を読み書きできるようにしたことで、患者に渡す薬剤の種類の間違いを防止でき、更に薬剤の在庫管理等ができる。
更に、作業者が取り出す引出し箱(ボックス)の作業ステージの下には、患者毎に選別した薬剤を一旦まとめて収納するトレイが収納されている。このトレイにもICタグを付け、受付けた患者の名前などのデータが読み書きできるようにし、患者に渡す時点で受付けレセプト専用PCに接続しているリーダ/ライタで照合し、患者の間違いを防止できる。
また、作業者が薬剤を取り出すときに、その様子をCCDカメラで撮影し、それをデータとして保存する。このデータは後で、患者への供給間違い等の証明として参考にすることができる。
さらに、作業者が薬剤を引出し箱(ボックス)に収納したり補充するときには、薬剤の箱に描かれているバーコードを読ませ、逐次その引出し箱(ボックス)に付いているICタグとのデータを照合し警報を出したり表示する機能を有することで、間違った薬剤の補充を未然に防止することが可能になる。
本願発明に係る自動薬剤供給システムの実施形態について、以下、図面を参照して説明する。
本発明に係る第1実施例の自動薬剤供給システムは、図1乃至図6に示すように、全体が縦型の直方体形状に形成され、薬剤を収納した複数のボックスを整列状態で収納するボックス収納部11と、ボックス収納部11におけるボックス12を選択して取り出し、そのボックス12の重さを測定すると共に選択されたボックス12を取り出すボックス選別部13と、選択されたボックス12を引き出し、所望の量の薬剤を抽出してトレイ14に載せる薬剤抽出部15と、薬剤抽出部15の近傍位置に複数のトレイ14を積み重ねて収納してあるトレイ収納部16と、薬剤抽出部15において薬剤をトレイ14に分配する様子を撮像するCCDカメラで構成されている撮像部17と、現在取り出す薬剤の種類等を表示する表示部18とから大略構成され、薬剤抽出部15の出口近傍位置に取り出したボックス12に付いているICタグに読み書きするリーダ/ライタ19、トレイ収納部16のトレイ14の横位置にはトレイ14についているICタグに読み書きをするリーダ/ライタ21(図1参照)、表示部18の近傍位置には、薬剤箱に付いているバーコードを読むバーコードリーダ22(図1参照)を備えている。
ボックス収納部11は、1行に4個のボックス12が載置することができるボックス載置部23を配置し、合計13行からなるボックス12を載置するボックス載置部23を観覧車の如く鉛直方向に移動させる構造となっている。これらのボックス12を載置するボックス載置部23の物理的な位置は予め決められており、又、そのボックス載置部23に載置されるボックス12もICタグにより予め、特定され、どのような種類の薬剤が収容されているか等が解かる構造となっている。この点については後述する。
又、このボックス収納部11の上部位置には、選別された特定のボックスを搬送するボックス搬送部24を設けた構造となっている。
ボックス搬送部24は、配列されているボックスに沿った方向に動く搬送体25で形成され、この搬送体25が1行で4個配列されているボックス12の内、任意の1個を選択して取り出し、ボックス選別部13方向に搬送する。
ここでの取り出し手法であるが、ボックス12はボックス載置部23の両腕にボックス12の鍔部を単に載せた状態で載置されているため、ボックス本体を少々浮かせるか或はそのまま引張り出すことで簡単に取り出すことができる構成になっている。
ボックス選別部13方向に搬送されたボックス12は、先ず、重量測定部26に送られ、重量の測定が行われる。この重量測定部26は電子天秤27で構成され、その電子天秤27に薬剤を収容してあるボックス12を載せることで計量される。
計量が終了すると、その計量されたボックス12は重量測定部26の奥側にあるボックス収納部12と同一配列にある観覧車の如く回転するボックス選別部13に送られ、ボックス選別部13のボックス載置部にボックスを載置する。
このボックス選別部13の観覧車の如く回転する手法は、ボックス収納部11の観覧車の如く回転する駆動部をそのまま利用する構造でもよく、又は独自に回転駆動する構造であってもよく、要は選別されたボックス12を薬剤抽出部15まで下降させて搬送できればよい。
ボックス選別部13は、上述したように観覧車の如く回転する一列のボックス載置部28を備えた構成になっており、このボックス載置部28に選択されたボックス12が載置される。従って複数の錠剤が必要である場合には、複数のボックス載置部28に複数のボックス12が載置されることになる。
そして、単一或は複数の選択されたボックス12がボックス載置部28に載置されると、観覧車が回転して一番最初のボックス12が錠剤抽出部15の取出し口29に導かれる。
錠剤抽出部15には、ボックス12に設けてあるICタグの情報を読み取り或は書き込むためのリーダ/ライタ19が備えられており、ボックス12を取り出すときに、ボックス12に取り付けられているICタグの情報を読み取り、実際に所望の調剤であるか否かの検査、薬剤の種類、その使用期限・収納されている重量等を読み出して、患者に渡す薬剤の種類の過誤防止や薬剤の在庫管理をする。
これらの取り出したボックス12内に収納されている薬剤箱の中から所望の薬剤を取り出して近傍位置にあるトレイ14に載せる。この作業を薬剤が複数種類であれば、その種類ぶんだけ錠剤抽出部15からボックス12を取り出してはそのボックス12に収納されている錠剤箱内に収められている錠剤を取り出してトレイ14に載せる作業を行う。
トレイ14はトレイ収納部16に積層された状態で収納され、一番上のトレイ14は横に設けてあるリーダ/ライタ21でトレイ14に設けてあるICタグの情報を読み出し或は書き込みを行う。
このように、患者毎に選別した薬剤を一旦まとめて収納するトレイ14が収納され、このトレイ14にはICタグを付け、患者の名前等のデータが読み書きできるようにし、患者に渡す時点でリーダ/ライタで照合をして患者の間違いを防止できるようになっている。
次に、上記構成からなるシステムにおけるソフトウェアの駆動及び信号の流れについて、図6を参照して説明する。
図6に示すように、本願発明のシステムは、薬局等のユーザが来訪する場所に設置されているパソコン等で構成されているユーザ制御部51と、薬剤を自動的に選別して取り出すことができる本装置52に接続されているマシン制御部53とからなる。このマシン制御部53は、本装置52を複数個配置した場合に、それぞれにネットワークI/F54を介してユーザ制御部51に接続できる構成になっている。
ユーザ制御部51は、通常のパソコンで構成されており、記録部55を備え、表示部56、キーボード57、プリンター58を備えた構成になっており、唯一特異な点はICタグ用リーダ/ライタ59を備えた構成になっていることである。
ICタグ用リーダ/ライタ59は、患者が持参してきたレセプト(処方箋)を読ませるもので、レセプトにはICタグが取り付けられていることが前提となっている。尚、実施例においてはICタグを読み込む構成になっているが、これに限定されることなくユーザ制御部51に取り込む手法であればバーコード等の手法でもよいことは勿論のことである。もし、バーコードを使用した場合には、ICタグ用リーダ/ライタの代わりにバーコードリーダーを取り付けた構成にする必要がある。
さて、ここで患者のレセプトをICタグ用リーダ/ライタで読み込むと、その情報は、ユーザ制御部で処理され、患者の名前、その薬の種類や、量等の情報がマシン制御部に送られる。
マシン制御部53は、記録部61を備え、ボックスを駆動させたりトレイを駆動させる等の様々な駆動制御をする構成になっており、先ず、ボックスと錠剤の位置関係を特定させる錠剤位置管理機構部62と、ボックスの移動管理をする錠剤ボックス機構部63と、選別したボックスを選択して抽出し、測量測定するボックス選別機構部64と、選別されたボックスに対してその量を測定することで補充の有無を促がすことができる錠剤量管理機構部65と、積層されているトレイに患者特有の名前を付与するトレイ管理機構部66と、表示部67と、アラーム部68と、画像読取部69とを備えた構成になっている。
錠剤位置管理機構部62は、ボックス収納部11における複数のボックス12のそれぞれの物理的な位置関係を把握すると共に、その把握されている特定のボックス12に収納されている薬剤箱の種類を把握管理する。ここで、ボックス収納部11におけるボックス12を載置するボックス載置部23はそれぞれに固有の位置ナンバーが付されている。更に、ボックス12にはICタグが付されており、そのICタグ情報は、錠剤位置管理機構部62で把握し、どこのボックス載置部23に載せてあるかを予め解かるようになっている。又、このボックス12のそれぞれには薬剤箱が収容されているが、この薬剤箱にはバーコードが付されており、そのバーコード情報も錠剤位置管理機構部62で把握している。そのため、どこのボックス12にどのような薬剤箱が収容されているかということを錠剤位置管理機構部62は予め把握していると共に、そのボックス12がどこのボックス載置部23に載置されているかも把握しているのである。
従って、ユーザ制御部51から患者の処方箋情報を受領したマシン制御部53は、先ずその処方箋情報に基づいて、薬剤の種類を特定することで、どこのボックスに収容されているかを特定し、そのボックスがどこのボックス載置部23に載置されているかも把握することができるのである。
錠剤ボックス機構部63は、錠剤位置管理機構部62によるボックスの絶対的な位置関係の把握を利用して、ボックスの移動管理を行うもので、現在目的とするボックスはボックス収納部11のどの位置に存在するかを把握することで、最も効率良く観覧車の如く回転させることが可能になる。
ボックス選別機構部64は、錠剤ボックス機構部63によりボックスの位置管理情報に基づいて、特定のボックスを抽出できる上部位置に回転させてボックス搬送部24に移動させるように制御する。ボックス搬送部24に目的とするボックスが到達すると、次に搬送体25を移動させて目的とするボックスを薬剤箱を収容した状態で抽出する。そして、薬剤箱を搭載した選別されたボックスは、その重さを量るために重量測定部26方向に移動され電子天秤27に載せられて、実際の重さを計量する。この重さを計量することで、今回の薬剤箱に入っている薬剤を差し引くと、残りの薬剤の量が解かり、補充するか否かの判断をすることができのである。
計量後は、ボックス選別部13に移動させ、ボックス載置部28に載置され、観覧車の如く回転をして下降して薬剤抽出部15まで下降する。
ここで、下降は停止し、薬剤抽出部15から目的とする薬剤箱を収容したボックスを取り出すことができるのである。
トレイ管理機構部66は、積層してあるトレイを主に管理する機構で、積み重ねてあるトレイに対して、ユーザ制御部51で取り込んだレセプトに基づいて、その患者のレセプトに応じた薬剤を収容するために、トレイ14に備えてあるICタグにリーダ/ライタ21で患者の情報を書き込む操作をしておく。そして、上述したボックス選別機構部64により目的とするボックス12が薬剤抽出部15まで運ばれてきたときに、そのボックス12内に収容されている薬剤が今回のレセプトに記憶されているものかをトレイ14のICタグから読み込むことで確認をする。
表示部67は、上記説明した種々の機構部において様々な状態を表示するもので、例えば、現在目的とするボックス12が選択されたこと、その選択されたボックス12の重量測定において、重量が不足しているために薬剤の補充をすべきことの喚起、正しいボックスが選択され、且つ所定の薬剤が抽出されたことの確認表示、等様々なものが表示される。
アラーム部68は、上記表示部67に表示されるものに加え、例えば、ボックスに収納されている錠剤ケースのバーコードを読取ったときに、正しい錠剤ケースのバーコードが読まれなかったときなどに警告音等を発生させて間違いを促がす等する。
画像読取部69は、撮像部17を制御するものであり、薬剤抽出部15から薬剤を取り出すときに、その様子をCCDカメラで撮影し、それをデータとして保存する。このデータは後で患者への供給間違い等の無罪証明として参考にすることができる。
以上のような構成からなる自動薬剤供給システムにおいて、患者のレセプトを受信してから実際に薬剤をトレイに取り出すまでの装置の動き、処理形態について、図7に示すフローチャートを参照にして、図1乃至図6を参考にして、以下説明する。
先ず、ユーザ制御部51において患者のレセプト(処方箋)を受信すると、その処方箋の情報は、ユーザ制御部51を介して本装置52が設置されているマシン制御部53に送られる(ステップST11)。
マシン制御部53において、レセプトの情報から錠剤を特定し、ボックスに収納されている錠剤を選別するように、錠剤ボックス機構部63を制御する。すると、ボックス収納部11に収納されているボックスが観覧車の如く回転してボックス搬送部24方向に動く。そこで、ボックス搬送部24の搬送体25が目的とするボックスを選別して搬送し、重量測定部26で重量を測定した後にそのボックスはボックス選別部13に送られボックス載置部28に載せられる。
この作業は、レセプトで指定された全ての錠剤について行われ、ボックス選別部13のボックス載置部28に指定した錠剤を収容しているボックスを載せる(ステップST12、ST13)。
そして、全ての錠剤のセットが完了した時点で、そのボックス選別部13のボックス載置部28に搭載されているボックスが薬剤抽出部15方向に移動して、最初に搭載されたボックスが取出し口29から取出せるようになる(ステップST14)。
取出し口29から取出したボックスに収容されている錠剤ケースから必要分の錠剤を取出し、トレイ14に入れる(ステップST15)。
そして、必要分の錠剤を取出しときに、その錠剤を補充するべきか否かを判断する。これは、ボックス選別部13にボックスが送られたときに重量測定部26で重量を測定した結果に基づいて、補充すべきか否かを判断するもので、もし補充する場合には、補充する錠剤ケースに付与されているバーコードを表示部18の下部位置に設置されているバーコードリーダで読取る(ステップST16、ST17)。
読取ったバーコードが正しい錠剤のバーコードでない場合には、警告を出し、そうではなく正しい錠剤のバーコードである場合には、次に錠剤を補充する(ステップST18、ST19)。
錠剤の補充がなされたボックスは取出し口29より仕舞い込むと、次の錠剤のボックスが存在する場合には、取出し口29より次のボックスを取出し、同じように必要分の錠剤を取出してトレイに入れる(ステップST20、ST21)。もし補充が必要であれば、補充の作業をし、全ての錠剤の取出しが完了するまで行う。
全ての錠剤の取出しが完了したときに、錠剤が入れられてトレイを取出し、処理完了したことを送信すると共に、そのトレイをユーザ制御部51のリーダ/ライタ59で照合することで、患者の間違いを防止できるようになっている(ステップST22、ST23)。
次に、本願発明に係る第2実施例の自動薬剤供給システムについて、図面を参照にして以下説明する。
第2実施例の自動薬剤供給システムは、図8乃至図11に示すように、薬剤ケースを収容したボックスを縦横に配列しておき、その中から目的とするボックスに対してX軸方向に動き、次にY軸方向に動く、或はY軸方向に動いてからX軸方向に動くことにより、ボックス抽出搬送部で目的とするボックスを取り出し、取り出したボックスを持った状態でX/Y軸方向に動いて選別棚部にそのボックスを載置するというものであり、第1の実施例のように、ボックス収納部のボックス自体を観覧車の如く回転する機構を省き、ボックスは所定位置に固定されていて、その替わりにボックス抽出搬送部がX/Y軸方向に動くというところに大きな特徴がある。
その構成は、図に示すように、実施例において横6列で縦16行で合計して96個のボックスを装着自在な状態で整列状態に配置してなるボックス収納部72と、このボックス収納部72の前面側をX軸方向或はY軸方向に移動してボックス71自体を抽出して載置するスペースを複数個、実施例においては2個のボックス載置部73を備えたボックス抽出搬送部74と、ボックス抽出搬送部74の前面部分に取付けられ、上部位置に抽出したボックスの重さを測定する重量測定部75を備え、略中間位置に操作状態等を表示するためのディスプレイを備えた表示部76を備え、その表示部76の下部位置には、ボックス抽出搬送部74で抽出されたボックス71を複数個一時保管するための選別棚部80と、この選別棚部80の下部位置に積層されたトレイ77を収納するトレイ収納部78とから大略構成されている。
ボックス抽出搬送部74は、X軸方向に駆動する駆動部を備えて左右方向に移動でき、Y軸方向への駆動はボックス収納部72の左右端に備えてあるY軸駆動部79によりX軸も含めて上下方向に移動できる構成となっている。そして、目的とするボックス71の位置まで移動すると、その目的とするボックス71を取り出してボックス載置部73に収納する。ここで、次に必要とするボックス71が存在する場合には、そのボックス71の位置まで移動し、そのボックス71をもう一つのボックス載置部73に収納する。2つのボックス71を収納した時点で、ボックス抽出搬送部74は、選別棚部80方向に移動して、選別棚部80の棚に抽出したボックス71を収納する。これで、必要とするボックス71選別棚部80の棚に収納され、棚の数、実施例において6個の棚が全て埋まるまでを最大限として、ボックス71を抽出しては、棚に収納する作業を繰り返し行う。
重量測定部75は、ボックス抽出搬送部74で抽出したボックス71電子天秤81の上に載せることで、薬剤箱に入っている、薬剤の量を知ろうとするものである。
トレイ収納部78は、積層されているトレイ77のうち、一番上のトレイ77の横にリーダ/ライタ82が取付けてある。このリーダ/ライタ82トレイ77に設けてあるICタグの情報を読み出し或は書き込みを行う。
このように、患者毎に選別した薬剤を一旦まとめて収納するトレイ77が収納され、このトレイ77にはICタグを付け、患者の名前等のデータが読み書きできるようにし、患者に渡す時点でリーダ/ライタ82で照合をして患者の間違いを防止できるようになっている。
ボックス(引出し箱)を収納する収納部と、指示された薬剤を選別しておく選別部のそれぞれの棚を設け、この間を自動的に引出し箱を移動させ、指示された薬剤を選択部にまとめることで作業者が間違った錠剤を選択しないように工夫され、又、引出し箱(ボックス)に、ICタグを付け、収納されている薬剤の種類、その使用期限、収納されている重量を読み書きできるようにしたことで、患者に渡す薬剤の種類の間違いを防止でき、更に薬剤の在庫管理等ができる自動薬剤供給システムを提供する。
本発明の第1実施例の自動薬剤供給システムの全体像を略示的に示した説明図である。 同、ボックス収納部の扉を開いた状態の全体像を略示的に示した説明図である。 同、ボックス収納部の断面図である。 同、ボックス収納部の平面図である。 同、ボックス収納部の側面図である。 システムの制御関係を示したブロック図である。 同、システムの作業手順を示したフローチャートである。 本発明の第2実施例の自動薬剤供給システムの全体像を略示的に示した説明図である。 同、ボックス収納部の断面図である。 同、ボックス収納部の平面図である。 同、ボックス収納部の側面図である。
符号の説明
11 ボックス収納部
12 ボックス
13 ボックス選別部
14 トレイ
15 薬剤抽出部
16 トレイ収納部
17 撮像部
18 表示部
19 リーダ/ライタ
21 リーダ/ライタ
22 バーコードリーダ
23 ボックス載置部
24 ボックス搬送部
25 搬送体
26 重量測定部
27 電子天秤
28 ボックス載置部
29 取出し口
51 ユーザ制御部
53 マシン制御部
54 ネットワークI/F
55 記録部
56 表示部
57 キーボード
58 プリンター
59 ICタグ用リーダ/ライタ
61 記録部
62 錠剤位置管理機構部
63 錠剤ボックス機構部
64 ボックス選別機構部
65 錠剤量管理機構部
66 トレイ管理機構部
67 表示部
68 アラーム部
69 画像読取部
71 ボックス
72 ボックス収納部
73 ボックス載置部
74 ボックス抽出搬送部
75 重量測定部
76 表示部
77 トレイ
78 トレイ収納部
79 Y軸駆動部
80 選別棚部
81 電子天秤
82 リーダ/ライタ
85 撮像部

Claims (4)

  1. 薬剤が収容されているボックスを縦横に複数配列すると共に、鉛直方向に移動自在に配置されているボックス収納部と、該ボックス収納部に配置されているボックスを抽出してセットできるボックス選別部に分け、
    前記ボックス収納部における鉛直方向に一列毎移動させたボックスのうち、選別されたボックスを抽出して前記ボックス選別部方向に搬送するボックス搬送手段と、
    前記ボックス搬送手段により前記ボックス選別部方向に搬送されたボックスに対して、そのボックスを所定の計量手段に載せることで薬剤も含めたボックスの重量を測定する重量測定手段と、
    前記重量測定手段により重量測定されたボックスを、前記ボックス選別部のボックス載置部に載置すると共に、ボックス載置部に載置されているボックスを鉛直方向に移動させるボックス移動手段と、
    前記ボックス移動手段によりボックス取出口から取出せるように鉛直方向に移動したボックスに対して、その収容されている薬剤を分配してトレイに載せると共に、当該薬剤の補充を所定の手順に従って行う薬剤抽出手段と、
    を備えてなる自動薬剤供給システム。
  2. 前記薬剤抽出手段において、薬剤を分配してトレイに載せる様子を所定角度から撮像する撮像手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動薬剤供給システム。
  3. 薬剤が収容されているボックスを縦横に複数配列して形成されたボックス収納部と、
    前記ボックス収納部の前面側を縦方向或いは横方向に移動して、前記ボックス収納部に収容されている特定のボックス自体を抽出すると共に、該抽出したボックス自体を特定位置に設けてある選別棚方向に移動して、取出し自在な選別棚に格納するボックス抽出搬送手段と、
    前記ボックス抽出搬送手段により搬送されるボックスに対して、そのボックスを所定の計量手段に載せることで薬剤も含めたボックスの重量を測定する重量測定手段と、
    前記選別棚に格納されているボックスに対して、その収容されている薬剤を分配してトレイに載せると共に、当該薬剤の補充を所定の手順に従って行う薬剤抽出手段と、
    を備えてなる自動薬剤供給システム。
  4. 前記薬剤抽出手段において、薬剤を分配してトレイに載せる様子を所定角度から撮像する撮像手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の自動薬剤供給システム。
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