JP2004256310A - ドラム型アンプル払出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドラム形式の薬剤アンプル払出装置の薬剤フィーダに薬剤数量が所定量以下となったため補給する際に棚に保管されている薬剤保管容器の薬剤が補給しようとするものと正確に合致していることを確認して補給する方法を提供する。
【解決手段】ドラム形式のアンプル払出装置の薬剤フィーダ60のいずれかが欠品又は数量減少すると、補給すべき薬剤フィーダ60の薬剤が薬剤保管容器Bの薬剤と一致しているかを容器に表示されたバーコード表示5をバーコードリーダ4により読取り、これと上記薬剤フィーダ60の識別コードの一致、不一致により識別し、一致した薬剤フィーダ60は補給位置に回転させてそこで薬剤アンプルを補給するようにしたものである。
【選択図】図6

Description

この発明は、搬送ラインの途中に設けられる薬剤アンプルの払出装置において各種アンプルの薬剤フィーダに欠品が生じた場合にアンプルの補給を容易としたドラム型アンプル払出装置に関する。
病院内で医師の処方箋で指示される注射薬に適合する薬剤アンプルの種類は、一般に600種類以上もあり、今後新薬が開発されれば増々種類は増加する。このような多種類の薬剤アンプルのうちには、使用頻度の高いものもあれば、極めて稀にしか使用されないものも混在したり、比較的割れやすいガラス製のアンプルも混在する。このような薬剤アンプルを処方箋の指示に従って揃える場合に、全て手作業で揃えて多数の患者に対処することは極めて作業効率が悪く、対処できない。
このため、上記多種類の薬剤アンプルから特に使用頻度の比較的高いもの200種類程度を選んで払出装置に収納し、処方箋情報にもとづいて必要な薬剤アンプルを払出して搬送するシステムが、例えば特願平7−69566号明細書により提案されている。
上記払出しシステムにおける薬剤の払出し方法は、薬剤を定量排出する複数の薬剤フィーダを有し、各薬剤フィーダから排出される薬剤を一方向に移送されるトレイで受け取り、そのトレイを他のトレイに薬剤を移し替えることなくそのまま監査ステーションに搬送するというものである。
ところで、使用頻度の比較的高い薬剤アンプルを収納して払出しする薬剤払出装置では、収納されているアンプルの使用頻度が高いものが多いため、使用するにつれて薬剤アンプルを収納した薬剤フィーダに欠品が生じ易い。このような薬剤アンプルの欠品が生じた場合、一般には薬剤フィーダに表示されている薬剤名のタグを薬剤師が確認して同じ薬剤を保管している薬剤庫の薬剤保管ボックスから薬剤を取り出して補給が行われる。
しかし、注射薬の薬剤アンプルは作用が強いため誤って使用されると死亡事故につながるという重大な要素を含み、その取扱いは極めて慎重を要する。その反面で、薬剤アンプルは異なる種類の薬剤であっても外観形状や大きさが同じであったり、単に含有量が異なるだけであったり、割れやすかったり、あるいは劇薬扱いのものも存在する。
従って、使用頻度が高いという経済的な理由で払出装置で自動払出しするようにすると、払出装置に共通性が生じ、勘違いで隣りのフィーダに誤って補給されても、払出装置では何ら支障なく払出しが行われることとなり、その確認作業は最終検査以外に存在しない。
このように、自動払出装置は多種類の薬剤アンプルを大量処理する上で今日の薬局では調剤作業を円滑に進める上で必須のものとなりつつあるが、その反面薬剤の補給時に間違いが生じ易く、このような間違いを補給時に絶対起きないように補給する方法を採用することが重要となっている。然るに、現状では前述したように単に薬剤師が補給作業時に目視確認しているだけであり、そのままでは間違いが生じ易いという問題を解決することができない。
この発明は、自動払出装置により効率的に薬剤アンプルを払出しながら、上述した薬剤アンプルの補給時の問題点を解決することのできるドラム形式のアンプル払出装置を提供することを課題とするものである。
この発明は、上記課題を解決する手段として、多種類の薬剤アンプルを収納する複数の薬剤フィーダを周方向に及び多段状に配置したドラム状のフィーダを回転自在に設け、処方箋情報に従って必要な薬剤アンプルを薬剤フィーダからトレイに払出す機構と、払出された薬剤アンプルの表示をする表示装置とを備えたドラム型アンプル払出装置において、前記薬剤フィーダから払い出される薬剤アンプルを前記トレイで前記処方箋情報に従って収集し、前記ドラム状の薬剤収集部のドラム回転軸に沿ってトレイを移動させる昇降装置を備えたことを特徴とするドラム型アンプル払出装置としたのである。
前記昇降装置は、ドラムと共に回転するように設けるとよい。
前記薬剤フィーダと排出シュートとを制御する演算制御部で前記薬剤フィーダから払出される薬剤の数量をカウントして減算し、薬剤フィーダのいずれかに収納した薬剤の欠品が生じると、プログラムに従って欠品した薬剤を収納する薬剤フィーダを補給位置に移動させ、補給位置で当該薬剤フィーダのロック解除機構を解除した後、補給位置で薬剤フィーダの引き出しモータを作動させて、当該フィーダが完全に引き出されるとそこで停止させるドラム型アンプル払出装置としてもよい。
また、前記薬剤フィーダに薬剤を補給するとき、バーコードリーダーで薬剤保管容器のバーコードを読みとると、薬剤保管容器の薬剤を収納すべき薬剤フィーダのドラム内での座標位置信号を受信し、その薬剤フィーダを補給位置に移動させ、当該薬剤フィーダのロック解除機構を解除した後、補給位置で薬剤フィーダの引き出しモータを作動させて、当該フィーダが完全に引き出されるとそこで停止させるドラム型アンプル払出装置としてもよい。
本発明のドラム型アンプル払出装置は、ドラム状の薬剤収集部のドラム回転軸に沿ってトレイを移動させる昇降装置を備え、処方箋情報に従ってトレイを昇降させて、薬剤フィーダから払い出される薬剤アンプルを収集するものであるから、薬剤フィーダからトレイに払い出される薬剤アンプルの衝撃は少なく、比較的割れやすいガラス製のアンプルが混在していても、このような薬剤アンプルを割れることなく確実に処方箋情報通り収集することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1はこの発明のアンプル補給方法を実施するための搬送ラインを含むドラム型アンプル払出装置の全体概略構成を示す図、図2はドラム型アンプル払出装置の平面図である。10は多段状に積上げられたトレイTを1つずつ送り出すトレイ供給部、20は送り込まれたトレイTを所定高さに持上げる昇降装置、30はトレイTを移載するための移載装置、20’はトレイTを上下多段状に設けられた薬剤フィーダ60に沿って下降させる下降装置、40は下降したトレイTを所定位置まで送る搬送装置、50は搬送部の端でトレイTを積上げるトレイ積層装置である。
なお、図示の搬送ライン、アンプル払出装置は単なる一例であるから、詳細については図示省略し、簡単に説明する。トレイ供給部10は、2つの回転爪11、12から成るトレイ積上部と搬送コンベア13を備えている。回転爪11、12は別々に回転動作し、上段の爪11で下から2段目以上を支持している間に下段の爪12が回転して下段のトレイTを落下させて送り出し、その後下段の爪12を回転させてトレイを保持し得る角度にセットし上段の爪11を回転させて2段目以上のトレイTを落下させ下段の爪12で支持し、こうして1段ずつトレイTを落下供給するようになっている。
昇降装置20は短いコンベア21から成り、図示省略しているがこのコンベア21をねじ軸等で所定高さ位置まで上昇させるようになっている。又、ねじ軸でなくコンベア21を台板に乗せこれをチェーン、ロッド等で持ち上げる形式としてもよいことは勿論である。移載装置30は、搬送コンベア31とトレイTを把持する把持部32と、この把持部32を図示のような略コ字状の矢印のように移動昇降させる駆動部33(詳細な図示省略)から成る。
なお、把持部32の詳細については図3を参照して下降装置20’、薬剤フィーダ60と共に説明する。図3に示すように、把持部32は、昇降動されるロッド32aの下端にクランプ支持板32bを取付け、そのクランプ支持板32bの両側部に設けた係合爪32cをクランプ支持板32b上に支持されたシリンダ32dの作動によってピン32eを中心に開閉させるようにしている。
上記把持部32は、クランプ支持板32bが搬送コンベヤ31の排出端部の上方と下降装置20’の上方に臨む位置との間で水平方向に往復動される。この把持部32は、クランプ支持板32bを搬送コンベヤ31の排出端部で停止するトレイTの上方まで移動させたのち、ロッド32aを下降させ、クランプ支持板32bがトレイTの上端に当接する状態において、一対の係合爪32cを閉じ、その係合爪32cをトレイTの上部のフランジFに係合させるようにしている。
また、係合爪32cがフランジFに係合する状態において、ロッド32aを引き上げ、把持部32の水平方向の移動により下降装置20’の上方まで搬送し、その位置でロッド32aを所定位置まで下降させたのち、一対の係合爪32cを開放させてトレイTを落下させるようにしている。図1に示すように、下降装置20’は、上下のプーリ22、22間にベルト23をかけ渡した前後一対のベルトコンベヤ21をトレイTの幅寸法に対応する間隔をおいて左右に設け、各ベルトコンベヤ21のベルト23にトレイTのフランジFに係合可能な受爪24を等間隔に設けている。
上記下降装置20’は、把持部32から排出されるトレイTのフランジFを受爪24で支持し、図2の矢印で示す方向のベルト23の移動によってトレイTを下方向に搬送する。下降装置20’によって下降動されるトレイTの移動路一側には、そのトレイTに薬剤を排出する複数の薬剤フィーダ60が上下方向に多段に設けられている。ここで、薬剤フィーダ60から払い出される薬剤Aとして、アンプル、バイアル、錠剤、カプセル等を挙げることができる。実施例では、アンプルを払出すようにした薬剤フィーダ60が示されている。
上記薬剤フィーダ60は、図3に示すように、薬剤収納容器61の前側に小容器62を接続し、各容器61、62の底壁61a、62aをトレイTの下降路に向けて下り勾配をもって傾斜させ、その傾斜下部に形成した貫通孔61b、62bに沿って上下動される第1突き上げ部材61cおよび第2突き上げ部材62cの各上端に1つの薬剤Aを支持可能とする受部61d、62dを設け、その受部61d、62dを先端に向けて下り勾配をもって傾斜させている。上記薬剤フィーダ60は、第1突き上げ部材61cを上下動させ、上端の受部61dによる薬剤Aを上方に搬送し、その薬剤Aを受部61dの傾斜に沿って滑らせて小容器62に供給している。
また、小容器62に供給された薬剤Aを底壁62aの傾斜に沿って滑らせ、第2突き上げ部材62cの下降時にその上端の受部62dにのる薬剤Aを第2突き上げ部材62cの上昇により上方に搬送し、上限位置まで搬送した薬剤Aを受部62dの傾斜に沿って滑らせて小容器62の前側に接続した排出シュート63に排出し、その排出シュート63の傾斜に沿って滑らせてシュート先端から排出させるようにしている。ここで排出シュート6
3には薬剤Aの通過を検出するセンサPHが設けられ、そのセンサPHが予め定められた数の薬剤Aを検出すると、第1および第2突き上げ部材61c、62cが停止するようになっている。
薬剤フィーダ60の下部には、図3に示すように、各フィーダ60の薬剤補給時のため薬剤フィーダ60を図4に示すように補給位置で引出すためのフィーダ引出モータ67と、補給後に正規位置にフィーダ60を戻した後その位置にフィーダ60をロックするためのフィーダロック部64とを備えている。67aはモータ67により回転駆動されるピニオン、68はラックである。又、フィーダロック部64は、例えばソレノイドから成り、そのソレノイドロッド65をフィーダ60の下底に設けた凹部66に突入させることによりフィーダ60のロックを行なうようにしている。
上記の構成から成るドラム型アンプル払出装置は、演算制御部を通じて払出しに必要な薬剤が収納されている薬剤フィーダ60を選択して作動させる。その薬剤フィーダ60が薬剤Aを払い出す前に、供給コンベヤの排出端部で停止するトレイTをトレイ供給部10の作動により下降装置20’の上方まで搬送して落下させ、そのトレイTを下降装置20’の作動により下降させて、演算制御部により作動する薬剤フィーダ60の排出シュート63の先端に開口部が臨む位置まで移動させて待機させておく。
トレイTが所定の位置で待機していることを図示省略したセンサが検出すると、薬剤フィーダ60が作動して薬剤Aを排出シュート63上に払い出す。排出シュート63上の薬剤は排出シュート63の傾斜に沿って滑り、シュート先端からトレイT内に排出される。排出シュート63上に必要数の薬剤Aが払い出され、その薬剤AがトレイTに供給されると、下降装置20’が作動してトレイTを下降させ、搬送装置40の供給端部にトレイTが排出されると、搬送コンベヤ41が作動して、そのトレイTをトレイ積層装置50へ搬送する。
トレイ積層装置50は、図1に示すように、搬送装置40のコンベア41により送られて来るトレイTを受入れる短いコンベア51と、図示省略しているが、このコンベア51を上方へ持上げるリフト、所定高さ位置に設けた一対の回転支持爪52、52から成る。なお、トレイ積層装置50は、一般的には病院の薬局内に設置され、これに隣接して監査位置Xが設けられる。なお、搬送装置40の搬送経路途中には処方箋情報に基づく必要薬剤リストなどをプリントして搬送コンベア上のトレイTに投入するためのプリンタ70が設けられている。
以上のようなドラム型アンプル払出装置Uを含む搬送ラインでトレイTに投入されるアンプルは、処方箋により要求される薬剤の全ての種類を用意できる訳ではなく、一般に600種類以上と言われるアンプルの全種類のうち使用頻度の高いせいぜい200種類程度までであり、特定の患者に対しては使用頻度の稀れな特殊なものを必要とする場合がある。そこでこのような場合に対処するため一般には図示省略しているが、薬局内には別途特殊な薬剤ボックスが棚に多種類置かれており、これらから所定のものを手作業で取り出して揃えてトレイT内に投入する。その後監査位置Xで監査が行われる。
上記構成の装置各部を駆動制御する制御装置の全体概略ブロック図を図5に示す。上述した各構成部の駆動部分は、図示の演算制御部100により制御される。この演算制御部100にはホストコンピュータ1が接続されており、その外部入力手段2から各患者毎の処方箋情報が入力されると表示器3に表示されると共に一定のタイミングで演算制御部100へ送信され、その処方箋情報に基づいて全体の制御が行われる。
演算制御部100においては、上記処方箋情報が送られてくると、アンプル払出装置Uに貯留されている薬剤アンプルから必要なものを払出しさせるため、全薬剤アンプルのマスタメモリ(演算制御部100内に内蔵されている)からコード記号等の照合によって貯留されているかを確認し、必要な薬剤アンプルを払出しさせる。
各薬剤フィーダ60内にはフィーダ駆動部160がそれぞれ設けられており、このフィーダ駆動部160として図示のように表示ランプa、フィーダ引出モータb、フィーダロック部c、アンプル払出駆動部d、アンプルカウンタeが含まれる。表示ラベルa〜フィーダロック部cは、各薬剤フィーダ60のうち使用して所定量以下となりアンプルの補給を必要とする状態になると表示ランプaを点灯し、補給モードに制御プログラムが切換えられた際に薬剤フィーダ60を補給のため正規位置からドラムの半径方向に引出すためのモータbを駆動する。
補給後は正規位置にフィーダ60を戻し、その位置でフィーダをロックするフィーダロック部cが設けられている。なお、補給時に薬剤フィーダ60のドラム全体を回転自在とし、必要であればドラムを回転駆動するモータを設けて、押ボタンであるいはプログラムに従って必要角度回転するようにしておけばよい。
図6にフィーダ駆動部160に含まれる駆動回路(a〜e)と各フィーダ60の構成部の制御対象部との関係を示している。正常動作時には表示ランプa以外は、アンプル払出駆動部dとアンプルカウンタeが作動し、アンプル払出しが演算制御部100の指令によって行われる。アンプル払出し動作は、前述したように、各薬剤フィーダ60の第1突き上げ部材61cと第2突上げ部材62cを作動させて行われる。アンプルカウンタeは、センサPHによって薬剤Aの通過を検知し、その通過毎にその回数をカウンタ信号として出力してアンプルの数量をカウントする。
以上のドラム型アンプル払出装置Uは、前述したトレイ供給部10、昇降装置20、移載装置30、下降装置20’、搬送装置40、トレイ積層装置50と連動して適宜タイミングで互いに作動することは言うまでもない。
上記全体の動作制御は、演算制御部100からの制御指令に基づいてシーケンサ110により行われている。シーケンサ110により制御されるものとして、図示のように、トレイ積卸ユニット111は、2段形式の回転爪11、12を回転駆動し、搬送ユニット113は搬送コンベア13、41を所定のタイミングで駆動する。昇降ユニット120は、昇降装置20、下降装置20’内でトレイTを上昇又は下降するようにモータを駆動制御し、送込みユニット130は移動装置のコンベア31や、把持部32を矢印方向へ移動するように図示省略した駆動部を駆動制御する。
トレイ積層ユニット150は、トレイ積層装置50のコンベア51や図示省略のリフト、回転爪52の一対を回転制御する。なお、プリンタ70は演算制御部100により直接制御して処方箋情報や必要な加工を加えてリストをプリントする。バーコードリーダ4は、例えば棚に置かれている手作業で揃えられるアンプルの薬剤ボックスBのバーコード表示5、あるいは別途保管されている補給用薬剤ボックス(図示省略)のバーコードを読取るのに用いられる。
以上のようなドラム型アンプル払出装置Uを含む搬送ラインで必要な薬剤アンプルが自動払出しされ揃えられるが、ドラム型アンプル払出装置Uでは使用頻度の比較的高い薬剤アンプルが収納されているため、使用されるにつれていずれかの薬剤フィーダ60に欠品が生じる。なお、以下では主として薬剤フィーダ60に欠品が生じた場合の補給について説明するが、補給タイミングは必ずしも欠品時に限られず、例えばある程度の薬剤アンプルの数量を使用した中間的な状態でも補給は行われるから、補給タイミングは一般的には任意のタイミングである。
通常モードでドラム型アンプル払出装置Uが使用され、いずれかの薬剤フィーダ60に欠品が生じると図6に示すフィーダ60の前面の表示ランプaが点灯され欠品が生じたことを注意する。但し、欠品が生じてもアンプル払出装置Uの通常のアンプル払出し動作が直ちに停止することはなく、薬剤フィーダ60の収納している数量にある程度の余裕を残すようにするのが一般的である。
従って、例えば一日のアンプル払出作業終了後、あるいは翌日の作業開始前に上記表示ランプaの点灯した薬剤フィーダ60又は数量の減少した任意のフィーダ60に補給が行われる。この場合、演算制御部100による制御モードは通常モードから補給モードに切換えられる。以下補給モードに入った後の補給動作について図7のフローチャートを参照して説明する。
補給モードで薬剤を補給する場合、上述したように薬剤フィーダ60に薬剤が欠品した場合、あるいは数量減少した場合のいずれかの場合に補給が行われることもあるが、欠品した場合と数量減少した場合の両方について補給が行われる場合もある。図7では、理解し易くするため図示のように、欠品した場合と数量減少して任意の薬剤を特定して補給する場合とを別々に行なうとしたが、実際には両方の補給を混合して行えるようにしている。
ステップS1 では欠品した場合又は数量減少した任意のフィーダ60に補給するのかをまず判定し、欠品した場合であればステップS2 で欠品フィーダを自動的にチェックし、ステップS3 でそのフィーダ番号及び欠品薬剤を表示する。又、欠品の場合でなく数量が減少した任意の薬剤フィーダ60に補給する場合はステップS4 でどの薬剤フィーダ60を補給するかを特定する。この特定は、図示省略のキーボード等による外部信号入力手段等によりフィーダ番号を特定するなどの方法により行なう。ステップS5 で補給薬剤の表示をする。
欠品又は数量減少した薬剤フィーダ60が特定されると、ステップS6 でそれらのフィーダ数Nを設定する(例えばフィーダ数が10であればN=10)。ステップS7 で変数NN=0と置き、ステップS8 でNNに1を加えてNN=1とし、ステップS9 でバーコードリーダ4により薬剤保管容器Bのバーコード記号5を読取る。
次に、ステップS10でバーコードリーダ4により読取られた薬剤保管容器Bに収納されている薬剤を収納すべき薬剤フィーダのドラム内での座標位置信号を受信し、ステップS11で保管容器Bの薬剤のバーコード信号と欠品又は特定された薬剤の識別信号が一致しているかを判定する。一致しない時はエラー表示(S12)をしてステップS9 の前に戻り、バーコード記号5を読み直す。なおステップS10’については後で説明する。
上記両信号が一致すればステップS13で補給許可表示をし、該当するフィーダが補給位置で正面位置となるようにドラムを回転させる(S14)。このとき、複数の薬剤フィーダが順次回転移動する際にそれぞれのフィーダが最も短時間内に正面位置に来るように予めステップS6 でフィーダ数Nを設定する際にそのような工程となるようにフィーダ数Nのインクリメントされて変化する変数値にそれぞれ対応するフィーダを設定するようにするか、あるいは短時間に回転駆動し得るようにプログラムを設定しておきそのプログラムに従って該当フィーダを正面位置に回転移動させるとよい。
該当フィーダ60が正面位置に来ると、フィーダ駆動部160を駆動してフィーダロック部64のソレノイドロッド65を引き込みロック解除し(S15)、その後該当フィーダの引出モータ67を作動させて(S16)、該当フィーダが完全に引き出されると(S17)そこで停止させる(S18)。引き出された該当フィーダ60にバーコード記号を読取った薬剤保管容器B内の薬剤を投入し、補給が完了すると(S19)、引出モータを逆転させて該当フィーダを元の位置へ収納し(S20)、その位置でフィーダ60をフィーダロック部64でロックする(S21)。
その後ステップS22でNN=10であるかを判定し、NNが10でなければステップS8 に戻り、変数NNを1インクリメントしてNN=2として上記と同様な作用を繰り返す。そして、NN=10となるまで上記作用を繰り返すとそこで動作は終了する。この場合、ステップS22での変数NN=10は、予めステップS6 で設定されるフィーダ数Nにより設定される変数であり、最初にNが10と設定されるとこれに対応して同じ設定値が置かれるものとする。
なお、上記補給動作の過程でステップS18で薬剤フィーダを引出して停止中に薬剤を補給する際に、もう1度保管容器Bのバーコード表示を読取って該当フィーダの薬剤と一致しているかを再確認するようにしてもよい。
図8に一部変形の実施形態の作用の説明図を示している。図示のように、この実施形態では各薬剤フィーダ60の全ての前面パネルにバーコード表示5’が設けられており、図7のフローチャートにおいてステップS10’でこの薬剤フィーダ60の薬剤が欠品又は特定されたものと一致しかつ保管容器Bのバーコード読取りで指定される薬剤と一致しているかを判定するようにしている。これによりさらに一層確実性が増し、操作ミスを防止できる。
なお、上記補給作業で必要な各種データは記憶部に記憶されるが、記憶される各データは補給記録データとして記憶保存され、後日必要に応じて表示器に表示したり、あるいはプリンタに打出しされる。この補給記録データは、補給作業において補給すべき薬剤が薬剤フィーダに正しく補給されたかの補給照合結果を含むリスト形式で表示するのが好ましい。その際補給照合結果リストには少なくとも次の各事項を含める。
・薬剤容器の識別コード(バーコード)記号
・薬剤フィーダの識別コード記号
・補給照合で一致、不一致の判定結果
・補給量、薬剤の識別コード記号
・補給照合の経過(照合の結果不一致の場合のエラー信号、リセット信号、再度の薬瓶等の識別コードの読込み、時間経過)
比較的対衝撃性に乏しく、割れやすいガラス製の薬剤アンプルであっても、アンプル払出装置を用いて払出すことができる。
搬送ラインを含むドラム型アンプル払出装置の全体概略図 ドラム型アンプル払出装置の平面図 同上の詳細断面側面図 薬剤フィーダ引出作用の説明図 搬送ラインを含むドラム型アンプル払出装置の全体制御ブロック図 バーコードリーダによる薬剤保管容器Bの読取方法の説明図 薬剤補給方法の作用を説明するフローチャート 他の実施形態の薬剤補給方法の作用の説明図
符号の説明
1 ホストコンピュータ
2 外部入力手段
3 表示器
4 バーコードリーダ
5 バーコード表示
10 トレイ供給部
20 昇降装置
30 移載装置
40 搬送装置
50 トレイ積層装置
60 薬剤フィーダ
64 フィーダロック部
67 引出モータ
70 プリンタ

Claims (5)

  1. 多種類の薬剤アンプルを収納する複数の薬剤フィーダを周方向に及び多段状に配置したドラム状のフィーダを回転自在に設け、処方箋情報に従って必要な薬剤アンプルを薬剤フィーダからトレイに払出す機構と、払出された薬剤アンプルの表示をする表示装置とを備えたドラム型アンプル払出装置において、上記機構及び装置を制御する演算制御部で払出される薬剤アンプルの数量をカウントして減算し、薬剤フィーダのいずれかに欠品又は数量減少が生じるとその薬剤フィーダの表示を表示装置に表示し、この表示に対応する必要な薬剤を収納した薬剤保管容器に表示されているバーコード表示を読取り、この識別表示を補給しようとする薬剤フィーダの薬剤アンプルと照合して同一性を識別し、同一性を識別するとその薬剤フィーダを補給位置に回転させるようしたドラム型アンプル払出装置。
  2. 前記薬剤フィーダの薬剤の識別コードとバーコード表示が一致したことを検知すると補給することから成る請求項1に記載のドラム型アンプル払出装置。
  3. 前記薬剤保管容器のバーコード表示と共に各薬剤フィーダのバーコード表示のうち補給すべきフィーダの表示を読取り、補給すべきフィーダの識別コードと一致することを検知すると補給する請求項1又は2に記載のドラム型アンプル払出装置。
  4. 前記薬剤フィーダが正規位置にロックするためのフィーダロック部を備え、補給時には正規位置からドラムの半径方向に引出して補給できるように設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のドラム型アンプル払出装置。
  5. 前記薬剤フィーダがそれぞれ補給の必要性を表示する表示ランプを備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のドラム型アンプル払出装置。
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