JP2009187265A - 自動販売機の商品収納払出し装置 - Google Patents

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一弘 南
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Abstract

【課題】商品の補充時に、商品の残量を容易に確認でき、それにより、商品の補充作業を効率よく行うことができる自動販売機の商品収納払出し装置を提供する。
【解決手段】商品収納庫12内の後部に左右方向の全体にわたって設けられ、複数の商品を収納するとともに、商品の補充時に内部を前方から視認可能な商品通路102を有し、販売時に商品通路102から商品を払い出す後側収納払出し部22と、商品収納庫12内の前部に左右方向に移動自在に設けられ、複数の商品を収納するとともに、販売時に商品を払い出す商品コラムユニット23と、を備え、商品コラムユニット23は、上下方向に延びるとともに前方に開放し、複数の商品を収納するケース本体31と、このケース本体31の前面に開閉自在に設けられ、商品の補充時に、閉鎖した状態のまま、ケース本体31内を視認可能に構成された前面ドア32と、を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、商品収納庫内の前部および後部に、複数の商品を上下方向に並んだ状態で収納し、販売時に商品を1つずつ払い出す自動販売機の商品収納払出し装置に関する。
従来、この種の商品収納払出し装置を備えた自動販売機として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この自動販売機は、冷凍商品を販売するものであり、内部に、商品を冷凍した状態に保持する商品収納庫を備えている。商品収納庫内には、複数の商品を上下方向に並んだ状態で収納するとともに、販売時に最下位の商品を下方に払い出す複数の商品コラムユニットが設けられている。各商品コラムユニットは、外観が縦長ボックス状に形成されており、具体的には、下面が開放する縦長ボックス状のコラムケースと、上下方向に螺旋状に延び、コラムケース内に回転自在に収容されたスパイラル部材と、コラムケースの天板上に固定され、スパイラル部材を回転駆動する駆動装置などを備えている。
このような商品コラムユニットのコラムケースは一般に、金属板で構成されており、前面には、商品の補充時に開閉される前面ドアが設けられている(特許文献2参照)。また、スパイラル部材は、コラムケース内の縦長の商品通路に収納された複数の商品を、上下方向に並ぶように支持するとともに、販売時に、駆動装置によって所定角度、回転駆動されることにより、商品全体を商品通路に沿って下方に移動させながら、最下位の商品を下方に払い出す。このように構成された商品コラムユニットは、商品収納庫内において、左右方向に複数並んだ状態で、前後2列に配置されており、例えば、前列に4つ、後列に5つ配置されている。また、前列の各商品コラムユニットは、左右方向にスライド自在に構成されている。
以上のように構成された商品収納払出し装置を備えた自動販売機では、商品補充が次のように行われる。まず、自動販売機の正面のメインドアを開放し、さらに商品収納庫の前面の断熱ドアを開放する。これにより、前方からの商品収納払出し装置へのアクセスが可能となる。前列の商品コラムユニットに商品を補充する場合にはまず、商品コラムユニットの前面ドアを開放し、商品の残量を確認する。次いで、商品が無いときや残量が少ないときには、商品通路に商品を補充する一方、商品が満杯のときや残量が多いときには、商品を補充することなく、開放した前面ドアを閉鎖する。以上のような作業を、前列の全ての商品コラムユニットについて行う。一方、後列の商品コラムユニットに商品を補充する場合にはまず、商品を補充しようとする商品コラムユニットに対し、前方からアクセス可能な状態となるよう、前列の商品コラムユニットを左右方向に適宜、スライドさせる。次いで、上述した前列の商品コラムユニットへの商品補充と同様、前面ドアの開放および商品の残量確認後、必要に応じて商品を補充してから、前面ドアを閉鎖する。以上のような作業を後列の全ての商品コラムユニットについて行う。その後、開放した断熱ドアおよびメインドアを順に閉鎖し、商品補充が完了する。
以上のように、上記の商品収納払出し装置を備えた自動販売機では、商品補充の際に、全ての商品コラムユニットの前面ドアを開放する必要がある。これは、商品コラムユニットの前面ドアを開放しなければ、その商品コラムユニットの商品の残量を確認できないためであり、したがって、商品が満杯などで補充不要な商品コラムユニットについても、前面ドアを開放しなければならず、そのため、商品補充に手間がかかり、補充作業の効率が悪い。また、冷凍商品を販売する自動販売機では、その商品収納庫内が非常に低い冷凍温度に保持されているため、商品補充の際に断熱ドアが長時間、開放されると、商品コラムユニットが外気に晒されることで、その表面に結露が生じやすい。この結露は、商品補充の終了後、次第に氷結し、特に、前面ドアの表面に生じた結露が氷結すると、商品コラムユニットへの商品補充の際に、前面ドアが開閉しにくくなるという問題もある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、商品の補充時に、商品の残量を容易に確認でき、それにより、商品の補充作業を効率よく行うことができる自動販売機の商品収納払出し装置を提供することを目的とする。
特開平7−282330号公報([0005]、図1、3および5) 特開2006−139448号公報([0030]、図1〜4)
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、商品収納庫内の前部および後部に、複数の商品を上下方向に並んだ状態で収納し、販売時に商品を1つずつ払い出す自動販売機の商品収納払出し装置であって、商品収納庫内の後部に左右方向の全体にわたって設けられ、複数の商品を収納するとともに、商品の補充時に内部を前方から視認可能な商品収納部を有し、販売時に商品収納部から商品を払い出す後側商品収納払出し部と、商品収納庫内の前部に左右方向に移動自在に設けられ、複数の商品を収納するとともに、販売時に商品を払い出す前側商品収納払出し部と、を備え、前側商品収納払出し部は、上下方向に延びるとともに前方に開放し、複数の商品を収納するケースと、このケースの前面に開閉自在に設けられ、商品の補充時に、閉鎖した状態のまま、ケース内を視認可能に構成された前面ドアと、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、商品収納払出し装置は、商品収納庫内の前部および後部にそれぞれ設けられた前側商品収納払出し部および後側商品収納払出し部を備えており、前側および後側商品収納払出し部はいずれも、複数の商品を上下方向に並んだ状態で収納するとともに、販売時に商品を1つずつ払い出すように構成されている。また、後側商品収納払出し部は、商品収納庫内の左右方向の全体にわたって設けられた商品収納部を有しており、この商品収納部が、商品の補充時に内部を前方から視認可能に構成されている。一方、前側商品収納払出し部は、左右方向に移動自在に設けられている。したがって、商品補充の際に、後側商品収納払出し部の商品収納部のうち、真正面に前側商品収納払出し部が存在しない部分については、商品収納部の内部を前方から直接、視認することができ、一方、真正面に前側商品収納払出し部が存在する部分については、前側商品収納払出し部を適宜、左右方向に移動させることによって、商品収納部の内部を前方から視認することができる。
また、前側商品収納払出し部は、上下方向に延びるとともに前方に開放し、複数の商品を収納するケースを有しており、このケースの前面に、前面ドアが開閉自在に設けられている。この前面ドアは、商品の補充時に、閉鎖した状態のまま、ケース内を視認可能に構成されているので、前面ドアを開放しなくても、ケースの内部を直接、視認することができる。
以上のように、上記構成の商品収納払出し装置によれば、商品補充の際に、後側商品収納払出し部の商品収納部、および前側商品収納払出し部のケースの内部を、前方から直接、視認したり、前側商品収納払出し部を左右方向に適宜、移動させて前方から視認したりすることにより、商品収納払出し装置の商品の残量を容易に確認することができる。それにより、補充の必要な箇所を迅速かつ的確に把握でき、その必要な箇所にのみ商品を補充することによって、補充作業を効率よく行うことができる
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機の商品収納払出し装置において、前面ドアが透明であることを特徴とする。
この構成によれば、前面ドアが透明であるので、商品補充の際に、前面ドアを開放しなくても、前面ドアを通して、ケースの内部全体を容易に視認することができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の自動販売機の商品収納払出し装置において、前面ドアが合成樹脂の押出材で構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、前面ドアを合成樹脂の押出材で構成するので、金属板を加工することなどによって前面ドアを製造する場合に比べて、前面ドアを安価に製造することができる。また、前面ドアが合成樹脂製であるので、上記の商品収納払出し装置が、例えば、冷凍食品を販売する自動販売機に適用された場合、前面ドアが金属板などで構成された従来に比べて、商品補充時の前面ドアの結露の発生を大幅に低減することができる。一般に、合成樹脂は、金属に比べて、熱伝達係数(熱伝導による周囲の空気との間の熱エネルギーの伝えやすさを表す値)が小さい。そのため、上記例示の場合において、内部が非常に低い温度(冷凍温度)に保たれた商品収納庫内の商品収納払出し装置に商品を補充する際に、合成樹脂製の前面ドアが外気に晒されても、前面ドアに結露が生じにくい。その結果、前面ドアには、結露による氷結も生じにくく、それにより、商品補充の際の前面ドアの円滑かつ良好な開閉を確保することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の自動販売機の商品収納払出し装置において、商品収納部は、上下方向に延びるとともに前方に開放し、左右方向に並んだ複数の商品通路で構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、後側商品収納払出し部の商品収納部が、左右方向に並んだ複数の商品通路で構成されており、各商品通路が上下方向に延びるとともに前方に開放している。したがって、商品補充の際に、それらの商品通路を、前方から直接視認したり、前側商品収納払出し部を左右方向に適宜、移動させて前方から視認したりすることにより、商品の補充が必要な商品通路を、迅速かつ的確に把握することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による商品収納払出し装置を備えたアイス販売用の自動販売機を示している。同図に示すように、自動販売機1は、ボックス状の販売機本体2と、この販売機本体2の前面を開閉するメインドア3とを備えている。メインドア3の前面には、複数の商品表示プレート4が上下左右に並ぶように配置され、商品表示プレート4ごとに商品選択ボタン5が設けられている。また、メインドア3の右部には、硬貨投入口6、紙幣投入口7および硬貨返却口8などが設けられ、下部には、商品取出口9が設けられている。この商品取出口9は、前方に開放しており、その前面には、常時は閉鎖し、商品の取出時に開放される取出口扉9aが設けられている。なお、上記のメインドア3の背面側には、自動販売機1内の後述する商品収納払出し装置13や冷却装置などの各種機器を制御するマイクロコンピュータを有する制御装置(図示せず)が設けられている。
販売機本体2は、その外殻を構成するキャビネット11を有している。このキャビネット11は、所定形状の複数の金属板を組み立てて、前面が開放する縦長ボックス状に構成されている。そして、このキャビネット11内一杯に、商品収納庫12が設けられている。
図2はキャビネット11の内部を示している。同図に示すように、商品収納庫12は、所定形状の複数の断熱壁を組み立てて、前面が開放する縦長ボックス状に構成されている。そして、この商品収納庫12の内部には、商品収納払出し装置13が設置されるとともに、その下方に、商品収納払出し装置13から払い出された商品を商品取出口9に搬出するための商品シュート14が設けられている。なお、商品収納庫12とメインドア3の間には、商品収納庫12の前面を開閉する断熱ドア(図示せず)が設けられ、また、商品収納庫12内には、その内部を所定の低温度(例えば、−25〜−30℃)に保持するための冷却装置(図示せず)が設置されている。
商品収納払出し装置13は、複数の商品を上下方向に並んだ状態で、品目ごとに複数列、収納するとともに、販売時に1つずつ払い出すものである。図3〜図7に示すように、この商品収納払出し装置13は、商品収納庫12内の前半部に設けられた前側収納払出し部21と、後半部に設けられた後側収納払出し部22(後側商品収納払出し部)とを備えている。
前側収納払出し部21は、外観が縦長ボックス状に形成された3つの同じ商品コラムユニット23(前側商品収納払出し部)で構成されており、これらの商品コラムユニット23が、左右方向に並んだ状態で配置されている。また、各商品コラムユニット23は、商品収納庫12の内壁に固定された上ガイドレール15および下ガイドレール16によって案内されながら、左右方向に移動可能に構成されている。
上ガイドレール15は、所定形状の金属板を折曲げ加工することなどによって構成され、商品収納庫12の天井面の前端付近に左右方向に延びるように取り付けられている。図7および図8に示すように、上ガイドレール15の前端部(両図の左端部)は、断面J字状に形成されており、この前端部に、3つの商品コラムユニット23をそれぞれ吊り下げた状態で支持する3つのスライダ17が係合している。各スライダ17は、図3、4および図8に示すように、所定形状の金属板を折曲げ加工することなどで構成された横長のスライダ本体17aと、このスライダ本体17aに回転自在に支持され、ガイドレール15に転動自在に係合する左右2つのローラ17b、17bとで構成されている。スライダ本体17aの下端部には、前方に前上がりに突出する左右2つのフック部17c、17cが設けられている。これらのフック部17c、17cが、商品コラムユニット23の後述する天井プレート33の横長矩形孔35b、35bに挿入された状態で、商品コラムユニット23がスライダ17に係止されている。このように、商品コラムユニット23は、その上端部において、スライダ17を介して、上ガイドレール15に支持されている。
一方、下ガイドレール16は、左右方向に延び、正面形状が横長矩形状の金属板で構成されており、左右端部が、商品収納庫12内の左右の側壁に取り付けられている。そして、この下ガイドレール16の上端部に、商品コラムユニット23の前側下端部に設けられた係合部18が、載置した状態で摺動自在に係合している。このように、商品コラムユニット23は、その下端部において、下ガイドレール16に支持されている。
以上のように、上ガイドレール15および下ガイドレール16に支持された商品コラムユニット23は、これらのガイドレール15、16に沿って、左右方向に移動自在であり、後側収納払出し部22への商品補充の際に、適宜、スライドされる。
図9は、商品コラムユニット23の外観を示している。同図および図4、6などに示すように、商品コラムユニット23は、縦長ボックス状に形成され、下方に開放するコラムケース24と、このコラムケース24内を左右に仕切ることにより、上下方向に延びる左右2つの商品通路25を画成する仕切板26と、両商品通路25、25内に回転自在に設けられた左右2つのスパイラル部材27、27と、コラムケース24の上面に取り付けられ、両スパイラル部材27、27を回転駆動する左右2つの駆動装置28、28と、コラムケース24の下端部に設けられ、両商品通路25、25内の商品の有無を検出する左右2つの売切れ検出スイッチ29、29とを備えている。
コラムケース24は、所定形状の金属板を折曲げ加工することなどで形成され、平面形状が前方に開放するコ字状のケース本体31(ケース)と、このケース本体31の前面に開閉自在に取り付けられた前面ドア32とを有している。この前面ドア32は、透明な合成樹脂(例えば、ポリカーボネート)から成り、上下方向に延びるとともに、所定形状の横断面(図6(b)参照)を有する押出材で構成されている。また、前面ドア32は、左端部の支軸32aを介して、コラムケース24に回動自在に取り付けられている。
また、ケース本体31の上端部には、ケース本体31の上面全体を覆うように、天井プレート33が取り付けられている。そして、この天井プレート33には、その上側に両駆動装置28、28が着脱自在に取り付けられるとともに、下側に両スパイラル部材27、27が回転自在に支持されている。図10に示すように、天井プレート33は、所定形状の金属板を折曲げ加工することなどで形成されており、具体的には、平面形状がほぼ矩形状の本体部34と、この本体部34の前端および後端からそれぞれ、上方に直角に屈曲する前板部35および後板部36と、本体部34の左右端からそれぞれ、下方に直角に屈曲する左右の側板部37、37とで構成されている。なお、この天井プレート33は、ほぼ左右対称に形成されており、以下の説明では、左半部の構成を中心に説明するものとする。
天井プレート33の本体部34は、後半部が前半部よりも若干高くなるように形成されており、この本体部34には、上下方向に貫通し、適宜、配置された複数の通気孔34aが形成されている。また、本体部34の前半部の所定位置には、ねじ孔38aを有するねじ止め片38が切り起こされており、このねじ止め片38の左右両側に、係止スリット34b、34bが形成されている。上記ねじ止め片38は、駆動装置28を支持する後述のケースホルダ61をねじ止めするためのものであり、また、両係止スリット34b、34bは、ケースホルダ61の後述する係止片62、62が係合するためのものである。また、本体部34の後半部の所定位置には、駆動装置28の後述する駆動軸43とスパイラル部材27とを連結するためのジョイント39を回転自在に支持するジョイント支持孔34cが形成されている。なお、本体部34のジョイント支持孔34cの後方に形成された比較的大きな孔34dは、駆動装置28の底面から下方に若干突出する部分を逃がすためのものである。
また、天井プレート33の前板部35の所定位置には、前後方向に貫通する左右2つの円形孔35a、35a、およびこれらの外側に位置する左右2つの横長矩形孔35b、35bが形成されている。各円形孔35は、後方の駆動装置28を天井プレート33上にねじ止めするための後述する取付ねじ69の真正面に位置している(図16参照)。一方、横長矩形孔35b、35bには、前述した上ガイドレール15に係合するスライダ17のフック部17c、17cがそれぞれ挿入される。
さらに、天井プレート33の後板部36の所定位置には、前後方向に貫通する横長矩形状の係止孔36aが形成されている。この係止孔36aには、駆動装置28が天井プレート33に取り付けられた状態において、駆動装置28の後述する係止凸部45cが挿入された状態で係止される。
ここで、図11〜図14を参照しながら、駆動装置28について説明する。図11および図12に示すように、駆動装置28は、平面形状が長方形状の外装ケース41と、この外装ケース41に収容されたモータ42と、外装ケース41から下方に突出する駆動軸43と、外装ケース41に収容され、モータ42の動力を駆動軸43に伝達するギヤ列44とを備えている。
外装ケース41は、合成樹脂(例えばポリアセタール)の成形品で構成され、上方に開放する下ケース部45、および下方に開放する上ケース部46を有している。下ケース部45の上面周縁部45aおよび上ケース部46の下面周縁部46aは、互いに相補的な形状を有しており、両ケース部45、46が、互いに嵌合した状態で、上下方向に組み合わさり、周縁部の複数個所(本実施形態では8個所)において、組付けねじ47でねじ止めされている。下ケース部45は、後半部が深くかつ前半部が浅く形成される一方、上ケース部46は、ほぼ一定の深さに形成されている。また、下ケース部45の上面周縁部45aには、その全周にわたり、上方に突出する嵌合凸部45bが形成されている。したがって、両ケース部45、46が組み合わさった状態では、上ケース部46が嵌合凸部45bの外側に嵌合する。
また、図12および図14に示すように、嵌合凸部45bの根元付近には、その外周に沿って延びる環状のパッキン48が取り付けられている。このパッキン48は、ゴムなどの弾性を有する材料で構成されており、取付け前の状態において、嵌合凸部45bの全周よりも周長が短い環状に形成されている。したがって、パッキン48は、嵌合凸部45aの根元付近に、圧接した状態で取り付けられるとともに、下ケース部45の上面周縁部45aと上ケース部46の下面周縁部46aとによって挟持されている。この場合、下ケース部45と上ケース部46の嵌合部分において、パッキン48は、上ケース部46の下面周縁部46a、下ケース部45の上面周縁部45a、および嵌合凸部45bにより、上方、下方および内方の3つの面に密着した状態となる。これにより、例えば、上ケース部46の下面周縁部46aおよび下ケース部45の上面周縁部45aのみにより、パッキン48を上方および下方の2つの面にのみ密着させる場合に比べて、外装ケース41の水密性を高めることができる。
また、下ケース部45の背面の上端部には、後方に若干突出する係止凸部45cが設けられている。この係止凸部45cは、駆動装置28が天井プレート33上に取り付けられた状態において、その後板部36の係止孔36aに前方から挿入した状態で、後板部36に係止される。また、下ケース部45の底面の前端部には、後述するリードスイッチ63をON状態に切り替えるためのマグネット49がねじ止めされている。
図12および図13に示すように、モータ42は、下ケース部45内の後部に、回転軸42aが下方に突出した状態で取り付けられている。具体的には、モータ42は、平面形状が矩形状の取付プレート50に、回転軸42aが取付けプレート50を貫通した状態でねじ止めされ、この取付プレート50が取付ねじ50aで下ケース部45内の後部にねじ止めされている。また、モータ42の回転軸42aの先端部には、ピニオン42bが固定されており、ギヤ列44の後述する第1中間ギヤ51に噛み合っている。
ギヤ列44は、第1中間ギヤ51、第2中間ギヤ52、第3中間ギヤ53および駆動ギヤ54を有しており、これらが順に噛み合っている。より具体的には、第1〜第3中間ギヤ51、52、53は、小径ギヤ部および大径ギヤ部を上下に有する2段ギヤで構成されており、隣接する中間ギヤ51〜53の小径ギヤ部と大径ギヤ部が噛み合うとともに、各中間ギヤ51〜53の回転軸の上下端部がそれぞれ、上ケース部46および下ケース部45に回転自在に支持されている。駆動ギヤ54は、第3中間ギヤ53の小径ギヤ部に噛み合っており、したがって、第1〜第3中間ギヤ51、52、53および駆動ギヤ54により、減速ギヤ列が構成されている。また、駆動ギヤ54は、外装ケース41の前部に位置しており、中心部には、上ケース部46および下ケース部45に回転自在に支持された前記駆動軸43が固定されている。
図11(b)に示すように、駆動軸43は、下ケース部45の底面の前部から下方に突出している。また、駆動軸43の突出した下端部には、駆動軸43と直交するように貫通するとともに駆動軸43の両側方に突出し、前記ジョイント39に係合する係合ピン55が取り付けられている。
以上のように構成された駆動装置28は、外装ケース41の前端部に嵌合するケースホルダ61を介して、天井プレート33にねじ止めされている。このケースホルダ61は、外装ケース41と同様、合成樹脂の成形品で構成され、図11に示すように、正面形状がほぼ矩形状で、背面が開放するケース状に形成されている。ケースホルダ61の下端部には、左右端部に下方に突出する2つの係止片62、62が設けられており、各係止片62には、後方に開放する切欠き62aが形成されている。また、ケースホルダ61の下部には、両係止片62、62のすぐ上側に、スパイラル部材27の回転角度を制御するためのリードスイッチ63が取り付けられている。
このリードスイッチ63は、一般的なリードスイッチと同様に構成されている。すなわち、リードスイッチ63は、強磁性体で構成され、接点部が互いに隙間をあけて対向する2つのリード片(図示せず)を有しており、前記マグネット49によって生じる磁界により、両リード片が磁化される。この場合、両リード片の接点部は、互いに異なる磁極になることで吸引し合い、それにより、両リード片の接点部同士が接触し、リードスイッチ63がON状態となる。一方、後述する磁界遮断プレート72が、マグネット49とリードスイッチ63の間に位置することにより、リードスイッチ63に対するマグネット49の磁界が遮断される。それにより、リードスイッチ63の両リード片の磁化が解消され、両リード片の接点部同士が離れることで、リードスイッチ63がOFF状態となる。
さらに、ケースホルダ61の前部には、前記モータ42に電線64aを介して接続されたモータ用コネクタ65、および上記リードスイッチ63に電線64bを介して接続されたリードスイッチ用コネクタ66を係止するコネクタ係止部67が設けられている。また、ケースホルダ61の前側の下端部には、このケースホルダ61を天井プレート33にねじ止めするためのねじ止め片68が垂下するように設けられ、このねじ止め片68の中央に、前後方向に貫通するねじ挿入孔68aが形成されている。
このように構成されたケースホルダ61は、駆動装置28の外装ケース41に、その前端部を覆った状態で嵌合している。そして、これらの駆動装置28およびケースホルダ61は、図8〜図10などに示すように、以下の状態で、天井プレート33上に取り付けられている。
すなわち、駆動装置28の後端部の係止凸部45cが、天井プレート33の後板部36の係止孔36aに前方から挿入した状態で、後板部36に係止されている。また、ケースホルダ61の下端部の左右の係止片62、62が、天井プレート33の本体部34の係止スリット34b、34bに上方から挿入され、各係止片62の切欠き62aが、本体部34の対応する係止スリット34bの後方部分に係合する。さらに、ケースホルダ61および上記本体部34のねじ止め片68および38が前後に重なり、両者68および38が、取付ねじ69によって、前方からねじ止めされている。以上により、駆動装置28は、天井プレート33上にしっかりと取り付けられている。
また、メンテナンスなどの際に、駆動装置28を天井プレート33から取り外す場合には、取付ねじ69を外すことによって、駆動装置28を簡単に取り外すことができる。具体的には、まず、取付ねじ69を外すためのドライバーなどを、天井プレート33の前板部35の円形孔35aに前方から挿入し、取付ねじ69を外す。次いで、駆動装置28を、ケースホルダ61とともに前方に若干スライドさせる。これにより、駆動装置28の後端部の係止凸部45cが、天井プレート33の後板部36(係止孔36a)から外れるとともに、ケースホルダ61の両係止片62、62の切欠き62aが、天井プレート33の本体部34(係止スリット34bの後方部分)から外れる。そして、駆動装置28を、ケースホルダ61とともに若干持ち上げる。これにより、ケースホルダ61の両係止片62、62が天井プレート33の本体部34(係止スリット34b、34b)から外れる。以上のように、取付ねじ69を外した後、駆動装置28をケースホルダ61とともに、前方にスライドさせ、持ち上げるだけで、駆動装置28を天井プレート33から簡単に取り外すことができる。なお、取り外された駆動装置28を天井プレート33に取り付ける場合には、上記と逆の手順で、簡単に取り付けることができる。
また、駆動装置28が天井プレート33に取り付けられた状態において、駆動軸43は、前記ジョイント39に、一体に回転可能な状態で係合する。前述したように、ジョイント39は、駆動軸43とスパイラル部材27とを連結するためのものであり、ジョイント本体71と、このジョイント本体71の上端部に取り付けられた磁界遮断プレート72とで構成されている。
図15(a)は、ジョイント本体71から磁界遮断プレート72を取り外した状態を示している。このジョイント本体71は、合成樹脂の成形品で構成されており、上下方向に延び、スパイラル部材27に連結される円筒状のスパイラル連結部73と、これの上端に連なるとともに平面形状が楕円状に形成され、駆動軸43に連結される駆動軸連結部74とで構成されている。スパイラル連結部73は、スパイラル部材27の後述する支軸部81の上端部が挿入可能な内径を有している。また、スパイラル連結部73の所定位置には、スパイラル連結部73と直交するように貫通し、後述する連結ピン83を介して、スパイラル連結部73とスパイラル部材27とを連結するための連結孔73aが形成されている。
一方、駆動軸連結部74は、上方に開放し、駆動軸43および係合ピン55に係合する係合溝75を有している。この係合溝75は、平面形状が円形の円形溝部75aと、駆動軸連結部74の長径方向に沿って、円形溝部75aから互いに反対方向に延びる2つの延設溝部75b、75bとで構成されている。円形溝部75aは、駆動軸43とほぼ同じ径を有しており、前記スパイラル連結部73と中心軸線が一致するように形成されている。また、各延設溝部75bは、駆動軸43から突出する係合ピン55の外形とほぼ同じ大きさに形成されている。このように構成された係合溝75の上面周縁部76は、駆動軸連結部74の上面の他の部分よりも一段高く形成されている。また、駆動軸連結部74の短径方向の両端部にはそれぞれ、係止凸部74a、74a(図15では1つのみ図示)が設けられている。そして、上記係合溝75が上方に臨んだ状態で、駆動軸連結部74に磁界遮断プレート72が取り付けられている。
磁界遮断プレート72は、駆動装置28側のマグネット49によって生じる磁界でON状態になっているケースホルダ61側のリードスイッチ63を、上記磁界を遮断することによって、OFF状態に切り替えるためのものである。この磁界遮断プレート72は、磁界を遮断可能な所定の金属板(本実施形態では亜鉛メッキ鋼板)からなり、所定の形状およびサイズに形成されている。具体的には、磁界遮断プレート72は、平面形状が楕円状のジョイント本体部71の駆動軸連結部74に対し、短径がほぼ同じで、長径がより長い楕円状に形成されている。また、磁界遮断プレート72には、上下方向に貫通する所定形状の係合孔77が形成されるとともに、短径方向の両端部にそれぞれ、係止孔78aを有する係止片78が設けられている。このように構成された磁界遮断プレート72は、その係合孔77にジョイント本体71側の係合溝75の上面周縁部76が下方から貫通し、かつ各係止片78の係止孔78aにジョイント本体71側の係止凸部74aが内側から嵌り込んだ状態で、ジョイント本体71の上端部に取り付けられている。この場合、磁界遮断プレート72は、ジョイント本体71から互いに反対方向に水平に突出している。
以上のように構成されたジョイント39は、前述したように、天井プレート33に、ジョイント支持孔34cを介して回転自在に支持されている。具体的には、ジョイント39のスパイラル連結部73が、ジョイント支持孔34cに上方から挿入されることにより、そのスパイラル連結部73が、天井プレート33の本体部34の下方に突出する一方、駆動軸連結部74が本体部34に載置される。そして、駆動装置28が、ケースホルダ61を介して天井プレート33に取り付けられた状態では、図15(b)に示すように、駆動軸43および係合ピン55が、ジョイント39の係合溝75にぴったりと嵌り込む。またこの場合、ジョイント39の磁界遮断プレート72は、図13(b)に示すように、マグネット49とリードスイッチ63の間の高さに位置する。以上により、駆動軸43が回転すると、これと一体にジョイント39が回転し、そのスパイラル連結部73に連結されたスパイラル部材27も回転する。
図16は、商品コラムユニット23の上部および下部を拡大して示している。同図に示すように、スパイラル部材27は、上下方向に延びる支軸部81と、これを中心として、上下方向に螺旋状に延びるスパイラル部82とを有している。
支軸部81は、ジョイント39のスパイラル連結部73の内径とほぼ同じ径を有する金属製の丸棒で構成されており、上端部には、支軸部81と直交するように貫通する連結孔81aが形成されている。そして、支軸部81の上端部がジョイント39のスパイラル連結部73に下方から挿入された状態において、互いに合致するスパイラル連結部73の連結孔73aおよび支軸部81の連結孔81aに、所定形状の連結ピン83が挿通されている。これにより、支軸部81は、ジョイント39のスパイラル連結部73に連結される。また、支軸部81の下端部は、後述するスイッチ支持プレート84に取り付けられたスパイラル支持部材88に回転自在に支持されている。
一方、スパイラル部82は、扁平でかつ細長い金属製の角棒で構成されており、支軸部81を中心として、下方に向かって時計方向に回りながら、所定の径を有しかつ上下方向に等ピッチで、螺旋状に延びている。また、このスパイラル部82は、上下端部などにおいて、支軸部81に連結されている。
以上のように構成されたスパイラル部材27は、ジョイント39を介して、駆動装置28の駆動軸43に一体に連結されている。したがって、駆動軸43の回転に伴い、スパイラル部材27が回転する場合には、ジョイント39の磁界遮断プレート72も回転する。この場合、磁界遮断プレート72は、駆動軸43およびスパイラル部材27が約180度、回転するごとに、マグネット49とリードスイッチ63の間に位置し、それにより、リードスイッチ63のON/OFF状態が切り替えられる。したがって、リードスイッチ63のON/OFF状態に基づき、前記制御装置により、スパイラル部材27の回転角度制御を、容易にかつ適正に行うことができる。
図6および図16などに示すように、コラムケース24内の仕切板26、およびコラムケース24の右側板の前端部にはそれぞれ、上下方向に沿って延び、左方に突出するストッパ26a、24aが取り付けられている。また、図16に示すように、コラムケース24の下端部には、所定形状のスイッチ支持プレート84が取り付けられている。このスイッチ支持プレート84には、左右の商品通路25、25に対応するように、商品の売切れを検出するための左右2つの売切れ検出スイッチ29、29が着脱自在に取り付けられている。
図17は、両売切れ検出スイッチ29、29およびその周囲を拡大して示しており、左側の売切れ検出スイッチ29がスイッチ支持プレート84から取り外された状態である。同図に示すように、スイッチ支持プレート84は、所定形状の金属板を折曲げ加工することなどで形成されており、具体的には、正面形状がほぼ矩形状の本体部85と、この本体部85の左右端からそれぞれ前方に直角に屈曲する左右の側板部86、86と、本体部85の上端から前方に直角に屈曲し、さらにその前端から上方に直角に屈曲する上板部87とで構成されている。このスイッチ支持プレート84は、左右の側板部86、86がコラムケース24の左右の側板の外側にそれぞれ重なるとともに、上板部87の前面がコラムケース24の背板に当接した状態で、コラムケース24の下端部に取り付けられている。
また、スイッチ支持プレート84の本体部85には、正面形状が凸字状の比較的大きな上係合孔85a、およびその下方に形成された正面形状が矩形状の比較的小さな下係合孔85bが、左右に2組、形成されており、各組の上係合孔85aおよび下係合孔85bを介して、売切れ検出スイッチ29が本体部85に着脱自在に取り付けられている。なお、この本体部85の下端部には、前方に水平に延び、前端部に軸受部88aを有する前記スパイラル支持部材88が取り付けられている。スパイラル部材27の支軸部81は、その下端部を上記軸受部88aに上方から挿入した状態で、スパイラル支持部材88に回転自在に支持されている。
図17および図18に示すように、売切れ検出スイッチ29は、スイッチレバー91と、これを支持するとともに、売切れ検出スイッチ29自体をスイッチプレート84に取り付けるためのレバー支持部材92とを有しており、これらのスイッチレバー91およびレバー支持部材92はいずれも、合成樹脂の成形品で構成されている。スイッチレバー91は、正面形状が縦長矩形状に形成されており、背面側の上部には、左方および右方に突出し、レバー支持部材92に回動自在に支持された支軸91a、91aが設けられている。また、スイッチレバー91の背面側の下部には、磁界遮断プレート93が取り付けられている。この磁界遮断プレート93は、前記ジョイント39に設けられた磁界遮断プレート72と同様の金属板で構成されており、上下方向に延びるとともに、後方に突出するように、スイッチレバー91に取り付けられている。
一方、レバー支持部材92は、正面形状が縦長矩形状に形成されており、下部の所定位置には、互いに左右方向に所定間隔を隔てて対向するマグネット94およびリードスイッチ95が取り付けられている。これらのマグネット94およびリードスイッチ95は、前記駆動装置28およびケースホルダ61にそれぞれ取り付けられたマグネット49およびリードスイッチ63と同様のものである。また、レバー支持部材92の背面側には、上下方向に延びるコイルばね96が設けられており、このコイルばね96の上端部がスイッチレバー91の上端部に設けられたばね係止部91bに、下端部がレバー支持部材92の上下方向の中央に設けられたばね係止部92aに係止されている。このコイルばね96により、スイッチレバー91は、支軸91a、91aを中心として、図18(b)における時計方向に回動するように付勢されている。さらに、レバー支持部材92の背面側の上端部には、上方に突出する上係止部92bが設けられる一方、下端部には、後方に突出する鉤状の下係止部92cが設けられている。
以上のように構成された売切れ検出スイッチ29では、商品通路25に商品が収納されているときに、スイッチレバー91が、最下位の商品で前方から押圧される。図19(a)は、スイッチレバー91が商品で押されているときの状態を示している。この場合、スイッチレバー91は、ほぼ鉛直な姿勢となり、スイッチレバー91側の磁界遮断プレート93が、レバー支持部材92側のマグネット94とリードスイッチ95の間に位置する。これにより、マグネット94によって生じる磁界が、磁界遮断プレート93で遮断され、それにより、リードスイッチ95が、OFF状態となる。
一方、図19(b)は、スイッチレバー91が商品で押されていないときの状態、すなわち、商品通路25内の商品が売切れになったときの状態を示している。この場合、スイッチレバー91は、コイルばね96によって付勢されることにより、前下がりの姿勢となり、これに伴い、磁界遮断プレート93が、マグネット94とリードスイッチ95の間から抜ける。これにより、リードスイッチ95は、マグネット94によって生じる磁界により、ON状態に切り替わる。
したがって、売切れ検出スイッチ29のON/OFF状態に基づき、前記制御装置により、商品通路25内の商品の売切れを適正に判定することができる。
また、メンテナンスなどの際に、売切れ検出スイッチ29をスイッチ支持プレート84から取り外す場合には、売切れ検出スイッチ29の下係止部92cの先端部を、指で若干押し上げる。これにより、レバー支持部材92の下係止部92cが、スイッチ支持プレート84の下係合孔85bから外れる。次いで、売切れ検出スイッチ29の下部を前方に引き、さらに売切れ検出スイッチ29全体を前方斜め下に引き出すことにより、レバー支持部材92の上係止部92bが、スイッチ支持プレート84の上係合孔85aから外れる。以上のように、売切れ検出スイッチ29を、スイッチ支持プレート84から手動で簡単に取り外すことができる。なお、取り外された売切れ検出スイッチ29をスイッチ支持プレート84に取り付ける場合には、上記と逆の手順で、簡単に取り付けることができる。
以上のように構成された商品コラムユニット23では、各商品通路25内において、同一品目の複数の商品が、上下方向に並んだ状態で収納される。具体的には、これらの商品は、スパイラル部材27の支軸部81を間にして、スパイラル部82の各間隙に一つずつ挿入され、それにより、正面から見たときにジグザグの状態で収納される。そして、販売時に、駆動装置28によって、スパイラル部材27が所定角度(約180度)、回転駆動されると、商品通路25内の商品全体が下方に移動しながら、最下位の商品が、商品通路25の下端の払出口25aから下方に払い出される。
次に、図20〜図24などを参照しながら、商品収納庫12内の後半部に設けられた後側収納払出し部22について説明する。この後側収納払出し部22は、前述した縦長ボックス状の3つの商品コラムユニット23で構成された前側収納払出し部21と異なり、商品収納庫12内の後部スペース全体が、着脱自在の複数(本実施形態では10枚)の仕切板101で左右方向に仕切られることによって画成された、上下方向に延びかつ左右方向に並んだ複数(本実施形態では10)の商品通路102(商品収納部)を備えている。
図20および図21に示すように、後側収納払出し部22は、商品収納庫12内の後壁および左右の側壁に沿うように配置された庫内プレート103を有している。この庫内プレート103は、所定形状の金属板を折曲げ加工することなどにより、平面形状が前方に開放するコ字状に形成され、商品収納庫12内に取り付けられている。具体的には、図23に示すように、正面形状が矩形状の本体部104と、この本体部104の左右端からそれぞれ、前方に直角に屈曲する左右の側板部105とで構成されている。本体部104には、複数の仕切板101を係止するために、互いに上下方向に所定間隔を隔てて配置された上下2つの係止スリット104a、104aを一組とする複数組(本実施形態では10組)の係止スリットが、互いに左右方向に所定間隔を隔てて設けられている。
また、上記庫内プレート103の上端付近には、前述した商品コラムユニット23の天井プレート33と同様の機能を有する天井プレート106が設けられる一方、庫内プレート103の背面側の下端付近には、前述したスイッチ支持プレート84と同様の機能を有するスイッチ支持プレート107が設けられている。これらの天井プレート106およびスイッチ支持プレート107はいずれも、庫内プレート103の左右の側板部105、105間にわたって左右方向に延びており、庫内プレート103および/または商品収納庫12の内壁に取り付けられている。また、庫内プレート103の前側の下端付近には、左右方向に延び、各仕切板101を下方から支持する細長い支持部材108が設けられており、この支持部材108の左右端部が、商品収納庫12内の左右の側壁に取り付けられている。
図22は、天井プレート106の一部を拡大して示している。この天井プレート106は、所定形状の金属板を折曲げ加工することなどで形成されており、同図に示すように、平面形状が横長矩形状の本体部111と、この本体部111の前端から下方に直角に屈曲する前板部112と、本体部111の後端から上方に直角に屈曲する後板部113とで構成されている。この天井プレート106の本体部111および後板部113は、前述した商品コラムユニット23の天井プレート33の本体部34および後板部36とほぼ同様に構成されている(図10参照)。
すなわち、天井プレート106の本体部111は、前記本体部34の通気孔34a、2つの係止スリット34b、34b、ジョイント支持孔34c、孔34d、およびねじ止め片38にそれぞれ対応する通気孔111a、2つの係止スリット111b、111b、ジョイント支持孔111c、孔111d、およびねじ止め片114を有している。一方、天井プレート106の後板部113は、前記後板部36の係止孔36aに対応する係止孔113aを有している。そして、上記の2つの係止スリット111b、111b、ジョイント支持孔111c、孔111d、ねじ止め片114、および係止孔113aを一組とする複数組(本実施形態では11組)が、互いに左右方向に所定間隔を隔てて設けられている。また、天井プレート106の前板部112には、複数の仕切板101を係止するために、前後方向に貫通するとともに下方に開放する複数の係止スリット112aが、互いに左右方向に所定間隔を隔てて形成されている。
以上のように形成された天井プレート106には、前述した商品コラムユニット23と同様、天井プレート106の上側に、複数(本実施形態では11)の駆動装置115が、左右方向に並んだ状態で、ケースホルダ116を介して着脱自在に取り付けられる一方、天井プレート106の下側に、複数(本実施形態では11)のスパイラル部材117が、商品通路102内に回転自在に設けられた状態で、着脱自在に取り付けられている。そして、上下に対応する駆動装置115およびスパイラル部材117は、ジョイント118を介して連結されている。
上記の駆動装置115およびケースホルダ116は、前述した商品コラムユニット23の駆動装置28およびケースホルダ61と同一であり、これらの駆動装置28およびケースホルダ61と同様にして、天井プレート106に取り付けられている。また、天井プレート106からの取り外しも、同様にして行われる。
また、この後側収納払出し部22では、スパイラル部材として、2種類のスパイラル部材117Aおよび117Bが使用されている。すなわち、図21および図5に示すように、一方のスパイラル部材117Aは、前述した商品コラムユニット23のスパイラル部材27と同一であり、上下方向に延びる支軸部121を中心として、スパイラル部122が下方に向かって時計方向に回りながら、螺旋状に延びている。他方のスパイラル部材117Bは、上記のような支軸部121が無く、下方に向かって時計方向に回りながら螺旋状に延びるスパイラル部123を有している。そして、このスパイラル部123の上端部に、平面形状が円形の円盤124が固定され、その中心には、上方に突出し、ジョイント118に下方から挿入された状態で連結される連結凸部125が設けられている。
以上のように構成されたスパイラル部材117A、117Bは、図21および図5に示すように、左側の5つおよび右側の2つの商品通路102aにスパイラル部材117Bが、中央の4つの商品通路102bにスパイラル部材117Aが、回転自在に収容されている。
また、これらのスパイラル部材117Aおよび117Bと駆動装置115とを連結するジョイント118として、それぞれに対応する2種類のジョイント118Aおよびジョイント118Bが使用されている。すなわち、図22に示すように、スパイラル部材117A用のジョイント118Aは、前述した商品コラムユニット23のジョイント39と同一であり、磁界遮断プレート126Aが、ジョイント本体127から互いに反対の両方向に水平に突出している。一方、スパイラル部材117B用のジョイント118Bは、磁界遮断プレート126Bが、ジョイント本体127から一方向にのみ突出している。したがって、このジョイント118Bにより、駆動装置115の駆動軸に連結されたスパイラル部材117Bが約360度、回転するごとに、駆動装置115のリードスイッチのON/OFF状態が切り替えられる。
スイッチ支持プレート107は、所定形状の金属板を折曲げ加工することなどで形成されており、図21および図23に示すように、正面形状が横長矩形状の本体部128を有している。この本体部128には、前述した商品コラムユニット23のスイッチ支持プレート84と同様、売切れ検出スイッチ131を着脱自在に支持するための上係合孔128aおよび下係合孔128bを一組とする複数組(本実施形態では11組、図23では9組を図示)の係合孔が、互いに左右方向に所定間隔を隔てて設けられている。上記の売切れ検出スイッチ131は、前述した商品コラムユニット23の売切れ検出スイッチ29と同一であり、その売切れ検出スイッチ29と同様にして、スイッチ支持プレート107に取り付けられている。また、スイッチ支持プレート107からの取り外しも、同様にして行われる。
また、スイッチ支持プレート107の本体部128には、複数の仕切板101を係止するために、複数の係止スリット128cが、互いに左右方向に所定間隔を隔てて設けられており、これらの係止スリット128cは、前記庫内プレート103の各組の係止スリット104a、104aの真下の位置にそれぞれ配置されている。さらに、スイッチ支持プレート107の本体部128には、前述した商品コラムユニット23のスパイラル支持部材88と同様の機能を有する複数(本実施形態では4つ)のスパイラル支持部材129が取り付けられており、これらのスパイラル支持部材129によって、前記スパイラル部材117Aの支軸部121の下端部が回転自在に支持されている。
図23および図7に示すように、仕切板101は、側面形状がほぼ縦長矩形状の金属板で構成されている。この仕切板101の後端部には、その上端部、中央部および下端部にそれぞれ、後方に突出する楔形の3つの係止凸部132が設けられている。各係止凸部132の下端部には、図8に示すように、下方に開放する切欠き132aが形成されている。また、仕切板101の前端部には、右方に直角に屈曲する屈曲部101aが設けられている。
図24および図6に示すように、仕切板101のうち、支軸部121を有するスパイラル部材117Aを収容する商品通路102bの左側の仕切板101Aの前端部には、上下方向に延び、屈曲部101aの前面から後方に回り込んだ状態で、後方に若干突出するガイド板130が取り付けられている。
また、スパイラル部材117Aを収容する商品通路102bの右側の仕切板101Aにはさらに、その前端部に、上下方向に沿って延び、左方に所定長さ突出するストッパ133が取り付けられている。このストッパ133は、商品通路102bに収納された商品の前方への移動を阻止するためのものであり、上記商品通路102bの左右方向の通路幅のうち、1/4程度を覆っている。なお、このストッパ133が、商品通路102bの右側に配置されているのは、次の理由による。すなわち、スパイラル部材117Aは、下方に向かって時計方向に回りながら螺旋状に延びているため、商品通路102bに収納された商品のうち、支軸部121の右側に収納されたものは、前下がりに若干傾斜した姿勢で収納され、重心が前側に位置しやすい。したがって、上記のように、ストッパ133を、商品通路102bの右側に配置することにより、商品通路102bから商品が前方に飛び出すことなどを確実に防止することができる。
一方、支軸部121の無いスパイラル部材117Bを収容する商品通路102aの左側の仕切板101Bには、その前端部の屈曲部101aに、上下方向に延び、右方に所定長さ突出するストッパ134が取り付けられている。このストッパ134は、前記ストッパ133と同様、商品通路102aに収納された商品の前方への移動を阻止するためのものである。ストッパ134は、合成樹脂(例えばポリプロピレン)から成り、図24に示すように、ストッパ134自体を仕切板101Bの屈曲部101aに取り付けるための取付部134aと、この取付部134aから右方に突出するストッパ本体部134bとで構成されており、商品通路102aの通路幅のうち、1/3程度を覆っている。また、このストッパ134では、取付部134aが硬質、ストッパ本体部134が軟質になっており、両者134a、134bが一体に構成されている。このため、商品通路102aへの前方からの商品補充の際に、商品がストッパ本体部134bに当たっても、そのストッパ本体部134bが後方に撓むことで、商品補充を容易に行うことができる。また、このストッパ134の本体部134bは、商品補充の際に後方に撓んでも、商品が商品通路102aに適正な状態で収納されたときには、元に戻る。そのため、補充作業者は、商品が適正に収納されたか否かを容易に確認することができる。
また、上記のストッパ133、134は、商品通路102を、全体ではなく、部分的に覆っているだけであるので、商品補充の際に、その作業者は、商品通路102内の商品の残量を前方から視認することができる。これにより、各商品通路102への商品の補充の要否を迅速かつ適切に判断でき、商品補充を効率よく行うことができる。
以上のように構成された各仕切板101は、後端部の3つの係止凸部132が、庫内プレート103の係止スリット104a、104a、およびスイッチ支持プレート107の係止スリット128cにそれぞれ挿入された状態で、庫内プレート103およびスイッチ支持プレート107に係止される。また、仕切板101は、その前端部において、上端部が天井プレート106の係止スリット112aに挿入された状態で、天井プレート107に係止されるとともに、下端部が支持部材108の係止孔(図示せず)に上方から差し込まれた状態で、支持部材108に係止される。以上により、各仕切板101は、商品収納庫12内にしっかりと取り付けられ、前述したように、互いに左右方向に並んだ複数の商品通路102が画成される。
以上のように構成された後側収納払出し部22では、各商品通路102内において、同一品目の複数の商品が、上下方向に並んだ状態で収納される。この場合、支軸部121を有するスパイラル部材117Aを収容する商品通路102bでは、前述した商品コラムユニット23と同様、商品が、支軸部121を間にして、スパイラル部122の各間隙に一つずつ挿入され、正面から見たときにジグザグの状態で収納される。一方、支軸部121の無いスパイラル部材117Bを収容する商品通路102aでは、商品が、スパイラル部123の各間隙に一つずつ挿入され、正面から見たときにほぼ一直線の状態で収納される。そして、販売時に、駆動装置115によって、スパイラル部材117が所定角度(スパイラル部材117A:約180度、スパイラル部材117B:約360度)、回転駆動されると、商品通路102内の商品全体が下方に移動しながら、最下位の商品が、商品通路102の下端の払出口102cから下方に払い出される。
なお、図21および図24に示すように、各商品通路102の後部には、内部に設けられたスパイラル部材117A、117Bの種類に応じて、所定形状の商品ガイド135A、135Bが設けられている。これらの商品ガイド135A、135Bは、所定形状の金属板を折曲げ加工することなどによって形成され、庫内プレート103の本体部104に、上下方向に延びかつ前方に突出した状態で、着脱自在に取り付けられている。
具体的には、スパイラル部材117Aを収容する商品通路102bに設けられた商品ガイド135Aは、平面形状が前方に開放するコ字状に形成され、左側の突出部分が、スパイラル部122の外周付近まで延びている。これにより、例えば、図25(a)の右半部に示すように、スティック付きアイスである商品SAが、同図のように商品通路102b内に収納された場合、収納時の姿勢を保ったまま、販売時に安定して下方に移動させることができる。一方、スパイラル部材117Bを収容する商品通路102aに設けられた商品ガイド135Bは、平面形状が前方に開放するV字状に形成され、両側の突出部分が、スパイラル部123の外周付近まで延びている。これにより、例えば、図25(a)の左半部に示すように、円錐形のアイスである商品SBが、同図のように商品通路102a内に収納された場合、上記の場合と同様、販売時に安定して下方に移動させることができる。
また、商品収納庫12内に取り付けられた各仕切板101は、上方に若干スライドさせた後、前方に引き出すことにより、商品収納庫12から簡単に取り外すことが可能である。図25(b)は、同図(a)において、仕切板101bを1枚、取り外すとともに、両商品ガイド135B、135Bを取り外した状態を示している。この場合には、スパイラル部材117Bを収容する隣り合う2つの商品通路102a、102aを、通路幅を拡幅した単一の商品通路にすることができる。これにより、より大きなサイズの商品SCを、その商品通路に収納し、販売することが可能となる。
以上のように構成された商品収納払出し装置13から払い出された商品は、商品シュート14上で滑降しながら案内され、商品取出口9に搬出される。
図26は、商品シュート14を示している。この商品シュート14は、真空成形による合成樹脂(例えばポリプロピレン)の成形品で構成されており、図6に示すように、平面形状が全商品通路25、102の払出口25a、102cが占める面積よりも一回り大きな横長矩形状に形成されるとともに、全体が下方に凸に湾曲している。また、商品シュート14は、払出口25a、102cから払い出された商品を案内する案内面140を有するシュート本体部141と、このシュート本体部141の前端に連なる前壁部142とで構成されている。前壁部142の中央には、正面形状がU字状でかつ前方に突出する突出壁部143が設けられ、その内側に、前方に開放する商品搬出口144が形成されている。この商品搬出口144は、商品取出口9の真後ろに位置し、商品取出口9に連通している。
シュート本体部141の案内面140は、払出口25a、102cから払い出され、落下した商品を、滑降させながら前方に案内し、商品搬出口144を介して商品取出口9に搬出するように構成されている。具体的には、この案内面140は、商品搬出口144(商品取出口9)に向かって高さが次第に低くなる連続する曲面で構成されている。また、案内面140の後部の傾斜が、前部のそれよりも若干大きく、案内面140の左右両部の傾斜が、中央部のそれよりも若干大きくなっている。
以上のような案内面140を有する商品シュート14は、上端部の後部および左右端部が、商品収納庫12の内壁に支持されるとともに、金属板を折曲げ加工することなどで形成されたシュート支持プレート145で下方から支持された状態で、商品収納庫12内に取り付けられている。
以上のように構成された商品シュート14により、商品収納払出し装置13から払い出された商品を、円滑に滑降させながら案内し、商品取出口9に確実に搬出することができる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、後側収納払出し部22が、商品収納庫12内の左右方向の全体にわたって設けられ、各商品通路102が前方に開放しているので、商品補充の際に、真正面に商品コラムユニット23が存在しない商品通路102については、その商品通路102の内部を前方から直接、視認することができ、一方、真正面に商品コラムユニット23が存在する商品通路102については、商品コラムユニット23を適宜、左右方向に移動させることによって、すべての商品通路102の内部を前方から視認することができる。また、各商品コラムユニット23の前面ドア32が透明であるので、商品補充の際に、前面ドア32を開放しなくても、前面ドア32を通して、コラムケース24内の商品通路25全体を容易に視認することができる。以上により、商品収納払出し装置13のすべての商品通路25、102の残量を容易に確認することができる。それにより、補充の必要な商品通路25、102を迅速かつ的確に把握でき、その必要な商品通路25、102にのみ商品を補充することによって、補充作業を効率よく行うことができる。
また、商品コラムユニット23の前面ドア32が、合成樹脂の押出材で構成されているので、金属板を加工することなどによって前面ドアを製造する場合に比べて、前面ドア32を安価に製造することができる。また、前面ドア32が、合成樹脂製であるので、内部が非常に低い冷凍温度に保たれた商品収納庫12内の商品収納払出し装置13に商品を補充する際に、前面ドア32が外気に晒されても、前面ドア32に結露が生じにくい。その結果、前面ドア32には、結露による氷結も生じにくく、それにより、商品補充の際の前面ドア32の円滑かつ良好な開閉を確保することができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、商品収納払出し装置13をアイス販売用の自動販売機に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の種々の商品を販売する自動販売機にも適用することができる。また、実施形態では、商品コラムユニット23の前面ドア32を、透明な合成樹脂で構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、前面ドアを開放しなくても、商品コラムユニット23内の商品通路25を前方から視認できるように、前面ドアが構成されていればよい。例えば、透明でない前面ドアに、適宜、複数の孔を形成し、それらの孔を介して、商品通路25を前方から視認できるようにしてもよい。また、実施形態で示した商品収納払出し装置13の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
本発明の一実施形態による商品収納払出し装置を備えた自動販売機を示す外観斜視図である。 キャビネットを省略した販売機本体の内部を示す外観斜視図である。 商品収納払出し装置および商品シュートを示す外観斜視図である。 商品収納庫内に設置された商品収納払出し装置および商品シュートを示す正面図である。 図4の商品収納払出し装置のうち、前側収納払出し部を省略した状態を示す図である。 (a)は、図4のVIa−VIa線に沿う断面図、(b)は、同図のVIb−VIb線に沿う断面図である。 図4のVII−VII線に沿う断面図である。 図7の上部を拡大して示す図である。 商品コラムユニットを示す外観斜視図である。 商品コラムユニットの天井プレートおよび左右2つの駆動装置を拡大して示す斜視図であり、左側の駆動装置を天井プレートから取り外した状態を示す。 駆動装置、ケースホルダおよびジョイントを分離した状態を示す斜視図であり、(a)は駆動装置などを斜め上方から見た状態、(b)は駆動装置などを斜め下方から見た状態を示す。 駆動装置において、上ケース部と下ケース部を分離した状態を示す斜視図である。 駆動装置の内部構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は右側面図である。 (a)は、図13のXIVa−XIVa線に沿う断面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線C内を拡大して示す図である。 ジョイントを示す斜視図であり、(a)は、ジョイント本体と磁界遮断プレートを分離した状態、(b)は、ジョイントに駆動装置の駆動軸が係合した状態を示す。 商品コラムユニットの上部および下部を拡大して示す正面図であり、左側のスパイラル部材を商品コラムユニットから取り外した状態を示す。 商品コラムユニットのスイッチ支持プレートおよび左右2つの売切れ検出スイッチを拡大して示す斜視図であり、左側の売切れ検出スイッチをスイッチ支持プレートから取り外した状態を示す。 売切れ検出スイッチを示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 売切れ検出スイッチの動作を説明するための説明図であり、(a)は商品が売切れでないときの状態、(b)は商品が売切れであるときの状態を示す。 後側収納払出し部を示す外観斜視図である。 図20の後側収納払出し部から天井プレートおよびスイッチ支持プレートを分離した状態を示す斜視図である。 後側収納払出し部の天井プレートおよび駆動装置の一部を拡大して示す部分斜視図であり、1つの駆動装置およびジョイントを天井プレートから取り外した状態を示す。 後側収納払出し部の庫内プレート、スイッチ支持プレートおよび仕切板の一部を示す斜視図であり、仕切板を取り外した状態を示す。 図6(b)に対応する断面図であり、後側収納払出し部の一部を拡大して示す。 後側収納払出し部における商品の収納状態を説明するための説明図である。 商品シュートを示す外観斜視図である。
符号の説明
1 自動販売機
12 商品収納庫
13 商品収納払出し装置
22 後側収納払出し部(後側商品収納払出し部)
23 商品コラムユニット(前側商品収納払出し部)
31 ケース本体(ケース)
32 前面ドア
102 商品通路(商品収納部)
SA 商品
SB 商品
SC 商品

Claims (4)

  1. 商品収納庫内の前部および後部に、複数の商品を上下方向に並んだ状態で収納し、販売時に商品を1つずつ払い出す自動販売機の商品収納払出し装置であって、
    前記商品収納庫内の後部に左右方向の全体にわたって設けられ、複数の商品を収納するとともに、商品の補充時に内部を前方から視認可能な商品収納部を有し、販売時に当該商品収納部から商品を払い出す後側商品収納払出し部と、
    前記商品収納庫内の前部に左右方向に移動自在に設けられ、複数の商品を収納するとともに、販売時に商品を払い出す前側商品収納払出し部と、
    を備え、
    前記前側商品収納払出し部は、
    上下方向に延びるとともに前方に開放し、複数の商品を収納するケースと、
    このケースの前面に開閉自在に設けられ、商品の補充時に、閉鎖した状態のまま、当該ケース内を視認可能に構成された前面ドアと、
    を有していることを特徴とする自動販売機の商品収納払出し装置。
  2. 前記前面ドアが透明であることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品収納払出し装置。
  3. 前記前面ドアが合成樹脂の押出材で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の自動販売機の商品収納払出し装置。
  4. 前記商品収納部は、上下方向に延びるとともに前方に開放し、左右方向に並んだ複数の商品通路で構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の自動販売機の商品収納払出し装置。
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