JPH02273893A - 自動販売機のスパイラルワイヤ形商品収納棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、前面に扉の設けられたラックケースの中央
を上下に延びる回転軸に固定されその回りをらせん状に
上下に走るスパイラルワイヤを備え、このスパイラルワ
イヤに支持され、各らせん空間に収納された商品が回転
軸の回転により順次１個ずつ落下搬出される自動販売機
のスパイラルワイヤ形商品収納棚に関する。

〔従来の技術〕

パックされたアイスクリーム等を販売する自動販売機と
して第４図および第５図に示すものが公知である０図に
おいて、自動販売機は前面が開口する本体ケース１及び
この本体ケースｌの前面を開閉する外扉２を備え、外扉
２の前面には図示しない硬貨投入口、販売用押釦等と共
に商品取出口２ａが配設される。また本体ケースｌは断
熱壁により断熱室３が形成され断熱室３の前面には断熱
扉４及び搬出口３ａを開閉する１般出扉５が設けられる
。断熱室３内にはこの発明の対象となるスパイラルワイ
ヤ形商品収納棚１０の２個ずつ連設したものが５基収納
される。商品収納棚１０の下方には商品収納棚から搬出
された商品を搬出口３ａを通し商品取出口２ａに送出す
るためのシュート６、並びに室内空気を冷却循環して断
熱室内を冷却するためのファン７及び冷却器８が配設さ
れる。

断熱室３下方には冷却器８と冷媒配管で接続され共に冷
凍サイクルを構成する凝縮ユニット９が配置される。

次に商品収納棚１０について第２図及び第３図を援用し
て説明する。第２図及び第３図において、商品収納棚１
０は長方形のラックケース１２を備え、このラックケー
ス１２の前面には扉１３が設けられ、さらにラックケー
ス１２の下面が搬出端として開口する。ラックケース１
２の天板上には箱形の取付台を設けここにモータ、減速
機構、回転制御センサ等からなる駆動装置１４が設置さ
れる。カップリング１５を介して駆動装置１４の出力軸
に連結される回転軸１６が、ラックケース１２の中央を
下方に延びその下端部を、ラックケース１２に固着され
る軸受１７に支持される。この回転軸１６の回りとは回
転軸１６に固定支持されらせん状に上下に走るスパイラ
ルワイヤ１８が設けられる。

上記商品収納棚１０を２個連設した連設棚のうち、第５
図に示す如く断熱室３内に前列に設置される２基は、そ
れぞれ支軸１９によって回動可能に支持される。一方後
列の連設棚は前列位置へ移動可能に設置され、商品充填
時には前列の連設棚を矢印方向に鎖線位置に回動させ、
前方へ引き出される。

前記商品収納棚は外扉２及び断熱扉４を開放して前方へ
引き出された後商品２０が充填される。

この商品２０はスパイラルワイヤ１８に支持されてらせ
ん空間に１個ずつかつ回転軸１６を挟んでその左右に上
下に並べて収納される。そして商品収納棚ｌＯは販売信
号により駆動装置１４を介して回転軸１６を１／２回転
ずつ回転させる。この回転軸１６と共にスパイラルワイ
ヤ１８が回転し、商品２０が一斉に下降するとともに最
下段の商品２０がスパイラルワイヤ１８の支持が無（な
り落下する。このようにして左右交互に最下段の商品２
０がラックケース１２からシュート６上に搬出され商品
取出口２ａに送出される。しかしてラックケース１２内
には適時に巡回するオペレータにより商品２０が補充さ
れる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで商品としてアイスクリームの収容する前記商品
収納棚１０は冷気の流出を抑え、かつ外気が侵入してこ
の外気中の水分の氷結等により事故が発生するのを避け
るために、商品補充時等においても扉１３及び断熱扉４
の開放をなるべく短時間にすることが望まれる。ところ
が従来の商品収納棚ＩＯでは、扉１３を閉めたままでは
ラックケース１２内の商品２０の残数が不明のために１
、補充不要の商品収納［１０も扉１３を開けて確かめる
必要があり、また補充すべき商品の数量が扉１３を開け
ないと分からない等により、扉１３及び断熱扉４をあけ
る時間が長く、かつ商品の補充にも長時間を必要とする
不具合があった。さらに商品充填の際にらせん空間の一
つに充填洩れを生じる歯抜は充填が行われると、販売時
に商品２０が搬出されない空売り現象を生じさせ著しく
信用を失うこととなるが、扉１３を閉じた後では前記歯
抜は充填の有無を確かめることができなかった。

上記解決策として扉１３を透明な材料で形成できれば上
述の問題点を解消できるが、アイスクリーム等を冷蔵す
る約−２５°Ｃの低温状態で扉としての適当な機械的強
度を備える透明材料は、まだ開発されていないのが現状
である。

この発明は商品の補充作業を極めて適確にかつ要領よく
行えてラックケース前面の扉及び断熱扉の開放時間を最
小限に止めることができて、かつ扉を閉成後も歯抜は充
填を確認できる自動販売機のスパイラルワイヤ形商品収
納棚を堤供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、この発明によれば、前面に
扉を有するラックケースの中央を上下に延びる回転軸に
固定されこの回転軸の回りをらせん状に上下に走るスパ
イラルワイヤを備え、このスパイラルワイヤに支持させ
前記回転軸の両側に上下に並べて各らせん空間に１個ず
つ収納される商品を、販売信号により前記回転軸を１７
２回転ずつ回転させて一斉に下降させるとともに、最下
段の商品を順次１個ずつ落下搬出させる自動販売機のス
パイラルワイヤ形商品収納棚において、前記扉に、前記
スパイラルワイヤに支持される商品と対向する各位置に
窓を設けるものとする。

〔作用〕

窓を通してラックケース内の商品を見れば、商品の販売
状況や充填状態が容易にｆｌ認できる。従って補充の要
否を扉ををけることなく知ることができ、また補充の必
要数も把める。さらに歯抜は充填の確認を扉を閉めた後
でも行える。

〔実施例］ 第１図ないし第３図はこの発明の実施例を示すもので、
第４図及び第５図と共通あるいは同一の部分は同じ符号
で示す。

第１図ないし第３図において、う・ツクケース１２内に
は、スパイラルワイヤ１８に支持される商品２０が左右
２列に収納される。そしてこの商品２０は販売待機時に
は常に一定位置を占める。２５はスパイラルワイヤ１８
に満載される前記各商品２０の前端に対向させて扉１３
にあけられた直径１０数ｍｍの丸孔としてなる窓である
。扉１３の前面には窓２５に対して上から順番に番号２
６が表示される。

前述の構成において、商品２０の補充の際に、補充の要
否は、扉１３を開けることなく、窓２５から商品２０の
有無を見ることにより簡単に確認できる。また補充の数
量も商品２０が空になっている窓２５の最下段の番号２
６を見ることで容易に把握できる。従って商品２０の補
充が円滑に行われ、扉１３及び断熱扉４は短時間の開放
で済む。

さらに扉１３の閉成後窓２５を−渡り見れば商品２０の
充填洩れを発見することができて、歯抜は充填によるト
ラブルを防止することができる。

〔発明の効果〕

この発明によれば前面に扉を有するラックケースの中央
を上下に延びる回転軸に固定されこの回転軸の回りをら
せん状に上下に走るスパイラルワイヤを備え、このスパ
イラルワイヤに支持させ前記回転軸の両側に上下に並べ
て各らせん空間に１個ずつ収納される商品を、販売信号
により前記回転軸を１／２回転ずつ回転させて一斉に下
降させるとともに、最下段の商品を順次１個ずつ落下搬
出させる自動販売機のスパイラルワイヤ形商品収納棚に
おいて、前記扉に、前記スパイラルワイヤに支持される
商品と対向する各位置に窓を設けるようにしたので、扉
をあけることなく、窓から商品を確認することにより、
−見して補充の要否、また補充数量を知ることができる
。従って補充作業を円滑短時間に実施し、冷気の流失、
外気の侵入を最小限に抑制することが可能である。さら
に扉を閉成後に歯抜は充填を確認防止することにより空
売り等による信用失墜を未然に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す商品収納棚の斜視図、
第２図は同じく縦断面図、第３図は同じく横断面図、第
４図はこの発明の対象となる商品収納棚を備える自動販
売機の縦断面図、第５図は同じく横断面図である。 １０・・・商品収納棚、１２・・・ラックケース、Ｉ３
・・・扉、１６・・・回転軸、１８・・・スパイラルワ
イヤ、２０・・・商品、２５・・・窓。 第１図 ソ 第４図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）前面に扉を有するラックケースの中央を上下に延び
   る回転軸に固定されこの回転軸の回りをらせん状に上下
   に走るスパイラルワイヤを備え、このスパイラルワイヤ
   に支持させ前記回転軸の両側に上下に並べて各らせん空
   間に１個ずつ収納される商品を、販売信号により前記回
   転軸を１／２回転ずつ回転させて一斉に下降させるとと
   もに、最下段の商品を順次１個ずつ落下搬出させる自動
   販売機のスパイラルワイヤ形商品収納棚において、前記
   扉に、前記スパイラルワイヤに支持される商品と対向す
   る各位置に窓を設けたことを特徴とする自動販売機のス
   パイラルワイヤ形商品収納棚。