JP2002150410A - 自動販売機の商品払出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品を外部から見やすいように展示して、商
品の種別や銘柄を識別し易くするとともに、商品ラック
に収納される商品の有無を確認し易い自動販売機の商品
払出装置を提供する。 【解決手段】 商品Ｓを前後方向に並べて収納し前端に
商品払出部１６ａを有する商品ラック１５と、商品ラッ
ク１５の前端部に外部から見易いように商品を略起立姿
勢で展示する商品展示台２５とを備え、商品展示台２５
は、両端を回動自在に支持される支軸２６と、押出し部
材３３と当接して前方に押される押し当て部２９とを備
えて、押し当て部２９が押出し部材３３によって前方に
押されることにより、商品展示台２５が支軸２６を中心
に前方に回動し、商品展示台２５に展示される商品を払
い出して、商品ラック１５に収納される全ての商品を払
い出す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商品を前後方向に
並べて収納すると共に前端に商品を払い出す商品払出部
を有する商品ラックを備え、前記商品払出部から商品を
払い出す自動販売機の商品払出装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、このような自動販売機の商品払出
装置に関しては、特開平１０−３０２１３９号公報に記
載されているようなものが知られていた。これは、前面
に商品取出口を有する外扉を備え、本体ケースの庫内に
前後方向に延びる商品ラックを上下方向に複数有する自
動販売機において、前記商品ラックの前端の払出口から
払い出された商品を、前記払出口に対向する位置に移動
した上下方向に移動自在のバケットで受け取って搬送
し、前記商品取出口に搬出するものである。また、前記
外扉には、前記商品ラックを備える庫内の前面の大きさ
に相当する透明パネルが設けられており、前記商品ラッ
クに収納された商品が外部から目視可能である。

【０００３】このような自動販売機においては、顧客は
前記商品ラックに収納された実際の商品を前記透明パネ
ルを通して目視確認して購入商品を選択する。そして、
商品払出装置は、図８に示すように、商品Ｓが商品ラッ
ク１５の前端の払出口１６ａから不意に落下するのを防
止するために、常時は払出口１６ａを閉鎖し、販売時の
み払出口１６ａを開放する払出口開閉装置が設けられて
いる。この払出口開放装置は、商品ラック１５の払出口
１６ａの横幅とほぼ同程度の長さに延びるストッパー３
４を、閉鎖時には水平に横たえ、開放時にはほぼ鉛直に
起立させるように駆動するストッパー開閉機構などを備
えている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
自動販売機の商品払出装置において、厚さの薄い箱型の
商品Ｓを販売する場合には以下のような問題点があっ
た。即ち、図９に示すように、厚さの薄い商品Ｓは商品
ラック１５上で起立しずらいため、ストッパー３４を鉛
直に起立させ払出口１６ａを開放して、商品ラック１５
に一列に並べて収納した商品Ｓを背後からプッシャー３
３によって前方に押し出すと、最前列の商品Ｓのみなら
ずその後方に並べられた商品Ｓまでが前方に傾動して、
複数の商品Ｓが前記バケットに払い出されたり、商品Ｓ
が商品ラック上に倒れたまま残り、前記バケットの移動
や次の商品Ｓの払い出し動作の障害となることがあっ
た。このため、従来は厚さの薄い箱型の商品Ｓを販売す
る場合は、商品Ｓの収納姿勢を安定させて払い出すため
に、図１０に示すように商品ラック１５上に、商品Ｓの
最も広い面積の表面を上下方向にした寝かし姿勢で一列
に並べて収納していた。

【０００５】しかしながらこのような状態においては、
商品Ｓが商品ラック１５上に寝かされて収納され、商品
Ｓの表面が前記透明パネルを介して外部から見えづらい
ため、顧客が商品Ｓの種別や銘柄、あるいは商品Ｓの有
無を判別しづらいという問題がある。

【０００６】そこで、本発明においては、厚さの薄い箱
型の商品Ｓの表面が外部から見やすいように展示して、
商品Ｓの種別や銘柄を識別し易くするとともに、商品ラ
ック１５上の商品Ｓの有無を確認し易い自動販売機の商
品払出装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項１にかかる発明は、商品を前後方向に並べて
収納し前端に商品を払い出す商品払出部を有する商品ラ
ックと、前記商品ラックに収納された商品を前方に押し
出して前記商品払出部から払い出す押出し部材と、前記
商品ラックの前端部に商品を略起立姿勢で展示する商品
展示台とを備え、当該商品展示台は、その下方に前記押
出し部材によって押し出される寝かし姿勢の商品が通過
可能な通路を有して配設されていることによって、商品
の前面を外部から見易く展示し、種別や銘柄を識別し易
くして払い出すことができる。

【０００８】請求項２にかかる発明は、請求項１記載の
発明において、前記商品展示台は前記商品ラックの前端
に着脱自在に配設されたことによって、前記商品ラック
に収納する商品の形状に応じて前記商品展示台を装着ま
たは取り外しすることができる。

【０００９】請求項３にかかる発明は、請求項１または
請求項２に記載の発明において、前記商品展示台は前記
押出し部材に押されて前方に回動することにより、展示
される商品を払い出し可能としたことによって、展示さ
れる商品を残さずに払い出すことができて、商品を無駄
にすることがない。

【００１０】請求項４にかかる発明は、請求項３に記載
の発明において、前記商品展示台は、前記商品ラックの
左右側面に両端を回動かつ着脱自在に支持される支軸
と、前記支軸から前方に向けて延在する商品載置面と、
前記支軸から上方に向けて延在する背面と、前記背面の
後部に設けられ前記押出し部材と当接して前方に押され
る押し当て部とを備え、前記押し当て部が前記押出し部
材によって前方に押されることにより、前記商品載置面
および背面が前記支軸を中心に前方に回動し、前記商品
展示台に展示される商品を払い出すものである。この構
成によれば、商品を商品ラックの前端に起立姿勢で展示
する展示台を備え、前記展示台は前記商品ラックと着脱
自在に配設され、前記展示台に展示する商品を払い出す
ことが容易にできる。

【００１１】請求項５にかかる発明は、請求項４に記載
の発明において、前記商品展示台の支軸を支持する支持
部が、前記商品ラックの左右側面の上下方向の複数の位
置に設けられていることによって、前記商品展示台は、
前記商品ラックに収納する商品の形状に応じて、上下方
向の配設位置を変更することができる。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。なお、従来と同一構成に関しては同一符号
を用いる。図１は、本発明の実施形態の商品払出装置を
備えた自動販売機１を示す。同図に示すように、この自
動販売機１は、ボックス状の販売機本体２と、その前面
を開閉するメインドア３とを備えている。メインドア３
には、後述する商品収納庫７の前面の大きさに相当する
透明パネル４が組み込まれており、また商品収納庫７の
前面にガラス製の断熱扉６が設けられている。

【００１３】また、メインドア３の前面には、図示しな
いが、貨幣を投入するコイン投入口や紙幣投入口、投入
された貨幣の金額を表示する金額表示部、および商品Ｓ
を選択するための選択ボタン等が設けられている。

【００１４】販売機本体２には、前面の断熱扉６と断熱
材の周壁によって画成された商品収納庫７と、この商品
収納庫７に収納された商品Ｓを商品取出口５に搬出する
商品搬送移動装置８と、図示しないが、商品搬送移動装
置８を含め自動販売機１の各種の制御を行う、マイクロ
コンピュータ等によって構成される制御手段が設けられ
ている。また、商品収納庫７は、上下方向の中間部より
若干上側で、断熱性を有する仕切板９等により上下２段
に仕切られており、上側が加温室１１、下側が冷却室１
２になっている。さらに、商品収納庫７の下方には冷却
装置の室外機１０が設けられている。

【００１５】商品収納庫７の加温室１１および冷却室１
２には、商品Ｓを載置して収納する商品ラック１５が、
上下方向にそれぞれ３段および４段で配置されている。
各商品ラック１５は、図１乃至３が示すように、商品Ｓ
が載置される水平な商品通路１６を有しており、その商
品通路１６の左右両端部および後端部に上向きに囲いが
形成されている。そして、商品通路１６の左右には、前
後方向に延びる仕切壁部２１が相互に平行に配置されて
いる。

【００１６】各仕切壁部２１には、商品通路１６に収納
された商品Ｓを販売時に前方に払い出すための商品搬出
機構２２と、商品通路１６の前端の払出口１６ａを商品
Ｓの販売時に開閉するためのストッパー機構２３と、厚
さの薄い箱型の商品Ｓを販売する際に、商品Ｓの前面を
前方に向けて展示する商品展示台２５の支軸２６を支持
する支持穴３６が設けられている。

【００１７】商品搬出機構２２は、仕切壁部２１の前端
部および後端部にそれぞれ回転自在に設けられたギア３
１（前端部のギアのみ図示）と、これらのギア３１に巻
き掛けられたタイミングベルト３２と、このタイミング
ベルト３２に連結されると共に、商品通路１６に突出す
るように設けられ、タイミングベルト３２の所定方向の
走行に伴って前方に移動することにより、商品通路１６
内の商品Ｓを後方から押圧するプッシャー３３（押出し
部材）等により構成されている。

【００１８】ストッパー機構２３は、商品展示台２５を
装着しないで商品Ｓを販売する際（厚みの薄い箱型の商
品Ｓ以外の商品を販売する場合）の販売待機時に、商品
Ｓが商品通路１６から不意に落下するのを防止するため
のものであり、仕切壁部２１の前端部に基軸部３４ａを
支持され回動可能に設けられた棒状のストッパー３４
と、棒状のストッパー３４を払出口１６ａを開放する位
置に移動する連動部材３７等により構成されている。

【００１９】商品展示台２５の支軸２６を支持する支持
穴３６は、商品通路１６の前端左右の仕切壁部２１に上
下方向の位置に複数配設されている。これによって、販
売する商品Ｓの厚さに応じて商品通路１６の載置面と商
品展示台２５との間隔の大きさを変更することができ、
商品展示台２５を最適な位置に装着することができる。
また、商品展示台２５は、商品載置面２７と背面２８が
略直交して支軸２６を起点に放射状に形成され、商品Ｓ
が表面を前方に向けて略起立姿勢で商品載置面２７に載
置されるように支軸２６が商品ラック１５の支持穴３６
（支持部）に支持される。さらに背面２８後部にはプッ
シャー３３と当接する押し当て部２９が設けられ、押し
当て部２９がプッシャー３３に押されることにより商品
載置面２７、背面２８等が支軸２６を中心に前方に回動
し、展示されている商品Ｓを前方に払い出すことが可能
である。また、支軸２６は軸内部に図示しないコイルば
ねを備えその両端が伸縮可能に構成されているため支持
穴３６に着脱自在であって、商品展示台２５は必要に応
じて商品ラック１５に着脱可能であるとともに、払い出
す商品Ｓの厚さに応じて取付け位置を変更することが可
能である。

【００２０】次に、商品通路１６から払い出された商品
Ｓを、商品取出口５に搬送する商品搬送移動装置８につ
いて説明する。商品搬送移動装置８は、商品ラック１５
から払い出された商品Ｓを収容・保持し、商品取出口５
に移動して商品Ｓを搬出するバケット４１と、このバケ
ット４１を左右方向に移動させる水平移動機構４２と、
バケット４１を上下方向に移動させる鉛直移動機構４３
とを備えている。そして、バケット４１は、販売時に、
水平移動機構４２および鉛直移動機構４３によって、商
品ラック１５の前方で上下左右に駆動され、商品通路１
６の前方の商品受け取り位置と商品取出口５との間で移
動する。

【００２１】バケット４１は、図４および図５に示すよ
うに、商品通路１６の払出口１６ａから払い出された商
品Ｓを受け取り、商品取出口５に搬出するまで一時的に
収容・保持するバケット本体５１と、このバケット本体
５１の側壁５１ａに取り付けられ、遊動ギア４８、ドラ
ム４６、これらを支持するドラムホルダ４７、押圧レバ
ー４９等から成る搬出・収容機構５６及び開閉ドア５
９、商品検出スイッチ５３、トレイ５８等から成る払出
機構５７を有している。

【００２２】以上のように構成される自動販売機１の商
品収納装置において、厚さの薄い箱型の商品Ｓを商品ラ
ック１５上に寝かし姿勢で一列に並べて収納して販売す
るときの各装置の一連の動作について説明する。

【００２３】購入者によって所望の商品Ｓの選択ボタン
が押されると、まず、水平移動機構４２および鉛直移動
機構４３が作動し、バケット４１が、図５に示すよう
に、選択された商品Ｓを収納する商品通路１６の払出口
１６ａの前方の受け取り位置に移動して停止する。次い
で、図示しない駆動機構によって、図６に示すように、
隔離位置に位置していた遊動ギア４８およびドラム４６
は、ドラムホルダ４７により、遊動ギア４８が払出ギア
３１にかみ合う系合位置に回動し、ドラム４６が商品通
路１６に接近する。同時に、押圧レバー４９が上方に移
動して、後ピン４９ｂを中心に時計方向に回動する。そ
して、押圧部４９ａが、仕切壁部２１の前端部に設けら
れた連動部材３７を押し下げ、これと連動して、払出口
１６ａに水平に横たわった棒状のストッパ３４が起立す
る。そして、商品通路１６の払出口１６ａが開放され
る。

【００２４】この後、遊動ギア４８を回転駆動する図示
しない駆動モータが作動し、遊動ギア４８が反時計方向
に回転する。そして、遊動ギア４８にかみ合っている払
出ギア３１が回転することにより、商品搬出機構２２が
作動し、商品通路１６内の商品Ｓがプッシャー３３によ
って後方から押圧され、最前に位置する商品Ｓがバケッ
ト４１に向かって払い出される。

【００２５】そして、バケット４１内の商品センサ５４
によって商品Ｓが検出されると、制御手段によって前記
駆動モータが停止し、その直後、さらに逆方向に回転す
る。これによって、遊動ギア４８の回転が停止し、商品
搬出機構２２の動作が停止して商品Ｓの払い出しが停止
し、ドラム４６が反時計方向に回転する。そして、ドラ
ム４６に当接して載置される商品Ｓがドラム４６の回転
に伴ってバケット本体５１内に送り込まれる。

【００２６】そして、バケット本体５１の収容部分に完
全に収容された商品Ｓが、開閉ドア５９に当接し、これ
をドア開放位置に向かって若干回動させると、ＯＮ状態
に保持されていた商品検出スイッチ５３がＯＦＦ状態に
切り替えられる。そして、この切り替えに基づいて、制
御手段によりドラム４６の回転も停止する。

【００２７】さらに、図示しない駆動機構によって、系
合位置に位置していた遊動ギア４８およびドラム４６
は、ドラムホルダ４７により遊離位置に回動し、遊動ギ
ア４８が払出ギア３１から遊離し、ドラム４６が商品通
路１６から退避し、バケット４１に収容される。同時
に、ストッパー機構２３の連動部材３７を押し下げてい
た押圧レバー４９が所定の位置に戻る。そして、棒状の
ストッパー３４が水平に横たわって商品通路１６の払出
口１６ａが閉鎖される。

【００２８】その後、水平移動機構４２および鉛直移動
機構４３が作動し、バケット４１が商品通路１６の前方
の商品の受取位置から商品取出口５の搬出位置まで移動
する。そして、図示しないトレイ開閉手段によって、ト
レイ５８および開閉ドア５９が開放され、商品Ｓは、商
品取出口５に搬出される。このようにして、商品Ｓの販
売動作が行われる。

【００２９】そして、このようにして商品通路１６上の
全ての商品が販売されると、最後にプッシャー３３は、
図７に示すように、商品展示台２５の背面２８後部に設
けられた押し当て部２９と当接して、商品展示台２５を
支軸２６を中心に前方に回動して傾斜させ、商品載置面
２７上に載置されている商品Ｓをバケット４１に払い出
す。こうして、商品展示台２５上に載置された商品がバ
ケット４１内に払い出されて、商品取出口５に搬出され
る。

【００３０】このように、厚さの薄い箱型の商品Ｓを販
売する場合、商品通路１６に寝かし姿勢で収納して収納
姿勢を安定させることにより、払い出し動作を確実にす
るとともに、商品展示台２５を備えて商品の表面を前面
に向けて表示することにより、収納されている商品Ｓを
外部から見易くして、種別や銘柄を識別し易くすること
ができる。さらに、商品展示台２５に展示される商品Ｓ
を、商品通路１６に収納される全ての商品を払い出した
後に払い出すことにより、商品ラック１５上の商品Ｓの
有無を明確にするとともに、商品Ｓを商品ラック１５内
に残すことがないので無駄無く商品Ｓを払い出すことが
できる。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したように請求項１記載の発明
によれば、商品の前面を外部から見易く展示して種別や
銘柄を識別し易くすることにより、使いやすい自動販売
機を提供することが可能になる。

【００３２】請求項２記載の発明によれば、商品ラック
に収納する商品の形状に応じて商品展示台を装着または
取り外しすることができることにより、多様な種類の商
品を販売することが可能である。

【００３３】請求項３記載の発明によれば、展示される
商品を残さずに払い出して商品を無駄にすることがない
ため、商品を効率的に販売することができる。

【００３４】請求項４記載の発明によれば、商品を商品
ラックの前端に起立姿勢で展示する展示台を備え、前記
展示台は前記商品ラックと着脱自在に配設され、前記展
示台に展示する商品を払い出すことが容易にできること
によって、商品を外部から見易いように展示して、種別
や銘柄を識別し易くするとともに、商品ラック上の商品
の有無を確認し易い商品払出装置を提供することができ
る。

【００３５】請求項５記載の発明によれば、商品展示台
は商品ラックに収納する商品の形状に応じて、上下方向
の配設位置を変更することができることによって、商品
展示台の配設位置を商品の厚さに応じた最適な位置に変
更することができる

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態の商品払出装置を備えた自動
販売機であり、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面断面図で
ある。

【図２】本発明の実施形態の商品ラックを示す図で、
（ａ）は正面図、（ｂ）は側面断面図である。。

【図３】本発明の実施形態の商品ラックを示す斜視図で
ある。

【図４】本発明の実施形態のバケットの外観を示す斜視
図である

【図５】本発明の実施形態のバケットが、商品ラック前
方の受け取り位置に停止した直後の状態のバケットおよ
び商品ラックを示す内部構造図である。

【図６】本発明の実施形態の商品搬出機構が作動し、商
品が商品ラックからバケットに向かって払い出される状
態を示すバケットおよび商品ラックを示す内部構造図で
ある。

【図７】本発明の実施形態の商品展示台がプッシャーに
押されて前方に回動し、展示された商品をバケットに払
い出す状態を示すバケットおよび商品ラックを示す内部
構造図である。

【図８】従来の実施形態の商品ラックの構造を示す図で
あって、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面断面図である。

【図９】従来の実施形態の商品ラックにおいて、厚さの
薄い箱型の商品を起立姿勢で一列に並べて販売するとき
に生ずる従来例の問題を示した商品ラックの側面断面図
である。

【図１０】従来の実施形態の商品ラックに、厚さの薄い
箱型の商品を寝かせ状態で一列に並べて収納した状態を
示した商品ラックの図であって、（ａ）は正面図、
（ｂ）は側面断面図である。

【符号の説明】

１５ 商品ラック １６ａ 払出口（商品払出部） ２５ 商品展示台 ２６ 支軸 ２７ 商品載置面 ２８ 背面 ２９ 押し当て部 ３３ プッシャー（押出し部材） ３４ ストッパー ３６ 支持穴 ４１ バケット

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品を前後方向に並べて収納し前端に商
   品を払い出す商品払出部を有する商品ラックと、前記商
   品ラックに収納された商品を前方に押し出して前記商品
   払出部から払い出す押出し部材と、前記商品ラックの前
   端部に商品を略起立姿勢で展示する商品展示台とを備
   え、当該商品展示台は、その下方に前記押出し部材によ
   って押し出される寝かし姿勢の商品が通過可能な通路を
   有して配設されていることを特徴とする自動販売機の商
   品払出装置。
2. 【請求項２】 前記商品展示台は前記商品ラックの前端
   に着脱自在に配設されたことを特徴とする請求項１記載
   の自動販売機の商品払出装置。
3. 【請求項３】 前記商品展示台は前記押出し部材に押さ
   れて前方に回動することにより、展示される商品を払い
   出し可能としたことを特徴とする請求項１または請求項
   ２に記載の自動販売機の商品払出装置。
4. 【請求項４】 前記商品展示台は、前記商品ラックの左
   右側面に両端を回動かつ着脱自在に支持される支軸と、
   前記支軸から前方に向けて延在する商品載置面と、前記
   支軸から上方に向けて延在する背面と、前記背面の後部
   に設けられ前記押出し部材と当接して前方に押される押
   し当て部とを備え、前記押し当て部が前記押出し部材に
   よって前方に押されることにより、前記商品載置面およ
   び背面が前記支軸を中心に前方に回動し、前記商品展示
   台に展示される商品を払い出すことを特徴とする請求項
   ３に記載の自動販売機の商品払出装置。
5. 【請求項５】 前記商品展示台の支軸を支持する支持部
   が、前記商品ラックの左右側面の上下方向の複数の位置
   に設けられていることを特徴とする請求項４記載の自動
   販売機の商品払出装置。