JP2001014543A - 自動販売機の商品収納装置および商品収納方法 - Google Patents

自動販売機の商品収納装置および商品収納方法

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JP2001014543A
JP2001014543A JP11187486A JP18748699A JP2001014543A JP 2001014543 A JP2001014543 A JP 2001014543A JP 11187486 A JP11187486 A JP 11187486A JP 18748699 A JP18748699 A JP 18748699A JP 2001014543 A JP2001014543 A JP 2001014543A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば薄物商品、袋物商品およびラップ商品
などを含む多様なタイプの商品を、前後方向に水平に延
びる商品通路に前後に並べて収納し、適切かつ確実に払
い出すことのできる安価な自動販売機の商品収納装置お
よび商品収納方法を提供する。 【解決手段】複数の商品Sを前後に並べて収納するため
の自動販売機の商品収納装置4であって、前後方向に水
平に延びる商品ラック12と、左右方向に間隔をあけて
互いに対向し、商品ラック12から上方に延びかつ前後
方向に平行に延びる左右の仕切壁13、13とによって
画成され、複数の商品Sをそれぞれ互いに当接した状態
で前後に並べて収納するための商品通路14と、商品通
路14に沿って延びるように、商品ラック12の左右の
仕切壁13、13間に設けられ、複数の商品Sを寝かせ
た状態でかつ右下がりおよび/または左下がりに傾斜し
た姿勢に保持するように係止するための凸部材33と、
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、販売時に、商品を
後方から前方に押圧することによって払い出すために、
複数の商品を前後に並べて収納するための自動販売機の
商品収納装置および商品収納方法に関し、特に、のし袋
などの薄物商品や、スナック菓子などの袋物商品、さら
には弁当など、全体がラップに包まれた商品(以下「ラ
ップ商品」という)などを収納するための自動販売機の
商品収納装置および商品収納方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前後方向に水平に延びる商品通路
に収納した商品を、前方に押圧することによって払い出
す自動販売機、特に、商品の購入者が前面の透明なドア
を通して内部の商品を見ることのできるいわゆるシース
ルタイプの自動販売機では、上記のような薄物商品や袋
物商品を販売するために、前後方向にらせん状に延びる
スパイラル部材を利用している。このスパイラル部材
は、前後方向に等ピッチの複数の間隙を有するように形
成され、商品通路内に配置されている。各商品は、ほぼ
起立した姿勢でスパイラル部材の各間隙に挿入した状態
で商品通路に収納されており、販売時に、前後方向に延
びる軸線を中心にスパイラル部材がほぼ1回転すること
により、押圧されながら前方に1ピッチ分送り出され
る。このようにスパイラル部材が回転することにより、
商品通路に収納された商品全体が前方に移動し、スパイ
ラル部材が所定角度回転したときに、商品通路の最前に
位置する商品(以下、本明細書において「最前商品」と
いう)が、商品通路の前端の払出口から前方に払い出さ
れる。
【0003】一方、上記薄物商品や袋物商品以外の商
品、例えば缶飲料商品や上記ラップ商品などについて
は、商品通路の底部を構成する底壁上に前後に並べて載
置することにより、商品通路に収納している。このよう
に収納された商品は、商品通路に沿って前方に駆動され
るプッシャなどで全体が後方から押圧されることによ
り、前方に送り出され、最前商品が商品通路の払出口か
ら前方に払い出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなスパイラ
ル部材を有する自動販売機では、商品の大きさや形状に
合わせて、スパイラル部材を多数用意する必要がある。
すなわち、商品を、ほぼ起立した姿勢で前方に適切に送
り出すためには、その商品の外形の大きさに近い径を有
し、かつ、商品の厚みよりも若干大きい間隙を有するス
パイラル部材が必要となる。したがって、種々の大きさ
や厚みを有する多種の商品を販売するためには、それぞ
れの商品に合わせた多種のスパイラル部材が必要とな
り、コスト高となる。
【0005】また、商品通路の払出口の付近と商品取出
口との間で移動し、かつ、商品通路から払い出された商
品を商品通路の払出口付近で受け取るバケットなどを有
する自動販売機では、特に薄物商品を商品通路からバケ
ットへ受け渡す際に、受け渡しミスを生じるおそれがあ
る。具体的には、商品通路の払出口付近に移動したバケ
ットと商品通路の払出口との間には、不可避的な隙間が
生じ、その隙間よりも厚みの小さい商品(例えば、テレ
ホンカードなど)を商品通路からバケットへ受け渡す場
合には、商品がその隙間に入り込んだり、さらにはその
隙間から下方に落下したりすることによって、商品がバ
ケットに適切に受け渡されないおそれがある。もちろ
ん、商品の払い出しの際に、バケットと商品通路の払出
口との隙間を上から塞ぎ、商品通路からバケットへ商品
を橋渡しする機構を設ければ、上記のような受け渡しミ
スを防止することは可能であるものの、そのような機構
を設ける分、コスト高になってしまう。
【0006】一方、商品を押圧するプッシャなどを有す
る自動販売機では、押圧すべき商品によっては、払い出
しミスを生じるおそれがある。すなわち、例えば、ラッ
プ商品を商品通路の底壁上に単に載置して収納すると、
そのラップ商品の下面が商品通路の底壁に密着した状態
となることによって、ラップ商品と商品通路の底壁との
間に大きな摩擦力が生じることがある。このため、プッ
シャを駆動する力が、缶飲料商品などを前方に送り出す
には十分であっても、ラップ商品を送り出すには不十分
となる場合があり、このような場合には、ラップ商品を
前方に適切に送り出すことができず、商品の払い出しミ
スを生じてしまう。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、例えば薄物商品、袋物商品お
よびラップ商品などを含む多様なタイプの商品を、前後
方向に水平に延びる商品通路に前後に並べて収納し、適
切かつ確実に払い出すことのできる安価な自動販売機の
商品収納装置および商品収納方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
自動販売機の商品収納装置は、販売時に、商品を後方か
ら前方に押圧することによって払い出すために、複数の
商品を前後に並べて収納するための自動販売機の商品収
納装置であって、前後方向に水平に延びる底壁と、左右
方向に間隔をあけて互いに対向し、底壁から上方に延び
かつ前後方向に平行に延びる左右の側壁とによって画成
され、複数の商品をそれぞれ互いに当接した状態で前後
に並べて収納するための商品通路と、商品通路に沿って
延びるように、底壁の左右の側壁間に設けられ、複数の
商品を寝かせた状態でかつ右下がりおよび/または左下
がりに傾斜した姿勢に保持するように係止するための商
品係止部と、を備えていることを特徴とする。
【0009】この構成によれば、上記底壁および左右の
側壁によって画成された商品通路に、それぞれ互いに当
接した状態で前後に並べて収納すべき複数の商品は、底
壁の左右の側壁間に設けられた商品係止部に係止される
ことにより、寝かせた状態でかつ右下がりおよび/また
は左下がりに傾斜した姿勢に保持される。具体的には、
例えば、互いに当接する2つの商品の一方を右下がり
に、他方を左下がりに傾斜した姿勢に保持するように係
止することによって、それらの商品を互いにクロスする
ように商品通路に収納する(以下、本明細書において
「クロス収納」という)。あるいは、全ての商品を、
同じ右下がりまたは左下がりにそれぞれ互いにほぼ同じ
角度で傾斜した姿勢に保持するように係止することによ
って、商品通路に収納する(以下、本明細書において
「同傾斜収納」という)。これらのようにして商品通路
に収納された複数の商品は、販売時に、後方から前方に
押圧されることによって、収納時の姿勢を保ったまま、
商品通路に沿ってかつ係止部に案内されながら前方に移
動し払い出される。
【0010】上記のように、商品通路に収納した複数の
商品は、寝かせた状態でかつ右下がりおよび/または左
下がりに傾斜した姿勢で収納されるので(特に、収納す
べき商品が薄物商品の場合には、クロス収納によって収
納することによって)、それらの商品を単に後方から前
方に押圧するだけで、商品通路から払い出すことが可能
である。したがって、収納すべき商品が薄物商品や袋物
商品であっても、従来と異なり、商品に応じた多種のス
パイラル部材を用意する必要がなく、その結果、薄物商
品や袋物商品を含め多様なタイプの商品を収納可能な商
品収納装置を、低コストで実現することができる。ま
た、商品通路から払い出された商品を、バケットが商品
通路の前端の払出口付近に移動して受け取る場合であっ
て、その商品が薄物商品や袋物商品であるときには、そ
の商品は少なくとも寝かせた状態の奥行き(商品の横幅
または縦幅)の分、前方に移動しながら払い出され、し
かもその奥行きは、通常、バケットと払出口との隙間よ
りも大きいため、商品がその隙間に入り込むことなどを
確実に防止でき、商品を適切かつ確実に前方のバケット
に払い出す(受け渡す)ことができる。さらに、商品通
路に収納すべき商品がラップ商品など、底壁上に単に載
置して収納すると、商品と底壁との間に大きな摩擦力が
生じる商品であっても、商品を右下がりまたは左下がり
に傾斜した姿勢で収納することにより、商品が底壁に線
接触で接し、接触面積が極めて小さくなるため、その摩
擦力を大幅に低減することができる。その結果、従来に
比べて、ラップ商品などを円滑かつ確実に前方に送り出
すことができ、商品の払い出しミスを防止することがで
きる。
【0011】請求項2に係る自動販売機の商品収納装置
は、請求項1において、商品係止部は、底壁から上方に
突出し、複数の商品を係止する凸部からなることを特徴
とする。
【0012】この構成によれば、底壁から上方に突出し
た単純な構成の凸部によって、上記商品係止部を低コス
トでかつ簡易に構成することができる。
【0013】請求項3に係る自動販売機の商品収納装置
は、請求項2において、凸部は、底壁の左右の側壁間の
ほぼ中央部に配置されていることを特徴とする。
【0014】この構成によれば、底壁の左右の側壁間の
ほぼ中央部に凸部を配置するので、互いに当接する商品
同士を凸部の上端付近でクロスさせ、凸部を中心に左右
対称に整然と商品通路に収納することができる。
【0015】請求項4に係る自動販売機の商品収納装置
は、請求項2または3において、凸部は、底壁に着脱自
在に、かつ、底壁の左右の側壁間の複数の位置に取り付
け可能に構成されていることを特徴とする。
【0016】この構成によれば、凸部が底壁に着脱自在
で、かつ、底壁の左右方向の複数の位置に取り付け可能
であるので、収納すべき商品の大きさや形状などに応じ
て、その収納をクロス収納または同傾斜収納に、任意に
かつ容易に切り替えることができる。具体的には、底壁
の左右の側壁間の中央部に凸部を取り付ければ、商品を
クロス収納によって収納することができ、一方、左右の
側壁のいずれか一方に寄せて凸部を取り付ければ、商品
を同傾斜収納によって収納することができる。また、凸
部が底壁に着脱自在であるので、クロス収納または同傾
斜収納の不要な商品、例えば、缶飲料商品などのよう
に、自ら起立した姿勢で底壁上に載置可能な商品を商品
通路に収納する場合、凸部を底壁から取り外すだけで、
容易に対応することができる。
【0017】請求項5に係る自動販売機の商品収納装置
は、請求項2ないし4のいずれかにおいて、凸部の表面
は、滑性を有する材料で構成されていることを特徴とす
る。
【0018】この構成によれば、凸部の表面が滑性を有
しているので、これに係止される商品を、後方から前方
に押圧する際に、円滑に前方に送り出すことができる。
【0019】請求項6に係る自動販売機の商品収納装置
は、請求項1において、商品係止部は、底壁の上面に形
成され、傾斜した姿勢で商品通路に収納した複数の商品
の下端部を係止する凹部からなることを特徴とする。
【0020】この構成によれば、底壁の上面に形成した
単純な構成の凹部によって、傾斜した姿勢で収納した複
数の商品の下端部を係止する上記商品係止部を、低コス
トでかつ簡易に形成することができる。
【0021】請求項7に係る自動販売機の商品収納装置
は、請求項6において、凹部は、底壁の左右の側壁間の
ほぼ中央部に形成されていることを特徴とする。
【0022】この構成によれば、底壁の左右の側壁間の
ほぼ中央部に凹部を形成するので、互いに当接する商品
同士を凹部でクロスさせ、凹部を中心に左右対称に整然
と商品通路に収納することができる。
【0023】請求項8に係る自動販売機の商品収納装置
は、請求項6において、凹部は、底壁の左右の側壁間に
形成した左右対称の2つの凹部で構成されていることを
特徴とする。
【0024】この構成によれば、左右対称の2つの凹部
のうち、左側の凹部に商品の下端部を係止することによ
り、その商品を左下がりに傾斜した姿勢で収納し、一
方、右側の凹部に商品の下端部を係止することにより、
その商品を右下がりに傾斜した姿勢で収納することがで
きる。これにより、互いに当接する商品同士をクロス収
納によって容易に収納することができるとともに、商品
を左右対称に整然と収納することができる。
【0025】請求項9に係る自動販売機の商品収納装置
は、請求項1ないし8のいずれかにおいて、左右の側壁
の少なくとも一方は、底壁に着脱自在に、かつ、底壁の
左右方向の複数の位置に取り付け可能に構成されている
ことを特徴とする。
【0026】この構成によれば、左右の側壁の少なくと
も一方が、底壁に着脱自在で、かつ、底壁の左右方向の
複数の位置に取り付け可能であるので、収納すべき商品
の大きさや形状などに応じて、商品通路の左右方向の幅
を任意にかつ容易に拡大または縮小することができる。
【0027】請求項10に係る自動販売機の商品収納装
置は、請求項9において、左右の側壁に沿って前後方向
に延びるとともに、底壁と左右の側壁の少なくとも一方
との隙間を商品通路側から覆う着脱自在のカバーを、さ
らに備えていることを特徴とする。
【0028】この構成によれば、左右の側壁を底壁に取
り付けたときに、底壁との間に隙間が生じても、その隙
間を商品通路側からカバーによって覆うので、商品の収
納時や払い出し時に、商品の端部(薄物商品の場合の先
端部や袋物商品の場合の袋とじした耳の部分)がその隙
間に誤って入り込むことを確実に防止することができ
る。
【0029】請求項11に係る自動販売機の商品収納装
置は、請求項10において、カバーは、商品通路側の表
面が滑性を有する材料で構成されていることを特徴とす
る。
【0030】この構成によれば、カバーの商品通路側の
表面が滑性を有しているので、このカバーに接する状態
で収納された商品を、後方から前方に押圧する際に、円
滑に前方に送り出すことができる。
【0031】請求項12に係る自動販売機の商品収納装
置は、請求項1ないし11のいずれかにおいて、商品通
路の前端の払出口の付近に位置し、相互に左右方向に水
平に対向するようにそれぞれ設けられた発光素子および
受光素子を有し、発光素子からの光を受光素子が受光し
たか否かによって、商品が商品通路から払い出されたこ
とを検知するための商品払い出しセンサを、さらに備え
ていることを特徴とする。
【0032】この構成によれば、上記発光素子および受
光素子を有する商品払い出しセンサによって、収納時の
姿勢を保ったまま払い出される商品を検知する。具体的
には、寝かせた状態でかつ右下がりまたは左下がりに傾
斜した姿勢の商品が発光素子と受光素子の間を通過する
際に、発光素子からの光を受光素子が受光したか否かに
よって検知する。この場合、例えば、払い出される商品
が薄物商品である場合、その商品を水平に寝かせた状態
で払い出す場合に比べて、商品の上下方向の高さが傾斜
分大きくなる。このため、発光素子からの光を商品に照
射させるように、商品の傾斜角度を適切に設定すれば、
その商品の払い出しを確実に検知することができる。
【0033】本願発明の請求項13に係る自動販売機の
商品収納方法は、販売時に、商品を後方から前方に押圧
することによって払い出すために、前後方向に水平に延
びる商品通路に、複数の商品をそれぞれ互いに当接した
状態で前後に並べて収納する自動販売機の商品収納方法
であって、複数の商品のうちの一の商品を、寝かせた状
態でかつ右下がりおよび左下がりのいずれか一方に傾斜
した姿勢で商品通路に収納し、一の商品に当接する他の
商品を、寝かせた状態でかつ他方に傾斜した姿勢で商品
通路に収納することを特徴とする。
【0034】この構成によれば、前後方向に水平に延び
る商品通路に複数の商品を収納する場合、まず、複数の
商品のうちの一の商品を、寝かせた状態でかつ右下がり
および左下がりのいずれか一方に傾斜した姿勢で収納す
る。次いで、この一の商品の前側または後側で、これに
他の商品を当接させるとともに、寝かせた状態でかつ他
方に傾斜した姿勢で収納する。つまり、複数の商品を、
寝かせた状態でかつ右下がりと左下がりに交互に傾斜し
た姿勢で、前後に並べて順次収納する(クロス収納)。
このようなクロス収納によって商品通路に収納した複数
の商品は、単に後方から前方に押圧するだけで、商品通
路から払い出すことが可能となる。したがって、商品通
路に収納すべき商品が薄物商品や袋物商品であっても、
従来と異なり、商品に応じた多種のスパイラル部材を利
用することなく、薄物商品や袋物商品を含め多様なタイ
プの商品を収納することができる。
【0035】また、商品通路から払い出された商品を、
バケットが商品通路の前端の払出口付近に移動して受け
取る場合であって、その商品が薄物商品や袋物商品であ
るときには、上記のようなクロス収納によって商品を商
品通路に収納しておけば、その商品は少なくとも寝かせ
た状態の奥行き(商品の横幅または縦幅)の分、前方に
移動しながら払い出され、しかもその奥行きは、通常、
バケットと払出口との隙間よりも大きいため、商品がそ
の隙間に入り込むことなどを確実に防止でき、商品を適
切かつ確実に前方に払い出すことが可能となる。さら
に、商品通路に収納すべき商品がラップ商品など、商品
通路の底部を構成する底壁上に単に載置して収納する
と、商品と底壁との間に大きな摩擦力が生じる商品であ
っても、商品をクロス収納によって収納することによ
り、商品が底壁に線接触で接し、接触面積が極めて小さ
くなるため、その摩擦力を大幅に低減することが可能と
なる。その結果、従来に比べて、ラップ商品などを円滑
かつ確実に前方に送り出し、商品の払い出しミスを防止
することが可能となる。
【0036】本願発明の請求項14に係る自動販売機の
商品収納方法は、販売時に、商品を後方から前方に押圧
することによって払い出すために、前後方向に水平に延
びる商品通路に、複数の商品をそれぞれ互いに当接した
状態で前後に並べて収納する自動販売機の商品収納方法
であって、複数の商品を、寝かせた状態でかつ右下がり
および左下がりのいずれか一方に、それぞれ互いにほぼ
同じ角度に傾斜した姿勢で商品通路に収納することを特
徴とする。
【0037】この構成によれば、前後方向に水平に延び
る商品通路に複数の商品を収納する場合、それぞれ互い
に当接した状態で前後に並べるとともに、寝かせた状態
でかつ右下がりおよび左下がりのいずれか一方に、それ
ぞれ互いにほぼ同じ角度に傾斜した姿勢で、順次収納す
る(同傾斜収納)。したがって、商品通路に収納すべき
複数の商品が薄物商品や袋物商品であっても、商品を同
傾斜収納によって収納することにより、上記請求項13
と同様に、スパイラル部材を利用することなく、薄物商
品や袋物商品を含め多様なタイプの商品を収納すること
ができるとともに、商品を適切かつ確実に前方に払い出
すことが可能となり、さらに、商品通路に収納すべき商
品がラップ商品などであっても、商品を円滑かつ確実に
前方に送り出し、商品の払い出しミスを防止することが
可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態による商品収納装置を組み込んだ自動販
売機を示している。同図に示すように、この自動販売機
1は、大型ボックス状の販売機本体2内に、薄物商品、
袋物商品およびラップ商品を含め多様なタイプの商品S
をそれぞれ前後に並べて収納するとともに、前面の透明
なドア3、3を通して商品Sを見えるようにした、いわ
ゆるショーケース型のものである。自動販売機1は、上
記販売機本体2と、商品Sを収納するための商品収納装
置4と、販売時に商品Sを搬出する商品搬出装置5など
を備えている。
【0039】販売機本体2は、その開放した前面に左右
2枚の上記ドア3、3が取り付けられており、各ドア3
は、常時は閉状態でロックされており、商品Sの補充時
などに開かれ、商品Sが前方から補充されるようになっ
ている。また、販売機本体2の上部には商品Sを冷却す
る冷却装置6が設けられ、前面のドア3、3の右方に
は、商品取出口7と、商品Sの購入時にプリペイドカー
ドなどを挿入するためのカード挿入口8および金銭を投
入するための金銭投入口(図示せず)と、各商品Sごと
に割り振られた商品番号を入力するための選択ボタンや
入力された商品番号およびカード残高などを表示する表
示部(いずれも図示せず)などを有するコントロールパ
ネル9とが設けられている。また、図示しないが、コン
トロールパネル9の裏側には、商品搬出装置5を含め販
売機本体2内の各種の制御を行う、マイクロコンピュー
タからなる制御回路が設けられている。
【0040】商品収納装置4は、ボックス状に形成さ
れ、前面が開放した左右2つの商品収納室11、11
と、各商品収納室11の左右の側壁間に水平に支持され
るとともに、上下方向に設けられた複数の商品ラック1
2(底壁)と、各商品ラック12上に左右方向に間隔を
あけて取り付けられ、上方に延びかつ前後方向に互いに
平行に延びる複数の仕切壁13(側壁)とを有してい
る。そして、商品ラック12と、その上に取り付けられ
た、左右方向に互いに対向する仕切壁13、13とによ
って、商品通路14が画成されている(図2および図3
参照)。そして、このような商品通路14が商品ラック
12上に複数設けられており、各商品通路14には、同
一品目の多数の商品Sが前後に並べて収納される。
【0041】また、左側の商品収納室11には、下2段
の商品ラック12、12と、その上側の商品ラック12
との間に、図示しない断熱壁が設けられ、下2段の商品
ラック12、12が配置されたスペースが、常温室とな
っている。この常温室の各商品通路14には、冷却不要
な商品、例えばのし袋などの薄物商品やスナック菓子な
どの袋物商品などが収納される。
【0042】図2は、常温室の商品通路14に、薄物商
品をクロス収納によって収納した状態を示し、図3は、
その商品通路14を左右方向に切断した状態を模式的に
示している。図2に示すように、仕切壁13は、前後方
向に延びる仕切壁本体21と、この仕切壁本体21の前
後端部にそれぞれ取り付けられ、仕切壁13自体を商品
ラック12上に取り付けるための前取付部22および後
取付部23と、仕切壁本体21の右側面から商品通路1
4に臨むように設けられ、前方に移動することにより、
商品通路14に収納された商品Sを後方から前方に押圧
するプッシャ24と、このプッシャ24を前方に駆動す
るためのプッシャ駆動機構25とを有している。
【0043】仕切壁本体21はアルミ押出形材からな
り、右側面には、互いに前後方向に平行に延びかつ右方
に開口した上下2つの溝(上溝21a、下溝21b)が
形成されている。上溝21aには、プッシャ24が摺動
自在に係合しており、一方、下溝21b内には、後述す
るプッシャ駆動機構25のタイミングベルト26が配置
されている。
【0044】前取付部22および後取付部23はいずれ
も、樹脂または硬質ゴムなどからなり、商品ラック12
の前端部および商品ラック12の後端の背面壁12a
に、それぞれ着脱自在に構成されている。具体的には、
前取付部22の下端部に形成された側断面「コ」字状の
係合部22aが、商品ラック12の前面壁12bを上下
から挟むように前から挿入されることにより、前取付部
22が商品ラック12の前端部に取り付けられる。一
方、商品ラック12の背面壁12aには、その上端部お
よび下端部に、左右方向に所定ピッチごとの多数の貫通
孔12cが形成されており、上下2つの貫通孔12c、
12cに、後取付部23の後端面に形成された上下2つ
の突起(図示せず)をそれぞれ挿入することにより、後
取付部23が商品ラック12の背面壁12aに取り付け
られる。このように、仕切壁13は、商品ラック12に
対し着脱自在であり、商品ラック12上において左右方
向の複数の位置に取り付けることができるようになって
いる。したがって、商品通路14に収納すべき商品Sの
大きさや形状などに応じて、左右の仕切壁13、13の
一方または両方の取り付け位置を変更することにより、
その商品通路14の横幅を自由に設定することが可能で
ある。
【0045】プッシャ24は、板状のプッシャ本体27
と、このプッシャ本体27を支持するとともに、仕切壁
本体21の上溝21aに摺動自在に係合しかつ下溝21
b内のタイミングベルト26に固定されたプッシャ支持
体28とにより構成されている。したがって、プッシャ
24は、仕切壁本体21の上溝21aに沿って前後方向
に移動可能であり、タイミングベルト26の所定方向の
回転に伴って前方に移動しながら、商品通路14に収納
した商品Sを後方から前方に押圧する。
【0046】なお、図2に示すように、商品通路14の
左右方向の幅が大きく、プッシャ本体27のみでは商品
Sを適切に押圧できない場合には、プッシャ本体27に
プッシャアダプタ27aを装着する。このプッシャアダ
プタ27aは、側断面が「L」字状で、左右の仕切壁1
3、13間の中央部よりも右方まで延びるように構成さ
れている。
【0047】プッシャ駆動機構25は、上記前取付部2
2および後取付部23にそれぞれ回転自在に取り付けら
れた前ギア31および後ギア32と、これらのギア3
1、32に巻き掛けられた上記タイミングベルト26と
により構成されている。前ギア31は大径および小径の
2段の平歯車で構成されており、大径の平歯車が前取付
部23の前端から外部に臨む一方、小径の平歯車にはタ
イミングベルト26が巻き掛けられている。一方、後ギ
ア32は、前ギア31の小径の平歯車と同ピッチに形成
されている。したがって、前ギア31の大径の平歯車
が、後述するバケット43に設けられた駆動機構46に
よって回転駆動されることにより、タイミングベルト2
6が所定方向に回転し、これに伴ってプッシャ24が前
方に移動することにより、商品通路14の前端の払出口
14aから最前商品Sが前方に払い出される。
【0048】図2に示すように、薄物商品Sが収納され
た商品通路(右側の商品通路)14の下端部には、商品
Sをクロス収納によって収納するための凸部材33(商
品係止部、凸部)が設けられている。この凸部材33
は、商品通路14に沿って前後方向に延びるとともに、
左右方向に切断した断面が逆「U」字状に形成されてお
り、表面が滑性を有する材料で構成されている。また、
凸部材33は、その前端部33aおよび後端部33b
が、商品ラック12の前面壁12b、および背面壁12
aの下側の貫通孔12cにそれぞれ係脱することによ
り、商品ラック12上に着脱できるように構成されてい
る。つまり、凸部材33は、上記仕切壁13と同様に、
左右方向の複数の位置に取り付け可能に構成されてい
る。そして、このように構成された凸部材33は、左右
の仕切壁13、13間のほぼ中央部に配置されている。
【0049】また、薄物商品Sが収納された商品通路1
4の下端部の左右の隅部には、商品ラック12と仕切壁
13との隙間を商品通路14側から覆うための断面
「L」字状のカバー34、34がそれぞれ設けられてい
る。各カバー34は、仕切壁13に沿って前後方向に延
びており、仕切壁13の商品通路14側の面に沿って上
方に延びる第1カバー片34aと、この第1カバー片3
4aの下端に連なり、商品ラック12の上面に沿って水
平に延びる第2カバー片34bとにより構成されてい
る。また、第1および第2カバー片34a、34bの商
品通路14側の表面は、滑性を有する材料で構成されて
いる。各カバー34は、第2カバー片34bの前端部お
よび後端部が、上記凸部材33と同様に、商品ラック1
2の前面壁12bおよび背面壁12aにそれぞれ係脱す
ることにより、商品ラック12上に着脱できるように構
成され、左右方向の複数の位置に取り付け可能に構成さ
れている。したがって、各カバー34は、仕切壁13の
設置位置に応じて、商品ラック12に取り付け可能であ
り、第1カバー片34aおよび第2カバー片34bがそ
れぞれ仕切壁13および商品ラック12に密着するよう
に取り付けられる。また、これらのカバー34、34に
より、商品通路14への商品Sの収納時や、商品Sの払
い出し時に、商品Sの端部(薄物商品の場合の先端部や
袋物商品の場合の袋とじした耳の部分)が、商品ラック
12と仕切壁13との隙間に誤って入り込むことを確実
に防止することができる。
【0050】上記凸部材33およびカバー34、34が
商品ラック12に取り付けられた商品通路14(図2の
右側の商品通路)には、薄物商品Sが次のようにしてク
ロス収納される。すなわち、まず、収納すべき複数の商
品Sのうち一の商品Sを、その一の商品Sの左右方向の
一端部をカバー34に当接させるとともに、一の商品S
の重心を間にして前記一端部と反対側の部分を凸部材3
3に上から当接させるように、商品通路14に収納す
る。これにより、一の商品Sは、凸部材33およびカバ
ー34によって係止され、寝かせた状態でかつ右下がり
および左下がりのいずれか一方に傾斜した姿勢に保持す
るように収納される。
【0051】次いで、上記一の商品Sの前側または後側
で、これに他の商品Sを当接させるとともに、この他の
商品Sを、左右方向の一端部を上記一の商品が当接する
カバー34と反対側のカバー34に当接させ、かつ、他
の商品Sの重心を間にして前記一端部と反対側の部分を
凸部材33に上から当接させるように、商品通路14に
収納する。これにより、他の商品Sも、凸部材33およ
びカバー34によって係止され、寝かせた状態でかつ上
記一の商品と逆方向に傾斜した姿勢に保持するように収
納される。
【0052】これらを交互に繰り返しながら商品Sを順
次収納することにより、複数の商品Sがクロス収納によ
って商品通路14に収納される。
【0053】各商品通路14に収納された複数の商品S
は、商品収納室11、11の前方に配置された商品搬出
装置5によって、商品取出口7に搬出される。図1に示
すように、商品搬出装置5は、商品収納室11の前方
に、左右方向に移動自在に設けられたYモジュール41
と、このYモジュール41を左右方向に駆動する、図示
しないX方向駆動機構などで構成されている。Yモジュ
ール41は、上下方向に延びる縦長ボックス状に形成さ
れ、X方向駆動機構により左右方向に駆動される可動体
42と、この可動体42の右側面に突出して設けられ、
可動体42に対して上下方向に移動自在のバケット43
と、可動体42に内蔵され、バケット43を可動体42
に対し上下方向に駆動するY方向駆動機構(図示せず)
と、を有している。
【0054】バケット43は、上記X方向駆動機構およ
びY方向駆動機構によって、販売時に上下左右に移動
し、商品通路14から払い出された商品Sを、その商品
通路14の払出口14aの付近で受け取って搬送し、商
品取出口7に搬出する。図4に示すように、バケット4
3は、背面側に大きく開放した商品収容開口44を有す
るボックス状のバケット本体45と、上記プッシャ駆動
機構25などを駆動するための駆動機構46などを備え
ている。駆動機構46は、2つのモータ47a、47b
と、これらのモータ47a、47bが販売時に作動する
ことによって、バケット本体45の後端よりも後方に突
出しかつ回転駆動される駆動ギア48と、を有してい
る。また、バケット本体45の後端部には、左右方向に
水平に延び、側断面三角形の三角ドラム49が、上記商
品収容開口44に下側から臨むように設けられている。
この三角ドラム49は、モータ47bによって回転駆動
されるように構成されており、商品Sが払い出される際
に、その商品Sを下側から支持しながら前方へ送り出す
ように回転し、商品Sを効率よくバケット本体45内に
収容する。
【0055】さらに、バケット本体45の後端部で、三
角ドラム49よりも若干上方の位置には、払い出された
商品Sのバケット43への受け渡しの完了を検知するた
めの商品払い出しセンサ51が設けられている。この商
品払い出しセンサ51は、発光素子52および受光素子
53からなる1組の光センサで構成されている。両素子
52、53は、相互に水平に対向し、発光素子52から
の光が受光素子53で受光されるように、バケット本体
45の左右の側壁45a、45aにそれぞれ取り付けら
れている。バケット43が商品Sを受け取る際、すなわ
ち発光素子52と受光素子53の間を商品Sが通過する
際に、受光素子53に向けて照射された、発光素子53
からの光が、通過時の商品Sによって一旦遮断され、そ
の後、その光を受光素子53が再度受光する。この時点
が、商品Sのバケット23への受け渡しが完了したとき
であり、このことが、上記図示しない制御回路によって
認識されるようになっている。
【0056】上記のように構成されたバケット43を有
する商品搬出装置5が、販売時に作動することにより、
まず、商品通路14に収納された複数の商品Sのうち、
最前商品Sがバケット43に収容される。具体的にはま
ず、購入者によって選択された商品Sを収納した商品通
路14の払出口14a付近にバケット43が移動して停
止する。そして、駆動ギア48が、プッシャ駆動機構2
5の前ギア31にかみ合い、所定方向に回転することに
より、プッシャ24を前方に駆動する。これにより、商
品通路14に収納されている複数の商品Sは、プッシャ
24によって後方から前方に押圧される。この場合、ク
ロス収納によって商品通路14に収納された各商品S
は、図2〜図4に示すように、左右方向の一端部および
重心を間にしてこれと反対側の部分が、左右いずれかの
カバー34および凸部材33にそれぞれ係止された状態
のまま、プッシャ24によって前方に押圧される。した
がって、各商品Sは、カバー34および凸部材33に案
内されながら、後側の商品が前側の商品に乗り上げた
り、下に潜り込んだりすることがなく、収納時の姿勢を
保ったまま前方に送り出される。そして、最前商品Sが
商品通路14の払出口14aから前方に払い出され、バ
ケット43が商品収容開口44を介して最前商品Sを受
け取り収容したことを、商品払い出しセンサ51が検知
すると、駆動ギア48の回転が停止し、これに伴いプッ
シャ24の前方への移動も停止する。
【0057】その後、商品Sを収容したバケット43
は、商品取出口7の後方に移動し、前面のバケットドア
45bが開放して、商品Sを商品取出口7に搬出する。
【0058】以上詳述したように、本実施形態の商品収
納装置4および商品収納方法によれば、複数の商品Sを
商品通路14に収納する場合、商品ラック12上に取り
付けられた凸部材33によって、それらの商品Sを寝か
せた状態でかつ右下がりおよび左下がりに交互に傾斜し
た姿勢で前後に並べたクロス収納によって収納でき、こ
のように収納することにより、商品Sを後方から押圧し
ても、後側の商品が前側の商品に乗り上げたり、下に潜
り込んだりすることなく、商品Sを後方から単に押圧す
るだけで、商品通路14から払い出すことが可能であ
る。したがって、収納すべき商品が薄物商品や袋物商品
であっても、従来と異なり、商品に応じた多種のスパイ
ラル部材を用意する必要がなく、その結果、薄物商品や
袋物商品を含め多様なタイプの商品を収納可能な商品収
納装置4を低コストで実現することができる。また、薄
物商品Sが商品通路14の払出口14aから払い出され
る際に、その商品Sは少なくとも横幅または縦幅の分、
前方に移動しながら払い出され、しかもその横幅または
縦幅は、通常、バケット43と払出口14aとの隙間よ
りも大きいため、商品Sがその隙間に入り込むことなど
を確実に防止でき、商品Sを適切かつ確実に前方のバケ
ット43に払い出す(受け渡す)ことができる。さら
に、商品通路14に収納すべき商品Sがラップ商品な
ど、商品ラック12上に単に寝かせた状態で商品を収納
すると、商品と商品ラック12との間に大きな摩擦力が
生じる商品であっても、商品Sをクロス収納によって収
納することにより、商品Sが商品ラック12(カバー3
4)に線接触で接し、接触面積が極めて小さくなるた
め、その摩擦力を大幅に低減することができる。その結
果、従来に比べて、ラップ商品などを円滑かつ確実に前
方に送り出すことができ、商品の払い出しミスを防止す
ることができる。
【0059】また、凸部材33は構造が単純であるの
で、商品Sをクロス収納によって収納するための商品係
止部を低コストでかつ簡易に構成することができる。加
えて、凸部材33の表面、さらにはカバー34の商品通
路14側の表面が滑性を有しているので、凸部材33お
よびカバー34に係止される商品Sをプッシャ24によ
って押圧する際に、その商品Sを円滑に前方に送り出す
ことができる。さらに、凸部材33が、商品ラック12
の左右の仕切壁13、13間のほぼ中央部に配置されて
いるので、互いに当接する商品S同士を凸部材33の上
端付近でクロスさせ、凸部材33を中心に左右対称に整
然と収納することができる。
【0060】さらに、バケット43に設けられた商品払
い出しセンサ51が、商品通路14の払出口14aから
払い出される商品Sを検知する場合、その商品Sは寝か
せた状態でかつ右下がりまたは左下がりに傾斜した姿勢
で払い出されるため、水平に寝かせた状態で払い出され
る商品を検知する場合に比べて、その商品の払い出しを
確実に検知することができる。
【0061】次に、本発明の第2実施形態による商品収
納装置および商品収納方法について、図5および図6を
参照して説明する。本実施形態は、例えば弁当などのラ
ップ商品を同傾斜収納によって商品通路14に収納した
場合であり、この商品収納装置では、上記第1実施形態
の商品収納装置4に対し、凸部材33が左側の仕切壁1
3寄りに配置されたことのみが異なっている。
【0062】この商品収納装置4に複数の商品Sを収納
する場合、それらの商品Sのうち一の商品Sを、その右
端部を右側のカバー34に当接させ、左端部を凸部材3
3に上から当接させるように、商品通路14に収納す
る。これにより、一の商品Sは、凸部材33および右側
のカバー34によって係止され、寝かせた状態でかつ右
下がりに傾斜した姿勢に保持するように収納される。次
いで、上記一の商品Sの前側または後側で、これに他の
商品Sを当接させた状態で、上記一の商品Sと同様にし
て収納する。これにより、他の商品Sも、上記一の商品
Sと同様に、凸部材33および右側のカバー34によっ
て係止され、上記一の商品Sとほぼ同じ角度に傾斜した
姿勢に保持するように収納される。このようにして、商
品Sを順次収納することにより、複数の商品Sが同傾斜
収納によって商品通路14に収納される。
【0063】上記のような右下がりの同傾斜収納によっ
て商品通路14に収納された複数の商品Sは、上記第1
実施形態と同様に、プッシャ24によって後方から前方
に押圧され前方に送り出される。具体的には、商品通路
14に収納された各商品Sは、図5および図6に示すよ
うに、右端部および左端部が右側のカバー34および凸
部材33にそれぞれ係止された状態のまま、プッシャ2
4によって前方に押圧される。したがって、各商品S
は、右側のカバー34および凸部材33に案内されなが
ら、収納時の姿勢を保ったまま前方に送り出される。な
お、各商品Sは、ある程度の厚み(商品の上下方向の実
質的な高さ)を有しているため、プッシャ24による押
圧時に、後側の商品が前側の商品に乗り上げたり、下に
潜り込んだりすることなく、前方に送り出される。そし
て、最前商品Sが商品通路14の払出口14aから前方
に払い出され、バケット43に受け渡される。
【0064】本実施形態の商品収納装置4および商品収
納方法によれば、上記第1実施形態とほぼ同様の効果に
加え、次のような効果を得ることができる。すなわち、
凸部材33が、左側の仕切壁13寄りに配置されている
ため、上記第1実施形態のクロス収納によって商品を収
納する場合に比べて、商品Sの傾斜角度を小さくするこ
とができる。このため、商品を傾斜させて収納させる
と、その中身が崩れやすい商品については、同傾斜収納
によって収納することにより、中身の崩れを抑制するこ
とができる。
【0065】なお、凸部材33を右側の仕切壁13寄り
に配置することにより、商品Sを左下がりの同傾斜収納
によって収納してもよく、この場合も上記の右下がりの
同傾斜収納と同様の効果を得ることができる。また、本
実施形態の商品収納装置4および商品収納方法は、上記
のようなラップ商品に限らず、薄物商品や袋物商品の収
納にも適用可能である。ただし、プッシャ24による押
圧時に、後側の商品が前側の商品に乗り上げたり、下に
潜り込んだりするのを回避するために、商品はある程度
の厚み(高さ)を有していることが好ましい。
【0066】また、上述したように、凸部材33は、商
品ラック12に着脱自在で、かつ、商品ラック12の左
右方向の複数の位置に取り付け可能であるので、収納す
べき商品Sの大きさや形状に応じて、クロス収納または
同傾斜収納による収納に、任意にかつ容易に切り替える
ことができる。すなわち、商品ラック12の左右の仕切
壁13、13間のほぼ中央部に凸部材33を取り付けれ
ば、商品Sをクロス収納によって収納することができ、
一方、左右両の仕切壁13、13のいずれか一方に寄せ
て凸部材33を取り付ければ、商品Sを同傾斜収納によ
って収納することができる。また、凸部材33が商品ラ
ック12に着脱自在であるので、クロス収納または同傾
斜収納による収納が不要な商品、例えば、缶飲料商品な
どのように、自ら起立した姿勢で商品ラック12上に載
置して収納可能な商品を商品通路12に収納する場合、
凸部材33を商品ラック12から取り外すだけで、容易
に対応することができる。
【0067】次に、本発明の第3実施形態による商品収
納装置および商品収納方法について、図7を参照して説
明する。本実施形態は、2つの凸部材33、33を、商
品ラック12の左右の仕切壁13、13間に左右対称に
配置した場合であり、この点のみが上記第1実施形態の
商品収納装置4と異なっている。
【0068】この商品収納装置4に複数の商品Sを収納
する場合、例えばまず、一の商品Sを、その左端部を左
側の凸部材33と商品ラック12との隅部に当接させる
とともに、右端部を右側の仕切壁13に立て掛けるよう
に収納する。これにより、一の商品Sは、左側の凸部材
33および右側の仕切壁13によって係止され、左下が
りに傾斜した姿勢に保持するように収納される。次い
で、上記一の商品Sの前側または後側で、これに他の商
品Sを当接させるとともに、この他の商品Sを、その右
端部を右側の凸部材33と商品ラック12との隅部に当
接させるとともに、左端部を左側の仕切壁13に立て掛
けるように収納する。これにより、他の商品Sは、右側
の凸部材33および左側の仕切壁13によって係止さ
れ、右下がりに傾斜した姿勢の保持するように収納され
る。これらを交互に繰り返しながら商品Sを順次収納す
ることにより、複数の商品Sがクロス収納によって商品
通路14に収納される。
【0069】したがって、本実施形態の商品収納装置4
および商品収納方法によっても、上記第1実施形態とほ
ぼ同様の効果を得ることができる。
【0070】次に、本発明の第4実施形態による商品収
納装置および商品収納方法について、図8を参照して説
明する。本実施形態の商品収納装置4は、上記第1実施
形態の凸部材33の代わりに、商品ラック12の左右の
仕切壁13、13間のほぼ中央部に商品係止部としての
単一の凹部54を形成した点(同図(a)参照)、また
は商品ラック12の左右の仕切壁13、13間に左右対
称の2つの凹部54、54を形成した点(同図(b)参
照)のみが、上記第1実施形態の商品収納装置と異なっ
ている。
【0071】各凹部54は、商品ラック12上に形成さ
れ、商品通路14に沿って前後方向に水平に延びる断面
「V」字状に形成されている。凹部54が、商品ラック
12の左右の仕切壁13、13間のほぼ中央部に形成さ
れた、図8(a)に示す商品通路14に複数の商品Sを
収納する場合、例えばまず、一の商品Sを、その左端部
を凹部54に挿入しその底部に当接させるとともに、右
端部を右側の仕切壁13に立て掛けるように収納する。
これにより、一の商品Sは、凹部54および右側の仕切
壁13によって係止され、左下がりに傾斜した姿勢に保
持するように収納される。次いで、上記一の商品Sの前
側または後側で、これに他の商品Sを当接させるととも
に、この他の商品Sを、その右端部を凹部54に挿入し
その底部に当接させるとともに、左端部を左側の仕切壁
13に立て掛けるように収納する。これにより、他の商
品Sは、凹部54および左側の仕切壁13によって係止
され、右下がりに傾斜した姿勢に保持するように収納さ
れる。これらを交互に繰り返しながら商品Sを順次収納
することにより、複数の商品Sがクロス収納によって商
品通路14に収納される。
【0072】一方、図8(b)に示す商品通路14に複
数の商品Sを収納する場合、例えばまず、一の商品S
を、その左端部を左側の凹部54に挿入しその底部に当
接させるとともに、右端部を右側の仕切壁13に立て掛
けるように収納する。これにより、一の商品Sは、左側
の凹部54および右側の仕切壁13によって係止され、
左下がりに傾斜した姿勢に保持するように収納される。
次いで、上記一の商品Sの前側または後側で、これに他
の商品Sを当接させるとともに、この他の商品Sを、そ
の右端部を右側の凹部54に挿入しその底部に当接させ
るとともに、左端部を左側の仕切壁13に立て掛けるよ
うに収納する。これにより、他の商品Sは、右側の凹部
54および左側の仕切壁13によって係止され、右下が
りに傾斜した姿勢に保持するように収納される。これら
を交互に繰り返しながら商品Sを順次収納することによ
り、複数の商品Sがクロス収納によって商品通路14に
収納される。
【0073】したがって、本実施形態の商品収納装置4
および商品収納方法によっても、上記第1実施形態とほ
ぼ同様の効果を得ることができる。また、本実施形態で
は、商品係止部としての凹部54を、商品ラック12に
形成する必要があるものの、商品通路14に収納すべき
複数の商品Sを、単純な構造の凹部によって、クロス収
納により収納することができる。なお、凹部54の大き
さや断面形状は、特に限定されるものではなく、これに
係止される商品がクロス収納によって商品通路14に収
納可能なものであればよい。
【0074】次に、本発明の第5実施形態による商品収
納方法について、図9を参照して説明する。本実施形態
の商品収納方法は、凸部材33を有する上記第1実施形
態や、凹部54を有する上記第4実施形態と異なり、凸
部材33および凹部54をいずれも有しない商品ラック
12上の商品通路14に、複数の商品Sを収納する方法
である。したがって、本実施形態の商品収納方法を適用
する商品収納装置は、上記凸部材33を有しない点のみ
が、上記第1実施形態の商品収納装置と異なっている。
【0075】図9(a)に示すようなクロス収納によっ
て、商品通路14に複数の商品Sを収納する場合、例え
ばまず、一の商品Sを、その左端部を左側のカバー34
に当接させるとともに、右端部を右側の仕切壁13の上
端部に上から当接させ立て掛けるように、商品通路14
に収納する。これにより、一の商品Sは、左側のカバー
34および右側の仕切壁13によって係止され、左下が
りに傾斜した姿勢に保持するように収納される。次い
で、上記一の商品Sの前側または後側で、これに他の商
品Sを当接させるとともに、この他の商品Sを、その右
端部を右側のカバー34に当接させるとともに、左端部
を左側の仕切壁13の上端部に上から当接させ立て掛け
るように、商品通路14に収納する。これにより、他の
商品Sは、右側のカバー34および左側の仕切壁13に
よって係止され、右下がりに傾斜した姿勢に保持するよ
うに収納される。これらを交互に繰り返しながら商品S
を順次収納することにより、複数の商品Sがクロス収納
によって商品通路14に収納される。
【0076】一方、図9(b)に示すような右下がりの
同傾斜収納によって、商品通路14に複数の商品Sを収
納する場合、例えばまず、一の商品Sを、その右端部を
右側のカバー34に当接させるとともに、左端部を左側
の仕切壁13の上端部に上から当接させ立て掛けるよう
に、商品通路14に収納する。これにより、一の商品S
は、右側のカバー34および左側の仕切壁13によって
係止され、右下がりに傾斜した姿勢に保持するように収
納される。次いで、上記一の商品Sの前側または後側
で、これに他の商品Sを当接させた状態で、上記一の商
品Sと同様にして収納する。これにより、他の商品S
も、上記一の商品Sと同様に、右側のカバー34および
左側の仕切壁13によって係止され、上記一の商品Sと
ほぼ同じ角度に傾斜した姿勢で収納される。このように
して、商品Sを順次収納することにより、複数の商品S
が右下がりの同傾斜収納によって商品通路14に収納さ
れる。なお、商品通路14に収納すべき複数の商品S
を、左下がりの同傾斜収納によって収納してもよい。
【0077】本実施形態の商品収納方法によれば、上記
第1実施形態とほぼ同様の効果に加え、次のような効果
を得ることができる。すなわち、上記第1〜第4実施形
態と異なり、上記凸部材33や凹部54を有しない商品
ラック12の商品通路14に、クロス収納または同傾斜
収納によって、複数の商品Sを収納することができるた
め、凸部材33を製造したり、凹部54を形成したりす
ることが不要であり、その分、上記第1〜第4実施形態
に比べて、より低コストで商品を収納することができ
る。
【0078】なお、本実施形態の商品収納方法によって
商品通路14に収納される商品は、その商品通路14か
ら若干はみ出して収納されるものの、隣の商品通路に収
納された商品に接触しない程度であれば、収納可能であ
る。
【0079】なお、本発明は、説明した上記各実施形態
に限定されることなく、種々の態様で実施することがで
きる。また、実施形態で示した凸部材33や凹部54、
さらにはカバー34の細部の構成などは、あくまで例示
であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することが
できる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自動販売
機の商品収納装置および商品収納方法は、例えば薄物商
品、袋物商品およびラップ商品などを含む多様なタイプ
の商品を、前後方向に水平に延びる商品通路に前後に並
べて収納し、低コストで適切かつ確実に払い出すことが
できるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る商品収納装置を組み込
んだ自動販売機を示す斜視図である。
【図2】図1の商品収納装置の商品通路に、薄物商品を
クロス収納によって収納した状態を示す斜視図である。
【図3】図2の商品通路まわりを左右方向に切断した状
態を模式的に示す断面図である。
【図4】販売時に、バケットが商品通路の払出口の前方
に移動して、商品の払い出しを開始する状態を示す斜視
図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る商品収納装置およ
び商品収納方法を説明する図であり、ラップ商品を同傾
斜収納によって商品通路に収納した状態を示す斜視図で
ある。
【図6】図5の商品通路まわりを切断して模式的に示す
断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る商品収納装置およ
び商品収納方法を説明する図であり、商品ラックの左右
の仕切壁間に左右対称の2つの凸部材を配置した商品通
路に、商品をクロス収納によって収納した状態を模式的
に示す断面図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る商品収納装置およ
び商品収納方法を説明する図であり、(a)は商品ラッ
クの左右の仕切壁間に形成した単一の凹部を有する商品
通路に、商品をクロス収納によって収納した状態を模式
的に示す断面図、(b)は商品ラックの左右の仕切壁間
に形成した左右2つの凹部を有する商品通路に、商品を
クロス収納によって収納した状態を模式的に示す断面図
である。
【図9】本発明の第5実施形態に係る商品収納方法を説
明する図であり、(a)は商品を仕切壁に立て掛けクロ
ス収納によって収納した状態を模式的に示す断面図、
(b)は、商品を仕切壁に立て掛け同傾斜収納によって
収納した状態を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 自動販売機 4 商品収納装置 12 商品ラック(底壁) 13 仕切壁(側壁) 14 商品通路 14a 払出口 33 凸部材(商品係止部、凸部) 34 カバー 51 商品払い出しセンサ 52 発光素子 53 受光素子 54 凹部(商品係止部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 正樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3E046 AA04 AA07 BA01 BB01 BB06 CA20 CC03 CD01 DA03 EA01 EB01 FA04 FA10 HA01 HA10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売時に、商品を後方から前方に押圧す
    ることによって払い出すために、複数の商品を前後に並
    べて収納するための自動販売機の商品収納装置であっ
    て、 前後方向に水平に延びる底壁と、左右方向に間隔をあけ
    て互いに対向し、前記底壁から上方に延びかつ前後方向
    に平行に延びる左右の側壁とによって画成され、複数の
    商品をそれぞれ互いに当接した状態で前後に並べて収納
    するための商品通路と、 前記商品通路に沿って延びるように、前記底壁の前記左
    右の側壁間に設けられ、前記複数の商品を寝かせた状態
    でかつ右下がりおよび/または左下がりに傾斜した姿勢
    に保持するように係止するための商品係止部と、 を備えていることを特徴とする自動販売機の商品収納装
    置。
  2. 【請求項2】 前記商品係止部は、前記底壁から上方に
    突出し、前記複数の商品を係止する凸部からなることを
    特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品収納装
    置。
  3. 【請求項3】 前記凸部は、前記底壁の前記左右の側壁
    間のほぼ中央部に配置されていることを特徴とする請求
    項2に記載の自動販売機の商品収納装置。
  4. 【請求項4】 前記凸部は、前記底壁に着脱自在に、か
    つ、当該底壁の前記左右の側壁間の複数の位置に取り付
    け可能に構成されていることを特徴とする請求項2また
    は3に記載の自動販売機の商品収納装置。
  5. 【請求項5】 前記凸部の表面は、滑性を有する材料で
    構成されていることを特徴とする請求項2ないし4のい
    ずれか1項に記載の自動販売機の商品収納装置。
  6. 【請求項6】 前記商品係止部は、前記底壁の上面に形
    成され、傾斜した姿勢で前記商品通路に収納した前記複
    数の商品の下端部を係止する凹部からなることを特徴と
    する請求項1に記載の自動販売機の商品収納装置。
  7. 【請求項7】 前記凹部は、前記底壁の前記左右の側壁
    間のほぼ中央部に形成されていることを特徴とする請求
    項6に記載の自動販売機の商品収納装置。
  8. 【請求項8】 前記凹部は、前記底壁の前記左右の側壁
    間に形成した左右対称の2つの凹部で構成されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の自動販売機の商品収納
    装置。
  9. 【請求項9】 前記左右の側壁の少なくとも一方は、前
    記底壁に着脱自在に、かつ、前記底壁の左右方向の複数
    の位置に取り付け可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項1ないし8のいずれか1項に記載の自動販売機
    の商品収納装置。
  10. 【請求項10】 前記左右の側壁に沿って前後方向に延
    びるとともに、前記底壁と前記左右の側壁の少なくとも
    一方との隙間を前記商品通路側から覆う着脱自在のカバ
    ーを、さらに備えていることを特徴とする請求項9に記
    載の自動販売機の商品収納装置。
  11. 【請求項11】 前記カバーは、前記商品通路側の表面
    が滑性を有する材料で構成されていることを特徴とする
    請求項10に記載の自動販売機の商品収納装置。
  12. 【請求項12】 前記商品通路の前端の払出口の付近に
    位置し、相互に左右方向に水平に対向するようにそれぞ
    れ設けられた発光素子および受光素子を有し、当該発光
    素子からの光を当該受光素子が受光したか否かによっ
    て、商品が前記商品通路から払い出されたことを検知す
    るための商品払い出しセンサを、さらに備えていること
    を特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載
    の自動販売機の商品収納装置。
  13. 【請求項13】 販売時に、商品を後方から前方に押圧
    することによって払い出すために、前後方向に水平に延
    びる商品通路に、複数の商品をそれぞれ互いに当接した
    状態で前後に並べて収納する自動販売機の商品収納方法
    であって、 前記複数の商品のうちの一の商品を、寝かせた状態でか
    つ右下がりおよび左下がりのいずれか一方に傾斜した姿
    勢で前記商品通路に収納し、 前記一の商品に当接する他の商品を、寝かせた状態でか
    つ他方に傾斜した姿勢で前記商品通路に収納することを
    特徴とする自動販売機の商品収納方法。
  14. 【請求項14】 販売時に、商品を後方から前方に押圧
    することによって払い出すために、前後方向に水平に延
    びる商品通路に、複数の商品をそれぞれ互いに当接した
    状態で前後に並べて収納する自動販売機の商品収納方法
    であって、 前記複数の商品を、寝かせた状態でかつ右下がりおよび
    左下がりのいずれか一方に、それぞれ互いにほぼ同じ角
    度に傾斜した姿勢で前記商品通路に収納することを特徴
    とする自動販売機の商品収納方法。
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