JP3972841B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機に関するもので、より詳細には、商品受台を受取位置に配置させた状態において商品受台の出力要素と商品収納装置の入力要素とを互いに係合させ、出力要素から入力要素へ動力を伝達することにより、商品収納装置に収納された商品を商品受台に払い出す自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機には、販売指令が与えられた場合に商品収納装置に収納した商品を商品受台に払い出した後、該商品受台によって商品取出口に搬出するようにしたものがある。この種の自動販売機では、多数種の商品販売を行うべく、上下左右に多数の商品陳列棚を設けることによって商品収納装置を構成しているのが一般的である。各商品陳列棚は、例えば商品を載置させるための搬送ベルトを有しており、該搬送ベルトを駆動することにより、商品受台に対して商品の払い出しを行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−302140号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した多数の商品陳列棚それぞれに搬送ベルトを駆動するための駆動源を設けたのでは、自動販売機の製造コストが著しく増大する事態を招来するのは否めない。このため、この種の自動販売機では、商品受台にのみ駆動源を設け、この駆動源の動力を、商品受台と各商品陳列棚との間に構成した動力伝達手段によって商品陳列棚の搬送コンベアに伝達するようにしている。具体的には、駆動源によって回転駆動する出力ギアを商品受台に設ける一方、各商品陳列棚には入力ギアを設け、払い出すべき商品を載置した商品陳列棚の入力ギアに出力ギアを歯合させた状態で該出力ギアを駆動することにより、商品陳列棚から商品受台への商品の払い出しを行うようにしている。こうした自動販売機によれば、商品陳列棚の数に関わらず、唯一駆動源を設ければよいため、製造コストを大幅に低減することが可能となる。
【0005】
しかしながら、例えば比較的重量物となる商品の払い出しを行う場合、あるいは搬送ベルトに異常が発生する等して大きな負荷が加わった場合には、入力ギアが回転することなく出力ギアが回転することになるため、商品受台が商品陳列棚に対して位置ずれを招来する虞れがある。このような状態にあっては、もはや両者の正常な歯合状態を確保することができず、商品の払い出しを行うことも困難となる。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みて、製造コストを低減し、かつ商品の払い出しを確実に行うことのできる自動販売機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、本体キャビネットの内部に商品を収納させ、かつ動力を与えた場合に商品の払い出しを行う商品収納装置と、販売指令に応じて本体キャビネットの内部を移動することにより、商品収納装置に対応した受取位置に配置される商品受台と、前記商品受台に出力要素を有する一方、前記商品収納装置に入力要素を有し、これら出力要素および入力要素を互いに係合させた場合に出力要素から入力要素へ動力を伝達可能な動力伝達手段とを備え、前記商品受台を受取位置に配置させた状態において前記出力要素から前記入力要素へ動力を伝達することにより、商品収納装置の商品を商品受台に払い出す自動販売機において、前記商品収納装置は、複数のコンベアラックを左右方向に沿って並設することにより構成した商品陳列棚を有し、かつ前記商品受台は、前記商品陳列棚に並設した複数のコンベアラックに亘る幅を有して構成し、さらに前記動力伝達手段は、前記商品収納装置のコンベアラックにそれぞれ入力要素を有する一方、前記出力要素は、前記商品受台において複数のコンベアラックの並設方向に沿って移動可能に構成したものであり、前記コンベアラックおよび前記商品受台の少なくとも一方に進退可能に配設し、前記出力要素および前記入力要素が互いに係合した場合に他方に対して係合可能となる位置に進出移動させることにより、商品収納装置に対する商品受台の上方への移動を規制するストッパ部材を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、本体キャビネットの内部に商品を収納させ、かつ動力を与えた場合に商品の払い出しを行う商品収納装置と、販売指令に応じて本体キャビネットの内部を移動することにより、商品収納装置に対応した受取位置に配置される商品受台と、前記商品受台に出力要素を有する一方、前記商品収納装置に入力要素を有し、これら出力要素および入力要素を互いに係合させた場合に出力要素から入力要素へ動力を伝達可能な動力伝達手段とを備え、前記商品受台を受取位置に配置させた状態において前記出力要素から前記入力要素へ動力を伝達することにより、商品収納装置の商品を商品受台に払い出す自動販売機において、前記商品収納装置は、複数のコンベアラックを左右方向に沿って並設することにより構成した商品陳列棚を有し、かつ前記商品受台は、前記商品陳列棚に並設した複数のコンベアラックに亘る幅を有して構成し、さらに前記動力伝達手段は、前記商品収納装置のコンベアラックにそれぞれ入力要素を有する一方、前記出力要素は、前記商品受台において複数のコンベアラックの並設方向に沿って移動可能に構成したものであり、前記出力要素の側方となる部位にストッパ部材を進退可能に配設し、前記出力要素および前記入力要素が互いに係合した場合に前記ストッパ部材をコンベアラックのフロントプレートに対して係合可能となる位置に進出移動させることにより、商品収納装置に対する商品受台の上方への移動を規制することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0009】
図1〜図4は、本発明の実施の形態である自動販売機を示したものである。ここで例示する自動販売機は、複数種類の商品を陳列・販売するためのものである。販売商品としては、缶入り飲料、紙パック入り飲料、箱入り菓子等のように定形物として取り扱うことのできるものに限らず、袋入りパンや袋入り菓子等のように定形物として取り扱うことの困難なものも対象としている。また、パック入り惣菜や弁当等のように比較的大型で重量の嵩むものからサンドイッチやおにぎり等のように比較的小型で軽量のものまでをも販売商品とするものである。
【0010】
図1〜図4に示すように、この自動販売機は、本体キャビネット1を備えている。本体キャビネット1は、断熱材によって箱状に構成したもので、その前面に購入操作部10、報知部20、前面開口2、商品取出口3を備えている。
【0011】
購入操作部10は、商品を販売する際に利用者によって操作される部分であり、本体キャビネット1の正面向かって右側部となる位置に設けてある。この購入操作部10は、課金部11および入力部12を備えている。課金部11は、商品の購入に際して有価媒体(硬貨、紙幣、プリペイドカード等)の授受を行う部分である。具体的な課金部11の構成としては、硬貨を投入するための硬貨投入口11a、紙幣を挿入/返却するための紙幣挿抜口11b、プリペイドカードを投入/返却するためのカード挿抜口11c、硬貨を返却するための硬貨返却口11dが設けてある。入力部12は、商品の購入に関わる指示情報を入力するための部分である。具体的な入力部12としては、商品を選択するためのテンキー12a、入力情報の実行や訂正を指示するための機能キー12b、投入した有価媒体の返却操作を行うための返却レバー12cを備えて構成してある。
【0012】
報知部20は、利用者に対して各種の情報を報知するためのものであり、本体キャビネット1の前面において購入操作部10の近傍となる部位に設けてある。報知部20として本実施の形態では、選択商品や入金額等、購入操作の際に必要となる視覚情報を表示するための表示部を適用している。報知部20としては、表示部に加えて、あるいは表示部に代えて、音声等の購入操作の際に必要となる音声情報を出力するためのスピーカを適用するようにしても良い。
【0013】
前面開口2は、本体キャビネット1において上述した購入操作部10よりも左方側となる部位の略上半部分に設けたもので、左右一対の前面扉30,30によって開閉することが可能である。前面扉30,30は、それぞれ矩形の枠体31,31にガラス等の透明板材32,32を嵌め込んで構成したもので、中央から手前側に向けて左右両側に開く、いわゆる観音開きとなるように、個々の外側縁部を介して本体キャビネット1に支承させてある。
【0014】
これら前面扉30,30と本体キャビネット1との間には、扉施錠手段33および扉開閉状態検出センサ34が設けてある。扉施錠手段33は、施錠操作した場合に本体キャビネット1の前面開口2に対する前面扉30,30の開成移動を阻止する一方、施錠状態から解除操作した場合に前面扉30,30の開成移動を許容するもので、本体キャビネット1の前面側から施錠/解錠操作することが可能である。この扉施錠手段33には、施錠状態検出センサ35が付設してあり、施錠/解錠状態を検出することが可能である。扉開閉状態検出センサ34は、本体キャビネット1の前面開口2に対して前面扉30,30のそれぞれが開成状態にあるか否かを検出するためのものである。なお、図1中の符号36は、前面扉30,30の開閉操作を行うための把持部である。
【0015】
商品取出口3は、図1および図4に示すように、前面開口2よりも下方となる位置に設けたもので、当該前面開口2よりもわずかに幅の狭い矩形状に形成してある。この商品取出口3は、図4に示すように、本体キャビネット1の内部と外部とを互いに連通させるもので、蓋部材40によって開閉することが可能である。蓋部材40は、矩形の板状を成す蓋本体40aと、この蓋本体40aの下端部から下方に向けて突設した重錘40bとを備えたもので、蓋本体40aの下端縁を介して本体キャビネット1に支承させてある。この蓋部材40は、重錘40bの作用により通常状態において商品取出口3を閉塞した位置に維持される一方、その上端縁部に設けた取手を介して手前側に向けて下方に揺動させることにより、本体キャビネット1の商品取出口3を開放することができる。なお、この蓋部材40の蓋本体40aは、金属製のものであるが、ガラス等の透明部材によって閉塞した窓孔40cを有している。
【0016】
蓋部材40と本体キャビネット1との間には、蓋ロック手段41および蓋部材開閉検出センサ42が設けてある。蓋ロック手段41は、電磁ソレノイド(図示せず)の駆動により、蓋部材40と本体キャビネット1との間を施錠/解錠するもので、施錠した場合に本体キャビネット1の商品取出口3に対する蓋部材40の開成移動を阻止する一方、解錠した場合に商品取出口3に対する蓋部材40の開成移動を許容する。蓋部材開閉検出センサ42は、本体キャビネット1の商品取出口3に対して蓋部材40が開成状態にあるか否かを検出するためのものである。
【0017】
また、上記本体キャビネット1には、図2〜図4に示すように、その内部に商品を収容するための収容庫4を有している。収容庫4は、複数段(本実施の形態では6段)の商品陳列棚50を備えて商品収納装置を構成するもので、商品陳列棚50に陳列した商品に応じた温度状態に維持できるように構成してある。具体的には、収容庫4の内部において最下段に位置する商品陳列棚50よりもさらに下方となる位置に冷却ユニット51が設けてあり、この冷却ユニット51を適宜駆動することにより商品を所望の温度状態に維持するようにしている。
【0018】
商品陳列棚50は、それぞれの上面に複数列(本実施の形態では8列)のコンベアラック52を左右方向に相互に平行に並設することによって構成したものである。それぞれのコンベアラック52は、図5および図6に示すように、前後一対のローラ53a,53bと、これらローラ53a,53bの間に架け渡した無端状の搬送ベルト54とを備えたもので、ローラ53a,53bの駆動によって搬送ベルト54を移動させることにより、該搬送ベルト54の上面に載置した商品を奥方から前方に向けて送り出すことが可能である。また、コンベアラック52には、個々の前端部に入力要素として入力ギア55が設けてあるとともに、フロントプレート56が設けてある。入力ギア55は、後述するコンベア駆動機構80の出力要素たる駆動出力ギア803と歯合した場合に該駆動出力ギア803によって回転駆動し、前方のローラ53aを介して搬送ベルト54を移動させるためのものである。フロントプレート56は、コンベアラック52のベースとなる板金部材を下方に屈曲延在して構成した部分である。このフロントプレート56は、商品を選択するための指標となる番号や商品の販売金額を表示した条片を貼り付けるために用いられるもので、入力ギア55の側方域に設けてある。なお、本実施の形態では、適用するコンベアラック52として、左右方向の幅が互いに異なるものを複数用意してあり、これらを適宜組み合わせることによってそれぞれの商品陳列棚50を構成してある。
【0019】
また、収容庫4の内部には、図1〜図4に示すように、庫内照明装置60および商品受台70が設けてある。庫内照明装置60は、商品陳列棚50に陳列した商品の視認性を向上させるためのもので、例えば収容庫4の両側にそれぞれ蛍光灯を配設することにより構成してある。
【0020】
商品受台70は、図7および図8に示すように、左右幅方向の両端部にそれぞれ側壁71,71を備えるとともに、これら側壁71,71の間に前方に向けて漸次下方に傾斜する受取板72を備えたもので、商品陳列棚50に並べた全コンベアラック52の総左右幅に対応した幅を有して構成してある。この商品受台70は、受台駆動機構73によって商品陳列棚50の前方域を適宜上下方向に移動することにより、任意の商品陳列棚50に陳列された商品を受け入れ、さらに受け入れた商品を商品取出口3まで搬出することが可能である。
【0021】
受台駆動機構73は、図7に示すように、左右一対の側板731,731と、それぞれの側板731,731に配設した昇降用タイミングベルト732,732と、各昇降用タイミングベルト732,732に設けたバランサ733,733および支持板734,734とを備えて構成してある。側板731,731は、受台駆動機構73のベースとなるもので、それぞれ本体キャビネット1の側壁71,71に沿って上下方向に延設してある。昇降用タイミングベルト732,732は、無端状を成すもので、それぞれ対応する側板731,731の上下両端部に配設した一対の昇降用プーリ735a,735bの間に巻回してある。各側板731,731の上端部に配設した昇降用プーリ735aは、左右方向に沿って配設した駆動軸735cによって互いに連結してある。この駆動軸735cは、昇降用モータ736に連係させたもので、該昇降用モータ736が駆動した場合に回転し、それぞれの側板731,731の上端部に配設した昇降用プーリ735aを同一方向に回転させることができる。バランサ733,733は、それぞれが商品受台70のほぼ半分となる重量を持つようにように構成したもので、昇降用タイミングベルト732,732の外周部に固着してある。支持板734,734は、個々の昇降用タイミングベルト732,732においてバランサ733,733と対称となる位置に固着してあり、それぞれの内側面が商品受台70の側壁71,71に取り付けてある。図7からも明らかなように、これらバランサ733,733および支持板734,734は、支持板734,734の相互間に取り付けた商品受台70が水平となり、かつ商品受台70に対して均等にバランサ733,733が作用するように、左右で互いに同一となる位置に固着してある。
【0022】
この受台駆動機構73では、昇降用モータ736を駆動することによって駆動軸735cを回転させると、昇降用プーリ735aを介して昇降用タイミングベルト732,732が適宜方向に周回し、さらに昇降用タイミングベルト732,732の周回に伴って商品受台70が商品陳列棚50の前方域を上下動することになり、それぞれの商品陳列棚50のコンベアラック52から払い出された商品を受け取ることが可能になる(例えば、図4において二点鎖線で示す位置であり、以下、単に受取位置と称する)。また、受台駆動機構73によって商品受台70を最も下動させた場合には、最下段に位置する商品陳列棚50よりもさらに下方に移動し、商品受台70が本体キャビネット1の商品取出口3に対向する位置に配置されるようになる(図4において実線で示す位置であり、以下、単に取出位置と称する)。
【0023】
受台駆動機構73による商品受台70の移動は、受台位置検出手段74によってその位置が検出される。受台位置検出手段74は、図7に示すように、一方の側板731に設けた昇降位置検出板741および昇降位置確認板742と、商品受台70とともに移動する支持板734に設けた昇降停止センサ743および昇降確認センサ744とを備えたもので、商品受台70が受取位置や取出位置に配置された場合に、昇降停止センサ743および昇降確認センサ744が、昇降位置検出板741および昇降位置確認板742のそれぞれに設けた昇降用切欠溝741a,742aを検出するように構成してある。なお、昇降停止センサ743および昇降確認センサ744としては、昇降用切欠溝741a,742aを検出した場合にパルス信号を発生するフォトインタラプタを適用している。
【0024】
また、上記商品受台70には、図8に示すように、商品検出センサ75および商品取込部材76が設けてある。商品検出センサ75は、一方の側壁71に設けた投光素子と、他方の側壁71に設けた受光素子とを互いに対向配置し、投光素子から照射された光が受光素子に入力しなかった場合に検出信号を出力するもので、受取板72の上面よりも上方となる位置の3カ所、具体的には、奥方側から手前側に向けて漸次低くなる態様の3カ所に設けてある。商品取込部材76は、商品受台70の両側壁71,71間において奥方側の上方部に設けたもので、取込用アクチュエータ76aの駆動によって回転し、コンベアラック52から商品受台70への商品の払い出しを補助するように機能する。
【0025】
さらに、上記商品受台70には、商品陳列棚50のコンベアラック52を駆動するためのコンベア駆動機構80、コンベア駆動機構80を商品受台70に対して移動させるためのスライド機構82、商品受台70の受取板72に商品を保持しておくための内方蓋部材77、およびこの内方蓋部材77の移動を制限するための内蓋制御機構78が設けてある。
【0026】
コンベア駆動機構80は、入力ギア55を通じて各コンベアラック52の搬送ベルト54を移動させるためのもので、図8〜図10に示すように、機構部本体801と、この機構部本体801の内部に配設した連動ギア802、駆動出力ギア803および押出部材804とを備えている。
【0027】
機構部本体801は、奥方に向けて漸次高さが増大し、かつ奥方面および下面が開口したカバー状を成すものである。図からも明らかなように、この機構部本体801は、その左右の幅が商品受台70よりも十分小さく構成してあり、後述するスライド機構82のガイドロッド821を案内とし、一対の走行ローラ805,805を介して左右方向に移動することが可能である。
【0028】
連動ギア802は、減速機構部806を通じてコンベア駆動モータ807により回転駆動されるもので、左右方向に沿ってほぼ水平に延在するギア支持軸802aによりブラケット801aを介して機構部本体801に支持させてある。
【0029】
駆動出力ギア803は、ギア支持軸802aに設けたリンク808を介して連動ギア802に歯合し、かつこの連動ギア802との歯合状態を維持したまま当該連動ギア802の周囲を回転するように支持させたものである。図10(a)に示すように、駆動出力ギア803は、最も手前側に位置させた際に機構部本体801の奥方端よりも手前側に位置する一方、図10(b)に示すように、最も奥方側に位置させた際に少なくともその一部を機構部本体801の奥方端より突出させることが可能である。この駆動出力ギア803の中心軸には、可動プレート809が連結してある。可動プレート809は、ブラケット801aとの間に介在させたリターンスプリング810の弾性力により、機構部本体801に対して常時手前側に付勢させたもので、左右方向に向けて突出する当接ピン811を備えている。
【0030】
押出部材804は、図示せぬ従動片を介してナピアネジ812の往復螺旋溝に係合し、該ナピアネジ812の軸心方向に移動可能、かつ軸心回りの回転を規制した状態で配設したもので、軸駆動モータ813の駆動によりナピアネジ812を一方方向に回転させた場合に機構部本体801に対して前後方向に往復移動する。上述した可動プレート809の当接ピン811は、この押出部材804の移動域上に位置しており、該押出部材804が奥方側へ移動した場合に当接し、リターンスプリング810の弾性力に抗して可動プレート809を奥方側へ移動させることができる。
【0031】
図9および図10に示すように、連動ギア802と駆動出力ギア803との間を連結するリンク808の一方には、駆動出力ギア803の側方となる位置に、ストッパ部材としてフック部808aが設けてある。このフック部808aは、駆動出力ギア803の側方域において左右方向に突設しており、図10(a)に示すように、駆動出力ギア803が最も手前側に位置した場合に機構部本体801の奥方端よりも手前側に配置される一方、図10(b)に示すように、駆動出力ギア803が最も奥方側に位置した場合には屈曲した先端を上方に向けた状態で機構部本体801の奥方端よりも突出した位置に配置されるものである。
【0032】
スライド機構82は、図8に示すように、商品受台70の底壁79に設けたもので、ガイドロッド821およびスライド用タイミングベルト822を備えている。ガイドロッド821は、底壁79の後端縁に沿って左右方向にほぼ水平となるように配設したもので、コンベア駆動機構80の機構部本体801に摺動可能に貫通することにより、当該機構部本体801の移動を案内する。スライド用タイミングベルト822は、無端状を成すもので、底壁79の左右両端部に配設した一対のスライド用プーリ823a,823bの間に巻回してある。一方のスライド用プーリ823aは、スライド用モータ824によって回転し、スライド用タイミングベルト822を周回させることができる。このスライド用タイミングベルト822には、その適宜箇所にコンベア駆動機構80の機構部本体801が固着してある。
【0033】
このスライド機構82では、スライド用モータ824を駆動すると、スライド用プーリ823a,823bを介してスライド用タイミングベルト822が適宜方向に周回し、さらにスライド用タイミングベルト822の周回に伴ってコンベア駆動機構80の機構部本体801が連動ギア802、駆動出力ギア803および押出部材804とともに商品受台70の底壁79に対して左右方向に移動することになり、該商品受台70が受取位置に配置された場合に商品陳列棚50の各コンベアラック52に対してコンベア駆動機構80を選択的に対向させることができるようになる。
【0034】
スライド機構82によるコンベア駆動機構80の移動は、スライド位置検出手段825によってその位置が検出される。スライド位置検出手段825は、底壁79に設けたスライド位置検出板8251およびスライド位置確認板8252と、コンベア駆動機構80の機構部本体801に設けたスライド停止センサ8253およびスライド確認センサ8254とを備えたものである。このスライド位置検出手段825は、商品受台70が受取位置にある状態においてコンベア駆動機構80を適宜移動させ、駆動出力ギア803を後方側に移動させた際に当該駆動出力ギア803をコンベアラック52の入力ギア55に歯合させることのできる位置(以下、単に駆動位置と称する)にコンベア駆動機構80が配置された場合に、スライド停止センサ8253およびスライド確認センサ8254が、スライド位置検出板8251およびスライド位置確認板8252のそれぞれに設けたスライド用切欠溝8251a,8252aを検出するように構成してある。なお、スライド停止センサ8253およびスライド確認センサ8254としては、スライド用切欠溝8251a,8252aを検出した場合にパルス信号を発生するフォトインタラプタを適用している。
【0035】
内方蓋部材77は、商品受台70の両側壁71,71の間において立設させた場合に該商品受台70の前方域を覆うことのできる大きさを有した透明樹脂製の板状を成すもので、その一端縁部の両側から突出する揺動支持軸771をそれぞれ側壁71,71の前端下方部に支承させることにより、該揺動支持軸771の軸心回りに揺動することが可能である。この内方蓋部材77は、上述したように、商品受台70の両側壁71,71の間において上方に立設させた場合に該商品受台70の前方域を覆う一方、揺動支持軸771の軸心回りに前方側へ揺動させた場合に商品受台70の前方域を開放することができる。
【0036】
内蓋制御機構78は、内方蓋部材77の揺動支持軸771に設けた可動片781と、商品受台70の側壁71に設けた規制アーム782および回転プレート783とを備えて構成してある。可動片781は、揺動支持軸771に固着した舌片状部材であり、内方蓋部材77を立設させた場合に、揺動支持軸771から下方に向けて突出する態様で設けてある。規制アーム782は、その基端部に設けた支持ピン782aを介して側壁71に支持させてあり、可動片781よりも奥方となる位置に先端を手前側に向けた状態で、支持ピン782aの軸心回りに上下に揺動することが可能である。図には明示していないが、この規制アーム782と商品受台70の側壁71との間には、該規制アーム782の先端を常時上方に揺動する方向に付勢するためのアーム付勢バネが介在させてある。回転プレート783は、規制アーム782よりも上方となる位置に、左右方向に沿ってほぼ水平となる回転軸を介して側壁71に回転可能に支持させたもので、規制用モータ784の駆動により回転軸の軸心回りに回転することが可能である。この回転プレート783には、その外周部に押圧ピン785が設けてある。押圧ピン785は、回転プレート783の表面から突出し、規制アーム782の上方域を横切る態様で左右方向に沿ってほぼ水平に延在しており、当該規制アーム782に常時当接している。
【0037】
この内蓋制御機構78は、規制用モータ784の駆動によって回転プレート783が適宜方向に回転し、該回転プレート783の回転に伴って押圧ピン785が予め設定した上端位置と下端位置との間を移動する。押圧ピン785が上端位置に配置された場合には、これに当接する規制アーム782がほぼ水平に延在し、この規制アーム782の先端面が、内方蓋部材77の揺動支持軸771から下方に向けて延在する可動片781の後面に近接した状態で対向配置されることになる。この結果、可動片781の奥方への揺動が規制アーム782によって阻止されるため、内方蓋部材77の前方側への揺動、つまり、商品受台70の前方域を開放する方向への移動も阻止されることになる。一方、押圧ピン785が下端位置に配置された場合には、これに当接する規制アーム782がアーム付勢バネ(図示せず)の弾性力に抗して下方に揺動し、その先端面が可動片781の後端面から逸脱した位置に配置されることになる。この結果、可動片781の奥方への揺動が許容されるため、内方蓋部材77の前方側への揺動、つまり、商品受台70の前方域を開放する方向への移動も許容されることになる。
【0038】
内蓋制御機構78の動作状態、つまり内方蓋部材77が開放許容状態にあるか否かは、開放許容検出手段786によって検出される。開放許容検出手段786は、回転プレート783の外周縁から一部を径外方向に延設して構成した遮蔽片7861と、この遮蔽片7861の有無を検出する態様で配置した開放検出センサ7862とを備えて構成したもので、押圧ピン785が上端位置にある場合と下端位置にある場合とで開放検出センサ7862に対する遮蔽片7861の有無が異なるように構成してある。具体的には、本実施の形態の場合、遮蔽片7861が開放検出センサ7862によって検出された場合に押圧ピン785が上端位置にあり、内方蓋部材77の開放が阻止されるように開放許容検出手段786を構成してある。なお、開放検出センサ7862としては、遮蔽片7861を検出した場合にパルス信号を発生するフォトインタラプタを適用している。
【0039】
一方、上記収容庫4には、図3および図4に示すように、商品受台70の移動域において最下段に位置する商品陳列棚50よりも下方となる部位に金属製のカバープレート90が設けてある。カバープレート90は、商品受台70の上方域を覆うに十分な大きさを有し、かつ多数の通気孔90aを有した板状を成すもので、その一端縁部の両側から突出する開閉支持軸90bをそれぞれ収容庫4の内壁手前側部分に支承させることにより、該開閉支持軸90bの軸心回りに揺動することが可能である。図には明示していないが、カバープレート90と本体キャビネット1との間には、該カバープレート90の他端縁部を常時上方に揺動させる方向に付勢するための開放復帰バネ部材を介在させてある。
【0040】
このカバープレート90は、他端縁部を上方に向けて立設させた状態において商品受台70の移動域を開放し、上述したそれぞれの受取位置から取出位置までの間の商品受台70の移動を許容する。この状態から、商品受台70が取出位置に配置された場合には、図示していないリンク機構を通じてカバープレート90が下方に揺動し、上述した開放復帰バネ部材(図示せず)の弾性力に抗してカバープレート90が他端縁部を奥方に向けて略水平に配置され、さらにカバーロック機構100によってロックされると当該水平状態が維持されることになる。カバープレート90が水平状態に維持された状態においては、商品受台70の上方域が当該カバープレート90によって覆われることになり、収容庫4において商品陳列棚50に商品が陳列される領域と、取出位置に配置された商品受台70を収納する領域とを相互に仕切ることができるようになる。但し、カバープレート90の通気孔90aにより、収容庫4の内部に発生する対流を阻止することはない。さらに、水平状態においてカバーロック機構100が解除されると、上述した開放復帰バネ部材(図示せず)の弾性力によってカバープレート90が再び立設された状態に復帰し、商品受台70の移動域が開放されるようになる。
【0041】
図11および図12は、それぞれ上述したカバーロック機構100を示したものである。本実施の形態で例示するカバーロック機構100は、開閉規制部材101とその揺動駆動機構110とを備えている。
【0042】
開閉規制部材101は、カバープレート90と同等の幅を有した金属製のプレート状を成すもので、その下端縁部に設けた揺動支承軸102を介して、ボックス状を成すベース部材111の手前側下端部に揺動可能に支承させてある。図4からも明らかなように、開閉規制部材101およびベース部材111は、本体キャビネット1の内部において商品取出口3の奥方となる位置に、商品受台70の移動域を確保した状態で設けてある。
【0043】
この開閉規制部材101には、その上端部において手前側となる部位にストッパ片101aおよびプレート支持片101bが設けてある。ストッパ片101aは、開閉規制部材101が鉛直方向に沿って配置された状態において、該開閉規制部材101の上端から手前側に向けて屈曲した部分であり、上述したカバープレート90が水平状態に維持された場合にこのカバープレート90の上面に当接することが可能である。このストッパ片101aは、開閉規制部材101の幅方向において左右の両端部および中央部となる位置にそれぞれ設けてある。プレート支持片101bは、開閉規制部材101が鉛直方向に沿って配置された状態において、ストッパ片101aよりも下方となる位置から手前側に向けて屈曲した部分であり、上述したカバープレート90が水平状態に維持された場合にこのカバープレート90の下面に当接することが可能である。このプレート支持片101bは、開閉規制部材101においてストッパ片101aを除いた部分の全長に亘って設けてある。
【0044】
揺動駆動機構110は、上述したベース部材111の内部にストッパ付勢バネ112および平面カム113を備えて構成してある。ストッパ付勢バネ112は、開閉規制部材101の背面側において揺動支承軸102よりもわずかに上方となる部位とベース部材111との間に介在し、図12(b)に示すように、該開閉規制部材101を常時後傾させる方向に付勢するためのものである。本実施の形態では、開閉規制部材101の幅方向において左右の両端部となる位置にそれぞれストッパ付勢バネ112を設けてある。平面カム113は、左右方向に沿って水平に延在するカム軸114に固着し、該カム軸114の回転に伴ってそのカム面113aを開閉規制部材101の背面に摺接させることにより該開閉規制部材101を揺動させるもので、開閉規制部材101の幅方向において左右の両端部および中央部となる位置にそれぞれ設けてある。この平面カム113のカム面113aには、図12(b)に示すように、後傾した開閉規制部材101の背面に当接する短径部分Sと、図12(a)に示すように、ストッパ付勢バネ112の弾性力に抗して開閉規制部材101を鉛直方向に沿った姿勢に維持するための長径部分Lとを設けてある。なお、図11中の符号115はカム軸114を回転させるためのカム用モータである。
【0045】
上述した平面カム113の回転位置、つまり開閉規制部材101が後傾状態にあるか鉛直状態にあるかは、カム検出センサ116によって検出される。カム検出センサ116は、図12に示すように、平面カム113の短径部分Sが開閉規制部材101に当接している場合にのみ長径部分Lによって遮られる位置に設けたもので、該長径部分Lの有無に基づいて開閉規制部材101が後傾状態にあるか鉛直状態にあるかを検出するようにしている。なお、カム検出センサ116としては、長径部分Lを検出した場合にパルス信号を発生するフォトインタラプタを適用している。
【0046】
また、上記揺動駆動機構110には、カム軸114に羽根車部材120を設けてある。羽根車部材120は、カム軸114から径方向に向けて放射状に延在した複数の外力受部121を有するもので、平面カム113と一体に回転するようにカム軸114に固着してある。この羽根車部材120の外力受部121は、図4に示すように、開閉規制部材101の背後に位置するため、商品取出口3から操作することはできないが、図12(a)の矢印Aで示すように、最下段に位置する商品陳列棚50との間の間隙を通じてドライバー等の工具を差し入れることにより、操作することが可能である。
【0047】
なお、図からも明らかなように、開閉規制部材101およびベース部材111は、多数の通気孔101c,111aを有しており、収容庫4の内部に発生する対流を阻止することはない。
【0048】
上述したカバーロック機構100では、カム用モータ115を適宜駆動し、図12(a)に示すように、平面カム113の長径部分Lを開閉規制部材101に当接させると、水平状態にあるカバープレート90に対してその上面にストッパ片101aが当接するとともに、その下面にプレート支持片101bが当接することになり、これらストッパ片101aおよびプレート支持片101bの協働により、上述した開放復帰バネ部材(図示せず)の弾性力に抗して当該カバープレート90を水平状態に維持することができるようになる。
【0049】
一方、上述した状態から平面カム113を回転させると、ストッパ付勢バネ112の弾性力により平面カム113のカム面113aに従って開閉規制部材101が順次後傾し、短径部分Sが当接した時点で、図12(b)に示すように、開閉規制部材101がカバープレート90から完全に離隔した状態となる。この結果、カバープレート90は、上述した開放復帰バネ部材(図示せず)の弾性力によって立設された状態に復帰し、商品受台70の移動域が開放されるようになる。
【0050】
以下、上述した自動販売機の動作について説明する。まず、上記自動販売機は、商品の販売形態に応じて二つの動作モードを選択することができる。具体的には、ショーケースモードおよび自動販売機モードの二つの動作モードである。ショーケースモードは、一般のショーケースと同様に有人販売を前提にした動作モードであり、自動販売機モードは、一般の自動販売機と同様に無人販売を全体にした動作モードである。
【0051】
自動販売機をショーケースモードで動作させる場合には、扉施錠手段33を解錠状態に保持することにより本体キャビネット1に対する前面扉30,30の開成移動を常時許容するとともに、購入操作部10を常時無効化する。また、ショーケースモードにおいては、蓋ロック手段41を常時施錠状態に保持することにより商品取出口3に対する蓋部材40の開成移動を阻止する。さらに、商品受台70を取出位置に配置した状態でカバーロック機構100によりカバープレート90を常時水平状態に維持することにより、カバープレート90によって商品受台70や受台駆動機構73を覆い隠す。
【0052】
このショーケースモードにおいては、前面扉30,30を開成させれば、利用者が購入商品を直接商品陳列棚50から取り出すことが可能となる。従って、有人販売が前提ではあるものの、例えば平日の12:00〜13:00に設定される昼休み等、1時間程度の比較的短い時間に多くの利用者が殺到するようなシチュエーションであっても大量の商品を効率良く販売することが可能となる。
【0053】
ここで、上記自動販売機によれば、開閉規制部材101によってカバープレート90を水平状態に維持するようにしているため、つまりカバープレート90の下面に対してほぼその全長に亘る長さを有したプレート支持片101bを当接させるようにしているため、商品陳列棚50の商品を取り出す際に利用者が誤ってカバープレート90に手をついた場合、あるいは商品の補給の際に一時的にカバープレート90の上面に多数の商品を載置させた場合であっても、当該プレート支持片101bによってカバープレート90が支持されるため、カバープレート90が変形する事態を防止できるようになる。
【0054】
一方、自動販売機を自動販売機モードで動作させる場合には、扉施錠手段33を施錠状態に保持することにより本体キャビネット1に対する前面扉30,30の開成移動を常時阻止するとともに、購入操作部10を常時有効化する。また、自動販売機モードにおいては、図13に示すように、蓋ロック手段41、受台駆動機構73、コンベア駆動機構80、スライド機構82、内蓋制御機構78、カバーロック機構100等が、自動販売機として機能するように販売動作制御部1000によって制御されることになる。
【0055】
すなわち、販売動作制御部1000は、蓋ロック手段41を施錠状態に保持し、商品取出口3に対する蓋部材40の開成移動を阻止するとともに、商品受台70を取出位置に配置した状態でカバーロック機構100によりカバープレート90を水平状態に維持し、商品取出口3から商品陳列棚50に至る経路を閉鎖して販売待機状態となる。さらに、この販売待機状態では、内蓋制御機構78により内方蓋部材77が開放可能状態に保持されており、蓋部材40が開成されれば、該蓋部材40とともに内方蓋部材77が前方側に揺動し、商品受台70の前方域を開放することになる。
【0056】
この販売待機状態から、例えば購入操作部10の課金部11を通じて貨幣が投入されると、販売動作制御部1000は、投入された入金額が商品販売価格に達した場合に購入操作部10の入力部12を有効化する。その後、利用者から入力部12を通じて購入に関わる指示情報が入力されると、この指示情報が販売動作制御部1000に対して販売指令として与えられる。販売指令が与えられた販売動作制御部1000は、内蓋制御機構78により内方蓋部材77の前方側への揺動を阻止し、かつカバーロック機構100を解除した後に、受台駆動機構73を通じて商品受台70を適宜上動させることにより、当該商品受台70を取出位置から該当する商品陳列棚50の受取位置まで移動させ、この状態を維持したままスライド機構82を通じてコンベア駆動機構80を適宜左右移動させることにより、該コンベア駆動機構80を該当するコンベアラック52の駆動位置へ移動させる。
【0057】
受台駆動機構73およびスライド機構82が動作している間、コンベア駆動機構80では、押出部材804が最も手前側に位置し、駆動出力ギア803およびフック部808aが機構部本体801に没入した状態に保持されており、これら駆動出力ギア803およびフック部808aが受台駆動機構73およびスライド機構82の動作に支障を来す虞れはない。また、販売動作制御部1000は、利用者に対して入金額や選択商品等、報知部20から販売に関わる各種の情報を報知する処理を行う。
【0058】
一方、コンベア駆動機構80がコンベアラック52の駆動位置に配置されると、販売動作制御部1000は、押出部材804を最も後方側に位置させることにより駆動出力ギア803を当該コンベアラック52の入力ギア55に歯合させ、さらにこの状態からコンベア駆動モータ807を駆動させる。これにより、連動ギア802を通じて駆動出力ギア803が回転駆動することになり、これに歯合する入力ギア55を通じてコンベアラック52の搬送ベルト54が商品を前方側へ払い出すように移動されることになる。
【0059】
ここで、コンベアラック52の商品を前方側へ払い出す場合には、駆動出力ギア803を、図10(b)中の矢印で示す順方向に回転駆動する必要がある。このため、例えば比較的重量物となる商品の払い出しを行う場合、あるいは搬送ベルト54に異常が発生する等して大きな負荷が加わった場合には、商品陳列棚50に対してコンベア駆動機構80が上方へ移動するようになる。しかしながら、上述した自動販売機によれば、同図に示すように、コンベア駆動機構80の駆動出力ギア803がコンベアラック52の入力ギア55に歯合している場合、当該駆動出力ギア803の側方となる位置に設けたフック部808aがコンベアラック52のフロントプレート56に対向配置されることになる。従って、商品陳列棚50に対してコンベア駆動機構80が上方へ移動しようとした場合には、これらフック部808aおよびフロントプレート56が相互に当接係合してこれを阻止することになり、駆動出力ギア803と入力ギア55との歯合状態が正常に維持されることになる。この結果、駆動出力ギア803の回転が入力ギア55に効率良く伝達され、コンベアラック52の搬送ベルト54に載置された商品が確実に商品受台70に払い出されることになる。
【0060】
この間、商品受台70の内方蓋部材77は、上述したように内蓋制御機構78によって前方側への揺動が阻止された状態にあり、コンベアラック52の搬送ベルト54から払い出された商品が商品受台70の受取板72から逸脱する事態が招来されることもない。また、販売動作制御部1000は、駆動出力ギア803の回転とともに、商品取込部材76を回転駆動し、コンベアラック52から商品受台70への商品の払い出しを補助する。
【0061】
商品検出センサ75を通じて商品受台70に商品が払い出されたことを検出した販売動作制御部1000は、直ちに駆動出力ギア803を停止することによって搬送ベルト54を移動を終了させ、当該コンベアラック52に載置された次の商品が商品受台70に払い出される事態を防止する。
【0062】
駆動出力ギア803の回転を停止した後、販売動作制御部1000は、予め設定した時間だけ、例えば1秒間だけ、商品取込部材76の回転を継続する。この結果、商品取込部材76の回転によって商品受台70への商品の払い出しがより確実になる。
【0063】
さらに、販売動作制御部1000は、商品取込部材76の回転を継続している間、駆動出力ギア803を逆方向に回転駆動する。この結果、例えば比較的重量物となる商品の払い出しを行うことにより、あるいは搬送ベルト54に異常が発生する等して大きな負荷が加わることにより、駆動出力ギア803と入力ギア55とが互いに食い込む等、両者の歯合状態がきわめて強固となった場合であっても、大きな衝撃を与えることなくこれら駆動出力ギア803および入力ギア55の歯合状態を容易に解除することが可能になり、騒音の発生や損傷を来す虞れがなくなる。
【0064】
上記のようにして駆動出力ギア803とコンベアラック52の入力ギア55との歯合状態を解除した販売動作制御部1000は、受台駆動機構73を通じて商品受台70を取出位置に復帰移動させる。この結果、再びカバープレート90がカバーロック機構100により水平状態に維持され、該カバープレート90によって商品受台70の上方域が覆われた状態に復帰する。またこの状態では、内蓋制御機構78により内方蓋部材77が開放可能状態に復帰する。
【0065】
その後、販売動作制御部1000は、予め設定した時間だけ、あるいは商品受台70に払い出された商品が取り出されるまでの間、蓋ロック手段41を解錠し、商品取出口3に対する蓋部材40の開成移動を許容した状態となる。従って、利用者が蓋部材40を開成させれば、この蓋部材40とともに内方蓋部材77が開成されることになり、商品取出口3から直接手を差し入れて商品受台70の商品を取り出すことが可能となる。なお、商品を取り出した後においては、重錘40bの作用により蓋部材40が商品取出口3を閉塞した状態に復帰されることになる。
【0066】
以下、上述した動作が繰り返し行われ、自動販売機として商品の無人販売を行うことが可能になる。
【0067】
ここで、上記のように蓋ロック手段41の施錠/解錠を行うようにした自動販売機によれば、前面扉30,30を通じて商品の陳列状態、つまり商品の収納状態を外部から視認することが可能であるものの、販売待機状態において蓋部材40が施錠されているため、商品取出口3から手や長尺部材を差し入れることができず、防盗性の点で有利となる。
【0068】
さらに、上記自動販売機によれば、仮に蓋部材40を壊すなどして商品取出口3が開成されたとしても、水平状態に維持されたカバープレート90により、商品取出口3から商品陳列棚50に至る経路が閉鎖されているため、商品陳列棚50への侵入を防止できる。しかも、カバープレート90を水平状態に維持する場合に、平面カム113の動作による押圧力を開閉規制部材101に伝達するようにしたカバーロック機構100を適用するとともに、この平面カム113を開閉規制部材101の背後に配置するようにしているため、仮に商品取出口3から開閉規制部材101を押圧する等の操作した場合にも、該開閉規制部材101とカバープレート90との係合状態が解除される虞れがなく、防盗性の点できわめて有利となる。
【0069】
また、メンテナンス時においてカバープレート90を開閉移動させる場合には、前面扉30,30を開成させた後、最下段に位置する商品陳列棚50との間の間隙を通じてドライバー等の工具を差し入れて羽根車部材120を回転させれば、カム軸114を介して平面カム113を回転させることができる。このため、たとえカム用モータ115に電源が投入されていない状態においても、メンテナンス作業を容易に行うことが可能になる。
【0070】
以上説明したように、上記自動販売機によれば、商品受台70にのみ駆動源となるコンベア駆動機構80を設け、このコンベア駆動機構80によって各商品陳列棚50に陳列された商品の払い出しを行うようにしているため、自動販売機の製造コストを低減することができるようになる。
【0071】
しかも、駆動出力ギア803を入力ギア55に歯合させた場合に商品受台70からフック部808aを進出移動させ、商品陳列棚50に対して商品受台70が移動しようとした場合にこのフック部808aをコンベアラック52のフロントプレート56に当接係合させることによってこれを阻止するようにしているため、駆動出力ギア803と入力ギア55との歯合状態が正常に維持されることになる。この結果、駆動出力ギア803の回転が入力ギア55に効率良く伝達され、コンベアラック52の搬送ベルト54に載置された商品が確実に商品受台70に払い出されることになる。
【0072】
なお、上述した実施の形態では、本体キャビネットに収納した商品を陳列するようにした自動販売機を例示しているが、必ずしも商品を陳列する自動販売機である必要はない。
【0073】
また、上述した実施の形態では、商品受台にストッパ部材を設けるようにしているが、商品収納装置にストッパ部材を設けるようにしても良い。この場合、ストッパ部材を進退移動させるための動力は、商品受台から供給するように構成すれば、自動販売機の製造コストが増大する事態を招来することがない。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る自動販売機によれば、商品収納装置および商品受台の少なくとも一方に進退可能に配設し、出力要素および入力要素が互いに係合した場合に他方に対して係合可能となる位置に進出移動させることにより、商品収納装置に対する商品受台の相対移動を規制するストッパ部材を設けるようにしているため、製造コストを低減し、かつ商品の払い出しを確実に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である自動販売機を示した正面図である。
【図2】図1に示した自動販売機の断面平面図である。
【図3】図1に示した自動販売機の断面平面図である。
【図4】図1に示した自動販売機の断面側面図である。
【図5】図1に示した自動販売機の商品陳列部を構成するコンベアラックの斜視図である。
【図6】図1に示した自動販売機の商品陳列部を構成するコンベアラックの側面図である。
【図7】図1に示した自動販売機に適用する商品受台を駆動するための受台駆動機構を示す斜視図である。
【図8】図1に示した自動販売機に適用する商品受台の分解斜視図である。
【図9】図1に示した自動販売機に適用する商品受台に設けたコンベア駆動機構を示す図である。
【図10】(a)および(b)は図9に示したコンベア駆動機構の動作を示すための図である。
【図11】(a)はカバープレートの開閉移動を規制するための構成を示した平面図、(b)はその正面図である。
【図12】図11に示した構成の動作を示すもので、(a)はカバープレートの開放移動を阻止した状態を示す断面側面図、(b)はカバープレートの開放移動を許容した状態を示す断面側面図である。
【図13】図1に示した自動販売機の制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 本体キャビネット
2 前面開口
3 商品取出口
4 収容庫
10 購入操作部
20 報知部
30 前面扉
33 扉施錠手段
34 扉開閉状態検出センサ
35 施錠状態検出センサ
40 蓋部材
41 蓋ロック手段
42 蓋部材開閉検出センサ
50 商品陳列棚
51 冷却ユニット
52 コンベアラック
53a,53b ローラ
54 搬送ベルト
55 入力ギア
56 フロントプレート
60 庫内照明装置
70 商品受台
71 側壁
72 受取板
73 受台駆動機構
74 受台位置検出手段
75 商品検出センサ
76 商品取込部材
77 内方蓋部材
78 内蓋制御機構
79 底壁
80 コンベア駆動機構
82 スライド機構
90 カバープレート
100 カバーロック機構
101 開閉規制部材
102 揺動支承軸
110 揺動駆動機構
111 ベース部材
112 ストッパ付勢バネ
113 平面カム
113a カム面
114 カム軸
115 カム用モータ
116 カム検出センサ
120 羽根車部材
121 外力受部
801 機構部本体
802 連動ギア
802a ギア支持軸
803 駆動出力ギア
804 押出部材
805 走行ローラ
806 減速機構部
807 コンベア駆動モータ
808 リンク
808a フック部
809 可動プレート
810 リターンスプリング
811 当接ピン
812 ナピアネジ
813 軸駆動モータ

Claims (2)

  1. 本体キャビネットの内部に商品を収納させ、かつ動力を与えた場合に商品の払い出しを行う商品収納装置と、販売指令に応じて本体キャビネットの内部を移動することにより、商品収納装置に対応した受取位置に配置される商品受台と、前記商品受台に出力要素を有する一方、前記商品収納装置に入力要素を有し、これら出力要素および入力要素を互いに係合させた場合に出力要素から入力要素へ動力を伝達可能な動力伝達手段とを備え、前記商品受台を受取位置に配置させた状態において前記出力要素から前記入力要素へ動力を伝達することにより、商品収納装置の商品を商品受台に払い出す自動販売機において、
    前記商品収納装置は、複数のコンベアラックを左右方向に沿って並設することにより構成した商品陳列棚を有し、かつ前記商品受台は、前記商品陳列棚に並設した複数のコンベアラックに亘る幅を有して構成し、さらに前記動力伝達手段は、前記商品収納装置のコンベアラックにそれぞれ入力要素を有する一方、前記出力要素は、前記商品受台において複数のコンベアラックの並設方向に沿って移動可能に構成したものであり、
    前記コンベアラックおよび前記商品受台の少なくとも一方に進退可能に配設し、前記出力要素および前記入力要素が互いに係合した場合に他方に対して係合可能となる位置に進出移動させることにより、商品収納装置に対する商品受台の上方への移動を規制するストッパ部材を設けたことを特徴とする自動販売機。
  2. 本体キャビネットの内部に商品を収納させ、かつ動力を与えた場合に商品の払い出しを行う商品収納装置と、販売指令に応じて本体キャビネットの内部を移動することにより、商品収納装置に対応した受取位置に配置される商品受台と、前記商品受台に出力要素を有する一方、前記商品収納装置に入力要素を有し、これら出力要素および入力要素を互いに係合させた場合に出力要素から入力要素へ動力を伝達可能な動力伝達手段とを備え、前記商品受台を受取位置に配置させた状態において前記出力要素から前記入力要素へ動力を伝達することにより、商品収納装置の商品を商品受台に払い出す自動販売機において、
    前記商品収納装置は、複数のコンベアラックを左右方向に沿って並設することにより構成した商品陳列棚を有し、かつ前記商品受台は、前記商品陳列棚に並設した複数のコンベアラックに亘る幅を有して構成し、さらに前記動力伝達手段は、前記商品収納装置のコンベアラックにそれぞれ入力要素を有する一方、前記出力要素は、前記商品受台において複数のコンベアラックの並設方向に沿って移動可能に構成したものであり、
    前記出力要素の側方となる部位にストッパ部材を進退可能に配設し、前記出力要素および前記入力要素が互いに係合した場合に前記ストッパ部材をコンベアラックのフロントプレートに対して係合可能となる位置に進出移動させることにより、商品収納装置に対する商品受台の上方への移動を規制することを特徴とする自動販売機。
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