JP4019898B2 - 商品収納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶入り飲料商品、紙パック入り飲料商品などの包装が定形的なもの、菓子パン、袋菓子などの包装が非定形的なもの、さらに弁当などの比較的大型なもの、サンドイッチ、おにぎりなど比較的小型のものなど、多様な商品を収納できる商品収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の商品収納装置は、例えば、自動販売機の本体ケースの内部に設けた態様で採用してある。商品収納装置は、本体ケース内で上下段、左右列にそれぞれ複数並べて配置してあるボックスラックによって構築した商品収納ラックを有している。商品収納ラックは、その上面に商品を載置し商品搬送方向に沿って搬送する商品払出し機構を備えている。商品払出し機構は、X−Y搬送機構で選択した商品収納ラックの前方位置に移動するバケットユニットに組み込んだ駆動機構によって駆動する。バケットユニットは、商品収納ラックから搬出された商品を受け取り本体ケースの下部にある商品取出口に搬送する(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−302140号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の商品収納搬送装置では、各商品収納ラックが、ボックスラックによって構築されており、定形で個々に分かれた構成であるため、多様な商品の大きさに対応して収納することが困難である。例えば、弁当のような比較的大型の商品を収納して搬送するためには大型の商品収納ラックを備える必要があるが、大型の商品収納ラックでは、サンドイッチ、おにぎりなど比較的小型の商品を収納して搬送するには商品収納ラックが占有する本体ケース内の領域に無駄が生じる。逆に、上記小型の商品を収納して搬送するためには小型の商品収納ラックを備えて商品収納ラックが占有する本体ケース内の領域を無駄なく用いることができるが、上記大型の商品を収納して搬送することができない。
【0005】
また、上記のように商品の大きさに対応した商品収納ラックを用いる場合には、本体ケース内に設けていない予備の商品収納ラックの保管が必要となってしまう。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みて、商品収納ラックの幅を商品の大きさに対応して可変することで多様な大きさの商品を収納し搬送できる商品収納装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る商品収納装置は、上面に載置された商品を所定の商品搬送方向に沿って搬送可能な独立する一対のコンベアを有し、該コンベアの商品搬送方向が相互に平行となる態様で前記各コンベアを左右方向に並設した搬送部と、前記搬送部を商品収容棚に左右方向に複数並設し、かつ各搬送部間で隣り合うコンベアの間隔が可変するように前記搬送部を前記商品収容棚に対して左右方向に変位可能に配置して、前記各搬送部の間で隣り合う互いの各コンベアの上面に商品を掛け渡して収納する商品収納ラックと、前記商品収納ラックをなす前記各コンベアを相互に連結して連動させる連動手段と、前記搬送部の変位に伴う各コンベアの間隔の変化に応じて当該各コンベアの連結を維持するように、前記連動手段の左右方向の長さを伸縮させる可変部とを備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項2に係る商品収納装置は、上面に載置された商品を所定の商品搬送方向に沿って搬送可能な独立する一対のコンベアを有し、該コンベアの商品搬送方向が相互に平行となる態様で前記各コンベアを左右方向に並設した搬送部と、前記搬送部を商品収容棚に左右方向に複数並設し、かつ各搬送部間で隣り合うコンベアの間隔が可変するように前記搬送部を前記商品収容棚に対して左右方向に変位可能に配置して、前記各搬送部の間で隣り合う互いの各コンベアの上面に商品を掛け渡して収納する商品収納ラックと、前記商品収納ラックをなす前記各コンベアに設けた歯車と左右方向に延設した回転軸に設けた歯車とを互いに噛合させて各コンベアを相互に連結して連動させる連動手段と、前記搬送部の変位に伴う各コンベアの間隔の変化に応じて当該各コンベアの連結を維持するように、前記回転軸に設けた歯車を当該回転軸の延設方向に変位させる可変部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項3に係る商品収納装置は、上記請求項1または2において、前記商品収納ラックをなす前記各コンベアの間にて当該各コンベアの商品搬送方向に平行となる態様で設けた補助コンベアを備え、前記連動手段は、前記補助コンベアと当該各コンベアとを相互に連結して連動させることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る商品収納装置の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態では、商品収納装置を自動販売機に採用した態様を一例とする。
【0011】
まず、自動販売機の全体構成を説明する。図1は本実施の形態にかかる商品収納装置を採用した自動販売機の正面図、図2は自動販売機の平断面図、図3は自動販売機の側断面図である。
【0012】
図1〜図3に示すように、自動販売機は、本体ケース1内に商品を収納する。本体ケース1は、断熱筐体を構成し、前面側の略上半部に開口2を有している。開口2には、前面扉3が設けてある。前面扉3は、矩形の枠体3aにガラスなどの透明板材3bを嵌め込んだものである。前面扉3は、左右一対で構成されて開口2を塞ぎ、それぞれ開口2の左側縁と右側縁とに軸支されて本体ケース1の開口2を左右両開きで開閉する。また、本体ケース1と前面扉3との間には、施錠装置4が設けてある。施錠装置4は、本体ケース1の前面側からの施錠/解錠操作により前面扉3の開閉を許可/拒否状態とする。前面扉3は、通常、施錠装置4によって施錠されて開閉拒否状態とされている。なお。各前面扉3の開放端部には、前面扉3の開放に際して手を掛けられるように取手5が設けてある。
【0013】
本体ケース1の前面側の下方には、商品取出口6が設けてある。図3に示すように、商品取出口6は、矩形状に開口して本体ケース1の内外に通じてなり、取出扉7にて開閉可能である。取出扉7は、その下部が商品取出口6の下縁に軸支され、前下方向に回動して商品取出口6を開放する。また、図3に示すように、取出扉7は、錘7aによって自動で商品取出口6を閉塞するように回動する。なお、取出扉7には、不図示の扉ロック機構が設けてあり、この扉ロック機構によって取出扉7の閉塞が維持される。
【0014】
本体ケース1の内部後側であって、前面扉3で開閉される開口2の内側部位には、商品の収納庫8が構成してある。収納庫8には、複数段(本実施の形態では6段)の商品収容棚9が設けてある。各商品収容棚9は、本発明の商品収納装置をなす商品収納ラック10(以下ラックという)により構成される。ラック10は、搬送部11を左右方向の位置が可変し得るように複数並設する商品収容棚9を構成する。搬送部11の位置は、商品収容棚9に対して移動あるいは着脱により可変する。このラック10は、商品を後方から前方(商品搬送方向)に向けて搬送する。
【0015】
本体ケース1の内部前側であって、商品収容棚9の前方域には、商品搬出手段が設けてある。図2および図3に示すように、商品搬出手段は、商品受台12(以下受台という)を備えている。受台12は、1つの商品収容棚9に並べた全ラック10の総左右幅に対応した幅を有して形成してある。受台12は、左右幅方向の端に左右側壁13を有し、この左右側壁13の間に前下方向に傾斜する受取面14が設けてある。この受台12は、商品収容棚9の前方域にて上下方向に移動可能であり、各商品収容棚9に対応して商品を受け取る各受取位置(図3中二点鎖線で示す)と、商品取出口6に対応して商品を本体ケース1の外部に受け渡す取出位置(図3中実線で示す)とに移動する。
【0016】
また、商品搬出手段は、外部駆動手段としての駆動部15を備えている。駆動部15は、1つの商品収容棚9で並べた各ラック10を駆動する。この駆動部15は、受台12に設けてあって、受台12の左右方向に移動可能であり、各ラック10に対応する駆動位置に移動して各ラック10のに駆動力を伝達する。駆動力が伝達されたラック10は、収納した商品を受台12の受取面14に向けて商品搬送方向に搬送する。
【0017】
また、商品搬出手段は、内扉16を備えている。内扉16は、板状とされた下端が受台12の前側下方に軸支されて前下方向に回動可能である。この内扉16は、受台12が取出位置にあるときに受台12の前側を開放するように回動が許される。このとき、内扉16は商品取出口6の取出扉7に重なる位置にあり、商品取出口6を開放するべく取出扉7を回動させた際に共に回動する。これにより、受台12の受取面14にある商品を商品取出口6から本体ケース1の外に取り出すことが可能となる。また、内扉16は、受台12が移動しているときや各受取位置に移動したときに受台12の前側を閉塞するように起立した位置で回動が規制される。これにより、各ラック10から搬送された商品が受台12から落下するのを防止できる。
【0018】
本体ケース1の内部前側には、最下段の商品収容棚9の下側の位置であって、取出位置にある受台12の上部位置にカバー部材17が設けてある。図3に示すように、カバー部材17は、板状に形成してあり、略水平配置された状態で前端側が軸支されて前上方向に回動可能である。このカバー部材17は、受台12が取出位置にあるとき、略水平な位置に回動して受台12の上方を覆う。このとき、カバー部材17は、カバーロック機構18によって上記位置が維持される。これにより、商品取出口6から受台12にある商品を取り出す際に受台12がある領域と、商品収容棚9がある領域との間を仕切ることが可能となる。また、カバー部材17は、受台12が移動しているときや各受取位置に移動したときに、上記カバーロック機構18が解除されて略垂直な位置に回動して受台12の通過を許す。
【0019】
本体ケース1の外部であって、図1中本体ケース1の右側部には、本体ケース1に連設された操作ユニット20が構成してある。操作ユニット20は、商品を自動販売する際に金銭などの受容や払出しを行う課金部21と、商品の選択を行う操作部22とを有している。課金部21としては、紙幣を受容する紙幣口21a、硬貨を受容する硬貨口21b、つり銭や紙幣・硬貨の返却を指示する返却レバー21c、つり銭などを返却する返却口21dなどがある。操作部22としては、商品選択用のテンキーおよび決定キーなどの操作ボタン22a、選択した商品に係る番号または受容した金額やつり銭金額などを表示する表示パネル22bなどがある。
【0020】
ところで、本実施の形態にて例示する自動販売機は、商品を自動販売する自動販売機として使用可能であるとともに、有人販売を前提としたショーケースとしても使用することができる。自動販売機として使用する自動販売機モードでは、主に、前面扉3を施錠した状態とし、操作ユニット20を使用できるように設定する。ショーケースとして使用するショーケースモードでは、主に、前面扉3を解錠するとともに取出扉7を開閉不可とした状態とし、操作ユニット20を使用できないように設定する。また、ショーケースモードでは、商品搬出手段の受台12を取出位置にして、受台12の上側をカバー部材17で覆い隠す状態とする。
【0021】
次に、商品搬出手段について説明する。図4は受台移動機構などを示す斜視図、図5は駆動部移動機構などを示す斜視図である。
【0022】
図4に示すように、受台12を上下移動させる受台移動機構25は、本体ケース1の内部の左右側壁13に沿って配置した各側板26に設けてある。各側板26には、上下端部にそれぞれプーリ27が設けてある。各プーリ27には、無端状のタイミングベルト28が掛け回して設けてある。そして、一方の側板26において、タイミングベルト28の一部には、受台12の左側壁13から延設した支持板29が固定してある。また、受台12が固定されたタイミングベルト28の位置に対して各プーリ27を介した対称位置のタイミングベルト28の部位には、受台12の重量を保持するバランサー30が固定してある。また、他方の側板26においても一方の側板26と同様に、タイミングベルト28に受台12の右側壁13から延設した支持板29、およびバランサー30が固定してある。さらに、各側板26の上端部のプーリ27は、回転軸31によって連結してある。この回転軸31は、モータ32によって回転駆動する。すなわち、モータ32の駆動により、各側板26にある各タイミングベルト28が同期して循環して、受台12がバランサー30によって重量を保持されつつ上下移動する。
【0023】
また、上下移動する受台12の位置は、受台位置検出手段33によって検出される。受台位置検出手段33は、一方の側板26および受台12に配置してある。一方の側板26には、受台12が移動する上下方向に沿って位置検出板34および位置確認板35が並設してある。位置検出板34には、座標標識としての切欠溝34aが設けてあり、位置確認板35には、確認標識としての切欠溝35aが設けてある。各切欠溝34a,35aは、各受取位置および取出位置にある受台12の位置に対応して設けてある。これに対し、受台12の支持板29には、位置検出板34および位置確認板35をそれぞれ挟むようにフォトインタラプタからなる停止センサ36および確認センサ37が設けてある。各センサ36,37は、それぞれ切欠溝34a,35aの位置にくるとパルス信号を発生する。すなわち、上下移動する受台12は、受台位置検出手段33によって各受取位置および取出位置にあることを検出される。
【0024】
図5に示すように、駆動部15を受台12における左右方向に移動させる駆動部移動機構40は、受台12の底部に配置した底板41に設けてある。底板41は、受台12の左右幅方向に沿って左右側壁13の間に配置してある。底板41には、左右端部にそれぞれプーリ42が設けてある。各プーリ42には、無端状のタイミングベルト43が掛け回して設けてある。タイミングベルト43の一部には、駆動部15が固定してある。また、一方のプーリ42は、モータ44によって回転駆動する。また、底板41には、左右方向であってタイミングベルト43と平行して受台12の左右幅方向に沿うガイド棒45が固定してある。駆動部15は、ガイド棒45に沿って摺動可能に設けてある。すなわち、モータ44の駆動により、タイミングベルト43が循環して、駆動部15がガイド棒45に案内されつつ左右方向に移動する。
【0025】
左右移動する駆動部15の位置は、駆動部位置検出手段46によって検出される。駆動部位置検出手段46は、底板41および駆動部15に配置してある。底板41には、駆動部15が移動する左右方向に沿って位置検出板47および位置確認板48が並設してある。位置検出板47には、座標標識としての切欠溝47aが設けてあり、位置確認板48には、確認標識としての切欠溝48aが設けてある。各切欠溝47a,48aは、各駆動位置にある駆動部15の位置に対応して設けてある。これに対し、駆動部15には、位置検出板47および位置確認板48をそれぞれ挟むようにフォトインタラプタからなる停止センサ49および確認センサ50が設けてある。各センサ49,50は、それぞれ切欠溝47a,48aの位置にくるとパルス信号を発生する。すなわち、左右方向に移動する駆動部15は、駆動部位置検出手段46によって各駆動位置にあることを検出される。
【0026】
また、上述したように、受台12には内扉16が設けてある。図5に示すように、内扉16を開閉する内扉駆動機構52は、右側壁13内に配置してある。この内扉駆動機構52は、モータ53の駆動によって回転する円板54にピン54aを設けている。ピン54aには、揺動可能に支持されたアーム55が当接可能である。アーム55は、付図示のバネ部材などで揺動端側が常に上方に付勢されることでピン54aに当接する。これにより、円板54の回転によって所定円起動で移動するピン54aに当接したアーム55の揺動端側が上下に揺動する。また、内扉16を軸支する回転軸56には、アーム55の揺動端に当接する可動片57が固定してある。内扉16は、アーム55の揺動端が下方へ揺動することで可動片57が押されて閉塞状態とされる。また、内扉16は、アーム55の揺動端が上方へ揺動することで可動片57が押されず開放を許され、且つ、不図示のバネ部材によって開放側に付勢される。
【0027】
内扉駆動機構52による内扉16の開放状態および閉塞状態は、内扉開閉検出手段58によって検出される。内扉開閉検出手段58は、円板54の外周縁の一部を延設した遮蔽片54bと、遮蔽片54bを挟むフォトインタラプタからなる開閉センサ59とで構成してある。そして、内扉開閉検出手段58は、遮蔽片54bが開閉センサ59から外れた状態から遮蔽したタイミングによって内扉16が閉塞状態であることを検出する。また、内扉開閉検出手段58は、遮蔽片54bが開閉センサ59を遮蔽した状態から外れたタイミングによって内扉16が開放状態にあることを検出する。
【0028】
また、図5に示すように、受台12は、商品取込部材61を備えている。商品取込部材61は、受台12の後方であって傾斜した受取面14の上端側において、受台12の左右幅方向に渡って左右側壁13の間に軸支してある。商品取込部材61は、受台12の左右幅方向に長手状とされた棒状体であり、その長手方向に沿って不図示の羽根片が設けてある。商品取込部材61は、受台12の左側壁13内に設けた取込部材駆動機構62によって回転可能である。この取込部材駆動機構62は、商品取込部材61の軸支された一端に設けたプーリ63と、モータ64の駆動によって回転するプーリ63とに無端状のタイミングベルト65を掛け回してなる。すなわち、モータ64の駆動により、商品取込部材61が回転し、商品を受台12の受取面14側に取り込む。
【0029】
さらに、図5に示すように、受台12は、商品検出手段66を備えている。商品検出手段は、受台の左右側壁にそれぞれ設けて、左右側壁の間で互いに対向する投光素子および受光素子で構成してある。この商品検出手段66は、商品取込部材61の上方位置、受取面14の傾斜の中程位置、受取面14の傾斜の下側位置の各位置にて対向している。すなわち、商品検出手段66は、上記各位置において遮光されることにより商品があることを検出する。そして、商品検出手段66による商品の検出によって、上記商品取込部材61の駆動を行い、あるいは駆動を停止することが可能である。
【0030】
次に、駆動部について説明する。図6は駆動部を示す正面図、図7は駆動部を示す側面図(図6の矢視A−A図)である。
【0031】
上述したように、外部駆動手段としての駆動部15は各ラック10を駆動する。駆動部15は、モータ70の出力軸に設けたモータ歯車71に減速歯車72を噛合している。減速歯車72には、同軸で回転するプーリ73が設けてある。このプーリ73と、別の支軸74に設けた他のプーリ73とには、無端状のタイミングベルト75が掛け回してある。他のプーリ73の支軸74には、連動歯車76が設けてある。また、連動歯車76には、駆動出力歯車77が噛合している。すなわち、モータ70の駆動によって駆動出力歯車77が回転する。
【0032】
駆動出力歯車77は、連動歯車76に対してリンク78を介して連結してある。駆動出力歯車77は、リンク78によって連動歯車76との噛合状態を維持しつつ連動歯車76の周りを転動する。また、駆動出力歯車77の支軸79には、可動部材80が連結してある。可動部材80には、当接ピン81が設けてある。当接ピン81は、図7に示すように、別のモータ82にて駆動されるナピアネジ83によって移動可能とした押出部材84に当接する。すなわち、駆動出力歯車77は、押出部材84の移動に伴い、図7中実線で示す待避位置と二点鎖線で示す連結位置とに移動可能である。また、連結位置にある駆動出力歯車77は、上述した各ラック10に駆動力を伝達する。なお、上記駆動出力歯車77の待避位置と連結位置とは、押出部材84の移動位置を不図示の検出手段にて検出することによって検出される。
【0033】
次に、本発明の商品収納装置をなすラックについて説明する。図8はラックを構成する搬送部を示す斜視図、図9(a),(b)は連動手段を示す正面図、図10は補助コンベアを示す正面図である。
【0034】
上述したように、ラック10は、搬送部11を左右方向の位置が移動あるいは着脱により可変し得るように複数並設する商品収容棚9を構成する。図8に示すように、搬送部11は、一対のコンベア85を有している。本実施の形態でのコンベア85は、前後に配置した各ローラ85aに無端状の搬送ベルト85bを掛け回してなる。このコンベア85は、ローラ85aの回転により搬送ベルト85aが循環し、搬送ベルト85aの上面に載置された商品を搬送方向(搬送ベルト85aの循環方向)に搬送する。
【0035】
上記一対の各コンベア85は、それぞれのローラ85aをフレーム86に回転可能にして取り付け、商品搬送方向が相互に平行となる態様で左右方向に並設してある。また、一対のコンベア85のうち一方のコンベア85は駆動コンベアとして構成され、他方のコンベア85は従動コンベアとして構成してある。以下、各コンベア85をそれぞれ駆動コンベア85および従動コンベア85という。
【0036】
駆動コンベア85の一方のローラ85aの回転軸87には、ローラ歯車88が設けてある。本実施の形態でのローラ歯車88は、駆動コンベア85と従動コンベア85の間であってフレーム86の左右幅方向の略中央にある。ローラ歯車88は、中間歯車89に噛合している。中間歯車89は、駆動伝達歯車90に噛合している。この駆動伝達歯車90には、上述した駆動部15の駆動出力歯車77が噛合する。これにより、駆動コンベア85には、駆動伝達歯車90から中間歯車89を介してローラ歯車88が駆動されて駆動力が伝達される。また、フレーム86の左右幅方向の中央には、各コンベア85の商品搬送方向に沿い、各コンベア85の間を仕切る仕切り板91が設けてある。
【0037】
そして、商品収納ラック10は、上述した搬送部11を左右方向に移動可能あるいは着脱可能にして複数並設して商品収容棚9を構成する(図1参照)。さらに、商品収納ラック10は、各搬送部11の間で隣り合う互いのコンベア85(駆動コンベア85および従動コンベア85)の上面に商品を掛け渡して収納する。すなわち、図9(a)に示すように、商品収納ラック10は、並設した一方の搬送部11の駆動コンベア85と、他方の搬送部11の従動コンベア85とで一つ商品収納ラック10をなす。このように構成した商品収納ラック10は、各搬送部11の仕切り板91によって仕切られた態様で商品を収納する幅をあらわす。
【0038】
また、一つの商品搬送ラック10をなしている並設した一方の搬送部11の駆動コンベア85と、他方の搬送部11の従動コンベア85とは、連動手段92によって相互に連結して共に駆動される。図9(a),(b)に示すように、連動手段92は、駆動コンベア85と従動コンベア85との互いの搬送ベルト85bを繋ぐように、例えば板状または棒状に構成してある。連動手段92は、各搬送ベルト85bの循環を阻害することがない。このため、連結した駆動コンベア85に駆動力を与えることにより、連結した従動コンベア85も共に駆動力を受ける。これにより、商品搬送ラック10は、各コンベア85に掛け渡して収納した商品を所定の商品搬送方向に搬送することとなる。
【0039】
また、商品搬送ラック10をなす各搬送部11は、上述の如く移動可能あるいは着脱可能にして並設してある。このため、商品収納ラック10を構成する駆動コンベア85と従動コンベア85との間隔、すなわち商品収納ラック10をなす左右幅が変化する。上記連動手段92は、この商品収納ラック10をなす各コンベア85の間隔の変化に応じて各コンベア85の連結を維持する可変部93を備えている。図9(a),(b)に示すように、可変部93は、板状または棒状に構成した連動手段92の左右方向の一端側と他端側とが別の部材からなり、これらがスライド機構やリンク機構などで相対的に接離する。これにより、商品収納ラック10をなす左右幅の変化に応じて連動手段92の左右方向の長さが伸縮して各コンベア85の連動を維持する。
【0040】
また、図10に示すように、ラック10をなす各コンベア85の間には、各コンベア85の商品搬送方向に平行となる態様で補助コンベア94が設けられる。補助コンベア94は、各コンベア85と共に商品を掛け渡して収納する。この際、連動手段92は、各コンベア85と補助コンベア94を相互に連結して駆動コンベア85の駆動力を補助コンベア94にも与える。すなわち、補助コンベア94は、各コンベア85と共に連動して掛け渡して収納した商品を所定の商品搬送方向に搬送することとなる。
【0041】
次に、上記ラック10に係る別の連動手段について説明する。図11(a),(b)は別の連動手段を示す正面図、図12は別の連動手段に対応する補助コンベアを示す正面図である。
【0042】
図11(a)に示すように、別の連動手段95は、ラック10をなす駆動コンベア85と従動コンベア85との対向するローラ85aにそれぞれ歯車95aを設けている。そして各歯車95aに噛合する各歯車95bを左右方向に延設した回転軸95cに設ける。このため、連結した駆動コンベア85に駆動力を与えることにより、各歯車95a,95bおよび回転軸95cを介して連結した従動コンベア85も共に駆動力を受ける。これにより、商品搬送ラック10は、各コンベア85に掛け渡して収納した商品を所定の商品搬送方向に搬送することとなる。
【0043】
また、商品搬送ラック10をなす各搬送部11は、上述の如く移動可能あるいは着脱可能にして並設してある。このため、商品収納ラック10を構成する駆動コンベア85と従動コンベア85との間隔、すなわち商品収納ラック10をなす左右幅が変化する。連動手段95は、この商品収納ラック10をなす各コンベア85の間隔の変化に応じて各コンベア85の連結を維持する可変部96を備えている。図11(a),(b)に示すように、可変部96は、回転軸95cに対して各歯車95bを摺動可能に設けている。これにより、商品収納ラック10をなす左右幅の変化に応じて各歯車95bを各歯車95aに噛合して各コンベア85の連動を維持する。
【0044】
また、図12に示すように、ラック10をなす各コンベア85の間には、各コンベア85の商品搬送方向に平行となる態様で補助コンベア97が設けられる。補助コンベア97は、各コンベア85と共に商品を掛け渡して収納する。補助コンベア97には、歯車95dが設けてある。この歯車95dは、連動手段95の回転軸95cに設けた歯車95eに噛合する。これにより、連動手段95は、各コンベア85と補助コンベア97を相互に連結して駆動コンベア85の駆動力を補助コンベア97にも与える。すなわち、補助コンベア97は、各コンベア85と共に連動して掛け渡して収納した商品を所定の商品搬送方向に搬送することとなる。
【0045】
次に、本実施の形態で例示する自動販売機の動作について説明する。図13は自動販売機の機能ブロック図、図14は制御手段の制御動作を示すフローチャートである。
【0046】
上述した各構成は、制御手段115によって制御される。図13に示すように、制御手段115には、操作部22、受台位置検出手段33、駆動部位置検出手段46、商品検出手段66、内扉開閉検出手段58、メモリ117、駆動量検出手段118からの各信号を入力する。そして、制御手段115は、受台移動機構25、駆動部移動機構40、駆動部15、取込部材駆動機構62、内扉駆動機構52、カバーロック機構18、扉ロック機構116に動作を行わせる各信号を出力する。なお、メモリ117には、受台12における各商品収容棚9への各アクセス位置、および駆動部15における各ラック10へのアクセス位置が記憶してある。また、駆動量検出手段118は、駆動部15によるラック10をなすコンベア85への駆動力の伝達量を検出して制御手段115に検出信号を出力する。この駆動量検出手段118は、駆動力の伝達量として駆動力の伝達時間、あるいは駆動力を発生する軸の回転数などを検出するものであればよい。
【0047】
制御手段115は、操作部22の操作ボタン22aの操作に応じた操作信号を入力し、その旨を表示パネル22bに表示する。また、制御手段115は、受台移動機構25を駆動するとともに受台位置検出手段33からの検出信号により、操作部22で指定されたラック10(商品)のある商品収容棚9の位置に受台12を移動させる。また、制御手段115は、駆動部移動機構40を駆動するとともに駆動部位置検出手段46からの検出信号により、操作部22で指定されたラック10(商品)の位置に駆動部15を移動させる。また、制御手段115は、駆動部15の駆動出力歯車77をラック10の駆動伝達歯車90に噛合させ、駆動出力歯車77を駆動させる。また、制御手段115は、商品検出手段66からの検出信号により、取込部材駆動機構62を駆動あるいは停止させる。また、制御手段115は、受台移動機構25の駆動に際し、内扉駆動機構52を駆動あるいは停止させ、内扉16の開閉状態を内扉開閉検出手段58にて検出する。また、制御手段115は、受台移動機構25の駆動に際し、カバー部材を開放させるためのカバーロック機構18を駆動させる。また、制御手段115は、受台移動機構25の駆動に際し、商品取出口6の取出扉7を閉塞させるための扉ロック機構116を駆動させる。
【0048】
制御手段115の制御動作は、図14に示すように、まず、課金部21の紙幣口21aや硬貨口21bに貨幣投入が行われ(ステップS1:YES)、操作ボタン22aが押下されて商品が選択されたとき(ステップS2:YES)、取出扉7をロックするとともに、内扉16を閉鎖する(ステップS3)。
【0049】
商品の選択に際しては、例えば、最上段の商品収容棚9の各ラック10に左側から1〜8の番号が付され、以下の段の商品収容棚9の各ラック10にそれぞれ左側から9〜16、17〜24、…の番号が付されている。すなわち、ラック10の選択は、上記番号を操作ボタン22aの押下で指示する。
【0050】
次いで、制御手段115は、受台12を上昇する(ステップS4)。受台12は、販売初期の状態にて取出位置(商品取出口6の位置)にある。受台12は、取出位置から選択された商品が収納されているラック10のある商品収容棚9の位置に上昇する。
【0051】
制御手段115は、上記受台12の上昇とともに、駆動部15を移動する(ステップS5)。駆動部15は、選択された商品が収納されているラック10の位置に移動する。
【0052】
次いで、制御手段115は、駆動部15を連結する(ステップS6)。すなわち、駆動部15の駆動出力歯車77を駆動位置に移動して選択された商品が収納されているラック10の駆動伝達歯車90に連結する。
【0053】
次いで、制御手段115は、駆動部15を駆動する(ステップS7)。すなわち、駆動部15の駆動出力歯車77を駆動してラック10の駆動伝達歯車90に駆動力を伝達しラック10をなすコンベア85を駆動する。
【0054】
次いで、制御手段115は、商品が払い出されたとき(ステップS8:YES)、商品取込部材61を駆動して受台12の受取面14に商品を取り込んでから、駆動部15を離脱する(ステップS9)。商品の払出しや受取面14への商品の取り込みは、商品検出手段66によって検出できる。商品の取り込みを検出した後は、駆動部15の駆動出力歯車77を待避位置に移動してラック10の駆動伝達歯車90から離す。その後、制御手段115は、受台12を取出位置に下降させる(ステップS10)。次いで、取出扉7のロックを解除するとともに、内扉16の閉塞を解除し、釣銭を放出する(ステップ11)。取出扉7は、開放可能となり、取出扉7の開放に従い内扉16が開放する。釣銭は、返却口21dに返却される。
【0055】
最後に、制御手段115は、商品取出が行われれば(ステップS12:YES)、本動作を終了する。商品の取出しは、取出扉7を開放し、受台12の受取面14にある商品を取り出すことにより行われる。商品が取り出された旨は、受台12の受取面14の傾斜の中程位置、あるいは受取面14の傾斜の下側位置にある商品検出手段66によって商品が検出されなくなったことにより検出できる。
【0056】
なお、制御手段115は、ステップS8において、商品が払い出されなければ(ステップS8:NO)、ステップS7で駆動した駆動部15が継続した所定駆動量が駆動されたかを判断する(ステップS13)。この所定駆動量とは、例えば、駆動部15がラック10をなすコンベア85を駆動して、ラック10の搬送ベルト11b上に収納されている全ての商品が受台12に払い出されるまでの駆動部15のモータ70の継続回転数、あるいはモータ70の継続駆動時間を予め設定した閾値である。
【0057】
そして、制御手段115は、駆動部15を所定駆動量駆動した場合(ステップS13:YES)、売り切れ表示を行い(ステップS14)、選択した当該ラック10の以後の選択を不可にする(ステップS15)。すなわち、駆動部15を作用させた継続的な駆動量が予め設定した閾値を超えた場合に、当該ラック10を駆動部15の作用対象外に設定する。なお、当該ラック10に商品を補充して売り切れ解除の設定を行えば、そのラック10の選択が可能となる。
【0058】
その後、制御手段115は、ステップS9〜ステップS12の動作を行う。この場合のステップS12では、商品の払い出しがなく商品が受台12の受取面14にないので、商品検出手段66によって商品が検出されず商品取出が行われたと同様であるため(ステップS12:YES)、本動作を終了する。
【0059】
したがって、このように構成した商品収納装置では、一対のコンベア85を商品搬送方向が相互に平行となる態様で左右方向に並設した搬送部11を有している。また、搬送部11を左右方向に位置が可変し得るようにして複数並設し、各搬送部11の間で隣り合う互いの各コンベア85の上面に商品を掛け渡して収納するラック10をなしている。そして、連動手段92によってラック10をなす各コンベア85を相互に連結して連動している。これにより、各搬送部11を近接する位置にさせたときには比較的小型の商品を収納して搬送するラック10が得られ、各搬送部11を離間した位置にさせたときには比較的大型の商品を収納して搬送するラック10が得られる。このように、商品の大きさに対応してラック10の幅を可変し多様な商品を収納して搬送することが可能となる。
【0060】
また、連動手段92については、ラック10をなす前記各コンベア85の間隔の変化に応じて各コンベア85の連結を維持する可変部96を備えている。これにより、隣り合う搬送部11の位置に係らず、ラック10をなす各コンベア85の連結を常に維持することが可能となる。
【0061】
また、ラック10をなす各コンベア85の間に補助コンベア97を設け、連動手段92によって、補助コンベア97と各コンベア85とを相互に連結して連動させる。これにより、ラック10をなす各コンベア85の上面に掛け渡して収納した商品を、各コンベア85に連動する補助コンベア97の上面で支持するので、商品を安定して収納し搬送することが可能となる。
【0062】
なお、上述した実施の形態では、搬送部11を構成するコンベア85が、各ローラ85aと搬送ベルト85bからなるベルトコンベアとして説明している。しかしながら、コンベア85は、ベルトコンベアに限定されず、例えば図示しないが各スプロケットと、このスプロケットに掛け回した無端状のチェーンとからなるチェーンコンベアであってもよい。その他、コンベア85は様々なコンベアを採用することが可能である。
【0063】
また、上述した実施の形態では、ラック10をなすコンベア85を駆動する駆動部15が各ラック10の位置に移動する構成であるが、ラック10をなすコンベア85ごとに駆動部を設けた構成としてもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の商品収納装置によれば、独立する一対のコンベアを商品搬送方向が相互に平行となる態様で左右方向に並設した搬送部と、この搬送部を商品収容棚に左右方向に複数並設し、かつ各搬送部間で隣り合うコンベアの間隔が可変するように搬送部を商品収容棚に対して左右方向に変位可能に配置して、各搬送部の間で隣り合う互いの各コンベアの上面に商品を掛け渡して収納する商品収納ラックとを有し、連動手段によって商品収納ラックをなす各コンベアを相互に連結して連動させる。これにより、各搬送部を近接する位置にさせたときには比較的小型の商品を収納して搬送する商品収納ラックが得られ、各搬送部を離間した位置にさせたときには比較的大型の商品を収納して搬送する商品収納ラックが得られる。このように、商品の大きさに対応して商品収納ラックの幅を可変し多様な商品を収納して搬送することができる。また、搬送部の変位に伴う各コンベアの間隔の変化に応じて当該各コンベアの連結を維持するように、連動手段の左右方向の長さを伸縮させる可変部を備えたことにより、隣り合う搬送部の位置に係らず、商品収納ラックをなす各コンベアの連結を常に維持することができる。
【0065】
また、本発明の商品収納装置によれば、独立する一対のコンベアを商品搬送方向が相互に平行となる態様で左右方向に並設した搬送部と、この搬送部を商品収容棚に左右方向に複数並設し、かつ各搬送部間で隣り合うコンベアの間隔が可変するように搬送部を商品収容棚に対して左右方向に変位可能に配置して、各搬送部の間で隣り合う互いの各コンベアの上面に商品を掛け渡して収納する商品収納ラックとを有し、商品収納ラックをなす各コンベアに設けた歯車と左右方向に延設した回転軸に設けた歯車とを互いに噛合させて各コンベアを相互に連結して連動させる連動手段によって商品収納ラックをなす各コンベアを相互に連結して連動させる。これにより、各搬送部を近接する位置にさせたときには比較的小型の商品を収納して搬送する商品収納ラックが得られ、各搬送部を離間した位置にさせたときには比較的大型の商品を収納して搬送する商品収納ラックが得られる。このように、商品の大きさに対応して商品収納ラックの幅を可変し多様な商品を収納して搬送することができる。また、搬送部の変位に伴う各コンベアの間隔の変化に応じて当該各コンベアの連結を維持するように、回転軸に設けた歯車を当該回転軸の延設方向に変位させる可変部とを備えたことにより、隣り合う搬送部の位置に係らず、商品収納ラックをなす各コンベアの連結を常に維持することができる。
【0066】
また、商品収納ラックをなす各コンベアの間にて当該各コンベアの商品搬送方向に平行となる態様で設けた補助コンベアを備えて、連動手段が、補助コンベアと当該各コンベアとを相互に連結して連動させる。これにより、商品収納ラックをなす各コンベアの上面に掛け渡して収納した商品を、各コンベアに連動する補助コンベアの上面で支持するので、商品を安定して収納し搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる商品収納装置を採用した自動販売機の正面図である。
【図2】自動販売機の平断面図である。
【図3】自動販売機の側断面図である。
【図4】受台移動機構などを示す斜視図である。
【図5】駆動部移動機構などを示す斜視図である。
【図6】駆動部を示す正面図である。
【図7】駆動部を示す側面図(図6の矢視A−A図)である。
【図8】ラックを構成する搬送部を示す斜視図である。
【図9】(a),(b)連動手段を示す正面図である。
【図10】補助コンベアを示す正面図である。
【図11】(a),(b)別の連動手段を示す正面図である。
【図12】別の連動手段に対応する補助コンベアを示す正面図である。
【図13】自動販売機の機能ブロック図である。
【図14】制御手段の制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
9 商品収容棚
10 商品収納ラック
11 搬送部
85 コンベア
92,95 連動手段
93,96 可変部
94,97 補助コンベア

Claims (3)

  1. 上面に載置された商品を所定の商品搬送方向に沿って搬送可能な独立する一対のコンベアを有し、該コンベアの商品搬送方向が相互に平行となる態様で前記各コンベアを左右方向に並設した搬送部と、
    前記搬送部を商品収容棚に左右方向に複数並設し、かつ各搬送部間で隣り合うコンベアの間隔が可変するように前記搬送部を前記商品収容棚に対して左右方向に変位可能に配置して、前記各搬送部の間で隣り合う互いの各コンベアの上面に商品を掛け渡して収納する商品収納ラックと、
    前記商品収納ラックをなす前記各コンベアを相互に連結して連動させる連動手段と、
    前記搬送部の変位に伴う各コンベアの間隔の変化に応じて当該各コンベアの連結を維持するように、前記連動手段の左右方向の長さを伸縮させる可変部
    を備えたことを特徴とする商品収納装置。
  2. 上面に載置された商品を所定の商品搬送方向に沿って搬送可能な独立する一対のコンベアを有し、該コンベアの商品搬送方向が相互に平行となる態様で前記各コンベアを左右方向に並設した搬送部と、
    前記搬送部を商品収容棚に左右方向に複数並設し、かつ各搬送部間で隣り合うコンベアの間隔が可変するように前記搬送部を前記商品収容棚に対して左右方向に変位可能に配置して、前記各搬送部の間で隣り合う互いの各コンベアの上面に商品を掛け渡して収納する商品収納ラックと、
    前記商品収納ラックをなす前記各コンベアに設けた歯車と左右方向に延設した回転軸に設けた歯車とを互いに噛合させて各コンベアを相互に連結して連動させる連動手段と、
    前記搬送部の変位に伴う各コンベアの間隔の変化に応じて当該各コンベアの連結を維持するように、前記回転軸に設けた歯車を当該回転軸の延設方向に変位させる可変部と
    を備えたことを特徴とする商品収納装置。
  3. 前記商品収納ラックをなす前記各コンベアの間にて当該各コンベアの商品搬送方向に平行となる態様で設けた補助コンベアを備え、
    前記連動手段は、前記補助コンベアと当該各コンベアとを相互に連結して連動させることを特徴とする請求項1または2に記載の商品収納装置。
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