JP4020037B2 - 自動販売機の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品番号を入力して商品を選択する自動販売機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、まとめ買いボタン、テンキー、決定キー、表示器などの操作ユニットを自動販売機の前面右側に集中配置して備え、まとめ買い釦を押し、商品番号を入力して、決定キーを押すことにより、同じ商品を2個購入できる自動販売機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−331863号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の自動販売機では、同一商品しか購入できないため、異なる商品をまとめ買いしたいという利用者の要望に応えられなかった。
本発明は、上記実情に鑑みて、異なる商品のまとめ買いを可能にするとともに、選択した商品を簡単に表示することができる自動販売機の制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、
請求項1に係る自動販売機の制御装置は、商品番号を入力することにより、商品の選択し、選択された商品番号を表示する表示器を備えた自動販売機において、複数商品をまとめ買い可能とするまとめ買い釦と、該まとめ買い釦が押された後、先の商品番号が入力されると、前記表示器に先の商品番号を表示し、次の商品番号が入力されると、次の商品番号を前記表示器に先の商品番号と共に表示させる制御手段とを備えることを特徴とし、選択した商品を確認できるようにする。
請求項2に係る自動販売機の制御装置は、上記請求項1において、制御手段は、次の商品番号が入力されると、表示器に表示されている先の商品番号を異なる桁位置に移動させて、同一の表示器に商品番号を表示させることを特徴とする。
【0006】
請求項3に係る自動販売機の制御装置は、上記請求項1または2において、制御手段は、先の商品番号が入力された後、決定釦が押されることにより、次の商品番号が入力を可能とすることを特徴とする。
請求項4に係る自動販売機の制御装置は、上記請求項3において、制御手段は、決定釦が押された商品番号と決定釦が押される前の商品番号とを異なる表示形態で表示させることを特徴とする。
請求項5に係る自動販売機の制御装置は、上記請求項1ないし4のいずれかにおいて、制御手段は、商品搬出中の商品番号と次搬出の商品番号とを異なる表示形態で表示させることを特徴とする。
請求項6に係る自動販売機の制御装置は、上記請求項1ないし3のいずれかににおいて、制御手段は、商品番号入力後に決定釦が押された際に、入力された商品番号が販売不能商品である場合には、販売可能状態の商品番号とは異なる表示形態で表示させることを特徴とする。
【0007】
請求項7に係る自動販売機の制御装置は、上請求項4ないし6のいずれかにおいて、異なる表示形態とは、点灯表示と点滅表示であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明の自動販売機の制御装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本発明が適用される自動販売機の一例を図5ないし図8を用いて説明する。
図5は、本発明が適用される表示パネルを含む操作部を採用した自動販売機の例を示す正面図、図6は、図5の自動販売機の平断面図、図7は、図6の自動販売機の側断面図、図8は、図5の自動販売機操作部の拡大正面図である。
図5ないし図8に示すように、本実施の形態の対象となる自動販売機は、本体ケース1内に商品を収納する。本体ケース1は、断熱筐体を構成し、前面側の略上半部に開口2を有している。開口2には、前面扉3が設けてある。前面扉3は、矩形の枠体3aにガラスなどの透明板材3bを嵌め込んだものである。前面扉3は、左右一対で構成されて開口2を塞ぎ、それぞれ開口2の左側縁と右側縁とに軸支されて本体ケース1の開口2を左右方向に開閉する。また、本体ケース1と前面扉3との間には、施錠装置4が設けてある。施錠装置4は、本体ケース1の前面側からの施錠/解錠操作により前面扉3の開閉を許可/拒否状態にする。前面扉3は、通常、施錠装置4によって施錠されて開閉拒否状態にしてある。なお、各前面扉3の開放端部には、前面扉3の開放に際して手を掛けられるように取手5が設けてある。
【0009】
本体ケース1の前面側の下方には、商品取出口6が設けてある。図7に示すように、商品取出口6は、矩形状に開口して本体ケース1の内外に通じてなり、取出扉7により開閉できる。取出扉7は、その下部が商品取出口6の下縁に軸支され、前下方向に回動して商品取出口6を開放する。また、取出扉7は、錘7aによって自動で商品取出口6を閉塞するように回動する。なお、取出扉7には、不図示の扉ロック機構が設けてあり、この扉ロック機構によって取出扉7の閉塞状態を維持できる。
本体ケース1の内部後側であって、前面扉3で開閉される開口2の内側部位には、商品の収納庫8が構成してある。収納庫8には、複数段(本実施の形態では6段)の商品収容棚9が設けてある。各商品収容棚9は、収納部としての商品収納ラック10(以下ラックという)を左右方向に複数列(本実施の形態では8列)並設することにより構成してある。ラック10には、搬送手段11が設けてある。搬送手段11は、前後に平行配置したローラ11aに無端状の搬送ベルト11bを掛け回してなる。搬送ベルト11bの上面は、前後方向に水平に配置してある。そして、搬送手段11は、搬送ベルト11bの上面に商品を載置した状態とし、ローラ11aを駆動することにより搬送ベルト11bを循環して当該商品を後方から前方(商品払出し方向)に向けて払出す。
【0010】
各ラック10は、各搬送手段11による商品払出し方向が相互に平行となる態様で左右方向に並設してある。そして、隣接する各ラック10は、搬送手段11を連動可能に構成してある。すなわち、互いに隣接するラック10の各搬送手段11を連動して、比較的大型の商品を収納して搬送するラック10が得られる。なお、隣接するラック10の搬送手段11を順次連動させれば、1つの商品収容棚9に並べた全てのラック10を1つのラック10とすることができる。この場合には全ラック10の総左右幅が商品払出し領域の最大領域となる。なお、ラック10には、例えば、最上段の商品収容棚9にあるラック10に左側から1〜8の番号が付されており、以下の段の商品収容棚9にあるラック10にそれぞれ左側から9〜16、17〜24、…の番号が付されている。
【0011】
本体ケース1の内部前側であって、商品収容棚9の前方域には、商品搬出手段が設けてある。図6および図7に示すように、商品搬出手段は、商品受台12(以下受台という)を備えている。受台12は、1つの商品収容棚9に並べた全ラック10の総左右幅に対応した幅、つまり商品払出し領域の最大領域と同一の幅を有して形成してある。受台12は、左右幅方向の端部に左右側壁13を有している。左右側壁13の間には、前下方向に傾斜して商品収容領域をなす受取面14を形成してある。このように構成した受台12は、商品収容棚9の前方域にて上下方向に昇降可能であり、各商品収容棚9に対応して商品を受け取る各受取位置(図7中二点鎖線で示す)と、商品取出口6に対応して商品を本体ケース1の外部に受け渡す取出位置(図7中実線で示す)との間を移動する。
【0012】
また、商品搬出手段は、駆動部15を備えている。駆動部15は、ラック10の搬送手段11を駆動する。この駆動部15は、受台12に設けてあって、受台12の左右方向に移動可能である。そして、駆動部15は、受台12が受取位置にあるとき、各ラック10に対応する駆動位置に移動して各ラック10の搬送手段11に動力を伝達する。動力が伝達されたラック10は、搬送ベルト11bが循環して搬送ベルト11b上の商品を受台12の受取面14に向けて払出す。
また、商品搬出手段は、内扉16を備えている。内扉16は、板状とされた下端が受台12の前側下方に軸支されて前下方向に回動可能である。この内扉16は、受台12が取出位置にあるときに商品取出口6と対向する受台12の受取面14を開放するように回動が許される。このとき、内扉16は商品取出口6の取出扉7に重なる位置にあり、商品取出口6を開放するべく取出扉7を回動させた際に共に回動する。そして、受台12の受取面14にある商品を商品取出口6から本体ケース1の外に取り出すことができる。また、内扉16は、受台12が移動しているときや各受取位置に移動したときには受台12の前側を閉塞するように起立した位置で回動が規制され、各ラック10から搬送された商品が受台12から落下するのを防止する。
【0013】
一方、本体ケース1の内部前側には、最下段の商品収容棚9の下側の位置であって、取出位置にある受台12の上部位置にカバー部材17が設けてある。図6に示すように、カバー部材17は、矩形状の板で形成してあり、略水平配置された状態で前端側が軸支されて前上方向に回動可能に構成してある。このカバー部材17は、受台12が取出位置にあるとき、略水平な位置に回動して受台12を隠蔽する。このとき、カバー部材17は、カバーロック機構18によって係止してあり当該隠蔽状態が維持される。この結果、商品取出口6から受台12にある商品を取り出す際に受台12がある領域と、商品収容棚9がある領域との間を仕切ることが可能となる。また、カバー部材17は、受台12が移動しているとき、各受取位置に移動したときに、上記カバーロック機構18を解除して略垂直な位置に回動し、受台12の通過を許容する。
【0014】
本体ケース1の外部であって、図5中本体ケース1の右側部には、本体ケース1に連設された操作ユニット20が構成してあり、操作ユニット20は、商品を自動販売する際に金銭などの受容や払出しを行なう課金部21と、商品の選択を行なう操作部22と、ランプ内蔵のまとめ買い釦23を有している。
図8に示すように、操作部22には、商品選択用のテンキー22Aおよび決定キー22B、訂正キー22Cなどの操作ボタン22a、選択した商品のラック番号又は受容した金額やつり銭金額などを表示する4桁で構成される表示パネル22b、釣切、札中止ランプ22cなどがある。
次に、課金部21には、紙幣を受容する紙幣口21a、硬貨を受容する硬貨口21b、つり銭や紙幣・硬貨の返却を指示する返却レバー21c、釣銭などを返却する返却口21dなどがある。
【0015】
ところで、本実施の形態にて例示する自動販売機は、商品を自動販売する自動販売機として使用可能であるとともに、有人販売を前提としたショーケースとしても使用することができる。自動販売機として使用する自動販売機モードでは、前面扉3を施錠した状態とし、操作ユニット20を使用できるように設定する。ショーケースとして使用するショーケースモードでは、前面扉3を解錠するとともに取出扉7を開閉不可とした状態とし、操作ユニット20を使用できないように設定する。また、ショーケースモードでは、商品搬出手段の受台12を取出位置に待機させて、受台12をカバー部材17で覆い隠蔽状態とする。
このように構成された自動販売機を対象とした本発明の動作説明を図1ないし図4を用いて説明する。
【0016】
図1は、本実施の形態を示す自動販売機を制御するブロック図、図2は、図1のブロック図の一部詳細を示す制御ブロック図、図3,図4は、図1,図2における動作処理を示すフローチャートである。
図1および図2に示すように、主制御部30は、CPU30aにより構成されており、ROM31やRAM32に格納されたプログラムおよびデータに基づいて自動販売機の動作を統括的に制御する。この主制御部30には、通信ドライバ33を介して、投入された硬貨、紙幣の受入、払出制御を行なう貨幣識別手段34、表示パネル22bの表示を制御する表示パネル制御手段35、操作ボタン22aを制御する押釦制御手段36、自動販売機の商品搬出(搬送)を制御する搬送制御部37が接続してある。なお、ランプ内蔵のまとめ買い釦23は主制御部30にて直接制御されるため、主制御部30に接続してある。
【0017】
次に、図2に示すように、表示パネル制御手段35はCPU35a、ROM35b、RAM35cに基づいて制御され、トランジスタ(Tr)35dを介して4桁の7セグメント表示装置の表示パネル22bの表示を制御する。なお、主制御部30より通信ドライバ35eを介してデータの送受信が行なわれる。また、押釦制御手段36も同様にCPU36a、ROM36b、RAM36cに基づいて制御され、トランジスタ(Tr)36dを介して0〜9までのテンキー22A、決定キー22B、訂正キー22Cなどの操作ボタン22aの入力を受付け、この入力を通信ドライバ36eから主制御部30へ送信し、主制御部30から表示パネル制御手段35に入力された操作ボタン22aに基づいた表示を行なわせるものである。
【0018】
以下、図3に示す自動販売機モード時のまとめ買い時の動作を示すフローチャートを用いて動作を説明する。
図3に示すように、課金部21の紙幣口21a又は硬貨口21bから貨幣の投入(入金)が行なわれると(S1)、操作ボタン22aおよびまとめ買い釦23が有効となる。この時にまとめ買いが有効な場合には、まとめ買い釦23の内蔵ランプを点滅させて(S2)、まとめ買い可能であることを利用者に報知する。次に、まとめ買い釦23が押されたか否かを判断し(S3)、まとめ買い釦23が押されると(S3、Yes)、まとめ買い釦23に内蔵のランプを点滅から点灯状態へ切り替える(S4)。
次に、テンキー22Aにより、希望する商品のラック番号の入力が行なわれると(S5、Yes)、表示パネル22bに商品のラック番号が点滅表示され(S6)、決定キー22Bが押されると(S7、Yes)、表示されている商品のラック番号が表示パネル22bの上位2桁(正面から見て左)側に移動して商品のラック番号が点滅状態から点灯状態に切り替わり(S8)、次のステップS9に進む。このように、商品の選択は、テンキー22Aと決定キー22Bとで行なわれ、テンキー22Aを押した後、決定キー22Bを押すことにより、主制御部30で販売可能か否かを判断して商品選択が完了する。なお、まとめ買い釦23が押されずに(S3、No)、商品のラック番号入力に進めば、単品販売が行なわれるものである。
【0019】
次に、ステップS9では、まとめ買いのため、テンキー22Aにより、次商品のラック番号入力が行われると(S9、Yes)、今回入力した商品のラック番号が表示パネル22bの下位2桁(正面から見て右)側に点滅表示され(S10)、決定キー22Bが押されると(S11、Yes)、商品のラック番号が点滅状態から点灯状態に切り替わる(S12)。このように、2個の商品をまとめ買いしようとすると、表示パネル22bの4桁を利用して、図4に示すように選択された商品のラック番号「1213」が表示され、商品のラック番号「12」と「13」の商品を選択したことが容易に目視でき、次に、商品の搬出動作となる(S13)。
この搬出動作について簡単に説明すると、受台12を選択した商品の中で商品取出口6に近い側でこの場合は下方に位置するラック10がある商品収容棚9の受取位置まで移動し、受台12にラック10の商品を搬送し、受台12側で商品の受取りを検知すると、次のラック位置に移動し、上記と同様に商品を受け取る。このように、受台12が移動開始して商品を受け取るまでの間、その対象となる商品のラック番号を点滅表示する(S14)。
【0020】
次に、全ての商品を受け取った受台12は、下降を開始し、取出位置に受台12が商品取出口6まで下降して、取出位置に移動すると、取出扉7のロックを解除するとともに、内扉16の閉塞を解除して取出扉7が開放されると、商品搬出完了となり、ラック番号の表示は消え、残金があれば、残金の表示に切り替わり、釣銭として返却口21dに返却され、処理を終了する(S15)。
このように、2個のまとめ買いの場合には、表示位置が変化しないので、シールなどの操作銘板などもそれぞれの位置に貼ることが可能となる。
次に、図4のフローチャートを用いて、販売不能の商品番号入力時の処理について説明する。なお、当該フローチャートは商品番号入力部分についてのみ抽出して説明するものであり、貨幣投入、商品搬出動作は図3のフローチャートに示したとおりである。
【0021】
まとめ買い釦23の押した後にテンキー22Aにより、商品のラック番号の入力が行なわれると(S41、Yes)、表示パネル22bに商品のラック番号が点滅表示され(S42)、決定キー22Bが押され(S43、Yes)、この時点で販売不能商品であると判断されると(S44、Yes)、商品のラック番号は点滅状態のままであり(S45)、この点滅状態を所定時間維持して販売不能であることを商品購入者に報知し(S46)、所定時間経過すると(S46、Yes)、点滅表示を消灯し(S47)、再度、テンキー22Aの入力を促すものである(S41)。
一方、ステップS44で、販売可能であると判断すると(S44、No)、表示されている商品のラック番号が表示パネル22bの上位2桁(正面から見て左)側に移動して商品のラック番号が点滅状態から点灯状態に切り替わり(S48)、次のステップS49へ進む。このステップS49では、まとめ買いのため、テンキー22Aにより、次商品のラックの番号入力が行なわれると(S49、Yes)、今回入力した商品のラック番号が表示パネル22bの下位2桁(正面から見て右)2桁側に点滅表示され(S50)、決定キー22Bが押され(S51、Yes)、この時点で販売不能商品であると判断されると(S52、Yes)、商品のラック番号は点滅状態のままであり(S53)、この点滅状態を所定時間維持して販売不能であることを商品購入者に報知し(S54)、所定時間経過すると(S54、Yes)、点滅表示を消灯し(S55)、再度、テンキー22Aの入力を促すものである(S49)。なお、選択済みである先の商品のラック番号は点灯状態のまま維持される。
【0022】
次に、ステップS52で販売可能であれば(S52、No)、ラックの番号が点滅状態から点灯状態に切り替わり(S56)、次のステップS57に進み、図3の販売動作で示した商品搬出動作を行なうものである(S57)。
以上の構成において、まとめ買いランプの点滅と点灯とは逆の状態でもよく、また、各動作、例えば、販売不能時、商品選択決定時、商品搬出時にブザーなどの音声による報知手段も併用してもよい。
なお、まとめ買い選択時に、先の商品番号を入力して決定した後、次の商品番号がなかなか入力されない場合には、音声により商品番号入力を促すようにしてもよい。
また、商品搬出時において、ラック位置が上下で異なる場合には、先,次の選択入力に関係なく下のラック位置から取りに行くようにしたが、同じ高さのラック位置の場合には、先に選択したほうを取りに行くようにしてもよい。
【0023】
さらに、まとめ買いとして2個の場合を説明したが、2個に限られるものではなく、一度に搬出する商品の組み合わせなどを考慮して主制御部にて予め設定されるものであり、例えば、3個の場合には、3個目のラック番号が入力された際、最初に選択した商品のラック番号を一旦消して、2個目、3個目を表示するようにしてもよく、決定キーが押された時点で、搬出中の商品のラック番号を表示するようにしてもよい。このように、限られた表示スペースを利用して、わかり易い表示を行なわせるものである。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、商品番号を入力することにより、商品の選択し、選択された商品番号を表示する表示器を備えた自動販売機において、複数商品をまとめ買い可能とするまとめ買い釦と、該まとめ買い釦が押された後、先の商品番号が入力されると、前記表示器に先の商品番号を表示し、次の商品番号が入力されると、次の商品番号を前記表示器に先の商品番号をと共に表示させる制御手段とを備えることにより、まとめ買い時に選択した商品NO.を新たに表示器を追加することなく表示可能となる。また、商品購入者にとっても複数選択した商品NO.が同時に一つの表示器に表示されるため、選択済みの商品NO.を忘れることなく、しかも、選択中の商品NO.も表示するため使い勝手が向上し、商品購入者は表示に戸惑うことなく対応が可能となる。
【0025】
また、選択済み商品のラック番号の表示位置を移動させ、商品選択中表示を恒意に一定の位置で表示することにより、必ず選択中の商品が把握でき、且つ選択済みの商品を把握できるようになる。また、現在選択中と選択済みの商品NO.の表示を変えることで、商品購入者はよりわかり易い操作で商品選択が可能となる。
さらに、現在搬出中の商品のラック番号と次搬出予定の商品のラック番号とを区別して表示することで、商品購入者は、どの商品を搬出するのか判別でき、購入時の安心感を与える。また、トラブルや故障発生時等も、搬出中の商品が商品番号とともに外部から判別できるので、解消、解除をスムーズに行なうことが可能となり、商品購入者に安心感を与える。
また、さらに、販売不能商品の商品番号を入力して決定釦を押した際には、異なる表示をするようにして、販売不能商品が商品購入者にわかり易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動販売機の制御ブロック図である。
【図2】本発明の自動販売機の制御ブロック図である。
【図3】本発明の自動販売機の販売動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の自動販売機の販売動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の対象となる自動販売機の正面図である。
【図6】図5の自動販売機の平断面図である。
【図7】図5の自動販売機の側断面図である。
【図8】図5の自動販売機の操作部の部分拡大図である。
【符号の説明】
10 商品収納ラック(収納部)
22a 操作ボタン
22b 表示パネル
23 まとめ買い釦
30 主制御部
35 表示パネル制御手段
36 押釦制御手段
Claims (7)
- 商品番号を入力することにより、商品の選択し、選択された商品番号を表示する表示器を備えた自動販売機において、複数商品をまとめ買い可能とするまとめ買い釦と、該まとめ買い釦が押された後、先の商品番号が入力されると、前記表示器に先の商品番号を表示し、次の商品番号が入力されると、次の商品番号を前記表示器に先の商品番号をと共に表示させる制御手段とを備えたことを特徴とする自動販売機の制御装置。
- 請求項1に記載の自動販売機において、制御手段は、次の商品番号が入力されると、表示器に表示されている先の商品番号を異なる桁位置に移動させて、同一の表示器に商品番号を表示させることを特徴とする自動販売機の制御装置。
- 請求項1または2に記載の自動販売機において、制御手段は、先の商品番号が入力された後、決定釦が押されることにより、次の商品番号が入力を可能とすることを特徴とする自動販売機の制御装置。
- 請求項3に記載の自動販売機において、制御手段は、決定釦が押された商品番号と決定釦が押される前の商品番号とを異なる表示形態で表示させることを特徴とする自動販売機の制御装置。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の自動販売機において、制御手段は、商品搬出中の商品番号と次搬出の商品番号とを異なる表示形態で表示させることを特徴とする自動販売機の制御装置。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の自動販売機において、制御手段は、商品番号入力後に決定釦が押された際に、入力された商品番号が販売不能商品である場合には、販売可能状態の商品番号とは異なる表示形態で表示させることを特徴とする自動販売機の制御装置。
- 請求項4ないし6のいずれかに記載の自動販売機において、異なる表示形態とは、点灯表示と点滅表示であることを特徴とする自動販売機の制御装置。
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