JPH11154261A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH11154261A
JPH11154261A JP32075697A JP32075697A JPH11154261A JP H11154261 A JPH11154261 A JP H11154261A JP 32075697 A JP32075697 A JP 32075697A JP 32075697 A JP32075697 A JP 32075697A JP H11154261 A JPH11154261 A JP H11154261A
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JP
Japan
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product
vending machine
cabinet
transparent
storage room
Prior art date
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Pending
Application number
JP32075697A
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English (en)
Inventor
Koichi Nagao
弘一 長尾
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH11154261A publication Critical patent/JPH11154261A/ja
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  • Vending Machines For Individual Products (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シースルー型の自動販売機において外観を損
なうことなく商品選択の操作性を改善する。 【解決手段】 前扉12にガラス18を設けてキャビネ
ット内に収納された商品Sが見えるように構成し、これ
ら商品Sと相対する位置のガラス18前面に商品を選択
する透明フィルムスイッチ42を設けて、商品Sをガラ
ス18越しに見ながら直接的に選択できるようにする。
また、前扉12の非透明領域24の後方に予備商品の収
納室36を設けて、収納効率を向上させるとともに商品
補充後の即販売を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、主として紙パック飲料を販売する自動販売機におい
ては、その前扉にガラスを組込み、このガラスを介して
キャビネット内部の商品が外側から見えるよう構成し
た、いわゆるシースルー型の自動販売機がある。
【0003】かかる従来のシースルー型自動販売機にお
いて、商品の選択は、前扉のコイン投入口近傍の1箇所
に集中して設けられた商品選択スイッチにより行なうよ
うになっている。
【0004】しかしながら、このように商品選択スイッ
チを1箇所に集中して設置する場合、商品選択スイッチ
は、展示された商品から離れた位置で、しかも狭い範囲
に集中して設けられるため、各商品に番号等を付して識
別できるように構成しているにもかかわらず、誤ったス
イッチを操作してしまい、希望商品と異なる商品が販売
される場合がある。特に、子供や老人等においては、商
品選択操作が難しく、誤った操作をする場合が多い。
【0005】一方、かかるシースルー型自動販売機にお
いては、コイン投入口等の金銭処理部を前扉に設ける必
要があるため、前扉の全体を透明化することはできな
い。そのため、このような金銭処理部が配設される部分
は非透明領域となり、その後方スペースには商品を展示
収納できないため、従来は、該後方スペースを展示収納
スペースに対し断熱仕切壁で仕切り構成している。
【0006】しかしながら、このように非透明領域の後
方スペースを展示収納スペースに対し断熱仕切り構成し
た場合、当該後方スペースは常温になっているため、た
とえ商品の仮置きとして使用してその商品を展示収納ス
ペースに補充したとしても、販売可能な温度になるまで
相当の時間を要し、即販売できない。すなわち、従来は
この非透明領域の後方スペースが無効スペースとなって
おり、自動販売機としての商品収納効率が低い。
【0007】本発明は、かかるシースルー型自動販売機
において、第1に、シースルー型本来の外観を損なうこ
となく、商品選択の操作性を改善することを目的とし、
第2に、商品収納効率を向上して展示商品の補充後の即
販売を可能にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
自動販売機は、キャビネットの前面に透明板が設けら
れ、この透明板を介して前記キャビネット内部の商品が
外側から見えるよう構成された自動販売機において、収
納された商品を選択する商品選択スイッチが透明な部材
よりなり、商品と相対する前記透明板の前面に配設され
たことを特徴とする。
【0009】この自動販売機では、商品選択スイッチ
が、内部の商品と相対する透明板の前面に配されている
ため、キャビネット内に収納された商品を透明板を介し
て見ながら直接的に選択することができる。そのため、
商品の選択操作が容易であり、誤操作を防止することが
できる。また、この商品選択スイッチが透明な部材より
なるため、かかるシースルー型自動販売機本来の外観を
損わない。
【0010】請求項2記載の自動販売機は、請求項1に
おいて、前記キャビネット内部に、商品を前後方向に並
べて収納するコラムが上下及び左右にそれぞれ複数配設
され、前記透明板の前面におけるこれら各コラムと相対
する位置にそれぞれ前記商品選択スイッチが配設された
ことを特徴とする。
【0011】この場合、希望する商品を透明板を介して
見ながら、その商品が収納されたコラムに相対する商品
選択スイッチを操作すればよい。このように上下左右に
配設された複数のコラムについて、各コラムと相対する
透明体前面に上記商品選択スイッチを配設することによ
り、商品選択操作がさらに直接的となる。
【0012】請求項3記載の自動販売機は、請求項1に
おいて、前記キャビネットの前面に、前記透明な部材よ
りなる商品選択スイッチとは別に、各商品を選択する複
数の商品選択スイッチが1箇所に集中して設けられたこ
とを特徴とする。
【0013】このように、透明な商品選択スイッチとと
もに、1箇所に集中させた商品選択スイッチを併設し
て、いずれのスイッチでも商品を選択できるよう構成す
ることもできる。
【0014】請求項4記載の自動販売機は、請求項1に
おいて、前記キャビネットの前面に、前記商品選択スイ
ッチで選択した商品の種類を表示する選択商品表示部が
設けられたことを特徴とする。
【0015】この場合、商品選択スイッチで商品を選択
すると、その商品の種類が選択商品表示部で表示され、
商品が搬出するまでの間に自分が選択した商品の種類を
確認することができる。
【0016】請求項5記載の自動販売機は、請求項1に
おいて、前記キャビネット内部に、商品を前後方向に並
べて収納するコラムが上下及び左右にそれぞれ複数配設
され、各コラムの商品を前記キャビネット前面にある商
品取出口に搬送する商品搬送手段が、これら複数のコラ
ムの前方において上下及び左右に移動可能に配されてお
り、前記キャビネットの前面に、前記商品搬送手段を操
作して任意のコラムの前面に移動させることにより商品
の選択を行なう搬送操作手段が設けられたことを特徴と
する。
【0017】この場合、客は、搬送操作手段を用いて、
商品搬送手段を希望の商品が収納されたコラムの前に移
動させることにより商品を選択することができ、商品の
選択を楽しむことができる。
【0018】請求項6記載の自動販売機は、キャビネッ
トの前面に透明板が設けられ、この透明板を介して前記
キャビネット内部の商品が外側から見えるよう構成され
た自動販売機において、前記キャビネットの前面が、前
記透明板が設けられてなる透明領域と金銭処理部が配設
されてなる非透明領域とよりなり、前記透明領域の後方
に、販売商品が展示収納される展示収納室が設けられ、
前記非透明領域の後方に、前記展示収納室に商品を補充
するための予備商品が収納される、展示収納室と概略同
一温度に設定された予備収納室が設けられたことを特徴
とする。
【0019】この自動販売機では、金銭処理部等が配設
されているために従来は無効スペースとなっていた非透
明領域の後方スペースに、展示収納室と概略同一温度に
設定された予備商品の収納室を設けているので、展示収
納室に商品を補充する際に、この予備収納室に収納され
た商品を補充することにより、補充後の即販売が可能と
なり、販売チャンスロスを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0021】図1は本発明の一実施形態に係る自動販売
機10の正面図、図2は自動販売機10の前扉12を開
けた状態での正面図、図3は図1のIII−III断面
図、図4は図1のIV−IV断面図である。
【0022】この自動販売機10は、缶、PETボトル
及び紙パック等の飲料容器(以下、商品という)を販売
する自動販売機であって、上述したいわゆるシースルー
型の自動販売機である。
【0023】自動販売機10は、前方に開口する本体1
6とその前面を開閉する前扉12とよりなるキャビネッ
トを備えてなる。そして、この前扉12に透明なガラス
18が組込まれて、該ガラス18を介してキャビネット
内部の商品Sが外側から見えるよう構成されている。す
なわち、本体16には、販売される商品が展示収納され
る展示収納室14が設けられており、上記ガラス18が
組込まれてなる前扉12の透明領域19は、この展示収
納室14前面のほぼ全域にわたる領域で形成されてい
る。
【0024】展示収納室14内には、商品を収納する収
納棚20が上下に多段に配設されている。各収納棚20
には、商品Sを前後方向(以下、z軸方向ということが
ある)に並べた状態で収納するコラム22が左右方向
(以下、x軸方向ということがある)に複数配されてい
る。これにより、展示収納室14内には、コラム22
が、左右方向に複数列、上下方向(以下、y軸方向とい
うことがある)に複数段配設されている。各コラム22
は収納棚20に着脱自在になっており、商品Sを補充す
る際にこれら各コラム22を収納棚20から取外して商
品Sを並べることができるようになっている。
【0025】各コラム22には、図3に示すように、商
品Sを前方に押出すプッシャ23が設けられている。こ
のプッシャ23は、バネ等の付勢手段(不図示)によっ
て前後に並べられた商品Sを前方に付勢するよう構成さ
れている。
【0026】前扉12には、図1に示すように、上記透
明領域19の横に非透明領域24が設けられている。こ
の非透明領域24の前面には、商品を選択する集中商品
選択部26と、商品の金額を表示する金額表示部28
と、コインを投入するコイン投入口30と、つり銭を払
出すつり銭払出口32と、商品を取出す商品取出口34
が設けられている。非透明領域24は、これらコイン投
入口30等の金銭処理部や、集中商品選択部26等の操
作部、商品取出口34があるために透明化できない部分
である。
【0027】上記集中商品選択部26は、展示収納室1
4内に収納された商品Sを選択する複数の選択ボタンを
前扉12前面の非透明領域24の1箇所に集中設置して
なり、各選択ボタンは商品Sの品種毎に設けられてい
る。図10に示すように、この集中商品選択部26は、
自動販売機10の制御部74に接続されており、選択ボ
タンを押すことにより商品搬出機構部76を動作させ
て、選択された商品を搬出することができるよう構成さ
れている。
【0028】図2,4に示すように、上記非透明領域2
4の後方に位置する本体16内には、展示収納室14に
商品Sを補充するための予備商品が収納される予備収納
室36が設けられている。この予備収納室36は、展示
収納室14と概略同一温度に設定されるように、展示収
納室14と連通状態に区切られている。そして、展示収
納室14と同様に、上下に多段に収納棚38が配され、
商品を前後方向に並べて収納するコラム40が左右に複
数列配されている。なお、収納棚38は、展示収納室1
4の収納棚20を本体16の右端壁面まで延ばして一体
に設けても、あるいは別体に設けてもよい。
【0029】このコラム40も、展示収納室14のコラ
ム22と同様に収納棚38に着脱可能になっており、し
かも展示収納室14のコラム22と入替えができるよう
に該コラム22と同一形状に形成されている。
【0030】ここで、上記予備収納室36を設けたこと
に伴なって、上記金銭処理部と上記操作部とよりなる前
扉12の操作処理部29の後面は、図4に示すように、
庫内冷却(又は加温)による熱リーク、結露及び電子機
器のトラブルを防止するため、断熱材31で被覆されて
いる。
【0031】前扉12におけるガラス18前面には、展
示収納室14の各コラム22と相対する位置にそれぞれ
商品を選択するための透明フィルムスイッチ42が設け
られている。
【0032】この透明フィルムスイッチ42は、図5,
6に示すように、ガラス18表面に貼付された帯状の透
明なフィルム42aと、各コラム22と相対する位置に
おいて該フィルム42a表面に貼付された透明なフィル
ム片42bとよりなり、該フィルム42aとフィルム片
42bの相対する面に印刷技法等により所定パターンの
導電層43a,43bが形成され、フィルム片42bの
表面を押圧することにより、両導電層43a,43bが
互いに接触してONされるよう構成されている。各スイ
ッチ42からは出力線43cが引出され、この出力線4
3cを介して図10に示すように制御部74に接続され
ており、スイッチ42を押すことにより商品搬出機構部
76を動作させて、選択された商品を搬出することがで
きるよう構成されている。
【0033】この透明フィルムスイッチ42は、上記の
ように透明な部材により形成されているが、ここでいう
透明は無色透明に限らず有色透明でもよい。
【0034】自動販売機10の商品搬出機構部76は、
商品Sを商品取出口34に搬送する商品搬送手段である
マニピュレータ44を備えて構成されている。このマニ
ピュレータ44は、図3に示すように、複数のコラム2
2と前扉12との間の空間を上下及び左右に移動可能に
配されている。
【0035】詳細には、図7に示すように、本体16の
左右両側壁にy軸方向に延びる一対のy軸レール46,
46が取付けられ、この一対のy軸レール46,46間
にx軸方向に延びるx軸レール48が掛渡され、このx
軸レール48上にマニピュレータ44が走行可能に配さ
れている。
【0036】x軸レール48の両端部には左右一対のス
プロケット50,50が配され、一方のスプロケット5
0に正逆転駆動のモータ52が連結されるとともに両ス
プロケット50,50間に走行ベルト54が張設され、
さらにこの走行ベルト54にマニピュレータ44が連結
されており、これにより、マニピュレータ44がx軸レ
ール48に案内されて左右に走行するように構成されて
いる。
【0037】また、y軸レール46の両端部には上下一
対のスプロケット56,56が配され、これらスプロケ
ット56は一対のy軸レール46,46間で連動するよ
うに水平なシャフト58,58に連結されている。そし
て、下側のシャフト58に正逆転駆動のモータ60が連
結されるとともに上下一対のスプロケット56,56間
に走行ベルト62が張設され、さらにこの走行ベルト6
2にx軸レール48の両端部が連結されており、これに
より、x軸レール48がy軸レール46,46に案内さ
れて上下に走行するように構成されている。
【0038】マニピュレータ44は、図8,9に示すよ
うに、商品Sを掴む左右一対の挾持板よりなる腕部64
を有する。この腕部64は、上記挾持板を閉状態に付勢
するバネ65とモータ66に連結された開閉カム67と
の作用により、商品Sを掴み、かつその商品Sを離すよ
うに構成されている。
【0039】また、腕部64は、x軸レール48上を走
行するマニピュレータ44の基部45に対してz軸方向
に移動可能に配されている。すなわち、腕部64は、基
部45に設けられたz軸レール68に案内されてモータ
69により前後に移動する。なお、符号70は、開閉カ
ム67の回転位置を検知する回転位置検知スイッチを、
符号71は、腕部64の前後位置を検知する前後位置検
知スイッチをそれぞれ示している。
【0040】図1に示すように、前扉12の非透明領域
24には、このマニピュレータ44を操作して任意のコ
ラム22の前面に移動させることにより商品の選択を行
なう搬送手段操作ボタン72が設けられている。この搬
送手段操作ボタン72は、図10に示すように制御部7
4に接続されており、該ボタン72を操作することによ
り商品搬出機構部76のマニピュレータ44を操作して
希望の商品を搬出できるようになっている。
【0041】詳細には、搬送手段操作ボタン72は、十
字形状の操作腕を有してなり、上下左右の腕部を押すこ
とによりマニピュレータ44をそれぞれ上下左右に移動
させることができる。各腕部は押し続けた間だけマニピ
ュレータ44を移動させることができるようになってい
る。そして、希望のコラム22の前に移動させた後に該
ボタン72の中央部を押すことにより、マニピュレータ
44はコラム22の商品Sを取出して商品取出口34に
搬送するよう制御されている。
【0042】図10に示すように、制御部74には、上
記集中商品選択部26や透明フィルムスイッチ42で選
択された商品の種類を表示する選択商品表示部78が接
続されている。この選択商品表示部78は、金額表示部
28と兼用して設けられており、商品が選択されるとそ
の商品の種類を番号で表示して、商品が商品取出口34
に搬出された段階で該表示が終了するように制御されて
いる。なお、選択商品表示部78は、集中商品選択部2
6と兼用させて選択された商品の選択ボタンが点灯する
ように構成してもよい。
【0043】次に、この自動販売機10の作用について
説明する。
【0044】販売待機状態において、マニピュレータ4
4は、図1に示すように、所定の待機位置Wに待機して
いる。
【0045】コイン投入口30に所定の金額を投入する
と、金額表示部28にその金額が表示されるとともに販
売可能状態となる。この状態で集中商品選択部26又は
透明フィルムスイッチ42で商品を選択すると、商品搬
出機構部76が稼動して選択された商品を商品取出口3
4に搬出する。また、選択された商品の番号が金額表示
部28に表示される。
【0046】商品搬出動作は、詳細には、まず、x軸レ
ール48及びy軸レール46の端末に配したモータ5
2,60を適宜に動作させて、マニピュレータ44を上
記待機位置Wからその商品が収納されたコラム22の前
まで移動させる。
【0047】そして、マニピュレータ44の腕部64に
よりそのコラム22の最前列の商品S1を取出す。すな
わち、図8(a),図9(a)に示すように、腕部64
を開いた状態で後方に移動させ、そこで開閉カム67を
回転させることにより最前列の商品S1を掴ませる。そ
の後、図8(b),図9(b)に示すように、腕部64
を前方に移動させる。
【0048】その後、図7に示すように、この商品S1
を掴んだ状態で、再び上記モータ52,60を適宜に動
作させることにより、マニピュレータ44を商品取出口
34の後面まで移動させる。商品取出口34において、
開閉カム67を回転させることにより、マニピュレータ
44の腕部64から商品S1をリリースして商品取出口
34に排出した後、マニピュレータ44を上記待機位置
Wまで移動させる。
【0049】この自動販売機10において、販売動作の
繰り返しにより展示収納室14内のコラム22が空にな
ったときには、そのコラム22を取出して、予備収納室
36内の同一商品が収納されたコラム40を展示収納室
14における上記コラム22の配設位置に配する。そし
て、その空のコラム22に新たに商品を補充して予備収
納室36に配設する。
【0050】以上説明した本実施形態の自動販売機10
であると、展示収納された商品の前方にそれぞれその商
品を選択することができる透明フィルムスイッチ42が
設けられているため、希望する商品をガラス18越しに
見ながら直接的に選択することができる。そのため、商
品の選択操作が簡単であり、選択ミスをなくすことがで
きる。また、透明フィルムスイッチ42であるため、ガ
ラス扉本来の外観を損なうことがない。
【0051】なお、ここでは、透明フィルムスイッチ4
2をコラム22の1つ1つに対応させて各々1つずつ設
けているが、同一商品毎に1つの透明フィルムスイッチ
42を設けてもよい。すなわち、隣接する複数のコラム
22に同一商品を収納させて、これら複数の隣接するコ
ラム群の中心における相対するガラス18前面に当該商
品の選択されるスイッチ42を設けることもできる。
【0052】また、上記自動販売機10であると、選択
した商品の種類が金額表示部28に表示されるので、商
品が商品取出口34に搬出するまでの間に自分が選択し
た商品の種類を確認することができる。
【0053】また、搬送手段操作ボタン72を設けたの
で、客は、該ボタン72を用いてマニピュレータ44を
希望の商品の前に移動させ、これにより商品の選択を行
なうことができるので、商品選択を楽しむことができ
る。
【0054】さらに、展示収納室14と概略同一温度に
設定された予備収納室36を設け、両室14,36のコ
ラム22,40を共通化して交換可能としたので、展示
収納室14のコラム22が空になったときでも、予備収
納室36のコラム40と入替ることにより補充後の即販
売が可能であり、販売チャンスロスを防止することがで
きる。また、従来無効スペースとなっていた非透明領域
の後方スペースをこの予備収納室36としているため、
商品収納効率が向上している。
【0055】なお、本実施形態の自動販売機10では、
商品搬出機構部76としてマニピュレータ44を上下左
右に移動させる構成にしているが、商品搬出機構部は、
これに限定されず、例えば、各コラムから商品を押出し
落下させて搬出する機構でもよい。ただし、本実施形態
の搬出機構であれば、搬出時に商品が受ける衝撃及び振
動が小さく、それため、販売時の静音化が図られるとと
もに、炭酸飲料等におけるいわゆるフォーミング現象を
抑えることができる。
【0056】また、上記商品搬送手段としては、マニピ
ュレータ44の代りに、コラム22から送り出された商
品を受け入れて搬送するエレベータ式の商品搬送手段を
用いることもできる。
【0057】
【発明の効果】本発明の請求項1〜5の自動販売機であ
ると、キャビネット内の商品と相対する透明板の前面に
透明な部材よりなる商品選択スイッチを設けたことによ
り、商品の選択操作が直接的で簡単であり、誤動作を防
止することができ、しかも、デザイン的にシースルー型
本来の外観を損なうことがない。
【0058】請求項6の自動販売機であると、従来は無
効スペースとなっていた前扉の非透明領域の後方スペー
スに予備収納室を設けたことにより、商品の収納効率が
改善されるとともに、展示商品の補充後の即販売が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る自動販売機の正面図
である。
【図2】該自動販売機の庫内を示す正面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】該自動販売機の一部拡大正面図である。
【図6】該自動販売機における透明フィルムスイッチの
縦断面図である。
【図7】該自動販売機におけるx−yレールの斜視図で
ある。
【図8】該自動販売機におけるマニピュレータの側面図
であり、(a)は商品を掴みに行っている状態、(b)
は商品を掴んだ状態をそれぞれ示している。
【図9】該自動販売機におけるマニピュレータの平面図
であり、(a)は商品を掴みに行っている状態、(b)
は商品を掴んだ状態をそれぞれ示している。
【図10】該自動販売機のブロック図である。
【符号の説明】
10……自動販売機 12……前扉 14……展示収納室 18……ガラス 19……透明領域 22……コラム 24……非透明領域 26……集中商品選択部 34……商品取出口 36……予備収納室 42……透明フィルムスイッチ 44……マニピュレータ 46……y軸レール 48……x軸レール 72……搬送手段操作ボタン 78……選択商品表示部 S……商品

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機のキャビネットの前面に透明
    板が設けられ、この透明板を介して前記キャビネット内
    部の商品が外側から見えるよう構成された自動販売機に
    おいて、 収納された商品を選択する商品選択スイッチが透明な部
    材よりなり、商品と相対する前記透明板の前面に配設さ
    れたことを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記キャビネット内部に、商品を前後方
    向に並べて収納するコラムが上下及び左右にそれぞれ複
    数配設され、 前記透明板の前面におけるこれら各コラムと相対する位
    置にそれぞれ前記商品選択スイッチが配設されたことを
    特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記キャビネットの前面に、前記透明な
    部材よりなる商品選択スイッチとは別に、各商品を選択
    する複数の商品選択スイッチが1箇所に集中して設けら
    れたことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記キャビネットの前面に、前記商品選
    択スイッチで選択した商品の種類を表示する選択商品表
    示部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の自動
    販売機。
  5. 【請求項5】 前記キャビネット内部に、商品を前後方
    向に並べて収納するコラムが上下及び左右にそれぞれ複
    数配設され、 各コラムの商品を前記キャビネット前面にある商品取出
    口に搬送する商品搬送手段が、これら複数のコラムの前
    方において上下及び左右に移動可能に配されており、 前記キャビネットの前面に、前記商品搬送手段を操作し
    て任意のコラムの前面に移動させることにより商品の選
    択を行なう搬送操作手段が設けられたことを特徴とする
    請求項1記載の自動販売機。
  6. 【請求項6】 自動販売機のキャビネットの前面に透明
    板が設けられ、この透明板を介して前記キャビネット内
    部の商品が外側から見えるよう構成された自動販売機に
    おいて、 前記キャビネットの前面が、前記透明板が設けられてな
    る透明領域と金銭処理部が配設されてなる非透明領域と
    よりなり、 前記透明領域の後方に、販売商品が展示収納される展示
    収納室が設けられ、 前記非透明領域の後方に、前記展示収納室に商品を補充
    するための予備商品が収納される、展示収納室と概略同
    一温度に設定された予備収納室が設けられたことを特徴
    とする自動販売機。
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