JPH11161843A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH11161843A
JPH11161843A JP32314597A JP32314597A JPH11161843A JP H11161843 A JPH11161843 A JP H11161843A JP 32314597 A JP32314597 A JP 32314597A JP 32314597 A JP32314597 A JP 32314597A JP H11161843 A JPH11161843 A JP H11161843A
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JP
Japan
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product
column
vending machine
identifier
rotating
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Pending
Application number
JP32314597A
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English (en)
Inventor
Koichi Nagao
弘一 長尾
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH11161843A publication Critical patent/JPH11161843A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いわゆるシースルー型の自動販売機におい
て、キャビネット内に収納された商品を外側から容易に
識別することができるものを提供する。 【解決手段】 飲料容器等の商品Sを直立状態で前後方
向に並べて収納するコラム22において、その前端部に
配した水平な回転台52を回転させてその上面に載置さ
れた最前列商品S1をその商品ラベルLが前方に向いた
状態とする。その際、商品の表面に付されたバーコード
Mを読取センサ70で読取って商品を特定し、その特定
した商品に応じた所定の角度αだけ商品S1を回転させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、飲料容器等の商品を販売する
自動販売機においては、その前扉にガラスを組込み、こ
のガラスを介してキャビネット内部の商品が外側から見
えるよう構成した、いわゆるシースルー型の自動販売機
がある。かかるシースルー型自動販売機は、一般に、商
品を直立状態で前後方向に並べて収納するコラムをキャ
ビネット内の上下左右に複数配設してなり、各コラムに
は商品を順次に前方に送る商品送り手段が設けられてい
る。
【0003】このようなシースルー型自動販売機におい
て、客はガラスを介してキャビネット内の商品を見るこ
とにより各コラムの商品名を識別する。そのため、コラ
ムに収納された商品、特にその最前列の商品は、その外
周の所定箇所に付された商品ラベルが前扉のガラスを介
して外側から良く見えるようにしておく必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シースルー型自動販売機では、商品ラベルが良く見える
ようにするため、コラムに商品を補給する際に、全ての
商品につき商品ラベルを前向きにして入れなければなら
ず、商品補給作業が煩雑であるという問題がある。ま
た、たとえ商品補給時に商品を前向きに入れた場合で
も、商品送り手段により前方に送られる際に商品の向き
がズレてしまい、そのため最前列に位置した時に商品ラ
ベルが後向きになるといった不具合が生じる。
【0005】そこで、本発明は、かかるシースルー型の
自動販売機において、キャビネット内に収納された商品
を外側から容易に識別することができるものを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
自動販売機は、自動販売機のキャビネット内に飲料容器
等の商品を直立状態で前後方向に並べて収納するコラム
が配されるとともに、該キャビネットの前面に透明板が
設けられて、この透明板を介して前記コラムに並べられ
た商品がキャビネットの外側から見えるよう構成された
自動販売機において、前記コラムの最前列の商品を回転
させる商品回転手段と、前記商品回転手段によって前記
最前列の商品の商品ラベルを前方に向かせる制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0007】この自動販売機では、商品回転手段により
コラムの最前列の商品を回転させてその商品ラベルを前
方に向かせる。このようにコラムの最前列の商品の向き
を商品ラベルが前方に向くように修正するので、前扉の
透明板を介してキャビネットの外側から商品ラベルが良
く見える。そのため、客はキャビネット内に収納された
商品を容易に識別することができる。また、商品補給時
に商品ラベルを前向きにしておく必要もなく、商品補給
作業が簡単である。
【0008】請求項2の自動販売機は、請求項1におい
て、前記制御手段が、前記商品回転手段により回転する
最前列の商品についてその表面に付された商品を識別す
るための識別子を検知する識別子検知手段と、この識別
子検知手段により検知された識別子に応じてその商品の
商品ラベルを前方に向けるために要する商品の回転角度
を算出する算出手段と、前記回転角度に基づいて前記商
品回転手段を回転させ停止させる回転停止手段とよりな
ることを特徴とする。
【0009】この場合、商品検知手段により検知された
識別子に応じてその商品の商品ラベルを前方に向けるた
めの商品の回転角度が求められ、この回転角度に基づい
て商品が回転することにより、当該商品はその商品ラベ
ルが前方に向いた状態で停止する。
【0010】請求項3の自動販売機は、請求項1におい
て、前記商品回転手段が、前記最前列の商品を載せて回
転する前記コラム前端部に設けられた水平な回転台と、
この回転台を駆動する駆動手段とよりなることを特徴と
する。
【0011】この場合、回転台上に載せられた最前列の
商品は、駆動手段を動作させることにより、垂直な軸芯
を中心として回転する。
【0012】請求項4の自動販売機は、請求項2におい
て、前記識別子が商品の表面に付されたバーコードであ
ることを特徴とする。
【0013】このように識別子として商品表面に付され
たバーコードを用いると、商品の識別を簡単かつ確実に
行なうことができる。
【0014】請求項5の自動販売機は、請求項2におい
て、前記コラムが、前記キャビネット内に上下及び左右
にそれぞれ複数配設され、これら複数のコラムの前方に
おいて上下及び左右に移動可能に配された商品搬送手段
が、商品販売時に、1のコラムの前面に移動して当該コ
ラムの最前列に並んでいる商品を得て、そこからキャビ
ネット前面に設けられた商品取出口まで移動して当該商
品を商品取出口に搬送するものであり、前記商品搬送手
段に前記識別子検知手段が設けられ、前記商品搬送手段
を各コラムの前面に移動させて当該コラムの最前列の商
品の商品ラベルを前方に向けた状態とすることを特徴と
する。
【0015】識別子検知手段は、各コラムの前端部、例
えば上記回転台の近傍に設置することもできるが、請求
項5記載のように、各コラムの前面に移動して商品を搬
送する商品搬送手段を備えるものにあっては、この商品
搬送手段に設けてもよい。この場合、商品搬送手段を各
コラムの前面に移動させたときに、最前列の商品の向き
を修正する。このように商品搬送手段に識別子検知手段
を設けることにより、各コラム毎に識別子検知手段を設
ける必要がなくなり、よって、部品点数の削減が図れ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】図1は本発明の一実施形態に係る自動販売
機10のコラム22の要部拡大斜視図、図2は該自動販
売機10の正面図、図3は同縦断面図である。
【0018】この自動販売機10は、缶やPETボトル
等の飲料容器(以下、商品という)を販売する自動販売
機であって、上述したいわゆるシースルー型の自動販売
機である。
【0019】自動販売機10は、前方に開口する本体1
2とその前面を開閉する前扉14とよりなるキャビネッ
トを備えてなり、この前扉14に断熱特性を有する透明
なガラス16が組込まれて、該ガラス16を介してキャ
ビネット内部の商品Sが外側から見えるよう構成されて
いる。そして、この本体12に販売される商品が展示収
納される展示収納室18が設けられており、上記ガラス
16が組込まれてなる前扉14の透明領域が、この展示
収納室18前面のほぼ全域にわたる領域で形成されてい
る。
【0020】展示収納室18内には、商品を収納する収
納棚20が上下に多段に配設されている。各収納棚20
には、商品Sを直立状態にて前後方向(以下、z軸方向
ということがある)に並べて収納するコラム22が左右
方向(以下、x軸方向ということがある)に複数配され
ている。これにより、展示収納室18内には、コラム2
2が、左右方向に複数列、上下方向(以下、y軸方向と
いうことがある)に複数段配設されている。
【0021】前扉14には、その非透明領域に、商品選
択ボタン、金額表示部、金銭投入口及びつり銭払出口等
が配された操作盤24が設けられており、また、その下
方に商品取出口26が設けられている。
【0022】この自動販売機10において、商品Sを商
品取出口26に搬出するための商品搬出機構部は、各コ
ラム22まで商品Sを取りに行ってその商品Sを商品取
出口26まで搬送する商品搬送手段であるマニピュレー
タ30を備えて構成されている。このマニピュレータ3
0は、図3に示すように、複数のコラム22と前扉14
との間の空間を上下左右に移動可能に配されている。
【0023】詳細には、図4に示すように、本体12の
左右両側壁にy軸方向に延びる一対のy軸レール32,
32が取付けられ、この一対のy軸レール32,32間
にx軸方向に延びるx軸レール34が掛渡され、このx
軸レール34上にマニピュレータ30が走行可能に配さ
れている。
【0024】x軸レール34の両端部には左右一対のス
プロケット35,35が配され、一方のスプロケット3
5に正逆転駆動のモータ36が連結されるとともに両ス
プロケット35,35間に走行ベルト37が張設され、
さらにこの走行ベルト37にマニピュレータ30が連結
されており、これにより、マニピュレータ30がx軸レ
ール34に案内されて左右に走行するように構成されて
いる。
【0025】また、y軸レール32の両端部には上下一
対のスプロケット38,38が配され、これらスプロケ
ット38は一対のy軸レール32,32間で連動するよ
うに水平なシャフト39,39に連結されている。そし
て、下側のシャフト39に正逆転駆動のモータ40が連
結されるとともに上下一対のスプロケット38,38間
に走行ベルト41が張設され、さらにこの走行ベルト4
1にx軸レール34の両端部が連結されており、これに
より、x軸レール34がy軸レール32,32に案内さ
れて上下に走行するように構成されている。
【0026】図5,6に示すように、マニピュレータ3
0は、商品Sを掴む左右一対の挾持板よりなる腕部42
を有する。この腕部42は、上記挾持板を閉状態に付勢
するバネ43とモータ44に連結された開閉カム45と
の作用により、商品Sを掴み、かつその商品Sを離すよ
うに構成されている。
【0027】また、腕部42は、マニピュレータ30の
基部31に設けられたz軸レール46に案内されてモー
タ47により前後に移動可能になっており、図5(a)
及び図6(a)に示すように後方に移動し、図5(b)
及び図6(b)に示すようにコラム22の最前列の商品
S1を掴んで前方に移動することにより、商品S1をコ
ラム22から取出すようになっている。
【0028】このマニピュレータ30は、販売待機状態
においては、図2に示すように、所定の待機位置Wに待
機している。商品販売時に、マニピュレータ30がモー
タ36,40の動作により上記待機位置Wから選択され
た商品が収納されたコラム22の前まで移動し、腕部4
2によりそのコラム22の最前列の商品S1を取出す。
そして、この商品S1を掴んだ状態で商品取出口26ま
で移動し、そこで商品S1をリリースした後に上記待機
位置Wに戻る。
【0029】ここで、収納棚20に配設されたコラム2
2の構成について詳述する。
【0030】図7に示すように、コラム22は前後方向
に細長いコラム本体50を有し、このコラム本体50の
前端部に最前列の商品S1を載せて回転する回転テーブ
ル52とこの回転テーブル52を駆動する駆動モータ5
4とが配され、また、回転テーブル52の後方に商品を
前方に送る商品送り手段であるコンベア56が配されて
いる。
【0031】回転テーブル52は、円板状をなしてコラ
ム22前端部に水平に配されており、断面略円形の商品
(ここでは、円筒形の飲料缶)を直立状態で載置できる
ようになっている。そして、その下方に配された駆動モ
ータ54をONすることにより、図1に示すように、回
転テーブル52は、コラム面に垂直な軸心mを中心とし
て水平面内で回転し、これにより最前列の商品S1を当
該軸心mを中心として回転させる。
【0032】コンベア56は、前後一対のローラ58,
58の間にベルト60を掛渡して構成されており、この
ベルト60上に複数の商品Sを前後に並べて載置できる
ようになっている。このコンベア56は、ベルト60上
の商品Sを回転テーブル52に送り出すことができるよ
うに、その前端部が回転テーブル52の後方に近接して
配され、かつ、商品載置面であるベルト60の上面が回
転テーブル52の上面と概略同一面上に設定されてい
る。
【0033】コンベア56は、正逆転駆動のモータ62
に接続されており、図8(a)に示すように、回転テー
ブル52上の最前列の商品が搬出された後に、モータ6
2を正転させることによりその上面に載置された商品S
を前方に送る。そして、図8(b)に示すように、先頭
の商品S1を回転テーブル52上に送り出した後に、モ
ータ62を逆転させることによりその後方の商品Sをわ
ずかな間隔tだけ後退させる。これにより、回転テーブ
ル52上の商品S1が回転する際に、この商品S1がそ
のすぐ後の商品S2と接触しないようになっている。
【0034】図1に示すように、商品Sの周壁には、そ
の周方向の所定箇所に、商品名を表示する商品ラベルL
と、商品を識別するための識別子であるバーコードM
が、貼付又は印刷により付されている。この商品ラベル
LとバーコードMとは、商品の種類に応じて、所定の位
置関係を有して配されている。即ち、図11に示すよう
に、バーコードMの幅方向中心と商品ラベルLの幅方向
中心とは、商品毎に一定の角度βをなして配されてい
る。
【0035】コラム22の前端部における回転テーブル
52の側方には、図1に示すように、バーコードMを読
取るバーコードリーダなどの識別子読取センサ70が配
されている。この識別子読取センサ70は、図9に示す
ように、自動販売機10の制御部64に接続されてお
り、回転テーブル52上に載置されて回転する最前列の
商品S1のバーコードMを読取って、そのデータを該制
御部64に出力する。
【0036】この制御部64には、メモリ74が接続さ
れている。このメモリ74には、各商品のバーコードに
対応する符号と、各商品毎に識別子読取センサ70によ
るバーコードMの検知位置における商品ラベルLとコラ
ム前方Fとの角度αが記憶されている(図11参照)。
【0037】制御部64には、さらに、マニピュレータ
30を動作させる商品搬出機構部66、各コラム22の
回転テーブル52の駆動モータ54及びコンベア56の
モータ62が、それぞれリレースイッチを介して接続さ
れている。
【0038】ここで、各コラム22において最前列の商
品S1の向きを修正する動作について図10を参照して
説明する。
【0039】ステップa1で、図5,6に示すように、
マニピュレータ30によりコラム22の最前列の商品S
1が搬出されると、ステップa2で、コンベア56の動
作により回転テーブル52上に商品が送り出される。
【0040】そして、ステップa3で、図1に示すよう
に、回転テーブル52上に載置された最前列の商品S1
が回転すると、ステップa4で、この回転する商品S1
のバーコードMを識別子読取センサ70が読取って、そ
の読取った情報を制御部64に出力する。ステップa5
で、制御部64は、この情報を符号に変換するとともに
メモリ74に予め記憶された符号と照合して商品名を特
定する。そして、ステップa6で、この特定された商品
に対応する回転角度αをメモリ74から呼出すことによ
り、最前列の商品S1の商品ラベルLを前方に向けるた
めに要する回転角度αを算出する。
【0041】そして、ステップa7で、回転テーブル5
2を、上記識別子読取センサ70によるバーコードMの
読取位置から角度α回転するまで回転させて、ステップ
a8で、回転テーブル52の回転を停止させる。
【0042】詳細には、図11に示すように、商品S1
を時計周りに回転させる場合、識別子読取りセンサ70
がバーコードMを読取る位置において、商品ラベルL
は、バーコードMとコラム前方Fとのなす角度α+βか
ら、商品毎に特有の角度βを差引いた角度αだけコラム
前方Fからずれた位置に存在する。そのため、商品S1
が更に角度αだけ回転した時点で回転テーブル52の回
転を止めれば、商品ラベルLがコラム前方Fに向く。
【0043】このような最前列の商品S1の向きを修正
する動作は、回転テーブル52に商品が送り出されたと
き、及びコラム22に商品を補給したときになされる。
【0044】この実施形態の自動販売機10であると、
各コラム22の最前列の商品S1について、その商品の
向きを商品ラベルLが前方に向くように自動的に修正す
るので、該商品ラベルLを前扉14のガラス16を介し
て外側から良く見せることができる。そのため、客は、
展示収納室18内に収納された商品を容易に識別するこ
とができる。また、商品補給時に商品ラベルLを前向き
にしておく必要もなく、商品補給作業が簡単である。
【0045】図12は、商品を識別するための識別子と
して、上記バーコードMにかえて、商品ラベルLを用い
た例を示している。
【0046】この例では、商品表面に付された色柄等の
模様を画像情報として読取ることのできる識別子読取セ
ンサ70を用い、また、メモリ74に各商品の商品ラベ
ルの画像情報を記憶させておく。そして、制御部64
は、識別子読取センサ70で読取った画像情報をメモリ
74に予め記憶させておいた画像情報と比較照合して、
商品ラベルLの位置を特定し、商品ラベルLを前方に向
けるために要する回転角度αを算出して、当該角度回転
した時点で回転テーブル52の回転を止める。これによ
り、商品ラベルLが前方に向く。なお、この場合、上記
の角度βは0°であるため、回転角度αは、識別子読取
センサ70とコラム前方Fとのなす角度となって、商品
の種類によらず一定である。
【0047】このように、商品を識別する識別子として
は、バーコードMに限らず、商品表面に付された様々な
模様を用いることができる。
【0048】図13は、商品表面の識別子を読取る識別
子読取センサを各コラム22の前端部に配設する代り
に、マニピュレータ30に配設した例を示している。即
ち、図5及び図6にも示されるように、マニピュレータ
30における最前列の商品S1と対向する位置に識別子
読取りセンサ72が配されている。
【0049】この場合、各コラム22の前方にマニピュ
レータ30を移動させて最前列の商品S1の向きを修正
する。
【0050】詳細には、マニピュレータ30により1の
コラム22から商品を搬出したとき、そのコラム22の
前方にマニピュレータ30を移動させて、その状態で回
転テーブル52を回転させ、識別子読取センサ72によ
りバーコードMを読取って、商品の種類を特定するとと
もに、その商品ラベルLとコラム前方Fとのなす角度α
を算出して、当該角度αだけ回転したときに回転テーブ
ル52の回転を停止させる。これにより、このコラム2
2の最前列の商品S1の商品ラベルLがコラム前方Fに
向いた状態となる。
【0051】また、コラム22に商品を補給したとき
に、商品が補給された全てのコラム22に対し、マニピ
ュレータ30を順次にその前方に移動させて、最前列の
商品S1の向きを修正する。
【0052】このように、マニピュレータ30に識別子
読取センサ72を設けることにより、各コラム22毎に
識別子検知手段を設ける必要がなくなるので、部品点数
の削減が図れる。
【0053】なお、上記実施形態の自動販売機10で
は、商品搬出機構部66としてマニピュレータ30を上
下左右に移動させる構成としているが、商品搬出機構部
は、これに限定されず、例えば、各コラムから商品を押
出し落下させて搬出する機構でもよい。また、マニピュ
レータ30の代りに、コラム22から送り出された商品
を受け入れて搬送するエレベータ式の商品搬送手段を用
いることもできる。このような場合、上記コンベア56
を動作させることにより、回転テーブル52上の最前列
の商品S1をそのまま前方に押出せばよい。
【0054】また、各コラム22の商品Sを前方に送る
商品送り手段としては、上記のようなコンベア式のもの
に限らず、例えば、最後尾の商品の後面を前方に押すプ
ッシャを用いることもできる。
【0055】
【発明の効果】本発明の請求項1〜5の自動販売機であ
ると、コラムの最前列の商品の向きを商品ラベルが前方
に向くように修正するので、前扉の透明板を介してキャ
ビネットの外側から商品ラベルが良く見える。そのた
め、客はキャビネット内に収納された商品を容易に識別
することができる。また、商品補給時に商品ラベルを前
向きにしておく必要もなく、商品補給作業が簡単であ
る。
【0056】特に、請求項4のように、識別子検知手段
によって検知させる商品表面の識別子としてバーコード
を用いると、当該検知手段による商品の識別を簡単かつ
確実に行なうことができる。
【0057】また、請求項5のように、各コラムの前面
に移動して商品を搬送する商品搬送手段を備えるものに
おいて、この商品搬送手段に識別子検知手段を設けるこ
とにより、各コラム毎に識別子検知手段を設ける必要が
なくなり、よって、部品点数の削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る自動販売機のコラム
の要部斜視図である。
【図2】該自動販売機の正面図である。
【図3】該自動販売機の縦断面図である。
【図4】該自動販売機におけるx−yレールの斜視図で
ある。
【図5】該自動販売機におけるマニピュレータの側面図
であり、(a)は商品を掴みに行っている状態、(b)
は商品をコラムから取出した状態をそれぞれ示してい
る。
【図6】該自動販売機におけるマニピュレータの平面図
であり、(a)は商品を掴みに行っている状態、(b)
は商品をコラムから取出した状態をそれぞれ示してい
る。
【図7】(a)は該自動販売機におけるコラムの平面
図、(b)は同側面図である。
【図8】(a)及び(b)は該自動販売機におけるコラ
ム前端部の側面図である。
【図9】該自動販売機のブロック図である。
【図10】該自動販売機における最前列の商品の向きを
修正するためのフローチャートである。
【図11】バーコードを用いて最前列の商品の向きを修
正する際のバーコードと商品ラベルとコラム前方との位
置関係を説明するための平面概略図である。
【図12】商品ラベルを用いて最前列の商品の向きを修
正する際の商品ラベルとコラム前方との位置関係を説明
するための平面概略図である。
【図13】マニピュレータに識別子読取センサを設けた
例における最前列の商品の商品ラベルとバーコードとコ
ラム前方との位置関係を示す平面概略図である。
【符号の説明】
10……自動販売機 14……前扉 16……ガラス 22……コラム 52……回転テーブル 54……駆動モータ 70,72……識別子読取センサ S1……最前列の商品 L……商品ラベル M……バーコード F……コラム前方 α……商品ラベルを前方に向けるために要する商品の回
転角度

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機のキャビネット内に飲料容器
    等の商品を直立状態で前後方向に並べて収納するコラム
    が配されるとともに、該キャビネットの前面に透明板が
    設けられて、この透明板を介して前記コラムに並べられ
    た商品がキャビネットの外側から見えるよう構成された
    自動販売機において、 前記コラムの最前列の商品を回転させる商品回転手段
    と、 前記商品回転手段によって前記最前列の商品の商品ラベ
    ルを前方に向かせる制御手段とを備えることを特徴とす
    る自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、 前記商品回転手段により回転する最前列の商品について
    その表面に付された商品を識別するための識別子を検知
    する識別子検知手段と、 この識別子検知手段により検知された識別子に応じてそ
    の商品の商品ラベルを前方に向けるために要する商品の
    回転角度を算出する算出手段と、 前記回転角度に基づいて前記商品回転手段を回転させ停
    止させる回転停止手段とよりなることを特徴とする請求
    項1記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記商品回転手段が、前記最前列の商品
    を載せて回転する前記コラム前端部に設けられた水平な
    回転台と、この回転台を駆動する駆動手段とよりなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記識別子が商品の表面に付されたバー
    コードであることを特徴とする請求項2記載の自動販売
    機。
  5. 【請求項5】 前記コラムが、前記キャビネット内に上
    下及び左右にそれぞれ複数配設され、 これら複数のコラムの前方において上下及び左右に移動
    可能に配された商品搬送手段が、商品販売時に、1のコ
    ラムの前面に移動して当該コラムの最前列に並んでいる
    商品を得て、そこからキャビネット前面に設けられた商
    品取出口まで移動して当該商品を商品取出口に搬送する
    ものであり、 前記商品搬送手段に前記識別子検知手段が設けられ、 前記商品搬送手段を各コラムの前面に移動させて当該コ
    ラムの最前列の商品の商品ラベルを前方に向けた状態と
    することを特徴とする請求項2記載の自動販売機。
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