JP2005015131A - ストロー供給装置 - Google Patents

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Kenichi Hamamoto
賢一 濱本
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Abstract

【課題】一般的なストローはもちろんのこと、スプーン付きのストローも、円滑かつ確実に供給することができるストロー供給装置を提供する。
【解決手段】複数のストローSを収納するとともに、供給時に1本ずつ払い出すストロー供給装置1であって、複数のストローSを左右方向に延びかつ上下方向に積み重なった状態で収納するとともに、最下位のストローSを払い出すためのストロー払出口42を有するストロー収納器4と、ストロー払出口42の付近に設けられ、複数のストローSを保持するとともに、供給時に、最下位のストローSを払い出すストロー払出し機構2と、を備え、ストロー収納器4は、左右方向の両側端部の少なくとも一方に、左右方向の他の部分よりも前後方向の奥行きが大きな拡幅部52を有している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的なカップ入り飲料を販売するカップ式自動販売機の他、シャーベット状の飲食物を販売する自動販売機などに適用され、特に、一端部がスプーン状に形成されたスプーン付きストローの供給に適したストロー供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カップ入り飲料を販売する自動販売機に内蔵されたストロー供給装置として、特許文献1に記載のものが知られている。このストロー供給装置は、多数のストローを横にして、上下方向に積み重なった状態で収納するストロー収納器と、販売時に、ストロー収納器内のストローを1本ずつ払い出し、自動販売機のメインドアに設けられたストロー取出口に搬出するストロー払出し機構とを備えている。
【0003】
ストロー収納器は、上下方向に延びるとともに、ストローの長さに対応した横長ボックス状に形成されている。また、ストロー収納器の下半部は、漏斗状に形成され、下端部に、ストローの外径よりも若干大きな前後方向の奥行きを有するストロー通路が形成されている。このストロー通路は、その横断面が、横にした状態のストローのそれとほぼ同じで、横長の矩形状に形成されている。したがって、このストロー通路には、数本のストローが上下方向に一列に積み重なった状態で収納され、下端の払出口を介して、最下位のストローが1本ずつ、ストロー払出し機構によって払い出される。
【0004】
このストロー払出し機構は、ストロー収納器の払出口の下方に設けられ、ストロー通路内のストローと平行に延びる軸線回りに回転自在の払出し部材を有している。この払出し部材は、ほぼ円盤状に形成されており、外周部には、最下位のストローを収容し、下方へ払い出すための切欠きが形成されている。販売待機時には、払出し部材の外周部で、払出口付近に位置する最下位のストローを下方から支持することにより、そのストローをストロー通路内に保持している。一方、販売時には、払出し部材が1回転することにより、最下位のストローのみを、ストロー通路から払い出す。具体的には、払出し部材が回転し、切欠きが払出口に到達すると、その切欠きに最下位のストローが落下して収容される。そして、払出し部材がさらに回転し、切欠きが所定の位置まで移動すると、切欠きに収容されていたストローが脱落し、払出し部材の下方から前下がりに延びるシュートを介して、ストロー取出口に搬出される。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−84295号公報(第1図、第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のストロー供給装置では、一般的なストロー、すなわち両端間が一定の円形断面を有するストローを、ストロー取出口に搬出することは可能である。しかし、このストロー供給装置を用いて、一端部がスプーン状に形成されたいわゆるスプーン付きストローを搬出しようとすると、ストロー収納器内でストローが詰まることにより、適切に搬出できないおそれがある。すなわち、スプーン付きストローのスプーン部分が、ストローの本体部分の直径よりも大きく形成されている場合には、そのスプーン部分がストロー通路の入り口付近やストロー通路内で引っ掛りやすく、ストローがストロー収納器内で詰まってしまうことがある。この場合には、ストロー払出し機構側にストローが移動できず、その結果、商品の購入者にストローを提供することができなくなってしまう。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、一般的なストローはもちろんのこと、スプーン付きのストローも、円滑かつ確実に供給することができるストロー供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るストロー供給装置は、複数のストローを収納するとともに、供給時に1本ずつ払い出すストロー供給装置であって、複数のストローを左右方向に延びかつ上下方向に積み重なった状態で収納するとともに、最下位のストローを払い出すための払出口を有するストロー収納器と、払出口の付近に設けられ、複数のストローを保持するとともに、供給時に、最下位のストローを払い出すストロー払出し機構と、を備え、ストロー収納器は、左右方向の両側端部の少なくとも一方に、左右方向の他の部分よりも前後方向の奥行きが大きな拡幅部を有していることを特徴とする
【0009】
この構成によれば、ストロー収納器に収納されるストローは、左右方向に延びかつ上下方向に積み重なった状態で収納されるとともに、払出口の付近に設けられたストロー払出し機構によって保持される。そして、供給時に、ストロー払出し機構により、最下位のストローが払出口を介して払い出される。ストロー収納器には、左右方向の両側端部の少なくとも一方に、左右方向の他の部分よりも前後方向の奥行きが大きな拡幅部が設けられているので、収納されたストローが、その本体部分よりも径方向のサイズが大きなスプーン部分を端部に有するスプーン付きストローの場合であっても、拡幅部をスプーン部分の逃げにしながら、スプーン付きストローをストロー収納器に適切に収納することができる。したがって、上記構成のストロー供給装置によれば、ストロー収納器内でのスプーン付きストローの詰まりを回避することができ、一般的なストローに加えて、スプーン付きのストローも、円滑かつ確実に供給することができる。また、ストロー収納器の左右方向の両側端部のいずれにも、拡幅部を設けることにより、スプーン付きストローのスプーン部分が、ストロー収納器の左右両側端部のどちら側に位置してもよく、スプーン部分の向きを揃える必要がない分、ストロー収納器へのストローの補充を効率よく行うことができる。
【0010】
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1のストロー供給装置において、ストロー収納器は、ストローを投入するための上方に開口したストロー投入口を有するとともに、ストロー投入口が前方に引き出せるように、下端部を中心として回動自在に設けられていることを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、ストロー収納器へのストローの補充の際に、ストロー収容器を、下端部を中心として回動させ、ストロー投入口を前方に引き出すことにより、そのストロー投入口を補充者側に向けることができ、したがって、ストロー投入口を介して、ストロー収納器へのストローの補充を簡単かつ容易に行うことができる。
【0012】
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1または2のストロー供給装置において、ストロー収納器は、ストロー払出し機構に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、ストロー供給装置が、比較的高い位置など、ストローを補充しにくい位置に設置されている場合であっても、ストロー払出し機構からストロー収納器を取り外し、比較的低い位置や補充しやすい位置に置いた状態で、ストローを補充することにより、その補充をより一層簡単かつ容易に行うことができる。
【0014】
本発明の請求項4に係る発明は、請求項3のストロー供給装置において、ストロー収納器は、払出口を開放する開放位置と閉鎖する閉鎖位置との間で移動自在の開閉部材と、この開閉部材を閉鎖位置に付勢する付勢手段と、を有しており、ストロー払出し機構側に設けられ、ストロー収納器がストロー払出し機構に取り付けられたときに、開閉部材に係合することにより、開閉部材を、付勢手段の付勢力に抗して、開放位置に移動させる開放部を、さらに備えていることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、ストロー収納器をストロー払出し機構から取り外したときには、開閉部材が、付勢手段で閉鎖位置に付勢されることにより、払出口を閉鎖する。したがって、ストロー収納器をストロー払出し機構から取り外した状態で、ストローの補充を行う場合であっても、その補充の際に、ストローが払出口から勝手にこぼれ出てしまうことはない。一方、ストロー収納器をストロー払出し機構に取り付けたときには、開放部が開閉部材に係合することにより、付勢手段の付勢力に抗して、開閉部材を開放位置に移動させる。このように、ストロー収納器をストロー払出し機構に取り付けた状態では、払出口が開放され、この払出口を介して、ストロー払出し機構によるストローの払出しを確実に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態によるストロー供給装置を示している。このストロー供給装置1は、例えば、シャーベット状の飲食物を販売する自動販売機などに内蔵され、商品の販売ごとに、図示しない自動販売機のメインドアに設けられたストロー取出口に、スプーン付きストローSを搬出し、購入者に提供するものである。なお、以下の説明では、特に説明することなく単に「ストロー」というときには、「スプーン付きストロー」を意味するものとし、例えば図5に示すように、一端部がスプーン状に形成され、そのスプーン部分の幅Wが、ストローの本体部分の外径Dよりも大きく形成されたものである。
【0017】
図1〜図3に示すように、このストロー供給装置1は、ストロー払出し機構2を有する装置本体3と、この装置本体3に着脱自在に取り付けられ、ストローSを収納するストロー収納器4とを備えている。装置本体3は、金属板を折り曲げ加工することなどによって形成されたケース5と、このケース5の下端部に組み付けられた上記ストロー払出し機構2と、これを制御するマイクロコンピュータからなる図示しない制御装置とを有している。
【0018】
図2に示すように、ケース5は、縦長矩形状の背壁11と、この背壁11の左右の両側端から前方にそれぞれ延びる側壁12、12と、これらの側壁12、12の前面下端部間に取り付けられた横長の前壁13とにより、前面、上面および底面が開口したフレーム状に形成されている。左側の側壁12には、その外面上部に、装置本体3にセットされたストロー収納器4を係止するための係止片14が取り付けられている。この係止片14は、金属片などからなり、後端部(図2(b)の左端部)がねじ止めされるとともに、前後方向に延びるように配置されている。この係止片14には、前後方向の中央部よりも前寄りの位置に、ケース5の内方に屈曲した屈曲部14aが形成されており、この屈曲部14aが、左側壁12の貫通した係止用開口12aを介して、ケース5の内側に出没自在になっている。
【0019】
また、左右の側壁12、12の内面にはそれぞれ、左右対称に、ストロー収納器4に係合する係合凸部15、15およびガイドレール部16、16が突設されている。具体的には、各係合凸部15は、側壁12の上下方向の中央部よりも若干下側でかつ前端寄りの位置に設けられており、ストロー収納器4の後述するガイド溝部50に係合する。一方、各ガイドレール部16は、係合凸部15の下方でかつストロー払出し機構2の後述する駆動軸23よりも若干上方で、前後方向に延びかつ後ろ下がりに傾斜するように設けられており、ストロー収納器4を装置本体3に着脱する際に、上記前壁13の上端部とにより、ストロー収納器4の下端部を案内する。
【0020】
ストロー払出し機構2は、ケース5の左側壁12の外面に取り付けられたモータ21およびギヤボックス22と、左右の側壁12、12間に、左右方向に延びるとともに回転自在に設けられた駆動軸23と、この駆動軸23に固定された2つの払出しローラ24、24とを有している。ギヤボックス22は、複数のギヤからなる減速歯車列25と、これを回転自在に支持するとともに、駆動軸23および後述する回転軸38の軸受けとしての機能を有する支持プレート26とを有している。なお、支持プレート26には、上記ガイドレール部16が一体に形成されており、この支持プレート26と左右対称に形成された支持プレート27が、ケース5の右側壁12の外面に取り付けられている。
【0021】
駆動軸23は、その左右の端部が、上記支持プレート26、27にそれぞれ回転自在に支持されており、減速歯車列25を介して、モータ21に回転駆動される。この駆動軸23に固定された一方の払出しローラ24は、左側壁12寄りの位置に固定され、他方の払出しローラ24は、駆動軸23の中央部よりも若干右寄りの位置に固定されている。
【0022】
払出しローラ24は、プラスチックの成型品などからなり、図4に示すように、駆動軸23が挿通した状態でこれに固定された円筒状の固定部31と、この固定部31から外方に放射状に延びる複数のリブ32と、これらのリブ32が内面に接続した円筒状の本体部33で構成されている。本体部33には、その中心軸線と平行に延び、ストローSの本体部分の外径Dよりも一回り大きい径を有するとともに外方に開口した凹状のストロー受け部33aが形成されている。また、図2に示すように、本体部33には、その右端面から所定長さ突出し、後述するローラ回転スイッチ34を押すためのローラレバー33bが設けられている。
【0023】
また、図2に示すように、ケース5の背壁11には、左側の払出しローラ24の付近に、ローラ回転スイッチ34およびストロー検出スイッチ35が左右に並んだ状態で取り付けられている。これらのスイッチ34、35は、スイッチレバー34a、35aを有するマイクロスイッチで構成されており、それらのスイッチレバー34a、35aが、図2(a)に示すように、払出しローラ24の右方まで延びている。したがって、払出しローラ24の回転時に、ローラ回転スイッチ34のスイッチレバー34aが、払出しローラ24のローラレバー33bで押圧されると、ローラ回転スイッチ34がON状態になり、その押圧が解除されると、OFF状態になる。また、両払出しローラ24、24のストロー受け部33a、33aにストローSが収容された状態で、払出しローラ24、24が回転し、その収容されたストローSで、両スイッチ34、35のスイッチレバー34a、35aが押圧されると、両スイッチ34、35がON状態になり、その押圧が解除されると、OFF状態になる。
【0024】
また、図2および図4に示すように、払出しローラ24の後方斜め上には、ストロー収納器4内のストローSの収納姿勢を修正するためのストロー姿勢修正機構37が設けられている。このストロー姿勢修正機構37は、上記駆動軸23と平行に左右方向に延び、左右の端部が上記支持プレート26、27にそれぞれ回転自在に支持された回転軸38と、上記2つの払出しローラ24、24にそれぞれ対応する位置で、回転軸38に固定された2つの角ローラ39、39とを有している。角ローラ39は、側面形状が正方形に形成されており、ストロー収納器4の後述する角孔45aを介して、ストロー収納器4の内部に臨むようになっている。また、回転軸38の左端部は、上記減速歯車列25に連結されており、したがって、上記モータ21の作動により、上記払出しローラ24、24の回転とともに、両角ローラ39、39が所定方向(図4の反時計方向)に回転する。このような角ローラ39、39の回転により、ストロー収納器4内のストローSに対して、下方から振動を与え、ストローSの収納姿勢を適正な状態に修正する。
【0025】
次に、ストロー収納器4について説明する。図3に示すように、ストロー収納器4は、収納器本体41と、この収納器本体41の下端部に設けられたストロー払出口42(払出口)を開閉する払出口開閉機構43とで構成されている。
【0026】
収納器本体41は、前壁44、背壁45、左側壁46および右側壁47を有し、上記ケース5よりも一回り小さく、ストローSの長さよりも若干横長でかつ縦長のボックス状に形成され、上下端にそれぞれ、上方に開口したストロー投入口48および下方に開口した上記ストロー払出口42を有している。また、収納器本体41は、前壁44、左側壁46および右側壁47の下端から下方に延びるガイド壁49をさらに有しており、全体がプラスチックの成形加工などにより、一体に形成されている。
【0027】
この収納器本体41の前壁44には、互いに左右方向に間隔を隔てて配置され、上下方向に延びる長孔状の2つの覗き窓44a、44aが形成されている。これらの覗き窓44a、44aを介して、前方から、ストロー収納器4内のストローSの残量を確認することができる。また、背壁45には、上記ストロー姿勢修正機構37の2つの角ローラ39、39に対応する位置に、角孔45a、45aが形成されており、上述したように、これらの角孔45a、45aを介して、角ローラ39、39が収納器本体41内に臨むようになっている。
【0028】
また、収納器本体41の左右側壁46、47の下部にはそれぞれ、互いに左右対称に形成され、上記ケース5の側壁12、12に設けられた係合凸部15、15に係合するガイド溝部50、50が設けられている。各ガイド溝部50は、左右側壁46、47の外面から若干突出するように形成され、図3(b)に示すように、後方に開口した横U字状の回動ガイド部50aと、この回動ガイド部50aの下端から下方に延びるスライドガイド部50bとで構成されている。また、回動ガイド部50aの上側の後端部(図3(b)の左端部)には、後方に凸に湾曲し、後述するように、ストロー収納器4が前方に回動したときに、ケース5の係合凸部15に当接する当接部50cが形成されている。さらに、左側壁46の外面上部には、図3(b)に示すように、コ字状係止部46aが突設されており、ストロー収納器4が装置本体3にセットされたときに、上記ケース5の係止片14と係合することにより、ストロー収納器4が装置本体3に係止される。
【0029】
以上の前壁44、背壁45および左右側壁46、47で構成された収納器本体41では、その上端から、上下方向の全体の2/3程度の高さまでは、横断面の形状が一定に形成され、それよりも下側の部分では、前後方向の奥行きが次第に小さくなる漏斗状に形成されている。また、収納器本体41のストロー払出口42の付近では、横断面の形状が一定で、数本のストローSが上下方向に一列に積み重なった状態で収納されるストロー通路51が形成されている。
【0030】
また、図3に示すように、収納器本体41の右端部には、左右方向の他の部分よりも前後方向の奥行きが大きい拡幅部52が形成されている。この拡幅部52は、収納器本体41の上端のストロー投入口48から、下端部のストロー払出口42に亘って形成されている。
【0031】
さらに、収納器本体41の下端部のガイド壁49は、左右側壁46、47の下端から下方に延び、下方に開口した逆U字状の左右一対のU字ガイド部49a、49aと、これらのU字ガイド部49a、49aの前半部間に連なるとともに、前壁44の下端に連なるガイド前壁部49bとで構成されている。ストロー収納器4が装置本体3にセットされた状態では、両U字ガイド部49a、49aに、ストロー払出し機構2の駆動軸23が遊挿される。また、ガイド前壁部49bには、その上端部の所定位置に、払出口開閉機構43の後述するシャッタ62の開閉爪部65、65が挿入される左右2つの開口49c、49cが形成されている。
【0032】
図3に示すように、払出口開閉機構43は、収納器本体41の前壁45の下端部に、左右方向に延びるシャフト61を介して回動自在に設けられたシャッタ62(開閉部材)と、シャフト61を挿入した状態で、これに取り付けられ、シャッタ62を、ストロー払出口42を閉鎖する方向に付勢するねじりコイルばね63(付勢手段)とで構成されている。
【0033】
シャッタ62は、細長い金属板を折り曲げ加工することなどによって形成されていて、収納器本体41の左右方向のほぼ2/3の長さを有する横長矩形状の本体部64と、この本体部64の下端から、収納器本体41側に直角に屈曲し、所定長さ延びる左右2つの開閉爪部65、65と、本体部64の左端から左方に突出した突出部66とで構成されている。このシャッタ62は、両開閉爪部65、65が上記ガイド前壁部49の両開口49c、49に挿入した状態で、ストロー払出口42を閉鎖する閉鎖位置(図3(b)の実線で示す位置)と、両開閉爪部65、65が両開口49c、49cからほぼ抜けた状態で、ストロー払出口42を開放する開放位置(図3(b)の2点鎖線で示す位置)との間で、上端部を中心に回動自在に構成されている。
【0034】
またこのシャッタ62は、ねじりコイルばね63によって、閉鎖位置に付勢されている。そして、ストロー収納器4が装置本体3にセットされる際に、シャッタ62の突出部66が、ケース5の左側壁12(開放部)に当接することにより、ねじりコイルばね63の付勢力に抗して、シャッタ62が開放位置に回動される。
【0035】
次に、図6を参照して、上記のように構成されたストロー供給装置1によるストローSの払出し動作について説明する。同図(a)は、待機状態を示しており、2つの払出しローラ24、24が待機位置、すなわち各払出しローラ24のストロー受け部33aが前方(同図(a)では右方)のガイド壁49側に位置している。この状態では、ストロー通路51内の最下位のストローSが、払出しローラ24の外周面で下方から支持されることによって、ストロー収納器4内のストローSが保持されている。そして、以下に説明するように、待機位置の払出しローラ24、24が1回転することによって、最下位のストローSが1本ずつ、ストロー払出口42を介して払い出される。
【0036】
販売時に、ストロー払出し機構2のモータ21が作動すると、上記の待機状態から払出しローラ24、24が図6の反時計方向に回転する。またこの場合、モータ21によって、ストロー姿勢修正機構37の2つの角ローラ39、39も反時計方向に回転し、ストロー通路51の上部に収納されているストローSに対して、そのストローSの本体部分の両端部を同時に、下方から繰り返し押し上げるような振動を与える。これにより、ストロー通路51の上端付近に収納されているストローSの姿勢が、水平よりも若干傾斜して乱れている場合でも、それらのストローSの収納姿勢がほぼ水平な状態に修正され、したがって、ストロー通路51に送られたストローSは、水平な姿勢で上下方向に適切に積み重なった状態で収納される。
【0037】
払出しローラ24、24が上記のように回転し、図6(b)に示すように、ストロー受け部33a、33aがストロー払出口42に到達すると、ストロー通路51内のストローSが下方に若干移動し、最下位のストローSがストロー払出口42を介して、ストロー受け部33a、33aに収容される。そして、払出しローラ24、24がさらに回転すると、図6(c)に示すように、ストロー受け部33a、33aに収容されていたストローSが、ストロー受け部33a、33aから脱落し、下方へ払い出される。そして、ストローSの払出し後も、払出しローラ24、24がさらに回転し、待機位置に到達したときに停止する。
【0038】
またこの場合、払出しローラ24、24の回転途中で、ローラ回転スイッチ34およびストロー検出スイッチ35を介して、図示しない制御装置により、ストローSが払い出されたか否かを判別する。
【0039】
具体的には、払出しローラ24、24のストロー受け部33a、33aに収容されたストローSで、ローラ回転スイッチ34およびストロー検出スイッチ35のスイッチレバー34a、35aが押圧されると、両スイッチ34、35が同時に一旦、ON状態になる。その後、ストローSによるスイッチレバー34a、35aの押圧が解除されることで、両スイッチ34、35がOFF状態になった後、左側の払出しローラ24のローラレバー33bで、ローラ回転スイッチ34のスイッチレバー34aが押圧されると、ローラ回転スイッチ34のみがON状態になる。以上のような両スイッチ34、35の一連のON/OFF切替えがあったときに、ストローSが適切に払い出されたと判別する。
【0040】
一方、両スイッチ34、35がON状態になることなく、ローラ回転スイッチ34のみがON状態になったときには、払出しローラ24、24のストロー受け部33a、33aにストローSが収容されなかったとして、ストローSが払い出されていないと判別する。この場合、払出しローラ24、24を、再度、回転させ、ストローSの払出し動作を実行する。そして、所定回数、払出しローラ24、24を回転させても、ストローSが払い出されないときには、ストロー切れであると判別し、図示しないメインドアの表示器にストロー切れを表示する。
【0041】
なお、モータ21への作動信号を出力した後、所定時間経過しても、両スイッチ34、35がOFF状態のままであるときには、払出しローラ24、24が回転していないとして、制御装置により、ストロー払出し機構2が故障していると判別される。
【0042】
次に、図7を参照して、ストロー供給装置1へのストロー補充時の操作について説明する。同図(a)は、ストロー収納器4が装置本体3に適切にセットされ、セット位置に位置している状態を示している。この状態から、装置本体3の上部の係止片14に対し、ケース5の左側壁12から離す方向(図7の表面方向)に力を加え、係止片14の屈曲部14aを係止用開口12aから引き抜く。これにより、係止片14によるストロー収納器4の係止が解除される。
【0043】
そして、この状態を保ったまま、図7(b)に示すように、ストロー収納器4を、その下端部のU字ガイド部49a(駆動軸23)を中心として、前方(図7の右方)へ回動させる。そうすると、ストロー収納器4は、左右のガイド溝部50、50にそれぞれ係合するケース5の左右の係合凸部15、15で案内されながら回動し、それらの係合凸部15、15にガイド溝部50、50の当接部50c、50cが当接した回動位置で停止する。これにより、ストロー収納器4は、セット位置に対して、所定角度(例えば約25度)、傾斜し、上面のストロー投入口48が前方に引き出された状態となる。なおこの場合、シャッタ62の突出部66がケース5の左側壁46の前端から離れ、これにより、ストロー収納器4のストロー払出口42がシャッタ62で閉鎖される。
【0044】
このように、ストロー収納器4を回動させ、ストロー投入口48を前側、すなわちストローの補充者側に向けることによって、そのストロー投入口48を介して、ストローの補充を容易に行うことができる。なお、ストローSの補充終了後、ストロー収納器4を後方へ押すだけで、簡単に、セット位置に戻すことができる。
【0045】
次に、図8を参照して、ストロー供給装置1におけるストロー収納器4の取り外し操作について説明する。上述したストロー補充時の操作と同様に、係止片14によるストロー収納器4の係止を解除し、ストロー収納器4を前方へ回動させる。この場合には、ストロー補充時と異なり、図8(a)に示すように、左右のガイド溝部50、50の当接部50c、50cが係合凸部15、15に当接する手前の所定角度(例えば約12度)の取外し位置で、ストロー収納器4の回動を止める。そして、その状態を保ったまま、同図(b)に示すように、ストロー収納器4を引き上げる。この場合には、係合凸部15、15が、ガイド溝部50、50のスライドガイド部50b、50bに沿って移動するように、ストロー収納器4が引き上げられる。これにより、同図(c)に示すように、ストロー収納器4が装置本体3から完全に取り外される。そして、ストロー収納器4が装置本体3から取り外された状態では、シャッタ62によって、ストロー払出口42が閉鎖される。
【0046】
このように、ストロー収納器4が装置本体3から取り外せるため、ストロー供給装置1が自動販売機内の比較的高い位置など、ストローを補充しにくい位置に設置されている場合であっても、取り外したストロー収納器4を、比較的低い位置や補充しやすい位置に置いた状態で、ストローSを補充することにより、その補充をより一層簡単かつ容易に行うことができる。また、ストロー収納器4を取り外した場合には、上述したように、ストロー払出口42がシャッタ62で閉鎖されるため、ストローの補充の際に、ストロー払出口42からストローが勝手にこぼれ出てしまうことはない。
【0047】
また、ストロー収納器4を装置本体3に再度、セットする場合には、上記と逆の手順で、ストロー収納器4をセットする。なおこの場合には、ケース5の前壁13の上端部および左右のガイドレール部16、16で、ストロー収納器4のU字ガイド部49a、49aが案内されるので、ストロー収納器4を装置本体3に簡単にセットすることができる。
【0048】
以上詳述したように、本実施形態のストロー供給装置1によれば、ストロー収納器4(収納器本体41)の右端部に、左右方向の他の部分よりも前後方向の奥行きが大きな拡幅部52を設けているので、その拡幅部52をスプーン部分の逃げにしながら、スプーン付きストローSをストロー収納器4に適切に収納することができる。したがって、ストロー供給装置1により、ストロー収納器4内でスプーン付きストローSが詰まることなく、スプーン付きストローSを、円滑かつ確実に供給することができる。
【0049】
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、ストロー供給装置1を、シャーベット状の飲食物などを販売する自動販売機に適用した場合について説明したが、ジュースなどを販売する一般的なカップ式自動販売機や飲料ディスペンサにも、もちろん適用でき、また、スプーン付きではない一般的なストローの供給装置としても用いることができる。
【0050】
また、実施形態では、ストロー収納器4の右端部にのみ、拡幅部52を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、拡幅部52をストロー収納器4の左端部に設けたり、左右両端部に設けたりすることが可能である。拡幅部52をストロー収納器4の左右両端部に設けた場合には、スプーン付きストローSのスプーン部分が、ストロー収納器4の左右両側端部のどちら側に位置してもよく、スプーン部分の向きを揃える必要がない分、ストロー収納器4へのストローSの補充を効率よく行うことができる。
【0051】
また、実施形態で示したストロー供給装置1の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のストロー供給装置は、一般的なストローはもちろんのこと、スプーン付きのストローも、円滑かつ確実に供給することができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるストロー供給装置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図である。
【図2】図1のストロー供給装置の装置本体を示す図であり、(a)は平面図、(b)はモータを省略した左側面図、(c)は正面図である。
【図3】図1のストロー供給装置のストロー収納器を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図である。
【図4】図1(c)のストロー供給装置をA−A線で切断し、拡大して示す断面図である。
【図5】スプーン付きストローを示す平面図である。
【図6】販売時におけるストロー供給装置の払出しローラの動作を説明する説明図であり、(a)は待機状態、(b)はストローの受取状態、(c)はストローの払出し状態を示す。
【図7】ストロー供給装置へのストローの補充を説明するための説明図であり、(a)は、ストロー収納器を装置本体にセットした状態、(b)は、ストロー収納器を前方に回動させた状態を示す。
【図8】装置本体からのストロー収納器の取外しを説明するための説明図であり、(a)は、ストロー収納器を取外し位置に回動させた状態、(b)は、ストロー収納器を取外し位置から若干引き上げた状態、(c)は、ストロー収納器を装置本体から完全に取り外した状態を示す。
【符号の説明】
1 ストロー供給装置
2 ストロー払出し機構
3 装置本体
4 ストロー収納器
23 駆動軸
24 払出しローラ
41 収納器本体
42 ストロー払出口(払出口)
43 払出口開閉機構
48 ストロー投入口
51 ストロー通路
52 拡幅部
62 シャッタ(開閉部材)
63 ねじりコイルばね(付勢手段)
S スプーン付きストロー

Claims (4)

  1. 複数のストローを収納するとともに、供給時に1本ずつ払い出すストロー供給装置であって、
    前記複数のストローを左右方向に延びかつ上下方向に積み重なった状態で収納するとともに、最下位のストローを払い出すための払出口を有するストロー収納器と、
    前記払出口の付近に設けられ、前記複数のストローを保持するとともに、供給時に、前記最下位のストローを払い出すストロー払出し機構と、を備え、
    前記ストロー収納器は、左右方向の両側端部の少なくとも一方に、左右方向の他の部分よりも前後方向の奥行きが大きな拡幅部を有していることを特徴とするストロー供給装置。
  2. 前記ストロー収納器は、ストローを投入するための上方に開口したストロー投入口を有するとともに、当該ストロー投入口が前方に引き出せるように、下端部を中心として回動自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のストロー供給装置。
  3. 前記ストロー収納器は、前記ストロー払出し機構に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のストロー供給装置。
  4. 前記ストロー収納器は、
    前記払出口を開放する開放位置と閉鎖する閉鎖位置との間で移動自在の開閉部材と、
    この開閉部材を前記閉鎖位置に付勢する付勢手段と、を有しており、
    前記ストロー払出し機構側に設けられ、前記ストロー収納器が前記ストロー払出し機構に取り付けられたときに、前記開閉部材に係合することにより、当該開閉部材を、前記付勢手段の付勢力に抗して、前記開放位置に移動させる開放部を、さらに備えていることを特徴とする請求項3に記載のストロー供給装置。
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