JP3125992U - コイン投入装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 コインを投入することにより商品を排出しうるように構成された自動販売機に装着されるコイン投入装置であって、コイン投入口に所定のコインが投入された際に、上記コイン投入口を閉鎖しうるシャッター部材が備えられている。上記シャッター部材は、投入されたコインにより押圧されて変位するコイン当接部と、当該シャッター部材の中間部を回転可能に支持する支持部と、上記コイン当接部が投入されたコインに押圧されて変位することにより上記支持部を支点として当該シャッター部材が回転することにより上記コイン投入口を閉鎖する方向へ変位するシャッター部とを有している。
【選択図】 図3
Description
コイン投入口に所定枚数のコインが投入された際に、上記コイン投入口を閉鎖しうるシャッター部材が備えられていることを特徴とする。
したがって、コイン投入口の内部にコインが詰まって故障したり、コインが返却されずに回収されてしまうという不具合を回避することができる。
したがって、コインが上記コイン投入口に投入された状態では、それ以上コインが投入されることがないので、コインが誤って過剰にコイン投入口へ投入されることはない。
したがって、コイン投入口にコインを投入すると、上記シャッター部材のシャッター部が迅速にコイン投入口を閉鎖して、それ以上のコインの投入を防止することができる。
したがって、上記コイン当接部が上記コイン保持部から抜け出た状態となって、コイン投入口に投入されたコインが上記コイン保持部に落下した際に、上記コイン当接部にコインが接触しない状態を回避することができる。これにより上記シャッター部材は確実に作動して上記コイン投入口を閉鎖することができる。
したがって、上記コイン保持部に落下したコインを返却させる場合に、上記シャッター部材が邪魔になることがなく、コインを不具合なく返却させることができる。
本実施の形態に係るコイン投入装置11は、図1に示すように、コイン92を投入することにより商品を排出しうるように構成された自動販売機12に装着されるコイン投入装置11であって、コイン投入口14に所定のコイン92が投入された際に、図3に示すように、上記コイン投入口14を閉鎖しうるシャッター部材58が備えられている。
また、上記シャッター部材58は、図14に示すように、投入されたコイン92により押圧されて変位するコイン当接部76と、当該シャッター部材58の中間部を回転可能に支持する支持部78と、上記コイン当接部76が投入されたコイン92に押圧されて変位することにより上記支持部78を支点として当該シャッター部材58が回転することにより上記コイン投入口14を閉鎖する方向へ変位するシャッター部77とを有している。
また、図2に示すように、コイン投入口14の下方には、投入されたコイン92が収納されるコイン保持部39,40を有する回転可能なコイン選別部材21が配置され、上記シャッター部材58における上記コイン当接部76は上記コイン保持部39,40内に配置されている。
また、上記シャッター部材58は、図2に示すように、バネ部材90により付勢されて、上記コイン当接部76が上記コイン保持部39,40内に配置されている。
また、上記シャッター部材58は、コイン返却用操作部材16に固定された支持部材57に支持されて上記コイン返却用操作部材16と共に移動可能に構成され、上記の移動により、上記コイン当接部76が上記コイン保持部39,40から、及び上記シャッター部77が上記コイン投入口14から夫々脱出可能に構成されている。
図1は本実施例に係るコイン投入装置11取り付けた自動販売機12を示しており、上記自動販売機12は、球状の透明なカプセルに入った玩具13を商品として販売しうるように構成されている。
また、所定枚数以上のコインが上記コイン投入口14に投入された場合は、上記回転ツマミ15は回転不能となり、この場合は、上記コイン返却用操作部材16を押すと、上記返却コイン取出口17にコインが落下して返却されるように構成されている。
また、上記コイン押出部材通過孔32には、コイン押出部材34と板バネ35がネジ部材36により固定されて、上記コイン押出部材34の先端部が上記板バネ35に付勢されて上記コインガイド部材20の裏面側へ突出するように装着されている。
上記コイン選別部材21は金属板により略円板状に形成され、その中心部に方形の回転ツマミ固定軸挿通孔37が形成され、また、外周縁部に沿って歯部38が形成されると共に、外周縁部の一部に略U字状に切り欠かれたコイン保持部39,40が設けられている。
上記コイン保持部39,40は厚さ方向に沿って2種類設けられ、一方は小径のコインを収納しうるコイン保持部39に、他方は大径のコインを収納しうるコイン保持部40に形成されている。
上記コインガイド部材20の裏面には、上記コイン選別部材21の歯部38と係合して、上記コイン選別部材21の逆回転を防止しうる逆回転防止爪41がバネ部材42により付勢されて上記コイン選別部材21に組み付けられている。
また、上記コイン保持部39,40に所定外のコインが投入された状態で、又はコインが投入されない状態で、上記コイン選別部材21が回転させられた際に、上記コイン保持部39,40の外端縁部に設けられた係止縁部43と係合して上記コイン選別部材21の回転を阻止しうると共に、上記コイン保持部39,40に所定のコイン92が投入された状態で、上記コイン選別部材21が回転させられた場合は、コイン92の外周面に乗り上げて上記コイン選別部材21の回転を続行させうる係止爪44がバネ部材45により付勢されて上記コイン選別部材21に組み付けられている。
また、上記シャッター部材通過孔46から上記回転ツマミ固定軸挿通孔47の側方を曲がりながら通過して下端部まで至る箇所には高さ方向に沿って返却コイン排出用溝部49が形成され、四隅にはネジ挿通孔50が夫々設けられている。
なお、上記取付部材23のネジ挿通孔53aに挿通した雄ネジ56aは、上記裏面側カバー部材22の裏面部に取り付けられた雌ネジ(図示せず)と螺着している。
図10に示すように、上記裏面側カバー部材22のコイン送出孔48と、上記取付部材23のコイン送出用切込部52は位置が重なり合っうように形成され、図面上は上記コイン選別部材21に隠れているが、上記コインガイド部材20に設けられた上記コイン押出部材通過孔32も、上記コイン送出孔48及び上記コイン送出用切込部52と位置が重なり合うように形成されている。
また、上記裏面側カバー部材22に設けられた略十字形の上記シャッター部材通過孔46には、支持部材57に保持されたシャッター部材58が配置されている。
また、上記腕部64の両端部に形成された上記連結軸接続孔部67には、図4に示すように、連結軸69の一端がネジ部材70により固定されている。上記連結軸69の他端は上記コインガイド部材20に設けられた上記コイン返却部材連結軸挿通孔30を貫通して、上記コインガイド部材20の裏面側へ突出し、シャッター部材58の支持部材57と接続されている。
上記表面側カバー部材18と上記コインガイド部材20の間において、上記連結軸69の周囲には、図4に示すように、バネ部材91が装着され、上記コイン返却用操作部材16は、通常、上記押ボタン部66が上記表面側カバー部材18のコイン返却部材挿通孔24を貫通して上記表面側カバー部材18の表面側へ突出した状態を維持するように、上記バネ部材91により前方へ付勢されている。
また、上記基部71における上記下面部73の前端側縁部には外方へ突出する小円柱状の支持部78が、回転する際の支点として設けられている。
また、上記基部71の内面部には、輪状の窪んだバネ部材端部固定部79が設けられている。
上記支持部材57は、前面部80及び両側面部81,82が設けられ、後方は開放された略箱状に形成された基部83と、上記両側面部81,82から夫々外方へ水平に突設された接続腕部84とを有している。
上記接続腕部84には接続孔部85が形成され、上記接続孔部85は、図4に示すように、上記連結軸69の後端部をネジ部材86により固定可能に形成されている。
上記基部83の前面部80における下端部には上記シャッター部材58のコイン当接部76が貫通可能なコイン当接部通過孔87が形成されている。
上記基部83における前面部80の内面部にはバネ部材端部固定用突起88が設けられ、又、上記側面部81,82における高さ方向中央部かつ前端部には上記シャッター部材58の支点部78を回動可能に支持しうる係合孔部89が形成されている。
上記シャッター部材58は、上記支持部材57における上記基部83の両側面部81,82の間に配置され、上記支持部78が上記係合孔部89に回動可能に係合している。
その結果、上記シャッター部材58は、上端のシャッター部77と下端のコイン当接部76を前後方向の互いに反対方向へ変位可能としている。
したがって、上記シャッター部材58の上記コイン当接部76は、常態時には、上記コイン当接部通過孔87を貫通して、上記コイン選別部材21における上記コイン保持部内に位置している。
また、上記シャッター部材58の上記シャッター部77は、常態時には、装置後方へ変位した状態にあり、上記シャッター部77は上記コイン投入口14の後方に位置し、上記コイン投入口14を開放している状態にある。
上記コイン投入口14にコイン92を投入すると、コイン92は上記コインガイド部材20の上記ガイド部27を滑り落ちて、上記コイン選別部材21における上記コイン保持部39又は40に収納される。
このとき、上記コイン保持部39,40には上記シャッター部材58における上記コイン当接部76が位置しているので、コイン92は上記コイン当接部76に当たり、コイン当接部76は装置後方へ押圧される。これにより、上記シャッター部材58は上記支点部78を中心として図中反時計方向へ回転し、上記シャッター部材58の上端に設けられた上記シャッター部77は装置前方へ変位して、上記コインガイド部材20に設けられた上記シャッター部通過孔28を貫通して上記コイン投入口14の内側を閉鎖する。
したがって、図3に示すように、コイン92を投入した後に2枚目のコイン92を投入しても、そのコイン92は上記シャッター部77により投入を阻止されるので、コイン投入装置11の内部に過剰にコイン92が詰め込まれるのを防止することができ、装置の故障の原因が除かれる。
上記コイン投入口14に所定枚数以上のコインが投入された場合は、上記コイン返却用操作部材16における上記押ボタン部66を押してコインを返却することができる。上記押ボタン部66を押すと、上記コイン返却用操作部材16における上記コイン突き出し部68が
上記コイン返却部材突出部通過孔31を貫通して上記コイン選別部材21の上記コイン保持部39,40に収納されているコインを後方へ押し出すことになる。これにより、コインは上記裏面側カバー部材22に設けられた上記返却コイン排出用溝部49を通って上記返却コイン取出口17に落下するので、コインを取り戻すことができる。
12 自動販売機
13 玩具
14 コイン投入口
15 回転ツマミ
16 コイン返却用操作部材
17 返却コイン取出口
18 表面側カバー部材
19 商品取出口
20 コインガイド部材
21 コイン選別部材
22 裏面側カバー部材
23 取付部材
24 コイン返却部材挿通孔
25 回転ツマミ固定軸挿通孔
26 雌ネジ
27 ガイド部
28 シャッター部通過孔
29 回転ツマミ固定軸挿通孔
30 コイン返却部材連結軸挿通孔
31 コイン返却部材突出部通過孔
32 コイン押出部材通過孔
33 固定ネジ挿通孔
34 コイン押出部材
35 板バネ
36 ネジ
37 回転ツマミ固定軸挿通孔
38 歯部
39 コイン保持部
40 コイン保持部
41 逆回転防止爪
42 バネ部材
43 係止縁部
44 係止爪
45 バネ部材
46 シャッター部材通過孔
47 回転ツマミ固定軸挿通孔
48 コイン送出孔
49 返却コイン排出用溝部
50 固定ネジ挿通孔
51 回転ツマミ固定軸挿通用切込部
52 コイン送出用切込部
53,53a ネジ挿通孔
54 係止片
55 シャッター部材通過用切込部
56,56a 雄ネジ
57 支持部材
58 シャッター部材
59 回転ツマミ固定軸
60 歯車
61 取付孔
62 ネジ部材
63 ネジ部材
64 腕部
65 脚部
66 押ボタン部
67 連結軸接続孔部
68 コイン突き出し部
69 連結軸
70 ネジ部材
71 基部
72 上面部
73 下面部
74 首部
75 下肢部
76 コイン当接部
77 シャッター部
78 支持部
79 バネ部材端部固定部
80 前面部
81 側面部
82 側面部
83 基部
84 接続腕部
85 接続孔部
86 ネジ部材
87 コイン当接部通過孔
88 バネ部材端部固定用突起
89 係合孔部
90 バネ部材
91 バネ部材
92 コイン
Claims (5)
- コインを投入することにより商品を排出しうるように構成された自動販売機に装着されるコイン投入装置であって、
コイン投入口に所定枚数のコインが投入された際に、上記コイン投入口を閉鎖しうるシャッター部材が備えられていることを特徴とするコイン投入装置。 - 上記シャッター部材は、投入されたコインにより押圧されて変位するコイン当接部と、当該シャッター部材の中間部を回転可能に支持する支持部と、上記コイン当接部が投入されたコインに押圧されて変位することにより上記支持部を支点として回転することにより上記コイン投入口を閉鎖する方向へ変位するシャッター部とを有することを特徴とする請求項1記載のコイン投入装置。
- コイン投入口の下方には、投入されたコインが収納されるコイン保持部を有する回転可能なコイン選別部材が配置され、上記コイン当接部は上記コイン保持部内に配置されていることを特徴とする請求項2記載のコイン投入装置。
- 上記シャッター部材は、常態時においては、上記シャッター部がコイン投入孔を開放すると共に上記コイン当接部が上記コイン保持部内に配置されるように付勢するバネ部材により付勢されていることを特徴とする請求項3記載のコイン投入装置。
- 上記シャッター部材は、コイン返却用操作部材に固定された支持部材に支持されて上記コイン返却用操作部材と共に移動可能に構成され、上記の移動により、上記コイン当接部が上記コイン保持部から、及び上記シャッター部が上記コイン投入口から夫々脱出可能に構成されていることを特徴とする請求項2〜4記載のコイン投入装置。
Priority Applications (1)
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JP2006004820U JP3125992U (ja) | 2006-06-20 | 2006-06-20 | コイン投入装置 |
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JP3125992U true JP3125992U (ja) | 2006-10-12 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009059191A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 硬貨処理装置および硬貨処理方法 |
-
2006
- 2006-06-20 JP JP2006004820U patent/JP3125992U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009059191A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 硬貨処理装置および硬貨処理方法 |
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