JP3360526B2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

Info

Publication number
JP3360526B2
JP3360526B2 JP11590596A JP11590596A JP3360526B2 JP 3360526 B2 JP3360526 B2 JP 3360526B2 JP 11590596 A JP11590596 A JP 11590596A JP 11590596 A JP11590596 A JP 11590596A JP 3360526 B2 JP3360526 B2 JP 3360526B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
wire
reset
vending machine
outer door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11590596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0927073A (ja
Inventor
義人 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP11590596A priority Critical patent/JP3360526B2/ja
Publication of JPH0927073A publication Critical patent/JPH0927073A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3360526B2 publication Critical patent/JP3360526B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たばこ自動販売機
などを対象に、機内に搭載した縦積み式商品ラックに前
方へ開放する跳上げ式,ないしは跳下げ式ゲートを備え
た自動販売機、詳しくは跳上げ式,もしくは跳下げ式ゲ
ートの閉め忘れ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のようにたばこ自動販売機では、外
扉付きキャビネットの庫内に上下多段に並べて複数基の
縦積み式商品ラックを搭載している。また、この縦積み
式商品ラックに対して、商品のローディング作業を楽に
能率よく行うために、商品ラックの各コラムごとに前方
へ開く商品支持ガイド兼用の跳上げ式ゲートを備えた構
成が本発明と同一出願人より特願平7−6809号とし
て提案されている。また、前記の跳上げ式ゲートを、上
下段に並ぶ各商品ラックを単位として、左右に並ぶ各コ
ラムにまたがる共通ゲートとして構成したものが同じ出
願人より特願平8−6942号として提案されている。
【0003】この、跳上げ式ゲートはその上端を揺動支
点として前方に開くよう構成し、商品ラック内に縦積み
収納した商品を積み上げ状態に支持するとともに、販売
動作時には最下位に並ぶ商品を1個ずつ切り出すゲート
機能を果たすものであって、常時はコラム前面を塞ぐよ
うに引き降ろして閉位置に鎖錠されており、商品を補充
する際には鎖錠を解いた上で前方へ跳上げて、コラム前
面を開放するような構成である。
【0004】また、前記の跳上げ式ゲートとは別な方式
として、縦積み式商品ラックごとにコラムの前面側に下
端を揺動支点として前方に引下げて開放する跳下げ式ゲ
ートを備え、商品補充の際に鎖錠を解いた上でゲートを
手前側に開いてコラム前面を開放するように構成した跳
下げ式ゲートも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記自動販
売機の商品ラックに対して商品をローディングした後、
前方に開いている跳上げ式ゲート,もしくは跳下げ式ゲ
ートを不注意から閉め忘れたままキャビネットの前面外
扉を閉じると、外扉の扉板が前方に突き出している開放
状態のゲートに衝突してゲートを破損することがあるほ
か、ゲートが閉位置に正しくリセットされてない中途半
端な状態で販売を再開すると、コラムからの商品切り出
し動作がスムーズに行われないで販売トラブルを引き起
こすことがある。
【0006】そのために、従来では機内に“外扉を閉じ
る前にゲートを必ず閉位置にリセットして下さい”とい
った内容のシートを表示して商品補充の作業者(オペレ
ータ)への注意を促しているが、これだけではゲートの
閉め忘れを完全に防ぐことができないことから、自動販
売機の構造面でゲート閉め忘れを防ぐような対策が強く
望まれている。
【0007】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記課題を解決し、商品ローディン
グの際に跳上げ式ゲート,もしくは跳下げ式ゲートの閉
め忘れがあっても、販売再開に際して外扉を閉じると、
外扉との衝突なしに扉板の閉動作に連動して開放位置に
取り残された閉め忘れゲートを一括して閉位置へ自動的
に押し戻してリセットできるようにした自動販売機を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、キャビネットの外扉を閉じる際
に、閉め忘れて開放位置に取り残した跳上げ式ゲート,
もしくは跳下げ式ゲートを一括して、外扉の閉動作に連
動して強制復帰させるリセット手段を備えた自動販売機
において、前記リセット手段を、上下段に並ぶ各商品ラ
ックの跳上げ式ゲート,もしくは跳下げ式ゲートに連係
して、駆動操作により開放位置に残っているゲートを閉
位置に押し戻すリセット機構と、前記リセット機構を外
扉の閉動作に従動して待機位置からリセット位置に駆動
するワイヤ式駆動機構とから構成するものとし、そし
て、ワイヤ式駆動機構を、リセット機構に一端を連結し
たワイヤと、キャビネットの庫内底部に設置して前記ワ
イヤの他端と連結し、かつ外扉に連結したドアストッパ
のレバーの動きに連動して外扉を閉じる際に前記ワイヤ
を引っ張る方向にスライドするスライダとから構成する
ものとする。
【0009】
【0010】また、前記のリセット機構に付いては、具
体的に次記のような形態で構成することができる。 1)上下段に並ぶ各商品ラックのゲートに対向してその
前面側に配置した揺動式の押込みレバーと、前記押込み
レバーの相互間を連結して商品ラックの側方に敷設した
連桿とから構成し、ワイヤ式駆動機構を介して外扉に連
動させる。
【0011】2)リセット機構を、上下段に並ぶ商品ラ
ックの側方に敷設してワイヤ式駆動機構のワイヤに連結
した上下スライド式の連桿と、該連桿から各商品ラック
のゲート板面に向けて突き出すゲート押込みバーから構
成し、ワイヤ式駆動機構を介して外扉に連動させる。 3)前項2)と同様な上下スライド式の連桿と、各商品
のゲートの前面側に配置して前記連桿に連動結合したゲ
ート押込みレバーとから構成し、ワイヤ式駆動機構を介
して外扉に連動させる。
【0012】4)前項2)と同様な上下スライド式の連
桿と、各商品ラックのゲートと個々に対応して前記連桿
に形成した押込みカム部と、該押込みカム部のカム面に
対向してゲート側縁から突出するドッグとから構成し、
ワイヤ式駆動機構を介して外扉に連動させる。 5)前項2)と同様な上下スライド式の連桿を備えると
ともに、各商品ラックのゲートから引出したリセット用
のスイングアームの先端を前記連桿に係合し、ワイヤ式
駆動機構を介して外扉に連動させる。
【0013】上記の構成において、商品ラックへの商品
補充作業が済んだ後にキャビネットの外扉を閉じると、
扉板の動きに連動するドアストッパのレバーがスライダ
を駆動してワイヤを引張り、外扉が全閉する以前に前記
各項で述べたリセット機構を駆動して開放位置に残って
いる閉め忘れの跳上げ式,ないしは跳下げ式ゲートを一
括して閉位置に向け強制的に戻す。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、跳上げ
式ゲート,跳下げ式ゲートの形態別に図面に基づいて説
明する。 〔実施例1〕図1は商品ラックの前面に跳上げ式ゲート
を備えたたばこ自動販売機に適用した実施例を示すもの
である。図において、1は自動販売機のキャビネット、
2は商品取出口3を備えた前面外扉であり、キャビネッ
ト1の庫内には上下段に並べてたばこを積み上げ収納す
る縦積み式商品ラック4が搭載されている。なお、5は
商品ラックの支持フレームである。この縦積み式商品ラ
ック4は左右に並ぶ複数のコラムに仕切られており、各
コラムごとにその前面には上端を支点として前方に開く
商品支持ガイド兼用の跳上げ式ゲート6を備えている。
この跳上げ式ゲート6は、常時は図示の実線で示すよう
に商品ラック4のコラム前面を塞ぐ閉位置に引き下げて
鎖錠されており、商品補充を行う場合には、外扉2を開
放した状態で前方からの手動操作によりゲートの鎖錠を
釈放し、図示の鎖線で示す開放位置に跳ね上げてコラム
前面を開放する。
【0015】なお、かかる縦積み式商品ラックは、ラッ
ク内に積み上げたたばこ等の商品をプッシャ,あるいは
コンベヤ式搬出機構により最下位から前記ゲート6によ
り商品を1個ずつ切り出して搬出するものであり、その
詳細な構成,商品搬出動作については周知でありここで
はその説明を省略する。そして、前記構成の商品ラック
に対するゲート閉め忘れ対策として、本発明により商品
ラック4の前面側には次記のように構成されたゲートリ
セット機構7が新たに追加装備されている。このリセッ
ト機構7は、上下各段の商品ラック4ごとにコラム前面
に配備した各跳上げ式ゲート6に対向して、その前面側
には押込みレバー8と、上下段に並ぶ押込みレバー8の
相互間を連結して商品ラック4の側方に配した連桿9
と、該連桿9の上端とケース側の間に架け渡して押込み
レバー8を待機位置に引き上げる復帰ばね10と、外扉
2の閉動作に連動して押込みレバー8を待機位置からゲ
ート押し込み位置に引き下げ操作するワイヤ式駆動機構
とからなる。また、ワイヤ式駆動機構は、最下段に並ぶ
押込みレバー8の先端に一端を連結したワイヤ11と、
キャビネット1の庫内底部に設置して前記ワイヤ11の
他端に連結し、かつ外扉2に連結したドアストッパ12
のレバーに連動して外扉2を閉じる際にワイヤ11を引
っ張る方向にスライドするスライダ13とから構成され
ている。
【0016】次に、前記したワイヤ式駆動機構のドアス
トッパ12,スライダ13の詳細構造を図2に示す。ま
ず、ドアストッパ12は特開平4−112295号公報
で提案されている扉固定装置と同様なものであり、ガイ
ド盤12aの上面に形成した異形の案内溝12bへ、一
端を外扉2に連結したレバー12cの先端が嵌合してお
り、かかる構成で外扉2を半開,全開位置に拘束保持す
る。また、図示のスライダ13は、ワイヤ11に連結し
たスライド駒13aがケース13bの中に案内支持され
ており、前記スライド駒13aに連結したドッグ(ピ
ン)13cがドアストッパ12のレバー12cの移動経
路を横切るように突き出している。なお、スライダ13
は図示例の構造に限定されるものではなく、例えばスラ
イド駒13aの代わりにレバーを採用して構成すること
もできる。
【0017】次に前記構成の動作を説明する。まず、跳
上げ式ゲート6は、常時は図3の実線で示す閉位置でロ
ックピン6aと異形溝6bによりこの位置に鎖錠されて
おり、商品ラックのコラム前面を閉塞している。そし
て、商品補充の際には各コラムごとに手動操作で跳上げ
式ゲート6のつまみ6cを操作してロックピン6aの鎖
錠を外して上方に引き上げる。これによりゲート6は図
示の鎖線位置に開放してハーフロック状態に保持され
る。ここで、商品ラックへの商品補充が終わると、通常
はその都度跳上げ式ゲート6を手動操作で実線位置に閉
じるわけであるが、ゲートを閉め忘れると鎖線位置に突
き出したままとなる。なお、跳上げ式ゲート6は、その
支軸6dに設けた捩じりコイルばねとしての復帰ばね
(図示せず)で閉方向にばね付勢しておき、ゲート6を
開放位置からある程度押し込むと復帰ばね力で閉位置に
戻って自動的に鎖錠されるような仕組みのもの、あるい
はゲート6を手動で閉位置に押し込んでラック側に設け
た鎖錠機構にロックさせるものなどがある。
【0018】そして、商品補充に際して外扉2を開放す
ると、図2から判るようにドアストッパ12のレバー1
2cが左側に移動してスライダ13のドッグ13cの拘
束を解除する。これにより、リセット機構7は、復帰ば
ね10のばね力で連桿9が上方に引き上げられ、図3で
示すように押込みレバー8が支点8aを中心に図示の実
線位置に後退する。したがって、この状態ではリセット
機構7との干渉なしに跳上げ式ゲート6の開閉が自由に
行える。
【0019】一方、商品補充作業が終了した後に外扉2
を閉じると、外扉の閉動作に従動してドアストッパ12
の連結桿12cがスライダ13のドッグ13cに突き当
たってスライド駒13aを右側に押す(図2参照)。こ
れにより、ワイヤ11が牽引され、連桿9を復帰ばね1
0に抗して下方に引き下げるとともに、この連桿9の動
きに連動して各段の押込みレバー8が図3の実線位置か
ら破線位置に向けて回動する。したがって、この時点で
閉め忘れた跳上げ式ゲート6が開放位置に取り残されて
いた場合でも、この閉め忘れゲートは一括して上方から
回動して来た押込みレバー8により強制的に押し込ま
れ、これにより跳上げ式ゲート6は外扉2が完全に閉ま
る以前、つまり外扉2と衝突することなしに図3の実線
で示す閉位置にリセットされる。
【0020】〔実施例2〕図4は前記実施例1の応用実
施例を示すものである。この実施例では、跳上げ式ゲー
ト6が商品ラック内に仕切られた複数コラムに共通な幅
広なゲート板として作られ、鎖線で示す閉位置から実線
で示す開放位置へ跳ね上げた位置で、ゲート6の前面に
突出した係合突起6eをローラキャッチと呼ばれる係止
金具14に引っ掛けてゲート6を開放位置に支持するよ
うにしている。
【0021】ここで、上下段に並ぶ各商品ラックの跳上
げ式ゲート6ごとに、その前面上部側にバーをC字形に
折り曲げた押込みレバー15を配置するとともに、その
側方には図1で示したと同様に上下スライド式の連桿1
6がキャビネットの庫内側壁に敷設されており、この連
桿16に穿孔した横長穴16aに前記レバー15から側
方に突き出したドッグ15aが係合している。なお、連
桿16はチャンネル材で作られ、縦長穴16bに嵌め込
んだ段付きねじ16cを介して上下方向にスライド可能
に支持されている。そして、この連桿16は図6で示す
ように、上端が復帰ばね10を介して上方に吊り上げ付
勢され、下端には外扉の開閉動作に連動してスライドす
るスライダ13から引出したワイヤ11が結合してい
る。
【0022】図5は前記構成のリセット機構による跳上
げ式ゲート6のリセット動作の説明図であり、(a)図
のゲート開放状態で、キャビネットの外扉2(図1参
照)を閉じると、実施例1と同様にドアストッパ,スラ
イダを組合せたワイヤ式駆動機構を介して連桿16が
(b)図のように下方にスライドし、この動きに従動し
て押込みレバー15が下方に揺動して開放位置にあるゲ
ート6を押し下げる。これにより、ゲート6の係合突起
6aと係止金具14との係合が外れてゲート6が閉位置
に向けて押し込まれ、外扉が全閉すると(c)図のよう
にゲート6が閉位置にリセットされる。
【0023】〔実施例3〕図7,図8は先記実施例2と
同じ方式のリセット機構を跳下げ式ゲートに適用した実
施例を示すものである。図において、跳下げ式ゲート6
0は下端を揺動支点として商品ラックのコラム前面に設
置されており、ラックに商品をローディングする際に
は、ゲート60を鎖線で示す閉位置から前方に引き下げ
て実線の開放位置に開く。
【0024】ここで、上下段の各商品ラックに備えた跳
下げ式ゲート60に対して、ゲート60の前面下方に
は、実施例2で述べたと同様な押込みレバー15,およ
び各段の押込みレバー15の相互間を連係する上下スラ
イド式の連桿16を備えている。そして、この連桿16
は図9で示すように、ワイヤ式駆動機構(図3に示した
と同じ機構)から引出したワイヤ11にシーソー式のリ
ンク17を介して連結されている。かかる構成により、
ワイヤ11を引っ張ると、リンク17が時計方向に揺動
して連桿16が上方に押し上げられ、ワイヤ11を緩め
ると連桿16が自重で下方に下がる。
【0025】かかる構成による跳下げ式ゲート60のリ
セット動作は図8(a)〜(c)に示すごとくである。
すなわち、(a)図のゲート開放状態で外扉を閉じる
と、ワイヤ11が引っ張られ、(b)図のように連桿1
6が上方にスライドして押込みレバー15を時計方向に
駆動するとともに、このレバー15の動きに従動して開
放していたゲート60が押し上げられ、外扉が全閉した
状態では(c)図のようにゲート60が閉位置にリセッ
トされる。
【0026】〔実施例4〕図10は跳上げ式ゲートに適
用する本発明の別な実施例を示すものである。この実施
例においては、先記実施例2で述べたと同様に、上下段
に並ぶ各商品ラックの側方には上下スライド式の連桿1
6が配備されており、その下端が図6と同様にワイヤ式
駆動機構から引出したワイヤ11に連結されている。こ
こで、実施例2の押込みレバー15(図4参照)に代え
て、連桿16には各段の跳上げ式ゲート6と個々に対応
するように、ゲート6の板面に向けて側方から突き出す
押込みバー16dが設けてある。
【0027】図11(a)〜(c)は前記構成による跳
上げ式ゲート6のリセット動作の説明図であり、ゲート
6の開放状態で外扉を閉じると、連桿16が下方にスラ
イドするとともに、連桿16に設けた押込みバー16d
がゲート6を下方に押し下げる。これによりゲート6が
開放位置から閉位置に向けて押し込まれ、外扉を全閉し
た状態では(c)図のようにゲート6が閉位置にリセッ
トされる。
【0028】〔実施例5〕図12,図13は実施例4と
同じ方式のリセット機構を跳下げ式ゲートに適用した実
施例を示すものであり、跳下げ式ゲート60の側方に敷
設した連桿16には、上下段に並ぶ各商品ラックの跳下
げ式ゲート60と個々に対応するように押込みバー16
dがゲート60の前面側下部に突き出している。なお、
連桿16の下端には図9と同様にシーソー式リンクを介
してワイヤ式駆動機構から引出したワイヤに連結されて
おり、外扉を閉じるとワイヤ式駆動機構を介して連桿1
6が上方に押し上げられるようになっている。
【0029】かかる構成による跳下げ式ゲート60のリ
セット動作は図13(a)〜(c)で示すように行わ
れ、開放位置にある跳下げ式ゲート60は外扉の閉動作
に連動して上方にスライドする連桿16の押込みバー1
6dにより押し込まれ、外扉が全閉すると閉位置にリセ
ットされる。 〔実施例6〕図14,図15は跳上げ式ゲートに適用し
た本発明のさらに異なる実施例を示すものである。この
実施例においては、先記実施例2,4と同様に上下段に
並ぶ商品ラックの側方に敷設した連桿16には、各段の
跳上げ式ゲート6と個々に対応して下向きに傾斜したテ
ーパ状の押込みカム部16eが形成されており、このカ
ム部16eに対向してゲート6の側縁にはドッグ6bが
突き出している。
【0030】かかる構成で外扉を閉じると、図15
(a)〜(c)の動作説明図から判るように、外扉の閉
動作に連動して下向きにスライドする連桿16のカム部
16eがドッグ6bを介して開放位置にある跳上げ式ゲ
ート6を押し下げ、閉位置に押し込んでリセットさせ
る。 〔実施例7〕図16,図17は跳下げ式ゲートに適用し
た本発明のさらに異なる実施例を示すものである。この
実施例においては、先記の実施例3,5と同様に上下段
に並ぶ商品ラックの側方に敷設した上下スライド式の連
桿16には、各段の跳下げ式ゲート60と個々に対応し
て角穴16fが開口している。一方、ゲート60にはそ
の軸支部から下方に延在するスイングアーム60aを備
えており、該スイングアーム60aのかぎ形先端部を前
記連桿16の角穴16fに差し込んで係合させている。
また、連桿16はその下端が図6のようにワイヤ式駆動
機構のスライダ13から引出したワイヤ11に連結し、
外扉を閉じる際に外扉の閉動作と連動して連桿16が下
降スライドするようにしている。
【0031】かかる構成による跳下げ式ゲート60のリ
セット動作は図17(a)〜(c)で示すごとくであ
る。すなわち、ゲート60が開いている状態で外扉を閉
じると、外扉の動きに連動する連桿16が下向きにスラ
イドするとともに、この動きに従動して角穴16eに係
合しているスイングアーム60aを介して跳下げ式ゲー
ト60が時計方向に回動して閉位置にリセットされる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、上下段に並べて機内に搭載した商品ラックの前面側
に設けた跳上げ式,もしくは跳下げ式ゲートに対し、キ
ャビネットの外扉を閉じる際に、開放位置に残っている
ゲートを外扉の動きに連動して開放位置から閉位置に向
け一括して強制的に押し込むリセット手段を備えた自動
販売機において、前記リセット手段を、上下段に並ぶ各
商品ラックの跳上げ式ゲート,もしくは跳下げ式ゲート
に連係して、駆動操作により開放位置に残っているゲー
トを閉位置に押し戻すリセット機構と、前記リセット機
構を外扉の閉動作に従動して待機位置からリセット位置
に駆動するワイヤ式駆動機構とから構成し、該ワイヤ式
駆動機構を、リセット機構に一端を連結したワイヤと、
キャビネットの庫内底部に設置して前記ワイヤの他端と
連結し、かつ外扉に連結したドアストッパのレバーの動
きに連動して外扉を閉じる際に前記ワイヤを引っ張る方
向にスライドするスライダとから構成したことにより、
商品補充の際に一旦開いたゲートを閉め忘れたままで外
扉を閉じても、外扉が完全に閉じる以前にゲートは強制
的に閉位置に押し込み復帰するので、外扉と衝突して破
損したり、閉位置に復帰せずに販売トラブルを引き起こ
すといった不具合が解消されて自動販売機の信頼性が向
上する。
【0033】また、リセット手段の駆動機構として自動
販売機に標準装備されている外扉のドアストッパを活用
したワイヤ式駆動機構を備えることで、既設のドアスト
ッパに僅かにスライダを追加装備するだけで簡単に対応
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応した跳上げ式ゲートの
リセット手段を備えた自動販売機の全体構成図
【図2】図1におけるリセット機構に連結したワイヤ式
駆動機構の構造斜視図
【図3】図1におけるリセット機構の構造斜視図
【図4】跳上げ式ゲートに適用した本発明の実施例2に
対応するリセット機構の要部構造の斜視図
【図5】図4の構成による跳上げ式ゲートのリセット動
作説明図であり、(a)はゲートの開放状態図、(b)
はリセット動作の途中の状態図、(c)は閉位置にリセ
ットされた状態図
【図6】図4のリセット機構とワイヤ式駆動機構とのワ
イヤ接続構造を示す斜視図
【図7】跳下げ式ゲートに適用した本発明の実施例3に
対応するリセット機構の要部構造の斜視図
【図8】図7の構成による跳下げ式ゲートのリセット動
作説明図であり、(a)はゲートの開放状態図、(b)
はリセット動作の途中の状態図、(c)は閉位置にリセ
ットされた状態図
【図9】図7のリセット機構とワイヤ式駆動機構とのワ
イヤ接続構造を示す斜視図
【図10】跳上げ式ゲートに適用した本発明の実施例4
に対応するリセット機構の要部構造の斜視図
【図11】図10の構成による跳上げ式ゲートのリセッ
ト動作説明図であり、(a)はゲートの開放状態図、
(b)はリセット動作の途中の状態図、(c)は閉位置
にリセットされた状態図
【図12】跳下げ式ゲートに適用した本発明の実施例5
に対応するリセット機構の要部構造の斜視図
【図13】図12の構成による跳下げ式ゲートのリセッ
ト動作説明図であり、(a)はゲートの開放状態図、
(b)はリセット動作の途中の状態図、(c)は閉位置
にリセットされた状態図
【図14】跳上げ式ゲートに適用した本発明の実施例6
に対応するリセット機構の要部構造の斜視図
【図15】図14の構成による跳上げ式ゲートのリセッ
ト動作説明図であり、(a)はゲートの開放状態図、
(b)はリセット動作の途中の状態図、(c)は閉位置
にリセットされた状態図
【図16】跳下げ式ゲートに適用した本発明の実施例7
に対応するリセット機構の要部構造の斜視図
【図17】図16の構成による跳下げ式ゲートのリセッ
ト動作説明図であり、(a)はゲートの開放状態図、
(b)はリセット動作の途中の状態図、(c)は閉位置
にリセットされた状態図
【符号の説明】
1 キャビネット 2 外扉 4 商品ラック 6 跳上げ式ゲート 6b ドッグ 7 リセット機構 8 押込みレバー 9 連桿 10 復帰ばね 11 ワイヤ 12 ドアストッパ 13 ワイヤ式駆動機構のスライダ 15 押込みレバー 16 スライド式連桿 16d 押込みバー 16e 押込みカム部 60 跳下げ式ゲート 80a スイングアーム

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外扉付きキャビネットの庫内に上下段に並
    べて複数基の縦積み式商品ラックを搭載し、かつ各商品
    ラックごとにそのコラム前面に前方へ開く商品支持ガイ
    ド兼用の跳上げ式ゲート,もしくは跳下げ式ゲートを備
    えた自動販売機であって、前記外扉を閉じる際に閉め忘
    れて開放位置に取り残したゲートを、外扉の閉動作に連
    動して開放位置から閉位置に一括して強制復帰させるリ
    セット手段を備えたものにおいて、前記リセット手段
    が、上下段に並ぶ各商品ラックの跳上げ式ゲート,もし
    くは跳下げ式ゲートに連係して、駆動操作により開放位
    置に残っているゲートを閉位置に押し戻すリセット機構
    と、前記リセット機構を外扉の閉動作に従動して待機位
    置からリセット位置に駆動するワイヤ式駆動機構とから
    なり、該ワイヤ式駆動機構が、リセット機構に一端を連
    結したワイヤと、キャビネットの庫内底部に設置して前
    記ワイヤの他端と連結し、かつ外扉に連結したドアスト
    ッパのレバーの動きに連動して外扉を閉じる際に前記ワ
    イヤを引っ張る方向にスライドするスライダとからなる
    ことを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動販売機において、リセ
    ット機構を、上下段に並ぶ各商品ラックのゲートに対向
    してその前面側に配置した揺動式の押込みレバーと、前
    記押込みレバーの相互間を連結して商品ラックの側方に
    敷設した連桿とから構成し、ワイヤ式駆動機構を介して
    外扉に連動させたことを特徴とする自動販売機。
  3. 【請求項3】請求項1記載の自動販売機において、リセ
    ット機構を、上下段に並ぶ商品ラックの側方に敷設して
    ワイヤ式駆動機構のワイヤに連結した上下スライド式の
    連桿と、該連桿から各商品ラックのゲート板面に向けて
    突き出すゲート押込みバーから構成し、ワイヤ式駆動機
    構を介して外扉に連動させたことを特徴とする自動販売
    機。
  4. 【請求項4】請求項1記載の自動販売機において、リセ
    ット機構を、上下段に並ぶ商品ラックの側方に敷設して
    ワイヤ式駆動機構のワイヤに連結した上下スライド式の
    連桿と、各商品のゲートの前面側に配置して前記連桿に
    連動結合したゲート押込みレバーとから構成し、ワイヤ
    式駆動機構を介して外扉に連動させたことを特徴とする
    自動販売機。
  5. 【請求項5】請求項1記載の自動販売機において、リセ
    ット機構を、上下段に並ぶ商品ラックの側方に敷設して
    ワイヤ式駆動機構のワイヤに連結した上下スライド式の
    連桿と、各商品ラックのゲートと個々に対応して前記連
    桿に形成した押込みカム部と、該押込みカム部のカム面
    に対向してゲート側縁から突出するドッグとから構成
    し、ワイヤ式駆動機構を介して外扉に連動させたことを
    特徴とする自動販売機。
  6. 【請求項6】請求項1記載の自動販売機において、リセ
    ット機構を、上下段に並ぶ商品ラックの側方に敷設して
    ワイヤ式駆動機構のワイヤに連結した上下スライド式の
    連桿と、各商品ラックのゲートから引出してその先端を
    前記連桿に係合したリセット用のスイングアームとから
    構成し、ワイヤ式駆動機構を介して外扉に連動させたこ
    とを特徴とする自動販売機。
JP11590596A 1995-05-11 1996-05-10 自動販売機 Expired - Fee Related JP3360526B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11590596A JP3360526B2 (ja) 1995-05-11 1996-05-10 自動販売機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-112735 1995-05-11
JP11273595 1995-05-11
JP11590596A JP3360526B2 (ja) 1995-05-11 1996-05-10 自動販売機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0927073A JPH0927073A (ja) 1997-01-28
JP3360526B2 true JP3360526B2 (ja) 2002-12-24

Family

ID=26451833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11590596A Expired - Fee Related JP3360526B2 (ja) 1995-05-11 1996-05-10 自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3360526B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3476648B2 (ja) * 1996-11-28 2003-12-10 日本たばこ産業株式会社 自動販売機
EP1926059A3 (de) * 2006-10-25 2009-01-07 Sielaff Gmbh & Co. Kg Automatenbau Warenfach, Verkaufsautomat und Verfahren
CN106204949A (zh) * 2016-07-18 2016-12-07 章玺 一种应用于智能柜提示关门的方法及系统
CN114550317B (zh) * 2022-01-27 2023-07-14 广州新科佳都科技有限公司 盖板复位驱动机构、薄片处理设备、纸币设备及自动售票机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0927073A (ja) 1997-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4303287A (en) Locking mechanism for a storage cabinet
JP3360526B2 (ja) 自動販売機
JP6711507B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
US7077288B2 (en) Newspaper vending machine
JPS5922613Y2 (ja) 自動販売機の商品排出装置
JP3975836B2 (ja) 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック
JP4187515B2 (ja) 自動販売機の扉閉鎖装置
JP3895820B2 (ja) 自動販売機
JP3526714B2 (ja) 自動販売機
JPH0792863B2 (ja) コンベア式商品棚の商品落下防止機構
US4396106A (en) Mechanical vending machine having slidable pivotal coin analyzer
US2290063A (en) Cell door operating and locking system
JP3724282B2 (ja) 自動販売機の商品収容装置
JP3239066B2 (ja) 自動販売機
JPH02148388A (ja) 自動販売機のコンベア式商品棚装置
JP4129857B2 (ja) 自動販売機
US3988023A (en) Bowling ball return mechanism
JP2002083358A (ja) 自動販売機の商品払出装置における盗難防止構造
JPH04213791A (ja) 自動販売機
JP3969420B2 (ja) 自動販売機
CA1037511A (en) Bowling ball return mechanism
JPS589994B2 (ja) 多重価格設定形のボトルレリ−ズ式自動販売機
JPH09305847A (ja) 自動販売機
JPH0971344A (ja) カード自動販売機
JP2004295658A (ja) 自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees