JPH10297885A - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JPH10297885A
JPH10297885A JP12339397A JP12339397A JPH10297885A JP H10297885 A JPH10297885 A JP H10297885A JP 12339397 A JP12339397 A JP 12339397A JP 12339397 A JP12339397 A JP 12339397A JP H10297885 A JPH10297885 A JP H10297885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water tank
vehicle
hydraulic cylinder
cylinder device
Prior art date
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Pending
Application number
JP12339397A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhito Kanemitsu
信人 兼光
Motonori Ooi
元徳 大熨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP12339397A priority Critical patent/JPH10297885A/ja
Publication of JPH10297885A publication Critical patent/JPH10297885A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転倒防止用下部ウエイトや作業台昇降用の圧
力流体として、水を使用することにより、高所作業時に
は、転倒防止用下部ウエイトによって、安定を確保で
き、移動時には、軽量化して、段差での移動を容易に行
えると共に、扉下のくつずりや仕上げ材の破損を防止で
きる高所作業車を提供する。 【解決手段】 注水・排水の可能な水タンク1が装備さ
れた車両本体Aに、昇降式作業台Bを、水圧シリンダー
装置2を介して昇降自在に支持させ、前記水タンク1の
水を転倒防止用下部ウエイトとして使用すると共に、水
圧シリンダー装置2を伸縮動作させるための圧力流体と
しても使用するようにした高所作業車を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築工事や設備工
事等における高所作業に使用される高所作業車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建築工事や設備工事等においては、建物
の階高が一般的に4m前後であることから、作業床高さ
が2mまでの高所作業(例えば、天井内設備工事等)が
非常に多い。このような高所作業に、近年では、作業台
を油圧シリンダー装置によって昇降駆動するように構成
した高所作業車が使用されることが多い。
【0003】高所作業車は、作業台が車両本体に対して
油圧で昇降するように構成されており、作業台の高さ
を、作業台への乗り降りや高所作業の状況に対応して調
節できるという利点を有する反面、油圧タンクや油ポン
プ等の油圧ユニットの他、昇降式作業台よりも車両本体
側を重くする転倒防止用下部ウエイトが必要であるた
め、重量が非常に大きくなり、上昇時の作業床高さが2
m程度の小型の高所作業車であっても、自重が500k
g以上に達することから、段差での移動が困難であるこ
とや、作業現場への移動時に、車輪によって扉下のくつ
ずりや床面の仕上げ材を破損したり、大重量物であるが
故に、高所作業車を手押し移動する際の操作ミスによ
り、壁面等に衝突して仕上げ材を破損しやすいことが最
大の欠点とされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高所作業車
の転倒防止用下部ウエイトが、元来、昇降式作業台を上
昇させた高所作業時にのみ必要であって、現場への移動
時には、昇降式作業台を下降しておくことによりウエイ
トなしでも安定が保てること、並びに、建築工事や設備
工事等の現場においては、水(水道水や仮設水槽に溜め
られた工事用の水)を容易に且つ大量に入手できること
に着目してなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、転倒防止用下部ウエイトや作業台昇降用の圧力流
体として、水を使用することにより、高所作業時には、
転倒防止用下部ウエイトによって、安定を確保でき、移
動時には、軽量化して、段差での移動を容易に行えると
共に、扉下のくつずりや仕上げ材の破損を防止できるよ
うにした高所作業車を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明が講じた技術的手段は、次のとおりであ
る。即ち、本発明による高所作業車は、注水・排水の可
能な水タンクが装備された車両本体に、昇降式作業台
を、水圧シリンダー装置を介して、昇降自在に支持さ
せ、前記水タンクの水を転倒防止用下部ウエイトとして
使用すると共に、前記水圧シリンダー装置を伸縮作動さ
せるための圧力流体として使用するように構成したこと
を特徴としている。
【0006】尚、水タンクには、給水ポンプを備えた第
1の給水口と、水道への接続可能な第2の給水口とを併
設しておくことが、水道水、仮設水槽に溜められた工事
用の水のどちらでも、そのまま容易に利用できる点で、
望ましい。
【0007】上記の構成によれば、現場への移動時に
は、水タンクの水を抜いておくことにより、転倒防止用
下部ウエイトなしの軽量な状態となるので、段差での移
動を容易に行え、扉下のくつずりや床面の仕上げ材等を
破損する虞もない。
【0008】殊に、本発明では、作業台昇降用の圧力流
体としても、水タンクの水を使用する構成としたため、
水タンクの水を全部抜いてしまえば、恰も、従来の高所
作業車の車両本体に装備されていたオイルタンクを除去
した状態ないしはオイルを抜いた状態が現出されること
になり、より一層の軽量化が達成されるのである。
【0009】高所作業の現場では、水タンクに注水し、
水タンクの水を転倒防止用下部ウエイトとして使用する
一方、水タンクに溜められた水の一部を加圧ポンプによ
り水圧シリンダー装置に圧送して、作業台を任意の高さ
に上昇させることができる。従って、昇降式作業台を上
昇させた状態で行う高所作業時の安定が確保されること
になる。尚、仕上げ済みの床上で高所作業を行う場合に
は、合板等で床面の簡易な養生を行うことにより、仕上
げ材の破損を防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図3は、本発明に係る高所
作業車の一例を示す。図において、Aは、注水・排水の
可能な水タンク1が装備された車両本体、Bは、復動型
の水圧シリンダー装置2を介して車両本体Aに昇降自在
に支持された昇降式作業台である。3は昇降式作業台A
の作業床、4は手摺り、5は扉である。6は手摺り4に
着脱自在に取り付けられた遠隔操作用のスイッチボック
スであり、後述する給水ポンプP1 、加圧ポンプP2
流路切換え弁12等を操作するためのスイッチ類(図示
せず)を備えている。
【0011】車両本体Aには、遊転車輪7a、ストッパ
ー付きの追従車輪(キャスター)7b、ハンドル8が設
けられており、手押し移動できるようになっている。水
タンク1には、その上部に、給水ポンプP1 を備えた第
1の給水口9aと、水道への接続可能な第2の給水口9
bとが併設され、下端には、バルブ10を備えた排水口
11が設けられている。また、水タンク1の上部には、
水タンク1の水Wを加圧して、前記水圧シリンダー装置
2に圧送する加圧ポンプP2 と、ソレノイド(図示せ
ず)等によって切換え動作する流路切換え弁12とが設
けられている。13は余剰の圧力水を水タンク1に戻す
リリーフバルブである。14は、前記給水ポンプP1
駆動モータ(図示せず)と前記加圧ポンプP2 の駆動モ
ータ(図示せず)に対する電源(交流100V)用の電
線である。
【0012】第1の給水口9aは、仮設水槽に溜められ
た水を水タンク1に注入する際に使用され、第2の給水
口9bは、水道水を水タンク1に注入する際に使用され
る。また、水タンク1の内部には、複数の水位検出器S
が設けられており、給水ポンプP1 による注水時、当該
水位検出器Sが満杯状態を検出することより、給水ポン
プP1 が自動的に停止するようになっている。また、水
圧シリンダー装置2の動作は、水位検出器Sの検出結果
によって牽制され、水位検出器Sが満杯状態を検出しな
いと、水圧シリンダー装置2が作動できないようになっ
ている。
【0013】各部位の寸法は、任意に設定できるが、図
示した実施の形態では、昇降式作業台Aの最大上昇時の
作業床高さH1 が2000mm、下降時の作業床高さH2
が750mmに設定されている。昇降式作業台Aの寸法
は、縦aが900mm、横bが750mm、高さ(手摺り
高)cが900mmに設定されている。水タンク1は、
2.3mm厚のステンレス鋼板製であり、縦L1 が120
0mm、横L2 が750mm、高さL3 が600mm、水タン
ク1の上部の給水ポンプP1 等が収納された部分の上下
幅L4 が350mmに設定されている。水タンク1の容量
は、400リットルに設定され、高所作業車の全体重量
は、満水時で570kg、排水時で170kgに設定さ
れている。
【0014】上記の構成より成る高所作業車は、排水時
の自重が170kgであるため、手押し移動であるにも
かかわらず、段差での移動が容易であり、車輪によっ
て、扉下のくつずりや床面の仕上げ材を破損させる虞も
ない。また、軽量であるから、手押し移動させる際の操
作ミスが防止され、壁面等との不測な衝突による壁面等
の仕上げ材の損傷も防止できる。
【0015】高所作業に際しては、水タンク1に水Wを
注入することにより、水Wが転倒防止用下部ウエイトと
なって、安定を確保でき、アウトリガーの組立・解体等
の作業は一切不要である。また、油圧シリンダー装置に
代えて、水圧シリンダー装置2を使用するため、加圧ポ
ンプP2 としては、消費電力300W程度の小電力のも
のが使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高所作業車の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】上記の高所作業車の縦断側面図である。
【図3】水タンクに対する注水・排水系と水圧シリンダ
ー装置の水圧系を示す回路図である。
【符号の説明】
A…車両本体、B…昇降式作業台、1…水タンク、2…
水圧シリンダー装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注水・排水の可能な水タンクが装備され
    た車両本体に、昇降式作業台を、水圧シリンダー装置を
    介して、昇降自在に支持させ、前記水タンクの水を転倒
    防止用下部ウエイトとして使用すると共に、前記水圧シ
    リンダー装置を伸縮作動させるための圧力流体として使
    用するように構成したことを特徴とする高所作業車。
  2. 【請求項2】 前記水タンクに、給水ポンプを備えた第
    1の給水口と、水道への接続可能な第2の給水口とを併
    設したことを特徴とする請求項1に記載の高所作業車。
JP12339397A 1997-04-25 1997-04-25 高所作業車 Pending JPH10297885A (ja)

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JP12339397A JPH10297885A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 高所作業車

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JP12339397A JPH10297885A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 高所作業車

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6082578A (en) * 1996-11-28 2000-07-04 Japan Tobacco Inc. Vending machine for packaged commodities
KR100942593B1 (ko) 2009-07-27 2010-02-25 주식회사 수성 고소작업차용 포트홀 바
CN102976240A (zh) * 2012-12-06 2013-03-20 金华市亚虎工具有限公司 一种载人升降平台车
CN103466514A (zh) * 2013-09-30 2013-12-25 常熟市明阳电器安装工程有限公司 一种自动升降塔

Cited By (5)

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CN102976240B (zh) * 2012-12-06 2016-05-11 金华市亚虎工具有限公司 一种载人升降平台车
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