JP3472137B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP3472137B2 JP13263398A JP13263398A JP3472137B2 JP 3472137 B2 JP3472137 B2 JP 3472137B2 JP 13263398 A JP13263398 A JP 13263398A JP 13263398 A JP13263398 A JP 13263398A JP 3472137 B2 JP3472137 B2 JP 3472137B2
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    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着画像を担持
した記録媒体に定着処理を施す定着装置及び前記定着装
置を備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来にあっては、図11に示すように、
記録媒体101の一面たる未定着画像担持面に接する定
着回転体102、前記記録媒体101を介して定着回転
体102と圧接する加圧回転体103、及び、定着処理
済みの記録媒体101を持搬送し定着装置本体外部に
排紙する複数の排紙回転体対104を備え、各排紙回転
体対104は、前記記録媒体101の前記一面に接する
上回転体105及び前記記録媒体101を介して上回転
体105と圧接する下回転体106から成る定着装置1
00が知られており、実用に供されている。
【0003】尚、図11は、定着装置100の概略構成
を示す模式的正面図である。
【0004】即ち、定着装置100にあっては、未定着
画像を担持した記録媒体101は、定着回転体102及
び加圧回転体103の間を通過しながら定着処理が施さ
れたのち、定着回転体102及び加圧回転体103と同
方向に回転している複数の上回転体105及び下回転体
106に持搬送されることにより、定着装置本体外部
に排紙されていた。
【0005】又、上回転体105は、定着処理済みの記
録媒体101に担持されている現像剤に接することか
ら、従来にあっては、上回転体105の表面素材をフッ
素樹脂とすることにより、前記現像剤の上回転体表面へ
の付着抑制が図られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年にあっ
ては、画像形成プロセスの高速化が進行し、かかる画像
形成プロセス高速化の一環として、定着回転体及び加圧
回転体の間に形成された定着ニップから上回転体及び下
回転体の間に形成された排紙ニップ迄の経路が短縮化さ
れる傾向にある。
【0007】しかしながら、従来における定着装置10
0にあっては、図11に示すように、上回転体表面素材
にフッ素樹脂が採用されているとしても、上回転体10
5の回転軸方向が定着回転体102及び加圧回転体10
3の回転軸方向に平行に採られていたので、定着処理済
みの記録媒体101における半溶融現像剤が上回転体表
面に付着するのを抑制することが困難であった。
【0008】特に、前記画像形成プロセス高速化の一環
として現像剤の低融点化も進行する傾向にあり、かかる
低融点現像剤にあっては、前記低融点現像剤の上回転体
表面への付着抑制は困難を極めていた。
【0009】そこで、本発明は、記録媒体における半溶
融現像剤の上回転体表面の付着抑制が容易に図ることが
できる定着装置又は前記定着装置を備える画像形成装置
の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本出願に依れば、上記目
的は、未定着画像を一面に担持した記録媒体を互いに圧
接され回転自在な定着回転体及び加圧回転体の間に通過
せしめながら、加熱体が前記記録媒体を加熱することに
より、前記記録媒体に定着処理を施す定着装置であっ
て、前記記録媒体を介して圧接し、又、定着処理後に前
記記録媒体を挟持搬送し定着装置本体外部に排紙する排
紙回転体対を備え、排紙回転体対は、前記記録媒体の一
面に接する上回転体及び前記記録媒体の他面に接する下
回転体から成る定着装置において、前記上回転体は複数
配置され、少なくとも複数配置された前記上回転体のす
べては、前記記録媒体の一面に平行な面上にある方向で
あって、定着回転体及び加圧回転体の間での記録媒体搬
送方向に対して記録媒体の幅方向に傾斜する方向搬送
力を記録媒体に加え、複数の前記上回転体によって記録
媒体の両側を張るように設定されているという第一の発
明により達成される。
【0011】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第一の発明において、上回転体及び下回転体の間
における記録媒体搬送速度は、定着回転体及び加圧回転
の間における記録媒体搬送速度よりも速い値に採られて
いるという第二の発明によっても達成される。
【0012】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第一の発明又は第二の発明において、上回転体
の回転軸方向は、記録媒体の一面に平行な面上にある方
向であって、定着回転体及び加圧回転体の回転軸方向に
対して傾斜する方向に採られているという第三の発明に
よっても達成される。
【0013】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第一の発明又は第二の発明において、上回転体
は、その回転軸方向における一端部から他端部に向けて
内径が連続的に増加する貫通孔が形成され、上回転体を
回転自在に支持する円柱状の軸体が貫通孔に挿入され、
軸体の外径は貫通孔の小径以下の値に採られているとい
う第四の発明によっても達成される。
【0014】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第一の発明又は第二の発明において、上回転体
は、その回転軸方向における一端部側から他端部側に向
けて外径が連続的に増加する形状に形成されているとい
う第五の発明によっても達成される。
【0015】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第一の発明乃至第五の発明において、複数の排紙
回転体対を備え、各上回転体及び各下回転体は、定着回
転体及び加圧回転体の回転軸方向中心に対して対称若し
くはほぼ対称に配置されているという第六の発明によっ
ても達成される。
【0016】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第一の発明乃至第六の発明において、上回転体
は、その回転軸方向における両端部外周面が滑らかな形
状に形成されているという第七の発明によっても達成さ
れる。
【0017】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第一の発明乃至第七の発明において、上回転体表
面は、主としてフッ素樹脂から成るという第八の発明に
よっても達成される。
【0018】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第一の発明乃至第八の発明において、定着回転
体は、無端帯状の耐熱性フィルムであり、加熱体は、主
としてセラミックスから成る基板の一面に電力供給源か
ら電力供給を受けて発熱する発熱部が設けられ、又、基
板の他面に温度検知体が当接若しくは近接配置されてい
るセラミックヒータであるという第九の発明によっても
達成される。
【0019】又、本出願に依れば、上記目的は、潜像担
持体に形成担持された潜像を現像剤により可視画像と
し、前記可視画像を記録媒体の一面に転写し未定着画像
を前記一面に形成したのち、前記未定着画像を前記記録
媒体に定着画像として記録する画像形成装置であって、
本出願に係る第一の発明記載の定着装置を備えるという
の発明によっても達成される。
【0020】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第の発明において、上回転体及び下回転体の
間における記録媒体搬送速度は、定着回転体及び加圧回
転の間における記録媒体搬送速度よりも速い値に採られ
ているという第十一の発明によっても達成される。
【0021】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第の発明又は第十一の発明において、上回転体
の回転軸方向は、記録媒体の一面に平行な面上にある方
向であって、定着回転体及び加圧回転体の回転軸方向に
対して傾斜する方向に採られているという第十二の発明
によっても達成される。
【0022】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第の発明又は第十一の発明において、上回転
体は、その回転軸方向における一端部から他端部に向け
て内径が連続的に増加する貫通孔が形成され、上回転体
を回転自在に支持する円柱状の軸体が貫通孔に挿入さ
れ、軸体の外径は貫通孔の小径以下の値に採られている
という第十三の発明によっても達成される。
【0023】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第の発明又は第十一の発明において、上回転体
は、その回転軸方向における一端部側から他端部側に向
けて外径が連続的に増加する形状に形成されているとい
う第十四の発明によっても達成される。
【0024】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第の発明乃至第十四の発明において、複数の
排紙回転体対を備え、各上回転体及び各下回転体は、定
着回転体及び加圧回転体の回転軸方向中心に対して対称
若しくはほぼ対称に配置されているという第十五の発明
によっても達成される。
【0025】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第の発明乃至第十五の発明において、上回転体
は、その回転軸方向における両端部外周面が滑らかな形
状に形成されているという第十六の発明によっても達成
される。
【0026】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第の発明乃至第十六の発明において、上回転
体表面は、主としてフッ素樹脂から成るという第十七
発明によっても達成される。
【0027】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第の発明乃至第十七の発明において、定着回転
体は、無端帯状の耐熱性フィルムであり、加熱体は、主
としてセラミックスから成る基板の一面に電力供給源か
ら電力供給を受けて発熱する発熱部が設けられ、又、基
板の他面に温度検知体が当接若しくは近接配置されてい
るセラミックヒータであるという第十八の発明によって
も達成される。又、本出願に依れば、上記目的は、潜像
担持体に形成担持された潜像を現像剤により可視画像と
し、前記可視画像を記録媒体に転写したのち、未定着画
像を担持した記録媒体を定着回転体及び加圧回転体の間
に通過せしめながら、加熱体が前記記録媒体を加熱する
ことにより、前記記録媒体に定着処理を施す画像形成装
置において、定着処理後に記録媒体を挟持搬送する上回
転体と下回転体を備え、前記上回転体は複数配置され、
少なくとも記録媒体の画像が転写された面に接し複数配
置されている上記上回転体のすべて定着回転体及び
加圧回転体の間での記録媒体搬送方向に対して記録媒体
の幅方向に傾斜する方向搬送力を記録媒体に加え、複
数の前記上回転体によって記録媒体の両側を張るよう設
定されていることを特徴とする第十九の発明により達成
され、さらには、前記上回転体が前記記録媒体と摺接す
ることを特徴とする第二十の発明により達成される。
【0028】即ち、本出願に係る第一の発明にあって
は、定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通
過中に、前記記録媒体の一面に平行な面上にある方向で
あって、定着回転体及び加圧回転体の間での記録媒体搬
送方向に対して記録媒体の幅方向に傾斜する方向搬送
がすべての上回転体から加えられ、該記録媒体の幅方
向両側に張られる。
【0029】又、本出願に係る第二の発明にあっては、
排紙回転体対の間に突入した記録媒体は、定着回転体及
び加圧回転体の間での記録媒体搬送速度よりも速い速度
により、排紙回転体対に持搬送される。
【0030】更に、本出願に係る第三の発明にあって
は、定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通
過中に、記録媒体の一面に平行な面上にある方向であっ
て、定着回転体及び加圧回転体の回転軸方向に対して傾
斜する方向に回転軸方向が採られている上回転体から前
記方向の搬送力を加えられる。
【0031】又、本出願に係る第四の発明にあっては、
定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通過中
に、回転軸方向における一端部から他端部に向けて内径
が連続的に増加する貫通孔が形成された上回転体であっ
て、貫通孔の小径以下の外径に採られた軸体が貫通孔に
挿入されている上回転体から前記方向の搬送力を加えら
れる。
【0032】更に、本出願に係る第五の発明にあって
は、定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通
過中に、回転軸方向における一端部側から他端部側に向
けて外径が連続的に増加する形状に形成された上回転体
から前記方向の搬送力を加えられる。
【0033】又、本出願に係る第六の発明にあっては、
定着処理済みの記録媒体は、複数の排紙回転体対の間を
通過中に、定着回転体及び加圧回転体の回転軸方向中心
に対して対称若しくはほぼ対称な搬送力を各上回転体か
ら加えられる。
【0034】更に、本出願に係る第七の発明にあって
は、定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通
過中に、回転軸方向における両端部外周面が滑らかな形
状に形成された上回転体と摺接する。
【0035】又、本出願に係る第八の発明にあっては、
定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通過中
に、表面が主としてフッ素樹脂から成る上回転体と摺接
する。
【0036】更に、本出願に係る第九の発明にあって
は、未定着画像を担持した記録媒体は、耐熱性フィルム
及び加圧回転体の間を通過しながら、セラミックヒータ
の加熱により定着処理が施されたのち、本出願に係る第
一の発明乃至第八の発明記載の排紙回転体対に挟持搬送
され定着装置本体外部に排紙される。
【0037】又、本出願に係る第の発明にあっては、
定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通過中
に、前記記録媒体の一面に平行な面上にある方向であっ
て、定着回転体及び加圧回転体の間での記録媒体搬送方
向に対して記録媒体の幅方向に傾斜する方向の搬送力を
少なくともすべての上回転体から加えられる。
【0038】更に、本出願に係る第十一の発明にあって
は、排紙回転体対の間に突入した記録媒体は、定着回転
体及び加圧回転体の間での記録媒体搬送速度よりも速い
速度により、排紙回転体対に挟持搬送される。
【0039】又、本出願に係る第十二の発明にあって
は、定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通
過中に、記録媒体の一面に平行な面上にある方向であっ
て、定着回転体及び加圧回転体の回転軸方向に対して傾
斜する方向に回転軸方向が採られている上回転体から前
記方向の搬送力を加えられる。
【0040】更に、本出願に係る第十三の発明にあって
は、定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通
過中に、回転軸方向における一端部から他端部に向けて
内径が連続的に増加する貫通孔が形成された上回転体で
あって、貫通孔の小径以下の外径に採られた軸体が貫通
孔に挿入されている上回転体から前記方向の搬送力を加
えられる。
【0041】又、本出願に係る第十四の発明にあって
は、定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通
過中に、回転軸方向における一端部側から他端部側に向
けて外径が連続的に増加する形状に形成された上回転体
から前記方向の搬送力を加えられる。
【0042】更に、本出願に係る第十五の発明にあって
は、定着処理済みの記録媒体は、複数の排紙回転体対の
間を通過中に、定着回転体及び加圧回転体の回転軸方向
中心に対して対称若しくはほぼ対称な搬送力を各上回転
体から加えられる。
【0043】又、本出願に係る第十六の発明にあって
は、定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通
過中に、回転軸方向における両端部外周面が滑らかな形
状に形成された上回転体と摺接する。
【0044】更に、本出願に係る第十七の発明にあって
は、定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通
過中に、表面が主としてフッ素樹脂から成る上回転体と
摺接する。
【0045】又、本出願に係る第十八の発明にあって
は、未定着画像を担持した記録媒体は、耐熱性フィルム
及び加圧回転体の間を通過しながら、セラミックヒータ
の加熱により定着処理が施されたのち、本出願に係る第
の発明乃至第十七の発明の排紙回転体対に挟持搬送さ
れ定着装置本体外部に排紙される。又、本出願に係る第
十九乃至第二十の発明にあっては、定着処理済みの記録
媒体は、排紙回転体対の間を通過中に、前記記録媒体の
一面に平行な面上にある方向であって、定着回転体及び
加圧回転体の間での記録媒体搬送方向に対して記録媒体
の幅方向に傾斜する方向搬送力がすべての上回転体か
加えられ、該記録媒体の幅方向両側に引張られる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下の添付図面に基づき本発明に
係る実施の形態に関して説明する。
【0047】(第一の実施形態)先ず、本発明に係る第
一の実施形態に関して図1乃至図5に基づき説明する。
【0048】図1は、本実施形態に係る画像形成装置た
るレーザプリンタ1(以下、プリンタ1と略称する。)
の概略構成を示す模式的断面図である。
【0049】プリンタ本体には、図1に示すように、プ
リンタ本体外部に設けられたホストコンピュータ等(図
示せず)からの提供画像情報に応じてレーザ(図示せ
ず)明滅するレーザスキャナ4、プリンタ本体にて着脱
自在に支持され、又、回転体状の回転自在な潜像担持体
20を保持するカートリッジ5、プリンタ本体にて着脱
自在に支持され、又、シート状の記録媒体たるシート材
Sを収納するカセットK、シート材Sの搬送を担う回転
自在な搬送ローラ12,13,14,16及び定着装置
3等が備えられている。
【0050】又、プリンタ本体には、潜像担持体20及
び潜像担持体20に対面配置された転写手段Tの間に形
成された転写ニップN1に一面が定着処理済みのシート
材Sを再搬送可能な再搬送装置2が着脱自在に支持され
ている。
【0051】更に、プリンタ本体には、プリンタ本体一
側面にて開閉自在に支持され、又、定着処理済みの面を
上向きにしてプリンタ本体外部に排紙されたシート材S
を積載するフェースアップトレイ6、プリンタ本体上部
に設けられ、又、定着処理済みの面を下向きにしてプリ
ンタ本体外部に排紙されたシート材Sを積載するフェー
スダウントレイ7、プリンタ本体にて揺動自在に支持さ
れ、又、フェースアップトレイ6の開閉に連動して揺動
するようになっているフラッパ8等が備えられており、
プラッパ8を揺動自在に支持する支軸10の軸方向にお
ける一端部には、フェースアップトレイ6の開閉及びフ
ラッパ8の揺動を連動せしめるための連動レバー9が取
り付けられている。
【0052】即ち、本実施形態にあっては、図1の実線
で示すように、フェースアップトレイ6が閉じられてい
る場合には、フラッパ8が実線位置に位置することによ
り、シート材Sが排紙経路17を経てフェースダウント
レイ上に排紙積載される。
【0053】又、図1の破線で示すように、フェースア
ップトレイ6が開かれている場合には、フラッパ8が破
線位置に位置することにより、シート材Sが排紙経路1
8を経てフェースアップトレイ上に排紙積載されるよう
になっている。
【0054】再搬送装置2には、支軸21aにて揺動自
在に支持された切り換えレバー21及びプランジャ22
等から構成された自動切り換え手段32を備えており、
切り換えレバー21の一端部は、プランジャ本体にて伸
縮自在に支持されたアーム22aと連結され、一方、切
り換えレバー21の他端部は、連動レバー9に当接する
カムフォロア21bが設けられている。
【0055】又、再搬送装置2には、プリンタ本体外部
に排紙されたシート材Sを再搬送装置内部に搬入する搬
入ガイド23、両方向に回転自在なスイッチバックロー
ラ25、シート材Sの通過を検知するシート材通過検知
手段24、シート材Sの表裏を反転せしめるための反転
経路26、表裏反転したシート材Sを転写ニップN1に
向けて再搬送するための再搬送経路27,28及びシー
ト材Sの再搬送を担う再搬送ローラ29,30等が備え
られている。
【0056】次に、プリンタ1におけるシート材Sの片
面のみの画像形成プロセスに関して図1に基づき説明す
る。
【0057】先ず、シート材Sの片面のみの画像形成プ
ロセス開始に基づき反時計方向に回転駆動されている搬
送ローラ12により、カセット内に収納されているシー
ト材Sが一枚ずつ搬送経路33に繰り出されたのち、前
記シート材Sは、搬送ローラ13,14により転写ニッ
プN1に向けて搬送される。
【0058】又、シート材Sの片面のみの画像形成プロ
セス開始に基づきレーザスキャナ4から明滅されたレー
ザが潜像担持体表面に照射されることにより、プリンタ
本体外部からの提供画像情報に応じた静電潜像が前記潜
像担持体表面に形成担持されたのち、現像手段(図示ぜ
ず)の現像剤により前記静電潜像が可視画像とされる。
【0059】故に、潜像担持体表面に形成担持された可
視画像が、シート材Sの転写ニップ突入に伴い転写手段
Tにより前記シート材Sに転写され、以て、プリンタ本
体外部からの提供画像情報に応じた未定着画像が前記シ
ート材Sに形成担持される。
【0060】而して、未定着画像を担持したシート材S
が定着装置3から定着処理を施されることにより、プリ
ンタ本体外部からの提供画像情報に応じた定着画像が前
記シート材Sに記録されることとなる。
【0061】定着処理済みのシート材Sがフェースアッ
プトレイ上に排紙積載される場合には、実線状態に閉じ
られたフェースアップトレイ6が支軸11を中心に破線
状態迄開かれることにより、実線位置に位置していたフ
ラッパ8が、フェースアップトレイ6の開放に連動して
支軸10を中心に破線位置迄揺動し、以て、前記シート
材Sのフェースアップトレイ17への排紙経路40が形
成されることとなり、而して、前記シート材Sが排紙経
路18を経てフェースアップトレイ上に排紙積載される
ことにより、シート材Sの片面のみの画像形成プロセス
が終了する。
【0062】一方、定着処理済みのシート材Sがフェー
スダウントレイ上に排紙積載される場合には、破線状態
に開かれたフェースアップトレイ6が支軸11を中心に
実線状態迄閉じられることにより、破線位置に位置して
いたフラッパ8が、フェースアップトレイ6の閉鎖に連
動して支軸10を中心に実線位置迄揺動し、以て、前記
シート材Sのフェースダウントレイ7への排紙経路17
が形成されることとなり、而して、前記シート材Sが排
紙経路17を経てフェースダウントレイ上に排紙積載さ
れることとなることにより、シート材Sの片面のみの画
像形成プロセスが終了する。
【0063】尚、シート材Sの両面への画像形成プロセ
スにあっては、フェースアップトレイ6が実線状態に閉
じられており、一面のみ定着処理済みのシート材Sは、
アーム22aが縮まりカムフォロア21bが連動レバー
9を押圧し、以て、実線位置に位置したフラッパ8を破
線位置迄揺動せしめることにより形成された搬入経路1
9を介して再搬送装置内部に搬入される。
【0064】而して、シート材通過検知手段24による
シート材Sの先端部通過検知に伴いスイッチバックロー
ラ25が反時計方向に回転して前記シート材Sを反転経
路26に搬送し、シート材通過検知手段24による前記
シート材Sの後端部通過検知に伴いスイッチバックロー
ラ25が時計方向に回転し、更に、前記シート材Sを再
搬送経路27,28及び搬送経路33を経て転写ニップ
N1迄再搬送せしめ、以て、前記シート材Sは、その他
面に画像形成が行われたのち、フェースダウントレイ上
に排紙積載されることにより、シート材Sの両面への画
像形成プロセスが終了する。
【0065】次に、本実施形態に係る定着装置3に関し
て図2乃至図5に基づき説明する。
【0066】図2は、定着装置3の概略構成を示す模式
的断面図であり、定着回転体たる円筒状の回転自在な定
着ローラ50、加圧回転体たる円柱状の回転自在な加圧
ローラ51、加熱体たるハロゲンヒータ52及び複数の
排紙回転体対53等を備え、各排紙回転体対53は、上
回転体たる円柱状の回転自在なピンチコロ34及び下回
転体たる円柱状の回転自在な搬送ローラ15から構成さ
れている。
【0067】本実施形態にあっては、定着ローラ50
が、プリンタ本体に設けられた駆動力供給源(図示せ
ず)からギア39,40を介して駆動力を伝達供給され
反時計方向に回転し、以て、加圧ローラ51が定着ロー
ラ50の回転に従動回転する。
【0068】即ち、定着装置3にあっては、未定着画像
を担持したシート材Sを定着ローラ50及び加圧ローラ
51の間に通紙しながら、ハロゲンヒータ52が前記シ
ート材Sを加熱することにより、前記シート材Sに定着
処理が施されたのち、定着処理済みのシート材Sが各搬
送回転体対53に持搬送され定着装置本体外部に排紙
されるようになっている。
【0069】図3は、定着装置3におけるシート材排紙
部をシート材未定着画像担持面側から示す概略説明図で
あり、ピンチコロ34は、定着装置本体の一部を成す排
紙上ガイド35にて回転自在に支持され、一方、搬送ロ
ーラ15は、やはり定着装置本体の一部を成す排紙下ガ
イド37に圧入された軸受36にて搬送ローラ15の軸
体15aが軸受支承されることにより回転自在に支持さ
れている。
【0070】尚、排紙上ガイド35は、その長手方向両
端部に設けられたボス35a,35aを排紙下ガイド3
7に設けられた穴部(図示せず)に嵌入せしめることに
より、排紙下ガイド37に取り付けられている。
【0071】各ピンチコロ34は、排紙上ガイド長手方
向中心に対して対称若しくはほぼ対称に配置され、各ピ
ンチコロ34の回転軸方向は、シート材Sに平行な面上
にある方向であって、定着ローラ50の回転軸方向に対
して一定角度θ傾斜する方向に採られている。
【0072】即ち、本実施形態にあっては、各ピンチコ
ロ34は、シート材Sに平行な面上にある方向であっ
て、定着ローラ50の回転軸方向から一定角度θを成す
方向に回転しながら、矢印方向に進行中のシート材Sに
対して摺接するようになっており、以て、前記シート材
Sにおける半溶融現像剤の各ピンチコロ表面への付着抑
制が図られている。
【0073】尚、定着装置本体内部におけるシート材S
の移動方向は、加圧ローラ51の回転方向に支配される
のが通常であることから、各ピンチコロ34による前記
シート材Sの斜行防止が図られているのは言うまでもな
い。
【0074】又、本実施形態にあっては、各ピンチコロ
34を排紙上ガイド長手方向中心に対して対称若しくは
ほぼ対称に配置し、各ピンチコロ34が、矢印方向に進
行中のシート材Sを回転しながら前記シート材両側に向
けて張ることにより、前記シート材Sにおける皺形成防
止も図られている。
【0075】一方、各搬送ローラ15は、プリンタ本体
に設けられた駆動力供給源(図示せず)からギア39,
40,41,42を介して駆動力を伝達供給され回転す
るようになっており、以て、各ピンチコロ34が各搬送
ローラ15の回転に従動回転することとなる。
【0076】尚、本実施形態にあっては、ギア39.4
0.41,42は、この順で互いに噛合し、又、板金4
3により抜き止めが施されている。
【0077】又、本実施形態にあっては、各搬送ローラ
15の周速度は、定着ローラ50及び加圧ローラ51の
周速度よりも速い値に採られており、以て、定着ローラ
50及び加圧ローラ51の間に形成された定着ニップN
2から各排紙回転体対53の間に形成された排紙ニップ
3迄におけるシート材Sの波打ち防止が図られている。
【0078】次に、本実施形態に係るピンチコロ34の
排紙上ガイド35への支持方法に関して図4及び図5に
基づき説明する。尚、図4は、定着装置3におけるシー
ト材排紙部のピンチコロ側面側から示す概略説明図であ
り、一方、図5は、定着装置3におけるシート材排紙部
の排紙ローラ側から示す概略説明図である。
【0079】各ピンチコロ34に取り付けられた軸体3
4aの一端部は、図4及び図5に示すように、排紙上ガ
イド35におけるリブ35b及びリブ35cに挟持さ
れ、一方、軸体34aの他端部は、排紙上ガイド35に
おけるリブ35d及びリブ35eに挟持されるようにな
っており、以て、各ピンチコロ34の回転自在化及び矢
印方向移動自在化が図られている。
【0080】又、軸体34aの両端部には、図3に示す
ように、弾性バネ44の一端部たる巻付部44aが巻き
付けられており、軸体34aの両端部が弾性バネ44か
ら付勢力を受けることにより、ピンチコロ34及び搬送
ローラ15が圧接して排紙回転体対53を成すようにな
っている。
【0081】尚、本実施形態にあっては、巻付部44a
の巻付径は、ピンチコロ34の軸体34aの外径よりも
大きい値に採られており、巻付部44aによるピンチコ
ロ34の回転阻害防止が図られている。
【0082】又、本実施形態にあっては、図4に示すよ
うに、ピンチコロ34の軸体端部を支持するための空隙
において、間隔Aを軸体34aの外径よりも大きい値に
採り、又、間隔Bを軸体34aの外径よりも若干小さい
値に採られており、排紙上ガイドを排紙下ガイドから取
り外したときに、弾性バネ44から付勢されてピンチコ
ロ34が排紙上ガイド35から外れてしまうことの防止
が図られている。
【0083】更に、本実施形態にあっては、排紙上ガイ
ド36に設けられたリブ35gにピンチコロ34のスラ
スト方向が規制されるようになっている。
【0084】よって、本実施形態にあっては、定着処理
済みのシート材Sは、定着ニップN2を通過中に、前記
シート材Sの一面に平行な面上にある方向であって、定
着ローラ50及び加圧ローラ51の回転軸方向に対して
一定角度θ傾斜する方向に回転軸方向が採られている各
ピンチコロ34から前記方向の搬送力を加えられるの
で、定着処理済みのシート材Sは、各排紙ニップN3を
通過中に各ピンチコロ34と摺接することから、前記定
着処理済みのシート材Sにおける半溶融現像剤の各ピン
チコロ表面への付着抑制を容易に図ることができ、以
て、前記半溶融現像剤が各ピンチコロ表面に付着し現像
剤塊に成長するのを確実に防止することができる。
【0085】又、本実施形態にあっては、各排紙ニップ
N3に突入したシート材Sは、定着ニップN2でのシー
ト材搬送速度よりも速い速度により、各排紙回転体対5
3に持搬送されるので、定着ニップN2から各排紙ニ
ップN3迄におけるシート材Sの波打ち発生を未然に防
ぐことができるという利点が得られる。
【0086】更に、本実施形態にあっては、定着処理済
みのシート材Sは、各排紙ニップN3を通過中に、定着
ローラ50及び加圧ローラ51の回転軸方向中心に対し
て対称若しくはほぼ対称な搬送力を各ピンチコロ34か
ら加えられるので、前記シート材Sは、各排紙ニップN
3を通過中に各ピンチコロ34から搬送力を受けて前記
シート材Sの両側に張られることとなり、前記シート材
Sの各排紙ニップ通過中における皺形成を抑えることが
できるという利点も得られる。
【0087】尚、各ピンチコロ表面の素材を主としてP
FA等のフッ素樹脂とすることにより、本実施形態にお
ける効果及び各利点の向上が図ることができるのは言う
までもない。
【0088】又、低融点化が図られた現像剤を使用する
画像形成装置に本実施形態を採用することにより、本実
施形態における効果及び各利点が同様に得ることができ
るのは言うまでもない。
【0089】(第二の実施形態)次に、本発明に係る第
二の実施形態に関して図6及び図7に基づき説明する。
尚、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成は、前記
実施形態に係る画像形成装置の概略構成と同様であるこ
とから、図1に代えて説明を省略する。
【0090】図6は、本実施形態に係る定着装置におけ
るシート材排紙部をシート材担持面側から示す概略説明
図である。
【0091】本実施形態にあっては、図6に示すよう
に、上回転体として太鼓状の回転自在なピンチコロ60
が採用されており、以て、ピンチコロ60の回転軸方向
における両端部外周面が滑らかな形状に形成されてい
る。
【0092】即ち、本実施形態にあっては、図7(A)
に示すように、ピンチコロ60及び搬送ローラの各回転
軸方向が含まれる二平面が平行である場合に加えて、図
7(B)に示すように、前記二平面が互いに非平行であ
る場合においても、好適なシート材搬送を行うことがで
きるようになっている。
【0093】尚、図7は、本実施形態に係る排紙回転体
対の概略説明図であって、特に、(A)は、ピンチコロ
60及び搬送ローラ15の各回転軸方向が含まれる二平
面が平行である場合の図であり、一方、(B)は、前記
二平面が互いに非平行である場合の図である。
【0094】本実施形態にあっては、図7(B)に示す
ように、ピンチコロ60及び搬送ローラ15の各回転軸
方向を含む二平面が互いに非平行である場合でも、ピン
チコロ60の回転軸方向における両端部外周面が滑らか
な形状に形成されていることから、ピンチコロ60の回
転軸方向における両端部及びシート材Sの摺接による前
記シート材Sでの筋形成防止が図られている。
【0095】よって、本実施形態にあっては、前記第一
の実施形態と同様の効果及び利点が得られると共に、ピ
ンチコロ60及び搬送ローラ15の各回転軸方向を含む
二平面が互いに非平行である場合にあっても、ピンチコ
ロ60の回転軸方向における両端部及びシート材Sの摺
接による前記シート材Sでの筋形成を確実に防止するこ
とができるという利点が得られる。
【0096】(第三の実施形態)次に、本実施形態に係
る第三の実施形態に関して図8及び図9に基づき説明す
る。尚、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成は、
第一の実施形態に係る画像形成装置の概略構成と同様で
あることから、図1に代えて説明を省略する。
【0097】図8は、本実施形態に係る定着装置におけ
るシート材排紙部の概略説明図であって、特に、(A)
は、本実施形態の上回転体たるピンチコロ70の概略形
状図であり、(B)は、軸体70bのピンチコロ70の
貫通孔70aへの取付説明図であり、(C)は、回転時
のピンチコロ70を示す図である。
【0098】本実施形態にあっては、図8(A)に示す
ように、上回転体たる円柱状の回転自在なピンチコロ7
0は、その回転軸方向における一端部から他端部に向け
て内径が連続的に増加する貫通孔70aが形成され、
又、図8(B)に示すように、ピンチコロ70を回転自
在に支持する円柱状の軸体70bが貫通孔70aに挿入
されており、図8(A)に示すように、軸体70bの外
径は貫通孔70aの小径以下の値に採られている。
【0099】即ち、本実施形態にあっては、図8(B)
に示すように、貫通孔70aの紙面端部側における内径
Da<前記貫通孔70aの紙面中央側における内径Db
に採られ、又、前記貫通孔70aの前記紙面端部側から
前記紙面中央側迄の中途における内径は、前記紙面端部
側から前記紙面中央側に向けて内径値Daから内径値D
bへと連続的に増加するように採られている。
【0100】故に、本実施形態にあっては、図8(A)
に示すように、貫通孔70aにおけるピンチコロ70の
他端部側の内径Dbが軸体70bの外径よりも大きいこ
とから、図8(C)に示すように、貫通孔70aの前記
他端部側において隙間が形成され、以て、図9に示すよ
うに、各ピンチコロ70が、シート材Sに平行な面上に
含まれる方向であって、定着ローラ50及び加圧ローラ
51の回転軸方向、即ち、排紙上ガイド35の長手方向
に対して一定角度θ傾斜する方向に回転するようになっ
ている。
【0101】尚、図9は、本実施形態に係る定着装置に
おけるシート材排紙部をシート材未定着画像担持面側か
ら示す概略説明図である。
【0102】よって、本実施形態にあっても、第一の実
施形態と同様の効果及び利点を得ることができる。
【0103】尚、本実施形態にあっても、第一の実施形
態と同様に、各ピンチコロ表面の素材を主としてPFA
等のフッ素樹脂とすることにより、本実施形態における
効果及び各利点の向上が図ることができるのは言うまで
もない。
【0104】又、本実施形態にあっても、第一の実施形
態と同様に、低融点化が図られた現像剤を使用する画像
形成装置に本実施形態を採用することにより、本実施形
態における効果及び各利点が同様に得ることができるの
は言うまでもない。
【0105】(第四の実施形態)次に、本実施形態に係
る第四の実施形態に関して図10に基づき説明する。
尚、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成は、第一
の実施形態に係る画像形成装置の概略構成と同様である
ことから、図1に代えて説明を省略する。
【0106】図10は、本実施形態に係る定着装置にお
けるシート材排紙部の概略説明図であって、特に、
(A)は、本実施形態の上回転体たるピンチコロ80の
概略形状図であり、(B)は、ピンチコロ80及び搬送
ローラ15の圧接時を示す図であり、(C)は、回転時
のピンチコロ80を示す図である。
【0107】本実施形態にあっては、図10(A)に示
すように、上回転体として回転軸方向における一端部か
ら他端部に向けて外径が連続的に増加する形状に形成
れたピンチコロ80が採用されている。
【0108】即ち、本実施形態にあっては、図10
(B)に示すように、ピンチコロ80の紙面端部側にお
ける外径が紙面中央側における外径よりも大きく採られ
ていることから、図10(C)に示すように、ピンチコ
ロ80が、シート材Sに平行な面上に含まれる方向であ
って、定着ローラ50及び加圧ローラ51の回転軸方
向、即ち、排紙上ガイド53の長手方向に対して一定角
度θ傾斜する方向に回転するようになっている。
【0109】よって、本実施形態にあっても、第一の実
施形態と同様の効果及び利点を得ることができる。
【0110】尚、本実施形態にあっても、第一の実施形
態と同様に、各ピンチコロ表面の素材を主としてPFA
等のフッ素樹脂とすることにより、本実施形態における
効果及び各利点の向上が図ることができるのは言うまで
もない。
【0111】又、本実施形態にあっても、第一の実施形
態と同様に、低融点化が図られた現像剤を使用する画像
形成装置に本実施形態を採用することにより、本実施形
態における効果及び各利点が同様に得ることができるの
は言うまでもない。
【0112】更に、第一の実施形態乃至第四の実施形態
にあっては、定着ローラ及びハロゲンヒータを備える定
着装置、所謂、ローラ方式の定着装置に限定して説明し
てきたが、定着体たる無端帯状のフィルム及び加熱体た
る主としてセラミックスから成る基板の一面に電力供給
源から電力供給を受けて発熱する発熱部が設けられ、
又、基板の他面に温度検知体が当接若しくは近接配置さ
れたセラミックヒータを備える定着装置、所謂、フィル
ム方式の定着装置に対して第一の実施形態乃至第四の実
施形態を適用することにより、第一の実施形態乃至第四
の実施形態と同様の効果及び利点を得ることができるの
は言うまでもない。
【0113】更に、第一の実施形態乃至第四の実施形態
にあっては、画像形成装置の一例たるレーザプリンタに
限定して説明してきたが、画像形成装置の他例たるファ
ックス及び複写機等に対して第一の実施形態乃至第四の
実施形態を適用することにより、第一の実施形態乃至第
四の実施形態と同様の効果及び利点を得ることができる
のは言うまでもない。
【0114】
【発明の効果】以上にて説明してきたように、本出願に
係る第一の発明に依れば、定着処理済みの記録媒体は、
排紙回転体対の間を通過中に、前記記録媒体の一面に平
行な面上にある方向であって、定着回転体及び加圧回転
体の間での記録媒体搬送方向に対して記録媒体の幅方向
に傾斜する方向搬送力がすべての上回転体から
て該記録媒体の幅方向両側に張られるので、定着処理
済みの記録媒体は、前記定着処理済みの記録媒体におけ
る半溶融現像剤の上回転体表面の付着抑制を容易に図る
ことができ、以て、前記半溶融現像剤が上回転体表面に
付着し現像剤塊に成長するのを確実に防止すると共に、
記録媒体における皺の発生を確実に防止することができ
る。
【0115】又、本出願に係る第二の発明に依れば、排
紙回転体対の間に突入した記録媒体は、定着回転体及び
加圧回転体の間での記録媒体搬送速度よりも速い速度に
より、排紙回転体対に持搬送されるので、定着回転体
及び加圧回転体の間に形成された定着ニップから排紙回
転体対の間に形成された排紙ニップ迄における記録媒体
の波打ち発生を未然に防ぐことができる。
【0116】更に、本出願に係る第三の発明に依れば、
定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通過中
に、記録媒体の一面に平行な面上にある方向であって、
定着回転体及び加圧回転体の回転軸方向に対して傾斜す
る方向に回転軸方向が採られている上回転体から前記方
向の搬送力を加えられるので、定着処理済みの記録媒体
は、排紙回転体対の間を通過中に上回転体と摺接するこ
とから、前記定着処理済みの記録媒体における半溶融現
像剤の上回転体表面の付着抑制を容易に図ることがで
き、以て、前記半溶融現像剤が上回転体表面に付着し現
像剤塊に成長するのを確実に防止することができる。
【0117】又、本出願に係る第四の発明に依れば、定
着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通過中
に、回転軸方向における一端部から他端部に向けて内径
が連続的に増加する貫通孔が形成された上回転体であっ
て、貫通孔の小径以下の外径に採られた軸体が貫通孔に
挿入されている上回転体から前記方向の搬送力を加えら
れるので、定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の
間を通過中に上回転体と摺接することから、前記定着処
理済みの記録媒体における半溶融現像剤の上回転体表面
の付着抑制を容易に図ることができ、以て、前記半溶融
現像剤が上回転体表面に付着し現像剤塊に成長するのを
確実に防止することができる。
【0118】更に、本出願に係る第五の発明に依れば、
定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通過中
に、回転軸方向における一端部側から他端部側に向けて
外径が連続的に増加する形状に形成された上回転体から
前記方向の搬送力を加えられるので、定着処理済みの記
録媒体は、排紙回転体対の間を通過中に上回転体と摺接
することから、前記定着処理済みの記録媒体における半
溶融現像剤の上回転体表面の付着抑制を容易に図ること
ができ、以て、前記半溶融現像剤が上回転体表面に付着
し現像剤塊に成長するのを確実に防止することができ
る。
【0119】又、本出願に係る第六の発明に依れば、定
着処理済みの記録媒体は、複数の排紙回転体対の間を通
過中に、定着回転体及び加圧回転体の回転軸方向中心に
対して対称若しくはほぼ対称な搬送力を各上回転体から
加えられるので、定着処理済みの記録媒体は、各排紙回
転体対の間を通過中に各上回転体から搬送力を受けて前
記記録媒体の両側に張られることとなり、前記記録媒体
の各排紙回転体対通過中における皺形成を抑えることが
できる。
【0120】更に、本出願に係る第七の発明に依れば、
定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通過中
に、回転軸方向における両端部外周面が滑らかな形状に
形成された上回転体と摺接するので、定着処理済みの記
録媒体が排紙回転体対の間を通過中に上回転体の前記両
端部が摺接し筋が形成されるのを未然に防止することが
できる。
【0121】又、本出願に係る第八の発明に依れば、定
着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通過中
に、表面が主としてフッ素樹脂から成る上回転体と摺接
するので、定着処理済みの記録媒体における半溶融現像
剤の上回転体表面の付着抑制能率を向上せしめることが
できる。
【0122】更に、本出願に係る第九の発明に依れば、
未定着画像を担持した記録媒体は、耐熱性フィルム及び
加圧回転体の間を通過しながら、セラミックヒータの加
熱により定着処理が施されたのち、本出願に係る第一の
発明乃至第八の発明記載の排紙回転体対に挟持搬送され
定着装置本体外部に排紙されるので、第一の発明乃至第
八の発明の効果を有する定着装置であって、フィルム及
び加圧回転体の間に形成された定着ニップの高速昇温化
が図られた定着装置の提供を実現できる。
【0123】又、本出願に係る第の発明に依れば、定
着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通過中
に、前記記録媒体の一面に平行な面上にある方向であっ
て、定着回転体及び加圧回転体の間での記録媒体搬送方
向に対して記録媒体の幅方向に傾斜する方向の搬送力
すべての上回転体から加えられて該記録媒体の幅方向両
側に張られるので、定着処理済みの記録媒体は、前記定
着処理済みの記録媒体における半溶融現像剤の上回転体
表面の付着抑制を容易に図ることができ、以て、前記半
溶融現像剤が上回転体表面に付着し現像剤塊に成長する
のを確実に防止することができる定着装置を備える画像
形成装置の提供を実現できる。
【0124】更に、本出願に係る第十一の発明に依れ
ば、排紙回転体対の間に突入した記録媒体は、定着回転
体及び加圧回転体の間での記録媒体搬送速度よりも速い
速度により、排紙回転体対に挟持搬送されるので、定着
回転体及び加圧回転体の間に形成された定着ニップから
排紙回転体対の間に形成された排紙ニップ迄における記
録媒体の波打ち発生の未然防止が図られた定着装置を備
える画像形成装置の提供を実現できる。
【0125】又、本出願に係る第十二の発明に依れば、
定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通過中
に、記録媒体の一面に平行な面上にある方向であって、
定着回転体及び加圧回転体の回転軸方向に対して傾斜す
る方向に回転軸方向が採られているすべての上回転体か
ら前記方向の搬送力加えられて該記録媒体の幅方向両
側に張られるので、定着処理済みの記録媒体は、前記定
着処理済みの記録媒体における半溶融現像剤の上回転体
表面の付着抑制を容易に図ることができ、以て、前記半
溶融現像剤が上回転体表面に付着し現像剤塊に成長する
のを確実に防止することができる定着装置を備える画像
形成装置の提供を実現できる。
【0126】更に、本出願に係る第十三の発明に依れ
ば、定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通
過中に、回転軸方向における一端部から他端部に向けて
内径が連続的に増加する貫通孔が形成された上回転体で
あって、貫通孔の小径以下の外径に採られた軸体が貫通
孔に挿入されているすべての上回転体から前記方向の搬
送力を加えられて該記録媒体の幅方向両側に張られるの
で、定着処理済みの記録媒体は、前記定着処理済みの記
録媒体における半溶融現像剤の上回転体表面の付着抑制
を容易に図ることができ、以て、前記半溶融現像剤が上
回転体表面に付着し現像剤塊に成長するのを確実に防止
することができる定着装置を備える画像形成装置の提供
を実現できる。
【0127】又、本出願に係る第十四の発明に依れば、
定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通過中
に、回転軸方向における一端部側から他端部側に向けて
外径が連続的に増加する形状に形成されたすべての上回
転体から前記方向の搬送力を加えられて該記録媒体の幅
方向両側に張られるので、定着処理済みの記録媒体は、
前記定着処理済みの記録媒体における半溶融現像剤の上
回転体表面の付着抑制を容易に図ることができ、以て、
前記半溶融現像剤が上回転体表面に付着し現像剤塊に成
長するのを確実に防止することができる定着装置を備え
る画像形成装置の提供を実現できる。
【0128】更に、本出願に係る第十五の発明に依れ
ば、定着処理済みの記録媒体は、複数の排紙回転体対の
間を通過中に、定着回転体及び加圧回転体の回転軸方向
中心に対して対称若しくはほぼ対称な搬送力を各上回転
体から加えられるので、定着処理済みの記録媒体は、各
排紙回転体対の間を通過中に各上回転体から搬送力を受
けて前記記録媒体の両側に張られることとなり、前記記
録媒体の各排紙回転体対通過中における皺形成の抑制が
図られた定着装置を備える画像形成装置の提供を実現で
きる。
【0129】又、本出願に係る第十六の発明に依れば、
定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通過中
に、回転軸方向における両端部外周面が滑らかな形状に
形成された上回転体と摺接するので、定着処理済みの記
録媒体が排紙回転体対の間を通過中に上回転体の前記両
端部が摺接し筋が形成されることの未然防止が図られた
定着装置を備える画像形成装置の提供を実現できる。
【0130】更に、本出願に係る第十七の発明に依れ
ば、定着処理済みの記録媒体は、排紙回転体対の間を通
過中に、表面が主としてフッ素樹脂から成る上回転体と
摺接するので、定着処理済みの記録媒体における半溶融
現像剤の上回転体表面の付着抑制能率向上が図られた定
着装置を備える画像形成装置の提供を実現できる。
【0131】又、本出願に係る第十八の発明に依れば、
未定着画像を担持した記録媒体は、耐熱性フィルム及び
加圧回転体の間を通過しながら、セラミックヒータの加
熱により定着処理が施されたのち、本出願に係る第
発明乃至第十七の発明記載の排紙回転体対に挟持搬送さ
れ定着装置本体外部に排紙されるので、第一の発明乃至
第八の発明の効果を有する定着装置を備える画像形成装
置であって、画像形成プロセスの高速化が図れた画像形
成装置の提供を実現できる。又、本出願に係る第十九
至第二十の発明に依れば、定着処理済みの記録媒体は、
排紙回転体対の間を通過中に、前記記録媒体の一面に平
行な面上にある方向であって、定着回転体及び加圧回転
体の間での記録媒体搬送方向に対して記録媒体の幅方向
に傾斜する方向搬送力がすべての上回転体から加えら
れるので、定着処理済みの記録媒体は、前記定着処理
済みの記録媒体における半溶融現像剤の上回転体表面の
付着抑制を容易に図ることができ、以て、前記半溶融現
像剤が上回転体表面に付着し現像剤塊に成長するのを確
実に防止することができると共に記録媒体における皺の
発生を確実に防止することができ、画像形成装置の提供
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願に係る第一の実施形態の画像形成装置の
概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の定着装置の概略構成を示す模式的断面図
である。
【図3】図1の定着装置におけるシート材排紙部をシー
ト材未定着画像担持面側から示す概略説明図である。
【図4】図1の定着装置におけるシート材排紙部をピン
チコロ側面側から示す概略説明図である。
【図5】図1の定着装置におけるシート材排紙部を搬送
ローラ側から示す概略説明図である。
【図6】本出願に係る第二の実施形態の定着装置におけ
るシート材排紙部をシート材担持面側から示す概略説明
図である。
【図7】本出願に係る第二の実施形態の排紙回転体対の
概略説明図であって、特に、(A)は、ピンチコロ及び
搬送ローラの各回転軸方向が含まれる二平面が平行であ
る場合の図であり、一方、(B)は、前記二平面が互い
に非平行である場合の図である。
【図8】本出願に係る第三の実施形態の定着装置におけ
るシート材排紙部の概略説明図であって、特に、(A)
は、ピンチコロの概略形状図であり、(B)は、軸体の
ピンチコロの貫通孔への取付説明図であり、(C)は、
回転時のピンチコロを示す図である。
【図9】本出願に係る第三の実施形態の定着装置におけ
るシート材排紙部をシート材未定着画像担持面側から示
す概略説明図である。
【図10】本出願に係る第四の実施形態の定着装置にお
けるシート材排紙部の概略説明図であって、特に、
(A)は、ピンチコロの概略形状図であり、(B)は、
ピンチコロ及び搬送ローラの圧接時を示す図であり、
(C)は、回転時のピンチコロを示す図である。
【図11】従来の定着装置の概略構成を示す模式的正面
図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ(画像形成装置) 3 定着装置 15 搬送ローラ(下回転体) 20 潜像担持体 34 ピンチローラ(上回転体) 54 ギア 55 ギア 35 排紙上ガイド 37 排紙下ガイド 36 軸受 39 ギア 40 ギア 41 ギア 42 ギア 43 板金 44 弾性バネ 50 定着ローラ(定着回転体) 51 加圧ローラ(加圧回転体) 52 ハロゲンヒータ(加熱体) 53 排紙回転体対 60 ピンチコロ(上回転体) 70 ピンチコロ 80 ピンチコロ 100 定着装置 101 記録媒体 102 定着回転体 103 加圧回転体 104 排紙回転体対 105 上回転体 106 下回転体 15a 軸体 34a 軸体 35a ボス 35b リブ 35c リブ 35d リブ 35e リブ 44a 巻付部 35g リブ 70a 貫通孔 70b 軸体 N2 定着ニップ N3 排紙ニップ S シート材(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−39153(JP,A) 特開 平8−104448(JP,A) 特開 平8−259068(JP,A) 特開 平9−202503(JP,A) 特開 昭64−28159(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/00 510 - 534 G03G 15/20

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着画像を一面に担持した記録媒体を
    互いに圧接され回転自在な定着回転体及び加圧回転体の
    間に通過せしめながら、加熱体が前記記録媒体を加熱す
    ることにより、前記記録媒体に定着処理を施す定着装置
    であって、前記記録媒体を介して圧接し、又、定着処理
    後に前記記録媒体を挟持搬送し定着装置本体外部に排紙
    する排紙回転体対を備え、排紙回転体対は、前記記録媒
    体の一面に接する上回転体及び前記記録媒体の他面に接
    する下回転体から成る定着装置において、前記上回転体は複数配置され、 少なくとも複数配置された前記上回転体のすべては、前
    記記録媒体の一面に平行な面上にある方向であって、定
    着回転体及び加圧回転体の間での記録媒体搬送方向に対
    して記録媒体の幅方向に傾斜する方向搬送力を記録媒
    体に加え、複数の前記上回転体によって記録媒体の両側
    を張るように設定されていることを特徴とする定着装
    置。
  2. 【請求項2】 上回転体及び下回転体の間における記録
    媒体搬送速度は、定着回転体及び加圧回転の間における
    記録媒体搬送速度よりも速い値に採られていることとす
    る請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 上回転体の回転軸方向は、記録媒体の一
    面に平行な面上にある方向であって、定着回転体及び加
    圧回転体の回転軸方向に対して傾斜する方向に採られて
    いることとする請求項1又は請求項2記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 上回転体は、その回転軸方向における一
    端部から他端部に向けて内径が連続的に増加する貫通孔
    が形成され、上回転体を回転自在に支持する円柱状の軸
    体が貫通孔に挿入され、軸体の外径は貫通孔の小径以下
    の値に採られていることとする請求項1又は請求項2記
    載の定着装置。
  5. 【請求項5】 上回転体は、その回転軸方向における一
    端部側から他端部側に向けて外径が連続的に増加する形
    状に形成されていることとする請求項1又は請求項2記
    載の定着装置。
  6. 【請求項6】 複数の排紙回転体対を備え、各上回転体
    及び各下回転体は、定着回転体及び加圧回転体の回転軸
    方向中心に対して対称若しくはほぼ対称に配置されてい
    ることとする請求項1乃至請求項5のうちの一つに記載
    の定着装置。
  7. 【請求項7】 上回転体は、その回転軸方向における両
    端部外周面が滑らかな形状に形成されていることとする
    請求項1乃至請求項6のうちの一つに記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 上回転体表面は、主としてフッ素樹脂か
    ら成ることとする請求項1乃至請求項7のうちの一つに
    記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 定着回転体は、無端帯状の耐熱性フィル
    ムであり、加熱体は、主としてセラミックスから成る基
    板の一面に電力供給源から電力供給を受けて発熱する発
    熱部が設けられ、又、基板の他面に温度検知体が当接若
    しくは近接配置されているセラミックヒータであること
    とする請求項1乃至請求項8のうちの一つに記載の定着
    装置。
  10. 【請求項10】 潜像担持体に形成担持された潜像を現
    像剤により可視画像とし、前記可視画像を記録媒体の一
    面に転写し未定着画像を前記一面に形成したのち、前記
    未定着画像を前記記録媒体に定着画像として記録する画
    像形成装置であって、請求項1記載の定着装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 上回転体及び下回転体の間における記
    録媒体搬送速度は、定着回転体及び加圧回転の間におけ
    る記録媒体搬送速度よりも速い値に採られていることと
    する請求項10記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 上回転体の回転軸方向は、記録媒体の
    一面に平行な面上にある方向であって、定着回転体及び
    加圧回転体の回転軸方向に対して傾斜する方向に採られ
    ていることとする請求項10又は請求項11記載の画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 上回転体は、その回転軸方向における
    一端部から他端部に向けて内径が連続的に増加する貫通
    孔が形成され、上回転体を回転自在に支持する円柱状の
    軸体が貫通孔に挿入され、軸体の外径は貫通孔の小径以
    下の値に採られていることとする請求項10又は請求項
    11記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 上回転体は、その回転軸方向における
    一端部側から他端部側に向けて外径が連続的に増加する
    形状に形成されていることとする請求項10又は請求項
    11記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 複数の排紙回転体対を備え、各上回転
    体及び各下回転体は、定着回転体及び加圧回転体の回転
    軸方向中心に対して対称若しくはほぼ対称に配置されて
    いることとする請求項10乃至請求項14のうちの一つ
    に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 上回転体は、その回転軸方向における
    両端部外周面が滑らかな形状に形成されていることとす
    る請求項10乃至請求項15のうちの一つに記載の画像
    形成装置。
  17. 【請求項17】 上回転体表面は、主としてフッ素樹脂
    から成ることとする請求項10乃至請求項16のうちの
    一つに記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 定着回転体は、無端帯状の耐熱性フィ
    ルムであり、加圧回転体は、円柱状の加圧ローラであ
    り、加熱体は、主としてセラミックスから成る基板の一
    面に電力供給源から電力供給を受けて発熱する発熱部が
    設けられ、又、基板の他面に温度検知体が当接若しくは
    近接配置されているセラミックヒータであることとする
    請求項10乃至請求項17のうちの一つに記載の画像形
    成装置。
  19. 【請求項19】 潜像担持体に形成担持された潜像を現
    像剤により可視画像とし、可視画像を記録媒体に転写し
    たのち、未定着画像を担持した記録媒体を定着回転体及
    び加圧回転体の間に通過せしめながら、加熱体が前記記
    録媒体を加熱することにより、前記記録媒体に定着処理
    を施す画像形成装置において、 定着処理後に記録媒体を挟持搬送する上回転体と下回転
    体を備え、前記上回転体は複数配置され、 少なくとも記録媒体の画像が転写された面に接し複数配
    置されている上記上回転体のすべて定着回転体及び
    加圧回転体の間での記録媒体搬送方向に対して記録媒体
    の幅方向に傾斜する方向搬送力を記録媒体に加え、複
    数の前記上回転体によって記録媒体の両側を張るよう設
    定されていることを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記上回転体は記録媒体と摺接するこ
    とを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
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