JP3402895B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3402895B2
JP3402895B2 JP01443196A JP1443196A JP3402895B2 JP 3402895 B2 JP3402895 B2 JP 3402895B2 JP 01443196 A JP01443196 A JP 01443196A JP 1443196 A JP1443196 A JP 1443196A JP 3402895 B2 JP3402895 B2 JP 3402895B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の画像形成装置では、感
光体等からトナー像が転写された転写紙を定着手段を通
すことにより、転写紙上に担持されていた未定着トナー
像を転写紙上に定着し、その後に、排紙搬送させて排紙
トレイ等に排紙させるように構成されている。この場
合、定着部から排紙部までの搬送速度は概ね同速に設定
されている。このため、排紙搬送路が比較的長い場合に
は、転写紙の後端が定着部を通過してから排紙部に排紙
されるまでの時間も長くなり、オペレータがコピー指示
してからコピーが完了するまでの時間(即ち、ファース
トコピー時間)が長くかかってしまう、という問題があ
る。また、定着部と排紙部との間で転写紙が弛まないよ
うにするため、排紙部側の搬送速度を定着部側よりも数
%程度速くなるように速度関係を設定することも広く知
られているが、数%程度の高速化であり、依然としてフ
ァーストコピー時間が長くかかる点では大差がない。
【0003】このような問題点に対して、特開平4−2
37075号公報によれば、転写紙が定着部を抜け出る
までは定着性等を損なわないように定着部の搬送速度で
駆動させるが、転写紙が定着部を抜け出ると高速で排紙
搬送させるように排紙ローラ群を駆動させる機構が開示
されている。即ち、定着ローラの下流側に排紙ローラ群
として、上流側ローラ群(中間ローラ)と下流側ローラ
群(排紙ローラ)とを順に設け、中間ローラの搬送速度
を定着ローラの搬送速度よりも高速に設定するととも
に、排紙ローラの搬送速度を中間ローラの搬送速度より
も高速に設定し、転写紙の先端が定着ローラを抜けた時
に中間ローラ及び排紙ローラの搬送速度を定着ローラの
搬送速度に合わせ、転写紙の後端が定着ローラを抜けた
時に中間ローラ及び排紙ローラの搬送速度を中間ローラ
に設定された搬送速度に切り換え、転写紙の後端が中間
ローラを抜けた時に排紙ローラの搬送速度をこの排紙ロ
ーラに設定された搬送速度に切り換える速度切換機構が
設けられている。具体的には、定着ローラから中間ロー
ラに至る駆動伝達系中に速度切換機構としてトルクリミ
ッタが設けられている。これにより、転写紙が定着ロー
ラにより搬送されている間(後端が抜け出るまでの間)
はトルクリミッタが滑ることにより、転写紙は定着ロー
ラの搬送速度で搬送され、転写紙が定着ローラから解放
されると(後端が抜け出ると)、トルクリミッタでトル
クが吸収されず、中間ローラに設定された高速な搬送速
度にて転写紙が搬送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−23707
5号公報に示されるような排紙搬送駆動によれば、定着
性能に支障を来すことなく、高速排紙が可能となり、フ
ァーストコピー時間の短縮を図れる。
【0005】ところが、同公報に示されるような構成と
した場合、排紙ローラ群の配置等によっては、連続通紙
時に、先行する転写紙の後端が排紙ローラを通過する前
に後続の転写紙の先端が中間ローラに達し、トルクリミ
ッタを作動させてしまい、中間ローラ及び排紙ローラの
搬送速度が定着ローラの搬送速度に減速されてしまうこ
とがある。この場合、一旦増速された先行の転写紙が排
紙部に排紙される前に減速されるため、ファーストコピ
ー時間を短縮させるという効果が半減してしまう。この
ような不都合を避けるためには、例えば中間ローラと排
紙ローラとの間の間隔を短くする、中間ローラ及び排紙
ローラの搬送速度をより高速に設定する等の対応策が考
えられるが、何れも装置の構成に制約を加えることな
り、好ましくない。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、駆動手段により回転駆動されて転写紙を挾持搬送し
前記転写紙上に担持された未定着トナー像をこの転写紙
上に定着する定着手段と、前記駆動手段に駆動伝達手段
を介して連結されて前記定着手段により定着済みの前記
転写紙を排紙搬送させる排紙ローラ群とを備えた画像形
成装置において、前記排紙ローラ群を排紙搬送方向に従
い上流側ローラ群と下流側ローラ群とに2分して、前記
駆動伝達手段による前記下流側ローラ群の搬送速度を前
記定着手段の搬送速度より高速に設定するとともに前記
駆動伝達手段による前記上流側ローラ群の搬送速度を前
記定着手段における搬送速度と同速に設定し、前記転写
紙の先端が前記下流側ローラ群に達した場合にこの下流
側ローラ群の搬送速度を前記定着手段の搬送速度に合わ
せる速度差吸収機構と、前記転写紙の後端が前記定着手
段を通過した場合に前記上流側ローラ群の搬送速度を前
記転写紙を媒介として前記下流側ローラ群の搬送速度に
切り換える速度切換機構とを設けた。
【0007】従って、転写紙が定着手段と排紙ローラ群
とに跨って搬送される場合には転写紙が速度差吸収手段
の作用により下流側ローラ群との間で滑ることなく定着
手段による搬送速度で搬送される。そして、転写紙の後
端が定着手段を通過すると下流側ローラ群は設定された
高速の搬送速度での駆動が可能になるとともに上流側ロ
ーラ群も転写紙を媒介とすることで速度切換機構によっ
て下流側ローラ群の搬送速度に追従するように搬送速度
が切り換えられるので、転写紙が高速で排紙搬送され
る。この場合、転写紙が連続通紙され、先行する転写紙
の後端が下流側ローラ群を通過する前に後続の転写紙の
先端が定着手段から上流側ローラ群に達するようなこと
があっても、転写紙が速度切換機構を作用させる媒介状
態から外れており、上流側ローラ群に対して速度切換機
構が作用しないので、先行する転写紙は減速されること
なくそのまま下流側ローラ群によって高速で排紙搬送さ
れるとともに後続の転写紙は定着手段により規制される
搬送速度により搬送されることになる。よって、装置構
成に制約を加えることなく、転写紙を高速排紙させるこ
とができ、ファーストコピー時間の短縮効果が常に得ら
れる。
【0008】請求項2記載の発明では、下流側ローラ群
の搬送速度は、定着手段の搬送速度の1.1〜3倍の範
囲内に設定されている。定着手段の搬送速度の1.1倍
以上の搬送速度であれば、最低限のファーストコピー時
間の短縮効果を得るために有効である。また、定着手段
の搬送速度の3倍以内であれば速度差吸収機構ないしは
駆動系に過負荷をかけることもない。
【0009】請求項3記載の発明では、速度差吸収機構
をトルクリミッタとし、請求項4記載の発明では、速度
切換機構を、上流側ローラ群のローラ軸上にこの軸に対
して転写紙搬送方向にはローラを空転させる方向性を持
たせて設けられた1方向クラッチとしているので、何れ
も、安価で簡易な機構で済む。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。本発明の画像形成装置は、その実施の
形態の一つとして、例えば、複写機に適用されており、
その定着排紙部の概略構成を図1に示す。まず、定着手
段を構成する定着ローラ1と加圧ローラ2とのローラ対
が加圧接触させて設けられている。これらのローラ1,
2よりも搬送方向下流側には排紙ローラ群3が設けられ
ている。この排紙ローラ群3は、排紙搬送方向に従い、
上流側に位置して上流側ローラ群を構成する上中間ロー
ラ4、下中間ローラ5のローラ対と、下流側に位置して
下流側ローラ群を構成する上排紙ローラ6、下排紙ロー
ラ7のローラ対とに2分されている。これらのローラ対
に関して、定着ローラ1、下中間ローラ5、下排紙ロー
ラ7側が駆動ローラとされ、対向する加圧ローラ2、上
中間ローラ4、上排紙ローラ6側が従動ローラとされて
いる。
【0011】このような基本的なローラ系構成によっ
て、感光体(図示せず)上のトナー像が転写された転写
紙8は、定着ローラ1、加圧ローラ2間で挾持搬送さ
れ、加熱・加圧定着作用を受けることにより未定着トナ
ー像が定着される。定着後、転写紙8は中間ローラ4,
5、排紙ローラ6,7による排紙搬送を受けて排紙トレ
イ等の排紙部に排紙される。ここに、転写紙8は以下に
説明するような構成によって、高速で排紙搬送される。
【0012】まず、定着ローラ1の軸上には駆動ギヤ9
が直結されており、前記定着ローラ1は図示しない駆動
モータ、モータギヤ、及びこの駆動ギヤ9等による駆動
手段によって、所定の搬送速度(転写紙8の線速換算)
1 で回転駆動されるように構成されている。また、下
中間ローラ5、下排紙ローラ7側に対しては、駆動ギヤ
9に対して駆動伝達手段10によって駆動連結されてい
る。まず、前記駆動ギヤ9に噛合させた歯数が同じ伝達
ギヤ11が前記下中間ローラ5の軸12上に固定されて
いる。よって、基本的にこの下中間ローラ5は定着ロー
ラ1の搬送速度V1 と同一の搬送速度で駆動されるよう
に速度設定されている。また、前記伝達ギヤ11はギヤ
プーリ部13も一体に有しており、このギヤプーリ部1
3と前記下排紙ローラ7の軸14に設けられたギヤプー
リ15との間にはタイミングベルト16が掛け渡されて
いる。この際、ギヤプーリ部13に対してギヤプーリ1
5が小径とされ、前記下排紙ローラ7の搬送速度(転写
紙8の線速換算)V2 が定着ローラ1の搬送速度V1
りも高速となるように速度設定されている。具体的に
は、搬送速度V1 が感光体側での搬送速度と同じ又はほ
ぼ同じであるのに対して、搬送速度V2 が搬送速度V1
の1.1〜3倍と範囲内で高速となるように設定されて
いる。このような速度差に対応させて、定着ローラ1・
加圧ローラ2間の転写紙8の挾持力は、排紙ローラ6,
7間の転写紙8の挾持力よりも大きくなるように加圧力
が設定されている。
【0013】さらに、前記下排紙ローラ7において、そ
の軸14にはギヤプーリ15と一体で速度差吸収機構で
あるトルクリミッタ17が介在されている。また、前記
下中間ローラ5においては、この下中間ローラ5とその
軸12との間に速度切換機構である1方向クラッチ18
が介在されている。この1方向クラッチ18の方向性
は、図1において軸12を固定的とした場合、下中間ロ
ーラ5を時計方向にはロックし、反時計方向には空転さ
せるように設定されている。つまり、軸12が伝達ギヤ
11によって反時計方向に回転駆動された場合には下中
間ローラ5がロック状態にあり軸12とともに反時計方
向に回転するとともに、下中間ローラ5自身に反時計方
向の回転力が作用した場合には軸12に対して空転方向
であるので下中間ローラ5が自由に回転することにな
る。
【0014】ここで、前記トルクリミッタ17のトルク
について説明する。このトルクリミッタ17は定着ロー
ラ1における搬送速度V1 と下排紙ローラ7における搬
送速度V2 との間の速度差を吸収して、下排紙ローラ7
の搬送速度をV1 に合わせるためのものであり、その設
定トルクT0 は、上排紙ローラ6の加圧力をN、下排紙
ローラ7の摩擦力をμ、この下排紙ローラ7の外径を
r、下排紙ローラ7よりも下流全体を駆動するためのト
ルクをTとすると、T<T0 <μNrなる範囲内に設定
されている。
【0015】このような構成において、図3(a)に示
すように、転写紙8の先端が排紙ローラ6,7に達して
定着ローラ1、加圧ローラ2からこれらの排紙ローラ
6,7間に跨って搬送される場合には、定着ローラ1側
と下排紙ローラ7側との間に速度差があっても挾持力の
大きい定着ローラ1側の搬送速度V1 で転写紙8が搬送
される。この場合、転写紙8と排紙ローラ6,7との間
に滑りを生ずることがなく、擦り過ぎによるローラ跡等
が転写紙8に付くことがない。即ち、トルクリミッタ1
7の設定トルクT0 がμNrよりも小さいので、転写紙
8が搬送速度V1で搬送される場合には速度差(V2
1 )がトルクリミッタ17により吸収されるので、転
写紙8と排紙ローラ6,7との間に滑りを生じない。
【0016】その後、転写紙8の搬送が進み、図3
(b)に示すように転写紙8の後端が定着ローラ1、加
圧ローラ2間から抜け出ると、転写紙8は排紙ローラ
6,7により挾持されて排紙搬送される。この場合、ト
ルクリミッタ17の設定トルクT0が駆動用のトルクT
よりも大きく設定されているので、このトルクTが吸収
されず、下排紙ローラ7は自己に設定された搬送速度V
2 で転写紙8を搬送する。この時、転写紙8の後端側は
中間ローラ4,5に跨っており、下搬送ローラ7によっ
て搬送速度V2 で搬送されようとする転写紙8を媒介と
して下中間ローラ5が搬送力を受ける。この搬送力の作
用方向は1方向クラッチ18の介在により軸12に対し
て下中間ローラ5が空転する方向であるので、この下中
間ローラ5による搬送速度もV2 に切り換えられる。こ
のようにして、中間ローラ4,5及び排紙ローラ6,7
が搬送速度V2 となるように高速駆動され、定着ローラ
1、加圧ローラ2を抜け出た転写紙8は高速で排紙搬送
される。
【0017】よって、ファーストコピー時間の短縮が可
能となる。ここに、搬送速度V2 が搬送速度V1 に対し
て1.1倍未満の速さであれば、転写紙8が定着部を抜
け出た後、その排紙搬送速度が僅かに速くなる程度であ
って、ファーストコピー時間の短縮としてはあまり有効
ではないが、少なくとも、搬送速度V1 に対して1.1
倍以上に高速化しているので、最低限のファーストコピ
ー時間の短縮効果を得るために有効である。また、搬送
速度V2 が搬送速度V1 に対して3倍以上に高速化した
場合、ファーストコピー時間の短縮効果は増大するが、
速度差が大きくなる分、トルクリミッタ17に過負荷が
かかり、その劣化が激しくなってしまう。この点、3倍
以内であれば、特に支障はない。
【0018】また、本実施の形態によれば、転写紙8が
連続通紙される場合にも対処できる。即ち、図3(c)
に示すように、先行する転写紙8aの後端が排紙ローラ
6,7を通過する前に後続の転写紙8bの先端が定着ロ
ーラ1、加圧ローラ2から中間ローラ4,5に達するよ
うなことがあっても、先行する転写紙8aが既に1方向
クラッチ18を作用させる媒介状態から外れており(中
間ローラ4,5側に跨っていない)、下中間ローラ5に
対して1方向クラッチ18が作用しない状態となる。こ
れにより、先行する転写紙8aは減速されることなくそ
のまま排紙ローラ6,7によって搬送速度V2 なる高速
で排紙搬送されるととともに後続の転写紙8bは定着ロ
ーラ1により規制される搬送速度V1 (駆動ギヤ9、伝
達ギヤ11及び軸12を介して伝達される速度)により
搬送されることになる。よって、装置構成に制約を加え
ることなく、転写紙8を高速排紙させることができ、フ
ァーストコピー時間の短縮効果が常に得られる。
【0019】なお、本実施の形態では、定着手段として
定着ローラ1、加圧ローラ2のローラ対による構成で説
明したが、このような構成のものに限らず、転写紙を挾
持搬送できる形式のものであれば、ローラとベルト、ロ
ーラと板材との組合せ構成等のものであってもよい。ま
た、駆動伝達手段10の構成としても、タイミングベル
ト16を用いたものに限らず、ギヤ列等によるものであ
ってもよい。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、駆動手段
により回転駆動されて転写紙を挾持搬送し前記転写紙上
に担持された未定着トナー像をこの転写紙上に定着する
定着手段と、前記駆動手段に駆動伝達手段を介して連結
されて前記定着手段により定着済みの前記転写紙を排紙
搬送させる排紙ローラ群とを備えた画像形成装置におい
て、前記排紙ローラ群を排紙搬送方向に従い上流側ロー
ラ群と下流側ローラ群とに2分して、前記駆動伝達手段
による前記下流側ローラ群の搬送速度を前記定着手段の
搬送速度より高速に設定するとともに前記駆動伝達手段
による前記上流側ローラ群の搬送速度を前記定着手段に
おける搬送速度と同速に設定し、前記転写紙の先端が前
記下流側ローラ群に達した場合にこの下流側ローラ群の
搬送速度を前記定着手段の搬送速度に合わせる速度差吸
収機構と、前記転写紙の後端が前記定着手段を通過した
場合に前記上流側ローラ群の搬送速度を前記転写紙を媒
介として前記下流側ローラ群の搬送速度に切り換える速
度切換機構とを設けたので、転写紙が定着手段を抜け出
るまでは排紙ローラ群と転写紙との間に滑りを生ずるこ
となく定着手段の搬送速度に規制でき、転写紙が定着手
段を抜け出た後は排紙ローラ群によって転写紙を高速で
排紙搬送させることでファーストコピー時間の短縮化を
図ることができ、特に、定着手段と下流側ローラ群との
間に位置して定着手段と同速で駆動される上流側ローラ
群には転写紙を媒介とする速度切換手段が介在されてい
るので、連続的に通紙される場合であっても、先行する
転写紙は減速させることなくそのまま下流側ローラ群に
よって高速で排紙搬送させることができ後続の転写紙は
定着手段により規制される搬送速度により搬送させるこ
とができ、よって、装置構成に制約を加えることなく、
転写紙を高速排紙させることができ、ファーストコピー
時間の短縮効果が常に得られる。
【0021】請求項2記載の発明によれば、下流側ロー
ラ群の搬送速度を、定着手段の搬送速度の1.1〜3倍
の範囲内に設定したので、最低限のファーストコピー時
間の短縮効果を得るために有効であり、かつ、速度差吸
収機構ないしは駆動系に過負荷をかけることもない。
【0022】請求項3記載の発明によれば、速度差吸収
機構をトルクリミッタとし、請求項4記載の発明によれ
ば、速度切換機構を、上流側ローラ群のローラ軸上にこ
の軸に対して転写紙搬送方向にはローラを空転させる方
向性を持たせて設けられた1方向クラッチとしたので、
何れも、安価で簡易な機構で目的を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す複写機の定着排紙
部の搬送系構成の概略側面図である。
【図2】駆動伝達系を主体に示す平面図である。
【図3】転写紙の状態に伴う搬送速度の切り換えを説明
するための側面図である。
【符号の説明】
1,2 定着手段 3 排紙ローラ群 4,5 上流側ローラ群 6,7 下流側ローラ群 8 転写紙 10 駆動伝達手段 12 軸 17 トルクリミッタ、速度差吸収機構 18 1方向クラッチ、速度切換手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段により回転駆動されて転写紙を
    挾持搬送し前記転写紙上に担持された未定着トナー像を
    この転写紙上に定着する定着手段と、前記駆動手段に駆
    動伝達手段を介して連結されて前記定着手段により定着
    済みの前記転写紙を排紙搬送させる排紙ローラ群とを備
    えた画像形成装置において、前記排紙ローラ群を排紙搬
    送方向に従い上流側ローラ群と下流側ローラ群とに2分
    して、前記駆動伝達手段による前記下流側ローラ群の搬
    送速度を前記定着手段の搬送速度より高速に設定すると
    ともに前記駆動伝達手段による前記上流側ローラ群の搬
    送速度を前記定着手段における搬送速度と同速に設定
    し、前記転写紙の先端が前記下流側ローラ群に達した場
    合にこの下流側ローラ群の搬送速度を前記定着手段の搬
    送速度に合わせる速度差吸収機構と、前記転写紙の後端
    が前記定着手段を通過した場合に前記上流側ローラ群の
    搬送速度を前記転写紙を媒介として前記下流側ローラ群
    の搬送速度に切り換える速度切換機構とを設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 下流側ローラ群の搬送速度は、定着手段
    の搬送速度の1.1〜3倍の範囲内に設定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 速度差吸収機構は、トルクリミッタであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 速度切換機構は、上流側ローラ群の軸上
    にこの軸に対して転写紙搬送方向にはローラを空転させ
    る方向性を持たせて設けられた1方向クラッチであるこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3記載の画像形成装
    置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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