JP2001253582A - シート材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置及び画像形成装置

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JP2001253582A
JP2001253582A JP2000069882A JP2000069882A JP2001253582A JP 2001253582 A JP2001253582 A JP 2001253582A JP 2000069882 A JP2000069882 A JP 2000069882A JP 2000069882 A JP2000069882 A JP 2000069882A JP 2001253582 A JP2001253582 A JP 2001253582A
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Hajime Suzuki
肇 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動源の不当な容量アップを招かず、経時変
化のない安定したレジストローラの回転で、画像ブレを
発生し得ない装置を提供すること。 【解決手段】 シート材を記録位置に搬送するためのレ
ジストローラ62と、前記レジストローラに対して駆動源
からの回転力の伝達又は伝達解除を行う搬送用電磁クラ
ッチ623と、前記レジストローラ62に対して回転の停止
又は停止解除を行う停止用電磁クラッチ624と、前記搬
送用電磁クラッチ623及び前記停止用電磁クラッチ624の
切替制御を行う制御装置700と、を有し、更に、前記レ
ジストローラに所定の回転負荷トルクを付与する加圧バ
ネ637やカラー636等からなる負荷付与手段を有すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材搬送装置
及び画像形成装置に関し、詳しくは複写機やプリンタ等
の画像形成装置に用いられる転写材の搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ(LBP)等の画像
形成装置においては、感光体ドラム上に形成されたトナ
ー像を転写材上の所定位置に転写するために、そのタイ
ミング合わせを行っている。例えば、転写材を幅方向全
域にわたって支持し、且つ上記タイミング合わせを行い
つつ搬送するレジストローラを用いた場合は、転写材の
給送時に該転写材を一旦レジストローラに突き当ててそ
の平行性を確保(斜行補正)し、次いでレジストローラが
感光体ドラム上のトナー像を転写材上の所定位置に転写
するためにタイミングをとって搬送動作を開始するのが
通常である。
【0003】レジストローラは転写材が突き当たった時
に回転しないように、ブレーキ用の負荷(2[kg・cm]以上)
を付与しておくのが常であるが、摩擦部材を所定の加重
で接触加圧させてブレーキをかける従来の方式では、耐
久後の経時変化、駆動源のトルクアップ(エネルギーの
効率悪化)などの弊害が生じる。
【0004】また、坪量200[g/m2]程度の厚手の転写材
の衝突をくい止めるためのブレーキ力は膨大な値が必要
となるため、従来機では、このクラスの厚手の転写材は
仕様から外すことで対応していた。
【0005】そこで、レジストローラの搬送用の電磁ク
ラッチとは別に停止用の電磁クラッチを設け、該停止用
の電磁クラッチをレジストローラの停止時に動作させる
ことで、前述したような摩擦式のブレーキを廃止した構
成が実用化されている。
【0006】この方式を用いると共に軸受をボールベア
リング化することで、駆動源の負荷トルクを極力少なく
することができ、またそのブレーキ力の経時変化も少な
い、構成が実現できた。
【0007】また、停止負荷トルクは電磁クラッチのす
べり始めるトルク(例えば0.49[N・m](5[kgf・cm])以上)以
上なので、前述した坪量以上の厚手の転写材がレジスト
ローラに衝突しても該レジストローラが連れ回りするこ
とはない。従って、前述した坪量以上の厚手の転写材を
仕様の中に含めることも可能になった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、レジストローラ回転中の負荷トルクが少ない
(300[g・cm]以下)ため、以下のような問題があった。
【0009】例えば、レーザースキャナやLEDスキャ
ナ等を備えたデジタルタイプの記録装置においては、例
えばレーザースキャナからの細いレーザービーム(画像
光)により像担持体である感光体ドラム上に潜像を形成
するため、感光体ドラムにわずか(レーザービームの幅
程度)の回転振動、即ち回転ムラが生じても画像ブレが
生じることになる(フライホイールで対策)。
【0010】また同様に、紙送りの搬送速度精度も高精
度が要求されることになるが、上記従来例での構成によ
ると、レジストローラによる転写材搬送中に生じるショ
ック(例えば200[g/m2]坪量の厚手の転写材後端がレジス
トローラの上流側搬送ローラを抜けた時に発生するショ
ック)が、画像ブレを発生させている問題が指摘されて
いる。
【0011】これはつまり、レジストローラ回転中の負
荷トルクが低く抑えられているために転写材があばれ易
くなっており、通紙中の転写材に生じる負荷変動によっ
てレジストローラの回転ムラを生じ、これが原因となっ
て前述の画像ブレが発生するのである。
【0012】この対策として、感光体ドラムと同様にフ
ライホイールの装着が考えられるが、起動停止を繰り返
すレジストローラに採用すると、例えば駆動ギアにかか
る負荷トルクが大きくなり、破損等の問題が生じたり、
停止距離が長くなることによる生産性低下(転写材間隔
の長寸法化)が問題となるため、実用上無理が生じる。
【0013】そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、駆動源の不当な
容量アップを招かず、経時変化のない安定したレジスト
ローラの回転で、画像ブレを発生し得ない装置を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、シート材を記録位置に搬送
するための搬送手段と、前記搬送手段に対して駆動源か
らの回転力の伝達又は伝達解除を行う搬送用クラッチ
と、前記搬送手段に対して回転の停止又は停止解除を行
う停止用クラッチと、前記搬送用クラッチ及び前記停止
用クラッチの切替制御を行う制御手段と、を有し、更
に、前記搬送手段に所定の回転負荷トルクを付与する負
荷付与手段を有することを特徴とする。
【0015】また、シート材を記録位置に搬送するため
の搬送手段と、前記搬送手段に対して駆動源からの回転
力の伝達又は伝達解除を行う搬送用クラッチと、前記搬
送用クラッチの切替制御を行う制御手段と、を有し、更
に、前記搬送手段にシート材の種類に応じた回転負荷ト
ルクを付与する負荷付与手段を有することを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
適用したシート材搬送装置及び画像形成装置の一実施形
態を詳細に説明する。
【0017】〔第1実施形態〕図2に、本発明に係るシ
ート材搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成断面図
を示す。図2に示すように、画像形成装置40の上面に
は、自動原稿読取部41が位置している。自動原稿読取部
41は、原稿の両面を反転し、プラテンガラス上に自動給
送し、CCD等の受光素子によってプラテンガラス上の
原稿の画像情報を読み取り、画像信号として出力する。
【0018】不図示の画像処理部で自動原稿読取部41よ
り出力する画像信号を、レーザー記録に適した記録信号
に変換、処理を行う。42は、記録信号によって発光する
レーザー光学系で、回転する感光体ドラム43上に光走査
を行い、潜像を形成する。
【0019】像担持体としての感光体ドラム43と、その
周辺部に設けた一次帯電器45、表面電位計50、現像器4
6、ポスト帯電器47、転写手段としての転写帯電器51、
分離帯電器52、クリーナ48、前露光ランプ49よりなる画
像形成部44は、前記潜像を現像してトナー像となす。
【0020】給紙部9a〜9dのいずれかから給紙され
るシート材としての転写紙Pは、縦パスローラ68、レジ
前ローラ61により搬送され、本発明に係るレジストロー
ラ62によって前記トナー像と同期させて搬送され、前記
感光体ドラム43に形成されたトナー像が転写帯電器51に
よって転写紙P上に転写させる。
【0021】尚、前記給紙部9a〜9dにおいて、10a
〜10dは給紙トレイ、11a〜11dはピックアップロー
ラ、12a〜12dはフィードローラ、13a〜13dはリター
ドローラである。
【0022】また、現像器46、クリーナ48にはそれぞれ
温度検知センサ46a,48aが装着されており、リアルタ
イムでそれぞれの容器内部の温度が測定可能に構成され
ている。
【0023】トナー像を保持した転写紙は、搬送ベルト
53で各定着ローラ54,55で定着された後、「片面複写モ
ード」の時は、排紙部56より排出される。尚、排紙部56
には、図示されていないが、ステイプル等の仕上げを可
能とするフィニッシャが設けられていて、排紙された複
数枚の転写紙毎にステイプル処理がなされる。
【0024】また、「両面複写モード」の時は、各定着
ローラ54,55によって転写紙片面への画像定着を終了し
た片面複写済みの転写紙は、両面複写装置60へ搬送さ
れ、反転部31で反転された後、画像形成部44へ再送さ
れ、転写紙裏面へのトナー像の転写が行われる。
【0025】尚、本実施形態の両面複写装置60は、片面
複写済みの転写紙をスタック内に集積し、この集積後に
排出する方式と異なりスタックを設けない片面複写済み
の転写紙を、直ちに画像形成部44へ搬送する「ノンスタ
ック方式」の両面複写装置である。
【0026】この種のノンスタック方式の両面複写装置
は、スタック部分でのロスをなくす効果を有している。
またスタック方式では一次載置を行うため、どのローラ
にもニップされない状態が生じ、定着直後の片面複写済
みの転写紙に必ず発生するカールにより載置部でのジャ
ムや重送等の発生が非常に多かったが、ノンスタック方
式では常に転写紙はローラにニップされているため、前
記スタック方式の給送信頼性低下の要因は大幅に低減さ
れる。
【0027】次に、本発明を適用したシート材搬送装置
であるレジストローラ62部の概略構成を説明する。図1
に本発明の第1実施形態に係るレジストローラ62部の概
略構成を示す。図1に示すように、レジストローラ62部
は、前側板626、後側板627にボールベアリング634を介
して回転自在に支持された駆動側のレジストローラ軸62
2と、同じくボールベアリング635aを内装したスライド
軸受635を介して回転自在に支持された従動側のレジス
トローラ軸621とによって主に構成されている。
【0028】従動側のレジストローラ軸621は、前側板6
26、後側板627の穴が丸長形状穴627b(後側板627側の
み図示、前側板626側は不図示)、スライド軸受635の段
部635bが円筒形状になっているため、駆動側のレジス
トローラ軸622に対し、離接自在な構成になっている。
この従動側のレジストローラ軸621は、駆動側のレジス
トローラ軸622に対し、負荷付与手段を構成する加圧バ
ネ637、スライド軸受635のバネカケ部635c、カラー636
によって所定の加圧力で加圧する構成になっている。こ
の負荷付与手段を構成するカラー636は、駆動側のレジ
ストローラ軸622に対し摩擦摺動しており、その箇所で
発生する負荷トルクを3.43×10-2〜3.92×10 -2[N・m](35
0〜400[gf・cm])の範囲内におさまるように材質、加圧バ
ネ637が選択されている。尚、加圧バネ637は紙搬送側の
制約、例えばレジストローラ大径部621a,622aの摩擦
力確保など、もある。
【0029】一方、駆動側から従動側への回転力の伝達
は、用紙最大サイズ幅領域外に伝達ギア625を配置し、
スプリングピン638によってそれぞれレジストローラ軸6
21,622に固定されているので、このギア駆動によって
行われる。レジストローラ軸621,622はそれぞれ大径部
621a,622aを有し、この部分が衝突することで軸間距
離を出しているが、厚手の転写紙がこのレジストローラ
間に挟まれて搬送されている最中は紙厚分距離が離れ
る。従って、それらを考慮して伝達ギア625のモジュー
ル、歯先円径が設定されている。
【0030】駆動側のレジストローラ軸622の駆動入力
側端部には、搬送用クラッチとしての搬送用電磁クラッ
チ623が設けられており、クラッチギア623aに噛み合う
入力ギア629、カップリング630、バネ631、本体側入力
ギア632、入力軸633が不図示の駆動源からの回転駆動を
得て、電磁クラッチ623通電時にレジストローラ62が回
転するよう構成されている。
【0031】また、駆動側のレジストローラ軸622の駆
動入力側とは異なる逆側端部には、固定軸628に装着さ
れた停止用クラッチとしての停止用電磁クラッチ624
が、そのギア624aとレジストローラ軸622と一体的に結
合した停止ギア622bと噛み合う位置に配置されてお
り、電磁クラッチ624通電時にレジストローラ62が停止
するよう構成されている。
【0032】前述した各電磁クラッチのコピー中通電タ
イミングは、制御装置700によりプログラミングされて
おり、搬送用電磁クラッチ623通電時は停止用電磁クラ
ッチ624が非通電状態、停止用電磁クラッチ624通電時は
搬送用電磁クラッチ623が非通電状態に制御されている
(コピー休止期間中は、両方の電磁クラッチが非通電状
態)。即ち、搬送用電磁クラッチ623による回転力伝達
時は停止用電磁クラッチ624によるレジストローラの回
転停止を解除し、搬送用電磁クラッチ623による回転力
伝達解除時は停止用電磁クラッチ624によりレジストロ
ーラの回転を停止する。
【0033】以上のような構成にすることで、搬送用電
磁クラッチ623が通電状態(停止用電磁クラッチ624が非
通電状態)の場合も、負荷付与手段を構成するカラー63
6と駆動側のレジストローラ軸622との間の摩擦抵抗によ
る負荷トルク3.43×10-2〜3.92×10-2[N・m](350〜400[g
f・cm])が常に発生しているため、レジストローラ62で搬
送中の用紙に多少のショック(例えば厚手の転写紙後端
がレジストローラ62の上流側のレジ前ローラ61を抜けた
時に発生するショック)が加えられても、駆動側のギア
のバックラッシュガタによる回転ムラが発生することは
ない。
【0034】本発明者らの実験によると、レジストロー
ラ通紙中の坪量200[g/m2]の厚手の転写紙後端がレジ前
ローラ61を通過し終えた時の画像ブレが設定負荷トルク
値3.43×10-2[N・m](350[gf・cm])で解消できた。
【0035】また、前述の設定負荷トルク値は更に大き
くても上記機能は達成されるが、駆動源容量が不当に大
きくなる点、カラー636が耐久で削れる点から考えて好
ましくはない。
【0036】本発明者らの実験によると、厚紙通紙時の
レジストローラの負荷トルク変動値、カラー耐久性(材
質の選定)などから9.8×10-2[N・m](1000[gf・cm])以下
であれば問題ないことがわかった。
【0037】〔第2実施形態〕図3に本発明の第2実施
形態に係るレジストローラ62部の概略構成を示す。尚、
図3において、前述した実施形態と同様の機能を有する
部材には同一符号を付している。
【0038】図3に示すように、従動側のレジストロー
ラ軸621の両端部軸受をすべり軸受構成とし、第1実施
形態で用いたカラーの材質をスライド軸受635の摺動部6
35dに適用する。また加圧バネ637を2個に分割し、該
2個の加圧バネ637で後側板627上のバネカケ穴627cと
スライド軸受635間を引っ張る構成とする。
【0039】このような構成にすることで、第1実施形
態で説明したレジストローラ62部の構成からボールベア
リングを廃止でき(コストダウン)、且つ前述した実施
形態と同様の効果が期待できる。
【0040】〔第3実施形態〕図4に本発明の第3実施
形態に係るレジストローラ62部の概略構成を示す。尚、
図4において、前述した実施形態と同様の機能を有する
部材には同一符号を付している。
【0041】図4に示すように、レジストローラ62部の
前側板626には、固定軸628,646が固定されており、そ
れぞれの固定軸628,646には第一トルクリミッタ640、
第二トルクリミッタ645が各々駆動ギア641,644と係合
されている。
【0042】一方、前側板626の更に前側に駆動側板647
を設けて、ボールベアリング648によって支持された回
転軸649上に切替クラッチ643、クラッチギア643a、回
転軸649と一体的に回転する伝達ギア642を配置し、それ
ぞれ図に示すようなギア同士の噛み合いの関係で配置し
ている。
【0043】以上のような構成の動作を説明すると、切
替クラッチ643の非通電時には第一トルクリミッタ640に
よる負荷トルクがレジストローラ62に付与され、また切
替クラッチ643の通電時には第一トルクリミッタ640の負
荷トルクに加えて、第二トルクリミッタ645の負荷トル
クがレジストローラ62に付与される。
【0044】このようにすることで、レジストローラ62
による搬送時、負荷トルクが紙種によって切り替えられ
るため、装置内の紙厚検知手段(図示せぬ)、或いはサ
ービスマン、ユーザによる特定給紙口紙厚指定の情報な
どによって厚紙は3.43×10-2〜9.8×10-2[N・m](350〜10
00[gf・cm])、薄紙は0.98×10-2〜1.96×10-2[N・m](100
〜200[gf・cm])等の最適なトルク設定が可能となり、駆
動源、駆動ギアなどの寿命も大きく向上でき、不必要な
消費電力も節約できる。
【0045】また、厚紙と薄紙が混在したようなシーケ
ンス(例えばタブ紙(厚紙)を印刷して合紙に挟む)な
どの場合は、従来、搬送ローラで負荷変動(厚紙搬送で
は高トルク、薄紙搬送では低トルク)が生じて、騒音、
振動、回転の不均一などの問題があったが、上記構成で
薄紙は低トルク、厚紙は高トルクになるように切替クラ
ッチ643を切り替えてやると、均一化でき、上記問題も
軽減できる。
【0046】尚、図4では、停止用クラッチを記載して
いないが、駆動ギア641の下流に第1、第2実施形態と
同様の停止用クラッチ、ギアを噛み合わせた構成として
も良い。
【0047】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
画像形成装置として複写機を例示したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えばプリンタ、ファクシ
ミリ装置等の他の画像形成装置であっても良く、該画像
形成装置に用いられるシート材搬送装置に本発明を適用
することにより同様の効果を得ることができる。
【0048】また前述した実施形態では、記録方式とし
て電子写真方式を例示したが、これに限定されるもので
はなく、例えばインクジェット方式等の他の記録方式で
あっても良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート材の搬送中の搬送手段に対して、負荷付与手段に
よって所定の回転負荷トルク(例えば3.43×10-2〜3.92
×10-2[N・m](350〜400[gf・cm])が常に付与されているた
め、前記搬送手段で搬送中のシート材に多少のショック
が加えられても、駆動側のギアのバックラッシュガタに
よる回転ムラが発生することはなく、該回転ムラを原因
とする画像ブレを防止できる。
【0050】また、搬送手段による搬送時、負荷トルク
が紙種によって切り替えられるため、例えば厚手のシー
ト材は高トルク(3.43×10-2〜9.8×10-2[N・m](350〜10
00[gf・cm]))、薄手のシート材は低トルク(0.98×10-2
〜1.96×10-2[N・m](100〜200[gf・cm]))等の紙種に応じ
た最適なトルク設定が可能となり、駆動源、駆動ギアな
どの寿命も大きく向上でき、不必要な消費電力も節約で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るレジストローラ部
の概略構成図
【図2】本発明を適用した画像形成装置の概略構成図
【図3】本発明の第2実施形態に係るレジストローラ部
の概略構成図
【図4】本発明の第3実施形態に係るレジストローラ部
の概略構成図
【符号の説明】
P …転写紙 9a〜9d …給紙部 10a〜10d …給紙トレイ 11a〜11d …ピックアップローラ 12a〜12d …フィードローラ 31 …反転部 40 …画像形成装置 41 …自動原稿読取部 42 …レーザー光学系 43 …感光体ドラム 44 …画像形成部 45 …一次帯電器 46 …現像器 46a,48a …温度検知センサ 47 …ポスト帯電器 48 …クリーナ 49 …前露光ランプ 50 …表面電位計 51 …転写帯電器 52 …分離帯電器 53 …搬送ベルト 54,55 …定着ローラ 56 …排紙部 60 …両面複写装置 61 …レジ前ローラ 62 …レジストローラ 68 …縦パスローラ 621,622 …レジストローラ軸 621a,622a …レジストローラ大径部 622b …停止ギア 623 …搬送用電磁クラッチ 623a …クラッチギア 624 …停止用電磁クラッチ 624a …ギア 625 …伝達ギア 626 …前側板 627 …後側板 627b …丸長形状穴 627c …バネカケ穴 628,646 …固定軸 629 …入力ギア 630 …カップリング 631 …バネ 632 …本体側入力ギア 633 …入力軸 634 …ボールベアリング 635 …スライド軸受 635a …ボールベアリング 635b …スライド軸受段部 635c …バネカケ部 635d …摺動部 636 …カラー 637 …加圧バネ 638 …スプリングピン 640 …第一トルクリミッタ 641,644 …駆動ギア 642 …伝達ギア 643 …切替クラッチ 643a …クラッチギア 645 …第二トルクリミッタ 647 …駆動側板 648 …ボールベアリング 649 …回転軸 700 …制御装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を記録位置に搬送するための搬
    送手段と、 前記搬送手段に対して駆動源からの回転力の伝達又は伝
    達解除を行う搬送用クラッチと、 前記搬送手段に対して回転の停止又は停止解除を行う停
    止用クラッチと、 前記搬送用クラッチ及び前記停止用クラッチの切替制御
    を行う制御手段と、を有し、 更に、前記搬送手段に所定の回転負荷トルクを付与する
    負荷付与手段を有することを特徴とするシート材搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記負荷付与手段は、前記搬送手段を構
    成する回転体を摺動回転可能に支持する軸受に対し所定
    の加圧力を付与する構成であることを特徴とする請求項
    1に記載のシート材搬送装置。
  3. 【請求項3】 シート材を記録位置に搬送するための搬
    送手段と、 前記搬送手段に対して駆動源からの回転力の伝達又は伝
    達解除を行う搬送用クラッチと、 前記搬送用クラッチの切替制御を行う制御手段と、を有
    し、 更に、前記搬送手段にシート材の種類に応じた回転負荷
    トルクを付与する負荷付与手段を有することを特徴とす
    るシート材搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記負荷付与手段は、複数のトルクリミ
    ッタと、前記複数のトルクリミッタの組み合わせ又は切
    り替えを行う切替クラッチを有し、前記制御手段により
    シート材の種類に応じて前記切替クラッチの切替制御を
    行うことで、前記搬送手段にシート材の種類に応じた回
    転負荷トルクを付与する構成であることを特徴とする請
    求項3に記載のシート材搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記負荷付与手段によって付与される回
    転負荷トルクが、3.43×10-2〜9.8×10-2[N・m](350〜10
    00[gf・cm])であることを特徴とする請求項1〜請求項4
    のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  6. 【請求項6】 画像信号に応答した光ビームを像担持体
    の表面に露光して静電潜像を形成し、これを可視化して
    転写材に転写する画像形成装置において、 像担持体と、 前記像担持体に形成された像を転写材に転写するための
    転写手段と、 前記像担持体と前記転写手段との接触部に転写材を搬送
    するための搬送手段と、 前記搬送手段に対して駆動源からの回転力の伝達又は伝
    達解除を行う搬送用クラッチと、 前記搬送手段に対して回転の停止又は停止解除を行う停
    止用クラッチと、 前記搬送用クラッチ及び前記停止用クラッチの切替制御
    を行う制御手段と、を有し、 更に、前記搬送手段に所定の回転負荷トルクを付与する
    負荷付与手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記負荷付与手段は、前記搬送手段を構
    成する回転体を摺動回転可能に支持する軸受に対し所定
    の加圧力を付与する構成であることを特徴とする請求項
    6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 画像信号に応答した光ビームを像担持体
    の表面に露光して静電潜像を形成し、これを可視化して
    転写材に転写する画像形成装置において、 像担持体と、 前記像担持体に形成された像を転写材に転写するための
    転写手段と、 前記像担持体と前記転写手段との接触部に転写材を搬送
    するための搬送手段と、 前記搬送手段に対して駆動源からの回転力の伝達又は伝
    達解除を行う搬送用クラッチと、 前記搬送用クラッチの切替制御を行う制御手段と、を有
    し、 更に、前記搬送手段にシート材の種類に応じた回転負荷
    トルクを付与する負荷付与手段を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記負荷付与手段は、複数のトルクリミ
    ッタと、前記複数のトルクリミッタの組み合わせ又は切
    り替えを行う切替クラッチを有し、前記制御手段により
    シート材の種類に応じて前記切替クラッチの切替制御を
    行うことで、前記搬送手段にシート材の種類に応じた回
    転負荷トルクを付与する構成であることを特徴とする請
    求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記負荷付与手段によって付与される
    回転負荷トルクが、3.43×10-2〜9.8×10-2[N・m](350〜
    1000[gf・cm])であることを特徴とする請求項6〜請求項
    9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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