JP5740346B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、静電潜像を形成した像担持体に現像ローラーからトナーを供給し像担持体の表面にトナー像を形成する現像器を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置では、像担持体である感光体の表面が所定の電位に帯電されると画像データに基づいて感光体上に静電潜像が形成される。静電潜像を形成した感光体に現像器からトナーが供給され、静電潜像に応じたトナー像が感光体上に形成され、そして感光体上のトナー像が記録媒体である用紙上に転写される。現像器は現像容器内にトナーを収容し現像容器内で撹拌したトナーを現像ローラーに供給し、現像ローラーから感光体にトナーを供給している。
印刷を繰り返すうち、感光体の表面に用紙の紙粉が付着し、付着した紙粉が感光体の表面に残留トナーとともに現像器内に戻されることがある。現像ローラー上にトナーの薄層を形成する規制ブレードと現像ローラーとの間に紙粉が挟まれると、挟まれた紙粉により現像ローラー上のトナーが掻き取られ、現像ローラー上のトナーが感光体に均一に供給できなくなる。その結果、画像不良が発生することがあり、また現像ローラー上に付着した紙粉により現像ローラーの表面が損傷することがあった。
そこで、現像ローラー上の紙粉等の異物を現像ローラーから取り除く技術が、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の画像形成装置は、駆動源によって現像ローラーが回転させられ、現像ローラーの回転によって現像ローラー上のトナーを感光体に供給してトナー像を形成している。そして、画像形成装置に電源の投入時、或いは所定枚数の印刷毎に、制御手段は、現像ローラーを逆回転する指示を駆動源に出して、現像ローラーの逆回転によって、現像ローラーと規制ブレードとの間の異物や現像ローラー上の異物を取り除いている。
特開平3−255482号公報(特許請求の範囲、第4図)
通常、現像ローラーを回転させる駆動源に作用する負荷は、現像器内のトナー量に応じて異なり、現像ローラーを回転停止させるとき、その負荷に応じて停止位置に誤差が発生する。上述した特許文献1に記載の画像形成装置では、現像器内のトナー量が少なく、現像ローラーが逆回転方向にオーバーランすると、現像容器内のトナーが現像ローラーの通常のトナー供給方向と逆方向から現像容器の外部に吐き出され、画像形成装置内がトナーによって汚染されるという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、現像ローラーの逆回転量を正確に制御することで、現像ローラー上から異物を取り除き、現像器外にトナーが漏れ出ることを防ぐ画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の発明の画像形成装置は、静電潜像を形成する像担持体と、該像担持体に現像ローラーからトナーを供給し前記像担持体の表面にトナー像を形成する現像器と、該現像器により形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段とを含み、前記像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に記録する画像形成部と、給紙部に収容された記録媒体を送出し、前記給紙部により送出された記録媒体を前記画像形成部へ搬送する搬送部と、該搬送部及び前記画像形成部の前記現像ローラーを含む各ローラーを回転させるために第1の方向或いは第1の方向の逆方向である第2の方向に回転する駆動源と、該駆動源から前記搬送部への回転駆動力を断続させる第1クラッチ部と、前記駆動源から前記画像形成部への回転駆動力を断続させる第2クラッチ部と、前記駆動源の回転駆動を制御するとともに前記第1及び第2クラッチ部の断続を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、記録媒体の搬送及び画像形成を実行する印刷時、前記駆動源を第1の方向に回転駆動させて前記第1及び第2クラッチ部を夫々断続させ、非印刷時、前記第1及び第2クラッチ部を夫々接続した状態で前記駆動源を第2の方向に所定量だけ回転駆動させた後、前記駆動源の回転駆動を停止させる逆回転モードを実行可能であることを特徴としている。
また、第2の発明では、上記の画像形成装置において、前記制御部は、逆回転モード時、前記駆動源の第2の方向への回転駆動によって前記現像ローラーが1回転する前に、前記駆動源の回転駆動を停止させることを特徴としている。
また、第3の発明では、上記の画像形成装置において、前記搬送部は、前記画像形成部での画像形成のタイミングに合わせて前記画像形成部への記録媒体の搬送のタイミングを調整するレジストローラー対を有し、前記第1クラッチ部は、前記レジストローラー対への回転駆動力を断続することを特徴としている。
また、第4の発明では、上記の画像形成装置において、前記第2クラッチ部は前記現像ローラーへの回転駆動力を断続することを特徴としている。
また、第5の発明では、上記の画像形成装置において、前記像担持体は、第1の方向への回転駆動力を伝達する一方、第2の方向への回転駆動力を伝達しない片方向クラッチ部に接続されることを特徴としている。
また、第6の発明では、上記の画像形成装置において、前記駆動源によって加熱部材が回転させられる定着部を備え、前記加熱部材は、第1の方向への回転駆動力を伝達する一方、第2の方向への回転駆動力を伝達しない片方向クラッチ部に接続されることを特徴としている。
また、第7の発明では、上記の画像形成装置において、前記片方向クラッチ部は、ラチェット歯と該ラチェット歯に係脱可能な係合部とを有するラチェット機構で構成され、前記駆動源が第1の方向に回転した場合、前記ラチェット歯は前記係合部に係合し、第1の方向への回転駆動力が前記クラッチ機構から前記像担持体或いは前記定着部に伝達される一方、前記駆動源が第2の方向に回転した場合、前記ラチェット歯は前記係合部に係合せず、第2の方向への回転駆動力が前記ラチェット機構から前記像担持体或いは前記定着部に伝達されることがないとともに、前記駆動源の第2の方向への所定量の回転に対して、前記ラチェット歯が前記係合部を乗り越えて回転しないように前記ラチェット歯の歯数が構成されることを特徴としている。
第1の発明によれば、印刷時、駆動源が第1の方向に回転駆動して、記録媒体の搬送中に所定のタイミングで第1クラッチ部を断続することで、記録媒体を給紙部から画像形成部に搬送し、また、所定のタイミングで第2クラッチ部を断続することで、画像形成部に送られた記録媒体にトナー像を形成する。非印刷時の逆回転モードでは、駆動源が第2の方向に所定量だけ回転駆動することで、現像ローラーが画像形成時と逆方向に回転し、現像ローラー上から紙粉等の異物を取り除くことができる。さらに、駆動源が第2の方向に回転駆動するとき、第1及び第2クラッチ部が夫々接続された状態である。これによって、駆動源の回転を停止させるとき、画像形成部及び搬送部の各ローラーを回転させる駆動トルクに対応する負荷が駆動源に作用し、現像器内のトナー量の多少に係らず駆動源への負荷が一定となる。このような負荷が駆動源に作用することで、現像ローラーが逆方向に回転した後、過不足なく所定の位置で正確に停止するため、トナーが現像器外に漏れ出ることがない。
本発明の実施形態である画像形成装置の概略構成を示す断面図 実施形態に係る現像器の概略構成を示す断面図 実施形態に係る画像形成部及び搬送部の駆動部を示す斜視図 実施形態に係る第1クラッチ部の構成を示す側面図 実施形態に係る制御部とその周辺の構成を示すブロック図 実施形態に係る制御部の画像形成の手順を示すフローチャート 実施形態に係る制御部の逆回転モードの手順を示すフローチャート
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置の概略構成を示す断面図であり、右側を画像形成装置の前方側として図示している。画像形成装置1の装置本体1aの下部には、積載された記録媒体である用紙を収容する給紙カセット2(給紙部)が配置されている。この給紙カセット2の上方には、装置本体1aの前方から後方へ略水平に延び、更に上方へ延びて装置本体1aの上面に形成された排紙部3に至る用紙搬送路4が形成されている。この用紙搬送路4に沿って上流側から順に、ピックアップローラー5、フィードローラー6、中間搬送ローラー7、レジストローラー対8、画像形成部9、定着部10及び排出ローラー対21が配置されている。ピックアップローラー5、フィードローラー6、中間搬送ローラー7、及びレジストローラー対8は、用紙を送出、搬送する搬送部60を構成する。
給紙カセット2には、給紙カセット2に対して回動自在に支持された用紙積載板12が設けられている。用紙積載板12上に積載された用紙がピックアップローラー5によって用紙搬送路4に向けて送出され、ピックアップローラー5によって複数枚の用紙が同時に送出された場合には、フィードローラー6とリタードローラー13とによって用紙が捌かれ、最上位の1枚のみが搬送されるように構成されている。用紙搬送路4に送出された用紙は、中間搬送ローラー7によって装置本体1aの後方へと搬送方向を変えられてレジストローラー対8へと搬送される。そして、用紙は、ゴム製ローラーと金属製或いは樹脂製ローラーとからなるレジストローラー対8によってタイミングを調整されて画像形成部9へと供給される。フィードローラー6、中間搬送ローラー7及びレジストローラー対8は、一つのモーター(図略)によって回転駆動させられる。
画像形成部9は、電子写真プロセスによって用紙に所定のトナー像を形成するものであり、図1において時計回りに回転可能に軸支された像担持体である感光体ドラム11と、この感光体ドラム11の周囲に配置される帯電部15、現像器14、クリーニング部17、用紙搬送路4を挟んで感光体ドラム11に対向するように配置される転写手段である転写ローラー18、及び感光体ドラム11の上方に配置される光走査ユニット19から構成されており、現像器14の上方には、現像器14へトナーを補給するトナーコンテナ20が配置されている。
帯電部15には、図示しない電源が接続された導電性ゴムローラー15aが備えられており、この導電性ゴムローラー15aが感光体ドラム11に当接するように配置されている。そして、感光体ドラム11が回転すると、導電性ゴムローラー15aが感光体ドラム11の表面に接触して従動回転し、この時、導電性ゴムローラー15aに所定の電圧を印加することにより、感光体ドラム11の表面が一様に帯電させられることになる。感光体ドラム11は、搬送部60のローラーを駆動するモーター(図略)によって回転駆動させられる。
次いで、パーソナルコンピューター等から入力された画像データに基づくビーム光が光走査ユニット19から感光体ドラム11上に射出され、感光体ドラム11上に静電潜像が形成される。現像器14から供給されるトナーが静電潜像に付着して感光体ドラム11の表面にトナー像が形成される。そして、レジストローラー対8から、感光体ドラム11と転写ローラー18とで形成される転写ニップ部に用紙が所定のタイミングで供給され、転写ローラー18により用紙上に感光体ドラム11の表面のトナー像が転写される。
トナー像が転写された用紙は、感光体ドラム11から分離されて定着部10に向けて搬送される。定着部10は、画像形成部9の用紙搬送方向の下流側に配置されており、ヒーター等の加熱手段により加熱される加熱ローラー13と、加熱ローラー13に圧接されることで加熱ローラー13が回転すると従動回転する加圧ローラー16と、を有する。画像形成部9にてトナー像が転写された用紙は、加熱ローラー13及び加圧ローラー16によって加熱、加圧され、用紙に転写されたトナー像が定着される。加熱ローラー13は、搬送部60のローラーを駆動するモーター(図略)によって回転駆動させられる。尚、加圧ローラー16を回転駆動し、加熱ローラー13を従動回転させてもよい。
画像形成された用紙は、排出ローラー対21によって排紙部3に排出される。一方、転写後に感光体ドラム11の表面に残留しているトナーはクリーニング部17により除去され、感光体ドラム11は帯電部15によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。
図2は上記画像形成装置1に用いられる現像器14の概略構成を示す断面図である。
現像器14は、一成分磁性現像剤を収容する現像容器22と、この現像剤(以下、「トナー」と記すことがある)を撹拌および搬送する第1の撹拌部材23及び第2の撹拌部材24と、現像ローラー26と、磁極部材25と、規制部材27とを備えている。
第1及び第2の撹拌部材23、24は、現像容器22内に、仕切り部材を挟んで回転可能に配設されている。また、第1及び第2の撹拌部材23、24は、軸方向に螺旋状に形成されるスクリューを備える。第1及び第2の撹拌部材23、24が回転すると、トナーが撹拌され、撹拌されたトナーが仕切り部材に設けた連通部を介して、現像容器22内を長手方向(図2の紙面の表裏方向)に循環し、トナー相互の摩擦によってトナーが帯電する。そして、第2の撹拌部材24によって、トナーが現像ローラー26の表面に供給される。
現像ローラー26は、アルミニウム等の非磁性材料で円筒状に形成され、磁極部材25を内蔵している。また、現像ローラー26は、第2の撹拌部材24に隣接する位置で現像容器22内に回転可能に支持される。現像ローラー26、第1及び第2の撹拌部材23、24、感光体ドラム11及び転写ローラー18は、前述の搬送部60のローラーを駆動するモーター(図略)によって回転駆動させられる。
また、現像ローラー26は、現像容器22の開口から露出し、感光体ドラム11に一定の間隔を有して対向している。この対向する領域には、現像ローラー26の表面に担持されたトナーを感光体ドラム11に向けて供給するための現像領域Dが形成されている。
磁極部材25は、周方向に複数の磁極部を有し、現像ローラー26の表面に向けて磁界を発生させることで、帯電したトナーを現像ローラー26の表面に担持させる。
規制部材27は、現像ローラー26の表面に担持されたトナーを所定の層厚に規制するものであり、ブレード状をなし、現像ローラー26の回転方向に対して現像領域Dの上流側で現像ローラー26の表面と所定間隔を隔てて、現像容器22に取り付けられている。
第2の撹拌部材24から供給されたトナーが現像ローラー26の表面に担持され、担持されたトナーは、規制部材27により一定の層厚に規制され、さらに、現像ローラー26の回転によって現像流域Dに向けて搬送される。現像ローラー26に所定のバイアス電圧が印加されることにより、現像ローラー26と感光体ドラム11との間に電位差が生じ、現像領域Dにおいて、現像ローラー26上のトナーは感光体ドラム11に供給され、感光体ドラム11上の静電潜像はトナー像に現像される。
ローラー等の部材を含む画像形成部9及び搬送部60は、図3に示す構成によって回転駆動させられる。図3は画像形成部9及び搬送部60のローラー等を回転駆動させる駆動部30の構成を示す斜視図である。
駆動部30は、駆動源であるモーター65(図3では不可視、図5参照)と、モーター65の回転軸と一体に設けられるモーターギア32と、モーター65の回転駆動力を搬送部60の各ローラー等に伝達する搬送ギア列66と、モーター65の回転駆動力を現像器14に伝達する現像ギア列45、46と、モーター65の回転駆動力を感光体ドラム11(図1参照)に伝達するドラムギア47と、モーター65の回転駆動力を定着部10(図1参照)に伝達する定着ギア列48、49と、を有し、更に、モーター65からレジストローラー対8(図1参照)への回転駆動力を断続する第1クラッチ部51と、モーター65から現像器14への回転駆動力を断続する第2クラッチ部52と、を有する。
モーター65は、インナーローター方式のDCモーターからなり、第1の方向と、第1の方向の逆方向である第1の方向とに回転可能である。モーター65が第1の方向に回転駆動すると、用紙を搬送する搬送部60と画像形成部9(図1参照)及び定着部10(図1参照)の各ローラー等は夫々所定の方向に回転して、印刷可能となる。そして印刷時、モーター65の第1の方向への回転駆動によって、搬送部60は用紙を搬送し、画像形成部9は用紙にトナー像を形成し、更に、定着部10はトナー像が転写された用紙を定着処理する。一方、非印刷時、モーター65が第2の方向に回転駆動すると、画像形成部9及び搬送部60の各ローラー等は夫々所定の方向に対して逆方向に回転して、現像ローラー26(図2参照)も逆方向に回転し、現像ローラー26上に付着した紙粉等の異物が現像ローラー26上から取り除かれる。
搬送ギア列66は平歯車からなるギア33〜38で構成される。ギア33は平歯車からなるモーターギア32に噛合し、モーター65の回転駆動力はギア33〜38の順に減速しながら伝達される。ギア38は夫々平歯車からなるフィードギア39及びレジストギア40に噛合する。フィードギア39はフィードローラー6(図1参照)に対して回転駆動力を伝達し、レジストギア40はレジストローラー対8(図1参照)の一方のローラーに対して回転駆動力を伝達する。また、ギア38は中間搬送ローラー7(図1参照)に対して回転駆動力を伝達する。従って、モーター65が回転駆動すると、モーターギア32及び搬送ギア列66(ギア33〜38)が回転し、フィードギア39を介してフィードローラー6が回転し、また中間搬送ローラー7が回転し、さらにレジストギア40を介してレジストローラー対8が回転する。
また、モーターギア32は平歯車からなるドラムギア47に噛合し、ドラムギア47は感光体ドラム11に対して回転駆動力を伝達する。モーター65が回転駆動すると、モーターギア32及びドラムギア47を介して感光体ドラム11は所定の減速比で回転する。また、搬送ギア列66のギア33は夫々平歯車からなる定着ギア列48、49のギア48に噛合し、ギア49は加熱ローラー13(図1参照)に対して回転駆動力を伝達する。モーター65が回転駆動すると、モーターギア32、ギア33及び定着ギア列48、49を介して加熱ローラー13は所定の減速比で回転する。
更に、搬送ギア列66のギア35は夫々平歯車からなる現像ギア列45、46のギア45に噛合する。ギア46は第2クラッチ部52に接続され、第2クラッチ部52は現像器14の現像ローラー26(図2参照)に接続される。モーター65が回転駆動すると、モーターギア32と、ギア33〜35と、現像ギア列45、46及び第2クラッチ部52を介して、現像ローラー26及び第1及び第2の撹拌部材23、24(現像器14、図2参照)は所定の減速比で回転する。
第2クラッチ部52は、モーター65から現像器14への回転駆動力を伝達または遮断するものであり、例えば電磁クラッチからなる。第2クラッチ部52が通電されているとき、電磁クラッチ内のバネが軸に巻き付いてモーター65から現像器14へ回転駆動力が伝達される。一方、第2クラッチ部52が通電されていないとき、バネの軸への巻き付きを開放してモーター65から現像器14への回転駆動力の伝達が遮断される。画像形成が実行されるとき、第2クラッチ部52は接続され、モーター65から現像器14への回転駆動力が伝達される。画像形成が実行さなれないとき、第2クラッチ部52は遮断され、モーター65から現像器14への回転駆動力の伝達が遮断される。現像器14を画像形成に必要とされる時間のみ駆動させることで、現像器14内のトナーの劣化が抑制される。尚、第2クラッチ部52はバネを有する電磁クラッチに替えて、摩擦力によって連結する電磁クラッチ、或いは噛み合いによって連結する電磁クラッチ等であってもよい。
レジストギア40には第1クラッチ部51が配設される。第1クラッチ部51は図4に示すように構成される。図4は第1クラッチ部51の構成を示す側面図である。
第1クラッチ部51は、モーター65からレジストローラー対8(図1参照)への回転駆動力を伝達または遮断するものであり、ソレノイド55と、係止爪56と、バネ部材57とを有する。
ソレノイド55は、ソレノイド本体55aと、ソレノイド本体55aに対して進退可能に保持される出力軸55bとを有する。ソレノイド55に通電していないとき、出力軸55bはソレノイド本体55a側に引き込まれる方向に移動し(図4の状態)、一方、ソレノイド55に通電しているとき、出力軸55bはソレノイド本体55a側から突出する方向に移動する。
係止爪56は、レジストギア40の歯部に係脱可能であり、レジストギア40の歯部に係合しているとき(図4の状態)、レジストローラー対8の回転を停止させる一方、レジストギア40の歯部から離脱しているとき、レジストローラー対8の回転を可能とする。係止爪56は、支軸56aにおいて回動可能に軸支され、支軸56aから一方に延在する係合部56bと、支軸56aから係合部56bと反対方向に延在する押圧部56cとを有する。押圧部56cには引張スプリングからなるバネ部材57の一端が連結されており、係止爪56は、バネ部材57によって係合部56bがレジストギア40の歯部に係合する方向に付勢されている。
ソレノイド55に通電していないとき、出力軸55bがソレノイド本体55a側に引き込まれた状態にあり、出力軸55bは押圧部56cに当接しておらず、バネ部材57の付勢力によって係合部56bがレジストギア40の歯部に係合している(図4の状態)。その結果、モーター65からレジストローラー対8(図1参照)への回転駆動力の伝達が遮断される。一方、ソレノイド55に通電されているとき、出力軸55bがバネ部材57の付勢力に抗して押圧部56cを押し下げ、係合部56bがレジストギア40の歯部から離脱する。その結果、モーター65からレジストローラー対8への回転駆動力が伝達される。
図5は、モーター65と第1及び第2クラッチ部51、52を制御する制御部71とその周辺の構成を示すブロック図である。
制御部71には、モーター65を駆動させるモーター駆動回路72と、第1クラッチ部51と、第2クラッチ部52と、レジストセンサー75と、転写センサー76と、印刷モード等の操作及びその表示が行われる操作パネル74が接続される。
制御部71は、マイクロコンピュータとRAM、ROM等の記憶素子及び計時部等で構成され、記憶素子に設定されたプログラムに従って入出力を制御し、モーター65の第1及び第2の回転方向とモーター65の駆動時間とを制御し、さらに第1及び第2クラッチ部51、52の継続を制御する。具体的には、制御部71は、操作パネル74から入力される印刷モードや後述する逆回転モードのモード指示、或いは印刷指示に基づいて、また、用紙の通過を検知するレジストセンサー75及び転写センサー76から入力される用紙検知信号に基づいて、モーター65が第1の方向または第2の方向に回転するようにモーター駆動回路72を制御するとともに、第1及び第2クラッチ部51、52の断続を制御する。
モーター65は、制御部71からの制御信号に基づいてモーター駆動回路72を介して駆動制御され、画像形成部9の現像器14(現像ローラー26、撹拌部材23、24)と感光体ドラム11及び転写ローラー18を回転駆動させ、また定着部10(加熱ローラー13)を回転駆動させ、さらに、搬送部60のフィードローラー6と中間搬送ローラー7及びレジストローラー対8を回転駆動させる。また、モーター65は、操作パネル74から印刷指示が行われると、第1の方向へ回転駆動する。非印刷時、現像ローラー26上から紙粉等の異物を取り除くための逆回転モードの信号に基づいて、モーター65は第2の方向へ回転駆動する。
第1クラッチ部51はレジストローラー対8を断続可能に接続される。レジストセンサー75が用紙の通過を検知した場合、モーター65とレジストローラー対8は第1クラッチ部51によって接続され、モーター65の回転駆動力はレジストローラー対8へ伝達される。従って、モーター65が回転しているとき、フィードローラー6及び中間搬送ローラー7とともにレジストローラー対8は回転駆動する。一方、転写センサー76が用紙の通過を検知した場合、モーター65とレジストローラー対8は第1クラッチ部51によって遮断され、モーター65の回転駆動力はレジストローラー対8へ伝達されない。従って、モーター65が回転し、フィードローラー6及び中間搬送ローラー7が回転駆動していても、レジストローラー対8は回転を停止している。また、逆回転モードの信号入力があると、モーター65とレジストローラー対8は第1クラッチ部51によって接続される。
第2クラッチ部52は現像器14を断続可能に接続される。印刷の指示によって操作パネル74から制御部71に開始信号が入力されたとき、モーター65と現像器14は第2クラッチ部52によって接続され、モーター65の回転駆動力は現像器14へ伝達される。モーター65が回転しているとき、感光体ドラム11及び転写ローラー18とともに現像器14は回転駆動する。一方、転写センサー76が用紙の通過を検知した場合、モーター65と現像器14は第2クラッチ部52によって遮断され、モーター65の回転駆動力は現像器14へ伝達されない。従って、モーター65が回転し、感光体ドラム11及び転写ローラー18が回転駆動していても、現像器14は回転を停止している。また、逆転モードの信号入力があると、モーター65と現像器14は第2クラッチ部52によって接続される。
レジストセンサー75は、用紙の先端の通過を検知するものであり、用紙搬送方向に対してレジストローラー対8の上流側直近に配設される。レジストセンサー75は、例えばLEDを有する発光部と、フォトダイオードを有する受光部とを備え、用紙の先端がレジストセンサー75を通過すると、用紙で反射する発光部からの光を受光部によって受光し、これによって用紙の先端の通過を検知することがきる。レジストセンサー75は、用紙の先端の通過を検知すると、用紙先端通過信号(用紙検知信号)を制御部71に出力する。制御部71は、開始信号が操作パネル74から入力され、且つ用紙先端通過信号がレジストセンサー75から入力されて所定時間後に第1クラッチ部51を接続する。即ち、ソレノイド55(図4参照)を通電することで、モーター65の回転駆動力はレジストローラー対8へ伝達される。従って、レジストローラー対8の回転駆動によって、用紙は感光体ドラム11と転写ローラー18(図1参照)とのニップ部に搬送される。
転写センサー76は、用紙の後端の通過を検知するものであり、用紙搬送方向に対して転写ローラー18の下流側直近に配設される。転写センサー76は、例えばLEDを有する発光部と、フォトダイオードを有する受光部とを備え、用紙の後端が転写センサー76を通過すると、受光部によって受光していた発光部からの光を受光しなくなり、これによって用紙の後端の通過を検知することがきる。転写センサー76は、用紙の後端の通過を検知すると、用紙後端通過信号(用紙検知信号)を制御部71に出力する。制御部71は、用紙後端通過信号が転写センサー76から入力されると、第2クラッチ部52を遮断する。これによって、モーター65の回転駆動力は現像器14へ伝達されない。さらに、制御部71は第2クラッチ部52を遮断後、第1クラッチ部51を遮断する。即ち、ソレノイド55(図4参照)を非通電とすることで、モーター65の回転駆動力がレジストローラー対8へ伝達されない。従って、現像器14及びレジストローラー対8は回転を停止する。尚、レジストセンサー75及び転写センサー76は、発光部を設けずに用紙表面から反射光のみを受光する受光部を設けて、受光部によって用紙の検知を行ってもよく、或いはカンチレバーを直接用紙に突き当てて用紙の検知を行ってもよい。
制御部71は、印刷時、図6に示すフローチャートに基づいてモーター65の駆動を制御し、また第1及び第2クラッチ部51、52の断続を制御する。また、制御部71は、逆回転モード時、図7に示すフローチャートに基づいてモーター65の駆動を制御し、また第1及び第2クラッチ部51、52の断続を制御する。
図6に示すように、ステップ1で画像形成装置1の電源がオンされたとき、第1クラッチ部51及び第2クラッチ部52は遮断された状態にある。
ステップ2では操作パネル74から印刷の指示が行われると、開始信号が入力される。ステップ3では開始信号の入力に基づいて、第2クラッチ部52が接続され、さらにステップ4で開始信号に基づいてモーター65が第1の方向に回転駆動する。モーター65の第1の方向への回転駆動及び第2クラッチ部52の接続によって、フィードローラー6及び中間搬送ローラー7が回転駆動し、また感光体ドラム11と現像器14及び転写ローラー18が回転駆動し、さらに定着部10が回転駆動するが、レジストローラー対8は回転を停止している。
また、開始信号の入力に基づいて、静電潜像が感光体ドラム11上に形成され、さらに現像器14によってトナー像が感光体ドラム11上に形成されるとともに、用紙がフィードローラー6及び中間搬送ローラー7によって給紙カセット2からレジストローラー対8へ搬送される。
ステップ5では、用紙の先端がレジストローラー対8に到着したとき、レジストセンサー75が用紙を検知し、レジストセンサー75から制御部71に用紙先端通過信号が入力される。
ステップ6では、感光体ドラム11上でのトナー像形成のタイミングに合わせて用紙先端通過信号の入力から所定時間後に、第1クラッチ部51を接続する。第1クラッチ部51の接続によって、レジストローラー対8が回転駆動する。用紙がレジストローラー対8から転写ニップ部に搬送され、転写ニップ部で感光体ドラム11上のトナー像が用紙上に転写される。
ステップ7では、トナー像を転写された用紙が転写ニップ部を通過し、用紙の後端が転写センサー76を通過したとき、転写センサー76が用紙を検知し、転写センサー76から制御部71に用紙後端通過信号が入力される。
ステップ8では、用紙後端通過信号の入力に基づいて、第2クラッチ部52を遮断する。第2クラッチ部52の遮断によって、現像器14は回転を停止する。ステップ9では、用紙後端通過信号の入力から所定時間後(現像器14の回転停止後)、第1クラッチ部51を遮断する。第1クラッチ部51の遮断によって、レジストローラー対8は回転を停止する。その後、トナー像を転写した用紙は定着部10によって定着処理され、さらに画像形成された用紙は、排出ローラー対21によって排紙部3に排出される。
図7に示すように、逆回転モードは、所定の印刷枚数になった場合、或いは操作パネル74から逆回転モードが指示された場合、非印刷時に実行される。
ステップ1では、画像形成装置1の電源がオンされ、画像形成が行われていないとき、第1クラッチ部51及び第2クラッチ部52は遮断された状態になる。
ステップ2では、逆回転モードが入力される。制御部71は、印刷枚数を計数し、所定の印刷枚数に到達した場合、逆回転モード信号が入力される。或いは、操作パネル74に逆回転モードが設けられ、ユーザーが逆回転モードを指示することで逆回転モード信号が入力される。
ステップ3では逆回転モード信号の入力に基づいて、第1クラッチ部51を接続し、またステップ4では、第1クラッチ部51の接続後、所定の時間が経過して、第2クラッチ部52を接続する。尚、第1クラッチ部51及び第2クラッチ部52は同時に接続してもよい。
ステップ5では、第1クラッチ部51及び第2クラッチ部52の接続後、モーター65を第2の方向に回転駆動させる。モーター65の第2の方向への回転駆動と、第1及び第2クラッチ部51、52の接続によって、搬送部60のレジストローラー対8等のすべてのローラー等の部材が回転駆動し、また画像形成部9の現像ローラー26等のすべてのローラー等の部材が回転駆動し、さらに定着部10が回転駆動する。各ローラー等の部材は画像形成時と逆方向に回転する。
現像ローラー26が画像形成時と逆方向に回転することで、現像ローラー26と規制ブレード21(図2参照)との間の紙粉等の異物や現像ローラー26上の異物が現像ローラー26上から取り除かれる。
ステップ6では、逆回転の開始から所定時間の経過後、つまりモーター65が所定量回転すると、モーター65の回転を停止する(ステップ7)。第1及び第2クラッチ部51、52が夫々接続された状態でモーター65が回転駆動している場合、画像形成部9のローラー等の部材の回転駆動トルクがモーター65に作用するとともに、搬送部60のローラーの回転駆動トルクがモーター65に作用する。この状態において、モーター65の回転を停止させると、モーター65に画像形成部9や搬送部60の各ローラーを回転させる駆動トルクに対応する負荷がかかる。現像容器22内のトナー量に応じてモーター65にかかる負荷は変動するが、画像形成部9や搬送部60の駆動トルクに対応するモーター65への負荷は、トナー量に応じた負荷に比べると大きく、また一定となる。このような負荷がモーター65に作用することで、現像ローラー26が逆方向に回転した後、過不足なく所定の位置で正確に停止するため、トナーが現像器14外に漏れ出ることがない。尚、現像ローラー26が逆方向に1回転する前に、モーター65の回転を停止させることが好ましい。さらに、現像ローラー26を逆方向に40〜50°の範囲で回転させた後、モーター65の回転を停止させることが一層好ましい。
ステップ8では、第1クラッチ部51を遮断し、またステップ9では、第1クラッチ部51の遮断後、所定の時間が経過して、第2クラッチ部52を遮断する。尚、第1クラッチ部51及び第2クラッチ部52は同時に遮断してもよい。
尚、上記ステップ5において、モーター65を第2の方向に回転駆動させることで、感光体ドラム11は画像形成時と逆方向に回転するが、これを避けるために、ドラムギア47に片方向クラッチ部を設けてもよい。片方向クラッチ部は、例えば、ドラムギア47の回転軸に設けたラチェット歯と、ドラムギア47に設けられラチェット歯に係合する爪とで構成される。回転軸が画像形成する方向に回転するとき、爪がラチェット歯に係合し、回転軸の回転力がドラムギア47に伝達される。一方、回転軸が画像形成時の逆方向に回転するとき、爪がラチェット歯に係合せず、回転軸の回転力がドラムギア47に伝達されない。このようなラチェット機構によって、モーター65が第2の方向に回転するとき感光体ドラム11は回転しないが、モーター65が第1の方向に回転するとき感光体ドラム11は回転することになる。
また、定着部10(加熱ローラー13、図1参照)にも同様の片方向クラッチ部を設けて、モーター65が第2の方向に回転するとき定着部10は回転しないが、モーター65が第1の方向に回転するとき定着部10は回転するように構成にしてもよい。
具体的には、片方向クラッチ部はラチェット機構で構成される。定着部10(加熱ローラー13)に駆動力を伝達するギア49(図3参照)には駆動側ラチェット歯(ラチェット歯)が設けられ、また定着部10側には従動側ラチェット歯(係合部)が設けられ、駆動側ラチェット歯及び従動側ラチェット歯は同数の歯数を有して互いに係脱可能に対向するように構成される。また、駆動側ラチェット歯及び従動側ラチェット歯の一方のラチェット歯は、対向する方向にバネ部材等によって付勢されている。モーター65が第1の方向に回転する場合、モーター65の回転駆動力が定着ギア列48、49(図3参照)に伝達され、駆動側ラチェット歯が従動側ラチェット歯に係合し、ギア49の回転力が定着部10に伝達される。一方、モーター65が第2の方向に回転する場合、モーター65の回転駆動力が定着ギア列48、49に伝達されるが、駆動側ラチェット歯が従動側ラチェット歯に係合せず、ギア49の回転力が定着部10側に伝達されないために、定着部10は回転しない。
さらに、モーター65が第2の方向に回転する場合、駆動側ラチェット歯が従動側ラチェット歯を乗り越えて先のラチェット歯に係合する、所謂、歯飛び現象が発生しないように、モーター65の第2の方向への所定の回転角に対してラチェット歯の歯数が構成される。例えば、現像ローラー26(図2参照)の逆回転角を40°とする場合、現像ギア列45、46(図3参照)の減速比を5.56に設定すると、モーター65の回転角は222.4°となる。一方、定着ギア列48、49の減速比を10.47に設定すると、モーター65が222.4°回転すると、定着ギア列48、49に減速されて、ギア49(駆動側ラチェット歯)は21.2°回転する。そこで、駆動側ラチェット歯(従動側ラチェット歯)の歯数を8個とすることで、ラチェット歯の円周角ピッチが45°となり、ラチェット歯の円周角ピッチが駆動側ラチェット歯の回転角(21.2°)よりも大きくなり、歯飛び現象が発生することがない。従って歯飛びによる騒音は発生しない。
尚、上記構成では、ラチェット機構は、駆動側ラチェット歯をラチェット歯として、従動側ラチェット歯を係合部として構成したが、駆動側ラチェット歯を係合部とし、従動側ラチェット歯をラチェット歯として構成してもよい。また、ラチェット機構は、係合部をラチェット歯の少なくとも1個の歯に係脱する爪状部材で構成して、爪状部材がラチェット歯に係合する方向にバネ部材等で付勢されるようにしてもよい。
また、ラチェット歯の歯飛び現象を発生させない構成は、感光体ドラム11の駆動力伝達構成に適用してもよい。
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に利用することができ、特に、静電潜像を形成した像担持体に現像ローラーからトナーを供給し像担持体の表面にトナー像を形成する現像器を備えた画像形成装置に利用することができる。
1 画像形成装置
2 給紙カセット(給紙部)
6 フィードローラー
8 レジストローラー対
9 画像形成部
10 定着部
11 感光体ドラム(像担持体)
14 現像器
18 転写ローラー(転写手段、転写部)
26 現像ローラー
27 規制部材
30 駆動部
32 モーターギア
33〜38 ギア
39 フィードギア
40 レジストギア
45、46 現像ギア列
47 ドラムギア
48、49 定着ギア列
51 第1クラッチ部
52 第2クラッチ部
55 ソレノイド
55a ソレノイド本体
55b 出力軸
56 係止爪
57 バネ部材
60 搬送部
65 モーター(駆動源)
66 搬送ギア列
71 制御部
72 モーター駆動回路
74 操作パネル
75 レジストセンサー
76 転写センサー

Claims (7)

  1. 静電潜像を形成する像担持体と、該像担持体に現像ローラーからトナーを供給し前記像担持体の表面にトナー像を形成する現像器と、該現像器により形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段とを含み、前記像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に記録する画像形成部と、
    給紙部に収容された記録媒体を送出し、前記給紙部により送出された記録媒体を前記画
    像形成部へ搬送する搬送部と、
    該搬送部及び前記画像形成部の前記現像ローラーを含む各ローラーを回転させるために第1の方向或いは第1の方向の逆方向である第2の方向に回転する駆動源と、
    該駆動源から前記搬送部への回転駆動力を断続させる第1クラッチ部と、
    前記駆動源から前記画像形成部への回転駆動力を断続させる第2クラッチ部と、
    前記駆動源の回転駆動を制御するとともに前記第1及び第2クラッチ部の断続を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、記録媒体の搬送及び画像形成を実行する印刷時、前記駆動源を第1の方向に回転駆動させて前記第1及び第2クラッチ部を夫々断続させ、非印刷時、前記第1及び第2クラッチ部を夫々接続した状態で前記駆動源を第2の方向に所定量だけ回転駆動させた後、前記駆動源の回転駆動を停止させる逆回転モードを実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、逆回転モード時、前記駆動源の第2の方向への回転駆動によって前記現像ローラーが1回転する前に、前記駆動源の回転駆動を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送部は、前記画像形成部での画像形成のタイミングに合わせて前記画像形成部への記録媒体の搬送のタイミングを調整するレジストローラー対を有し、
    前記第1クラッチ部は、前記レジストローラー対への回転駆動力を断続することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2クラッチ部は前記現像ローラーへの回転駆動力を断続することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体は、第1の方向への回転駆動力を伝達する一方、第2の方向への回転駆動力を伝達しない片方向クラッチ部に接続されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記駆動源によって加熱部材が回転させられる定着部を備え、
    前記加熱部材は、第1の方向への回転駆動力を伝達する一方、第2の方向への回転駆動力を伝達しない片方向クラッチ部に接続されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記片方向クラッチ部は、ラチェット歯と該ラチェット歯に係脱可能な係合部とを有するラチェット機構で構成され、
    前記駆動源が第1の方向に回転した場合、前記ラチェット歯は前記係合部に係合し、第1の方向への回転駆動力が前記ラチェット機構から前記像担持体或いは前記定着部に伝達される一方、前記駆動源が第2の方向に回転した場合、前記ラチェット歯は前記係合部に係合せず、第2の方向への回転駆動力が前記ラチェット機構から前記像担持体或いは前記定着部に伝達されることがないとともに、前記駆動源の第2の方向への所定量の回転に対して、前記ラチェット歯が前記係合部を乗り越えて回転しないように前記ラチェット歯の歯数が構成されることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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