JP2007112555A - シート給送装置、画像形成装置及びシート給送方法 - Google Patents

シート給送装置、画像形成装置及びシート給送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、安価で簡易な構成により、給送されたシートの斜行を矯正できるようにすることである。
【解決手段】中板20に積載されたシートを給送する給送ローラ2と、給送ローラ2により給送されたシートを搬送する搬送ローラ対3a,3bと、給送ローラ2の回転動作に連動して搬送ローラ対3a,3bへの駆動力の伝達、遮断の切り換えを行う駆動遮断制御カム32bと、を有し、カム32bは、給送ローラ2の回転動作に連動して、給送ローラ2により給送されるシートの先端が搬送ローラ対3a,3bへ到達する前に搬送ローラ3bへの駆動力の伝達を遮断し、シートの先端が搬送ローラ対3a,3bに突き当てられて所定量給送された後に搬送ローラ3bへの駆動力の伝達を再開することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置およびシート給送方法に関し、例えばプリンタや複写機等の画像形成装置に用いられるシート給送装置およびシート給送方法に関する。
従来の画像形成装置では、給送ローラにより給送されたシートは、レジストローラ対によって画像形成部に搬送されていく。ここで、給送ローラによる給送動作によりシートが斜行してしまった場合、この斜行したシートをそのまま画像形成部まで搬送してしまうと、シートの正確な位置に画像を記録できなかったり、紙詰まり(ジャム)となってしまう場合がある。
そこで、電磁クラッチを用いてレジストローラ対の回転、停止の切り換えを任意に行い、シートの斜行を補正する機構を備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、電磁クラッチとレジストローラ対を用いた斜行修正機構について説明する。電磁クラッチは、レジストローラと同軸上に取り付けられており、電気回路から電磁クラッチに通電、非通電の切り換えを行うことにより、レジストローラの回転、停止の切り換えを任意に行うことが可能となっている。このような機構を持った画像形成装置では、シートが積載トレイから給送された後、その先端がレジストローラ対に到達する前に、電磁クラッチでレジストローラ対の回転を一時的に止めている。そして、給送ローラにより給送されるシートの先端を、停止しているレジストローラ対に突き当てて所定量給送した後に、電磁クラッチを再び接続状態としてレジストローラ対の回転を再開させている。
以上のように、電磁クラッチのON/OFF制御を用いてレジストローラ対の回転と停止の制御を行うことで、シートが斜行している場合でもその斜行が矯正される。
特開平05−162878号公報
しかしながら、上記斜行補正機構では、電磁クラッチ自体が高価であること、電磁クラッチへの電源供給が必要であること、及び電磁クラッチを制御するための制御手段が必要であることから、装置が複雑化し、コストが高くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、安価で簡易な構成により、給送されたシートの斜行を矯正できるようにすることである。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、シート積載部に積載されたシートを給送する給送ローラと、前記給送ローラにより給送されたシートを搬送する搬送ローラ対と、前記給送ローラの回転動作に連動して前記搬送ローラ対への駆動力の伝達、遮断の切り換えを行う切換機構と、を有し、前記切換機構は、前記給送ローラの回転動作に連動して、前記給送ローラにより給送されるシートの先端が前記搬送ローラ対へ到達する前に前記搬送ローラ対への駆動力の伝達を遮断し、前記シートの先端が前記搬送ローラ対に突き当てられて所定量給送された後に前記搬送ローラ対への駆動力の伝達を再開することを特徴とする。
本発明によれば、高価な電磁クラッチ等を用いなくとも、安価で簡易な構成により、給送されたシートの斜行を矯正することができる。よって、シートの斜行に起因する、シートに記録される画像の位置精度の低下や、紙詰まりを防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図6、及び図11を用いて、第1実施形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置について説明する。ここでは、シート給送装置を備えた画像形成装置の一例として、レーザービームプリンタを例示している。以下の説明では、まずシート給送装置の構成及びその動作について説明し、続けて給送後の動作を説明しつつ画像形成装置全体の概略構成について説明する。
図1〜図3は第1実施形態に係るシート給送装置を示す図である。図1は給送待機時におけるシート給送装置の主要部品を表す斜視図である。図2は給送待機時におけるシート給送装置の給送部の断面図である。図3は給送待機時における給送部のギア列の断面図である。図4はシート給送装置の給送開始時の断面図である。図5はシート給送装置の搬送ローラ停止時の断面図である。図6はシート給送装置の搬送ローラ回転再開時の断面図である。また、図11はシート給送装置を備えた画像形成装置の概略構成示す模式断面図である。図11は給送待機時の状態を示している。
図1に示すように、シート給送装置としての給送部Sは、シート積載部としての中板20及び開閉可能な給送トレイ6上に積載されたシートPを給送する給送ローラ2を有している。また、前記給送ローラ2により給送されたシートPを搬送する搬送ローラ対3a,3bを有している。更に、前記給送ローラ2の回転動作に連動して前記搬送ローラ対3a,3bへの駆動力の伝達、遮断の切り換えを行う切換機構を有している。
この切換機構は、前記給送ローラ2の回転動作に連動して、前記給送ローラ2により給送されるシートPの先端が前記搬送ローラ対3a,3bへ到達する前に前記搬送ローラ対3a,3bへの駆動力の伝達を遮断する。更に、前記シートPの先端が前記搬送ローラ対3a,3bに突き当てられて所定量給送された後に前記搬送ローラ対3a,3bへの駆動力の伝達を再開する。以下、この切換機構の構成及び給送ローラ2と搬送ローラ対3a,3bの駆動力伝達機構について説明する。
図1〜図3において、34は駆動源としてのモータであり、モータ34の出力軸にはピニオンギア35が取り付けられている。ピニオンギア35には、給送ローラ2および搬送ローラ3bに駆動力を伝達するためのアイドラギア36が噛み合っている。アイドラギア36には、搬送ローラ3bに駆動力を伝達する搬送駆動ギア37が噛み合っている。この搬送駆動ギア37は、アイドラギア36の軸36aを中心に揺動可能な保持部材38に回転可能に支持されている。すなわち、アイドラギア36と搬送駆動ギア37は保持部材38によって連結されている。搬送ローラ対3a,3bのうち、一方の搬送ローラ3bの軸上には搬送駆動ギア37と噛み合い可能な搬送ローラギア41が固定されている。
また、保持部材38は加圧バネ40により図2において軸36aを中心に反時計回り方向、つまり搬送駆動ギア37が搬送ローラギア41と噛み合う方向に加圧されている。さらに、保持部材38には、後述する駆動遮断制御カム32bが係合可能な突起部38bが設けられている。
また、給送ローラ2の軸上には給送ローラギア32が設けられており、アイドラギア36と噛み合い可能になっている。給送ローラギア32には、歯の一部が切り欠かれた欠け歯部が形成されており、この欠け歯部にアイドラギア36が対向したときにはギア32,36が噛み合わず、駆動力は伝達されない。また、給送ローラギア32の欠け歯部がアイドラギア36と対向した位置で、給送ローラギア32の回転を規制するためのソレノイド30を備えている。このソレノイド30のフラッパ31が給送ローラギア32と一体に設けられた係止部32aに係合することにより、給送ローラギア32の回転を規制することができる。
また給送ローラ2の軸上には、中板20に一体に設けられた係合部20aに係合する給送カム33が設けられている。給送カム33は、給送ローラ2の回転に伴って回転し、中板20の係合部20aに係合して、中板20上のシートPを給送ローラ2に付勢し、又はシートPを給送ローラ2から離間させる。
更に、給送ローラ2の軸上には、該給送ローラ2の回転動作に連動して回転するカム部材としての駆動遮断制御カム32bが設けられている。この駆動遮断制御カム32bは、搬送ローラ3bに駆動力を伝達するギア列の中の一対のギア37,41を噛み合わせ、又は離間させて、前記搬送ローラ3bへの駆動力の伝達、遮断の切り換えを行う。
詳しくは、前記保持部材38の突起部38bが給送ローラギア32と同軸上に配設された駆動遮断制御カム32bに押されることにより、保持部材38が図2において軸36aを中心に時計回り方向に回転し、搬送駆動ギア37が搬送ローラギア41から離間する。更に、前記突起部38bが駆動遮断制御カム32bによる押し上げが解除されることにより、保持部材38が図2において軸36aを中心に反時計回り方向に回転し、搬送駆動ギア37が搬送ローラギア41に噛み合う。
前記駆動遮断制御カム32bは、給送ローラ2により給送されるシートPの先端が搬送ローラ対3a,3bへ到達する前に搬送ローラ3bへの駆動力の伝達を遮断するカム形状に設定されている。且つ、前記シートPの先端が搬送ローラ対3a,3bに突き当てられて所定量給送された後に搬送ローラ3bへの駆動力の伝達が再開される形状に設定されている。つまり、給送ローラ2が1回転する間に搬送駆動ギア37と搬送ローラギア41が噛み合い状態、離間状態、再噛み合い状態となるよう駆動遮断制御カム32bの形状が決められている。
次に、上記シート給送装置によるシートPの給送動作および給送後の動作と併せて、画像形成装置全体の概略構成について説明する。
図11に示す画像形成装置では、シートPは、開閉可能な給送トレイ6と中板20上に載置され、シート幅規制板1によってシートPの搬送方向に対して直交する幅方向をガイドされる。そして、プリント開始信号により、装置各部が順次駆動する。なお、給送ローラ2は、不図示の制御手段により、1回転してシートPを給送するように制御される。
(給送開始)
ここで給送開始信号を受け取ると、ソレノイド30に給電されてフラッパ31が吸引され、フラッパ31の先端部31aが給送ローラギア32と一体に設けられた係止部32aから外れる。これにより、給送ローラギア32がアイドラギア36と噛み合うところまで回転する。そして、モータ34からの駆動力を受けて給送ローラギア32、給送カム33、給送ローラ2はシート給送方向に回転を開始する。そして、前記給送カム33の回転に連動し、中板20が図2の状態から図4に示す状態に移動し、中板20上のシートPが給送ローラ2に付勢される。中板20が上昇すると、中板20上のシートPは、給送ローラ2と当接しつつ該給送ローラ2により給送され、分離パッド21にて1枚ずつ分離されつつ搬送される。
(搬送ローラ回転停止)
次に給送ローラ2により給送されるシートPの先端が搬送ローラ対3a,3bに到達する前に、給送ローラ2の回転に連動して回転する駆動遮断制御カム32bが、保持部材38の突起部38bを押し上げ、加圧バネ40の付勢力に抗して保持部材38が回動する。これにより、図5に示すように、搬送駆動ギア37と搬送ローラギア41は離間状態になり、搬送ローラ対3a,3bの回転は停止する。
(斜行修正動作)
更に給送ローラ2により給送されるシートPは、その先端が前記停止している搬送ローラ対3a,3bに突き当てられ、所定量給送される。これにより、シートPの幅方向左右の先端が搬送ローラ対3a,3bのニップ部に対して平行になるまで給送され、シートPが斜行している場合であっても、その斜行が補正される。
ここで、給送ローラ2によるシートの所定の給送量(押し込み量)は、シートの斜行を補正するのに十分なように、給送ローラギア32と一体に設けた駆動遮断制御カム32b部によって適切に設定されている。このとき、シートが薄手のシートである場合、該シートの先端が搬送ローラ対3a,3bに突き当たった後は、給送ローラ2から搬送ローラ対3a,3bの間でシートがループを作ることで、余計な押し込み量は吸収される。一方、シートが厚手のシートである場合、該シートの先端が搬送ローラ対3a,3bに突き当たる抵抗力が給送ローラ2の送り力を上回り、給送ローラ2とシートがスリップすることにより、余計な押し込み量が吸収される。
(搬送ローラ再回転)
その後、給送ローラギア32が図6に示す位置まで回転したとき、駆動遮断制御カム32bと保持部材38の突起部38bは非接触状態となり、保持部材38が加圧バネ40に加圧されて回動し、搬送駆動ギア37と搬送ローラギア41は再び噛み合い状態となる。すなわち、前記シートの先端が搬送ローラ対3a,3bに突き当てられて所定量給送された後(斜行補正後)に、搬送ローラ対3a,3bへの駆動力の伝達が再開される。これにより、搬送ローラ対3a,3bは回転を再開して、シートPの搬送を再開する。
なお、給送ローラ2の1回転動作終了直前には、再び給送ローラ2の同軸上に設けられた給送カム33が、中板20を図2に示す給送待機の位置まで押し下げて、待機状態に戻る。
(画像形成動作)
上述した給送ローラ2の1回転動作にて給送されたシートPは、搬送ローラ対3a,3bにより搬送され、図11に示すシート先端検知フラグ4を倒す。シート先端検知フラグ4には不図示のフォトセンサが取り付けており、シート先端検知フラグ4が回動する事により前記フォトセンサがシートPの先端位置を検知する。シート先端の検知後、所定時間経過すると、図11に示すように、レーザー露光装置5はカートリッジCにおける感光ドラム8にレーザー光を照射する。なお、露光前に、感光ドラム8は矢印の方向に回転し、不図示の高圧電源から給電される帯電ローラ18によって一様に帯電されている。そして、レーザー露光装置5から発せられたレーザー光Lにより、感光ドラム8上には静電潜像が形成される。トナー容器60の中にはトナーが充填されており、現像スリーブ17の回転に伴い、適量のトナーが適度の帯電を受けた後、感光ドラム8上に供給される。現像スリーブ17上のトナーは感光ドラム8の静電潜像に付着し、潜像が現像されトナー像として可視化される。可視化された感光ドラム8上のトナー像は転写ローラ9によりシートP上に転写される。転写されずに感光ドラム8上に残った転写残トナーはクリーニングブレードに19より廃トナー容器61に収納され、表面をクリーニングされた感光ドラム8は繰り返し次の画像形成プロセスに入る。
トナー像が形成されたシートPは、加熱部材10と加圧ローラ11で構成された定着器によって加熱、加圧を受け、トナー像はシートP上に永久定着される。トナー像が定着されたシートPは、その後、排出ローラ対12a,12bにより装置外に排出され、排出トレイ14上に積載される。
上述したように、本実施形態によれば、給送ローラ2の回転と連動して回転する駆動遮断制御カム32bが搬送ローラ対3a,3bの回転、回転停止の切り換えを行う。これにより、高価な電磁クラッチ等を用いなくとも、安価で簡易な構成により、給送されたシートの斜行を矯正することができる。よって、シートの斜行に起因する、シートに記録される画像の位置精度の低下や、紙詰まりを防止することができる。
〔第2実施形態〕
図7〜図10を用いて、第2実施形態に係るシート給送装置について説明する。なお、本実施形態では、搬送ローラ対3a,3bへの駆動力の伝達、遮断を行う機構が第1実施形態と異なるが、その他の構成は第1実施形態に示した構成と同様なので、その詳しい説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態において、60は搬送ローラ3bが取り付けられている搬送ローラ軸である。図8に示すように、搬送ローラ軸60の一方の端部付近には平面部60aが設けられており、この平面部60aにはラチェット部62aを有するクラッチ62が嵌合されている。クラッチ62は搬送ローラ軸60に対して長手方向(軸方向)には、前記平面部60aを摺動して動くことが可能である。しかしながら、前記クラッチ62には前記平面部60aの形状に嵌合する穴が空いているため、回転方向については搬送ローラ軸60とクラッチ62は一緒に回転する。
また、軸方向において前記クラッチ62と向き合う位置には、前記クラッチ62のラチェット部62aと噛み合うラチェット部63aを有する入力ギア63が設けられている。この入力ギア63は、搬送ローラ軸60の一方の端部先端の丸軸部60bに対して嵌合しており、搬送ローラ軸60に対しては回転自在となっている。また、入力ギア63は、止め輪64によって、搬送ローラ軸60から抜け出ないように抜け止めされている。
また、クラッチ62はクラッチ加圧バネ61によって入力ギア63の方向に加圧されている。図9に示すように、給送待機の状態では、クラッチ62のラチェット部62aと入力ギア63のラチェット部63aは、噛み合いの状態、つまり、入力ギア63、クラッチ62、搬送ローラ軸60は一緒に回転する。図7において、65は入力ギア63に噛み合って駆動力を伝達する搬送駆動ギアである。66は給送ローラギア32に噛み合って駆動力を伝達するアイドラギアである。なお図示していないが、アイドラギア66にはモータに設けたピニオンギアが噛み合っている。
次に本実施形態における搬送ローラ軸60への駆動力の伝達、遮断の切り換え動作について説明する。給送ローラ2の回転に連動して回転する駆動遮断制御カム32bは、給送ローラ2が回転し始めた後で、かつシートPが搬送ローラ対3a,3bに到達する前に、クラッチ62を図10に示す矢印A方向に押し、クラッチ62が矢印B方向に移動する。クラッチ62が矢印B方向に移動することにより、クラッチ62のラチェット部62a部と入力ギア63のラチェット部63aの噛み合いが解除される。これにより、搬送ローラ3bへの駆動力の伝達が遮断され、搬送ローラ対3a,3bの回転が停止する。
更に給送ローラ2により給送されるシートPは、その先端が前記停止している搬送ローラ対3a,3bに突き当てられ、所定量給送される。これにより、シートPの幅方向左右の先端が搬送ローラ対3a,3bのニップ部に対して平行になるまで給送され、シートPが斜行している場合であっても、その斜行が補正される。
その後、図9に示すように駆動遮断制御カム32bがクラッチ62と非接触状態となり、クラッチ62がクラッチ加圧バネ61に加圧されて軸方向に移動し、クラッチ62のラチェット部62aと入力ギア63のラチェット部63aは再び噛み合い状態となる。すなわち、前記シートの先端が搬送ローラ対3a,3bに突き当てられて所定量給送された後(斜行補正後)に、搬送ローラ対3a,3bへの駆動力の伝達が再開される。これにより、搬送ローラ対3a,3bは回転を再開して、シートPの搬送を再開する。なお、その後の動作は、前述した第1実施形態と同様である。
上述したように、本実施形態によれば、給送ローラ2の回転と連動して回転する駆動遮断制御カム32bが搬送ローラ対3a,3bへの駆動力の伝達、遮断を行う。これにより、前述した実施形態と同様に、高価な電磁クラッチ等を用いなくとも、安価で簡易な構成により、給送されたシートの斜行を矯正することができる。更に、本実施形態によれば、装置全体の小型化を図ることが可能である。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、給送ローラと画像形成部の間には、搬送ローラは一対しか示されていないが、搬送ローラ対は、給送ローラと画像形成部の間に二対以上設けてもよい。
また前述した実施形態における画像形成装置のシート搬送路は、装置の底部に給送部、中央部に転写部(画像形成部)、上部に定着部も持つ構成を例示したが、シートの搬送路の構成はこれに限定されるものではない。
前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に用いられるシート給送装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、画像形成装置が一体的に有するシート給送装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば画像形成装置に対して着脱自在なシート給送装置であっても良く、該シート給送装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、記録対象としての記録紙等のシートを画像形成部に給送するシート給送装置を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、読取対象としての原稿等のシートを読取部に給送するシート給送装置に適用しても同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、記録方式として電子写真方式を例示したが、これに限定されるものではなく、例えばインクジェット方式等の他の記録方式であっても良い。
第1実施形態に係るシート給送装置の斜視図 第1実施形態に係るシート給送装置の断面図(待機位置) 第1実施形態に係るシート給送装置の断面図 第1実施形態に係るシート給送装置の断面図(給送開始時) 第1実施形態に係るシート給送装置の断面図(搬送ローラ停止時) 第1実施形態に係るシート給送装置の断面図(搬送ローラ回転再開) 第2実施形態に係るシート給送装置の斜視図 第2実施形態に係るシート給送装置の分解組み立て図 第2実施形態に係るシート給送装置の駆動遮断機構付近の平面図(駆動伝達状態) 第2実施形態に係るシート給送装置の駆動遮断機構付近の平面図(駆動遮断状態) シート給送装置を有する画像形成装置の模式断面図
符号の説明
P …シート
S …給送部(シート給送装置)
2 …給送ローラ
3a,3b …搬送ローラ対
6 …給送トレイ
20 …中板(シート積載部)
20a …係合部
32 …給送ローラギア
32b …駆動遮断制御カム(カム部材)
33 …給送カム
34 …モータ(駆動源)
35 …ピニオンギア
36 …アイドラギア
36a …軸
37 …搬送駆動ギア(駆動力伝達部材)
38 …保持部材
38b …突起部
40 …加圧バネ
41 …搬送ローラギア
60 …搬送ローラ軸
60a …平面部
60b …丸軸部
61 …クラッチ加圧バネ
62 …クラッチ(駆動力伝達部材)
62a …ラチェット部
63 …入力ギア
63a …ラチェット部
64 …止め輪
65 …搬送駆動ギア
66 …アイドラギア

Claims (7)

  1. シート積載部に積載されたシートを給送する給送ローラと、
    前記給送ローラにより給送されたシートを搬送する搬送ローラ対と、
    前記給送ローラの回転動作に連動して前記搬送ローラ対への駆動力の伝達、遮断の切り換えを行う切換機構と、を有し、
    前記切換機構は、前記給送ローラの回転動作に連動して、前記給送ローラにより給送されるシートの先端が前記搬送ローラ対へ到達する前に前記搬送ローラ対への駆動力の伝達を遮断し、前記シートの先端が前記搬送ローラ対に突き当てられて所定量給送された後に前記搬送ローラ対への駆動力の伝達を再開することを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記切換機構による前記搬送ローラ対への駆動力の伝達、遮断の切り換え動作は、前記給送ローラの回転動作に連動して回転するカム部材が、前記搬送ローラ対への駆動力伝達経路中の駆動力伝達部材に作用して、前記搬送ローラ対への駆動力の伝達、遮断の切り換えを行うことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記切換機構による前記搬送ローラ対への駆動力の伝達、遮断の切り換え動作は、前記給送ローラの回転動作に連動して回転するカム部材が、前記搬送ローラ対に駆動力を伝達するギア列の中の一対のギアを噛み合わせ、又は離間させて、前記搬送ローラ対への駆動力の伝達、遮断の切り換えを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  4. 前記切換機構による前記搬送ローラ対への駆動力の伝達、遮断の切り換え動作は、前記給送ローラの回転動作に連動して回転するカム部材が、前記搬送ローラ対に駆動力を伝達するクラッチをローラ軸方向に移動させてつなぎ、又は切ることで、前記搬送ローラ対への駆動力の伝達、遮断の切り換えを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  5. 前記給送ローラの回転に連動して回転するカム部材は、給送ローラにより給送されるシートの先端が搬送ローラ対へ到達する前に搬送ローラ対への駆動力の伝達を遮断し、且つ前記シートの先端が搬送ローラ対に突き当てられて所定量給送された後に搬送ローラ対への駆動力の伝達が再開される形状に設定されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置から送り出されたシートに画像を形成する画像形成部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. シート積載部に積載されたシートを給送ローラにより給送し、前記給送ローラにより給送されたシートを搬送ローラ対により搬送するシート給送方法であって、
    シートを給送する際の給送ローラの回転に連動して搬送ローラ対への駆動力の伝達、遮断の切り換えを行う切換機構が、
    給送ローラにより給送されるシートの先端が搬送ローラ対に到達する前に駆動源から搬送ローラ対への駆動力伝達経路中の駆動力伝達部材に作用して搬送ローラ対への駆動力の伝達を遮断し、
    更に給送されるシートの先端が前記搬送ローラ対に突き当てられて所定量給送された後に前記駆動力伝達部材に作用して搬送ローラ対への駆動力の伝達が再開されることを特徴とするシート給送方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009045913A (ja) * 2007-08-23 2009-03-05 Seiko Epson Corp プリンタおよび用紙搬送方法
KR101430291B1 (ko) * 2010-06-28 2014-08-14 캐논 가부시끼가이샤 시트 급송 장치 및 화상 형성 장치

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