JPH09179360A - 画像形成装置の駆動装置 - Google Patents

画像形成装置の駆動装置

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JPH09179360A
JPH09179360A JP7338387A JP33838795A JPH09179360A JP H09179360 A JPH09179360 A JP H09179360A JP 7338387 A JP7338387 A JP 7338387A JP 33838795 A JP33838795 A JP 33838795A JP H09179360 A JPH09179360 A JP H09179360A
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JP
Japan
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load body
rotary load
sheet
image forming
roller
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JP7338387A
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Itaru Sato
格 佐藤
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト的且つスペース的なデメリットを極力
抑えつつ、給紙ユニットにおける用紙の停止位置精度を
向上させ得る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも一つの駆動源1と、この駆動
源1に第1の動力断続器2を介して連結され、駆動源1
によって回転駆動される第1の回転負荷体3と、この第
1の回転負荷体3に第2の動力断続器4を介して連結さ
れた第2の回転負荷体5と、第1の動力断続器2をオフ
状態として第1の回転負荷体3を停止させる際に第2の
動力断続器4をオン状態とする制御手段とを備えた画像
形成装置の駆動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置、フ
ァクシミリ、複写機、プリンタ等の画像形成装置に係わ
り、特に、用紙収納部に収納された用紙を画像形成部へ
と給送する給紙ユニットに用いて好適な画像形成装置の
駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機等の画像形成装置は、各
種の用紙サイズに対応して設けられた多段式の給紙トレ
イから用紙を一枚ずつ繰り出し、これを所定の搬送経路
を通して画像形成部に供給する給紙ユニットを装備して
いる。この種の給紙ユニットでは、給紙トレイから繰り
出された用紙が、画像形成部の手前でレジストローラに
受け渡される。そしてレジストローラでは、用紙の前後
位置を正してから所定のタイミングで用紙を画像形成部
に送り出す。このとき、用紙の種類(特に紙質や紙厚
等)に起因する負荷の違い、あるいは装置の経時変化に
よる調整ずれや劣化等により、レジストローラを駆動す
る駆動モータの慣性が変化すると、レジストローラによ
る用紙の停止位置にばらつきが生じる。そうすると、折
角レジストローラでタイミングを合わせて用紙を送り出
しても、画像形成部にて転写される画像と用紙の位置と
に相対的なずれが生じてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、こうした問題
を解決するための従来技術としては、レジストローラと
駆動モータとの間に電磁クラッチを設けたり、レジスト
ローラの回転を強制的に停止させる制動手段を設けたも
のが知られている。しかしながら、電磁クラッチを用い
たものでは、駆動モータの慣性による影響を回避できる
ものの、用紙などに起因するレジストローラの負荷変動
で用紙の停止位置にばらつきが生じる虞れがあった。ま
た、制動手段を設けたものでは、制動手段そのものが高
価であるため、装置全体のコストアップを招くことにな
る。さらに、電磁的な制動手段を採用した場合は、これ
を駆動する電源等を含めた制動手段用の取付スペースが
必要になり、またメカニカルな制動手段を採用した場合
でもブレーキパッド機構やこれを作動させるプランジャ
等の取付スペースが新たに必要になるため、装置の大型
化を招いてしまう。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、コスト的且つス
ペース的なデメリットを極力抑えつつ、給紙ユニットに
おける用紙の停止位置精度を向上させることができる画
像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置の駆動装置では、少なくとも一つの駆動源と、この駆
動源に第1の動力断続器を介して連結され、その駆動源
によって回転駆動される第1の回転負荷体と、この第1
の回転負荷体に第2の動力断続器を介して連結された第
2の回転負荷体と、第1の動力断続器をオフ状態として
第1の回転負荷体を停止させる際に第2の動力断続器を
オン状態とする制御手段とを備えた構成となっている。
【0006】上記構成からなる画像形成装置の駆動装置
においては、第1の動力断続器をオフ状態として第1の
回転負荷体を停止させる際に、制御手段が第2の動力断
続器をオン状態とするため、第1の回転負荷体と第2の
回転負荷体との間が第2の動力断続器で繋がれた状態
で、駆動源から第1の回転負荷体への動力伝達が断たれ
る。これにより、第1の動力断続器をオフ状態とした場
合は、第2の回転負荷体の負荷が第1の回転負荷体を停
止させるための制動力として働くようになる。したがっ
て、新たに制動手段を設けなくても、駆動源側での負荷
変動による影響を回避しつつ、第1の回転負荷体を強制
的に停止させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明に係わる画
像形成装置の駆動装置の第1実施形態を説明する原理図
である。図1において、駆動源1には、第1の動力断続
器2を介して第1の回転負荷体3が連結されている。ま
た、第1の回転負荷体3には、第2の動力断続器4を介
して第2の回転負荷体5が連結されている。さらに、駆
動源1と第2の回転負荷体5とは第3の動力断続器6を
介して連結され、これにより一つの駆動源1が第1の回
転負荷体3と第2の回転負荷体5の共通の駆動源として
構成されている。加えて、駆動源1と第1の回転負荷体
3の間、駆動源1と第2の回転負荷体5の間、および第
1の回転負荷体3と第2の回転負荷体5の間には、それ
ぞれギヤ列やベルト等の動力伝達機構が設けられ、これ
によって両者間での動力伝達が可能となっている。
【0008】上記第1実施形態の駆動装置では、第1の
動力断続器2をオン状態として駆動源1を駆動すると、
その駆動力が第1の動力断続器2を介して第1の回転負
荷体3に伝達され、これによって第1の回転負荷体3が
回転駆動される。また同様に、第3の動力断続器6をオ
ン状態として駆動源1を駆動すると、その動力が第3の
動力断続器6を介して第2の回転負荷体5に伝達され、
これによって第2の回転負荷体5が回転駆動される。こ
のとき、第2の動力断続器4をオフ状態としておけば、
共通の駆動源1をもって第1の回転負荷体3および第2
の回転負荷体5を同時に駆動させることができ、また第
1の動力断続器2と第3の動力断続器6のオン,オフ状
態を切り換えることで、第1の回転負荷体3および第2
の回転負荷体5をそれぞれ別々に駆動させることもでき
る。なお、図1の駆動装置においては、第1の回転負荷
体3と第2の回転負荷体5とを同一の駆動源1に連結す
るようにしたが、それぞれ別々の駆動源に連結するよう
にしてもよい。
【0009】図2は上記駆動原理を採用した場合の制御
系の構成を示す機能ブロック図である。図2において、
制御手段としての制御部10は、予めメモリ等に格納さ
れた制御プログラムにしたがって駆動装置全体の動作を
制御するものである。これに対して検出器11は、例え
ば給紙ユニットでの用紙の位置を検出するためのもの
で、用紙収納部から画像形成部に至る用紙搬送路上に適
宜配設されている。この構成により制御部10は、検出
器11からの出力信号に基づいて用紙搬送路上での用紙
の位置を確認するとともに、駆動源1や第1〜第3の動
力断続器2,4,6に対し、所定のタイミングで制御信
号(オン/オフ信号)を出力する。
【0010】ここで、図1に示す駆動装置の構成を複写
機の給紙ユニットに適用した場合の具体例につき、図3
を参照しつつ説明する。先ず、図3に示す複写機の構成
において、複写機本体20の内部には、画像形成部を構
成する主要な要素として、感光体ドラム21,現像器2
2,クリーナー23,定着器24等が設けられている。
こうした画像形成部では、感光体ドラム21の表面が図
示せぬ帯電器によって一様に帯電され、レーザビーム光
により形成された静電潜像が現像器22によって可視画
像(トナー像)に現像される。一方、給紙ユニットによ
り画像形成部に給送された用紙には、現像器22により
感光体ドラム21上に形成された可視画像が図示せぬ転
写器によって転写される。このとき、感光体ドラム21
上に残ったトナーはクリーナー23によって取り除かれ
る。また、可視画像が転写された用紙は、搬送ベルト2
5によって定着器24に搬送され、そこでヒータ加熱に
よる定着処理が施されて排出ローラ26により外部に排
出される。
【0011】さらに、上記構成からなる画像形成部に対
しては、給紙ユニットが以下のように構成されている。
すなわち、感光体ドラム21の手前には、先述の第1の
回転負荷体3に相当するレジストローラ27が設けられ
ている。このレジストローラ27は、スプリング等によ
り上側から押圧された加圧ローラ28との間で用紙を挟
持し、所定のタイミングで感光体ドラム21と転写器
(不図示)との間に用紙を送り出すものである。一方、
駆動モータ29は、先述の駆動源1に相当するもので、
この駆動モータ29にレジクラッチ30を介してレジス
トローラ27が連結されている。ここでレジクラッチ3
0は、先述の第1の動力断続器2に相当するものであ
る。また、レジストローラ27と駆動モータ29間の連
結手段としては、ループ状の伝達ベルト31,32が用
いられ、このうち、一方(駆動モータ29側)の伝達ベ
ルト31がレジクラッチ30の入力軸に架けられ、他方
(レジストローラ27側)の伝達ベルト32がレジクラ
ッチ30の出力軸に架けられている。
【0012】さらに、レジストローラ27には、中継ク
ラッチ33を介して現像器22の回転主軸22aが連結
されている。このうち、中継クラッチ33は先述の第2
の動力断続器4に相当するもので、現像器22の回転主
軸22aは先述の第2の回転負荷体5に相当するもので
ある。また、レジストローラ27と回転主軸22a間の
連結手段としては、上記同様にループ状の伝達ベルト3
4,35が用いられ、このうち、一方(レジストローラ
27側)の伝達ベルト34が中継クラッチ33の入力軸
に架けられ、他方(回転主軸22a側)の伝達ベルト3
5が中継クラッチ33の出力軸に架けられている。
【0013】加えて、駆動モータ29には、デベクラッ
チ36を介して現像器22の回転主軸22aが連結され
ている。ここでデベクラッチ36は、先述の第3の動力
断続器6に相当するものである。また、駆動モータ29
と回転主軸22a間の連結手段としても、上記同様にル
ープ状の伝達ベルト37,38が用いられ、このうち、
一方(駆動モータ29側)の伝達ベルト37がデベクラ
ッチ36の入力軸に架けられ、他方(回転主軸22a
側)の伝達ベルト38がデベクラッチ36の出力軸に架
けられている。なお、図3に示す給紙ユニットの構成に
おいては、いずれも動力伝達機構として伝達ベルトを用
いているが、連結すべき二つの構成部品が近接している
場合はギヤによる連結手段を用いることも可能である。
【0014】続いて、上記制御部10による駆動装置の
動作手順につき、図4のタイムチャートを参照しつつ説
明する。先ず、駆動モータ29とレジクラッチ30とを
同時にオン状態にする。そうすると、駆動モータ29の
駆動開始とともにレジストローラ27が回転駆動され
る。その間、中継クラッチ33はオフ状態に保持され、
これによりレジストローラ27から現像器22の回転主
軸22aへの動力伝達は断たれた状態となる。次に、駆
動モータ29をオン状態としてから所定時間後にデベク
ラッチ33をオン状態にする。そうすると、駆動モータ
29の駆動力がデベクラッチ36を介して回転主軸22
aに伝達され、これにより回転主軸22aが回転駆動さ
れる。このとき、中継クラッチ33はオフ状態に保持さ
れているため、レジストローラ27と回転主軸22aと
は駆動モータ29によって個別に駆動される。
【0015】次いで、デベクラッチ36をオフ状態とし
て現像器22の回転主軸22aを停止させたのち、検出
器11(この場合はレジストセンサ)からの出力信号に
基づいてレジクラッチ30をオフ状態とし、これと同時
に中継クラッチ33をオン状態とする。そうすると、レ
ジストローラ27と回転主軸22aとが中継クラッチ3
3で繋がれた状態で、駆動モータ29からレジストロー
ラ27への動力伝達が断たれる。このとき、回転主軸2
2aは既に停止しているため、レジクラッチ30をオフ
状態とした場合には、回転主軸22aの負荷がそのまま
レジストローラ27を停止させるための制動力として働
く。
【0016】これにより、駆動モータ29の慣性による
影響を回避できるのは勿論のこと、レジストローラ27
が回転主軸22aの負荷によって強制的に停止させられ
るため、レジクラッチ30をオフ状態としてからレジス
トローラ27が完全に停止するまでの停止時間を大幅に
短縮することができる。その結果、各種の負荷変動に起
因するレジストローラ27の停止時間のばらつきが小さ
くなるため、その分だけレジストローラ27による用紙
の停止位置精度を高めることができる。
【0017】例えば、上述のごとく第1の回転負荷体3
をレジストローラ27とし、第2の回転負荷体5を現像
器22の回転主軸22aとした場合、レジクラッチ30
をオフ状態としただけでは、レジストローラ27の停止
時間が60msec程度であったのに対し、中継クラッ
チ33をオン状態としたことで、上記停止時間を30m
sec程度に短縮できたとする。このとき、停止時間に
対するばらつきの程度が変化しないとしても、停止時間
のノミナル値が小さくなることで、ばらつきの絶対量を
小さくすることができる。したがって、レジストローラ
27の停止時間のばらつきに起因した、用紙の停止位置
のばらつきが±6mmだったすれば、ローラ停止時間が
半分に短縮されることから、用紙の停止位置のばらつき
を±3mmに抑えることができる。
【0018】なお、第1の回転負荷体3を停止させる際
に働く制動力については、第1の回転負荷体3と第2の
回転負荷体5とを連結する動力伝達機構をもって適宜調
整することができる。例えば、動力伝達機構に伝達ベル
トを用いた場合は、そのベルトを架け渡すプーリの外径
比をもって制動力を調整することができ、駆動力伝達機
構にギヤ列を用いた場合は、各々のギヤ比をもって制動
力を調整することができる。これにより、第1の回転負
荷体3の負荷に対し、第2の回転負荷体5の負荷を見掛
け上大きく設定できることから、もともとの負荷が小さ
い回転負荷体を第2の回転負荷体5として採用しても、
第1の回転負荷体3の停止時には大きな制動力を発生さ
せることができる。
【0019】また、上記第1実施形態の変形例として、
以下のような手段を採用することもできる。すなわち、
第1の回転負荷体3と第2の回転負荷体5の回転方向を
互いに逆向きに設定しておき、制御手段である制御部1
0にて、第3の動力断続器6をオン状態に保持したま
ま、つまり第2の回転負荷体5を回転させたままで、第
1の動力断続器3をオフ状態にすると同時に、第2の動
力断続器4を瞬間的にオン状態とする。これにより、第
1の回転負荷体3にはその回転方向と逆向きの回転力が
制動力として働くため、こうした構成によっても第1の
回転負荷体3の停止精度を高めることができる。
【0020】図5は本発明に係わる画像形成装置の駆動
装置の第2実施形態を説明する原理図である。図5にお
いて、駆動源51には、第1の動力断続器52を介して
第1の回転負荷体53が連結されている。また、第1の
回転負荷体53には、第2の動力断続器54を介して第
2の回転負荷体55が連結されている。さらに、駆動源
51と第1の回転負荷体53の間、および第1の回転負
荷体53と第2の回転負荷体55の間には、それぞれギ
ヤ列やベルト等の動力伝達機構が設けられ、これによっ
て両者間での動力伝達が可能となっている。
【0021】上記第2実施形態の駆動装置では、第1の
動力断続器52をオン状態として駆動源51を駆動する
と、その駆動力が第1の動力断続器52を介して第1の
回転負荷体53に伝達され、これによって第1の回転負
荷体53が回転駆動される。さらにこの状態で第2の動
力断続器54をオン状態とすると、駆動源51から与え
られた第1の回転負荷体53の駆動力が第2の動力断続
器54を介して第2の回転負荷体55に伝達され、これ
によって第1の回転負荷体53と一緒に第2の回転負荷
体55が回転駆動される。
【0022】図6は上記駆動原理を採用した場合の制御
系の構成を示す機能ブロック図である。図6において、
制御手段としての制御部60は、予めメモリ等に格納さ
れた制御プログラムにしたがって駆動装置全体の動作を
制御するものである。これに対して検出器61は、例え
ば給紙ユニットでの用紙の位置を検出するためのもの
で、用紙収納部から画像形成部に至る用紙搬送路上に適
宜配設されている。この構成により制御部60は、検出
器61からの出力信号に基づいて用紙搬送路上での用紙
の位置を確認するとともに、駆動源51や第1および第
2の動力断続器52,54に対し、所定のタイミングで
制御信号(オン/オフ信号)を出力する。
【0023】ここで、図5に示す駆動装置の構成を画像
形成装置の給紙ユニットに適用した場合の具体例につ
き、図7を参照しつつ説明する。図7に示す給紙ユニッ
トにおいては、用紙収納部となる給紙トレイ70に用紙
71が積層状態で収納されている。また、給紙トレイ7
0に収納された用紙71の最上位には呼び出しローラ7
2が圧接している。この呼び出しローラ72は先述の第
2の回転負荷体55に相当するものである。一方、先述
の駆動源51に相当する駆動モータ73には、送りクラ
ッチ74を介して送り出しローラ75が連結されてい
る。この送り出しローラ75は、スプリング等により下
側から押圧された加圧ローラ76との間で用紙71を挟
持し、所定のタイミングで図示せぬ用紙搬送路に用紙7
1を送り出すものである。ここで、送りクラッチ74は
先述の第2の動力断続機52に相当し、送り出しローラ
75は先述の第1の回転負荷体53に相当するものであ
る。さらに、送り出しローラ75と呼び出しローラ72
とは、呼びクラッチ77を介して連結されている。この
呼びクラッチ77は先述の第2の動力断続機54に相当
するものである。なお、各々の構成部品を連結する動力
伝達機構には、部品相互の距離に応じて伝達ベルトやギ
ヤ列を適宜用いている。
【0024】続いて、上記制御部60による駆動装置の
動作手順につき、図8のタイムチャートを参照しつつ説
明する。先ず、駆動モータ73をオン状態としてから所
定時間経過後に、送りクラッチ74と呼びクラッチ77
とを同時にオン状態とする。そうすると、駆動モータ7
3の駆動開始とともに、送り出しローラ75と呼びロー
ラ72とが同時に回転駆動される。これにより最上位の
用紙71は、呼び出しローラ72の回転によって呼び出
され、その先端が送り出しローラ75と加圧ローラ76
の間に挟持される。次に、呼びクラッチ77をオン状態
に維持したまま、検出器61(この場合は用紙繰出セン
サ)からの出力信号に基づいて送りクラッチ74をオフ
状態とする。これにより、駆動モータ73から送り出し
ローラ75への動力伝達が断たれるため、送り出しロー
ラ75とともに用紙71が停止する。このとき、駆動源
に近い送りクラッチ74がオフ状態となることで、呼び
出しローラ72の負荷が呼びクラッチ77を介して送り
出しローラ75側に加えられる。その後、制御プログラ
ム上に設定された用紙71の送り出しタイミングに到達
するまでの間に呼びクラッチ77をオフ状態としてお
き、上記送り出しタイミングが来たら再び送りクラッチ
74をオン状態とする。これにより、送り出しローラ7
5で停止していた用紙71は、所定のタイミングで図示
せぬ用紙搬送路上に送り出される。
【0025】このように本第2実施形態においては、送
りクラッチ74をオフ状態として送り出しローラ75を
停止させる際に、呼びクラッチ77をオン状態に保持す
ることにより、送り出しローラ75と呼び出しローラ7
2とを呼びクラッチ77で繋いだ状態で、駆動モータ7
3から送り出しローラ75への動力伝達を断つようにし
ている。そのため、送りクラッチ74をオフ状態として
場合には、呼び出しローラ72の負荷が送り出しローラ
75を停止させるための制動力として働くようになる。
【0026】これにより、先の第1実施形態と同様に、
駆動モータ73の慣性による影響を回避でき、しかも送
り出しローラ75が呼び出しローラ72の負荷によって
強制的に停止させられるため、送りクラッチ74をオフ
状態としてから送り出しローラ75が停止するまでの停
止時間を大幅に短縮することができる。その結果、各種
の負荷変動に起因する送り出しローラ75の停止時間の
ばらつきが小さくなるため、その分だけ送り出しローラ
75による用紙71の停止位置精度を高めることができ
る。
【0027】例えば、上述のごとく第1の回転負荷体5
3を送り出しローラ75とし、第2の回転負荷体55を
呼び出しローラ72とした場合、送りクラッチ74と呼
びクラッチ77とを同時にオフ状態とした場合の送り出
しローラ75の停止時間が60msec程度であったの
に対し、送りクラッチ74だけを先にオン状態としたこ
とで、上記停止時間を40msec程度に短縮できたと
する。このときにも、停止時間に対するばらつきの程度
が変化しないとしても、停止時間のノミナル値が小さく
なることで、ばらつきの絶対量を小さくすることができ
る。したがって、送り出しローラ75の停止時間のばら
つきに起因した、用紙の停止位置のばらつきが±6mm
だったすれば、ローラ停止時間が2/3に短縮されるこ
とから、用紙の停止位置のばらつきを±4mmに抑える
ことができる。
【0028】さらに、既存の画像形成装置の給紙ユニッ
トの中には、図7に示すように駆動モータ73、送り出
しローラ75及び呼び出しローラ72を直列に連結した
構成を採用したものもあるため、そうしたユニット構成
では新たに連結手段を設けなくても、制御形態の変更だ
けでコスト的且つスペース的なデメリットを招くことな
く、本発明の駆動装置を実現することができる。
【0029】なお、上記第1,第2の実施形態において
は、いずれも画像形成装置の給紙ユニットに適用した場
合を例に挙げて説明したが、本発明に係わる駆動装置は
給紙ユニットへの適用に限らず、モータ等の駆動源によ
って回転駆動される回転負荷体に高い停止精度が要求さ
れるもの、例えば画像担持体となる感光体ドラムを駆動
する駆動装置などにも適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置の駆動装置によれば、第1の動力断続器をオフ
状態として第1の回転負荷体を停止させる際に、制御手
段が第2の動力断続器をオン状態とすることで、第2の
回転負荷体の負荷が第1の回転負荷体を停止させるため
の制動力として働くようになる。そのため、駆動源側で
の負荷変動による影響を回避したうえで、第1の回転負
荷体の停止精度を高めることができる。特に、画像形成
装置の給紙ユニットに適用した場合は、従来のごとく新
たに制動手段を設けなくても、レジストローラを停止さ
せる際に既存の回転負荷体(例えば現像器の回転主軸)
を制動手段として利用できることから、コスト的且つス
ペース的なデメリットを極力抑えつつ、用紙の停止位置
精度に優れた画像形成装置を提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる画像形成装置の駆動装置の第
1実施形態を説明する原理図である。
【図2】 第1実施形態での制御系の構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図3】 第1実施形態を給紙ユニットに適用した場合
の具体的な構成を示す概略図である。
【図4】 第1実施形態での動作手順を示すタイムチャ
ートである。
【図5】 本発明に係わる画像形成装置の駆動装置の第
2実施形態を説明する原理図である。
【図6】 第2実施形態での制御系の機能ブロック図で
ある。
【図7】 第2実施形態を給紙ユニットに適用した場合
の具体的な構成を示す概略図である。
【図8】 第2実施形態での動作手順を示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
1、51 駆動源 2、52 第1の動力断続器 3、53 第1の回転負荷体 4、54 第2の動力断続器 5、55 第2の回転負荷体 10、60 制御部(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの駆動源と、 前記駆動源に第1の動力断続器を介して連結され、前記
    駆動源によって回転駆動される第1の回転負荷体と、 前記第1の回転負荷体に第2の動力断続器を介して連結
    された第2の回転負荷体と、 前記第1の動力断続器をオフ状態として前記第1の回転
    負荷体を停止させる際に前記第2の動力断続器をオン状
    態とする制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成
    装置の駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の回転負荷体が画像形成部に所
    定のタイミングで用紙を送り出すレジストローラであ
    り、前記第2の回転負荷体が現像器の回転主軸であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の回転負荷体が用紙収納部から
    呼び出された用紙を所定のタイミングで用紙搬送路を送
    り出す送り出しローラであり、前記第2の回転負荷体が
    前記用紙収納部から前記用紙を呼び出す呼び出しローラ
    であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の
    駆動装置。
JP7338387A 1995-12-26 1995-12-26 画像形成装置の駆動装置 Pending JPH09179360A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013137378A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Brother Ind Ltd 画像処理装置
JP2013145355A (ja) * 2011-12-16 2013-07-25 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013145355A (ja) * 2011-12-16 2013-07-25 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
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