JP2516010Y2 - カット紙搬送装置 - Google Patents

カット紙搬送装置

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JP2516010Y2 JP1989087763U JP8776389U JP2516010Y2 JP 2516010 Y2 JP2516010 Y2 JP 2516010Y2 JP 1989087763 U JP1989087763 U JP 1989087763U JP 8776389 U JP8776389 U JP 8776389U JP 2516010 Y2 JP2516010 Y2 JP 2516010Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電子写真式プリンター等のような画像形成
装置において、用紙を搬送する手段に関し、特に、給紙
装置から画像転写部に至る経路内で、用紙の搬送速度を
変化させ得るようにする装置に関する。
(従来の技術) 電子複写機や電子写真式プリンター等の画像形成装置
においては、ゼログラフィー方式の画像形成手段を用
い、感光体に形成されたトナー画像を用紙に転写し、そ
の用紙を定着装置を通して定着し、コピーを作成するよ
うに構成している。
前記画像形成装置において、感光体に形成されたトナ
ー画像を転写するための用紙等は、用紙トレイ等から給
紙装置により送り出され、複数の搬送ローラ装置を配置
した用紙搬送路内を搬送されて、感光体からの画像転写
位置の直前部で一時停止される。そして、その用紙の先
端部の位置決めが行なわれた後で、感光体に形成される
画像にタイミングを合せて送り出され、用紙の移動速度
が感光体の回転速度に同期した状態で移動されながら、
画像の転写の作用が行なわれる。
例えば、一般的な電子写真式プリンターにおいて、第
4図に示されるように構成される装置の場合には、装置
本体1の内部に1つの用紙トレイ11を設ける。また、該
本体の側部に給紙ユニット10を配置し、該給紙ユニット
10には、複数個の用紙トレイ11a〜11cを設けている。
前記複数の用紙トレイには、それぞれにサイズや紙質
が異なる用紙が収容されており、オペレータが選択した
用紙サイズの情報等にもとづいて、それぞれのトレイに
対応させて配置した給紙装置12……を作動させて、適当
なサイズの用紙を送り出すようにする。
前記給紙ユニット10に設けられる用紙トレイや、装置
本体内に収容されている用紙トレイ11から給紙される用
紙は、本体内の用紙搬送路15を通って、感光体ドラム2
からの画像転写部に向け搬送される。
前記用紙搬送路15には、駆動ローラとピンチローラと
を対向させた搬送ローラ装置16、20、21……が配置され
ており、それぞれのローラ装置によって用紙をニップし
ながら搬送するようになっている。そして、用紙搬送路
の先端部に配置されるレジゲート18により、用紙の先端
部の位置決めが行なわれ、感光体ドラム2に近接して配
置されたレジローラ17を介して画像転写部に向けて搬送
される。
前記感光体ドラム2から転写コロトロン4の放電によ
り、トナー画像が転写された用紙は、搬送ベルト装置5
により定着装置6に送られ、定着が行なわれてコピーと
して完成され、排出トレイに排出される。また、両面コ
ピーを作成する場合、または、多重コピーを作成する場
合には、コピーを中間トレイ8を介して戻し路9に送
り、裏面複写のモードに合せて、再び、感光体ドラムに
よる画像転写部に向けて片面複写済み用紙を送り出す。
そして、前述したような従来の装置においては、用紙
搬送路内での用紙搬送速度は、感光体ドラムの回転速度
に一致させるように構成しており、用紙搬送路内を搬送
される用紙は、第5図に示される用紙P1、P2……のよう
に、それぞれの用紙が、一定の間隔aを介して搬送が行
なわれる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前述したような従来の装置において
は、例えば、第4図に示された画像形成装置1のよう
に、本体の側部に大型の給紙ユニットを設け、その給紙
ユニットに収容した用紙を送り出す場合には、次のよう
な問題が発生する。
つまり、第6図に示されるように、給紙ユニットの上
部の用紙トレイ11aと、下部の用紙トレイ11cとが、間隔
bを有する場合でも、同一の用紙トレイのみから順次用
紙を送る作用を行っている間は、スムーズに用紙搬送作
用が行われる。
ところが、第6a図に示されるように、最初に下部の用
紙トレイ11cから用紙P1、P2……を送り出し、続いて、
上部の用紙トレイ11aから用紙Pa、Pb……を送り出すよ
うにした場合には、2つの用紙のグループの間に、間隔
bだけの隙間が発生する。そして、用紙搬送路の所定の
位置に、用紙の通過を検知する用紙センサー等を配置し
て、その用紙の搬送状態の監視を行っている場合には、
前述したような2つの用紙のグループの間に、設定値以
上の間隔が発生すると、用紙のジャム信号が出力される
という問題がある。
また、サイズの異なる用紙を用いて、連続して複写の
作用を行っている場合に、送り出される用紙の間隔が異
なると、感光体ドラムに対する回転速度の制御等に問題
があり、良好な状態での複写の作業が行われ得なくなる
という欠点が発生する。
これに加えて、給紙ユニットの上部の用紙トレイにカ
ラーペーパー等を収容し、コピーの区切りの部分に、カ
ラーペーパーを挿入するような作用を行わせる場合があ
る。このような区切りのペーパーを挿入する装置として
は、例えば、特開昭59-190139号公報等に示されるよう
なものがある。そして、前述したような装置を用いるこ
とによって、ソーターを使用しなくとも、コピーに区切
りを形成することが出来るので、後処理の作業を容易に
行うことが可能になる。
しかし、前述したような仕切り用のカラーペーパー等
を、給紙ユニットの用紙トレイのうちの上段のものに収
容し、その上段からコピーの合間に給紙しようとする場
合に、第6a図に示されるように、下段の用紙と上段の用
紙との間に大きな間隔が形成される。そして、その用紙
相互の間隔が大きくなることによって、用紙の送り作用
に支障が発生するという欠点が生じる。
前述したような用紙の送り状態を改善するために、例
えば、特開昭57-148760号公報等に示されるように、用
紙搬送路内での用紙搬送速度を高速度に設定し、画像転
写位置での用紙搬送速度を低速にするような装置が提案
されている。
しかし、用紙が双方の搬送ローラ装置にニップされて
いる状態で、高速側のローラをスリップさせるようにす
ることは、通常の搬送状態における用紙送り作用が不確
実になることの他に、用紙に対してローラがスリップす
ることにより、用紙に良い影響を与えない等の問題があ
る。
(考案の目的) 本考案は、上記したような従来より用いられている装
置の欠点を解消するもので、用紙搬送路内での用紙搬送
速度を高速にし、画像転写位置での用紙搬送速度を低速
に設定する場合に、用紙搬送路の搬送ローラ装置による
用紙のニップを解除するようにして、用紙の送り作用を
良好に行い得る装置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用) 本考案は、用紙収容装置から用紙を1枚ずつ送り出す
給紙手段と、画像形成手段としての感光体の上流部に配
置し、複数の搬送ローラ装置を配置する用紙搬送路を前
記給紙手段との間に設け、前記感光体の上流側直前部
に、用紙を停止させるレジゲートとレジローラを組み合
わせたレジストレーション手段とを配置してなる用紙搬
送装置に関する。本考案においては、前記用紙搬送路に
配置する複数組の搬送ローラ装置のうち、前記レジスト
レーション手段の直前の上流部に配置する1つの搬送ロ
ーラ装置を定速搬送ローラ装置として構成し、前記定速
搬送ローラ装置による搬送速度v1を、感光体による用紙
搬送速度に対応する速度に設定し、前記定速搬送ローラ
装置の上流部に配置する複数の搬送ローラ装置を高速搬
送ローラ装置として構成し、前記高速搬送ローラ装置の
搬送速度v2を前記定速搬送ローラ装置の搬送速度v1より
も高速に設定するとともに、前記高速搬送ローラ装置に
は用紙に対するニップを解除する手段を設け、前記定速
搬送ローラ装置と高速搬送ローラ装置の間には用紙の検
知を行うセンサを配置し、用紙が定速搬送ローラ装置と
高速搬送ローラ装置に亘って搬送される状態を前記検知
手段が検知した情報にしたがって、用紙搬送路の高速搬
送ローラ装置による用紙のニップを解除させる動作を行
うように構成している。
したがって、本考案の装置においては、用紙搬送路が
長く構成されている場合でも、前記用紙搬送路内での用
紙搬送時間を短くすることが出来、用紙トレイが離れて
いても、送られる用紙の間隔が大きく開いたりすること
を防止出来る。また、本考案の装置においては、用紙搬
送路の上流側に配置する搬送ローラ装置に対して、ニッ
プ状態を自動的に解除することが出来るので、定速側の
ローラ装置により用紙が搬送される際に、その搬送作用
を正確に行うことが出来る。そして、速度の異なるロー
ラ間で用紙を同時にニップした際に、ローラが用紙をこ
する等の不都合が発生することがなく、定速で用紙を搬
送するレジストローラにおいて、用紙搬送速度が変動す
る等の問題が生じない。
(実施例) 図示された例に従って、本考案のカット紙搬送装置の
構成を説明する。
第1図に示される実施例は、画像形成装置1の画像転
写部に向けて、1つの用紙トレイ11から用紙を供給する
場合の例で示している。この実施例における画像形成装
置1として、例えば、レーザービームを用いて、感光体
ドラム2に書込みを行う方式の装置として構成すること
が出来る。しかし、本考案の実施例においては、その画
像書込み手段や、感光体ドラム2の周囲に配置されるゼ
ログラフィー方式の各装置については、現像装置以外の
部材は省略している。
前記第1図に示される画像形成装置において、感光体
ドラム2に対応させて現像装置3が配置され、トナー画
像を用紙に転写するために、転写コロトロン4が設けら
れる。さらに、感光体ドラム2の下流部には、搬送ベル
ト装置5と定着装置6が配置されて、通常の複写機等の
場合と同様に、コピーを形成するようにしており、コピ
ーを排出トレイ7に堆積させる。
また、用紙トレイ11には、給紙ローラと用紙さばき機
構とを設けた給紙装置12が配置され、用紙をさばいた状
態で、1枚ずつ用紙搬送路15に向けて搬出する。前記用
紙搬送路15においては、搬送ローラ装置20〜22と、給紙
ユニット側の搬送ローラ装置16等が配置されており、そ
れぞれの搬送ローラ装置は、駆動ローラとピンチローラ
とにより用紙をニップして搬送を行う。
前記用紙搬送路の下流部の端部に、レジゲート18とレ
ジローラ17とが配置されている。これ等の用紙のレジス
トレーション手段は、用紙搬送路を搬送されてくる用紙
の先端部の位置決めを行うとともに、感光体ドラムに形
成されるトナー画像にタイミングを合せて、送り出しの
作用を行うもので、一般の複写機等の装置に設けられる
ものと同様な作用を行うようにする。
また、前記レジローラの上流部で、搬送ローラ装置2
0、21の間に、用紙センサー19を配置し、用紙搬送路を
通過する用紙の検知を行い、その検知情報を制御装置に
送って、以下に説明するように、用紙搬送路内に設ける
搬送ローラ装置のニップ解除の作用を行わせることが出
来る。
さらに、本考案の用紙搬送装置においては、用紙搬送
路内に配置される搬送ローラ装置21、22を高速搬送ロー
ラ装置として構成し、前記高速搬送ローラ装置による用
紙搬送速度をv2に設定し、感光体ドラム2とレジローラ
17および定速搬送ローラ装置としての搬送ローラ装置20
とによる用紙搬送速度をv1に設定している。前記速度の
関係は、v1<v2とされており、例えば、用紙搬送路にお
ける用紙搬送速度v2を、画像転写部での速度v1に対し
て、2倍以上に設定することが出来る。
前述したように構成される本考案の画像形成装置にお
いて、用紙搬送路内に配置される搬送ローラ装置に対し
て、用紙のニップ解除機構を設けることによって、用紙
トレイからレジゲート18に至る区間での用紙搬送速度を
高速度にして、比較的長く形成される用紙搬送路内で、
用紙の搬送時間を短縮することが出来る。そのために、
本考案の搬送ローラ装置に対して、第2図または第3図
に示されるように、ピンチローラを駆動ローラから離間
させて、用紙に対するニップの作用を解除する手段を設
ける。
第2図および第2a図に示される本考案の搬送ローラ装
置は、第1図の用紙搬送路15において、区間Aに配置さ
れる複数の搬送ローラ装置21、22に対して設けられるも
ので、その例を搬送ローラ装置21の場合で説明する。
前記搬送ローラ装置21は、駆動ローラ25とピンチロー
ラ27とが、対向された状態に配置され、両ローラの間に
用紙をニップした状態で用紙の搬送を行うようにする。
該搬送ローラ装置21においては、駆動ローラ25は駆動軸
26により所定の速度で駆動が行われ、ピンチローラ27は
軸28に支持されて、駆動ローラに対して一定の圧力で押
圧されるように、その軸28にバネ等の付勢手段を設け
る。
前記搬送ローラ装置21に対して、ピンチローラ27を駆
動ローラ25から離間させるために、解放手段30を設けて
いる。この解放手段30は、ピンチローラ27の軸28を揺動
させる動作を行うためのアーム34と、該アームを揺動さ
せるためのソレノイド31による駆動機構とから構成され
る。
前記駆動機構は、ソレノイド31の作動子に接続される
リンク32と、該リンク32に軸33を介して揺動されるアー
ム34とから構成され、ソレノイド31に通電することによ
って、アーム34を介して、ピンチローラ27の軸28を揺動
させて、該ピンチローラ27を駆動ローラ25から離間させ
る。
また、第3図および第3a図に示される実施例において
は、搬送ローラ装置21のピンチローラの軸28を揺動させ
るために、カム35を用いており、該カム35を支持する軸
36を回転させることによって、ピンチローラを駆動ロー
ラから離間させる動作を行う。
前記カムの揺動機構は、例えば、カム軸36に対して、
ソレノイド等による駆動手段を設けておき、第2図の場
合と同様に、制御装置からニップ解除の指令が出力され
た際に、そのソレノイドに通電されると、カム35が矢印
方向(時計方向)に回転され、ローラ軸28を押し上げる
ことによって、ピンチローラ27を駆動ローラ25から離間
させ、レジローラによる用紙搬送作用を邪魔しないよう
にすることが出来る。
次に、本考案の画像形成装置において、用紙の搬送を
行う場合について説明する。
まず、前記第2図または第3図に示されるニップ解除
手段を設けた搬送ローラ装置は、前記第1図に示された
用紙搬送路において、区間Aの部分に対して適用される
が、上流部の搬送ローラ装置22が、使用される最大サイ
ズの用紙が、その搬送ローラ装置にかかる場合にのみ、
用紙選択の信号により、ニップ解除手段が作動されるよ
うにすることが出来る。
前記第1図に示される画像形成装置において、用紙ト
レイ11から給紙装置12を介して供給される用紙は、用紙
搬送路内で搬送ローラ装置16、20〜22により用紙搬送速
度v2で搬送される。そして、その搬送の途中で用紙セン
サー19により検知されて、レジゲート18により停止さ
れ、その用紙の先端部に所定の形状のループを形成して
停止される。
なお、前述したように、用紙が用紙搬送路内を通過す
る途中で、用紙センサーにより検知された後で、所定の
タイミングを取って搬送ローラ装置21、22による用紙の
ニップを解除する動作を行うが、該搬送ローラ装置によ
る搬送が停止された際に、下流部の搬送ローラ装置20に
より用紙の搬送が継続されることになる。
次いで、感光体ドラムに形成される用紙収容装置にタ
イミングを合せて、ゲート18が開かれ、該用紙の先端部
がレジローラ17にニップされた状態で、画像転写位置に
向けて搬送が行われる。そして、レジローラ17および感
光体ドラム2等が、速度v1で駆動されることによって、
感光体ドラムからの画像転写位置で、転写コロトロン4
からの放電によりトナー画像が用紙に転写される。
なお、前述したようにして、用紙搬送路内で用紙を搬
送する場合に、搬送ローラ装置21、22により高速度で搬
送される用紙を、用紙センサー19が検知すると、その検
知から一定の時間だけ経過した後(用紙の先端部が搬送
ローラ装置20にニップされた後)で、搬送ローラ装置2
1、22に設けたニップ解除手段が作動され、該搬送ロー
ラ装置は用紙搬送作用を停止する。そして、その後は、
搬送ローラ装置20、レジローラ17により、感光体ドラム
2の速度に合せて、速度v1で用紙の搬送作用が行われ
る。
また、用紙センサー10を、搬送ローラ装置20、21の間
に配置することにより、ソレノイドの応答性の遅れによ
り、用紙が低速の搬送ローラ装置20に向けて必要以上に
送られることを防止することが可能になり、用紙の先端
部がダメージを受けることを防止することが可能にな
る。
上記したように構成したことによって、本考案の画像
形成装置においては、用紙搬送路内での用紙搬送速度を
高速に設定することが可能であり、電子複写機の側部に
給紙ユニットを配置して、比較的長い用紙搬送路に沿っ
て、用紙を移動させるようにする場合でも、用紙の搬送
時間を短縮することが出来る。
したがって、本考案の装置を用いる場合は、第4図に
示されたように、給紙ユニットの上部の用紙トレイから
カラーペーパーを取り出して、コピーの間に挿入するよ
うな動作を行う場合でも、そのカラーペーパーの移動時
間を短縮することが可能になり、コピーの作成に際し
て、離れた位置からの給紙される用紙に、送りのタイミ
ングがズレたりすることを防止することが可能になる。
(考案の効果) 本考案のカット紙搬送装置は、上記したような構成を
有するものであるから、用紙搬送路内での用紙の停止部
の上流側に、用紙に対するニップ状態を解除出来る搬送
ローラ装置を設けることによって、高速度で搬送する部
分と定速で搬送する部分との間での用紙の受け渡しの動
作を良好に行うことが出来る。また、本考案の装置にお
いては、用紙搬送路が長く構成されていて、給紙トレイ
等の用紙収容装置から画像転写部までの間隔が一定しな
い装置においても、前記用紙搬送路内での用紙搬送間隔
が大きくばらついたりすることを防止できる。そして、
給紙トレイからの用紙搬送路に高速で用紙を搬送する搬
送ローラ装置を配置したことにより、用紙の搬送に要す
る時間を短くすることが出来、用紙トレイが離れていて
も、画像転写部に対して、一定の間隔を保って用紙を供
給することができる。
さらに、本考案の装置においては、高速側の搬送ロー
ラ装置によるニップ状態を自動的に解除することが出来
るので、定速側のローラ装置により用紙が搬送される際
に、その搬送作用を正確に行うことが出来、ローラが用
紙をこする等の不都合が発生することを防止できるとと
もに、画像転写部での用紙搬送速度を一定に維持できる
ので、コピーの品質を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される画像形成装置の説明図、第
2図はニップ解除機構を設けた搬送ローラ装置の斜視
図、第2a図はその側面図、第3図はニップ解除機構の別
の実施例の側面図、第3a図はカムが作動した場合の側面
図、第4図は給紙ユニットを側部に配置した画像形成装
置の説明図、第5図は用紙搬送路内での用紙の移動の状
態を示す説明図、第6図は給紙ユニットにおける用紙ト
レイの間隔の説明図であり、第6a図は第6図に示される
給紙ユニットからの給紙の間隔を示す説明図である。 図中の符号 1……画像形成装置、2……感光体ドラム、12……給紙
装置、15……用紙搬送路、17……レジローラ、18……レ
ジゲート、19……用紙センサー、20〜22……搬送ローラ
装置、27……ピンチローラ、30……解除装置、31……ソ
レノイド、35……カム。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙収容装置から用紙を1枚ずつ送り出す
    給紙手段と、 画像形成手段としての感光体の上流部に配置し、複数の
    搬送ローラ装置を配置する用紙搬送路を前記給紙手段と
    の間に設け、 前記感光体の上流側直前部に、用紙を停止させるレジゲ
    ートとレジローラを組み合わせたレジストレーション手
    段とを配置してなる用紙搬送装置において、 前記用紙搬送路に配置する複数組の搬送ローラ装置のう
    ち、前記レジストレーション手段の直前の上流部に配置
    する1つの搬送ローラ装置を定速搬送ローラ装置として
    構成し、前記定速搬送ローラ装置による搬送速度v1を、
    感光体による用紙搬送速度に対応する速度に設定し、 前記定速搬送ローラ装置の上流部に配置する複数の搬送
    ローラ装置を高速搬送ローラ装置として構成し、前記高
    速搬送ローラ装置の搬送速度v2を前記定速搬送ローラ装
    置の搬送速度v1よりも高速に設定するとともに、前記高
    速搬送ローラ装置には用紙に対するニップを解除する手
    段を設け、 前記定速搬送ローラ装置と高速搬送ローラ装置の間には
    用紙の検知を行うセンサを配置し、 用紙が定速搬送ローラ装置と高速搬送ローラ装置に亘っ
    て搬送される状態を前記検知手段が検知した情報にした
    がって、用紙搬送路の高速搬送ローラ装置による用紙の
    ニップを解除させる動作を行うことを特徴とするカット
    紙搬送装置。
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