JP5585799B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
録媒体の表裏を反転させる送り経路と、を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンター、ワイヤドットプリンター、レーザープリンター、ラインプリンター、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
ここで、最大サイズの長さより短い用紙の場合、前記反転経路において用紙の表裏を反転させるために用紙を送る距離は、最大サイズの用紙の場合と同じである。
本発明の第2の態様の搬送装置は、第1の態様において、前記搬送手段は、前記第1の搬送ローラー対と前記処理部との間に配置された第2の搬送ローラー対と、前記第2の経路内に配置された第3の搬送ローラー対と、をさらに備え、前記搬送手段は、前記第1の搬送ローラー対及び第2の搬送ローラー対は、前記シートを前記第1の速度で搬送し、前記第3の搬送ローラー対は、前記シートを前記第1の速度又は前記第2の速度で搬送することを特徴とする。
本発明の第3の態様の搬送装置は、第2の態様において、前記搬送手段は、前記シートを前記第3の搬送ローラー対から前記第2の搬送ローラー対に搬送する際に、前記シートの搬送方向における長さが、前記第3の搬送ローラー対と前記第2の搬送ローラー対との距離よりも短い場合には、前記シートを前記第1の速度で搬送し、前記シートの搬送方向における長さが、前記第3の搬送ローラー対と前記第2の搬送ローラー対との距離よりも長い場合には、前記シートを前記第2の速度で搬送することを特徴とする。
本発明の第4の態様の搬送装置は、第2又は第3の態様において、前記搬送手段は、前記処理部から逆送されて前記第2の経路に搬送された前記シートを搬送する際に、前記シートが前記第2の搬送ローラー対に接触している間は前記第1の速度で前記シートを搬送し、前記シートが前記第2の搬送ローラー対に接触しなくなってからは前記第2の速度で前記シートを搬送することを特徴とする。
本発明の第5の態様の搬送装置は、第1ないし第4のいずれか一の態様において、前記第2の経路が前記シートを反転させるための経路であることを特徴とする。
本発明の第6の態様の記録装置は、第1ないし第5のいずれか一の態様における搬送装置を備え、前記処理部が前記シートに記録を実行する記録ヘッドであり、前記シートが記録媒体であることを特徴とする。
本発明の第7の態様の記録装置は、被記録媒体を送り方向下流側へ送る第1送り手段と、該第1送り手段より記録時の送り方向下流の記録部側に設けられ、被記録媒体を記録時の送り方向上流側および下流側へ送る第2送り手段と、前記第1送り手段と前記第2送り手段との間において被記録媒体を案内する第1送り経路と、被記録媒体の表裏を反転させる第2送り経路と、該第2送り経路上に設けられ、第1のモーターによって駆動し、被記録媒体を送る第3送り手段と、を備え、被記録媒体の第1の面が前記記録部によって記録された後に、前記第2送り手段が、前記被記録媒体を送り速度V1で記録時の送り方向上流側へ逆送りして前記第2送り経路に進入させ、該被記録媒体の長さに応じて、該被記録媒体の移動方向後端が前記第2送り手段を通過した後、送り速度V1で駆動している前記第3送り手段の送り速度を、送り速度V1より高速である送り速度V2に変化させ、前記第3送り手段が、前記被記録媒体を前記第2送り経路に進入した側と反対側である退出側から前記記録部側へ送る第1モードを有していることを特徴とする。
一方、前記経路長Lより被記録媒体の長さが長い場合、前記第2モードにより前記ローラー対を互いに離間した状態にする。従って、該被記録媒体が送り速度V2で送られる区間を、前記ローラー対が互いに離間していない状態と比較して、長くすることができる。その結果、前記第1の面の記録完了から前記第2の面の記録開始までの時間を短縮することができる。即ち、一枚当たりの給送開始から両面記録完了までに要する時間である所謂、スループットを短くすることができる。
一方、前記第3モードでは、送り速度V2で移動する被記録媒体の移動方向先端が前記ローラー対を通過した後に、前記ローラー対を接近させて送り速度V1で被記録媒体を前記記録部側へ送る。従って、被記録媒体が送り速度V2で移動する区間を、前記第1モードの場合と比較して、長くすることができる。その結果、前記第1モードの場合と比較して、前記第1の面の記録完了から前記第2の面の記録開始までの時間をさらに短縮することができる。
図1に示すのは、本発明に係る「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の内部の概略を示す概略側面図である。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
このうち、リア給送部2は、プリンター1の後方から用紙Pを記録部5へ送ることができるように構成されている。具体的には、リア給送部2は、ベースフレーム10と、給紙ローラー11と、第1ホッパー12と、リタードローラー13とを備えている。
また、給紙ローラー11は、図示しないモーターの動力によって駆動することができるように設けられている。
尚、ピックアップローラー17を、概念上載置部7の一部として構成してもよいのは勿論である。
また、第1給送駆動ローラー18は、第4モーターM4(図2〜図11参照)の動力によって第1給送従動ローラー19に対して接離移動することができるように構成されている。
尚、接離移動する機構は、例えば、遊星ギア機構によって構成することができる。また、第1給送従動ローラー19が第1給送駆動ローラー18に対して接離移動する構成でもよいのは勿論である。
またさらに、用紙案内経路24は、載置部7から記録部5まで用紙Pを案内することができるように構成されている。具体的には、ガイド部材G6〜G9、上部案内部材29および第1フラップ40によって構成されている。
ここで、プリンター本体とは、プリンター1における反転送り部4を除く部分をいう。
さらに、反転送り部4は、記録部5において用紙Pの一の面が記録された用紙Pを表裏反転して再度記録部5へ送ることができるように構成されている。具体的には、反転送り部4は、第1反転ローラー対48と、第2反転ローラー対49と、第3反転ローラー対50と、第2モーターM2と、反転経路51とを有している。
尚、第1フラップ40は、自重によって揺動可能に設けられている。一方、第2フラップ41は、図示しないモーターの動力によって揺動可能に設けられている。
尚、搬送ローラー対30および排出ローラー対39を、概念上記録部5の一部として構成してもよいのは勿論である。
また、排出部(図示せず)は、記録が完了した用紙Pを載置することができるように設けられている。具体的には、排出ローラー対39によって排出された用紙Pを積層することができる排出トレイ(図示せず)を有している。
図2に示すのは、本発明に係るプリンターが用紙を送ったときを示す概略側面図である。
図2に示す如く、用紙案内経路上における搬送駆動ローラー27より記録時の送り方向上流側には、センサー8が設けられている。センサー8は、用紙Pの先端および後端を検出し、検出信号を制御部6へ送ることができるように設けられている。
尚、センサー8は、発光素子および受光素子を有する非接触式のセンサーでも、レバーが用紙と接触して揺動することによって検出する接触式のセンサーでもよい。
記録実行の指令が制御部6に入力されると、カセット部15に載置された用紙Pは、ピックアップローラー17によってピックアップされて送り方向下流側へ送られる。ピックアップされた用紙Pは、第1給送ローラー対22によってさらに送り方向下流側へ送られる。
ここで、「ニップライン」とは、ローラー対が互いに外接することにより形成される線状の外接箇所をいう。ニップラインの姿勢は、送り方向と直交する関係にある。
尚、スキュー取りは、所謂、「逆転突当て方式」、「突当て方式」や「食い付き吐き出し方式」のいずれの方式でもよい。
ここで、「逆転突当て方式」とは、逆転駆動させている搬送ローラー対30に用紙Pの先端を突当てて用紙Pを撓ませる。そして、用紙Pの撓みによって生じる力を利用して用紙Pの先端の一辺をニップラインに倣わせることにより、スキュー取りする方式をいう。
またさらに、「食い付き吐き出し方式」とは、正転駆動している搬送ローラー対30に用紙Pの先端側を一度挟圧させて食い付かせる。その後、搬送ローラー対30を逆転駆動させて用紙Pを撓ませながら用紙Pの先端を吐き出すように上流側に逆送りをする。そして、用紙Pの撓みによって生じる力を利用して用紙Pの先端をニップラインに倣わせることにより、スキュー取りする方式をいう。
ここで、用紙Pにおいて先に記録される面を表面とする。そして、後に記録される面を裏面とする。
図3に示す如く、図2に示す状態から用紙Pが記録時の送り方向下流側へさらに送られると、用紙Pの後端がセンサー8を通過する。これにより、制御部6は、センサー8からの信号の変化を検出して用紙Pの後端を認識することができるように構成されている。
尚、用紙Pを送った距離が所定値より大となった場合、制御部6は、送り経路において
用紙つまりが生じたと判断してエラー表示することができるように設けられている。所謂
、紙ジャム判定である。
図4に示す如く、図3に示す状態から用紙Pが記録時の送り方向下流側へさらに送られ、用紙Pの表面における後端側の記録が完了する。この際、用紙Pの後端は、搬送ローラー対30より記録時の送り方向下流側に位置している。そして、前述した排出ローラー対39によって用紙Pが送られながら記録が完了する。
尚、用紙Pの長さ情報は、前記算出して得た情報以外に、ユーザーがプリンター1の設定で入力した用紙サイズの情報を用いてもよいのは勿論である。
一方、制御部6が、用紙Pの長さがセンサー8の位置から接続点Aより反転送り経路に進入して接続点Bを通って第2給送ローラー対23までの長さより長いと判定した場合、「通常送りモード」を実行する。用紙Pを反転経路51において加速させることができないからである。
図5に示す如く、「第1送り時間短縮モード」を実行する場合、図4に示す状態から排出ローラー対39および搬送ローラー対30を逆転駆動させ、用紙Pを記録時の送り方向上流側へ逆送りする。このとき、第1フラップ40は自重により下がっている。従って、用紙Pの移動方向先端(表面記録時の送り方向上流端)は、接続点Aにおいて第2給送ローラー対側へは案内されず、反転経路51に案内され進入する。
また、用紙Pを逆送りする際の排出ローラー対39および搬送ローラー対30による用紙Pの送り速度の大きさV1は、第3モーターM3が最高速度で駆動している状態の速度の大きさである。
またさらに、排出ローラー対39および搬送ローラー対30が逆転駆動し始めると同時に、第1反転ローラー対48〜第3反転ローラー対50も駆動し始める。第1反転ローラー対48〜第3反転ローラー対50の送り速度の大きさは、排出ローラー対39および搬送ローラー対30の送り速度の大きさと同じV1である。
図6に示す如く、図5に示す状態から第1反転ローラー対48は、用紙Pを用紙案内経路24から反転経路51に退避移動させるように記録時の送り方向上流側へさらに送る。このとき、第1搬送ローラー対30および第1反転ローラー対48の送り速度の大きさはV1である。この際、センサー8は、用紙Pの移動方向後端を検出する。
即ち、用紙Pの長さを2回算出するように構成されている。これにより、用紙Pの長さを再確認することができる。
尚、一回目に算出した値と二回目に算出した値とが異なる場合、二回目に算出した値を正として前記タイミングを決定してもよいのは言うまでもない。
また、用紙Pを搬送ローラー対30によって送りながら記録を実行する際に、第1給送駆動ローラー18を、第1給送従動ローラー19から離間移動させた場合、接近移動させるのは勿論である。係る場合、第2給送駆動ローラー20についても同様に第2給送従動ローラー21に接近移動させるのは言うまでもない。
図7に示す如く、図6に示す状態から用紙Pがさらに送られる際、用紙Pは、第1反転ローラー対48によってさらに用紙案内経路24から反転経路51に退避移動するように送られる。このとき、用紙Pの送り速度の大きさは、V1より速いV2まで加速されるように構成されている。
このとき、用紙Pの移動方向後端は、既に搬送ローラー対30を通過しているので、第1反転ローラー対48〜第3反転ローラー対50の送り速度を速くすることにより、用紙Pの移動速度を速くすることができる。これにより、時間のロスを短縮することができる。
尚、第3モーターM3は、プリンター本体の大きさをできるだけ小さくするために必要最低限の大きさに設けられている。そのため、送り速度V1より速いV2にすることができないことを前提とする。
図8に示す如く、図7に示す状態から用紙Pは、第1反転ローラー対48によってさらに用紙案内経路24から反転経路51に退避移動するように送られる。従って、用紙Pの移動方向後端側は、用紙案内経路24から反転経路内に完全に退避した状態となる。
また、第2給送ローラー対23の送り速度V1は、搬送ローラー対30と同様に、第1モーターM1が最高速度のときの送り速度である。
またさらに、第1モーターM1は、プリンター本体の大きさをできるだけ小さくするために必要最低限の大きさに設けられている。そのため、送り速度V1より速いV2にすることができないことを前提とする。
図9に示す如く、図8に示す状態から用紙Pは、減速しながら第2給送ローラー対23へ送られる。そして、用紙Pの移動方向先端が少なくとも第2給送ローラー対23に到達したときには、用紙Pの送り速度はV1になっているように構成されている。従って、用紙Pを、第3反転ローラー対50から第2給送ローラー対23に滑らかに受け渡すことができる。
図10に示す如く、図9に示す状態から用紙Pは、さらに送り方向下流側へ送られる。従って、用紙Pの移動方向先端側は、第2給送ローラー対23によって挟圧される。そして、用紙Pは、第2給送ローラー対23によって送り速度V1で送られる。この際、用紙Pの移動方向後端は、第3反転ローラー対50を通過する。その後、用紙Pは、第2給送ローラー対23から搬送ローラー対30に受け渡され、搬送ローラー対30によってさらに送り方向下流側に送られる。
従って、前記短い用紙Pへ両面記録を実行する場合、送り速度をV1からV2した分、「通常送りモード」と比較して、用紙Pの表面への記録が完了してから用紙Pの裏面への記録が開始されるまでの時間を短縮することができる。即ち、時間のロスを短くすることができる。
尚、センサー8が用紙Pの送り方向下流端を検出したときを基準に、前記算出した用紙Pの長さ情報に基づき、後続の用紙P1をピックアップして給送するタイミングが決定されるように構成されている。
図11に示す如く、図10に示す状態から用紙Pは、搬送ローラー対30によってさらに記録時の送り方向下流側に送られる。そして、用紙Pの裏面に対して記録が実行される。この際、センサー8は、用紙Pの送り方向上流端を検出する。これにより、制御部6は、用紙Pの表面を記録したときと同様に、紙ジャムが発生したか否かを判断することができる。
図12に示す如く、ステップS1では、制御部6が両面記録モードを開始する。
ここで、両面記録モードとは、用紙Pの表面および裏面に対して記録するときの制御モードをいう。
そして、ステップS2へ進む。
一方、「第1送り時間短縮モード」が選択されていると判定した場合、ステップS10へ進む。尚、後述するステップS10〜S18が「第1送り時間短縮モード」である。このうち、ステップS10およびS11は「通常送りモード」と同様である。
ステップS4では、制御部6は、送られた用紙Pの表面に対して記録が実行されるように制御する。
尚、前述したようにセンサー8によって用紙Pの長さを算出し、所定値より大であればエラーとして処理することができるのは勿論である。これにより、紙ジャムが発生したか否かを判断することができる。
そして、ステップS5へ進む。
尚、この際、用紙の長さを算出して紙ジャムが発生したか否かを判断することができる
。
さらに、用紙Pを接続点Bから用紙案内経路24に戻す際、第2給送ローラー対23および搬送ローラー対30を正転駆動させて送り方向下流側へ送る。そして、ステップS6へ進む。
尚、この際、用紙の長さを算出して紙ジャムが発生したか否かを判断することができる。また、後続の用紙についてはステップS3から先行する用紙Pと同様に実行されるように構成されている。
ステップS7では、制御部6は、裏面の記録が完了した用紙Pが排出ローラー対39によって排出されるように制御する。即ち、両面記録が完了した先行する用紙Pを排出する。
ステップS11では、前述したステップS4と同様に、制御部6は、送られた用紙Pの表面に対して記録が実行されるように制御する(図3および図4参照)。そして、ステップS12へ進む。
尚、この際、用紙の長さを算出して紙ジャムが発生したか否かを判断することができる。
ステップS13では、制御部6は、「第1送り時間短縮モード」を選択することができるか否かを判定する。具体的には、算出した用紙Pの長さが、反転経路51の長さより短いか否かを判定する。用紙Pを反転経路51において送り速度V2まで加速させることができるか否かを判断するためである。本実施例では、算出した用紙Pの長さが、センサー8の位置から接続点Aより反転経路51に進入して接続点Bを通って第2給送ローラー対23までの長さより短いか否かを判定する。
尚、用紙Pの長さは、制御部6が前記算出したが、用紙サイズの設定によるドライバー情報の値を用いてもよいのは勿論である。
尚、この際、用紙の長さを算出して紙ジャムが発生したか否かを判断することができる。
尚、前述したように、用紙Pの移動方向後端が搬送ローラー対30を通過したときに加速し始めるように構成してもよいのは勿論である。係る場合、時間のロスをより短縮することができる。
尚、この際、用紙の長さを算出して紙ジャムが発生したか否かを判断することができる。また、後続の用紙についてはステップS10から先行する用紙Pと同様に実行されるように構成されている。
ステップS18では、制御部6は、前述したステップS7と同様に、裏面の記録が完了した用紙Pが排出ローラー対39によって排出されるように制御する。
そして、前述したように用紙Pの移動方向先端が第2給送ローラー対23に到達するまでに、第1反転ローラー対48〜第3反転ローラー対50の送り速度は−V2から−V1となる(図8および図9参照)。
尚、このときの第2給送ローラー対23の送り速度の絶対値の大きさは、第1反転ローラー対48〜第3反転ローラー対50の送り速度の絶対値の大きさより若干大きく構成することが望ましい。第3反転ローラー対50と第2給送ローラー対23との間において用紙Pに弛みが生じることを、より確実に防止することができるからである。
尚、用紙Pの移動方向後端が第3反転ローラー対50を通過したか否かは、センサー8が用紙Pの移動方向後端を検出したときから、第1反転ローラー対48〜第3反転ローラー対50が用紙Pを送った距離に基づいて制御部6が判断することができるものとする。
その後、用紙Pは、搬送ローラー対30および排出ローラー対39によって記録時の送り方向下流側へ送られる。そして、用紙Pの裏面への記録が実行される(図11参照)。
尚、上記実施例では、反転送り部4において送り手段としてローラー対(48〜50)を3つ設けたが、3つに限られないのは言うまでもない。
図14に示すのは、他の実施形態1における「第2送り時間短縮モード」の動作を示す概略側面図である。
尚、他の実施形態1における各部材は、前述した実施形態と同じであるので、同じ符号を用いると共にその説明は省略する。
このうち、「第1送り時間短縮モード」は、用紙Pの長さが第3反転ローラー対50から搬送ローラー対30までの経路の長さLより短い場合に実行されるように構成されている。「第1送り時間短縮モード」は、前述した実施形態の「第1送り時間短縮モード」と同じである。従って、その説明は省略する。
一方、他の実施形態1における「第2送り時間短縮モード」は、用紙Pの長さが、センサー8の位置から接続点Aより反転送り経路に進入して接続点Bを通って第2給送ローラー対23までの長さより短く、かつ、第3反転ローラー対50から搬送ローラー対30までの経路の長さLより長い場合に実行されるように構成されている。
図14に示す如く、用紙Pの表面への記録を実行した後、逆送りして接続点Aから反転経路51へ進入させ、反転経路51における用紙Pの送り速度をV1からV2に加速させる点は、前述した実施形態と同様である。以下、異なる点について説明する。
制御部6は、用紙Pの移動方向先端が反転経路51を介して第2給送ローラー対23に到達するまでに、第2給送駆動ローラー20を第2給送従動ローラー21から離間させる。そして、用紙Pの移動方向先端(記録時の送り方向下流端)がセンサー8に到達するまで、用紙Pを送り速度V2で移動させる。
そして、用紙Pは、第3反転ローラー対50から搬送ローラー対30へ滑らかに受け渡される。その後、用紙Pは、搬送ローラー対30および排出ローラー対39によって記録時の送り方向下流側へ送られる。そして、用紙Pの裏面への記録が実行される。
図15および図16に示すのは、他の実施形態2における「第3送り時間短縮モード」の動作を示す概略側面図である。
尚、他の実施形態1における各部材は、前述した実施形態と同じであるので、同じ符号を用いると共にその説明は省略する。
このうち、「第1送り時間短縮モード(品質優先記録モード)」は、「第3送り時間短縮モード(高速優先記録モード)」と比較して、記録品質を優先することを目的としたものである。「第1送り時間短縮モード(品質優先記録モード)」は、前述した実施形態の「第1送り時間短縮モード」と同じである。従って、その説明は省略する。
他の実施形態2における「第3送り時間短縮モード(高速優先記録モード)」は、用紙Pの長さが、センサー8の位置から接続点Aより反転送り経路に進入して接続点Bを通って第2給送ローラー対23までの長さより短いことを前提に、第3反転ローラー対50から搬送ローラー対30までの経路の長さより短く、かつ、第3反転ローラー対50から第2給送ローラー対23までの経路の長さより長い場合に実行されるように構成されている。
図15に示す如く、用紙Pの表面への記録を実行した後、逆送りして接続点Aから反転経路51へ進入させ、反転経路51における用紙Pの送り速度をV1からV2に加速させる点は、前述した実施形態と同様である。以下、異なる点について説明する。
制御部6は、用紙Pの移動方向先端が反転経路51を介して第2給送ローラー対23に到達するまでに、第2給送駆動ローラー20を第2給送従動ローラー21から離間させる。そして、用紙Pの移動方向後端が第3反転ローラー対50を通過するまで、用紙Pを送り速度V2で移動させる。具体的には、制御部6は、第1反転ローラー対48〜第3反転ローラー対50による送り速度がV2となるように第2モーターM2を駆動させる。
ここで、用紙Pの移動方向後端が第3反転ローラー対50を通過したか否かは、センサー8が用紙Pの移動方向後端を検出したときから、第1反転ローラー対48〜第3反転ローラー対50が用紙Pを送った距離に基づいて判断することができる。
このとき、用紙Pは、第3反転ローラー対50によって送り速度V2で送られている。従って、「第3送り時間短縮モード(高速優先記録モード)」では、「第1送り時間短縮モード(品質優先記録モード)」と比較して、用紙Pが送り速度V2で送られる距離を長くすることができる。その結果、その分、用紙Pの表面への記録が完了してから用紙Pの裏面への記録が開始されるまでの時間をより短縮することができる。
従って、用紙Pを、第2給送ローラー対23から搬送ローラー対30へ滑らかに受け渡すことができる。
尚、「第1送り時間短縮モード(品質優先記録モード)」では、送り速度V1で駆動する第2給送ローラー対23は、第3反転ローラー対50から送り速度V1で送られてきた用紙Pを受け取るので、「第3送り時間短縮モード(高速優先記録モード)」と比較して、用紙Pにローラー痕が生じる虞がない。
4 反転送り部、5 記録部、6 制御部、7 載置部、8 センサー、
10 ベースフレーム、11 給紙ローラー、12 第1ホッパー、
13 リタードローラー、15 カセット部、16 第2ホッパー、
17 ピックアップローラー、18 第1給送駆動ローラー、
19 第1給送従動ローラー、20 第2給送駆動ローラー、
21 第2給送従動ローラー、22 第1給送ローラー対、23 第2給送ローラー対、
24 用紙案内経路、27 搬送駆動ローラー、28 搬送従動ローラー、
29 上部案内部材、30 搬送ローラー対、31 下部案内部材、32 キャリッジ、
33 記録ヘッド、36 排出補助ローラー、37 排出駆動ローラー、
38 排出従動ローラー、39 排出ローラー対、40 第1フラップ、
41 第2フラップ、42 第1反転ローラー、43 第1従動ローラー、
44 第2反転ローラー、45 第2従動ローラー、46 第3反転ローラー、
47 第3従動ローラー、48 第1反転ローラー対、49 第2反転ローラー対、
50 第3反転ローラー対、51 反転経路、A 進入側接続点、B 退出側接続点、
G1〜G9 ガイド部材、L 第3反転ローラー対から搬送ローラー対までの経路長、
M1 第1モーター、M2 第2モーター、M3 第3モーター、M4 第4モーター、
P 用紙、P1 後続の用紙、X 用紙の幅方向、Y 記録時の送り方向
Claims (6)
- シートを処理部へ搬送する第1の経路と、
処理された前記シートを再度処理部に搬送するための第2の経路と、
前記第2の経路が前記第1の経路に合流する合流部と、
前記シートを搬送する搬送手段と、を備え、
前記搬送手段は、前記合流部の搬送方向下流の前記第1の経路に配置され、前記シートをニップする状態と前記ニップした状態に比べて離間した状態とに変位可能な第1の搬送ローラー対を含み、
前記第1の搬送ローラー対は、前記シートが前記第2の経路を経て第1の速度で搬送される際は、前記ニップした状態とされ、
前記第1の搬送ローラー対は、前記シートが前記第2の経路を経て前記第1の速度よりも速い第2の速度で搬送される際は、前記離間した状態とされることを特徴とする搬送装置。 - 請求項1に記載の搬送装置において、前記搬送手段は、前記第1の搬送ローラー対と前記処理部との間に配置された第2の搬送ローラー対と、前記第2の経路内に配置された第3の搬送ローラー対と、をさらに備え、
前記搬送手段は、
前記第1の搬送ローラー対及び第2の搬送ローラー対は、前記シートを前記第1の速度で搬送し、
前記第3の搬送ローラー対は、前記シートを前記第1の速度又は前記第2の速度で搬送することを特徴とする搬送装置。 - 請求項2に記載の搬送装置において、前記搬送手段は、前記シートを前記第3の搬送ローラー対から前記第2の搬送ローラー対に搬送する際に、
前記シートの搬送方向における長さが、前記第3の搬送ローラー対と前記第2の搬送ローラー対との距離よりも短い場合には、前記シートを前記第1の速度で搬送し、
前記シートの搬送方向における長さが、前記第3の搬送ローラー対と前記第2の搬送ローラー対との距離よりも長い場合には、前記シートを前記第2の速度で搬送することを特徴とする搬送装置。 - 請求項2または3に記載の搬送装置において、前記搬送手段は、前記処理部から逆送されて前記第2の経路に搬送された前記シートを搬送する際に、
前記シートが前記第2の搬送ローラー対に接触している間は前記第1の速度で前記シートを搬送し、
前記シートが前記第2の搬送ローラー対に接触しなくなってからは前記第2の速度で前記シートを搬送することを特徴とする搬送装置。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の搬送装置において、前記第2の経路が前記シートを反転させるための経路であることを特徴とする搬送装置。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載の搬送装置を備え、
前記処理部が前記シートに記録を実行する記録ヘッドであり、前記シートが記録媒体であることを特徴とする記録装置。
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