JP2017030966A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被記録媒体におけるスキュー取り能力を向上させる記録装置を提供する。【解決手段】記録装置は被記録媒体をセットするセット部と、セット部から被記録媒体を送り出す給送ローラーと、給送ローラーの下流側に設けられた、被記録媒体をニップして搬送する搬送ローラー対と、被記録媒体の給送経路において搬送ローラーと給送ローラーとの間に設けられた、被記録媒体をニップして搬送する中間ローラー対とを備え、給送ローラーと中間ローラー対との間には被記録媒体を上流側方向に逆送りするスイッチバック搬送を実行した際に被記録媒体の後端を給送ローラーに向かう経路とは別の経路であるスイッチバック経路へと誘う誘導部が設けられ、被記録媒体がスイッチバック経路に誘導された状態においてスキュー取り動作を行う際、被記録媒体は搬送ローラー対の上流側において少なくとも中間ローラー対にのみニップされる。【選択図】図4
Description
本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置に関する。
本願において、記録装置には、所定方向に記録ヘッドが移動しながら記録を行うシリアルプリンター、記録ヘッドが移動しないラインプリンター、及びこれらプリンター機能を備える複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
本願において、記録装置には、所定方向に記録ヘッドが移動しながら記録を行うシリアルプリンター、記録ヘッドが移動しないラインプリンター、及びこれらプリンター機能を備える複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来、記録装置において被記録媒体に記録を実行する際、被記録媒体の搬送経路において被記録媒体が傾いて記録ヘッドに給紙されるスキューや当該搬送経路において被記録媒体が斜めに搬送される斜行が生じていると被記録媒体における記録品質の低下に繋がることから被記録媒体に対する記録実行前に前記スキューの解消が行われている。
前記スキュー解消の方法としては、被記録媒体の先端を搬送ローラー対に突き当てて該先端を前記搬送ローラー対に倣わせることや、被記録媒体の先端を搬送ローラー対に突き当てた状態で被記録媒体の搬送方向に撓みを生じさせることにより、被記録媒体の搬送方向と交差する方向における被記録媒体の傾きを解消させることが行われている。
特許文献1には複数の媒体供給経路を有する記録装置が示されている。この記録装置では、装置下方側に設けられた給紙カセットから第1ローラー及び第2ローラーを介して記録ヘッドと対向する領域に被記録媒体を送り込む媒体供給経路と、装置背面側に設けられた背面給送部から給送ローラー、第2ローラーを介して記録ヘッドと対向する領域に被記録媒体を送り込む媒体供給経路とを備えている。
この記録装置において背面給送部には、給送ローラーと該給送ローラーと対向するとともに該給送ローラーに接するガイド部材が設けられている。また、第2ローラーは、第1搬送従動ローラーと対向し、給送ローラーにより送られてきた被記録媒体を前記第2ローラーと第1搬送従動ローラーとでニップすることが可能である。また、この記録装置では、被記録媒体の搬送方向における記録ヘッドの上流側に設けられた搬送ローラー対に被記録媒体の先端を突き当ててスキュー取りが行われる。
ここで、被記録媒体の先端が前記搬送ローラーに突き当てた状態において、搬送される被記録媒体の搬送方向における長さが前記給送ローラーから前記搬送ローラー対に至る給送経路長よりも長い場合、被記録媒体は前記第2ローラー及び第1搬送従動ローラーにニップされるだけでなく、給送ローラーとも接した状態となる。
この状態で前記第2ローラーを回転させると、前記給送ローラーと被記録媒体との間の摩擦力により、被記録媒体において搬送ローラー対に突き当たった被記録媒体の先端を中心とした回転が抑制されて、被記録媒体のスキュー取りが不十分となる虞がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、被記録媒体におけるスキュー取り能力を向上させる記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の記録装置は、被記録媒体をセットするセット部と、前記セット部から被記録媒体を送り出す給送ローラーと、前記給送ローラーの下流側に設けられた、被記録媒体をニップして搬送する搬送ローラー対と、被記録媒体の給送経路において前記搬送ローラー対と前記給送ローラーとの間に設けられた、被記録媒体をニップして搬送する中間ローラー対と、を備え、前記セット部にセット可能な被記録媒体のうち所定サイズの被記録媒体の長さは、前記給送ローラーから前記搬送ローラー対に至る給送経路長より長く、前記給送ローラーと前記中間ローラー対との間には、被記録媒体を上流側方向に逆送りするスイッチバック搬送を実行した際に前記所定サイズの被記録媒体の後端を前記給送ローラーに向かう経路とは別の経路であるスイッチバック経路へと誘う誘導部が設けられ、前記所定サイズの被記録媒体が前記スイッチバック経路に誘導された状態において、当該所定サイズの被記録媒体の先端を前記搬送ローラー対に倣わせるスキュー取り動作を行う際、当該所定サイズの被記録媒体は前記搬送ローラー対の上流側において少なくとも前記中間ローラー対にのみニップされることを特徴とする。
本態様によれば、当該所定サイズの被記録媒体の先端を前記搬送ローラー対に倣わせるスキュー取り動作を行う際、当該所定サイズの被記録媒体は前記搬送ローラー対の上流側において少なくとも前記中間ローラー対にのみニップされるので、被記録媒体において前記搬送ローラー対に突き当たった被記録媒体の先端を中心とした回転がし易くなり、被記録媒体におけるスキュー取り能力を向上させることができる。
本発明の第2の態様の記録装置は、第1の態様において、前記所定サイズの被記録媒体は、前記スキュー取り動作の後、記録動作が完了するまでの間、前記搬送ローラー対の上流側において少なくとも前記中間ローラー対にのみニップされることを特徴とする。
本態様によれば、前記スキュー取り動作の後、記録動作が完了するまでの間、前記搬送ローラー対の上流側において少なくとも前記中間ローラー対にのみニップされるので、被記録媒体における記録動作において被記録媒体の搬送に伴うスキューが発生することを抑制できる。その結果、被記録媒体における記録品質の低下を抑制できる。
本発明の第3の態様の記録装置は、第1または第2の態様において、前記中間ローラー対は、前記スイッチバック搬送の際、被記録媒体のニップを解除可能に構成されている、
ことを特徴とする。
ことを特徴とする。
本態様によれば、中間ローラー対は前記スイッチバック搬送の際、被記録媒体のニップを解除可能に構成されているので、被記録媒体のスイッチバック搬送時に被記録媒体のニップを解除することにより被記録媒体の搬送経路において斜行が発生することを抑制できる。
本発明の第4の態様の記録装置は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記スキュー取り動作において前記搬送ローラー対と前記中間ローラー対との間で前記所定サイズの被記録媒体に撓みを形成し、前記中間ローラー対は、前記スキュー取り動作の後、所定期間被記録媒体のニップを解除した後、再度被記録媒体をニップすることを特徴とする。
本態様によれば、前記スキュー取り動作において前記搬送ローラー対と前記中間ローラー対との間で前記所定サイズの被記録媒体に撓みを形成する。この撓みにより被記録媒体の先端が前記搬送ローラー対に突き当てられ、前記先端が前記搬送ローラー対に倣うのでスキューが低減される。そして、前記中間ローラー対は、前記スキュー取り動作の後、所定期間被記録媒体のニップを解除した後、再度被記録媒体をニップするので、被記録媒体において搬送方向と交差する方向における撓みの差を小さくすることができ、前記スキュー取り動作後におけるスキューの発生を低減できる。
本発明の第5の態様の記録装置は、第1から第4のいずれか一の態様において、前記中間ローラー対は、被記録媒体の幅方向における一箇所の位置をニップすることを特徴とする。
本態様によれば、前記中間ローラー対は、被記録媒体の幅方向における一箇所の位置をニップするので、被記録媒体のスキュー取り動作時において前記搬送ローラー対に突き当たった被記録媒体の先端を中心とする被記録媒体の回転を容易にできる。その結果、被記録媒体におけるスキュー取り動作において被記録媒体の先端が前記搬送ローラー対に対して倣い易くなるので、スキュー取り能力を向上させることができる。
本発明の第6の態様の記録装置は、第5の態様において、前記中間ローラー対は、被記録媒体の幅方向における中間位置をニップすることを特徴とする。
本態様によれば、前記中間ローラー対は、被記録媒体の幅方向における中間位置をニップするので、被記録媒体の幅方向における中間位置を支点に当該被記録媒体を回転させることができ、被記録媒体におけるスキューをより確実に低減できる。
本発明の第7の態様の記録装置は、第1から第6のいずれか一の態様において、装置高さ方向において前記中間ローラー対の下方側にあり、被記録媒体を水平姿勢で保持する媒体載置部と、前記媒体載置部から送り出された被記録媒体を前記中間ローラー対により湾曲反転させる反転経路と、を備え、前記セット部は被記録媒体を傾斜姿勢で保持し、前記反転経路は前記セット部から送られる被記録媒体の給送経路と合流することを特徴とする。
本発明の第8の態様の記録装置は、第7の態様において、前記誘導部は、前記反転経路と前記給送経路との合流点に対応する位置に設けられるとともに、前記反転経路の一部を構成することを特徴とする。
本態様によれば、前記誘導部は、前記反転経路と前記給送経路との合流点に対応する位置に設けられるとともに、前記反転経路の一部を構成するので、装置の構成を簡素化することができる。
本発明の第9の態様の記録装置は、第7または第8の態様において、装置背面には開口が設けられ、前記スイッチバック経路は前記誘導部から前記開口まで延び、被記録媒体が前記スイッチバック経路に誘導された際、被記録媒体の長さ及び被記録媒体の上流側方向への逆送り量に応じて被記録媒体の後端が前記開口から突出することを特徴とする。
本態様によれば、被記録媒体が前記スイッチバック経路に誘導された際、被記録媒体の長さ及び被記録媒体の上流側方向への逆送り量に応じて被記録媒体の後端が前記開口から突出するので、スイッチバック経路におけるスキュー動作が遮られることがない。したがって、被記録媒体の長さが長い場合あるいは、被記録媒体の逆送り量が大きい場合でもスキュー取りが可能となり、記録装置の利便性を向上させることができる。
本発明の第10の態様の記録装置は、第1から第8のいずれか一の態様において、前記スイッチバック経路は、装置後方側から被記録媒体を手差し給送する際の手差し給送経路の一部を構成することを特徴とする。
本態様によれば、前記スイッチバック経路は、装置後方側から被記録媒体を手差し給送する際の手差し給送経路の一部を構成するので、装置の構成を簡素化することができる。
本発明の第11の態様の記録装置は、第1から第10のいずれか一の態様において、前記給送ローラーは、全周に渡って被記録媒体と接触可能な円形状を成すことを特徴とする。
本態様によれば、前記給送ローラーは、全周に渡って被記録媒体と接触可能な円形状を成すので、前記給送ローラーの回転した数に応じて被記録媒体の搬送経路における搬送量を制御できる。これにより、前記給送ローラーを小型化することができ、ひいては記録装置のサイズを小型化できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図であり、図2は本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図であり、図3は用紙搬送経路における給送ローラー及び中間ローラー対の位置関係を示す正面図であり、図4は用紙搬送経路における中間ローラー対及びフラップ部材の位置関係を示す拡大図であり、図5は本発明に係るプリンターの構成を示すブロック図であり、図6は本願発明に係るプリンターにおけるスキュー取り動作の第1の状態を示す説明図である。
また、図7は本願発明に係るプリンターにおけるスキュー取り動作の第2の状態を示す説明図であり、図8は本願発明に係るプリンターにおけるスキュー取り動作の第3の状態を示す説明図であり、図9は本願発明に係るプリンターにおけるスキュー取り動作の第4の状態を示す説明図であり、図10は本願発明に係るプリンターにおけるスキュー取り動作の第5の状態を示す説明図であり、図11は本願発明に係るプリンターにおけるスキュー取り動作の第6の状態を示す説明図であり、図12は本願発明に係るプリンターにおけるスキュー取り動作の第7の状態を示す説明図であり、図13はスキュー取り動作のフローチャート図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が装置幅方向であるとともに用紙幅方向、Y方向が記録装置の奥行き方向、Z方向が装置高さ方向を示している。尚、各図において−Y方向を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とする。また、後述する各ローラーにおいてその回転方向が用紙Pを搬送経路に沿って上流側から下流側に送る方向を正転方向とし、用紙Pを搬送経路に沿って下流側から上流側に送る方向を逆転方向とする。
■■■実施例■■■■
<<<プリンターの概要>>>
図1ないし図4を参照して記録装置の一例としてのインクジェットプリンター10(以下「プリンター10」という)の構成及び用紙搬送経路について説明する。まず、図1を参照するに、プリンター10は装置本体12を備えている。装置本体12の装置高さ方向下方側には媒体載置部14が設けられている。
<<<プリンターの概要>>>
図1ないし図4を参照して記録装置の一例としてのインクジェットプリンター10(以下「プリンター10」という)の構成及び用紙搬送経路について説明する。まず、図1を参照するに、プリンター10は装置本体12を備えている。装置本体12の装置高さ方向下方側には媒体載置部14が設けられている。
媒体載置部14は、「被記録媒体」としての用紙Pを略水平状態で支持し、当該用紙Pを収容する下段側トレイ16及び下段側トレイ16の上側に位置するとともに用紙Pを収容する上段側トレイ18とを備えて構成されている
また、上段側トレイ18は、図示しない駆動機構により装置奥行き方向背面側(図1における+Y軸方向)に駆動され、突き当たり位置すなわち給送可能位置(図1参照)と突き当たり位置から装置奥行き方向における装置前面側(図1における−Y軸方向)に所定量変位した退避位置(不図示)との間を移動可能に構成されている。尚、用紙Pは下段側トレイ16及び上段側トレイ18に収容される被記録媒体の一例である。また、本実施例における用紙Pは、A4サイズ、B5サイズ、写真紙、葉書等のサイズが異なる媒体を含んでいる。
<<<第1用紙搬送経路について>>>
次いで、図1において符号P1が付されている太い二点鎖線、すなわち媒体載置部14から送り出される用紙Pの第1用紙搬送経路P1について説明する。装置本体12には第1用紙搬送経路P1に沿ってピックアップローラー20、中間ローラー対22、搬送ローラー対24、キャリッジ26、排出ローラー対28が設けられている。ピックアップローラー20は、各トレイ16、18の上方に位置し、各トレイ16、18に収容された用紙Pに対して接離する方向に揺動可能に構成されている。ピックアップローラー20は、下段側トレイ16又は上段側トレイ18に収容された用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを下段側トレイ16又は上段側トレイ18から第1用紙搬送経路P1へ送り出す。
次いで、図1において符号P1が付されている太い二点鎖線、すなわち媒体載置部14から送り出される用紙Pの第1用紙搬送経路P1について説明する。装置本体12には第1用紙搬送経路P1に沿ってピックアップローラー20、中間ローラー対22、搬送ローラー対24、キャリッジ26、排出ローラー対28が設けられている。ピックアップローラー20は、各トレイ16、18の上方に位置し、各トレイ16、18に収容された用紙Pに対して接離する方向に揺動可能に構成されている。ピックアップローラー20は、下段側トレイ16又は上段側トレイ18に収容された用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを下段側トレイ16又は上段側トレイ18から第1用紙搬送経路P1へ送り出す。
第1用紙搬送経路P1上においてピックアップローラー20の下流側、具体的には装置高さ方向において媒体載置部14及びピックアップローラー20より上方の側に中間ローラー対22が設けられている。中間ローラー対22は、中間ローラー30と、中間ローラー30の周囲に設けられた複数の中間従動ローラー32a、32b、32c、32dとを備えている。本実施例において、中間従動ローラー32a、32bは、中間ローラー30の回転方向に応じて中間ローラー30に対して接離する方向に不図示の遊星歯車機構やカム機構等により変位可能に構成されている。尚、本実施例において、中間従動ローラー32a、32bは、一例として中間ローラー30が正転する場合、中間ローラー30と当接し、中間ローラー30が逆転する場合、中間ローラー30から離間するように構成されている。ピックアップローラー20により媒体載置部14から送り出された用紙Pは、中間ローラー30と複数の中間従動ローラー32a、32b、32c、32dとにニップされて第1用紙搬送経路P1の下流側に搬送される。
また、図3に示すように中間ローラー30及び中間従動ローラー32aは、用紙Pの搬送方向と交差する方向である用紙Pの幅方向において中間位置に設けられている。つまり、中間ローラー30と中間従動ローラー32aとは、用紙Pの幅方向における中間位置をニップする。また、本実施例において中間従動ローラー32bは中間従動ローラー32aに対して搬送方向下流側に設けられている。また、本実施例において中間従動ローラー32bは、2箇所設けられ、具体的には搬送方向と交差する方向である用紙幅方向において中間従動ローラー32aの両側に設けられている。
ここで、図1に示すように第1用紙搬送経路P1の一部は、装置高さ方向において中間ローラー対22の下方側に位置する媒体載置部14からピックアップローラー20により送り出された用紙Pを中間ローラー対22により湾曲反転させる反転経路33を含んでいる。
また、中間ローラー30の搬送経路下流側には、搬送ローラー対24が設けられている。搬送ローラー対24は、図示しない駆動モーターにより駆動される軸状の搬送ローラー24aと、該搬送ローラーに圧接して従動回転する搬送従動ローラー24bとを備えている。中間ローラー対22により送られた用紙Pは、搬送ローラー24a及び搬送従動ローラー24bにニップされて第1用紙搬送経路P1の下流側に搬送される。
搬送ローラー対24の下流側には、キャリッジ26が設けられている。キャリッジ26の底部には記録ヘッド34が設けられている。記録ヘッド34は、装置本体12内に設けられた制御部56(図5参照)の制御によりインクを用紙Pの記録面に向けて吐出し、用紙Pに対して記録を行う。キャリッジ26の下方には記録ヘッド34と対向し、用紙Pを支持するプラテン36が設けられている。キャリッジ26は、図示しない駆動モーターにより図1における装置幅方向(X軸方向)に往復動する様に駆動される。
プラテン36は、用紙Pを支持し、プラテン36と記録ヘッド34との距離すなわちギャップを規定する。そしてプラテン36の下流側には、記録の行われた用紙Pを送り出す排出ローラー対28が設けられている。排出ローラー対28は、排出ローラー28aと、当該排出ローラーに接して従動回転する排出従動ローラー28bとを備えている。排出ローラー28aは、図示しない駆動モーターによって回転駆動される。
記録ヘッド34により記録の行われた用紙Pは、排出ローラー28aと排出従動ローラー28bとにニップされ、搬送方向下流側に送られる。そして、用紙Pは、装置本体12の前面側へ排出される。
尚、用紙Pの第1面(表面)に記録を実行した後、第2面(裏面)に記録を実行する場合には、搬送ローラー対24及び排出ローラー対28を逆転させて、用紙Pを中間ローラー30と中間従動ローラー32dとのニップ点に向けて搬送する。これにより、用紙Pは中間ローラー対22により第1面と第2面とが反転させられ、再度第1用紙搬送経路P1に沿って記録ヘッド34に向けて搬送される。そして、用紙Pの第2面の記録が実行された後、排出ローラー対28により装置本体12の前面側に排出される。
<<<第2用紙搬送経路について>>>
次いで図2及び図3を参照して、符号P2が付されている太い二点鎖線、すなわち用紙Pの第2用紙搬送経路P2について説明する。装置本体12の背面側上方には、背面媒体給送部38が設けられている。背面媒体給送部38は、用紙Pを傾斜姿勢に支持する、「セット部」としての媒体載置面40と、給送ローラー42と、分離ローラー44とを備えている。
次いで図2及び図3を参照して、符号P2が付されている太い二点鎖線、すなわち用紙Pの第2用紙搬送経路P2について説明する。装置本体12の背面側上方には、背面媒体給送部38が設けられている。背面媒体給送部38は、用紙Pを傾斜姿勢に支持する、「セット部」としての媒体載置面40と、給送ローラー42と、分離ローラー44とを備えている。
媒体載置面40は、給送ローラー42に対して接離する方向に変位可能に構成されている。また、本実施例において媒体載置面40は、一例としてA3サイズ、A4サイズ、B5サイズ等の各種サイズの用紙Pを支持可能に構成されている。また、給送ローラー42は図示しない駆動モーターにより駆動される。そして、分離ローラー44は、給送ローラー42と当接し、従動回転可能に構成されている。また、本実施例において分離ローラー44には所定の回転抵抗が与えられている。また、図3に示すように給送ローラー42及び分離ローラー44は、用紙Pの幅方向において中間位置に設けられている。
そして、媒体載置面40が給送ローラー42に接近する方向に変位すると、当該媒体載置面に支持された用紙Pが給送ローラー42と接触し、給送方向下流側に送り出される。また、給送ローラー42により給送された複数の用紙Pは、分離ローラー44により分離され、給送ローラー42と接している用紙Pのみが給送ローラー42と分離ローラー44とにニップされて給送方向下流側に給送される。
また、給送ローラー42の給送方向下流側には給送経路46が延びている。給送経路46は、第1用紙搬送経路P1における中間ローラー30と中間従動ローラー32aとのニップ点の上流側、具体的には合流点A(図1参照)で反転経路33と合流している。また、給送経路46と反転経路33との合流点Aに対応する位置には「誘導部」としてのフラップ部材48が設けられている。後述するが、フラップ部材48は揺動可能に構成され、媒体載置部14から送り出された用紙Pを中間ローラー30と中間従動ローラー32aとのニップ点に向けて送り込む姿勢(図4における符号48が付された実線部参照)と、媒体載置面40から送り出された用紙Pを中間ローラー30と中間従動ローラー32aとのニップ点に向けて送り込む姿勢(図4における符号48’が付された二点鎖線部参照)とを切換可能に構成されている。
そして、媒体載置面40から送り出された用紙Pは、給送経路46を通り、中間ローラー30と中間従動ローラー32aとにニップされて搬送方向下流側の搬送ローラー対24に送られる。そして、用紙Pは記録ヘッド34、排出ローラー対28を介して装置本体12の前面側から排出される。尚、本実施例において第1用紙搬送経路P1と第2用紙搬送経路P2とは中間ローラー対22における合流点Aから搬送方向下流側において搬送経路を共有している。
<<<フラップ部材及びスイッチバック経路について>>>
次いで図4を参照して、フラップ部材48及びスイッチバック経路50について説明する。本実施例において、フラップ部材48は反転経路33と給送経路46との合流点Aに対応する位置に設けられている。具体的には、フラップ部材48は回動軸52を支点に揺動可能に構成されている。
次いで図4を参照して、フラップ部材48及びスイッチバック経路50について説明する。本実施例において、フラップ部材48は反転経路33と給送経路46との合流点Aに対応する位置に設けられている。具体的には、フラップ部材48は回動軸52を支点に揺動可能に構成されている。
本実施例において、フラップ部材48は反転経路33に沿って搬送方向下流側に用紙Pを送る姿勢(図4において符号48が付された実線部参照)と、給送経路46に沿って搬送方向下流側に用紙Pを送る姿勢(図4における符号48’が付された二点鎖線部参照)とを取り得る。また、フラップ部材48が反転経路33に沿って搬送方向下流側に用紙Pを送る姿勢を取ると、フラップ部材48の一部が給送経路46を遮り、フラップ部材48が給送経路46に沿って搬送方向下流側に用紙Pを送る姿勢を取ると、フラップ部材48の一部が反転経路33を遮る。尚、本実施例において、フラップ部材48は図示しない付勢手段等により媒体載置部14から搬送ローラー対24へ用紙Pを搬送可能な姿勢に付勢されている。
また、フラップ部材48は、全体として湾曲した形状を有し、回動軸52から近い順に第1案内面48aと、開口部48bと、第2案内面48c(図4参照)とが設けられている。本実施例において、第1案内面48a及び第2案内面48cは中間ローラー30の外周面に沿って用紙Pの搬送を案内するガイド面として構成されている。そして、開口部48bは第1案内面48aと第2案内面48cとの間に設けられ、装置幅方向においてスリット状に延びている。
また、図4に示すように、本実施例において、開口部48bは、第1案内面48aに対して該第1案内面48aの半径方向外側にずれて位置している。また、第1案内面48aと第2案内面48cとの間には段差が形成されている。この段差は、第2案内面48cが第1案内面48aより半径方向外側に位置することによって形成された段差である。
ここで、フラップ部材48における用紙Pの搬送について説明すると、図4から把握できるように用紙Pが媒体載置部14からピックアップローラー20により搬送方向下流側に搬送されると、用紙Pはフラップ部材48において第1案内面48aにより案内されて搬送方向下流側に進む。この際、開口部48bは第1案内面48aの半径方向外側に位置しており、用紙Pの搬送方向からずれた位置に設けられているので、用紙Pの先端PFが開口部48b内に入り込むことがない。そして、用紙Pの先端PFは、装置奥行き方向において開口部48bの前方を横切って、第2案内面48cと接触する。その後、用紙Pは第2案内面48cにより案内されて搬送方向下流の合流点Aに向かう。つまり、フラップ部材48は、反転経路33に沿って搬送方向下流側に用紙Pを送る姿勢において反転経路33の一部を構成している。
また、第1用紙搬送経路P1におけるフラップ部材48の下流側に位置する合流点Aから用紙Pが逆送りされた場合、用紙Pの後端PE(図7参照)は第2案内面48cと接触し、該第2案内面48cに案内されて上流側に送られる。そして、第2案内面48cと第1案内面48aとの間には上述したように段差が形成されている為、用紙Pの後端は第1案内面48aの側には進まず(上記段差を乗り越えて媒体載置部14側には進まず)、第2案内面48cの案内により開口部48b内に誘導される(図8参照)。
また、装置本体12には、フラップ部材48の開口部48bと連通し、当該開口部48bから装置本体12の背面側に向けて延びるスイッチバック経路50が設けられている。また、装置本体12においてスイッチバック経路50の装置背面側の端部には開口54が形成されている。用紙Pは、後述するスイッチバック動作において開口54から突出可能である。
<<<制御部について>>>
また、本実施例において装置本体12内には、複数の電子部品から構成される電気回路としての制御部56(図5参照)が設けられている。本実施例における制御部56は、操作入力手段58(図5参照)からの入力指令に応じて、媒体載置部14、ピックアップローラー20、中間ローラー対22、搬送ローラー対24、キャリッジ26、排出ローラー対28、記録ヘッド34、媒体載置面40及び給送ローラー42を制御する。制御部56は、これらの要素を制御することにより、プリンター10における用紙Pの給送、搬送、排出、記録動作等を制御している。
また、本実施例において装置本体12内には、複数の電子部品から構成される電気回路としての制御部56(図5参照)が設けられている。本実施例における制御部56は、操作入力手段58(図5参照)からの入力指令に応じて、媒体載置部14、ピックアップローラー20、中間ローラー対22、搬送ローラー対24、キャリッジ26、排出ローラー対28、記録ヘッド34、媒体載置面40及び給送ローラー42を制御する。制御部56は、これらの要素を制御することにより、プリンター10における用紙Pの給送、搬送、排出、記録動作等を制御している。
また、操作入力手段58からの入力指令に代えて、外部(PCなど)からの指示でプリンター10における記録の実行に必要な動作を制御してもよい。また、制御部56は、キャリッジ26の走査方向(図1におけるX軸方向)への移動及び記録ヘッド34におけるインクの吐出を制御する。
<<<スキュー取り動作について>>>
次いで、図6ないし図13を参照して、プリンター10における用紙Pのスキュー取り動作について説明する。尚、本実施例では、一例として背面媒体給送部38から用紙Pを給送した場合のスキュー取り動作について説明する。尚、図6ないし図12において符号Pが付された太い実線は用紙Pの給送状況を示している。
次いで、図6ないし図13を参照して、プリンター10における用紙Pのスキュー取り動作について説明する。尚、本実施例では、一例として背面媒体給送部38から用紙Pを給送した場合のスキュー取り動作について説明する。尚、図6ないし図12において符号Pが付された太い実線は用紙Pの給送状況を示している。
本実施例において媒体載置面40には、所定サイズの用紙Pが載置(セット)されている。本実施例の説明における所定サイズの用紙Pは、一例として用紙搬送方向における長さが給送ローラー42から搬送ローラー対24に至る給送経路長よりも長い用紙である。尚、所定サイズの用紙Pとは予め定められた規格サイズの用紙のみならず、任意のサイズの用紙を含み、また、予め定められた規格サイズの用紙であっても1種類に限らず2種類以上の場合もある。
ステップS1として、制御部56は媒体載置面40を給送ローラー42に接近する方向に変位させるとともに給送ローラー42を正転させる。そして、用紙Pを給送ローラー42と分離ローラー44とでニップし、給送経路46に送り込む。給送経路46に送り込まれた用紙Pの先端PF(図6参照)が、給送経路46を遮る姿勢を取るフラップ部材48に接触すると、用紙Pがフラップ部材48を押圧し、フラップ部材48は給送経路46を遮る姿勢から反転経路33を遮る姿勢へと揺動する。そして、用紙Pは、給送ローラー42により中間ローラー対22に向かって送られる。
用紙Pが合流点Aに到達すると、正転方向に回転する中間ローラー対22によりさらに搬送方向下流側に送られる。ここで、本実施例では搬送ローラー対24の搬送方向上流側に用紙Pの先端PFの通過を検出する第1用紙検出センサー60(図6ないし図12において符号60が付された黒三角マークを参照)が設けられている。本実施例では、第1用紙検出センサー60が用紙Pの先端PFを検出すると、その検出信号は制御部56に送信される。尚、図6ないし図12において第1用紙検出センサー60は模式的に黒三角のマークで図示している。また、図1及び図2において、第1用紙検出センサー60の図示は省略している。
そして、ステップS2として、第1用紙検出センサー60により用紙Pの先端PFが検出されたか否かを確認する。第1用紙検出センサー60により用紙Pの先端PFが検出されない場合、ステップS3として用紙Pの給紙を継続する。そして、第1用紙検出センサー60が用紙Pの先端PFを検出すると、ステップS4として制御部56は、用紙Pの先端PFの位置管理を開始する。より具体的には、制御部56は、用紙Pが第1用紙検出センサー60の検出位置から搬送ローラー対24に至るまでの経路長に相当する距離を中間ローラー対22により搬送方向下流側に送られた後、用紙Pの搬送量Fdのカウントを開始する。ここでカウントされた用紙Pの搬送量Fdは、後に説明する用紙Pの逆送り動作に利用する。
また、本実施例では、給送経路46内に用紙Pの後端PEの通過を検出する第2用紙検出センサー62(図4、図6ないし図12において符号62が付された黒三角マークを参照)が設けられている。本実施例では、第2用紙検出センサー62が用紙Pの後端PEを検出すると、その検出信号は制御部56に送信される。尚、図4、図6ないし図12において第2用紙検出センサー62は模式的に黒三角のマークで図示している。また、図1及び図2において、第2用紙検出センサー62の図示は省略している。
第2用紙搬送経路P2に沿って搬送される用紙Pの後端PEが第2用紙検出センサー62に検出されると、後端PEの検出信号が制御部56に送られる。そして、ステップS5として制御部56は後端PEの検出信号を受信してから用紙Pが搬送方向下流側に所定の搬送量分搬送される(図7参照)と、給送ローラー42及び搬送ローラー対24の回転を停止させる。尚、本実施例における用紙Pの所定の搬送量とは、用紙Pの後端PEが第2用紙検出センサー62に検出されてから、後端PEが給送経路46を抜けて合流点Aに達するまでの搬送量に設定されている。
次いで、ステップS6として、制御部56は、中間ローラー30及び搬送ローラー対24の逆転を開始する(図8参照)。尚、本実施例において中間従動ローラー32a、32bは、中間ローラー30の逆転に連動して中間ローラー30から離間する。
そして、ステップS7として、制御部56は用紙Pを搬送方向上流側に逆送りさせる。具体的には、用紙Pの先端PFが搬送ローラー対24のニップ部分から所定量抜け出る位置まで用紙Pを逆送りする。本実施例において用紙Pの逆送り量はステップS4で開始した用紙Pの搬送量Fdに所定のマージンを加えた量に基づいている。
これにより、用紙Pは搬送方向上流側に戻され、用紙Pの先端PFは搬送ローラー対24より所定量上流側に配置される(図9参照)。その際、用紙Pの後端PEはフラップ部材48の第2案内面48cと接触し、当該第2案内面48cに案内されて、給送経路46ではなく開口部48b内に導かれる。そして、用紙Pは開口部48bを通って、スイッチバック経路50内に案内される。
尚、本実施例においてスイッチバック経路50の装置背面側の端部には開口54が設けられている。したがって、用紙Pの搬送方向における長さが搬送ローラー対から開口54に至る経路長よりも長い場合及び用紙Pの搬送方向上流側への逆送り量が大きい場合の少なくともいずれか一方に対応して用紙Pの後端PEを開口54から装置後方側に突出させることができる。つまり、用紙Pの後端PEをスイッチバック動作に応じて開口54から突出させることができるので、用紙Pのスイッチバック動作を遮ることなく、当該スイッチバック動作を円滑にできる。
次いで、ステップS8として制御部56は、用紙Pの先端PFを搬送ローラー対24のニップ部分から所定量上流側に抜け出る位置まで逆送りすると、中間ローラー30及び搬送ローラー対24の逆転を停止させる。
次いで、ステップS9として制御部56は、中間ローラー30を正転させ、搬送ローラー対24を逆転させる。また、中間ローラー30から離間していた中間従動ローラー32a、32bは、中間ローラー30の正転に連動して中間ローラー30に接近する方向に変位し、中間ローラー30と当接する。これにより、中間ローラー30と中間従動ローラー32aが用紙Pをニップする(図10参照)。尚、この状態では、用紙Pは中間ローラー対22にのみニップされている。
次いでステップS10として、用紙Pの先端PFを、逆転する搬送ローラー対24に突き当ててスキュー取り動作を行う。具体的には、用紙Pの先端PFは搬送ローラー対24に突き当てられた状態、すなわち先端PFを搬送ローラー対24に倣わせる状態となり、用紙Pのスキューが低減される。
次いで、ステップS11として制御部56は、中間ローラー対22の正転と搬送ローラー対の逆転を停止させる。そして、ステップS12として制御部56は、中間ローラー30を所定期間逆転させる(図11参照)。また、中間従動ローラー32a、32bは、中間ローラー30の逆転に連動して中間ローラー30から離間する。ここでの中間ローラー対22における用紙ニップ解放により、上述のスキュー矯正の際に用紙Pに生じた撓み(より正確には撓みの左右差)が解消される。尚、本実施例における所定期間とは、用紙Pの上記撓みの左右差を完全に解消させる期間のほか、撓みの左右差が完全に解消されないまでも或る程度撓みの左右差が解消する期間であっても良い。
この様にスキュー取りの際に用紙Pに生じた撓みの左右差を軽減させた結果、用紙Pの搬送時におけるスキューの発生を低減できる。
次に、ステップS13として制御部56は所定期間経過後に中間ローラー30の逆転を停止させる。そして、ステップS14として制御部56は中間ローラー30及び搬送ローラー対24を正転させる。また、中間ローラー30から離間していた中間従動ローラー32a、32bは中間ローラー30の正転に連動して、中間ローラー30と当接する。そして、中間ローラー30と中間従動ローラー32aとが用紙Pをニップする(図12参照)。
そして。ステップS15として中間ローラー対22及び搬送ローラー対24により記録ヘッド34と対向する領域に送られた用紙Pに対して記録ヘッド34により記録を実行する。その後、排出ローラー対28を正転させて記録が実行された用紙Pを装置前面側に排出する。以上が本実施例のプリンター10におけるスキュー取り動作の概要である。尚、本実施例では、媒体載置面40から用紙Pを給送する場合のスキュー取り動作について説明したが、媒体載置部14から用紙Pを給送する場合においても同様のスキュー取り動作が行われる。
<<<実施例の変更例>>>
(1)本実施例においてスイッチバック経路50及び開口54は用紙Pのスイッチバック動作のみを行うものとして構成したが、この構成に代えて、装置背面の開口54を入り口として用紙Pをスイッチバック経路50に差込み、第1用紙搬送経路P1に用紙Pを送り込む、手差し経路の一部として構成してもよい。
(2)本実施例において、中間ローラー対22は用紙Pの幅方向における中間位置をニップする構成としたが、この構成に代えて、幅方向において中間位置から左右方向いずれかにずれた位置で用紙Pをニップする構成であってもよい。
(3)本実施例において、中間ローラー対22は用紙Pの幅方向において1箇所をニップする構成としたが、この構成に代えて、中間ローラー対22は用紙Pの幅方向において複数個所ニップする構成であってもよい。
(4)本実施例において、給送ローラー42及び分離ローラー44は用紙Pの幅方向において1箇所をニップする構成としたが、この構成に代えて、用紙幅方向に給送ローラー42及び分離ローラー44を複数設けて、用紙Pの幅方向において複数個所ニップする構成であってもよい。
(5)本実施例においてスイッチバック経路50の装置背面側端部には開口54を設ける構成としたが、この構成に代えて、スイッチバック経路50の装置背面側端部に開口54を設けない構成としてもよい。
(6)本実施例において、第2用紙検出センサー62を給送経路46内に配置する構成としたが、この構成に代えて第2用紙検出センサー62を用紙Pの後端PEが給送経路46を抜けたことを確認できる位置、例えば合流点Aにおいて用紙Pの後端PEを検出できるように配置してもよい。
(7)本実施例において、中間従動ローラー32a、32bは、不図示の遊星歯車機構やカム機構等によって中間ローラー30の回転方向切り替えに応じて中間ローラー30に対して接離動作する様に構成されているが、この様な構成に限られず、例えばその他の構成要素の動作に連動して接離動作しても良く、或いは、専用の駆動源を用い、当該駆動源によって接離動作する様に構成されていても良い。
(1)本実施例においてスイッチバック経路50及び開口54は用紙Pのスイッチバック動作のみを行うものとして構成したが、この構成に代えて、装置背面の開口54を入り口として用紙Pをスイッチバック経路50に差込み、第1用紙搬送経路P1に用紙Pを送り込む、手差し経路の一部として構成してもよい。
(2)本実施例において、中間ローラー対22は用紙Pの幅方向における中間位置をニップする構成としたが、この構成に代えて、幅方向において中間位置から左右方向いずれかにずれた位置で用紙Pをニップする構成であってもよい。
(3)本実施例において、中間ローラー対22は用紙Pの幅方向において1箇所をニップする構成としたが、この構成に代えて、中間ローラー対22は用紙Pの幅方向において複数個所ニップする構成であってもよい。
(4)本実施例において、給送ローラー42及び分離ローラー44は用紙Pの幅方向において1箇所をニップする構成としたが、この構成に代えて、用紙幅方向に給送ローラー42及び分離ローラー44を複数設けて、用紙Pの幅方向において複数個所ニップする構成であってもよい。
(5)本実施例においてスイッチバック経路50の装置背面側端部には開口54を設ける構成としたが、この構成に代えて、スイッチバック経路50の装置背面側端部に開口54を設けない構成としてもよい。
(6)本実施例において、第2用紙検出センサー62を給送経路46内に配置する構成としたが、この構成に代えて第2用紙検出センサー62を用紙Pの後端PEが給送経路46を抜けたことを確認できる位置、例えば合流点Aにおいて用紙Pの後端PEを検出できるように配置してもよい。
(7)本実施例において、中間従動ローラー32a、32bは、不図示の遊星歯車機構やカム機構等によって中間ローラー30の回転方向切り替えに応じて中間ローラー30に対して接離動作する様に構成されているが、この様な構成に限られず、例えばその他の構成要素の動作に連動して接離動作しても良く、或いは、専用の駆動源を用い、当該駆動源によって接離動作する様に構成されていても良い。
上記説明をまとめると、プリンター10は、用紙Pをセットする媒体載置面40と、媒体載置面40から用紙Pを送り出す給送ローラー42と、給送ローラー42の下流側に設けられた、用紙Pをニップして搬送する搬送ローラー対24と、用紙Pの給送経路において搬送ローラー対24と給送ローラー42との間に設けられた、用紙Pをニップして搬送する中間ローラー対22とを備えている。媒体載置面40にセット可能な用紙Pのうち所定サイズの用紙Pの長さは、給送ローラー42から搬送ローラー対24に至る給送経路長より長く、給送ローラー42と中間ローラー対22との間には、用紙Pを上流側方向に逆送りするスイッチバック搬送を実行した際に所定サイズの用紙Pの後端PEを給送ローラー42に向かう経路とは別の経路であるスイッチバック経路50へと誘うフラップ部材48が設けられている。そして、所定サイズの用紙Pがスイッチバック経路50に誘導された状態において、当該所定サイズの用紙Pの先端PFを搬送ローラー対24に倣わせるスキュー取り動作を行う際、当該所定サイズの用紙Pは搬送ローラー対24の上流側において少なくとも中間ローラー対22にのみニップされる。
上記構成によれば、当該所定サイズの用紙Pの先端PFを搬送ローラー対24に倣わせるスキュー取り動作を行う際、当該所定サイズの用紙Pは搬送ローラー対24の上流側において少なくとも中間ローラー対22にのみニップされるので、用紙Pにおいて搬送ローラー対24に突き当たった用紙Pの先端PFを中心とした回転がし易くなり、用紙Pにおけるスキュー取り能力を向上させることができる。
また、所定サイズの用紙Pは、スキュー取り動作の後、記録動作が完了するまでの間、搬送ローラー対24の上流側において少なくとも中間ローラー対22にのみニップされる。
この構成によれば、用紙Pにおける記録動作において用紙Pの搬送に伴うスキューが発生することを抑制できる。その結果、用紙Pにおける記録品質の低下を抑制できる。
この構成によれば、用紙Pにおける記録動作において用紙Pの搬送に伴うスキューが発生することを抑制できる。その結果、用紙Pにおける記録品質の低下を抑制できる。
また、中間ローラー対22は、スイッチバック搬送の際、用紙Pのニップを解除可能に構成されている。
この構成によれば、用紙Pのスイッチバック搬送時に用紙Pのニップを解除することにより用紙Pの搬送経路において斜行が発生することを抑制できる。
この構成によれば、用紙Pのスイッチバック搬送時に用紙Pのニップを解除することにより用紙Pの搬送経路において斜行が発生することを抑制できる。
また、本実施例におけるスキュー取り動作において搬送ローラー対24と中間ローラー対22との間で所定サイズの用紙Pに撓みを形成し、中間ローラー対22は、スキュー取り動作の後、所定期間用紙Pのニップを解除した後、再度用紙Pをニップする。
上記構成によれば、スキュー取り動作において所定サイズの用紙Pに形成された撓みにより用紙Pの先端PFが搬送ローラー対24に突き当てられ、用紙Pの先端PFが搬送ローラー対24に倣うのでスキューが低減される。そして、中間ローラー対22は、スキュー取り動作の後、所定期間用紙Pのニップを解除した後、再度用紙Pをニップするので、用紙Pにおいて搬送方向と交差する方向である用紙Pの幅方向における撓みの差を小さくすることができ、前記スキュー取り動作後におけるスキューの発生を低減できる。
また、中間ローラー対22は、用紙Pの幅方向における一箇所の位置をニップする。
この構成によれば、用紙Pのスキュー取り動作時において搬送ローラー対24に突き当たった用紙Pの先端PFを中心とする用紙Pの回転を容易にできる。その結果、用紙Pにおけるスキュー取り動作において用紙Pの先端PFが搬送ローラー対24に対して倣い易くなるので、スキュー取り能力を向上させることができる。
この構成によれば、用紙Pのスキュー取り動作時において搬送ローラー対24に突き当たった用紙Pの先端PFを中心とする用紙Pの回転を容易にできる。その結果、用紙Pにおけるスキュー取り動作において用紙Pの先端PFが搬送ローラー対24に対して倣い易くなるので、スキュー取り能力を向上させることができる。
また、中間ローラー対22は、用紙Pの幅方向における中間位置をニップする。
この構成によれば、用紙Pの幅方向における中間位置を支点に当該用紙Pを回転させることができ、用紙Pにおけるスキューをより確実に低減できる。
この構成によれば、用紙Pの幅方向における中間位置を支点に当該用紙Pを回転させることができ、用紙Pにおけるスキューをより確実に低減できる。
また、本実施例におけるプリンター10は、装置高さ方向において中間ローラー対22の下方側にあり、用紙Pを水平姿勢で保持する媒体載置部14と、該媒体載置部14から送り出された用紙Pを中間ローラー対22により湾曲反転させる反転経路33とを備えている。媒体載置面40は用紙Pを傾斜姿勢で保持し、反転経路33は媒体載置面40から送られる用紙Pの給送経路46と合流する。
また、本実施例においてフラップ部材48は、反転経路33と給送経路46との合流点Aに対応する位置に設けられるとともに、反転経路33の一部を構成している。
この構成によれば、フラップ部材48は反転経路33の一部を構成するので、装置の構成を簡素化することができる。
この構成によれば、フラップ部材48は反転経路33の一部を構成するので、装置の構成を簡素化することができる。
また、本実施例のプリンター10において装置背面には開口54が設けられ、スイッチバック経路50はフラップ部材48から開口54まで延び、用紙Pがスイッチバック経路50に誘導された際、用紙Pの長さ及び用紙Pの上流側方向への逆送り量に応じて用紙Pの後端PEが開口54から突出する。
上記構成によれば、用紙Pがスイッチバック経路50に誘導された際、用紙Pの長さ及び用紙Pの上流側方向への逆送り量に応じて用紙Pの後端PEが開口54から突出するので、スイッチバック経路50におけるスキュー動作が遮られることがない。したがって、用紙Pの長さが長い場合、あるいは用紙Pの逆送り量が大きい場合でもスキュー取りが可能となり、プリンター10の利便性を向上させることができる。
また、スイッチバック経路50は、装置後方側から用紙Pを手差し給送する際の手差し給送経路の一部を構成する。
この構成によれば、スイッチバック経路50は、装置後方側から用紙Pを手差し給送する際の手差し給送経路の一部を構成するので、装置の構成を簡素化することができる。
この構成によれば、スイッチバック経路50は、装置後方側から用紙Pを手差し給送する際の手差し給送経路の一部を構成するので、装置の構成を簡素化することができる。
また、給送ローラー42は、全周に渡って用紙Pと接触可能な円形状を成している。
この構成によれば、給送ローラー42の回転した数に応じて用紙Pの搬送量を制御できる。これにより、給送ローラー42を小型化することができ、ひいてはプリンター10のサイズを小型化できる。
この構成によれば、給送ローラー42の回転した数に応じて用紙Pの搬送量を制御できる。これにより、給送ローラー42を小型化することができ、ひいてはプリンター10のサイズを小型化できる。
また、本実施形態では本発明に係るスイッチバック経路50を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 プリンター、12 装置本体、14 媒体載置部、16 下段側トレイ、
18 上段側トレイ、20 ピックアップローラー、22 中間ローラー対、
24 搬送ローラー対、24a 搬送ローラー、24b 搬送従動ローラー、
26 キャリッジ、28 排出ローラー対、28a 排出ローラー、
28b 排出従動ローラー、30 中間ローラー、
32a、32b、32c、32d 中間従動ローラー、33 反転経路、
34 記録ヘッド、36 プラテン、38 背面媒体給送部、40 媒体載置面、
42 給送ローラー、44 分離ローラー、46 給送経路、48 フラップ部材、
48a 第1案内面、48b 開口部、48c 第2案内面、50 スイッチバック経路、
52 回動軸、54 開口、56 制御部、58 操作入力手段、
60 第1用紙検出センサー、62 第2用紙検出センサー、A 合流点、Fd 搬送量、P 用紙、P1 第1用紙搬送経路、P2 第2用紙搬送経路、PE 後端、PF 先端、
S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9、S10、S11、S12、
S13、S14、S15 ステップ
18 上段側トレイ、20 ピックアップローラー、22 中間ローラー対、
24 搬送ローラー対、24a 搬送ローラー、24b 搬送従動ローラー、
26 キャリッジ、28 排出ローラー対、28a 排出ローラー、
28b 排出従動ローラー、30 中間ローラー、
32a、32b、32c、32d 中間従動ローラー、33 反転経路、
34 記録ヘッド、36 プラテン、38 背面媒体給送部、40 媒体載置面、
42 給送ローラー、44 分離ローラー、46 給送経路、48 フラップ部材、
48a 第1案内面、48b 開口部、48c 第2案内面、50 スイッチバック経路、
52 回動軸、54 開口、56 制御部、58 操作入力手段、
60 第1用紙検出センサー、62 第2用紙検出センサー、A 合流点、Fd 搬送量、P 用紙、P1 第1用紙搬送経路、P2 第2用紙搬送経路、PE 後端、PF 先端、
S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9、S10、S11、S12、
S13、S14、S15 ステップ
Claims (11)
- 被記録媒体をセットするセット部と、
前記セット部から被記録媒体を送り出す給送ローラーと、
前記給送ローラーの下流側に設けられた、被記録媒体をニップして搬送する搬送ローラー対と、
被記録媒体の給送経路において前記搬送ローラー対と前記給送ローラーとの間に設けられた、被記録媒体をニップして搬送する中間ローラー対と、を備え、
前記セット部にセット可能な被記録媒体のうち所定サイズの被記録媒体の長さは、前記給送ローラーから前記搬送ローラー対に至る給送経路長より長く、
前記給送ローラーと前記中間ローラー対との間には、被記録媒体を上流側方向に逆送りするスイッチバック搬送を実行した際に前記所定サイズの被記録媒体の後端を前記給送ローラーに向かう経路とは別の経路であるスイッチバック経路へと誘う誘導部が設けられ、
前記所定サイズの被記録媒体が前記スイッチバック経路に誘導された状態において、当該所定サイズの被記録媒体の先端を前記搬送ローラー対に倣わせるスキュー取り動作を行う際、当該所定サイズの被記録媒体は前記搬送ローラー対の上流側において少なくとも前記中間ローラー対にのみニップされる、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記所定サイズの被記録媒体は、前記スキュー取り動作の後、記録動作が完了するまでの間、前記搬送ローラー対の上流側において少なくとも前記中間ローラー対にのみニップされる、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記中間ローラー対は、前記スイッチバック搬送の際、被記録媒体のニップを解除可能に構成されている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記スキュー取り動作において前記搬送ローラー対と前記中間ローラー対との間で前記所定サイズの被記録媒体に撓みを形成し、
前記中間ローラー対は、前記スキュー取り動作の後、所定期間被記録媒体のニップを解除した後、再度被記録媒体をニップする、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記中間ローラー対は、被記録媒体の幅方向における一箇所の位置をニップする、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置において、前記中間ローラー対は、被記録媒体の幅方向における中間位置をニップする、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、装置高さ方向において前記中間ローラー対の下方側にあり、被記録媒体を水平姿勢で保持する媒体載置部と、
前記媒体載置部から送り出された被記録媒体を前記中間ローラー対により湾曲反転させる反転経路と、
を備え、
前記セット部は被記録媒体を傾斜姿勢で保持し、
前記反転経路は前記セット部から送られる被記録媒体の給送経路と合流する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項7に記載の記録装置において、前記誘導部は、前記反転経路と前記給送経路との合流点に対応する位置に設けられるとともに、前記反転経路の一部を構成する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項7または請求項8に記載の記録装置において、装置背面には開口が設けられ、
前記スイッチバック経路は前記誘導部から前記開口まで延び、
被記録媒体が前記スイッチバック経路に誘導された際、被記録媒体の長さ及び被記録媒体の上流側方向への逆送り量に応じて被記録媒体の後端が前記開口から突出する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の記録装置において、前記スイッチバック経路は、装置後方側から被記録媒体を手差し給送する際の手差し給送経路の一部を構成する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の記録装置において、前記給送ローラーは、全周に渡って被記録媒体と接触可能な円形状を成す、
ことを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015155771A JP2017030966A (ja) | 2015-08-06 | 2015-08-06 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015155771A JP2017030966A (ja) | 2015-08-06 | 2015-08-06 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017030966A true JP2017030966A (ja) | 2017-02-09 |
Family
ID=57987574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015155771A Pending JP2017030966A (ja) | 2015-08-06 | 2015-08-06 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017030966A (ja) |
-
2015
- 2015-08-06 JP JP2015155771A patent/JP2017030966A/ja active Pending
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