JP2018134854A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体を傾斜姿勢で支持する媒体支持部を有する背面給送ユニットと、媒体を反転させる媒体反転ユニットと、を備える記録装置において、より一層の小型化を図ることにある。
【解決手段】記録装置は、給送ローラーと、媒体を傾斜姿勢で支持し、媒体を給送ローラーに対して押し上げる第1状態と媒体を給送ローラーから離間させる第2状態とを切り換える媒体支持部を備えた、装置背面側に設けられる背面給送ユニットと、媒体支持部の下側に設けられ、媒体を反転させる反転ローラーを備えた媒体反転ユニットとを備え、背面給送ユニットの背面側の少なくとも一部は、反転ローラーまわりの媒体搬送経路を形成し、背面給送ユニットは反転ローラーとの間で媒体をニップする従動ローラーを備え、従動ローラーの少なくとも一部は媒体支持部が第2状態にある際に媒体支持部の背面側に形成されたローラー配置空間に入り込む。
【選択図】図2

Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
ファクシミリやプリンター等に代表される記録装置においては、特許文献1に示される様に、片面に記録する場合のUターンパスと、両面に記録する場合のUターンパスとを同一の経路で行う構成を採用するものがある。
また特許文献2に示される様に、シートを後傾姿勢に支持するシート供給装置の背面側に、両面に記録する為にシートを反転させる反転用搬送路を備えたものもある。シート供給装置から供給されて記録が行われたシートは、上記反転用搬送路に送られ、反転されて記録が行われる。
特開2009−184801号公報 特開2008−297128号公報
記録装置では、用紙給送経路として例えば二つの用紙給送経路を備える場合がある。具体的には、装置底部に設けられた給紙カセットからの用紙給送経路と、装置後方側から記録用紙を斜め方向に差し入れる用紙給送経路とを備える構成である。特許文献1に記載の記録装置も、その一例である。
上記の様な記録装置では、装置が大型化し易く、より一層の小型化が望まれる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑み成されたものであり、その目的は、媒体を傾斜姿勢で支持する媒体支持部を有する背面給送ユニットと、媒体を反転させる媒体反転ユニットと、を備える記録装置において、より一層の小型化を図ることにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体を給送する給送ローラーと、媒体を傾斜姿勢で支持するとともに支持した媒体を前記給送ローラーに対して押し上げる第1状態と支持した媒体を前記給送ローラーから離間させる第2状態とを切り換える媒体支持部を備えた、装置背面側に設けられる背面給送ユニットと、前記媒体支持部の下側に設けられ、媒体を反転させる反転ローラーを備えた媒体反転ユニットと、を備え、前記背面給送ユニットの背面側の少なくとも一部は、前記反転ローラーまわりの媒体搬送経路を形成しており、前記背面給送ユニットは、前記反転ローラーとの間で媒体をニップする従動ローラーを備え、前記従動ローラーの少なくとも一部は、前記媒体支持部が前記第2状態にある際に、当該媒体支持部の背面側に形成されたローラー配置空間に入り込むことを特徴とする。
本態様によれば、前記背面給送ユニットは、前記反転ローラーとの間で媒体をニップする従動ローラーを備え、前記従動ローラーの少なくとも一部は、前記媒体支持部が前記第2状態にある際に、当該媒体支持部の背面側に形成されたローラー配置空間に入り込むので、前記従動ローラーの少なくとも一部が前記ローラー配置空間に入り込むことで、前記背面給送ユニット及び前記媒体反転ユニットの、両者の配置位置を近づけることができ、装置の小型化を図ることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記反転ローラー及び前記従動ローラーは、装置奥行き方向において前記媒体支持部の占有領域内に収められていることを特徴とする。
本態様によれば、前記反転ローラー及び前記従動ローラーは、装置奥行き方向において前記媒体支持部の占有領域内に収められているので、装置の奥行き方向寸法を抑制できる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記反転ローラー及び前記従動ローラーは、装置高さ方向において前記媒体支持部の少なくとも一部とオーバーラップしていることを特徴とする。
本態様によれば、前記反転ローラー及び前記従動ローラーは、装置高さ方向において前記媒体支持部の少なくとも一部とオーバーラップしているので、装置の高さ方向寸法を抑制できる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記媒体支持部とともに前記背面給送ユニットにセットされる媒体を支持する補助トレイを備え、前記補助トレイは、装置背面側に収納される収納状態と、前記収納状態から上方に引き出され、前記媒体支持部が媒体を支持する支持面を延長する使用状態と、を切り換え可能に設けられ、前記反転ローラー及び前記従動ローラーは、装置奥行き方向において、前記収納状態にある前記補助トレイと、前記媒体支持部と、の間に位置していることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体支持部と前記補助トレイとの間のスペースを利用して前記反転ローラー及び前記従動ローラーを配置することで、装置の小型化を図ることができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記反転ローラーまわりの媒体搬送経路において前記従動ローラーより上流側に、前記反転ローラーとの間で媒体をニップする上流ローラーを備え、前記上流ローラーは、装置奥行き方向において前記反転ローラーの占有領域内に収められていることを特徴とする。
本態様によれば、前記反転ローラーまわりの媒体搬送経路において前記従動ローラーより上流側に、前記反転ローラーとの間で媒体をニップする上流ローラーを備え、前記上流ローラーは、装置奥行き方向において前記反転ローラーの占有領域内に収められているので、前記上流ローラーを備える構成において、装置の奥行き方向寸法を抑制できる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記背面給送ユニットは、前記給送ローラーとの間で媒体をニップして分離する分離ローラーと、前記給送ローラーと前記分離ローラーとによって分離された媒体を上流側に戻す媒体戻し部材と、前記媒体戻し部材の配置領域と、前記反転ローラーから下流の媒体搬送経路と、の間に位置して前記媒体戻し部材の配置領域を覆うとともに、前記反転ローラーから下流の媒体搬送経路を形成するカバー部材とを備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体戻し部材の配置領域を覆うカバー部材が、前記反転ローラーから下流の媒体搬送経路を形成する機能を担うので、部品点数の増加を抑制して低コスト化を図ることができる。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記背面給送ユニットは、前記分離ローラーを支持するローラー支持部材を備え、前記ローラー支持部材は、前記分離ローラーの配置領域と、前記反転ローラーから下流の媒体搬送経路と、の間に位置して前記分離ローラーの配置領域を覆うとともに、前記反転ローラーから下流の媒体搬送経路を形成することを特徴とする。
本態様によれば、前記分離ローラーを支持するローラー支持部材が、前記反転ローラーから下流の媒体搬送経路を形成する機能を担うので、部品点数の増加を抑制して低コスト化を図ることができる。
本発明の第8の態様は、第7の態様において、媒体に記録を行う記録部と、前記記録部に向けて媒体を搬送する搬送手段と、を備え、媒体の両面に記録を行う場合、前記媒体支持部から給送された媒体は前記記録部により記録が行われた後、記録が行われる際の搬送方向とは逆方向に搬送されて前記媒体反転ユニットに入り、前記背面給送ユニットの背面の一部により形成される搬送経路を通って前記搬送手段に送られることを特徴とする。
本態様によれば、前記背面給送ユニットの背面の一部が、前記媒体反転ユニットを通って前記搬送手段に送られる媒体の搬送経路を形成するので、部品点数の削減と装置の大型化を抑制することができる。
本発明の第9の態様は、第8の態様において、前記記録部により記録が行われた後、記録が行われる際の搬送方向とは逆方向に搬送される媒体は、前記ローラー支持部材の下側を通って前記媒体反転ユニットに入り、再び前記ローラー支持部材の下側を通って前記搬送手段に送られることを特徴とする。
本態様によれば、前記ローラー支持部材が、前記媒体反転ユニットを通って反転される媒体の搬送経路を形成する構成となる為、部品点数の削減と装置の大型化を抑制することができる。
本発明の第10の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録部と、前記記録部に向けて媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段に向けて媒体を給送する給送ローラーと、前記給送ローラーによって給送される媒体を傾斜姿勢で支持する媒体支持部を備えた、装置背面側に設けられる背面給送ユニットと、前記媒体支持部の下側に設けられ、媒体を湾曲させて反転させる湾曲経路を備えた媒体反転ユニットと、を備え、媒体の両面に記録を行う場合、前記媒体支持部から給送された媒体は前記記録部により記録が行われた後、記録が行われる際の搬送方向とは逆方向に搬送されて前記湾曲経路に入り、前記背面給送ユニットの背面の一部により形成される搬送経路を通って前記搬送手段に送られることを特徴とする。
本態様によれば、前記背面給送ユニットの背面の一部が、前記媒体反転ユニットを通って前記搬送手段に送られる媒体の搬送経路を形成するので、部品点数の削減と装置の大型化を抑制することができる。
本発明の第11の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録部と、前記記録部に向けて媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段に向けて媒体を給送する給送ローラーと、前記給送ローラーによって給送される媒体を傾斜姿勢で支持する媒体支持部を備えた、装置背面側に設けられる背面給送ユニットと、媒体を傾斜姿勢で支持するとともに支持した媒体を前記給送ローラーに対して押し上げる第1状態と支持した媒体を前記給送ローラーから離間させる第2状態とを切り換える媒体支持部を備えた、装置背面側に設けられる背面給送ユニットと、前記媒体支持部の下側に設けられ、媒体を湾曲させて反転させる湾曲経路を備えた媒体反転ユニットと、を備え、前記背面給送ユニットは、前記給送ローラーとの間で媒体をニップして分離する分離ローラーと、前記分離ローラーを支持するローラー支持部材と、を備え、媒体の両面に記録を行う場合、前記媒体支持部から給送された媒体は前記記録部により記録が行われた後、記録が行われる際の搬送方向とは逆方向に搬送されて前記ローラー支持部材の下側を通って前記湾曲経路に入り、再び前記ローラー支持部材の下側を通って前記搬送手段に送られる、
ことを特徴とする
本態様によれば、前記ローラー支持部材が、前記媒体反転ユニットを通って反転される媒体の搬送経路を形成する構成となる為、部品点数の削減と装置の大型化を抑制することができる。
本発明の第12の態様は、第11の態様において、前記湾曲経路の出口と、前記ローラー支持部材の下側と、の間の媒体搬送経路に、媒体の撓みを形成可能な空間が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記湾曲経路の出口と、前記ローラー支持部材の下側と、の間の媒体搬送経路に、媒体の撓みを形成可能な空間が設けられているので、前記搬送手段の上流側で斜行(スキュー)矯正の為の撓みを適切に形成することができる。
本発明の第13の態様は、第1から第12の態様のいずれかにおいて、前記媒体反転ユニットは、装置本体に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体反転ユニットは、装置本体に対して着脱可能に構成されているので、紙ジャムが生じた場合のジャム処理作業が容易となる。
本実施例に係るプリンターの外観斜視図。 図1におけるA−A線において媒体支持部が第2状態であるときの断面図。 本実施例に係るプリンターの背面図。 プリンターから媒体反転ユニットを取り外した状態を示す図。 プリンターから媒体反転ユニットを取り外して補助トレイを収納した状態を示す図。 背面給送ユニットと媒体反転ユニットとの関係を示す図。 媒体反転ユニットの正面図。 背面給送ユニットにおけるカバー部材を示す斜視図。 分離ローラー、媒体戻しレバー及びカバー部材の関係を示す斜視図。 装置背面側に設けられた給送口カバーと媒体支持部に支持された媒体との関係を示す側面図。 補助トレイの収納状態及び給送口カバーを閉じた状態におけるプリンターの側面図。 媒体支持部と従動ローラーとの関係を示す模式図。 媒体支持部の変更例を示す模式図。 図1におけるA−A線において媒体支持部が第1状態であるときの断面図。 媒体反転ユニットと搬送ローラー対との間の媒体搬送経路を示す側断面図。 媒体反転ユニットと搬送ローラー対との間の媒体搬送経路を示す側断面図。 媒体反転ユニットと搬送ローラー対との間の媒体搬送経路を示す側断面図。 媒体反転ユニットと搬送ローラー対との間の媒体搬送経路を示す側断面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本実施例に係るプリンターの外観斜視図であり、図2は図1におけるA−A線において媒体支持部が第2状態であるときの断面図であり、図3は本実施例に係るプリンターの背面図であり、図4はプリンターから媒体反転ユニットを取り外した状態を示す図であり、図5はプリンターから媒体反転ユニットを取り外して補助トレイを収納した状態を示す図であり、図6は背面給送ユニットと媒体反転ユニットとの関係を示す図である。
図7は媒体反転ユニットの正面図であり、図8は背面給送ユニットにおけるカバー部材を示す斜視図であり、図9は分離ローラー、媒体戻しレバー及びカバー部材の関係を示す斜視図であり、図10は装置背面側に設けられた給送口カバーと媒体支持部に支持された媒体との関係を示す側面図であり、図11は補助トレイの収納状態及び給送口カバーを閉じた状態におけるプリンターの側面図であり、図12は媒体支持部と従動ローラーとの関係を示す模式図であり、図13は媒体支持部の変更例を示す模式図であり、図14は図1におけるA−A線において媒体支持部が第1状態であるときの断面図である。
更に、図15〜図18は、媒体反転ユニットと搬送ローラー対との間の媒体搬送経路を示す側断面図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録媒体の幅方向、すなわち装置幅方向を示し、Y方向が記録装置内の搬送経路における記録媒体の搬送方向、すなわち装置奥行き方向を示し、Z方向が装置高さ方向を示している。
■■■第1の実施例■■■■
<<<プリンターの概要>>>
図1を参照して、プリンター10の全体構成について説明する。プリンター10は、記録装置の一例として、インクジェットプリンターとして構成されている。プリンター10は、装置本体12と、スキャナーユニット14とを備える複合機として構成されている。
本実施例において、スキャナーユニット14は、装置本体12の装置奥行き方向背面側端部に回動可能に接続されており、図示しないがスキャナーユニット14を装置背面側に回動させることで、装置本体12の上部を露呈させるように構成されている。また、スキャナーユニット14の上部にはカバー16がスキャナーユニット14に対して回動可能に取り付けられている。そして、カバー16をスキャナーユニット14に回動させることで、スキャナーユニット14に設けられた原稿載置面(不図示)を露出させることができ、原稿載置面に原稿をセットすることができる。
また、プリンター10の装置奥行き方向背面側端部には給送口カバー18が装置本体12に対して回動可能に設けられている。給送口カバー18は、閉じた状態(図1及び図11参照)と開いた状態(図10参照)とを取り得る。給送口カバー18を開いた状態とすることで、装置本体12内部への媒体の供給が可能となる。また、給送口カバーが閉じた状態では、スキャナーユニット14のカバー16と面一となるように構成されている。これにより、プリンター10の天面をフラットにすることができ、デザイン性に優れたものとなる。
次に、装置本体12の構成について説明する。装置本体12の装置奥行き方向前面側には、装置本体12に対して回動可能な操作パネル20が設けられている。操作パネル20には、表示パネル等の表示部及び複数の操作ボタンが設けられている。また、操作パネル20は、装置本体12に対して閉じた状態(図1参照)と、装置本体12に対して開いた状態(不図示)とを切換可能である。
さらに、装置本体12の装置奥行き方向前面側において、操作パネル20の装置高さ方向下方には排出口22が設けられている。また、装置本体12において操作パネル20の装置奥行き方向背面側には、キャリッジ24(二点鎖線部参照)が設けられている。キャリッジ24は、不図示の駆動手段により装置本体12内において装置幅方向に往復動可能に構成されている。そして、キャリッジ24の下部には、媒体に記録を行う記録部の一例である記録ヘッド26が設けられている。
そして、記録ヘッド26の下面には、複数のインク吐出ノズル(不図示)が形成されている。そして、記録ヘッド26の下方側において記録ヘッド26と対向する領域に媒体が搬送されると、インク吐出ノズルからインクを吐出して媒体に記録を行う。
<<<媒体の搬送経路について>>>
さらに図2及び図14を参照して、媒体の搬送経路について説明する。装置奥行き方向において装置本体12の背面側には、背面給送ユニット28と、媒体反転ユニット30とが設けられている。背面給送ユニット28は、媒体支持部32と、給送ローラー34と、分離ローラー36とを備えている。また、媒体反転ユニット30は、反転ローラー38と、従動ローラー40と、搬送方向において従動ローラー40の上流側に配置された上流ローラー42と、補助トレイ44とを備えている。
媒体支持部32は、支持面32aに媒体をセットすることで、媒体Pを傾斜姿勢で支持する。媒体支持部32は、傾斜姿勢で支持した媒体Pを給送ローラー34に対して押し上げた第1状態(図14参照)と、支持した媒体Pを給送ローラー34から離間させる第2状態(図2参照)とを切り換え可能に構成されている。より具体的には、媒体支持部32は、一例として媒体支持部32の搬送方向上流側端部32bを支点として搬送方向下流側端部32cが揺動可能なホッパーとして構成されている。媒体支持部32の搬送方向下流側端部32cにおいて、媒体支持部32の背面側には媒体支持部32を給送ローラー34に向けて付勢する付勢手段35(図6も参照)が設けられている。付勢手段35は、一例としてコイルばねとして構成されている。
補助トレイ44は、後述するが収納状態と使用状態とを切換可能に構成されており、使用状態において、支持面32aを延長して媒体Pを傾斜姿勢で支持可能に構成されている。給送ローラー34は、装置本体12内に設けられた駆動源(不図示)からの駆動力を受けて、回転駆動するように構成されている。また、装置高さ方向において給送ローラー34の下方側には分離ローラー36が配置されている。
そして、図14に示すように媒体支持部32が第1状態となると、媒体支持部32に支持された媒体Pは、給送ローラー34と分離ローラー36とにニップされて、媒体給送方向下流側に設けられた「搬送手段」の一例である搬送ローラー対46に向けて搬送される。搬送ローラー対46は、搬送駆動ローラー46aと、搬送従動ローラー46bとを備えている。本実施例において、搬送駆動ローラー46aは、不図示の駆動源により回転駆動させられる。また、搬送従動ローラー46bは、搬送駆動ローラー46aに対して従動回転するように構成されている。
尚、搬送従動ローラー46bは、ローラー支持部材47に設けられている。ローラー支持部材47は、媒体支持部32から搬送ローラー対46に向かう媒体の搬送経路を形成する。
そして、搬送ローラー対46は、媒体Pを給送方向下流側の記録ヘッド26と対向する領域に送る。記録ヘッド26と対向する領域に送られた媒体Pは、記録ヘッド26により記録が行われた後、排出口22より装置前面側に排出される。尚、図2及び図14において符号P1が付された一点鎖線は、装置本体12内において媒体支持部32から給送方向下流側に送り出された媒体Pの経路を示している。
また、媒体Pの両面に記録を行う場合には、媒体支持部32から記録ヘッド26に対向する領域に媒体Pを送り、媒体Pの第1面に記録を行った後、搬送駆動ローラー46aを逆回転させて、媒体Pの後端を先頭にして媒体反転ユニット30に向けて搬送する。
符号P2が付された二点鎖線に示すように、媒体反転ユニット30に向けて搬送された媒体Pは、反転ローラー38と、その周囲に配置された上流ローラー42及び従動ローラー40に順次ニップされて搬送される。そして、媒体Pは、反転ローラー38に反転させられて、再度搬送ローラー対46に向けて送られる。
即ち媒体反転ユニット30は、媒体Pを湾曲させて反転させる湾曲経路を備えており、この湾曲経路の内側は、本実施形態では反転ローラー38によって形成される。但し、湾曲経路の内側を、反転ローラー30に代えて、ガイド部材で形成しても良い。
そして、媒体Pは、搬送ローラー対46により記録ヘッド26と対向する領域に送られ、記録ヘッド26により媒体Pの第2面(第1面と反対側の面)に記録が行われた後、排出口22(図1参照)より装置奥行き方向前面側に排出される。尚、図2及び図14における二点鎖線P2は、媒体反転ユニット30において反転ローラー38に沿って搬送される媒体Pの経路を示している。
<<<媒体反転ユニットの構成について>>>
更に、図3ないし図11を参照して、背面給送ユニット28及び媒体反転ユニット30の構成について詳説する。最初に、媒体反転ユニット30の構成について説明する。図4ないし図6に示すように、媒体反転ユニット30は、装置本体12に対して着脱可能に構成されている。図4を参照するに、媒体反転ユニット30は、背面側端部30aと、反転経路部30bとを備えている。媒体反転ユニット30の背面側端部30aは、図3に示すように装置本体12に媒体反転ユニット30を装着した状態において装置本体12の背面側の外観の一部を構成する。
また、図4に示すように背面側端部30aには、一対のロック手段48が設けられている。ロック手段48は、装置本体12に媒体反転ユニット30が装着された状態において媒体反転ユニット30を装置本体12にロックするロック状態と、装置本体12に対する媒体反転ユニット30のロック状態を解除するロック解除状態とを切換可能に構成されている。また、ロック手段48には、ロック解除レバー48aが設けられている。ロック解除レバー48aは、図3に示すように背面側端部30aにおいて装置奥行き方向背面側に露呈するように配置されている。
本実施例において、装置本体12に媒体反転ユニット30が装着された状態において一対のロック解除レバー48aを相寄る方向、すなわち装置幅方向における中心方向に向けて押圧すると、装置本体12に対するロック手段48のロック状態、すなわち媒体反転ユニット30のロック状態が解除され、装置本体12から媒体反転ユニット30の取り外しが可能となる。
また、反転経路部30b(図4ないし図6参照)は、媒体反転ユニット30において背面側端部30aの装置奥行き方向前面側に設けられている。図6に示すように反転経路部30bには、反転ローラー38が設けられている。反転経路部30bにおいて反転ローラー38は、図7に示すように装置幅方向中央部分に配置されている。また、反転経路部30bの装置幅方向右方端部には駆動ギア50(図4、図5及び図7参照)が回転可能に取り付けられている。そして、駆動ギア50には不図示の駆動軸が設けられ、当該駆動軸は装置幅方向左方に延びている。そして、駆動軸(不図示)の装置幅方向左端部に反転ローラー38が取り付けられている。そして、媒体反転ユニット30が装置本体12に装着されると、装置本体12内に設けられた駆動手段が、駆動ギア50を回転駆動させ、ひいては反転ローラー38を回転駆動させる。
また、図2及び図6を参照するに、反転経路部30bにおいて、反転ローラー38の下方には、反転ローラー38と対向するように下部経路形成部材52が設けられている。また、反転ローラー38の上方には、反転ローラー38と対向するように上部経路形成部材54が設けられている。
そして、下部経路形成部材52及び上部経路形成部材54は、反転ローラー38の周りを覆って、反転経路部30bにおける媒体搬送経路56(図2及び図6参照)、すなわち反転経路において反転ローラー38周りの搬送経路の一部を構成する。また、下部経路形成部材52には、上流ローラー42が回転可能に取り付けられている。上流ローラー42は、反転ローラー38に対して従動回転可能に構成されている。そして、図2に示すように、上流ローラー42は、装置奥行き方向において反転ローラー38の占有領域内に収められるように、すなわち装置高さ方向において反転ローラー38の下方に位置するように下部経路形成部材52に配置されている。
また、反転経路部30bの装置奥行き方向前面側には、装置高さ方向下方側かつ装置奥行き方向前方側に向けて延びる傾斜面58(図4ないし図6参照)が設けられている。図2に示すように傾斜面58は、媒体反転ユニット30が装置本体12に取り付けられた状態において媒体搬送経路56の経路の一部を構成している。
また、媒体反転ユニット30の背面側端部30aには補助トレイ44(図3ないし図7参照)が設けられている。補助トレイ44は、図5及び図7に示すように、背面側端部30aの装置奥行き方向前面側に収納された収納状態と、図3及び図4に示すように、収納状態から装置高さ方向上方側に引き出されて装置奥行き方向背面側に傾斜した使用状態とを切換可能に構成されている。装置本体12に媒体反転ユニット30が装着された状態において補助トレイ44を使用状態とすると、図2に示すように補助トレイ44は、媒体支持部32の支持面32aの給送方向上流側において媒体Pを傾斜姿勢で支持する姿勢となる。これにより、媒体Pの給送方向において補助トレイ44は支持面32aとともに媒体Pを支持することができるので、媒体支持部32の支持面32aの長さよりも長い媒体であっても媒体支持部32にセットすることができる。
また、図2及び図4を参照するに背面側端部30aの装置奥行き方向前面側には、装置高さ方向に延びる溝部60が設けられている。溝部60は、装置幅方向に間隔をおいて互いに対向するように配置されている。また、溝部60の上端には保持部60a(図2参照)が設けられている。そして、補助トレイ44の下端部には、回動軸44a(図2及び図7参照)が設けられている。補助トレイ44の回動軸44aは、溝部60内を移動可能に構成されている。
補助トレイ44が背面側端部30aにおいて装置奥行き方向背面側に傾斜した状態である使用状態(図2参照)において補助トレイ44の回動軸44aは保持部60aと係合した状態にある。これにより、補助トレイ44の傾斜姿勢が保持部60aにより保持される。そして、補助トレイ44を傾斜した状態(使用状態)から装置奥行き方向前面側に回動させると、補助トレイ44の回動軸44aと保持部60aとの係合状態が解除され、回動軸44aは溝部60に沿って下方に変位可能となる。その結果、補助トレイ44は図5及び図7に示すように背面側端部30a内に収納される。
<<<背面給送ユニットの構成について>>>
次に、図2、図6、図8及び図9を参照して背面給送ユニット28の構成について説明する。背面給送ユニット28は、図2に示すように装置奥行き方向において装置本体12の背面側に配置されている。媒体支持部32は、装置本体12の背面側において傾斜状態で配置されている。尚、図2において符号Y1は装置奥行き方向において媒体支持部32の後端部の位置を示し、符号Y2は媒体支持部32の前端部の位置を示している。
また、図2を参照するに、背面給送ユニット28は、支持フレーム62を備えている。支持フレーム62は、装置本体12の背面側端部に配置され、装置奥行き方向に延び、装置奥行き方向背面側から前面側に下るように傾斜している。支持フレーム62の上部には媒体支持部32が取り付けられ、媒体支持部32を支持している。支持フレーム62において媒体支持部32が取り付けられた側と反対の側、すなわち背面側には、従動ローラー40が回転自在に取り付けられている。
また、支持フレーム62の背面側において、装置奥行き方向において従動ローラー40より前面側の部分は、反転経路としての媒体搬送経路56の一部を構成する経路形成部62aとして構成されている。経路形成部62aは、一例として、反転ローラー38及び反転経路部30bの傾斜面58に向かい合っており、反転ローラー38及び傾斜面58と媒体搬送経路56を形成する。
ここで、図12を参照してローラー配置空間63について説明する。図12に示すように媒体支持部32の背面側、すなわち下面側の一部が媒体搬送方向に沿って切り取られた様な形状を成しており、他の構成要素が入り込むスペースが形成されている。本実施例では、これがローラー配置空間63となる。そして、媒体支持部32が第2状態にある際、従動ローラー40の少なくとも一部が装置高さ方向においてローラー配置空間63内に入り込んでいる。これにより、装置高さ方向において背面給送ユニット28の配置位置と、媒体反転ユニット30の配置位置とを近づけることができ、装置の小型化を図ることができる。尚、図12における矢印dは媒体支持部32の厚み方向を示している。
また、装置奥行き方向において媒体支持部32の後端部の位置Y1と前端部の位置Y2との間の領域、すなわち媒体支持部32の占有領域内に反転経路部30b、つまり反転ローラー38及び上流ローラー42が位置するように構成されている。そして、媒体反転ユニット30が装置本体12に装着されると、媒体支持部32の背面側、すなわち支持フレーム62の下方側に、反転経路部30bが入り込む。
さらに、反転ローラー38と当接して、媒体Pをニップする従動ローラー40も媒体支持部32の占有領域内に配置されている。また、反転ローラー38及び従動ローラー40は、装置奥行き方向において、収納状態にある補助トレイ44、すなわち背面側端部30aに収納された状態の補助トレイ44(図5及び図7参照)に対して装置奥行き方向前方側に配置されている。そして、図2に示すように、反転ローラー38及び従動ローラー40は、媒体支持部32の前端部の位置Y2よりも装置奥行き方向背面側に配置されている。すなわち、反転ローラー38及び従動ローラー40は、装置奥行き方向において、背面側端部30aに収納された状態の補助トレイ44と媒体支持部32との間に配置されているといえる。さらに、反転ローラー38及び従動ローラー40は、図2に示すように装置高さ方向において媒体支持部32の少なくとも一部とオーバーラップしている。
また、支持フレーム62において、媒体支持部32よりも媒体搬送方向下流側には、分離ローラー36と、「戻し部材」としての媒体戻しレバー64(図9)と、カバー部材66(図9)と、ローラー支持部材68とが設けられている。
図9を参照するに、ローラー支持部材68は、トルクリミッタ70を介して分離ローラー36を回動可能に支持している。また、分離ローラー36に取り付けられたトルクリミッタ70は、分離ローラー36に所定の回転抵抗を与えている。ここで、給送ローラー34から受ける回転トルクがトルクリミッタ70のリミットトルクを超えると、分離ローラー36は給送ローラー34に従動して回転する(図2において反時計回り方向)。
また、図9に示すようにローラー支持部材68には、付勢手段72が取り付けられている。尚、本実施例において付勢手段72は、一例としてコイルばねとして構成されている。具体的には、付勢手段72の一端部はローラー支持部材68に取り付けられている。そして、付勢手段72の他端部は、支持フレーム62に取り付けられている(図2参照)。そして、付勢手段72の付勢力は、ローラー支持部材68に取り付けられた分離ローラー36を給送ローラー34に向けて付勢するように作用する。
また、ローラー支持部材68の下面68aは、図2及び図6に示すように分離ローラー36の配置領域及び後述する回動軸76の一部を覆うとともに、媒体搬送経路56、つまり媒体Pの反転経路の一部を形成している。そして、ローラー支持部材68の下面68aには、下面68aから装置高さ方向下方側に突出するとともに、媒体搬送経路56に沿って延びる、複数のリブ74が設けられている(図8)。複数のリブ74は、装置幅方向、つまり媒体Pの幅方向に適宜間隔をおいて設けられている。そして、複数のリブ74は、媒体搬送経路56において媒体Pが搬送された際、媒体Pを案内する。
また、図9を参照するに、装置幅方向に延びる回動軸76には、適宜間隔をおいて媒体戻しレバー64が設けられている。本実施例では、一例として一対の媒体戻しレバー64が設けられている。そして、装置幅方向において一対の媒体戻しレバー64の間に分離ローラー36が配置されている。
また、回動軸76の一端部には、駆動レバー78が設けられている。回動軸76は、装置本体12に対して回動可能に取り付けられている。そして、装置本体12内に設けられた不図示の駆動手段により、駆動レバー78が回動軸76まわりに回動させられると、回動軸76も回動する。その結果、回動軸76の回動に応じて媒体戻しレバー64も回動軸76まわりに回動する。
媒体戻しレバー64は、回動軸76の回動に応じて、図6に示すように媒体支持部32から媒体Pを搬送する媒体搬送経路80に突出する姿勢と、媒体搬送経路80から退避する姿勢(不図示)とを切換可能に構成されている。ここで、図2及び図14を参照するに媒体支持部32から媒体Pを給送方向下流側に送り出す際、媒体支持部32は第2状態から第1状態に切り換えられて、給送ローラー34に接する方向に揺動する。そして、給送ローラー34は、媒体支持部32に載置された最上位の媒体Pと接し、該最上位の媒体Pを給送経路下流側に給送する。この際、次位以降の媒体Pは、分離ローラー36により最上位の媒体Pと分離され、媒体戻しレバー64が媒体搬送経路80に突出することにより、分離された次位以降の媒体Pが媒体支持部32に戻され、次位以降の媒体が不用意に媒体搬送経路80の下流側に給送されることを防止する。尚、媒体搬送経路80は媒体支持部32から給送ローラー34、分離ローラー36及び搬送ローラー対46を経て記録ヘッド26に至る媒体搬送経路である。
また、カバー部材66は、図9に示すように回動軸76の下方に配置されており、媒体戻しレバー64の配置領域及び回動軸76の一部を覆っている。また、カバー部材66は、装置幅方向においてローラー支持部材68に隣り合って設けられている。そして、カバー部材66の下面66aは、媒体搬送経路56、つまり媒体Pの反転経路の一部を形成している。そして、カバー部材66の下面66aには、下面66aから装置高さ方向下方側に突出するとともに、媒体搬送経路56に沿って延びる、複数のリブ82が設けられている。複数のリブ82は、装置幅方向、つまり媒体Pの幅方向に適宜間隔をおいて設けられている。そして、複数のリブ82は、媒体搬送経路56において媒体Pが搬送された際、媒体Pを案内する。
以下、図15〜図18を参照して、背面給送ユニット28から給送される媒体の両面に記録を行う場合に媒体が通過する経路について更に説明する。
媒体の両面に記録を行う場合、背面給送ユニット28を構成する媒体支持部32から給送された媒体は記録ヘッド26により記録が行われた後、搬送ローラー対46により、記録が行われる際の搬送方向とは逆方向(図15の矢印f1方向)に搬送されて媒体反転ユニット30に入る。図15において符号S1は、媒体反転ユニット30の反転ローラー38(反転ローラー38まわりの湾曲経路)に向かう媒体の一例を示している。
符号90は、搬送ローラー対46から反転ローラー38に向かう媒体の搬送経路の下側を形成する経路形成部材である。
そして媒体は、反転ローラー38により湾曲反転させられて、図16で示す様に反転ローラー38と従動ローラー40とのニップ位置から下流側に向かう。図16において符号S2は、先端が反転ローラー38と従動ローラー40とのニップ位置を抜けて下流側に向かう媒体の一例を示している。
尚、符号41は、図2、図6、図14では図示を省略した、従動ローラー40の上流側に設けられた従動ローラーである。従動ローラー41は、上流ローラー42と同様に、装置奥行き方向(Y方向)において反転ローラー38の占有領域内に収められており、装置の奥行き方向寸法の抑制が図られている。
そして図15及び図16に示す内容から明らかなように、媒体反転ユニット30によって反転される媒体は、背面給送ユニット28の背面の一部、より具体的には支持フレーム62の背面の一部である経路形成部62aによって形成される搬送経路を通り、搬送ローラー対46に送られる。
即ち、換言すれば背面給送ユニット28それ自体が、媒体反転ユニット30によって反転されて搬送ローラー対46に送られる媒体の搬送経路を形成するので、背面給送ユニット28と媒体反転ユニット30とを備える構成において、部品点数の削減と装置の大型化を抑制することができる。
また、図15及び図16に示す内容から明らかなように、記録ヘッド26により記録が行われた後、搬送ローラー対46により、記録が行われる際の搬送方向とは逆方向(図15の矢印f1方向)に搬送される媒体は、ローラー支持部材68の下側を通って媒体反転ユニット30に入り、再びローラー支持部材68の下側を通って搬送ローラー対46に送られる。
即ち、換言すれば背面給送ユニット28それ自体が、搬送ローラー対46から媒体反転ユニット30に向かう媒体の搬送経路を形成し、且つ、媒体反転ユニット30によって反転されて搬送ローラー対46に送られる媒体の搬送経路を形成するので、背面給送ユニット28と媒体反転ユニット30とを備える構成において、部品点数の削減と装置の大型化を抑制することができる。
尚、ローラー支持部材68と経路形成部材90との間の隙間(図17において符号92)は、図17に示す様に給送ローラー34の回転(即ち背面給送ユニット38からの媒体の給送)によって狭められる。即ちローラー支持部材68は揺動軸68bを中心に揺動可能であるとともに、付勢手段72(図2)によって分離ローラー36が給送ローラー34に向かう方向に付勢されている。非給送時は、図15に示す様に給送ローラー34の平坦部が分離ローラー36と対向しており、これによりローラー支持部材68は上昇位置にあり、ローラー支持部材68と経路形成部材90との間に形成される隙間(搬送経路の幅)は拡がっている。
この状態から給送ローラー34が回転して媒体の給送が始まると、図17に示す様に給送ローラー34の円弧部分が分離ローラー36を押し下げ、ローラー支持部材68は下降位置をとり、ローラー支持部材68と経路形成部材90との間に形成される隙間(搬送経路の幅)が狭まる。この状態では、背面給送ユニット28からの媒体の給送中であるので、搬送ローラー対46から媒体反転ユニット30への媒体の搬送は行われない。
尚、反転ローラー38と従動ローラー40とのニップ位置、即ち反転ローラー38まわりの湾曲経路の出口と、ローラー支持部材68の下側と、の間の媒体搬送経路に、図18に示す様に媒体の撓みを形成可能な空間Arが設けられている。この空間Arは、媒体のスキュー矯正の際に利用される。即ち反転ローラー38から搬送ローラー対46に向けて搬送される媒体(図18において符号S3)に対しスキュー矯正を行う場合、回転を停止させた搬送ローラー対46に対し、媒体先端を反転ローラー38の回転によって突き当てる。
この際に搬送ローラー対46と反転ローラー38との間で媒体に撓みを形成することで、媒体先端を搬送ローラー対46のニップに倣わせる。そして媒体反転ユニット30における湾曲経路の出口と、ローラー支持部材68の下側と、の間の媒体搬送経路に、空間Arが設けられているので、搬送ローラー対46の上流側で斜行(スキュー)矯正の為の撓みを適切に形成することができ、ひいてはスキュー矯正を適切に行うことができる。
尚、図15〜図18を参照しつつ説明した実施形態において、媒体支持部32は、必ずしも上下動可能な構成である必要はなく、例えば固定的に設けられていても良い。具体的には、例えば媒体支持部32が手差しトレイの形態であっても構わない。
次に図10を参照して、給送口カバー18について説明する。本実施例において、給送口カバー18は、装置奥行き方向前面側端部を回動軸として装置本体12に対して回動可能に構成されている。そして、給送口カバー18の自由端、つまり装置奥行き方向背面側端部18aの下面には、ローラー84が回転自在に取り付けられている。図10に示すように、媒体支持部32及び補助トレイ44に跨って複数の媒体Pが傾斜した姿勢で媒体支持部32及び補助トレイ44に支持されている状態において、給送口カバー18を閉じようとすると、ローラー84が複数の媒体Pにおいて最上位の媒体Pと接触する。
そして、媒体支持部32及び補助トレイ44に支持された複数の媒体Pにおいて、給送が開始されると、最上位の媒体Pから給送方向下流側に給送される。ここで、最上位の媒体Pが給送ローラー34と分離ローラー36とにニップされて装置本体12内に引き込まれる際、ローラー84が最上位の媒体Pの動きに応じて回転する。その結果、最上位の媒体Pの給送時における搬送負荷が小さくなり、最上位の媒体Pが給送される際に最上位の媒体Pに傷が付くことを低減できる。
また、図11を参照するに、給送口カバー18を装置本体12に対して閉じると、ローラー84は装置本体12内に収納される。ここで、例えば、給送口カバー18にローラー84を設けない構成とすると、給送口カバー18が媒体支持部32及び補助トレイ44に支持された媒体Pに接触して搬送負荷が大きくなり、媒体Pを給送する際に傷が付く場合がある。そこで、媒体支持部32に支持された媒体Pに給送口カバー18が接触しないように補助トレイ44に給送口カバー18を支持するためのリブを設けると、補助トレイ44を装置本体12内に収納する際、リブの高さ寸法に応じて補助トレイ44の収納スペースが増大する。その結果、プリンター10のサイズが大きくなる。本実施例では、給送口カバー18にローラー84を設けたので、補助トレイ44の収納スペースを小さくでき、装置サイズの小型化を図ることができる。
また、補助トレイ44を使用状態から収納状態へ切換えると、補助トレイ44も装置本体12内に完全に収納される。その結果、図11に示すようにプリンター10の上面及び背面がフラットな状態となり、デザイン性に優れたものとなる。
<<<実施例の変更例>>>
本実施例において、図12に示すように待機状態の媒体支持部32の背面側、すなわち下面側の一部が媒体搬送方向に沿って切り取られて、ローラー配置空間63を形成する構成としたが、この構成に代えて、図13に示すように待機状態の媒体支持部86の背面側に従動ローラー40の少なくとも一部を受け入れられる凹部を形成し、当該凹部をローラー配置空間88としてもよい。尚、図13における矢印dは媒体支持部86の厚み方向を示している。また、符号86aは媒体支持部86の支持面を示している。
上記説明をまとめると、プリンターは、媒体Pを給送する給送ローラー34と、媒体Pを傾斜姿勢で支持するとともに支持した媒体Pを給送ローラー34に対して押し上げる第1状態と支持した媒体を給送ローラー34から離間させる第2状態とを切り換える媒体支持部32を備えた、装置背面側に設けられる背面給送ユニット28と、媒体支持部32の下側に設けられ、媒体Pを反転させる反転ローラー38を備えた媒体反転ユニット30と、を備え、背面給送ユニット28の背面側の少なくとも一部は、反転ローラー38まわりの媒体搬送経路56を形成しており、背面給送ユニット28は、反転ローラー38との間で媒体Pをニップする従動ローラー40を備え、従動ローラー40ーの少なくとも一部は、媒体支持部32が第2状態にある際に、媒体支持部32の背面側に形成されたローラー配置空間63、88に入り込む。
上記構成によれば、背面給送ユニット28は、反転ローラー38との間で媒体Pをニップする従動ローラー40を備え、従動ローラー40の少なくとも一部は、媒体支持部32が第2状態にある際に、媒体支持部32の背面側に形成されたローラー配置空間63、88に入り込むので、従動ローラー40の少なくとも一部がローラー配置空間63、88に入り込むことで、背面給送ユニット28及び媒体反転ユニット30の、両者の配置位置を近づけることができ、装置の小型化を図ることができる。
反転ローラー38及び従動ローラー40は、装置奥行き方向において媒体支持部32の占有領域内に収められている。この構成によれば、装置の奥行き方向寸法を抑制できる。
反転ローラー38及び従動ローラー40は、装置高さ方向において媒体支持部32の少なくとも一部とオーバーラップしている。この構成によれば、装置の高さ方向寸法を抑制できる。
媒体支持部32とともに背面給送ユニット28にセットされる媒体Pを支持する補助トレイ44を備え、補助トレイ44は、装置背面側に収納される収納状態と、収納状態から上方に引き出され、媒体支持部32が媒体Pを支持する支持面32aを延長する使用状態と、を切り換え可能に設けられ、反転ローラー38及び従動ローラー40は、装置奥行き方向において、収納状態にある補助トレイ44と、媒体支持部32と、の間に位置している。この構成によれば、媒体支持部32と補助トレイ44との間のスペースを利用して反転ローラー38及び従動ローラー40を配置することで、装置の小型化を図ることができる。
反転ローラー38まわりの媒体搬送経路56において従動ローラー40より上流側に、反転ローラー38との間で媒体Pをニップする上流ローラー42を備え、上流ローラー42は、装置奥行き方向において反転ローラー38の占有領域内に収められている。この構成によれば、上流ローラー42を備える構成において、装置の奥行き方向寸法を抑制できる。
背面給送ユニット28は、媒体支持部32に支持された媒体Pを給送する給送ローラー34との間で媒体をニップして分離する分離ローラー36と、給送ローラー34と分離ローラー36とによって分離された媒体Pを上流側に戻す媒体戻しレバー64と、媒体戻しレバー64の配置領域と、反転ローラー38から下流の媒体搬送経路56と、の間に位置して媒体戻しレバー64の配置領域を覆うとともに、反転ローラー38から下流の媒体搬送経路を形成するカバー部材66とを備えている。この構成によれば、媒体戻しレバー64の配置領域を覆うカバー部材66が、反転ローラー38から下流の媒体搬送経路56を形成する機能を担うので、部品点数の増加を抑制して低コスト化を図ることができる。
背面給送ユニット28は、分離ローラー36を支持するローラー支持部材68を備え、ローラー支持部材68は、分離ローラー36の配置領域と、反転ローラー38から下流の媒体搬送経路56と、の間に位置して分離ローラー36の配置領域を覆うとともに、反転ローラー38から下流の媒体搬送経路を形成する。この構成によれば、分離ローラー36を支持するローラー支持部材68が、反転ローラー38から下流の媒体搬送経路56を形成する機能を担うので、部品点数の増加を抑制して低コスト化を図ることができる。
媒体反転ユニット30は、装置本体12に対して着脱可能に構成されている。この構成によれば、紙ジャムが生じた場合のジャム処理作業が容易となる。
また、本実施形態では本発明に係る背面給送ユニット28及び媒体反転ユニット30を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10…プリンター、12…装置本体、14…スキャナーユニット、16…カバー、18…給送口カバー、18a、30a…背面側端部、20…操作パネル、22…排出口、24…キャリッジ、26…記録ヘッド、28…背面給送ユニット、30…媒体反転ユニット、30b…反転経路部、32、86…媒体支持部、32a、86a…支持面、32b…媒体支持部の上流側端部、32c…媒体支持部の下流側端部、34…給送ローラー、35…付勢手段、36…分離ローラー、38…反転ローラー、40…従動ローラー、41…従動ローラー、42…上流ローラー、44…補助トレイ、44a…回動軸、46…搬送ローラー対、46a…搬送駆動ローラー、46b…搬送従動ローラー、47…ローラー支持部材、48…ロック手段、48a…ロック解除レバー、50…駆動ギア、52…下部経路形成部材、54…上部経路形成部材、56、80…媒体搬送経路、58…傾斜面、60…溝部、60a…保持部、62…支持フレーム、62a…経路形成部、63、88…ローラー配置空間、64…媒体戻しレバー、66…カバー部材、66a、68a…下面、68…ローラー支持部材、70…トルクリミッタ、72…付勢手段、74、82…リブ、76…回動軸、78…駆動レバー、84…ローラー、90…経路形成部材、d…媒体支持部の厚み方向、P…媒体、P1…一点鎖線、P2…二点鎖線

Claims (13)

  1. 媒体を給送する給送ローラーと、
    媒体を傾斜姿勢で支持するとともに支持した媒体を前記給送ローラーに対して押し上げる第1状態と支持した媒体を前記給送ローラーから離間させる第2状態とを切り換える媒体支持部を備えた、装置背面側に設けられる背面給送ユニットと、
    前記媒体支持部の下側に設けられ、媒体を反転させる反転ローラーを備えた媒体反転ユニットと、を備え、
    前記背面給送ユニットの背面側の少なくとも一部は、前記反転ローラーまわりの媒体搬送経路を形成しており、
    前記背面給送ユニットは、前記反転ローラーとの間で媒体をニップする従動ローラーを備え、
    前記従動ローラーの少なくとも一部は、前記媒体支持部が前記第2状態にある際に、当該媒体支持部の背面側に形成されたローラー配置空間に入り込む、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記反転ローラー及び前記従動ローラーは、装置奥行き方向において前記媒体支持部の占有領域内に収められている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記反転ローラー及び前記従動ローラーは、装置高さ方向において前記媒体支持部の少なくとも一部とオーバーラップしている、ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記媒体支持部とともに前記背面給送ユニットにセットされる媒体を支持する補助トレイを備え、
    前記補助トレイは、装置背面側に収納される収納状態と、前記収納状態から上方に引き出され、前記媒体支持部が媒体を支持する支持面を延長する使用状態と、を切り換え可能に設けられ、
    前記反転ローラー及び前記従動ローラーは、装置奥行き方向において、前記収納状態にある前記補助トレイと、前記媒体支持部と、の間に位置している、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、前記反転ローラーまわりの媒体搬送経路において前記従動ローラーより上流側に、前記反転ローラーとの間で媒体をニップする上流ローラーを備え、
    前記上流ローラーは、装置奥行き方向において前記反転ローラーの占有領域内に収められている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、前記背面給送ユニットは、前記給送ローラーとの間で媒体をニップして分離する分離ローラーと、
    前記給送ローラーと前記分離ローラーとによって分離された媒体を上流側に戻す媒体戻し部材と、
    前記媒体戻し部材の配置領域と、前記反転ローラーから下流の媒体搬送経路と、の間に位置して前記媒体戻し部材の配置領域を覆うとともに、前記反転ローラーから下流の媒体搬送経路を形成するカバー部材と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項6に記載の記録装置において、前記背面給送ユニットは、前記分離ローラーを支持するローラー支持部材を備え、
    前記ローラー支持部材は、前記分離ローラーの配置領域と、前記反転ローラーから下流の媒体搬送経路と、の間に位置して前記分離ローラーの配置領域を覆うとともに、前記反転ローラーから下流の媒体搬送経路を形成する、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項7に記載の記録装置において、媒体に記録を行う記録部と、
    前記記録部に向けて媒体を搬送する搬送手段と、を備え、
    媒体の両面に記録を行う場合、前記媒体支持部から給送された媒体は前記記録部により記録が行われた後、記録が行われる際の搬送方向とは逆方向に搬送されて前記媒体反転ユニットに入り、前記背面給送ユニットの背面の一部により形成される搬送経路を通って前記搬送手段に送られる、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項8に記載の記録装置において、前記記録部により記録が行われた後、記録が行われる際の搬送方向とは逆方向に搬送される媒体は、前記ローラー支持部材の下側を通って前記媒体反転ユニットに入り、再び前記ローラー支持部材の下側を通って前記搬送手段に送られる、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 媒体に記録を行う記録部と、
    前記記録部に向けて媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段に向けて媒体を給送する給送ローラーと、
    前記給送ローラーによって給送される媒体を傾斜姿勢で支持する媒体支持部を備えた、装置背面側に設けられる背面給送ユニットと、
    前記媒体支持部の下側に設けられ、媒体を湾曲させて反転させる湾曲経路を備えた媒体反転ユニットと、を備え、
    媒体の両面に記録を行う場合、前記媒体支持部から給送された媒体は前記記録部により記録が行われた後、記録が行われる際の搬送方向とは逆方向に搬送されて前記湾曲経路に入り、前記背面給送ユニットの背面の一部により形成される搬送経路を通って前記搬送手段に送られる、
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 媒体に記録を行う記録部と、
    前記記録部に向けて媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段に向けて媒体を給送する給送ローラーと、
    前記給送ローラーによって給送される媒体を傾斜姿勢で支持する媒体支持部を備えた、装置背面側に設けられる背面給送ユニットと、
    前記媒体支持部の下側に設けられ、媒体を湾曲させて反転させる湾曲経路を備えた媒体反転ユニットと、を備え、
    前記背面給送ユニットは、前記給送ローラーとの間で媒体をニップして分離する分離ローラーと、
    前記分離ローラーを支持するローラー支持部材と、を備え、
    媒体の両面に記録を行う場合、前記媒体支持部から給送された媒体は前記記録部により記録が行われた後、記録が行われる際の搬送方向とは逆方向に搬送されて前記ローラー支持部材の下側を通って前記湾曲経路に入り、再び前記ローラー支持部材の下側を通って前記搬送手段に送られる、
    ことを特徴とする記録装置。
  12. 請求項11に記載の記録装置において、前記湾曲経路の出口と、前記ローラー支持部材の下側と、の間の媒体搬送経路に、媒体の撓みを形成可能な空間が設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の記録装置において、前記媒体反転ユニットは、装置本体に対して着脱可能に構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
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